キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【まさかの】Another-C_2【色恋沙汰】

1 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/04(火) 18:06:08 ID:???

この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。





…恋愛は二の次の筈です。

536 :森崎名無しさん:2011/01/26(水) 19:38:48 ID:???
 ★ギアッチョの運命→ ダイヤK

537 :森崎名無しさん:2011/01/26(水) 19:40:54 ID:???
クラブ5以外何出ても駄目とかw
しかもそんな時に限って無駄なダイヤKw

538 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/26(水) 20:39:49 ID:???
>>537 この辺がイスラスとレッチェの怖いところかもですねw
===============================================

>ギアッチョの運命→
>≪ダイヤ≫ 高速ドリブルにキリキリ舞いにされて、芝にキスをする。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ギアッチョ「見えてんだよぉぉ!! だがどういうこった、クソがッ!!!」

速く走れる快速に自信を持っていたギアッチョ…
だがイスラスの織り成すドリブルは、彼の脚を遥かに上回る速度であった。
スピードスケートの世界を体感してきた為に、目で追う事は出来ていた。
しかし身体が、脚がそれについていく事は許されない。
それでもこの高速ドリブルを無理に追いきろうとすれば…

イスラス(…それではバランスが保てない………)


シュッ・・・!!

ギアッチョ「うぉあっ!?」

イスラス(芝とキスでもしていろ…… 速度の分だけ熱烈なのを……)

つんのめった後に、宙を舞うような派手な転倒をするだけである。


539 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/26(水) 20:40:49 ID:???

…ドバァァァァァ!!!


ダラピッコラ「痛っ・・・! 痛ぇぞありゃ…」

バンビーノ「ご愁傷様だな…。」

三杉(相変わらず背筋が冷える剛脚だな…。)


ギアッチョを力任せ・・・いや、速さ任せに振り切って、イスラスはゴール前に迫っていた。
当然ながらDFのトレ、イルーゾォ、クワトロが守備を固めて待っていた、が・・・

“そんな事はイスラスには関係ない”


イルーゾォ「うおおおおががががが! 侵入は許可しないぃぃぃ!!!」

クワトロ「何なのだ、このプレッシャー!?」


540 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/26(水) 20:42:46 ID:???

ズダダダダダ!!!!!!

イスラスの脚はその速度を落とす事なくPAを侵した。
3人で取り囲むように構えていれば躊躇うだろうというDFの淡い期待を踏みにじって。
GKのプロシュートはその様子を冷静に観察し・・・そして感嘆していた。

プロシュート(こいつは驚いた…マジに怖れいるぜ、マルク・イスラス。
        だがな…イスラス。 おまえはツイテないヤツだ!)


先着で
 ★プロシュートの狙い→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪クラブ≫ イスラスに追いすがって足を引っ掛けた。
≪それ以外≫ 可能な限り急な切り替えしを強いる守り方で対処したが…当然抜かれた。
≪JOKER≫ プロシュート「お前はDFを抜く為に3度切り返した。 その度に速度は僅かに落ち…」


541 :森崎名無しさん:2011/01/26(水) 20:45:14 ID:???
★プロシュートの狙い→ ハート2

542 :アナカン:2011/01/26(水) 20:54:32 ID:???
あっちゅう間にイスラスが同点に追いつきました。
…てなところで本日はおしまいです、進行が遅めですみませぬ。

543 :森崎名無しさん:2011/01/26(水) 21:00:39 ID:???
乙でした
ギャングども相手に頑張るな

544 :森崎名無しさん:2011/01/26(水) 22:07:48 ID:???
乙でした
兄貴は流石に能力使わないか…
まあ使ったら取り返しつかんしなwwww

545 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/27(木) 14:21:35 ID:???

>>543 度胸や運動神経が一級だとしても、彼等はギャングですからね。
    サッカーで一級サッカー選手を正面から出し抜ける筈はありません。
>>544 兄貴ィの“偉大なる死”は大量虐殺向けですからね、仮に今持っていても使い所ないですw
===============================================

> プロシュートの狙い→
> ≪それ以外≫ 可能な限り急な切り替えしを強いる守り方で対処したが…当然抜かれた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

プロシュート(2度目の苦悶の表情…自分の仲間ではなくオレが気付くとはツイテない。 
        まっ 確定じゃあないが、ほぼ確信していいとオレは考えるぜ…)

イスラス(…3人……か)

ダダダッ…
  ザッ! クンっ…!!

全速からの激しい切り返しにより、DF3枚を崩して突き抜けたイスラス。
そのイスラスに対し、プロシュートは低く低く 足元を狙って突っ込んでいた。
一級品の度胸が生み出したタイミングはほぼベストだったと言える。


546 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/27(木) 14:22:38 ID:???

プロシュート(視界に映るのをコンマ数秒でも遅らせられれば儲け物…。)

イスラス(……!)

プロシュートの狙い通り、ほんの僅かであるがイスラスはプロシュートの位置を見失った。
次の瞬間、突っ込みながら身体を真横にしながら宙に預け、
出来る限り広くをカバーしているプロシュートの姿が目に入る。


ザッ! トーン…
  バッ!

プロシュート「クッ…… は、速いっ…!」

イスラス「お前の目も奴と同じか……」

…急停止、前を向いたまま大きくサイドステップ、そして再びベクトルを前へ…。
イスラスは脚だけでなく全身のバネまでいっぱいに使い、プロシュートが横たえた身体を強引に避わした。  
そのスピードたるやプロシュートが息を呑むほどであった。
そのままイスラスは無人のゴールに向けてボールを蹴りいれたのだった。


レッチェ  1−1  ナポリ


547 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/27(木) 14:23:43 ID:???

ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!


ウワアオオオオオオオオオオオオオオ!!!

実況「ま・・・またです!!! イスラスくん、フィオレンティーナ戦に続きこの試合でも5人抜き!
    信じられない、彼のドリブルを止められる選手はいないのかぁぁぁぁっ!?」

観客「流石イスラス、オレ達に出来ない事をやってのける!」「そこに痺れる、憧れるぅーー!」
   「逆転だ、すぐ逆転!」「イスラス!イスラス!」「行ったれーーー!」

イスラスの逆転激に観客席はほとんど絶叫一色となっていた。
実況の興奮した声も観客の意識を直に映し出しているようであり、興奮を後押しする。
当然これを観ていたフィオレンティーナ選手…彼等にとっては複雑な気持ちであった。

ミュラー「いやはや…参りましたね。」

スペルマン「流石といえば流石なんだけど…」

中山「5人抜き…思い出したくない事を思い出させてくれるよ。」

前の試合でイスラスに5人抜きをされている彼等(特にDF)にとって、
このプレイは素直に称賛出来ないほど悔しさの感情を引き出す物だった。
ナポリがどれほどの実力を隠していようが関係ない、と思わせる存在感。
やはりレッチェ…いや、イスラスが遅れを取る筈が無いと、彼等ですらそう思わされた。


548 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/27(木) 14:24:47 ID:???

一方、抜きさられたプロシュートはと言えば…
ゴールからクルリと反転して自陣に戻ろうとするイスラスを、すれ違いざまに話しかけた。

プロシュート「速いな…。 ふー………確かに 『速い』 。」

イスラス「…ああ、そうか……」

プロシュート「だが…ちょっと迂闊なんじゃあねーか、イスラス。
        こんな序盤でそんな全力は見せちまって……サーレーに飛ばされてムカついたか?
        本来はパスで攻めてあのデカブツ(カルネバーレ)に決めさせるのがお前らだろ、
        感情を殺してでも普段通り闘い、チームを勝たせるために切り札を取っておく…
        それが勝負の駆け引きじゃねぇか? お前に攻めさせた奴は『キャプテン』失格だな。」

イスラス「…黙ってろ……」
        
怒りも苦痛もない、全くのポーカーフェイスを貫いてその場を去ったイスラス。
プロシュートの言葉は挑発として然程の効果もなかったようである。
しかしプロシュートの様子からは悔しさがなく、先程までの不機嫌そうな表情が一転不敵に変化していた。
彼は挑発の為に話しかけたわけではなかった。
相手の目を見て語るように見せて、その実 彼が見ていたのは額と首周りであった。
じっとりと額にだけ貼り付いていた汗を思い出し、プロシュートの確信は確定に変わった。


549 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/27(木) 14:26:40 ID:???

