キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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キャプテンブライト9

1 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:06:06 ID:/H3lkCNI

タイトル「頑張ってる下の棒」


<━━━━━━━━>

 >━━━━━<



5 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:14:02 ID:/H3lkCNI

 ***前スレの功績***


#TOTOの秘密兵器 「音  姫」 の存在意義及び名称を広めた。


・奈々の秘密(怪我ない)を暴く。

・ルナマリアが剃る。
・桜子が「日イ戦争」の当事者として歴史に名が刻まれる(予定)。

・灯里が。サイクロン的なサムシングを勝手に開発。

・オプーナを買う権利がないのなら。海外版オプーナを買えばいいじゃない。
・屈託のない、芝村舞の笑顔の描写に成功(但し。直後に惨劇に)。

・『送料:着払い』で、ガルマ様のもとに大量のビグザムを配達。


#スレの最後に赤い字で「514KB」と刻むことに成功(過去全て「513KB」どまり)。


6 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:15:22 ID:/H3lkCNI
<階級まとめ>
少尉:ブライト(艦長)
特務曹長:ミライ(ツッコミ権。艦長代理)、桜子(小隊指揮権。艦長代理)
曹長:あおい(電子戦闘指揮権。艦長代理)
軍曹:新田
伍長:ヤムチャ(NHG支援隊長)、灯里(放送部部長。女性訓練教官資格)
上等兵:アムロ(パンツ鑑定課課長)、リュウ、南条蘭
一等兵:糸色望(一般教員資格)
二等兵:ハマー、伊藤誠(雑用係)
-----
<例外。通常階級外>
領主:謙信ちゃん(剣術指南。女性訓練教官資格)
おてんば:アリーナ
戦略兵器:叶親
白い悪魔:なのは(19歳以上の場合のみ、女性訓練教官資格)
社長:アリア社長
リトルウィッチィ:奈々(分隊指揮権。特別帰宅権)
備品:メカ沢(小隊指揮権。艦長代理)

#ブライト&芝村舞&原素子、が少尉(またはその扱い)でTOP。一つ下にミライさん&桜子。
・基本的に、階級が同じ場合は「前任者」の指揮下に入ります。ただし勲章持ちだったり、発言力があれば別格。

7 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:17:06 ID:/H3lkCNI
『現在の階級:役割その他』
<ブリッジ:まとめ>
艦長:ブライト
副長:アリア社長。ミライ(兼任)
操舵手:ミライ
索敵・警戒:キバヤシ(メイン)。あおい&瀬戸口(サブ)、ハチ(サブ候補)
通信:灯里(メイン)。瀬戸口(サブ)
---
<ブリッジ以外、まとめ>
統合総括:芝村 舞
砲術長:新田(不在)
ダメージコントロール:大丈夫判定委員会。
医療班:大丈夫判定委員会
検閲班長:ミライさん
船外活動員:星野 八郎太(ハチマキ)
機関長:星野 五郎(ゴローさん)
整備班長:原 素子
事務班長:原 素子
経理班長:原 素子
暗殺班長:原 素子
備品管理:原 素子
白兵戦闘班長:原 素子
憲兵長(軍隊内部の警察):原 素子

慰安用特殊装備:徘徊するユリア人形(超オススメ!)

8 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:18:26 ID:/H3lkCNI
<テンプレ。ジョージ・ジョースター卿に相談してみた>
 …次スレでこそ本格的にまとめます、多分…。


#以下、まずはフィールダー。

【ブライト・ノア】#左舷
(一応)PC。その指揮能力はオイゲンを上回るかも!?

【アムロ・レイ】#混ぜるな危険
女性の下着などの認識に優れる「進化した人類」ニュータイプにして冒険王版。

【新田 瞬】#…誰だっけ?
実は。今さら出てきてこられても困ったりする。

【早川 あおい】#野球/攻殻
視覚野や言語野に情報を流せるらしい…。

【海老塚 桜子】#柔道/ポニテ
海軍野郎。

9 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:19:28 ID:/H3lkCNI
【叶親 浩司】#剣道(但し野球部)
凄まじい膨張率。

【高町 なのは】#魔法(?)
愛らしく人畜無害で純真無垢な癒し系幼女。

【メカ沢 新一】#ロボ
大破。

【ハマー】#(自称)忍者。26歳住所不定無職。
ベンチに置いておくと皆の士気が下がり、先発させるとベンチメンバが悔しくなるという、ある意味最強の敵。

【アリア・ポコテン】#社長/ネコ
野獣に下腹部を狙われるほどセクシー。

【水無 灯里】#15歳OL/接客業
後ろ向きに走ると速くなる。

【ヤムチャ】#砂漠の盗賊
三年のヤムチャだ! 足元の安定さに定評のあるヤムチャをGKに!

10 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:21:21 ID:/H3lkCNI
【アリーナ】#おてんば/姫
実は寝癖。

【糸色     望】#眼鏡ッ娘(男)教師
単語登録されてない。

【伊藤 誠】#スタンド使い
エスパー。

【美島 奈々】#アルティメット帰宅部
天然の無傷。

【上杉 謙信】#領主/侍/戦国ランス/ランスクエスト
「ちゃん」をつけろよ、デコ助野郎!

【南条 蘭】#手作りのバレンタインチョコを、山 岡 に、全力で否定されるポジション。
現在は子会社へ出向中。

【リュウ・ホセイ】#無個性
リストラまだー?

11 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:22:59 ID:/H3lkCNI
***以下、スポット参戦組や試合に出ないメンバー***


「芝村 舞」#天才LV3
屈託のない笑みを見せつつ、うっかり野獣を半殺しにしてしまう。
まともな士官はこの人くらい、とキッパリ書いたのに…スマンありゃウソだった。

「原 素子」#常識人(ってマニュアルに書いてあった)
包丁は。居合いがしやすい自作の「鞘」を腰の後ろにマウントしている。
予備として多数の包丁も持っているので、彼女との接近戦は危険極まりない。

「瀬戸口 隆之」#女嫌い
非常識・ボケ・憲法九条の精神を兼ね揃える稀有な逸材。

「津田 タカトシ」#ボケ
妹は思春期。

「津田 コトミ」#「何がクニだよ ク○ニしろオラァァァ!(単行本にて伏字に)」の女性と同名。
 (当初は『劣化カナミ』と酷評されるも、「ダメ人間」「厨二病」属性がついて出世する)
しかし『コトミ』という同名で、同じ卑猥な単語…。
これは「生徒会役員共」から「エデンの檻」への超ロングパスが通った、と考えてしまうのは邪推だろうか。
だが、もとを辿れば。
「さよなら絶望先生」が作品内で『続きは濱中アイでどうぞ』とかいうパスを出したのが発端かもしれない。

注:コトミは、本作品内には出ていません。幻聴が一回くらい聞こえた程度。

12 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:24:41 ID:/H3lkCNI
「ハイネ・ヴェステンフルス」#我らがオレンジ
どんな些細なことをも見逃さない性格。

「草薙 素子」#少佐
ツーマンセルで二丁下げてもジャムが怖い?
ならスリーマンセルで三丁下げたらいいじゃない。
援護される側としては、好みより実行制圧力のほうが問題だわ。
フォーマンセルで四丁下げなさい。
でもファイブマンセルで五丁下げるのはダメよ。ドラクエのパーティ的に。
まあシックスマンセルで六丁下げるなら、謙信ちゃんさん的にOKだけど。
セブンマンセルで七丁下げるのは、経費的に装備課の真由美(63歳)が怒りそうだし。
エイトマンセルで八丁下げたら…あぁ、9課も総動員よねぇ…。


「オイゲン」
うん、ぼく黙ってる!

「イーディ」
清純派グラビアアイドルを目指す。
…歌唱力はアレだし、そもそも女優ってのもアレだし。

「キキ」
とりあえずゲリラな人。

13 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:26:21 ID:/H3lkCNI
「ラケル」不殺のために、無駄に弓を外して消耗させる人。…わざわざ「連続」発動させてワザと外すなよ!
「アリシア・メルキオット」倒した敵に、わざわざタッチしてトドメをさすのが俺のジャスティス。
「究極の料理がどうのこうの言っているサラリーマン男性」戦時中の世界に放り込んでやりたい。あ、今がそれか。


「松岡 修造」
野 獣 にも愛される、ぼくらの修造さんだよー。

「泉 こなた」
(=ω=.)

「西之園 萌絵」
この名前。35歳あたりを過ぎたらちょっと厳しい気がする。

「犀川 創平」
まとも…って書くと狂いそうだから、やめとこう…。

「マー社長」
死肉を食らい、惰眠を貪る 野 獣 。

「メカ沢β」
幼女に踏まれて大破。

「中原 岬」
やむなく笑顔を振りまく郵便屋。決して本心ではない。

14 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:28:34 ID:/H3lkCNI
「ミライさん」
…。
……。
今、気づいたけど。ミライさんがボケたら、このスレ終わるんじゃ…。

「オスカー&マーカー」
どっちがどっちだかわからない。

「雷電さん」
むぅッ!? あの技は、もしや…!
何!? 知っているのか、雷電!?
…いや、勘違いでござった。全くもって知りませぬ。

「ファーザー」ああ〜! ファー様ああ! ファー様あああ、耳の突起物かーいいよーーー! かーいい〜!

「オンナスキー」『撤収』スキルのおかげで、警官から逃げるのは巧い。
「オプーナ」海外ではウケた。…ちょっと誇張してみました。
「キバヤシ」ブリッジ要員:索敵班。そこそこ突っ込みをしてくれる。
「ハチ」索敵のサブ候補。バッチグーっしょ! 宇宙でのEVA技術は、地上では何の役にも立たない。
「ゴローさん」この人も出番ないが…普通に真面目に仕事してる気がする。

「心内 療」実はテンプレから消そうと思ったが、踏みとどまった。
「藤吉晴美(ふじよし はるみ)」最近見かけない。きっと同人誌製作に忙しいのであろう。

15 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:30:56 ID:/H3lkCNI
「大丈夫判定委員会」
丹下 段平
木之本 さくら
フォウ・ムラサメ
エルピー・プル、の4人で構成される。
大丈夫かどうかを「判定するだけ」の機関である。あくまで「判定だけ」だが、そんな言葉でも気休めぐらいにはなる。
いつのまにか結成されたが、いつのまにか公共機関になっているのでジオン側も利用している。

「エレドア」
ラジオに曲のリクエストをしている、リスナー。決してハガキ職人ではないのがポイント。

<裏方>
「音声さん」優秀。場面に合わせてBGMを流したりカットしてくれる。エレドアと相性良さそう。
「カメラさん」普通。結構ネコ好きみたい。
「進行さん」無能。実は、もとアルティメット帰宅部らしい。
「構成作家」台本を書く人。みんな逃亡するので大量募集したが、やはり大量に逃亡された。


「半通 大介」
パンツ:マスター鑑定士。69歳現役。
ブルセラで流通する女性の下着は、彼が自ら着用して、偽りがないかどうかの判定を行う。
幼女のパンツを強引に装着し、ゴムが伸びてしまうのはしょうがない。健全な市場のためである。

16 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:32:48 ID:/H3lkCNI
「ガルマ様」
様づけ。落ちている 毛 から、人種を特定できるという、鑑識も真っ青な特技を持つ。

「シャア」
最近。奈 々 とか ル ナ とかに好意的なコメントを残している。

「ドレンさん」
シャア小隊の一員でGK。…原さんに刺されて生きてたってのは、結構凄いのかも…。
「アンディ」
Zのアポリーのこと。シャア小隊の一員。そろそろ復帰してくれないと…
「リカルド」
Zのロベルトのこと。シャア小隊の一員。全裸のほうのロベルトと区別がつかないので、こっちの名義。

「ルナマリア・ホーク」
自ら剃り落とした。ヒリヒリする、とのこと。


「ニナ・パープルトン」
彼女の絶叫が、前スレ最後の赤い表記を514KBまで持っていった。

17 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:34:44 ID:/H3lkCNI
「ルルーシュ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」
そもそも登場してないのに、死んだっぽい…。
きっとガリアに侵攻したせいであろう。弱点はイサラ・スモーク(煙幕弾)。
ルルーシュ・ランペルージと同一人物かどうかは不明。詳細は、なのはに聞いてみるしかない(嫌な予感しかしないが…)。


「ティアナ・ランスター」
愛すべき凡人。会ってもない人たちに、敵意や殺意を向けられることを特技としている(自覚症状なし)。
機動六課(後述)の中ではレアスキル『撤収』を持っているので利用価値は高い。
(ただ『撤収』スキル自体はオンナスキーですら所有してるので、別にたいしたことはない)

終盤、Bランク程度の魔法使いのくせに、 VS 敵3人の連携(しかもほぼ初見)という絶望的戦力差を跳ね返した。
これはボールでドム6機撃墜したのと同じくらいの偉業ではなかろうか。
…ここまでくると、むしろティアナの1/3 程 度 の能力を造るのにどんだけカネと労力をかけてるのか心配だ。
ちなみに。なのはの魔力の最大値はティアナ換算で10万人ぶんくらいである。

