キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【八雲と八坂と】森崎が幻想入り13【八意と八重】

1 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/03/21(月) 11:11:16 ID:???
【説明】
このスレは東方サッカーネタのキャプテン森崎番外編作品です。
森崎くんを主人公にROMしている人が選択肢を選んだりカードを引いたりして物語が進んでいきます。
筆者が登場人物のキャラを把握しきれていない可能性がありますので、
森崎やその他キャラのキャラブレイクがお嫌いな方は視聴は自己責任でお願いします。
あと他の人の選択肢に文句を言わないようにお願いしますね。
レス一つで、中の人は10年戦えます。


【あらすじ】
いきなり幻想郷に召喚された「サッカーで幻想郷を救ってくれ」とメリーに頼まれる。
これを承諾した森崎は元の世界の友人である中山・中里と共に幻想郷の危機を救うべく奮闘する。
森崎の知り合い、東風谷早苗が博麗霊夢に宣戦布告。これによって幻想郷は大きく動き出す。
謎の快傑(笑)の乱入などのハプニングもあったものの、なんとか魔界チームを撃破したフォーレスツ。
しかし、次の対戦チームのメンバー表の中に、ライバル・レミリアの妹であるフランドールの名前があり……


219 :森崎名無しさん:2011/04/04(月) 00:42:17 ID:???
自分はヌルゲーマーなので幽香加入で即レティ脱退はキツイとか思ってたんですが
元からマイナス寄りだったのねorz読み込みが足りん
紅魔館組に犯人情報渡してチームに入ってもらうってのはどうなんだろ?
燃費は悪いがオールラウンダーなパチェ、シュナ互換のトッププレイヤーレミリア
超進化した朔夜さんと美鈴、どれも喉から手が出るほど欲しいキャラではないかと

220 :森崎名無しさん:2011/04/04(月) 00:50:46 ID:???
美鈴はキーパー指向なんだよなぁ

221 :森崎名無しさん:2011/04/04(月) 01:08:09 ID:???
攻撃陣は既に数が足りてるので、
紅魔館ならやっぱり朔夜さんか六花&七花かな。

それよりも次に戦う慧音か妹紅を試合後に引っこ抜きたいね。

妹様? …それは森崎の命がががが

222 :森崎名無しさん:2011/04/04(月) 01:31:15 ID:???
>>221
一度咲夜を戻して、メイド3人呼び寄せられればな。

>妹様
案外、メルランみたいに懐かれるかもしれないぞ。
懐かれ方が命に関わりそうだがw

223 :森崎名無しさん:2011/04/04(月) 13:42:26 ID:???
でも咲夜は唯一安心できるタックル持ちなんだよなぁ・・・
今までの反応を見るにどちらかというと嫌いみたいな感じがあるし
咲夜の好感度は行為まで上げておきたい

224 :森崎名無しさん:2011/04/04(月) 14:49:29 ID:???
行為・・・・・・!?

225 :森崎名無しさん:2011/04/04(月) 16:51:53 ID:???
咲夜はレティと逆で、
普段の会話では割といい印象を与えてるけど、
試合中の指示で失望させてるって気がする。
もっとなだれ攻撃使ってあげるとかするといいのかも。

226 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/04(月) 23:29:11 ID:???
>>218
ストーリーが面白いとしたら、それはみなさんの選択が良いんでしょう。
私はTRPGのGMみたいにストーリーを作ってるわけではなく、ただキャラクターのAIの代行をしてるだけです。

>>219-222
最初の頃は咲夜しか守備が居なかった紅魔館も、
今やマヨヒガと並ぶほどの超堅守を誇るチーム。改めてカードの魔物凄い。

>>224
更衣……?!

>>225
咲夜さんも咲夜さんで面倒そうな性格してますからねえ。

227 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/04(月) 23:30:16 ID:+Oe9oU1I
B とりあえず明日は半日練習

森崎「俺もやりたいことがあるから、明日の練習もまた午後からだろうな。
   お前の用事ってのは午前中だけで済むもんなのか?」

幽香「十分よ。元々大した用事じゃあないしね」

森崎から目線を外し、いつの間にか沈みそうになっている夕日を眩しそうに見つめながら幽香が答えた。

幽香「さて、聞きたかった事が聞けたから私は行くわ……ああ、そういえば」

一旦は踵を返して立ち去りかけた幽香が、再び立ち止まって振り返った。

幽香「貴方があんな顔してるのは初めて見たわ。レミリアに向ける対抗心とはまた違う。
   何、そんなにアイツが嫌い?」

森崎「……別に。ただ少しイラついただけだ」

彼の口から出た言葉は、紛れもない本心だった。

それを聞くと幽香は興味を失ったのか、そう、と一言だけ呟いてさっさと去っていってしまった。

森崎「(何だったんだ、今のは……)」

彼女の質問の意図が判らず、困惑する森崎。
特に思うことなど何も無い。霊夢の性格はなんとなく理解できるし、一瞬だけ感じた怒りも既に収まっている。

……しかし、何故か。
心に残った僅かな蟠りだけは、その後八重との練習を再開してからも、ついに解消されることはなかった。


228 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/04(月) 23:31:17 ID:+Oe9oU1I
………
……

