キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【まさかの】Another-C_2【色恋沙汰】
1 :
アナカン
◆w2ifIqEU72
:2011/01/04(火) 18:06:08 ID:???
この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。
そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションであり…
とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。
…恋愛は二の次の筈です。
551 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/27(木) 14:29:05 ID:???
先着で
★どっちがボールを持って何がどうなった?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
≪ダイヤ≫ レッチェの見せ場
≪ハート≫ レッチェがナポリの攻撃を食い止めた
≪スペード≫ ナポリがレッチェの攻撃を食い止めた
≪クラブ≫ ナポリの見せ場
≪Joker≫ ブルノの見せ場
552 :
森崎名無しさん
:2011/01/27(木) 14:29:32 ID:???
★どっちがボールを持って何がどうなった?→
クラブK
JOKERwww
553 :
森崎名無しさん
:2011/01/27(木) 18:50:48 ID:???
兄貴の偉大なる死がサッカーでは使えない?そんなことはないと思う。
というか俺はこんな感じの能力を想定していた
スキル・偉大なる死
接触プレー時相手プレイヤー一人に−3修正、相手のガッツが400以下の時更に−2修正
スキル発動時ガッツ1、5倍消費
無差別だと目立つ事になるのなら直に触ればいいじゃないってことで
あとリゾットのメタリカならさりげなく貧血を起こさせる事もかのうだと思う
554 :
森崎名無しさん
:2011/01/27(木) 18:53:20 ID:???
さすがに選手がいきなり老化したらやばいだろw
555 :
森崎名無しさん
:2011/01/27(木) 20:06:24 ID:???
いいかッ!オレが怒ってんのはな、てめーの『諦めの速さ』なんだアナカンッ!
そりゃあ確かにザ・グレイトフル・デッドをいきなり出せって言われたんだ、衝撃を受けるのは当然だ!
本筋を変えちまうんだからな!オレだってヤバイと思う!
だがッ!オレたちチームの他のヤツならッ!あともうちょっとで兄貴の見せ場が作れるって書くのをを決して諦めたりたりはしねぇッ!
たとえイスラスがかませになろうともなッ!
オメーはマンモーニなんだよアナカン!ビビったんだ…甘ったれてんだ!わかるか?え?オレの言ってる事。
ザ・グレイトフル・デッドのせいじゃあねぇ、心の奥のところでオメーにはビビりがあんだよ!
『書く』と心の中で思ったならッ!
その時スデに行動は終わっているんだッ!
嘘ですすいません話題を見た瞬間言ってみたくなったんです無理せず頑張ってくださいすいません
556 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/27(木) 20:32:40 ID:???
>>552
ブルノさんは反響が大きいですね…正直私の想像以上でした。
>>553
基本的に(サーレーさんを除く)彼等は本職の暗殺チーム(特殊メイク変装中)なんですよ。
自分の能力を人前で曝すのはギリギリまでやらないのです。
それに直触りならオン、オフや老化速度のコントロールも可でしょうが、
通常の使い方では範囲・射程含めて難しいかなと思ってます。(この解釈は人それぞれかもですが)
DFも巻き込んでしまうでしょうし、能力の気付かれるという懸念も大きい筈です。
…メタリカについては適確なのでノーコメとするしかw
>>554
一瞬だけ発動するってのもありかもですけどね。
しかし夏の日差しの下だし効果高すぎるかもw
>>555
ゲェッ、兄貴ぃ!? ぶ、ぶたないでくれよう兄貴ィ!
いやあビビッて書けないのはその通りっすねw
その代わりに各自能力とFixした技(戦術)で、なるたけ頭も使って追い詰める事を考えたのですw
まあカードによってはそれもどうなるか判りませんけど…
あ、セリフパロめっちゃ面白いです、感謝w
===============================================
557 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/27(木) 20:33:41 ID:???
> どっちがボールを持って何がどうなった?→
> ≪クラブ≫ ナポリの見せ場
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
イスラスの1点により完全に息を吹き返していた筈のレッチェ選手達。
しかし試合が進むにつれ、再び戸惑いに駆られ始めていた。
普通ならばレッチェのサッカーを前にした敵は、徐々に自分達のサッカーを失っていく筈なのだ。
まずポゼッションサッカーによる圧倒的な中盤支配を受け、自分達のペースを奪われる。
苦労して得た攻撃の機会も、詰め将棋のように考え尽くされた守備により攻め手が見えなくなり…
積極性を失い、弱気なバックパスや無計画なロングボール、闇雲な突破を繰り返す事になる。
そしてエースと呼ぶべきチームの主柱をイスラスとディッテンベルガの個が粉砕し…勝負を終える。
これが並みのチームがレッチェを相手にした時に通常起こり得る事である。
事実、ほとんどのチームがこのテンプレートの通りに破れてきた。
彼等を破ったフィオレンティーナでさえ、前半は心を折られかけたのだ。
それなのに…
このナポリというチームには精神的な失調は全く窺えなかった。
砂粒ほどの焦りを見せる事もなく、淡々と守備と攻撃を繰り返していた。
レッチェの選手が『いつもとちょっと違う』と感じ始めると、その気持ちは少しずつ伝染・増大していく。
まして一つ前の試合では、それを実感した頃には決定的な敗勢に追い込まれていたのだ。
選手達が敏感に考え始めるのは思ったよりも早かった。
558 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/27(木) 20:35:38 ID:???
ミケーレ(どういう事だよ、こいつら…。)
チェーザレ(まるで機械を相手にしているようだぜ…。)
カルネバーレ(それにこいつ等…なんてぇ冷たい目をしてやがる?)
こうなると精神的に追い込まれる役割は本来の配役と逆転してしまう…。
ディッテンベルガもマンチーニも薄々その事に気付き始めていた。
そして…彼等2人が手を打たなければならないと、そう思った時には遅かった。
先着で
★何がまずいのでしょうか!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
≪ダイヤ、ハート≫ ナポリの選手交代、先に手を打たれたのです。
≪スペード、クラブ≫ アイツは決断も行動も速い、ムリをさせすぎるのです。
≪クラブA≫ ??? 多分大変です。
≪JOKER≫ ブルノがゴールポストと会話し始めたのです。
559 :
森崎名無しさん
:2011/01/27(木) 20:36:52 ID:???
★何がまずいのでしょうか!→
ハート5
560 :
森崎名無しさん
:2011/01/27(木) 20:37:59 ID:???
JOKERはいつものことでは?(笑)
561 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/27(木) 20:41:44 ID:???
>>560
このJokerはスレ主にとってのJokerです(描写的な意味で)
今日の更新はここまでかな…と、有り難う御座いました。
後で携帯から少し書けたらいいなーなんて、ではでは。
562 :
森崎名無しさん
:2011/01/27(木) 20:43:13 ID:???
乙でしたー
563 :
森崎名無しさん
:2011/01/27(木) 21:04:19 ID:???
まだレッチェにも目はあるか。しかしJOKER自重www
564 :
森崎名無しさん
:2011/01/27(木) 21:20:12 ID:???
レッチェが勝ってもイスラスの怪我が影響でそうだな
パルマのデータ取りはナポリが良さそうだが・・・
565 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 13:47:11 ID:???
こんちゃ! 昨夜はお疲れさまでした!
チャットで試合観戦とか初めてだけど楽しかったぁ! 途中で同居人にPC占拠されたけどw
しかし川島さんは最高でしたww おめでとう日本代表!!
森崎板のチャットに参加出来たのはぶっちゃけ初めてでしたが、また参加したいすなぁー。
>>562
乙感謝だっぺよ!
>>563
レッチェも只のチームじゃないですからね、まだ分かりませんよw
>>564
パルマのデータ取りにナポリが良いか…そうとは限らないかもです。
===============================================
> 何がまずいのでしょうか!→
> ≪ハート≫ ナポリの選手交代、先に手を打たれたのです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<ナポリベンチ>
ザッ……
リゾット「1−1、拮抗しているじゃないか……なあホルマジオ?
スタンド能力は使ってないだろうな?」
ジリジリと互角の攻防が続く前半の半ば…ナポリでは1人の男が遅れてベンチ入りしていた。
チームの中心となるべき人物…パッショーネ暗殺チームのリーダー、リゾット・ネエロである。
ベンチ観戦していたホルマジオは、その問いかけが自分に向けられている事を察知して振り返った。
566 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 13:48:57 ID:???
