キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【まさかの】Another-C_2【色恋沙汰】

1 :アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/04(火) 18:06:08 ID:???

この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。





…恋愛は二の次の筈です。

701 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/10(木) 23:15:52 ID:???

ディッテンベルガ「……?」

プロシュートらの反応をディッテンベルガは怪訝そうな顔で観察した。
だがその真意は彼に量れる筈もなかった。
それでも何かツッコもうとディッテンベルガは口を開こうとしたが、
その前にプロシュートらは『レッチェと試合が出来て良かった』と、綺麗に纏めてしまった。
クルリと背を向けて去っていく二人の後姿を見せられ、ディッテンベルガは一人居た堪れなかった。
仕方なく彼は胸を張った隣の親友に、恨めしい思いでツッコミを入れる事になった。

ディッテンベルガ「格好良いこと言っていたが…本当はムカついてたんだろ?」

イスラス「…………そんな事はない…」

ディッテンベルガ「アヤックスのクライフォートを思い出してたんだろ?」

イスラス「……違う…」

目を逸らすイスラスに対してディッテンベルガは容赦なく追求した。
ディッテンベルガはさらに畳み掛けようとしたが、それは再び彼に邪魔をされる。


702 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/10(木) 23:17:03 ID:???

プロシュート「ああ、そうだお前ら。」

イスラス「(ビクッ!)………まだ何かあるのか…?」

プロシュート「お前ら、フィオレンティーナの連中とは知った仲だろ?
        機会があったら伝言しといてくれよ、『これからはもっと、しんどくなるぜ』ってな。
        本当は決勝まで勝ち上がって、自分で言いたかったんだがなぁ。」

ディッテンベルガ「なにっ…どういう意味だ!?」

驚いて聞き返したディッテンベルガだが、相手は笑みを浮べただけで何も答えず去っていった。
意味の解らない捨て言葉を残され、イスラス達は首を傾げるしかなかった。


〜スタンド席〜

新田「ははっ、やった! レッチェが勝ったぜ!」

中山「見事だったな、特にディッテンベルガは獅子奮迅の活躍だった…見習いたいくらいにな。」

フィオレンティーナの席では、主に新田と中山がレッチェの勝利を喜んでいた。

703 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/10(木) 23:18:07 ID:???

新田はイスラスに 中山はディッテンベルガに感じる所があり、
この二人は観戦の中でレッチェをかなり熱く応援していたのだった。
当然三杉もイスラスに対しては相当の意識を持っているのだが、今は違う事を考えていた。

三杉(イスラス、肩を借りていたが…準決勝は大丈夫なのだろうか?)

準決勝のパルマ戦を明後日に控え、大きな怪我などないようにと内心で祈る三杉。
しかし残念ながらイスラスの負傷は決して軽微とは言えなかった。
彼がその事を知るには、まさにそのパルマ戦を待たなければならなかった。


・・・・・・

この日の試合はその全てが終了した。
三杉達は2つの試合の経緯と結果を脳裏に噛み締めて会場を後にした。
ホテルに戻ってからは一応フリーの時間帯となっている。
三杉には既に予定が入っているため、厳密にはフリーとは言えなかったが…
とにかく彼らは一日の課題を終え、バスで一旦ホテルまで戻った。


704 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/10(木) 23:19:11 ID:???

〜宿泊ホテル〜

マルコ「あ、お帰りー。」

ホテルに戻るとマルコがロビーで出迎えてくれた。
彼は今日、監督命令で(表面上)謹慎となっていたのだ。

レントゥルス「あ、マルコだー。」
スペルマン「おやおや、隅に置けないねえ。」

マルコ「なにが…! そんな事より試合はどうだった?」


A 「パルマとレッチェが勝ったよ。」
B 「ダメだよマルコ、今日は教えられないな。」
C 「そんな事よりマルコ、今日は何をしていたんだい?」
D 「そんな事よりローマ戦について相談したいんだが。」
E (特に僕が答えなくてもいいか、部屋に戻ろう。)
F  そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


705 :森崎名無しさん:2011/02/10(木) 23:20:36 ID:Pjy7WN1s

兄貴はたいそう格好良かったなあ……
戦っても見たかったが、レッチェも大好きなので複雑だ

706 :森崎名無しさん:2011/02/10(木) 23:21:27 ID:KxIVh1KM
C

707 :森崎名無しさん:2011/02/10(木) 23:23:46 ID:vqz77ZeE
C

708 :森崎名無しさん:2011/02/10(木) 23:24:16 ID:DTmaPxNU


709 :森崎名無しさん:2011/02/10(木) 23:38:29 ID:???
三杉のそんなことより返し
マルコくん今日はどうだったんだいw

710 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/11(金) 00:56:33 ID:???

>C 「そんな事よりマルコ、今日は何をしていたんだい?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

マルコは試合結果を気にして質問したのたが、三杉は氷の微笑を湛えてこう応えるのだった。

三杉「そんな事よりマルコ、今日は何をしていたんだい?」


ヒュウゥゥゥゥゥ…

質問を質問で返すという愚行が、ホテルのロビーに冷ややかな気流を作り出した。
当然これは事情を知る三杉が、ついつい意図から外れようとしたマルコを嗜めただけなのだが、
知らないその他大勢からすれば このやり取り…かなりの居た堪れない感である。

レントゥルス「おぅぐっ…!」

こういう空気に耐性のないレントゥルスが真っ先に凍りついた。
そして他の者達も次々にその場に慄き、立ち尽くすが…


711 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/11(金) 01:00:24 ID:???

マルコ「あっ! いけないいけない…つい、いつもの癖で聞いちゃった。
     アハハ、ありがとうミスギ。」

三杉「どう致しまして。」ニコッ

みんな(えええええーー なにその反応っ!!?)

笑顔で軽く切り返すマルコに周囲は更なる仰天に包まれた。
そして周囲の驚きを他所に二人の会話は続く。

三杉「…で、何をしてたの? ぜひとも聞いておきたいな。」

マルコ「んーと…そだね。 買い物して、映画観て…バールでお茶して…
     そうそう、サッカーショップでグッズなんかも見てきたよ。」

三杉「なるほど……。」


A 「ふむ…そこへは誰と?」 敢えて突っ込む(笑)
B 「どうやら気分転換になったようだね、…で、監督の意図は解ったのかい?」 
C 「もっと他の所には行かなかったのかい? 人気(ひとけ)のない場所とか…」ニヤニヤ
D 「そうそう、そんな事より今日の試合はパルマとレッチェが勝ったよ。」

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


712 :森崎名無しさん:2011/02/11(金) 01:01:22 ID:vlRda1Fk


713 :森崎名無しさん:2011/02/11(金) 01:06:29 ID:lMQnhur2

他の選択肢がどれも罠にしか見えないんだがw

714 :森崎名無しさん:2011/02/11(金) 01:07:07 ID:c5c3Z/jY


715 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/11(金) 01:39:39 ID:???

