キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/19(土) 19:22:55 ID:4GFE1H0M

この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語はキャプテン森崎のフィクションであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描いたストーリーです。





…恋愛は二の次の筈だったのに…おかしいなあ。




37 :森崎名無しさん:2011/02/21(月) 17:40:02 ID:???
ミラニスタでなければマネージャーに誘いたいくらいだな

38 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/21(月) 19:45:54 ID:???

>>37 モニカ「あわわ…光栄なお話ですが、私なんかが役に立てるかどうか…。」
=============================================

> モニカが話題を広げます→ ハート10
>《ダイヤ、ハート》 ゾーンプレスって、ミランのトップがやっているサッカーの事…ですよね?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

モニカ「ゾーンプレスって、ミランのトップがやっているサッカーの事…ですよね?」

三杉「(あ、いけない…!)ああ、すまない…当然その事だよ。
    ミランの戦術は、日本では『ゾーンプレス』という守備戦術として知られているんだ。」

おそるおそる…と言った感じで訊ねてくるモニカに対し、三杉は自らの迂闊さを呪いながら説明した。
『ゾーンプレス』という言葉は日本で生まれた造語であり、他の国で通用する言葉ではない。

※実際この単語は、加茂 元日本A代表監督が自身(というよりミラン)の戦術をマスコミに説明し、
 人々に認知させるために造られた言葉であり……丁度この時期に生まれたばかりの言葉であった。
 vsレッチェ戦でジョアン達も平然と『ゾーンプレス』という単語を使っていたのも黙っておこう…

そもそもACミランのトップが実施していた戦術は、ゾーンディフェンス、オフサイドトラップ、
プレッシング、そしてポジションチェンジが渾然一体となった“絶え間のない攻撃的サッカー”を言う。
ゆえに守備戦術と一面的な言われたモニカはその事で再び首を傾げる。


39 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/21(月) 19:47:54 ID:???

モニカ「守備戦術ですか……なんだかピンと来ないような…。」

三杉「うん、サッカーにとって攻撃と守備は一体だからね…本来は守備だけに括るべき物じゃない。
    ミラン…サッキ監督にとっては攻撃し続けるサッカーという、ゲーム全体の哲学の筈なんだ。
    だけど日本では『画期的な守備戦術』以上の認識はないんだ、残念ながらね。」

モニカ「それはどうして…?」

三杉の認識をウンウンと頷きながら、それでも日本はこうなんだと言う言葉に、
モニカはどうしても理解が及ばず 再度の疑問を投げかける。
仮説ではあるが…三杉はこの問いに対する答えを持っていた。

三杉「僕はそれが野球という存在のせいだと思っているんだ。」

モニカ「えっ? 野球ですか?」

三杉「うん、日本では圧倒的に野球の方が人気がある…国民的スポーツと言っても良いね。
    スポーツに適正のある子供の大半は野球を選ぶくらいと言えば分かって貰えるかな?」

モニカ「はい……イタリアとは反対だというのは理解できます。」


40 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/21(月) 19:52:10 ID:???

三杉「OK。 それで、野球というのは攻撃と守備が完全に分かれているよね。
    そのせいで日本人は攻撃と守備を全く別の物として考えるクセがついてしまっているんだ。」

モニカ「あっ……!」

三杉「ピンと来たようだね…そう、だから日本人は攻撃と守備が目まぐるしく入れ替わるサッカーの本質が、
    守備が攻撃の布石となるという視点が致命的に欠如してしまっているのさ。
    …『ゾーンプレス』という単語が、守備戦術として日本で一人歩きしてしまっているのは
    そういう理由からなんだと僕は思う。」

モニカ「なるほど…。」

三杉「実際にミランの試合を観て、「これがゾーンプレスだ」と説明するならばいざ知らず、
    言葉の説明だけでは如何ともし難いね…。 日本が同じ事を出来るようになるには、
    世界の強豪と闘うスタート地点に立つには、まずこう言ったハンデを覆す必要があるかもね。」

モニカ「そうですか…でもそれだと日本は世界基準の潮流から取り残されるかも知れないんですね…。
     日本もW杯に出られそうか聞こうと思っていたんですけれど…。
     ほら、ミスギさん達Jrユースで優勝してますし、日本が大舞台に出てきそうかなって。
     もしかして次のアメリカ大会でミスギさんの活躍が観られるかなぁ…なんて思ってました。」

三杉「うん…次の大会に間に合うかは判らないけれど、W杯“出場”は決して夢じゃないと思う。
    僕の世代は奇跡的にタレントが揃っているからね、ハッキリ言って個の力ならばイタリアにも
    ドイツにも劣らないと言える。 だからアジアを相手に予選を勝ち抜くのは可能だ。
    でも本戦ではそうはいかない、個の力だけでは本当に強いチームに太刀打ちする事はできない…
    ミランがナポリを倒してセリエAの盟主になった時から、それはもう決定事項だ。」

モニカ(……)


41 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/21(月) 19:53:50 ID:???

三杉「だから日本が……僕たちが世界を相手にジャイアントキリングが出来るとしたら、
    来年のワールドトーナメントが最後になってしまう可能性が大きい…。」

モニカ(…ミスギさんの言葉には確かに説得力がある…けれど。)


先着で
 ★あるけれど…?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 モニカ(ううん、ミスギさんはまだ話してる…最後まで聞こう。)
《スペード、クラブ》 モニカ「…それでいいの?」 我慢できずモニカは口にしてしまった。
《Joker》 ダイヤ・ハートの結果。 さらに後で良い事あります。


42 :森崎名無しさん:2011/02/21(月) 19:54:26 ID:???
 ★あるけれど…?→ スペード5

43 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/21(月) 20:27:51 ID:???