弱点は「セリフを噛む」こと。


<無表情で仁王立ちし全裸で胸毛が濃い日系ブラジル人>

物凄い威圧感を放つ生命体。既に神域に入っている。連邦ともジオンとも、男塾ともGPM組とも関係がない。
3回遭遇すると死ぬという都市伝説があるとかないとか(ちなみにルナマリアは2回遭遇してしまった…)。
ただ一回目の遭遇で死なないのは、神のお慈悲のような気もする。

18 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:36:24 ID:/H3lkCNI
<このスレ独自のサッカーの流れ>
・戦況が膠着状態の時、いつでもタイムアウト可。但し同一イニングで2回以上、監督等がマウンドへ行くと投手交代。
・交代枠は基本的に無制限。選手交代の場合は、ニュートラルコーナーからフィールドへ入る。
・「ボール越しなら何をやっても」が拡大解釈され、洋服越しや皮膚越しなら、何をやっても大丈夫な場合が多い。

・ガッツが100を下回ると、20減るごとにペナルティ。発動しないスキルも出てきます。
・目安として。最大ガッツの半分程度までは普通に動けます。1/4程度まで落ちるに伴い、移動速度が段々と落ちます。

・KやJOKERを引くと、敵味方、勝敗に関わらず「行動キャンセル」した人も、恩恵を受ける。
・スポット参戦組がK引き等をすると、後で配分してくれるかも。
・人数補正。状況によるがドリブル対2人だと相手に+1。対3人だと+2…。パスも同じ。マークされてると補正は高くなる。
・シュートの場合、ブロック人数/2(切捨て)が、後ろに行くにつれて補正。シュート側をフリーにすると、フリー補正。

<成長>
試合での頑張り(勝敗でなく、カードの引き:描写)や、活躍などにより最大ガッツや能力値上昇(するかも)。

<頭の良さ(マスクデータ。敵も)>
偏差値ではない。頭が良いキャラは、「サッカー」や「このスレのシステム」を利用した戦法を取る。
そうでないキャラはテキトー。指示するか、発言力のある者に指示するよう命令すると、その命令を聞く…かも。
ちなみに。PCブライトはこの値がかなり低い。指示してやらないと実況しかしないが、まあ、それはそれで問題ない。

<スキル記載の簡略化>
善処します。前向きに検討します…。ただ反則などについては毎回書かないことにしました。参照してください。

19 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:37:27 ID:/H3lkCNI
「言い忘れていた特殊ルール等」
・基本的に「試合に勝利」する必要はない。「勝利条件」を満たせば良い。

・ガッツはハーフタイムで100回復。試合終了後に最大300回復。試合間隔が長いと多く、短いと少なく回復する。
・プライベートフェイズ時、練習や休憩で減ったり増えたりする。各キャラも、自分で行うことが多い。

・技は『構想段階』→『未完成』→『完成直前』→『完成』になる。完成してないと、ペナルティがかかる。
・『行為が成功』すれば、その技は『完成』。成功しなくても、技を試すうちに次第に昇格。

・軍隊で「適当」とは「最適」を意味する。「テキトー」とは別物。でもキャラは皆「テキトー」にしてる。
・法律上。航行中の艦は、効果音をレーザー通信に乗せて流さねばならない(接触事故回避のため)。

20 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:39:30 ID:/H3lkCNI
<JOKER>
(改定)JOKERは今後「スペードの15扱い」に固定します。但し別枠で特記されていればそちらが優先です。
大体は、特別にプラスアルファされます。

<反則>
接触プレイでクラブ一致の場合、基本は「防御側が反則」。但しPA内部の場合は「攻撃側の反則」になる。
接触プレイとはドリブル対タックル、せりあい、空シュートVSクリアである。パスやパスカット、地上ブロックは非接触。
但しクラブ一致の反則で、クラブのAを出した場合。無条件でそちら側の反則。

<吹っ飛びの処理と怪我>
技とスキル等で、二つ以上の「吹っ飛び係数」がある場合は、より小さい(自分に都合の良い)ほうを使用する。
吹っ飛び係数以上の差をつけて勝利すると、相手は「吹っ飛び」状態になり、ガッツ-50。
その係数を、10以上越えての大きな勝利だった場合は「大吹っ飛び」となり、ガッツさらに-50の上、怪我ペナ1を負う。
怪我ペナは累積、かつ重複するが。試合終了で「1」回復する。
尚、スキル「受け身」のLVに応じて、ガッツ消費の軽減。怪我もしにくくなる。

・一部の技:スキルの「回避属性」は。吹っ飛びや怪我は完全に回避可能。反則は回避できない。

21 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:40:39 ID:/H3lkCNI

<<用語解説>>


「Raising Heart(レイジング・ハート)」
なのはが持つ魔法の杖。自分で考え、喋ることもできる(女性の声)。何の根拠もなく「Don't Worry」とか言うけど。
魔弾丸をセットして使用し、術者の魔力や体力の回復が可能。また各種モードへの換装で様々な局面に対応する。

・スタンバイモード:待機状態。赤くて丸く、小さない宝石形。普段はペンダントとして、なのはが身につけている。
・デバイスモード:通常の魔法の杖の形態である。というかこのスレでは全部この形態でも問題ない。
・バスターモード:砲撃時にこの姿に変形。超遠距離狙撃をこなすスコープがついている。
・エクセリオンモード:リミッターを解除し、威力を最大限に引き出すモード。しかし術者の負担が重い。
・ブラスターモード:エクセリオンモードが「危険すぎる」ためオミットされそうになったが。
 代わりに用意されたこのモードは「さらに危険」という、わけのわからないモード。一言で言えば「最強」である。


「NANOHA BOM-BA-YE!」(なのは ボンバイエ)
久々の砲撃時に、レイジングハートが口走った言葉。
某レスラーとは何の関係もない、と思う…。


「ブラスタービット(なのはファンネル)」
芝村重工が製作した試作ファンネル。なのは2基、メカ沢2基、アムロ1基、奈々1基の合計6基が配備された。
メカともNTとも関係ない「なのは」が2基持っているのは「懐かれた」から。まだ今は無邪気に飛んでいるだけである。

22 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:42:55 ID:/H3lkCNI
「機動六課」
なのはが牛耳る組織(書類上のTOPは別にいる)。性的な意味合いがあるとかないとか。
現在。組織のNO.3を争って出世レースが行われている(当然。二番手のフェイトの順位は、不動である)。

公安九課っぽいが、いかんせんアタマが悪過ぎる。ティアナが凄く賢く思えるが、それは幻想だ。
これは、なのはが「なんか敵っぽいのがいたから大規模爆撃した」的な、大雑把な考え「しか」しないため。
なのは本人は、その気になれば緻密な理論を組めるのだが…どうもそれは気分が乗らないらしい。

TOPに荒巻課長か草薙素子を持ってくれば、良い組織になりそうだが…(少佐はレズOKな人だし)。


「ビグザム」
送料:着払いでガルマ様に送りつけることを目的として製造された巨大MA。
ジオンは20万機ほどのビグザムの「在庫」を抱えている。
今は読者全員プレゼントキャンペーンも企画中(但し送料は着払い。また巨大な駐車スペースが必要)。


「ツーマンセルで二丁下げてもジャムが怖い?」
ツーマン(二人)セル(単位…一組)で、二丁(予備として拳銃を二つ用意しておき、ジャムッたら片方は捨てる)。
要するに、備えあれば嬉しいな。
これは多ければ多いほど強い(はず)。但し多ければ多いほど隠密行動は難しくなるし、重くもなる。
公安9課が「エイトマンセルで八丁」を採用した場合、荒巻課長自らが前線に立つ。
「ナインマンセル」以上は、メンテ要員の赤服や、オペ子など、名無しさんも動員されることになる。

23 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:45:10 ID:/H3lkCNI
「日イ戦争」

西之園 萌絵の「イ ン ド 人 みたいに徹底的に隠れなきゃいけないわ!」
という、うっかりな発言から勃発した戦争。

インド側は裏ルートを通じ、それまで険悪だった中国北部に核ミサイルを配備し日本を射程に収める。
中国側は、うっかり配備させちゃった担当者をクビ。核を無力化するニュートロンジャマーを開発。

SEED好き系の女子、激 怒 !

民意に煽れた日本側は、ニュートロンジャマーキャンセラーを開発。うっかり自分の首を絞めてしまったことに気付く。
総理大臣からの出動命令がない中、国防省(現在の防衛省)の大臣は自衛隊の派遣の大英断を下す。
しかし当時の日本は政治的に、中国北部までを無補給で往復できる軍用機を持っていなかった。
そのため民間旅客機で工作員を送り込む作戦が取られたが、選ばれた桜子はパスポートを持っていなかった。

中国北部に配備されたニュートロンジャマーキャンセラーをつけたニュートロンジャマーをつけたインドの核ミサイル。
パスポート取得のために、出 発 が 遅 れ た 桜子は、間に合わず。日本は焦土と化す。
(そこからの復興は「日本の奇跡」と呼ばれるが、本項では触れない)

萌絵、中国、日本、自衛隊(人員選定)と、うっかりミスが連発したこの戦争。
インドの勝因は、うっかりしなかったことである。

24 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:47:07 ID:/H3lkCNI
「日本の奇跡」

「日イ戦争」で焦土と化した日本の、復興の最大の問題は放射能除去であった。
そのためには。

A案→イスカンダル星へコスモクリーナーを取りにいく。
B案→コスモクリーナーをオウム真理教から買う。
C案→除去する超小型マシンを大日本技研に発注。

が考えられたが、A案は「時間がかかりすぎる」ということに、宇宙戦艦ヤマトが出発した後に気づく。
B案はヤフオクで安価で買えたが、試してみたところ要求水準を満たしていなかったことに気づく。
ちょっとおカネがかかりそうだったがC案を依頼したところ、二日で試作機が完成、三日目で量産化された。

そう。マイクロマシンによる放射能除去技術の完成である。

この技術により、日本は驚異的な戦後復興を遂げ「日本の奇跡」と称されるが…
…ガンダム世界なら自前のミノフスキー粒子でなんとかできるっぽいよなぁ、と思った。



「台本」
何種類もある上に、台本通りに行くことは珍しい。どう考えても不要。
でも台本がないと「ウチら台本通りにしか動けませーん」とか言ってみんなサボろうとするので、一応必要。

25 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:49:31 ID:/H3lkCNI
「アドレス。192.168.51.21」
これは立派なインターネッツである。WIKIや参考書は デ タ ラ メ が書いてあるので信用してはならない。
その証拠に、(検索バーではなく)アドレス欄に「124.83.147.212」と入力して、エンターをしてみよう。
どうだろうか。一度は見たことのあるページが表示されるはずだ。

同様に「192.168.51.21」と入力してエンターをしてみよう。何か表示されただろうか。
私のPCでは『電子の巫女姫』さんのHPが閲覧できる。…やべぇ、中古のユリア人形欲しい!! 超お買い得!!
しかし一方で、接続が巧く行かない方もいるだろう。
これは彼女(電子の巫女姫さん)に拒否られて遮断されているという、何よりの証拠である。

もしこのページを見たい場合、セミナーに参加し、会員費等を支払ってプラチナ会員になることが必要である。

 #プラチナ会員になると、こーんなことが! こんなにおトク!
 ・必殺技「舞スペシャル」の使用許可。
 ・スキル「ブリッジ」解禁。
 ・そこには。マゾ奴隷となった 高町なのは の姿が…!
 ・奈々(剛毛Ver.)の、帰宅無修正動画を毎日配信!(平均、一日15回程度、美しく帰宅します)


「ピンク色の可愛い錠剤」
糖衣でコーティングされているので、甘くて美味しい。成分は…まあ色々。


26 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:51:25 ID:/H3lkCNI


  ――最強の魔法少女は誰か!?――


「釈放だ。…運が良かったな!」背後で、ドアが閉じられた。

ティアナ・ランスターは、ぼんやりとした頭で振り返る。
私はどうして警察に捕まっていたんだろう。悪いことは何もしていないのに。…多分。
警察に身柄を保護されて。取調べ中は、人道的な待遇を取ってもらえた…んだと思う。

一日一食と、水をくれたし。睡眠時間も一日に4時間は保証してくれた。
何度も何度も、棒とか鈍器で殴られたけど、それほど後遺症もないし。
週に一度はシャワーを使わせてくれたし。

 ティアナ「でも私…なんで捕まってたんだろう。白い粉って、私、何も知らないのに…」


27 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:53:16 ID:/H3lkCNI
遥か昔のことに思えるが、一ヶ月ほど前のことだ。ティアナが職場から自室に帰って休んでいると。
突然、十数人の警官が部屋に雪崩れ込んできて。ティアナは彼らの警棒で滅多打ちにされた。

…魔法使いが抵抗する場合もあるから、逮捕の時は慎重に。そういう決まりがあるのは知ってるけれど。
これは「慎重」とかいうレベルじゃない。数人がかりで抑え付けられ、手錠をはめられた。

 ティアナ「私が、私が何かしたんですか!?」
『抵抗の意思あり、だ。射殺にしたいが…』『やめろ、薬物が絡んでる。殺すのはいつでもできる』
そこで警察のリーダーらしき男は、事務的に喋り始めた。これからの発言は裁判の証拠となるとか、黙秘する権利とか。
でも、待ってほしい。そもそも、私が何かしたの!?

