キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【リハビリの】キャプテン霧雨84【苦難】
1 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/14(水) 00:54:58 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品で、魔理沙が日々を過ごしたり幻想郷の頂点を目指す物語です。
変態がストライクフリーダム級に大暴れなので、不快感を感じる恐れがあるので閲覧にはご注意を。
基本は本編と同様に、ロムしていただいている人に、カードを引いてもらったり、選択肢を選んでもらって進んでいきます。
そんなこんなでこんな続いてますよ。ご参加本当にありがとうございます。
雑談や質問、意見はどんどんどうぞ。参加者の一言が新たな選択肢を生むかもしれません。
ここ間違ってるぜ!という突っ込みも大歓迎。そんな世話焼きな君が好き。
【CAUTION!!】色々とキャラブレイクがすさまじい…というか誰コイツなので、閲覧は自己責任でお願いします。
また捏造設定やら、このスレでのみ通用する様々なものがあります。その点もご留意ください。
キャラブレイクは激ヤバです。なんか元が誰だかわからないっていうかそんな感じかもしれません。
☆前スレのあらすじ
新スレ特別篇は魔理沙たちの勝利で終了。
謎の少年アルシオンと、それを従える初老の男ジョアン。
彼らが表舞台に現れる日も近い……。
というところで本編に戻りました。
魔理沙とモテロマンは小国診療所へ行き、それぞれの怪我を診断される。
モテロマンは幸いにして軽傷で済んだものの、魔理沙は10日絶対安静を言い渡される。
悔しがっても怪我の治りは早くならない。それでもぬえに看病され適当に過ごしていた。
そんな折、思い出されるのは夢幻姉妹の無謀な挑戦。魔理沙は食い止めるべく色々と頑張るのだが……。
結局は幻月が守矢の実情を知り面倒臭がって逃げるという何とも微妙な結果に落ち着いたのであった。
それだけで済めばよかったのだが、代償として試合の事が知られることになったり。
去り際に好き勝手言ったことで色々と考える人が出ちゃったりと。
やっぱり色々残ったのでした。まる。
というところまで進んでいます、きっと。
435 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/23(金) 21:30:16 ID:???
>>B 帰る
魔理沙「(100円払って不確定な情報は買えないぜ)」
阿求の家を出、考えを纏めなおす。
予想以上に他の開催者の大会に関しては情報がないようだ。
やはり受付などの本拠地に向かうのが一番だろう。
魔理沙「(それに……否定されたが、地底ウイングスはあるはずだ。
どうにかして地底ウイングスの正体を掴まなければならない…!)
……まあそれは一先ず置いといて…夜は何をするべきか」
A 家に帰ろう
B まだ里にいよう
C 別の場所に出かけよう
D その他
現魔理沙ガッツ 1020/1020
*先に【2】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
436 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 21:31:14 ID:x+kTkNPY
C
437 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 21:34:19 ID:z9Wls4Ss
A花の世話しよう
438 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 21:38:38 ID:z6zo1nFU
A
439 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/23(金) 21:43:05 ID:???
>>A 家に帰ろう
魔理沙「家に帰ることにするか…」
思えば今日は朝から外に出かけてていて、幽花の世話もしていない。
ぬえも練習を終えている頃合いだろう。
魔理沙「よし、帰ろう!」
A 歩いて帰ろう! 行動回数-1
B 飛んで帰ろう! ガッツ消費50+???
現魔理沙ガッツ 1020/1020
*先に【2】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
440 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 21:53:20 ID:z6zo1nFU
A
441 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 21:55:24 ID:z9Wls4Ss
A
442 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/23(金) 22:15:26 ID:???
>>A 歩いて帰ろう!
魔理沙「やっぱり、歩いて帰るとしますか」
悪化の危険があることはそうそうできない。
慎重に今日ものんびりと歩いて帰る魔理沙なのであった。
………
―数時間前 守矢神社 練習場
ぬえ「………」
はたて「(なんだろ、この子)」
身体をほぐしながら、目の前の妖怪を見てはたては溜息を吐いていた。
急に山に来たかと思えば、そっけもなく練習に誘い、それ以外の会話は交わさない。
戯家瑠語で話しかけたのにも無反応、仕方なしに普通に話しかけてもろくろく言葉を返さない。
およそ友好的とは思えぬ対応に、はたても辟易としていた。
はたて「(魔理沙…うちのキャプテンの差し金とは言ってたけど。
あーあ、こんなのよりはまだそっちに練習見てもらった方がマシなのにな。
って、怪我してたんだっけか)」
一応はたても、魔理沙とカペロマンが火遊びをし怪我をしたことを知っている。
それどころかそれを記事にしてもいる。
443 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/23(金) 22:16:29 ID:???
はたて「(逃避しててもしょうがないか…次の大会も、あるんだし)」
記事に傾きそうになる気持ちを堪え、はたてはぬえへと話しかける。
実力が錆びついているのは事実だ。今は相手がこの選手であろうと、気にしている場合ではない。
はたて「……なんか、あんたが私を鍛えるって話になってるそうだけどさ。何やるかとか決めてるわけ?」
ぬえ「………」
先着1名様で
何を鍛える?→! card
と書き込んでください。カードで分岐します
ダイヤ→タックル
ハート→パスカット
スペード→ドリブル
クラブ→ダイヤ+???
JOKER→イベント発生
444 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 22:17:31 ID:???
何を鍛える?→
スペード5
445 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 22:17:43 ID:???
何を鍛える?→
ハート4
446 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/23(金) 22:26:04 ID:???
何を鍛える?→ スペード5
>>ドリブル
ぬえ「ドリブル」
簡潔にそれだけ言うと、はたてにボールを渡す。
それ以外の守備は得手ではない。
やはり教えるならば自分も得意なものをとの判断を下していた。
はたて「(ドリブルかぁ……ま、文句はないわね)…んじゃ、始めてもいいわよ」
ぬえ「(……はぁ)」
先着2名様で
ぬえのコーチ→! dice
はたてのドリブル特訓→! card
と書き込んでください。2人の合計で分岐します
25≦ ドリブル+5 ドリブル技習得!
