キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP
■掲示板に戻る■
全部
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
最新50
レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【闇のオーブ勢】ファイアーモリブレム36【分裂?】
1 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/01/12(木) 23:50:35 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
送り込まれた森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。
【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。
〜これまでのお話〜
アリティア王国と日本サッカー協会の合同で開かれた親善大会『第2回アリティアカップ』。
森崎率いるアリティア選抜は新田や早田が所属している南武フースバルを破り1勝をもぎ取る。
それに続き、南葛ウイングスがフランスからやってきた助っ人ナポレオンの力もあり強豪東邦タイガースを破る。
これから始まるプロ生活の足がかりにするために、そして厳しい訓練を共に乗り越えてきた第七小隊と
最高のお別れをするために、森崎は優勝争いを左右する南葛ウイングス戦に臨む。
そして、大会の影ではマルスと森崎を狙う謎の組織が行動を開始していた。
爆弾騒ぎの狂言や、アベルの恋人であるエストの誘拐によりアリティアを貶めようとする妨害工作が次々と襲ってくる。
果たして森崎たちはこれらの脅威をはねのけ、悲願の優勝を勝ち取ることが出来るのか…?
☆前スレ
【名監督?】ファイアーモリブレム35【ジェイガン】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1319470649/l50
☆過去スレ
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/44.html
上記のページの『過去ログ』内からどうぞ。
565 :
キャプテン松山
◆RxYivCScyw
:2012/02/10(金) 22:15:42 ID:???
シーダ姫……パチパチ
566 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 22:50:30 ID:???
-1でよかったな
567 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/10(金) 22:53:26 ID:???
>>562-564
ナウシカのラストシーンのような自己犠牲精神に拍手!
>>565
なんだかんだで土がゆは森崎板の名物イベントの象徴になっていて正直羨ましいですw
ご多忙で更新が難しいとのことですが、同時期にGMを開始した松山さんのこと、応援していますよ〜
>>566
私自身まったく経験のない料理なので、その辺は加減していますw
============
早田→ クラブ10→特になし
新田→ ハート5→お腹いっぱいで満足したのでH+1!
栗栖→ ダイヤ10→早田の料理を沢山食べたのでHP+2!
シーダ→ クラブ3→人知れず土がゆを処理してくれたことに拍手!HP-1!
クリス→ クラブ4→人知れず土がゆを処理してくれたことに拍手!HP-1!※『ダイエット同盟』で回避
カタリナ→ ハート2→お腹いっぱいで満足したのでH+1!
============
早田「しかしお前よく食うなぁ。いったい何杯目だよ」
栗栖「これも若さのなせる技っすよ。ウメーウメー。
(当たり負けしないフィジカルをつけるためにも、もっと体格を良くしないと!)」
ガツガツパクパクムシャムシャモリモリと片っ端から料理を食べまくる栗栖。
カタリナ「くす、食べっぷりがいいと、料理を作る側としては気分が良くなりますよね」
クリス「ええ。(私が料理を上達したい理由はそこにあるのよね。もっと皆の喜ぶ顔が見たいのよ)」
森崎「ちぇ。だからって俺の分まで食べなくたっていいいじゃねぇかよ…」
ごくありふれた穏やかな食卓。しかし、楽しいことのすぐ側には、それを作り出すための悲しいことが起こっているものだ。
新田「(…こ、この人、食ってやがる…どうみてもその辺の泥を混ぜたような、誰も手のつけていなかった料理を…黙々と…)」
568 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/10(金) 22:55:18 ID:???
シーダに嫉妬にも似たある種の憧れを抱いている新田は、彼女の新たな恐ろしさに身を震わせていた。
シーダ「(これは試練なの。私が将来アリティアの后に、マルス様のパートナーに相応しくなるための。
近衛騎士になるであろうクリスは、マルス様を守ってくれる私にとっても大事な人。
何かあってからでは全てが手遅れになるわ。彼女の尊厳を守るためにも、
我が一生をアリティアに捧げましょう。……クリスの土がゆを食して)」
新田「(仲間の失態をその身を持って隠蔽するなんて……こ、これが人の上に立つ者の精神だっていうのか…!?)」
これまで新田の所属するチームのどのキャプテンも、ここまでの自己犠牲の精神を持つものはいなかっただろう。
どこまでも立派な、そしてお馬鹿な人なのだと、新田の中のシーダはよくわからない存在へと変化していくのだった。
※新田のHPが30→31に、栗栖のHPが28→30に、シーダのHPが23→22に、カタリナのHPが23→24に変化しました。
569 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/10(金) 22:56:30 ID:???
