キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【まさかの】Another-C_2【色恋沙汰】

1 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/04(火) 18:06:08 ID:???

この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。





…恋愛は二の次の筈です。

45 :森崎名無しさん:2011/01/05(水) 17:38:20 ID:???
★着てみちゃう?→ クラブ2


46 :森崎名無しさん:2011/01/05(水) 17:43:30 ID:???
 ★モニカの目利力→8+ 26 (Max50)

47 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/05(水) 18:03:42 ID:???

>着てみちゃう?→クラブ2・・・やっぱり無理、この店に私が似合うドレスは無いみたい。
>モニカの目利力→8+ 2 + 6 = 16 (Max50)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ブンブンとモニカは全力で首を横に振った。
想像の中のロリドレスに身を包んだ自分は、彼女にとって胸が悪くなるだけであった。
想像だけでこの有様ならば、実際に着た時のショックは如何ほどであるか・・・
そう考えた結果、今回は試着を止(よ)す事に決めた。

モニカ「うーん・・・色々とデザインはあるけれど、基本はフリフリなのね。
     どうやらこの店に私が似合うドレスは無いみたい。」

ふぅ・・・と軽い溜息を吐くモニカ。
しかし簡単に理想のドレスと出会えるとは最初から思っていない。
すぐに気を取り直し、次の店へと移動する事にした。

店員「また御越し下さぃぁせー↑」

モニカ「どうもー。」


48 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/05(水) 18:04:54 ID:???

再びショッピングアーケードへと降り立ったモニカ。
少し奥の街路に入ってみるべきかと思い、歩を進めてみる。
すると・・・。

先着で
 ★モニカの奇妙な冒険2“恋愛(せんとう)潮流”→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ、ハート7以下→再びブティックを発見、順調順調。
ハート8以上→…ランジェリーショップがモニカの目に留まった…だと……?
スペード→子供が泣いているのを発見。
クラブ→所在ないモニカに近づき、話しかける者が…(さらに分岐)
クラブA→何故だか店のシャッターが次々と閉まり始めた。 スト? ストライキの日なの?
JOKER、ダイヤK→アーケードの奥にある中華テイストの店にビビっと電波を感じた。


49 :森崎名無しさん:2011/01/05(水) 18:10:16 ID:TRHqI8j+
★モニカの奇妙な冒険2“恋愛(せんとう)潮流”→ ダイヤ9


50 :キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/01/05(水) 18:18:28 ID:???
遅ればせながら新スレ乙です!
それにしても、なんという2828タイム……。これはモニカさんに転んでもしょうがないw
一体貴公子はどこまで行ってしまうのか楽しみなところですねw

その面はさておき、残る試合も強敵揃いの熱戦になりそうな雰囲気が。
果たして三杉たちフィオレンティーナの面々は勝ち抜けるのかも楽しみにさせていただきます。
それでは今年もよろしくお願いしますね!

51 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/05(水) 19:28:54 ID:???

>>50
霧雨さんあざーーーっす。
いやいや、2828タイムだったのは霧雨さんのスレじゃないですかー!
ドキドキワクテカさせて貰いましたよ、もう!
こっちの2人と同じくらいそっちの2人がどこまで行くか気になってますからね!
こちらこそ、今年もどうぞ宜しくお願い致しましー。
===============================================

>モニカの奇妙な冒険2“恋愛(せんとう)潮流”→ダイヤ・・・再びブティックを発見、順調順調。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

モニカ「あれ、あのお店いいんじゃない?」

道往くモニカが次に目を着けたのは、先程とは違いシックな雰囲気の店だった。
ウィンドウの色合いは深い色が多く、どちらかと言うと彼女の好みである。
店の名前は・・・どうやら『藁の家』だろうか?
スペルから察するに、どうやらドイツのブランドらしい。

モニカ「うーん・・・デザインは垢抜けてないかも知れないけれど、
     実際のパーティーじゃなくてディナーなら良い感じかも知れないし・・・見てみよ。」


52 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/05(水) 19:30:34 ID:???

少しだけ考えてからモニカは店内へと入って行った。
先ずはさっきのみたいな店員が出てこない事を祈りつつ店内を見回してみる。
思った以上に落ち着いた雰囲気であり、とても静かだった。
ただデザインは古ぼけたものが多いように思え、モニカはつい苦笑してしまった。

シュトロハイム「今時のデザインではないと思うかね?」

モニカ「えっ?」

突然奥から聞こえた男性の声に、モニカはビクッと反応した。
何と言うか・・・精悍な顔付きと鍛えられた肉体、およそショップ店員とは思えない姿の男が現れた。

シュトロハイム「ヨーロッパの格言にこんなのがある…『老人が自殺する所…その町はもうすぐ滅びる』
         この店はジェントルレディと御老人を楽しませる事を目的としたブティック。
         特に御老人だ、これまで労働に駆られてきた老人にお洒落を楽しんで頂きたいぃぃ。
         それが街を明るくするのだぁぁぁぁっ、フッフッフ・・・。」

モニカ「えっと・・・なるほど、素敵な志のお店なんですね。
     でもどうやら私が探している服とは少し毛色違うみたい・・・。」

何やら嫌な予感・・・と云うか、眼前の男の威圧感にモニカは気圧されていた。
これは素早く退散すべきかも知れないと、社交辞令でやり過ごそうとする。
だが男はニンマリと嫌らしい笑顔を浮かべ、それと同時に大きな声を上げたのだった。


53 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/05(水) 19:32:20 ID:???

シュトロハイム「我がドイツの服飾センスは世界一ィィィ!
         見付からんことはないイイィーーーーーーーッ!!」

モニカ「ひっ!」

シュトロハイム「小娘! 人種はちがえど、わたしはおまえのような優しさ勇気ある者に敬意を表す!
         すぐれた人間のみお洒落を楽しめば良い! さあユックリ見ていけ!」

モニカ(な、なに言ってるのこの人!? に、逃げ・・・!)


先着3名様で
 ★ハッピー うれピー よろピくねー→! card
 ★モニカの目利力→16+! dice + ! dice
 ★モニカの会話力→8+! dice + ! dice
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ、ハート→だがモニカは踏み止まった。 奥の柱に素敵な彫刻と、その横に大人っぽいドレスが。
スペード、クラブ→この店はヤバイ、命を失う・・・そんな気がしたのだから逃げても仕方がない。
クラブ3以下→ダメだ・・・今日は撤収。
JOKER→カラン・・・と、ここで誰かが店に入ってきた。

モニカの目利力、会話力はMAX50まで上昇します。
30で平均的な年頃女性のセンス、40でクラウディアレベル、50で貴婦人レベルです。
1ゾロが出ると貴腐人レベルが1上昇してしまいます。


54 :森崎名無しさん:2011/01/05(水) 19:33:15 ID:???
★ハッピー うれピー よろピくねー→ ダイヤ3


55 :森崎名無しさん:2011/01/05(水) 19:35:01 ID:???
 ★モニカの目利力→16+ 31

56 :森崎名無しさん:2011/01/05(水) 19:36:08 ID:???
 ★モニカの会話力→8+ 44

57 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/05(水) 19:39:18 ID:???
モニカさんが柱に近付きます、という所で本日は終了です。
ダイヤ率が高いのは気のせいか、彼女のやる気なのか・・・
横道に逸れまくりですが今暫らくお付き合いをお願い致します。
ではまた次回も宜しくお願いしまー

58 :森崎名無しさん:2011/01/05(水) 20:55:18 ID:???
震えるぞハート(とダイヤ)!
燃え尽きるほどヒート!(燃え尽きたのはルーベンさんだけどね!)
刻むぞ!淑女のビート!(ビッチとかニートとか腐女子のビートとかはナシの方向でw)


あれ?この話アナザーカンピオーネだよね?
くやしい…!でも…wktkしちゃう!乙でした!

59 :森崎名無しさん:2011/01/05(水) 23:31:51 ID:???
モニカ貴婦人化にも期待したいが
精一杯頑張ったおしゃれが超絶ダサいというのも
それはそれで捨て難かったりする乙でした

60 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/06(木) 14:22:22 ID:???

