キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】

1 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/02/27(日) 23:00:48 ID:???
全幻想郷JrユースのFW、反町一樹が幻想郷・外の世界のサッカー界に旋風を巻き起こすというスレです。
この話はキャプテン森崎のパラレル作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
もしかしたら他のアニメや漫画、小説などからもキャラが出たりするかもしれませんがご了承下さい。

本編のように、選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。

【前スレ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1296050878/l50

[前スレのわかりやすいあらすじ。]
スウェーデンJrユース、サンパウロFCと並み居る強敵を撃破してきた幻想郷Jrユース。
合宿もラストスパートに入り、更に練習に励む中。
最後に現れた練習試合の相手は、魔界で修行し力をつけた新鋭チーム――命蓮寺ナムサンズ。
命蓮寺の代表・聖白蓮。過去の偉大なプレイヤー・博麗靈夢。そして、魔界の軽技師・佐野満。
彼らを中心としたチームに、果たして幻想郷Jrユースは打ち勝つ事が出来るのか!?

反町「きみは ゆくえふめいになっていた さの じゃないか!」
魔理沙「魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様魅魔様」
霊夢「私はババアを超えるぞJOJOー!」
佐野「ドリブル特化だがドリブルした瞬間エースに止められた。 な、なにを(ry」
リグル「得点も取って守備もして更にボールも運ぶ! エースに課せられる仕事は多い!」
パチュリー「リグル最高や! 他のFWなんていらんかったんや!!」
早苗「ゴールは絶対許早苗!」
星「これでも世界トップレベルのシュートなんですけどね……」
ナズーリン「メンチ乙」

ボス戦だけあって流石に強いぞ命蓮寺! 1点リードしているけど幻想郷Jrユースは勝てるのか!?
そんな幻想のポイズンも記念すべき50スレ目、これからもよろしくお願いします。

884 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 01:32:18 ID:???
エー?二人ともAなのー?

885 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/23(土) 01:52:54 ID:???
>★三杉「パスカットとかもやれたらいいね」→ クラブ9 ★
>★早田「パスで逃げられたら意味ねーしな」→ クラブA ★
>9+1+(マーク一致+5)=15=早田、パワーアップ。「カミソリタックル」発動率3/4!
>★三杉「君 も リ グ ル か」→ クラブ9 ★
>★次籐「翼ほどは狂ってないタイ」→ ハートA ★
>9+1=10=特に効果はなかった……。
=================================================================================
早田と次籐、全日本守りの要である2人が強化されれば、更に守備は磐石になる。
そして、森崎のウィークポイントを補強するのにも繋がる。
そう考えて開始された練習は……しかし、散々たる結果に終わった。

三杉「君達は……やる気があるのかい?」
早田「…………」
次籐「…………」

三杉のコーチングには問題は無かった。
むしろ、早田や次籐と同年代――まだ中学生という年齢から考えれば、大人顔負けのコーチをしていた。
しかし、対照的に練習をする当の本人達の動きはまるで芳しくなかった。
早田だけは、まだ辛うじて得意のカミソリタックルを発動させやすくなる動きの術を身に付けられたが……。
次籐に至っては、まるで成果というものを出せなかったのだ。
これには当然のように三杉も静かに怒気を2人に向け、早田と次籐は居心地悪そうに俯く。

三杉「……まぁ、いい。 君達の動きに精彩が無い理由は……概ね把握している。
   大方、反町と佐野のことだろう?」
早田「うっ……」
次籐「……そん通りタイ」
三杉「まったく……メンタルのケアくらい、自分でしたらどうだい?」

886 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/23(土) 01:54:01 ID:???
そう、この2人が精彩を欠く動きをしていた根本的な原因は……反町と佐野。
両者ともに、気がかりな存在が他所のチームにいたことである。
図星をさされた2人はギクリと表情を歪ませ、三杉は呆れたような表情を浮かべる。

早田「……俺ぁよ、どうしてもわかんねぇんだよ。
   反町がどうしてあんな風になっちまったのか。 ……本当に、訳がわかんねぇんだ」
三杉「それは僕だってわからない。 しかし、君は反町とそこまで親しかった訳ではないんだろう?」
早田「……ああ、別に親友って訳じゃなかったし、言ってみればただのルームメイトだ。
   でもよ、同じ部屋で数日間過ごした仲である事に変わりはねぇだろ?
   あいつは、あいつが消える前の日、悩んでたんだ。 それをもし聞いてやってれば……。
   もしかしたら反町がああなっちまわなかったんじゃねーかとか、思うんだよ」

早田誠は、反町の変化に理解が追いついていなかった。
そして、反町の変化に対して――心の底で、罪悪感を持っていた。
性格的には熱くなりやすく、義理と人情に厚い早田。
あの夜、反町が悩む言葉を流したりせず、しっかりと聞いてやっていれば……。
反町が変化する事もなければ、このチームで一緒に戦えていたかもしれない。
もしかしたら自分の選択が、彼の人生そのものを変えてしまったのではないか。
その思いはどうしても残ってしまい……ゆえに、悩む。反町のこの変化は、果たして本当に良かった事なのか……と。

三杉「……今更そんなことを言ったって仕方ない事だろう。
   それに、反町にとっては幻想郷にいった事はラッキーだったに違いないさ。
   もしもこのチームに残っていれば……間違いなく、日向の添え物が精々……。 いや、それすらも無理だったろうからね」
早田「それは……わかってるさ。 あいつが強くなったのは、あいつにとっては結果的に良かったんだろう。
   だがよ、どうして全日本に帰ってこないんだ? そんなのおかしいじゃねぇか!
   お前だってこうして戻ってきた。 力をつけて戻ってきたのに、あいつは戻ってこねぇ。
   あいつはこのまま幻想郷で骨を埋めるつもりなのか? そんな訳のわかんねぇ場所で、一生過ごすつもりなのかよ!?
   それがラッキーだとは……俺はおもわねぇぞ」

887 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/23(土) 01:55:22 ID:???
もしも反町が全日本に戻ってきてさえいれば、早田のこの悩みも幾分かは解消されていただろう。
だが、反町は幻想郷として――幻想郷の代表として戦う事を選んだ。
もしかしたら、反町が単純に全日本と戦いたかっただけなのかもしれない。
或いは、日向なんかとツートップを組むのが嫌で幻想郷を選んだだけなのかもしれない。
しかし――もしも反町が、この先もずっと幻想郷で生涯を過ごすというのなら――。
反町の人としての生は、正しかった道から大きく歪んでしまう事となる。

早田「日本に帰れば親もいりゃ兄弟もいる。 住み慣れた町だってあるだろうさ。
   そんなのを捨てて、訳わかんねぇ土地に……俺はあいつを放り出しちまったのかもしれねぇ……」
三杉「……君の言う事も、理解出来なくは無い。 だが……それを決めるのは、反町だ。
   それに、この大会が終われば――ひょっこり日本に帰って来る可能性もあるさ」
次籐「わいにしちゃ、楽観的な考え方じゃなかか?」
三杉「可能性の話をしているだけさ。 とにかく、早田……君が責任を感じる事ではないだろう。
   反町が幻想郷に行ったのは……そもそも君が原因じゃなく、迷惑な妖怪の仕業なのだしね。
   まあ、あまり気に病まない方がいい」
早田「……また妖怪かよ。 ったく、なんだよその妖怪ってのはよ……あー、もう! 訳がわかんねぇ!!」
三杉「いい加減慣れた方がいいよ、大会ではそんなのとやりあう事になるんだから」

頭を掻き毟りながら、いらだった様子で悪態をつく早田。
ため息交じりに三杉は宥めると……続いて次籐に視線を向け、問いかける。

三杉「それで……次籐は、佐野の現況についてかな? あれだけ大敗したのを心配してるって所か」
次籐「むぅ……そん通りタイ」

888 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/23(土) 01:56:49 ID:???
次籐の悩みとは、やはり自身の自慢の後輩――佐野満の事であった。
反町に呼び出されて幻想郷に行き、しかし、その場で即座にいらないと言われ。
八雲紫に利用価値を見出されて、サッカー初心者の集まりであった命蓮寺に預けられた佐野。
彼は幻想郷サッカー界の表舞台に立つ事なく、陰で力を蓄え続けて奮起の時を待った。
そして、いよいよ表舞台に飛び立つべく――と、練習試合を行い……無様に過ぎる程に負けた。
それはもう、手痛く負けた。惨めに負けた。大敗もいい所だった。スレタイが泣いていた。
そんな佐野を、次籐が気にしない道理は無いだろう。

次籐「はじめはワシも全日本ば戻ってこんかった佐野を叱ろうとおもっちょったが……。
   あん試合見た後じゃ、佐野に会うのも残酷タイ。
   ……何より、ワシも幻想郷の連中にはまるで歯が立たんかった。
   あん状況じゃ、あいつにかける声もなかか」
三杉「それで上の空になっていいという話にはならないけれどね……。
   ……次籐、君の言う事も理解は出来るさ。 だが、今はそんな事に気を取られては困る」
次籐「そんなこつじゃと!?」
三杉「ああ、そんなことだ。 彼を心配するなど、バカバカしいにも程がある」

三杉の冷たい言葉に思わず次籐はいきり立つが……しかし、三杉は涼しい顔を浮かべ更に続ける。

三杉「……君の知る佐野は大敗で心が折れる程にまで弱いのかい?」
次籐「むっ!?」
三杉「だとすれば、所詮はそこまでの人間だったという事だ。
   そうでないのならば、心配をする必要性は無い。 どちらにせよ、佐野を心配する意味は無いさ。 違うかい?」
早田「お前なぁ……励ますつもりならもうちょっとマシな言葉使えよ」
三杉「これは失礼」