アンナ「はーい、ここで一旦業務連絡〜!これまで色々と考えていた拠点パートでの
他の人達の出番イベントですが、試験的に執り行いたいと思います。
今後もずっとこの展開で行くかどうかはまだ未定だけど、とりあえず選択してみてくださいね!」
☆拠点パートランダムイベント
※先着『4名』様にて。ランダムイベントを発生させたいキャラを書いてください。
※選べるキャラは原則として『アリティア選抜』『南部フースバル』『南葛ウイングス』『東邦タイガース』の4チームの誰か。
または、代表落ちしたアカネイア系の人やブレーメン組など。
その他の人物も出来るだけ希望にそいますが、敵側に有利なイベントを発生させてしまう可能性があることに注意。
(例)
ルーク ロディ 反町 沢田
の、4名が選ばれたとします。
トランプでの4択判定を行い、(JOKERの場合は投票で)選ばれた人を中心に拠点パートイベントが発生します。
今後、アカネイア同盟軍の規模が大きくなるに連れて判定数が増えていく予定になっています。
あくまでも森崎が起こすイベントのおまけ的な扱いです。
親交を深めたい、特訓を付けたいなどであれば直接森崎が誘うようにしたほうがいいと思います。
アンナ「と、言う訳でものは試し。先着4名様で、イベントを発生させたい人物を記入してください!スタート♪」
570 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 22:59:57 ID:???
扱い辛い土がゆを隠蔽工作にしてしまうとはw
571 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 23:01:13 ID:i1UEKLI2
カタリナ
572 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 23:02:26 ID:eGuafes6
マルス シーダ イスラス 新田
土色の粥を涙ぐましく使命感に震えながら食べる美姫とか何それちょいエロい
かもしんない
573 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 23:03:57 ID:eGuafes6
すません勘違いしてました
シーダ
574 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 23:04:37 ID:TIcupBGg
反町
575 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/10(金) 23:05:18 ID:???
すみません。説明不足でしたので補足を。
※お一人さま『1人』だけ。その後の判定で関わりある人物が同伴する可能性があります。
※今回森崎と一緒にイベントをこなした人たちは対象外です。この大事な所を抜かしてしまい申し訳ありません。
お手数ですが、異常を踏まえてもう一度投票をお願いいたします。
576 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/10(金) 23:06:22 ID:???
>>574さんの投票は有効です。対応が遅れてしまい本当にごめんなさい…
577 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 23:08:39 ID:eGuafes6
改めて
イスラス
578 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 23:10:14 ID:i1UEKLI2
モロドフ
579 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 23:17:30 ID:/jiDeIYQ
ルーク
580 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/10(金) 23:19:01 ID:???
投票ありがとうございます。混乱させてしまいすみません。
拠点パートランダムイベント→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→反町
ハート→イスラス
スペード→モロドフ
クラブ→ルーク
JOKER→投票で決めます
581 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 23:19:21 ID:???
拠点パートランダムイベント→
スペードK
582 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/10(金) 23:27:35 ID:???
拠点パートランダムイベント→ スペードK
>スペード→モロドフ
============
森崎がごちそうを食い逃し、早田とクリスが甘いラブロマンスを発生させ、
シーダが使命感に震えている時、モロドフは何をしていたかというと…?
モロモロドフドフ→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→片桐に頼んでまで呼びつけたブレーメン組と話をしていた
ハート→明日の試合のために、ジェイガンと作戦会議を行なっていた
スペード→明日の試合のために、アリティア選抜の選手の練習に付き合っていた
クラブ→ジェイガンとのどかにお茶を飲んでいた
JOKER→?????「……探しましたよ」謎の金髪の青年に酷い憎しみの形相で凄まれていた…
583 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 23:28:20 ID:???
モロモロドフドフ→
クラブ3
584 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 23:28:20 ID:???
モロモロドフドフ→
クラブ5
585 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/10(金) 23:56:41 ID:???
モロモロドフドフ→ クラブ3
>クラブ→ジェイガンとのどかにお茶を飲んでいた
============
うららかな初春の午後の日差しを浴びながら、宮殿のテラスにてのどかにお茶を嗜むご老人二人組。
アリティアの重鎮であるジェイガンとモロドフがのんびりと語らっていた。
モロドフ「というわけじゃよ。特に第七小隊の騎士たちは強い絆で結ばれているようじゃて」
ジェイガン「信頼し合うことが出来るのは大変結構なことなのですが……その、モロドフ殿?」
モロドフ「ほっほっほ。安心せい。いつかのお前さんのような事態にはまだ至ってはおらぬよ」
ジェイガン「…………だと、いいのですがね。というか、その話は忘れてくれとあれほど――」
モロドフ「忘れろと言われてもコレだけはダメじゃよ。兄として、妹の遺言は絶対じゃ」
ジェイガンが何を懸念しているかというと、別の小隊で少々風紀の乱れがあったのだという。
直情的な騎士が気の弱い魔道士に熱烈なアタックを仕掛け、危うく大変な自体に発展しそうだったという。
モロドフ「あの頃はお主も、儂も、そしてメリーダも若かったのう。そして……」
ジェイガン「カロス様。先王コーネリウス様の父にしてマルス様の祖父……」
モロドフ「そしてなにより、お主の最大の恋敵、じゃ」
遙か昔、ジェイガンがまだ若き従騎士であったころ。同じく若き軍師として部隊を共にしたモロドフ。その妹メリーダ。
ジェイガンは彼女に心を奪われた。彼女のために名声を得ようと努力し、力をつけた。
ライバルであったマクリルと競い合いながらも、ついには大陸一の聖騎士と呼ばれるほどにまでなった。
しかし、彼の想いは彼女に届くことはなかった。メリーダは当時の国王であったカロスと結ばれたのである。
それ以来、妹にフラれたという切ない思い出と共にモロドフとの馴れ合いに近い付き合いが続いている。
586 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/10(金) 23:58:33 ID:???