〜夜フェイズ〜
〜メリーの家・森崎の部屋〜

森崎「ふぅ、今日も疲れたぜ……」

バタリ、とベッドの上に大の字に倒れながら、森崎は大きくため息をついた。

情報収集に選手の勧誘、そして練習。
チームの運営をほぼ一人で担って駆けずり回っているのだ。いかな彼でも疲労がたまるのは当然だった。

森崎「(とはいえ、勝つために自分のチームを強化するってのはやり甲斐もあるんだよな。
   ……うむ、俺の野望の為に今日ももう一頑張りするか!)」

勢いをつけてベッドから跳ね上がる森崎。
夜の外出もここ最近は既に恒例となっている。さて、今日は……

A 誰かの部屋に行く(現在メリーの家に居る人物名を併記してください)
B 練習する(昼より成功率が低いです)
C 小野塚小町に会いに行く
D 夜だけど出歩く(場所、もしくは目的を併記してください) *自由選択扱い

*先に「2票」入った選択肢に決定します。


229 :森崎名無しさん:2011/04/04(月) 23:41:27 ID:OxfNKdWw
C

230 :森崎名無しさん:2011/04/04(月) 23:42:04 ID:UgloPrec
C

231 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/05(火) 00:25:23 ID:y4we3BBk
C 小野塚小町に会いに行く

死神という位だから、きっと冥界のような不気味な場所に住んでいるのだろうと漠然と想像していた森崎だったが、
阿求から貰った情報にあった小町の居場所は意外な所だった。

森崎「(マジでこんな所に居るのか? アレだけ高い金払ってガセネタだったら洒落にならんが……)」

森崎が今徘徊している場所は、なんと人里。
昼間は幻想郷唯一の人間の町という事でそこそこ賑わっているのだが、
既に夜中に近い現在では大通りを歩いても人っ子一人見当たらない。
明かりが付いている家が少ないのも相まって、まさにゴーストタウンといった風情であった。

森崎「確かに、何か出そうな雰囲気ではあるが……」

辺りを見回しながら、通りを歩き続ける森崎。
阿求の情報では、小町は深夜によく人里を徘徊しているらしいのだが……。

小町「出そうじゃない。実際に出るんだよ」

森崎「ぅうおっ?!」

突然後ろから声をかけられ、思わず飛び上がる森崎。
爆発寸前の心臓を抑えながら後ろを振り返ると、そこには一人の少女の姿があった。

ツインテール風に結った赤毛にすらりと高い背丈、思わず目のやり場に困るほどの完璧なスタイル。
そして何よりも眼を引くのが、左肩に担いだ人の背丈ほどもある大鎌。

……間違いなく、探していた小野塚小町であった。

232 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/05(火) 00:26:33 ID:y4we3BBk
小町「里の中は多少安全とはいえ、夜はやっぱり妖怪の時間さ。
   普通の人間は家に隠れてるもんだけど、どうやらあんたは違うみたいだね。……えっと、森崎だっけ?」

森崎「一度戦った奴の名前くらい覚えていて欲しいもんだが……俺は覚えてるぞ、小野塚小町」

名前を忘れられかけていたことにむっとしながら森崎がそう返す。
ちなみに彼も、今日の昼に阿求に聞くまで小町のことなど忘却の彼方であったのだが……。

小町「はは、ごめんごめん。それと、あたいの事は小町でいいよ。堅苦しいのは嫌いだからね。
  ……で、前の大会の優勝チームのキャプテン様がこんな所で何してるのさ。一人での夜の散歩はあんまりお勧めしないよ」

余程暇を持て余していたのだろうか。
口先では注意をしているものの、その口調は明らかに森崎の行動に興味津々といった風であった。

森崎「いや、散歩ってわけじゃないんだが……そうだな」

A 「ここに来ればお前に会えるって阿求に聞いてな」 早速交渉にはいる。
B 「そういうお前こそ、こんな所で何をしてるんだ?」 逆に質問する。
C 「夜中に急に腹が減ってな。何処か開いてる店はないかと思ったんだが」 あえて別方向に行く。
D 「単刀直入に言う。お前が(うちのチームに)欲しい!」 衝撃の告白。
E その他。何かあればどうぞ。

*先に「2票」入った選択肢に決定します。

233 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 00:27:19 ID:???
よし
D

234 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 00:27:54 ID:SmErQIhA
A 

235 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 00:28:44 ID:???
それどこのシグルドさん?