889 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/23(土) 01:57:50 ID:???
三杉の言葉を聞いた次籐は、自分は佐野を信じていなかったのだろうかと自問自答をする。
――言われてみれば、佐野を信じていなかった。否、むしろ、次籐は今、自身の自信を失いかけていた。
オータムスカイズとの試合で何も出来ず、そして、幻想郷との試合で無様に負ける佐野を見て。
あんな者に勝てる筈が無いのだと……心の奥底で、そう思っていた。
それが、結果的に佐野を心配することへと繋がった――。
自分が落ち込んでいる以上、佐野も落ち込んでいるのだろうとどこかで思っていたのである。
しかし、果たして本当にそうだろうか……? 佐野は……恐らくは落ち込んだだろうが、しかし、心まで折れたのだろうか?
自分の知る佐野は、そこまで弱い人間だったか……違う、と、次籐は思う。

次籐「……ワシとしたことが、弱気になっちょったようタイ」

ボリボリと、早田とは違い無駄に力強く頭をかきながらそう呟く次籐。
それを見て三杉はふ、と笑い……ボールを片付け、宿舎内へと戻ろうとする。

三杉「さて、それじゃあ戻るとしようか……。
   悩みも晴れたところで練習、といきたいが……これ以上はオーバーワークになる」
早田「ああ……すまなかったな、三杉。 折角練習に付き合ってくれたのによ」
次籐「こん失態は、試合でチャラにするタイ」

890 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/23(土) 01:59:05 ID:???
早田「しっかしなぁ、三杉に慰められるとは思わなかったぜ……」
三杉「ふ……君達にいつまでも落ち込んでいてもらっては困るからね。
   君達は貴重な使えるDFなのだし。 石崎や高杉だったら、無視してるよ。
   というより、そもそも特訓に誘わない」
次籐「……はぁ、相変わらずじゃなわいは」
早田「一瞬でもいいやつかもなんて思った俺の心を返せ!」

こうして全日本Jrユース、大会前の最後の特訓は終了した。
その結果は散々なもの――望んでいた成果の、半分も満たせなかったと言える。
しかし、この日の特訓で……早田と次籐の迷いや悩みは、若干とはいえ晴れた。
そういう意味では、この特訓――。
大会前に主力選手である彼らの心の憂いが取れたという事は、大きな成果であった。

三杉「(やれやれ……果たして、これで幻想郷に通用するか……。
    先に彼らの話を聞くべきだったかもしれないな……そういう意味では、僕の失態でもあるか)」

だが、当然ながら三杉自身はこの結果に不満を抱いていたようだったそうな。

891 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/23(土) 02:00:11 ID:???
という訳で本日はひとまずここまでです。
折角必殺パスカットの名前とか考えたのに出番こなかったワロタw
明日はこの続きからです。早く試合に行きたいですが、もうちょっとお待ちを。
それでは、お疲れ様でしたー。

892 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 02:02:01 ID:???
シェイビング乙、いいセンスだ

893 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 02:05:12 ID:???
まこっちゃんは本当にいい人。お疲れ様でしたー

第三部あったらどうなるんだろうな
また幻想編なのか日本高校編なのか海外編なのか

894 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 02:06:43 ID:???
海外なら、やっぱりサンパウロなのかー?

895 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 02:08:30 ID:???
翼がサンパウロ
森崎がパルメイラス
日向と若島津がメキシコ
松山がリバプール
若林がハンブルガー

この中で選ぶならどこがいい?

896 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 02:08:30 ID:???
イタリア行ってナンデス虐めあるで

897 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 02:26:04 ID:???
ロリ天罰w

898 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 02:26:50 ID:???
世界中のGKを体育座りにするつもりかw

899 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 07:12:14 ID:???
スレタイが泣いていたわろたw


900 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 09:05:00 ID:???
言うな…w

901 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 12:07:57 ID:???
佐なんとかさんは犠牲になったのだ……

902 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 15:25:20 ID:???
いつか佐野になって反町と戦うシナリオが見たい
ポイズンさんの作戦で動くシュートの魔王に挑むなんてワクワクする

903 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 15:34:19 ID:???
ワクワクを通り越して怖いですw
シュート魔王超怖い超怖い

904 :森崎名無しさん:2011/04/23(土) 16:19:05 ID:???
なんか早田の言う事でビルマの竪琴思い出した
早田「反町ー、一緒に帰ろう!」

905 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/24(日) 00:56:15 ID:???
>>892
どうも、乙感謝です。

>>893-898
第三部は、一応構想自体は出来てますね。
ただ、実際にどうなるかは今後の展開によっても左右されたりすると思うので明確にどうこうなるとはまだ言えませんです。
そもそもやれるかどうかもまだわかりませんしね。

>>899-903
佐野が主人公として、反町を倒すシナリオを考えた事もありますが……。
やっぱり幻想のポイズンである以上は反町が主人公という前提を崩せませんので断念しましたね。
いつかお遊び企画としてやってみるのもいいかもしれません。
反町を相手に戦う恐ろしさがわかると思います。

906 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/24(日) 00:57:32 ID:???
こうして全日本の選手達が練習に励んでいた頃……もう1つの国もまた、同じように修練に取り組んでいた。
フランスJrユース――今大会の主催国である、このチームの宿舎において。
フランスJrユースの問題児にして、エースストライカー――ルイ=ナポレオンが。
全日本の日向と同じように、必殺シュートの完成に取り組んでいたのである。

ナポレオン「(悔しいがキャノンシュート程度じゃどの国にだって歯がたたねぇ!
       もっと強力な……威力の高いシュートが必要だ!!)」

血気盛んで頭に血が上りやすく、しばしば短気であると評される性格のナポレオン。
しかし、そんな彼も自身の実力と周囲の実力を比較するだけの冷静さは持ち合わせていた。
そんなかれは、偵察に向かった練習試合で見た、反町一樹の超威力のシュートにも驚きはしたが……。
命蓮寺の選手――寅丸星が放っていたシュートを、軽々と止めた幻想郷の正GK――東風谷早苗の存在にも危機感を抱いていた。
ただ見ただけでは確実にはわからないが……。
しかし……ナポレオンのキャノンシュートは、恐らくは星のレイディアントトレジャーよりも弱い。
そして、そんなシュートを、早苗は軽々と止めていた。
今のままでは、とてもではないが彼女から点を取れないと――そう危機感を抱いていたのである。

ナポレオン「うおおおおおおおおおおっ!!」

ギュンッ……ギュオオオオオオオオオオオオオッ!! バンッ!!

なんとしてでも、新必殺シュートを開発しなければならない――と、ナポレオンは練習に励む。
さとりとこいしが加入し、守備力が強化をされたフランス。
しかし、攻撃に関しては彼女達が加入する以前とまるで変わらない状況だったのだ。
中盤での守備にボール運びにと動き回らなければならないピエールの事を考えれば……。
点を取る為には……勝つ為には、ナポレオンの成長が必要不可欠なのである。

ナポレオン「はぁっ……はぁっ……」
こいし「ちょっとー、25cm〜。 今日は練習禁止の日でしょ〜? 何勝手にやってんのよ〜?」
ナポレオン「はぁっ……邪魔だ、あっち行ってろ」

907 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/24(日) 00:59:13 ID:???
何本ものシュートを撃ち、既に疲労困憊といった様子で肩で息をするナポレオン。
そんなナポレオンの近くまで、ナポレオンに勘付かれないままに移動し。
不意に声をかけたのは……このフランスに派遣をされた選手――ボランチの、古明地こいし。
不用意に声をかけられたというのに、ナポレオンはといえば既に慣れたのか表情一つ変えず。
ただ無愛想に練習の邪魔だとこいしを見ずに何とか息を整えながら再度練習に取り掛かろうとし……。
一方で注意をしたこいしはといえば、ナポレオンの反応を見てげんなりとした顔をしつつ……。
しかし、一転してにやりと楽しげな笑みを浮かべると、ナポレオンの肩をちょんちょんとつつく。

こいし「ねぇねぇ25cm」
ナポレオン「うるせぇな! 練習禁止なのはわかってんだよ!!
      これ以上邪魔するなら俺の25cmキャノン……を……?」

これを受け、短気なナポレオンは一発ヤってやろうかと険しい顔つきをしながら思い切り振り返り……。
そして、そこで見た。

こいし「1人で練習したって効率悪いって。 どうせならさ、皆でしない? ね、皆?」
ブラボー「ブラボーなこいしの判断! ブラボー……おお、ブラボー!!」
ジョルジュ「任せておけ、この私は練習においても大陸一な男だ」

ユニフォームに着替えた……どいつもこいつも情けなく、頼りない顔をしたチームメイト達。
そして、彼らの前に立ち、してやったりの顔を浮かべるこいしの姿を。

ナポレオン「……何やってんだ、お前ら? 今日は練習禁止日だぞ?」
こいし「だからそれをあんたが言わないの。 みーんなさ、ナポレオンの練習に付き合ってくれるって」
ナポレオン「はァ? 俺の練習に? ……そこのザルもか?」
アモロ「うぅ……れ、練習相手になるかどうかはわからないけど……。
    さとりさんが正GKになった以上、役に立つにはこういう裏方仕事くらいしかないから……。
    あ、でも出来ればあまり痛くしないで手加減してね?」
ブラボー「この私のブラボーなブロックも、練習相手に不足となるとは思えんが?」
ジョルジュ「私は大陸一上手くセンタリングを出せる男だ、心配するな」

