キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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キャプテンブライト9
1 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/18(日) 02:06:06 ID:/H3lkCNI
タイトル「頑張ってる下の棒」
<━━━━━━━━>
>━━━━━<
43 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/19(月) 03:02:20 ID:Z3NL90cA
るな「ふぅ」
ルナマリアの部屋。そこは寝室へのドア、トイレへのドア、お風呂へのドア。全てが開かれていた。
そもそも、閉じていないのである。
るな「今日は疲れたし。早く寝ちゃおうかな」
日課の、簡単な日記をつける。手書きだ。
記録の意味合いもあるが、日常ではワープロばかり使うので実際に文字を「書く」ことが少なくなっている。
それへの対処の意味合いがあった。
『今日はニナさんが突然叫んだ(いつものことだけど)。…スレが終わった。
あと、名前が気に入らないと言われて、戸籍を変えるように迫られた』
…どう読んでも、日記ではなく呪いの文書であるが。
44 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/19(月) 03:04:14 ID:Z3NL90cA
るな「あっ。今日のチューブ食は『ファーストキスの味』だ!?」
昨日は『一夏の思い出の味』だった。
まあ色々と味に種類はあるが、「製造が面倒だしコストがかかる」ということで、実際は無印の場合が多い。
要するにシールだけ貼って、後は脳内妄想で味を補完しろということである。
るな「……。ファーストキスは、レモン味レモン味レモン味…!」
必死に補完して、一気にチューブ食を飲む。
それは普段なら『プレーン』(味が何もついていない)、のはずだが…。
るな「…ッ!?」
今日に限って、明確に味付けがなされていた。
るな「…なんで『ファーストキスの味』が『消 毒 薬』の味なのよぉッ!!」
…言わせるな。
るな「ファーストキスが イ ソ ジ ン の味とかって、ありえないでしょ!? 何考えてるの、このメーカー」
それが、ありうるのだ。わかっても 哀 し く なるだけなので、わからないほうがいいだろうけど。
…女だけ『音姫』とかって秘密を独り占めしていたのだ。
(ある程度の年齢以上の、そしてある種の)男にだけわかる秘密があったっていいはずだ!
45 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/19(月) 03:06:59 ID:Z3NL90cA
るな「食糧事情、改善してほしいわよね…」
『別撮り』で一緒になったティアナちゃんは、楽屋で、
『WBのお弁当は、さりげなく、アジフライが一品多くついてくるらしい』と言っていた。
るな「いいなぁ、連邦軍」
注:連邦軍ではなく、WBの中で約一名、(勝手に)お弁当にアジフライを追加している人物がいるだけである。
ルナマリアは、メインPCを起動して…ニュース等のチェックをする。
プライベートに仕事を持ち込まない主義なので、別に忙しくはない。
でもティアナちゃんは、『WB隊は、仕事にプライベートを持ち込むことがほとんどらしい』と言っていた。
るな「いいなぁ、連邦軍」
注:連邦軍ではなく、WBが 狂 っ て る だけである。
それと、ある一線を越えると、ミライさんが修羅の形相になって、それは相当恐いです。
ルナは、特にやることもないので、ティアナにメールを送ってみた。
『ティアナちゃんへ。身体は大丈夫ですか? 言い忘れてましたが、サックスには注意してくださいね。
キミキスのファンを敵に回したくはないので』
…そういう大事なことは、言い忘れちゃダメだと思うが…。
46 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/19(月) 03:09:12 ID:Z3NL90cA
結構すぐ、返事が返ってきた。
『くぁwせdrftgyふじこ。
1くぁz2wsx3絵dc4rfv5tgb6yhん7うjm8いk、9おl。0p;・−@:¥^「」¥』
るな「……。ダメっぽいかも…」
PCの電源を落として。ルナはトイレへ入った。
…ドアは閉めない。
外付けで取り付けた『音姫 Ver.0079』を起動して、用を足す。
自室のトイレに音姫なんていらない、と思われる方も多いだろうが。
ルナマリアは「音姫がない」恐さを知っている。
あの事件以降、彼女は音姫がなくてはトイレも使えないカラダになってしまったのだ。
…音姫依存症。
後に、ルナマリア症候群として医学史に残る病気であった。
47 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/19(月) 03:10:50 ID:Z3NL90cA
るな「んー、スッキリ」
スッキリついでに、シャワーを浴びよう。
ルナマリアはバスルームへ入った。
…ドアは閉めない。カーテンも。
湯気がリビングルームに行かないようにと、換気扇を増設するほどの徹底ぶり。
諸事情で、女性用の共同浴場に行けないカラダになってしまったルナマリアだ。
るな「私はコーディネーターだから、病気とかになりにくいけど。
剃り跡から病原菌が入る場合もあるから、ナチュラルの人たちは脱毛クリームもオススメよ!」
まあ。例え相手が医者でも、おおっぴらに相談しにくいことだし。
シャワーを終えて。
以前までは『売名のためなら、多少の露出もやむなし』という方針だったので、
全裸のままベッドに入るアメリカンスタイルだったのだが。
今は軍隊から支給された『軍用就寝服 Ver.カトキハジメ』を着用している。
48 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/19(月) 03:12:25 ID:Z3NL90cA
寝室に入っても。
ドアは閉めない。
だがベッドの枕の下には。拳銃、白兵戦用にナイフ、最後の自害用に青酸カリの3点セットが置いてある。
常在戦場。
…何が彼女の精神を、ここまで狂わせたのか。
それは、想像してみればわかるだろう。
あのこと、を…。
---
翌朝。
ルナは朝が苦手だ。起きても、けっこう長い間、ベッドでごろごろしている。
でも今日は、それが遮られた。
チャイムが何度も鳴ったのだ。
るな「はーい? ちょっと待ってくださーい」
玄関に行くと、ニナが立っていた。書類と、朝食のチューブ食を持っている。
ニナ「はい、朝のごはん」
…今日は『敗北の味』らしい。
49 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/19(月) 03:14:17 ID:Z3NL90cA
るな「ありがとうございます。えと、その書類は…?」
ニナ「裁判所への、正式な改名手続きの書類よ」
るな「(うぅ…)」
ニナ「とりあえず、私と一緒の時の試合は『るな』で選手登録しておいたから」
手際が良すぎるだろう、ニナさん…。
るな「あのー、異名とかアダ名とかで『るな』ってことじゃダメでしょうか」
ニナ「ダメよ。ちゃんと戸籍から変えること!」
ニナは書類一式をルナマリアに押し付けると、叩きつけるようにドアを閉めて帰っていった。
るな「あ…」
50 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/19(月) 03:16:22 ID:Z3NL90cA
-----
<MSデッキ>
数時間後。集合時間になっても、ルナマリアは現れない。
ニナは苛立っていた。
ニナ「3秒でも遅刻したら、絶対に許さないって言ってあるのに。もう30分よ!?」
シャア「病欠じゃない?」
ニナ「だったら、その連絡があってもいいでしょうに!!」
リカルド「そういう連絡ができないくらい、調子が悪いとか」
ニナ「いえ。さっき会った時は普通だったし。…あ! いけない!」
シャア「どうした?」
ニナ「今朝、会った時。私、つい彼女のドアを閉めちゃった…」
シャア「え!?」
リカルド「そんなことを!?」
ニナ「でも、そんなに恐いものかしらねぇ…」
シャアとリカルド、そしてニナで。ルナマリアの部屋に行くと。
確かに、ルナマリアの部屋のドアが閉まっていた。
51 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/19(月) 03:17:41 ID:Z3NL90cA
シャア「お、おいルナ。開けるぞ!!」
部屋の中から、ルナが返事をしてくる。
るな「少佐? お、お願いします。閉じ込められちゃって…」
別になんのカギもかかっていないドアだが、シャアがそれを開ける。
るな「少佐。そこらへん、地雷とかあるんで、私がそっちに行きます!」
ベニヤ板で仕切られた「迷路ゾーン」から、ルナマリアが姿を現す。
ナイフと拳銃を持ち、口に青酸カリのカプセルを咥えているのが物騒ではあるが、まあ元気そうだった。
るな「ドアが閉まっちゃって…ブリッジに連絡したけど、運悪くハイネさんしか出ないし」
シャア「いや、いい。ルナ。無事か? もうそれ以上、心を病んでいないよな?」
るな「大丈夫です、多分…」
52 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/19(月) 03:19:50 ID:Z3NL90cA
ニナ「でも、どうも腑に落ちないわね。『密室恐怖症』ってわけじゃないんでしょ?」
るな「はい。密室自体は恐くないんです。ただ最近、ドアを『開ける』のが恐いだけで…」
ニナ「…どうして?」
るな「ドアを開けたら。また『ヤツ』がいるような気がして…!」
ニナ「そこらへん、わからないのよね。全裸で胸毛の日系ブラジル人なんて、いるわけないじゃない…」
ルナと。シャア&リカルドは思った。
ヤツに会ったことがないから、そんなことが言えるんだ、と…。
【選択肢】→そろそろ進めたいとこだけど…
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。
A:ゲリラ側。味方の装備を最高峰のものに交換してあげる(オイゲンが)。
B:ハイネ側(?)。っつーかアイツは普段、何をしているんだろう…
C:ジオン側。ドレンさん&アンディ退院!
D:アレ。
注:選択肢Dは、本文に時間をかけすぎたあまり、断念しました…。
-----
今日はここまでー。
53 :
森崎名無しさん
:2011/09/19(月) 03:32:39 ID:ktDBwNhk
D
ここだ! ここでDを選ぶんだ!
外回り帰りにはよく口からイソジン的な香りを漂わせていた(婉曲表現)という
伝説を持つツワモノが先日退職されました。
…ほんの七、八十年も昔までは赤線で下ろしてもらう、なんていうのも
ごくごく普通のことだったようですが、最近じゃそれは仮免扱いのようでw
54 :
森崎名無しさん
:2011/09/19(月) 08:52:10 ID:lssyBKVg
D
55 :
森崎名無しさん
:2011/09/19(月) 13:29:04 ID:???
>>53
仮免説もありますが、最近は誰うま的な意味でAT限定説が有力ですよw
56 :
森崎名無しさん
:2011/09/19(月) 17:34:46 ID:???
>ファーストキスがイソジンの味
orz
57 :
森崎名無しさん
:2011/09/19(月) 23:43:11 ID:???
>>55
成程、うまいw
58 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 02:36:21 ID:???
あああああああああ!!!!
今までの俺の苦労はなんだったんだぁぁあああああああ!!!!
エロビデオのパッケージとか検索して、物凄く必死だったんだぞ!!!!
あああああああああ!!!!
