キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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銀河シュナイダー伝説10 〜星海篇〜

1 :◆DWysPbgK.. :2011/10/20(木) 21:59:09 ID:APu121BI
 人類が地球という名の辺境の惑星より銀河系という開拓の道を歩み始めて800年余。
世界は『銀河帝国』と『自由惑星同盟』という2つの勢力によりいつとも終わりのない争いを続けていた。

そこに現れし1人の人物。彼の名はカールハインツ・フォン・シュナイダー。

金髪碧眼の若者である彼はついに子爵を持つ門閥貴族となり栄達への一歩を踏み出す。

彼の先にあるのは門閥貴族の筆頭として自由惑星同盟の叛徒達を滅する未来か、それとも…

今はまだ若き青年である彼の未来、それを知る者は未だいない。

                              銀河の歴史がまた1ページ…

前スレ
銀河シュナイダー伝説9 〜出帆篇〜
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/131731586/


214 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 22:05:12 ID:xpSH1iN6
F

215 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 22:05:32 ID:VNYnK68w
F
これであと400のコネは今年いっぱいイベント用だな。

216 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 22:05:48 ID:O8AkGrUs


217 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 22:06:04 ID:XrQ+mddo

のこり500…メッツァが昇進しませんように。

218 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 22:06:45 ID:???
だねえ。
まあしばらくはコツコツ任務をこなして功績貯める期間かな。

219 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 22:10:32 ID:???
任務もだけど休暇ターンはひたすらコネづくりして
来年以降のコネ増加につとめたいね

220 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/22(土) 23:32:26 ID:6Msi6kfc
>>217
メッツァさん、中の人が用意している昇進表を見る限り、今年は大尉になる予定ですからねぇ。
既に半年近くたっているのでそこそこ以上の功績を集めると……

>>218
そうですね。門閥貴族とはいえ2年目で中佐というのは通常あり得ない人事なのでここからは
流石に超速を維持するのは難しいかもしれません。とはいえ、一度も勲功で昇進していないため、
ループ値がかなりのものなので大佐になるのもそう遠い話ではないですが。
(効率だけを優先するのならば、あえて勲功を積まず、もう一回コネで昇進するとお得かもしれません)

>>219
はい。21歳で人脈が4000台に乗るのは門閥貴族としてもかなり強力なことですが、
まだ、開拓の余地はかなりあります。…まあ、相手の性格や能力に妥協する事はたいせつですが。


F.オーディンの憲兵隊へ。(必要コネ700)

シュナイダー(そろそろ、艦隊の艦長というものも理解できた。今度は地上生活に戻るか…)

そう考えたシュナイダーは任官後ひたすら続けていた艦長職を止め、華やかな世界の中心地、
魔窟オーディンへ帰還することを決める。

〜〜〜

221 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/22(土) 23:34:20 ID:6Msi6kfc
〜〜〜

シュナイダー「早速だが少尉。オーディンへ帰還することになった」

単刀直入に話しかけるシュナイダー。

モニカ「え?……それは帰投命令がおりたということですか?」

普段はクールで表情を中々表に出さない彼女だったが、こればかりは流石に驚きを隠せないようで
手に持っていた硬質プラスチックのケースを思わず落としてしまう。

シュナイダー「いや。昇進陳情と共に異動も申請しておいた。明日、明後日にでも内定が来るはずだ」

貴族としてその程度は当然なことであるため、まるで明日の夕食はソーセージとザワークラウトだと
いう程度の口調でそう話す。

モニカ「………」

シュナイダー「嫌だったか?男ばかりの艦の中では流石にノイローゼになるのではないかと思っていた
のだが?」

222 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/22(土) 23:36:07 ID:6Msi6kfc
モニカ「………」

その言葉に突然エメラルドの瞳から大粒の涙が零れてくる。

彼女とてまだ19歳の女の子。200名を超える男どもに囲まれ一人も女友達がいないという
状況に平静でいられるわけが無い。

心配させまいと報告こそしなかったが、彼女がシュナイダーの情婦ではないらしいと
判断されてからは貞操の危機に陥った事だって一度や二度ではないのだ。

シュナイダー「…すまなかったな。そこまで追い詰められていたとは気付かなかった……」

涙の理由がわからないほど鈍感ではない彼だったが、1年半も彼女の本当の心境を知ることが出来なかった
迂闊さにややばつの悪い表情になるのだった。

〜〜〜

223 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/22(土) 23:37:08 ID:6Msi6kfc
帝国暦481年9月 異動ターン

艦内にいる200名を越すクルーとの突如の別れだったが、それはあまりにも唐突なものであったため、
ほとんどのものは鳩が豆鉄砲を食らったような表情だった。

ローロフ大尉「艦長!短い間でしたがお疲れ様でした!」

巡航艦艦『ネーベル・バンク』が入港しているドッグの中、艦員の中で唯一の大尉である彼が
一同を代表してそう謝辞を述べる。

パン!パン!!

背後にいる数名のクルーによる空砲を餞としてシュナイダーとモニカ・クロイツァー少尉は
数ヶ月間寝食を共にした彼らと恐らく永遠の別れをするのだった。

〜〜〜

224 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/22(土) 23:38:29 ID:6Msi6kfc
〜〜〜

別れがあれば出会いがある。

軍港で待っていたシュナイダーの前に現れたのは金髪の懐かしい顔。

にこやかという表情が似合わない事を認識しているのか1年半ぶりの再会にも冷静沈着さを
忘れず、彼の性格をよく知るもののみがそれを歓迎の意味を成している事に気付く。

シュナイダー「久しぶりだな。オスヴァルド・メッツァ中尉」

メッツァ「は!中佐におかれましてもご機嫌麗しゅう……」

シュナイダー「…相変わらず冗談が下手だな。私に対して敬語はいらんよ。まあ、対外的な場では
ある程度の役割を演じてもらうが」

メッツァ「そうか。だが、ジョークが下手なのは中佐も同じだ。……そちらのお嬢さんは、
恋人かなにかか?」

久しぶりの再開を遠巻きに見ている女性の存在に気付き、そう尋ねる。

225 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/22(土) 23:40:08 ID:6Msi6kfc
シュナイダー「いや、彼女はモニカ・クロイツァー少尉。メッツァと同じく副官をしてもらっている。」

メッツァ「……女を艦に上げているのか?よく暴動が起きなかったな…?」

ある意味において最も常識人である彼はシュナイダーの前でも変なおべっかを使う事無く
そう感想を抱く。

シュナイダー(もしかして、艦内の風紀が悪くなりやすくなったのは…彼女のせいなのか?)