モロドフ「誰かを愛することで大きな力を手に入れることもある。今日のあの南葛の選手が良い例じゃ。
じゃが、恋は盲目というありがたい言葉もある。未来ある彼らが若さ故の過ちを起こさぬよう
くれぐれも目を離さぬよう頼みましたぞ、ジェイガン殿」
ジェイガン「…………コホン。さて、そろそろ本日のメインイベントを執り行うといたしますか?」
そう言いつつテーブルの下より取り出したのは日本より取り寄せたサッカー盤である。
端に付いているスティックで選手を操作し、相手ゴールにボールを多く入れるのを競う玩具だ。
フォーメーションのチェックなどにも使われているコレで対戦するのが二人の最近の密かな楽しみである。
モロドフ「何度やっても無駄じゃよ。軍略にかけてはお主は一生儂を超えることなぞできん」
エ○ック社のアレ→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤK〜7→なんとジェイガンが勝利を収める!監督補正が2→3に!
ダイヤ6〜A・ハート・スペード・クラブ→モロドフが貫禄の勝利。サッカー協会で勉強してるだけあるぞ!
JOKER→ダイヤK〜7+?????「楽しそうなことをしていますね」謎の青年が現れた!
587 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 23:59:53 ID:???
エ○ック社のアレ→
クラブ10
588 :
森崎名無しさん
:2012/02/11(土) 00:05:31 ID:???
ウイイレやろうぜ!
589 :
森崎名無しさん
:2012/02/11(土) 00:06:17 ID:???
電気がないわw
590 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/11(土) 22:25:58 ID:???
>>588 ここは同じ○ポックのエキサイトステージとかどうでしょう。
派手な動きやノリノリの曲などテクモ翼にどこか通じるものがありお勧めです。
>>589 微弱のサンダーなどで代用しましょうかw
============
エ○ック社のアレ→ クラブ10
>ダイヤ6〜A・ハート・スペード・クラブ→モロドフが貫禄の勝利。サッカー協会で勉強してるだけあるぞ!
============
ゴール!! ゴール!! ゴール!!
ガラガラ声の電子音声が途切れることなく響く。もちろんモロドフが操作する青チームの得点を告げる声だ。
ジェイガン「ぐぬう……ま、またしても……」
モロドフ「そなたもチームを率いる監督なのじゃろう?
選手と共に、お主も成長していかなければ強いチームを作ることは一生叶わぬぞ」
ジェイガン「それは分かっていますとも。しかし…それならば何故モロドフ殿は監督を断ったのです?」
モロドフ「……さての。ただ、儂よりもお主のほうが騎士団を、誰かに肩入れすることなく
冷静に選手たちを広く見てくれると思ってくれたからじゃよ」
ジェイガン「モロドフ殿……」
何処か寂しい目で遠くを眺めるモロドフの姿が不思議なことに何やらだぶついて見える。
流石にこのジェイガンも視力の衰えが厳しくなってきたのかと、目元を抑える。
モロドフ「さて、そろそろお開きとしましょうか。明日の試合、見事全勝優勝を飾ってくだされよジェイガン殿」
ジェイガン「ええ。きっと彼らならば…やり遂げてくれましょうぞ」
若き戦士たちを見守る老人二人の午後は、こうして過ぎていったのだった。
591 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/11(土) 22:27:48 ID:???
翌日。昨日と同じく寝覚めの良い朝はよく晴れた実にサッカー日和であった。
大会もいよいよ最終日。森崎たちアリティア選抜の今日の東邦タイガース戦は2試合目を予定している。
1試合目に行われるフースバルとウイングスの試合を観戦するべく、選手用の観客席に集合する。
森崎「ふう。ちょっと着替えに手間取って遅れちまったぜ。もうほとんどの連中が来てるみたいだな」
辺りを見回すと、アリティア選抜の選手だけでなく東邦の選手たちも揃っている。
黒の下地に白いラインのユニフォーム。東邦学園中等部から続く相手に威圧感を与える姿だ。
2年前。第1回アリティアカップにて体の奥底に植えつけられたシュートへの恐怖心を払拭するべく
優勝を懸けた最後の決戦にふさわしい相手たちであるのは間違いないだろう。
森崎「(小豆沢さんも言っていたように、俺のトラウマの元は多くの敗北感を与えられたこの大会の無様な結果にある。
全勝優勝という揺るぎない結果を出すことが出来れば、ドイツでのプロサッカー人生の足掛かりになるはずだ)」
激戦が待っているだろうドイツブンデスリーガ。同じ日本人かつキーパーである若林がいるハンブルガーSV。
そしてjrユースから続く互いが認め合う最高のライバルであるシュナイダーが所属するバイエルン。
彼らとのまだ見ぬ激闘を頭の中に描きながら、森崎は良い緊張感を抱えながら自分の座る席へと歩く。
☆どうしますか?
A 東邦タイガースの選手たちを誘ってみる
B アリティア選抜の選手たちを誘ってみる
C 森崎有三は一人で観戦したい。誰も誘わない
D 観戦は他の人に任せて一人で自主トレーニングにいこう!