59 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 02:37:44 ID:72tyM6s2
D:アレ。
(
深夜。誰も来ない公園に誘き出された、純真無垢な美少女が遭遇した犯罪風景。
大勢の興奮した若い男たちに囲まれ凶器を突きつけられて。
言われるまま涙目になって脱ぎだすが、それが暴行の始まりだった。
「どうしてこんなことを…」初めての体験に、涙があふれて止まらない美少女。
硬いモノで何度も突かれて、悲鳴を上げたいがそれもできない。
何人も、何人も。激痛と絶叫の中、相手は次々と。
前から後ろから、男たちが激しく襲ってくる。
「やめて!」
「たすけて!」
「痛いっ!」
「……ふふ……世界の秘密を……調べてるんだろう……。
いいよ。教えてやるよ……この部隊には……。
裏切り者の幻獣共生派と……竜が……岩田……岩田と……」
行為が終わった後。口の中に入った白いモノの味に、再び涙があふれる。
その一部始終を撮影され、公開されることになるということを。この時まだ少女は知らなかった…。
#文章はイメージです。パッケージと内容は一部異なる場合があります。
以下略
)
60 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 02:39:43 ID:72tyM6s2
-----
ジオン側から、場面は変わってWB隊。
てくてく。てくてく。いつもの帰り道。
謙信ちゃんさん様閣下総書記筆頭陛下は、地面におにぎりが落ちているのを見つけた。
謙信「……」
ひょい。ぱく。もぐもぐ。
謙信ちゃんといい、アリーナといい「とりあえず食べる」という習慣はやめたほうがいいと思う。
特に、拾ったものとか、家屋からパクッたものとか…。
随分な身分なんだし。
てくてく。…またも、おにぎり。
謙信「……」
ひょい。ぱく。もぐもぐ。
てくてく。…またも、おにぎり。
謙信「……」
ひょい。ぱく。もぐもぐ。
食べ終えて顔を上げると、またも、地面におにぎりを発見する。
謙信ちゃんは釣られて進んでいく。
ふと気づくと、そこは公園の中であった。
もし、大声で助けを呼んでも誰も来ない場所。
謙信「……」
…『深夜。誰も来ない公園に誘き出された、純真無垢な美少女』
61 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 02:43:11 ID:72tyM6s2
月明かりで、周囲の人影が見える。だが彼女は、多くの気配に囲まれていることを察知していた。
謙信「…すまぬ。あまりにも美味しそうだったので、おにぎりを食べてしまった…」
瀬戸口「いや、普通『何者だ!?』とか言わない?」
謙信「瀬戸口殿か。…他にも知った顔が大勢だが。すまぬ、みんなにおにぎりを持って帰るという発想がなかった…」
瀬戸口「タカトシからの電報だ…『もうおにぎりから離れていいから!』」
謙信ちゃんを取り囲む男たち。
ブライト、アムロ。叶親、ヤムチャ、ハマー。メカ沢、メカ沢β。絶望先生、伊藤誠。
瀬戸口、キバヤシ、ハチ、ゴローさん。ファーザー、オンナスキー、オプーナ。
松岡修造、犀川創平、心内療、ハイネ。
音声さん、カメラさん、進行さん。多数の構成作家。
そして 花京院典明。
「男」に限らない。
芝村舞、原素子、悠木映。灯里。中原岬、西之園萌絵。
徘徊するユリア人形。アリス・キャロル。野 獣。
全員が、手に手に武器を持っている。多くがカトラスだが、模造刀ではない。
多くの者がカトラスを構え、謙信ちゃんに突きつけた。
…『大勢の興奮した若い男たちに囲まれ凶器を突きつけられて』
62 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 02:45:25 ID:72tyM6s2
謙信「…物騒だが、なんの用か?」
スッと、芝村舞が前に進み出た。
芝村舞「WBは、大気圏突入時。メカ沢と奈々、そして謙信ちゃんに助けてもらった」
謙信「そんなことも…あったな」
芝村舞「『処罰』せねばならないこともあったが。本心は、誰もがそなたらに感謝している」
謙信「……」
芝村舞「そこで私は、三人にプレゼントを用意した。これは謙信ちゃんへのプレゼント、だ」
謙信「…?」
芝村舞「床の上、あるいは畳の上で。素振りだけして本当に強くなれるはずもない。
防具をつけ、訓練用の剣で。防具の特定の場所しか打たない…そんな訓練には飽きていた頃だろうとな」
謙信「芝村殿…私のために。ありがたい」
感激のあまり『涙目に』なる謙信ちゃん。
芝村舞「受け取れ」
舞が、軽く鞘ごとカトラスを放った。謙信ちゃんはそれを掴む。
芝村舞「それは模造刀だが強度はある。充分に打ち合えるし、そなたも手加減せずとも攻撃できよう。
周囲のこいつらは 全 力 で 謙信ちゃんを攻撃する。見事突破し私に打ち込んでみせよ。
百回の訓練より一度の実戦が勝るとも言う。そなたには良い経験になるだろう」
謙信「しかし。仲間である彼らが、全力で打ち込んできてくれるものだろうか」
芝村舞「安心せよ。私は男どもに、一つのことを許可した」
謙信「?」
63 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 02:47:16 ID:72tyM6s2
芝村舞「謙信ちゃんに勝ったならば。謙信ちゃんの 貞 操 を 好きにしていいと言ってある」
瀬戸口「え!? 何それ!? 俺、そんなの聞いてない!」
芝村舞「まあ…お前に言うと反対されそうだったからな」
謙信「しかし。貞 操 ぐ ら い で、そんなに縛りになるものか?」
芝村舞「うむ。謙信ちゃんの貞操を賭けた瞬間、脈絡もなく 花 京 院 典 明 が出現したほどだ」
花京院典明「僕も。いつも賭けられてばかりの人間ではないということを見せようと思ってね」
原素子「(明らかに 貞 操 目的…)」
謙信は周囲の気配を探る。ほぼ全員、本気のようだ。彼らが手にしているカトラスも、模造刀ではない。
謙信「……。しばし。待ってくれぬか?」
芝村舞「ん?」
謙信「私には具足と『聖なる鎧』がある。それを全て外す」
芝村舞「受けや回避に失敗すれば、一撃で致命傷になるぞ」
謙信「それでなくては、実戦ばりの訓練とは言えないだろう」
謙信ちゃんは兜や、聖なる鎧を脱いでいく。
…『脱ぎだすが、それが暴行の始まりだった』
64 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 02:49:33 ID:72tyM6s2
花京院典明「くらえッ半径20m…言い直すッ! 直径40mのエメラルド・スプラッシュ!!」
謙信「ッ!」
エメラルド・スプラッシュを、余裕でかわし。花京院に一撃。
花京院典明「こ、この花京院典明の精神的動揺によるミスではなく… 実 力 だ…。ぐはっ」
---花京院典明リタイア---
ファーザー「じょ、譲ちゃーぁあん!!」
オンナスキー「ご、合法的にナオンと!!」
叶親「全力で行く…チャリオッツ!!」
ヤムチャ「はぁぁああ! 狼牙風風拳!!」
ハマー「必殺、ハマーがいっぱぁあい!!」
松岡修造「貞 操 を! 間違えた! 出番を!!」
アムロ「和風の古式下着もかーいいよ、かーいいー!!」
…『前から後ろから、男たちが激しく襲ってくる』
一閃。
65 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 02:51:24 ID:72tyM6s2
ファーザー「み、耳ぃ! 耳ぃぃいい!!」
オンナスキー「わああああ!! がくっ」
叶親「ぎゃああああ!!」
ヤムチャ「足、足元ぉぉお!!」
ハマー「正直、スマンかったでござ…ぐべばっ!」
松岡修造「出番…」
アムロ「あぁ…刻の涙の中に色んなパンツが見える…」
…『何人も、何人も。激痛と絶叫の中、相手は次々と』(倒れる)。
一瞬で。ファーザー、オンナスキー、叶親、ヤムチャ、ハマー、松岡修造、アムロが地面に倒れた。
いや、ファーザーだけは(無駄に)ガッツがあるので立ち上がってくるが。
この時点で。『対・謙信』という視点で考えると。男たちの戦術に問題があった。
「結界」で相手の位置を把握できる花京院、そしてパンツの気配で位置を把握できるアムロ。
二つの大きな「レーダー」を真っ先に失い。
また、士気が高い(ヤリたい)者だけが突出し、倒され。
残りは士気の低い者だけになってしまったことだ。
まあ誰が指揮してるわけでもないので、しかたない。
66 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 02:53:03 ID:72tyM6s2
ファーザー「くっ、もう一度じゃよー!! じょ、譲ちゃーぁあん!!」
ブライト「俺は無関係、俺は無関係だってば! 芝村舞に招集されただけだって!!」
絶望先生「先生も、別に謙信ちゃんの貞操に興味は!! …まあ、なくもないんですが」
伊藤誠「わー。メカ沢βだー。野 獣 もいるー。すっごーい!」
メカ沢β「…メカラッタ」
ハチ「俺、剣なんて素人だよ!?」
ゴローさん「おい、待てって! WBのメインエンジンの管理、素人にできんのか?」
犀川創平「え。僕も何かするの?」
キバヤシ「話は聞かせてもらった! 宇宙人が集まるっていうから来たのに…芝村舞に騙された!!」
心内療「僕はこれだけのためだけに、テンプレに残ったんですか!?」
一閃。
ファーザー「み、耳ぃいい! 耳ぃぃいいいいぃい!! 耳がぁあああ!!」
ブライト「お、俺はこんな化け物を従えていたのか…ぐげばっ!!」
絶望先生「『やめて!』」
伊藤誠「『たすけて!』」
メカ沢β「メカ…ラッ」(踏まれて、再び大破)
ハチ「せ、せめて宇宙だったら逃げられたかも…うわぁあああ!!」
ゴローさん「こちとら、真面目に仕事してたのに…ぎゃああああ!!」
犀川創平「『痛いっ!』」
キバヤシ「『ふふ…西園寺世界(ワールド)の秘密を調べているんだろう…?』え、違うの?」
心内療「無茶な成分入れるから、後で困るんですよッ! ぎゃあああ!!」
…死屍累々。
67 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 02:55:37 ID:72tyM6s2
さらに。音声さん、進行さん、多数の構成作家を一瞬のうちに叩きのめしたが。
全盛期ならばともかく。弱体化した、今の謙信ちゃんは、既に少し呼吸を乱していた。
こんだけ大量のキャラを屠っておきながら、乱す呼吸が「少し」ってのも凄いが。
その一番の原因は…男キャラに 強 い の が い な い せいであった。
謙信「(次は…メカ沢殿ッ!)」
メカ沢「……!」
メカ沢の身体に一撃を当てたが、彼は倒れない。
硬い。
身体が異常に硬いのだ。
謙信「くっ…!!」
メカ沢「……!」
一撃でダメなら、連撃だ。
飛天御剣流・龍巣閃。
全身の急所を攻撃する高速乱撃。だがメカ沢は倒れない。
謙信「(急所の位置が違うのか!? サウザー的な何かのようだ…)」
そもそも ロ ボ … いえ、なんでもないです。
一方のメカ沢は。『硬いモノで何度も突かれて、悲鳴を上げたいがそれもできない』状態だった。
な の は が スピーカーケーブルをつけるのを、忘れてたから…。
68 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 02:57:13 ID:72tyM6s2
謙信「(ならば…)」
模造刀のカトラスを、鞘に戻し。体術の構えを取る。
メカ沢「……?」
謙信「…あっちむいてホイ」
メカ沢「!?」
メカ沢は、顔は左右のどちらかに向けるだろう。なんとなくそう思っていた。
…なんとなく、上とか下とかは向かないだろうと。
構造とかじゃなく、あくまで、なんとなく。
右を向いたメカ沢の逆に回って。彼の後頭部の ボ タ ン を押す。
メカ沢「……」
ビープ音すら出せず、メカ沢、機能停止。
謙信「北斗…リセットボタン…」
あー、無理してボケなくていいってば。
69 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 02:58:59 ID:72tyM6s2
ファーザー「みたび、立つ! じょ、譲ちゃーぁあん!!」
西之園萌絵「せ、先生の仇ぃいい!!」
悠木映「テンプレから外れたぁああ!!」
中原岬「まだ『完成』してないけど…シャリバンクラッシュ!!」
アリス・キャロル「私はこの犯罪(謙信ちゃんが男どもを暴行)を全力で見逃します!!」
野 獣「マァァアアアアァアアアアッ!!!!!」
ハイネ「この暴行事件、既に殺人未遂にまで行きそうだが…俺も通報しない!! 全力で見逃す!!」
一閃。
ファーザー「耳…」(死んだ)
西之園萌絵「…ミライさんの飛び蹴りクラスね…」
悠木映「YESじゃないよ…」
中原岬「完成させなければ、全然歯が立たない…」
アリス・キャロル「憲法九条の思想(俺も見逃すからお前も見逃してくれ)の立場はッ!?」
野 獣「(『感情度:マー社長→(芝村舞と灯里の次に恐い)→謙信ちゃん』)」
ハイネ「一人くらい、見逃してくれたって…」
つ い で に。ワゴンの上にいたオプーナの頭のボンボンを引き抜いて。
残りは5人! 瀬戸口、芝村舞、原素子、灯里、徘徊するユリア人形。
70 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 03:00:55 ID:72tyM6s2
誰だ。
誰から倒せばいい?