後の祭りではあるのだが、どうやらシュナイダー自身の知らないところで色々ギリギリな状態で
艦は運営されていたらしいと感じ、もしかしてこの異動は最善の行動だったのでは?と
今更ながらに思わせる。

シュナイダー「それは大丈夫だ。それに聞いていると思うが我々はこれからオーディンへ帰還する」

メッツァ「人使いの荒い奴だな。まあ、副官に任命されたんだ。その程度の我侭はいくらでも聞くさ」

そういいながら再びさすらいの人となるのだった。

226 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/22(土) 23:41:11 ID:6Msi6kfc
シュナイダー(そうだ。副官が2人になるのならどちらかを第一副官に任じるか決めないといけない。
第一副官は『取得勲功がやや多く、人事異動に引っかかりにくい』という利点がある。
ついでに言うと、私に『意見』をしてくるのも大体の場合、第一副官の役目だ。
地味なようで結構重要なポイントだから忘れないようにしないといけない」

どちらを第一副官に任じますか?
A.モニカ・クロイツァー少尉
B.オスヴァルド・メッツァ中尉
C.まだ決めない。
(まだ決めない場合は両者とも第ニ副官として扱われます。又、その他でいつでも任命できます)

先にID表示で2票入ったものを選択します。
※一度決めると、新しい副官が加入するか、異動で副官の入れ替えが起きない限り変更できません。

227 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 23:41:53 ID:xpSH1iN6
B
階級からしても関係からしても(プレイヤー的な必要性からしてもw)妥当だろう。

228 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 23:41:58 ID:VNYnK68w
B
彼が昇進した場合少しでも引き止めやすくしたい

229 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 23:44:08 ID:???
うーん。今年は勲功を昇進寸前までで調節して
来年早々にコネで昇進してそれから勲功を貯めて来年で准将になったほうがベストかな
4000のコネが協力とはいえ昇進だけで使うわけにはいかないし

230 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 23:47:35 ID:???
さて、今後の方針ー。
昇進については
1.とりあえず勲功で大佐を目指す
2.(>>220のヒントから)まずは人脈と能力の上昇に努めて勲功値は准将のために貯めておく
の二通りから基本方針を統一しておいたほうがいいかなあと。

休暇の過ごし方については貴族との交流を増やすの一択かも知れないけど、
注意点としては言うまでもなく貴族化の功罪についてだねえ。

231 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 23:48:48 ID:???
俺は2のほうがいいと思うよー。とにかく、金髪の台頭前に立場を確保しておきたい。
なので、いっそ「ある程度仕事はサボる」が必要かもしれない。あまりやりたくはないが。

232 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 23:50:35 ID:???
2がベストだと思う、仕事をさぼるのは流石にあれなので
経験が稼げて勲功が少ないまたはない仕事を優先させたい

233 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 23:51:07 ID:???
階級の上の人が仕事休むのは、まずいと思うよ。

234 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 23:52:26 ID:???
うーむ、そのへんはどうだろう。
個人的には「上だからこそサボるんじゃね?」とも思うがw

235 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 23:54:50 ID:???
上だからこそサボるってそれまんまダメ貴族の行動にあてはまりそうだからやめたほうがいいと思う。

236 :森崎名無しさん:2011/10/22(土) 23:55:11 ID:???
軍人の場合は特に部下に命を懸けさしてるからなぁと思うんです。

237 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 00:01:25 ID:???
貴族化も怖いが勲功値が下がるからね。コネの昇進はいまのところ常に倍になっているみたいだし、
いままで全部コネであがっているからかもしれないが、普通に昇進することを考えても休みたくはないかな。

238 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 00:04:24 ID:???
ここまでのをまとめると今年は

○サボらずに仕事して人脈と能力の上昇に努めて勲功値は准将のために貯めておく

が基本方針となるだろう。要所要所でハズレを選ばないように気をつけましょう

239 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 00:52:47 ID:8qmSb1gI
>>227
まあここでモニカが選ばれたらえらいことになりますからねぇ。

>>228
そうですね。第一副官なら確率は1/4。クラブさえ出さなければ昇進しても安心です。

>>229
はい。予定は未定なのでどうなるかは不明ですが、ある程度は計画をたてることは重要かもしれません。

>>230
貴族化は色々と難しいからですねぇ。いっそのこと、駄目貴族でもいいじゃん!と
吹っ切る事が出来れば幾つかの問題は解決しちゃいますが、そうなると今までの苦労が水の泡ですからねぇ。

>>231
まあ、まだ彼が幼年学校中に中佐になれたのはでかいと思いますよ。士官学校で講師をしていた
ヘルダーさんがカプチェランカにいるので……というルートもあったのですがw

>>232
そうですね。一度や二度ならともかく、サボるのは流石にアレかもしれません。

>>233
はい。そのとおりです。決済できる人がいないと部下は何も出来なくなります。

240 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 00:53:50 ID:8qmSb1gI
>>234
………。中の人的にいうと、『そんな組織つぶれてしまえ!』です。
まあ、確かにそういう会社があることは理解できますが。

>>235
貴族の場合。そもそも勲功を積もうという概念自体が無いですから。
お飾りの役職を与えられてとくに何も有益な事は成さない好き勝手な仕事をしているのでしょうw