20〜24= ドリブル+3 ドリブル技フラグ習得!
15〜19= ドリブル+2
11〜14= ドリブル+1
10≧ 成果なし…
・はたてのカードがK以上でも技フラグを習得します
447 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 22:30:46 ID:???
ぬえのコーチ→
4
うーん、やっぱ自由選択肢だし、こんなものか。
448 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 22:31:05 ID:???
はたてのドリブル特訓→
ハート10
449 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 22:31:25 ID:???
はたてのドリブル特訓→
スペード4
450 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/23(金) 22:52:16 ID:???
>>447
自由選択というか…渋々やっているのでぬえの判定がこんなもんです
ぬえのコーチ→ 4
はたてのドリブル特訓→ ハート10
>>ドリブル+1 ※訂正 はたては既に【ソニックフェイント】のフラグ持ちでした
ぬえ「………」
ズザアアアアッ!!
はたて「ょっ…ー⊂」
ほとんど言葉を交わすことなく、練習が続いていく。
はたてはぬえの単調なタックルをかわしながら、自身の過去の動きへ埋没する。
もっと早く、もっと正確に、もっと丁寧にボールを繰る動きが出来ていたはずだ。
はたて「(もっと早く……!)」
ぬえ「そこっ!」
ズザァッ…バチィッ!
はたて「くっ…!」
動きは段々よくなっていったとはいえ、あくまで短時間。
急激にドリブルが上達するわけでもない。
さりとて、何の効果も上げられずということもなく、半ば義務のような練習は終わったのであった。
………
451 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/23(金) 22:53:21 ID:???
―夜 霧雨魔法店
魔理沙「………ふぅ、ただいまー」
ところ戻って、歩いて帰ってきた魔理沙である。
既に練習を終えたぬえは帰宅しており、歩きの魔理沙に心配そうな視線を向ける。
魔理沙「そんな心配しなくても大丈夫だって。それよか、そっちの練習はどうだった?」
ぬえ「ちょっとドリブルが上手くなったんじゃない?」
魔理沙「(……ふむ、あんまり芳しくなかった感じだな。はたての強化はまだまだってところだな)」
A 幽花たちの世話をするか
B ごろごろする
C 仮眠を取る ※行動回数を2〜消費します 【はっきんぐ(ryを使う場合はその旨を付記してください
D ぬえに話しかける
E 仲間のステータスを確認する
F 装備品の確認を行う
G 考え事をする
H ご飯を作る
I お風呂だー!
J その他
現魔理沙ガッツ 1020/1020
*先に【2】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
452 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 22:54:42 ID:z9Wls4Ss
A
453 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 22:55:56 ID:7myzbyzA
A
ああ失敬、言葉足らずでした。
つまり、「自由選択肢で指導にむいていないキャラに無理やりさせたんじゃこんなものか」ということでした。
454 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 23:03:24 ID:???
怪我が治った後に
はたてのパラが1上がるごとにご褒美1回
必殺技覚えたらご褒美3回と提案するのはどうだろう
まぁ別にエロスじゃなくてもいいんだけど
やっぱ報酬がないと誰だって何事もやる気出ないと思うのよね
455 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/23(金) 23:11:16 ID:???
>>453
おお、そう言う意味でしたか。こちらも先走ってしまってすみませぬ。
>>A 幽花たちの世話をするか
魔理沙「さて、今日も世話をしますか」
帰ってきてまず始めるのは、やはりプランターの世話。
まずはこれをしなくては帰ってきた気がしない。
既に手馴れているその動きは滑らかであり、淀みがない。
魔理沙「今日も他の連中は元気なんだが……ううむ」
今日も結局きゅうりに対して何らかの対策も打たず里から帰ってきた。
既に枯れかけているという状況に感覚が慣れてしまっているのだろうか。
魔理沙「……気にしててもしょうがないか。えーと」
きゅうり:収穫可能 ※枯れる一歩手前状態 未収穫3日目
さつまいも:収穫可能 未収穫3日目
魔理沙「(そういえば、収穫しないで一定期間過ぎると種に戻っちゃうんだよな…。どうしよう)」
A 収穫するぞ!
B 収穫しないぞ!
現魔理沙ガッツ 1020/1020
*先に【2】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
456 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 23:19:57 ID:z6zo1nFU
B
457 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 23:25:23 ID:z9Wls4Ss
B
458 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/23(金) 23:29:29 ID:???
>>B 収穫しないぞ!
魔理沙「やっぱり悪化怖いし、放置しとこう」
A 幽花たちの世話をするか
B ごろごろする
C 仮眠を取る ※選択できません
D ぬえに話しかける
E 仲間のステータスを確認する
F 装備品の確認を行う
G 考え事をする
H ご飯を作る
I お風呂だー!
J その他
現魔理沙ガッツ 1020/1020
*先に【2】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
459 :
森崎名無しさん
:2011/12/23(金) 23:41:05 ID:z6zo1nFU
D
460 :
森崎名無しさん
:2011/12/24(土) 00:03:31 ID:2OF1aw4E
D
461 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/24(土) 00:25:26 ID:???
>>D ぬえに話しかける
魔理沙「(さて、寝る前にぬえと話しておこう)」
A 今日の頼みごとについてねぎらう
B 地底杯について話す
C ぬえ、結婚しよう!
D 頼みごとをする
E ファンタジスタについて話す
F その他
現魔理沙ガッツ 1020/1020
*先に【2】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
462 :
森崎名無しさん
:2011/12/24(土) 00:35:08 ID:SBOv5c3+
A
463 :
森崎名無しさん
:2011/12/24(土) 00:37:01 ID:8XPbPNDM
A
464 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/24(土) 01:00:25 ID:???