本来、芝村舞に最初に切りかかりたいところだ。
何故なら、先に周囲の人間を倒せば、疲れ果てた状態で芝村舞と戦うことになる。
だが同じ部隊の瀬戸口と原素子がいい位置にいて、そこに突っ込むと芝村舞を含めた3対1の戦いになるだろう。
それだけは避けねばならない。
すると、何か鼻歌を歌っている灯里か。
あるいは 徘徊するユリア人形か。
…ユリア人形だ。アレは 臭 い から、周囲に誰もいない。仕留めるなら、今だ。
突きを繰り出すが、避けられた。踏み込みが甘かった? さらにもう一撃。だが、かわされる。
謙信「くッ!」
ユリア人形が、声を出す。
ユリア人形「ツーマンセルで二丁下げろって言ってるのに…ワンマンセルで一本下げて。…お茶目さん☆」
謙信「……。…少佐かッ!?」
ユリア人形「ええ、そうよ」
謙信「……。言っちゃった後で、今さらだが…私たち、面識あった?」
ユリア人形「……。…ないっぽい」
テキトーな人たちである。
71 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 03:02:45 ID:72tyM6s2
ユリア人形「それじゃあ私、行くわ」
謙信「(こくこく)」
ユリア人形はカトラスを放り捨てると、振動音を発しながらどこかへ歩いていった。
瀬戸口「おい、今、アレに入ってたの少佐!?」
芝村舞「そうみたいだな。…アレ、回収していってくれればいいのに」
残るはGPM組3人と、灯里。
呼吸を乱しながら。謙信は違和感が大きくなってきていることを、無視できなくなってきていた。
流石に模造刀のカトラスにガタが来ているのだ。
その時。芝村舞が再び、鞘つきの模造刀カトラスを軽く放ってくれた。
謙信ちゃんはそれの強度や長さを確かめ、そちらをメインに使うことにした。
謙信「芝村殿。一つ、聞かせてほしい」
芝村舞「む?」
謙信「『どうしてこんなことを…』してくれるのだ? 私と芝村殿は、あまり接点がないはずだ」
芝村舞「謙信ちゃんが『謹慎』になった時。私に刀を預けてくれたからな。そのお礼だ」
謙信「感謝する。…私は戦場で腕を磨いてきた。だからこんな大勢での訓練は初めてだ。とても、楽しい…」
…『初めての体験に、涙があふれて止まらない美少女』
72 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 03:04:16 ID:72tyM6s2
さて。GPM組3人は厄介だ。と、なると。目標はポツンと離れている灯里か。
謙信「はっ!」
灯里「とー」
模造刀カトラスと、強化(?)オール。何度も打ち合う。
瀬戸口「ん? 謙信ちゃんが攻めあぐねてるな」
芝村舞「灯里の得物(オール)のほうが長いからな。やはりリーチの長さは大きい」
原素子「それにしたって。設定では普通のOLと戦国武将でしょ? 技術ってもんが…」
芝村舞「灯里は…。なんというか…。勢いで色々やっちゃうから」
瀬戸口「あー」
原素子「そんな勢いだけの人が、なんで『女性訓練教官』の資格なんて持ってるのよ…」
瀬戸口「え? アレ決めたの、おねーさんじゃないの?」
原素子「違うわよ!!」
灯里が白兵戦で、謙信ちゃんと少し打ち合える…なかなか凄いことだったが。
さらに凄いことを、灯里は仕掛けていた。
73 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 03:06:42 ID:72tyM6s2
謙信は灯里のオールを捌いて、接近。そこでさらにフェイントを入れて、大きく踏み込む。
謙信「はあっ!!」
灯里「ッ!」
謙信ちゃんの一撃は、場外ホームランを打つ勢いで、灯里の胴体を薙ぎ払っていた。
だが。
謙信「(なっ…なんだ、この柔らかさ! 弾力性に富んでいる! もちもち してる!)」
その手ごたえが、一瞬の隙となった。
灯里「ていっ」
灯里の光り輝く右手が、謙信ちゃんを掴もうとしてくる。だがモーションが大きい。
謙信「ッ!?」
何か危険な感じがして、咄嗟に距離を取った。
謙信「これは…!? く、空間を…削り取れるのか!?」
灯里「ザ・ブルーハンド…」
謙信「しかし、一撃入れた時の、妙な手ごたえは…」
灯里「あー。アレはコレですよー」
灯里がARIAカンパニーの制服をバサバサやると。
中から瀕死のアリア社長が落っこちてきた。
アリア社長「ぷ…にゅ…」
74 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 03:10:26 ID:72tyM6s2
謙信「アリア社長を楯にするとは…良い判断(?)だ!」
灯里「ほーめらーれちゃいましたー」
だが。灯里と謙信ちゃん。戦う二人の周囲を、大勢の人間が取り囲んできていた。
謙信「ふっ。芝村殿。今の私には体力が欠けている。その訓練とはありがたい…!」
芝村舞「え。あの。ちょっと待て! 私はそいつらは呼んでないぞ?」
原素子「じゃあ、誰なの、彼ら!?」
団体員A「我らは動物愛護団体!」
団体員B「度重なる、ネコへの迫害! 許すまじ!」
団体員C「国際社会へ訴えるわ! 環境テロとか起こしちゃうわー!」
謙信ちゃんは迫りくる団体員を、次から次へと屠っていく。
団体員側に、既に2桁の被害が出ていたが。
謙信ちゃんの「速さ」よりも。こいつら、どこにそんなに潜んでいたのかのほうが気になった。
一方の灯里は。屈強な男たち(団体員)に捕まえられ、誰も来ない路地裏に連れ込まれたが…。
『意外ッ! それは髪の毛ッ!!』という灯里の叫び声がして。その後に戻ってくると。
灯里「アリア社長、やられちゃいましたし。私、先に帰ってますねー」
スキップしながら帰っていった。
75 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 03:11:59 ID:72tyM6s2
瀬戸口「ど、どう収拾つけるんだ…」
芝村舞「(マズいな…。私も最近、うっかりマー社長を半殺しにしてしまったし)」
原素子「芝村さん、どうしましょう!?」
芝村舞「み、ミギーは防御を頼む。あと原は書類を頼む…」
舞はカトラス(こっちは真剣)を抜き放ち、手近にいた動物愛護団体員を『灯里:はわわわわわ』。
瀬戸口「しっ、芝村ぁ!?」
原素子「芝村さん… ズ ル い わ !」
原さんが包丁を抜き放ち。手近にいた動物愛護団体員を『灯里:半舷休息のはずなのに…』
瀬戸口「……」
瀬戸口。 逆 転 の 発 想 !
瀬戸口は、謙信ちゃんを指差して、力の限りに絶叫した。
瀬戸口「そっちじゃない!! ここに テ ィ ア ナ がいるぞーっ!!!」
…その声に。動物愛護団体は、一斉に謙信ちゃんに襲い掛かったが…どんどん倒されていく。
しかし。謙信ちゃんにやられるなら、いいのだ。アレは模造刀。命までは取らない。
だが芝村舞のカトラスや、原素子の包丁にやられたら。命を失う。
瀬戸口「(多くの命を救うためなんだ…すまない、ティアナ。許してくれ…。…そもそも知らない人だけど)」
76 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 03:14:15 ID:72tyM6s2
……。
結局。
3桁の、動物愛護団体員の負傷者を出したものの。死者は2桁にいかずにすんだ。
さすがに、謙信ちゃんが呼吸を乱していると。瀬戸口が真顔で近づいてきた。
瀬戸口「『いいよ。教えてやるよ……この部隊には……。
裏切り者の幻獣共生派と……竜が……岩田……岩田と……』」
謙信「?」
瀬戸口「じゃ、俺、塾があるから」
…瀬戸口、逃亡。
原素子「(瀬戸口くんも気苦労が絶えないわねぇ)」
芝村舞が、(血まみれの)カトラスを片手に、謙信ちゃんに近寄ってくる。
芝村舞「謙信ちゃん。本来は私と打ち合う訓練の予定だったが…すまなかったな」
謙信「いや。恐らく今の私では、芝村殿の相手になるまい」
芝村舞「わからんぞ? 私は『天才LV3』で、ほぼ全ての技能を代用できるが。
九頭龍閃や天翔龍閃クラスのものは代用できない…かも、しれない」
謙信「代用などせずとも。芝村殿なら 3 回 く ら い 試せばできるだろう」
芝村舞「あまり買い被るな。私はそもそも、剣の腕が立つわけではないからな。
むしろ。すり足→パンチ→すり足とかのほうが得意だ。
今日は、私との打ち合いはできなかった。次を用意しておく。待っていろ」
謙信「…感謝する」
77 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 03:16:18 ID:72tyM6s2
謙信ちゃんは、チューブ食の『水味』を飲んだ。喉の渇きが癒される。
そんな謙信ちゃんに、芝村舞が、そっとおにぎりを差し出した。
謙信「…これは?」
芝村舞「食べるがいい。…コシヒカリだ」
(訓練という)『行為が終わった後。口の中に入った白いモノの味に、再び涙があふれる』謙信ちゃんだった。
泣いちゃうくらい、美味しかったのだ。
今回の訓練映像は、カメラさんによって、
『その一部始終を撮影され、公開されることになるということを。この時まだ少女は知らなかった…』が、
謙信ちゃんの剣捌きは抜群であり、連邦軍では模範とされることになる。
#謙信ちゃんがスキル『気配察知』をサッカーに応用するようになりました。
防御時等、ボールキープしていない時に補正がつきます。
#謙信ちゃんの「戦闘LV」が、少しずつ戻り始めてきました。サッカーには関係ありません。
78 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 03:18:44 ID:72tyM6s2
原素子「ところで芝村さん。ちょっとマズイことがあるわ。書類が、無理なの」
芝村舞「どういうことだ?」
原素子「3桁の人間(動物愛護団体)が生きてるから、整合性が取れなくて。
いっそ、私が全員ぶっ転がしちゃっていいかしら? そうすればテキトーになんとかできるし」
謙信「……。…無辜の民は、できれば殺さないでやってほしい」
芝村舞「どうにかならないか、ミギー?」
原素子「誰がミギーよ。んー。実在の人物が、これだけの死傷者を出した、ってことにすれば…」
芝村舞「実在の人物…」
原素子「あ。そうだ! テ ィ ア ナ がやったことにすればいいわね! これで解決ぅ☆」
…動物愛護団体:殺戮事件。ついでにメカ沢βとか踏まれた事件。
容疑者:ティアナ・ランスター…
79 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/20(火) 03:20:25 ID:72tyM6s2
-----
現段階で。
WB隊男性陣(フィールダーに限らず)。ほぼ全員が重軽傷。
物凄い戦力低下となってしまったが…
女のフィールダーは無傷な不思議!