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
592 :
森崎名無しさん
:2012/02/11(土) 22:30:55 ID:WUZSr4gw
B
593 :
森崎名無しさん
:2012/02/11(土) 22:34:14 ID:???
シェスター誘えませんか?
594 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/11(土) 22:36:10 ID:???
>>593
選手用の特別観客席となっているので、彼らを誘うことはできません。
自主トレで外に出ればランダムで遭遇することが可能です。
595 :
森崎名無しさん
:2012/02/11(土) 22:37:32 ID:f+t/AzK2
特訓に付き合った手前試合見ないわけにはいかないか
596 :
593
:2012/02/11(土) 22:37:51 ID:rSPcxZXc
ありがとうございます。
B
597 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/11(土) 22:41:22 ID:???
>B アリティア選抜の選手たちを誘ってみる
☆アリティア選抜
【セシル・マルス・シーダ・ジョルジュ・ロディ・アベル・オグマ
クリス・ライアン・ルーク・トーマス・カタリナ・エリス・カイン】
※上記の中から『1人』同行したい仲間をお選びください。
※チームを問わず他の選手達が同行してくることもあります。
2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
598 :
森崎名無しさん
:2012/02/11(土) 22:42:05 ID:WUZSr4gw
カイン
599 :
森崎名無しさん
:2012/02/11(土) 22:42:22 ID:bHdau2Uw
カイン
600 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/11(土) 22:42:35 ID:???
【訂正】
『ジェイガン』 が抜けていました。
601 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/11(土) 22:55:27 ID:???
>カイン
カイン「よぉ、遅かったじゃないか。寝坊か?」
森崎「ちょっとぐっすり寝過ぎちまってな。だが、おかげで今日は気力体力ともバッチシさ!」
カイン「肝心の最大値がイマイチだけどな、お前の場合は」
森崎「ぐっ、人が気にしてることを…。それより怪我の具合はどうだ?」
カイン「ああ。さすがに完全に治ったってわけじゃないが…まぁなんとかなるだろう。
我々アリティア選抜の全勝優勝がかかった大事な試合。俺は必ず出場するぞ」
森崎「(オーダーを決めるのはまだ俺かジェイガンさんかは決まってないが、もし俺が決める場合は考えておかなきゃな。
カードを一枚もらっちまってるルークのこともあるし、気を付けないと試合の流れを持って行かれるかも…)」
既にピッチには選手たちが散らばり、試合開始の笛を待つばかりである。
そんな心地よい緊張感を割くように、森崎とかインの間に割り込む人影がいた。
おじゃましますよ→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→カインの相棒。二人の共通の友人であるアベルだ。
ハート→jrユース時代はよく一緒につるんだ東邦タイガースキャプテン反町だ。
スペード→森崎を理想の軍師と慕う第七小隊軍師のカタリナだ。
クラブ→気色悪い動きが特徴の東邦の助っ人のミハエルだ。
JOKER→森崎に敵意を向けるものの森崎が練習中に倒れた際に介抱してくれたバンビーノだ。
602 :
森崎名無しさん
:2012/02/11(土) 22:56:08 ID:???
おじゃましますよ→
ハートJ
603 :
森崎名無しさん
:2012/02/11(土) 22:56:18 ID:???
おじゃましますよ→
クラブ9
604 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/11(土) 23:31:19 ID:???
おじゃましますよ→ ハートJ
>ハート→jrユース時代はよく一緒につるんだ東邦タイガースキャプテン反町だ。
============
二人の間に割って入ってきたのはこのあと対戦するタイガースのキャプテン、反町だった。
jrユース時代、自分を支持してキャプテンへと押し上げてくれた一人でもある。
森崎自身はあまり接点はないものの、共通の友人である早田を介してよく一緒につるんでいたものだ。
反町「今日はお手柔らかに頼むぜ、森崎」
森崎「ああ。そっちこそな」
総合優勝を懸けた直接対決を前にしたキャプテン同士の固い握手。
しっかりと相手を見据える視線は、絶対に負けてなるものかという意志が見て取れる。
静かなる前哨戦を交えた後、反町は少し表情を穏やかにさせながら尋ねる。
反町「えーっと、そっちの赤い髪は…カイン、でいいのかな。
あのナポレオン相手に一歩も引かずのディフェンスを決めていたのは驚いたよ」
カイン「そ、そうかな?お前こそ中盤の底であれだけの人数を取り仕切っていたではないか。
まさにあれこそ司令塔という存在感を表していたぞ」
反町「はは、そんなことないさ。的確な指示を出すだけなら監督だって出来ることだ。
俺たちの場合はいかにフィールド上にいながら結果を出し、
それによってチームの状態を調子よく維持できるかどうか。それに限っていた。なぁ森崎」
森崎「ま、まぁな。(そういや自分の手柄になるようにあえて不利になりそうな指示も昔はよく出してたっけ…)」
反町「とにかく、お互い良いゲームにしような。言っておくが俺たちのチームは……強いぞ、森崎」
森崎「ふん、俺達が勝った南葛に競り負けてたくせによく言うぜ。悪いが勝つのは俺達だ」
605 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/11(土) 23:33:10 ID:???