>>236
まあ、歴史家希望の士官も言ってましたが、究極的には、いかに効率よく部下を殺すことが出来るか?
というのが上官の資質ですからね。

>>237
はい佐官まではバイバイゲームです。なので、次は4800必要になるので人脈を
後300ほど高める必要がありますよ。(青田買いの結果、彼らの昇進で増える人脈もあるので、もう少し
少なくとも平気ですが)

>>238
大体そんな感じで大丈夫だと思います。

241 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 00:54:51 ID:8qmSb1gI
B.オスヴァルド・メッツァ中尉

シュナイダー(学生時代からの仲だし、気心というものもある程度は知れている。それになんといっても
同年代の士官学校で総合能力NO.4という破格の能力だ。彼が今まで誰の目にも留まっていないこと
の方が奇跡といえるだろう)

逆に言うと、そこまでの能力者が何故、地方の一武官として出世コースから外れているのか……
それも疑問に思ってしまうのだが。

〜〜〜

軍人だから移動は軍所有の艦船になる……ということはない。

シュナイダーと新しく副官に任命されたメッツァ、それに紅一点のモニカは民間人の利用する
ラグジュアリーシャトルに『軍人の特権』を用いて半ば当然の如くスイートルームに乗り込み
優雅な旅行を楽しむ事になっていた。

メッツァ「………なんだか落ち着かないな」

時にはVIPも乗せ事のある豪華客船である。そのスイートともなると内装は大理石と
アンティークの絨毯、常に最高級の果物がバスケットの中には常備されており、
一般市民でしかないメッツァとモニカはなんとなく居心地を悪そうにしている。

242 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 00:55:53 ID:8qmSb1gI
シュナイダー「折角の旅だ。少しくらい豪華な思いをしても罰は当たらないだろう。どうせ経費は
軍が持つのだ」

そういいながら軍服を脱ぎ、動きやすさを重視した服装に着替えたシュナイダーは、備え付けられている
小さなワインセラーから一本抜き取るとそれをクリスタル製のグラスに注ぐ。

シュナイダー(うん。中々いいものだな。少尉…はまだ未成年か。流石に勧めるわけにはいかないな…)

ようやく一息ついた彼は……

どうしますか?
A.メッツァに話しかける。
B.モニカに話しかける。
C.1人で部屋の外にでてみる。
D.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

243 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 00:56:18 ID:UKsvl1YI
A

244 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 00:56:33 ID:FRH91GG+
A

245 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 00:56:40 ID:DkbEr4hM


246 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 00:56:41 ID:JH1A09OY
A
本当は今後の事を考えて二人と相談したいけど

247 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 13:25:13 ID:???
しかし、高級シャトルに乗っての旅というのはどうなんだろな
ラインハルトは
有能な人間→敵味方なく敬意。美意識に反さないなら素行に目こぼしも
無能で従順な人間→飯の種は保障。ただし場合による
それ以外→敵
の人で、おまけに自分の価値観第一だからトリューニヒトみたいな理解不可能な相手には足元を掬われてしまう。
贅沢がやや染み付いたシュナはどのカテゴリに入れられてしまうのか
そして門閥貴族最強最大の敵『無能な味方』をどう裁けばいいのか
悩みは尽きない

248 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 14:38:56 ID:???
そうは言っても貴族なのに機能的で効率的なことばっか追求すると
こういう「高級品」を商売にしてる人たちが食いっぱぐれるわけで
金髪なんかは「豚に群がる蝿は死ね」思想だから気にしなかったけどね

249 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 14:54:28 ID:???
「贅沢するのが仕事」みたいなのはあるんだよね、実際。
ほらあれだ、「不況から脱出するためには消費しろ!」ってのと同じ。
貴族は金をためずにがんがん吐き出さないといけないのよ
(もちろん、贅沢以外の方法で吐き出してもいいんだけど

250 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 15:08:00 ID:???
寄付とかしたら、どんな人達と人脈が拡がるんだろうね?

251 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 15:10:14 ID:???
ハイドリッヒ・ラングと仲良くなれるんじゃないか?w

252 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 15:18:38 ID:???
ラングねえ……
仲良くなったら知らぬ間に陰謀に荷担させられそうで嫌だw
謀略家は他人を巻き込みたがるから困る

253 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 15:24:28 ID:???
寄付する対象をしっかり選べばカール・ブラッケ&オイゲン・リヒター、メックリンガーなんかともどこかで接点生まれるかな?
匿名じゃなくて名前出さなきゃ駄目だけどw

254 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 15:33:27 ID:???
芸術関連で男爵夫人と連名で寄付すれば
メックリンガーやアンネローゼと知己になれる可能性があるな

255 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 15:42:26 ID:???
朴念仁のシュナが男爵婦人に気に入られるとは思えん
モニカ放置のことが知れたらひっぱたかれるレベルw
寄附関連はピエールに頼るのはどうかねえ
金の生きた使い方をしてくれるかはわからんが、
無駄にはならんだろ

256 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 15:46:58 ID:???
それこそ妹経由でコネができてなきゃはなにひっかけてもくれないでしょ<男爵夫人

257 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 15:59:51 ID:???
寄付ってのが原則として善意じゃなくて売名と損得勘定で行われることだってのは
貴族として当然誰もが知ってるわけで、それをしたところで「善人」と思われることはないだろうね。

258 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 16:20:59 ID:???
匿名で寄付を続けたラングは私人としては立派だったんだなぁw

259 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 16:27:32 ID:???
現実でも儲けた金を恵まれない人に寄付するってのは勉強になるらしいからな。貴族のシュナイダーに当てはまるかは、わからないけど。

260 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 16:56:26 ID:???
しかし、どこかで自分は腐った豚とは違うことを示す必要はある。
それが勲功であれ慈善活動であれ、金髪さんの目に留まらないと
一緒くたにされちゃうのでは

261 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 17:05:44 ID:???
赤毛に敵視されている以上、金髪と戦うのはほぼ規定路線だからなあ。
そこは必要以上に考えなくていいんじゃない?