プロシュート(フンッ、決まりだな。)

彼はメンバーを呼びつけて今後の作戦を語った。
特にCBであるクワトロ(背番号4だから安易に付けた名。3倍の人と同名。)
には特別細かく指示を出していたようだった。




・・・・・・


それから再びのナポリによるキックオフで試合が再開された。
今度はいきなりサーレーにボールを預けたりせず、後方からじっくりとパスを回すナポリ。
ラインはかなり低めに取ってあり、カウンター狙いである事が窺えた。
対してレッチェはディッテンベルガの戦術によりラインを上げており、
互いにとってはフォーメーションに歪みが生じたり迂闊なスペースが生まれる事はなかった。


550 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/27(木) 14:27:42 ID:???

ホモップル疑惑のあるジェラートとソルベは見事なコンビプレイを見せてきたが、
レッチェの最終ラインを脅かすほどの威力とは言えず、攻めあぐむ姿が見られた。
下のラインから走り込み、ドリブルで突破しようとした選手もいるが、それらはことごとく
ジャシントとリベリによるツインタックルの餌食となっていた。
またマンマークが効いているのか、サーレーはプレイに絡むシーンが極端に減っていた。

だがレッチェも攻撃時は意外と攻めきれなかった。
パスはポンポンと小気味よく繋がるが、攻め込まれ始めるとナポリはラインをズッと下げ、
自陣の前で非常にコンパクトに守備陣形を固めてきたのである。
だがそこまで行けばカルネバーレに上げて、囲まれてようがパワーヘッドを撃たせてしまって済む話だ。
そう話が上手くいかなかったのはCBのクワトロの存在のせいであった。
彼は通常の3倍程度の反応速度を活かし、カルネバーレへのラストパスをシャットアウトしたのだ。

これによって両者は互いに攻めきれず、膠着する時間が意外な程に長く続いた。
そして試合が動き出した前半25分・・・


551 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/27(木) 14:29:05 ID:???

先着で
 ★どっちがボールを持って何がどうなった?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ≫ レッチェの見せ場
≪ハート≫ レッチェがナポリの攻撃を食い止めた
≪スペード≫ ナポリがレッチェの攻撃を食い止めた
≪クラブ≫ ナポリの見せ場
≪Joker≫ ブルノの見せ場


552 :森崎名無しさん:2011/01/27(木) 14:29:32 ID:???
 ★どっちがボールを持って何がどうなった?→ クラブK
JOKERwww

553 :森崎名無しさん:2011/01/27(木) 18:50:48 ID:???
兄貴の偉大なる死がサッカーでは使えない?そんなことはないと思う。
というか俺はこんな感じの能力を想定していた

スキル・偉大なる死
接触プレー時相手プレイヤー一人に−3修正、相手のガッツが400以下の時更に−2修正
スキル発動時ガッツ1、5倍消費

無差別だと目立つ事になるのなら直に触ればいいじゃないってことで
あとリゾットのメタリカならさりげなく貧血を起こさせる事もかのうだと思う


554 :森崎名無しさん:2011/01/27(木) 18:53:20 ID:???
さすがに選手がいきなり老化したらやばいだろw

555 :森崎名無しさん:2011/01/27(木) 20:06:24 ID:???
いいかッ!オレが怒ってんのはな、てめーの『諦めの速さ』なんだアナカンッ!

そりゃあ確かにザ・グレイトフル・デッドをいきなり出せって言われたんだ、衝撃を受けるのは当然だ!
本筋を変えちまうんだからな!オレだってヤバイと思う!

だがッ!オレたちチームの他のヤツならッ!あともうちょっとで兄貴の見せ場が作れるって書くのをを決して諦めたりたりはしねぇッ!
たとえイスラスがかませになろうともなッ!

オメーはマンモーニなんだよアナカン!ビビったんだ…甘ったれてんだ!わかるか?え?オレの言ってる事。
ザ・グレイトフル・デッドのせいじゃあねぇ、心の奥のところでオメーにはビビりがあんだよ!

『書く』と心の中で思ったならッ!

その時スデに行動は終わっているんだッ!

嘘ですすいません話題を見た瞬間言ってみたくなったんです無理せず頑張ってくださいすいません

556 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/27(木) 20:32:40 ID:???

>>552 ブルノさんは反響が大きいですね…正直私の想像以上でした。

>>553 基本的に(サーレーさんを除く)彼等は本職の暗殺チーム(特殊メイク変装中)なんですよ。
    自分の能力を人前で曝すのはギリギリまでやらないのです。
    それに直触りならオン、オフや老化速度のコントロールも可でしょうが、
    通常の使い方では範囲・射程含めて難しいかなと思ってます。(この解釈は人それぞれかもですが)
    DFも巻き込んでしまうでしょうし、能力の気付かれるという懸念も大きい筈です。
    …メタリカについては適確なのでノーコメとするしかw

>>554 一瞬だけ発動するってのもありかもですけどね。
    しかし夏の日差しの下だし効果高すぎるかもw

>>555 ゲェッ、兄貴ぃ!? ぶ、ぶたないでくれよう兄貴ィ!
    いやあビビッて書けないのはその通りっすねw
    その代わりに各自能力とFixした技(戦術)で、なるたけ頭も使って追い詰める事を考えたのですw
    まあカードによってはそれもどうなるか判りませんけど…
    あ、セリフパロめっちゃ面白いです、感謝w
===============================================

557 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/27(木) 20:33:41 ID:???

> どっちがボールを持って何がどうなった?→
> ≪クラブ≫ ナポリの見せ場
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

イスラスの1点により完全に息を吹き返していた筈のレッチェ選手達。
しかし試合が進むにつれ、再び戸惑いに駆られ始めていた。

普通ならばレッチェのサッカーを前にした敵は、徐々に自分達のサッカーを失っていく筈なのだ。
まずポゼッションサッカーによる圧倒的な中盤支配を受け、自分達のペースを奪われる。
苦労して得た攻撃の機会も、詰め将棋のように考え尽くされた守備により攻め手が見えなくなり…
積極性を失い、弱気なバックパスや無計画なロングボール、闇雲な突破を繰り返す事になる。
そしてエースと呼ぶべきチームの主柱をイスラスとディッテンベルガの個が粉砕し…勝負を終える。

これが並みのチームがレッチェを相手にした時に通常起こり得る事である。
事実、ほとんどのチームがこのテンプレートの通りに破れてきた。
彼等を破ったフィオレンティーナでさえ、前半は心を折られかけたのだ。

それなのに…

このナポリというチームには精神的な失調は全く窺えなかった。
砂粒ほどの焦りを見せる事もなく、淡々と守備と攻撃を繰り返していた。
レッチェの選手が『いつもとちょっと違う』と感じ始めると、その気持ちは少しずつ伝染・増大していく。
まして一つ前の試合では、それを実感した頃には決定的な敗勢に追い込まれていたのだ。
選手達が敏感に考え始めるのは思ったよりも早かった。


558 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/27(木) 20:35:38 ID:???

ミケーレ(どういう事だよ、こいつら…。)

チェーザレ(まるで機械を相手にしているようだぜ…。)

カルネバーレ(それにこいつ等…なんてぇ冷たい目をしてやがる?)