ホルマジオ「……ああ、リーダーじゃねーか……相変わらずこの仕事は重役出勤だねぇー。
安心しなよ……スタンド使ってるのはサーレーの間抜け野郎だけだぜ。」
リゾット「“脅威”、それは謎があるゆえ……ぬくぬくした幹部直轄には理解できない事だ。」
ホルマジオ「ま、アイツが死のうがオレ等には関係ねーって話だな…。」
彼らが話しているのは能力の秘密を知られる事へのリスクである。
この会場では誰が彼等のプレーを観ているか分かったものではなく、
少なくともポルポの部下であるサーレーは確実に見ているのだから。
…能力の正体を突きとめる程の分析力がサーレーにあるかという疑問はあるが。
ホルマジオ「…で、どーすんの? 出るって言ってたが、こんな任務に頑張るのかよぉー?」
リゾット「確かに下らない任務だ……そもそもオレ達がやるべき事じゃあない。
…だがまあ今回は特別だ、カルチョは嫌いじゃない。」
ホルマジオ「そーかい、そりゃあ仕方ねぇーなぁー……。」
フゥ…と面倒そうな溜息を吐いてホルマジオもウェアを脱いだ。
そして審判に対し2人分の選手交代を申請をしたのである。
ピッ…!
前半28分、サイドの攻防でボールがラインを割った。
最後にボールを触ったのがモゼという事で、線審はナポリのスローインを示す。
ナポリはこのタイミングで選手を入れ替える。
LSHのチンクエに代わってリゾット、RSBのトレに代わってホルマジオがそれぞれピッチに入り…
それによってフォーメーションも若干の変更が加えられた。
567 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 13:50:51 ID:???
ナポリ(4-5-1)
−−−H−−− Hサーレー
−−−−−−−
−F−I−J− Fリゾット Iソルベ Jジェラート
−−−−−−−
−−E−G−− Eペッシ Gギアッチョ
−A−D−B− Aドゥーエ Dイルーゾォ Bホルマジオ
−−−C−−− Cクワトロ
−−−@−−− @プロシュート
プロシュート(お…リゾットが来たか。)
マンチーニ(この時間帯で交代…しかも2人もか。)
ディッテンベルガ(先に手を打たれた…!)
ナポリが先に動いた事でレッチェは再び劣勢に追い込まれる事になった。
良くも悪くも膠着状態の頃、レッチェはナポリの攻撃パターンを潰して来れた。
敵選手の隠されてきた特徴も少しずつインプットされ、(気が焦っていても)
相手の仕掛けに反応する事が難しくなくなってきたタイミングでの交代…
つまりレッチェは敵の新たなパターンへの対応と言う意識に追われる事になった。
実況「さあドゥーエくんのスローイン、これがペッシくんに渡ります。
フォーメーションを…4-2-3-1ですか? 組み替えたナポリ、ここは注目です。」
ペッシ(OMF3枚に対して厄介なボランチが2枚…オレがこのミケーレって奴を抜けば、
ボランチは中央とこちらのサイドにシフトするしかない、そしたらサイドチェンジ…
…てのがロジカルな組み立て方って奴だろう?)
568 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 13:51:55 ID:???
ミケーレ「止めてやる!」
ダダダッ!
ペッシ(感じ取ってやるぜ!! 何をしようとしているのか…
お前の… 全て 動きは 読んでやる!)
ババッ、サッ!
実況「おっと! ペッシくん、ここまでシンプルにパスを繋げていたが ここで単独突破!
ボランチの彼が1人抜いた事で左サイドは人数差が生まれます!」
ジャシント「チィッ! リベリ、オレのスペースをフォローしてくれ!
あのリゾットって野郎も何してくるかわかんねえんだ!」
リベリ「任せろ!」
イスラス「……」
ペッシ「針にかかったな!?」
スッ…
シュパァァァァン!
ペッシは逆サイドへ向けてサイドチェンジを放った。
リベリが消えたスペース…ジェラートへ向けてのパス、誰の目にも理想的な崩しと思われた。
569 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 13:53:35 ID:???
イスラス「…させん……!」
しかし逆サイドにはこの男が居た。
驚異的な足でリベリの空けた穴を埋められる男が。
ジェラートとボールの間に入り、容易にインターセプトの構えに入るが…。
ペッシ「イスラス…プロシュート兄貴をぶち抜いたお前をオレが見失うものか。
“お前(イスラス)の動きこそを全て読んでやる”とオレは言ったんだぜ。」
バシュッ……ズズズ…
…ポーーーーーーーン!!!!
イスラス「!?」
実況「おっとぉ!? これはボールに強烈な回転が懸かっていた!!
ボールはコースを変えて…ギアッチョくんがそれに走り込んでいたぁぁぁ!!」
ギアッチョ「オレとボールの距離はもう目と鼻の先…って言うじゃねぇかよぉぉぉぉ…。
目と鼻の間の距離が近いからっての語源らしいが……? “先”って何だ!?
目と鼻の“距離”とか“間”でいいじゃねえかよ! “先”って納得いくかぁ!?
舐めやがって、クソがッ! オレを舐めてんだろ、この言葉ぁ!?」
最高スピードに乗っていたギアッチョは、このボールを確保してそのままゴールへと猛ダッシュ。
ジャシントとリベリが逆サイドに位置する以上、彼を止められる可能性があるのはイスラスだけだ。
そのイスラスも、静止状態からギアッチョの最高速へ追い付かなければならなかった。
570 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 13:54:41 ID:???
イスラス「間に合え…!」
先着で
★ペナが重なるイスラス→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
≪ダイヤ≫ 追い付いた! なんとかボールを零したぞ!
≪ハート、スペード≫ ギリギリ追い付き…抜かれたが、ヤツのスピードを遅めて時間も稼いだ。
≪クラブ≫ ギアッチョがスパイクと芝に仕掛けを…イスラスは追い付けない。
≪JOKER≫ 加速装置発動!? イスラスがギアッチョを止めたぁぁぁぁ!!
571 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 13:55:17 ID:???
★ペナが重なるイスラス→
ハート6
572 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 15:17:31 ID:???
>ペナが重なるイスラス
>≪ハート≫ ギリギリ追い付き…抜かれたが、ヤツのスピードを遅めて時間も稼いだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダダダダダダダ…!
ズダダダダダダダ…!!!
ギアッチョ「う、うおおおおおお!?」
イスラス「……」 ズキン…ズキン
ギアッチョよりもイスラスの方が速い…これは確定的に明らかであった。
何よりイスラスはスタートダッシュが速く、静止状態からの不利を物ともしなかった。
これは既に自身の最高速にあったギアッチョにとっては信じ難い話であった。
追い付かれ、サイドからタックルにくるイスラスに向け、ギアッチョは半ば自棄になって叫ぶ。
ギアッチョ「クソが…… それなら来い、来いよぉっ!
無駄な足掻きをしに、止めを刺されによォォォ!!」
イスラス(クッ…!?) ズキン…ズキン
573 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 15:19:11 ID:???
ドドドドッ…
ガシィィィ!!
実況「おっとぉ!? これはギアッチョくんの直線的ドリブルだ!
イスラスくん、ギアッチョくんに追い付き捕捉しましたが、吹っ飛ばされる!
だがそのお陰でドリブルスピードはガクンと減速した!」
ディッテンベルガ「イスラスウゥゥゥゥ!!!」
ディッテンベルガがギアッチョの前に立った、当然彼はジェラートとサーレーもチェックしている。
彼は中央から右サイドの攻撃を全てシャットアウトするつもりでいたのだ。
それを可能にする隙の無さ、凄味がディッテンベルガにはある。
だがしかし…
ギアッチョ「オメーら、さっきの交代がどういう事かをよぅ…
フォーメーションを変えただけなのか…理解してなかったみてぇだなあ…」
ディッテンベルガ「戯言を…!」
ポンッ…!
ディッテンベルガ(破れかぶれのパスか!? あんな方向、誰も………!?)
ギアッチョ(見やがれ、ウチの大将のミスディレクションと…そして消えるフェイントをな!)
574 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 15:20:56 ID:???
ディッテンベルガは目を疑った。
ギアッチョが出したパスを受け取る選手など誰も居ない筈だった。
少なくともディッテンベルガが見た最後の配置から、そこに選手がフリーで居る事は有り得なかった。
ディッテンベルガ(バカな!? 左サイドのお前が何故そんな所に居る…!)
ジャシント「何だよこいつ…素人か!?」
リゾット「オレはお前に……近付かない。」
ドドドドドド
先程入ったばかりのリゾットがポジションを無視して中央まで出張って来ていた。
この位置で彼の前に立てるのは、もはやジャシントとチェーザレの2人だけ。
ここでドリブルを止められなければ失点は免れられない。
ジャシント「クソッ、ツインタックルじゃなくたって!」
チェーザレ「ここは通さない!」
ダダッ…!