『発見しました。やはり白い粉です。かなり大量ですね』
 ティアナ「え? 何、その荷物? 私、知りません! …うあぅッ」

また殴られた。続いて、もう一撃。さらにもう一撃。

『お前らが白い粉を売るから、小さな子供まで手を出して…! 俺の甥っ子もだ!』
『お前らバイヤーが、どれだけの人間の人生を狂わせてきたか、わかってるのか!?』

また殴られた。何度も何度も殴られた。何度も何度も。
…誰も、とめてくれない。
それどころか次々に殴ってくる。

 …警官に限らない。
 人間は。『正義』や『正しいこと』をしている時は、絶対に罪悪感を感じない。微塵もだ。


28 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:54:38 ID:/H3lkCNI

  ――最強の魔法少女は誰か!?――
 サリーちゃん、アッコちゃん、ミンキーモモ、セーラームーン


連日の取調べは、過酷だった。
あの『白い粉』は誰から手に入れたのかとか、密売ルートや顧客リスト。色々と聞かれた。何度も聞かれた。
ティアナはそれら全てに、正直に答えた。私は何も知らない、と。
…殴られた。知らないという、そのたびに。
痛みからではなく、理不尽さと恐怖に、何度も泣き出してしまう。

『〜で、〜だ。だからお前は、こうやったんだよな?』
 ティアナ「知りません…」
殴られた。

『もう一度言う。〜で、〜だ。だからお前は、こうやったんだよな?』
 ティアナ「……。はい、そうです…」
そう答えると警察の人は、殴らないでくれた。ティアナは、今度は安堵の涙を流した。

それを何度も繰り返していくうちに。
ティアナの『自白』は増えていき、おびただしい数の法律に抵触していたことになっていく。
その『自白』のほとんどを、自分で何を言ったか憶えてないのだけれど。
ただティアナの『服役期間』が500年を超えるかどうかで、署内では賭けの対象になっているらしい。


ところが。
ある日突然『釈放だ』と言われ。僅かな身の回りの物を押し付けられて。外へ追い出された。
『司法取引のようなもの』『不起訴処分』『詳しくはお前のボスに聞け』そんなキーワードを聞いた気がする。
あれだけ『自白』したのに、裁判もなく、でも有罪とも無罪とも言われてない。
…ティアナには、どういうことなのか全く理解できなかった。

29 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:56:09 ID:/H3lkCNI

  ――多種いる魔法少女が、ルール無しで戦った時…――
 木之本さくら、高町なのは、美島奈々、魔法の海兵隊員ぴくせる☆まりたん


自室に戻る。逮捕の際に荒らされた跡はあったが、意外と、片付いていた。誰かが片付けてくれた…?
ティアナはベッドに手紙が置いてあるのをみつけた。

『ティアナちゃんへ。よくわからないけど、色々と大変だったね。でも聞いた話だと、もう大丈夫みたい。
 しばらく、ゆっくり休むといいよ。元気になったら、また訓練、頑張ろうね☆  高町 なのは』

ティアナは、泣いた。最近の涙とは、全く違う意味で泣いた。吼えるように泣いた。
報われた気がした。
今までの理不尽なこと全てを、理解して、慰めてもらってると思えた。

凄い。

人間って、こんなにも優しいことができるんだ!!
なのはさん、私、頑張ります!!

そのままティアナは眠った。感情は久々に高ぶったけど、すぐ眠れた。泣き寝入り。
貪るように眠った。今までのぶんを、取り返すかのように。


30 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:58:05 ID:/H3lkCNI

  ――スポーツではなく…目突きあり、悪口ありの「喧嘩」で戦った時――
 リディア、リノア、ユウナ。ビアンカ、バーバラ、ゼシカ


 ティアナ「んっ…」
鈍い痛みで、目を覚ました。
…警察に捕まって、一つ覚えたことがある。
殴られてる時って、実は痛くない。衝撃とか恐怖は凄く強いけど、殴られてるその瞬間は全然痛くないんだ。
痛くなるのは、少し時間が経った時とか、寝る前とか、寝てる間とか、起きる直前とかだ。
でも。寝る前に痛くなったことは少なかったな…。どうしてだろう。
ああ、そうだ。殴られてる間に、いつのまにか寝てしまうことが多かったからだ。

寝るのも気絶するのも、同じことだと思う。休みたいんだ、きっと。カラダのドコかが。

 ティアナ「でも。痛いと、眠れないわね…」
ぼんやりと呟く。常備してある、市販の痛み止めを飲んだけど気休めにもならない。
ふと郵便受けを見て、封筒が届いていたことに気づいた。
差出人の名前、そして直筆のこの筆跡は!!
 ティアナ「あ! なのはさんからの手紙だ!!」

『ティアナちゃんへ。調子はどう? 体調が良くなるクスリを同封しました。使ってみてね。
 なくなったら、またあげます。でも、あまり飲みすぎないようにね♪ 高町 なのは』

ピンク色の可愛い錠剤がシートに包まれていた。効くのだろうか。
でも、なのはさんは従軍経験もあって、薬品の知識も多い。痛み止めとか興奮剤は、昔から軍隊で使われているし。

試しに一錠、飲んでみた。うーん。やっぱり効かないなぁ。

31 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:59:47 ID:/H3lkCNI
なのはさんからのクスリを飲んで、しばらくすると。ちょっとポジティブになっている自分に気がついた。
どうせ痛くて眠れないんだし。せっかくだから外に出てみようかな。気分転換になるかも。
そう思って、シャワーを浴びて、身支度をして。

痛みは、いつのまにか気にならなくなっていた。

それどころか、楽しい気分。なんでだろう。
そうだ。長く閉じ込められていたからだ。だから外に出ることそれ自体が楽しいんだ!
 ティアナ「にゃははははは☆ ちょっとした冒険ってカンジよね!」

少し前に流行った歌を、小声で口ずさみながら。久しぶりに街へ繰り出す。
ナンカツシティ。大規模な街ではない。でも私の大好きな街だ。高揚した気分で歩いていると。
一人の少女に声をかけられた。
軍服のようだが、ピンク色のミニスカにニーソックス姿の女の子。…年齢は、自分と同じくらいだろうか。

 ルナマリア「あ、あのっ。私、ルナマリアって言います。ザフトの軍人です。貴方はティアナさん…ですよね?」
どうして私の名前を知っているんだろう。警察に捕まったとき、テレビとかで報道されちゃったのかもしれない。

 ティアナ「ふふふっ☆ ええ、そーよー? ルナマリアさん? 私ティアナ。よろすぃくー」
 ルナマリア「あ…。もしかして今、何か薬物を使ってます…?」
 ティアナ「にゃは♪ 痛み止めを、少しね。それだけだよぉ? ねー、ねー。私と友達にならない?」
 ルナマリア「……。あのッ。ティアナさん。よく聞いてください」
 ティアナ「ん。聞く聞く! 聞いちゃう聞いちゃう!!」

32 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 03:01:35 ID:/H3lkCNI

  ――最強の魔法少女は誰か!?――


 ルナマリア「シャア・アズナブル。ブライト・ノア。中原 岬。原 素子。…ご存知でしょうか?」
 ティアナ「んー? ぜぇんぜん、知らにゃいにゃー」
 ルナマリア「理不尽に思われるでしょうけど。ティアナさんは彼らに殺意を持たれてます」
 ティアナ「?」
 ルナマリア「全員が全員、ティアナさんを『絶対にぶっ転がす!!』って興奮してます…」
 ティアナ「…? ふふふっ。きゃはははは☆ 転がる、転がるーぅ♪」

 ルナマリア「私には何もできないんで、代わりに謝っておきます。本当にごめんなさいっ!!」
 ティアナ「??? んー。だいじょぶだいじょぶー」
 ルナマリア「『敵側』にはアイテムのデータがないんで、私は本来、何も持ってないんですけど。
  シャア少佐に買ってあげた幼女のパンツと交換した、このサックス。お詫びに、もらってください!」

 ティアナ「よくわからないけど。ありがとー☆」
 ルナマリア「……。人生、不条理や理不尽、不幸なこと。色々あるかもしれません。
  だから『頑張れ』って言葉、私は嫌いですけど。だから、だからその、…ご自愛ください」

彼女は深々と頭を下げてから、逃げるように立ち去っていった。

サックスを、私に残して。


33 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 03:02:57 ID:/H3lkCNI
今。ルナマリアさん、少し泣いてたような気がする。
でも、ヘンな子だなぁ。私に不幸なことなんて、何もないのに。

その証拠に。
今、凄く楽しい気分だし。
ルナマリアさんって女の子とお友達になれたし。
お近づきのしるしに、サックスもらったし。

 ティアナ「んッ…!」
時々カラダが。そして何よりもアタマが凄く痛むのは不幸なことかもしれないけれど。
でも。

なのはさんのクスリがあれば、痛くないし。楽しい気分になれるし。

…あ。
そうだ。
もう一錠、飲んでみよう。
痛みも完全に消えるかもしれないし、今よりも、もっともっと楽しい気分になれるかもしれない。
ピンク色の可愛い錠剤。見たことないけど、なんていうクスリなのかな。
 ティアナ「んー! 幸せぇ…☆」


世界中のみんなに、この幸せをプレゼントできたら素敵だろうな。

34 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 03:04:44 ID:/H3lkCNI
もらったサックスを手に、歌を歌いながら街中を歩いて商店街に出てみると。
音楽店のショーウィンドウの前で、物欲しそうにトランペットを見ている少年の姿を見た。

 ティアナ「……」

なんで少年が、カシナートの剣を持っているのかは不思議だけど。
でも。私がサックスを持っているのだって不思議だなぁ。

 ティアナ「やー、少年! 楽器が欲しいのー?」

 トランペット少年「え? あ、はい。トランペットが欲しくて、でも買えなくて…。
  僕。何故か色んな物をもらうんですが、転向したくても、どれも楽器じゃないし…」

 ティアナ「……。じゃ、コレあげるッ!!」

 トランペット少年「え? これは…。 サックス…?」

 ティアナ「うん。きゃははは☆ ばいばーい♪」

 ……。


  ――今現在 最強の魔法少女は決まっていない――


35 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 03:06:54 ID:/H3lkCNI
テンプレ(?)終了。
ごめんなさい、次は真面目にやりますんで。
(次に真面目にできる人間は、今現在も真面目にやってるとは思うけど)

途中から読んで、前はどういう話だったの?って人は。
自分で検索しなさい。これは命令ですよ? 拒否するなら、あなたの進退問題になりかねないわ。
「日イ戦争」ですらヒットしたんだ、きっと大丈夫でしょう。

…今度から、せめて『キャプテンブライ卜』でスレ立てようかと思ってる。
検索して『もしかして』で出てくるだろうか…


あ。中の人は、高町なのはが大好きです。
松岡修造も大好きです。

田嶋陽子は大…。いえ、なんでもないです。大好きです。

酷い扱いにブチ切れたりするのは構いませんが、書かないほうがいいです。
…さらに酷い扱いをするような気がするんで。


忘れてた。ティアナ・ランスターも大好きです。
…8スレ立てた時点では、ティアナって、そもそも 予 定 すらなかったんですが。
ごめんよティアナ。
---
今日はここまでー(次はニナが叫んだあたりから)。

36 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 03:09:16 ID:???
別撮り、気合入りすぎ!w
ティアナ…うっかり心底同情しそうになってしまった…。
ブライトさんとかキャスバル兄さんの選択肢に出てきたら守ってあげよう…きっと余計深みにハマるけど…。

37 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 13:01:04 ID:???
新スレおめでとうございます〜

目指せDOADでオプーナと戦う権利!

38 :森崎名無しさん:2011/09/18(日) 17:24:11 ID:???
あらすじから、なのはが酷すぎるw
ティアナは悲惨すぎだけど、キミキスが悲惨になったのはティアナやルナの善意だと思うと、、、
いや、許せない!ティアナもルナもぶっ転がす!www

39 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 02:56:23 ID:Z3NL90cA
>>36 ルナがサックスを手にした時から、ぼんやり考えてたんですが(当初の構想は、もっと短かったけど)。
 「悲惨さ」を少し追求してみたところ、あんな感じに…。
 本人は、(なのはに『助けられて』)そこまで「悲惨」でもないと思ってるとこも良い感じ。

>>37 オプーナ…。俺にできることは、ヤツのアタマのボンボンを引き抜くことくらいだ!!