>B 「どうやら気分転換になったようだね、…で、監督の意図は解ったのかい?」 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

マルコの言葉に三杉は安堵した。
『やるべき事』ではなく『やりたい事』をしろと監督は言っており…
聞いた限り、マルコはその言葉通り 自らの欲求に従って行動をしたようだったからだ。
ついでに言うならば、三杉は昨夜マルコに『ナディアとデートしたらどうか』と薦めていた。
つまりマルコが今日何をして来たかは聞くまでもなかった。
…特に皆の前では。

三杉「どうやら気分転換になったようだね、…で、監督の意図は解ったのかい?」

故に三杉がマルコに問うたのは、“それによってマルコが何を得たか”であった。
この一日は監督がマルコに与えた課題であった筈なのである。

先着で
 ★マルコが全ての原理原則を理解する時→! cardと
(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪Joker、ダイヤJ以上≫ マルコは全てを把握した。The.ボーナス!
≪それ以外≫ 正直よくわかんない。


716 :森崎名無しさん:2011/02/11(金) 01:41:47 ID:???
 ★マルコが全ての原理原則を理解する時→ スペード5

717 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/11(金) 02:05:04 ID:???

>マルコが全ての原理原則を理解する時→ スペード5
>≪それ以外≫ 正直よくわかんない
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉の問いに対しては、流石にマルコも首を傾げるだけだった。
結局マルコ自身、今日一日をフイにして得たのが何なのかは解らなかったのだ。
だがそれでもマルコに腐った雰囲気はない。

マルコ「うーん……正直何だったのかよくわからないけど…
     でも今はすっごくサッカーしたいかな、明日からまた頑張るつもりだよ。」

三杉「そっか……まあ明日になればきっと判るのかな、何しろ監督の指示だからね。
    とにかく、やる事がなくなってソワソワしてたんじゃなくって良かったよ。」

マルコ「ハハッ、まあ正直午前中はそんな感じだったけどね。」

三杉「フフ、やっぱりか。」

予定調和とも言うべきマルコの真面目さに、二人して笑い合った。
周囲はこの話についていけなかったが、空気が和やかなので気にしない事にしたようだ。


718 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/11(金) 02:06:22 ID:???

三杉「取り敢えず、今日の試合結果については明日にでも話すよ。
    …それじゃ、僕はこれから予定があるから…。」

マルコ「そっか…ミスギも楽しんできてね」ニコッ

マルコの笑みに気付かない振りをして、三杉は自分の部屋に戻った。
そのまま自室のシャワーを軽く浴び、夏の日差しによって汗に塗れた身体をリフレッシュした。
シャワー後に身体を拭いていると、部屋のインターホンが鳴った。
誰の訪問か…三杉には最初から予想がついている。
三杉はすぐにドアを開け、訪問者を確認した、

先着で
 ★訪問者の名は…→! cardと
(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ≫ お、お前は……BJだと!?
≪ハート、スペード、クラブ≫ 当然ミュラーです。
≪Joker、クラブA≫ その名は…青葉弥生。何故ここに…


719 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/11(金) 02:10:27 ID:???
本日はここまでとします、どなたかカード引きをお願いしますね。
それではお休みなさーい。

720 :森崎名無しさん:2011/02/11(金) 02:11:00 ID:???
★訪問者の名は…→ クラブ9


721 :森崎名無しさん:2011/02/12(土) 22:54:56 ID:???
あぶねあぶねー
弥生訪問はクラブAか。
クラブで弥生かと見間違えてたから、一瞬マジであせったw

722 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 08:31:58 ID:???

>>721 ここでクラブA引いてたら明日は練習どころじゃないですからね、アハハ。
===============================================

> 訪問者の名は…→ クラブ9
> ≪クラブ≫ 当然ミュラーです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ドアの向こうに立っていたのは当然ながらアルフレッド・ミュラーであった。
その手に持っているのは手提げのスーツキャリー、それから靴箱である。
昨日の帰りのバス中で借り受ける約束の、タキシードと革靴をわざわざ届けに来てくれたのだ。

三杉「やっ、わざわざ済まない。 こちらから出向こうと思っていたのだけどね。」

ミュラー「いえいえ、これくらいは御やすいご用ですよ。
      デートの準備の際、あれもこれもと時間に迫られて動いては必ず何か見落としますから。」

三杉「ふふ、助かるよ。」

ミュラー「そんな事より、これが約束の品…ヒューゴ・ボスのタキシードとゴールドファイルの革靴です。
      ミラノで着るには少々無骨ですが、初めて食事を共にするならば悪くないと思いますよ。
      最初から気合を入れ過ぎても、色々と誤解を与えるかも知れませんしね。」

いかにもなミュラーのアドバイスに三杉は心の中で苦笑した。
確かに言っている事は判るが、そう考える時点で意識しすぎと言えなくもないと思うのだ。
貴公子としては一端のミュラーも、女性関係にはそこまで慣れたものではないのかも知れない。
ただそれはドイツ人の生真面目な気質を反映してると言え、三杉にとって好感を持てる物であった。


723 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 08:33:17 ID:???

三杉(…それに、元々着なれない他人のタキシードならば、多少無骨なデザインの方が都合良い。
    煌びやかな品は、着こなしが出来ていなければ逆にみっともなくなるからね。
    その点、ミュラーが用意してくれたこの品々は今の僕にとって最高と言える。)

三杉は深くミュラーに感謝を述べ、明日の練習にて代価を払う事を改めて約束した。
貸し借りなしの50%50%ゆえに、ミュラーも特別恩に着せるような言葉はない。
こうして三杉は気持ち良くタキシードに袖を通す事が出来た。


先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★やや無骨なタキシード 威圧感38+(! card)=★
 ★三杉 服飾センス50+(! card)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい、カードやダイスで分岐します。

【タキシード】−【三杉】
≧2→着こなせてねえ状態、どことなく威圧的だわ。
=1〜-1→まあまあ悪くはないね。
=-2〜-6→重くなく、それでいて気品も滲み出て見える絶妙なバランスですな。
=-7〜-11→少しタキシードが足を引っ張ってるいる感だが…大丈夫だ、問題ない。
≦-12→三杉が煌びやか過ぎる! タキシードがここまで負けるとはどういう事なのw

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
三杉のマークがダイヤ、Jokerで「生まれ付き貴公子」が発動し、自動で最良の結果となります。
ハートで「モニカを意識(+10)」が発動し、無意識に気合が入りすぎます。
クラブで「あ、ブンナークに説教するの忘れてた(-5)」が発動し、やや意識散漫になります。
また、これらのマークはこの後で追加選択肢を生む事があります。


724 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 08:36:03 ID:???
★やや無骨なタキシード 威圧感38+( スペード4 )=★

がんばれタキシード!