あと、なのはが絡んでないのに、こんな 惨 劇 になるなんて不思議!
【選択肢】→見切り発車したいけど、まだデータ作ってないことに気づいた。…いつものことだけど。
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。
A:ゲリラ側。味方の装備をマスターソードとかに交換してあげる(オイゲンが)。
B:病院にて。なのはに「サッカー筋」をやられたヤツらの風景。
C:ラジオが混線する…彼がテンプレ落ちしたのは、まさかリストラ?
D:次回の「別撮り」は。ティアナを無傷で帰してあげる。
-----
今日はここまでー。試合は、そろそろ本当にやるんで…多分。
80 :
森崎名無しさん
:2011/09/20(火) 03:39:54 ID:PPjHyvto
D
こんな罠に有言実行クマー!!
しかし、いかなセプテントリオンとてこの部隊で竜の覚醒実験をしようとは思うまい…。
81 :
森崎名無しさん
:2011/09/20(火) 12:57:57 ID:/D0C+yS+
B
82 :
森崎名無しさん
:2011/09/20(火) 14:23:54 ID:9Eulewvs
d
不幸になりそうだが
83 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/21(水) 03:11:02 ID:ik6yIAeI
>>80
私。基本は有言実行ですとも。
「そういう意味じゃない!」とか「ベクトルが違う!」とか、そういうことは多々ありますが。
>>82
ええ…。もう不幸というか。救いようのない話に…。
-----
灯里「業務連絡、業務連絡。本日は早速その『別撮り』を放送する予定だったのですが。
ティアナがセリフを 噛 む ことが多く、時間内に収録できませんでした。
誠に申し訳ありませんが、本日の更新はお休みとなります。
『オリキャラが出るよ。普通の人だよ!』とのこと。
リュウさんとかでも使い回せないくらい『普通の人』なんでしょうか…」
---
『ティアナも、自らの手で剃り落とした(怪我ない)…』ですませようと思ったんですけど。
流石に、三番手になるしなーと。そう思ってしまったのが運の尽き。
概要だけまとめれば3レスぐらいで終わったのに。肉付けしていったら膨らんで。
構想から途中まで書いて、物凄く 悲 惨 になってしまった気もするんですが…。
でももう、色々書いちゃったし。今さらコレ捨てるの勿体無いし。明日までに何か思いつかないかなぁ…。
夢オチとかにしようかな。あるいは絶望したティアナが悪魔を召喚してラスボスになるとか…。
ただティアナは、無傷で帰してあげるんで。それだけは絶対!!
…なんかこのスレ。ティアナスレになってる気がする…(ティアナが必ず絡んでる)。
84 :
森崎名無しさん
:2011/09/21(水) 03:58:31 ID:???
すっかり仲良しムードなキャスバル兄さんに代わるアンチヒーローとして頑張ってもらう路線じゃないでしょうか。
最後にはア・バオア・クーと融合して要塞人間になるとかそういう感じで。
85 :
森崎名無しさん
:2011/09/21(水) 12:33:54 ID:???
そもそもテンプレ時点で相当に悲惨だったけど。そこからさらに悲惨になる?無傷って言ってるから大丈夫だよね…
86 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/22(木) 04:14:43 ID:yJ/S/kZg
灯里「業務連絡、業務連絡。時間枠が取れず、また断念…。とのこと。また明日…。
推敲する時間がないとか、台風で電車が止まって帰れなかったとか、週マガ立ち読みしてたとか。
そんな理由じゃなく、ティアナが『噛 む』のが理由だそうです。
進行さんも、さりげなく謙信ちゃんにやられて、病院ですしね…。
書いてて気づいたんですが。ティアナってキャラ立ちすぎだよなぁ、とのこと。
なんでこの勢いが、リュウさんとか…。あ。なんでもないでーす☆」
-----
>>84
アンチヒーロー、考えました。でも…そもそも テ ィ ア ナ 程度じゃ…。
相当、強力な邪神を召喚しないと追いつかないだろうなぁ…。あ。ロベルt
(絶対に書きたくないので廃案に…)
>>85
まあ、多分…。別に死んだりしませんし…。ええ…。
---
遅々として進まないように思えますが。
ティアナ三部作(?)「テンプレ」「今のコレ」「最終章」でキレイにまとまりそうです。
ティアナが、最後に幸せになるエンディングがまとまりました。巧くスコッとハマるのを。
いや、そりゃ「普通の幸せ」じゃないですけどね…。今後、選択肢やらテンプレに混ぜる予定です。
普段は出てこ(られ)ない人ですし…。
めがっさ気合入っちゃいました。
87 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/22(木) 04:16:17 ID:yJ/S/kZg
(パイロット版:次回予告)
…不可解な逮捕と、そして警察からの釈放。
あの時から、もう二週間が過ぎていた。
カラダの痛みは、もう随分と治まったけど、アタマ…その中が痛いような感覚は、治らない。
お医者さんは、神経がどうのとか、脳がどうのとか言っていた。散々に殴られた後遺症らしい。
「残念ですが、根本解決にはかなり大規模で、成功率の低い手術が必要になります…」と。
でも。記憶とか、運動とかに問題はないとのこと。
それなら平気だ。
痛いのは慣れてるし。
しばらくすれば収まるし。
なのはさんのクスリもあるし。
-----
なんだろう?
思い出したくもないけれど、両手首に懐かしい感覚がする。
見なくてもわかる。警察で散々に味わった。
手錠だ。
-----
次回「無傷という傷」
君は…刻の涙を見る…。
88 :
森崎名無しさん
:2011/09/22(木) 12:34:33 ID:???
その気合…見せてもらう…っ!
あ、奈々さんアニメ化おめでとうございます。
怪我ないよう頑張ってほしいなあw
89 :
森崎名無しさん
:2011/09/22(木) 18:47:59 ID:???
予告からして、かなり悲惨なんだがw
90 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:02:56 ID:???
>>88
奈々は画面に映るかどうか、カメラさんの腕にかかってますな。
>>89
なんかティアナ=不幸、という図式ができてしまって…
---
もともと3レスぐらいの小話が、膨らみました。
文章量としちゃ多いんですが。
「選択肢D」の描写(釣り針)を考えてた時間と大差ないという。嘘のような本当の話…。
でもティアナ。中の人は 全 く 思い入れがなかったのに。
ハイネばりに動いたなぁ…(もう過去形に!?)
91 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:04:21 ID:dNxKCxxY
D:次回の「別撮り」は。ティアナを無傷で帰してあげる。
-----
私、ティアナ・ランスターには親友がいる。
時間と友情が育んだ結晶。
決しておカネで買えない存在。
仕事場でのパートナーにも随分慣れてきたきたけれど、それとはまた別で。
小学校のクラスが同じで、席が隣だったのがキッカケだと思うけど。
そんな小さい頃から、ずっと一緒だった。
ウェス・オリゾナールちゃん。資産家の長女で、小学校ではちょっと浮いていた。
それでよくいじめられていたんだと思う。
「セリフを噛む」クセのせいでいじめられていた私は、いつのまにか彼女と仲良くなったんだ。
…不可解な逮捕と、そして警察からの釈放。
あの時から、もう二週間が過ぎていた。
カラダの痛みは、もう随分と治まったけど、アタマ…その中が痛いような感覚は、治らない。
お医者さんは、神経がどうのとか、脳がどうのとか言っていた。散々に殴られた後遺症らしい。
「残念ですが、根本解決にはかなり大規模で、成功率の低い手術が必要になります…」と。
でも。記憶とか、運動とかに問題はないとのこと。
それなら平気だ。
痛いのは慣れてるし。
しばらくすれば収まるし。
なのはさんのクスリもあるし。
92 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:05:39 ID:dNxKCxxY
それよりも。ようやく機動六課に戻れたのだ。ここで手術なんてしたら、また脱落してしまう。
ドアのチャイムが鳴った。見てみると、親友ウェスちゃんの顔。急いでドアを開ける。
ティアナ「ウェスちゃん。どうしたの?」
ウェス「ティアナちゃん。…近くまで来たから、なんとなく」
ティアナ「メールでもしてくれれば、何か準備できたのに」
ウェス「ふふっ。いらないわよ、そんなの」
彼女は私と性格が正反対だ。開放的で外交的だった私と、内向的でお淑やかだったウェスちゃん。
あまり喧嘩になったことがないのは、そこにも原因があるのかもしれない。
好きな男の子が被らなかったことだけは、神に感謝したい。
ティアナ「でもウェス、いいの? こんな、犯罪者っぽい女のトコに来て。お家柄的に」
ウェス「もう…。結局は無罪だったし、また時空管理局で働けるんでしょ?