>>38 いつのまにか。デフォルトで「なのはは酷い」が確定しちゃってるんで…。
 今度、違った一面を表現したいけど。その結果…さらに酷くなるかも、と躊躇してます。
---
 ちなみに「選択肢D」ではティアナは出てきません。
 だってティアナって美少女じゃ…げふんげふん。可愛いよね、ティアナ。


(前スレ >>764 から一部抜粋し、続き)
-----
ニナ「……」
ルナ「…ニナさん?」

ニナ「…剃ったくらいで、いい気にならないことね!!!」
ルナ「(え。…なんで私が 剃 っ た こと、知ってるの!?)」

ニナ「不愉快だわ! もう今日は終わりにします!」
ルナ「な、なんでですか。いきなり…」

ニナ「もう限界なのよぉぉおッ!!!」
ルナ「???」

40 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 02:58:03 ID:Z3NL90cA
ニナ「だいたいルナマリアさん!? アナタ名前が紛らわしいのよ!!」
ルナ「え」
ニナ「アークエンジェルの通信士の名前はミリアリアだし」
ルナ「そんなこと言われても…」

ニナ「←ここ だけでも、せめて変えてくれませんこと!?」
ルナ「?」

ニナ「ニナとルナじゃ、名前が結構被ってるでしょ!!」
るな「←こ、コレ で、いいですか…?」

ニナ「後で戸籍のほうもそっちの表記にしときなさい」
るな「(うぅ…)」

ニナ「じゃあ、今日の更新はこれでおしまいね」
るな「え? でもでも、選択肢では、私が引き篭もるとかどうとか…」

ニナ「……。限界なのよ」
るな「…中の人がですか?」


ニナ「いえ、スレ容量が」
るな「あー…」

ニナ「 C M 、入るかしら…」

41 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 02:59:43 ID:Z3NL90cA
ニナ「……」
るな「……」

ニナ「あら?」
るな「スレ。予想よりタフでしたね」

ニナ「選択肢、行けるかしら…」
るな「無理だと思うし、そもそも次はどうすんだって感じですけど」

原素子「じゃあ…埋めましょうか(死体を)」

ニナ「スレ容量。仕様変更とかされてたらと思うと、ちょっと恐いわね…」
るな「200レスぐらい埋めることに!?」

-----

ニナ「と。ここらへん(あとCM)まで準備してたのに。意外と脆かったわ。8スレ」
るな「(凄く頑張ったと思うけど)もし仕様変更が告知されてても。多分、中の人は気づかないっぽいし」

ニナ「…じゃあルナさん、早くお部屋に帰ってくれます?」
るな「え。脈絡、何もなくないですか?」
ニナ「『引きこもる』って書いてあるんだから、帰ってくれないと引きこもれないでしょ!!」
るな「わ、わかりましたよぅ! じゃあ…ニナさん、途中まで一緒についてきてくださいよー」
ニナ「ふぅ。手間のかかる子ね」

42 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 03:00:52 ID:Z3NL90cA
 前を歩くニナと、片手で彼女の制服の裾を握って、はぐれないよう歩くルナと。
 途中で食堂に寄って、夕食のお弁当『チューブ食』を受け取る。在庫が余ってるのだ。
 …何故、ニナだけ士官用の普通のお弁当『エビフライ弁当』をもらっているのかは疑問だ。

 そんなこんなで、二人はルナマリアの部屋の前まで来た。
ニナ「はい。ここまでで大丈夫でしょ?」
るな「あ、ありがとうございます」
ニナ「明日は、またビグザムのテストですからね。遅れないように」
るな「わかりましたっ」
ニナ「あと、ちゃんと戸籍のほうの名前も変えておくように」
るな「(うぅ…)」

 ニナと別れて。ルナは部屋に入ろうとした。
 …数日前までの彼女の部屋と、ちょっと…いや、かなり違う部分がある。

 まず。ドアが開いている。そもそもドアを閉めていないのだ。
 そして、足元にトラップが設置されている。知らずに通ると指向性対人地雷が起動するのである。

 ルナは注意して「地雷ゾーン」を超えて部屋に入った。
 そこはベニヤ板で、迷路のように仕切られている。
 リビングルームの大半は、この「迷路ゾーン」が占有しているので、部屋のスペースは狭い。

43 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 03:02:20 ID:Z3NL90cA
るな「ふぅ」

 ルナマリアの部屋。そこは寝室へのドア、トイレへのドア、お風呂へのドア。全てが開かれていた。
 そもそも、閉じていないのである。

るな「今日は疲れたし。早く寝ちゃおうかな」
 日課の、簡単な日記をつける。手書きだ。
 記録の意味合いもあるが、日常ではワープロばかり使うので実際に文字を「書く」ことが少なくなっている。
 それへの対処の意味合いがあった。

『今日はニナさんが突然叫んだ(いつものことだけど)。…スレが終わった。
 あと、名前が気に入らないと言われて、戸籍を変えるように迫られた』

 …どう読んでも、日記ではなく呪いの文書であるが。

44 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 03:04:14 ID:Z3NL90cA
るな「あっ。今日のチューブ食は『ファーストキスの味』だ!?」
 昨日は『一夏の思い出の味』だった。
 まあ色々と味に種類はあるが、「製造が面倒だしコストがかかる」ということで、実際は無印の場合が多い。
 要するにシールだけ貼って、後は脳内妄想で味を補完しろということである。

るな「……。ファーストキスは、レモン味レモン味レモン味…!」
 必死に補完して、一気にチューブ食を飲む。
 それは普段なら『プレーン』(味が何もついていない)、のはずだが…。

るな「…ッ!?」
 今日に限って、明確に味付けがなされていた。

るな「…なんで『ファーストキスの味』が『消 毒 薬』の味なのよぉッ!!」
 …言わせるな。

るな「ファーストキスが イ ソ ジ ン の味とかって、ありえないでしょ!? 何考えてるの、このメーカー」

 それが、ありうるのだ。わかっても 哀 し く なるだけなので、わからないほうがいいだろうけど。

 …女だけ『音姫』とかって秘密を独り占めしていたのだ。

 (ある程度の年齢以上の、そしてある種の)男にだけわかる秘密があったっていいはずだ!

45 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 03:06:59 ID:Z3NL90cA
るな「食糧事情、改善してほしいわよね…」
 『別撮り』で一緒になったティアナちゃんは、楽屋で、
 『WBのお弁当は、さりげなく、アジフライが一品多くついてくるらしい』と言っていた。
るな「いいなぁ、連邦軍」

 注:連邦軍ではなく、WBの中で約一名、(勝手に)お弁当にアジフライを追加している人物がいるだけである。

 ルナマリアは、メインPCを起動して…ニュース等のチェックをする。
 プライベートに仕事を持ち込まない主義なので、別に忙しくはない。
 でもティアナちゃんは、『WB隊は、仕事にプライベートを持ち込むことがほとんどらしい』と言っていた。
るな「いいなぁ、連邦軍」

 注:連邦軍ではなく、WBが 狂 っ て る だけである。
 それと、ある一線を越えると、ミライさんが修羅の形相になって、それは相当恐いです。

 ルナは、特にやることもないので、ティアナにメールを送ってみた。

 『ティアナちゃんへ。身体は大丈夫ですか? 言い忘れてましたが、サックスには注意してくださいね。
 キミキスのファンを敵に回したくはないので』

 …そういう大事なことは、言い忘れちゃダメだと思うが…。

46 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 03:09:12 ID:Z3NL90cA
 結構すぐ、返事が返ってきた。

 『くぁwせdrftgyふじこ。
 1くぁz2wsx3絵dc4rfv5tgb6yhん7うjm8いk、9おl。0p;・−@:¥^「」¥』

るな「……。ダメっぽいかも…」

 PCの電源を落として。ルナはトイレへ入った。

 …ドアは閉めない。

 外付けで取り付けた『音姫 Ver.0079』を起動して、用を足す。
 自室のトイレに音姫なんていらない、と思われる方も多いだろうが。
 ルナマリアは「音姫がない」恐さを知っている。
 あの事件以降、彼女は音姫がなくてはトイレも使えないカラダになってしまったのだ。


 …音姫依存症。


 後に、ルナマリア症候群として医学史に残る病気であった。

47 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 03:10:50 ID:Z3NL90cA
るな「んー、スッキリ」

 スッキリついでに、シャワーを浴びよう。
 ルナマリアはバスルームへ入った。

 …ドアは閉めない。カーテンも。
 湯気がリビングルームに行かないようにと、換気扇を増設するほどの徹底ぶり。

 諸事情で、女性用の共同浴場に行けないカラダになってしまったルナマリアだ。
るな「私はコーディネーターだから、病気とかになりにくいけど。
 剃り跡から病原菌が入る場合もあるから、ナチュラルの人たちは脱毛クリームもオススメよ!」

 まあ。例え相手が医者でも、おおっぴらに相談しにくいことだし。

 シャワーを終えて。

 以前までは『売名のためなら、多少の露出もやむなし』という方針だったので、
 全裸のままベッドに入るアメリカンスタイルだったのだが。

 今は軍隊から支給された『軍用就寝服 Ver.カトキハジメ』を着用している。

48 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 03:12:25 ID:Z3NL90cA
 寝室に入っても。
 ドアは閉めない。
 だがベッドの枕の下には。拳銃、白兵戦用にナイフ、最後の自害用に青酸カリの3点セットが置いてある。
 常在戦場。

 …何が彼女の精神を、ここまで狂わせたのか。
 それは、想像してみればわかるだろう。
 あのこと、を…。

---

 翌朝。
 ルナは朝が苦手だ。起きても、けっこう長い間、ベッドでごろごろしている。
 でも今日は、それが遮られた。
 チャイムが何度も鳴ったのだ。

るな「はーい? ちょっと待ってくださーい」

 玄関に行くと、ニナが立っていた。書類と、朝食のチューブ食を持っている。
ニナ「はい、朝のごはん」

 …今日は『敗北の味』らしい。

49 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 03:14:17 ID:Z3NL90cA
るな「ありがとうございます。えと、その書類は…?」
ニナ「裁判所への、正式な改名手続きの書類よ」
るな「(うぅ…)」
ニナ「とりあえず、私と一緒の時の試合は『るな』で選手登録しておいたから」

 手際が良すぎるだろう、ニナさん…。

るな「あのー、異名とかアダ名とかで『るな』ってことじゃダメでしょうか」
ニナ「ダメよ。ちゃんと戸籍から変えること!」

 ニナは書類一式をルナマリアに押し付けると、叩きつけるようにドアを閉めて帰っていった。

るな「あ…」



50 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 03:16:22 ID:Z3NL90cA
-----
<MSデッキ>
 数時間後。集合時間になっても、ルナマリアは現れない。
 ニナは苛立っていた。
ニナ「3秒でも遅刻したら、絶対に許さないって言ってあるのに。もう30分よ!?」
シャア「病欠じゃない?」
ニナ「だったら、その連絡があってもいいでしょうに!!」
リカルド「そういう連絡ができないくらい、調子が悪いとか」
ニナ「いえ。さっき会った時は普通だったし。…あ! いけない!」

シャア「どうした?」

ニナ「今朝、会った時。私、つい彼女のドアを閉めちゃった…」

シャア「え!?」
リカルド「そんなことを!?」

ニナ「でも、そんなに恐いものかしらねぇ…」

 シャアとリカルド、そしてニナで。ルナマリアの部屋に行くと。
 確かに、ルナマリアの部屋のドアが閉まっていた。

51 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 03:17:41 ID:Z3NL90cA
シャア「お、おいルナ。開けるぞ!!」
 部屋の中から、ルナが返事をしてくる。
るな「少佐? お、お願いします。閉じ込められちゃって…」

 別になんのカギもかかっていないドアだが、シャアがそれを開ける。

るな「少佐。そこらへん、地雷とかあるんで、私がそっちに行きます!」
 ベニヤ板で仕切られた「迷路ゾーン」から、ルナマリアが姿を現す。

 ナイフと拳銃を持ち、口に青酸カリのカプセルを咥えているのが物騒ではあるが、まあ元気そうだった。

るな「ドアが閉まっちゃって…ブリッジに連絡したけど、運悪くハイネさんしか出ないし」
シャア「いや、いい。ルナ。無事か? もうそれ以上、心を病んでいないよな?」
るな「大丈夫です、多分…」

52 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/19(月) 03:19:50 ID:Z3NL90cA
ニナ「でも、どうも腑に落ちないわね。『密室恐怖症』ってわけじゃないんでしょ?」
るな「はい。密室自体は恐くないんです。ただ最近、ドアを『開ける』のが恐いだけで…」
ニナ「…どうして?」

るな「ドアを開けたら。また『ヤツ』がいるような気がして…!」

ニナ「そこらへん、わからないのよね。全裸で胸毛の日系ブラジル人なんて、いるわけないじゃない…」

 ルナと。シャア&リカルドは思った。

 ヤツに会ったことがないから、そんなことが言えるんだ、と…。



【選択肢】→そろそろ進めたいとこだけど…
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:ゲリラ側。味方の装備を最高峰のものに交換してあげる(オイゲンが)。
B:ハイネ側(?)。っつーかアイツは普段、何をしているんだろう…
C:ジオン側。ドレンさん&アンディ退院!
D:アレ。

注:選択肢Dは、本文に時間をかけすぎたあまり、断念しました…。
-----
今日はここまでー。

53 :森崎名無しさん:2011/09/19(月) 03:32:39 ID:ktDBwNhk
D
ここだ! ここでDを選ぶんだ!

