キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】

1 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/02/27(日) 23:00:48 ID:???
全幻想郷JrユースのFW、反町一樹が幻想郷・外の世界のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。

本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。

【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1296050878/l50

[前スレのわかりやすいあらすじ。]
スウェーデンJrユース、サンパウロFCと並み居る強敵を撃破してきた幻想郷Jrユース。
合宿もラストスパートに入り、更に練習に励む中。
最後に現れた練習試合の相手は、魔界で修行し力をつけた新鋭チーム――命蓮寺ナムサンズ。
命蓮寺の代表・聖白蓮。過去の偉大なプレイヤー・博麗靈夢。そして、魔界の軽技師・佐野満。
彼らを中心としたチームに、果たして幻想郷Jrユースは打ち勝つ事が出来るのか!?

反町「きみは ゆくえふめいになっていた さの じゃないか!」
魔理沙「魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様」
霊夢「私はババアを超えるぞJOJOー!」
佐野「ドリブル特化だがドリブルした瞬間エースに止められた。 な、なにを(ry」
リグル「得点も取って守備もして更にボールも運ぶ! エースに課せられる仕事は多い!」
パチュリー「リグル最高や! 他のFWなんていらんかったんや!!」
早苗「ゴールは絶対許早苗!」
星「これでも世界トップレベルのシュートなんですけどね……」
ナズーリン「メンチ乙」

ボス戦だけあって流石に強いぞ命蓮寺! 1点リードしているけど幻想郷Jrユースは勝てるのか!?
そんな幻想のポイズンも記念すべき50スレ目、これからもよろしくお願いします。

651 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:10:25 ID:???
反町を越えるには、ファイナルスパーク程度では全然足りないと……魔理沙はそう自覚をしていた。
それが、反町にとっては意外に思えた。
あの魔理沙が、自身が反町に劣ると――そう自覚をしているとは到底思えなかったからである。
一瞬、やはりあれは魔理沙ではないのではないかと疑いながら、反町は魔理沙達の様子を再び見やり……。
一方で魅魔は、魔理沙の嘆願に特別驚く様子も無く……むしろ、予想をしていたかのように無表情を浮かべ……口を開くのだが……。

魅魔「無理だ」
魔理沙「えぇっ!?」

魅魔の口から放たれたのは、その魔理沙の願いを否定する言葉だった。
当然ながら、これには魔理沙も目を丸くして驚きつつ、どうしてと問いかけようとするが……。
魅魔はそれを手で制しながら、更に続ける。

魅魔「――まず、無理だ。 1つに、今からじゃ大会にはとても間に合わん。
   大会まではもう3日しかない。 3日程度じゃ、技なんか身につかんだろうが」
魔理沙「うっ……」

そう、既に国際Jrユース大会は目と鼻の先までに迫っているのである。
今から必死に練習を繰り返したところで、たった3日では新技を覚える事は不可能に近い。
それは、誰よりも魔理沙自身が知っている。

魅魔「2つに……ファイナルスパーク以上の技を、私は教えられん。
   あれ以上の技なんて、私は知らん。 無いもんを教えてくれと言われても無理だ」

単純にパワーだけを追求する技――マスタースパークを、更に鍛え上げたファイナルスパーク。
その鍛え上げた時点で、既にファイナルスパークは1つの技として完成をしていた。
故に、その威力を更に向上させるというのは土台無理な話である。

652 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:11:39 ID:???
魅魔「3つ。 では他の技を併用するのはどうかと言えば……それも無理だ。
   お前はパワーが売りだといっているし、周囲もそう思っている。
   だが、本当は違う。 ――お前は、単純なパワーしか売りに出来ないだけだ」
魔理沙「………………」

そう、魔理沙は圧倒的なパワーを売りとしている選手である。
そのパワーは幻想郷でも他に類を見ない程のものであり、誰もが畏怖を抱く対象であるが――。
しかし、実際のところは、少し違う。
魔理沙は、パワーを売りにしているのではなく――パワーを使うしか、脳が無いのである。
スピードはあるが、それも幻想郷最速を誇る射命丸文やオータムスカイズの快速ドリブラー、橙には敵わない。
そして、彼女は絶望的なまでにテクニックというものを使うのが苦手だった。
否――苦手というよりも、使う事が出来なかったのである。
その分野を伸ばしても、二流の域を出ない――故に、魔理沙はパワーに頼るしかなかったのだ。
そんな魔理沙がシュートを撃つとなれば、当然ながら小手先の技術などは使えない。
特別な回転がかかったようなシュートも、或いは相手のGKのタイミングをずらすような技術も使えない。
故に、魔理沙がファイナルスパーク以上のシュートを撃つことは不可能なのであった。

魅魔「そして、4つ! 今の私とお前は、違うチーム同士――敵同士だ!
   その敵に、どうして技を教えられる!?」
魔理沙「!!」

そう言うと、魅魔は無表情だった表情を一転させ――険しい顔つきとなり。
法衣を翻し、そのままその場を立ち去ろうと足早に(足は無いが)スタジアム内部へと歩いていく。
しかし、そんな魅魔の背中を……魔理沙は慌てて法衣を掴み、必死に追いすがりながら叫ぶ。

653 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:13:19 ID:???
魔理沙「ま、待ってくれよ魅魔様! 魅魔様は私の師匠じゃないか!!
    教えてよ! 私が……私があいつに勝てるような技を、教えてよ!」
魅魔「できないって言ってるだろう!」
魔理沙「嘘だよ! じゃあ、なんで魅魔様私に会いに来てくれたの!?
    私に新しい技を教えてくれる為でしょ!?」
魅魔「違うね。 私は、お前に宣戦布告をしに来たんだ。 お互い全力を賭して大会では戦おうってね。
   それをあろう事か、私に技を乞うだって……? ふざけるのも大概にしなよ、魔理沙!」
魔理沙「う、嘘だ……! 嘘だぁ……!!」

魔理沙としては、魅魔の言葉を信じたくは無かった。
かつて母のように慕い、母のように愛し、いつでも味方をしてくれた師匠。
その魅魔が、魔理沙を切り捨てるような言葉を吐き……。
そして、魔理沙を侮蔑するかのような目で見ている。
それだけで魔理沙は地の底に落とされるかのような心境になり……その瞳には大粒の涙を浮かべ、必死に訴えた。
しかし、魅魔はつれない態度で取り合わない。