>>A 今日の頼みごとについてねぎらう
魔理沙「ぬえ、練習見てくれてありがとうな」
ぬえ「ん…?」
世話が終わってすぐに、魔理沙はぬえの近くに座って開口一番そう告げる。
何はともあれ、頼みごとを引き受けそれを実行してくれたのだ。
普通なら当然のこととスルーする場面だが、このぬえがやってくれたということに格別の嬉しさがあった。
魔理沙「私がこんな体じゃなきゃあ……」
ぬえ「ええっと…それは言わない約束だよ?」
魔理沙「うんうん!やっぱりぬえに頼んでよかったぜー!」
先着1名様で
褒められたぬえ→! card
と書き込んでください。カードで分岐します
ダイヤ・ハート・スペード→素直にぎゅっとされるままのぬえでした Kでリンケージ補正上昇フラグ回収
クラブ→言いにくいんだけど…
ダイヤK・JOKER→………
465 :
森崎名無しさん
:2011/12/24(土) 01:00:52 ID:???
褒められたぬえ→
ダイヤ10
466 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/24(土) 01:12:15 ID:???
褒められたぬえ→ ダイヤ10
>>素直にぎゅっとされるままのぬえでした
魔理沙「うふふぬえうふふ」
ぎゅぅっ………
ぬえ「………」
魔理沙「はうあー。テイクアウト済みだけどこの可愛さはテイクアウト級だぜ……」
褒められぎゅっとされ、その手を振り払う理由がぬえにはなかった。
素直にぎゅっとされるがまま、互いの感触を楽しみ時間が過ぎていくのだった……。
………
魔理沙「くそっ、このまま一緒に布団に入れないなんて拷問だッ…いや、いざとなればその他で!」
A よし、寝るか 【はっきんぐ(ry】を使う場合はその旨を付記してください
B よし、起きてるか
C その他
現魔理沙ガッツ 1020/1020
*先に【3】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
467 :
森崎名無しさん
:2011/12/24(土) 01:27:56 ID:SBOv5c3+
A
468 :
キャプテン霧雨
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/24(土) 01:37:24 ID:???
なんやかんやで今日はここまで。
明日はちと所用にて更新できませんがご了承ください。
クリスマス特別編とかどうしようかなーと今になって考え中でござる
469 :
森崎名無しさん
:2011/12/24(土) 01:56:31 ID:???
相変わらずの脳とろけそうなイチャイチャが今度はクリスマス…だと…ざわざわ
470 :
森崎名無しさん
:2011/12/24(土) 06:53:09 ID:Ud1xomMw
A
471 :
森崎名無しさん
:2011/12/24(土) 11:11:47 ID:xkAHw5ho
A
472 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 03:39:04 ID:???
かの有名なゲーマーである古明地 さとりが攻略を放棄した。
そんな噂の囁かれる伝説のクソゲー、マリラヴを取材班は入手することが出来た。
この聖夜を慰めるため、代表の私ことAがゲームを始めてみることにした。
……………
マリーシャ「いけねえ、いけねえ。今日は転校生が来るんだった!」
私の名前はミストラルレイン・マリーシャ。
男のような女のようなどっちかの性別の人間だ。
霧雨学園2年、今が青春を謳歌している状態というわけだ。ちなみに家族は海外だ。
最近はよくあるらしいな、こういうこと。
で、今の状況。私は遅刻しそうになって飛び起きた最中だ。
今日は転校生が来るから遅刻するなと担任からきつく言われてたんだった。
マリーシャ「急いで着替えないと学校に行かないとな!えっと…」
A そうだ、隣の家の幼馴染も起こしてやらないと!
B 急げ急げ、遅刻したら怒られちゃうぜ!
C なんか視線を感じるなあ
D 転校生なんかどうでもいいぜ、二度寝しよう!
E 自爆スイッチを押そう
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
473 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 03:40:09 ID:???
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
すみません、訂正。sageでも問題ありません
474 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 03:45:30 ID:gq5aTdNw
C
475 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 03:54:33 ID:???
>>C なんか視線を感じるなあ
マリーシャ「なんか視線を感じるなあ」
パッチェリー「ずっとあなたを見てました結婚してください」
マリーシャ「嫌だ!」
見た目は一応美少女だったが、明らかにストーカーなのでお断りだ。
というか視線を感じた次の瞬間には現れてるってどういうことなんだ。
私は恐怖を感じ、家の外に逃げ出す。こういう時は交番に行かなきゃ。
パッチェリー「逃がさない!」
マリーシャ「うわー!」
逃げたと思った瞬間、ストーカー女が目の前に瞬間移動していた。
これは人間ってレベルじゃない。私は逃げる気力を失ってしまった。
そしていつの間にか、私とパッチェリーは結婚することになってしまった。
式場で私は殺された。
マリーシャ「」
パッチェリー「キャーッ!私の花嫁がーっ!」
オ・ゼーウ「私がこの事件を解決してみせる!」
――BAD END2 ジューンブライド殺人事件――
476 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 03:55:33 ID:???
「………」
いきなりの超展開。
呆れたが、しかしここで攻略を諦めてはいけない。
気合を入れてロード。やはり選択肢前のセーブは必須だ。
………
マリーシャ「急いで着替えないと学校に行かないとな!えっと…」
A そうだ、隣の家の幼馴染も起こしてやらないと!
B 急げ急げ、遅刻したら怒られちゃうぜ!
C なんか視線を感じるなあ
D 転校生なんかどうでもいいぜ、二度寝しよう!
E 自爆スイッチを押そう
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
477 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 03:56:54 ID:???
A
やあ これは ひどい
478 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 04:07:47 ID:???
>>477
お褒めいただき光栄至極…!
>>A そうだ、隣の家の幼馴染も起こしてやらないと!
マリーシャ「おっとそうだ、玲霧の奴を起こしてやらないとな」
私の家の隣に住んでいるぐうたらな幼馴染、そいつが玲霧だ。
テンプレの幼馴染は起こしてくれたりするのが普通なんだが、こいつはどうも逆なのだ。
成績もふよふよと中間を漂っているし、何にしてもやる気の見えない奴なのだ。
マリーシャ「まあそんなことはどうでもいいか。今は起こしに行かないとな」
疾風のように私自身の身支度をし、隣のボロ家に。
この築何年だかわかりもしなさそうな不良物件が玲霧の家なのだ。
既に勝手知ったる何とやら。私は勝手に家の中に入る。
マリーシャ「玲霧起きてるか?」
玲霧「ぐうぐう」
マリーシャ「こいつはもう、私だって遅刻しそうなのに」
玲霧「ZZZ…やさしくおこして」
マリーシャ「こいつ起きてるんじゃねえか?」
A やさしく起こす
B 厳しく起こす
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
479 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 04:39:03 ID:???