>>58 淑女のビートってなんかJoJoのランティス組曲(ヒロイン)を連想しちゃって嬉しすなぁ。
   ってかビッチでニート=ビートってマジすか?新しくないっすか?いけてるっしょ、ウィッシュ!
>>59 初々しさ、ぎこちなさが可愛いってのもありますよね。
===============================================

>ハッピー うれピー よろピくねー→ダイヤ・・・だがモニカは踏み止まった。云々。
>モニカの目利力→16+ 3 + 1 = 20(Max50)
>モニカの会話力→8+ 4 + 4 = 16(Max50)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ゴゴゴゴゴ・・・

モニカ(な、なに言ってるのこの人!? に、逃げ・・・!)

蛇に睨まれた蛙・・・!
そう、今のモニカの精神状態を文字2つで表すならば『恐怖』。
狂人と遭遇した常人は、まず自らの常識が通用しない事に恐怖する。
だが、その次に採る行動は2つ・・・“怖れをそのままに逃げる”か“勇気に変えて立ち向かう”かだ。

モニカ(・・・・・・逃げる・・・ダメ、そんなの・・・この人が狂人だって決め付けて逃げ出して・・・
     もしこの人が狂人ではなく、コミュニケーションの取り方が苦手なだけだったら?
     自分の思い込みだけで相手の内面を決めつけ、それで相手を傷つける事になったら?
     そんなのは人として失礼な行為、女としての自信をつける以前の話だわ!)


61 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/06(木) 14:25:25 ID:???

立ち向かうという行動の意味・・・それは即ち相手を知ろうとする意志、理解への道筋。
程度の大小あれど、知らない相手とコミュニケーションを取る事、それは“恐怖”を我が物とする事。

モニカ(そうよ、こんな体格の男性だもの・・・私に何かするつもりなら、とっくにやれている。
     言動が怪しげでなのは否定できないけれど、少なくとも暴漢ではないわ。)

シュトロハイム「ふふ、どうしたぁ・・・服を探しにきたんじゃないのかぁぁ?
         って、ドジこいたーーーっ! 夕暮れ時で店内が暗い事に気付かずこれはいかーん!
         お客様はお怒りになる! かくなる上は・・・えい、紫外線照射装置作動。」

パチッ


モニカ(・・・)

どう見ても単に電灯のスイッチを入れただけであった。
勿論ブラックライトではなく白熱灯の明かりが店内を照らす。
・・・と、モニカは男の両手が金属製の義手である事、そして片眼鏡をかけている
と思っていた右目の周囲も、何やら仰々しい金属の何かである事に初めて気付いた。

モニカ「あっ・・・義手? それから目も・・・」

シュトロハイム「ふふふ、お恥ずかしい・・・これは戦争ののせいでなった物でな。
         大抵の人はこれを見て一目散に逃げ出すのだが・・・おまえは違うようだ。」

モニカ「え、ええ。 危害を加えるつもりのない人に対して逃げる理由はないわ。」


62 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/06(木) 14:26:42 ID:???

モニカの心はすでに十分据わっており、シュトロハイムの言葉に対して堂々と答える事が出来た。
これにはシュトロハイムも感嘆を示し、嬉しそうに言葉を紡ぎたてる。

シュトロハイム「ふふ・・・お嬢さん、貴女は本当に敬意に値するようだ。
         人間の偉大さは『恐怖に耐える誇り高き姿にある』 ギリシアの史家、プルタルコス
         の言葉だ。 貴女は先程まで恐怖に顔を引き攣らせていたのに、今はこの言葉の
         示すような誇り高い顔をしている。 先程小娘と言った無礼をお詫びしよう。

モニカ「あ・・・いいえ、無礼だったのは私もですから。」

男の目に温かい笑みが滲み、ようやくモニカも安心を得た。
先程の言葉から、どうやら外見によって人から敬遠される事が多かったようである。
もしや人と話すのも久し振りで、嬉しさのあまり興奮を隠せなかったのでは・・・とも思った。

シュトロハイム「フッ・・・我が名はシュトロハイム、ルドル・フォン・シュトロハイム。
         誇り高きドイツの退役軍人さ。」

モニカ「あ・・・私はモニカです。」

こうしてモニカはシュトロハイムと知り合う仲となったのである。
緊張の反動か、モニカは直ぐにドレスを探すでなくシュトロハイムの会話に付き合った。
本当に人付き合いが久し振りなのか、シュトロハイムは楽しげによく喋っていた。


63 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/06(木) 14:28:14 ID:???

シュトロハイム「時にお嬢さん・・・私の歳は幾つくらいに見えるね?」

モニカ「えっと・・・・・・30くらいですか・・・?」

シュトロハイム「ふふ、こう見えても78歳さ。」

モニカ「へぇ〜意外と・・・・・・って! え!? ・・・いやいやいや、うそばっかし。」

シュトロハイム「ハッハッハ、だろうね。 でも冗談ではないんだ、これがな。
         この義手にこの目・・・実は私の身体は機械で出来ているのさ。
         お陰で見た目は改造したあの日とまったく変わらん。」

んなバカな・・・と流石にモニカも呆気に取られた。
もしかしてユーモア? 口説かれてる? とか、そんな事も頭によぎったが・・・。
戦争のせいでなった身体、自分は退役軍人と言っていたのを思い出し、首を傾げる。

モニカ(ドイツ人が戦争? 第二次大戦より後に戦争なんかあった? しかもこの人どう見ても30前後、
     退役軍人にしたってあまりに若すぎるし・・・あれ? あれ?)

シュトロハイム「ハッハッハ、まあまあジョークと思ってくれて構わんさ。
         外見が年齢よりも遥かに若く見えるのは私だけではないがね?」

頭上に“?”が止まらなくなったモニカを見て、シュトロハイムは声を上げて笑った。
モニカは何だか判らないが担がれたのだと思い、憤慨に頬を膨らませる。


64 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/06(木) 14:33:19 ID:???

そっぽを向いた視線の先、モニカはふと店の奥にある柱に目を奪われた。
その柱には人物の全身像が彫刻されている。
そして、その柱の横には大人びたドレスがかけてあった。

シュトロハイム「柱の女に目を着けたか、流石に目が高い。」

モニカ「柱の女?」

シュトロハイム「およそ12000年前に繁栄していたと言われる神、或いは悪魔と呼ばれていた、
         美貌と知性を兼ね備えた一族・・・その生き残りさ。 眠っている間は石となって
         柱と同化しているが、2000年周期でその柱から起き出して活動を始めるんだ。
         50年ちょっと前に起きた時は、そりゃ大騒ぎだったもんさ。」

モニカ「ふぅ、そういう神話って事なんですね。 それより隣のドレスは?」

シュトロハイム「うん? ああ、彼女が着ていたドレスを再現したものさ。 見てみるかね?」

モニカはシュトロハイムに導かれ、ドレスと・・・それから柱の前にやってきた。
そのドレス、そして彫刻の女性の様相はというと・・・


65 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/06(木) 14:34:38 ID:???

先着で
 ★柱の女→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ→まるで星を散りばめたかのようなドレス・・・まさに流法(モード)は光、カーズ様だ。
ハート→そのドレスは柔らかく揺らめいて風を感じる・・・まさに流法(モード)は風、ワムウだ。
スペード→燃えるように赤く大胆なデザイン・・・まさに流法(モード)は炎、ワムウだ。
クラブ→よく見たら安っちい踊り子の衣装だ・・・柱の女性もすっぽんぽんだし、こりゃサンタナだ。
JOKER→カラン・・・と、ここで誰かが店に入ってきた。


※ダイヤ〜スペードの場合、目利力がマークに応じた分だけアップします。
※各マークでKの場合、モニカの頭の中に何やら声が聞こえてきます。

66 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/06(木) 14:36:45 ID:???
すみまっせん
スペードの人はエシディシさんです

67 :森崎名無しさん:2011/01/06(木) 14:40:05 ID:???
★柱の女→ ハート9


68 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/06(木) 15:28:15 ID:???
新スレ乙です〜。
なんというリア充展開……おのれ三杉、もげろ。
サッカーの方ではやはり新田君の活躍が気にかかります。
次の対戦相手をまたも意識しているようですが、これが更なる成長に繋がるのでしょうか……。
恋模様の行方、そして三杉率いるフィオレンティーナの行方に期待をしております。

69 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/06(木) 18:57:15 ID:???