908 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/24(日) 01:00:14 ID:???
思わずぽかんと口を開けながら並んだチームメイト達に問いかけるナポレオン。
それを聞いて、さとりが来た事によりサブキーパーへと落とされたアモロはぶるぶる震えながらも頷き……。
ユニフォームの上に何故か厚手のコートを着た男、ブラボーは不適な笑みを浮かべ肯定。
更に、自称・大陸一の男であるジョルジュはニヒルな笑みを浮かべる。

ナポレオン「……じゃあ、そっちにいる連中はなんなんだ?」
フェレーリ「他の皆が練習するってのに、自分だけ休んでるってのもアレだしな……」
ドゴール「こいしに付き合ってもらいながら、何とか大会でお前達の足を引っ張らないように出来るよう技でも覚えようと思って」
ベルジェル「何せ激戦区のDグループだからな……予選落ちなんてしたらフランスに住めなくなるし」
ルスト「ま、そういう事だ」

ナポレオンの更なる問いかけに答えたのは、ナポレオンの練習に特別付き合うという訳ではない選手達。
彼らがここにいた理由は、単純明快……。
ナポレオンの助力となる為に、練習に付き合う為に練習をしようとしていたのではなく。
大会で少しでも勝ちあがれる可能性を上げる為に、各々の力を上げようと純粋に練習をしに来ていたのである。

ボッシ「俺も……ナポレオンばかりに迷惑かけてられないから、少しは役に立てるように頑張るつもりだよ。
    ……ワントップにして守備に回して少しでも壁を増やした方がいいなんて言われたくないもんな」
ナポレオン「……へっ、しかし、いいのかよピエール? お前までこんな所にいて。 監督の命令違反だぜ?」
ピエール「………………」

ナポレオンとコンビを組む、ツートップの片割れ――ボッシがそう呟いた後。
ナポレオンはその言葉を鼻で笑いながら、挑発的に一番後方に立っていた男――。
このチームのキャプテン、エル=シド=ピエールに問いかけた。
ここまで一度も口を開かず、そして、無表情のまま一同の様子を見守っていたピエール。
規律を何よりも重んじ、命令違反など言語道断とする彼が、この勝手な自主練習を許すとは。
ナポレオンには到底思えなかったのだが……。

909 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/24(日) 01:01:54 ID:???
ピエール「……仕方ない事だ、と考える」
ナポレオン「……なにィ?」

意外にも、ピエールはこの練習を……渋々ではあるが認めるといった旨の発言をした。
これにはナポレオンも思わず眉を顰めて、懐疑的な視線を送り……。
他の者達も、精々見てみぬふり程度で済まされると考えていた予想が覆った事で一様に驚く。
だが、ピエールは相変わらず無表情のままで更に続ける。

ピエール「俺達が入ったDグループは……先ほどベルジェルが言ったように激戦区だ。
     5チームの中から決勝リーグへと上がれるのは、僅かに2チームのみ。
     先日の偵察で見た幻想郷はもとより、南米の強豪であるアルゼンチンにウルグアイ。
     欧州の猛者であるイタリア……いずれも一筋縄ではいかない相手ばかりだ。
     俺達が勝ち上がる為には……今からでも、僅かな時間だけでもいいから練習し……力をつけるしかあるまい」
ナポレオン「いいのかよ? 大会初日――つまり明日にゃ、もう試合が始まるんだぜ?
      今日練習をしてコンディションを崩してて勝てるか?」
ピエール「試合はやってみなければわからないが、不利になるのは間違いないだろうな。
     だが、俺達がが成長をしなければ、いずれにしろ不利なのは違いない」
ナポレオン「っていうより、俺達はもとよりこいつらの成長の方が問題だけどな」
アモロ「うう……」

ピエール、ナポレオン、こいし、さとりといった主力選手以外の選手達は――。
お世辞にも強いとは言えない、フランスJrユースの台所事情。
多少なりと危険な賭けになろうと、その主力選手以外の者達を鍛えなくては……。
どれだけピエールやナポレオンたちが強くなろうと、その穴を突かれて負けるのは明白と言える。
だからこそ、ピエールはこの禁止されたはずの練習も渋々ながら認めた。
彼らの成長こそが、フランスJrユース予選突破の鍵になるのだから。

910 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/24(日) 01:03:08 ID:???
ピエール「そういう事だ……わかったら、早く練習を始めよう。
     今はとにかく、一分一秒でも時間が惜しい」
ナポレオン「へいへい、わかりましたよキャプテン様。 おら、お前ら並べ。 蹴り込んでやる」
ブラボー「ブラボー……おお、ブラボー……」
アモロ「ひぃぃっ!」

手を叩き、早く練習を開始しようとピエールが告げると……。
ナポレオンはいきなり仕切りだしたピエールに悪態をつきつつ、アモロとブラボーをゴール前に立たせ……。
当然ながら、彼らにシュート練習を付き合ってもらう為である。

こいし「じゃ、ふぇっくんとぼーちゃんは私と一緒にしましょ」
ボッシ「お、おう!(ぼーちゃん?)」
フェレーリ「(俺、ふぇっくん?)」
ピエール「ルスト、ベルジェル、ドゴールは俺を相手に守備の練習だ。 いいな?」
ルスト「わかった!」

そして、残った者達はオフェンス組とディフェンス組に別れてこいしとピエールのコーチを受ける事となった。

ナポレオン「(完成させてやる、新シュート! 明日戦うイタリアのカティナチオを、俺が粉砕してやる!!)」
ピエール「(サトリ達が来てから、皆の動きは格段に良くなった。 だが、まだ足りない……。
      あと少し……あと少しだけでいいから、皆に力をつける事が出来れば……!)」
こいし「(お姉ちゃん、明日――いよいよ明日! 私達の力を知らしめる時が来たよ!!
     私達も総仕上げ頑張るから、お姉ちゃんも頑張ってね!)」

フェレーリとボッシを相手に、コーチを続けながら……古明地こいしは思いを馳せる。
今、この時も、あの意外にも動けるデブとともに練習をしているであろう最愛の姉の事を。
果たして最弱の国と言われたフランスJrユース……幻想郷でその地位を失墜させた古明地姉妹は。
大会にて、汚名を返上する事が出来るのかどうか……。

911 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/24(日) 01:04:28 ID:???
以上、判定も何もありませんが本日はここまでです。
それでは、お疲れ様でした。

912 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 01:06:05 ID:???
乙でしたー
他の国はこうして特訓している間に反町たちはスライド行進の練習かよ(笑)
主力がごっそり抜けたのに大丈夫かねw

913 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 02:41:59 ID:???
まともに強いのは反町、リグル、ヒューイ、パルスィ、パチュリーだけだもんな

914 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 02:47:58 ID:???
まあ個人的には負けてもいいやくらいの軽い気持ちだなあ。第三部が楽しみだw

915 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 11:29:02 ID:???
ポイズンスレは、やっぱりおもしれえw
いつも思うのが・・・脇役の魅力がすごい。
フランスや、軽業師に肩入れしてしまいそうな自分が怖いぜ。

916 :森崎名無しさん:2011/04/24(日) 20:43:32 ID:???
脇役といえば、そろそろ将来性のあるサンタナの出番かな?

917 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/25(月) 00:09:02 ID:???
>>912-913
どうも乙感謝です。
まあ主力が抜けても強いですからw (というか抜けて勝てないならこんな展開にしません)
反町の圧倒的強さを実感してください。

>>914
どうも。第三部はもしなるとしてもずっと先の事になるので、
それまで退屈な思いをさせてしまうかもしれませんがすみません。

>>915
ありがとうございます。あまり脇役を目立たせすぎるのもいけないのでしょうが、つい書きたくなっちゃうので。。。

>>916
次のサンタナさんのターンは雛さんが加入をしてからですね。
外伝の方はサクサクと展開をしていくつもりです。

918 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/25(月) 00:29:44 ID:???
こうしてフランスJrユースの面々が、大会を明日に控えた中、無理を承知で練習をしていた頃。
一方でそのフランスへと派遣された選手――古明地さとりはといえば。
同じく地獄へと落ちた、若き天才GK――若林源三とともに練習をしていた。

若林「いくぞ、さとり……はぁっ!!」

バシュッ……ギュオオオオオオオッ!!

とてもゴールキーパーとは思えない爆発的なキック力を生かし、思い切りシュートを蹴り放つ若林。
シュートを撃った場所はさとりの苦手としているペナルティエリア外。
そのシュートは、以前のさとりならば、まず間違いなく弾くのが精々といえたものだったが……。

キュッ……バッ!!

さとり「と め ま す ! !」

バシィィイイイッ!!