725 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 08:38:56 ID:???
★三杉 服飾センス50+( クラブJ )=★

726 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 08:40:11 ID:???
これはひどいwww

727 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 12:37:00 ID:???

革靴「艦長!!! ダメです、ドイツブランドじゃ太刀打ち出来ません!」
タキシード「止むを得ん…撤退だ!!」
三杉「いや、それは困る。」
===============================================

 やや無骨なタキシード 威圧感38+( スペード4 )=42
 三杉 服飾センス50+( クラブJ )+(あ、ブンナークに説教するの忘れてた-5)=56
【タキシード】−【三杉】≦-12→三杉が煌びやか過ぎる! タキシードがここまで負けるとはどういう事なのw
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉の着こなしを前にして、持ち主のミュラーが首を傾げる。
彼の着こなしは、本格的な社交界であれば貧乏な名門と揶揄されそうな感じであった。
実際、彼の家はヒューガーによって堕とされているので間違ってはいないが。

ミュラー「うーん…」

三杉「…?  何かおかしいかい?」

ミュラー「いえ、やはりミスギは美男で洗練されすぎていますね。
      どうやらこのブランドでは少し見劣りしてしまうようです。」

三杉(うーん……確かにそうかも知れないが…。)

本来なら髪をオールバックにするなど、タキシードに合わせたチューンダウンの余地があった筈である。
しかし三杉は着衣し準備を整えるさなか、やり忘れていた事を思い出してしまった。
練習の意図を無視し、自分の欲求を押し通したブンナークへの説教である。
それを思い出してから意識の数割が持って行かれ、何となく準備がおざなり(素材勝負)になってしまった。

728 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 12:38:11 ID:???
素材勝負であれば、貴公子オーラが出ている三杉と やや重ったるいドイツブランドの品々が
フィットしないのも当然と言えば当然…結果、三杉の煌びやかさが前面に押し出される事となった。

三杉「…いや、でもこんなものだよ。
    そろそろホテルを出なければいけない時間だし、これ以上は無理だ。」

ミュラー「そうですか。 まあ本人がそう仰るならばボクから言う事はありません。
      それじゃあ今夜はゆっくり楽しんできて下さい。」

三杉「うん、重ねがさね感謝するよ。」


…こうして三杉は準備を終えて自室を後にした。
待ち合わせ場所に向かう途中、若い燕を探すセレブ達が彼を舐めるように視ていたのは内緒である。

一方、三杉が食事を共にする相手としたモニカの方はと言えば…


ガチャ…。

モニカ「お帰りー。」

ビビ「ただいまですわ…。」

学校の集まりを終えて帰宅したビビ・クロコダイルは、先輩兼ルームメイトのモニカの様子に肩を落とした。
いつもなら振り返って出向かえてくれる、自身が敬愛する先輩が他の事に夢中なのである。
しかも…


729 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 12:39:44 ID:???

ビビ(お、お姉さまがお化粧をしている…)

普段は短時間しか使わないドレッサーの前にモニカは座り、何やら懸命に作業をしていた。
ビビはわざと音が立つよう、ベッドにダイブして身体を横たえた。
反応はない…その後も長々ドレッサーについているモニカの後ろ姿をビビはジト目で覗き見る。
しばらく時間が経過し、ようやくモニカがビビの方へ振り向いた。

モニカ「うん、こんな感じかな…。 ねえクロコ、どうかな?」

ビビ「おかしいですわ…。」

モニカ「えっ!? な、なんか変!?」

ビビ「違いますわ……可愛すぎておかしいと言っているんです………」

モニカ「へ…?」

ビビ「妾(わたくし)のお姉さまがそんなにガッチリ可愛いくキメるわけがないですわ!」キリッ

モニカ「ちょ、ちょっと! いつ私はアンタの所有物になったっていうの!?」

ビビ「お黙り下さい! お姉さまは現代のオーパーツなのですよ!? それが、それが…
    そんなお姉さまが殿方と逢引のためにそんなガチで着飾るだなんてえぇぇぇぇ!!!!」

そう叫びながら、ビビは可愛らしい顔を歪めて頭を掻きむしる。
これには流石のモニカも驚いた。


730 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 12:41:05 ID:???

モニカ(うぇ!? ちょっ、デートだなんて…! 別に、しょ、食事するだけだし…こんなの挨拶よ挨拶…
     …って言うか、そもそもなんでクロコがミスギさんと食事する事を知ってるの!?)

この心の声がビビに聞こえていたら「そこじゃねえし!」とツッコミを入れた筈である。
ともあれモニカはガタリと椅子から立ち上がり、その全身をビビに晒した。

ビビ(!!!!!!!!!!!!!!!!)

瞬間、ビビの時が世界に支配され硬直を見せる。
そしてそれが解除した時、うるっせえのなんの。

ビビ「お姉さまーーーーーーーー!!! なんですのその扇情的なミニチャイナはぁぁぁ」ドンガシャッ!

モニカ「ひっ!?」


ズボシャアアア!!

叫ぶと同時にビビは鼻血を出して気絶した。
どうにもこうにもツッコミようがない状況にモニカは立ち竦み…
そして、いつのまにか待ち合わせの時間が迫っている事に気付き、
仕方なくこの面倒な後輩をベッドに寝かせ、モニカは部屋を後にしたのだった。


731 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 12:42:27 ID:???

〜ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世〜

世界的に有名なアーケード、その中でも最も美しいガレリアの下が二人の待ち合わせ場所であった。
8角形の建物に二つのアーケードが交差するこの場所は、ガラスのアーチと屋根が人々を温かく包みこんでいる。
ユヴェントス戦の前、一度この場所を通っている三杉は、当然迷う事なく待ち合わせ場所へ辿り着いた。

三杉(ふむ、どうやら時間通りに来れたようだ。 ええとモニカは…)

少なくない人通り…自分達以外にも待ち合わせをしている者はおり、三杉は暫しモニカの姿を探す。
…程なくして、柱の傍に立っている女性を発見した。

三杉「やあモニカ、待たせてしまったかい?」

モニカ「あ・・・ いいえ、さっき着いたばかりです。」

こちらの姿を観て、モニカの顔がパァッと明るくなった。
こんな表情をされると三杉も悪い気は決してない。
とにかく2人は無事、待ち合わせたこのガレーラで互いの姿を認識する事が出来た。


732 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 12:44:00 ID:???