236 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 00:32:11 ID:IDuECN52


237 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/05(火) 00:36:25 ID:???
今日はここまで。阿求から情報を買うと、とりあえず夜でも100%会えます。

>>235
なるほど、そっちもありますか……。

それでは、また明日お会いしましょう。
次回「三途の川、ただいま大渋滞中」をお楽しみに。



>>218
プリントアウトして引き伸ばして額に飾る準備は出来てますよ。

238 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 00:38:01 ID:???
>>237
笑えない…冥福をお祈りします。
それと乙でしたー

239 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/05(火) 00:41:32 ID:???
……すみません、深く考えずにとんだ不謹慎発言を。
小町がずっと人里でサボっているから……という意図だったのですが、確かに配慮が足りませんでした。

私の発言で気分を害した方がいらっしゃいましたら深くお詫びします。

240 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 00:44:21 ID:???
>>237
乙でした〜。
お客様の中に「東方手書き劇場が描ける程度の能力」の方は
いらっしゃいませんか〜?www

241 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/05(火) 21:34:07 ID:y4we3BBk
A 「ここに来ればお前に会えるって阿求に聞いてな」 早速交渉にはいる。

小町「わざわざあたいに会いに?」

森崎「ああ。単刀直入に言えばお前を勧誘しに来たんだ。うちのチームも人数がカツカツでな」

小町「へぇ……つまり、あたいの力が必要ってことかい」

小町は森崎の用件を理解すると、興味深げに森崎の全身を眺め回した。

小町「まあ、どうせどこかのチームには入るつもりだったんだ。
   あんたならサッカーの実力は申し分無いんだけど……人間かぁ。うーん……」

-------------------------------------------------------------------------

森崎の勧誘手腕→! card
小町の事情→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

*森崎の値-小町の値が±3なら条件付き成功。それ以上なら大成功です。
*小町の好感度は「普通」なので補正は入りません。

242 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 21:35:56 ID:???
森崎の勧誘手腕→ ハート4

243 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 21:36:33 ID:???
小町の事情→ スペード5


244 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 21:57:47 ID:???
条件付きか
咲夜と話もしなきゃいけないし>>80
問題山積みだなあ

245 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/05(火) 22:58:36 ID:y4we3BBk
森崎の勧誘手腕→ ハート4
小町の事情→ スペード5

小町「どうしたもんかなあ……」

逡巡する小町。
だがその前に、森崎は先程の彼女の発言で一つだけ気になることがあった。

森崎「さっき人間か、とか言ってたがあれはどういう意味だ?
   もしかして、人間がキャプテンだと何か不味いことでもあるのか?」

小町「いや、別にそういう意味じゃないんだけどさ……実はあたい、いま上司に追われてるんだよね」

森崎「……は?」

なんの脈絡も無い小町の発言に思わず疑問符を口に出す森崎。

だが、彼女はそれを気にも留めずに言葉を続けていく。

小町「その上司ってのが、これまたちんまい癖に幻想郷の大妖怪でも道を譲る位のおっかない人でさ。
   あたいもいつ見つかって連れ戻されるかビクビクしてる訳なんだけど」

森崎「……ふむ」

小町の話に相槌を打つ。森崎も、ここに至って彼女が言わんとすることが大体予測できた。

小町「だからさ、ある程度強い妖怪ならともかく、ただの人間を巻き込みたくないんだよね。
   私をチームに加えたことが上司の気に障って地獄行き……なんて事になったら流石に寝覚めが悪いし」

246 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/05(火) 23:00:02 ID:y4we3BBk
苦笑しながら、こんこんと大鎌で軽く肩を叩く小町。
おそらくこんな時間に人里をうろついているのも、その上司から逃れる為なのだろう。

森崎「(成程な。コイツを加えればまた厄介ごとに巻き込まれる可能性があるって事か……)」


A 「心配するな。お前を連れ戻しに来る奴が居たら俺が匿ってやる」 上司から匿う条件で小町を加入させる。
B 「……事情は判った。確かに俺が口を挟める問題じゃないな」 小町の加入をあきらめる。
C 「要は、俺がその上司を説得して来れば良いんだろ?」 上司を説得しに行く約束をする。
D その他。何かあればどうぞ。

*先に「2票」入った選択肢に決定します。

247 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 23:09:15 ID:???