しかし、古明地さとりは横っ飛びで見事にそのシュートを止めて見せた。
しかも、ワンハンドキャッチという余裕を見せる止め方で。

さとり「ふぅ……ふぅ……。 ……ここまでにしましょう、明日はもう試合。
    これ以上の練習は、明日の試合に悪影響を出します」
若林「ふん……俺には出場できる目は無いというのに、よくそんな事が言えるな」
さとり「ふふ……源三君なら大丈夫、正GKに戻れますよ」
若林「簡単に言うな。 大会が始まれば、余程のことが無い限りGKの交代なんてものはない。
   全日本のB組は西ドイツくらいしか強敵がいない以上、しばらくは森崎の天下が安泰だ。忌々しい事にな」
さとり「……それでもきっと大丈夫です、きっとね」

919 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/25(月) 00:30:45 ID:???
額に流した汗をタオルで拭いつつ、今日の練習を切り上げようとするさとり。
それに対して、若林は若干不満そうな表情をしながらも頷き……。
2人は軽口を叩きあいながら、じっと互いを見やる。
巨漢の男に、見るからに華奢な女。
このフランスでの合宿の間、ほぼ毎日をともに過ごした地の底に落ちたキーパー。
この秘密の特訓も、大会前日のこの日が――とうとう最終日。
即ち、2人の別れの時という事となる。
自然、2人は軽口を叩きあいながらも……どこか不自然な沈黙に包まれる。

さとり「……源三君には、本当に感謝をしています。 貴方がいなければ、私はいつまでも立ち上がれなかった。
    ここまで私がやってこれたのも……源三君のお陰です」
若林「……何を今更言ってやがる。 お互いが得をする為だけの、共同練習だった筈だろう。
   感謝なんてするんじゃねぇよ」

不意にこの沈黙を破ったのは、さとりの方だった。
彼女はその顔に、僅かな笑みを浮かべながら若林への感謝を告げ……。
それを受けた若林は戸惑うようにうろたえながら、ぶっきらぼうに返答しそっぽを向く。
しかし、そんな若林の心情は……覚妖怪であるさとりにはよく聞こえていた。

さとり「……『俺の方こそ感謝している』ですか。 ふふ……」
若林「!! か、勝手に人の心を読むなと言ってるだろうが!」
さとり「そうは言われましても、私にとっては呼吸をするようなものですから……。
    ふふ……源三君は、もう少し素直になってもいいと思いますよ?」
若林「く、くそっ……これ以上からかうだけならもう帰るぞ!
   元々、俺とお前は敵同士なんだ! 大会が始まれば、そんな事も言えないくらいにボコボコにしてやるぜ!」
さとり「……そうですね。 お互いが優勝を目指す以上、私達は敵同士ですものね」

920 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/25(月) 00:31:45 ID:???
若林の心を読み、それをさらりと喋るさとりに……。
当の若林は顔を真っ赤にしながら怒りを露にし。
自身が持ってきていたスポーツバッグを引っつかみ、帰路につこうとする。
そんな若林の様子を見ていたさとりは……しかし、やはり微笑を湛えつつ、小さく、呟く。

さとり「……私はD組、幻想郷を筆頭に多数の強豪国に囲まれたグループ。
    はっきり言って、決勝に上がるのは至難の業でしょう」
若林「……ふん、今更、弱気にかられているのか?」
さとり「いえ、まさか。 むしろ、逆ですよ」

言いながら、さとりはキーパーグローブを外し……そっとゴールへと視線を向ける。
横は7.32メートル。縦は2.44メートル。
このゴールの大きさに比較をすれば、ほんの小さなボールを。
この大きくぽっかり口を空けたゴールへ入れるのが、サッカーの基本ルール。
さとりや若林の役割は、その小さな小さなボールをゴールに入れないよう……体を張って阻む事。
文字にしてみれば、なんとも途方に暮れるかのような話に思える。

さとり「何点も決められればザルと呼ばれ、疎まれ、蔑まれる。
    一度の失敗が取り返しのつかない事になり、どれだけ成功しても試合終了の笛が鳴るまでは安堵をする事はできない。
    ……一度は、心が読めるというだけでこのポジションを選んだ事を悔やみました。
    もっと華やかなFWやMFが良かったとも、思いました」
若林「………………」
さとり「でも……今は、逆に楽しみなんです。
    大会に出てくるあらゆるストライカーのシュートを止めて、驚く顔を見るのが」
若林「……それがGKの楽しみ、愉悦感というものだ」
さとり「ふふ……ただ、やはり少し怖くもあります。 また蔑まれる事になるのではないかと、不安にもなります……」

921 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/25(月) 00:32:54 ID:???
かつて反町の驚異的なシュート力の前に何も出来ず、ザルキーパーの烙印を押されたさとり。
そんな彼女は、やがてこのGKというサッカーをやる上で或いは一番損なのかもしれないポジションに嫌気がさしていたが……。
しかし、その思いも……若林とともに練習を繰り返し。
また、フランスJrユースのヘタながら努力を繰り返す面々を見る事で、前向きになっていった。
だが、染み付いたトラウマというものは、そう簡単に拭えるものではない。
眼前に迫る強烈なドライブ回転のかかったシュートに、それに為すすべなく吹き飛ばされる自分。
そして、スコアボード上に増えてゆく敵チームの点数に、観客達から聞こえる陰鬱なため息。
それらはさとりの心の奥深くにしっかりと根強くこびりつき、今尚、さとりを苦しめる。

自身の肩を抱き、小さく震えながらさとりは再び黙し……。
若林はさとりの気持ちがわかるのか、ただ無言でスポーツバッグを肩に下げながらさとりを見つめていたのだが……。

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★誰も得しないフラグ→! card★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→さとり「源三君……私に勇気を下さい……」 言いながらさとりは衣服を脱ぎ……若林の浮き球がアップ!!
ハート10以上→さとり「源三君……私に勇気を下さい……」 なんとさとりは目を瞑った!
ハート9以下→若林「大丈夫だ……今のお前なら、もう二度とザルとは呼ばれん」 若林がそっとさとりの手に自らの手を重ねたぞ!
クラブA→ハート10以上+松山「若林、今日は練習禁止だぞ! 何やってるんだ!」 真面目な松山君が連れ戻しに来ました。
それ以外→さとり「……ふふ、ごめんなさい。 やっぱり私は弱いですね……」 しばらくしたら落ち着いた!

922 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 00:33:24 ID:???
★誰も得しないフラグ→ ダイヤ10

923 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 00:35:23 ID:???
フラグバキバキ

924 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 00:35:49 ID:???
マーク違いでござる

925 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 00:58:27 ID:???
勇気を下さいぜひとも見たかった

926 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 01:00:16 ID:???
そしてKY松山も見たかったw

927 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/25(月) 01:06:06 ID:???
>★誰も得しないフラグ→ ダイヤ10 =さとり「……ふふ、ごめんなさい。 やっぱり私は弱いですね……」 しばらくしたら落ち着いた!★
=============================================================================================
このさとりの様子を見て、若林は何も出来なかった。
その手に触れる事も、優しい言葉をかける事も出来なかった。
しかし、その若林源三の思い――さとりの身を案じている思いだけは、さとりへと伝わっていた。
若林の不器用な思いは……さとりの能力によって、さとりにしっかり伝わっていたのである。

若林「さとり……俺は……」
さとり「……ふふ、ごめんなさい。 やっぱり私は弱いですね」
若林「……すまない」
さとり「何も言わなくても……わかっています、源三君。 わかっています。 ありがとう」

言葉少なに頭を垂れる若林に……さとりは柔らかな笑みを浮かべながら、礼を言った。
意地っぱりで高慢ではあるが、しかし、誰よりも愛と権力に飢える男。
少し手のかかる弟のように思える彼の思いが、純粋に嬉しかったから。
しかし、そのさとりの言葉にも……若林は素直に答えることは出来なかった。

若林「…………そろそろ、帰ろう。 いい加減にしないと、暗くなる」
さとり「そうですね。 では……次は……出来れば決勝で会える事を願って」
若林「……勿論だ」

古明地さとりと、若林源三。
悲運のゴールキーパーは、果たして大会で合間見える事が出来るのか。
そして、もしもそれが実現した時――勝利するのはどちらなのか。

答えを誰もしないまま――大会初日がやってくるのだった。

輝夜「はい、みんな! もっとサクサクぬるぬる動く! スライド歩行よ!!」
反町「(こんなことしてていいのかなぁ……)」

因みにこの頃、全幻想郷Jrユースはスライド歩行の練習をしていた。

928 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/25(月) 01:09:57 ID:???
>>923-924
わかばやしくんはまだちゅうがくせいなんだからおんなのことそんなことしちゃいけないんです。

>>925
JOKERが出ていればがんばりセービング!されるところでしたね……。

>>926
来生にしようか迷いましたが、こういう場合は松山の方がらしい気がします。

という訳でバヤシさんがフラグをバキバキに粉砕したところでここまで。
リア充は反町だけで十分だよ!(手汗的に考えて)
明日は残りでサンタナ外伝。新スレを立ててから、いよいよ大会開始といこうと思います。
よろしければスレタイを考えていただければ幸いです。
それでは、お疲れ様でした。

【】幻想のポイズン51【】

929 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 01:20:34 ID:???
【シュートの鬼】幻想のポイズン51【VS鬼】
【先手必勝】幻想のポイズン51【スタート勝負】

フラグバキバキ乙でしたー

930 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 01:38:34 ID:???
【ついに】幻想のポイズン51【開幕】
【特訓の】幻想のポイズン51【成果】
【それぞれの】幻想のポイズン51【晴れ舞台】

931 :森崎名無しさん:2011/04/25(月) 16:29:36 ID:???
【主力欠如で】幻想のポイズン51【予選リーグ】
【パンチの鬼】幻想のポイズン51【キックの鬼】

そういえば霊夢が帰る時異変云々言ってたけど、咲夜さんも異変解決しちゃうんだろうか

932 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 00:56:41 ID:???
【大会開始前にちょっと一息。 幻想のポイズン外伝、幻想の熱風】

サンタナ「むむ、き、貴様は!」
雛「…………」
サンタナ「えんがちょな神様!!」

このままではボナンザを含めても4人しかいないと思い悩むサンタナたちの前に現れた人物。
それは、妖怪の山に住まう厄神――鍵山雛だった。
その体の周囲に厄を溜め込んでしまうという性質上、人間と同じチームには存在できない雛。
ゆえに、彼女はMFとしてはかなりの実力を持つにも関わらず幻想郷Jrユースの合宿に召集されずいた。
彼女自身は、人と交われないのは既に慣れたことだと考えていたのだが……。
しかし、かといってこのまま何もせず時を過ごすだけではサッカーの腕が鈍るだけだと判断。
なんとか自身を入れてくれるチームを探そうとしていたところを、偶然にもサンタナたちと出会ったという訳である。