反町「何事も相性ってものがあるものさ。南葛って名前には正直うんざりしてるところがあるよ…」
中高一貫して6連敗。最も多くの辛酸をなめさせられた存在。それが反町にとっての『南葛』なのだろう。
眉毛をひくひく動かしながらゲンナリと語る姿は少し可哀想にさえ思えてしまう。
森崎「(さて、せっかく一緒に試合観戦することだし何か話題を出しておこうかな?)」
☆どうしますか?
A 二人はどっちのチームが勝つと思う?
B どっちのチームが勝つか予想して何か賭けようぜ!
C 誰か注目している選手とかいたりしないか?
D 東邦といえば、日向とはなにか連絡をとってたりしてないのか?
E おい反町、喉が渇いた。ジュース買ってこいよ
F なんだか以前より随分頼もしくなったよな。…女でもできたか?
G その他(好きな話題やセリフをお書きください)
606 :
森崎名無しさん
:2012/02/11(土) 23:33:54 ID:6Nb+bHt6
D
607 :
森崎名無しさん
:2012/02/11(土) 23:36:32 ID:EQiuCRTM
F
608 :
森崎名無しさん
:2012/02/11(土) 23:37:20 ID:NQW04STI
F
芋うとだと嬉しいのう
609 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/11(土) 23:53:41 ID:???
>>608
つま恋のレストランで働いている独自のブランド栽培芋を作っている彼女がいるかも知れません。
============
>F なんだか以前より随分頼もしくなったよな。…女でもできたか?
1クラブチームのキャプテンになったからだろうか。
jrユース時代の言いたいことも言えないどこか頼りなさ気な雰囲気がすっかり無くなった今の反町。
いや、この堂々たる姿はそれだけでは得られないだろう。
きっと彼に大きな自信を植えつける『何か』が彼に影響を与えているはずだ。
そうでもなければ『東邦ツートップの片割れ』『日向の相方』など
いつまでも誰かの添え物扱いされ続けてきた彼が、こうも立派になるはずがない。
森崎はこの疑念を確証に変えるため、少し声のトーンを落として質問する。
森崎「なんだか以前よりずいぶん頼もしくなったよな。…女でもできたか?」
カイン「なっ…なにィ!お、女だとぉッ!?」
自分で質問しながら、森崎は心に大きな傷跡がえぐられているのを感じた。
多くの女性陣に囲まれながら独り身時代が長く続いている今日この頃。
同じく女旱でイメージカラーと同じ色の涙を飲んできたカインは血相を変えて反町の方に首を向ける。
It takes two→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→…思いを寄せてる人はいる。その人のために俺はもっと力が欲しいと願っているんだ。
ハート→…実は付き合っている人がいる。その人のために俺はもっと力が欲しいと願っているんだ。
スペード・クラブ→そんなものはいない。今ここに『モテナイツ』同盟が結成された!?
JOKER→実は半年後には俺も一人の父親になる。子供に恥じないようにも立派にならないといけないからな
610 :
森崎名無しさん
:2012/02/11(土) 23:54:02 ID:???
It takes two→
クラブ10
611 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/12(日) 00:23:03 ID:???
It takes two→ クラブ10
>スペード・クラブ→そんなものはいない。今ここに『モテナイツ』同盟が結成された!?
============
森崎の質問を聞いた瞬間、南葛の話題で渋くなっていた反町の顔にさらにシワが刻まれていく。
ああ、そうか。ならばもう何も言うまい。反町よ、お前もまた苦しみを抱く同士だったのだな。
ガシッ!ガシッ!
朝の日差しを浴びながら、血の涙を流し歯を食いしばり肩を寄せ抱きあう男3人。
反町「ちくしょう!女が何だ!いつまでも岬や三杉や松山と区別がつかないと言われるこの顔がダメだというのか!」
カイン「ぐふう〜…何故だ!アベルなんて昔は出っ歯で短足で俺のほうが色男ともてはやされていたってのに〜!」
森崎「今は目一杯泣こう。だが、だがいつか幸せをつかもう!もっと活躍して黄色い声援浴びまくる選手になって!」
いつかこの3人で盛大なトリプルデートをしようではないか。そんな淡い願い事を泣き叫ぶ。
今ここに世界の垣根を超えた『モテナイツ』同盟が結成されたのだった!
反町「(待てよ、でもあいつらと顔が似てるってことは俺だってそこそこイケメンってことだよな。
少なくともこの2人よりは間違いなく俺が一歩リードしているに違いないさ)」
カイン「(くくっ、こいつらは知らんようだが騎士団筆頭である俺を慕う声は実は数多いんだよ。
今のところその比率は男のほうが多いのが残念だが…まぁいい。一番先に彼女を作るのはこの俺だ)」
森崎「(確かにこの2人に比べれば俺の顔は地味かもしれん。しかし指揮官という立場から
女の子との接触するチャンスは断然俺がナンバーワン!彼女なんてすぐに出来るさ。プックック…)」
が、心の中では自分が一番だったのでこの同盟がこれから発展していくかどうかは微妙であったとさ。
※森崎、反町、カインのそれぞれの評価が上がりました。
612 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/12(日) 00:24:49 ID:???
ピピィー!