>>68
ポイズンさん乙感謝です!
いやいや、美少女きょぬー(?)現人神が彼女の反町では説得力が足りないですね!
まあスレ主的にも二股は絶対に許早苗ですが!w
そしていつもの新田くん押し感謝です、きっと彼も活躍してくれるでしょう。
===============================================

>ハート→そのドレスは柔らかく揺らめいて風を感じる・・・まさに流法(モード)は風、ワムウだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

モニカ「綺麗・・・。」

近くづいてみると、そのドレスの美しさは更に際立って映り、思わずモニカも感嘆の声をもらした。
それは薄く柔らかい素材であり、店内だというのに不思議に揺らめいていた。
このドレスからモニカが感じ取った印象は風・・・涼やかで今の季節にピッタリである。
また柱の彫刻された女性像も美しく、当然ながら同じデザインのドレスを完璧に着こなしている。
これを見る事が出来ただけで、モニカの目は肥え 更にセンスが磨かれたと言えよう。

※モニカの目利力にボーナス 20+ 3 = 23(Max50) 


70 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/06(木) 18:58:56 ID:???

シュトロハイム「ふっふっふ、ドイツの再現能力は世界一ィィィ!
         どうだ! この軽さ、この質感・・・オリジナルと何ら変わる所がない。」

モニカ「フフ、まるで自分の目で本物を見たかのように言うんですね。
     でも本当に素敵・・・何もなくても風がそよいでいるみたいだわ・・・。」

シュトロハイム「うむ、恋愛(せんとう)の天才ことワムウ・・・彼女がこのドレスを身に纏い、
         そして必殺の神砂嵐を繰り出した時、心を奪われぬ男は居なかった。
         また実に艶やかにドレスが舞ったものよ・・・ジュルリ」

ただの妄想なのか、それとも想起なのか?
ともかくシュトロハイムは脳裏に思い描いた物に意識を奪われているようだった。
あまりのだらしない表情にモニカはドン引き半歩手前。

モニカ「えっと・・・ノックしてもしもーし?」

シュトロハイム「ハッ! いや、すまん。 どうだ、もし良ければ着てみるかね?」

モニカ「えぇっ! いいんですか!?」

思ってもみなかったシュトロハイムの申し出に、モニカは満面の喜色を浮かべる。
これに対してシュトロハイムは、孫に向けるような温かみのある笑顔で頷いた。


71 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/06(木) 18:59:56 ID:???

モニカ(素敵・・・こんなドレスを着る事ができるなんて。
     でもどうかな、私に彫像の女性みたいに着こなせるかな・・・。)

ドレスを手渡されて試着室に入ったモニカは当然ながら胸が躍り・・・
そしてまた、その直後に同じくらい不安に駆られたのだった。


先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★風の羽衣 荘厳さ35+(! card)=★
 ★モニカ 目利力24+(! card)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい、カードやダイスで分岐します。

【ドレス】−【モニカ】
≧6→ダメだー 完全に着られている状態、ドレスばかりに目がいくね。
=5〜-1→着こなす事は出来ていないが、ドレスに負けないようにするヒントを得て目利力向上。
≦-2→ドレスを完全に支配下においた!

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
モニカのマークがハートで「可愛くなりたい!(+4)」、クラブで「自信不足(-4)」が発動します。
またモニカの数字がAなら「ワムウの寝言」が発動し15扱いになります。

72 :森崎名無しさん:2011/01/06(木) 19:02:37 ID:???
 ★風の羽衣 荘厳さ35+( クラブ5 )=★

73 :逆襲の若島津 ◆KDdgoChxgs :2011/01/06(木) 19:03:46 ID:19J/ntgU
★モニカ 目利力24+( クラブ4 )=★


74 :森崎名無しさん:2011/01/06(木) 19:10:28 ID:???
これはもうチャイナドレスしか無いのか…!

75 :森崎名無しさん:2011/01/06(木) 19:10:55 ID:???
痛恨の一撃!
モニカは着られた!

76 :キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/01/06(木) 19:37:17 ID:???
新スレ乙ですー。
マルコ登場に、ナディアとクラウディアとは……明日にでも全巻読み直せと!?
日本の面々は苦しいでしょうが、PKで自分が読まれてしまったゴールキーパーの登場にも期待しております。
三杉と彼らがどう絡むか、恋愛の展開以上に見逃さず見届けたいです!

77 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/06(木) 19:53:15 ID:???

>>76
松山さんこんばんちー! 乙感謝です、ロデオがやったよ!
まあ女性キャラは名前と設定を拝借しただけなんで、選手みたくまるっと出張してる訳ではないですがw
これからどんな事になっていくやら分かりませんが、どうにか楽しく書いていこうと思います。
===============================================

 風の羽衣 荘厳さ35+( クラブ5 )=40
 モニカ 目利力24+( クラブ4 )+(自信不足-4)=24
【ドレス】−【モニカ】≧6→ダメだー 完全に着られている状態、ドレスばかりに目がいくね。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ドレスを身に纏い、その身を鏡に映して・・・モニカはホロリと一筋。
着ている物の荘厳さに中身が負けているのは、モニカの自信の無さを差し引いても明らかだった。
しかも胸は少し・・・いや、結構余裕があってピタリとフィットしていない。
また丈に対してモニカの脚が長すぎるため、少し歩くだけで下着がチラチラと見えてしまう。

モニカ「はぁ・・・・・・・・・何かしらね、これ・・・ どう考えてもドレスと下着にしか目がいかない・・・
     アタシなんなの? パンツ要員なの? 全く、これじゃまるで痴女だわ・・・。」

昼間のスタジアムでキャミソール1枚になったのは無かった事にして、
とにかく自分の腰から上に対して心の底から嘆くモニカ。
だが蹲(うずくま)っている時間はない、長く見ていても仕方がない。
懸命に頭を切り替えて、元の服に着替えたのだった。


78 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/06(木) 19:54:32 ID:???

ザァッ!

試着室のカーテンを開けるとシュトロハイムと目があった。
当然彼はモニカの着ている服に首を傾げる。

シュトロハイム「おや、気に入らなかったかな? 私としては是非そのドレス姿を見たかったのだが。」

モニカ「思っていた以上にこのドレスはレベルが高かったわ・・・私じゃサッパリ着こなせない。」

シュトロハイム「そうか・・・まあ言っても仕方あるまいか。 残念だがこの店にはそれ以上のドレスがない。
         キミの求めている服をどうやら提供出来そうにないな。」

モニカ「仕方ないです、ドレスのせいじゃなくて私がオシャレの仕方を解ってないのだから・・・。」

シュトロハイム「うむ、まあ今日は残念だったが、これに懲りずにまた来てくれると嬉しいぞ。
         こんなに楽しかった日は数年ぶりだった。」

モニカ「ええ、今日は本当にありがとう。」

こうしてモニカは(なんとか)笑顔でシュトロハイムの店を出た。
コミュニケーション能力やセンスは磨かれたが、肝心のドレスは見つからない。
納得のいくドレスに出会うというのは思っていた以上に困難だと彼女は実感していた。
とは言え、こんな事で挫けてはいられない。
困難でも何でも、彼女は絶対にやり遂げるつもりでしかなかった。


79 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/06(木) 19:56:16 ID:???

先着で
 ★モニカの奇妙な冒険3“Stardust Crusaders”→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ、ハート7以下→再びブティックを発見、次こそは・・・。
ハート8以上→…ランジェリーショップがモニカの目に留まった…だと……?
スペード、クラブJ以上→「お・ね・え・さ・まー!!」と背後から声が聞こえ・・
クラブ10以下→店のシャッターが閉まり始めた・・・!タイムリミット!?
JOKER、ダイヤK→アーケードの奥にある中華テイストの店にビビっと電波を感じた。


※ってなところで本日は更新終了です、ありがとうございました!

80 :森崎名無しさん:2011/01/06(木) 19:59:10 ID:???
★モニカの奇妙な冒険3“Stardust Crusaders”→ スペードK

81 :森崎名無しさん:2011/01/06(木) 21:36:51 ID:???
つうこんのマークちがい乙でした!

82 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/07(金) 12:24:14 ID:???