雛「妖精だけのチームという事でしたら……私も人間に迷惑をかける事は無いです。
  よろしければ、私を入れてくれませんでしょうか?」
リリーW「願ったりかなったりですよー! でもいいんですかー? 私達、はっきり言って弱小もいいとこですよー?」
リリーB「……代表落ちした地底の猫のチームに入っても良かったんじゃない?
     知らない仲でもなかったんだろうし」
雛「地底は私も所詮外様ですからね……勿論、お燐さんのことが嫌いという訳ではないのですが……。
  どうせさとりさんたちが帰って来るまで、他のチームに居候するのも悪くは無いかと思ったまでです」
サンタナ「ふふふ、まあいいわ! この私のモットーは来る者は拒まず、去る者は追わず!
     よし、これでボナンザを入れて5人! あとは妖精連中を集めるだけよ!!」
リリーB「だから……それはただの猿のおもちゃ……」

妖精相手にも物腰柔らかな雛の、チームへの加入を望む声を聞き。
サンタナたちはありがたい申し出だとばかりに、即座に雛をチームへと引き入れる。
その後、サンタナたちは自身らのツテで暇そうにしていた妖精たちを集め……。
これでどうにかこうにかサッカーをするには不自由をしない程度の人数を確保する事に成功する。

933 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 00:57:41 ID:???
サンタナ「よっしゃ、後は試合をするだけね!」
雛「その前に私達の今の能力を確認しておく方がよいのでは?
  自身らの力量を知らなければ、どこと試合を組むかも決めにくいでしょう」
リリーW「賛成ですよ〜。 それじゃあ、私達の実力を数字にして書いてみるですよ〜」

名前    ド パ シ タ カ ブ せ 高低 ガッツ 総合 才
サンタナ  45 45 46 45 43 45 43 1/1  770/770 312  0
リリーB  48 45 48 46 44 43 43 1/3  630/630 317  0 パンチング52 キャッチ50
リリーW  47 48 46 45 46 43 43 3/1  620/620 317  0 パンチング52 キャッチ50
雛     46 49 46 46 49 46 46 2/2  750/750 328  0
ボナンザ               0 0/0  200/200    0 パンチング0 キャッチ50
妖精    42 42 42 42 42 42 42 1/1  500/500 294  0

   サンタナ
強引なドリブル(1/4でドリブル力+2、吹っ飛び係数2)
ローリングヘッド(高シュート力+5)消費ガッツ250
フェアリーワルツ(パス力+3で高速ワンツー、要妖精1・ヒューイ)消費ガッツ100×3
ゴールデントライアングル(空シュート力+6、要妖精1・ヒューイ)消費ガッツ200×3
息の合った囲みプレイ(1/2でタックル力+3、要妖精1・ヒューイ)
スキル・強気な妖精(自身より総合値14以上の選手と対戦する場合全能力+2)
スキル・フェアリートラップ(ワンツーが零れ球で失敗した際、もう一度敵と競り合い判定)


934 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 00:58:53 ID:???
   リリーW
丁寧なドリブル(1/4でドリブル力+2)
レインボーパス(パス力+3)消費ガッツ80
リーサルツイン(空シュート力+10)消費ガッツ250×2 要リリーB
分身セービング(キャッチ力+4)消費ガッツ150

   リリーB
リーサルツイン(高低シュート力+10)消費ガッツ250×2 要リリーW
春の風(1/2でタックル力+3)
分身セービング(キャッチ力+4)消費ガッツ180
フラグ・ドリブル・シュート・パス

   雛
バッドフォーチュン(パス力+2)消費ガッツ60
厄神様のバイオリズム(パス力+3)消費ガッツ80
ミスフォーチュンズホイール(高シュート力+4)消費ガッツ200
ブロークンアミュレット(1/2でパスカット力+2)
スキル・厄神(判定に出たクラブの数だけ+1の補正を受ける)

   ボナンザ
キャッチする気満々(キャッチ時、1/4でキャッチ力+3)

935 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 01:00:12 ID:???
サンタナ「ふむふむ……何よ! 妖精ども鬼のように弱いわね!!」
リリーW「(……いや、というより……サンタナが予想以上に弱かったですよー)」
リリーB「(私達に負けてるとか……駄目すぎる……。 それに比べて厄神の頼れる事頼れること……って……)
     ……なんでボナンザがここにいるのよ」
サンタナ「何よ! ボナンザのやる気を無碍に出来ないでしょ!?
     見なさいよこのボナンザのボールをキャッチする気満々の表情を!」
ボナンザ「…………」 シャンシャンシャン
サンタナ「ナイスガッツ! ボナンザ!!」
雛「……もう、好きにさせてあげてはどうですか?」
リリーW「……わかったですよー」

完全なる置物であるボナンザだが……。
しかし、一応ゴール前においておけば時々ならボールをキャッチしてくれるかもしれない。電池の続く限りは。
とにかく、サンタナの強引な説得で渋々リリー達はボナンザを控えGKと認め。
さて、実力を確認したところでどこと試合をしようかと考え始める。

リリーB「……そもそも、練習試合に付き合ってくれるチームってどこがある?」

にゅにゅにゅっ

紫「話は聞かせてもらったわ! 練習試合に付き合ってくれるチームなら、私が見つけましょう!」

ババァーン!!

サンタナ「げぇっ、スキマ!?」

936 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 01:01:37 ID:???
そんな折、不意にサンタナたちの前に現れたのは……神出鬼没のスキマ妖怪、八雲紫。
何故自分達のような木っ端妖精たちの前に現れたのかと、一同は目を丸くして驚くが……。
紫はどこかつまらなさそうな表情を浮かべ、ぐちぐちと愚痴を吐き始める。

紫「いやね、本当なら私も今頃はこんな所にいないのよ。 本当なら、今頃は幻想郷Jrユースの監督やってるのよ。
  だけどねぇ、判定でまさかの永遠亭のお姫様が監督になる事になっちゃったからあら大変。私、暇で暇で仕方ないのよ」
リリーW「(そんな大事な事を判定にするから悪いと思いますよー……)」
リリーB「(……でもぶっちゃけ中の人はそのお姫様の方を書きたかったらしいから結果オーライっぽいわよね)」
サンタナ「だから私達に付き合ってくれるの?」
紫「その通り。 もう私の仕事も半分以上済んだようなものだし、練習試合なんかは私がセッティングしてあげるわよ」

監督業を二流キーパーに取られたと嘆く紫。
しかし、そんな彼女の立ち直りはあまりにも早く――。
やるはずの仕事が無くなったのだから、その分遊ぶ時間に回せばいいやという考えに至り。
暇つぶしとばかりにサンタナたちのチームが試合を組むのを手伝ってくれるという。

雛「そんなに暇なら紫さんも私達のチームに入ってくれれば……」
紫「それは無理。 入ってほしければどっかの判定でJOKER出しなさい」
リリーW「無茶苦茶ですよ〜……」
サンタナ「まあいいわ、GKならもうボナンザいるし。 それより、どんなとこと戦えるのか教えてよ」
紫「はいはい、それじゃあ今からリストを渡すからこれを見て決めてね」

外伝だからといって好き放題にメタ発言をしながら、紫はスキマの中から一枚の書類を出し。
サンタナへと手渡すと……サンタナはリリーや雛とともに、食い入るようにその紙を見る。

937 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 01:02:44 ID:???
1.騒霊楽団…ご存知トリオプレイと空中サッカーが得意なプリズムリバー三姉妹を中心にしたチーム。
       ミスティアも加入しており、攻撃力は中々。代表選考に落ちたといっても侮れない。
       合体技で多大にガッツを消費するのが弱点。
       難易度:やや弱め。 主力選手:ルナサ・メルラン・リリカ・ミスティア

2.ヴワルキャッツ・予備軍…紅魔勢の中で唯一選考に落ちた小悪魔が主力のチーム。
              しかし、最近野良妖怪を仕込んで攻撃力だけならそこそこあるチームになった。
              難易度:弱め。 主力選手:小悪魔・???

3.地霊殿アニマルソルジャーズ…代表選考に落ちたお燐が地霊殿の仲間達を集めて作ったチーム。
                アニマルソルジャーズとあるが、アーマータイガーもいる。
                攻守バランスのよいチーム。
                難易度:強め。 主力選手:お燐・アニマルソルジャー・アーマータイガー・火燐

4.人里Z戦士ズ…人里の守護者、慧音と人里に住まう人間達で作られたチーム。
         攻守バランスがよく、特に守備は慧音がいるために非常に堅牢。
         難易度:強め。 主力選手:慧音・クリリン・天津飯・ヤムチャ・餃子

5.酒商店ベジータ…ツンデレでお馴染みの店長がいるチーム。
          戦闘力は随一だが、守備はハゲ頭頼みなのでやや不安。
          難易度:強め。 主力選手:ベジータ・カカロット・ラディッツ・ナッパ

938 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 01:03:56 ID:???
6.パワフル高校…外の世界の高校サッカー部。攻撃力は凄まじく、俊足ウイングの突破力。
         エースストライカーのパワフルな得点力は筆舌に尽くし難いものがある。だが、キャプテンは地味。
         難易度:とても強い。 主力選手:???

7.聖タチバナ学園…外の世界の高校サッカー部。幻想郷と同じく女性選手がいるのが特徴。
          全てのポジションに主力級選手がいて厄介。
          難易度:とても強い。 主力選手:???