アンナ「さァ、たったいまキックオフの笛が吹かれました!」
カイン「おっといけねぇ、いつのまにやら試合が始まっていたぜ」
反町「俺は当然早田のいるフースバルを応援する。(南葛が嫌いってのもあるけど)」
森崎「そういえば南葛はあのナポレオンの代わりに誰が出場しているんだ?」
昨日の試合で退場処分になったナポレオンは今日の試合には出場できない。
南葛は彼の代わりとなる選手を出場させているはずである。
代理人→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→あれは…全日本A代表現正GKの桑田選手!
ハート→あれは…よく知らないけど随分若いな。フースバルの栗栖と同期の選手かな?
スペード→あれは…実家の寿司屋を継ぐためにサッカーは辞めたはずの小田!?
クラブ→馬鹿な!マネージャーの中沢早苗が出場している!?親善試合だからOKってどんだけ人材不足だよ!
JOKER→おかしいな。ナポレオンがいるぞ?……違う!よく見たら髪が金色に輝いてる岩見だ!
613 :
森崎名無しさん
:2012/02/12(日) 00:25:58 ID:???
代理人→
ハートQ
614 :
森崎名無しさん
:2012/02/12(日) 00:43:41 ID:???
ジョーカーまてw
女の子とモテナイツ危険だw
615 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/13(月) 23:25:06 ID:???
>>614
案外ただ染めているだけかもしれません。真相は闇の中…
============
代理人→ ハートQ
>ハート→あれは…よく知らないけど随分若いな。フースバルの栗栖と同期の選手かな?
ナポレオンの代わりに出場しているのは見たところ第七小隊の新人たちと同じくらいの年齢の少年だった。
森崎「よく知らないけど随分若いな。フースバルの栗栖と同期の選手かな?」
反町「そういえば去年のjrユース世界大会でも見たかな。確か戸田だったかな」
世間のサッカー界への注目は森崎たち黄金世代一色に染まる中でも決して腐らずに結果を出している後輩たち。
あの選手も数年後には自分たちと同じ舞台へと上がってくるのだろうか。
森崎「(その頃の俺は……いったいどんな選手になっているんだろうな)」
世界一のゴールキーパーになってみせる。それが森崎が誓った夢だ。
だが、自分の肉体は間違いなく『破滅のツボ』に侵され始めている。
果たしてこの体が使い物になる内に世界一の栄光を掴むことが出来るものだろうか。
森崎「(いや、掴まなきゃならないんだ。それが俺が中山にしてやれる唯一の償いなんだから…!)」
破滅のツボなどに負けないという実績が、才能のない選手の栄光が、きっと中山へ勇気を与えることになる。
あの決勝戦での一件以降、一度も顔を合わせていない。ドイツに発つ前にもう一度お見舞いに行こう。
そうだ、その時の土産話のためにもこの大会は最高の結果で終わらせないといけないな。
そんな想像をふくらませる中、カインがぽんと肩を叩きながら口を開く。
カイン「どこの世界でも同じだな。有望な後輩たちに追い抜かれないよう、俺達も頑張らないといけないな」
616 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/13(月) 23:26:06 ID:???
自分と同じく独り身と知ったからか、先程よりも好意的な口調で反町と交互に顔を向けてくるカイン。
だが言っていることは間違っていない。自分がどこまで夢を追い続けることが出来るかは先の見えない未来の話だが
今はただ眼の前にある困難を1つずつ乗り越えていけばいいのだから。
アンナ「ボールは先日退場処分となり、カードの累積で出場できないナポレオンくんの代わりに
スタメンを任される戸田くんへと渡されます」
ナポレオンという絶対的なエースストライカーがいたため、ここまでベンチだった戸田だが、
一部では黄金世代と並ぶと称される島崎世代の不動のFWである。
同じくFWの栗栖が徹底的にシュートを鍛え、徹底的な砲台型のFWになったのも
守備が巧く、ある『得意技』を持つ彼と違う動きが出来るようになるためである。
栗栖「こうして真正面から戦うのは何時以来だったかな?」
戸田「さあてな。だが、キック力だけが取り柄のお前に負ける気はしないぜ」
栗栖「どうかな?俺だってあれから色々と鍛えてるんだぜ。勝負だ!」
戸田「相変わらずの威勢の良さだ。いいぜ、かかってきな!」
リア充師匠VSキック全振り→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ・ハート→師匠が強引に抜き去っていく!
スペード→栗栖がボールを奪う…が、反則の笛が鳴る!
クラブ→栗栖がボールを奪う!
JOKER→モテナイツ「「「何故かあの戸田という奴が気に入らん…」」」呪詛の力で戸田の動きが止まる!?
617 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 23:28:52 ID:???
リア充師匠VSキック全振り→
ハート10
618 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 23:28:54 ID:???
リア充師匠VSキック全振り→
クラブ7
619 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 23:28:59 ID:???
リア充師匠VSキック全振り→
ハート3
620 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 23:34:18 ID:???
そういえばこのスレだと島崎はアルゼンチン、飯塚はイタリアにいってるんだよなあ…胸が熱いぜ
621 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/13(月) 23:51:12 ID:???
>>620
城山さんのキャラはみんなイキイキしていて夢がひろがりんぐですよもうー!