654 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:14:37 ID:???
魔理沙「お願いだよ魅魔様……私、このままだとレギュラーからも落ちる……。
    反町にも勝てない……リグルにだって抜かれちゃうよ……やだよ……」
魅魔「そもそもそんな状況になったのはお前がサッカーをサボってたからだろう!
   お前みたいな凡骨は! 練習して、練習して、練習して練習して練習して! それでもまだ練習して!!
   やっと二流に届くか届かないかってもんなんだ!
   1日サボれば二流に落ち、3日サボれば三流だ! 反町やリグルっていう天才と争おうなんてんなら!
   あいつらの何倍も、何十倍も、何百倍も練習して!
   それでやっと肩を並べられる! やっと争える! やっと通用するってレベルなんだ!!
   追いつかれ、追い抜かれ、そのままベンチに埋もれるのも自明の理だろう!!」
魔理沙「練習ならしたよ! 合宿が始まって、ずっとずっと……誰よりも練習したよ!!」
魅魔「それで足りるもんか! 私が消えてから毎日毎日やってはいなかったろう!」
魔理沙「無理だよ! 弾幕ごっこや魔法の研究……サッカーを毎日出来る訳ないじゃない!」
魅魔「なら仕方が無いだろう。 片手間で、二刀流で、両方を得られる程……お前は恵まれてはいないんだ!
   どれかを取るなら、どれかは諦めなきゃならん!」

もはやいつものような男勝りな口調は取れ、過去のそれに戻ってきている魔理沙。
頬に水滴を流し、魅魔に対して泣き叫べば……やはり返ってくるのは魅魔の叱責の声。
もはや魔理沙には、返り咲く可能性というものなど残ってなどいない。
そういった意味を込めて吐かれる魅魔の言葉は……傍から聞いている反町すらも残酷だと思えるもので。
そして、魔理沙にとっては……正に死の宣告とも言えるような言葉であった。

魔理沙「そんな事……言わないでよ、魅魔様……。
    練習してなかったのは謝るよ……なんだってするよ……だから、お願いだから……私に教えてよ……。
    あいつらに負けたくない……惨めに負けたくないんだ……」

それでも、尚、魔理沙は魅魔に嘆願をした。
今の魔理沙に頼れるのは――素直に自身の本音を打ち明け、頼れるのは魅魔しかいない。
そして、魅魔ならば絶対に自分に味方をしてくれると、今もまだ信じていた。
しかし――やはり魅魔は頑なだった。

655 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:15:43 ID:???
魅魔「しつこい奴だね……いい加減、聞き分けな!」
魔理沙「!?」

自身の法衣を掴み、泣きじゃくる魔理沙に……鬼のような形相を浮かべつつ。
魅魔はその右手を大きく振りかぶり、そして、振り下ろそうとする。

反町「!!」

魔理沙が目を丸くして、硬直をする中、それを見ていた反町は――。

A.「待て! そこまでだ!!」 これはいかんと間に割って入る
B.「(いや、ここで俺が出る方がよっぽど魔理沙さんのショックに違いない……)」 様子を見続ける
C.「おーい、魔理沙さーん。 どこにいるんだー?」 さも今探しに来た風に大声で呼びかけてみる
D.「ヒャッホー、俺も混ぜろ!」 魅魔に加勢する
E.その他 自由投票枠

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

656 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:16:17 ID:???
もう可哀想になってきた
普通の魔法使いにお戻り……

657 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 02:17:43 ID:???
>>644
いえいえ。

>>645-647
でもあまり他の人の裸体に目移りするのは許されざる行為なので注意が必要です。


という事で本日はひとまずここまで。続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。

658 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:20:22 ID:zLWpTYqs

あんまり可愛そうに思わないのは、やっぱ多分に自業自得だからかなあ。
お師匠の言う通りで、人生をシュートに注ぎ込んだ魔王に勝ちたかったら自分も同じことをやるか、できることを生かさなきゃ。
折角理想的な万能FWなんだから

659 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:22:35 ID:Coqq9toc


660 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:23:14 ID:???
>>658
いや、今後もう浮き上がる目は無いらしいし
それならいっそもうサッカーなんて一時の夢だったと諦めさせて
魔法使いの道に戻してやったほうが優しさだと思うの

661 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:25:54 ID:???
万能性でも反町に負けてね?
反町ドリブル・パス・タックル・パスカット全部出来るぞ

662 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:27:40 ID:???
しかし、こういう気を張ってるタイプが中途半端に挫折すると傷が深くなるからなあ。
俺は高い壁として立ちはだかり、気のすむまで挑戦させるのが優しさだと思う。……蛇呼ばわりの私怨とかないよ?w

663 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:29:05 ID:e3rrQ5Kc
B
熱いぜ師匠…魔理沙、ここが運命の分かれ道!

664 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:30:23 ID:???
まあサッカーがあくまで趣味レベルの幻想郷で毎日サッカーとか無理だろうけどな
実際他の連中も似たり寄ったりだろうし

665 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:32:33 ID:cmBiH0CY
C

666 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:34:08 ID:fv0cLtoQ

あの時に存在抹消されてたほうが幸せだったかも

667 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:42:31 ID:???
個人的には白黒がいつ「じゃあ魔界に行くよ!」と言いだすかドキドキしてたw

668 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:44:08 ID:???
魔理沙、魅魔、ゆうかりんでトリプルスパークか。胸熱

669 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:47:42 ID:jHh7AXeE
C
まぁぶっちゃけ運のなさだよね

仮に対フリーザ軍の時助っ人に来たら無視なんざできなかったし

ルナティックス戦で前半反町が一本でもシュート撃ってたら
後半開始だけでも見ることができてたら今とは違う結果になったんじゃない?

670 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 02:53:16 ID:???
この魔理沙はむしろフランスに行くと思う
もしくは他スレの北海道

671 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 08:09:16 ID:???
いい感じに突き放されてますね、ここから這い上がる熱いベタ展開wktk

672 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 08:30:30 ID:???
こんないい師匠がいて魔理沙はいいよなぁ…
反町には使えない監督しかいなかったよ(涙)

673 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 09:24:29 ID:???
Dを選んだらどうなるんだこれ

674 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 09:25:34 ID:???
外道反町爆誕

675 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 12:11:44 ID:???
言っても無駄だとは思うが
魔理沙にはパチュリーやにとりと言う仲間が居るんだから
3Nシュートみたいなのを覚えるべきだと思う

676 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 12:46:47 ID:???
魔理沙がぶっ飛ばした相手を嘲笑する話がメイリンとかだけじゃなく
仲のいいにとりやパチュリー相手にもあれば本当はいい人に
多少は説得力が出て嫌われすぎることもなかったかもなぁ。まぁ2人がドM認定されそうだがw
反町の演技が見破られればプライドへの追撃でダメージがマッハになりそうだがどうなることやら

677 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 12:54:57 ID:???
不器用な反町に演技なんて無理無理w

678 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 12:55:15 ID:???
そういえば霊夢がJOKER覚醒出した時に覚醒制限到達みたいなのあったけど、
反町はどんくらいまであるんだろう。いまんとこシュート力59だけど、
60くらいでマックスかな?