575 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 15:21:59 ID:???
リゾット「なるほど…走って向かってくると言う事は…
相手の動きをよく見るタイプじゃあないって事か…お前のプレイスタイルは。」
ジャシント「なにっ!?」
ジャシントはドキリとした。
確かにツインタックルはジャシントの鋭いタックルで崩し、
それにタイミングを合わせたリベリの丁寧なタックルを奪い取る連携だったのだ。
リゾット「それさえ分かれば、お前の『抜き方』は…出来ている。」
ジャシント「い、言ってろ!」
ザッ…キュッ! …コッ
リゾットは右に行くために蹴り出したが…それは見せかけで、ボールを引き足で左に戻した。
ジャシントらは右から慌てて左へと視線・身体を戻して突っ込むが…そこにボールは無かった。
ジャシント「なにっ!?」
リゾットはボールを軸足当て、さらに彼等の逆を突いていたのである。
そのまま引き足を踏み込みんでボールを追いながら蹴り出していった。
576 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 15:23:03 ID:???
ダダッ!
リゾット「これで再び1点差…。」
実況「抜いたぁぁぁぁ! リゾットくん、2人を幻惑するような足技で一気に突破!
これでGKと1対1……いや、もうゴールでいいでしょこれは。
はい、2対1です、頑張れレッチェ!」
ブルノ「おいいいいいいいいいいいい!! それって納得いくかああああああ!?
オレはぜーーーんぜん納得いかねえええ! クソがッ! 舐めてンのかこのオレを!」
ポスト「いや、適切な処置と言える。」
ブルノ「何で会話になってんだよ! おかしいだろ!?」
リゾット「…………」
先着で
★ブルノ得意の1対1→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
≪ダイヤ10以上≫ ポストの超ファインプレイ!
≪ダイヤ10以下、ハート、スペード、クラブ≫ 普通に決められた
≪JOKER≫ ブルノがスタンドに目覚めた
577 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 15:24:04 ID:???
★ブルノ得意の1対1→
ダイヤ7
578 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 15:25:04 ID:???
くそ、惜しかったwダイヤじゃなくてダイヤ10以上とかさすがブルノ様だぜ!
しかし実況自重しろw
579 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 15:25:45 ID:???
ていうかGK変えろw
580 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 15:34:28 ID:???
ブルノのスタンドはやっぱりポストだったのかー?
すべてのシュートをポストに当てる、ミスター・ポストマン
581 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 16:01:53 ID:???
>>570
でクラブが出てたら問答無用でゴールだったのかな。
582 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 17:36:23 ID:???
>>580
ブルノさんの秘密はまだまだ明かされませんよー(いや、そんな秘密があるかも謎ですが)
>>581
一応同じような確率のカードがありました。
リゾットを温存したまま決定機を演出できたか否か、の差がありましたね。
===============================================
>ブルノ得意の1対1→
>≪ダイヤ10未満≫ 普通に決められた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ザッ…!
ブルノ「いくぞ…… う、ず、ま、き、ブルノ連弾!!」
リゾット「……」
ブルノが只の『シュートに備える』に吠えた。
何が連弾なのか、何が渦巻いているのか…それは彼にしか分からない。
スッ…
バシュッ!
リゾットは冷静なボールタッチでブルノをかわし、空っぽのゴールにボールを叩き込んだ。
決めた本人は丸っきりあっさりとやってのけ、そしてガッツポーズも出さずに自陣に戻った。
観客が本当にゴールしたのか疑いたくなるようなリゾットの様子だったが、審判の笛が事実を伝えていた。
ピィイイイイイイイイイイイイイイイ!!
レッチェ 1−2 ナポリ
583 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 17:38:30 ID:???
リゾット(気のせいか……。 誰かと会話している様子、自律式スタンドの使い手かと疑ったが…。
あいつ(ブルノ)の表情には演技ではない『無知』と疑いのない『自信』があった。
スタンド使いなら、さっきのオレのドリブルを見て“敢えて”近付いてくる筈は無い…
しかも赤子以上に隙だらけだった…。)
溜息を吐き、落胆のようなホッとしたような表情でリゾットは結論を部下に話した。
リゾット「あいつ…ただのバカだ。 (オレ達にとって)無害なザルキーパーの小僧だ。」
ホルマジオ「やっぱり?」
サーレー「オレもそんな気がしてた。」
プロシュート(ば…バカな! 決勝トーナメントだぞ!? 勝つ気ねーのか、レッチェ!?)
クワトロ(レッチェ…キミ達は強いチームだが、キミ達のGKがいけないのだよ。 フフフフ)
リゾット「とにかく、だ…いつも通りここからはカウンター1本でいく、無闇に力を見せる必要は無い。
プロシュート、お前がDFのタイミングを指示しろ。
老人のようなスローな動きになるよう、敵を誘導してやれ。」
プロシュート「OKだ…もうイスラスのドリブルはオレに通用させねえ。
ホルマジオ、イルーゾォ、タイミングを誤るなよ?」
ホルマジオ「仕方ねぇーなぁー。」
イルーゾォ「本来はPAに入れてやりたくもないが…、まあ止むを得ないだろう。」
こうしてナポリの選手達は守備戦術を確認し終えた。
彼等の表情はあくまで不敵であり、しかし相手を見下したような色は浮かんでいなかった。
584 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 17:40:38 ID:???
実況「さあ再び1点差を付けられたレッチェ、攻めるしかありません!
前半中に同点に追い付けなければ精神的疲労は大きいぞ!?」
マンチーニ(クソッ、分かってるんだよそんな事は!)
キックオフからレッチェは再びポゼッションサッカーの構えを取った。
最終ラインを上げ、コンパクトな中盤を作り上げてショーパスコースを無数に作り上げる…
しかし最後の詰めがどうしても上手くいかなかった。
カルネバーレへのクロスはカットされ、マンチーニ自身のバナナシュートでは通用しない。
こうなるといよいよレッチェはイスラス頼みとなるしかないが…
マンチーニ(そりゃマークを付けるよ、イスラス相手なら2人使っても惜しくない、オレだってそうする。)
イスラスへのパスだけはどうしても遮断したいのか、前線・中盤から積極的に人数が付いていた。
こうしてレッチェが攻めあぐねた状態で、時間ばかりが過ぎていく…。
先着で
★前半残りの見せ場→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
≪ダイヤ≫ レッチェにだって隠している実力くらいある!
≪ハート≫ イスラスが一瞬の隙にマークを振り切った。
≪スペード、クラブ≫ 膠着のまま前半終了
≪JOKER≫ マンチーニとカルネバーレに覚醒が!?
585 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 17:41:06 ID:???
★前半残りの見せ場→
ダイヤA
586 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 17:45:40 ID:???
隠している実力?とうとうブルノの本気が明らかにw
587 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 18:17:43 ID:???
お、これで流れが変わるか?
588 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 19:51:35 ID:???
> 前半残りの見せ場
> ≪ダイヤ≫ レッチェにだって隠している実力くらいある!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
自陣ゴール前から逃げ出す大きなクリア、そして攻撃としてのロングボールの放り込み…
ナポリはラインを下げて守備人数を揃え、この2つばかりを多用していた。
完全に勝負と割り切った戦術…ブラジルではブーイングが飛ぶ所だが、ここはイタリア。
勝利のためならば、えげつない行為も容易く認められる。
マンチーニ(まずい…時間ばかりかけて、全く攻めきれない…!)
カルネバーレ(どうすんだよ、こいつらの守備はマジで固いぜ!?)
イルーゾォ「お前は許可しない!!!」
バシュゥゥゥッ!!!
何度目かになるナポリゴール前からのクリア。
イルーゾォの強力なキック力でボールは一気にレッチェの最終ラインに届く。
このボールの処理をミスればサーレー、或いはリゾットに渡り、ピンチとなり得るが…
ポスッ…
最後尾でカバーリングするのはディッテンベルガ、何の事故も起こり得なかった。
しかし所詮ロングボールの処理に成功しているだけ、ゲームの流れは変わらない。
589 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 19:54:46 ID:???
ディッテンベルガは最後尾から前線の停滞する様子をじっくりと観察してきたが…
どうやらナポリ側のミスは期待できそうにないと判断するに至った。
攻め続けられる圧力にも平然と対処しているナポリ選手は、
まるでもっと厳しい修羅場を体験してきた猛者のように思えるのだった。
ディッテンベルガ(出来ればパルマ戦まで使いたくはなかったが…もはや打開策は一つしかない!)