262 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 17:06:32 ID:???
寄付するにしても注目されるには名前を出す必要があるから売名行為、
損得勘定であってもコネを得る手段と割り切るのは別に貴族化とは関係なしにある事。
でなければ人にもよるが現実でも金持ちが名前を出して寄付またはそれ用の機関をつくったりはしない。

263 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 17:14:32 ID:???
うん、だからもし寄付をするにしても目的を履き違えないようにしないとね。

264 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 18:42:28 ID:8qmSb1gI
全てにレスをするには膨大なのである程度まとめて。

・シュナイダーの貴族的行動について。
 これは今の時代の中規模クラス以上の会社社長や資産家が軽自動車で移動したり、
夕食をご飯の海苔で過ごす事が、ごく一部の例外を除いてあり得ないのと同じくらい、
この時代においては当然の行動です。一つは金持ちが貧乏人の真似をする必要が無いという
そもそもの生活様式において。そしてもう一つは、先の例における取締役クラスの立場の人間が
『軽自動車に乗る』という行動は、社外的にも車内的にも『疎まれる』存在だからです。
ですので、ごく当然な権利としてシュナイダーは平民と行動に差をつけようとします。

265 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 18:43:28 ID:8qmSb1gI
・ラインハルトとの共存について。
 まず彼との共存は不可能です。ラインハルトの思想はそもそも選民意識を意識を持つものに対し
容赦はありません。そして選民意識において、皆さんの言う『クズ』と『誇り』において何の差も
認めていません。ラインハルトさんは権力を得るにあたって、まず最初に『公平な税』と『公平な法』の
2つを掲げますが、その両者にとも貴族という特権階級を認めない項目です。
つまり、シュナイダーが貴族であろうとしている時点で、ラインハルトにとっては単なる敵、
もしくは前時代的な『老害』と認識されます。
(権力を完全に掌中に収めるまでの策としての共闘はあり得ますが、それもキルヒアイスに全幅の
信頼を置いているのでかなりの高難易度です。義眼さんを登用したように絶対不可能というわけでは
ありませんが)

・寄付について。
有人惑星到着の際に出現する『ノブレス・オブリージュの考えに従いこの星に寄付を行う。』という
選択は、ピエールに教わった弱きものを助けるという意味合いになるため、基本的に慈善事業者への
寄付となります。そして当然のように名前も出します。それを売名行為ととるにしても
行う偽善の方が行わない善行よりも万倍も良いでしょう。
因みに、いわれる『芸術家への寄付』はシェリルの懸案の時の様にパトロンになるという行動が
あり、もう一つ、『その星の経済そのものに寄付(投資)する』というものもあります。
経済に寄付(投資)する場合、星の経済活動が活性化され、惑星データにおける金融レベルが上昇し、
その結果他の部門も上がっていきますが、ある程度発展した星であれば個人資産による寄付では
山火事を如雨露で消火作業するようなものです。ただし、未開拓の惑星だったり一時的に金融不安が
発生している場合は大きなリターンを期待できる項目でもあります。

266 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 18:44:32 ID:8qmSb1gI
A.メッツァに話しかける。

シュナイダー「時にメッツァ中尉。いきなり呼び出してすまなかったな」

軍というものは基本的に個人の願望を無視することによって成り立っている組織である。
でなければ、そもそも死ぬ事を前提とした職業が成り立つはずか無いからだ。

メッツァ「気にするな。軍人を目指した時点でそれは既に決められたことだ。それが中佐…いや、
シュナイダーで良かった。お前なら多分人を犬死させるような作戦は立てないだろう」

もしかしたら買いかぶっているのかもしれない。いや、それはきっと隠れた願望がちらりと顔を出した
瞬間なのだろう。友人であるシュナイダーが、そういう作戦を立てるはずは無いと。そう願っているのだ。

267 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 18:45:36 ID:8qmSb1gI
シュナイダー「…まあ、それは『閣下』と呼ばれるくらいにはならないとわからないが。」

曖昧にその言葉をかわし……

どんな話をしますか?
A.今までどんな事をしていたのか聞く。
B.何故、あれほどの能力を持っているのに『地方領の武官』という選択をしたのか聞く。
C.オーディンにいくことについてどう思うか聞いてみる。
D.根本的に何故軍人を目指していたのかを聞く。
E.深い話はせず、昔話に花を咲かせる。
F.モニカ少尉の事をどう思うか聞く。
G.その他

先にID表示で2票入ったものを選択します。

268 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 18:46:38 ID:JH1A09OY
B
気にはなるね。その気になればもっといい所に行けるのは間違いないし

269 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 18:51:35 ID:rS+gG+8g


270 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 19:36:43 ID:8qmSb1gI
B.何故、あれほどの能力を持っているのに『地方領の武官』という選択をしたのか聞く。

シュナイダー「それにしても疑問なのだが、どうしてメッツァほどの能力者が『地方武官』を
選択したんだ?」

そう尋ねるのも当然だろう。彼は最後の年の最後の月に行われた総合能力検定において
ミュラーやシグルドなどと肩をならべるNO.4。政治や情報処理などの能力は
検定項目に入らなかったため、シュナイダーでさえもベスト10に入らなかった
1000人の中の4番目という超をつけても差し支えないほどのエリートなのだ。

メッツァ「………」

そこ言葉に僅かに表情を変える、散文的な青年士官。

シュナイダー「…悪い事を聞いてしまったか?」

基本的にポーカーフェイスである彼が表情を変えるというのは大変な事だと感じた子爵は
まるで取り繕うようにそうフォローを入れるが…

271 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 19:38:19 ID:8qmSb1gI
メッツァ「いや、大丈夫だ。理由は2つ…いや、3つか。一つは生まれ故郷の地で過ごしていたかったから。
俺の勤務していた惑星ツェルマットは俺の故郷だ。そしてもう一つは、あえて出世しようとは
思わなかったから。この世界はどうせ貴族たちのものだ。出世したところでその道具に使われるのは御免だからな」