679 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 13:01:00 ID:???
師に千尋の谷から突き落とされる絶望!
それをライバルに見られる恥辱!
地獄兄弟のスカウト!(違う)

王道だわ、燃えるわあ…!

680 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 13:01:07 ID:???
森崎のセーブ力が今一つ読めないな。星の61をパンチングで防ぐって言ってたから、
てっきり57くらいだと思ってたんだけど、そうすると超化がんばりで69となって、
三杉の『こぼれ球が精々』という発言と若干矛盾が出る。
超化がんばりで67と考えて、セーブ力55(もしくは56)くらいが想定ラインか……?

681 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 13:02:50 ID:???
多分55+1じゃないかな?

682 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 13:10:18 ID:???
〜その日の深夜〜

翼「かくかくしかじか、というわけでリグルこそがエースだったんだよ!」

若林「どうしてこうなった……」

高杉「もう3時間も同じ話をしてるよ…」

石崎「もうだめだぁ…翼派閥はおしまいだぁ…!」


683 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 15:23:26 ID:???
>>680
ポイゾナスセンス発動しての話じゃね?
発動したらオータムドライブがちょうど70

684 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 15:33:20 ID:???
威力70www
もはや受ける相手は罰ゲーム以外の何者でもないwww

685 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 15:49:00 ID:???
ナンデス・三浦・さとり・森崎「「「「もう駄目だ、おしまいだあ!」」」」

686 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 15:57:40 ID:???
俺つええぇぇえ!すべくやってきた甲斐があったなw
反町伝説のスタートや!

687 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 15:58:48 ID:???
相手GKカワイソスw

688 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 16:03:08 ID:???
この辺が参加者との溝の一つなんだろうな
反町マンセーにしたくないらしいからあんまり煽らない方がいいよ

689 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 16:03:22 ID:???
しかし白黒、反町はともかくリグルにぬかれると思ってたんだなあ……。
確かに単純な性能だけならそうかもだけど、参加者目線的には【扱いにくい】で大きくマイナス評価してたので、ちょっと意外。

690 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 16:07:17 ID:???
有利ではあるが引きの差で覆る範囲だし、毒勘も発動率は1/2。
そこまで無敵レベルではないと思うけどね。
(他スレでもシューターとGKで、これくらいの差は普通にある所が多いし)

691 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 16:15:14 ID:???
まあ、反町の実力に気づくのに遅れ、合宿の成果はファイナルスパークのみ。比べるまでもなく格下だったリグルは
わけのわからん急成長。この状況で内心焦ってないほうがおかしいw

692 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 16:17:09 ID:???
リグルのライトニングが63
魔理沙も同値なはず
で、魔理沙の互換キャラの日向も恐らくネオタイガーで同値(敵補正で少し上がってるかもしれんがそれでも64程度だろう)
シュナ様のファイヤーが62(ノンファイヤーで64)
多分ナンデスやミューラーじゃ毒勘発動してない反町にも3差くらいで負けるだろうな

693 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 16:28:33 ID:???
ネタにドヤ顔で注意する男の人って……(以下略

まあ、それはともかく活躍は間違いないな……Aさんに好かれなければ

694 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/16(土) 21:58:06 ID:???
>C.「おーい、魔理沙さーん。 どこにいるんだー?」 さも今探しに来た風に大声で呼びかけてみる
===========================================================================================
魔理沙が今にも魅魔に叩かれようとした瞬間、反町は咄嗟に機転を利かせ。
さも今探しに来た風に、大声を出して近くに誰かがいるという事を2人に知らせた。
不器用な反町にこのような器用な真似が出来るのか、もしかしてバレるのではないかと反町も内心ヒヤヒヤであったが……。
しかし、魅魔は反町の声を聞くと振り上げていた右手を一瞬ピクリと動かし……。
眉を少しだけ顰めた後、強引に法衣を掴む魔理沙を振り払うと、足早に去ってゆく。
対して、魔理沙はといえば反町の声が聞こえた瞬間、思い切り硬直をし……。
しかし、魅魔が去るとその後を追いすがるかのように手を伸ばしたのだが……。
魅魔が振り返り、眼光鋭く魔理沙を睨むと怯えつつその手を引き。
くるりと踵を返して、反町の声が聞こえた方向に背中を向けてとぼとぼとどこかへと去ろうとする。

反町「(ふぅ、なんとか暴力沙汰にはならなかったか……。
    ……って、あれ!? 魔理沙さん、そっちは俺達の控え室の方向じゃないぞ!?
    ど、どうしよう……急いで追って連れ戻した方がいいんだろうか?
    でも、今は1人にしてあげた方がいいのかも……。
    宿舎の場所は知ってるから、放っておいてもちゃんとかえってくる筈だし。ここは……)」

A.「ん? なんだ魔理沙さん、ここにいたのか! さぁ、そろそろ帰りますよ!」 魔理沙を強引に連れて帰る
B.「お? 負け犬が背中見せて逃げ去っていくぞ?」 ここだ、ここで追い討ちだ!
C.「(まあ放っておいた方がいいかな……)」 ひとまず魔理沙をそっとしておいてあげよう
D.その他 自由投票枠

先に3票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

695 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 21:59:17 ID:4SgEKMJo
C 今はそっとしておこう…

696 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 22:00:38 ID:Vkp4JOFE
C

697 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 22:01:02 ID:0IFZlCUY
B

698 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 22:01:11 ID:rn2BzPFw


699 :森崎名無しさん:2011/04/16(土) 22:01:14 ID:OiXcizlQ


700 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/17(日) 00:32:06 ID:???
ども、短いですが今日はここまで。
再びNPCシーンになりますので、退屈になるかもしれませんが何卒ご容赦を。
それでは、お疲れ様でしたー。

701 :森崎名無しさん:2011/04/17(日) 00:40:53 ID:???
お疲れ様でしたー

そういやリーグはどういう組み合わせになるんだろ
イタリア、アルゼンチン、フランス、ウルグアイか?