ポンッ…ポンッ…
ソルベ(クソッ、うぜえパス回しだ…)
ディッテンベルガ(スペースが空いた…!)
サーレー「うっ!?」
リゾット「上がってきたか…!」
ディッテンベルガはここに来て自分がゲームメイクする事を決めた。
ディフェンスラインでのパス回しから、隙をみてボランチの位置のスペースへスルスルと上がり…。
ミケーレ、リベリ、ジャシント、マンチーニと共にパスワークで中盤を掻きまわした。
中盤の人数が増やされただけでなく、その増えた人物が万能のオールラウンダーとなれば
ナポリとしても、そうそう為す術が見当たらない。
ラインをジリジリと下げ、プレー出来るスペースを減らすくらいが関の山だった。
590 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 19:56:35 ID:???
ディッテンベルガ(守備を固めてフィニッシャー2人をマーク…そのスタイルは変えないか。
やはりそれが限界だ、もう1人のゲームメーカーをマークする余裕はない!)
ポンッ…!
…ポンッ!
ナポリの守備に大きな変化が無い事を確認し、ディッテンベルガは覚悟を決めた。
マンチーニとのワンツーでボールを動かし、自らをアタッキングサードの位置に持っていったのだ。
流石にこの位置はイルーゾォが張っており、カバーを仕掛けてくる。
イルーゾォ「おいおい…いいのかそりゃあ? ボールを奪われたら終わりじゃないのか?」
ディッテンベルガ(その挑発…オレにリスクを意識させ、仕掛ける可能性を削りに来ているか。
だが、裏を返せばお前の意識はイスラスに向いてるのがバレバレだ!)
クンッ!
イルーゾォ(そうだろうなぁぁ! ………あ?)
ディッテンベルガがイスラスの位置を視線で確認した…パスを出すスペースを見計らったんだ。
たった視線だけのフェイントだったが、今のイルーゾォには効果覿面だった。
リスクを考えれば、こんな位置でディッテンベルガが自身で仕掛ける事は考えていなかったのだ。
ディッテンベルガ(ここまでは計算通り…。 最後にこいつらの選択肢を狭めるために…!)
591 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 19:57:52 ID:???
先着で
★ディっテンさんが決めます?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
≪ダイヤ、ハート≫ 必殺シュートを見せます。
≪スペード≫ 必殺シュートを放つが…その時、口の中にジャリッと砂のような物を噛む感触があった。
≪クラブ≫ 同上+シュートがグラウンドのギャップか何かによって枠外です。
≪JOKER≫ なんとここでバックパス!? それに走り込むのは…
592 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 20:02:56 ID:???
★ディっテンさんが決めます?→
ダイヤ8
593 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 22:49:26 ID:???
> ディっテンさんが決めます?→
> ≪ダイヤ、ハート≫ 必殺シュートを見せます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ザッ…!
イルーゾォが視線と重心をイスラスの方に向けると同時に…
それとは真逆の方向へディッテンベルガはサイドステップをかけていた。
イルーゾォ「なななななにぃっ!」
ディッテンベルガ「おいおい…こんな程度で驚くのか?」
先程のイルーゾォの言葉を皮肉るように言ったディッテンベルガ。
水平にステップしながら、さらに脚を振りかぶるという高水準の技術で周囲を驚かせ…
ディッテンベルガ「飛び立て! テイクオフシュート!!」
バッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
放ったシュートの威力とボールが描く軌道は、もう一段上の驚愕を与えたのだった。
ドガアッ!
クワトロ「うぬぅぅぅぅ!」
プロシュート「グラウンダーのシュートか・・! だがコースは見えているぜ!!」
地を這うようなシュートは轟音を伴ないナポリゴールに迫っていた。
プロシュートは軌道を読み、ゴール右隅を狙ったシュートへダイビングする…が!
594 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 22:51:30 ID:???
ギュルギュルギュル!
プロシュート(この音、この回転…! や、ヤベェ! このシュートは……!)
ディッテンベルガ「飛び立つ!!!」
ザシュッ…!!!
ギュイーーーーーン!!! ……シュンッ!!
ピィイイイイイイイイイイイイイイイ!
ピッピィイイイイイイイイイイイイイイ!!!
レッチェ 2−2 ナポリ
同点を告げる笛が鳴り響き、それを追うように前半終了がピッチに告げられた。
レッチェはギリギリで同点に追い付き、後半へ弾みをつけられた形になったのである。
595 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 22:55:12 ID:???
実況「決まったぁぁぁぁ!!! ディッテンベルガくん、ここで思わぬ隠し玉!
芝を抉るように地を這うシュートが、バウンド時に信じられない急上昇!!!
これを読めというのはGKには酷な話だぁぁ!!」
観客「うおおおおお!」「あんなシュートを持ってたのか!?」「流石は皇帝の再来!!」
新田「い、今のは…!」
中山「あの軌道…バックスピンを掛けていたのか!?」
三杉「おそらく…しかし推進力と侵入角度、バウンドさせるタイミング…凄い難度のシュートだ。
そして、それに見合った威力と守り辛さを兼ね備えている…。」
ディッテンベルガの必殺シュートにフィオレンティーナは唸るしかなかった。
こんなシュートを隠し持っていたとは、彼等は全く考えていなかった。
バンビーノ「驚いたな…オレ達の時には使わなかったのか、それともこの数日で編み出したのか…」
中山「今となっては分からないが…使われていたら危険だったな。」
三杉「確かに危険だった…あのシュートが強力、というだけの意味じゃなくてね。」
中山「…と、言うと?」
596 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 22:58:27 ID:???
三杉「マークの枚数が足らないのさ…。
レッチェはこれまで攻撃を組み立て、最後まで完遂出来る選手が一人しか居なかった。」
新田「イスラス…ですか?」
三杉「ああ…ディッテンベルガとは形は違うが、彼は起点となってフィニッシュも出来る。
だからこそ、攻撃のイニシアチブを取られない為に相手チームはマークするんだ。
だけど同じレベルで攻撃の集中になれる選手がもう一人存在してしまえば…話は変わってくる。
どちらが攻撃のイニシアチブを取るのか、警戒しきれないんだ。」
バンビーノ「マークをしてもまともに抑えきれない選手が存在し…
しかもそのどちらかはマーカーが足りずにフリーとなるのか。」
ミュラー「まるでベッケンバウアーとネッツァーの“ランバ・サンバ”ですね…。」
この話にメンバー達は息を呑んだ。
予選でなんとか破ったレッチェが、さらに闘い辛い相手に成長していると言う事実。
得点差では圧倒していたが、スコアから読み取れない苦しみがあったのを思い出していた。
レントゥルス「うわああああ〜〜 再戦したくないよぉおおお〜〜〜」
レントゥルスの悲痛な叫びが皆の心を代弁した。
いつもならば皆でなだめる所だが、この時ばかりは誰にもなだめる余裕がなかった。
597 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/30(日) 23:00:03 ID:???
レッチェ、ナポリ両チームの選手達が一旦控室に下がっていき、ハーフタイムとなった。
サッカーのレベルはレッチェの方が上だが、それを上回るような凄味をナポリは示していた。
踏んできた修羅場数が違うとでも言わんばかりのメンタルの強さは驚愕して良いレベルだった。
パルマvsサンプドリアとは比較にならない拮抗した試合展開に誰もが精神的疲労を感じていた。
三杉(ハーフタイムか…どうしよう。)
A パルマ対策でも話し合ってみようか
B レッチェ対策でも話し合ってみようか
C ナポリ対策でも話し合ってみようか
D ブンナークに説教してみようか
E 弥生の事を考えてみようか
F モニカの事を考えてみようか
H そ の た
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
598 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 23:10:06 ID:s3TbrN6A
F
599 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 23:21:54 ID:V0kymIGg
A
600 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 23:31:38 ID:lzaezYVw
A
601 :
森崎名無しさん
:2011/01/30(日) 23:37:01 ID:???
総合力ではレッチェが上だろうけど、イスラスが怪我してるし分からないな。
これはどっちが勝っても面白くなりそうだ。
602 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 00:28:10 ID:???
>>601
どもでーす、試合の感想述べて下さって嬉しいのぜ!