先着2名様で
 ★三杉のセカンドインプレッション→! card
 ★モニカのセカンドインパクト→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

・三杉の結果
≪10〜K≫ 似合うと予想はしていたが…まさか本当にチャイナドレスを見られるとはね。
≪5〜9≫ ちょっとアンバランスだが・・・まあ許容範囲だ、何しろ本人が美人だし当然か。
≪1〜4≫ 少し露出が過ぎるな・・・もう少し慎ましい人だと思っていたのに。

・モニカの結果
≪J〜K≫  あ、少しタキシードがみすぼらしいかも? ハッ、もしかして私が緊張しないように…
≪6〜10≫  流石ミスギさん、タキシードよりも輝いている。 す、少し緊張してきた…。
≪1〜5≫ あわわわ、なんて煌びやかなの…緊張してまともに話せないかも知れない。 

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
三杉のマークがハートで内心ドキッとします。
モニカのマークがハートで、どんな数字でも現実に戻ってきます。
またJokerかハート一致で三杉がモニカに魅了されてしまいます。


733 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 12:48:32 ID:???
★三杉のセカンドインプレッション→ クラブK


734 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 12:51:03 ID:???
 ★モニカのセカンドインパクト→ ダイヤ10
あかんヒロイン交代の危機や

735 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 14:28:21 ID:???
マークのおかげでかろうじて踏みとどまってる感じだな

736 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 16:36:45 ID:???
ブンブンの説教忘れてたw

737 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 18:36:46 ID:???
ここからどうなるかは皆さんとカード神(或いはマモノ)次第!
ブンブンの事は取り敢えず忘れようじゃないですか!ww
===============================================

> 三杉のセカンドインプレッション→ ≪K≫ 似合うと予想はしていたが〜
> モニカのセカンドインパクト→ ≪10≫ 流石ミスギさん〜
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

モニカの姿を改めて確認し、三杉がまず驚いたのがその服装だった。
長めのボレロで上半身をある程度は隠しているが、
その下に身に着けているのは間違いなくチャイナドレス…
昨夜三杉が想像した、モニカが最も似合いそうなドレスがそれであった。

三杉(スレンダーで長い脚、黒いロングヘア…想像通り、エキゾチックな魅力が出ている。
    僕の見立てもまんざらではないかな。 …ただ、一つ予想外だったのが…)

そのドレスがミニチャイナだと言う事である。
昨夜、スリットから覗き見える白い肌を想像し 自らを恥じた三杉は、それ以上の物を現実に見ていた。
本来の彼の気質からすれば、この露出の多い服装には少なからず悪い気分を感じておかしくなかったが…
今夜に限っては、何故だかそういう気分にならなかったのが不思議なところであった。
それはモニカが(結果的に)アンバランスなほど自身の魅力を前面に押し出した事で、
三杉の脳に男性的な感情を刺激させ、それを許容させていたのかも知れない。


738 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 18:39:11 ID:???

逆にモニカはと言えば、三杉のスタイルに対してそう驚く事はなかった。
貴公子オーラを一度浴びており、ある程度の予測は着いていたのだ。
勿論その予測は普段接しているクラスメート等と比べてかなり高めの見積りではあるが。

モニカ(流石ミスギさん、タキシードよりも本人の方が輝いてるわ…。)

予想していたとはいえ、それでも素敵な男性を目の前にしている事…、
そしてその男性と これから暫しの時間を共有する事には変わりない。
改めてその事実を実感し、モニカの心臓は少しだけ早くなる。

モニカ(す、少し緊張してきたかも…。)

モニカは緊張を気取られないよう、ボレロを羽織り直すのだった。
わざわざ機会を作って得られた2人の再会…
少なくとも、その始まりについては悪感情は存在しなかったのである。

三杉「それじゃあ行こうか。」

モニカ「はい、今日は宜しくお願いします。」

三杉はモニカに声をかけ、予約している店へと歩き始め、その半歩後ろをモニカは着いて歩いた。
モニカの対応はやや堅苦しいくらいにかしこまっており、服装の大胆さからは想像し難いものだった。
そのギャップに三杉は一人苦笑した。


739 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 18:41:35 ID:???

三杉(…少なくとも彼女は一生懸命に着飾ってきてくれたのだろう。)

状況的ではあるが、モニカが自分の魅力を引き出す努力をしてきた事をが三杉には推察された。
そう考えてみると、誘った自分の方は 準備を多少疎かにしてしまったのではないかと反省の念に駆られる。
だが今その事を考えても仕方ないので、三杉はモニカに話を振ってみようと考えた。


A チャイナドレスはよく着るのかい?
B 随分と大胆に決めてきたんだね、少し目のやり場に困るな。(笑いながら冗談っぽく)
C 随分と大胆に決めてきたんだね、少し目のやり場に困るな。(多少真剣に)
D 実はこのタキシード、チームメイトからの借り物なんだ。 …変じゃないかい?
E (いや、ここは話すよりも手を繋ぐべきだ。 うん。)
F そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


740 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 19:01:04 ID:RTkNtkG6


741 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 19:02:55 ID:5ZTK+q9g
D

742 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 19:21:23 ID:Qp5JEI+Q
D

743 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 20:33:26 ID:???

>D 実はこのタキシード、チームメイトからの借り物なんだ。 …変じゃないかい?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「……」

モニカ「…?」

若干の後ろめたさ…或いは恥ずかしさを伴なう事を三杉は口にしようとしていた。
だがいざ言うとなると、貴公子としての矜持が邪魔をするのだ。
自身にとっての都合悪い内情を打ち明けるなどと、まるで言い訳を言うみたいではないか、と…。

モニカはそんな三杉の不自然な様子にちょっとだけ首を傾げる。
だが考えてみて欲しい。
言おうとした事を言えずにモゴモゴとしているのはもっと貴公子らしくない。
三杉はその事実に気付き、ハッとなった。

ガビーン

三杉(い、いけない…こんな言いにくい事を言えない男は貴公子じゃない。)

ハッというよりガビーンだったのは御愛嬌である。
だがその事に気付くと三杉はもう迷わなかった。
少し情けないが、そんな事よりも大事な事が彼にはあるのだ。←真剣


744 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 20:36:24 ID:???

三杉「実はこのタキシード、チームメイトからの借り物なんだ。 …変じゃないかい?」

モニカ「・・・☆」

三杉「…」

モニカ「え…! そうなんですか!?」

目をパチクリさせてから一拍置いて、モニカは多少驚いた様子を見せた。
どういう理由で驚いているのかまでは読み取れないが…
そこは構わずに、三杉は話を続けた。

三杉「うん、元々ミラノには大会の為に来た訳だからね。
    まさかタキシードが必要になるとは思わなかったな、ハハ。」

モニカ「そっか…そうですよね。」

三杉「ドイツのブランドの物らしいけど…どうだろう、やはり着慣れていないように見えるかい?」

モニカ「うーん……」


745 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 20:38:04 ID:???