>81 ダイヤのK様から祝福を受けるにはまだ修行不足なのでしょうか?
===============================================

>スペード→「お・ね・え・さ・まー!!」と背後から声が聞こえ・・
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ズダダダダダッ!

少し人通りが減ってきたアーケードの街並み、そして道行くモニカ。
そこに、イスラスも驚くような高速ストライドでモニカの背後へ迫る影。


ザッ… ダァーーー!!

??「お・ね・え・さ・まー!!」

聞き覚えのある声にモニカはハッと振り向いて驚愕する。
髪をツインテールにまとめた少女の顔が、もう直ぐ目の前にあったのだ。

モニカ「うわぁぁあああ!?」


83 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/07(金) 12:25:37 ID:???

ガッシャーーーーン!!

相手と一緒に組んず解(ほぐ)れつ倒れこんでしまったモニカ。
人通りが少なくなったとはいえ、それでも人の目はまだあった。
流石にこのレベルで騒げば人の視線も集まるというものだ。
人々はワオっとか若いねぇとか好奇の視線と感想を向けるのだった。
モニカとしてはこんな羞恥はたまった物ではなく、相手に対して抗議の言葉をぶつけるのだった。

モニカ「クロコ…! あなた、これどういう事よ!」

??「嫌ですわお姉さま、クロコだなんて他人行儀な呼び方…。
    ちゃんとビビッドとファーストネームでお呼び下さいな?」

モニカ「うるさいわね、私はどういうつもりかって聞いているのよ!」

??「敬愛するお姉さまと街中で偶然 運命的に 導かれるように出会いましたのよ?
    その妾(わたくし)の喜びをたった10%程度、身体で現しただけですわ?」

モニカ「これで10%て!!」


84 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/07(金) 12:27:10 ID:???

この少女はビビッド・クロコダイル、モニカが生活している学生寮のルームメイトである。
学年はモニカやクラウディアよりも一つ下で、ビビやクロコの愛称で呼ばれていた。
何故だかこの少女はモニカに対し、過剰な敬愛…敬愛(?)を向け、このような行動を度々取っていた。
さりとて何事も無かったかのように、ビビは平然とモニカに問うてきた。

ビビ「ところでお姉さま…今日はアーケードにて一体何を?
    買い物や欲しい物があるとは存じておりませんでしたわ?」

モニカ「ああ、うん、ちょっと…ドレスを…ね?」

ビビ「なななななななななーーーーんと!?
    お・ね・え・さ・ま! 今なんと仰いました!?」

モニカはこの問いに対してボソッと恥ずかしげに答えた。
それに対してビビは、驚愕というレベルを超えた万解クラスのド派手なジェスチャーで返す。

モニカ「いや…だからドレスよ、ドレス。」

ビビ「な… 何てことですの…!」


85 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/07(金) 12:28:33 ID:???

先着で
 ★私の後輩がこんなに本気な筈が無い→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ、ハート→遂に…遂にお姉さまがお洒落に目覚めましたのね?
         ここは私が全力でお手伝いして差し上げますわ!
スペード→ハッ…! まさか…まさか意中の男性が現れたとか…。
      …いや、まだ決め付けるのは早急ですの。 ここは取り合えず協力しておいて…。
クラブ→ハッ…! まさか…まさか意中の男性が現れたとか…。
     だ・れ・で・す・の、その馬の骨は! ぶちごろすしかありませんわ!
JOKER→ダイヤハート+そして今大流行のチャイナショップへ…


※この年末にとあるアニメを見まして…わかる方はお察し下さい。


86 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 12:30:23 ID:???
★私の後輩がこんなに本気な筈が無い→ スペード2

87 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/07(金) 13:06:31 ID:???

>スペード→ハッ…! まさか…まさか意中の男性が現れたとか…。
       …いや、まだ決め付けるのは早急ですの。 ここは取り合えず協力しておいて…。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ビビ(遂に…遂にお姉さまがお洒落に目覚めましたのね? ここは私が全力でお手伝いして…
    ハッ…! 待つですの…… まさか…まさか意中の男性が現れたなんて事は…。
    …いや、まだ決め付けるのは早急ですの。 ここは取り合えず協力しておいて…。)

モニカ「どうしたのよクロコ…呆気に取られた喜んだり落ち込んだり。
     百面相は見てて飽きないけれど、私そろそろ行くわよ。」

ドレスを探す時間の惜しいモニカは、自分の目的を果たしにこの場を去ろうとした。
だがビビは大慌てで呼び止め、精一杯に自分の提案を述べた。

ビビ「お・ま・ち・く・だ・さ・い・!
    お姉さま、ドレスをお探しになってるのでしたらこの妾めにお任せ下さい。
    必ずやお姉さまにピッタリのドレスを選んで差し上げますわ!」

モニカ「ええ?」


88 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/07(金) 13:08:15 ID:???

この申し出にモニカは驚き、そして頭を悩ませた。
モニカは既に、自分で探す努力をしたいからと クラウディアらの協力を断っている。
ここまでの間まで少なからず努力しており、確かに一歩ずつ前に進んでいると言えるが…
それでもここで彼女の協力を受け入れて良いものかと戸惑ってしまっていた。


先着で
 ★協力かぁ…→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ、ハート→それならお勧めのお店を教えてよ?
スペード→遠慮しておくわ、貴女の選ぶデザインを私が着れるもんですか。
クラブ→遠慮しておくわ、今回は自分の足で探すと決めているの。
JOKER→それじゃあ…お願いしようかな?


89 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 13:26:38 ID:???
 ★協力かぁ…→ クラブJ

90 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/07(金) 13:55:14 ID:???

>クラブ→遠慮しておくわ、今回は自分の足で探すと決めているの。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

そしてやはり彼女の答えは決まっていた。
自分の力だけで頑張ろう…と。

モニカ「ありがたいけれど…やっぱり遠慮しておくわ。
     今回は自分の足で探すと決めているの。」

ビビ「ガーーーーーーン!! (その特別感…! やはり、やはり…!?)」

モニカ「じゃ、私行くから。 日が落ちる前に寮に戻りなさいよ?」

ビビ「お…お姉さ ま…お待ちになっt……」

しかしビビの言葉を気にかける時間と余裕は今のモニカにはなく、
そのまま彼女は新たなブティックを求めてアーケードの奥へと行ってしまった。
後に残されたビビは涙を浮かべてガックリと肩を落とす。
そして一通り絶望に暮れてから、今度は不気味に笑うのだった。


91 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/07(金) 13:56:38 ID:???
ビビ「ふ…ふふ……。 どこのどいつですのぉぉぉぉ…お姉さまに手を出そうって馬の骨はぁぁぁ。
    こ・ろ・す! 絶対に見つけ出してぶちころして差し上げますわ!!!」

※ビビのモニカに近づきそうな男への認識が『ぬっころす!』になりました。


その後もモニカはアーケードを歩き回ったが、なかなかいい感じの店は見付からずにいた。
時間ばかりが過ぎて行く状況に、流石のモニカも焦燥が深くなってきていた。

モニカ「ふぅ…参ったなぁ。 このまま見つけられずに終わっちゃうのかな…
     いや、でもまだ時間は少しあるもん。 諦めてたまるもんですか。」

先着で
 ★モニカの奇妙な冒険4“恋のハートは砕けない”→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ハート→…ランジェリーショップがモニカの目に留まった…だと……?
ダイヤ、スペード4以上→ブティックを発見、最後のチャンスか・・・。
スペード3以下、クラブ→店のシャッターが閉まり始めた・・・!タイムリミット!?
JOKER、ダイヤK→アーケードの奥にある中華テイストの店にビビっと電波を感じた。


92 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 13:57:54 ID:???
 ★モニカの奇妙な冒険4“恋のハートは砕けない”→ ダイヤA

93 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/07(金) 15:04:30 ID:???