B
480 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 11:47:46 ID:???
>>B 厳しく起こす
マリーシャ「へん、起きてるんだったら優しくしてやる理由がないな!」
玲霧「きゃーっ!焼き鮭を顔の上に落とすなんて!昔、女の子には優しくしてあげるよう教えたでしょう!?」
マリーシャ「へん、そんなの知らないね!女なんて騙して貢がせればいいのさ!」
怒る玲霧に胸がスカッとする。
こんな気分になるなら数年前にやってやればよかったぜ。
玲霧「あ、こらマリーシャ!」
マリーシャ「それじゃ、あばよ!」
数年後。私はホストになっていた。
これがなかなか性に合っていたようで、多くの女性を泣かせてきた。
さーて今日も出勤するか。
マリーシャ「がはっ!?いきなり引き落とししてくるお前は……ぐえええ!」
玲霧「あの時の恨み、晴らさせてもらったわ」
やはりと思ったら数年顔を合わせていなかった幼馴染だった。
再会の言葉を何か言おうとしたが、声が出ない。焼き鮭が綺麗に入っていた。
焼き鮭をのどに詰まらせ私は死んだ。
――BAD END4 食べ物で遊んじゃいけません――
481 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 11:48:47 ID:???
「(………)」
選択の結果とはいえ、一瞬でクズになり下がりすぎだろう。
主人公の人格に疑問を抱きつつ、ロードを選択。
まだだ、まだ攻略は始まったばかりだ。
…………
玲霧「ZZZ…やさしくおこして」
マリーシャ「こいつ起きてるんじゃねえか?」
A やさしく起こす
B 厳しく起こす
C 別の場所をロードする
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
482 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 11:59:57 ID:???
A
483 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 12:00:29 ID:???
A
484 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 12:08:58 ID:???
サンタさんはとんでもないものを置いて行きましたね
485 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 12:25:43 ID:???
>>484
え、サンターナさんはうちのスレに未登場ですよ(違)
>>A やさしく起こす
マリーシャ「まあいいや。おきろー」
私は紳士なので、優しく玲霧の肩をゆすって起こしてやる。
しばらく夢の中をたゆたっていたようだったが、ようやくうっすら目を開ける。
ぐうたら幼馴染の起床である。
玲霧「おはよう、今日もいい朝よ」
マリーシャ「おい、なんでお前が私を起こしたような発言してやがるんだ。
それより遅刻寸前だぞ、早く起きろ。転校生が来る」
玲霧「クラス委員なのにそれはマズいわね。急ぎましょう」
そうなのだ。
この幼馴染はぐうたらの分際でなぜか人気があり、クラス委員を務めているのだ。
確かに見た目だけは大和撫子と言えなくもないけど…………。
まあ私には関係ないことだな。
玲霧「はー。やっぱり朝食食べて重役出勤した方がよかったわ」
マリーシャ「勝手にしてろよ。けど私まで巻き込むなよな」
玲霧と一緒に通学路をやや早歩きで歩く。
人影はそこそこ見えるから、多分走らなくても平気だろう。
……お、もうすぐ学校前の十字路だな。どうしようか。
486 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 12:26:50 ID:???
玲霧「家に帰りたい」
マリーシャ「一人で帰ってろ」
A 走って十字路を突っ切る
B ゆっくり歩いて十字路を通る
C 何か嫌な予感がする。十字路は避けて学校に行く
D 家に帰る
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
487 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 12:29:48 ID:???
B
488 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 12:30:25 ID:???
C
489 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 12:50:47 ID:???
なんか面白そうなの始まってる!○○○の挑戦状っぽい!
490 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 13:43:12 ID:???
>>489
あのレジェンドの名を出していただけるとは…! とりあえず今日はこんな感じでやっていきます
>>B ゆっくり歩いて十字路を通る
マリーシャ「焦っていく必要もないし、ここからは歩いて行こうぜ」
玲霧「そうね。ところで昨日の世界の犬特番見た?」
マリーシャ「いや見てねえな。何か面白いものでも出てたのか?」
玲霧「別に面白くはないけれど、オ・ゼーウのところの犬が出てたわよ」
マリーシャ「あっそ」
いつもこんな調子でのんべんだらりと話しながら学校に行ってるわけだ。
友達の中には早く恋人を作りたいって奴もいるけど、不思議とそんな気は湧かない。
こうやって親しい連中とバカやってるだけで十分楽しいじゃないか。
マリーシャ「そういえば、転校生ってどんな奴か聞いたか?」
玲霧「いや、聞いてないわね。言われたかもしれないけど」
マリーシャ「ははは、ろくでなしなクラス委員だな」
玲霧「うるさい」
軽く頭を叩かれた。
あんまり痛くはないが、私は真実を言っただけだってのに。
そんなことを考えてたせいだろうか、私はすっかり十字路の向こうから来るものに気付かなかったのだ。
491 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 13:44:16 ID:???
転校生「きゃーっ、どいてどいて!」
マリーシャ「な、なんだぁ?うわーっ!」
転校生「きゃー!」
私は吹っ飛ばされた。走ってきた人間から思い切りぶちかましを喰らったのだ。
吹っ飛ばされた私に、やや後ろを歩いていた玲霧が駆け寄ってくる。
のんびりした足取りなので、多分心配ではなく野次馬根性だろう。ちくしょうめ。
玲霧「生きてるー?」
マリーシャ「勝手に殺すんじゃないぜ……いてて」
転校生「す、すみません!転校初日で急いでまして……すみません!」
マリーシャ「あいつ、言うだけ言ったらまた走って行きやがった。何て野郎だ。せめてパンチラしろよ」
玲霧「は?」
マリーシャ「ごめんなさい嘘です」
パンツ云々はともかくとして、酷い転校生だ。
ぶつかってきたらもっと謝るなりなんなりあるだろう。
それをあれだけで済ませよう何て虫のいい考えをしてやがる。
マリーシャ「……そういえば転校初日とか言ってたな」
玲霧「ってことは、あの頭弱そうないかにも類似な女が転校生なのかしら?」
マリーシャ「恐らくそうだろうな。私、隣の席になっても絶対に教科書見せないぞ。
おっと…遅刻したらその前に酷い目にあわされちまう。急ごうぜ」
492 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 13:45:25 ID:???