こうなると精神的に追い込まれる役割は本来の配役と逆転してしまう…。
ディッテンベルガもマンチーニも薄々その事に気付き始めていた。
そして…彼等2人が手を打たなければならないと、そう思った時には遅かった。


先着で
 ★何がまずいのでしょうか!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ、ハート≫ ナポリの選手交代、先に手を打たれたのです。
≪スペード、クラブ≫ アイツは決断も行動も速い、ムリをさせすぎるのです。
≪クラブA≫ ??? 多分大変です。
≪JOKER≫ ブルノがゴールポストと会話し始めたのです。


559 :森崎名無しさん:2011/01/27(木) 20:36:52 ID:???
 ★何がまずいのでしょうか!→ ハート5

560 :森崎名無しさん:2011/01/27(木) 20:37:59 ID:???
JOKERはいつものことでは?(笑)

561 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/27(木) 20:41:44 ID:???
>>560 このJokerはスレ主にとってのJokerです(描写的な意味で)

今日の更新はここまでかな…と、有り難う御座いました。
後で携帯から少し書けたらいいなーなんて、ではでは。

562 :森崎名無しさん:2011/01/27(木) 20:43:13 ID:???
乙でしたー

563 :森崎名無しさん:2011/01/27(木) 21:04:19 ID:???
まだレッチェにも目はあるか。しかしJOKER自重www

564 :森崎名無しさん:2011/01/27(木) 21:20:12 ID:???
レッチェが勝ってもイスラスの怪我が影響でそうだな
パルマのデータ取りはナポリが良さそうだが・・・

565 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 13:47:11 ID:???

こんちゃ! 昨夜はお疲れさまでした!
チャットで試合観戦とか初めてだけど楽しかったぁ! 途中で同居人にPC占拠されたけどw
しかし川島さんは最高でしたww おめでとう日本代表!!
森崎板のチャットに参加出来たのはぶっちゃけ初めてでしたが、また参加したいすなぁー。


>>562 乙感謝だっぺよ!
>>563 レッチェも只のチームじゃないですからね、まだ分かりませんよw
>>564 パルマのデータ取りにナポリが良いか…そうとは限らないかもです。
===============================================

> 何がまずいのでしょうか!→
> ≪ハート≫ ナポリの選手交代、先に手を打たれたのです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

<ナポリベンチ>


ザッ……

リゾット「1−1、拮抗しているじゃないか……なあホルマジオ?
     スタンド能力は使ってないだろうな?」

ジリジリと互角の攻防が続く前半の半ば…ナポリでは1人の男が遅れてベンチ入りしていた。
チームの中心となるべき人物…パッショーネ暗殺チームのリーダー、リゾット・ネエロである。
ベンチ観戦していたホルマジオは、その問いかけが自分に向けられている事を察知して振り返った。

566 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 13:48:57 ID:???

ホルマジオ「……ああ、リーダーじゃねーか……相変わらずこの仕事は重役出勤だねぇー。
       安心しなよ……スタンド使ってるのはサーレーの間抜け野郎だけだぜ。」

リゾット「“脅威”、それは謎があるゆえ……ぬくぬくした幹部直轄には理解できない事だ。」

ホルマジオ「ま、アイツが死のうがオレ等には関係ねーって話だな…。」

彼らが話しているのは能力の秘密を知られる事へのリスクである。
この会場では誰が彼等のプレーを観ているか分かったものではなく、
少なくともポルポの部下であるサーレーは確実に見ているのだから。
…能力の正体を突きとめる程の分析力がサーレーにあるかという疑問はあるが。

ホルマジオ「…で、どーすんの? 出るって言ってたが、こんな任務に頑張るのかよぉー?」

リゾット「確かに下らない任務だ……そもそもオレ達がやるべき事じゃあない。
      …だがまあ今回は特別だ、カルチョは嫌いじゃない。」

ホルマジオ「そーかい、そりゃあ仕方ねぇーなぁー……。」

フゥ…と面倒そうな溜息を吐いてホルマジオもウェアを脱いだ。
そして審判に対し2人分の選手交代を申請をしたのである。


ピッ…!

前半28分、サイドの攻防でボールがラインを割った。
最後にボールを触ったのがモゼという事で、線審はナポリのスローインを示す。
ナポリはこのタイミングで選手を入れ替える。
LSHのチンクエに代わってリゾット、RSBのトレに代わってホルマジオがそれぞれピッチに入り…
それによってフォーメーションも若干の変更が加えられた。


567 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 13:50:51 ID:???

ナポリ(4-5-1)

−−−H−−− Hサーレー
−−−−−−−
−F−I−J− Fリゾット Iソルベ Jジェラート 
−−−−−−− 
−−E−G−− Eペッシ  Gギアッチョ
−A−D−B− Aドゥーエ Dイルーゾォ Bホルマジオ
−−−C−−− Cクワトロ
−−−@−−− @プロシュート


プロシュート(お…リゾットが来たか。)


マンチーニ(この時間帯で交代…しかも2人もか。)

ディッテンベルガ(先に手を打たれた…!)

ナポリが先に動いた事でレッチェは再び劣勢に追い込まれる事になった。
良くも悪くも膠着状態の頃、レッチェはナポリの攻撃パターンを潰して来れた。
敵選手の隠されてきた特徴も少しずつインプットされ、(気が焦っていても)
相手の仕掛けに反応する事が難しくなくなってきたタイミングでの交代…
つまりレッチェは敵の新たなパターンへの対応と言う意識に追われる事になった。

実況「さあドゥーエくんのスローイン、これがペッシくんに渡ります。
    フォーメーションを…4-2-3-1ですか? 組み替えたナポリ、ここは注目です。」

ペッシ(OMF3枚に対して厄介なボランチが2枚…オレがこのミケーレって奴を抜けば、
     ボランチは中央とこちらのサイドにシフトするしかない、そしたらサイドチェンジ…
     …てのがロジカルな組み立て方って奴だろう?)


568 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 13:51:55 ID:???

ミケーレ「止めてやる!」

ダダダッ!


ペッシ(感じ取ってやるぜ!! 何をしようとしているのか…
     お前の… 全て 動きは 読んでやる!)

ババッ、サッ!

実況「おっと! ペッシくん、ここまでシンプルにパスを繋げていたが ここで単独突破!
    ボランチの彼が1人抜いた事で左サイドは人数差が生まれます!」

ジャシント「チィッ! リベリ、オレのスペースをフォローしてくれ!
       あのリゾットって野郎も何してくるかわかんねえんだ!」

リベリ「任せろ!」

イスラス「……」

ペッシ「針にかかったな!?」


スッ…
シュパァァァァン!

ペッシは逆サイドへ向けてサイドチェンジを放った。
リベリが消えたスペース…ジェラートへ向けてのパス、誰の目にも理想的な崩しと思われた。


569 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 13:53:35 ID:???

イスラス「…させん……!」

しかし逆サイドにはこの男が居た。
驚異的な足でリベリの空けた穴を埋められる男が。
ジェラートとボールの間に入り、容易にインターセプトの構えに入るが…。

ペッシ「イスラス…プロシュート兄貴をぶち抜いたお前をオレが見失うものか。
     “お前(イスラス)の動きこそを全て読んでやる”とオレは言ったんだぜ。」


バシュッ……ズズズ…
  …ポーーーーーーーン!!!!

イスラス「!?」

実況「おっとぉ!? これはボールに強烈な回転が懸かっていた!!
    ボールはコースを変えて…ギアッチョくんがそれに走り込んでいたぁぁぁ!!」

ギアッチョ「オレとボールの距離はもう目と鼻の先…って言うじゃねぇかよぉぉぉぉ…。
       目と鼻の間の距離が近いからっての語源らしいが……? “先”って何だ!?
       目と鼻の“距離”とか“間”でいいじゃねえかよ! “先”って納得いくかぁ!?
       舐めやがって、クソがッ! オレを舐めてんだろ、この言葉ぁ!?」

最高スピードに乗っていたギアッチョは、このボールを確保してそのままゴールへと猛ダッシュ。
ジャシントとリベリが逆サイドに位置する以上、彼を止められる可能性があるのはイスラスだけだ。
そのイスラスも、静止状態からギアッチョの最高速へ追い付かなければならなかった。


570 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 13:54:41 ID:???

イスラス「間に合え…!」


先着で
 ★ペナが重なるイスラス→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ≫ 追い付いた! なんとかボールを零したぞ!
≪ハート、スペード≫ ギリギリ追い付き…抜かれたが、ヤツのスピードを遅めて時間も稼いだ。
≪クラブ≫ ギアッチョがスパイクと芝に仕掛けを…イスラスは追い付けない。
≪JOKER≫ 加速装置発動!? イスラスがギアッチョを止めたぁぁぁぁ!!