>ダイヤ→ブティックを発見、最後のチャンスか・・・。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ドレスを、ブティックを求めて街を走り廻るモニカ。
そのさなか、彼女の視界に一枚の看板が…そこに描かれた文字が飛び込んできた。

『愛と出遭うコーディネートいたします  ― シンデレラ ― 』

何故だか分からないが、モニカの瞳はこの看板に釘付けられ 足を止めた。
愛と出遭うという文句も気になったが、それよりも最後の単語だ。
『灰かぶり姫』、『サンドリヨン』とも呼ばれる物語の主人公の名、それは…

モニカ「シンデレラ…。」

そう呟いてモニカは建物を眺めた。
3階建ての大層立派な建物…その1階の中心に、『CINDERELLA』とアーチ型のオブジェが見える。
近づいてみると、入口の扉はさらに奥まった先に在り、相当凝った造りとなっていた。


94 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/07(金) 15:07:05 ID:???

…と、その時突然 入口の扉が激しく開き、一人の女性が飛び出してきた。
そしてお世辞にも美人とは言えない彼女は、涙を流しながら歓喜に震えているのである。

女性「うう…う…ああっ ああああーーー! なんて幸せ!!! なんて幸せなの!
    こんな嬉しい事って初めて! あんな素敵な彼が、このあたしにプロポーズしてくれるなんて!
    ありがとう先生、本当にありがとう!  あああああーーー!!!!」

異様なまでの喜びようにモニカは内心引いたが、同時に興味の心が抱いたのも事実。
彼女は再び入口の扉に目を向けた。
ドアは半分開かれており、そしてそこには(先ほどの人とは違い)美しい女性が立っていた。
その女性はモニカを一瞥すると、独り言のように話しかけてきた。

??「『センスの悪い美人よりオシャレなブス』… …の方がマシって事ね〜『女の青春』は。」

モニカ「………。」

??「お入りなさい…… 『愛と出遭うコーディネートいたします』 その看板は真実…。
    興味をお持ちならば……… このドレスサロン『シンデレラ』に…。」


95 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/07(金) 15:08:09 ID:???

それだけ告げると、女性は身を翻して店の中へと入っていった。
チラリと見えた店の中には、色とりどりのドレスがズラッと並んでいた。

モニカ「………」


A 愛と出遭うコーディネート…興味あるかも。 話くらいは聞いてみようかしら?
B 愛と出遭うコーディネート…これはもうやって貰うしかないわ。
C …怪しい。 さっきの女性もサクラじゃない? 他の店に行こ。
D 別にコーディネートはして貰わなくていいし…ブティックとして利用しよ。
E そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


96 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 15:16:06 ID:3tav/fwU


97 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 15:17:19 ID:9roDeTfw


98 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 15:43:46 ID:Wi+WTtHA
A

99 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 15:44:55 ID:Sf7H0tXs


100 :アナカンirumi:2011/01/07(金) 16:52:03 ID:???

>愛と出遭うコーディネート…興味あるかも。 話くらいは聞いてみようかしら?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

怪しい…間違いなく怪しいとモニカの直感は告げていた。
しかし、それに抗えない程の興味が胸の内に広がっていたのも事実。

モニカ(話くらいは聞いてみようかしら…?)

そのままモニカは引き寄せられるままに、目の前の扉の奥へ入っていった。
ドアの向こう…店内は明るい照明が照らされ、陳列されたドレスの細部までがよく見えた。
そして一番奥…多数の鏡に囲まれた、おそらくコーディネートルームで彼女は待っていた。
モニカがそちらへ近づくと、彼女は満足げに微笑んだ。

??「私の名前はアヤ・ツジ…… フ〜〜。 ここの経営者でコーディネート・アドバイザー。
    低血圧っぽい話し方するけど気にしないでね。 フ〜〜。」


101 :アナカン@1637:2011/01/07(金) 16:54:12 ID:???
すみません、トリップ変えます。
===============================================

モニカは部屋の壁に目をやった。
片手では足りない数の賞状が額縁に飾られていたのだ。

アヤ「それは各国のドレスコーディネート・コンクールで優勝した時のものよ。
    ドバイ、モスクワ、ベオグラード、ペキン、そしてここミラノ…
    別に自慢するわけじゃあなく、信用のための照明なのよ〜〜。 フ〜〜。」

いつのまにかアヤは、賞状へ意識を向けているモニカのすぐ隣に立っていた。
そしてモニカの顔を覗き込むように観察し、冷めきったような声でこう呟いた。

アヤ「あなた…… フ〜〜。 とても美人……ね………こんな美しい人…
    ここミラノでも…… フ〜〜。 なかなか見ないわ…」

ゾゾゾゾゾ…
褒められては、いる…だがその言葉には感情が全く込められていなかった。
モニカにはそれが違和感であり、何やら不安な気持ちにさせられる。
プロフェッショナルが、客観的、無感情に分析したのだと考えるべきなのか…。
頭が混乱しているうちにモニカは椅子を勧められ、そして腰掛けていた。


102 :アナカン@giogio:2011/01/07(金) 16:56:25 ID:???
あれ? どうなってんの?
===============================================

アヤ「さ…リラックスして〜〜。 その用紙にお名前だけお願いね〜〜。」

モニカ「いえ…あの! 私まだお願いするって決めたわけじゃなくって…。」

アヤ「そーよねぇ〜〜 まだ説明してないもの。 『愛と出遭うコーディネート』の事。」

ハイっとアヤからラミネートシートが手渡された。
料金表と打たれたシートには、なんとも不可思議なメニューが書かれていた。

愛と出遭うコーディネート…XXXXリラ、愛を捉えるコーディネート…YYYYリラ、
プロポーズさせるコーディネート…ZZZZリラ、男を服従させるコーディネート…@@@@リラ。

カクテルパーティー・コーディネート、ブライダル・コーディネートなどを想像していたモニカは
このメニューに呆気に取られた。 鼻で笑ってしまっても失礼ではないくらい荒唐無稽な注文…。
特に傑作だったのが、『芸能人と結婚するコーディネート』である。

アヤ「私の店はパーティースタイルに合わせたコーディネートをするサロンとは違ってるの。
    その場に合った、その人に似合うドレスを身に着けても、必ずしも恋愛がうまくいく
    とは限りませんもの。 そうでしょう?」

モニカ(そんなの当たり前じゃない…)


103 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/07(金) 16:58:34 ID:???
何やってたんだろう…すみません、トリは今後これでいきます。
===============================================

アヤ「私は『幸福の着合わせ』を作ってあげるアドバイザーなの。
    人の顔には…『人相』というのがあるけれど、それによって運勢は変化する。
    そして、それに合わせて身に着けるもので運勢をコントロールするのが『風水』。
    貴女だけの『愛される服』を着れば、『愛と出遭う』運勢になれるのよ。」

ふぅ…と、モニカは落胆の溜息を吐いた。
最初から胡散臭いと思っていたが、これは極め付けである。
『人相』? 『風水』? 何を言い出すかと思えば…。

モニカ「悪いけどハッキリ言うわ…。 あまりの下らなさにガッカリしました。
     そんな嘘っぱちが通ると思っているの?」

アヤ「ウフフ…皆さん最初はそう思うみたいね。 でも次に『ダメもとで1回ぐらいやってみようか…』
    そう思いますわ。 そして…好評ですのよ……? 料金は格安、30分しか保たないけれどね。
    どんなに素晴らしい事が起ころうと、30分しか保たないコーディネート。
    もし愛と出遭わなかったら料金はお返しします…どうします? モニカさん?」

モニカ「……」


104 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/07(金) 16:59:57 ID:???

A ダメもと…ダメもとねぇ……。 一回くらいならやってみてもいいかな…。
B いや、これは詐欺だわ。 サッサと店を出なきゃ。
C コーディネートは断って、ドレスだけ探すことにしよう。

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


105 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 17:08:52 ID:PQJAW2d+
A
(´・ω・`)ドキドキ

106 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 17:24:14 ID:9roDeTfw


107 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 17:31:09 ID:chC0WdR2

ここまで来たら自分の力だけで、探してもらいたい
Aを選ぶのは失敗してからでも遅くはないだろう
……三杉達が決勝戦まで行ければだが

108 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 17:40:56 ID:HIicJfxU

他人の力をアテにするのは
自分でやるだけやって挫折してからでいいのです。
その姿勢こそがヒロイン!!…と言うより主人公だった。



っていうか辻彩って喪黒系じゃね?