シニョーリやエドゥアルドなど、森崎たちより下の年代の海外のライバルたちもそのうち登場させたいですね。
============
リア充師匠VSキック全振り→ ハート10
>ダイヤ・ハート→師匠が強引に抜き去っていく!
============
栗栖はシュート以外の技術に乏しい。それをカバーしうる
圧倒的なシュートセンスでなんとか今の地位を築いている。
だが、その爆発的なキック力を無理やりタックルへと変換して戸田の足元へと襲いかかる。
栗栖「うおおおぉぉぉっ!!」
戸田「力勝負がお望みか。でもな」
ガ ッ ! ボゥン!
栗栖「ぐわあっ!?」
戸田「腰が入っちゃいないんだよ、お前のタックルは!」
確かに単純なキック力なら栗栖に分があるが、その力はただの直線的な動きにすぎない。
冷静に横へと回りこみ、脚を伸ばす際に浮き上がった栗栖の腰を抉るように戸田は突き進む。
戸田「(俺もいつかは島崎や飯塚に続いて海外に挑戦したい。その為にもまずはこの日本リーグで結果を出す!)」
栗栖「(ちいっ…やっぱりシュート以外じゃ勝ち目なしかよ。だが、俺にはあの『新ワザ』がある。見てろよ〜!)」
未来輝く若き少年たちの戦いはまだ始まったばかりである。
そして彼らの成長こそが、黄金世代の、引いては日本サッカー界の躍進へと繋がっていくのだがその話はまたいずれ。
622 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/13(月) 23:53:25 ID:???
若人たちの激突を境に、ウイングスは素早い速攻でフースバルの守備を襲う。
早田や石崎などの動き出しの早いDFがなんとかシュートを止めているが、
南葛の先制点は時間の問題と誰もが思う展開になっていた。
森崎「やっぱりチーム全体の動きは南葛のほうが上だな。というかフースバルがイマイチなのか」
反町「南葛市っていうのは本当にサッカーの宝庫なんだな。……悔しいくらいに」
カイン「お、見ろ。またウイングスがシュートを狙いに行くみたいだぞ」
王者南葛の誇り→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→来生のドリブル突破だ!
ハート→来生のスライディングシュートだ!
スペード→井沢のバナナシュートだ!
クラブ→井沢の5mダイビングヘッドだ!
JOKER→修哲トリオが一気に上がっていく!そして――
623 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 23:53:56 ID:???
王者南葛の誇り→
ハート6
624 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 23:53:57 ID:???
王者南葛の誇り→
ダイヤK
625 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/14(火) 00:00:21 ID:???
王者南葛の誇り→ ハート6
>ハート→来生のスライディングシュートだ!
============
滝のサイドアタックからの絶妙のクロス。南葛得意の攻撃パターンである。
その鋭さはボールの展開が分かっていても止められない。
どんな理屈もねじ曲げる強さを手に入れるために、相当の反復練習をこなしてきたのだ。
それこそ数年単位で。小学生から続く、まさに歴史の重みの強さがそこにあった。
滝「そらっ、頼んだぜ滝!」
来生「オーライ!決めてみせるぜ!」
土屋「い、いかん!クリアーに行けるものはいないか!?」
フースバルピーンチ→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ・ハート→来生のシュートがゴールを揺らす。前半8分、あっという間の南葛の先制点!
スペード→早田が睨みをきかせてシュートコースを制限させる。土屋がボールを弾く!
クラブ→出たァ!石崎の十八番、がんめんブロックだァ!
クラブ3〜A→出たァ!石崎の十八番、オウンゴールだァ!
JOKER→石崎「こうなったらあれを使うしかねぇ!」石崎がゴールポストに向かう!
626 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 00:01:59 ID:???
フースバルピーンチ→
スペード5
627 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/15(水) 23:13:07 ID:???
フースバルピーンチ→ スペード5
>スペード→早田が睨みをきかせてシュートコースを制限させる。土屋がボールを弾く!
============
早田「大丈夫だ土屋のオッサン。俺に任せろ!」
来生のボレーシュートを察知し、予め体を寄せていた早田。
研ぎ澄まされた直感と得意のマンマークの技術を駆使した『スネークブロック』でシュートコースを制限させる。
早田「オラァ!抜けるもんなら抜いてみんかぁい!」
来生「ぐっ…舐めんなよこんちきしょう!」
バシィッ!!
視界を塞がれながら放たれたシュートは早田の脇を抜ける。そこには土屋がしっかりと拳を構えていた。
バコォッ!!
来生「なにィ!」
土屋「さすがだ早田君。ナイスブロック!」
早田「オッサンもナイスパーンチ!(そうさ。何もボールを受け止めるだけがブロックじゃねぇんだよな)」
628 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/15(水) 23:14:21 ID:???
どんなに努力しても次藤の守備力に届けないことに鬱屈し、早田はDFとしての自信が揺らいでいたこともあった。
だが、自分にしかできそうにないシュートを新たに開発したことでその考えが前向きに変わる。
確かに次藤のように強力なシュートを弾いたり受け止めることは自分にはできないだろう。
立花兄弟や石崎の土台にもなれないし、ハイボールの処理もどちらかと言えば苦手な部類だ。
早田「じゃかあしいやボケェ!俺には俺の『守り方』っちゅうもんがあるんじゃ!」
森崎「(早田……いい表情しやがって。実に楽しそうじゃねぇか)」
石崎が顔面でのブロックを得意とするように。それぞれの得意分野で勝負すればいいのだ。
次藤のパワーだけでは対処できない場面もきっとある。その時に自分が彼を助けてやるためにも。
早田「いくぜ南葛!俺達南部フースバルの恐ろしさ…とくと味わえ!」
反撃フースバル→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→まずは先制だ!エースの新田にロングパス!