571 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 13:55:17 ID:???
 ★ペナが重なるイスラス→ ハート6

572 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 15:17:31 ID:???

>ペナが重なるイスラス
>≪ハート≫ ギリギリ追い付き…抜かれたが、ヤツのスピードを遅めて時間も稼いだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ダダダダダダダ…!
   ズダダダダダダダ…!!!

ギアッチョ「う、うおおおおおお!?」

イスラス「……」 ズキン…ズキン

ギアッチョよりもイスラスの方が速い…これは確定的に明らかであった。
何よりイスラスはスタートダッシュが速く、静止状態からの不利を物ともしなかった。
これは既に自身の最高速にあったギアッチョにとっては信じ難い話であった。
追い付かれ、サイドからタックルにくるイスラスに向け、ギアッチョは半ば自棄になって叫ぶ。

ギアッチョ「クソが…… それなら来い、来いよぉっ!
       無駄な足掻きをしに、止めを刺されによォォォ!!」

イスラス(クッ…!?) ズキン…ズキン


573 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 15:19:11 ID:???

ドドドドッ…
  ガシィィィ!!

実況「おっとぉ!? これはギアッチョくんの直線的ドリブルだ!
    イスラスくん、ギアッチョくんに追い付き捕捉しましたが、吹っ飛ばされる!
    だがそのお陰でドリブルスピードはガクンと減速した!」

ディッテンベルガ「イスラスウゥゥゥゥ!!!」

ディッテンベルガがギアッチョの前に立った、当然彼はジェラートとサーレーもチェックしている。
彼は中央から右サイドの攻撃を全てシャットアウトするつもりでいたのだ。
それを可能にする隙の無さ、凄味がディッテンベルガにはある。
だがしかし…

ギアッチョ「オメーら、さっきの交代がどういう事かをよぅ…
       フォーメーションを変えただけなのか…理解してなかったみてぇだなあ…」

ディッテンベルガ「戯言を…!」


ポンッ…!

ディッテンベルガ(破れかぶれのパスか!? あんな方向、誰も………!?)

ギアッチョ(見やがれ、ウチの大将のミスディレクションと…そして消えるフェイントをな!)


574 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 15:20:56 ID:???

ディッテンベルガは目を疑った。
ギアッチョが出したパスを受け取る選手など誰も居ない筈だった。
少なくともディッテンベルガが見た最後の配置から、そこに選手がフリーで居る事は有り得なかった。

ディッテンベルガ(バカな!? 左サイドのお前が何故そんな所に居る…!)

ジャシント「何だよこいつ…素人か!?」

リゾット「オレはお前に……近付かない。」


ドドドドドド

先程入ったばかりのリゾットがポジションを無視して中央まで出張って来ていた。
この位置で彼の前に立てるのは、もはやジャシントとチェーザレの2人だけ。
ここでドリブルを止められなければ失点は免れられない。

ジャシント「クソッ、ツインタックルじゃなくたって!」
チェーザレ「ここは通さない!」

ダダッ…!


575 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 15:21:59 ID:???

リゾット「なるほど…走って向かってくると言う事は…
      相手の動きをよく見るタイプじゃあないって事か…お前のプレイスタイルは。」

ジャシント「なにっ!?」

ジャシントはドキリとした。
確かにツインタックルはジャシントの鋭いタックルで崩し、
それにタイミングを合わせたリベリの丁寧なタックルを奪い取る連携だったのだ。

リゾット「それさえ分かれば、お前の『抜き方』は…出来ている。」

ジャシント「い、言ってろ!」


ザッ…キュッ!      …コッ

リゾットは右に行くために蹴り出したが…それは見せかけで、ボールを引き足で左に戻した。
ジャシントらは右から慌てて左へと視線・身体を戻して突っ込むが…そこにボールは無かった。

ジャシント「なにっ!?」

リゾットはボールを軸足当て、さらに彼等の逆を突いていたのである。
そのまま引き足を踏み込みんでボールを追いながら蹴り出していった。


576 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 15:23:03 ID:???

ダダッ!

リゾット「これで再び1点差…。」

実況「抜いたぁぁぁぁ! リゾットくん、2人を幻惑するような足技で一気に突破!
    これでGKと1対1……いや、もうゴールでいいでしょこれは。
    はい、2対1です、頑張れレッチェ!」

ブルノ「おいいいいいいいいいいいい!! それって納得いくかああああああ!?
     オレはぜーーーんぜん納得いかねえええ! クソがッ! 舐めてンのかこのオレを!」

ポスト「いや、適切な処置と言える。」

ブルノ「何で会話になってんだよ! おかしいだろ!?」

リゾット「…………」


先着で
 ★ブルノ得意の1対1→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ10以上≫ ポストの超ファインプレイ!
≪ダイヤ10以下、ハート、スペード、クラブ≫ 普通に決められた
≪JOKER≫ ブルノがスタンドに目覚めた


577 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 15:24:04 ID:???
 ★ブルノ得意の1対1→ ダイヤ7

578 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 15:25:04 ID:???
くそ、惜しかったwダイヤじゃなくてダイヤ10以上とかさすがブルノ様だぜ!
しかし実況自重しろw

579 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 15:25:45 ID:???
ていうかGK変えろw

580 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 15:34:28 ID:???
ブルノのスタンドはやっぱりポストだったのかー?
すべてのシュートをポストに当てる、ミスター・ポストマン

581 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 16:01:53 ID:???
>>570でクラブが出てたら問答無用でゴールだったのかな。

582 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 17:36:23 ID:???
>>580 ブルノさんの秘密はまだまだ明かされませんよー(いや、そんな秘密があるかも謎ですが)

>>581 一応同じような確率のカードがありました。
     リゾットを温存したまま決定機を演出できたか否か、の差がありましたね。
===============================================

>ブルノ得意の1対1→
>≪ダイヤ10未満≫ 普通に決められた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ザッ…!

ブルノ「いくぞ…… う、ず、ま、き、ブルノ連弾!!」

リゾット「……」

ブルノが只の『シュートに備える』に吠えた。
何が連弾なのか、何が渦巻いているのか…それは彼にしか分からない。


スッ…
 バシュッ!

リゾットは冷静なボールタッチでブルノをかわし、空っぽのゴールにボールを叩き込んだ。
決めた本人は丸っきりあっさりとやってのけ、そしてガッツポーズも出さずに自陣に戻った。
観客が本当にゴールしたのか疑いたくなるようなリゾットの様子だったが、審判の笛が事実を伝えていた。


ピィイイイイイイイイイイイイイイイ!!


レッチェ 1−2 ナポリ

583 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 17:38:30 ID:???

リゾット(気のせいか……。 誰かと会話している様子、自律式スタンドの使い手かと疑ったが…。
      あいつ(ブルノ)の表情には演技ではない『無知』と疑いのない『自信』があった。
      スタンド使いなら、さっきのオレのドリブルを見て“敢えて”近付いてくる筈は無い…
      しかも赤子以上に隙だらけだった…。)

溜息を吐き、落胆のようなホッとしたような表情でリゾットは結論を部下に話した。

リゾット「あいつ…ただのバカだ。 (オレ達にとって)無害なザルキーパーの小僧だ。」

ホルマジオ「やっぱり?」
サーレー「オレもそんな気がしてた。」

プロシュート(ば…バカな! 決勝トーナメントだぞ!? 勝つ気ねーのか、レッチェ!?)
クワトロ(レッチェ…キミ達は強いチームだが、キミ達のGKがいけないのだよ。 フフフフ)

リゾット「とにかく、だ…いつも通りここからはカウンター1本でいく、無闇に力を見せる必要は無い。
      プロシュート、お前がDFのタイミングを指示しろ。
      老人のようなスローな動きになるよう、敵を誘導してやれ。」

プロシュート「OKだ…もうイスラスのドリブルはオレに通用させねえ。
        ホルマジオ、イルーゾォ、タイミングを誤るなよ?」

ホルマジオ「仕方ねぇーなぁー。」
イルーゾォ「本来はPAに入れてやりたくもないが…、まあ止むを得ないだろう。」

こうしてナポリの選手達は守備戦術を確認し終えた。
彼等の表情はあくまで不敵であり、しかし相手を見下したような色は浮かんでいなかった。


584 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 17:40:38 ID:???