> あるけれど…?→ スペード5
>《スペード、クラブ》 モニカ「…それでいいの?」 我慢できずモニカは口にした。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

聡明すぎるゆえ、そして大好きなサッカーをプレイ出来ない期間、研究に使える期間が長過ぎたゆえ…
三杉には、この時代の日本人に見える筈がなかった世界が見えてしまっていたのだ。
そして言葉を紡ぎ…気分がどんどん落としながら、三杉は今 自らの心の内と向き合おうとしていた。

だがモニカにはそこまでの深淵が判らなかった。
人の心の深くに触れた経験の少ない彼女は、我慢する事が出来ず それを口にしてしまう。
それは…憧れの男性の諦めに似た姿を、長く見ていたくなかったからかも知れない…。

モニカ「それでいいの…?」

三杉「いい…とは?」

モニカ「やりもしない内に…そんな風に言うなんて………。」

三杉「………。」

モニカ「あ……ごめんなさい、あの…私…。」

三杉「君には解らないよ……。」

モニカ(……!)


44 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/21(月) 20:29:48 ID:???

心臓を握り潰されるような衝撃をモニカは感じた。
ずっと紳士的で優しかった三杉が初めて見せた拒絶の表情…言葉……。
後悔しても遅かった。
モニカは三杉のデリケートな部分に触れ…そして残念ながらそのタイミングを見誤っていた。

モニカ「あ、あの……ごめんなさい! 私、ホント…ごめんなさい…。」

三杉「………(っと、いけないいけない。)」

三杉は泣きそうになっているモニカの表情を見せられ、懸命に心を落ち着かせた。
そして少女の失言一つに貴公子としての顔を忘れる自分に反省した。

三杉「ごめん、ちょっと冷たい言い方だったね。」

モニカ「いいえ、私が悪かったんです…本当にごめんなさい。」

三杉「ううん、僕も少し余計な事まで喋りすぎてしまったんだ。
    この話はここで終わろう? まだもう少し話をする時間があるしね。」

モニカ「はい…。」

三杉の言葉に肯定はするものの、その言葉からは力が感じられなかった。


45 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/21(月) 20:31:06 ID:???

三杉(やってしまったな…取り敢えずまだ話す時間があるだけマシだが。
    せめて嫌な気分のまま終わらせるのは貴公子の沽券に関わる…。
    さて何を話せばいいのやら。)


A だが、まだサッカーの話をするぞ(さらに分岐)
B 話題はそう多くないけれど、フィレンツェでの体験談を話そうかな。
C いやいや、多少下世話かも知れないがマルコとナディアの話をしよう。
D 色話も悪くない…モニカの好きな男性のタイプを聞いてみよう。
E どうにか冷静になって…今の話をもう一度してみようかな。
  (要5票:ハイリスクハイリターンです。 また今日の所は若干分が悪いです。)

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


46 :森崎名無しさん:2011/02/21(月) 20:31:41 ID:IuHGbsvY


47 :森崎名無しさん:2011/02/21(月) 20:32:13 ID:IsyErr9I


48 :森崎名無しさん:2011/02/21(月) 20:34:44 ID:nKnFPRJI


49 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/21(月) 20:45:36 ID:???
フィレンツェでの体験談話します〜というとこで、本日は終了します。
さてさてちょっと悪くなった雰囲気をどうにか改善出来るのでしょうか?
人の心の内側に触れるというのは、恋愛において重要で且つ難しいものですねー。


50 :森崎名無しさん:2011/02/21(月) 22:02:02 ID:???
この一進一退ワンクールドラマの四話目あたりに見えて来た乙でしたー
こんな三杉を見た女はお前が初めてかもしれん頑張れモニカ

野球と守備意識の話は興味深かったです

51 :森崎名無しさん:2011/02/21(月) 22:32:45 ID:???
>50
弥生ちゃんに大しては、いつも素で、こういう三杉を見せてるような。
ただ、弥生ちゃん自身がまだサッカーのことよくわかってないし・・・頑張れモニカ。

52 :キャプテン岩見:2011/02/21(月) 23:41:30 ID:???
新スレ乙です。
前スレではプロシュート兄貴がとてもかっこよかったですね。
負けてしまったけど、良い試合だったと思います。
三杉の方は、モニカとの関係が非常に楽しみになってきました。
これからどうなっていくのか、期待してます

53 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/22(火) 12:17:08 ID:???

>>50
乙感謝ですー。 男と女の関係…よほどタイミングが合わなければ進むだけではないですよね!
距離が近付けば、その人の意外な難しい一面だって見ることあるのです。
そういう意味ではモニカは確かに三杉と距離を縮めたと言えますね。
守備意識の話はちょっと言葉足らずだったと反省していましたが、そう言って頂けて嬉しいです。
世界と闘う時、相手の最先端の戦術を正しく理解し対策してなければ勝負にならないって事でした。
物事の一面しか見えてなく、中途半端あるいは誤解のあるままにゾーンプレスやフォーメーションを
選択してきた日本のサッカーは、世界から10年以上遅れを取ったのではと想像しちゃいます。

>>51
弥生に対しては切っ掛けがありましたしね、彼女が誰より三杉の暗黒面を知っているのは確かです。
そして少しずつモニカを応援する声が増えて…。
弥生「いやあぁぁぁぁぁぁ」

>>
岩見さん乙感謝です。
いやあプロシュート兄貴登場は本当に悪戯のつもりでしたが、喜んで頂けて良かったw
レッチェを相手に頑張ってくれた彼等にお礼を言いたい気持ちです。
それから三杉とモニカの関係は…どうなっちゃうんでしょうかねー。
私もニヨニヨするしかないですねw


54 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/22(火) 12:18:18 ID:???

>B 話題はそう多くないけれど、フィレンツェでの体験談を話そうかな。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(そうだな…こういう時、相手は聞き役にしかなれない筈だ。
    それだったら思い切って僕の体験談なんぞ聞いて貰うのがいいだろう。)

モニカの今の心情から口数は減ってしまうだろうと考え、
三杉は自らが積極的に話して聞かせられる話題を選択した。
即ちフィレンツェにやって来てからの三杉自身の体験談である。

やって来た初日、いきなりスリに遭いそうになった事。
最初はバンビーノに半ばケンカ売られる形になった事、そして翌日の1対1。
初めて観た本場セリエAの試合…しかもカードはフィレンツェvsミラン。
バンビーノと2人で登ったドゥオーモ。
年に一度ある花市。
それから、アホみたいなジェラート屋の店員。

三杉が話し始めてからも暫くは落ち込んだ様子だったモニカも、拒絶とは正反対に自分の事を
話してくれようとする三杉の心遣いを察し、柔らかい表情と笑顔を少しずつ取り戻すのだった。


55 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/22(火) 12:19:36 ID:???