248 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 23:12:14 ID:jMz3kHC6


249 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 23:15:38 ID:drSSwltI
C

250 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 23:16:19 ID:IDuECN52


251 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/05(火) 23:29:16 ID:???
すみません、明日早いんで短いですが今日はここまで。
また明日お会いしましょう。

252 :森崎名無しさん:2011/04/05(火) 23:40:07 ID:???
お疲れ様でした〜

253 :森崎名無しさん:2011/04/06(水) 05:03:06 ID:???
・人間とは異なり善悪の基準を自分の内に持つ
・うどんさん曰く何者にも染まらず惑わされない別次元の存在
・嘘がばれると大きなマイナスとなる

少し四季様の設定を書き出してみたけど手強そうだな…
森崎自体が説教の矛先が向かってきてもおかしくない人間だしw

254 :森崎名無しさん:2011/04/09(土) 01:30:51 ID:???
>>253
あわよくば一緒にチームに入れちゃえ☆
とか思ったけど…無理かなぁ、やっぱりww

255 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/10(日) 23:30:42 ID:KMP7qM9Q
C 「要は、俺がその上司を説得して来れば良いんだろ?」 上司を説得しに行く約束をする。

小町「説得って……いや、それは流石に」

森崎「無理かどうかはやってみなきゃ判らん。
   仮に成功すれば、お前も何も心配する事なくうちのチームに入れるだろ?」

小町「確かに、それはそうなんだけどさ……」

戸惑いの表情を見せる小町に、森崎は任せろ、と胸を叩いてみせる。

森崎「まあ、任せとけって。……それで、お前の上司ってどんな奴なんだ?」

死神の上司だからやっぱり悪魔だろうか? などと考えていた彼だが、小町からの返答は予想外のものだった。

小町「ははは、確かに私にとっちゃ悪魔みたいなもんだけどね。
   私たち死神は三途への案内人。仕えてるのは地獄の閻魔様さ」

森崎「え、閻魔……? っていうと、アレか? 嘘ついたら舌を抜かれるとかいう……」

小町「舌を抜かれるかどうかは判らないけど、まあ嘘は嫌いだねえ」

閻魔、という言葉の持つイメージに、
どう考えても品行方正とは程遠い生き方をしてきた森崎は思わず及び腰になってしまう。

森崎「もう何が出てきても驚かんとは思ってたが、本当に閻魔なんてもんが居るなんてな。
   っていうか、そいつは普通に会えるのか? まさかとは思うが、会うためには一旦死ぬしか無いとか……」


256 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/10(日) 23:31:51 ID:KMP7qM9Q
小町「普段なら本当にそうなんだけどね。今は幻想郷の無縁塚辺りに居るはずさ。
   知らなきゃ場所は教えるけど……本気で行くつもりかい? 正直な話、説得の通じる相手じゃないと思うよ」

心配そうに森崎の目をじっと見つめる小町。
しかし森崎も一度言い切ってしまった手前、ここで引くことは出来なかった。

森崎「まあ何とかしてみるさ。
  ……一応確認しておくが、俺がお前の上司の説得に成功すれば、お前はうちのチームに入るんだな?」

小町「ああ。元々森崎のチームに入るのに異存は無いしね。
  あんたが説得に成功したって知らせを聞いたら、すぐにでも駆けつけさせてもらうよ」

小町が森崎の問いに大きく頷く。そして……

小町「でも、本当に気を付けとくれよ。
  さっきも言ったけど、あたいのせいであんたが地獄行きってのは寝覚めが悪いからさ」

森崎「……流石の俺も地獄行きは怖いな。せいぜい、そうならないように努力するさ」

洒落にならない忠告に、思わず苦笑いする森崎。

……こうして、森崎は若干の不安を抱えながらも小町の上司を説得しに行くことになったのだった。

*森崎が無縁塚に行けるようになりました。
*二十二日目終了。二十三日目へ……

257 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/11(月) 00:27:46 ID:???
むむ、なんかどうしても書けない……。
次はNPCシーンなんですが、ちょっと先が長そうなので多分今日はここまで。

更新が飛んで申し訳ありません。
エイプリルフールネタに使おうと思ってすっかり忘れていた画像を見ながらお待ちください。



☆森崎が幻想入り、まさかのゲーム化!☆
http://uploader.sakura.ne.jp/src/up34953.jpg

*画像は開発中のものです。
*20011年冬頃公開予定。

258 :森崎名無しさん:2011/04/11(月) 00:42:57 ID:???
乙でした〜。ゆっくり待ってますよ〜。

>>257
その後、トランプ引いてるの想像したら何か笑えたww

259 :森崎名無しさん:2011/04/11(月) 01:00:30 ID:???
プラチナレミリア……だとすごいほしいんですが

260 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/11(月) 12:45:02 ID:YaRNerbY
〜紅魔館・大図書館〜

紅魔館の奥深くに、その大図書館は存在する。
普段ならば、部屋の主であるパチュリーが静かに読書をするだけの静謐で陰鬱な空間。

しかし今日は彼女以外にももう一人、傍らに座る人影があった。

レミリア「……相変わらず埃っぽいわねぇ。何か面白い本とか無いの?」

そう呟いて、退屈そうに読書机に頬杖をつくのは紅魔館の主であるレミリア・スカーレット。
先ほどの言葉に反して、彼女は読書を嗜まない。ただ気まぐれに訪れては、適当に暇を潰して去っていくのみである。