実況「さあ再び1点差を付けられたレッチェ、攻めるしかありません!
    前半中に同点に追い付けなければ精神的疲労は大きいぞ!?」

マンチーニ(クソッ、分かってるんだよそんな事は!)

キックオフからレッチェは再びポゼッションサッカーの構えを取った。
最終ラインを上げ、コンパクトな中盤を作り上げてショーパスコースを無数に作り上げる…
しかし最後の詰めがどうしても上手くいかなかった。
カルネバーレへのクロスはカットされ、マンチーニ自身のバナナシュートでは通用しない。
こうなるといよいよレッチェはイスラス頼みとなるしかないが…

マンチーニ(そりゃマークを付けるよ、イスラス相手なら2人使っても惜しくない、オレだってそうする。)

イスラスへのパスだけはどうしても遮断したいのか、前線・中盤から積極的に人数が付いていた。
こうしてレッチェが攻めあぐねた状態で、時間ばかりが過ぎていく…。


先着で
 ★前半残りの見せ場→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ≫ レッチェにだって隠している実力くらいある!
≪ハート≫ イスラスが一瞬の隙にマークを振り切った。
≪スペード、クラブ≫ 膠着のまま前半終了
≪JOKER≫ マンチーニとカルネバーレに覚醒が!?


585 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 17:41:06 ID:???
 ★前半残りの見せ場→ ダイヤA

586 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 17:45:40 ID:???
隠している実力?とうとうブルノの本気が明らかにw

587 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 18:17:43 ID:???
お、これで流れが変わるか?

588 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 19:51:35 ID:???

> 前半残りの見せ場
> ≪ダイヤ≫ レッチェにだって隠している実力くらいある!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

自陣ゴール前から逃げ出す大きなクリア、そして攻撃としてのロングボールの放り込み…
ナポリはラインを下げて守備人数を揃え、この2つばかりを多用していた。
完全に勝負と割り切った戦術…ブラジルではブーイングが飛ぶ所だが、ここはイタリア。
勝利のためならば、えげつない行為も容易く認められる。

マンチーニ(まずい…時間ばかりかけて、全く攻めきれない…!)
カルネバーレ(どうすんだよ、こいつらの守備はマジで固いぜ!?)

イルーゾォ「お前は許可しない!!!」


バシュゥゥゥッ!!!

何度目かになるナポリゴール前からのクリア。
イルーゾォの強力なキック力でボールは一気にレッチェの最終ラインに届く。
このボールの処理をミスればサーレー、或いはリゾットに渡り、ピンチとなり得るが…


ポスッ…

最後尾でカバーリングするのはディッテンベルガ、何の事故も起こり得なかった。
しかし所詮ロングボールの処理に成功しているだけ、ゲームの流れは変わらない。

589 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 19:54:46 ID:???

ディッテンベルガは最後尾から前線の停滞する様子をじっくりと観察してきたが…
どうやらナポリ側のミスは期待できそうにないと判断するに至った。
攻め続けられる圧力にも平然と対処しているナポリ選手は、
まるでもっと厳しい修羅場を体験してきた猛者のように思えるのだった。

ディッテンベルガ(出来ればパルマ戦まで使いたくはなかったが…もはや打開策は一つしかない!)


ポンッ…ポンッ…

ソルベ(クソッ、うぜえパス回しだ…)

ディッテンベルガ(スペースが空いた…!)

サーレー「うっ!?」
リゾット「上がってきたか…!」

ディッテンベルガはここに来て自分がゲームメイクする事を決めた。
ディフェンスラインでのパス回しから、隙をみてボランチの位置のスペースへスルスルと上がり…。
ミケーレ、リベリ、ジャシント、マンチーニと共にパスワークで中盤を掻きまわした。
中盤の人数が増やされただけでなく、その増えた人物が万能のオールラウンダーとなれば
ナポリとしても、そうそう為す術が見当たらない。
ラインをジリジリと下げ、プレー出来るスペースを減らすくらいが関の山だった。


590 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 19:56:35 ID:???

ディッテンベルガ(守備を固めてフィニッシャー2人をマーク…そのスタイルは変えないか。
          やはりそれが限界だ、もう1人のゲームメーカーをマークする余裕はない!)

ポンッ…!
 …ポンッ!

ナポリの守備に大きな変化が無い事を確認し、ディッテンベルガは覚悟を決めた。
マンチーニとのワンツーでボールを動かし、自らをアタッキングサードの位置に持っていったのだ。
流石にこの位置はイルーゾォが張っており、カバーを仕掛けてくる。

イルーゾォ「おいおい…いいのかそりゃあ? ボールを奪われたら終わりじゃないのか?」

ディッテンベルガ(その挑発…オレにリスクを意識させ、仕掛ける可能性を削りに来ているか。
          だが、裏を返せばお前の意識はイスラスに向いてるのがバレバレだ!)
          

クンッ!

イルーゾォ(そうだろうなぁぁ! ………あ?)

ディッテンベルガがイスラスの位置を視線で確認した…パスを出すスペースを見計らったんだ。
たった視線だけのフェイントだったが、今のイルーゾォには効果覿面だった。
リスクを考えれば、こんな位置でディッテンベルガが自身で仕掛ける事は考えていなかったのだ。

ディッテンベルガ(ここまでは計算通り…。 最後にこいつらの選択肢を狭めるために…!)


591 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 19:57:52 ID:???

先着で
 ★ディっテンさんが決めます?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ、ハート≫ 必殺シュートを見せます。
≪スペード≫ 必殺シュートを放つが…その時、口の中にジャリッと砂のような物を噛む感触があった。
≪クラブ≫ 同上+シュートがグラウンドのギャップか何かによって枠外です。
≪JOKER≫ なんとここでバックパス!? それに走り込むのは…


592 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 20:02:56 ID:???
 ★ディっテンさんが決めます?→ ダイヤ8

593 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 22:49:26 ID:???

> ディっテンさんが決めます?→
> ≪ダイヤ、ハート≫ 必殺シュートを見せます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ザッ…!

イルーゾォが視線と重心をイスラスの方に向けると同時に…
それとは真逆の方向へディッテンベルガはサイドステップをかけていた。

イルーゾォ「なななななにぃっ!」

ディッテンベルガ「おいおい…こんな程度で驚くのか?」

先程のイルーゾォの言葉を皮肉るように言ったディッテンベルガ。
水平にステップしながら、さらに脚を振りかぶるという高水準の技術で周囲を驚かせ…

ディッテンベルガ「飛び立て! テイクオフシュート!!」


バッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

放ったシュートの威力とボールが描く軌道は、もう一段上の驚愕を与えたのだった。


ドガアッ!
    クワトロ「うぬぅぅぅぅ!」

プロシュート「グラウンダーのシュートか・・! だがコースは見えているぜ!!」

地を這うようなシュートは轟音を伴ないナポリゴールに迫っていた。
プロシュートは軌道を読み、ゴール右隅を狙ったシュートへダイビングする…が!


594 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 22:51:30 ID:???

ギュルギュルギュル!

プロシュート(この音、この回転…! や、ヤベェ! このシュートは……!)

ディッテンベルガ「飛び立つ!!!」


ザシュッ…!!!
  ギュイーーーーーン!!!    ……シュンッ!!


ピィイイイイイイイイイイイイイイイ!
  ピッピィイイイイイイイイイイイイイイ!!!



レッチェ 2−2 ナポリ


同点を告げる笛が鳴り響き、それを追うように前半終了がピッチに告げられた。
レッチェはギリギリで同点に追い付き、後半へ弾みをつけられた形になったのである。


595 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 22:55:12 ID:???