先着で
 ★モニカの回答→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ≫ …実は私のこの服も、昨日慌てて買ってきた物なんですよ。
≪ハート≫ 着慣れているか、いないかなんて関係ありませんよ。
≪スペード≫ そうですね、言われてみればミスギさんには物足りないタキシードかも…。
≪クラブ≫ そんな事ないですよ、似合っています。
≪クラブA≫ そ、そんな事ないですよ! 似合ってじばっ… (←噛んだ)
≪JOKER≫ ハート→ダイヤ


746 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 20:41:47 ID:???
 ★モニカの回答→ クラブ8

747 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 21:30:48 ID:???
クラブAが一番萌え展開に思えるのは気のせい?

748 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 21:33:22 ID:???

>>747 ドジっ子属性一丁!!! 我々の業界ではご褒美ですかね。
=============================================

> モニカの回答→ クラブ8
> ≪クラブ≫ そんな事ないですよ、似合っています。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

モニカ「そんな事ないですよ、似合っています。」

三杉「…そう? そっか……。 うん、それならいいんだ…。」

モニカは三杉の隣で密かに緊張しており、そして三杉の思わぬ話に驚かされた。
そのため、彼女は落ち着いて自分の気持ちを推敲する事も出来ない状態となっていた。
またファッションセンスに長らく自信を持てなかった事が災いし、
そんな自分の率直な感想は正しくないのでは…と、素直に吐露する事も躊躇われていた。
結果…モニカの回答は当たり障りのない、いやお世辞に近い物となってしまったのである。

三杉(……気を遣ってくれているのだろうか? だがこの服装がフィットしていない事は明白だ…
    明らかにお世辞と判る事を言われるのはあまり気分が良いものではないな。)

自分の事をかなり客観的に見る事が出来る三杉にとって、このモニカの回答は宜しい物ではなかった。
多少の失望を感じつつ、だが仕方ない事かも知れないと三杉は思った。

※『三杉』感情度:やや↓ 人間味:やや↑ 貴公子P:やや↓(感情度は再会時の+分がほぼチャラに)
※『モニカ』緊張度:微↑ その他:秘密

749 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/15(火) 21:34:58 ID:???

あまり会話が広がらないまま歩き続けると、やがて目的の店が見えて来た。

三杉「ああ、あの店だ。」

モニカ「あっ… あのお店知っています、最近周りの人から話に聞くんです。」

そう、最近流行の中華料理店…その名も『広東茶々房』である。
その名のとおり、中華料理の中でも広東料理をメインにおいた料理店だ。
ちなみに欧州をはじめとして中国系移住者は、その大半が広東省からの人間である。
この背景もあって、諸外国における中華料理店は広東料理を扱う店が多い。
また広東料理は飲茶(ヤムチャ)を含む事からも、その手軽さが若い女性に受け易かった。
モニカにとってもどうやら未体験ゾーンらしく、興味津々である事が窺えた。

三杉「1階でチャイナドレスのレンタルもやっているみたいだけど…今日は必要なかったみたいだね。」

モニカ「あっ、そうなんですか…! でも偶然、このチャイナドレスにして正解だったのかな。」


A ハハ、さっき僕も待ち合わせ場所でキミを見て、大層驚いたものさ。
B そうだね、ちょっとだけ運命じみたものを感じたよ。
C うん、タイミングもだけど。 何よりそのドレスはキミに似合っているよ。
D (特に何も言わなくていいかな、さっさと店に入るか。)
E そ の 他

『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


※本日はここまでとなります、また次回も宜しくお願い致しますねー。


750 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 21:37:48 ID:Qp5JEI+Q
C

この先どう転ぶかはともかく
食事は楽しくいきたい

751 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 21:40:53 ID:MyUceIpU


752 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 21:41:59 ID:x1VvQ3gI


753 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 22:14:17 ID:aVyO+8Oc
B オトセ

754 :森崎名無しさん:2011/02/15(火) 22:27:25 ID:8W5GC5R2
C

755 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 12:21:18 ID:???

> C うん、タイミングもだけど。 何よりそのドレスはキミに似合っているよ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉は素直な感想をモニカに伝える事にした。
想像していた通り、チャイナドレスはモニカの魅力を引き立てていたのだから。

三杉「うん、タイミングもだけど…何よりそのドレスはキミに似合っているよ。」

モニカ「え………。 ほ、本当ですか?」

三杉「うん、これは“お世辞”ではなく素直な感想だよ。
    そのドレスは間違いなく君の魅力を引き立てている。」

最後の一言に三杉は、先程の遣り取りのお返しとばかりにやや皮肉を込めて言った。
当然モニカ自身は皮肉を言ったつもりはなかったので、全く伝わっていないが。
とにかく、三杉の確認の言葉を聞いてモニカは明らかに嬉しそうな顔をしていた。


756 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 12:23:18 ID:???

モニカ「ありがとうございます、嬉しいです…!
     じ…実はこのドレス、昨日あれから慌てて買ってきた物なんです…。」

三杉「おや…そうだったのか?」

モニカ「ええ…お恥ずかしい話ですが、私はドレスを持ってなかったんです…興味なくて。
     でも一緒に食事をして恥ずかしくない姿で行きたいって思って…
     何軒か回って、出会ったお店の方のアドバイスも貰って、悩んで…
     それで最後にこのドレスを選ぶ事が出来たんです。 だから…。」

三杉「……」

話しながら段々と顔を下に向けるモニカの話を三杉はジッと聞いていた。

モニカ「だから、このドレスが私に似合ってると言って貰えて本当に嬉しかったんです。
     ドレスを探している間に悩んだ事も出会えた人も、全てが良かったんだって思えるから。」

三杉(なるほどね…。)

正直なところ、この話は三杉にとっても理解できる話だった。
努力や苦労が成果として現れ、それを他者に気付いて貰える事の喜びは。
天才と呼ばれるよりも更に以前、三杉はその事を既に知っていた筈だった。
いつしかそれを忘れ、諦めと共に人を見下ろした10代前半…だがその後、挑戦者として這い上がった
このイタリアでの2年間は、再び三杉にそんな等身大の心を宿らせていた。

三杉(…今の僕なら、弥生にも別の接し方をするのだろうか?)

ふと三杉はそんな事を思った。
だが仮にそうだとすると弥生との関係はまた違った絵を描くのかも知れない。
そう考えると人と人の関係は分からない物だと三杉は内心苦笑するのだった。
(…という感じの展開が三杉の脳内を約0.5秒で駆け巡った。)


757 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 12:26:17 ID:???