英季「今日も全員出席で宜しい。遅刻者もいないようですね。
それでは、転校生の紹介をします。
入ってきてください」
紗奈江「はい。……馬虎学園から転校してきましたコルティーヤ紗奈江です」
マリーシャ「(まるで芸名みたいな名前だな)」
何とかHRに間に合った私たちはクラスメイトとの会話もそこそこに着席。
英季先生の点呼の後、入ってきたのはやはり朝の無礼女だった。
玲霧に目配せすると、どうやら向こうも転校生の正体に気付いたようだ。
玲霧「(どうする?)」
マリーシャ「(そうだな…)」
A ここは手堅く「お、お前は朝の!」とかやってみる
B 朝の恨みは忘れん!「私の面を覚えてるよなァ……?」
C 転校生だから反応してもらえると思ってるの?バカなの?
D そうだ。恨みは陰湿に返そう。「せんせー、私の隣の席が空いてまーす」
E 文句はつけさせてもらう。「おいお前パンチラしろよ」
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
493 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 13:50:59 ID:???
C
494 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 14:00:18 ID:???
マリーシャさんカッケーっす!
495 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 14:01:35 ID:???
>>C 転校生だから反応してもらえると思ってるの?バカなの?
マリーシャ「(へん、転校生だからって反応してやると思ってるのかよ)」
恨みだってあるし、そもそもそういうお約束なのが気に入らない。
机の下に入れた漫画でも読むとするぜ。
英季「ミストラルレインさん。HR中に漫画を読むとはいい度胸をしてますね」
マリーシャ「えっ…あ、いやその」
英季「逆さ吊りの刑に処します。クラス委員、手伝ってください」
玲霧「はーい」
マリーシャ「えっ」
私は頭に血が上って死んだ。
転校生はその後クラスに上手く溶け込み、玲霧と人気を二分するような存在になったらしい。
私が死んだ数か月後の文化祭のミスコンでは見事2位を飾ったとか。
――BAD END8 無視だって立派ないじめです――
496 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 14:02:37 ID:???
「………」
なんだこのゲーム。また主人公が死んだぞ。
それ以前に漫画読んだだけで逆さ吊りとかこの学校おかしいだろう。
もやもやとした不安を感じながらも、私は直近のデータをロードする。
………
玲霧「(どうする?)」
マリーシャ「(そうだな…)」
A ここは手堅く「お、お前は朝の!」とかやってみる
B 朝の恨みは忘れん!「私の面を覚えてるよなァ……?」
C 転校生だから反応してもらえると思ってるの?バカなの?
D そうだ。恨みは陰湿に返そう。「せんせー、私の隣の席が空いてまーす」
E 文句はつけさせてもらう。「おいお前パンチラしろよ」
F 別の場所をロードする
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
497 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 14:03:46 ID:???
A
攻略WIKIが必要だなw
498 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 14:45:21 ID:???
>>497
ざんねん!へんしゅうしゃがあつまりませんでした!
>>A ここは手堅く「お、お前は朝の!」とかやってみる
マリーシャ「お、お前は朝の!」
あえてお約束をしてやるのも優しさだ。
私は指を突きつけ、いかにもいま気付いたという顔をしてやった。
どうだ、これなら文句ないだろ。
紗奈江「……?どちら様ですか?」
マリーシャ「お前が覚えてないのかよ!」
往々にして加害者が事件を忘れるという。
この場合もそういうことだったようだ。そしてそのまま微妙な空気のまま英季先生が教室から出て行った。
綾「マリーシャさん、一体転校生に朝何をしたんですか?あちらは覚えていないようですが。
ひょっとして、あなたの出会った転校生はあなたの脳内の登場人物に過ぎないのではないでしょうか?」
マリーシャ「ふざけろ、捏造記者」
HRが終わるなり話しかけてきたのが、クラスメイトで新聞同好会の綾。
やかましくてゴシップ好きと、黙っていれば美少女の典型的な奴だ。
私とも普段そこまで親しいわけではない。ネタの臭いを嗅ぎつけてきたのだろう。
マリーシャ「あいつが朝ぶつかって来たんだよ。別に面白くもなんともないだろ」
綾「なーんだ、その程度ですか。今時それじゃあインパクト弱いですよ。覚えられてなくても仕方ないです」
マリーシャ「(うぜえ)」
499 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 14:46:34 ID:???
興味を失ったのか、綾が離れていく。
お前の相手なんてこっちから願い下げだね。
マリーシャ「(授業が始まるまで暇だな)」
A やっぱり綾を引き止めよう
B そういえば玲霧、宿題はやって来たか?
C 転校生め、私を忘れるとはいい度胸だ
D 英季先生を追いかけて職員室に行くぞ!
E 授業なんてやってられねえぜ、私はサボるぞ!
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
500 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 14:48:21 ID:+bGXQw72
B
501 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 14:58:00 ID:???
>>B そういえば玲霧、宿題はやって来たか?
マリーシャ「玲霧、次の数学の宿題やって来たか?」
玲霧「そりゃあね。あんたは?」
ぐうたらな性根に似合わず、宿題に関しては比較的真面目な玲霧。
私もあまり忘れる方じゃないが、忘れたときにはお世話になってる。
その度に昼をおごらなきゃいけないのが難点なんだが。
マリーシャ「私は………」
A もちろんやってきたぜ!
B もちろん忘れた。見せてくれよ
C もちろん忘れた。写すのも面倒だぜ!