警察に捕まること自体が、そもそも何かの間違いよ。冤罪よ」
ティアナ「なんだかそのへん、結局よくわからないのよね…。でも、今となってはどうでもいいわ。
ただ一ヶ月、トレーニングどころか動けなかったから、機動六課で出遅れちゃうのがイヤね。…つッ!」
アタマの奥が響く痛みだ。でも大丈夫。我慢してれば、すぐに収まるから。
93 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:06:50 ID:dNxKCxxY
ウェス「…ティアナ、大丈夫?」
ティアナ「う、うん…」
ウェス「私のほうで、お医者様、探そうか?」
ティアナ「平気よ。だいたい、医者は役に立たないもん。時空管理局の医者だけじゃなく他でも診てもらったけど。
そういうトコで処方されるクスリって全然ダメ。気休めにもならないわ。やっぱり、なのはさんのクスリが一番」
ウェス「ならいいけど…。でも心配なの。ティアナって最近、妙なテンションの時があるし。
そういう時、凄く楽しそうなのはいいんだけど、呂律が回ってないし…」
ティアナ「やーねー。セリフを『噛 む』ことなんて、私の小さい時からのクセじゃない」
ウェス「うん…。大丈夫なら、いいの。ちょっと心配になっただけ」
彼女はようやく、笑ってくれた。良かった。彼女が哀しそうな、不安そうな顔をしていることは、私はイヤだ。
彼女が笑顔になれば、私も笑顔になれる。
唯一無二の親友。
私の家族より、私のことを知ってる人。
世界中で。私と彼女だけしか知らない秘密も、いくつかあるほど。
94 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:08:06 ID:dNxKCxxY
ティアナ「そう言えばさ。イストちゃんは元気?」
ウェスの妹のことだ。今は中学生になったあたり。
年齢が離れてるからか、ウェスはイストのことをとても可愛がっている。
イストの性格は姉と逆で、開放的で外交的。すぐに誰とでも仲良くなれる。
ウェス「元気よ。あの事件でティアナのことも随分心配してたわ。
ただお父様の言いつけで、もう、ティアナにあまり会いに行くなって言われてるけど…」
ティアナ「しょうがないわよね。普通の親御さんなら、妙な前歴の女に会わせたくないのもわかるわ」
ウェス「でもイストはティアナのこと、全然ヘンに思ってないわ! 凄く心配してたし、会いたがってた。
あ、ビデオチャットなら大丈夫よね。後でメール送るわよ?」
ティアナ「うん、ありがと」
ウェス「じゃ、私はこれで帰るけど…。やっぱりティアナ。私のほうでもお医者様を探してみるわ」
ティアナ「そんなに気にしなくていいのに」
ウェス「気にするよ! ティアナは、キミキスのアニメ版に絶望した人に刺されるかもしれない立場なのよ!?」
ティアナ「んー。よくわからないけどね。でもありがとう」
ウェス「じゃ、またね」
ティアナ「ばいばーい」
95 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:09:14 ID:dNxKCxxY
警察から釈放された後、ウェスとは何度も会ったんだ。でもイストとは会ってない。
イストは、私から見ても妹のような感じだった。
小さい頃。ウェスと一緒によく三人で遊んだし。
もう二度と会えない…ということはないだろうけど、ビデオチャットでは味気ない。
そうだ、明日は非番だし。
こっそり、会いにいっちゃおう。
少しはゆっくり話したいし、イストの学校が終わる放課後がいいかな。
-----
学校の行き帰りには、イストは専属の運転手つきの車で通学している。
ウェスもそうだった。今にして思えば、かなりの資産家だと思う。
昔は、私も一緒に乗って近くまで送ってもらったっけ。
学校の時間が終わる頃。校門の前の目立たないところで待ってみる。
もし彼女が部活とかやっていたら…とも思ったが、門の近くに見慣れた車が駐車していたので、楽観的だった。
それはイストの送り迎えの車。私も小さい頃に乗せてもらった車。
その車がもう待っているということは、つまり下校時間が近いということだ。
ふと。学校の校舎のほうから、何人かの友達に囲まれたイストの姿が見えた。
…声をかけるのに、躊躇してしまう。
おそらく人気者であろうイストと。警察に逮捕されてた私と。釣り合わないような気がして。
だが逆にイストのほうが、私に声をかけてくれた。
周囲の友達に何か言った後、こちらに走ってくる。
96 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:11:00 ID:dNxKCxxY
イスト「ティアナおねーちゃん、久しぶりー☆」
ティアナ「イストちゃん。元気だった?」
陽だまりの、いい匂いがする。前に見た時よりも、少しだけ大きくなったかな? 気のせいか。
この前に会ったのだって、せいぜい何ヶ月か前なだけだし。
イスト「…ねえティアナおねーちゃん」
ティアナ「ん?」
イスト「ティアナおねーちゃんは、犯罪者じゃないよね?」
ティアナ「あー、やっぱり世間ではそういうふうに見られるんだ…。何か手違いで捕まっちゃったけど。違うわ。
だから警察も釈放してくれたんだし、機動六課…時空管理局にも戻れるんだし」
イスト「良かった! ウェス姉さんは『違う』って言ってくれたけど。お父様もお母様もハッキリしないんだもん」
ティアナ「まあ、しょうがないわよ。世間体で言えば、色々とね」
イスト「ティアナおねーちゃん、一緒に帰ろう?」
ティアナ「でも。車に乗ってったら怒られちゃうかも…」
イスト「近くで降ろしてあげるから、大丈夫だよ。…あれれ?」
ティアナ「?」
イスト「運転手さん…今朝と違う人…」
ズキッと、アタマが痛んだ。
97 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:12:35 ID:dNxKCxxY
送迎用の車から降りてきたのは、やや若い、柔和な顔立ちの男の人だった。
運転手「すいません。おやっさんが急に腰を痛めてしまって。私は代理です。詳しくはお母様に聞いてください」
イスト「はい」
なんだろう、またアタマが痛む。
運転手「そちらの方は?」
イスト「私の古くからのお友達です。一緒に乗せていっていいですね?」
運転手「構いませんが…。信頼できる人なんでしょうね? 揉め事はごめんですよ」
イスト「大丈夫ですっ!!」
ちょっと居心地が悪かったが、お言葉に甘えて車に乗ることにした。
車での帰り道。イストは、最近の学校の話や、色々なことを話してくれた。
それはどれも他愛もない話だったが…私はとても嬉しく、楽しかった。…嬉しそうな、彼女の笑顔だけで。
と。急に車が減速した。
ティアナ「どうしたんです?」
運転手「工事中になってます。通行止めになってますね」
運転手さんは、ナビでチェックした。その工事中のデータはナビにない。
迂回路を探すと、渋滞が酷くなっているようだ。
運転手「…ツイてない。裏道を通りますよ」
98 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:15:04 ID:dNxKCxxY
車は、裏道に入って。少し目的地から外れて。人通りの少ない道へと入って。
次の瞬間、車の後ろで軽い爆発音のような音がした。同時に衝撃。
イスト「な、なに…?」
ティアナ「爆発!?」
運転手「ちょっと見てきます」
運転手さんは車の外に出て、後ろに回りこんでから…戻ってきて運転席のドアを開いた。
運転手「今日は本当にツイてません。パンクです。予備のタイヤに変えるんで、10分くらい待っててください」
再びドアを閉めると、彼は車の後ろに回って…ジャッキやら予備のタイヤやらを取り出しているようだった。
またアタマが痛む。なんだろう、今日は。
ティアナ「あれ? イストちゃん?」
いつのまにか。イストは穏やかな寝息を立てて、眠っていた。その手が、私の服の裾を軽く握っている。
ティアナ「ふふっ。寝ちゃったか…」
その寝顔を見ていると。私もなんだか眠くなってきた。
…でもアタマが痛い。
これだけ痛いと、眠れないのはわかってるんだ。
痛みはどんどん強くなってくる。
そして。
普段なら、痛みで眠れないはずなのに。なんだかとても眠くなってきて…。なんでだろう。
…どうしても眠れない時に飲む睡眠薬のような感じ。
どうして? 車の中!? 空気…!?
99 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:17:45 ID:dNxKCxxY
目を覚ました時は、薄暗い部屋の一室だった。
思い出したくもないけれど、両手首に懐かしい感覚がする。
見なくてもわかる。手錠だ。それも、魔力ごと封じ込める手錠。
並みの魔法使い…少なくとも今の私では、これをつけられたら魔法はほとんど使えない。
ティアナ「ッ!」
起き上がろうとして、首のあたりが突っ張った。
…手錠は、警察の取調べで慣れている。でも。
警察でも。いや、警察だからこそ。人間の首を鎖で繋ぐような扱いはしない。
ティアナ「(こ、ここは…イストちゃんは!?)」
薄暗いが、部屋には電気が燈っている。イストちゃんは、私のすぐ横にいた。
眠っているが、私と同じように手錠をされて。そして首輪で鎖で繋がれてるのは…おそらく私も同じ。
部屋の中には、もう一人いた。椅子に座って不機嫌そうにこちらを見ている若い男。
運転手さんだ。
ただ、さっきまでの優しそうな笑顔はない。澱んだ瞳でこちらを見ている。
ティアナ「運転手さん? これ、どういうことなの!?」
運転手「アンタ、もう起きられるのか!? クスリが効きにくいのかな? しかし今日は本当にツイてない…」
ティアナ「え?」
運転手「あんたにも簡単にわかるように言うと。俺たちはそこのイストお譲ちゃんを誘拐したわけ」
ティアナ「誘拐!? できるわけないわ。あなた、この近くに、どれだけの魔法使いがいるかわかってるの!?
いいえ、数だけじゃないわ。Aランク以上の魔法使いの数…」
100 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:20:00 ID:dNxKCxxY
運転手「警察は俺たちを 全 力 で 探さない。動いても形だけ。そういう『取り決め』だったんだ」
ティアナ「取り決め?」
運転手「ある種の紳士協定があってな。お巡りさんの中にも悪い人がいるし、俺らの中にもマシなのもいる。
今日はそういうヤツらの小さな集会でね。俺たちがイストお嬢ちゃんの身柄を確保して、
代わりに俺たちのパトロンが何かを確保するとか、そういう話」
ティアナ「『何か』って?」
睡眠薬らしきものがカラダの中に残っていて。朦朧として、よくわからない。
運転手「そんなの知らないし、俺たちはどうでもいい。公共案件をどっちが入札したって俺たちには関係ない。
最低落札価格や入札順、どっかの会社の株価とか、何かのレートとか。どうでもいい。
ただ、そういうことに興味を示す人種がいて、彼らがカネを出すとなれば別だ。俺たちが動く」
ティアナ「何を言ってるのか、よくわからないわ」
運転手「俺もよくわからないからな。ただ喧嘩とか戦争のようなもので。これは『威嚇』なんだ。
ここまでするぞ、という威嚇。それに対してイストお譲ちゃんのパパがどんな判断をするか…。
いや…まあ実際は。それすらも決着がついてた出来レースだったんだ。
本来『イストお譲ちゃんは誘拐されるが、無事に解放される』っていうストーリーのはずが、邪魔なモノができた」
ティアナ「邪魔なモノ?」
運転手「お前の存在」
ズキッと、頭が痛んだ。
101 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:22:23 ID:dNxKCxxY
運転手「本来、イストお譲ちゃんの捜索届けは、出されてもなかなか上に上がらないようになってたんだが。
お前の友人か仕事仲間の誰かが、別口で『お前の』捜索届けをも出したらしい。
必然的にイストお譲ちゃんの捜索届けも、上に上がって。このままじゃ俺たちの誘拐事件が世間に流れる」
ティアナ「…どういうこと!? どうなるって言うの!?」
運転手「それはボスが今、各方面と交渉中。まあこれくらいの想定外なら予想もつくけどな」
その時、静かにドアが開いて。品格のある中年男性が部屋に入ってきた。
運転手「あ、ボス。交渉はどうです?」
ボス「妥当なところで落ち着くよ。しかしお前も手荒すぎるぞ」
運転手「すんません…。でもこの女が一緒に車に乗ってきたんだから、しょうがないでしょ」
ボス「確かに、今日のタイミングを外したら全く意味がなくなるしな…」
運転手「この女は?」
ボス「あと2時間」
運転手「…だとさ」
こちらを見られるが、まるで意味がわからない。きょとんとしていると、彼は優しく付け足してくれた。
運転手「お前の命の、残り時間だよ」
ティアナ「え…」
運転手「正確には2時間以内に、死体に多少の細工をしなきゃ俺が怒られる。だからお前の命はあと1時間半くらい」
102 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:25:26 ID:dNxKCxxY
そう言われても…ピンと来ない。
理不尽なことなら散々受けてきたし。
もし突然殺されても、なんだかその延長のようなものだと思ってしまう。
運転手さんは楽しそうに笑っていたが。私が何の反応も示さないことに驚いたらしい。
運転手「おいおい、あんた自分の立場わかってるの? もう、死んじゃう一歩手前なんだよ?」
ティアナ「…イストちゃんは?」
運転手「ん?」
ティアナ「私が死ぬとして、イストちゃんはどうなるの?」
ボス「あぁ、安心していい。あのお譲ちゃんに死なれたら俺たちの商売にならないからね」
ティアナ「良かった…」
運転手「そんな心配をしてたのか? へんなやつ」
ボス「いやいや、魂は天国に行けるかもしれないよ…。ん? おい、お前!?」
ボスと呼ばれていた男の声色が、突然、変わった。
ティアナ「え…?」
ボス「名前は何だ?」
ティアナ「え? 名前? ティアナです。ティアナ・ランスター…」
ボス「身分証は!?」
ティアナ「右のポケットの、お財布の中です」
ボスと呼ばれた男は慌しく私のポケットを探り、お財布を抜き出し。
身分証の顔写真と私の顔を見比べて。…天を仰いだ。
運転手「どうしたんです、ボス?」
ボス「ティアナだ、こいつティアナだよ」
103 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:27:16 ID:dNxKCxxY
運転手「知り合いですか?」
ボス「ニュースくらい見てろ。一ヶ月くらい前、あっち関係で派手に捕まったヤツがいるだろ」
運転手「ああ!! ティアナって、あのティアナ!!」
どうやら私は。私の知らない所で、結構な有名人になっているようだ。
運転手「でもティアナってクスリ方面でしょ。ぶっ転がしても、ウチらと競合しないんじゃ」
ボス「情報に疎いと早死にするぞ。…ティアナは『ホワイトデビル』の手駒、という噂がある」
運転手「『ホワイトデビル』の手駒!? ボス、まずいじゃないですか。そんなヤツぶっ転がしたら…」
ボス「だから困ってるんだろ! まずいぞ…」
え? 何? 手駒? ホワイトデビル?