8.帝王実業高校…外の世界の高校サッカー部。ズバ抜けた能力を持つ絶対的エースを軸としたチーム。
         攻撃力は高いが、守備は若干弱め。それでも弱点という程ではないが……。
         難易度:やたらと強い。 主力選手:???

9.徐州高校…外の世界の高校(?)。バカだけどとても強いエースを軸としたチーム。
       しかし、やっぱり守備が弱点。ボランチを抜ければ後はどうとでもなるが、そのボランチも強い。
       難易度:やたらと強い。 主力選手:???

939 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 01:04:59 ID:???
サンタナ「…………殆どのチームが攻撃力過多とかそういう書かれ方ばっかじゃん。 ボナンザ過労死しちゃうよ」
リリーW「というかそれよりも……6と7と8と9は、外の世界まで行くんですかー?」
リリーB「……そんなことしていいの?」
紫「私が許す。 大丈夫だ、問題ない」
リリーW「っていうかこの6〜8のチーム……ただ単に出したいから出しただけですよー?
     汚いなスキマ。 流石汚い」
リリーB「っていうか一番浮いてる9も多分そう……汚いなスキマ。流石汚い」
紫「いいじゃない、外伝だもの。 ゆかり」
雛「……まあ6〜9は選ばないでしょうけれどね。 とても強いといわれてますし」

リストに載った名前の中から、明らかに浮いている名前を指摘するリリー達に……。
しかし、紫は笑みを浮かべたままのらりくらりとかわす。

紫「本当は10.呉高校とか入れたかったのよ? よく自重したと自分で自分を褒めてやりたいところだわ」
リリーW「そんなことしてる暇あったらフリーザ百貨店とか出した方がいいんじゃないですかー?」
紫「あそこは強すぎてどうあがいても負けだから無しよ。
  さ、それでどうするの?」
サンタナ「むむむ……」

940 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 01:06:05 ID:???
A.騒霊楽団
B.ヴワルキャッツ・予備軍
C.地霊殿アニマルソルジャーズ
D.人里Z戦士ズ
E.酒商店ベジータ
F.パワフル高校
G.聖タチバナ学園
H.帝王実業高校
I.徐州高校

先に「2」票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

>>934でリリーWとリリーBの分身セービングの消費ガッツが違いますが、正しいのは消費ガッツ150です。
リリーBの方は記載ミスでした。訂正しておきます。

941 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 01:06:35 ID:jh9uF+MM
A まずは手頃なところから

942 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 01:06:57 ID:eW+J46M+
A

943 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 01:30:55 ID:???
パワプロきた

944 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 01:32:02 ID:???
>A.騒霊楽団
===========================================================
サンタナ「よくわからんがAが一番弱そうだからAを選ぶわ!」
紫「(本当はBが一番弱いんだけどなぁ……)まぁいいわ、それじゃあ騒霊楽団と試合をしましょうか。
  明日、またここに来て頂戴。 騒霊楽団には私から話を伝えておくわ」
サンタナ「サンキュー、スキマ!」
リリーW「久しぶりの試合ですよー! しかもスタメンですよー(多分)!!」
雛「頑張りましょうね……私も精一杯、助力をさせていただきます」
リリーB「(一番強いのに謙虚だなぁ……)」

こうして騒霊楽団と練習試合をする事に決め、紫はスキマを通ってどこかへと消えさってしまった。
そして、翌日。

ルナサ「……今日は、よろしく、頼む」
メルラン「あははははは〜!! 一緒にサッカーをして私もハッピー、あなたもハッピー!!
     楽しくシュートを打ち合いましょうね〜!!」
ミスティア「やった! 何スレぶりくらいの出番だろ!?
      リグルは当然の事、ルーミアやチルノも結構出番あるのにどうして私だけこうなった!!」
リリカ「みんなテンション高いなぁ……まぁいいや、適当にやろうね。 適当に」

サンタナたちが昨日集まったコートには、紫が呼び寄せた騒霊楽団の面々が集まっていたのだった。

リリーW「凄くテンポ早いですよ〜」
ルナサ「音楽にも、テンポは必要……今は、地の文多くしたりするよりも、もっとテンポ良く進める時……」
サンタナ「よくわからないけど、早く試合が出来るってのはいいわね! うん、いいわ!
     それじゃ、早速作戦会議タイムをしてから試合始めましょう!!」
ルナサ「試合時間は30分ハーフで頼むよ……」
サンタナ「オッケー!!」

945 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 01:33:22 ID:???
〜 サンタナと愉快な仲間達 作戦会議中 〜

サンタナ「よし、みんなきけ! 我らがサンタナと愉快な仲間達の初戦がいよいよ始まるわ!
     相手は一度オータムスカイズを破っている騒霊楽団よ! 油断は出来ない!」
リリーW「(なんか勝手にチームの名前をつけられてるですよー……)」
リリーB「(……もう好きにさせよう)」

肩にキャプテンマークをつけたサンタナが号令をかけると、リリー達はため息を吐きつつ……。
それでも、ここはキャプテンに従っておくべきだろうと前を向く。
因みにどうしてサンタナがキャプテンになったのかというと、リリー達は元々どちらも前に立つような性分ではなく。
雛は外様である事を理由に辞退をした為、自然とサンタナしかキャプテンになれるような人材がいなかった為である。

サンタナ「それじゃあまず相手のフォーメーションを確認しておくわよ」

−J−H− Jメルラン Hミスティア
−−−−− 
−−I−− Iルナサ 
G−−−F
−−E−− 
−−A−− Aリリカ 
C−D−B 
−−@−− 

※記入の無い所は名無し選手。

雛「4−4−2……リリカさんは前目の位置、リベロのポジションですね」
サンタナ「うん。 でもまあ、あいつパスカット弱いからパスで攻めりゃ楽勝だわ。
     えんがちょ神様の出番よ!」
雛「はい、わかってます」
リリーW「(えんがちょえんがちょ失礼……ああでも、事実だからそうでもないですよー……?)」

946 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 01:34:55 ID:???
大人しい雛に対し、割と失礼っぽい発言をするサンタナにハラハラするリリーW。
しかし、サンタナはそんなリリーWの心配を他所に更に言葉を続ける。

サンタナ「で、中盤はやっぱ長女のパスが怖いわよね。 これはちょっと止めにくいし。
     前の奴らがトラップしたらすぐ囲んで止めるって事で。 わかった妖精ズ!」
妖精「おー!」「任せろ!」「覚醒したら名前つけに芋様くるん…?」
リリーB「(でもツートップはダイレクトシュート得意だしなぁ……だから問題は……)
     サンタナ、キーパーは誰にするの?」
サンタナ「ん?」

サンタナの声を聞いて一様に返事をする妖精たち。
それを身ながらリリーBは挙手をすると、サンタナに今日の試合のキーパーは誰にするのかと聞く。

リリーB「私にするのか、ホワイトにするのか。 それとも猿のおもちゃにするのか。
     それがわかっていないと、フォメーションは決められないわ」
サンタナ「そっか。 そういやそうね……」
リリーW「私がキーパーになればパサーは減りますよー。 ブラックがキーパーになればFWがいなくなりますよー。
     ボナンザは……いろんな意味で不安ですよー?」
雛「でもボナンザくんを入れれば、リリーさんたちもフィールダーで出場出来ますからね……」
リリーW「(えっ、ボナンザって男の子だったんですよー?)」
サンタナ「うーん、そだなー。 今日のキーパーは……」

A.パサーは雛がいるからそれで十分。リリーWにする
B.得点力は私だけで十分。リリーBにする
C.ボナンザのやる気満々ぶりに期待しよう。ボナンザにする

先に「2」票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

947 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 01:35:44 ID:jh9uF+MM


948 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 01:39:35 ID:ZLg8zoBc
C

949 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 01:41:47 ID:???
>>943
なんだかんだ言われてますが13は好きです。聖タチバナ学園編が。精神友情タッグが。

キーパーがボナンザに決まったところで本日はひとまずここまで。
因みに外伝ではザコ妖精の覚醒は無しにしようと思います。
それでは、お疲れ様でしたー。

950 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 02:02:31 ID:???
今はっきりわかったポイズンさんは紳士だと!
いつか選んで校歌ききたいもんです乙でしたー

951 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 06:39:04 ID:???
なんでサンタナは弱体化してるんですか?