先着で
 ★そして…→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。


《ダイヤ》 元通り素敵な笑顔を取り戻してディナー終了。
《ハート》 元通りの笑顔を取り戻すと共に、彼女も再び会話に参加してきた。
《スペード、クラブ》 完全に元通りとは言えないが、ある程度の笑顔を取り戻してディナー終了。
《Joker》 ハートの結果 + 会話終了時 モニカ「もう少しお話ししたいです…。」


56 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 12:24:05 ID:???
★そして…→ スペード3
せめて美しく場を締めたいものだが

57 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 12:24:06 ID:???
★そして…→ ダイヤQ

58 :56:2011/02/22(火) 12:25:29 ID:???
す、すまぬ……

59 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 12:28:00 ID:???
呪いじゃ―!弥生の呪いじゃ―!

60 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 12:33:21 ID:???
一秒差…これはwww

61 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/22(火) 20:11:24 ID:???

> そして…→ スペード3
>《スペード》 完全に元通りとは言えないが、ある程度の笑顔を取り戻してディナー終了。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「…という訳さ、ついウェイターの挑発に乗ってしまってね。
    確かに味は格別だったが、寒い冬に4つ載せは無かった。」

モニカ「フフ、それじゃあ風邪をひいても仕方ないかも知れませんね。
     そっか…ミスギさんでも…… あ、何でもありません…。」

自身の事を話してくれたお陰で、モニカは三杉の事を身近に感じられるようになった気がしていた。
その表情には再び微笑みが湛えられ、三杉の話に相槌や反応を返す元気が戻っている。
とは言え先程のショックはまだ記憶に新しく、人生初デートのモニカがすぐに忘れられるような
軽い物ではなかった。

三杉の方はモニカの笑顔を確認し その事に一応の安堵は得ていたが、先程までとは違い彼女が
丁寧に言葉を選んでいるのも理解していた。 口数も減っており、完全なリカバリーには到っていない。

三杉(…そう簡単にはいかないか、僕自身もまさか素の自分が出てしまうとは思わなかったしな。
    初めての2人で食事したのに怯えさせてしまうなんて…貴公子失格かな、これは。)


62 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/22(火) 20:14:06 ID:???

しかし…と、三杉は改めて彼女とのやり取りを反芻して思った。
このモニカという少女は不思議魅力を持っていると感じさせられるのだ。
スタジアムで突然ブラウスを脱ぎ、下着同然の姿で甘えるような大胆さがあったかと思えば…
ふと目が合った瞬間に慌てて目を伏せるような小心さもある。
その後に話しかけた時に声が震えていたり、ディナーの誘いを受けてくれたり。
今日だって自分の肉体的魅力を存分に引き出すドレスに身を纏いながらも、
言動が一々慎ましかったり、サッカーの話題に関してはやたらアグレッシブで鋭かったり…

三杉(鋭すぎたからこそ、僕もあそこまで考えていた事を口に出させられたのか?
    今まで接した事のないタイプかも知れないな…やっぱり。)

モニカ(あ……お茶、飲み終わっちゃった。)

ふと気付けば、モニカの茶碗も自分の茶碗もすっかり空だった。
デザートの杏仁豆腐(サングリア風味)の後の口直しに出された烏龍茶も終わってしまったのだ。
これで…ディナーのコースは完全に終了だった。
2人だけの時間もこれにて終焉、別れの時が迫っていた。
三杉は柱に掛かっている大きな時計に目をやる。

三杉(もう21時か…帰宅にはいい時間だ。)


63 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/22(火) 20:15:40 ID:???

三杉(もう21時か…帰宅にはいい時間だ。)

三杉は再びモニカの顔に視線を戻した。
目が合うと、彼女は少しぎこちない笑顔を返してくれた。
自然な笑顔、楽しいだけの笑顔でない事が残念だが仕方ない。

三杉「それじゃあ行こうか?」

モニカ「はい、今日は楽しかったです、誘って下さってありがとう御座いました。」

三杉はモニカをエスコートして店の外に出た。
会計の際に彼女は自分の分を払うと言ってきたが、ここは三杉が譲らなかった。
男性が誘ったのだから女性に出させるわけにはいかないと、見栄ではなく自然に口から出るのだ。
最終的に、モニカは申し訳なさそうにそれを受け入れたのだった。

三杉(さてと…)


A ここでサヨナラかな、帰らなければ。
B 近くまで彼女を送っていくか。
C もう一軒、軽く飲みながら話せないかな。
D 何処かで少し休んでいこうかな。(酔いを覚ます的な意味で)
E 何処かで少し休んでいけないかな。(お察しください。)
F そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


64 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:19:30 ID:guZ3VX7+


65 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:22:09 ID:53Beap2E
B

66 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/22(火) 20:34:51 ID:???

> B 近くまで彼女を送っていくか。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「ねえモニカ?」

モニカ「え…?」

三杉「もう時間も遅い…良かったら家まで送らせてくれないか?
    もし迷惑だったら近くまででいいんだ。」

モニカ「あ……」


先着で
 ★モニカの返事→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 それじゃあ…お願いしちゃっていいですか?
《スペード、クラブ》 大丈夫です、私そんなにか弱くないですから。
《クラブA》 一緒に帰って……誰かに見られたら恥ずかしいですから…。
《JOKER》 ダイヤ、ハートの結果+モニカさんテンションだだ上がり


67 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:35:51 ID:???
★モニカの返事→ スペード7
駄目だ…赤札が出る気がしねえ…(ブンブン風に

68 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:36:04 ID:???
 ★モニカの返事→ スペード4
貴公子パワー

69 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:37:14 ID:???
呪い超怖いッス!