109 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/07(金) 18:33:27 ID:???
モニカ主人公化計画でしょうかw いやあ、しかし上手い具合の流れになったもんです。
===============================================

>C コーディネートは断って、ドレスだけ探すことにしよう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

モニカ「そうね…確かに『ダメもとで1回ぐらいやってみようか…』という気になるわ。
     でもね…仮に貴女の話が本当だったとして、それでもやっぱりお願い出来ないわ。」

アヤ「あら、どうして?」

胡散臭いが確かに料金は格安、おまけに何もなければ返金するとも言っている…。
…となれば、誰であったって『それじゃあダメもとで…』となってしまうものである。
しかしモニカに至ってはそれに当てはまらなかった。
何故ならば、彼女には自分の力でやり遂げる意思があった。

モニカ「幸運を与えられて、それで一時が上手く回ったとして…
     確かに嬉しいかも知れないけれど、その事で勇気は湧いてこないわ。」

今日は色々と出会いがあった。
普段やらないような事をやった、入ったことのない店にも入った。
甘い誘惑もあった。
でも…

110 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/07(金) 18:34:51 ID:???

モニカ「運勢が味方をしてくれたって、それだけじゃダメなのよ。
     自分が自分を信じられていない今のままじゃ、それを失った時に何も出来ない。
     そう…私は目の前の“結果”だけを求めていたんじゃなかったの。」

アヤ(ふぅん…。)

モニカの意思は最初から最後までぶれる事はなかった。
自分の足でドレスを探して、苦労して…。
その事で少しでも自信を持って、三杉の前に座りたい…と。
一生懸命、今の自分で精一杯着飾った姿を見せたいとのだと。

モニカ「ありがとう、貴女のお陰で大切な事を理解できたわ。」

アヤ「そうね…人は近道をしたがるものよ…。 でもそれでうまくいくと、やる気を失ってしまう。
    大切なのは、何か…自分の弱さ、困難、そういった物に立ち向かおうとする意思、その為の勇気。
    たとえ一度や二度上手くいかなかったとしても、また次の機会を得るでしょう…
    その為の勇気を持っていれば…ね。 違う?」

モニカ「いいえ、違わないわ。」


111 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/07(金) 18:38:07 ID:???

アヤ「合格、それじゃあここからは普通のアドバイザーとして仕事をさせて貰おうかな。
    好きなドレスを選びなさい、ほんのちょっとだけアドバイスをしてあげるわ。
    もちろん…ドレス自体はお安くないけどね?」

モニカ「ドレスの値段くらい判ってますよ、フフ。」


そうしてモニカは幾つものドレスを試着した。
当然センスが平均以下のモニカはどうも巧く着こなしができない。
しかしそこでアヤがアドバイスを与えるのだ。
髪型にアクセントをつけたり、ケープやストール等のアイテムを使う事で
自分がドレスの方へ歩み寄ることも出来るのだと。
そしてモニカは最終的に選んだドレスを身に纏い、試着ルームの扉を開けた。
そこには…


112 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/07(金) 18:39:16 ID:???

先着3名様で
 ★ヘブンズドアー→! card
 ★モニカの目利力→24+! dice + ! dice +(アドバイザー+5)
 ★モニカの会話力→16+! dice + ! dice +(アドバイザー+5)
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。


ハート…大胆なレッドのチャイナドレス姿のモニカ、アヤお勧めのアイテム付き。
ダイヤ…大胆なレッドのチャイナドレス姿のモニカ。
スペード…やや控えめな濃紺色のチャイナドレス姿のモニカ。
クラブ…かなり大胆なミニチャイナ姿のモニカ…ちょっと露出高すぎないか?
JOKER…大胆なレッドのチャイナドレス姿のモニカ、アヤお勧めの???付き。

モニカの目利力、会話力はMAX50まで上昇します。
30で平均的な年頃女性のセンス、40でクラウディアレベル、50で貴婦人レベルです。
1ゾロが出ると貴腐人レベルが1上昇してしまいます。


113 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 18:43:32 ID:???
 ★ヘブンズドアー→ クラブ9

114 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 18:44:14 ID:???
★モニカの目利力→24+ 11  +(アドバイザー+5)

115 :114:2011/01/07(金) 18:45:48 ID:???
やっちまったい…

116 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 18:48:18 ID:???
★モニカの会話力→16+ 53  +(アドバイザー+5)

117 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 18:53:15 ID:???
これはカオスなことになりそうな予感w

118 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/07(金) 19:26:13 ID:???

>>115 いえいえ、お気になさらず。最後にビシっと決まらないところが可愛らしいじゃないですかw
>>117 もうどうなってしまうんでしょうかね? 予想つかないなーw
===============================================

>ヘブンズドアー→クラブ…かなり大胆なミニチャイナ姿のモニカ…ちょっと露出高すぎないか?
>モニカの目利力→24+ 1 + 1  +(アドバイザー+5)= 31
>モニカの会話力→16+ 5 + 3  +(アドバイザー+5)= 29
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

そこには…かなり大胆なミニチャイナを纏ったモニカの姿があった。
肩にストールを羽織り、頭にもアクセサリーを付けて全体のバランスを取っているが…。
それでも露出が高い脚の方に男性の注目は集まり易いと思われた。

アヤ「うーん…やっぱりそれにするの?」

モニカ「はい。 私が自分のパーツで自身持てるのは、やっぱり脚みたいです。
     ちょっとくらい大胆でもアイテムでバランスを取れるから大丈夫って
     アヤさんが教えてくれたし、折角だからこれくらい冒険してみたいんです。」

アヤ(うーん…素材はバッチしなんだけど、センスはもうちょっとね…。
    ま、いっか。 目の前の“結果”だけを求めてないって言ったの本人だし。)


119 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/07(金) 19:27:47 ID:???

モニカのセンスは初期に比べて格段に向上したと言える。
しかし、それでやっと人並み程度だった…これは話術についても同じ。
ちょっとくらい大胆でも…という言葉がどの程度を示しているかまでは解っていなかった。
これだけ大胆にするからには、本来なら腰から上ももっと飾らなければならない。
その辺のバランス感覚がモニカにはまだ不足しており、結果として『まあ何とか』レベルとなっていた。

そしてもう一つ弊害が…。
ドレスを着た後、アヤはアイテムを選んで持って来てくれたのだが…
その待ち時間に彼女が暇潰しにと勧めてくれた本があった。
そう…辻 綾は日本人、日本の女性が世界に誇る伝説の魔導書『BL本』を勧めたのだ。
当然ながらモニカは驚き戸惑った、こんな世界があるのか…と。
その時すぐに本を閉じたが、後になってもう一度 怖いもの見たさで開いてしまっていた。
モニカは“まだ”その世界の事を、信じられない物だと思っている。
果たして彼女はその位置で踏みとどまれる事が出来るのだろうか?

アヤ「はい、合計でWXYZリラね。」

モニカ「それじゃ、アヤさん。 今日はありがとうございました。」

アヤ「いいのよ、また来てね。 お得意様になってくれるのを期待しているわ?」

モニカ「フフ、そうですね。」


120 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/07(金) 19:31:54 ID:???

会計を済ませ、モニカはドレスサロン・シンデレラを後にした。
今日 ドレスを探し始める前と今とで、彼女の視界に映る風景は少し違って見えていた。
その顔が前よりも凛々しくなっている事に、彼女自身はまだ分かって意いない。


こうして・・・
モニカは三杉とのディナーに着て行くドレスを手に入れた。
そのドレスに合わせる為に必要な上半身を着飾る術も、ある程度は身に付けた…。
明日…果たしてモニカは三杉とのディナーを精一杯楽しむ事が出来るのか?
それとも今日のようにテンパってハチャメチャで終わってしまうのか?
それはまだ誰にも分からない。

<続・モニカの章・・・完>


※一旦ここまでっす


121 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 19:47:19 ID:???
今のモニカならどっちに転んでも輝ける!

122 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/07(金) 20:05:32 ID:???