三杉「ドレスを探し回った話、ぜひ聞きたいものだね。
    食べながら聞かせて貰えるかい?」

モニカ「ええ勿論。」

そう交わして三杉は店内へとモニカをエスコートした
いつの間にかモニカの口から発せられる言葉は滑らかな物に変わってきているのだった。

予約の時間より多少早めの到着となったが、席にはすぐ案内をしてもらえた。
4人用のやや余裕のある円卓であり、空いている席にはモニカのバッグが置かれる。
店内を見回すとそこらに中華紋様や装飾が為されており、三杉の知る中華料理店と大差はなかった。

三杉「どうやらミラノでも日本でも、店内の様子は同じみたいだ。」

モニカ「そうなんですか…! それじゃあ本場と変わらないって事ですね!」

三杉「いや、本場は中国だからね?」

モニカ「え…あ、そっか。 でもでもラーメンは日本料理でしたよね?」

三杉「いや…ラーメンも中華料理だよ。」

モニカ「……・  カレーは…?」

三杉「インド料理だ。」

モニカ「…………… は、初めて知りました…。」

三杉(…モニカは日本をなんだと思っているのだろう?)


758 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 12:27:57 ID:???


他国の料理をアレンジし、独自の食文化を展開している日本の食社会。
学生くらいの年代であれば、このような誤解している海外の人間は意外なほど多い。
三杉とモニカの2人はこのカルチャーショックを前に、互いに苦笑を漏らし合うのだった。

…と、そこにウェイターがオーダーを受けにやってきた。

ウェイター「リア充爆発しろ。(お食事の前にドリンクのオーダーはございますでしょうか?)」

三杉「え!?」

モニカ「リ、リア充…って何ですか?」

ウェイター「コホン…大変失礼致しました。 お食事の前にドリンクのオーダーはございますでしょうか?」

三杉「あ、ああ…ドリンクね。」

モニカ「ミスギさん、中華料理には何が合うんですか?」

三杉「うん、まあ食前だからね…ここは。」


A 老酒(ラオチュウ)
B シードル
C カプチーノ
D ジャスミン茶
E ミネラルウォーター
F  メローイエロー
G  チェリーコーク

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


759 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 12:57:07 ID:ikf37bOI
D
これ…だよね?
全く自信ないけど

760 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 13:09:15 ID:MEJLR6aM
D

761 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:06:25 ID:???
中華大好きで大人だったら老酒でもいいけど
なにしろ臭いので初心者のモニカには多分NG
スマートなのはシードルかな?食前酒だし
ジャスミン茶はカジュアルになりすぎるきらいがあるけど
不正解!って事にはならない…と思う

762 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 18:22:59 ID:???

>>759 カプチーノと老酒以外は概ね問題ないかとー 食前ですからw
>>761 シードルはスマートですよね。
=============================================

> D ジャスミン茶
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「モニカ、ジャスミンティーは飲んだ事ある?」

モニカ(フルフル)

首を横に振って、未経験である事をモニカは告げていた。
三杉は思わずニヤリとしてしまう。
教えたがりの彼にとって、この流れは打って付けと言えた。

三杉「そうか…それじゃあジャスミンティーを2つ。」

ウェイター「パルパルパル………妬ましまりました。」

舌打ちをしつつウェイターは下がっていった。
そこは「畏(かしこ)まりました」だろうと三杉は内心思ったが、興味は既に説明へと移っていた。


763 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 18:26:05 ID:???

三杉「ジャスミンティーは中国の花を使ったフレーバーティーなんだ。
    言ってみればアールグレイと親戚筋に当たるかもね。」

モニカ「へぇー、そうなんですか。 花を使うと言うと…ローズティーみたいにですか?」

三杉「うーん…それと近いのもあるけれど、良質の物は少し違うかな。
    ローズティーは淹れる直前でバラの花を加えるのが普通だけれど、
    ジャスミンティーは茶葉の状態でマツリカの花を混ぜ合わせるんだ。
    だから花の香りがローズティーに比べると鮮明だと言えるね。」

モニカ「カルチョの選手なのにお茶にも詳しいんですね…!」

三杉「ハハ、これくらいは普通だよ。
    それよりも、香りが強いって事はクセがあるって事だから…」


先着で
 ★…だから?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

≪ダイヤ≫ …そのまま三杉の説明は前菜が運ばれてくるまで延々と続いたが、モニカの興味も尽きなかった。
≪ハート≫ モニカ「苦手な人は苦手とする…ですか?」
≪スペード≫ 三杉「苦手な人は苦手かも知れないね。」
≪クラブ≫ モニカ(羨望の眼差しがスルーされちゃった(´・ω・`)ショボーン)
≪クラブA≫ …そのまま三杉の説明は前菜が運ばれてくるまで延々と続き、モニカの肩を凝らせた。
≪JOKER≫ 三杉&モニカ「「苦手な人は苦手、あっ…」」


764 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:26:36 ID:???
 ★…だから?→ クラブ10

765 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:29:28 ID:???
大丈夫だ弥生
カード神はお前の味方だ

766 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:35:05 ID:???
むしろ弥生がカードを操作してるんじゃないかと

767 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:35:56 ID:???
呪いは いや想いは国境を越えるのだな

768 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:40:53 ID:???
説明してイジメて楽しいのはやっぱり弥生だなと再認識した三杉淳の夜だった……となるわけですね

769 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:44:32 ID:???
まさかのクラブ連打。

770 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:47:12 ID:???
【まさかの】Another-C_2【クラブ連打。】

771 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 19:29:47 ID:???

≫カードについて
 スレ主も驚きのクラブ連打です。流石は弥生の呪…想いは格が違ったw

≫相性
 弥生ちゃんは虐めて楽しい事には安心と信頼の実績がありますしね!

>>770 スレタイ感謝といか言いようがないですww
=============================================

> …だから?→ クラブ10
> ≪クラブ≫ モニカ(羨望の眼差しがスルーされちゃった(´・ω・`)ショボーン)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「苦手な人は苦手かも知れないね。」

モニカ「へ、へぇーなるほど、そうかも知れませんね。」

三杉「そうそう、茶葉の状態で花弁と混ぜ合わせると言ったけれど、
    花弁を茶葉で包んだタイプもあるんだ、これは淹れた時に花が開くように見えて…」

三杉の薀蓄はまだまだ尽きることはなかった。
モニカにとってもお茶の話は決して詰まらなくはなかったが、それでも彼女は落胆していた。


772 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 19:32:17 ID:???

〜回想・今日の昼間の学生寮〜

ルームメイトのビビ・クロコダイルが持っている女性誌を懸命に読んでいるモニカがそこに居た。
ビビは学校の集まりで外出しており、コッソリと盗み見ているというシチュエーションだ。
ドレスはなんとか手に入れたが、他が全く未経験・ノープランではどうする事も出来ない。
彼女なりに必死に考えた結果である。

モニカ「なになになるほど…羨望の眼差しで相手の目をジッと見つめれば、
     相手が意識してくれているかどうかは判る、かぁ……。
     ミスギさんの目をジッと見つめる…? 目をジッとって…」

モニカ(ぎゃあああー) ゴロゴロージタバタ

枕に顔を埋めながらモニカはベッドの上で転がり回った。
この手の雑誌を読む事もデート経験もないモニカにとって、なかなかセンセーショナルな内容らしい。
読み進めて想像し、体力(精神力)を消耗するという作業が先程から続いていた。
こんな姿を誰かに見られたら、彼女は恥ずかしさで自決するかも知れない。
流石に思春期まっしぐら(しかも遅咲き)は格が違った。

モニカ「よ、よし…頑張ってみよう! 恥ずかしいけど……。」

〜回想終了〜


773 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 19:34:36 ID:???