70 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/22(火) 20:50:18 ID:???

> モニカの返事→ スペード7
>《スペード、クラブ》 大丈夫です、私そんなにか弱くないですから。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

こういう時、女性は送られるものだ…という事をモニカは知らない。
男性への甘え方をハッキリ言って全然解っていないのだ。

モニカ「大丈夫です、私そんなにか弱くないですから。」

三杉「えっ?」

ニコッと笑ってモニカは後ろに走りだした。
呆気に取られてしまった三杉はそれをすぐに追う事が出来ない。
少しお酒が残っていた事もあるかも知れなかった。
いずれにせよ、ハッと気がついた時にはモニカはすでに人混みに紛れてしまっていた。

三杉「しまった…。」

口に出して自らの迂闊さを呪う三杉。


A 追う。
B 帰る。
C バールでエスプレッソを飲んで、目を覚ましてから帰る。

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


71 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:53:34 ID:giLbnm22
A 送り貴公子

72 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:57:32 ID:dQP5HKD6


73 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:58:24 ID:DQlykuGw


74 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/22(火) 21:10:49 ID:???

> A 追う。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉にとっては痛恨と言って良かった。
今の状況、彼は絶対に送らなければならなかったのだ。
ミニチャイナという過剰に露出した姿、時に迂闊すぎるくらいの所がある彼女、そして今の時間帯。
南部の危険な地域ではない物の…日本ではないのだ、ここは。
無事に送り返す、それはディナーに誘った男の義務に近い。

三杉「全く…! どこまで迂闊なんだ、今日の僕は!?」

三杉はモニカが曲がった角に全力疾走していた。
ミュラーから借りたタキシードを痛めてしまうのではと心配になったが、それもすぐに消え失せる。
人を掻き分けるようにしてモニカを追い、その後ろ姿を捜した。


先着で
 ★見つかりますか?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ハート》 見つけた。 …と次の瞬間、彼女は偶然振り向いた。
《ダイヤ、スペード》 見つけた。 …と次の瞬間、彼女は直ぐ側の建物に入って行った。
《クラブ》 見つかりません。 三杉自己嫌悪。
《JOKER》 ガレーラを出てから暫く走ると、路地裏で…


75 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 21:11:36 ID:???
 ★見つかりますか?→ ハート7

76 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 21:11:44 ID:???
 ★見つかりますか?→ スペードA

77 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 21:12:51 ID:???
ホントここぞという時の引きが貴公子だなw

78 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/22(火) 21:15:58 ID:???
なんだかマジで90年代トレンディードラマっぽいなと思いつつ…
本日は終了します、どうもありがとうございました。

意外にも前スレの容量が埋まりきらず外伝2本目に突入…
多分あと10スレくらいかな…
もう少ししっかり計算してから外伝に移行すれば良かったぁぁぁ

79 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 21:24:02 ID:???
前スレからの一連の流れを見てると本当にドラマそのものだ。
三杉は既に彼女持ちという点も含めてw

80 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 22:07:57 ID:???
頭の中で小田和正のアレが流れてるんだがw

81 :森崎名無しさん:2011/02/22(火) 22:15:20 ID:???
あなたぁ〜にぃ あ えぇ〜てぇ
ほんとぉ〜にぃ よかあぁ〜たぁ

Fresh goodday Fresh goodday
こっとぉ〜ばにぃ でっきなぁあ〜い

82 :80:2011/02/22(火) 22:22:03 ID:???
東ラブの方のつもりで言ったけど
そっちもしっくり来るな!


83 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/23(水) 20:13:30 ID:???

ちょっとだけ更新しまーーーー

>>81
ぶっちゃけ深イイ話の三行ラブレターを思い出しましたw

羽鳥「次の投稿はフィレンツェ在住のMさんからです。」

『ちょっと隙のあるキミと 初めて2人で行ったディナーの後
  こんな時だけ「か弱くないよ」って、君は送らせてくれなかったね
    でも気付いたら追っていた…見つけたとk

うーーーーーん

島田「ちょっと青葉さん、うーん早いですって」
羽鳥「せめて最後までVTR観てください」」

弥生「そうですか? でもこれ…相手が違うじゃないですか」 ニコッ


>>82
私もそっちを想像してましたw
再放送で観ましたけど鈴木保奈美はキレイやったw

84 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/23(水) 20:16:50 ID:???

> 見つかりますか?→ ハート7
>《ハート》 見つけた。 …と次の瞬間、彼女は偶然振り向いた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

モニカが見つからぬままガレーラの外にまで来てしまっていた。
こんなシチュエーションである、三杉の息は既に切れている。

三杉(この時間、ガレーラの外はこんなにも人通りが少ない…くそっ、頼むから何もないでくれよ…!)

ミラノの街の治安がどれほどのものかは知らないが、夜で人通りが無ければどんな場所でも同じだ。
10人中7、8人は振り返るような少女が露出の多い服で一人歩きなんて…
襲ってくれと言っているような物だ。
何本かに別れた道を片っ端から辿っているが、彼女はまだ見つけられない。
嫌な想像から、三杉の鼓動は必要以上に早くなってしまう。
…だが、結果として彼の努力は報われた。

三杉(あの後ろ姿…!)

紺色のミニチャイナと長めのボレロ、黒髪をアップにしたあの姿は間違いない…モニカである。
どうやら三杉の心配には及ばず、モニカの身には何も起こっていなかった。
安堵から息を大きく吐き、脚を止める三杉。
それとモニカが後ろを振り返ったのはほぼ同時であった。


85 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/23(水) 20:17:59 ID:???