シュナイダー「………」

メッツァ「まあ気にするな。だから俺はつい先ほど『シュナイダーで良かった』と答えただろう?」

それは道具にするものがたとえ貴族であってもシュナイダーは例外だと言われているようで確かに
多少はその言葉で気が楽になる。

シュナイダー「そうか…だが、それではまだ理由は2つ。最後は?」

メッツァ「………まあ、なんだ。何年か前のジルベスターを覚えているか?」

シュナイダー「???………そういえば、メッツァには彼女が…」

メッツァ「まあそういうことだ。こちらに来る事になって籍も入れた。」

シュナイダー「!!!!結婚したのか!?」

メッツァ「そうはっきりいうな。流石に照れる」

シュナイダーの言葉に僅かに頬を緩める仏頂面がトレードマークだったはずのオスヴァルト・メッツァ。
話を傍で聞いていた栗色の髪を持つ乙女も何故か顔を真っ赤にさせている。

272 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 19:39:20 ID:8qmSb1gI
シュナイダー「で、相手は!?やはりロザリンド・ベーテルなのか?」

記憶の奥底に埋もれていてしまった名前を無理やり思い出し、興味本位でたずねてみる。

メッツァ「………」

仏頂面のお嫁さんは?→! card

! cardのスペースを抜きコピペってください。

ダイヤハート そのとおり。容姿5のお嬢さん
スペード なんとお姉さんタイプのエルゼ・エーリカ・エーレルト嬢(容姿12)
クラブ なんと、ちょっと子供っぽかったクララ・ブリュッケル嬢(容姿10)

273 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 19:41:21 ID:???
仏頂面のお嫁さんは?→ ハートJ
新婚で帝都勤務なら連れてきたかな?

274 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 20:18:49 ID:8qmSb1gI
仏頂面のお嫁さんは?→ハートJ

ダイヤハート そのとおり。容姿5のお嬢さん

メッツァ「そうだな。元々、彼女が待っていたからこそ地方勤務を望んだようなものだ」

素の表情でのろけてみせるメッツァ。シュナイダーの霞に掛かったような記憶の奥底には
ライトブラウンの髪をみつあみにした、やや垢抜けない顔立ちの少女が描かれる。

シュナイダー(あの時はまだ垢抜けていなかったが…あれから5年近くたっている。もしかしたら
化けているのかもしれないな)

シュナイダーの記憶では美少女というにはちょっと足りない人物像だったが、メッツァにしては
あばたも笑窪……もしくは、芋虫が蛹になり、そして蝶へと化身するように美しく育っていったのかも
しれない。何しろ、恋する女性は美しくなるものなのだから。

シュナイダー「それではオーディンに?」

様々な思案の後、若き子爵の紡ぎだした言葉はいたって平凡だった。

メッツァ「ああ。本来なら死を覚悟した故に結婚を急いだのだが、焦りすぎたな。まあきっかけとしては
良かったのかもしれない。しばらくはロザリーと新婚を楽しむさ」

シュナイダー「………」

モニカ「………」

あまりに堂々と新婚宣言をする彼に絶句してしまう未婚の2人だった。

〜〜〜

275 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 20:20:04 ID:8qmSb1gI
〜〜〜

この優雅な旅路も残り半分。部屋に掲げられた著名な芸術家の絵画も見飽きた頃、ようやく
シュナイダー以外の2人もこのスイートルームに慣れくつろげるようになっていた。

メッツァ「…人は怠惰しやすい動物だとはよく言ったものだ」

といいつつも、部屋に備え付けられたジャグジーから出てくる金髪の青年。

シュナイダー(さて、残り僅かしかない時間だ。どうしようか?)

どうしますか?
A.メッツァに話しかける。
B.モニカに話しかける。
C.1人で部屋の外にでてみる。
D.その他

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276 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 20:20:06 ID:???
メッツァに結婚祝い包まんとね。友人としても上司としても

277 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 20:20:30 ID:DkbEr4hM


278 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 20:21:07 ID:JH1A09OY
B

279 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 21:01:34 ID:8qmSb1gI
>>276
そうですね。奥さんを改めて紹介してもらうためにも一度位ははやいうちにお宅訪問をした方が
いいかもしれません。


B.モニカに話しかける。

シュナイダー「ところでクロイツァー少尉はどこに行ったんだ?」

実はこのスイートルームは4人用の部屋のため、シュナイダーとメッツァはモニカと寝食を共にしていた。

とはいえ、もちろん彼女には彼女用のプライベート用の一室が用意されており、そこはきちんと
施錠可能であるためモラルの問題は解決されているのだが。

メッツァ「さあ?朝から部屋の外へいったようだから端末で連絡すればいいんじゃないか?」

何故結婚できたのか不明なほどの鈍さを示す。

シュナイダー「いや。流石にそこまでして呼び出す必要はない。…少し、出かけてくる」

そういい残すと、部屋着を着替え外出するシュナイダーだった。

〜〜〜

280 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 21:02:35 ID:8qmSb1gI
〜〜〜

ラグジュアリーシャトル。民間人用のクルーズを兼ねた豪華客船であり、その施設は売店や自販機などは
当然として、中央のエントランスにはレーザー光を用いて幻想的な模様を映し出す大噴水、
ダンスホールやカジノ、美容室にエステルーム、フィットネスジム……それにフライング・サッカー施設
など様々な設備が備わっており、一ヶ月程度の旅行では全てを満喫する事が出来ないほど多様であった。

シュナイダー(……どこにいったのだろうか?)