モニカ(羨望の眼差しがスルーされちゃった(´・ω・`)ショボーン)

彼女にとっては今の瞬間、なかなかの勇気を振り絞っていた。
だが三杉淳は何事もなかったかのようにそれをスルーし、説明に没頭している。

モニカ(やっぱり魅力ないのかなぁ……)

三杉的には久々に自分の説明欲を満たせる場であり、非常に気持ちよく薀蓄を話していたのだが…
思春期全開のモニカは自分の魅力を疑うと同時に、三杉はそこまで意識していないのかもと思うのだった。

三杉の説明が一通り終了する頃、ジャスミンティーが運ばれてきた。
続いて料理のオーダーである。
三杉はメニューにザッと目を通すと、モニカに向けて声をかけた。


A どのコースにする?
B このコースでいいかな?
C アラカルトでお互い食べたい料理を選ぼうか?
D 食べられない食材はある?
E ところで…牡蠣は好きかい?
F そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


774 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 19:38:53 ID:Jk3/OlBk


775 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 19:39:16 ID:AHoJB6Oo
E

旬だしー

776 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 19:40:07 ID:MEJLR6aM


777 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 20:18:13 ID:???

>D 食べられない食材はある?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「何か食べられない食材は?」

モニカ「えっと……キノコ類が苦手です。」

三杉「そうか、それじゃあこのコースを…ええ、椎茸やキノコの類は入れないで下さい。」

モニカ(うわー、スマート。)




貴公子ポイント70オーバーの三杉にとっては造作も無い気遣いであった。
当たり前の事を当たり前にこなすのが貴公子と言わんばかりである。
だがその迷いのない流れるようなオーダーは、モニカにとってある種 感動的でもあった。

三杉「勝手に決めて悪かったかな?」

モニカ「いいえ、中華料理は初めてだったので助かりました。」

三杉「そうか、それなら良かった。 …そうだ、ドレスを探し回った話を聞きたいな。」

モニカ「はい、任せて下さい!」


778 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 20:23:45 ID:???

これを機に再び“互いの”会話に花が咲き始める
モニカは徐々に奇妙なドレス探索の事を話していった。
最初に入った妙な喋り方をする店員の事、ドイツの退役軍人が切り盛りする店と…
そして柱の女と呼ばれる彫刻、そのドレスのレプリカである風の羽衣の話。
それからドレスサロン・シンデレラで出合ったアヤと言う名の女性の事。
荒唐無稽な展開に、三杉は何度か聴きなおしを求める必要があったが、
最終的には楽しく聞かせようとするモニカなりの努力と思う事にした。
彼女の話には誇大表現は一切ないのが事実だが。

その間に前菜の盛り合わせが運ばれ、その皿が空いた頃にトロミのあるスープが運ばれ、
料理がモニカの奇妙な冒険をさらに彩る形となっていた。
話が一段落したのは、間もなく蒸し物が運ばれてくるだろうタイミングである。
モニカの方はどうか分からないが、三杉は今までのところ楽しい時間を過ごせていた。

三杉(さて、次はどうしようかな。)


A ジャスミンティーも終わったし、少しだけアルコールが入ってもいいかな
B 蒸し物…つまり点心、ここは料理の話をしよう
C ここはサッカーの話をしよう(さらに分岐)
D 話題はそう多くないけれど、フィレンツェでの体験談を話そうかな
E いやいや、マルコとナディアの話をしよう
F 弥生の事を話すか…
G そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


779 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 20:37:15 ID:???
本日はここまでですかねー。
それでは本日のお付き合い、どうもありがとうございました。
あとは投票おねがいしまっす。
明日の更新はない可能性が高いかもー。

780 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 20:37:23 ID:kbnAuAuI


781 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 20:57:23 ID:WL18Xil2


782 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 21:02:44 ID:OLz97C9Y
D


783 :森崎名無しさん:2011/02/16(水) 21:04:18 ID:AHoJB6Oo
A

784 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 00:48:17 ID:???

>A ジャスミンティーも終わったし、少しだけアルコールが入ってもいいかな
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ふと三杉は空になった茶器に気付いた。
会話と飲食が進むうち、約二杯分のジャスミンティーをすっかり飲み干していたのだ。
口直し、或いは言葉を円滑に発するため、是非とも飲物の追加オーダーをしておきたいところである。
…と、ここで三杉の脳裏にある誘惑がよぎった。

三杉(こういう食事も久し振りで、しかもこれから先もやたらに機会はないかも知れない…
     今日は少しだけアルコールが入ってもいいかな…。)

自ら進んで羽目を外す事など滅多にない三杉。
だがこの夜に限っては、それが当てはまらない事となっていた。
彼は自分が考えているよりも、モニカとの食事に甘露を得ていたのかも知れなかった。

三杉(…とは言え、飲み過ぎれば当然モニカに迷惑かけるだろう…
     ブレーキだけは最後まで心得ておかなければならないな。)

…と自分の中に一つ関を作った上で、三杉は軽めのアルコールを頼む事とした。
丁度ウェイターが小籠包をはじめとした蒸し物を、卓へ置きにきていた。

785 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 01:13:05 ID:???

三杉「ドリンクの追加をお願いします、桂香陳酒をグラスで。」

ウェイター「はい喜んでー。」

中国ではありふれている、キンモクセイを漬けた果実酒を三杉は頼んだ。
するとモニカは意外そうに三杉の顔を覗き込んできた。

モニカ「桂香陳酒…? ミスギさん、お酒を頼んだんですか?」

三杉「うん、今日は気分が良いから少しだけね。
     …モニカはお酒は飲めるのかい?」

なんとなく気になって三杉は尋ねてみた。
飲ませようという気はないが、もしも好きならば1人よりも2人で飲む方が楽しいのは明らかだ。
とは言え、年齢が年齢なので期待はさほどしていなかった。


先着で
 ★モニカの返答→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスで分岐します。

《ダイヤ》 少しだったら飲めますよ。
《ハート》 ミスギさんと同じのを飲んでみたいなあ…なんて。
《スペード》 実は飲んだ事なくて…カクテルパーティーでも、いつもソフトドリンクを選んでます。
《クラブ6以上》 モニカ「ワインかシャンパンだけですが、飲めますよ」 三杉「それは残念だ」
《クラブ5以下》 モニカ「ワインかシャンパンだけですが、飲めますよ」 三杉「よし、ドンペリを頼もう」
《JOKER》 モニカ「ここここここ…今夜は飲みたい気分です。」 三杉「そんなに噛んで大丈夫かい?」

786 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 01:14:28 ID:???
 ★モニカの返答→ ダイヤJ

787 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 01:19:08 ID:???
クラブが途切れた…
きっと弥生ちゃんはお休みの時間なんですね。

788 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 09:51:39 ID:???