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
502 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 14:59:33 ID:???
A
503 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 15:22:49 ID:???
>>A もちろんやってきたぜ!
マリーシャ「もちろんやってきたぜ。蘭先生は宿題忘れると怖いからな」
もちろん私だって、一般的な学生だ。
宿題は余程の事がなければ落とすことなんてない。
しかも怖い先生のものと思えば確実に。
玲霧「私が忘れたか確認したの?珍しいことするわね」
マリーシャ「いや、問7の答えはどうなったか聞こうと思ってさ。結構てこづったんでさ」
玲霧「ああ…えっとねえ」
答え合わせの結果、多分間違っていないということになった。
残りの時間は玲霧と他愛無いことを話し、宿題はそのまま提出したのだった。
転校生が来ても、私の生活に大きな変化はない。席も結構離れたし。
いつも通りに、朝の授業が全部終わった。
マリーシャ「お昼はどこで食べようかな?」
A 一人屋上で食べよう
B 食堂に行こう
C 転校生を食堂に誘ってあげよう
D …何か視線を感じるな
E 眠いから食欲を無視して寝てるか
F 学校を抜け出して外で食べよう
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
504 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 15:24:58 ID:???
C
505 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 15:55:15 ID:???
>>C 転校生を食堂に誘ってあげよう
マリーシャ「(さすがに皆躊躇ってるみたいだな)」
所在なさげにきょろきょろと周囲を見回している転校生。
本来ならクラス委員の出番なんだろうが、その委員はチャイムが鳴ると同時に購買へ行ってしまった。
というか、このクラスで玲霧がそういう仕事を率先してくれるとは誰も思っていないだろう。
マリーシャ「おい、コルティーヤ」
紗奈江「は、はい…?」
マリーシャ「お前昼の予定あるか?ないなら食堂を案内してやろうと思うんだけど」
紗奈江「は、はい!是非お願いします!」
嬉しそうに頷く紗奈江。出会いは最悪だったが、性根が曲がっているわけではなさそうだ。
単なる天然ってのが一番厄介なんだが…まぁ、玲霧にも似たところあるしな。
マリーシャ「ここがうちの食堂だ。オススメはパスタ定食だな。
最近いいシェフが入ったって評判なんだ」
紗奈江「へえー……じゃあ、私はそれにしようかな」
マリーシャ「ああ。(まあ私はパスタは性に合わないからラーメンライスだな)」
学生数は多いこの学園だが、それに見合って食堂も大きい。
混んではいるが、十分以上に座れる席は確保できるのだ。
私とコルティーヤは窓に近い席を選び、そこに腰を下ろした。
506 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 15:56:29 ID:???
通りがかりA「おう兄ちゃん、ここいいかい?」
マリーシャ「あ、はい。どう……ぞッ…!!?」
通りがかりB「悪いね」
さぁ飯を食べるかと思ったその時、わけわからない2人組が私とコルティーヤの隣に腰かけてきた。
グラサンをかけているその2人、グラサン越しにも強烈な眼光が射抜いてくる。
学生服着てるけど片方は絶対年齢詐称してるだろ…!
この物語に登場する人物は(以下略ってレベルじゃねえぞ!
紗奈江「………」
マリーシャ「(何か気まずそうに2人から視線をそらしてるな。こんな不良っぽい連中がいれば当然か…?)」
A 気にせずお昼を食べる
B 2人に別の席に移ってもらうように言う
C ひょっとしてお前、この2人と知り合いなのか?
D こんな席にいられるか!コルティーヤを置いて私は逃げるぞ!
E 2人に喧嘩を売る
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
507 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 15:58:58 ID:???
B
508 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 16:29:22 ID:???
>>B 2人に別の席に移ってもらうように言う
マリーシャ「あのー………」
しょうがない。転校生にここが怖い学校だなんて勘違いされても嫌だ。
意を決して、ガラの悪そうな2人組に話しかけてみよう。
案外いい人だったりしないかな…。
グラサンA「おう何だい、兄ちゃん」
マリーシャ「連れがちょっと気にしてるみたいなんで、別の席に移ってもらえますか?」
グラサンB「………へえ」
グラサンA「ほほう…」
マリーシャ「(は、針のむしろの気分だ…)」
じろじろと視線を向けられ、なんだか居たたまれない。
コルティーヤからも視線を向けられてる気がする。こっちみんな。
グラサンA「…っし、じゃあ私らは帰るか」
グラサンB「そうだね。こんな子がいるなら安心だ」
マリーシャ「(おっ……?)」
意外にも大人しくグラサン2人組は立ち去ってくれた。
やっぱり話せば真心って通じるもんなんだな!
心なしかコルティーヤの奴の表情も明るいし、大成功だったな!
509 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 16:30:31 ID:???
紗奈江「へえ…体育の時間にそんなカリキュラムがあるんですね。
……と、ところで…コルティーヤじゃなくて、下の名前でも大丈夫ですよ…」
マリーシャ「お、そうか?
いやー、実は私も人の名前は下で呼ぶ方が慣れててさ。
紗奈江だよな。うん、やっぱこっちの方が気が楽だぜ」
紗奈江「そ、そうですね、ま、マリーシャ……さん」
マリーシャ「(おお、なんかあっさり打ち解けられたな)」
随分と有意義な昼食だったな。
転校生とも仲良くできたし、相変わらずラーメンライスは美味しかったし。
さて、昼からの授業も気合入れていきますか。
綾「さぁ、そういうわけで放課後ですよ!」
マリーシャ「さっさと同好会行け」
綾「ちぇーっ。まあネタの提供はいつでもお待ちしてますよ」
マリーシャ「………」
A さっさと家に帰ろう
B そういえば、私も部活に所属してたような…
C 玲霧のいる茶道部に行こう
D 転校生を案内してあげよう。私ってば善良ね!
E 綾の新聞づくりを手伝ってやるか
F とりあえず窓から飛び降りる
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
510 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 16:32:32 ID:???
C
511 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 16:38:15 ID:???