モニカ「あ、あれっ…ミスギさん!? じゃ、じゃないよね…人違いだよ…」

驚いた表情でとぼけたような事を言っている。
まさか僕が追いかけてくるとは思ってなかったんだろう。
かなり真剣に心配していただけに、力が抜けるな…

三杉は心の中で饒舌であった。
自分がなんだか道化を演じているようで笑いたいような気分だったのだ。
けれど自身がここまでしてるのに、何だかとぼけた様子のモニカにも
少し悔しいような憎たらしいような気分も生まれている。

(モニカが振り向いてからここまで3.2秒)

三杉(さてと…なんて言ってやろうかな……。)

息を整えながら、三杉は次に発する言葉を選ぶのだった。


86 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/23(水) 20:19:46 ID:???
A 「このバカっ! 自分の今の格好と容姿を自覚しろっ、何かあってからじゃ遅いんだ!」<怒>
B 「…人違いじゃない、正真正銘の三杉淳だ。」<脱力>
C 「や、やぁ…偶然だね。」<苦笑>
D 「ようやく……追いついた…」<タメ息>
E 「結構…足、速いんだな。」<苦笑>
F 言葉はいい、おもむろにデコピンだ。
G  そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


87 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 20:25:38 ID:sDvqbm/s
B

88 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 20:27:42 ID:4m2P5OBQ
A 

89 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 20:29:53 ID:MMi94mnA
G スーツを脱ぎモニカの肩にかける

90 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 20:51:22 ID:IuSKN+Yw


91 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 20:51:55 ID:ZcVwuGkc


92 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/23(水) 21:29:00 ID:???

> B 「…人違いじゃない、正真正銘の三杉淳だ。」<脱力>
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「…人違いじゃない、正真正銘の三杉淳だ。」

迷ったが、結局のところ脱力しながら無難な言葉しか出ない三杉…
だがシチュエーションとしてはおかしな物だ。
モニカとしては、つい先ほど笑顔で別れた相手である。
彼女にとっては送ってくれると言うのを気を遣って断ったつもりなのだ。
…断ったのに、相手は走って追いかけて来たのだ。

嬉しさよりも不審に思う気持ちが先に立ってもおかしくなかった。
それが『断った事を怒っているんじゃないか』ならばまだ良い。
『送る振りをして何処かに連れ込むつもりだったんじゃないか』という事だってある。
そしてこの場は人気の無い道、街灯だけが2人を薄く照らしている。
ロマンチックに感じるか、警戒心が勝るかはまさに紙一重であった。


先着で
 ★モニカは…→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 モニカ「ど、どうしたんですか…?」 ちょっと声を震わせながら訊ねてきた。
《ハート》 モニカ「ホントの…ミスギさん…」 ダァッ…! 乙女回路フルドライブ デッドエンドシュート
《スペード、クラブ》 そのまま後ろを向いて走り出し、建物の中に入って行った。
《JOKER》 モニカ(……ミスギさんだったら………いっか…。) スレ主「勘弁してください」


93 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 21:30:35 ID:???
 ★モニカは…→ スペードJ

94 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 21:33:00 ID:???
逃げたー!

95 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/23(水) 21:59:15 ID:???

> モニカは…→ スペードJ
>《スペード、クラブ》 そのまま後ろを向いて走り出し、建物の中に入って行った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

取り敢えず無事だった事に安心し、三杉は再び気を抜いた。
相手の言葉を待って、改めて送る事を告げようと思っていたのだ。
だがモニカが言葉を発する気配は無かった。
仕方なくこちらから…と思った瞬間である。


ダッ…!

三杉(なにっ!!!?)

モニカは後ろに向かって一目散に走り出し、そしてすぐ奥の大きな建物に入って行った。
どうやら皮肉な事に、モニカの警戒心は今この場で芽を出してしまったようだ。

モニカが入って行った建て物に近付くと、それが何なのかはすぐ判った。
『国立ロンバルディアスクール 女子寮』
…即ちここはもうモニカの帰るべき其の場所だったのだ。

三杉「なんだ…そういう事か。 取り敢えず無事に送り届けたんだ、これで良しとしよう。」

当然ながら、何かしら誤解を与えたのではという懸念も三杉の頭にあった。
だが今はどうしようもない、彼女が無事に帰れたという事だけで満足するしかなかった。
また三杉は「誤解が生まれたならば解けばいい」と…、そうやって簡単に考えていた。

三杉「走ったお陰で酔いが醒めたな…身体を冷やす前に帰ろう。」

足をホテルの方向へと向け、三杉はユッタリと帰路に立つのだった。

96 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/23(水) 22:03:20 ID:???
本日はここまでです、次回も宜しくお願い致します。
しかし…なんとなく近付いてはすれ違ってく二人だなー。

97 :森崎名無しさん:2011/02/23(水) 22:40:04 ID:???
タキシード姿の貴公子を息が上がるまで走らせるとは恐ろしい子乙でした…!

98 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 03:43:06 ID:???
結局は「三杉に女は要らぬ」な結果になってしまったなぁ……
女性陣はこのままフェードアウトしてしまいそうだな

99 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 07:42:51 ID:???
それは流石に諦めが早かろう…

100 :キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/02/24(木) 16:04:13 ID:???
遅ればせながら新スレ乙です!
前スレではイスラスたちが負けてしまうかとヒヤヒヤものでした。
ですが、ディッテンさんのおかげで何とか勝ててよかった……!
カード神様のお導きとはいえ、クライフォートの話は出て欲しかったですが、勝った上にそれは望みすぎですかねw

恋愛沙汰のほうは……ええっと、呪い怖いですね!
何はともあれ、三杉たちのこれからの戦いを楽しみにしておりますです。

事後になってしまいましたが、フレンド申請お送りいたしましたー

101 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/24(木) 19:51:59 ID:???

>>97
乙感謝です、なんだかモニカは天然振り回し系って事で固まってきたようなww

>>98
まあこれくらいのすれ違いなんてよくある事じゃないですか。
リカバリーは全然可能な筈ですよ。 …三杉にその気があればですけど。

>>99
諦めなければどうという事はない…! チュドーン

>>100
霧雨さん乙感謝です。
いやあ、本当にイスラスの勝ちは紙一重でしたよー。 カード神は私の心臓を止めたいようです。
クライフォートの話は語られる事はなかったですね、まあエッセンスだけという事で。
(…本当はラストシュートはフライングボレーのつもりで話を考えていたのは黙っておこう…)

陽一神の介入があるように、弥生神の介入も今の私には信じられる。
…が、俗人はついつい恋愛ごとを神様や運のせいにしてしまうものさ…私のようにね。

フレンド申請感謝でしたー、良ければ遠慮なく陵辱してやって下さいw


102 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/24(木) 20:18:27 ID:???