パチュリー「(……でも、こういう時は大抵何か抱えてるのよね。
      本当は相談したいのに自分からは言い出さない辺り、プライドが高いというか子供っぽいというか……)」

嘆息しながら、パチュリーは読んでいた本をぱたんと閉じた。
こういう時にレミリアの相談に乗るのもまた、唯一の対等な友人である彼女の役割である。

パチュリー「聞いたわよ。……森崎の次の相手、妹様だってね」

レミリア「……」

パチュリーの言葉を聞いた瞬間、レミリアの表情が僅かに険しくなる。

パチュリー「……興味本位で聞いてみるけど。レミィは妹様と森崎、どっちが勝つと思ってる?」

レミリア「まず間違いなく森崎でしょうね。
     確かにフランは力は強いけど、それだけで勝てるほど森崎は甘くないわ」

あのフランドールを「ただ力が強いだけ」と切って捨てるレミリアに、パチュリーは呆れの混じったため息をつく。


261 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/11(月) 12:46:07 ID:YaRNerbY
パチュリー「……そう思えるのは貴方だけよ、レミィ。
      それじゃあ何が問題? かわいい妹が負けるのを見るのが忍びない?」

敢えて一番正答から遠いであろう予想を上げてみるパチュリー。
それに対してのレミリアの反応は、彼女の予想通りのものだった。

レミリア「あの子が何処で何をしていようが、私の知ることではないわ。……ただ」

パチュリー「ただ?」

レミリア「あの子が爆発した場合は別よ。特に今回、私の時みたいに試合中に雨でも降れば……」

パチュリー「成程。自制の出来ない妹様が何をするか判らない、って事ね」

ようやくレミリアの懸念を理解したパチュリーが軽く頷いた。

パチュリー「目付役を付けようにも咲夜は敵チーム……成程、それも妹様の機嫌を逆撫でする理由の一つになるか。
      どちらにせよ、妹様のチームにもこちらから一人つける、っていうのが最善の手でしょうね」

レミリア「それしか無いか。……はぁ、森崎は私を恨むかしら」

心底憂鬱そうな彼女の様子に、パチュリーは思わず目を丸くする。

普段ならば周囲の感情など気にも留めないというのに。
どうやら無自覚ではあるようだが、本格的に乙女回路が作動しているらしい。


262 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/11(月) 12:47:33 ID:YaRNerbY
パチュリー「……そ、それで? 一体誰を差し向ける?」

レミリア「美鈴は門番と私の護衛があるから、それ以外ね。となると……」


-------------------------------------------------------------------------

誰が来る?→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードのマークで分岐します

ダイヤ・ハート→「六花に行かせるわ。戦闘能力もそれなりにあるようだし」
スペード→「朔夜に行かせるわ。あいつなら目付役としては十分でしょう」
クラブ→「パチェ、貴方が行ってもらえないかしら?」
JOKER→「……いえ、やっぱり私自身が行くわ」


263 :森崎名無しさん:2011/04/11(月) 12:50:27 ID:???
誰が来る?→ ハートA

264 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/12(火) 08:04:23 ID:/BAi82zQ
誰が来る?→ ハートA
ダイヤ・ハート→「六花に行かせるわ。戦闘能力もそれなりにあるようだし」

パチュリー「……六花? まぁ、悪くない人選だとは思うけど」

レミリアの決定に、パチュリーは僅かに不満そうな表情を浮かべる。

レミリア「どうしたの。なにか言いたそうね」

パチュリー「別に私が行ってもいいのよ? 森崎への借りを返すチャンスだし」

レミリア「……自重なさい、私も行けないんだから。抜け駆けは許さないわよ」

じとっ、とパチュリーを睨むレミリア。

パチュリー「抜け駆けって。レミィ、貴方……いえ、やっぱりもう良いわ」

本当に変わった。口に出しそうになったその言葉を、パチュリーは胸にしまい込んだ。
目の前の友人は絶対に否定するだろうから。

しかし、彼女がいくら否定しようとも確かに変わっていっているのだ。
彼女自身も、そしてこの紅魔館も。

しかし、おそらくそれは悪くない変化なのだろう。
その変化の切欠をもたらした一人の少年の顔を思い浮かべながら、パチュリーは再び本に目を落とした。

265 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/12(火) 08:05:50 ID:???
とりあえずここまで。
続きは夜にでも。

266 :森崎名無しさん:2011/04/12(火) 09:22:44 ID:???
さてと…パッチェさんが抜け駆けしたくなるようにしなきゃ

267 :森崎名無しさん:2011/04/12(火) 11:54:41 ID:???
乙でした。

268 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/14(木) 23:50:37 ID:NMJ8sskw
〜二十三日目〜
〜午前中フェイズ〜