===============================================
>A パルマ対策でも話し合ってみようか
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉(そうだな…パルマについて対策を話し合ってみよう。)
まだ当たるか判らない相手だが、三杉はやはり彼等を気にしていた。
これほどのチームを作り上げたイスラスとディッテンベルガが恐れるチーム…
先程のサンプドリア戦でも実力の高さは窺えたが、まだその全容は見えていないのは明らかだった。
そして何より、三杉はパルマと決勝で当たる予感がして仕方無かった。
根拠は何もない……にも関わらず、確信に近い思いを抱いていた。
三杉「皆、この試合の話もいいが…パルマ対策について話し合わないか?」
バンビーノ「パルマか…構わんが、具体的に何について話すか決めているか?」
三杉「そうだな…」
A パルマのフォーメーションと戦術について特徴を思い出しながら対策を考える
B パルマの攻撃について、試合を思い出しながら対策を考える
C パルマの守備について、試合を思い出しながら対策を考える
D 特定の選手について、特徴を思い出しながら対策を考える(※更に分岐)
E その他 特別に話したい事があれば・・・
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
※現時点ではまだ情報不足なので、ある程度のまとめと推測になります。
また個人的に思う事、パルマにやってみたい戦術が既にある方は記述して下さい。
603 :
森崎名無しさん
:2011/01/31(月) 01:02:34 ID:OLTOtesg
A
604 :
森崎名無しさん
:2011/01/31(月) 01:09:08 ID:+tlh7gsM
A
605 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 02:00:41 ID:???
>A パルマのフォーメーションと戦術について特徴を思い出しながら対策を考える
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「…まずは相手のフォーメーションと基本戦術の確認をしよう。
正直言ってスタメン選手の特徴を把握したとは言えないからな。」
そう言うと三杉はノートを取り出し、先程の試合におけるパルマのフォーメーションを書き出した。
物の1分もしない内に書き終えると、仲間達にノートを広げて見せる。
−−−−−−−
−−J−H−− Jタルデリ Hフェラーリ
−−−−−−−
−−−I−−− Iシニョーリ
F−D−E−G Fシル Dディモス Eコンティ Gガリバルディ
−−−−−−−
−A−−−B− Aトリノ Bカステッリーニ
−−−C−−− Cクスタ
−−−@−−− @シューマッハ
三杉「これが基本的な形…3-5-2だが、もっと言ってしまえば3-4-1-2だ。」
バンビーノ「3-4-1-2か…4列表記と言うのは珍しいな。」
三杉「うん…まあ普通は言わないけど、今回は模擬的にそう表現させて貰ってるよ。
とにかくこれが基本の形、そしてスタメンの選手の名前だ。」
606 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 02:02:17 ID:???
これを見たブンナークが思い出したように呟いた。
ブンナーク「FWに2人…そうだったよな。 だが点を取ったのは2列目のシニョーリだけ…
なんだよ、パルマのFWは人数合わせの雑魚って事か?」
三杉「それは…」
先着で
★パルマのFWの事を見ていたか→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
≪ダイヤ≫ タルデリもフェラーリも良く見ていた
≪ハート≫ タルデリの事は良く見ていた。
≪スペード≫ フェラーリの特徴は判り易かった。
≪クラブ≫ タルデリは多分侮れない…くらいしかわがんね。
≪JOKER≫ タルデリとフェラーリの実力はエブリシングお見通しだ!
607 :
森崎名無しさん
:2011/01/31(月) 02:21:28 ID:???
★パルマのFWの事を見ていたか→
ハート9
608 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 03:35:28 ID:???
> パルマのFWの事を見ていたか→
> ≪ハート≫ タルデリの事は良く見ていた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「とても雑魚とは言えない相手だったぞ、少なくともタルデリはな。
イタリアJrユースに選出される才を持ち、屈辱を経て磨いてきた実力は間違いない。」
チラリとバンビーノを見ると、腕を組んでウンウンと頷いている。
タルデリの事は恐らくバンビーノの方が知っている筈だが…
敢えて自分からは発言しない所に、そこはかとない黒さを感じて三杉は苦笑した。
三杉「(まあいいか、間違いや不足があれば補足訂正をするだろう。)
何度か見せた競り合いでは、悉く相手を上回っていた…肉体は間違いなく屈強だ。」
ブンナーク「ほう…?」
屈強…と聞いてブンナークがピクリと反応した。
パワー系はパワー系と競う事が一つの楽しみであり、今もそんな事を考えているのだろうと思われた。
だが三杉は冷たーーーい瞳と声で話を続ける。
三杉「屈強なFWと言っても誰かみたいにシュートばかりを考えているわけじゃない。
タルデリはFWだが前線から積極的に守備をしかけていた、それも中々鋭いタックルでね。
DFが3枚のパルマにとって、高い位置での守備はハッキリ言って相性が良い…
おそらくあの監督が後天的に仕込んだ物だろうが、油断出来ない。
チームのタクティクスを彼自身も把握できていなければ、あれほど守備は出来ないだろう。
…逆を言えば、それが出来ているのはチーム内での役割を確立している証明でもある。」
ブンナーク「(´・ω・`) あれ、オレもしかして槍玉にあげられてる?」
609 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 03:39:16 ID:???
ブンナーク「(´・ω・`) あれ、オレもしかして槍玉にあげられてる?」
三杉「いや、気にしないで聞いてくれブンナーク。
そうそう、サンプドリア戦では機会がなく確認できなかったが…
パスかドリブルが上手ければ、ポストプレイヤーとしても一端に活躍しそうだ。
屈強かつハードワーカー、将来的に有望なFWの形と言えるかもね。」
ブンナーク「(`・ω・´) か、肝心のシュートが強くなけりゃな…FWだしよ!」
新田(ブンナーク…そんな認識で大丈夫か?)
三杉「さて、彼のシュートが強力かどうか…? …と、これは現時点じゃ判断できないな。
キック力は間違いなく高いと思うが、シュートはセンスも重要だからね。
僕のタルデリへの印象は“無骨”…そこまでシュート技術を高められているかは疑問だ。」
ブンナーク「∩( ・ω・)∩ バンジャーイ そんならオレがFWの仕事を見せつけてやんよ。」
三杉「…出来ればもうそろそろフリーダムからロジカルに移行し始めて貰いたいな。
確かに強力なシューターは貴重だが、敵の守備が固ければ結局は博打になる。
ワンパターンにならない搦め手の一つでもあれば戦術の範囲は広がるなあ。
…と、これは独り言、独り言…。」
ブンナーク「ヽ(≧Д≦)ノ 」
中山(三杉…。)
新田(ブンナークぇ……)
三杉「…と、話が逸れてしまったかな。
バンビーノ、タルデリの事で何か抜けている事はあるかい?」
610 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 03:40:31 ID:???
先着で
★教えてバンビさん→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
≪ダイヤ≫ ああ、基本的に同じ認識だが…少しだけ補足させて貰おう。
≪ハート、スペード、クラブ≫ いや、オレの認識と同じだ。
≪JOKER≫ ダイヤよりkwsk
611 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 03:52:38 ID:???
ほいでは暫く中断です、誰かカード引いて下されー。
レス数と容量のバランスから今回も1000いかなそうな悪寒がヒシヒシ。
∩( ・ω・)∩ コマッタナー
612 :
森崎名無しさん
:2011/01/31(月) 03:54:35 ID:???
★教えてバンビさん→
ダイヤ5
ブンブンはすっかりコメディリリーフだなぁw
613 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 17:40:09 ID:???
> 教えてバンビさん→
> ≪ダイヤ≫ ああ、多少だが補足させて貰おう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バンビーノ「あの試合を見ての分析としては完璧だな、オレの認識とほとんど同じだ。
だが多少補足させて貰いたい部分もある、今の奴に当てはまるかは判らんがな。」
三杉「ふむ…お願いする。」
バンビーノ「実はタルデリのポジションは元々DMFだった、その中でも守備的な部類のな。」
三杉「ほう…?」
バンビーノ「JrユースでFWをこなせる奴が根こそぎリタイアした時な…競り合いに強かった
タルデリが急遽FWをやる羽目になったのさ。 経緯はともかく、当時から
ドリブルの腕は中々だった…地上ポストプレイは警戒しておくべきかも知れない。」
三杉「なるほど…守備の強さはポジションコンバートにあったわけか。
無骨なハードワーカーのイメージがある筈だな。
もう一つ、シュートについては何か知っていたりするかい?」
バンビーノ「それについては未知だが…シューターとしてもある程度は見とくべきかもな。
お前も言っていたがオレも当時からシュートセンスがあったようには思えない。
だが、ある程度の壁までは努力で越えてきている可能性は十分考えられる。」
614 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 17:41:26 ID:???