熱帯夜…汗がシャツの下に滲み出し貼りついて来る。
タキシードを着ている事が恨めしく思えてくるくらいだ。
時折そよぐ風だけが心地よかった。

三杉(ミュラーには感謝しているけれど…こればっかりはね。)

久し振りの革靴のせいで少し重たくなった足を引き摺り…ホテルに到着した。
態度の悪いフロントボーイから鍵を受け取ると、部屋まではもう何も目に入らなかった。


ガチャンッ……

三杉「ふぅ……ここのルームサービスはタキシードの洗濯もやってくれるんだろうか?」

スケールの小さな悩みをわざわざ口にしながらタキシードを脱いだ。
エアコンの風が汗ばんだ箇所をよく冷やしてくれるのを実感する。

三杉(……シャワーを浴びて寝よう。)

既に時間は22時手前である…明日の練習に備えて早く寝なければならない。
…その時三杉の耳に、思考停止を邪魔する音が聞こえてきた。


103 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/24(木) 20:20:42 ID:???

先着で
 ★なんの音だろう…?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 ガンガン… ノックの音だ。 バンビーノ「ミスギ、戻ったのか?」
《ハート》 コンコン… ノックの音だ。 マルコ「ミスギー、帰ったー?」
《スペード》 コンコン… ノックの音だ。 ミュラー「ミスギ、戻ったのか?」
《クラブ》 プーーーーーーーン…  蚊……だな… イライラするじゃないか。
《JOKER》 prrrrrrr… 電話……だな… フロントからか?


104 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 20:22:21 ID:???
 ★なんの音だろう…?→ ハート8

105 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/24(木) 20:32:30 ID:???

> なんの音だろう…?→ ハート8
>《ハート》 コンコン… ノックの音だ。 マルコ「ミスギー、帰ったー?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

コンコン…と、それは扉をノックする音だった。
誰だろう、と三杉が考える間もなく向こうから声も聞こえてくる。

マルコ「ミスギー、帰ったー?」

監督の指示で練習と試合観戦をキャンセルしたマルコ・オジオである。
この時間でも体力が残っていても何ら不思議ではない相手だ。

三杉「……」

A 「帰ってるよ…入ってきなよ。」
B 「帰ってるが……すまない、今夜は疲れているんだ。」
C 「……」 何も言わずシャワールームに入る。
D そ の た

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


106 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 20:39:37 ID:VL+iRZbQ


107 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 20:45:07 ID:kQ4iw/So


108 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 20:45:23 ID:wvjz1BYk


109 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/24(木) 21:00:52 ID:???

>A 「帰ってるよ…入ってきなよ。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「(…そう言えば鍵をかけていなかったな。) 帰ってるよ…入ってきなよ。」

そう言って三杉はマルコを部屋に招き入れた。
すぐにドアは開かれ、少し童顔なマルコの顔が確認される。
そして開口一番にこう来たもんだ。

マルコ「やっ、デートはどうだった?」

三杉「…以外に野次馬根性があるんだね。 と言うか君に食事の事を話していたかな…?」

三杉は思い出そうと考えたが、億劫なのでやめた。
それに、そんな事は重要じゃないような気もしていた。

マルコ「ハハ、ナディアから聞いたんだよ。
     隅に置けない…って、そんな言葉はキミには相応しくないか。」

三杉「ハハ…」

マルコ「それでどうだったんだい? ちょっと聞かせて欲しいな。」

三杉(ふむ………)


110 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/24(木) 21:03:06 ID:???

A 悪くない雰囲気だったよ。 うん、楽しかった。
B  92 点…ってところかな? …1000点満点でね。
C そういう話はまた今度にしてくれないかな。
D そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


111 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 21:04:19 ID:2mjUggLk
A

だっておいらは楽しかったもの
また逢いたいんだもの

112 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 21:14:10 ID:wvjz1BYk
D 自分の未熟さを思い知らされたよ。

113 :111:2011/02/24(木) 21:17:57 ID:2mjUggLk
あ、いいなそれ
すみませんD>>112に変更お願いします

114 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 21:17:59 ID:VL+iRZbQ
D 自分の未熟さを思い知らされたよ。

115 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/24(木) 21:38:32 ID:???
>>D 自分の未熟さを思い知らされたよ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

確かに楽しかった…だが三杉は言葉に出すのを躊躇う。
本当に悪くない雰囲気だったのか…と。
結果、三杉は虚勢を張ること無く素直な気持ちを述べていた。

三杉「自分の未熟さを思い知らされたよ。」

マルコ「そっか……それってどういう意味?」

三杉「迂闊な事に、相手の事を二度も怯えさせてしまったんだ。
     もしかしたら傷ついているかも知れない…情けないと言うより申し訳ないね。」

サッカーの話題でのミスと送る時のミスを思い出し、気落ちするように三杉は零した。
泣きそうになったモニカの顔が今も鮮明に思い出されるのだ。
…マルコはその三杉の答えを聞いてホッと溜め息をついた。

三杉「え…?」

マルコ「良かった、やっぱりミスギは優しい人なんだね。
      モニカ程度を落とせなくて未熟とか言い出したら殴ろうかと思ってたんだ。
      それにちゃんと相手が傷ついた事も解ってる、思った通りだ。」

三杉「マルコ…?」

116 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/24(木) 22:09:18 ID:???
半端ですみませんが一旦ここまで。
ちなみに回答は120点です。 100点満点で

117 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 22:23:32 ID:???
>>112は貴公子ポイント120点の男ってことだな

118 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 22:24:09 ID:???
お疲れさまでした。
トレンディードラマから一転して青春ものに

119 :森崎名無しさん:2011/02/24(木) 23:16:13 ID:???
続き気になるー
112さんお見事でした!