そんな事を思いながら移動を続け30分。いい加減に探すのをやめようかと思っていると、
…そこに夜会用のドレスを着ていた彼女がいた。

シュナイダー(………)

一瞬見ほれる若き子爵。もしかしたらメッツァののろけが僅かに影響していたのかもしれない。

白を基調としたドレスは普段は軍服に隠されている彼女の柔らかい曲線を魅力的に映し出し、
薄い絹の布地はごく僅かにシースルーとなっているため光に透かされた両の足は、一切無駄無く
すらりと伸びていた。

281 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 21:03:48 ID:8qmSb1gI
モニカ「………」

遮光フィルターの掛かった巨大な展望窓から虚空を思わせる宇宙空間を眺める少女。

銀河系であればどの位置からでもほぼ確認する事の出来る天の川は、遮るものが一切ないために
まるでミルクを流した本物の川のように輝き、彼女はそれを統べる皇女のようにも見える。

シュナイダー「少尉。このような場所にいたのか」

ようやく我に返ったシュナイダーは出来るだけ平静に声をかける。

モニカ「艦長。……いえ、今は中佐でしたね」

優雅に、それでいてどこか素朴に振り返るその姿は古の時代の女神のようにも見えた。

282 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 21:04:52 ID:8qmSb1gI
シュナイダー「………」

どうしますか?
A.相談もせずに異動を決めて悪かったな。という。
B.オーディンには女性士官もいるから安心できるな。という。
C.今更だが艦の副長という大任をよく務めてくれた。とねぎらう。
D.…今更だが、どうして軍人を目指したのか聞いてみる。
E.今からどこかの施設に行かないか?と誘ってみる。
F.その他

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283 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 21:05:20 ID:DkbEr4hM


284 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 21:06:58 ID:cuUNuSkU
E

285 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 21:08:07 ID:bGF9I/j6


286 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 21:09:25 ID:TK9+k7a+
C

287 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 21:40:42 ID:8qmSb1gI
C.今更だが艦の副長という大任をよく務めてくれた。とねぎらう。

シュナイダー「今更だが艦の副長という大任をよく務めてくれた。ありがとう」

出来るだけ平静を繕い、スマートに言葉を告げる。

モニカ「いえ……副官としての任務ですので。」

そう告げるのは本心か…あるいは彼女特有の強がりなのだろうか?

シュナイダー(彼女の悪いところかもしれないな。知的で冷静なだけに人に弱みを見せない。
だからこそ、副長という地位に押しつぶされなかった……本当に押しつぶされなかったのか?)

ふと、この前の涙を思い出す。あの涙はきっと限界ギリギリだったという意味なのだろう。

という事は、きっと今の言葉も強がり……

288 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/23(日) 21:41:53 ID:8qmSb1gI
そういう考えに行き着くと……

どうしますか?
A.彼女の性格を望んだのは私だ。それを尊重し何も言わない。
B.流石に重荷を1人で背負いすぎだ。困った事があればいって欲しいと望む。
C.その他

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289 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 21:42:52 ID:4QeRDseA


290 :森崎名無しさん:2011/10/23(日) 21:43:36 ID:JH1A09OY
B

291 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:00:21 ID:b9+zhuGI
B.流石に重荷を1人で背負いすぎだ。困った事があればいって欲しいと望む。

シュナイダー「……少尉、それは流石に背負いすぎだ。確かにクロイツァー少尉の任務は
私を補佐すること。確かにそこに私情はいらない。だが、それでは私が困る。前にもいったかもしれないが、
君が倒れたら困るのは私なのだ」

恐らく彼女には感情論は通じない。この一年半共に仕事をすることで学んだことの一つである。

モニカ「…そうですか」

その言葉に彼女はどうしたものかと悩む。彼はたった1年半で中佐にまで昇進した門閥貴族である。
彼自身の能力も高いものであることは理解しているが、だとしてもそれが性格には何の関係もない
ことも理解できる。つまるところ、彼の言葉を鵜呑みにし不満を訴えた結果、身の不幸を呼び起こす事に
なりかねないというのは、着任一年目から変わらぬ思いであり、実際今現在もその思いから
ねぎらいの言葉に対し『たいしたことではありません』と遠まわしに述べたのである。

292 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:01:21 ID:b9+zhuGI
だがこの1年半でわかった事もある。彼は私個人にはあまり興味をもっていないが、任務遂行のために
体調を心配する事は出来るという点である。つまるところ女としては見ていないが、部下としては
見てくれており、倒れない程度には面倒を見てくれるという点である。

…まあ、地味なデスクワークをあまりしてくれないという根本的な負担軽減に気づかないのは
貴族らしいといえばそれまでだが。

とにかくつまり、この中佐の言葉は事実なのだろうとは感じるのだった。

モニカ「…そうですね。確かに報告の不備、連絡の不備、相談の不備、いずれも無かったわけでは
ありません。わかりました。次の任務からは逐次報告させてもらいます」

シュナイダーの言葉に今度からは問題があったら報告しようと思うエメラルド・グリーンの瞳を
もつ彼女だった。

〜〜〜

293 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:02:24 ID:b9+zhuGI
〜〜〜

長い旅も終わる。軍艦のような乗り心地をあまり重視しないワープとは異なり、何時跳躍したのか
外窓のシャッターが閉まる事以外のことではほとんど気づけない静かな亜空間跳躍航法は短距離
長距離をあわせ14回におよび、首都星、帝都オーディンの上空まで近づいていた。

そして旅人達に快適さを与えていた空間も、徐々に下船準備に必要な手続きのために一時的に
閉鎖されていきシュナイダーたちも皆と同様に下船の準備をしていた。

シュナイダー「忘れ物は…ないか」

メッツァ「…アメニティグッズをいくつか持っていくか。ロザリーの土産にもなるし」

モニカ「中尉、それでしたらこのシャンプーがきっと奥方様に喜ばれますよ」

シュナイダー(……流石に一月近くも一緒にいると少なからず交友関係が結ばれるものだな)

メッツァとモニカが喧嘩したり冷戦状態になったらどうしようか?と思っていただけに
今回の異動を兼ねた旅は良い結果をもたらしたようだ。年上で階級の高いメッツァに対し
礼儀正しく接するモニカはメッツァにとっても悪い事ではなく、そして彼が妻帯者であるという
事実がモニカに安心感を与えたのだろう。