どうやらバンビーノが知っている事はここまでだった。
完璧ではないにせよ、ここまでで判った事もある。
サンプドリア戦ではシニョーリによる力押しばかりを前面に押し出していたパルマだが、
それ以外の得点パターンを隠し持っている可能性は十分にあると言う事だ。
ダラピッコラ「シニョーリの個人技だけでも強力だが、FWも飾りという訳ではない…と。
えーえー、パルマも守り難そうなチームだよな。」
ミュラー「フフ、同感ですね。 ミスギ、中盤と最終ラインはどんな様子でしたっけ?」
三杉「うむ、フォーメーションにおいては中盤に5枚。
シニョーリ以外の4人を1列下げてフラットにする形だが…。
実際にフラットになっている時間は少なかったように思えたな。
コンティがサイドへ展開しつつ上がり、空いたスペースをRSHが埋めていたのが印象にある。
最終ラインの3人は粒が揃っているが、それでも中央が一人なのはリスクが高いと思われる。
事実、トリノとカステッリーニが中央に寄っている時間が多かったね。」
ミュラー「なるほど…。」
先着で
★他の選手の反応→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
≪ダイヤ≫ 中山「あとは…攻撃が7枚になるあのカウンターだな。」
≪ハート、スペード、クラブ≫ バンビーノ「となると、サイドが薄いのが弱点と言えるな。」
≪JOKER≫ レントゥルス「何となくだけど…気になる事があるなあ。」
615 :
森崎名無しさん
:2011/01/31(月) 17:44:22 ID:m+b6wdAU
★他の選手の反応→
スペードA
616 :
森崎名無しさん
:2011/01/31(月) 17:44:25 ID:???
★他の選手の反応→
ハートK
617 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 19:37:54 ID:???
> 他の選手の反応→
> ≪スペード≫ バンビーノ「となると、サイドが薄いのが弱点と言えるな。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バンビーノ「となると…サイドが薄いのが弱点と言えるな。」
三杉「うん…見た通りサイドは1枚、脆いのは確かだね。」
バンビーノ「中盤…特にセンターについては人数が多く、高めのラインでボールを奪いたい意図は窺える。
だがやはり最終ラインが3枚なのが大きい、CBが外に開けば中央に穴が空く…
だからと言って中央にだけ固まっていても、サイドの裏ががら空きとなってしまう。」
三杉「ふむ…これを明確な弱点と取るべきか、
それでも跳ね返せるだけの自信がDF3人とGKにあると思うべきか。」
ミュラー「彼等の堂々とした振る舞いを見るに、後者と考えるべきかも知れません。」
三杉「確かにね…だが、攻め方として有効な事には変わりないだろう。
サイドの裏は隙があるようならガンガン狙っていきたいところだな。」
他の選手は皆この意見に頷いた。
サイドが戦術上の弱点であり、それを突くのが勝利の近道だと全員が認識したのである。
こうしてフィオレンティーナがパルマ対策を話し合っている間、
控え室では両チームでハーフタイムミーティングが行われていた。
618 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 19:39:21 ID:???
<レッチェ控え室>
マンチーニ「何とか前半のうちに同点に追いつけたな…。」
ディッテンベルガ「うむ、オレとしては切り札を使ってしまった形だが…まあ止むを得なかった。
…ともかくこれで試合の主導権を握れる筈だ、敵はオレ達の攻撃手段全てに
備える事は出来ないからな。」
マンチーニ「イスラスのマークを減らすのか…それとも変えないで来るのか。
どちらにせよ、ここからは守備に穴が出来るのは確かだろう。」
前半終了時の流れによって、レッチェの士気は比較的高かった。
本来はパルマ、或いは決勝の相手を前に、試合の主導権を握り
尚且つ1点を奪う為にと考えていた、ディッテンベルガの取って置きである。
次の試合からは何かしら対策され、与えられる精神的ショックも半減しているだろうが、
ともかくこの試合ではナポリが対応できる範囲外なのは疑いない。
ディッテンベルガ「とは言え、奴等は心底得体が知れない…。
チーム戦術としては完全に圧倒しているが、その優位性を今日は感じられない。
あれほどメンタルに強いチームはなかなかお目にかかれる物ではない…。」
ジャシント「そうだな…テクニック自体も、一部のヤツを除いて特別巧い訳じゃないが…
それでも前半の間中、劣勢だったのはオレ達の方だった…」
619 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 19:42:39 ID:???
マンチーニ「…何もかも割り切って、勝つ為の戦術を仕掛けてきているようだからな。
キープレイヤーへの徹底マークと、あれだけ露骨なカウンター狙い…
まさかプリマでここまでエンターテイメントを排した戦いをするとは思わなかったぜ。」
ディッテンベルガ「とにかくこの後も油断せずにいこう、最後の笛を聞くまではな。
幸い後半のキックオフはオレ達だ、最初からペースを握れるのは大きいぞ。」
マンチーニ「ああ、そうだな。」
この話の流れで、ここまでちょっとばかし身体を小さくしていた者が発言してきた。
前半は全く活躍できず、後半で汚名返上をしたいと考えているカルネバーレだ。
カルネバーレ「でっ、でっ……後半1発目はどう攻めるんだ? だ?
あのよ…取り敢えずオレ、まだボールに触ってない…」
ブルノ「奇遇だな、オレもだぜ!」
カルネバーレ「あの4番、かなり出来る奴でクロスボールを全部カットしちまうんだ。
どうにか出し抜いてパワーヘッドを撃ちてえんだが…どうしたらいい?」
ディッテンベルガ「そうだな…確かに4番は反応の速さが尋常じゃない。
あいつを掻い潜ってクロスを通すのは相当難しいと思うぞ…
ヘッドは諦め、ドリブルでフッ飛ばしつつGKと1対1が現実的だな。」
620 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 19:44:02 ID:???
カルネバーレ「うぬぬ…やっぱそうか………」
ディッテンベルガの返答に、カルネバーレは悔しそうに唸った。
FWとして自分の持ち味を出せない試合は彼の本意ではない。
ブルノ「うむ、仕方ない奴だ。 んで、オレはどうしたらいい?」
マンチーニ「心配するなカルネバーレ、後半はお前にボールを送る隙も出てくる筈だ。」
カルネバーレ「すまねぇなぁ…。」
ブルノ「なあどうしたらいい?」
ミーティングが進む中、彼等の士気は下がる事は無く 試合の見通しも開けてきているようだった。
そんな中、ここまで発言せずにいたイスラスがボソリと呟いた。
イスラス「マンチーニ……」
マンチーニ「ああ、どうしたイスラス?」
621 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/01/31(月) 19:46:11 ID:???
イスラス「…キックオフ直後の攻撃……オレに任せろ…」
ディッテンベルガ「なんだイスラス、やる気になっているのか?」
イスラス「いや……ただ、キックオフ直後はオレが確実にボールを持てる……
相手がマークをしてこれないからな……構わんか…?」
ディッテンベルガ(イスラス…?)
ディッテンベルガはこのイスラスの言葉に若干の違和感を感じた。
だが反対する理由は特に無く、またチームが後半 一気に流れに乗るには確かな手でもあった。
ディッテンベルガは暫し思案し、これに返答した。
A イスラスに任せる
B イスラスに任せない(※要・代案)
C いや、むしろ後半のプランはイスラスに投げていいだろう
3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
622 :
森崎名無しさん
:2011/01/31(月) 19:56:21 ID:c1T+KuT2
A
623 :
森崎名無しさん
:2011/01/31(月) 21:18:50 ID:K6xuGC/I
B ディッテンベルガの印象をより強くするためにまずはディッテンベルガ中心の戦術を行う。
理想はイスラス2ディッテンベルガ2とマークが付くこと
サーレー1マンマークでも一人分有利になる。そこからレッチェのサッカーを行う。
どちらかのマークが途切れたら、そはりそこから崩す。
ただのだめもと作戦っすけどねww
624 :
森崎名無しさん
:2011/01/31(月) 21:21:36 ID:+tlh7gsM
A
625 :
森崎名無しさん
:2011/02/01(火) 17:22:40 ID:RX8TB1hk
A
やっべ、三票だった
626 :
森崎名無しさん
:2011/02/01(火) 17:34:09 ID:???
おお、気づかんかった
627 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/02(水) 22:04:54 ID:???