森崎「ふむ。今日も相変わらずの快晴っと」

よく晴れた青空を見上げながら、森崎は両手を上げて大きく伸びをした。
体調管理にはそれなりに気を付けているせいか、基本的に夜更かしをしてもコンディションは良好である。

森崎「(……さて、今日の練習は午後からだったな。午前中は自由行動な訳だが……)」

肩を軽く回しながら、森崎は周囲を見渡した。

現在時刻は朝の九時。
決して早い時間ではないが、メリー家の建つ人里の郊外には、未だ人影は殆ど無い。

森崎「(微妙に不便な場所にあるんだよなあ、この家。……それはそれとして、今日はどこに行こう?)」


269 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/14(木) 23:51:39 ID:NMJ8sskw
A 今日も大会はやってるはずだ。スタジアムに行こう
B 博麗神社にでも行くか
C 買い物にでも行こうかな
D 永遠亭に行ってみようかな
E 特訓だ。グラウンドに行こう(誰かを誘うことも出来ます)
F 紅魔館にでも行ってみるか
G 登山だ! 妖怪の山へ
H 冥界・白玉楼に行こう
I 八雲紫の屋敷に行くか
J 人里を探索してみようかな
K 一旦、家に戻る
L 小町が言っていた無縁塚に行く。
M ん? 幽香がどこかに歩いていくぞ?
N 適当にふらつく。(ランダムで何処かに辿り着く・行ける所が増えるかも)
O その他。(することを併記してください。なお、知らない場所には行けません)

*先に2票入った選択肢が採用されます。

270 :森崎名無しさん:2011/04/14(木) 23:52:44 ID:MuNPNq96
L

271 :森崎名無しさん:2011/04/14(木) 23:52:50 ID:OxtGjUqE
L

272 :森崎名無しさん:2011/04/14(木) 23:53:47 ID:/z+qcB5c


273 :森崎名無しさん:2011/04/15(金) 01:07:38 ID:???
単独で閻魔の説得は正直無謀な気も少々

274 :森崎名無しさん:2011/04/15(金) 01:27:31 ID:???
まあ、失敗したとしても
いきなり「ラストジャッジメント!有罪!!」
なんてことはないでしょ。…多分。

275 :森崎名無しさん:2011/04/15(金) 17:25:31 ID:???
3択―ひとつだけ選びなさい
答え@ハンサムの森崎は突如説得のアイデアがひらめく
答えA小町が頑張って働いて時間を作ってくれる
答えBスーパー説教タイム、現実は非情である。

俺が○を付けたいのはAだが期待はできない…
いくら加入自体は乗り気とはいえあのサボリ魔が評価普通の森崎のために
某死神漫画の助っ人キャラのようにドン!!と登場して「既に仕事を終えた…だと…?」と
間一髪事態を丸くおさめてくれるってわけにはいかねーゼ、逆に新しいサボリスポットを発見しているかもしれねえ

やはり答えは…@しかねえようだ!

276 :森崎名無しさん:2011/04/15(金) 17:37:33 ID:???
キャラ的に触手さえあれば何とかなるイメージ

277 :森崎名無しさん:2011/04/15(金) 18:18:54 ID:???
ミルキーエイキーが呼ばれた気がした

278 :森崎名無しさん:2011/04/15(金) 18:20:25 ID:???
どこぞの外道魔理沙の紙芝居じゃあるまいしw
というかそれじゃ最後は勝たれちゃうぜ

279 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/04/19(火) 00:06:48 ID:???
すみません、更新はもう少しお待ちください。
福島行きの話はなくなったものの、代わりにひたすら専門家さんの話を伺う日々です。

280 :森崎名無しさん:2011/04/19(火) 12:16:30 ID:???
大変だなぁ…
でも不謹慎ですが福島行きなくなってほっとしてます

281 :森崎名無しさん:2011/04/19(火) 22:47:01 ID:???
ふむ…承知しました。
日々刻々と状況が変わって大変だろうと思いますが、
お仕事頑張ってください。

282 :森崎名無しさん:2011/04/20(水) 16:34:45 ID:???
乙です

大変でしょうけど頑張って下さいね

283 :森崎名無しさん:2011/04/22(金) 01:54:03 ID:???
更新楽しみにしてます!

284 :森崎名無しさん:2011/05/02(月) 01:29:15 ID:???
音沙汰ないと不安です

285 :森崎名無しさん:2011/05/21(土) 09:08:03 ID:???
もう一ヶ月とちょっとになるのか…

286 :森崎名無しさん:2011/06/24(金) 00:15:13 ID:???
原発関連が落ち着くまでは無理なのかな…

287 :森崎名無しさん:2011/07/16(土) 17:10:45 ID:???
先日の雑談スレの流れからどうにも不安で夜も眠れない…

288 :森崎名無しさん:2011/09/15(木) 06:58:21 ID:???
全裸が肌寒い季節になったがここからが腕の魅せ所だな

289 :森崎名無しさん:2011/09/15(木) 17:41:45 ID:???
魅せんでいいから服を着ろ

290 :森崎名無しさん:2011/11/07(月) 23:58:04 ID:???
もう冬だけど全裸紳士まだ待ってる?