702 :森崎名無しさん:2011/04/17(日) 00:44:55 ID:???
乙でしたー

703 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:32:59 ID:???
>C.「(まあ放っておいた方がいいかな……)」 ひとまず魔理沙をそっとしておいてあげよう
======================================================================================
反町「(まだ泣いてるみたいだし……俺にはそんなところを絶対見せたくない筈だ。
    ここで出て行くのは酷だな……そっとしておこう)」

魅魔と魔理沙の関係を反町一樹はそう深くは知らない。
しかし、それでも2人の間にはかなりの信頼関係があるという事はわかり――。
そんな間柄である魅魔に冷たい言葉を投げかけられた魔理沙の心中を察せられない程、反町は馬鹿でも無い。
ここで自分が彼女の前に姿を現せば、余計ショックを与えるのではないか。
そう判断をした反町はここは魔理沙を1人にするのが最善だろうと判断し、その場を立ち去ったのだった。

………

……



704 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:34:23 ID:???
こうして霧雨魔理沙が、かつての師匠に痛烈な罵声を浴びせられ突き放されていた頃。
一方でその魔理沙が歩いていった方角にある、スタジアムに併設されていた小さなサッカーコートには……。
博麗霊夢と博麗靈夢、先代の博麗の巫女と――現在の博麗の巫女。
今日の試合、キーマンになると思われていたが思っていた程は活躍しなかった10番と。
それなりに活躍はしていたがすぐに引っ込んだ10番が相対していた。

霊夢「で? もう若くない癖にJrユース大会に出ようとしている恥知らずが何の用かしら?
   そろそろ私達の宿舎に帰らなきゃならないんだけど?」
靈夢「ふぅ……今日の試合、勝てなかった割に随分と大きな口を叩くわね」
霊夢「勝ったじゃない、6−0で」
靈夢「選手間の話よ。 貴女、私に無様にボールを奪われたの覚えていないの?」
霊夢「あら? じゃあ、あんたは私にボールを零されてそのせいで失点した事を覚えてないのかしら?」

両者に共通をするのは、相手を蔑むような目をしているという事。
ただ唯一違うのは、靈夢の瞳には哀憫のような感情が混じっており。
逆に霊夢には、嫉妬と憎悪のような感情が混じっているという事だろう。
お互い全力を出す事を嫌い、努力もまた嫌い、才能に恵まれた背番号10番。
しかし、それでも尚、靈夢の前には霞む霊夢の才覚。
それが悔しく、悲しく、故に霊夢は今日の試合で証明しなければならなかった。
自身が靈夢以上の才覚の持ち主であるのだと……努力をせずに証明しなければならなかった。
博麗霊夢にとって、努力という行為を行う事自体が靈夢に対する屈服なのである。
かつて幼少の頃、努力をしても追いつけなかった姉に対し、才覚だけで勝てる事を今日の試合で証明しなければならなかった。
そして、今日の試合、霊夢は勝利をした――6−0という大勝で。
選手間の勝負にしても、あまり胸を晴れるような成績ではないが、それでも決して悪くは無い。
確かに1度は負けはしたが、逆に1度零れ球にしたことが上手く得点に繋がったのだ。
結果を見れば、靈夢の1勝と霊夢の1分けでは、後者の方がより価値あるプレイだったのは明白である。
だからこそ、霊夢はこの時、完全に自身の方が靈夢よりも優れていると思っていた。
既に引退をした身である靈夢に、勝ったのだと思っていた。

705 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:35:35 ID:???
しかし、靈夢はそんな霊夢の考えを把握しつつ……くすりと小さく微笑を浮かべると。
足元に転がっていたボールをリフティングし、口を開く。

靈夢「6−0は単純にチーム力の差ね。 あなたのチームは化け物が本当に多い。
   世界屈指のストライカーが3人に世界屈指のキーパー。
   二流ストライカーと三流キーパーしかいないウチが勝てる道理が無いでしょう」
霊夢「ハッ、傑作ね靈夢。 言い訳でもするつもり?」
靈夢「そうね、言い訳よ。 でも実際そうじゃない? 仮にあなたが私の立場だったら、今日の試合勝てた?」
霊夢「お生憎様。 そういう仮定の話は興味ないの。 要は結果が全てでしょ?
   あんたが負けて私が勝ったっていう結果がね」
靈夢「――ま、そう言うわよね。 私が貴女でもそう言ってたわ。
   ……じゃあ、少し遊んで証明してあげましょうか? 私が貴女より優れているという事を」
霊夢「……は?」

靈夢の言い訳を鼻で笑う霊夢。
そして、そんな霊夢を見ても尚、涼しい顔をしている靈夢。
博麗霊夢が、己が靈夢よりも優れていると思っていたのに対して……。
博麗靈夢は、己が霊夢よりも優れていると――確信を持っていた。
間違いなく一選手として、自分は霊夢よりも優れている……霊夢はまだまだ、自身の足元にすら及んでいない事に。

靈夢「さて……まずは簡単なところで……ま、こんなもんかしら?」

パシュッ

霊夢「(……反町の、メイア・ルア?)」

リフティングしていたボールを一旦地面に落とし、走りながらボールを前に蹴り出す靈夢。
その動きは、今日の試合反町が使っていたドリブル技――メイア・ルアそのものであり……。
キック精度も、反町のそれとは遜色が無い。もしもこの場に観客がいれば感嘆の息を吐いていただろうが……。
しかし、霊夢はまるで何も感じるものが無い様子でそのまま見つめていた。
人の技を自分の物にするのは、霊夢の十八番。反町のメイア・ルアも、霊夢はやろうと思えば出来るレベルの技なのだ。
故に、今更驚くこともなく……むしろその程度で何を自慢しているのかと思わず噴出す。

706 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:36:50 ID:???
しかし、当然ながら――靈夢はこれだけでは終わらない。

靈夢「次は……これね」

ギュギュギュッ!!

霊夢「(ヒューイの曲がるパスか……別に今更そんなパスしなくったって、ドライブ回転かけたパスあるしねぇ)」

次に靈夢が見せたのは、ヒューイが得意とするカーブ回転を大きくかけたパス。
その曲がり具合と精度もまた、ヒューイのそれと遜色がなく。
ボールはゴールバーへと当たると、そのまま上空へと跳ね上がっていく。
さて次は何を見せるのか、大方パチュリーの賢者の石のような――カーブ回転をかけたオーバーヘッドか。
そんなことを考えながらゴール前へと視線を移した霊夢が見たものは……。

ダダダッ!! バッ!! グルンッ!!