実況「決まったぁぁぁぁ!!! ディッテンベルガくん、ここで思わぬ隠し玉!
    芝を抉るように地を這うシュートが、バウンド時に信じられない急上昇!!!
    これを読めというのはGKには酷な話だぁぁ!!」

観客「うおおおおお!」「あんなシュートを持ってたのか!?」「流石は皇帝の再来!!」

新田「い、今のは…!」

中山「あの軌道…バックスピンを掛けていたのか!?」

三杉「おそらく…しかし推進力と侵入角度、バウンドさせるタイミング…凄い難度のシュートだ。
    そして、それに見合った威力と守り辛さを兼ね備えている…。」

ディッテンベルガの必殺シュートにフィオレンティーナは唸るしかなかった。
こんなシュートを隠し持っていたとは、彼等は全く考えていなかった。

バンビーノ「驚いたな…オレ達の時には使わなかったのか、それともこの数日で編み出したのか…」

中山「今となっては分からないが…使われていたら危険だったな。」

三杉「確かに危険だった…あのシュートが強力、というだけの意味じゃなくてね。」

中山「…と、言うと?」


596 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 22:58:27 ID:???

三杉「マークの枚数が足らないのさ…。
    レッチェはこれまで攻撃を組み立て、最後まで完遂出来る選手が一人しか居なかった。」

新田「イスラス…ですか?」

三杉「ああ…ディッテンベルガとは形は違うが、彼は起点となってフィニッシュも出来る。
    だからこそ、攻撃のイニシアチブを取られない為に相手チームはマークするんだ。
    だけど同じレベルで攻撃の集中になれる選手がもう一人存在してしまえば…話は変わってくる。
    どちらが攻撃のイニシアチブを取るのか、警戒しきれないんだ。」

バンビーノ「マークをしてもまともに抑えきれない選手が存在し…
       しかもそのどちらかはマーカーが足りずにフリーとなるのか。」

ミュラー「まるでベッケンバウアーとネッツァーの“ランバ・サンバ”ですね…。」

この話にメンバー達は息を呑んだ。
予選でなんとか破ったレッチェが、さらに闘い辛い相手に成長していると言う事実。
得点差では圧倒していたが、スコアから読み取れない苦しみがあったのを思い出していた。

レントゥルス「うわああああ〜〜 再戦したくないよぉおおお〜〜〜」

レントゥルスの悲痛な叫びが皆の心を代弁した。
いつもならば皆でなだめる所だが、この時ばかりは誰にもなだめる余裕がなかった。

597 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 23:00:03 ID:???

レッチェ、ナポリ両チームの選手達が一旦控室に下がっていき、ハーフタイムとなった。
サッカーのレベルはレッチェの方が上だが、それを上回るような凄味をナポリは示していた。
踏んできた修羅場数が違うとでも言わんばかりのメンタルの強さは驚愕して良いレベルだった。
パルマvsサンプドリアとは比較にならない拮抗した試合展開に誰もが精神的疲労を感じていた。

三杉(ハーフタイムか…どうしよう。)


A パルマ対策でも話し合ってみようか
B レッチェ対策でも話し合ってみようか
C ナポリ対策でも話し合ってみようか
D ブンナークに説教してみようか
E 弥生の事を考えてみようか
F モニカの事を考えてみようか
H そ の た

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


598 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 23:10:06 ID:s3TbrN6A
F

599 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 23:21:54 ID:V0kymIGg
A

600 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 23:31:38 ID:lzaezYVw
A

601 :森崎名無しさん:2011/01/30(日) 23:37:01 ID:???
総合力ではレッチェが上だろうけど、イスラスが怪我してるし分からないな。
これはどっちが勝っても面白くなりそうだ。

602 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 00:28:10 ID:???

>>601 どもでーす、試合の感想述べて下さって嬉しいのぜ!
===============================================

>A パルマ対策でも話し合ってみようか
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(そうだな…パルマについて対策を話し合ってみよう。)

まだ当たるか判らない相手だが、三杉はやはり彼等を気にしていた。
これほどのチームを作り上げたイスラスとディッテンベルガが恐れるチーム…
先程のサンプドリア戦でも実力の高さは窺えたが、まだその全容は見えていないのは明らかだった。
そして何より、三杉はパルマと決勝で当たる予感がして仕方無かった。
根拠は何もない……にも関わらず、確信に近い思いを抱いていた。

三杉「皆、この試合の話もいいが…パルマ対策について話し合わないか?」

バンビーノ「パルマか…構わんが、具体的に何について話すか決めているか?」

三杉「そうだな…」


A パルマのフォーメーションと戦術について特徴を思い出しながら対策を考える
B パルマの攻撃について、試合を思い出しながら対策を考える
C パルマの守備について、試合を思い出しながら対策を考える
D 特定の選手について、特徴を思い出しながら対策を考える(※更に分岐)
E その他 特別に話したい事があれば・・・

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

※現時点ではまだ情報不足なので、ある程度のまとめと推測になります。
 また個人的に思う事、パルマにやってみたい戦術が既にある方は記述して下さい。


603 :森崎名無しさん:2011/01/31(月) 01:02:34 ID:OLTOtesg
A

604 :森崎名無しさん:2011/01/31(月) 01:09:08 ID:+tlh7gsM


605 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 02:00:41 ID:???

>A パルマのフォーメーションと戦術について特徴を思い出しながら対策を考える
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「…まずは相手のフォーメーションと基本戦術の確認をしよう。
    正直言ってスタメン選手の特徴を把握したとは言えないからな。」

そう言うと三杉はノートを取り出し、先程の試合におけるパルマのフォーメーションを書き出した。
物の1分もしない内に書き終えると、仲間達にノートを広げて見せる。


−−−−−−− 
−−J−H−− Jタルデリ Hフェラーリ
−−−−−−−
−−−I−−− Iシニョーリ 
F−D−E−G Fシル  Dディモス  Eコンティ  Gガリバルディ
−−−−−−− 
−A−−−B− Aトリノ  Bカステッリーニ
−−−C−−− Cクスタ
−−−@−−− @シューマッハ


三杉「これが基本的な形…3-5-2だが、もっと言ってしまえば3-4-1-2だ。」

バンビーノ「3-4-1-2か…4列表記と言うのは珍しいな。」

三杉「うん…まあ普通は言わないけど、今回は模擬的にそう表現させて貰ってるよ。
    とにかくこれが基本の形、そしてスタメンの選手の名前だ。」


606 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 02:02:17 ID:???

これを見たブンナークが思い出したように呟いた。

ブンナーク「FWに2人…そうだったよな。 だが点を取ったのは2列目のシニョーリだけ…
       なんだよ、パルマのFWは人数合わせの雑魚って事か?」

三杉「それは…」


先着で
 ★パルマのFWの事を見ていたか→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ≫ タルデリもフェラーリも良く見ていた
≪ハート≫ タルデリの事は良く見ていた。
≪スペード≫ フェラーリの特徴は判り易かった。
≪クラブ≫ タルデリは多分侮れない…くらいしかわがんね。
≪JOKER≫ タルデリとフェラーリの実力はエブリシングお見通しだ!


607 :森崎名無しさん:2011/01/31(月) 02:21:28 ID:???
★パルマのFWの事を見ていたか→ ハート9

608 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 03:35:28 ID:???

> パルマのFWの事を見ていたか→
> ≪ハート≫ タルデリの事は良く見ていた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「とても雑魚とは言えない相手だったぞ、少なくともタルデリはな。
    イタリアJrユースに選出される才を持ち、屈辱を経て磨いてきた実力は間違いない。」

チラリとバンビーノを見ると、腕を組んでウンウンと頷いている。
タルデリの事は恐らくバンビーノの方が知っている筈だが…
敢えて自分からは発言しない所に、そこはかとない黒さを感じて三杉は苦笑した。

三杉「(まあいいか、間違いや不足があれば補足訂正をするだろう。)
    何度か見せた競り合いでは、悉く相手を上回っていた…肉体は間違いなく屈強だ。」

ブンナーク「ほう…?」

屈強…と聞いてブンナークがピクリと反応した。
パワー系はパワー系と競う事が一つの楽しみであり、今もそんな事を考えているのだろうと思われた。
だが三杉は冷たーーーい瞳と声で話を続ける。

三杉「屈強なFWと言っても誰かみたいにシュートばかりを考えているわけじゃない。
    タルデリはFWだが前線から積極的に守備をしかけていた、それも中々鋭いタックルでね。
    DFが3枚のパルマにとって、高い位置での守備はハッキリ言って相性が良い…
    おそらくあの監督が後天的に仕込んだ物だろうが、油断出来ない。
    チームのタクティクスを彼自身も把握できていなければ、あれほど守備は出来ないだろう。
    …逆を言えば、それが出来ているのはチーム内での役割を確立している証明でもある。」

ブンナーク「(´・ω・`) あれ、オレもしかして槍玉にあげられてる?」


609 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 03:39:16 ID:???