>>121 モニカ「そ…そんな事ないです、私が輝くなんて…」
===============================================

ガァ…

マルコ「あれ、ミスギ…? まだ部屋に戻ってなかったんだね。」

三杉「ああ、マルコ…。 ちょっとフロントに用事があったのさ。」

部屋に戻る途中、エレベーターの扉の先…三杉はまたもマルコに会った。
用がある訳でなく偶然出会う、そういう事もあるものである。

折角なので近くの椅子に腰掛け、二人して雑談交じりにローマ向けの戦術論を展開し合ってみる。
しかし、特効薬になり得る目新しい案が簡単に出てくるわけではない。
焼き直しみたいに、既に話した事を確認するだけのようになってしまった。
…と、そこに丸々太ったアンザーニが通りがかった。

アンザーニ「おや、こんな所にいたのですか。」

マルコ「あ、監督。」
三杉「何か御用がありましたか?」


123 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/07(金) 20:07:28 ID:???

アンザーニ「うむ、今回はミスギくんでなくマルコくんにね。」

マルコ「ボクに…ですか?」

アンザーニはマルコに向けて、ニマっと悪戯っぽい笑みを浮かべた。
髭とメガネのせいで判り辛いが、眉毛や皺の形でなんとか三杉達も判別がつく。
それくらいの長さの付き合いにはなった、という事であろう。
そんな事を考えて笑みを浮かべた三杉達2人…
だがその笑みは、アンザーニ自身によって崩される事になる。

アンザーニ「そうです、明日…マルコくんにやって貰いたい事があります。」

三杉(ほう…なんだろうか?)
マルコ「構いません、何でも言って下さい。」

アンザーニ「午前中はキミが提案してくれた皆の全体練習、そして午後は試合観戦をキャンセルし
       一日『自分のやりたい事』をやりなさい。 ただしやりたい事と言っても、
       ロードワークを含め 練習は一切禁じます。」

マルコ「そんな事ですか…って、えぇぇっ!?」


124 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/07(金) 20:08:30 ID:???

アンザーニの言葉は驚くべき物だった、大事なことなので二回言いました。
練習や決勝で当たるかもしれない相手の試合観戦をするなと言ったのである。

マルコ「ちょ、ちょっと待って下さい! 大事な試合を前にどうしてそんな事を!?」

当然これにはマルコも必死な形相で抗議した。
三杉もここは何も言わずにいるわけにはいかない。


A 監督、流石にそれは反対です!
B 監督、せめて全体練習を見学するくらいは許してくれても良いのでは?
C マルコ、監督の指示は絶対なんだ。
D いや、ここは何も言わずにおこう。

3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


※本日はここまででーす、次回また宜しくお願い致します。

125 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 20:14:12 ID:9azVxass
D

126 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 20:46:11 ID:k4Cp07NA
D
マルコに足りないものは本能。つまり彼女とイチャイチャして野性味をeroもとい得ろ
ということか。

127 :森崎名無しさん:2011/01/07(金) 21:36:02 ID:EyaMpLXs


128 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/08(土) 12:17:15 ID:???

>>126 そんなのズルイよ、サンキューなw
===============================================

>D いや、ここは何も言わずにおこう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉もここは何も言わずにいるわけにはいかない。
いかない…が、何を言うべきなのか、三杉の口から言葉は出て来ない。

三杉(監督の意図が全く掴めないのに、僕はどんな意見をすると言うんだ?)

一旦開いた口を閉ざし、三杉は考えを巡らせた。
懸命に巡らせたが、何のヒントもなく三杉がこの意図を把握する事は難しかった。
何故ならば三杉はマルコとタイプが(どちらかと言えば)似ているのだから。

三杉が押し黙って考えている間も、監督とマルコの問答は続いていた。
マルコの方は徐々に出てくる言葉がネガティブに寄ってきているのが窺える。

マルコ「どうしてですか監督…ボクが居ても練習にならないって言うのですか?
     それとも試合で相手に負け続けているから、もう鍛えても無駄って思っt…。」

三杉「マルコ、言い過ぎだ。」

マルコ「ハッ… す、すみません監督…でも…」


129 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/08(土) 12:19:28 ID:???

どうしても過剰になってしまうマルコの言葉に、気持ちは解るながらも三杉はこれを制止する。
マルコもハッとして謝罪の言葉を口に出すが、納得は出来ていないのが明白だ。
だがアンザーニはマルコの声のトーンが落ちた事で、ようやく自身も口を開いた。

アンザーニ「ほっほっほ、確かにキミは最近の試合で相手に出し抜かれる事が多い。
       大会を勝ち上がり、徐々に相手は手強くなってきています。」

マルコ「やっぱり…!」

アンザーニ「ですが、だからと言って私はキミの実力やセンスが不足しているとは思っていません。
       ただ、練習でも私の課したスケジュールをキッチリと守っている割に、
       思うような成果が上がっていないのは事実だと思います。」

マルコ「……」

三杉(練習での伸び悩み…? 確かにマルコは何か新しい発想を掴みかけても、
    それを自分の物にするまでに至らない。 練習には誰よりも熱心な筈なのに…。)       

三杉はおぼろげに何か見えてきそうな気がしたが、まだ靄がかかっていた。
顔を上げてアンザーニの方を見ると、彼もこちらに顔を向けていた。
そしてマルコに気付かれないよう一瞬だけ人さし指を口に当て、内緒だよというジェスチャーをした。
意図を解っても、それをマルコに伝えてはいけないとの意味であろう。
三杉が軽く頷くと、アンザーニは口端を少しだけ上げてニコリと見せた。
そして…


130 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/08(土) 12:22:39 ID:???

アンザーニ「指示に変更はありません、明日は一日『自分のやりたい事』をやりなさい。
      『やるべき事』ではなく『やりたい事』です、勘違いしないように。
       頭が考えた必要な事ではなく、身体の求める欲求を何より優先しなさい。
       食事も皆と一緒にする必要はありません。 時間が来たから食べるのではなく、
       食べたくなった時に食べたい物を食べなさい。 寝る事についても同じようにね。」

マルコ「え………。 わ…解りました…。」

アンザーニ「うむ、宜しい。」

意図は掴めない物の、アンザーニの指示はかなり細かい部分に言及していた。
ただ休ませたり練習の足手まといだから参加させない、という事とはどうやら違う…
その事だけはマルコも漠然と感じ取ったのか、躊躇いながらもこれに同意した。


先着で
 ★話の終わった監督→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

ダイヤ、ハート→ああ、そうだ…やっぱり…。
スペード、クラブ→話は以上です、明後日の朝はいつも通りにね。
Joker→おっと、言い忘れてました。


131 :森崎名無しさん:2011/01/08(土) 12:28:31 ID:???
 ★話の終わった監督→ スペードA

132 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/08(土) 13:19:00 ID:???

>スペード→話は以上です、明後日の朝はいつも通りにね。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ジッ…

三杉(うん? 僕に言っているのか)

話が終わった後、今度は監督が自分の事を見ている気がした。
自分にも何か指示があるのかと一瞬三杉は身構えたが…。

アンザーニ「話は以上です、明後日の朝はいつも通りにね。」

それだけ言ってアンザーニは自分の部屋へ戻っていった。
三杉としては何となく肩すかしを食った気分である。
そしてマルコは同意したもののやはり落胆は隠せていない。

マルコ「はぁー……何なんだろ……」

三杉(マルコ…落ち込んでいるな)

A どんなつもりなんだろうね、監督は? 
B 監督の考えている事、僕には少し解るな。
C ま…折角だから明日はナディアとデートしてきたらどうだい?
D ま…折角だから明日はナディアとデートしてきたらどうだい?
  ボクもモニカとディナーを共にする予定になってるし。
E (まあボクから言う事は特にないか)

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


133 :森崎名無しさん:2011/01/08(土) 13:27:04 ID:BY5cUQtw


134 :森崎名無しさん:2011/01/08(土) 13:37:32 ID:Cs2LSWGg
C



135 :キャプテン正美:2011/01/08(土) 13:48:33 ID:???
いつも乙です。
モニカの奇妙な買物はどうなることかと思いましたが、なんとか形はついたようで何より。
それにしても女のコが可愛らしくてうらやましいことです。
そしてどうするつもりなんだ三杉。今後の展開が楽しみです。

136 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/08(土) 14:55:34 ID:???