霊夢「……え?」
靈夢「確か……こうだったわね……」

大きく助走をつけながら、天高く飛翔をする靈夢。
しかし、そのフォームはオーバーヘッドではない――膝を抱えながら前転をし、大きく両足を伸ばす。
そして、その縦回転で得られたパワーを両足の踵に込め……ボールへと叩きつけ。
渾身の力で、踵に全体重をかけるようにしながら一気にシュートを打ち放つ。

靈夢「ライトニング……リグルキック、だったかしら?」

バゴォンッ!! ゴガァァァァァァアアアッ!!!

707 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:37:55 ID:???
涼しい顔をしながら蹴り抜いた靈夢は……そのままボールの行方を見る事なく、地面に着地するや否や。
即座に逆走をしてPA内を離れ出す。
それと同時――靈夢の放ったライトニングリグルキックはゴールバーに直撃し……。
靈夢の元へと、ピタリと戻ってきた。
そして、それを持った瞬間……靈夢は再び振り向きざま、シュートに向かう。

靈夢「……これが、オータムドライブ」

ドゴォッ! ギュルルルルルルルッ!! カァンンッ!!

次に放ったのは、幻想郷が誇る天才ストライカー――反町の必殺技、オータムドライブ。
普通のドライブシュートと殆ど違いが無いように思えるそのシュートだが……。
しかし、実際にはシュートコントロールが上手い反町だからこそ出来る。
集中し、狙いを定め、正確にゴールを射抜こうとする行為を上乗せする分、普通のドライブシュート以上の威力を秘めている。
つまり、シュートコントロールが上手い反町にしか出来ない、特別なドライブシュートなのだ。
だが――靈夢は、それすらも真似をした。
天賦の才と弛まぬ努力、どちらもあったからこそ極限までに昇華された反町のシュートコントロールと――。
まるで努力をした事の無い稀代の天才のシュートコントロールがほぼ同等だったからこそ出来た芸当。
そして――。

靈夢「最後に……ファイナルスパーク!」
霊夢「!!!」

バゴッ……ギュオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!! バシュウッ!! パァンッ!

最後に靈夢が放ったそれは――反町さえも撃つ事が出来ない、極大のパワーシュート。
テクニックを得る事が出来ないからと、極限まで力技を鍛え上げ。
通常のボールの何倍もの重さのブラックボールをけり続ける事で、ようやくにも会得をした魔理沙の必殺技。
しかし、そのシュート――ファイナルスパークもまた、即座に靈夢によって模倣をされていた。
ボールを蹴る時に漏れる閃光、ボールを蹴った後に出る轟音、そして、ゴールネットを射抜く快音。
その全てが魔理沙のそれと同様――否、基礎的なシュート力が高い分。
それ以上の威力へと昇華されたものとなっていたのだった。

708 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:39:19 ID:???
靈夢「ふぅ……ふぅ……。 流石に超級のシュートを何本も撃つと疲れるわね」
霊夢「…………」

ゴールネットを突き破り、壁に当たり破裂したボールの破片を拾い……。
肩で息をしながら、笑みを浮かべつつそう呟く靈夢。
その靈夢のプレイを見ていた霊夢は……完全に言葉を失っていた。

誰かの技を一度見ただけで模倣をする――それ自体は、霊夢の得意技でもある。
しかし、その模倣をするというものも……限度があった。
彼女は、パワー系の技は決して使えないのである。
持ち前のセンス――即ち、テクニックや勘のみでプレイをする霊夢。
彼女の唯一と言っていい弱点は、力技がまるで使えないというただ1点であった。
故に、彼女は決してファイナルスパークやライトニングリグルキックのような技は模倣出来ない。
そして、反町程のシュートコントロールが無い彼女は――オータムドライブもまた、模倣出来ない。

だが、靈夢はやってみせた。
今、霊夢の目の前で繰り広げられた3本のシュートは――間違いなく、本人達のそれと遜色が無いもの。
それは、なんだかんだ言いながら1ヶ月近く同じチームでやってきた霊夢が一番良くわかっている。
博麗靈夢は、博麗靈夢には出来ない事を……やってのけてしまったのである。

霊夢「……なんで」
靈夢「なんでも何も……出来るのだから仕方ないじゃない?」

そう、出来るのだから仕方ない……靈夢にとっては、ただそれだけの事である。
霊夢がテクニックと勘"しか"持って生まれなかったのに対し。
靈夢は霊夢が持っていなかったありとあらゆる――全てのものを持っていた。
元々の才能自体が、まるで違うのである。

709 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:40:20 ID:???
もしも靈夢が見せた技が、パワー系であろうと――例えば、非常に威力の低いもの。
既に威力が不十分なものと言える魔理沙のマスタースパークや、リグルのリグルキックなら霊夢もここまでショックは受けない。
だが、靈夢の見せた技は、間違いなく世界でも屈指の威力のものばかりであり……。
大会で彼女が使えば、脅威となるのは目に見えている。
何より、靈夢に出来て自分に出来ないという事実は――試合に勝ち、完全に靈夢の上位に立てたと思っていた霊夢にとって。
その認識を根底から崩すようなものであった。

靈夢「ま、大会を楽しみにしてるわよ霊夢。
   あなたが私に勝てなくても、あの反町君っていう男の子と早苗ちゃんっていう女の子がいれば……。
   まあ、私達にも勝てるでしょうから」
霊夢「………………」

そんな霊夢の肩を軽く叩きながら、靈夢は言いたい事は全て言い終えたとばかりにその場を去ってゆく。
そして、霊夢は――しばらくその場に微動だにしないまま、ただ佇んでいた。

霊夢「………………」

今日の練習試合には、勝った。
そして、大会でも――恐らくは、勝てるだろう……と、霊夢は踏んでいた。
強力なストライカーである反町と、セービングだけを見れば鉄壁と言える早苗。
その2人がいるだけで、幻想郷Jrユースは間違いなく世界でもトップレベルの実力は持っているのだから。
しかし――それで、自分は靈夢に勝ったと証明が出来るだろうか。

710 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:41:27 ID:???
霊夢「………………」

今日の試合で霊夢が愉悦に浸れたのは、あくまでも靈夢が失態を見せ続けていたからだ。
だが、もしも……もしも、靈夢が下手をこいていなければ……少し本気を出して、全てのプレイを本気でやっていたら……。
自分は今日の試合で、靈夢に完全に勝てたと言えただろうか?