952 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 10:00:52 ID:???
ボナンザ、キャッチ50とか吹くわ(笑)

953 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 12:47:20 ID:???
ボナンザが意外と強いwww

954 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 15:36:44 ID:???
>>950
乙感謝です。はい、紳士ですね。聖ちゃんのおはぎ食べたい。

>>951
理由としてはサンタナのスキルの強力さ故。
また、この外伝では試合に勝利するたびにサンタナを強化する事が出来るので、初期の強さを低くしました。
ガンガン試合に勝って成長させてあげてください。

>>952-953
キャッチだけならそこそこ出来ます。ただし、ガッツがべらぼうに低いので吹き飛ばされると壊れます。

>C.ボナンザのやる気満々ぶりに期待しよう。ボナンザにする
=============================================================
サンタナ「当然、ボナンザのやる気満々ぶりを買ってキーパーはボナンザよ! 頼んだわよ、ボナンザ!!」
ボナンザ「…………」 シャンシャンシャン
リリーB「(不安だわ……)」

猿のおもちゃにゴールマウスを任せるというのはあまりにも不安であるが……。
しかし、キャプテンの言う事なのだから仕方ないと一同は納得するのだった。

リリーW「それじゃあキーパーはボナンザに任せるとして……フォーメーションはどうするですよ?」
雛「それなら既に考えてます。 こんな形でどうでしょうか?」

955 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 15:37:48 ID:???
−J−H− JリリーB
−−−−− 
−G−I− GリリーW Iサンタナ
E−−−F 
−−D−− D雛
−−−−− 
C−A−B 
−−@−− @ボナンザ

※名前の書かれて無い番号は全て名無し妖精。

リリーB「3−5−2……中盤重視の布陣?」
雛「というより、今の私達の実力やポジション適正を考えるとこれしか取れるフォーメーションは無いと思います」
サンタナ「お、ちゃんと私もおふぇんしぶみっどふぃるだーだ」
雛「どうです、サンタナさん? 今日の試合の布陣はこれでいいですか?」
サンタナ「んー、そうねぇ……」

A.うむ!(この布陣で試合に臨む)
B.いかん!(フォーメーションを変える)

先に「2」票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

956 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 15:39:45 ID:AuEbwZNk


957 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 15:40:28 ID:/tahaPCs

まあ、強気な妖精があるからねー

958 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 15:55:07 ID:???
>A.うむ!(この布陣で試合に臨む)
=================================================================
サンタナ「色々考えると頭痛くなるしこれでいいわ! よし、これでいくわよ!!」

こうしてなんともスムーズにスタメンとフォーメーションを決め。
サンタナたちはサクサクと試合を始める為にフィールドへと向かう。
そして、騒霊楽団の面々と改めて挨拶をすると……。
早速サンタナは騒霊楽団キャプテンのルナサと共にコイントスをする事となる。

サンタナ「サンタナと愉快な仲間達の初陣! なんとしても勝利で飾るわよ!!」
ルナサ「我々も……そうそう簡単に負けられないからね……全力でいかせてもらうよ……」

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★コイントス→! card★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→しっとマスク「ワシも仲間にいれてくれー!!」 >>937にも名前が無くて幻想郷代表にも呼ばれなかった変態がやってきた!
ダイヤ・ハート→サンタナと愉快な仲間達ボール!
スペード・クラブ→騒霊楽団ボール!

959 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 15:56:32 ID:???
★コイントス→ スペード9

960 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 16:04:44 ID:???
>★コイントス→ スペード9 =騒霊楽団ボール!★
========================================================================
コイントスの結果、ボールを得たのは騒霊楽団。
その後、サンタナは陣地を選び、両チームの選手達が配置についたところで……。

ピピィーッ!! バムッ!!

ルナサ「まずは……ミスティア、頼む」
ミスティア「はいはいはい〜、っと!」

審判の笛が鳴り響き、サンタナ達が心待ちにしていた試合が開始される。
瞬間、ボールを持ったルナサはミスティアへとパス。
ミスティアはそのまま一気に中央を切り込もうとドリブルを開始する。

リリーB「……いきなり中央突破。 無謀……」
妖精H「ヒャア、我慢できねぇ! ボールをよこせぇ!!」
ミスティア「無謀かどうか試してみる?」

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★ミスティア→ ! cardドリブル 47 +(カードの数値)=
 リリーB→ ! cardタックル 46 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
 妖精H→ ! cardタックル 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ミスティアが中央を突破! 更に深くまで切り込もうとする!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(メルランがフォロー)(ルナサがフォロー)(サンタナがフォロー)
≦−2→サンタナチームボールに。
【補正・備考】
ミスティア:ダイヤで「梟の夜鳴声(+4)」、ハートで「鳥目ドリブル(+2)」
リリーB:ダイヤかハートで「春の風(+3)」

961 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 16:18:59 ID:???
★ミスティア→  クラブ5 ドリブル 47 +(カードの数値)=
 リリーB→  ハートK タックル 46 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
 妖精H→  クラブJ タックル 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★

962 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 16:28:10 ID:???
>★ミスティア→  クラブ5 ドリブル 47 +(カードの数値)=52
> リリーB→  ハートK タックル 46 +(カードの数値)+(人数差補正+1)+(春の風+3)=63
> 妖精H→  クラブJ タックル 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=54★
>≦−2→サンタナチームボールに。
>※リリーBがKを出して勝利したので覚醒フラグ取得。更にタックルフラグ取得。
===============================================================================
ミスティア「私は昔、オータムスカイズとの練習試合で凄いドリブル覚醒を連発した女!!
      そんな私があなた達に……」
リリーB「その時私はまだオータムスカイズにいなかったけど……この程度のドリブルなら、止められるわよ!」
ミスティア「なにィ!?」

かつてオータムスカイズとの練習試合で、そのドリブラーとしての才能を開花させたミスティア。
しかし、そのドリブルも……やはりあくまでも弱小レベルではトップクラスという程度の性能でしかなく。
パルスィや霊夢、永琳といった幻想郷の名だたるドリブラーのそれに比べればあまりにもお粗末なものであった。
ゆえに、気合を入れたリリーブラックの鋭いスライディングタックルの前にはなす術もなくボールを奪われてしまい……。
リリーBは持ったボールを即座に後ろにいたリリーWへと預けると、そのまま前線へと向かい始める。

リリーW「ブラック、凄いですよ〜!」
サンタナ「早速こっちボールね! よーし、それじゃあそのボールは……」

A.「一気に縦パスでリリーBに渡しなさい! 中盤抜けばあいつらはスカスカよ!」
B.「そのままホワイトが持って上がっちゃえ!」
C.「私だ! 私に持って来い!!」
D.「一旦後ろの雛に戻すのよ! 落ち着いてゲームを組み立て……とかなんとか!!」
E.その他 自由投票枠

先に「2」票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

963 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 16:32:27 ID:dI0eHllA


964 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 17:10:42 ID:AuEbwZNk


965 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 17:41:20 ID:???
>D.「一旦後ろの雛に戻すのよ! 落ち着いてゲームを組み立て……とかなんとか!!」
===================================================================================
リリーW「(あれ? 突撃とか言わないですよー? まあ、妥当な判断ですから従っておくですよー)
     それっ、頼みますよ〜!」
雛「頼まれます……」

猪突猛進という言葉がよく似合うサンタナの、バックパスの指示に一瞬リリーWは戸惑い……。
しかし、ここは素直に言う事を聞いておくべきだろうと判断し雛へとバックパス。
そして、雛はボールを持つとサンタナ達が上がるまでの時間をボールキープに徹し……。
やがて騒霊楽団前線メンバーが雛に追いつく寸前に、一気に前へとパスを出そうとする。

メルラン「あははははは〜! ここでボールをもらえたらシュートしていいかな〜!?」
ルナサ「(……合体技を使いすぎると体力が最後まで持たなくなる。 ここは普通にパスカットだ)」
雛「……いきます!」

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★雛→ ! card厄神様のバイオリズム 52 +(カードの数値)=
 メルラン→ ! cardパスカット 45 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
 ルナサ→ ! cardパスカット 46 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→雛のパスがサンタナに通る! しかし、即座に妖精Eがプレスに来るぞ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(味方妖精Fがフォロー)
(味方妖精Fと敵妖精Gで競り合い)(敵妖精Gがフォロー)
≦−2→騒霊楽団ボールに。

966 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 17:46:40 ID:???
★雛→  ダイヤ4 厄神様のバイオリズム 52 +(カードの数値)=
 メルラン→  ダイヤ9 パスカット 45 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
 ルナサ→  ハート8 パスカット 46 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★
不和がないチームはいいのう……(しみじみ)

967 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 17:55:48 ID:???
>★雛→  ダイヤ4 厄神様のバイオリズム 52 +(カードの数値)=56
> メルラン→  ダイヤ9 パスカット 45 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=55
> ルナサ→  ハート8 パスカット 46 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=55★
>=1→ボールはこぼれ球に。味方妖精Fがフォロー
============================================================================
ギュルルルルッ!!

メルラン「えーいっ!」

ぷるるんっ チィッ!!

雛「くっ……そんな……!」
ルナサ「ギリギリギリギリ……」

雛の放ったパスは大きく空中で変化をしつつサンタナの方へと向かったのだが……。
しかし、パスカットに飛んだメルランのたわわな胸に当たりコースを変える。
右サイドへと流れたボールは、それでも何とかサンタナチームの妖精Fがフォロー。
そのまま攻撃を再開とばかりに、妖精Fは中央のサンタナにボールを送るのだが……。
そのサンタナには、ボランチの妖精Eとリベロのリリカが即座にプレスをかける。

リリカ「はいはいはい、ここで通行止めよ……っと」
妖精E「それでもリリカなら……リリカならきっとタックル決めてくれる……!」
サンタナ「ここを抜けばスーパーチャンス! よし、いくわよ!!」

968 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 17:56:51 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★サンタナ→ ! cardドリブル 45 +(カードの数値)=
 リリカ→ ! cardタックル 47 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
 妖精E→ ! cardタックル 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→サンタナがドリブル突破! シュートチャンスだ!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(リリーWがフォロー)(味方妖精Hがフォロー)(敵妖精Cがフォロー)
≦−2→騒霊楽団ボールに。

【補正・備考】
サンタナ:ダイヤで「強引なドリブル(+2&吹っ飛び係数2)」
リリカ:ダイヤかハートで「ファツィオーリ冥奏(+2)」
    スキル・「狡猾な三女」により、敵とマークが一致して敵の数字が高い場合、カードの数字を交換。

969 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 17:59:19 ID:???
★サンタナ→  スペード8 ドリブル 45 +(カードの数値)=
 リリカ→  ハート8 タックル 47 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
 妖精E→  ハートJ タックル 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★

970 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 18:09:46 ID:???
>★サンタナ→  スペード8 ドリブル 45 +(カードの数値)=53
> リリカ→  ハート8 タックル 47 +(カードの数値)+(人数差補正+1)+(ファツィオーリ冥奏+2)=58
> 妖精E→  ハートJ タックル 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=54★
>≦−2→騒霊楽団ボールに。
===================================================================================
サンタナ「うりゃーっ!」
リリカ「うーん……これくらいなら、ま、なんとかなるかなー」
サンタナ「ぐえーっ!」