>>135
正美さん乙感謝&あけおめっすー!
何とか正月特番的外伝を終わらせられましたw
いやー、しかし女子を書く想定は本気で最初なかったんで、そう言って下さると安心します。
三杉がどうするつもりかですって? どうなるんでしょう…サッパリ予想がつきません。
===============================================

>C ま…折角だから明日はナディアとデートしてきたらどうだい?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

練習も観戦も許可されない、やりたい事をやるようにとの監督の指示。
そういう事ならばいっそ…と三杉は思いついた事をマルコに提案してみる事にする。

三杉「ま…折角だから明日はナディアとデートしてきたらどうだい?」

マルコ「はぃ…? 何を言ってるんだい、ミスギ?
     他人事だからって、そんな無茶苦茶な事を言わないでよ。」

冗談はやめて、という感じでマルコは三杉の提案を聞こうとしなかった。
しかし三杉はさらに続けてみる。

三杉「ふむ…無茶苦茶ねえ。 マルコはナディアの事は好きではないのかい?」

マルコ「えっ、ばっ、ちょっ…な…に言い出すのさ!?」


137 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/08(土) 14:56:38 ID:???

三杉「好きならば、ナディアとのデートはマルコにとって当然“やりたい事”と思ったのだが?」

マルコ「そっ、それとこれとは…」

三杉「違わないよ? って、まあ…あくまでマルコがやりたい事をやればイイんだ。
    僕が同じ立場だったら、そういうのも有りだと思った…それだけの事さ。
    まぁ深く考えないで明日はユックリ楽しむといいさ、それじゃお休み。」

マルコ「お、お休み……。」

まだ釈然としない感じではあったが、一応はマルコには勧めておいた。
実際にどうするかは三杉の知れる所ではなく、どうしたってこの話はここで打ち止めである。
そのまま三杉はマルコと別れて自分の部屋へと戻っていった。
そしてベッドに入って、長かった一日を終了させたのである。


138 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/08(土) 14:58:05 ID:???

〜翌朝・練習グラウンド〜

朝食を終えたフィオレンティーナメンバーは、休憩の後にグラウンドに集まっていた。
当然ながらマルコの姿はここになく、彼一人だけ別行動…その理由は既にメンバーに伝わっている。
ストレッチ、軽い走りこみなどは各自で済ませ、入念に身体を解し終えた頃にアンザーニがやってきた。

アンザーニ「皆さん、準備はよさそうですね?」

フィオメンバー「「「 ハイ! 」」」

アンザーニ「宜しい、それではこれから攻撃と守備に別れてプレイして貰います。
       中盤争いはほぼ終了した後の、最終ラインでの攻防と意識して下さい。
       攻撃側はFWの2人、それからバンビーノくんとミスギくん。
       守備側はGK、DFの4人、それからレントゥルスくんです。」

手順は以下の通りである。
バンビーノ、ミスギのいずれかがボールを持ち、ホルダーに対してレントゥルスが当たる所からスタート。
レントゥルスをドリブルやワンツーでかわす、またはもう一方のMFにパスを渡し、最終的に
センタリングやスルーパスなどでFWへとボールを繋げる。 そして最終ラインの攻防はフリースタイル。
一応これが基本だが“絶対”と言う訳ではない。
…と、ここまで聞いて守備陣の一人から悲鳴のような声があがった。

レントゥルス「ええー! オレがミスギ達を止めるなんて無理だよー!」


139 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/08(土) 15:02:07 ID:???

当然それはレントゥルスである。 三杉とバンビーノといった、チーム結集時からの中心選手。
フィオレンティーナの攻撃を組み立てる要となっている2人を相手にするのは彼なのだ。
自信がないよと明け透けに宣言するのは(彼らしいし)仕方がないと言えた。
だがアンザーニはレントゥルスのこの言葉は想定内と言わんばかりにスムーズに話を続ける。

アンザーニ「ほっほ、ミスギくんとバンビーノくんはチームの柱とも言って良い二人、
       確かに1人でどうにかするのは非常に難しい筈です。 ですから…
       ミスギくん達がレントゥルスくんにボールを取られたらペナルティを与えますよ。」

三杉&バンビーノ「ええっ!?」

テクニック等では負けているつもりはないが、レントゥルスが不思議と活躍する事を2人は知っている。
それゆえ元々油断するつもりは無かったが、ペナルティを与えられると聞いて更に手を抜けなくなった。

アンザーニ「逆にレントゥルスくんはこの2人からボールを奪ったら御褒美ですからね。」

レントゥルス「ホントにぃ!? よーっし、頑張るぞぉー。」

三杉&バンビーノ「いや…あまり頑張らないでくれ、マジで…。」

アンザーニ「ほっほっほ。」

三杉達と対照的に明るい顔をするレントゥルス、それを見てアンザーニは愉快そうに笑っていた。
また他の選手達も、それぞれ今回的となる相手に自分の意気込みを伝えて合っているようだった。

140 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/08(土) 15:06:31 ID:???

新田「胸を貸して貰いますよ、中山さん。」

中山「手加減はしないからな、そう簡単にゴールを許すと思うなよ?」
ミュラー「そうです、全力でいきますからね。」

ブンナーク「ハンッ、そう言ってられるのも今のうちだぜ? 今日はぶっ潰してやるからよ。」

スペルマン「まっ、仲良くいこうね〜。」

ダラピッコラ(うーん…ゴール前の攻防か…。)
ラムカーネ(……)

互いに闘志を見せ合う中、ラムカーネとダラピッコラだけは何やら押し黙っていた。
そして…三杉とバンビーノはちょっと憂鬱そうに1本目の攻め方を相談してみる事にした。
結局、どんな攻撃を想定するかによって決まってくるのだが…。


A バンビーノがレントゥルスを抜いてクロス、三杉はPA内に詰めて捻じ込み狙い。
B 三杉がレントゥルスを抜いてクロス、バンビーノはPA内に詰めて1対1狙い。
C 三杉→バンビーノ→FWでグラウンダーを撃たせる(FWはトトを想定して新田優先)
D バンビーノ→新田→FWでグラウンダーを撃たせる(FWはトトを想定して新田優先)
E ワンツーで攻め込み、FWにラストパス、グラウンダーを撃たせる。
F ワンツーで攻め込み、意表を突いて三杉がドライブシュート。
G そ の 他

1票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
取り敢えず3本1セット実施します。(攻め方は1本毎に投票して貰います。)
1セット終了時点でアンザーニ監督が指示をするかも知れません。

141 :森崎名無しさん:2011/01/08(土) 15:08:38 ID:BY5cUQtw


142 :森崎名無しさん:2011/01/08(土) 15:22:43 ID:m3vohRsY


143 :森崎名無しさん:2011/01/08(土) 15:30:22 ID:???
ガッツ消費はあるんですか?

144 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/08(土) 15:34:04 ID:???
>>143 ありますよー。
===============================================


>F ワンツーで攻め込み、意表を突いて三杉がドライブシュート。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「…と言うのはどうだろう?」

バンビーノ「いきなり第三の選択肢か…うーむ。」

ここで三杉が提案したのは、ストライカー2人を警戒している守備陣への意表を突く攻撃である。
これはローマのヘルマーもグラウンダーのシュートを持っているからこその案である。

バンビーノ「そうだな…ランピオンやビアンキだけでなく、ヘルマーも気にしなくてはいけない。
       この事を守備陣は最初に知っておくべきかも知れないな。」

三杉「うん…意識を配分しながらの守備は難しい。
    本番での心の準備のためにも、まずはこれだ。」

バンビーノ「よし、では久し振りにアレをやるとするか。」

相談を終え、二人はボールを持ってポジションに着いた。
最初のボールホルダーはバンビーノだ。 守備陣、FWも既に準備が整っている。
そして…アンザーニの笛が合図となって、1本目がスタートされた。

レントゥルス「ヴぇー、いくよー。」

バンビーノ(いくぞミスギ…)
三杉(いいぞ、バンビーノ。)

145 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/08(土) 15:38:25 ID:???

先着3名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★バンビーノ フローレンスコンビ(! card)67+(! dice + ! dice)=★
 ★三杉 フローレンスコンビ(! card)68+(! dice + ! dice)=★
 ★レントゥルス パスカット(! card)64+(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【攻撃】−【守備】
≧2→ワンツー突破!
=1〜-1→左から順に(新田がフォロー、ダラピッコラがフォロー、ミュラーがフォロー)
≦-2→レントゥルスがカット成功。

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
レントゥルスのマークがダイヤで「ホワイトフラッグ(+2)」が発動します。


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