120 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 11:25:02 ID:???

>>117
その評価…イエスだね!

>>118
青春物なんてそんなに爽やかじゃないですよw
色恋ごとは時に天国と地獄…今回は天国でしたけどw

>>119
乙感謝であります!
今回はD(>>112)>B>>A>>>>>>Cって所でした。
Bの後の質問を112さんが先読みで正答した感じですねw


121 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 11:26:30 ID:???
ちょっと修正を加えて>>110の続きの描写から
=============================================

>>D 自分の未熟さを思い知らされたよ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

確かに楽しかった…だが三杉は言葉に出すのを躊躇う。
本当に悪くない雰囲気だったのか…と一連の出来事を省みる。
脳裏に浮かんだのは、今にも泣き出しそうに怯えたモニカの顔…。
…三杉は虚勢を張ることも憤慨する事もなかった。
そして彼はマルコの質問に対し、素直な気持ちを述べるのだった。

三杉「…自分の未熟さを思い知らされたよ。」

マルコ「ふぅん……そっか、それってどういう意味?」

三杉「迂闊な事に、モニカの事を二度も怯えさせてしまったんだ。
    もしかしたら傷つけたかも知れない…情けないと言うより申し訳なく思うよ。」

サッカーの話題でのミス…そして帰りの時のミスを思い出し、気落ちするように三杉は零した。
どちらも自分がもう少し迂闊さを排していれば防げたかも知れなかったこと。
彼の心の中は言葉に出したとおりの申し訳なさで満たされていた。

…こうして恋愛ごとで一憂する今の三杉は、かつて天才や貴公子と呼ばれた彼とは違うように思われた。
マナー違反としてではなく、相手の気持ちを思い遣る事で悩む今の彼は、紛れも無く等身大の少年だった。
そして…マルコはその三杉の答えを聞いてホッと溜め息をつくのだった。


122 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 11:28:08 ID:???

マルコ「良かった、やっぱりミスギは優しい人なんだね。
     ちゃんとモニカが傷ついた事を解って心配してる、思った通りの人だ。

三杉「え…?」

マルコ「ふふ、モニカ程度を落とせなくて未熟とか言い出したら殴ろうかと思ってたんだ。
     もうそこそこ長い付き合いだし、絶対にそんな事はないって信じていたけどね。
     でもナディアは華麗で煌びやかなキミの事しか知らないから、少し疑ってたみたいだよ?」

三杉「マルコ…?」

マルコ「電話…借りるね。」

受話器を取ってピッポッパとダイヤルするマルコの背中を、呆気に取られながら見ていた。
どうやら一杯食わされたらしかった…この三杉淳が。

マルコ「ただの誤解なら、きっとナディアが解いてくれるよ。
     こういう時、一人だけで解決するのはすごく難しいと思うし、頼ってあげて?
     あと…彼女も親友を心配しての事だから、あまり気を悪くしないでね。」

そう言ってマルコは受話器を手渡し、部屋を出て行った。
これは彼なりの気遣いと思うべきだろう。


123 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 11:29:36 ID:???

呆れというか自嘲というか…こういうフォローを受ける事には慣れていない為、
三杉の心の中には自尊心による反発も決して無くはない。
だがこれはモニカの傷をすぐにでも癒せる特効薬にもなり得る話だった。

三杉は受話器を耳に当て、回線の向こうの相手に思い切って『こんばんわ』と告げる。
すると相手からも同じように挨拶の言葉が返ってきた。

ナディア『こんばんは、疲れている時なのに本当ごめんなさい。
      あの…先に言っておきたいんですけれど、モニカが何か言った訳じゃないですからね。
      さっき電話した時 何だか様子がおかしかったから、私が勝手にやってる事です。
      だから…もし不愉快に思ってても、それは私のせいだって理解して欲しいんです。』

三杉「………」


A 「分かった、そう思うよ。」
B 「分かった、心配しないで。」(正直少し不愉快…)
C 「分かった、心配しないで。」(不愉快に思うわけがない)
D 「ごめん、僕は自分の力で解決したいんだ。」 (要4票)
E そ の 他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


124 :森崎名無しさん:2011/02/25(金) 11:33:27 ID:868oWI+g
B
紳士、いや貴公子としてはCを選ぶべきなんだろうが正直な気持ちはこっちかな?

125 :森崎名無しさん:2011/02/25(金) 12:03:00 ID:m4uo9oIs


126 :森崎名無しさん:2011/02/25(金) 12:15:31 ID:pziQjvy2


127 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 19:00:54 ID:???

> C 「分かった、心配しないで。」(不愉快に思うわけがない)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「分かった、心配しないで。」

実際にナディアの言葉を聞いてみて分かった事がある。
不愉快に感じることなど全くなかったのだ。
打算や自尊心は消え失せ、いま頭の中にあるのはモニカの為に…という思い。
…即ち献身、女性に対して三杉が一度として持つ事の無かったものだ。

三杉(………もう、後に戻れない所に来ているのかも知れない。)

献身を受ける側である筈だった自身の心境の変化に、三杉も薄々と気付いていた。
それは当然ながら彼を戸惑わせるが……しかし今はその事に思考を使う時ではない。
三杉はナディアの言葉にだけ意識を集中させる。

ナディア『良かったー…これ、本当に約束ですからね。
      それで、えっと…正直なところ私は何があったかは知らないんです。
      でもマーくんがミスギさんを信じていて、それが正しかったと言っていました。
      だから私もミスギさんの言葉を信じる事にします。』

三杉「そっか…ありがとう。」

ナディア『い、いえ…彼女も2人きりでの食事は初体験ですし、至らない部分もあったと思います。
      ともかく、先ずはミスギさんがモニカにしてしまった事を教えて下さい。』

三杉「分かった、それじゃあ…。」


128 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 19:02:38 ID:???