ボス「『ホワイトデビル』に対して、俺たちが敵対してないことを示さねばならん」
運転手「どうするんです?」
ボス「状況が変わった。ティアナを絶対に傷つけるわけにはいかなくなった…。その前提でもう一度交渉してくる」
ボスは慌しく部屋を出て行った。運転手は椅子に座りなおし、それでも落ち着かない。
何度も深呼吸しては、汗を拭っている。
逆に私は危機感とか恐怖感とかがマヒしているのかもしれない。特に恐くもなかった。
ただ、親友の妹イストちゃん。彼女だけが気がかり。
隣で拘束されて眠っているイストちゃんに囁いた。大丈夫だよ、って。
104 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:29:38 ID:dNxKCxxY
…随分と時間が経ったような気もするけど、実際はそんなに経っていない。
これは警察に捕まっていた時に学習していた。実時間は、おそらく30分ぐらい。
ボスと呼ばれた人がカバンを手に部屋に入ってきて…。運転手と小声で何かを言い合って、頷いて。
ティアナ「ねえ…どうしたの?」
ボス「ティアナ・ランスター。我らは悪意を持って貴方を拘束していたわけではない。それは承知してくれ」
ティアナ「え、ええ…」
ボス「『ホワイトデビル』にも、どうかそのように頼む」
ティアナ「ホワイトデビル? そんな人、知らないわ!?」
ボス「『人』!? 『ホワイトデビル』というコードは、『集団名』ではなく『人』一人なのか!?」
ティアナ「だから、そんな人知りません!!」
ボス「と、ともかく我々は『ホワイトデビル』と敵対しない。貴方を解放する。今回は、互いに運が悪かった…」
ティアナ「え!? え!? じゃ、じゃあイストちゃんは!?」
ボス「……」
ボスはカバンから注射器を取り出し、手馴れた仕草で針を私の腕に刺してきた。
ティアナ「や!! いやっ! なに!? なんなの!?」
ボス「ただの睡眠薬です。『ホワイトデビル』にご伝言を。私たちは今後、どんな協力をも惜しまないと」
ティアナ「やめて!! やだっ!! イストちゃんは!? ねえ、答えて!!」
ズキッとアタマが痛む。
お願い、答えて。何か喋って。イストちゃんは今後どうなるの!?
アタマの痛みが、薄らいでいく…。ダメだ。このままだと、寝ちゃうから。
もっと痛いままじゃないと、寝ちゃうから。
なんで痛みって、思い通りにならないんだろう。
105 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:31:24 ID:dNxKCxxY
朦朧とした意識の中で。多分、夜中。多分、外のどこか。
後で聞いたところによると、私は警察署の敷地をフラフラ徘徊していたらしい。
まあ一番安全な場所かもしれないけど、私にとっては良い思い出がないトコでもある。
警察に保護されて、すぐに救急車で運ばれて。
注射された睡眠薬のせいで記憶は曖昧だけど、外傷なんかはなかったらしく。
私は次の日の夕方頃になって、なんとか起き上がれるほどに意識を取り戻した。
近くの看護婦さんがすぐにそれに気づいて、私を寝かそうとしてくる。
最初は私も起き上がろうと抵抗したけど、名案に気づいた。
何か言っている看護婦さんに頷いて、目を閉じて。薄目で彼女の姿を追う。
…報告のため、看護婦さんが私から離れて、部屋から出て行った!
私は起き上がる。…何のためかよくわからないけど、とにかく、どこかへ行かなきゃ。誰かに会わなきゃ。
不思議な使命感を持って、個室の病室ドアを開ける。
廊下は人もいたが、平穏な雰囲気。大丈夫、このまま外へ抜け出せる!
あれ? 外へ行ってどうするんだっけ?
…そうだ、イストちゃんだ! 私は解放されたけど、イストちゃんはどうなったんだろう!?
捜しにいかなきゃ。何のアテもないけど。私が行かなきゃ!
106 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:33:06 ID:dNxKCxxY
ふらつく足取りで、ちょっとしたホールまでやってきた。
スクリーンにTVが映っている。ニュースをやっていた。
…聞き覚えのある単語が出てきたので、そのニュースに注目する。
アナウンサー『…繰り返します。誘拐されたイストさんですが、遺体で発見されました。
今回の誘拐事件では、機動六課の課員 ティアナ・ランスター さんが関わっていたとされています。
警察発表では、保護されたティアナさんのほうだけは命に別状はないとのこと。
また、同事件との関連を調べる方針とのことです。
…繰り返します。誘拐されたイストさんですが、遺体で発見されました…』
107 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:34:39 ID:dNxKCxxY
遺体? 遺体ってなんだっけ? 遺体ってどういうことだっけ?
起き抜けだし、まだ少し朦朧としているし。あまり難しい言葉はわからない。
ぼんやりと、それでいてテレビから目が離せないでいた時だった。
悲鳴のような声で、私の名前を呼ばれた。
私も、病院内の周囲の人たちも、何事かと声の人物を見る。
あ。
ウェスちゃんだ。
私の親友。そしてイストちゃんの姉。私は彼女に、何か伝えなきゃいけないような気がする。
でも、何をどうやって伝えればいいのか、よくわからない。
それにしても。彼女とは長い付き合いだけど、あんなに怒って興奮しているウェスちゃんの姿は見たことがない。
ウェスちゃんは私のほうに走ってきて…私の服の胸元あたりを掴んだ。
ウェス「ティアナ、ティアナ!? あなた、無事なの!?」
ティアナ「え、ええ…そう、みたい…」
それからの親友の言葉は。今の、朦朧としている私には、よく理解できなかった。
でも、どれもが心に突き刺さってくる。
108 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:36:11 ID:dNxKCxxY
「どうしてあなた だ け 無事なの!?」
「一緒に捕まっていたんでしょ!?」
「イストは殺されたわ。…ええ、私もイストの遺体の確認に行ったんだから!!」
「あれは遺体なんてキレイな言葉じゃないわ!! イストは、あんなにズタズタになってたのよ!?」
「でも、なんであなた だ け 無事なの!?」
「捜索届けだって、あなたのも一緒に出したのよ!?」
「ねえ、聞いてる!? どうしてあなた だ け 無事なの!?」
「一緒だったんじゃないの!? 助けてあげなかったの!?」
「それともティアナは、自分が助かるためにイストを売ったの!?」
よくわからない。アタマが痛いし。まだクスリが抜け切ってなくて朦朧としてるんだ。
でも。これだけは伝えなきゃ。イストちゃんを助けられなくて…
ティアナ「… ご め ん な さ い 」
109 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:40:33 ID:dNxKCxxY
その後の親友の錯乱ぶりは、見ていて痛々しい程だった。
身体の大きな警察の人が、なんとか彼女を押しとどめているが、あの体格差でも手こずるほど。
そして彼女が私に投げてくる罵詈雑言。
もう言葉じゃないかもしれない。剥き出しの、悪意とか敵意、殺意のようなもの。
私は。アタマが痛くて。ズキズキ痛くて。痛みが収まらなくて。
そのせいか動けないでいると。警官が何人か集まってきた。もともと、入院した私についていた警官なのだろう。
彼らに手錠をかけられた。別に抵抗するつもりなんてないのに。
警官「ティアナ・ランスター。イスト誘拐殺害事件の参考人として任意の事情聴取を行うのでご同行願います。
…手錠は、公共の場での不適切な言動。精神障害の可能性を鑑みての、一時隔離のためです」
ティアナ「…?」
警官「とにかく来てくれ。君がいると、イストさんのお姉さんが興奮するから」
ティアナ「はい…」
両脇を抱えられて連行される最中。私の右隣の警官が吐き捨てた。
右隣の警官「……。俺も色んな犯罪者を見てきたが。お前ほどブチ殺したくなるヤツもいないな」
ティアナ「…なんのこと?」
左隣の警官「逮捕の際に誤って射殺、という事例が減らないのもわかる」
ティアナ「……?」
110 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:41:58 ID:dNxKCxxY
どこかで、テレビかラジオのニュースが流れているのを耳にした。
『内務省直轄の武装組織、機動六課のメンバーがイストさんの誘拐殺害事件に関与していた疑いが出てきました。
機動六課は内務省に編成された国際救助隊として認知されている組織ですが、
かねてより独自の権限による過度の情報収集や武力行使が懸念されていました。
機動六課のメンバーの一人は、以前の麻薬大量押収事件についても関与していた可能性が高いとされています』
私は、また警察に長い間拘留されることになる。
111 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:44:00 ID:dNxKCxxY
私、ティアナ・ランスターには親友がいる。
時間と友情が育んだ結晶。
決しておカネで買えない存在。
彼女が笑顔になれば、私も笑顔になれる。
唯一無二の親友。
私の家族より、私のことを知ってる人。
でも、今は怒らせてしまった。哀しませてしまった。
ごめんね。
イストちゃんを助けられなくて、本当にごめんね。
誘拐された時も解放された時も。睡眠薬で朦朧としてて、私、あまり事件のこと覚えてないんだ。
でも、きっと仲直りできるよね。
もうメールの返事は来ないし。
電話も着信拒否にされるし。
手紙も読んでくれてるかどうかわからないし。
会いに行っても怒鳴られて、扉を閉められて顔も見せてくれないけど。
でも、きっと仲直りできるよね…。
112 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:45:31 ID:dNxKCxxY
アタマが痛い。とっても痛い。我慢できない。
そんな時、私は。
なのはさんのクスリを飲む。
痛みも気にならなくなるし、とっても元気になるクスリ。
ウェスちゃん、そして死んじゃったイストちゃん。私、頑張るよ。
時空管理局で。機動六課で。
悪い人たちをいっぱい捕まえるんだ。
そうすれば。犯罪に巻き込まれる人も少なくなるから。
私、頑張るから。
なのはさんのクスリを飲めば、多少の無理も大丈夫だから。
頑張るから。
謝るから。
だから。
また、会いたいな…
<劇場版:機動六課ティアナ -第二部・哀戦士編-> 完。
113 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/23(金) 03:48:45 ID:dNxKCxxY
ココからどうやって幸せになるのかという気もするけど…
#裏設定。ティアナがセリフを噛んだ時は。なのはさんのクスリで呂律が回ってない(時もある)。
【選択肢】→「昔さ、試合っていう、サッカーに関してはスペシャリストがいたよな。
そういうのって大概、進行さん的には不幸だったんだよな?」
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。
A:空気を読まず、オイゲンが味方の武器を超最高級品に交換してあげる。
B:空気を読んで(?)、WB内部からティアナに追い討ちをかける。
C:没ネタ『孤城落日』。
D:魔法少女リリカル ティアナ 最終話。「笑顔」。リリカルマジカル頑張ります!