あの二人組………いったい何者なんだ
512 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 16:59:22 ID:???
>>511
我ながらこんな謎を生み出すとは思ってもいませんでした…!
>>C 玲霧のいる茶道部に行こう
マリーシャ「玲霧のいる茶道部に行くとしよう」
私は特に部活に所属していない。
だから放課後は基本的にフリーなわけだが…帰る気も、どこかで遊んでいく気も今日は起きなかった。
暇を潰しつつ茶でも貰うか。茶道部の活動をしている和室は…1階だったかな。
マリーシャ「今日の和菓子は何って言ってたかな…・」
オ・ゼーウ「あらぁ?そこにいるのは庶民代表のマリーシャさんじゃありませんこと?」
マリーシャ「(嫌な奴に会っちゃったな……)」
目の前にいるチビッ子は、1つ上の先輩でオ・ゼーウ・スカーレットという留学生だ。
玲霧の取り巻き的なメンバーの1人で、そのせいか私を忌み嫌っている。
正直私自身もこいつの事は嫌いな部類に区分している。
オ・ゼーウ「ひょっとして、あなた和室に来る気?庶民臭くなるからやめてもらえないかしら?」
マリーシャ「………」
A そうですか。じゃあ帰らせてもらうぜバーカ!
B うるせー乳臭い幼児体型
C …そういえば、昨日お前の犬がTVに出たんだって?
D 無視して先に行く
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
513 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 17:00:55 ID:???
B
514 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 17:01:02 ID:???
C
515 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 17:24:15 ID:???
>>B うるせー乳臭い幼児体型
マリーシャ「うるせえなあ。お前が和室にいる方がよっぽど迷惑なんだよ。
お子様の体験入学じゃないんだよ、この乳臭い幼児体型が!」
オ・ゼーウ「………」
怒りのままに発言した後、ちょっと落ち着いてオ・ゼーウを見てみると…。
俯いて震えている。……やばいな。本気で怒らせたか?
ここでガチ喧嘩は勘弁してほしいもんなんだが。
オ・ゼーウ「う、うわーーーーーーーーん!!!!咲耶ーーーーーーっ!!!」
マリーシャ「あ、愛犬の名前を叫んで逃げ出した……」
あいつを不思議と本気で嫌っている相手が少ないのはああいう気質もあるんだろうな。
まあ私は割と本気で嫌ってるが。
なんだあの可愛さアピール。ケッ、媚びてるんじゃないぜ。
マリーシャ「お邪魔しまーす」
玲霧「また来たの?毎日来て、まるで茶道部部員みたいね」
飛江田「こんにちは、マリーシャ先輩」
マリーシャ「うっす」
516 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 17:25:15 ID:???
今日来ている部員は玲霧とその後輩である飛江田だけみたいだな。
普段は顧問の縁先生とか、西行寺先生がお茶を飲んでたりするんだが。
オ・ゼーウに関してはさっき追っ払ったからいないのは当然だが。
マリーシャ「今日のおやつは何だ?」
玲霧「カステラよ。縁先生がちょっと前に買ってきた奴」
マリーシャ「本人がいないところで食べて大丈夫なのか?」
玲霧「聞かれたらカビてたから捨てたっていうから大丈夫」
マリーシャ「………」
A 大丈夫じゃない!そういうのダメだと思うぞ!
B まあ素直にお茶しとこう
C オ・ゼーウの奴を探してきてやるか…
D 昼の2人組の話をする
E 顧問の先生たちを呼んでくるぜ
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
517 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 17:25:58 ID:???
B
518 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 17:57:55 ID:???
>>B まあ素直にお茶しとこう
マリーシャ「美味いな、このカステラ」
玲霧「でしょ」
こんなことは茶道部では日常茶飯事だ。今更気にするのもおかしい。
私は素直にお茶を飲みながら、カステラを食べる。
うん、甘くておいしい。さすがは縁先生が買ってきただけはあるな。
玲霧「ところでマリーシャ、オ・ゼーウが来るはずだったんだけど知らない?」
マリーシャ「しーらない」
玲霧「……あっそ。今日は折角美味しいカステラなのに残念ね」
飛江田「このくらいのカステラなら大人買いできそうですけどね」
………
「ふう」
ゲームを進めていた手を止め、一息を着く。
最初は死んでばかりでまるで進まないゲームだったが、ここの所上手く進んでいるように思える。
幼馴染ともある程度仲良くなったし、転校生ともフラグが立ったはず。
思ったよりクソゲーではないのかも…。
………
519 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 17:58:55 ID:???
マリーシャ「……と、下校のチャイムが鳴ったぜ」
カステラを食べつつ話をしてたら、時間があっという間に経っていた。
いつの間にか部活動も終了の時間だ。
一応私も今日は世話になったし、飛江田と玲霧を手伝わなきゃな。
玲霧「さてっと。私はカギを職員室を返してくるから先に帰ってていいわよ」
飛江田「玲霧先輩、今日もお疲れ様でした。お先に失礼しますね」
玲霧「はい、お疲れ様。……マリーシャ、あんたもさっさと帰ってなさいよ」
A お、おう。帰るぜ
B いや、下駄箱で待ってるよ
C いや、ついていくよ
D いや、私も私で別の用事があるんだよ
E ああ、そうだな…天に帰らないと……
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
520 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 18:00:47 ID:???
C
521 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 18:10:34 ID:???
飛江田…塾長!?
522 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 18:17:52 ID:???
>>521
ただのあきゅーさんですよw
>>C いや、ついていくよ
マリーシャ「いや、ついていくぜ」
玲霧「え?2人で行く理由ないでしょ。それならあんた返してきてよ。
私下駄箱で待ってるから」
マリーシャ「えっ」
折角だしついていこうとした矢先の出来事だった。
玲霧の奴、マジで私に仕事を押しつけやがった!
私の親切心を返せっ!
言ってもしょうがない……職員室にカギを返しに行くか……。
マリーシャ「はぁ、マジでたる」
???「ガウッ!!!」
マリーシャ「ぎゃあああっ」
何かに喉笛を噛み千切られ私は死んだ。
どうやら裏山から野犬が入ってきてその野犬の仕業だったらしい。
――BAD END28 絶・天狼抜刀牙――
523 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 18:18:52 ID:???