ブンナーク「(´・ω・`) あれ、オレもしかして槍玉にあげられてる?」

三杉「いや、気にしないで聞いてくれブンナーク。
    そうそう、サンプドリア戦では機会がなく確認できなかったが…
    パスかドリブルが上手ければ、ポストプレイヤーとしても一端に活躍しそうだ。
    屈強かつハードワーカー、将来的に有望なFWの形と言えるかもね。」

ブンナーク「(`・ω・´) か、肝心のシュートが強くなけりゃな…FWだしよ!」

新田(ブンナーク…そんな認識で大丈夫か?)

三杉「さて、彼のシュートが強力かどうか…? …と、これは現時点じゃ判断できないな。
    キック力は間違いなく高いと思うが、シュートはセンスも重要だからね。
    僕のタルデリへの印象は“無骨”…そこまでシュート技術を高められているかは疑問だ。」

ブンナーク「∩( ・ω・)∩ バンジャーイ そんならオレがFWの仕事を見せつけてやんよ。」

三杉「…出来ればもうそろそろフリーダムからロジカルに移行し始めて貰いたいな。
    確かに強力なシューターは貴重だが、敵の守備が固ければ結局は博打になる。
    ワンパターンにならない搦め手の一つでもあれば戦術の範囲は広がるなあ。
    …と、これは独り言、独り言…。」

ブンナーク「ヽ(≧Д≦)ノ 」

中山(三杉…。)
新田(ブンナークぇ……)

三杉「…と、話が逸れてしまったかな。
    バンビーノ、タルデリの事で何か抜けている事はあるかい?」


610 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 03:40:31 ID:???

先着で
 ★教えてバンビさん→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ≫ ああ、基本的に同じ認識だが…少しだけ補足させて貰おう。
≪ハート、スペード、クラブ≫ いや、オレの認識と同じだ。
≪JOKER≫ ダイヤよりkwsk


611 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 03:52:38 ID:???

ほいでは暫く中断です、誰かカード引いて下されー。
レス数と容量のバランスから今回も1000いかなそうな悪寒がヒシヒシ。
∩( ・ω・)∩ コマッタナー

612 :森崎名無しさん:2011/01/31(月) 03:54:35 ID:???
 ★教えてバンビさん→ ダイヤ5
ブンブンはすっかりコメディリリーフだなぁw

613 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 17:40:09 ID:???

> 教えてバンビさん→
> ≪ダイヤ≫ ああ、多少だが補足させて貰おう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

バンビーノ「あの試合を見ての分析としては完璧だな、オレの認識とほとんど同じだ。
       だが多少補足させて貰いたい部分もある、今の奴に当てはまるかは判らんがな。」

三杉「ふむ…お願いする。」

バンビーノ「実はタルデリのポジションは元々DMFだった、その中でも守備的な部類のな。」

三杉「ほう…?」

バンビーノ「JrユースでFWをこなせる奴が根こそぎリタイアした時な…競り合いに強かった
       タルデリが急遽FWをやる羽目になったのさ。 経緯はともかく、当時から
       ドリブルの腕は中々だった…地上ポストプレイは警戒しておくべきかも知れない。」

三杉「なるほど…守備の強さはポジションコンバートにあったわけか。
    無骨なハードワーカーのイメージがある筈だな。
    もう一つ、シュートについては何か知っていたりするかい?」

バンビーノ「それについては未知だが…シューターとしてもある程度は見とくべきかもな。
       お前も言っていたがオレも当時からシュートセンスがあったようには思えない。
       だが、ある程度の壁までは努力で越えてきている可能性は十分考えられる。」


614 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 17:41:26 ID:???

どうやらバンビーノが知っている事はここまでだった。
完璧ではないにせよ、ここまでで判った事もある。
サンプドリア戦ではシニョーリによる力押しばかりを前面に押し出していたパルマだが、
それ以外の得点パターンを隠し持っている可能性は十分にあると言う事だ。

ダラピッコラ「シニョーリの個人技だけでも強力だが、FWも飾りという訳ではない…と。
        えーえー、パルマも守り難そうなチームだよな。」

ミュラー「フフ、同感ですね。 ミスギ、中盤と最終ラインはどんな様子でしたっけ?」

三杉「うむ、フォーメーションにおいては中盤に5枚。
    シニョーリ以外の4人を1列下げてフラットにする形だが…。
    実際にフラットになっている時間は少なかったように思えたな。
    コンティがサイドへ展開しつつ上がり、空いたスペースをRSHが埋めていたのが印象にある。
    最終ラインの3人は粒が揃っているが、それでも中央が一人なのはリスクが高いと思われる。
    事実、トリノとカステッリーニが中央に寄っている時間が多かったね。」

ミュラー「なるほど…。」


先着で
 ★他の選手の反応→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ≫ 中山「あとは…攻撃が7枚になるあのカウンターだな。」 
≪ハート、スペード、クラブ≫ バンビーノ「となると、サイドが薄いのが弱点と言えるな。」
≪JOKER≫ レントゥルス「何となくだけど…気になる事があるなあ。」


615 :森崎名無しさん:2011/01/31(月) 17:44:22 ID:m+b6wdAU
 ★他の選手の反応→ スペードA

616 :森崎名無しさん:2011/01/31(月) 17:44:25 ID:???
 ★他の選手の反応→ ハートK


617 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 19:37:54 ID:???

> 他の選手の反応→
> ≪スペード≫ バンビーノ「となると、サイドが薄いのが弱点と言えるな。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

バンビーノ「となると…サイドが薄いのが弱点と言えるな。」

三杉「うん…見た通りサイドは1枚、脆いのは確かだね。」

バンビーノ「中盤…特にセンターについては人数が多く、高めのラインでボールを奪いたい意図は窺える。
       だがやはり最終ラインが3枚なのが大きい、CBが外に開けば中央に穴が空く…
       だからと言って中央にだけ固まっていても、サイドの裏ががら空きとなってしまう。」

三杉「ふむ…これを明確な弱点と取るべきか、
   それでも跳ね返せるだけの自信がDF3人とGKにあると思うべきか。」

ミュラー「彼等の堂々とした振る舞いを見るに、後者と考えるべきかも知れません。」

三杉「確かにね…だが、攻め方として有効な事には変わりないだろう。
    サイドの裏は隙があるようならガンガン狙っていきたいところだな。」

他の選手は皆この意見に頷いた。
サイドが戦術上の弱点であり、それを突くのが勝利の近道だと全員が認識したのである。
こうしてフィオレンティーナがパルマ対策を話し合っている間、
控え室では両チームでハーフタイムミーティングが行われていた。

618 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 19:39:21 ID:???

<レッチェ控え室>

マンチーニ「何とか前半のうちに同点に追いつけたな…。」

ディッテンベルガ「うむ、オレとしては切り札を使ってしまった形だが…まあ止むを得なかった。
          …ともかくこれで試合の主導権を握れる筈だ、敵はオレ達の攻撃手段全てに
          備える事は出来ないからな。」

マンチーニ「イスラスのマークを減らすのか…それとも変えないで来るのか。
       どちらにせよ、ここからは守備に穴が出来るのは確かだろう。」

前半終了時の流れによって、レッチェの士気は比較的高かった。
本来はパルマ、或いは決勝の相手を前に、試合の主導権を握り
尚且つ1点を奪う為にと考えていた、ディッテンベルガの取って置きである。
次の試合からは何かしら対策され、与えられる精神的ショックも半減しているだろうが、
ともかくこの試合ではナポリが対応できる範囲外なのは疑いない。

ディッテンベルガ「とは言え、奴等は心底得体が知れない…。
          チーム戦術としては完全に圧倒しているが、その優位性を今日は感じられない。
          あれほどメンタルに強いチームはなかなかお目にかかれる物ではない…。」

ジャシント「そうだな…テクニック自体も、一部のヤツを除いて特別巧い訳じゃないが…
       それでも前半の間中、劣勢だったのはオレ達の方だった…」


619 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 19:42:39 ID:???