霊夢「………………」

今日の試合、自分は間違いなく本気だった――少なくとも、靈夢を相手にするときは、全力だった。
しかし、靈夢が手を抜いていたのは……先のプレイから見ても明白。
引退をした今でも、靈夢と霊夢との間にある実力差は……大きい。

霊夢「……っ!!」

バゴォッ!! パサァッ。

霊夢は思わず、近くに置いてあったボールを蹴った。全力で蹴り抜いた。
だが、ボールは先ほどの靈夢が放ったファイナルスパークのような轟音をかきたてる事もなく。
ただ、綺麗な音を立ててゴールへと突き刺さるのみ。

霊夢「(私は……負けてない……靈夢には負けていない……! 靈夢には負けていない……!!)」

しかし、霊夢には靈夢の出来た事が、出来なかった。
そこが、霊夢の才能の限界であった。

霊夢「………………っ!」

決して霊夢は弱くは無い――否、むしろ……彼女は間違いなく、一流プレイヤーと呼べる選手だった。
しかし、そんな肩書きや何かは、霊夢には興味の無い事。
霊夢の胸中にあるのはただ、何故自分は靈夢に勝るものが1つとして無いのか……。
何故やる事、為す事、容姿や何かも全て靈夢にそっくりでありながら……。
それら全てはあくまでも靈夢の劣化版のようなものでしかないのかという事実に対する、やるせなさだけであった。

711 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:43:27 ID:???
その後、霊夢は……袖でごしごしと瞳を拭った後、その場を足早に去っていった。
彼女はまだ、立ち直れるだけの気力が残っていた。
靈夢の才能を見せ付けられ、格の違いを見せ付けられても、まだその闘志は折れなかった。
しかし、この場を見ていた1人の少女だけは――違った。

魔理沙「……は、はは」

先ほど魅魔に突き放され、途方に暮れて歩き回っていた少女――霧雨魔理沙。
彼女は、偶然にも、靈夢が霊夢に自身の実力を見せる場に居合わせた。居合わせて、しまった。
そして、見た。霊夢の放つ、ありとあらゆる技という技。
当然ながら、その中に――自身が苦労をして作り上げた、必殺技がまぎれていた事も。

魔理沙「……………………」

瞳は虚ろに虚空を見つめ、口元には張り付いたように小さな笑みが浮かぶ。

魔理沙「傑作だ……ああ、傑作だ……。 面白すぎて、腹が捩れる……」

712 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 01:44:21 ID:???
シゴクハタノシイヨ

713 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:44:35 ID:???
帽子を目深に被り、心底楽しくなさそうにそう呟きながら……魔理沙は小さく嗚咽した。
それと同時、地面のアスファルトに、2、3滴の水滴が落ちた。
それから、魔理沙はしばらくそこで……声が枯れるまで、空笑いを続けた。
そして、段々アスファルトに落ちる水滴の量が増え……やがてそれも止まると……。
ゆっくりと、のろのろと、その場を立ち去り始めた。

反町やリグルにも敵わず、このままレギュラーを落ちるという危機感。
落ちた後、間違いなく自身に刺さるであろう周囲の嘲笑に対する恐怖心。
魅魔に突き放され、見捨てられたという絶望感。
そして、靈夢に綺麗なまでに完璧に自身の技を模倣されたのを見て沸いた……喪失感。

強く張っていた糸ほど、切れた時の反動は大きい。
危機感と恐怖心を精一杯の虚勢で今まで隠し通していた魔理沙は、絶望感と喪失感を同時に覚えた事で。
今まで自身がやってきた事も、これからの自分の行く末も……全てがただただ崩壊していくのを感じていた。
瞳から光が消え、目を真っ赤にし、魔理沙は歩く……宿舎が無い方角へ。
涙もとっくに枯れ果てた魔法使いが……果たしてどこへ向かっているのか。
それは、本人にもわからない事だった。

714 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:46:00 ID:???
という訳で本日も選択肢は無いですがここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でした。

715 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 01:46:59 ID:???
乙でした
地獄魔理沙……
とても、興味深い……

716 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 01:47:02 ID:???
まさかの失踪!?乙でしたー

717 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 01:47:48 ID:???
乙でした
魔理沙さん・・・失踪癖まで互換元を真似なくていいのにw

718 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 01:48:36 ID:???
うーん、参加者視点的には
「技をコピーできてもあんまり意味ないからなあ、それ価値のない才能じゃね?」
だけど、そりゃあ本人たちからすればショックだよなー。

719 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 01:49:41 ID:???
浮き球性能高い人にライトニングリグルコピーされたらサイクロン級の威力じゃねえかw

720 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 01:51:27 ID:???
魔理沙さん北海道まで行くんだろうか

721 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 01:51:50 ID:???
まあ靈夢がムカつくことムカつくことw
漫画とかでこういうキャラいたらアンチレター送るレベルでムカつくw

722 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 01:53:45 ID:???
いやあ、撃ってくれるなら大歓迎だねー<ライトニングリグル
なんせ、この人の弱点はガッツだから。大出力シュート、望むところです。

723 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 01:55:31 ID:???
消費300でサイクロン級はこえーよw

724 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 01:55:38 ID:???
……あ、この人ガッツ低いんだっけ?
じゃあ本当に無駄な才能じゃねーか!

725 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 01:56:57 ID:???
再戦の時は撃ってこんだろ、魅魔様やゆうかりんいるし
しかし失踪か…ライトニングタイガー互換の技でも覚えてくるのか?

726 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 01:59:16 ID:???
うん、撃ってこない。ドリブルも3/4だったはずだし、パスももう持ってる。
だから【無駄】なのよ…あくまで、参加者の視点からすればね。

727 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 02:00:50 ID:???
無駄かな?時間しだいで接戦の時に高確率でゴールできる技があるのはかなりやばいで
スタミナに問題があっても

728 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 02:01:03 ID:???
この間にリグルとの2トップを磐石なものにして魔理沙が帰って来たらMFとしてなら使ってやるって言えばいい

729 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 02:01:51 ID:???
>>726
あんまり空気悪くしたくはないんだけど一言だけ
「参加者」じゃなくて「俺」ね

730 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 02:02:12 ID:???
>>728
MF……?

731 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 02:03:18 ID:???
あー、そこに語弊があるか。悪い、【参加者の代表】という意味では使っていない。
【参加者】でなく【神】と言い換える。つまり、物語の外から見ている人間、ということね。

732 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 02:15:37 ID:???
魔界代表に味方のガッツ回復技とか持ってるのがいたら地獄だなあw

733 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 02:17:01 ID:???
>>731
横からだけど、最訂正
「俺」は、無駄だとは思わない。以上。

734 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 16:21:36 ID:???
これで嫌魔理沙の人達もおとなしくなって平和になるかな

735 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 16:49:44 ID:???
帰ってきたときにどうなるかはわからないけどね
合流させるなら上手い形にしないと平和になってた分より酷くなる可能性もある
いっそのこと敵側にまわるってのも一つのやり方かもしれんが

736 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 17:42:02 ID:???
おお! 再開してたんだ!失踪や挫折が色々ありますが、それはともかく、翼のブレない姿に感動するな!!