外回り帰りにはよく口からイソジン的な香りを漂わせていた(婉曲表現)という
伝説を持つツワモノが先日退職されました。
…ほんの七、八十年も昔までは赤線で下ろしてもらう、なんていうのも
ごくごく普通のことだったようですが、最近じゃそれは仮免扱いのようでw

54 :森崎名無しさん:2011/09/19(月) 08:52:10 ID:lssyBKVg
D

55 :森崎名無しさん:2011/09/19(月) 13:29:04 ID:???
>>53
仮免説もありますが、最近は誰うま的な意味でAT限定説が有力ですよw

56 :森崎名無しさん:2011/09/19(月) 17:34:46 ID:???
>ファーストキスがイソジンの味
orz

57 :森崎名無しさん:2011/09/19(月) 23:43:11 ID:???
>>55
成程、うまいw

58 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 02:36:21 ID:???


あああああああああ!!!!

今までの俺の苦労はなんだったんだぁぁあああああああ!!!!

エロビデオのパッケージとか検索して、物凄く必死だったんだぞ!!!!

あああああああああ!!!!



59 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 02:37:44 ID:72tyM6s2
D:アレ。


 深夜。誰も来ない公園に誘き出された、純真無垢な美少女が遭遇した犯罪風景。
 大勢の興奮した若い男たちに囲まれ凶器を突きつけられて。
 言われるまま涙目になって脱ぎだすが、それが暴行の始まりだった。
 「どうしてこんなことを…」初めての体験に、涙があふれて止まらない美少女。
 硬いモノで何度も突かれて、悲鳴を上げたいがそれもできない。
 何人も、何人も。激痛と絶叫の中、相手は次々と。
 前から後ろから、男たちが激しく襲ってくる。
「やめて!」
「たすけて!」
「痛いっ!」
「……ふふ……世界の秘密を……調べてるんだろう……。
 いいよ。教えてやるよ……この部隊には……。
 裏切り者の幻獣共生派と……竜が……岩田……岩田と……」

 行為が終わった後。口の中に入った白いモノの味に、再び涙があふれる。
 その一部始終を撮影され、公開されることになるということを。この時まだ少女は知らなかった…。

 #文章はイメージです。パッケージと内容は一部異なる場合があります。
以下略


60 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 02:39:43 ID:72tyM6s2
-----
 ジオン側から、場面は変わってWB隊。
 てくてく。てくてく。いつもの帰り道。
 謙信ちゃんさん様閣下総書記筆頭陛下は、地面におにぎりが落ちているのを見つけた。
謙信「……」
 ひょい。ぱく。もぐもぐ。

 謙信ちゃんといい、アリーナといい「とりあえず食べる」という習慣はやめたほうがいいと思う。
 特に、拾ったものとか、家屋からパクッたものとか…。
 随分な身分なんだし。

 てくてく。…またも、おにぎり。
謙信「……」
 ひょい。ぱく。もぐもぐ。

 てくてく。…またも、おにぎり。
謙信「……」
 ひょい。ぱく。もぐもぐ。

 食べ終えて顔を上げると、またも、地面におにぎりを発見する。
 謙信ちゃんは釣られて進んでいく。

 ふと気づくと、そこは公園の中であった。
 もし、大声で助けを呼んでも誰も来ない場所。
謙信「……」

 …『深夜。誰も来ない公園に誘き出された、純真無垢な美少女』

61 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 02:43:11 ID:72tyM6s2
 月明かりで、周囲の人影が見える。だが彼女は、多くの気配に囲まれていることを察知していた。
謙信「…すまぬ。あまりにも美味しそうだったので、おにぎりを食べてしまった…」
瀬戸口「いや、普通『何者だ!?』とか言わない?」

謙信「瀬戸口殿か。…他にも知った顔が大勢だが。すまぬ、みんなにおにぎりを持って帰るという発想がなかった…」
瀬戸口「タカトシからの電報だ…『もうおにぎりから離れていいから!』」

 謙信ちゃんを取り囲む男たち。

 ブライト、アムロ。叶親、ヤムチャ、ハマー。メカ沢、メカ沢β。絶望先生、伊藤誠。
 瀬戸口、キバヤシ、ハチ、ゴローさん。ファーザー、オンナスキー、オプーナ。
 松岡修造、犀川創平、心内療、ハイネ。
 音声さん、カメラさん、進行さん。多数の構成作家。
 そして 花京院典明。

 「男」に限らない。
 芝村舞、原素子、悠木映。灯里。中原岬、西之園萌絵。
 徘徊するユリア人形。アリス・キャロル。野 獣。

 全員が、手に手に武器を持っている。多くがカトラスだが、模造刀ではない。
 多くの者がカトラスを構え、謙信ちゃんに突きつけた。

 …『大勢の興奮した若い男たちに囲まれ凶器を突きつけられて』

62 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 02:45:25 ID:72tyM6s2
謙信「…物騒だが、なんの用か?」
 スッと、芝村舞が前に進み出た。

芝村舞「WBは、大気圏突入時。メカ沢と奈々、そして謙信ちゃんに助けてもらった」
謙信「そんなことも…あったな」
芝村舞「『処罰』せねばならないこともあったが。本心は、誰もがそなたらに感謝している」
謙信「……」
芝村舞「そこで私は、三人にプレゼントを用意した。これは謙信ちゃんへのプレゼント、だ」
謙信「…?」

芝村舞「床の上、あるいは畳の上で。素振りだけして本当に強くなれるはずもない。
 防具をつけ、訓練用の剣で。防具の特定の場所しか打たない…そんな訓練には飽きていた頃だろうとな」
謙信「芝村殿…私のために。ありがたい」

 感激のあまり『涙目に』なる謙信ちゃん。

芝村舞「受け取れ」

 舞が、軽く鞘ごとカトラスを放った。謙信ちゃんはそれを掴む。

芝村舞「それは模造刀だが強度はある。充分に打ち合えるし、そなたも手加減せずとも攻撃できよう。
 周囲のこいつらは 全 力 で 謙信ちゃんを攻撃する。見事突破し私に打ち込んでみせよ。
 百回の訓練より一度の実戦が勝るとも言う。そなたには良い経験になるだろう」

謙信「しかし。仲間である彼らが、全力で打ち込んできてくれるものだろうか」
芝村舞「安心せよ。私は男どもに、一つのことを許可した」
謙信「?」

63 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 02:47:16 ID:72tyM6s2
芝村舞「謙信ちゃんに勝ったならば。謙信ちゃんの 貞 操 を 好きにしていいと言ってある」
瀬戸口「え!? 何それ!? 俺、そんなの聞いてない!」
芝村舞「まあ…お前に言うと反対されそうだったからな」

謙信「しかし。貞 操 ぐ ら い で、そんなに縛りになるものか?」

芝村舞「うむ。謙信ちゃんの貞操を賭けた瞬間、脈絡もなく 花 京 院 典 明 が出現したほどだ」
花京院典明「僕も。いつも賭けられてばかりの人間ではないということを見せようと思ってね」

原素子「(明らかに 貞 操 目的…)」

 謙信は周囲の気配を探る。ほぼ全員、本気のようだ。彼らが手にしているカトラスも、模造刀ではない。

謙信「……。しばし。待ってくれぬか?」
芝村舞「ん?」

謙信「私には具足と『聖なる鎧』がある。それを全て外す」

芝村舞「受けや回避に失敗すれば、一撃で致命傷になるぞ」

謙信「それでなくては、実戦ばりの訓練とは言えないだろう」

 謙信ちゃんは兜や、聖なる鎧を脱いでいく。

 …『脱ぎだすが、それが暴行の始まりだった』

64 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 02:49:33 ID:72tyM6s2
花京院典明「くらえッ半径20m…言い直すッ! 直径40mのエメラルド・スプラッシュ!!」
謙信「ッ!」

 エメラルド・スプラッシュを、余裕でかわし。花京院に一撃。

花京院典明「こ、この花京院典明の精神的動揺によるミスではなく… 実 力 だ…。ぐはっ」

 ---花京院典明リタイア---


ファーザー「じょ、譲ちゃーぁあん!!」
オンナスキー「ご、合法的にナオンと!!」
叶親「全力で行く…チャリオッツ!!」
ヤムチャ「はぁぁああ! 狼牙風風拳!!」
ハマー「必殺、ハマーがいっぱぁあい!!」
松岡修造「貞 操 を! 間違えた! 出番を!!」
アムロ「和風の古式下着もかーいいよ、かーいいー!!」

 …『前から後ろから、男たちが激しく襲ってくる』


 一閃。


65 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 02:51:24 ID:72tyM6s2
ファーザー「み、耳ぃ! 耳ぃぃいい!!」
オンナスキー「わああああ!! がくっ」
叶親「ぎゃああああ!!」
ヤムチャ「足、足元ぉぉお!!」
ハマー「正直、スマンかったでござ…ぐべばっ!」
松岡修造「出番…」
アムロ「あぁ…刻の涙の中に色んなパンツが見える…」

 …『何人も、何人も。激痛と絶叫の中、相手は次々と』(倒れる)。


 一瞬で。ファーザー、オンナスキー、叶親、ヤムチャ、ハマー、松岡修造、アムロが地面に倒れた。
 いや、ファーザーだけは(無駄に)ガッツがあるので立ち上がってくるが。

 この時点で。『対・謙信』という視点で考えると。男たちの戦術に問題があった。

 「結界」で相手の位置を把握できる花京院、そしてパンツの気配で位置を把握できるアムロ。
 二つの大きな「レーダー」を真っ先に失い。
 また、士気が高い(ヤリたい)者だけが突出し、倒され。
 残りは士気の低い者だけになってしまったことだ。

 まあ誰が指揮してるわけでもないので、しかたない。

66 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 02:53:03 ID:72tyM6s2
ファーザー「くっ、もう一度じゃよー!! じょ、譲ちゃーぁあん!!」
ブライト「俺は無関係、俺は無関係だってば! 芝村舞に招集されただけだって!!」
絶望先生「先生も、別に謙信ちゃんの貞操に興味は!! …まあ、なくもないんですが」
伊藤誠「わー。メカ沢βだー。野 獣 もいるー。すっごーい!」
メカ沢β「…メカラッタ」
ハチ「俺、剣なんて素人だよ!?」
ゴローさん「おい、待てって! WBのメインエンジンの管理、素人にできんのか?」
犀川創平「え。僕も何かするの?」
キバヤシ「話は聞かせてもらった! 宇宙人が集まるっていうから来たのに…芝村舞に騙された!!」
心内療「僕はこれだけのためだけに、テンプレに残ったんですか!?」

 一閃。

ファーザー「み、耳ぃいい! 耳ぃぃいいいいぃい!! 耳がぁあああ!!」
ブライト「お、俺はこんな化け物を従えていたのか…ぐげばっ!!」
絶望先生「『やめて!』」
伊藤誠「『たすけて!』」
メカ沢β「メカ…ラッ」(踏まれて、再び大破)
ハチ「せ、せめて宇宙だったら逃げられたかも…うわぁあああ!!」
ゴローさん「こちとら、真面目に仕事してたのに…ぎゃああああ!!」
犀川創平「『痛いっ!』」
キバヤシ「『ふふ…西園寺世界(ワールド)の秘密を調べているんだろう…?』え、違うの?」
心内療「無茶な成分入れるから、後で困るんですよッ! ぎゃあああ!!」

 …死屍累々。

67 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 02:55:37 ID:72tyM6s2
 さらに。音声さん、進行さん、多数の構成作家を一瞬のうちに叩きのめしたが。

 全盛期ならばともかく。弱体化した、今の謙信ちゃんは、既に少し呼吸を乱していた。
 こんだけ大量のキャラを屠っておきながら、乱す呼吸が「少し」ってのも凄いが。
 その一番の原因は…男キャラに 強 い の が い な い せいであった。

謙信「(次は…メカ沢殿ッ!)」
メカ沢「……!」

 メカ沢の身体に一撃を当てたが、彼は倒れない。
 硬い。
 身体が異常に硬いのだ。

謙信「くっ…!!」
メカ沢「……!」
 一撃でダメなら、連撃だ。
 飛天御剣流・龍巣閃。
 全身の急所を攻撃する高速乱撃。だがメカ沢は倒れない。

謙信「(急所の位置が違うのか!? サウザー的な何かのようだ…)」

 そもそも ロ ボ … いえ、なんでもないです。

 一方のメカ沢は。『硬いモノで何度も突かれて、悲鳴を上げたいがそれもできない』状態だった。
 な の は が スピーカーケーブルをつけるのを、忘れてたから…。

68 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 02:57:13 ID:72tyM6s2
謙信「(ならば…)」
 模造刀のカトラスを、鞘に戻し。体術の構えを取る。

メカ沢「……?」

謙信「…あっちむいてホイ」
メカ沢「!?」

 メカ沢は、顔は左右のどちらかに向けるだろう。なんとなくそう思っていた。
 …なんとなく、上とか下とかは向かないだろうと。
 構造とかじゃなく、あくまで、なんとなく。