マンチーニ「…何もかも割り切って、勝つ為の戦術を仕掛けてきているようだからな。
       キープレイヤーへの徹底マークと、あれだけ露骨なカウンター狙い…
       まさかプリマでここまでエンターテイメントを排した戦いをするとは思わなかったぜ。」

ディッテンベルガ「とにかくこの後も油断せずにいこう、最後の笛を聞くまではな。
          幸い後半のキックオフはオレ達だ、最初からペースを握れるのは大きいぞ。」

マンチーニ「ああ、そうだな。」

この話の流れで、ここまでちょっとばかし身体を小さくしていた者が発言してきた。
前半は全く活躍できず、後半で汚名返上をしたいと考えているカルネバーレだ。

カルネバーレ「でっ、でっ……後半1発目はどう攻めるんだ? だ?
        あのよ…取り敢えずオレ、まだボールに触ってない…」

ブルノ「奇遇だな、オレもだぜ!」

カルネバーレ「あの4番、かなり出来る奴でクロスボールを全部カットしちまうんだ。
        どうにか出し抜いてパワーヘッドを撃ちてえんだが…どうしたらいい?」

ディッテンベルガ「そうだな…確かに4番は反応の速さが尋常じゃない。
          あいつを掻い潜ってクロスを通すのは相当難しいと思うぞ…
          ヘッドは諦め、ドリブルでフッ飛ばしつつGKと1対1が現実的だな。」


620 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 19:44:02 ID:???


カルネバーレ「うぬぬ…やっぱそうか………」

ディッテンベルガの返答に、カルネバーレは悔しそうに唸った。
FWとして自分の持ち味を出せない試合は彼の本意ではない。

ブルノ「うむ、仕方ない奴だ。 んで、オレはどうしたらいい?」

マンチーニ「心配するなカルネバーレ、後半はお前にボールを送る隙も出てくる筈だ。」

カルネバーレ「すまねぇなぁ…。」

ブルノ「なあどうしたらいい?」

ミーティングが進む中、彼等の士気は下がる事は無く 試合の見通しも開けてきているようだった。
そんな中、ここまで発言せずにいたイスラスがボソリと呟いた。

イスラス「マンチーニ……」

マンチーニ「ああ、どうしたイスラス?」


621 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/31(月) 19:46:11 ID:???

イスラス「…キックオフ直後の攻撃……オレに任せろ…」

ディッテンベルガ「なんだイスラス、やる気になっているのか?」

イスラス「いや……ただ、キックオフ直後はオレが確実にボールを持てる……
      相手がマークをしてこれないからな……構わんか…?」

ディッテンベルガ(イスラス…?)

ディッテンベルガはこのイスラスの言葉に若干の違和感を感じた。
だが反対する理由は特に無く、またチームが後半 一気に流れに乗るには確かな手でもあった。
ディッテンベルガは暫し思案し、これに返答した。


A イスラスに任せる
B イスラスに任せない(※要・代案)
C いや、むしろ後半のプランはイスラスに投げていいだろう

3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


622 :森崎名無しさん:2011/01/31(月) 19:56:21 ID:c1T+KuT2
A

623 :森崎名無しさん:2011/01/31(月) 21:18:50 ID:K6xuGC/I
B ディッテンベルガの印象をより強くするためにまずはディッテンベルガ中心の戦術を行う。
理想はイスラス2ディッテンベルガ2とマークが付くこと
サーレー1マンマークでも一人分有利になる。そこからレッチェのサッカーを行う。
どちらかのマークが途切れたら、そはりそこから崩す。


ただのだめもと作戦っすけどねww

624 :森崎名無しさん:2011/01/31(月) 21:21:36 ID:+tlh7gsM
A

625 :森崎名無しさん:2011/02/01(火) 17:22:40 ID:RX8TB1hk
A
やっべ、三票だった

626 :森崎名無しさん:2011/02/01(火) 17:34:09 ID:???
おお、気づかんかった

627 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/02(水) 22:04:54 ID:???

>A イスラスに任せる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ディッテンベルガ「分かった…お前がそう言うなら任せる以外にない。」

イスラス「…感謝するぞ……」

キックオフ直後の選択肢は最初から2つだった。
自分が攻めるか…イスラスが攻めるか。
どちらにせよマークが付く前にボールを持てるチャンスだった。
決められるならば確実に決めたい、だが万が一外してもその後の主導権は握れる。
言ってみれば、ディッテンベルガにとって選択肢は50%50%なのだった。

いや、イスラスの闘争心が目覚め『本気モード』となるならば決定率は跳ね上がる。
それゆえ、自分で攻めたいとイスラスが言うのならば優先する事は当然だった。

ディッテンベルガにとって誤算だったのはイスラスの負傷…
気付く事が出来なかったのは、既にイスラスが前半走り回っていたせいだ。
もっと早いタイミングでイスラスと会話をしていれば…
彼等がもっと近いポジションであったら、ディッテンベルガの選択は違った物になっていた筈だった。


628 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/02(水) 22:06:05 ID:???

〜フィールド〜

観客「レッチェーー!!」「行け行けナポリ!」「よぉーしよしよしよしよし!」

実況「さあ間もなくハーフタイムが終了し後半開始、既に選手達もピッチに戻っています。
    前半は2-2とスコアの上では互角、しかしナポリ リードの時間が長い展開でした。
    しかしレッチェはキックオフ直後の得点が多い為、最初からクライマックスかも知れません。
    さあ後半先にペースを掴むのは攻撃権のあるレッチェか、それともナポリか?」

ディッテンベルガ(当然オレ達だ…何と言っても『イスラスが攻める』のだからな。)

イスラス(……)



ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!

カルネバーレ(悔しいが…作戦は作戦だ、頼むぜイスラスッ!)


ポーンッ!!


実況「おっとキックオフしたカルネバーレくん、このボールをすぐにイスラスくんへパス!
    これはレッチェ、後半早々の速攻に狙いを定めていたか!?
    ナポリはここを凌げないと一気に不利に見舞われるぞ、大丈夫か!?」


629 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/02(水) 22:08:31 ID:???

先着で
 ★パッショーネ、そんな守備で大丈夫か?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ、ハート≫ ギアッチョ「大丈夫か・・・だ? 誰に聞いてんだ!? オレをなめてんのかあの実況!」
           プロシュート「どっち向いてんだド低脳! もう目の前にイスラスが来てんだぞ!?」
≪スペード≫ プロシュート「大丈夫だ、問題ない」
≪クラブ≫ リゾット「大丈夫だ、問題ない。」
≪クラブA、JOKER≫ ホルマジオ「一番いいスタンドを頼むぜ、大将。」


630 :森崎名無しさん:2011/02/02(水) 22:08:51 ID:???
★パッショーネ、そんな守備で大丈夫か?→ スペード10

631 :森崎名無しさん:2011/02/02(水) 22:08:55 ID:???
 ★パッショーネ、そんな守備で大丈夫か?→ クラブA

632 :森崎名無しさん:2011/02/02(水) 22:10:11 ID:???
あぶねえ…いや惜しいのか?

633 :森崎名無しさん:2011/02/02(水) 22:10:11 ID:???
ホッとしたような、ちょっと見たかったようなw

634 :森崎名無しさん:2011/02/02(水) 22:15:19 ID:???
スクラップサイボーグ・イスラス
ミハエルも故障したかんな

635 :森崎名無しさん:2011/02/02(水) 22:16:42 ID:???
しかし良くない流れだな。どうも選択ミスってるっぽいし。

636 :森崎名無しさん:2011/02/02(水) 23:12:25 ID:???
イスラス使えば点とれるけどパルマ戦欠場て流れだろうね

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