妖精としては破格の能力を持つサンタナも、しかし、リリカの鋭いタックルをかわす事は出来なかった。
強烈なスライディングタックルでボールを奪い取ったリリカは、そのまま一気にボールを前に送ろうと。
すぐさま立ち上がり、腹ばいになって倒れるサンタナを尻目にパスを出そうとするのだが……。

リリーW「ここでパスカットしてシュートにいくですよー!」
リリカ「うげー……通してくんないかなー?」

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★リリカ→ ! card 46 +(カードの数値)=
 リリーW→ ! cardパスカット 46 +(カードの数値)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→リリカのパスがミスティアに通る! ミスティア、再びドリブルで中央突破!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(敵F番がフォロー)(味方E番と敵F番で競り合い)(味方E番がフォロー)
≦−2→サンタナチームボールに。

971 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 18:12:00 ID:???
★リリカ→  スペードQ  46 +(カードの数値)=
 リリーW→  ハート3 パスカット 46 +(カードの数値)=★

972 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 18:24:04 ID:???
>★リリカ→  スペードQ  46 +(カードの数値)=58
> リリーW→  ハート3 パスカット 46 +(カードの数値)=49★
>≧2→リリカのパスがミスティアに通る! ミスティア、再びドリブルで中央突破!
==============================================================================
バシュウッ!

リリカ「今日の私は絶好調〜♪」
リリーW「あうあう……」

カットに向かうリリーWが触れられない程に早く、リリカは素早くパスを出し。
これは前線にいたミスティアがトラップ。
そして、キックオフ直後と同様、そのまま一気に中央突破を仕掛け始めるのだが……。
これを止める為にと、ボランチの雛は左サイドの妖精Eを伴いミスティアに仕掛ける。

雛「……タックルは苦手なのですけどね。 とにかく、いくしかありませんか……」
妖精E「私達抜かれたら猿のお人形しかいないってどういう事なの……」
ミスティア「今度こそ突破するわよ〜♪」

973 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 18:25:18 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★ミスティア→ ! cardドリブル 47 +(カードの数値)=
 雛→ ! cardタックル 46 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
 妖精H→ ! cardタックル 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ミスティアが中央を突破! そして……?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(メルランがフォロー)(ルナサがフォロー)(味方妖精Cがフォロー)
≦−2→サンタナチームボールに。

【補正・備考】
ミスティア:ダイヤで「梟の夜鳴声(+4)」、ハートで「鳥目ドリブル(+2)」
雛:スキル・「厄神」により出たクラブの数だけ+1の補正。

974 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 18:28:18 ID:???
正しくは妖精HではなくEでしたね。間に合えばこちらでお願いします。

★ミスティア→ ! cardドリブル 47 +(カードの数値)=
 雛→ ! cardタックル 46 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
 妖精E→ ! cardタックル 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★

975 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 18:29:33 ID:???
★ミスティア→  ハートQ ドリブル 47 +(カードの数値)=
 雛→  ハート7 タックル 46 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
 妖精E→  ハートQ タックル 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=★

976 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 18:42:19 ID:???
>★ミスティア→  ハートQ ドリブル 47 +(カードの数値)+(鳥目ドリブル+2)=61
> 雛→  ハート7 タックル 46 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=54
> 妖精E→  ハートQ タックル 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=55★
>≧2→ミスティアが中央を突破! そして……?
=============================================================================
ミスティア「鳥目になっちゃえ〜!」
雛「っ……!」
妖精E「なっ、何をするだァーッ!」

敵を鳥目にする能力を駆使し、タックルにやってきた雛達をかく乱しながら突破。
先ほどは出鼻を挫かれたが、今度は見事に突破を成功させ……。
こうして中盤を突破したミスティアは、さて、フィニッシュは誰に任せるべきかと思案をする。

ミスティア「(んー、相手のチームの守備は妖精……と、よくわからない置物だけだからなぁ。
       ぶっちゃけどんな手段でも得点できそうなんだけど……)」

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★ミスティアの判断→! card★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→ミスティア「ハッハァー! この私がドリブルゴールしてやるわァ!!」 あ、リグルの友達だな……
ダイヤ・ハート→ミスティア「よーし、メルラン、トルネードよ!」 メルランに高いセンタリング!
スペード・クラブ→ミスティア「ルナサ、高いボール頂戴!」 ルナサに一旦預けてから高いボールを貰う!

977 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 18:42:48 ID:???
★ミスティアの判断→ クラブK

978 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 19:23:21 ID:???
【ナイスガッツ】幻想のポイズン51【ボナンザ!】
【呪われた】幻想のポイズン51【くじ運】
【鬼退治だ】幻想のポイズン51【毒太郎伝説】

979 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 19:39:59 ID:???
>★ミスティアの判断→ クラブK =ミスティア「ルナサ、高いボール頂戴!」 ルナサに一旦預けてから高いボールを貰う!★
=========================================================================================
ここでミスティアはルナサに一旦ボールを預け、PA内へと進入。
ボールを持ったルナサはミスティアの要求に素直に応じ、高いボールを上げ……。
これに合わせながら、ミスティアは高い位置でオーバーヘッドの体勢を取りシュートに向かう。

バッ!

ミスティア「リグルは何か凄い事になってるし! ルーミアもなんだかこれから先もどんどん出てくるっぽい感じだし!
      チルノなんかも次の試合のスタメンに選ばれてるし!!
      私もここでJOKERを出して他の皆に追いつくわよ!!」
妖精「何をー! やらせるかこんちくしょー!」「塞げ塞げ! コース塞げ!!」「カバディカバディ!!」
ボナンザ「…………」 シャンシャンシャン
ミスティア「くらえー! イルスタートダイブッ!!」

980 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 19:41:08 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★ミスティア→ ! cardイルスタートダイブ 51 +(カードの数値)=
 妖精C→ ! cardブロック 42 +(カードの数値)(人数差補正+1)=
 妖精B→ ! cardブロック 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
 妖精A→ ! cardブロック 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
 ボナンザ→ ! cardキャッチ 50 +(カードの数値)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(メルランがねじ込み、左コーナーキック、ルナサがフォロー)
≦−2→サンタナチームボールに。

【シューター】−【キーパー】
≧2→ミスティアのシュートがゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から(メルランがねじ込み、左コーナーキック、ルナサがフォロー)
≦−2→サンタナチームボールに。

【補正・備考】
ボナンザ:ダイヤで「キャッチする気満々(+3)」

981 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 19:41:32 ID:???
★ミスティア→  スペード3 イルスタートダイブ 51 +(カードの数値)=
 妖精C→  クラブJ ブロック 42 +(カードの数値)(人数差補正+1)=
 妖精B→  ダイヤK ブロック 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
 妖精A→  ダイヤK ブロック 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=
 ボナンザ→  ダイヤ4 キャッチ 50 +(カードの数値)=★


ナイスガッツ、ボナンザ!

982 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 19:53:35 ID:???
>★ミスティア→  スペード3 イルスタートダイブ 51 +(カードの数値)=54
> 妖精C→  クラブJ ブロック 42 +(カードの数値)(人数差補正+1)= 54
> 妖精B→  ダイヤK ブロック 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=56
> 妖精A→  ダイヤK ブロック 42 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=56
> ボナンザ→  ダイヤ4 キャッチ 50 +(カードの数値)+(キャッチする気満々+3)=57★
>≦−2→サンタナチームボールに。
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バシュウッ!!

ミスティアの放った高い打点からのオーバーヘッドキック――イルスタートダイブは、決して弱いシュートではない。
だが、かといって強いシュートでもない。
少なくとも、幻想郷代表に選ばれたFW達に比較をすれば……大きく見劣りをするシュート。
ゆえに、少しミスをすれば……妖精にも簡単に取られる事もあった。

バシィンッ!

妖精B「どんなもんじゃーい!!」
ミスティア「なっ、なにィ!?」
サンタナ「よっしゃ、よくやったわ名無し妖精!!」
妖精B「やったぜかあちゃーん!!」

ボールをその小さな腹で受け止め、絶叫をする妖精B。
一方でシュートを撃ったミスティアはどうしてこうなった!?と悲壮感溢れる表情を浮かべており……。
そんなミスティアを一瞥した後、妖精Bは素早くボールをフィード。
このボールは中盤まで戻ってきていたサンタナが拾い、再びサンタナチームの反撃となる。

サンタナ「よっしゃ! あっちの長女と次女は上がりっぱなし! 残るは三女のヤツだけね!
     あいつをなんとかすりゃ今度はこっちがシュート撃てるわ!
     問題はどうやって突破するかだけど……」
リリーW「雛さんにバックパスするとルナサさんに掴まるですよー。私達でなんとかするしかないですよー」
サンタナ「むむむ、ここは……」

983 :幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/26(火) 19:54:38 ID:???
A.「今度こそ私が抜いてやるわ! 中央突破じゃー!」
B.「ならホワイトに任せるわ! あんたもドリブル上手いんだし!」
C.「こうなりゃ私とホワイトのワンツーで一気に突破するわよ!」
D.「前に走るブラックに向けてホワイトにパスさせるわ!」
E.「前に走るブラックに私がパスよ!」
F.その他 自由投票枠

先に「2」票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

984 :森崎名無しさん:2011/04/26(火) 19:55:19 ID:AuEbwZNk


426KB (08:00PM - 02:00AM の間一気に全部は読めません)
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0ch BBS 2007-01-24