> モニカの返答→ ダイヤJ
>《ダイヤ》 少しだったら飲めますよ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

モニカ「少しだったら飲めますよ。」

三杉「へぇ、やはりワインやシャンパンを?」

モニカ「あー……近いかもです。」

三杉「そうか、こう言ってはなんだが少し意外だね。」

モニカ「あはは、でも本当に少し…シャンパンのカクテルを1杯くらいです。」

三杉「なるほど…」


A シャンパンのカクテルと言うと…ロッシーニやプッチーニかな?(さらにカード判定の後、Cへ)
B それは1杯で酔うくらいの強さって事かい?(さらにカード判定、Cへ)
C それじゃ、君も果実酒を1杯くらいどうかな?(判定なし、そのまま進みます。)

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


789 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 11:00:11 ID:dpSc7RJc


790 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 12:29:56 ID:CQ2SfBFU
C

791 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 19:41:15 ID:???

>C それじゃ、君も果実酒を1杯くらいどうかな?(判定なし、そのまま進みます。)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

その反応で、三杉はモニカのアルコールに対する感覚を幾分か察した。
特別好きというわけでなく、イタリア人ではありがちなお喋りの手段としての飲酒だ。
つまりお酒を飲んで酔う事が目的ではなく、緊張を緩和し会話を楽しくスムーズにする事が目的なのだ。
その中でシャンパンのカクテルを…という事は、甘い感じで強くないアルコールを御所望の筈である。

三杉「それじゃ、君も果実酒を1杯くらいどうかな?」

モニカ「えっ、私もですか?」

三杉「ああ、弱めで甘い感じのも揃っているよ。 山査(さんざし)酒か檸檬酒がお勧めかな…。
    きっとソーダ割りにも出来るから、シャンパンのカクテルと同じ感覚で飲めると思う。」

モニカ「へぇえ…そうなんですか! あ、でもでもシャンパンもあるみたいですよ?」

三杉「あぁ…この後にオイスターソースを使った料理が出てくるからね、ちょっと合うか判らない。
    合う銘柄もあるとは思うけれど、流石にそこまで詳しくないんだ、ごめんね。」

モニカ「とんでもないです、ありがとうございます。」

…と言うわけで三杉に続いてモニカも果実酒をオーダーした。
アルコールは、解け始めていたモニカの緊張をさらに紐解く役を担う。
これにより、2人の円卓からは笑い声が増える事となるのであった。


……と思ったのか?(ナレーション:ブローリンさん)


792 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 19:42:50 ID:???

先着2名様で
 ★三杉の酔いメーター(%)→(! card/15)×100=
 ★モニカの酔いメーター(%)→(! card/15)×100=
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。


【酔いメーターの計算値】
20%以下→微酔い(緊張度↓、感情度↑)
21〜60%→ほろ酔い(緊張度↓↓、感情度↑、興奮度↑)
61〜80%→深酔い(??)
81%オーバー→酔っ払い一丁!

【基本ルール以外の補正・補足・備考】
三杉のカードがダイヤで「貴公子の嗜み」が発動、酔いメーターの最終値に×1/2。
        ハートで「酒は情けの露雫」が発動、数値に関係なく状態がほろ酔いに。
        クラブAで「酒は百薬の長 されど万病の元」が発動、酔っ払い一丁!
モニカのカードがハートで「は憂いを払う玉箒」が発動、数値に関係なく状態がほろ酔いに。
        クラブで「高陽の酒徒」が発動、酔いメーターの最終値に×1.5。
2人がJokerで一致すると「酒の終わりは色話」が発動。 この後は見せられないよ!


793 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 19:43:23 ID:???
 ★三杉の酔いメーター(%)→( クラブ7 /15)×100=

794 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 19:46:52 ID:???
 ★モニカの酔いメーター(%)→( スペード4 /15)×100=

795 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 20:17:51 ID:???

>三杉の酔いメーター(%)→( クラブ7 /15)×100=47%《ほろ酔い》
>モニカの酔いメーター(%)→( スペード4 /15)×100=27%《ほろ酔い》
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

流石にカクテルパーティーなどに出席する機会の多いイタリア人淑女、
自らの酒量はしっかりと心得ているらしく、モニカの酔い加減は最良と言えた。
それに対して日本人である三杉にとって、滅多にある物ではない飲酒の機会…
モニカに比べて少々飲み過ぎのきらいがあった。
とは言え、それでもほろ酔い程度に留める辺りは流石は貴公子というところだ。

結果、2人とも今まで以上に楽しい時間を過ごせる事になった。
三杉については「酒は情けの露雫」の如く、モニカを女性として細やかに扱い、
会話の中では時に冗談などを交えて、席を盛り上げた。
またそれによってモニカも緊張がほぼ取り払われ、自信のなさよって構成されていた気持ちに変化が訪れる。
つまり先行しすぎた憧れの気持ちから、徐々に等身大の好意へとなっていったのである。

この頃になるとメインの皿は終了し、残すはあんかけチャーハンとデザート、
そして最後に口直しのお茶を残すのみとなっていた。


796 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 20:19:56 ID:???

三杉(さて、いよいよ終盤に差し掛かってきたな…次はどうしよう。)


A ここはサッカーの話をしよう(さらに分岐)
B 話題はそう多くないけれど、フィレンツェでの体験談を話そうかな。
C いやいや、多少下世話かも知れないがマルコとナディアの話をしよう。
D けじめは持っておかなければな…弥生の事を話しておこう。
E 色話も悪くない…モニカの好きな男性のタイプを聞いてみよう。
F 色話も悪くない…自分の好きなタイプについて話をしよう。
G そ の 他

『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


797 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 20:21:04 ID:dpSc7RJc


798 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 20:21:31 ID:CQ2SfBFU
B

799 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 20:29:46 ID:ZBWNHM8g


800 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/17(木) 20:31:07 ID:???
判定の途中ですが本日はここまでとします。
また容量の関係で、大分早いですがスレタイの募集を実施します。
次スレではASローマとの試合がメインになると思われます。
テンプレは以下の通りです。

【】Another-C_3【】


また容量が470KBの時点で本編は一旦終了、以降は外伝となりますが御了承下さい。

801 :森崎名無しさん:2011/02/17(木) 20:55:34 ID:???
【やあ】Another-C_3【カワイコちゃん♪】
【貴公子の】Another-C_3【嗜み】
【送り】Another-C_3【貴公子?】
【あらぶる】Another-C_3【ジェントルマンず】
【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】
【次回】Another-C_3【マルコの章】

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