デートで起こったトラブルを三杉はナディアに説明した。
一つはサッカーに関する話をしていた時、無意識に苛立ちを露わにしてしまったことだ。
これに対し、モニカが何か不味い事を口にしたのかとナディアは確認してきた。
事実としてモニカは別段悪い事は言っておらず、自身がナーバスになったのだと言うしかなかった。
(この時の話題は三杉自身もいまだ考える事を本能的に拒否しており、ここは端的に伝えた。)

そしてもう一つ、帰り際に送ろうとして断られた時の話である。
これについては……まあ完ッッ全に誤解である。
話を聞いてナディアの方が大きな溜め息をつき、三杉が内心苦笑したくらいだ。

ナディア『それで………露出の多い格好って、あの子 具体的にどんなドレスを…?』

三杉「紺色のミニチャイナだよ。」

ナディア『げぇっ! 本当ですか!? あ、あのモニカが………俄かに信じられないですよ…。』

三杉「そ、そうなのかい?」

ナディア『あの子よっぽど………あ、いやコッチの話です。
      大丈夫…ミスギさんは悪くないです、むしろよくぞ追いかけてくれました。
      最初に目を離しちゃったのは減点ですけれど、でも私でも呆気に取られますよ。
      だって、そんな、ミニチャイナで一人夜道とか…あああああああ自殺行為だあああ。』

三杉「本当に……襲われたりしなかったのが不幸中の幸いだったと思ってるよ。」


129 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 19:04:13 ID:???

ナディア『全くもう……分かりました、その事は私の方から誤解を解いておきますね。
      ホントに心配かけて…叱り付けてやるんだから…!』

三杉「フフ、済まないけれど今回は宜しくお願いする。」

ナディア「ついでに一つアドバイス…これは男性には解らないかも知れないので。
      送るのを断ったのに、知らない間に付いて来られてたら、女性は恐怖を感じます。
      だって正直なところ、やっている事だけ考えればストーカーですからね…』

三杉「ス…ストーカー!?」

ナディア『止むを得ない、後ろめたい気持ちが無いほどの理由があるなら、
      考える暇を与えずに伝えなきゃダメですよ、今回なんか叱り付けて良いくらいです。
      たとえ怒られても、それが心から自分を心配してくれての事なら、
      仮にその場で一悶着あったとしても、後で必ず解ってくれます。
      それで解らないようなのは只の高慢ちきです、関わらない方が無難でしょう。』

三杉「む……な、なるほど。」

ナディア『怒らなければいけないところでは、ちゃんと怒ってあげて下さいね。
      それが出来ない男性は、イタリアではヘタリアと言って蔑まれるんですよ。(←嘘です)』

三杉「うん把握した、参考になったよ。」


130 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 19:06:00 ID:???

あまりに熱弁が過ぎたのか、いつの間にかナディアは息を切らしていた。
なんだかんだ言っても、ここまで友人に親身なって動ける彼女は三杉を感心させるのに十分だった。
マルコは素敵な恋人を持った…と三杉は素直に思えた。

ナディア『それじゃ、こんなところですか?』

三杉「そうだね…僕の気付くところでは、これくらいだ。」

ナディア『じゃあ後は私に任せて、心配せず試合に備えて下さいね。』

三杉「うん、感謝するよ。 それじゃあ、お休み……。」

ナディア『ええ、お休みなさ…………あ、待って下さい!』

受話器を置こうとした三杉に、ナディアは何か思い出したかのように制止した。
まだ何かあったかと三杉は首を傾げたが…ナディアの次の言葉は三杉の身体を硬直させるものだった。


131 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 19:07:31 ID:???







ナディア『モニカの事………本気ですよね?
      ミスギさんを信じて大丈夫って、伝えて良いんですよね?』





心臓病だった頃ならば、そのまま発作が出てもおかしくないくらい、三杉の心臓は音を立てた。
この問いに対してどう答えるべきなのか…何も言わないわけにはいかない。
三杉は突如として決断を迫られる事になったのであった。


132 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 19:09:52 ID:???

【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】
【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】
                                    ※霧雨さんサーセン

  今回の選択で重大な事を決めなければなりません。
  弥生かモニカか、ヒロインとするべき女性を選んで下さい。

  この決断によるゲーム的なペナルティは一切ありません。
  最終的にどちらの女性も前向きに歩いていけるよう描写を頑張るつもりです。

  しかし、ノーペナルティなのはこれがゲームだからです。
  現実においては、今回のように火遊びのつもりで本気になってしまう事は大変な事です。
  結局どちらも不幸になります、誰も幸せになれません。
  大きなペナルティを支払う羽目になる事だって十分有り得ます。
  言うまでも無いことですが、弥生への申し訳なさゆえ敢えて書いた事をお許し下さい。


三杉「僕の気持ちは……」

A もちろん…本気だとも。
B 正直言うと彼女の内面は子供過ぎる、これ以上仲を深めるつもりはない。
C 実は…自分の気持ちがまだハッキリしていない。
  (※決断を先送りできますが、ぶっちゃけ非推奨です。)

『5』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)


133 :森崎名無しさん:2011/02/25(金) 19:12:44 ID:qIv2Bjcc

♪かぁ〜なぁ〜しぃ〜みのぉ〜 むぅ〜こおぉ〜へとぉ〜
たどり〜 つ〜け〜る〜なぁ〜らぁ〜


ないすぼうとの予感!

134 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 19:13:49 ID:???
すぐには決まらないでしょうし、本日の更新はここまでとします。
どうかゆっくり考えて決めて下さい。

ただし締切を設けまして、これは明朝10時までとします。
決まっていない場合、その時点で最多の票で進めるつもりです、どうぞ御了承下さい。

135 :森崎名無しさん:2011/02/25(金) 19:14:50 ID:m4uo9oIs


136 :森崎名無しさん:2011/02/25(金) 19:15:21 ID:wQhAcJhQ
B

137 :森崎名無しさん:2011/02/25(金) 19:16:44 ID:???
遅かれ早かれ求められる決断だけど、このタイミングで来るとは。
まあ、誰にとっても傷が深くならないうちのほうがいいか…

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