>A イスラスに任せる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ディッテンベルガ「分かった…お前がそう言うなら任せる以外にない。」
イスラス「…感謝するぞ……」
キックオフ直後の選択肢は最初から2つだった。
自分が攻めるか…イスラスが攻めるか。
どちらにせよマークが付く前にボールを持てるチャンスだった。
決められるならば確実に決めたい、だが万が一外してもその後の主導権は握れる。
言ってみれば、ディッテンベルガにとって選択肢は50%50%なのだった。
いや、イスラスの闘争心が目覚め『本気モード』となるならば決定率は跳ね上がる。
それゆえ、自分で攻めたいとイスラスが言うのならば優先する事は当然だった。
ディッテンベルガにとって誤算だったのはイスラスの負傷…
気付く事が出来なかったのは、既にイスラスが前半走り回っていたせいだ。
もっと早いタイミングでイスラスと会話をしていれば…
彼等がもっと近いポジションであったら、ディッテンベルガの選択は違った物になっていた筈だった。
628 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/02(水) 22:06:05 ID:???
〜フィールド〜
観客「レッチェーー!!」「行け行けナポリ!」「よぉーしよしよしよしよし!」
実況「さあ間もなくハーフタイムが終了し後半開始、既に選手達もピッチに戻っています。
前半は2-2とスコアの上では互角、しかしナポリ リードの時間が長い展開でした。
しかしレッチェはキックオフ直後の得点が多い為、最初からクライマックスかも知れません。
さあ後半先にペースを掴むのは攻撃権のあるレッチェか、それともナポリか?」
ディッテンベルガ(当然オレ達だ…何と言っても『イスラスが攻める』のだからな。)
イスラス(……)
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
カルネバーレ(悔しいが…作戦は作戦だ、頼むぜイスラスッ!)
ポーンッ!!
実況「おっとキックオフしたカルネバーレくん、このボールをすぐにイスラスくんへパス!
これはレッチェ、後半早々の速攻に狙いを定めていたか!?
ナポリはここを凌げないと一気に不利に見舞われるぞ、大丈夫か!?」
629 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/02(水) 22:08:31 ID:???
先着で
★パッショーネ、そんな守備で大丈夫か?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
≪ダイヤ、ハート≫ ギアッチョ「大丈夫か・・・だ? 誰に聞いてんだ!? オレをなめてんのかあの実況!」
プロシュート「どっち向いてんだド低脳! もう目の前にイスラスが来てんだぞ!?」
≪スペード≫ プロシュート「大丈夫だ、問題ない」
≪クラブ≫ リゾット「大丈夫だ、問題ない。」
≪クラブA、JOKER≫ ホルマジオ「一番いいスタンドを頼むぜ、大将。」
630 :
森崎名無しさん
:2011/02/02(水) 22:08:51 ID:???
★パッショーネ、そんな守備で大丈夫か?→
スペード10
631 :
森崎名無しさん
:2011/02/02(水) 22:08:55 ID:???
★パッショーネ、そんな守備で大丈夫か?→
クラブA
632 :
森崎名無しさん
:2011/02/02(水) 22:10:11 ID:???
あぶねえ…いや惜しいのか?
633 :
森崎名無しさん
:2011/02/02(水) 22:10:11 ID:???
ホッとしたような、ちょっと見たかったようなw
634 :
森崎名無しさん
:2011/02/02(水) 22:15:19 ID:???
スクラップサイボーグ・イスラス
ミハエルも故障したかんな
635 :
森崎名無しさん
:2011/02/02(水) 22:16:42 ID:???
しかし良くない流れだな。どうも選択ミスってるっぽいし。
636 :
森崎名無しさん
:2011/02/02(水) 23:12:25 ID:???
イスラス使えば点とれるけどパルマ戦欠場て流れだろうね
637 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/03(木) 16:07:01 ID:???
ちょっと忙しくて更新が機会が減ってますー。
さらに疲労で気力も下がるんで悪循環・・・しばしこんな日が続くかもです。
まあマターリ気長にお待ち下さると嬉しく思います。
>>632-633
意外なほどのナポリの人気にビックリっす!
と言うかスタンド描写に需要があったんでしょうかw
>>634
まだです、まだスクラップと言うにはハヤイノデス・・・
ミハエルにだってまだまだ未来がある!!・・・と思います
>>635-636
レッチェを勝たせた方が三杉達には有利なると思われますのでファイトッすー。
どんな流れが続くかはアセアセして待っていて下さいw
638 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/03(木) 16:08:05 ID:???
> パッショーネ、そんな守備で大丈夫か?→ スペード10
> ≪スペード≫ プロシュート「大丈夫だ、問題ない」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
イスラス(いくぞ……)
プロシュート「ギアッチョ! ホルマジオ! 手筈通りだ、位置を誤るな!」
ホルマジオ「はいよぉー、わかってんぜぇ。」
ギアッチョ「ハッハッ、おめーを頼りにしてっかんな!」
ボールがイスラスに渡るや否やプロシュートの指示が飛ぶ。
キックオフ直後のプレイについては予め対応を決めてきたように素早く陣形が動いた。
やや低めに位置していたギアッチョが更に目イッパイ下がり、ホルマジオはやや外に膨らむ。
丁度この2人がPAギリギリ外側でフラットに並んだ状態である。
更にその後方にイルーゾォが回り込み、フォローの構えを取った。
完全にイスラスのドリブル対策へ特化したシフトなのは明らかだった。 だが…
ダッ!
イスラス(…止められるものなら……止めてみろ!!)
プロシュート(…と、お前は考える。)
しかしイスラスはこの程度は躊躇する理由にもならないとばかりにダッシュを開始した。
その瞳から、その脚から強靭な意志を発するかの如く。
だがプロシュートはそのイスラスの力強いダッシュに対して不敵に笑った。
639 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/03(木) 16:09:06 ID:???
〜回想・ナポリハーフタイム中(1)〜
ざわ・・・
ざわ ざわ・・・
リゾット「イスラスが重大な負傷を抱えているだと…?」
プロシュート「ああ、間違いねえな。」
リゾットの話をわざわざ遮ってのプロシュートの発言、
これによってナポリのメンバー達は驚きと疑念にざわめいた。
ペッシ「まっ、マジですかい!? でもアイツ…イスラスの奴、全然そんな様子じゃなかったですよ!?
プロシュート兄貴ィを疑う訳じゃねえですが、なぜそんな事がわかったんで…?」
ホルマジオ「そぉーだぜ……いくらテメェの言葉でも、なかなか信じらんないねぇー…。
あのバケモンが怪我してるっつぅーならよう、納得させてくんねーと…なぁ?」
既にこれ以上にない信頼を勝ち取っているプロシュートとは言え、根拠なくその言葉を鵜呑みに
する者は居なかった。 誰の言葉であろうと、信ずるに足るだけの根拠が必要なのだ。
本来 言葉一つでチームが全滅する可能性のある世界の住人として、当然の事ではあった。
リゾット「ああ、その通り。 …ってもお前の事だ、ちゃんと掴んでの話だな?」
プロシュート「えーえー…まあ聞けよ。 “汗”ってのはよぉ〜、どんな時に掻くか知ってるか?」
だがプロシュートは自信を持って彼らに自らの根拠を説明してみせる事が出来た。
それはイスラスがどんなポーカーフェイスを保とうとも、隠しようがない部分の話であった。
〜回想終了〜
640 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/03(木) 16:10:50 ID:???
プロシュート(神経反射によって人は発汗するが…状況は2つに分かれる――
物理的な熱による温熱性発汗と…それからストレスや苦痛による精神性発汗
後者ってのは、いわゆる“脂汗”って名前のやつだ…。)
ダダダダダ!!!!!!
ホルマジオ(うおぉっ!? こりゃムリだ、同じ人間とは思えねぇーな。)
ギアッチョ「クソがっ、クソっだらヤロウが!! 通すかよぉぉぉぉぉ!!」
イスラスの猛ダッシュを前に頭の中は白旗状態のホルマジオ…だがその思考とは裏腹に足は動いていた。
体感速度域と動体視力はイスラスにお劣らぬギアッチョが、イスラスのコースへ反応しており…
ホルマジオはその動きに合わせて、直線突破するのに必要なスペースを埋める事だけを意識した。
イスラス(ムダだ……!)
ザァッ!!
……ダァァァァッ!!
急ブレーキと急加速で2人分の脇を抜けてイスラスは抜け出した。
観客が「おおっ」と歓声を上げる…が、直前までの最高速は切り返しによって失われていた。
641 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/03(木) 16:13:24 ID:???