-----
今日はここまでー。
…幸せな(?)ティアナも考えたけど。なんか悲惨なままで忘れたほうがいいかな、と思ってしまうほどでした。
114 :
森崎名無しさん
:2011/09/23(金) 09:44:46 ID:Kfx7lkO6
D
115 :
森崎名無しさん
:2011/09/23(金) 10:18:36 ID:qo3PpS+A
D
116 :
森崎名無しさん
:2011/09/23(金) 13:41:52 ID:???
あんたそんなんだからバグに落とされるんですよ、ビルギットさん!
…タイトルがもう泣かせに入ってる感。
ここから劇場版第三部に入って帰れる場所を見つけることはできないのか…。
117 :
森崎名無しさん
:2011/09/23(金) 20:30:36 ID:???
ティアああああ!
正直ウルッときた。
しかし普段のブライトスレと中の人は同一人物なのか?w
118 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/25(日) 00:22:17 ID:G87eurVg
>>116
僕なりに、ティアナの幸せを描いてみました。本人は物凄く幸せのはず。
>>117
意外と、悲惨な話や誰かが活躍する話は、結構ラクだったりします。
D:魔法少女リリカル ティアナ 最終話。「笑顔」。リリカルマジカル頑張ります!
-----
警察から釈放されて。私に対する世間の目は、また冷たくなったけど。
時空管理局に戻れて、また働けるようになって。
私は頑張った。
スキルと言えば『撤収』ぐらいしか持っていない私は、他の人より多く努力しなければならないから。
なのはさんのクスリを飲みながら、頑張った。
その、なのはさんにクスリをもらいに行った時。なのはさんが少し興味深い話をしてくれた。
なのは「ティアナちゃん。今の自分の状況を見て、自分は幸せだと思う?」
ティアナ「いえ…。でも、頑張ればきっと、幸せになれると思います」
なのは「世界では毎年、何十万という人間が餓死している。
せいぜい数十円のワクチンが打てなくて病死していく子供も数え切れない。
もし、地球上の富が平等に分配されれば、そんな問題は一瞬でなくなるのに」
ティアナ「あまり…考えたこともありませんでした」
なのは「そして私たちは、知識としてそれを知っていても、何もしない。
『何もしないこと』。これは結構な『悪人』だと思うけど。…執務官はそれを取り締まるかな」
ティアナ「いえ…そういう法律がありませんから…」
なのは「別に執務官や法律を責めているわけではないの。それらはとても大事。
でも、そこには限度がある。執務官や法律では限度がある。幸せには、別のアプローチが必要」
ティアナ「別のアプローチ…」
119 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/25(日) 00:24:34 ID:G87eurVg
なのは「例えば。10年前。私が9歳だった時。連邦とジオンが戦争をしていた…」
なのはさんは時々、ヘンなことを言う。連邦とジオンの戦争は、せいぜい 数 ヶ 月 前に始まったのに。
なのは「とある軍艦の中で。私はある映像を見た。…野獣が死肉を食らう映像」
ティアナ「や、野獣が…? それは随分、恐い映像な気がします」
なのは「ところが、そうでもなかった。…マー社長が魚を食べてるだけだったから。結構可愛かったよ」
ティアナ「や、野獣ってマー社長のことですか? あの、最近社長になったっていうネコ」
なのは「食われる側からすれば、マー社長の姿は野獣に見えるでしょう。
芝村舞のおねーちゃんから見れば、ルイズコピペからブリッジのコンボをするほど愛らしいかもしれないけど」
ティアナ「(ちょっと意味がわからないけど)」
なのは「U-帰宅部の奈々おねーちゃんは『帰る』のが大好きだけど。フェイトちゃんは『イク』のが大好きだし」
ティアナ「はぁ…」
なのは「憶えておいて。『事実』は一つだけ。でもそれを受け取る側によって、幸せにも不幸にもなるの」
ティアナ「はい」
なのは「ティアナちゃんが将来、法律や執務官に限界を感じたら。いつでも私に会いに来て」
なのはさんの言葉は、結構すぐに、実現してしまうことになる。
120 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/25(日) 00:26:55 ID:G87eurVg
機動六課をやめてから、憧れだった執務官になったけど。
そこは腐っていた。いえ、どこも同じなのかもしれないけど。
汚職と収賄。利権にまつわる腐敗。
私たちが必死に情報を集め、証拠をあげて。正式な手続きでマフィアのアジトに踏み込むと。
『小物』しか捕まらない。こちら側の情報が漏れているのだ。
逆に相手側の情報が流れてくることもある。でも捕まるのは、ほとんど小物。全く意味がない。
『白い粉』を大量に売っている犯人を突き止めた時もあった。
犯人は若い少女だった。私は、怒りに突き動かされて。
その少女を、警棒で散々に殴っていた。…どうせこの少女も、裁判ではたいした罪にならないだろう。
だったら、せめて私が罰を与える! 私怨、そして独善かもしれないけど、殴らずにはいられなかった。
「私が、私が何かしたんですか!?」「え? 何、その荷物? 私、知りません!」
…白々しい。このバイヤーのせいで、どれだけの人間の人生が狂ってしまっただろうか。
手錠をはめられて無抵抗な彼女を、私は殴った。許しを請う彼女を、思いっきり殴った。
何度も何度も殴ったせいで、私の強化スタン警棒のほうが折れてしまったほどだ。
同僚の警棒を奪うように借りて、彼女を殴り続けた。
彼女がグッタリと動かなくなったので、二本目の警棒は折れずにすんだ。
その後、彼女は相当の自白をしたのに。『不起訴処分』で釈放されたようだ。
…もっと殴っておくべきだったな。
121 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/25(日) 00:28:50 ID:G87eurVg
私の目標だった、執務官。それを辞めようと決めた時。私はなのはさんに会いに行った。
なのは「そう…。辞めちゃうんだ」
ティアナ「以前、なのはさんが言ってたこと、身に染みました。
私がどんなに頑張っても、不幸な人は多いままだし。彼らを助けることもできない。
執務官は必要です。でも多くの場合、執務官は人を幸せにできません」
以前、なのはさんが言っていたこと。
『事実は。受け取る側によって、幸せにも不幸にもなる』
確かにそうだ。でも、それだったら。幸せというものを、コントロールできるということではないだろうか。
なのは「これから…どうするつもり?」
ティアナ「多くの不幸な人たちを。『幸せ』にしてあげるよう、私は一生を捧げようと思います」
なのは「決意は…固いんだね」
ティアナ「はい! なのはさんには、いつも助けていただいて、それなのに恩も返せず申し訳ないですが…」
なのは「ううん。ティアナちゃんは 色 々 と 役立ったし」
ティアナ「なのはさん…これからも、連絡していいですか?」
なのは「もちろん。これからは『お友達』になるっていうだけ」
ティアナ「ありがとうございます。それと、いつものクスリは…」
なのは「ふふっ。大丈夫。届けさせるよ」
やっぱり、なのはさんは優しい人だ。
なのはさんからのクスリは、ずっと飲み続けているから、アタマが痛くなることも、もう少ない。
122 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/25(日) 00:31:40 ID:G87eurVg
<半年後>
大きなホール。最初は、小さな部屋から始まったけど。
今は大きなホールでも人が入りきれない。
今度は、さいたまスーパーアリーナ、東京ドーム、そして日本武道館が待っている。
それなら、いっぱい人も入ることができるよね。
それでも前売り券が完売になってしまったけれど、しょうがない。
ホール内にかかっているアップテンポのミュージックをかき消すように、群集…大勢のお客さんは叫んでいる。
待ちきれず、もうピンク色の可愛い錠剤を飲んでしまっている人も多い。
ピンク色の可愛い錠剤。なのはさんいわく「量産化に成功した」とのことで。
毎日、毎日、大量に送られてくるようになった。
そして毎日、毎日、大量に『私の支持者』が買ってくれるようになった。
経理とかクスリの在庫管理とかは、なのはさんからユーノとかいうフェレットが送られてきて。彼がやってくれている。
どうやら今度、私たちは『宗教法人』になるそうだ。税金の関係とか言ってたけど、私にはよくわからない。
進行さん「お集まりの皆様、大変お待たせいたしました!!」
「「「わぁああぁああぁあああああ!!!!!」」」
進行さん「愛と幸福の伝道師、ティアナ・ランスター先生の入場です!!」
「ティアナさぁあああん!!」「ティアナ先生ーっ!!」「ティアナ様ぁぁあああ!!!」
123 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/25(日) 00:33:14 ID:G87eurVg
大勢の人。凄い熱気。でも私がステージに上がると…ピタッと静寂が訪れる。
私はマイクを握って、いつものように叫ぶんだ。
ティアナ「私は今、とぉおおぉおっっても、幸せでぇええぇーーーす!!!!!」
「「「わぁああぁああぁあああああ!!!!!」」」
ティアナ「皆さんは今、幸せですかーーーーーーっっ!?!?」
「「「幸せでーーーーーす!!!!」」」
ティアナ「もっともっと、幸せになるぞーーーーっっ!!!!!」
「「「幸せになるぞーーっっ!!!」」」
ティアナ「もっともっと、幸せになるぞーーーーっっ!!!!!」
「「「幸せになるぞーーっっ!!!」」」
ピンク色の可愛い錠剤を飲む。ホールの、多くの人たちも同じ錠剤を飲む。
ティアナ「私は今、とぉおおぉおっっても、幸せでぇええぇーーーす!!!!!」
「幸せでえぇえええぇーす!!」「わああぁあああぁあ!!」「ティアナ先生ー!!」「ティアナ様ぁああ!!!」
124 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/25(日) 00:34:39 ID:G87eurVg
ティアナ「皆さん、幸せですかーーーーーーっっ!?!?」
「「「幸せでーーーーーす!!!!」」」
現状を受け入れて、幸せだと思うこと。そうすれば、誰もが幸せになれるんだ。
私、ティアナ・ランスターは今、とっても幸せです。
そして。
だから。
私は世界中のみんなに、この幸せをプレゼントするんだ。
ピンク色の可愛い錠剤も一緒に。
ティアナ「もっともっと、幸せになるぞーーーーっっ!!!!」
「幸せになるぞーーっっ!!!」「ティアナ様ぁあああ!!!」「幸せだーっっ!!」「ティアナ先生ーっ!」
私、ティアナ・ランスターは。今、とっても幸せです!!
<劇場版:機動六課ティアナ -第三部・星の鼓動は愛 編-> 完。
125 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/25(日) 00:36:39 ID:G87eurVg
-----
輝いてる! 輝いてるよティアナ!!