 右を向いたメカ沢の逆に回って。彼の後頭部の ボ タ ン を押す。
メカ沢「……」
 ビープ音すら出せず、メカ沢、機能停止。

謙信「北斗…リセットボタン…」

 あー、無理してボケなくていいってば。

69 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 02:58:59 ID:72tyM6s2
ファーザー「みたび、立つ! じょ、譲ちゃーぁあん!!」
西之園萌絵「せ、先生の仇ぃいい!!」
悠木映「テンプレから外れたぁああ!!」
中原岬「まだ『完成』してないけど…シャリバンクラッシュ!!」
アリス・キャロル「私はこの犯罪(謙信ちゃんが男どもを暴行)を全力で見逃します!!」
野 獣「マァァアアアアァアアアアッ!!!!!」
ハイネ「この暴行事件、既に殺人未遂にまで行きそうだが…俺も通報しない!! 全力で見逃す!!」

 一閃。

ファーザー「耳…」(死んだ)
西之園萌絵「…ミライさんの飛び蹴りクラスね…」
悠木映「YESじゃないよ…」
中原岬「完成させなければ、全然歯が立たない…」
アリス・キャロル「憲法九条の思想(俺も見逃すからお前も見逃してくれ)の立場はッ!?」
野 獣「(『感情度:マー社長→(芝村舞と灯里の次に恐い)→謙信ちゃん』)」
ハイネ「一人くらい、見逃してくれたって…」

 つ い で に。ワゴンの上にいたオプーナの頭のボンボンを引き抜いて。

 残りは5人! 瀬戸口、芝村舞、原素子、灯里、徘徊するユリア人形。

70 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 03:00:55 ID:72tyM6s2
 誰だ。
 誰から倒せばいい?
 本来、芝村舞に最初に切りかかりたいところだ。

 何故なら、先に周囲の人間を倒せば、疲れ果てた状態で芝村舞と戦うことになる。
 だが同じ部隊の瀬戸口と原素子がいい位置にいて、そこに突っ込むと芝村舞を含めた3対1の戦いになるだろう。
 それだけは避けねばならない。

 すると、何か鼻歌を歌っている灯里か。
 あるいは 徘徊するユリア人形か。

 …ユリア人形だ。アレは 臭 い から、周囲に誰もいない。仕留めるなら、今だ。

 突きを繰り出すが、避けられた。踏み込みが甘かった? さらにもう一撃。だが、かわされる。
謙信「くッ!」
 ユリア人形が、声を出す。

ユリア人形「ツーマンセルで二丁下げろって言ってるのに…ワンマンセルで一本下げて。…お茶目さん☆」

謙信「……。…少佐かッ!?」

ユリア人形「ええ、そうよ」
謙信「……。言っちゃった後で、今さらだが…私たち、面識あった?」
ユリア人形「……。…ないっぽい」

 テキトーな人たちである。

71 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 03:02:45 ID:72tyM6s2
ユリア人形「それじゃあ私、行くわ」
謙信「(こくこく)」

 ユリア人形はカトラスを放り捨てると、振動音を発しながらどこかへ歩いていった。

瀬戸口「おい、今、アレに入ってたの少佐!?」
芝村舞「そうみたいだな。…アレ、回収していってくれればいいのに」


 残るはGPM組3人と、灯里。
 呼吸を乱しながら。謙信は違和感が大きくなってきていることを、無視できなくなってきていた。
 流石に模造刀のカトラスにガタが来ているのだ。
 その時。芝村舞が再び、鞘つきの模造刀カトラスを軽く放ってくれた。
 謙信ちゃんはそれの強度や長さを確かめ、そちらをメインに使うことにした。

謙信「芝村殿。一つ、聞かせてほしい」
芝村舞「む?」
謙信「『どうしてこんなことを…』してくれるのだ? 私と芝村殿は、あまり接点がないはずだ」
芝村舞「謙信ちゃんが『謹慎』になった時。私に刀を預けてくれたからな。そのお礼だ」

謙信「感謝する。…私は戦場で腕を磨いてきた。だからこんな大勢での訓練は初めてだ。とても、楽しい…」

 …『初めての体験に、涙があふれて止まらない美少女』

72 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 03:04:16 ID:72tyM6s2
 さて。GPM組3人は厄介だ。と、なると。目標はポツンと離れている灯里か。
謙信「はっ!」
灯里「とー」

 模造刀カトラスと、強化(?)オール。何度も打ち合う。

瀬戸口「ん? 謙信ちゃんが攻めあぐねてるな」
芝村舞「灯里の得物(オール)のほうが長いからな。やはりリーチの長さは大きい」
原素子「それにしたって。設定では普通のOLと戦国武将でしょ? 技術ってもんが…」

芝村舞「灯里は…。なんというか…。勢いで色々やっちゃうから」
瀬戸口「あー」
原素子「そんな勢いだけの人が、なんで『女性訓練教官』の資格なんて持ってるのよ…」
瀬戸口「え? アレ決めたの、おねーさんじゃないの?」
原素子「違うわよ!!」

 灯里が白兵戦で、謙信ちゃんと少し打ち合える…なかなか凄いことだったが。
 さらに凄いことを、灯里は仕掛けていた。

73 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 03:06:42 ID:72tyM6s2
 謙信は灯里のオールを捌いて、接近。そこでさらにフェイントを入れて、大きく踏み込む。
謙信「はあっ!!」
灯里「ッ!」
 謙信ちゃんの一撃は、場外ホームランを打つ勢いで、灯里の胴体を薙ぎ払っていた。
 だが。

謙信「(なっ…なんだ、この柔らかさ! 弾力性に富んでいる! もちもち してる!)」

 その手ごたえが、一瞬の隙となった。
灯里「ていっ」

 灯里の光り輝く右手が、謙信ちゃんを掴もうとしてくる。だがモーションが大きい。
謙信「ッ!?」

 何か危険な感じがして、咄嗟に距離を取った。
謙信「これは…!? く、空間を…削り取れるのか!?」
灯里「ザ・ブルーハンド…」

謙信「しかし、一撃入れた時の、妙な手ごたえは…」
灯里「あー。アレはコレですよー」

 灯里がARIAカンパニーの制服をバサバサやると。
 中から瀕死のアリア社長が落っこちてきた。

アリア社長「ぷ…にゅ…」

74 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 03:10:26 ID:72tyM6s2
謙信「アリア社長を楯にするとは…良い判断(?)だ!」
灯里「ほーめらーれちゃいましたー」

 だが。灯里と謙信ちゃん。戦う二人の周囲を、大勢の人間が取り囲んできていた。

謙信「ふっ。芝村殿。今の私には体力が欠けている。その訓練とはありがたい…!」

芝村舞「え。あの。ちょっと待て! 私はそいつらは呼んでないぞ?」
原素子「じゃあ、誰なの、彼ら!?」

団体員A「我らは動物愛護団体!」
団体員B「度重なる、ネコへの迫害! 許すまじ!」
団体員C「国際社会へ訴えるわ! 環境テロとか起こしちゃうわー!」

 謙信ちゃんは迫りくる団体員を、次から次へと屠っていく。
 団体員側に、既に2桁の被害が出ていたが。
 謙信ちゃんの「速さ」よりも。こいつら、どこにそんなに潜んでいたのかのほうが気になった。

 一方の灯里は。屈強な男たち(団体員)に捕まえられ、誰も来ない路地裏に連れ込まれたが…。
 『意外ッ! それは髪の毛ッ!!』という灯里の叫び声がして。その後に戻ってくると。

灯里「アリア社長、やられちゃいましたし。私、先に帰ってますねー」

 スキップしながら帰っていった。

75 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 03:11:59 ID:72tyM6s2
瀬戸口「ど、どう収拾つけるんだ…」
芝村舞「(マズいな…。私も最近、うっかりマー社長を半殺しにしてしまったし)」
原素子「芝村さん、どうしましょう!?」

芝村舞「み、ミギーは防御を頼む。あと原は書類を頼む…」

 舞はカトラス(こっちは真剣)を抜き放ち、手近にいた動物愛護団体員を『灯里:はわわわわわ』。

瀬戸口「しっ、芝村ぁ!?」
原素子「芝村さん… ズ ル い わ !」

 原さんが包丁を抜き放ち。手近にいた動物愛護団体員を『灯里:半舷休息のはずなのに…』

瀬戸口「……」

 瀬戸口。 逆 転 の 発 想 !

 瀬戸口は、謙信ちゃんを指差して、力の限りに絶叫した。

瀬戸口「そっちじゃない!! ここに テ ィ ア ナ がいるぞーっ!!!」

 …その声に。動物愛護団体は、一斉に謙信ちゃんに襲い掛かったが…どんどん倒されていく。
 しかし。謙信ちゃんにやられるなら、いいのだ。アレは模造刀。命までは取らない。
 だが芝村舞のカトラスや、原素子の包丁にやられたら。命を失う。

瀬戸口「(多くの命を救うためなんだ…すまない、ティアナ。許してくれ…。…そもそも知らない人だけど)」

76 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 03:14:15 ID:72tyM6s2
 ……。

 結局。
 3桁の、動物愛護団体員の負傷者を出したものの。死者は2桁にいかずにすんだ。

 さすがに、謙信ちゃんが呼吸を乱していると。瀬戸口が真顔で近づいてきた。

瀬戸口「『いいよ。教えてやるよ……この部隊には……。
 裏切り者の幻獣共生派と……竜が……岩田……岩田と……』」

謙信「?」
瀬戸口「じゃ、俺、塾があるから」
 …瀬戸口、逃亡。
原素子「(瀬戸口くんも気苦労が絶えないわねぇ)」

 芝村舞が、(血まみれの)カトラスを片手に、謙信ちゃんに近寄ってくる。
芝村舞「謙信ちゃん。本来は私と打ち合う訓練の予定だったが…すまなかったな」
謙信「いや。恐らく今の私では、芝村殿の相手になるまい」

芝村舞「わからんぞ? 私は『天才LV3』で、ほぼ全ての技能を代用できるが。
 九頭龍閃や天翔龍閃クラスのものは代用できない…かも、しれない」
謙信「代用などせずとも。芝村殿なら 3 回 く ら い 試せばできるだろう」
芝村舞「あまり買い被るな。私はそもそも、剣の腕が立つわけではないからな。
 むしろ。すり足→パンチ→すり足とかのほうが得意だ。
 今日は、私との打ち合いはできなかった。次を用意しておく。待っていろ」
謙信「…感謝する」

77 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 03:16:18 ID:72tyM6s2
 謙信ちゃんは、チューブ食の『水味』を飲んだ。喉の渇きが癒される。
 そんな謙信ちゃんに、芝村舞が、そっとおにぎりを差し出した。

謙信「…これは?」
芝村舞「食べるがいい。…コシヒカリだ」

 (訓練という)『行為が終わった後。口の中に入った白いモノの味に、再び涙があふれる』謙信ちゃんだった。
 泣いちゃうくらい、美味しかったのだ。

 今回の訓練映像は、カメラさんによって、
 『その一部始終を撮影され、公開されることになるということを。この時まだ少女は知らなかった…』が、
 謙信ちゃんの剣捌きは抜群であり、連邦軍では模範とされることになる。


#謙信ちゃんがスキル『気配察知』をサッカーに応用するようになりました。
 防御時等、ボールキープしていない時に補正がつきます。
#謙信ちゃんの「戦闘LV」が、少しずつ戻り始めてきました。サッカーには関係ありません。

78 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 03:18:44 ID:72tyM6s2
原素子「ところで芝村さん。ちょっとマズイことがあるわ。書類が、無理なの」
芝村舞「どういうことだ?」
原素子「3桁の人間(動物愛護団体)が生きてるから、整合性が取れなくて。
 いっそ、私が全員ぶっ転がしちゃっていいかしら? そうすればテキトーになんとかできるし」

謙信「……。…無辜の民は、できれば殺さないでやってほしい」

芝村舞「どうにかならないか、ミギー?」
原素子「誰がミギーよ。んー。実在の人物が、これだけの死傷者を出した、ってことにすれば…」
芝村舞「実在の人物…」

原素子「あ。そうだ! テ ィ ア ナ がやったことにすればいいわね! これで解決ぅ☆」


 …動物愛護団体:殺戮事件。ついでにメカ沢βとか踏まれた事件。

 容疑者:ティアナ・ランスター…



79 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/20(火) 03:20:25 ID:72tyM6s2
-----
現段階で。

 WB隊男性陣(フィールダーに限らず)。ほぼ全員が重軽傷。
 物凄い戦力低下となってしまったが…

 女のフィールダーは無傷な不思議!

 あと、なのはが絡んでないのに、こんな 惨 劇 になるなんて不思議!


【選択肢】→見切り発車したいけど、まだデータ作ってないことに気づいた。…いつものことだけど。
先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。

A:ゲリラ側。味方の装備をマスターソードとかに交換してあげる(オイゲンが)。
B:病院にて。なのはに「サッカー筋」をやられたヤツらの風景。
C:ラジオが混線する…彼がテンプレ落ちしたのは、まさかリストラ?
D:次回の「別撮り」は。ティアナを無傷で帰してあげる。
-----
今日はここまでー。試合は、そろそろ本当にやるんで…多分。

80 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 03:39:54 ID:PPjHyvto
D
こんな罠に有言実行クマー!!