プロシュート(温熱性発汗ってぇのは全身に起きる…丁度、前半走り回った今のお前は『そう見える』。
だが前半序盤、オレからゴールを奪った直後…お前が掻いていた汗は変だった。
おかしいよなぁー? 『額にだけ汗が滲む』なんてよぉーーー。)
プロシュートは目に怪しい光を宿しながら、見計らっていたタイミングでGoサインを出していた。
2人抜きをしてPAに侵入した直後をイルーゾォに狙わせたのだ。
スタートダッシュも人並み外れているイスラスだが、これだけ激しく切り返した直後では流石に
トップスピードには達していない。 イルーゾォでも十分に照準を定める事が可能だった。
イスラス「……!」
イルーゾォ「さっきまでのお前なら、一々オレの方を見やしなかった…。
そんな必要はなかったんだよな、そんだけ速けりゃ当然だぁ…。
だが今は違う、オレの姿が見えたのなら……!! お前も、もうおしまいだッ!」
ザザアァァァァァ!!!!
これまでにない鋭いタックルが飛び出した。
イスラスがスピードに乗りきる前を狙った見事なタイミングであった。
642 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/03(木) 16:18:08 ID:???
…だがスピードを活かすための距離が足りないと察したイスラスは、急遽強引なドリブルに切り替えた。
イスラス「どけっ……!!」
ドガァッ!!
イルーゾォ「こォれしきィィイイのオオ事ォォオオオ!!」
その剛脚は速さを求めるのを止め、力と重さを求めて筋肉を突き動かした。
…結果、イルーゾォは圧倒的な力負けによって斜め後方は飛ばされてしまう。
視界が拓(ひら)け、イスラスは脚の使い方を力から速さへと再変換しようとした…
が…それを実行するよりも前に、次なる敵が襲って来ているのが判った。
狙い済ましてゴールから跳び出してきたのはプロシュートである。
プロシュート「(動きが) 見えるッッッッ! ノロいぞイスラスッッーー!!!」
イスラス「!!!!」
ここまで全ての工程がプロシュートの指示による作戦であった。
ホルマジオ、ギアッチョの二人がプレッシングで速度を落とさせる。
続いてイルーゾォがイスラスの再加速前にタックルで捕捉する。
万が一取れればそれでも良し、取れない場合をプロシュートは想定して彼は跳び出したのだ。
速さと力…そのどちらにも筋力の使い道を集中できてない、このタイミングを狙って…。
そしてこの瞬間……プロシュートは最後の罠を発動させるつもりでいた。
643 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/03(木) 16:19:35 ID:???
プロシュート(お前に限って言えば、試合開始直後(ドリブルゴールを決めたとはいえ)汗を掻いている
…なんてのはちょっとばかし違和感のある話だった。 だがお前の汗は額だけ…
額に汗を掻くならば、普通は首も同時に掻いてなけりゃぁフェアじゃないんだよ。
そいつは疑いようのない精神性発汗、つまりお前は苦痛に耐えてプレイしてんだよ!!)
先着で
★「ぶっ潰す」と心の中で思ったなら→! card
と( ! と card の間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
≪ダイヤ、Joker≫ イスラス「両方やるのは訳ない事だ…お前をこのピッチから追い出せるならな…」
≪それ以外≫ プロシュート「その時スデに行動は終わっているんだっ!!」
※ダイヤとJokerは結果が完全に同一にはなりません。
644 :
森崎名無しさん
:2011/02/03(木) 16:25:26 ID:???
★「ぶっ潰す」と心の中で思ったなら→
クラブ4
645 :
森崎名無しさん
:2011/02/03(木) 16:26:34 ID:???
/(^o^)\
646 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/03(木) 19:53:22 ID:???
>「ぶっ潰す」と心の中で思ったなら→ クラブ4
> ≪それ以外≫ プロシュート「その時スデに行動は終わっているんだっ!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガシィィィッ…!!!
掴んだッ!
身体を投げ出し、いっぱいに伸ばしたプロシュート掌は確かにボールを掴んでいた。
こうなるとイスラスは苦し紛れに力で押し返すしか手がなく、当然それを試みた。
だがプロシュートは力負けする事の無いよう 勢いをつけて跳び出していた、それも過剰なほどに…。
イスラス「グッ……!」
ガクッ……
ドリブルの勢いを数段構えで殺されたイスラスの脚力は、プロシュートの跳び出しに敗北した。
プロシュートの身体に覆い被さるように倒れこむイスラス。
プロシュート「フン…」ニヤ
ドドドドドドドド
647 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/03(木) 19:54:56 ID:???
プロシュートは動きを止めず、そのまま勢いよく立ち上がり…そしてボールを大きく前方へと蹴り出した。
イスラスはプロシュートが起き上がる動作の余波をくらい、一回転しながら後方へと投げ出される。
プロシュート自身はボールを掴んでおり、そして彼の背中に倒れこんだのはイスラス自身だ。
GKが“カウンターのために”動きを止めずフィードしても、何もおかしい事はない。
その結果としてイスラスが後方に投げ出されても、それはイスラスの過失である。
背中からドスンと落下し、衝撃を受ける。
五体満足であれば少々痛みを感じる程度の衝撃だが、今のイスラスにとっては致命的だった。
ズキィィィィィィィィィン!!!!!
イスラス「オゥフ……!?」
これまでにない、鈍く激しい痛みがイスラスを襲った。
一瞬息をする事が出来なくなった彼は思わず痛みの中枢地である右脇腹を押さえる。
プロシュートはその光景をチラリとだけ確認し、満足した。
プロシュート「なるほど…肋骨でも折れてたってとこか。」
イスラス「ガッ………気付いて…いたのか……」
プロシュート「テメェーはスゲー速さだったぜ、とんでもねー馬力だよ。
だが馬力のあるエンジンほどフレームに激しい荷重を与えているんだぜ。
賢明なお前にゃあオレの言っている事わかるよな…もう安全運転でいくしかないぜ
偉大なる死(グレイトフルデッド)には遠く及ばねぇー事故死(アクシンデンタルデッド)を呪いな。」
屈辱と激痛に顔を歪めたイスラスの姿がそこにあった。
648 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/03(木) 19:56:00 ID:???
そして…
先着で
★プロシュートのクリアボールの行方→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
≪ダイヤ≫ マンチーニがボールを確保、カウンターは免れた。
≪ハート、スペード≫ ペッシがボールを確保した、カウンターのピンチ?
≪クラブ≫ サーレーがボールを確保、しかも…!?
≪クラブA≫ クラブ+立ち上がらないイスラスの様子にレッチェが動揺
≪JOKER≫ ディッテンベルガがボールを確保、そのまま立て続けに攻め込んだ。
649 :
森崎名無しさん
:2011/02/03(木) 19:57:37 ID:HYNi3dqA
★プロシュートのクリアボールの行方→
ハート7
650 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/03(木) 20:38:40 ID:???
> プロシュートのクリアボールの行方→ ハート7
> ≪ハート、スペード≫ ペッシがボールを確保した、カウンターのピンチ?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
プロシュートが蹴り出したボールを誰よりも素早く追ったのはペッシだった。
ペッシはこのボールを何が何でも自分が確保するつもりで、とにかく他の選手とは気合が違っていた。
ペッシ(やっぱり兄貴ィはスゲェーや! 言葉にも、覚悟にも間違いがねえっ!
だがここからはオレの番…兄貴ィの意志は『ここで追加点を取れ』だ。
その意志を形にして遂げるのは弟分のオレの役目なんだよぉーーー!!)
トンッ!
ザッ……
ペッシ「ふん…来いよ。」
しっかりと胸でトラップしたペッシだが、当然ながら彼にはすぐさまレッチェの刺客がつく。
ここでカウンターを許し 追加点を取られたりしたら、レッチェは一気に敗勢が濃くなる。
イスラスが真っ向から敗北したという事実はそれだけ大きな意味を持っていた。
だがペッシは全く意に介さない、『やる』と決めたらペッシも直線を行く男なのだ。
ゆえに目の前に立つ男が誰だって構わなかった。
651 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2011/02/03(木) 20:39:58 ID:???
先着で
★流石に誰でもOKってわけじゃねぇーだろ→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
≪ダイヤ≫ ジャシント、リベリか…厳しいが負けるか!!
≪ハート≫ マンチーニかよ、今のオレを止められるぁ!?
≪スペード、クラブ≫ おっとラッキー、ミケーレ(ザコ)だ。
≪クラブA≫ おっと……あれ、GKがここまで飛び出していいのか?
≪JOKER≫ ディッテンベルガ「見せ付けるしかないんだ…こいつら以上の『覚悟』がある事を!」
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