そんなことに安堵したシュナイダーは、中央港に着くとそのまま荷物を運送業者に頼むと
二人を引き連れ、憲兵総本部へ向う事にする。

〜〜〜

294 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:03:24 ID:b9+zhuGI
〜〜〜

そこは軍事施設が密集する地区の一角。一際壮麗な統帥本部の隣にある施設で高さ自体は他の
軍施設と同様せいぜい一般家屋の2階建て程度といって良いだろう。むしろ、その施設の中枢は
地下に置かれ、まるで蟻の巣の如く広がっていた。

シュナイダー(次の勤務地はここか…)

左右後方に寡黙なオスヴァルト・メッツァ中尉と眉目秀麗なモニカ・クロイツァー少尉を引きつれ
高速エスカレーターで地下数十メートルの位置まで一気に下がっていく。

迷路というよりも迷宮と表現がぴったり来るその施設は所謂『狙われやすい』施設でもあるため
位置関係を記した地図となるようなものは一切用意されておらず、各部署もアルファベットと
数字の組み合わせによってのみ示されている。つまりは、非常に迷いやすかった。

295 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:04:27 ID:b9+zhuGI
シュナイダー(………)

ようやくたどり着いたのは豪奢さに壮麗さを混ぜたような重厚な両扉。折角迷宮のようなつくりにしたのに
これでは意味が無いなと苦笑したくなる心を平静にさせると規律正しくノックをし、「入れ」という
言葉と同時に扉を開く。

シュナイダー「カールハインツ・フォン・シュナイダー中佐。ただいま着任しました!」

敬礼の動作と共にそう宣言する。目先にいるのは老齢の大将。名をクラーマーという憲兵総監である。

クラーマー「よくこられた子爵殿。僅か1年で中佐まで上り詰めたその手腕、我が憲兵隊でも
遺憾なく発揮していただきたい。」

クラーマーという男も貴族である。しかし、門閥というにはやや足りない位置におり、そういう意味では
シュナイダーという男を蔑ろにするわけにはいかなかった。…それがたかが中佐という有象無象の
地位にいるだけの男だとしても。


296 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:05:27 ID:b9+zhuGI
シュナイダー「ハ!閣下にご指導いただき、帝国皇帝陛下のため粉骨砕身の覚悟であります!」

それをなんとなく知るシュナイダーだったが、それでも礼儀をわきまえない彼ではない。
口上と建前を完璧にこなし、後ろに控える二人も同じように敬礼を行う。

クラーマー「うむ。このオーディンは陛下の威光もあり平穏そのものじゃ。じゃが、虫けらというものは
いくら叩いても何時もどこからか湧き出てしまう。子爵殿には期待しておるぞ」

そういうと、すぐ傍にいた副総監に合図し、送りとどかせるのだった。

〜〜〜

副総監の名はオッペンハイマー伯爵。黒髪に立派な黒髭を称えた少壮の男であり、
その年齢でその地位というのは、能力が高いか、生まれが良いかのどちらかに思えた。

オッペンハイマー中将「詳しい説明は他のものから聞けば良いが憲兵隊の主な任務は知っているな?」

わざわざ副総監が見送るという状況に緊張していたシュナイダーに対しての気遣いだろうか、
通路を歩きながらそんな事を尋ねてくるオッペンハイマー中将。

297 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:06:28 ID:b9+zhuGI
シュナイダー「ハ!軍隊内における独立部隊であり、軍隊内部における事件、事故の解決を行う部署だと
認識しています!」

オッペンハイマー「まあ、それも正解といえば正解か。だが、ほとんどの場合は治安維持と
要人の護衛、それに式典会場の警備など、どちらかといえば地味な部署だ。まあ、部署が部署だけに
様々な情報の集まるところだから、将来のためには一度は経験をしていた方が良いだろう。」

硬くなっているシュナイダーに、はっはっは、と笑いながらそんな事を言ってくる。そこに必要以上な
気安さを感じてしまうが、とっつきにくいよりは何倍もマシだろうと静かに聞くことにする門閥子爵。

オッペンハイマー「あとこれも重要なことだが、クライネルト伯爵夫人を妹に持つ卿ならば
ここである程度勲功を積めば、『宮廷警備兵』に抜擢される事もある。幾つかの制限が
あるとはいえ宮廷内を自由に移動できる権利をもてるからそれを目指すのも良いだろう。
まあ、それはすべて君達次第だ。私を超え憲兵総監を目指すもよし、陛下直属の『親衛隊入り』
を目指すもよし。すべては君次第だよ」

最後まで笑いながらそんな事をいうオッペンハイマー中将だった。

〜〜〜

298 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:07:28 ID:b9+zhuGI
帝国暦481年10月 任務ターン

メッツァ「遅くなったが俺が副官になるから能力がかなり変わる。注意するべきだ」

そういうのは司令部入り口で待ち受けていたオスヴァルド・メッツァ中尉。

モニカ「今回は関係ありませんが、能力の補正を得られるのはその補正値が一番大きい人物のみです。
たとえば、運営能力が120と122の副官がいた場合、その両者の補正率が50%であれば
122の副官の補正を得、120の方が60%、122の方が50%であった場合、120の副官の
補正を得ることになります。」

シュナイダー「つまり、補正の補正は得られないということだな。」

と、そんな説明口調の会話をする。

副官 オスヴァルド・メッツァ中尉
●身体能力93  ●格闘能力72  ●射撃能力119 ●空戦能力100
●統率能力99  ●機動能力93  ●攻撃能力95  ●守備能力90
●運営能力53  

が加わりました。

〜〜〜

299 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/24(月) 00:08:28 ID:b9+zhuGI
憲兵隊における任務は毎回決まっているわけではない。また、暇な時は『任務として』訓練を
行う事が出来るのは艦長職とは非常に大きい違いといえるだろう。