291 :森崎名無しさん:2011/11/08(火) 21:51:14 ID:???
モチのロンよ!

292 :森崎名無しさん:2011/11/12(土) 02:17:18 ID:???
風邪をひいたりもしたけれど、私は全裸です
戻ってこられた時のために一張羅のネクタイも用意してるよー!

293 :森崎名無しさん:2011/11/14(月) 10:40:49 ID:???
紳士の装いはネクタイとブリーフですが

294 :森崎名無しさん:2011/11/14(月) 20:49:02 ID:???
おまわりさんピエールです

295 :森崎名無しさん:2012/01/27(金) 14:56:18 ID:???
全裸はヤバイな
戻ってきたら、と思っていたがネクタイをもう着用せざるをえない

296 :森崎名無しさん:2012/01/28(土) 20:34:29 ID:???
はやく更新こないとみんな凍えてしまいそうな勢いだ

297 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2012/01/29(日) 12:50:53 ID:???
どうもすみません、なんとか身辺が一段落してきそうなスレ主です。
一年以上自分のスレを放置して大変申し訳ありません。

このスレを更新出来なかったのはリアルが忙しかったのも一つなのですが、もう一つ事情があり……。
早い話、最近ゲーム等する時間があまりとれずに、昨今の東方事情をまったく知ることが出来ず。
正直、地霊殿以降のキャラ・ネタが全くわからない有様です。
このスレの方向性の都合上、今から東方以外に方向転換する事も出来ず、若干途方にくれています。

申し訳ありませんが、このスレはしばらく休止ということにさせていただけませんでしょうか。
自分の好き&得意なネタで新しいスレをやりたい……とも考えたのですが、
この休止魔のスレ主ではそれすら何処まで続くかも分からず……orz

298 :森崎名無しさん:2012/01/29(日) 13:29:03 ID:???
少なくとも自分は昨今のネタとか気にしません

299 :森崎名無しさん:2012/01/29(日) 13:38:44 ID:???
「このスレでの東方の時間は風神録(あるいは緋想天?)で止まってます」でいいんじゃないですか?
基本、もともとのファンは新規ネタをそんなに求めていないのではないか、と推測します。
(ほかのスレだってそんなに敏感にガンガンとりいれていたところばかりじゃないですし)
まあスレ主的に「新しい情報をどんどん取り入れたい!だけどできない!」ならしょうがないと思うのですが。


300 :森崎名無しさん:2012/01/29(日) 13:39:53 ID:???
まずはお帰りなさい。
無事であることが分かって、とても嬉しいです。

でも、うーん…、
無理に新しいキャラ・ネタを使う必要はないと思います。

少なくとも俺は、
更新が遅いとか新キャラが出ない、ぐらいでは、
不満なんて一切沸かない程度に好きですよ、このスレとうp主さんの物語。

うp主さんがどうしても、というなら止める権利はないとは思いますが、
どんな形ででもいいので続けて欲しいなとは思います。

っていうか、ぶっちゃけ早く俺の嫁である小町が加入して
必殺うごかないで大活躍するシーンが見たいんですよォォォォ!ww

301 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/29(日) 14:07:50 ID:???
何はともあれ無事でいてくれたのが嬉しいです。
義務ではないのですから、読者・参加者になるのも継続するも新作を始めるも自由だと思います。
思い詰めず、好きに行動して好いと思いますよ。
個人的には続きが気になりますけどね。

ちなみに私は東方をプレイした事すらないので新ネタはむしろ戸惑う人種だったりします(笑)

302 :森崎名無しさん:2012/01/29(日) 14:28:09 ID:???
東方ネタで書いていた者なのですが

風神録録、緋想天則以降わからんで!
と言うか最近の買う気しない…・・・

303 :森崎名無しさん:2012/02/04(土) 19:44:59 ID:???
東方知らないけど、楽しんでた。だから新規?はどちらでも気にならない。
無理を言っているとは思うけど、続きを読みたい。ぼつぼつでも。

304 :森崎名無しさん:2012/02/08(水) 21:48:17 ID:???
無事でよかった!

これでやっと読者達に服を着せることができますね!

305 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2012/02/11(土) 21:11:42 ID:???
すごく……自分が何を考えていたのか思い出せません……。

306 :森崎名無しさん:2012/02/11(土) 21:12:47 ID:???
あるある

307 :森崎名無しさん:2012/02/11(土) 23:12:31 ID:???
逆に考えるんだ新しい発想でオープンすればいいんだ

308 :森崎名無しさん:2012/02/13(月) 00:12:22 ID:???
適当に進めていれば思い出すんじゃないかな?