「おい」
私はモニタを掴んでそう言っていた。
あり得ないだろう。ヒロインと一緒に行動しようと思ったらなんで死ぬんだ。
ヒロインもヒロインだ。そこでそんな行動なんてしなくていいじゃないか。
このゲームはやっぱりクソゲーかもしれない。
………
飛江田「玲霧先輩、今日もお疲れ様でした」
玲霧「はい、お疲れ様。……マリーシャ、あんたもさっさと帰ってなさいよ」
A お、おう。帰るぜ
B いや、下駄箱で待ってるよ
C いや、ついていくよ
D いや、私も私で別の用事があるんだよ
E ああ、そうだな…天に帰らないと……
F 別の場所をロードする
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
524 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 18:19:40 ID:???
B
525 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 18:21:42 ID:???
そろそろ攻略の為にみょんむー道場プリーズ
526 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 18:27:04 ID:???
>>B いや、下駄箱で待ってるよ
マリーシャ「いや。私は下駄箱で待ってるぜ」
玲霧「あら、そう?じゃあさっさと返してくるわね」
マリーシャ「おう。特急で頼むぜ」
玲霧「はいはい」
私が待つと言ったからか、気持ち早足で廊下を歩いていく。
玲霧とはいえ、そのぐらいの優しさはあるようだ。
ぐうたらだからあまり期待はしない方が吉だがな。
マリーシャ「よし、それじゃあ私も下駄箱に」
???「ガウッ!!!」
マリーシャ「ぎゃあああっ」
何かに喉笛を噛み千切られ私は死んだ。
どうやら裏山から野犬が入ってきてその野犬の仕業だったらしい。
――BAD END28 絶・天狼抜刀牙――
527 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 18:28:13 ID:???
やっぱさっきのはフラグだったかw
528 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 18:28:22 ID:???
「………」
まさか同じ殺され方をするとは思えなかった。
この状況はひょっとして詰みで、幼馴染は攻略できないのか。
…いや、そんなことはないはずだ。
そんな状況になるような選択肢は選んでいないはずだ。
………
飛江田「玲霧先輩、今日もお疲れ様でした」
玲霧「はい、お疲れ様。……マリーシャ、あんたもさっさと帰ってなさいよ」
A お、おう。帰るぜ
B いや、下駄箱で待ってるよ
C いや、ついていくよ
D いや、私も私で別の用事があるんだよ
E ああ、そうだな…天に帰らないと……
F 別の場所をロードする
G ヒューガー道場…?
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
529 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 18:29:15 ID:???
E
530 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 18:39:27 ID:???
>>E ああ、そうだな…天に帰らないと……
マリーシャ「ああ、そうだな…天に帰らないと……」
玲霧「マリーシャ…?」
マリーシャ「ゴメンな…。私、実はもう何度も死んでるんだ。
無理して現世に留まってたけど、やっぱりルールには逆らえないみたいだ…」
玲霧「マリーシャ!」
マリーシャ「……じゃあな!お前と過ごした十数年間、悪くなかったぜ!」
玲霧「マリーシャーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!」
企画:クリスマスぶっ壊し隊
プロデューサー:πタッチの人
原作・脚本:霧雨学園 ◆2pV1gRdG.o
スペシャルサンクス:松山の人
製作総指揮:霧雨学園制作委員会
―FIN
531 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 18:41:04 ID:???
「おい、おかしいだろ、おい」
選択した自分も悪い。
だが、いきなりスタッフロールとかおかしいだろ。
このゲームがクソゲーでないと一瞬でも思ってしまった自分が恥ずかしい。
………
飛江田「玲霧先輩、今日もお疲れ様でした」
玲霧「はい、お疲れ様。……マリーシャ、あんたもさっさと帰ってなさいよ」
A お、おう。帰るぜ
B いや、下駄箱で待ってるよ
C いや、ついていくよ
D いや、私も私で別の用事があるんだよ
E ああ、そうだな…天に帰らないと……
F 別の場所をロードする
G ヒューガー道場…?
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
532 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 18:45:03 ID:???
D
しかたないな
ちがう春へ!
533 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 19:04:40 ID:???
>>D いや、私も私で別の用事があるんだよ
マリーシャ「いや、私もちょっと学校に用事があってだな…」
玲霧「はぁ?こんな時間に何の用があるのよ」
だよな。部活動も終わった時間の用事なんて普通ない。
不審そうな目を向けてくる理由もよくわかるぜ。
逆だったら同じこと言ってる自信があるし。
A 実は転校生に街の案内をするって言っちゃってさ
B 実は先生に呼ばれててさ…
C いや、単に忘れもんだよ
D 私、今日図書委員だったの忘れててさ…
*先に【1】票入った選択肢が採用されます。sageでも結構です
534 :
森崎名無しさん
:2011/12/25(日) 19:06:33 ID:???
A
535 :
霧雨学園
◆2pV1gRdG.o
:2011/12/25(日) 19:21:17 ID:???
>>A 実は転校生に街の案内をするって言っちゃってさ
マリーシャ「昼に約束しちゃったんだよな。
転校生に街の案内をするって言っちゃってさ」
玲霧「は、はぁあ!?」
学校の外の案内を放課後にする予定だったんだよな。
来たばっかりでよくわからないからって紗奈江の奴喜んでたっけな。
さて、早く行ってやらなきゃ可哀相…。
玲霧「何よあんた、いつの間にそんなに仲良くなったわけ…?」
マリーシャ「ひぃっ!?」
玲霧「あ、こら!詳しく話を聞かせろ!」
な、なんだこのプレッシャーは……に、逃げるしかない!
階段も一段飛ばしで……あっ!?
マリーシャ「う、うわあああああああああ!!」
階段から足を滑らせ私は死んだ。
そのせいで霧雨学園の七不思議に新たな物語が加わったらしい。
――BAD END29 足元がお留守――
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