受付「今月行われる任務は以下のとおりです。いずれかをお受けください」

違った。非常に大きい違いはそれだけではなく、受付などに『女性士官』がいるということだ。
これでモニカの精神的負担も随分と改善される事だろう。

どの任務を受けますか?
A.デスクワークを行う(必ず成功。後方系経験+2固定、勲功値は運営能力に依存)
B.内治安維持を行う。
(運動値と格闘値もしくは射撃能力で判定。但し何事も無ければ判定はなしで、運動系経験+2。勲功値並)
C.要人護衛を行う。
(官位が高ければ高いほど、護衛される人物の地位が高くなりやすくなります。運動系経験+、勲功?)
D.事件捜査を行う。
(イベントではありません。後方系もしくは指揮系経験+ 勲功中の上)
E.訓練を行う。
(裏工作以外のすべての訓練をダイス1個で行える。(運動系は120、その他は最大能力100まで)
F.サボる。(休日ターンが2回になります。勲功値減少)
G.特務任務に志願する。
(イベントが起きる…かも。タイプは様々だが基本的には自身では選べず、1/4でスカ。また2ヶ月以上の
長期任務になる事もある。全ての能力が一定以上であった方が望ましい。難易度、勲功、経験なども様々)
●身体能力91(88) ●格闘能力73(73) ●射撃能力109(94) ●空戦能力90(75)
●統率能力98(96) ●機動能力93(92) ●攻撃能力97(97) ●守備能力103(103)
●運営能力91(83) ●外交・情報収集力100(100)         ●政治能力98(98)
●裏工作能力95(95)●人脈4230     ●コネクション455
●一時資産16     ●恒久資産6(うち消費2)   ●勲功値663(NEXT800) 
●運動系経験5     ●指揮系経験8     ●後方系経験0

300 :森崎名無しさん:2011/10/24(月) 00:13:46 ID:V/PoGIXM


301 :森崎名無しさん:2011/10/24(月) 00:14:25 ID:MV21CIfs
B

302 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/25(火) 18:41:08 ID:EdgywmJw
B.治安維持を行う。
(運動値と格闘値もしくは射撃能力で判定。但し何事も無ければ判定はなしで、運動系経験+2。勲功値並)

特に問題が無い時の治安維持活動とはつまり警邏や巡回の事である。

シュナイダー(船上の人となり一年半。士官学校でも特定のルート以外の外出は一切なかった故に
地理に疎くなっているな。今月はこの地区の道を覚えるか……)

そんな事を思いながら所謂最も下っ端の行う仕事を買って出ることにする。

どの地区を見回りますか?
A.新無憂宮殿周辺(最も事件がおきにくい。しかし、イベントが起きた場合は最も危険。
稀に貴族に頼まれごとをされたり出会うことがある)
B.軍事施設周辺(事件はほぼおきない。しかし、起きた場合はテロなどの可能性が高い。
稀に軍人に頼まれごとをされたり出会うことがある)
C.商業施設街(事件発生率はまあまあ。しかし、そのほとんどは万引きなどの軽(?)犯罪)
D.一般住宅街(事件発生率はまあまあ。しかし、そのほとんどは引ったくりなどの軽(?)犯罪)
F.郊外(事件発生率は中位。何も無かった場合は勲功値の取得量が下がります)
G.ダウンタウン(事件発生率高し。イベントによっては命の保障はしません)

先にID表示で2票入ったものを選択します。

303 :森崎名無しさん:2011/10/25(火) 18:47:16 ID:8KD7XfR+
G

304 :森崎名無しさん:2011/10/25(火) 18:50:35 ID:EX2EdwNc
G

305 :森崎名無しさん:2011/10/25(火) 18:51:39 ID:???
…なぜそこで博打に出るか。このスレで「命の保障はしません」は洒落にならんぞ…。

306 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/25(火) 19:13:31 ID:EdgywmJw
>>305
これは戦争を題材としたゲームなのである意味死ぬのは当然と判断したのかもしれませんね。

G.ダウンタウン(事件発生率高し。イベントによっては命の保障はしません)

シュナイダー(……ここに向うか……)

携帯型の三次元投影機に映し出された地域は所謂『ダウンタウン』と呼ばれる場所。意外なことに
シュナイダーに取ってそこまで縁の無い場所ではなく、この一角にシュナイダー今までに何度も
足を踏み入れた場所である。

シュナイダー(メッツァは護衛のためにも当然連れて行くとして、モニカは……)

ふと後ろを見るとそこには副官として当然ついてこようとするクロイツァー少尉の姿が見える。

シュナイダー(………)

どうしますか?
A.副官の当然の義務だ。連れて行く。
B.流石に危険すぎるだろう。つれては行かない。

先にID表示で2票入ったものを選択します。
※次回以降ダウンタウンが選択された場合も今回の結果を投影させます。
また、連れて行かなかった場合、留守番でデスクワークを行うため取得勲功値が変わります。

307 :森崎名無しさん:2011/10/25(火) 19:14:28 ID:lLM85WAY


308 :森崎名無しさん:2011/10/25(火) 19:14:54 ID:8KD7XfR+
B

309 :森崎名無しさん:2011/10/25(火) 19:19:31 ID:???
これってゲームオーバー狙いでやられているのか?

310 :森崎名無しさん:2011/10/25(火) 19:20:56 ID:???
さすがにそれはないだろう……
単純にメッツァがいるから気が大きくなってるんじゃないかな

311 :森崎名無しさん:2011/10/25(火) 19:21:01 ID:???
モニカ連れて行かないっておかしいかな?

312 :森崎名無しさん:2011/10/25(火) 19:23:30 ID:???
その前の選択に決まってるだろう…

313 :森崎名無しさん:2011/10/25(火) 19:23:37 ID:???
あー読み間違えていたよ。すまん

314 :銀河シュナイダー伝説:2011/10/25(火) 19:35:09 ID:EdgywmJw
B.流石に危険すぎるだろう。つれては行かない。

シュナイダー「少尉はすまないが事務を頼む」

そう告げるシュナイダー。

モニカ「おっしゃる意味がよくわからないのですが……」

シュナイダー「今からダウンタウンの警邏に行く。ある程度は力が無ければ危険だ。
特に少尉は女性だしな」

モニカ「……わかりました」

ならば女性を副官にしなければいいのに…と思ってしまう散文的なメッツァをよそにそんな会話で
別れるシュナイダー。

〜〜〜

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