309 :森崎名無しさん:2012/02/13(月) 00:15:33 ID:???
新しく始めればいいんじゃないですか?

310 :森崎名無しさん:2012/02/14(火) 14:03:48 ID:???
アトリエサッカーだろうがわたしは一向にかまわん!

311 :森崎名無しさん:2012/02/20(月) 01:07:24 ID:???
久々に見たらひっそり生存報告来てた!!
紅森スカーレットフォレスツが結成するまで読みたかったけど
森幻さんの熱いのがココで見れるんならソレはソレで・・・クールビズが必要にナルヨネ?

312 :森崎名無しさん:2012/02/21(火) 12:11:35 ID:???
八重ちゃんに会いたい

313 :森崎名無しさん:2012/06/05(火) 07:10:19 ID:???
風邪ひいた…夏風邪だろうか
ネクタイしなきゃ…

314 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2012/06/07(木) 22:55:14 ID:lGeWQXy2
L 小町が言っていた無縁塚に行く。

〜無縁塚・再思の道〜

人里を遠く離れた魔法の森の、更に奥。人間はおろか妖怪すら滅多に近づかない、幻想郷の最奥。
小町の言った幻想郷の無縁塚は、まさに秘境という表現が相応しい場所に存在していた。

森崎「(ん? 何だ、一気に雰囲気が変わったな……)」

森を抜けて視界が開けた瞬間、森崎は思わず息を呑んだ。
目に映るのは果てしなく続くとすら思える一本の砂利道。そして、その両脇に咲き誇る暴力的なまでの赤色。
それはまるで、撒き散らされた鮮血がだんだんと床を侵食していく様にも似ていた。

森崎「(これ、全部彼岸花って奴か? なんというか……壮絶な眺めだな)」

思わず足を止め、ぐるりと周囲を見渡す森崎。
花畑。そう、確かに花畑である。しかし、眼前の光景は花畑という言葉が持つ牧歌的なイメージとは程遠い。
森崎がこの彼岸花の群れを見て思い浮かべたのは先にも出た鮮血か、若しくは燃え上がる炎であった。

森崎「(風景として綺麗じゃないってわけじゃないんだが……。
   まあ、あの世との境目だっていうんだから、不気味なのも無理はないか)」

そう結論づけ、森崎は再び歩を進めようとした。すると……

???「……どうやら、この彼岸花が気に召さないようですね?」

森崎「……っ?!」

すぐ横からかけられた突然の声に、思わず飛び退る森崎。
振り向いて見ると一体いつから居たのか、そこには一人の少女が立っていた。

315 :森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2012/06/07(木) 22:56:15 ID:lGeWQXy2

金の装飾の入った不思議な帽子に、何処か制服を思わせるキリッとした黒の上着。
エメラルドのように輝く緑色の髪は、長く伸ばしている右側の一部を除き、肩の所でキチリと切りそろえられていた。

容姿にはまだ幼さが残る。外見だけを見るならば、年齢は年少組達とほぼ同じ程度といった所だろうか。
しかし落ち着いた物腰と雰囲気、
何よりも対面するだけで気圧される程の威圧感が、彼女が外見通りの少女ではない事を物語っていた。

???「しかし、彼岸花を前に血だの炎だのとは罰当たりな。大体ですね……そう、貴方は少々執着が過ぎる。
  何かにつけて勝つの、負けるのと。このままでは死後は修羅道に落ちる。
  ここいらで悔い改めたほうが身の為……いえ、何かもう手遅れ感も……」

森崎「は……はぁ?」

開口一番、いきなりくどくどと説教を垂れ流す少女に、戸惑いを隠せない森崎。
できる限り関わりあいになりたくない人種である。しかし……

森崎「(どことなく裁判官っぽい格好、低身長……それからこの威圧感……
   こいつ、もしかして……)」

A 「あー……もしかして、小町の上司ってお前か?」 とりあえず尋ねてみる。
B 「もしかして、あなたが小町の上司の閻魔様ですか?」 できる限り丁寧に尋ねてみる。
C 「何だ、迷子か。人里はあっちだぞ?」 まさかこんな小さいのが閻魔な訳があるまい!
D 「悔い改めるって言われてもなあ……」 とりあえず説教に付き合ってみる
E その他。何かあればどうぞ。

*先に2票入った選択肢が採用されます。

316 :森崎名無しさん:2012/06/07(木) 22:57:09 ID:UNGb3UZk


317 :森崎名無しさん:2012/06/07(木) 22:57:58 ID:P7TISyuo
B
お帰りなさい! ご無事で何より!

318 :森崎名無しさん:2012/06/07(木) 22:58:12 ID:EcpA3Lvw
A

319 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/06/07(木) 22:58:48 ID:???
ギャー!復活おめでとうございます!!

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