しかし、いかなセプテントリオンとてこの部隊で竜の覚醒実験をしようとは思うまい…。

81 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 12:57:57 ID:/D0C+yS+
B

82 :森崎名無しさん:2011/09/20(火) 14:23:54 ID:9Eulewvs
d
不幸になりそうだが

83 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/21(水) 03:11:02 ID:ik6yIAeI
>>80 私。基本は有言実行ですとも。
 「そういう意味じゃない!」とか「ベクトルが違う!」とか、そういうことは多々ありますが。

>>82 ええ…。もう不幸というか。救いようのない話に…。

-----
灯里「業務連絡、業務連絡。本日は早速その『別撮り』を放送する予定だったのですが。
 ティアナがセリフを 噛 む ことが多く、時間内に収録できませんでした。
 誠に申し訳ありませんが、本日の更新はお休みとなります。
 『オリキャラが出るよ。普通の人だよ!』とのこと。
 リュウさんとかでも使い回せないくらい『普通の人』なんでしょうか…」

---

『ティアナも、自らの手で剃り落とした(怪我ない)…』ですませようと思ったんですけど。
流石に、三番手になるしなーと。そう思ってしまったのが運の尽き。
概要だけまとめれば3レスぐらいで終わったのに。肉付けしていったら膨らんで。
構想から途中まで書いて、物凄く 悲 惨 になってしまった気もするんですが…。

でももう、色々書いちゃったし。今さらコレ捨てるの勿体無いし。明日までに何か思いつかないかなぁ…。
夢オチとかにしようかな。あるいは絶望したティアナが悪魔を召喚してラスボスになるとか…。

ただティアナは、無傷で帰してあげるんで。それだけは絶対!!

…なんかこのスレ。ティアナスレになってる気がする…(ティアナが必ず絡んでる)。

84 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 03:58:31 ID:???
すっかり仲良しムードなキャスバル兄さんに代わるアンチヒーローとして頑張ってもらう路線じゃないでしょうか。
最後にはア・バオア・クーと融合して要塞人間になるとかそういう感じで。

85 :森崎名無しさん:2011/09/21(水) 12:33:54 ID:???
そもそもテンプレ時点で相当に悲惨だったけど。そこからさらに悲惨になる?無傷って言ってるから大丈夫だよね…

86 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/22(木) 04:14:43 ID:yJ/S/kZg
灯里「業務連絡、業務連絡。時間枠が取れず、また断念…。とのこと。また明日…。
 推敲する時間がないとか、台風で電車が止まって帰れなかったとか、週マガ立ち読みしてたとか。
 そんな理由じゃなく、ティアナが『噛 む』のが理由だそうです。
 進行さんも、さりげなく謙信ちゃんにやられて、病院ですしね…。
 書いてて気づいたんですが。ティアナってキャラ立ちすぎだよなぁ、とのこと。
 なんでこの勢いが、リュウさんとか…。あ。なんでもないでーす☆」

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>>84 アンチヒーロー、考えました。でも…そもそも テ ィ ア ナ 程度じゃ…。
 相当、強力な邪神を召喚しないと追いつかないだろうなぁ…。あ。ロベルt
 (絶対に書きたくないので廃案に…)

>>85 まあ、多分…。別に死んだりしませんし…。ええ…。
---
遅々として進まないように思えますが。
ティアナ三部作(?)「テンプレ」「今のコレ」「最終章」でキレイにまとまりそうです。
ティアナが、最後に幸せになるエンディングがまとまりました。巧くスコッとハマるのを。
いや、そりゃ「普通の幸せ」じゃないですけどね…。今後、選択肢やらテンプレに混ぜる予定です。
普段は出てこ(られ)ない人ですし…。

めがっさ気合入っちゃいました。

87 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/22(木) 04:16:17 ID:yJ/S/kZg
(パイロット版:次回予告)

…不可解な逮捕と、そして警察からの釈放。
あの時から、もう二週間が過ぎていた。
カラダの痛みは、もう随分と治まったけど、アタマ…その中が痛いような感覚は、治らない。
お医者さんは、神経がどうのとか、脳がどうのとか言っていた。散々に殴られた後遺症らしい。
「残念ですが、根本解決にはかなり大規模で、成功率の低い手術が必要になります…」と。
でも。記憶とか、運動とかに問題はないとのこと。

それなら平気だ。
痛いのは慣れてるし。
しばらくすれば収まるし。

なのはさんのクスリもあるし。

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なんだろう?
思い出したくもないけれど、両手首に懐かしい感覚がする。
見なくてもわかる。警察で散々に味わった。
手錠だ。

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次回「無傷という傷」

 君は…刻の涙を見る…。

88 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 12:34:33 ID:???
その気合…見せてもらう…っ!

あ、奈々さんアニメ化おめでとうございます。
怪我ないよう頑張ってほしいなあw

89 :森崎名無しさん:2011/09/22(木) 18:47:59 ID:???
予告からして、かなり悲惨なんだがw

90 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:02:56 ID:???
>>88 奈々は画面に映るかどうか、カメラさんの腕にかかってますな。

>>89 なんかティアナ=不幸、という図式ができてしまって…

---
もともと3レスぐらいの小話が、膨らみました。
文章量としちゃ多いんですが。

「選択肢D」の描写(釣り針)を考えてた時間と大差ないという。嘘のような本当の話…。

でもティアナ。中の人は 全 く 思い入れがなかったのに。
ハイネばりに動いたなぁ…(もう過去形に!?)

91 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:04:21 ID:dNxKCxxY
D:次回の「別撮り」は。ティアナを無傷で帰してあげる。
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私、ティアナ・ランスターには親友がいる。

時間と友情が育んだ結晶。
決しておカネで買えない存在。

仕事場でのパートナーにも随分慣れてきたきたけれど、それとはまた別で。

小学校のクラスが同じで、席が隣だったのがキッカケだと思うけど。
そんな小さい頃から、ずっと一緒だった。

ウェス・オリゾナールちゃん。資産家の長女で、小学校ではちょっと浮いていた。
それでよくいじめられていたんだと思う。
「セリフを噛む」クセのせいでいじめられていた私は、いつのまにか彼女と仲良くなったんだ。

…不可解な逮捕と、そして警察からの釈放。
あの時から、もう二週間が過ぎていた。
カラダの痛みは、もう随分と治まったけど、アタマ…その中が痛いような感覚は、治らない。
お医者さんは、神経がどうのとか、脳がどうのとか言っていた。散々に殴られた後遺症らしい。
「残念ですが、根本解決にはかなり大規模で、成功率の低い手術が必要になります…」と。
でも。記憶とか、運動とかに問題はないとのこと。

それなら平気だ。
痛いのは慣れてるし。
しばらくすれば収まるし。
なのはさんのクスリもあるし。

92 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:05:39 ID:dNxKCxxY
それよりも。ようやく機動六課に戻れたのだ。ここで手術なんてしたら、また脱落してしまう。

ドアのチャイムが鳴った。見てみると、親友ウェスちゃんの顔。急いでドアを開ける。
 ティアナ「ウェスちゃん。どうしたの?」
 ウェス「ティアナちゃん。…近くまで来たから、なんとなく」
 ティアナ「メールでもしてくれれば、何か準備できたのに」
 ウェス「ふふっ。いらないわよ、そんなの」

彼女は私と性格が正反対だ。開放的で外交的だった私と、内向的でお淑やかだったウェスちゃん。
あまり喧嘩になったことがないのは、そこにも原因があるのかもしれない。
好きな男の子が被らなかったことだけは、神に感謝したい。

 ティアナ「でもウェス、いいの? こんな、犯罪者っぽい女のトコに来て。お家柄的に」
 ウェス「もう…。結局は無罪だったし、また時空管理局で働けるんでしょ?
  警察に捕まること自体が、そもそも何かの間違いよ。冤罪よ」

 ティアナ「なんだかそのへん、結局よくわからないのよね…。でも、今となってはどうでもいいわ。
  ただ一ヶ月、トレーニングどころか動けなかったから、機動六課で出遅れちゃうのがイヤね。…つッ!」

アタマの奥が響く痛みだ。でも大丈夫。我慢してれば、すぐに収まるから。

93 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:06:50 ID:dNxKCxxY
 ウェス「…ティアナ、大丈夫?」
 ティアナ「う、うん…」
 ウェス「私のほうで、お医者様、探そうか?」
 ティアナ「平気よ。だいたい、医者は役に立たないもん。時空管理局の医者だけじゃなく他でも診てもらったけど。
  そういうトコで処方されるクスリって全然ダメ。気休めにもならないわ。やっぱり、なのはさんのクスリが一番」

 ウェス「ならいいけど…。でも心配なの。ティアナって最近、妙なテンションの時があるし。
  そういう時、凄く楽しそうなのはいいんだけど、呂律が回ってないし…」

 ティアナ「やーねー。セリフを『噛 む』ことなんて、私の小さい時からのクセじゃない」

 ウェス「うん…。大丈夫なら、いいの。ちょっと心配になっただけ」

彼女はようやく、笑ってくれた。良かった。彼女が哀しそうな、不安そうな顔をしていることは、私はイヤだ。
彼女が笑顔になれば、私も笑顔になれる。
唯一無二の親友。
私の家族より、私のことを知ってる人。
世界中で。私と彼女だけしか知らない秘密も、いくつかあるほど。

94 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:08:06 ID:dNxKCxxY
 ティアナ「そう言えばさ。イストちゃんは元気?」

ウェスの妹のことだ。今は中学生になったあたり。
年齢が離れてるからか、ウェスはイストのことをとても可愛がっている。
イストの性格は姉と逆で、開放的で外交的。すぐに誰とでも仲良くなれる。

 ウェス「元気よ。あの事件でティアナのことも随分心配してたわ。
  ただお父様の言いつけで、もう、ティアナにあまり会いに行くなって言われてるけど…」
 ティアナ「しょうがないわよね。普通の親御さんなら、妙な前歴の女に会わせたくないのもわかるわ」
 ウェス「でもイストはティアナのこと、全然ヘンに思ってないわ! 凄く心配してたし、会いたがってた。
  あ、ビデオチャットなら大丈夫よね。後でメール送るわよ?」
 ティアナ「うん、ありがと」

 ウェス「じゃ、私はこれで帰るけど…。やっぱりティアナ。私のほうでもお医者様を探してみるわ」
 ティアナ「そんなに気にしなくていいのに」
 ウェス「気にするよ! ティアナは、キミキスのアニメ版に絶望した人に刺されるかもしれない立場なのよ!?」
 ティアナ「んー。よくわからないけどね。でもありがとう」

 ウェス「じゃ、またね」
 ティアナ「ばいばーい」

95 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:09:14 ID:dNxKCxxY
警察から釈放された後、ウェスとは何度も会ったんだ。でもイストとは会ってない。
イストは、私から見ても妹のような感じだった。
小さい頃。ウェスと一緒によく三人で遊んだし。
もう二度と会えない…ということはないだろうけど、ビデオチャットでは味気ない。

そうだ、明日は非番だし。
こっそり、会いにいっちゃおう。
少しはゆっくり話したいし、イストの学校が終わる放課後がいいかな。

-----

学校の行き帰りには、イストは専属の運転手つきの車で通学している。
ウェスもそうだった。今にして思えば、かなりの資産家だと思う。
昔は、私も一緒に乗って近くまで送ってもらったっけ。

学校の時間が終わる頃。校門の前の目立たないところで待ってみる。
もし彼女が部活とかやっていたら…とも思ったが、門の近くに見慣れた車が駐車していたので、楽観的だった。
それはイストの送り迎えの車。私も小さい頃に乗せてもらった車。
その車がもう待っているということは、つまり下校時間が近いということだ。

ふと。学校の校舎のほうから、何人かの友達に囲まれたイストの姿が見えた。
…声をかけるのに、躊躇してしまう。
おそらく人気者であろうイストと。警察に逮捕されてた私と。釣り合わないような気がして。

だが逆にイストのほうが、私に声をかけてくれた。
周囲の友達に何か言った後、こちらに走ってくる。

96 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:11:00 ID:dNxKCxxY
 イスト「ティアナおねーちゃん、久しぶりー☆」
 ティアナ「イストちゃん。元気だった?」

陽だまりの、いい匂いがする。前に見た時よりも、少しだけ大きくなったかな? 気のせいか。
この前に会ったのだって、せいぜい何ヶ月か前なだけだし。

 イスト「…ねえティアナおねーちゃん」
 ティアナ「ん?」

 イスト「ティアナおねーちゃんは、犯罪者じゃないよね?」
 ティアナ「あー、やっぱり世間ではそういうふうに見られるんだ…。何か手違いで捕まっちゃったけど。違うわ。
  だから警察も釈放してくれたんだし、機動六課…時空管理局にも戻れるんだし」
 イスト「良かった! ウェス姉さんは『違う』って言ってくれたけど。お父様もお母様もハッキリしないんだもん」
 ティアナ「まあ、しょうがないわよ。世間体で言えば、色々とね」
 イスト「ティアナおねーちゃん、一緒に帰ろう?」
 ティアナ「でも。車に乗ってったら怒られちゃうかも…」
 イスト「近くで降ろしてあげるから、大丈夫だよ。…あれれ?」
 ティアナ「?」
 イスト「運転手さん…今朝と違う人…」

ズキッと、アタマが痛んだ。

97 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:12:35 ID:dNxKCxxY
送迎用の車から降りてきたのは、やや若い、柔和な顔立ちの男の人だった。
 運転手「すいません。おやっさんが急に腰を痛めてしまって。私は代理です。詳しくはお母様に聞いてください」
 イスト「はい」