#裏設定。莫大な利益は、全てが なのは の元へ流れている(そのためにユーノが送り込まれた)。
#裏事情。隔離された精神病院で「私、幸せ…」と呟き続けるティアナ、という案もあったけど。
あまりにも酷なんで廃案に…。でも民衆(?)を扇動してるぶん、今のほうが酷いかも…。
【選択肢】→「ビルギットだけを殺す機械かよ!?」「誰の心も痛まない、いい作戦だ…」
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。
A:オペレーション・オイゲン→ゲリラ側の武装強化です。
B:茜作戦(最強伝説黒沢的な意味で)→WB男性陣の決起です。
C:オペレーション・アクアマリン→灯里が、何かしてるようです。
D:三匹が斬る作戦、発動!→見切り発車で試合開始へ…。
-----
今日はここまでー。
126 :
森崎名無しさん
:2011/09/25(日) 00:37:58 ID:5RLG1E0E
C
127 :
森崎名無しさん
:2011/09/25(日) 00:42:43 ID:eUSBmqTQ
A
ほんとエグい話すきだねえ。
128 :
森崎名無しさん
:2011/09/25(日) 01:24:33 ID:q1VY4zlM
B
夜明けを待たず二人に一人が死ぬ決起か……
ティアナ(の、少なくとも心)は幸せになったんだなあ。
「それは間違ってるんだよ!」なんて横っ面ひっぱたいても、結局誰も幸せにはならないってことよね。
129 :
森崎名無しさん
:2011/09/25(日) 17:35:19 ID:DaO9It3I
a
まあ前の状態よりは幸せか。ティア頑張ったよ…
130 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/26(月) 03:12:32 ID:J7VJRahA
世の中には色々な人がいて。
なんでこの人(たち)は、こうなっちゃったんだろう…と考えることって、ありません?
---
>>127
いつからか…。「普通の」流れの話を書くのは、もう飽きちゃったってところはあります。
>>128-129
ええ。ティアナはこのスレの誰よりも「幸せ」になってます。
なのはからのクスリの供給が途絶えた時がターニングポイントですが…。
---
でも今までの描写を見る限り、ティアナはクスリをも克服するかもしれません。
もし。彼女がアタマが痛くても、それでも「幸せぇえええ!!」って叫び続けるなら。
それはもう、彼女は人間じゃない存在になっているのかも。
少し神域に踏み込んでいるかもしれません。
何故なら。彼女を「不幸」にすることは、もう誰にもできないのだから…。
そうなると物凄い 出 世 ですね…。
キャラ的に。
131 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/26(月) 03:14:03 ID:J7VJRahA
A:オペレーション・オイゲン→ゲリラ側の武装強化です。
-----
オイゲンは考えた。
ここらで、自分は「優秀な軍師」であるということを見せなくては。
オイゲンは策略を練ったが…何も出てこなかった。晩飯のおかずは何にしようとか、そっちばかり考えてしまう。
キキ「とりあえず、近くを偵察に行くよ。高台から狙撃銃のスコープ使えば…」
イーディ「突撃兵の私としては、遮蔽物がないと不安ですわね。交戦地域に土嚢を積んで!」
…オイゲン、一歩、出遅れる。
オイゲン「(今回の戦闘メンバーはティアリングサーガ組が多い。彼らを強くさせれば…!)」
密かに通信を開始する。…そう、通販である。
オイゲン「(怪しいが、ここのショップにするか…。剣と槍、斧と弓、そして風魔法の強いのを…)」
色々と選んだが、僅かに軍資金が足りない(軍資金使うなら、怪しいショップで買うなと思うが)。
オイゲンのポケットマネーを追加する。自腹である。だが手持ちが20Gとかしかないので、まだ足りない。
オイゲン「(……。…む! そうだ、どうせ強い武器を買うんだから…!)」
132 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/26(月) 03:15:47 ID:J7VJRahA
---
オイゲン「ティアリングサーガ組、集合ぉー!」
タカトシ「あれ? オイゲンさんも何かやるみたいです」
蘭「ようやくオイゲンさんも真面目にヤル気になってきたようね」
オイゲンのために言っておくが。オイゲンは常に真面目である。
真面目にやって、あの程度なのである。勘違いしてはいけない。
オイゲン「まずはアーキスから。次の試合で活躍できるよう、買っておいた。受け取るがいい!」
アーキス「こ、これはマスタースピア!?」
オイゲン「そもそも序盤の『赤・緑』がヘタレてきたのは、お前の代からだ。しっかりやるように」
続編(?)のベルウィックサーガでは、序盤の赤緑は互いに「連携」で命中率は上がるし。
「死闘」「待ち伏せ」となかなか役に立つのではあるが。
クラスチェンジして待望のランスを手にした瞬間、そのスキルの意味がなくなる。…嫌がらせか!
ともあれアーキス。序盤で『戦場に出るのは17回目』と言っていたが。どういう形で出たんだろう。
オイゲン「次はジュリア! アイラとかマリータは強かったし、BSのフェイなんかオリジナル必殺技まである。
お前はインパクトがないくせに、何故かエンディングで顔を出す時があるという優遇のされよう!」
#エンディング→主人公がオイゲンを置いて旅立つ。
ジュリア「実戦は3回目だって言ってるのに…。あ、でもこれ、マスターソード!」
オイゲン「それで見事、活躍してみせろ! 次はルカ!」
133 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/26(月) 03:17:50 ID:J7VJRahA
ルカ「はいっ!!」
オイゲン「お前が女の子だったら、もっと選んでもらえただろうに…」
ルカ「なんでそんなに、哀れみの目で見るんですか!?」
オイゲン「ともあれマスターボウだ。活躍してみせろ」
ルカ「え…」
オイゲン「風の魔法使いマルジュ…。『そもそも風は強い』という概念を打ち破りし男よ…」
マルジュ「ほっ、他のヤツらが強いだけだっ…!」
エクスカリバー。グラフカリバー。使い勝手のいい魔法だった。フォルセティは反則スレスレな気がした。
オイゲン「…ヴンダーガスト(笑)奇跡の風(笑)」
マルジュ「序盤は…序盤はみんな僕を頼ってくれたのにぃいッ!!(魔法使いが一人しかいないから)」
オイゲン「マルジュよ…範囲魔法『トルネード』だ。お前に授けよう」
マルジュ「え」
オイゲン「最後にデリック。なんだかお前は、存在そのものがネタッぽいが」←人のこと言えない…
デリック「……」
オイゲン「お前にマスターアクスを渡そう。あー、喋らなくていいから。活躍してくれ」
デリック「……」
134 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/26(月) 03:19:17 ID:J7VJRahA
-----
タカトシ「うまく戦力が上がったみたいですね」
蘭「…でも、みんな動揺してるような」
アーキス「あの…オイゲン様。これどうやって使えばいいんでしょう?」
オイゲン「え」
…武器LV。
そもそも「てやり」すら使えないアーキスが、マスタースピアなど使えるはずがないのだ。
FE関連で、武器レベルに困ったことなんて、ティアリングサーガくらいではなかろうか。
ジュリア「ごめんなさい、この武器は私には…」
ルカ「姉さんの『マスターボウ』借りたことあったけど、全然扱えなかったし…」
マルジュ「こ、高度すぎるよ…」
デリック「……」
タカトシ「なんだか雰囲気、おかしくなっちゃってますね…」
蘭「まあいつものこと、な気もするけど…」
135 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/26(月) 03:21:06 ID:J7VJRahA
ジュリア「オイゲンさん。しょうがないから、前の武器でいいわ。アレでなんとかしないと」
ルカ「そ、そうです! 武器は弱くても、色々な特性を考えて…」
オイゲン「売っちゃった…」
マルジュ「え?」
オイゲン「強い武器を使えばいいと思って、前の武器、もう売っちゃった…」
ゲリラ側:軍資金0。
在庫:マスタースピア、マスターソード、マスターアクス、マスターボウ。トルネード。
ティアリングサーガ組:武装なし…
【選択肢】→この状態をどうしよう?
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。
A:誰も使えないマスター系とかを売って、通常の武器を買い戻す(差額で損するけど)。
B:WB隊で使えるかも…。蘭がこっそり持っていく。TS組の武器は、現地調達で代用(木刀とか物干し竿とか)。
C:WB隊でダブついてる在庫「カトラス」をプレゼントしてみる。
-----
今日はここまでー。
136 :
森崎名無しさん
:2011/09/26(月) 06:43:46 ID:nUkSyskE
C
137 :
森崎名無しさん
:2011/09/26(月) 08:06:55 ID:hPRs3Du6
A
損切りを学習できただけでも…一番先にオイゲンを売っていい?w
138 :
森崎名無しさん
:2011/09/26(月) 09:47:07 ID:???
ところで。
リュウは今何の審判をしているの?今回出てこなかったけど
139 :
森崎名無しさん
:2011/09/26(月) 10:16:30 ID:Y324m06M
A
140 :
森崎名無しさん
:2011/09/26(月) 20:24:25 ID:???
>#エンディング→主人公がオイゲンを置いて旅立つ。
そりゃそうだけどw
141 :
森崎名無しさん
:2011/09/26(月) 21:51:06 ID:???
それを言い出したら、タクティクスオウガのグッドエンドなんて
「『愛している』と言ったはずの(血の繋がっていない)姉を捨て、
主人公は聖職者とハネムーンへ」
なんだぞ!グッドエンドなのかそれ!?
…あ、ブライトさんはタクティクスオウガやったことないんだったっけ
142 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/27(火) 01:51:37 ID:X/3IN55Q
>>137
それを売るなんてとんでもない!
>>138
あぁぁあ! 「ティアナで尺取ったから消すか」と削ぎ落とした部分でした。
>>140
ハネムーン(?)にまで着いてきたら、むしろオイゲンは神クラスの逸材(今でもだけど)。
>>141
タクティクスオウガ、やったことないです。最近ゲームやる時間も少なくなって。DQ9も途中のままだし…。
-----
↓ 削った部分は、こんなの でした。
タカトシ「リュウさんはあそこで何してるんです?」
キキ「SEED組(サイ、トール、カズイ)が、じゃんけんやってるから、それの審判」
タカトシ「…それくらい、各個人で判定できませんかね」
蘭「それに。サッカーにも戦争にも、微塵も関係ないし」
キキ「でも。私がダメもとでじゃんけん勝負って言ったことあったから、練習してるのかも…」
タカトシ「星とカード使わないじゃんけんって、練習しても勝率上がらないと思いますけど」
---
これは、ティアナ>>リュウ、という扱いだし。
さらに言えば「選択肢Dの文章」>>リュウ、という扱いだし。ごめんよリュウ…。
143 :
キャプテン・ブライト
◆xWA.3pF8tM
:2011/09/27(火) 01:54:59 ID:X/3IN55Q
A:誰も使えないマスター系とかを売って、通常の武器を買い戻す(差額で損するけど)。
-----
オイゲン「……」
武装強化によって戦力向上…このオイゲンの思惑は外れたが、これはまあ、よくあることだ。
半々で外れるとかではなく、ほぼ、ことごとく、オイゲンの思惑は外れる。
…これはむしろ貴重な能力ではなかろうか。
迷ったら、オイゲンの逆を行けばいいのだ。
博打の逆張りというヤツである。
アーキス「いやー。やっぱり『ほそみのやり』だな。俺はこれ以外使う気が起きない!」
いいから、『てやり』(直間両用)を投げる訓練をしろ。
『みならい騎士』のナロンLV1でさえ投げれるのに。
アーキスがてやりを投げれたら、最初の3MAPくらいは使えたかもしれない。
ジュリア「(人数的に)主力のティアリングサーガ組がこれ以上弱まっちゃ、まずいしね」
ルカ「良かった…ようやく陽の目を見るって時に、弓兵が素手じゃね…」
マルジュ「っていうか僕らの最大の弱点を何とかしたほうがいいんじゃないかな?」
ルカ「最大の弱点って?」
マルジュ「上司」
オイゲン「…!?」
オイゲン、絶体絶命!?
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