もう何を喋っても笑ってしまうw
これがJOKERの恐ろしいところなのか…

737 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 20:49:33 ID:???
これから大会までの3日間は岬くんを探せをインスパイアした
魔理沙ちゃんを探せが始まります

738 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 21:28:02 ID:???
そりまち かねもちはいいぞ

739 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 21:29:26 ID:???
失踪して霧雨財閥作ってデブって帰ってくるのか……

740 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 21:50:32 ID:???
日向の原作、ゲーム含めての計3回の失踪よりはまだマシだぞ魔理沙!

741 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 22:48:55 ID:???
魔理沙は今こそ静岡県人会の力を借りるべく頭を下げるとき

742 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 23:01:29 ID:???
そういえば観客席に名誉静岡県民がいたなw

743 :森崎名無しさん:2011/04/18(月) 23:03:21 ID:???
カルツ「わが栄光の静岡県は……永久に不滅じゃ!!」

744 :森崎名無しさん:2011/04/19(火) 23:25:20 ID:???
ここのレス数が正しく反映されてない件。これで直るか?

745 :森崎名無しさん:2011/04/19(火) 23:28:33 ID:???
おお、直ったようだ。河童さんありがとう。

746 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/20(水) 23:56:41 ID:???
既に日が暮れたフランス市内を――霧雨魔理沙はただふらふらと歩き回っていた。
どこに行くアテがあったという訳でもない、何がしたかった訳でもない。
ただ、魅魔に新たな技を教えてもらえかった今――幻想郷Jrユースにはもはや魔理沙の居場所は無かったし。
何より、魅魔に突き放され、靈夢に圧倒的な才能の壁を見せ付けられた今――何をする気も起きなかっただけである。

魔理沙「………………」

やがて霧雨魔理沙は、ある川にかかった橋に持たれかかり……ゆらゆらと揺れる水面を眺めながらそこで考え事をしていた。
近くに電灯はあるものの、しかし、数が不十分な為に辺りは薄暗く。
魔理沙が見つめる水面も、暗く、濁り、じっと見つめていると吸い込まれそうな程だった。
いや、事実、魔理沙はこの時少しずつその闇に染まる水面へと吸い込まれかけていた。
疲弊した体でフランス市内を動き回った為に、肉体的にも精神的にも、既に彼女の体は限界に程近かった。

魔理沙「………………」

虚ろな瞳を水面に向け、魔理沙は考える。
持つ者と持たざる者に人間や妖怪を分けるならば、魔理沙は間違いなく、"持たざる者"だった。
それは弾幕ごっこなどにおいてもそうだったし、サッカーにおいてもそう。
霧雨魔理沙には、華やかな才能というものは決定的に欠如していた。

例えば、リグル=ナイトバグはエースとしての誇りと自覚を自身の力へと変換する能力を持っていた。
例えば、十六夜咲夜は特定のエリアにいる時無条件で動きがよくなるという特性を持っていた。
例えば、東風谷早苗は奇跡的なセービングを見せる事が出来た。
例えば、反町一樹はキーパーの苦手なコースを即座に判別し、的確にそのコースを射抜くセンスを持っていた。
例えば、博麗霊夢は、それら全てを無効化してしまうような凶悪な力があった。

しかし、霧雨魔理沙には何も無い。
気持ちのよいくらいに、何も無かった。

747 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/20(水) 23:57:50 ID:???
前途した者達の中には、努力によってその力を手に入れた者もいる。
というよりも、大半が努力によってその力を手に入れた者達だ。
しかし――才能があったからこそ、努力によってその力が開花をしたのは事実。
だが、霧雨魔理沙には、いくら努力をしても開花するような才能というものは1つも無かった。
それでも頑張れば、必ず霊夢たちと対等な立場で戦い――勝つ事だって出来る。
今まではそう信じていたし、そう思っていたからこそ戦ってこれていた。
だが、それも――魅魔に教える事も無いと、暗に伸びしろというものが無いと言われ。
靈夢のあまりにも凄まじすぎる才能を見ては、完全に闘志というものが消え失せてしまっていた。

魔理沙「そうだよな……よくよく考えてみれば、私があいつらと対等に戦えるなんて考えていた事自体が間違いだ……」

消えかかった声で、そう呟く魔理沙。

魔理沙「咲夜は元々は外の世界にいたらしい、言ってみれば幻想郷じゃそれだけで特別な人間。
    早苗はそれに加えて外の世界の偉い巫女さん。
    妖夢だって半人半霊……小さい頃は凄い剣豪の爺さんに指南を受けてたんだ。
    今は私の方が強くても、これからどんどん伸びるのは違いない。
    霊夢に至っては、博麗の巫女……次元が違いすぎる」

自身の友人達の名をぽつぽつと出して、乾いた笑い声を出す。
それに対して、自分は果たして特別な人間だろうが――答えは、否。
魔法も生まれながらにして使えるのではなく、あくまで魅魔に教わったものと研究によって使えるのみ。
しかも、普通に使う事などは出来ず――魔法の森にあるキノコを使ってでなくては魔法を駆使する事は出来ない。
生まれは人里ではそれなりに有名な大商店であり、それは一種特別とも思えたが――それもあくまで人の世ではの話。
博麗の巫女として生まれた霊夢に比べれば――そして、それ以外の者達に比較をしてもあまりにも平凡な出生だった。

748 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/20(水) 23:59:35 ID:???
魔理沙「私だけが違う……」

博麗霊夢にも、十六夜咲夜にも、魂魄妖夢にも、東風谷早苗にも。
才能があり、特別なものがあり――しかし、霧雨魔理沙にだけはなかった。
その事実が、魔理沙に対して大きな疎外感と、喪失感を与えていた。
自分だけが霊夢たちとは違うという事実を、"凡人"霧雨魔理沙は改めて悟り。
やがて涙を流しながら、小さな嗚咽を繰り返しつつもう一度口を開いた。

魔理沙「私だけが……違うんだ……!」

悔しさと、それ以上の悲しさを含んだその言葉を吐いた後。
魔理沙はじっと見つめていた水面へと吸い込まれていった。
今まで自分がやってきた事が全て無駄なのだと悟り、そして、霊夢達に置いていかれる事を悟った今。
彼女の絶望は計り知れず――だからこそ、このような愚行に走ってしまったのだろう。

バシャアアアアアアアアアアアアアアッ!! ドボォッ!!