なんだろう、またアタマが痛む。

 運転手「そちらの方は?」
 イスト「私の古くからのお友達です。一緒に乗せていっていいですね?」
 運転手「構いませんが…。信頼できる人なんでしょうね? 揉め事はごめんですよ」
 イスト「大丈夫ですっ!!」

ちょっと居心地が悪かったが、お言葉に甘えて車に乗ることにした。
車での帰り道。イストは、最近の学校の話や、色々なことを話してくれた。
それはどれも他愛もない話だったが…私はとても嬉しく、楽しかった。…嬉しそうな、彼女の笑顔だけで。

と。急に車が減速した。
 ティアナ「どうしたんです?」
 運転手「工事中になってます。通行止めになってますね」
運転手さんは、ナビでチェックした。その工事中のデータはナビにない。
迂回路を探すと、渋滞が酷くなっているようだ。
 運転手「…ツイてない。裏道を通りますよ」

98 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:15:04 ID:dNxKCxxY
車は、裏道に入って。少し目的地から外れて。人通りの少ない道へと入って。
次の瞬間、車の後ろで軽い爆発音のような音がした。同時に衝撃。
 イスト「な、なに…?」
 ティアナ「爆発!?」
 運転手「ちょっと見てきます」
運転手さんは車の外に出て、後ろに回りこんでから…戻ってきて運転席のドアを開いた。
 運転手「今日は本当にツイてません。パンクです。予備のタイヤに変えるんで、10分くらい待っててください」

再びドアを閉めると、彼は車の後ろに回って…ジャッキやら予備のタイヤやらを取り出しているようだった。

またアタマが痛む。なんだろう、今日は。

 ティアナ「あれ? イストちゃん?」
いつのまにか。イストは穏やかな寝息を立てて、眠っていた。その手が、私の服の裾を軽く握っている。
 ティアナ「ふふっ。寝ちゃったか…」
その寝顔を見ていると。私もなんだか眠くなってきた。
…でもアタマが痛い。
これだけ痛いと、眠れないのはわかってるんだ。

痛みはどんどん強くなってくる。
そして。
普段なら、痛みで眠れないはずなのに。なんだかとても眠くなってきて…。なんでだろう。
…どうしても眠れない時に飲む睡眠薬のような感じ。
どうして? 車の中!? 空気…!?

99 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:17:45 ID:dNxKCxxY
目を覚ました時は、薄暗い部屋の一室だった。
思い出したくもないけれど、両手首に懐かしい感覚がする。
見なくてもわかる。手錠だ。それも、魔力ごと封じ込める手錠。
並みの魔法使い…少なくとも今の私では、これをつけられたら魔法はほとんど使えない。
 ティアナ「ッ!」
起き上がろうとして、首のあたりが突っ張った。
…手錠は、警察の取調べで慣れている。でも。
警察でも。いや、警察だからこそ。人間の首を鎖で繋ぐような扱いはしない。

 ティアナ「(こ、ここは…イストちゃんは!?)」

薄暗いが、部屋には電気が燈っている。イストちゃんは、私のすぐ横にいた。
眠っているが、私と同じように手錠をされて。そして首輪で鎖で繋がれてるのは…おそらく私も同じ。
部屋の中には、もう一人いた。椅子に座って不機嫌そうにこちらを見ている若い男。
運転手さんだ。
ただ、さっきまでの優しそうな笑顔はない。澱んだ瞳でこちらを見ている。

 ティアナ「運転手さん? これ、どういうことなの!?」
 運転手「アンタ、もう起きられるのか!? クスリが効きにくいのかな? しかし今日は本当にツイてない…」
 ティアナ「え?」
 運転手「あんたにも簡単にわかるように言うと。俺たちはそこのイストお譲ちゃんを誘拐したわけ」
 ティアナ「誘拐!? できるわけないわ。あなた、この近くに、どれだけの魔法使いがいるかわかってるの!?
  いいえ、数だけじゃないわ。Aランク以上の魔法使いの数…」

100 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:20:00 ID:dNxKCxxY
 運転手「警察は俺たちを 全 力 で 探さない。動いても形だけ。そういう『取り決め』だったんだ」
 ティアナ「取り決め?」
 運転手「ある種の紳士協定があってな。お巡りさんの中にも悪い人がいるし、俺らの中にもマシなのもいる。
  今日はそういうヤツらの小さな集会でね。俺たちがイストお嬢ちゃんの身柄を確保して、
  代わりに俺たちのパトロンが何かを確保するとか、そういう話」

 ティアナ「『何か』って?」
睡眠薬らしきものがカラダの中に残っていて。朦朧として、よくわからない。

 運転手「そんなの知らないし、俺たちはどうでもいい。公共案件をどっちが入札したって俺たちには関係ない。
  最低落札価格や入札順、どっかの会社の株価とか、何かのレートとか。どうでもいい。
  ただ、そういうことに興味を示す人種がいて、彼らがカネを出すとなれば別だ。俺たちが動く」

 ティアナ「何を言ってるのか、よくわからないわ」
 運転手「俺もよくわからないからな。ただ喧嘩とか戦争のようなもので。これは『威嚇』なんだ。
  ここまでするぞ、という威嚇。それに対してイストお譲ちゃんのパパがどんな判断をするか…。
  いや…まあ実際は。それすらも決着がついてた出来レースだったんだ。
  本来『イストお譲ちゃんは誘拐されるが、無事に解放される』っていうストーリーのはずが、邪魔なモノができた」
 ティアナ「邪魔なモノ?」

 運転手「お前の存在」

ズキッと、頭が痛んだ。

101 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:22:23 ID:dNxKCxxY
 運転手「本来、イストお譲ちゃんの捜索届けは、出されてもなかなか上に上がらないようになってたんだが。
  お前の友人か仕事仲間の誰かが、別口で『お前の』捜索届けをも出したらしい。
  必然的にイストお譲ちゃんの捜索届けも、上に上がって。このままじゃ俺たちの誘拐事件が世間に流れる」
 ティアナ「…どういうこと!? どうなるって言うの!?」
 運転手「それはボスが今、各方面と交渉中。まあこれくらいの想定外なら予想もつくけどな」

その時、静かにドアが開いて。品格のある中年男性が部屋に入ってきた。
 運転手「あ、ボス。交渉はどうです?」
 ボス「妥当なところで落ち着くよ。しかしお前も手荒すぎるぞ」
 運転手「すんません…。でもこの女が一緒に車に乗ってきたんだから、しょうがないでしょ」
 ボス「確かに、今日のタイミングを外したら全く意味がなくなるしな…」
 運転手「この女は?」
 ボス「あと2時間」
 運転手「…だとさ」

こちらを見られるが、まるで意味がわからない。きょとんとしていると、彼は優しく付け足してくれた。

 運転手「お前の命の、残り時間だよ」
 ティアナ「え…」
 運転手「正確には2時間以内に、死体に多少の細工をしなきゃ俺が怒られる。だからお前の命はあと1時間半くらい」

102 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:25:26 ID:dNxKCxxY
そう言われても…ピンと来ない。
理不尽なことなら散々受けてきたし。
もし突然殺されても、なんだかその延長のようなものだと思ってしまう。
運転手さんは楽しそうに笑っていたが。私が何の反応も示さないことに驚いたらしい。
 運転手「おいおい、あんた自分の立場わかってるの? もう、死んじゃう一歩手前なんだよ?」
 ティアナ「…イストちゃんは?」
 運転手「ん?」
 ティアナ「私が死ぬとして、イストちゃんはどうなるの?」
 ボス「あぁ、安心していい。あのお譲ちゃんに死なれたら俺たちの商売にならないからね」
 ティアナ「良かった…」
 運転手「そんな心配をしてたのか? へんなやつ」

 ボス「いやいや、魂は天国に行けるかもしれないよ…。ん? おい、お前!?」
ボスと呼ばれていた男の声色が、突然、変わった。
 ティアナ「え…?」
 ボス「名前は何だ?」
 ティアナ「え? 名前? ティアナです。ティアナ・ランスター…」
 ボス「身分証は!?」
 ティアナ「右のポケットの、お財布の中です」

ボスと呼ばれた男は慌しく私のポケットを探り、お財布を抜き出し。
身分証の顔写真と私の顔を見比べて。…天を仰いだ。
 運転手「どうしたんです、ボス?」
 ボス「ティアナだ、こいつティアナだよ」

103 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:27:16 ID:dNxKCxxY
 運転手「知り合いですか?」
 ボス「ニュースくらい見てろ。一ヶ月くらい前、あっち関係で派手に捕まったヤツがいるだろ」
 運転手「ああ!! ティアナって、あのティアナ!!」
どうやら私は。私の知らない所で、結構な有名人になっているようだ。
 運転手「でもティアナってクスリ方面でしょ。ぶっ転がしても、ウチらと競合しないんじゃ」
 ボス「情報に疎いと早死にするぞ。…ティアナは『ホワイトデビル』の手駒、という噂がある」
 運転手「『ホワイトデビル』の手駒!? ボス、まずいじゃないですか。そんなヤツぶっ転がしたら…」
 ボス「だから困ってるんだろ! まずいぞ…」

え? 何? 手駒? ホワイトデビル?

 ボス「『ホワイトデビル』に対して、俺たちが敵対してないことを示さねばならん」
 運転手「どうするんです?」
 ボス「状況が変わった。ティアナを絶対に傷つけるわけにはいかなくなった…。その前提でもう一度交渉してくる」

ボスは慌しく部屋を出て行った。運転手は椅子に座りなおし、それでも落ち着かない。
何度も深呼吸しては、汗を拭っている。
逆に私は危機感とか恐怖感とかがマヒしているのかもしれない。特に恐くもなかった。
ただ、親友の妹イストちゃん。彼女だけが気がかり。
隣で拘束されて眠っているイストちゃんに囁いた。大丈夫だよ、って。

104 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:29:38 ID:dNxKCxxY
…随分と時間が経ったような気もするけど、実際はそんなに経っていない。
これは警察に捕まっていた時に学習していた。実時間は、おそらく30分ぐらい。
ボスと呼ばれた人がカバンを手に部屋に入ってきて…。運転手と小声で何かを言い合って、頷いて。
 ティアナ「ねえ…どうしたの?」
 ボス「ティアナ・ランスター。我らは悪意を持って貴方を拘束していたわけではない。それは承知してくれ」
 ティアナ「え、ええ…」
 ボス「『ホワイトデビル』にも、どうかそのように頼む」
 ティアナ「ホワイトデビル? そんな人、知らないわ!?」

 ボス「『人』!? 『ホワイトデビル』というコードは、『集団名』ではなく『人』一人なのか!?」
 ティアナ「だから、そんな人知りません!!」

 ボス「と、ともかく我々は『ホワイトデビル』と敵対しない。貴方を解放する。今回は、互いに運が悪かった…」
 ティアナ「え!? え!? じゃ、じゃあイストちゃんは!?」
 ボス「……」

ボスはカバンから注射器を取り出し、手馴れた仕草で針を私の腕に刺してきた。
 ティアナ「や!! いやっ! なに!? なんなの!?」
 ボス「ただの睡眠薬です。『ホワイトデビル』にご伝言を。私たちは今後、どんな協力をも惜しまないと」
 ティアナ「やめて!! やだっ!! イストちゃんは!? ねえ、答えて!!」

ズキッとアタマが痛む。
お願い、答えて。何か喋って。イストちゃんは今後どうなるの!?
アタマの痛みが、薄らいでいく…。ダメだ。このままだと、寝ちゃうから。
もっと痛いままじゃないと、寝ちゃうから。

なんで痛みって、思い通りにならないんだろう。

105 :キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:31:24 ID:dNxKCxxY
朦朧とした意識の中で。多分、夜中。多分、外のどこか。
後で聞いたところによると、私は警察署の敷地をフラフラ徘徊していたらしい。
まあ一番安全な場所かもしれないけど、私にとっては良い思い出がないトコでもある。
警察に保護されて、すぐに救急車で運ばれて。
注射された睡眠薬のせいで記憶は曖昧だけど、外傷なんかはなかったらしく。

私は次の日の夕方頃になって、なんとか起き上がれるほどに意識を取り戻した。
近くの看護婦さんがすぐにそれに気づいて、私を寝かそうとしてくる。

最初は私も起き上がろうと抵抗したけど、名案に気づいた。
何か言っている看護婦さんに頷いて、目を閉じて。薄目で彼女の姿を追う。

…報告のため、看護婦さんが私から離れて、部屋から出て行った!

私は起き上がる。…何のためかよくわからないけど、とにかく、どこかへ行かなきゃ。誰かに会わなきゃ。
不思議な使命感を持って、個室の病室ドアを開ける。
廊下は人もいたが、平穏な雰囲気。大丈夫、このまま外へ抜け出せる!

あれ? 外へ行ってどうするんだっけ?
…そうだ、イストちゃんだ! 私は解放されたけど、イストちゃんはどうなったんだろう!?
捜しにいかなきゃ。何のアテもないけど。私が行かなきゃ!

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