黒と白の衣服を着込んだ1人の少女が水面に叩きつけられ、派手に水の柱が立ち上る。
やがて、音を聞きつけた現地の人間が辺りを取り囲み、救急車などがやってきて、その少女は救出された。
彼女にとって幸か不幸かは定かではないが、とにもかくにも、彼女は救出された。
しかし、肉体はともかく、精神はまるで救われていない状況で――。

明くる日の午後、この事件の一報が幻想郷Jrユースの宿舎に届けられてからも。
魔理沙の意識は戻らず、ただうめき声を出しながら苦しげに眠り続けるのだった。
暗く淀んだ川の底に、意識も心も置いてきてしまったように。

749 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/21(木) 00:00:37 ID:???
―― 幻想郷Jrユース 宿舎 ミーティングルーム

ざわ…… ざわ……

咲夜「……ごめんなさい、よく聞こえなかったわ。 もう一度言って頂戴」
輝夜「……昨日、ここから数キロ離れた川で……少女が溺れているのが発見されたわ。
   そして、その少女の身元を探ろうと地元の警察……まあ、幻想郷で言えば博麗の巫女かしら。
   そいつらが持ち物を確認したところ、ここの入行証が出てきた――。
   それでそいつらがここに連絡をしてきて……その少女の特徴を聞いた所……。
   どうにも、昨日から姿が見えなかった魔理沙らしい事がわかったわ」
反町「(そんな……俺が見送った後……魔理沙さんに何があったんだ……?)」

日を一日進め、魔理沙が川へと投身を図ってから明くる日の午後。
前日、とうとう帰って来なかった魔理沙を一部の者は心配し。
また一部の者達は子供じゃないんだからすぐに帰って来るだろうとタカをくくっていたのだが……。
しかし、監督である輝夜が珍しく真剣な面持ちをして語る事の次第を聞き。
一同はざわめきながら、一体魔理沙に何があったのかと動揺をする。

妖夢「そ、それで魔理沙は無事なんですか!?」
輝夜「一応ね。 意識は戻っていないみたいだけど……体に別状は無いようだわ。
   現在、身元を受け取りにイナバ(うどんげ)と松岡コーチが行ってくれてるから」
リグル「ねぇ、具合が悪くなって死んだら食べて……」

カスッ!!

リグル「ひえぇっ!?」
咲夜「………………」
リグル「ううう、なんだよメイド……」

750 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/21(木) 00:01:49 ID:???
一応命に別状は無いと聞き、安堵をする妖夢やにとりといった魔理沙と親しい者達。
また、そうでない者達も、殆どは見知った者が不幸に見舞われるのはやはり嫌なのか。
ほっと安堵のため息を吐くのだが……。
人間を食べて生活をする為にそういった価値観が他の者達と違うリグルやキスメといった野良妖怪勢。
また、そもそもの前提として。
妖精であるが為に死や生といったものの概念が希薄なチルノやヒューイといった妖精達は特に何かを感じている様子はなく。
むしろ、魔理沙を嫌悪している者達でそういった考えを持つ者達は、喜んでいる節もあった。
それに対し、咲夜は無言でキツい視線を送り……銀のナイフを投擲する。
無論、ある程度の理性は残っている為、当てる事はなく……しかし、脅しには十分となる程度に近い場所に刺さるようにである。

にとり「命に別状が無いなら安心だよ……うどんげもついてるんだよね?」
輝夜「ええ、あいつもあれで永琳の弟子だから……まあ、安心して頂戴。
   ただまあ……当然ながら、魔理沙はこれで大会には間に合わないわ」
早苗「それで、これからの予定はどうするんですか?」
輝夜「うん……とりあえず、魔理沙はこっちに戻ってき次第に幻想郷に帰すつもり。
   ここに置いておいても、良くなりはしないし……。
   永遠亭に移して、ゆっくり養生してもらうつもりよ」

永琳、それにうどんげはいないが……それでも永遠亭にはまだ幾多の因幡達がいる。
簡単な医療ならばその因幡達でも出来る為、永遠亭に移し治療に当てるとその永遠亭の主が言い。
これを聞いて、にとり達も納得をし安心をするのだが……。

751 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/21(木) 00:02:51 ID:???
霊夢「……じゃ、私も行くわ」
咲夜「そうね……サッカーなんてしている場合じゃないわ」
早苗「(咲夜さんも一緒というのは気がかりですが……)私も戻ります。 魔理沙さんが心配です」
妖夢「魔理沙が戻り次第、私達も一緒に戻りましょう」
反町「……へ?」

不意にそう言いながら、パイプ椅子から立ち上がったのは――4人の少女。
一瞬、反町が間抜けな声を上げながら声の方向へと視線を向ければ……。
魔理沙と仲たがいをしていた筈の霊夢に、先ほど静かにリグルに向けてナイフを投擲した咲夜。
それに、心底不安そうな表情を浮かべる早苗に、口を真一文字に結んだ真剣な表情を浮かべた妖夢。
魔理沙と縁深い者達、4人の人間(一部半分だけ)が、口々に魔理沙と共に幻想郷に戻るという意思を込めた言葉を吐いていた。

これには当然ながら反町を含め、殆どの者達が驚いていたのだが……。
しかし、輝夜だけはこの4人が言い出す可能性を考えていたのか、特に狼狽はせず。
ただ、思案をするかのように顎を撫でながら口を開く。

輝夜「……それは4人共、このチームを離脱して魔理沙の看病に当たるって事かしら?」
早苗「そうです。 ……許可、願えますよね?」
輝夜「………………」
反町「………………」

A.「ちょ、ちょっと待った! そんなに大量に抜けられちゃ大会が……」 ちょっと待ったをかける!
B.「そんなに大人数で行く事も無いでしょう?」 冷静に看病に当たる人数の過剰さを指摘する
C.「あんな奴の為にわざわざ看病する事なんか無いでしょう」 行く必要は無いと言い張る
D.「監督、行かせてあげましょう。 今はサッカーよりもそっちの方が大事です」 ここは行かせてあげようと提言する
E.「っていうか大会出てる場合じゃねぇ! 大会辞退して幻想郷に俺達も戻りましょう!」 そうだ、幻想郷に帰ろう
F.「………………」 ここは監督の判断に任せよう
G.その他 自由投票枠

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0ch BBS 2007-01-24