ハート→お前のとっておきを食らわせな!栗栖にロングパス!
スペード→見てなよ森崎。コレが俺のサッカーだ!早田のオーバーラップ!
クラブ→石崎がオーバーラップしているぞ。任せてみるか!
JOKER→縦回転、横回転、これがおまけの軸回転!くらえ!トリプルシェービングシュートぉ!!
629 :
森崎名無しさん
:2012/02/15(水) 23:14:45 ID:???
反撃フースバル→
スペード8
630 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/16(木) 00:55:24 ID:???
反撃フースバル→ スペード8
>スペード→見てなよ森崎。コレが俺のサッカーだ!早田のオーバーラップ!
============
早田「(見てなよ森崎。コレが俺のサッカーだ!)」
ダダッ!!
反町「早田は攻撃的サイドバックってイメージだけどドリブルってどうだったっけ?」
森崎「結構上手かったけど、技で抜くってよりは力任せに抜いてたな。
(確か俺の不甲斐ない態度に怒って突っ込んできたんだよな。我ながらあの時は情けなかった…)」
アンナ「こぼれ球をキープした早田くん、自らボールを運んでいく!
しかし南葛もこのオーバーラップに対応しに向かうぞ!」
山岸「このォ、抜かせるかよ!」
早田「(今までの『力』だけに頼ったドリブルはもういらん。見さらせェ。コレが俺の磨き上げた……)」
山岸「うっ…うわ!?」
森崎「あ、あの動きは…!」
以前までの突っ込みの力強さに任せた強引なドリブルではない。
本来彼の得意とするマンマークでの動き。相手のどんなドリブルにも食らいつくための
芝にスパイクの刃を食い込ませるくらいに鋭く踏み込むステップをしていた。
相手に接触するギリギリまで急接近。下手をすればチャージングを取られるほどの緊張がほとばしるプレイだ。
このままではぶつかる。そう恐れた山岸の腰が一瞬引ける。その瞬間、先ほど芝に食い込ませた早田の『カミソリ』が煌めく。
ギュンッ……ギュッ、ババッ!
631 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/16(木) 00:56:35 ID:???
早田「コレが俺の『カミソリダッシュ』だァ!」
片目を瞑る山岸の横を滑るようにして抜き去っていく早田。反則上等。
やるかやられるかの一瞬の閃きこそ早田の『得意分野』なのである。
早田「へっ、ビビッてんじゃねぇよ。おとといきやがれってんだァ!」
森崎「これはまた……実に早田らしいドリブルだな。あんなドリブル他のやつには無理だぜ」
カイン「確かに森崎が凄んでもまったく迫力がないからな」
森崎「う、うるせーやい!」
反町「(ドリブルそのものだけじゃなく、目で、動きで相手を圧倒するのか。やるな、早田)」
言ってしまえば一種のハッタリである。度胸の据わった、落ち着いたDFにはこのドリブルはあまり効果がないかもしれない。
早田「(ま、そんときは新田なり小豆沢さんなりに任すさ。俺のドリブルはあくまでも『奇襲』だからな)」
相手の注意を引き、迷いを生じさせられるなら儲けものだ。これ以降にそれだけ隙が生じるだろうから。
早田「(身体のポテンシャルだけがサッカーじゃねぇってことだよな。もっと頭を『キレ』させねぇと!)」
アンナ「さァ、左サイドを切り裂くように上がる早田くん。ここからどうボールを繋ぐのか!」
632 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/16(木) 00:57:47 ID:???
カミソリ頭脳パワー!→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→まずは先制だ!エースの新田にセンタリング!
ハート・スペード→お前のとっておきを食らわせな!栗栖にセンタリング!
クラブ→こいつで〆だ!ダブルシェービングシュートぉ!!
JOKER→縦回転、横回転、これがおまけの軸回転!くらえ!トリプルシェービングシュートぉ!!
633 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 00:58:09 ID:???
カミソリ頭脳パワー!→
クラブ9
634 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 00:58:36 ID:???
カミソリ頭脳パワー!→
クラブ6
635 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 18:53:50 ID:???
カミソリ頭脳パワー!→ クラブ9
>クラブ→こいつで〆だ!ダブルシェービングシュートぉ!!
============
南葛ウイングスのゴールを守るのはモロッコからやってきたメクネスという選手だ。
彼は常人よりも長いその腕による空中戦に秀でたキーパーである。
彼の得意分野で勝負することは得策ではない。それは昨日南葛に勝利したアリティア選抜が
徹底した一対一の戦術にこだわり続けたことが何よりの証拠であり実績だ。
メクネス「(だから今日は普段より引き気味にDFを配置させたヨ。
ドリブルに優れる新田へのマークも忘れない……
昨日の敗戦を反省し、次に活かすことができるのは当然だけどネ)」
早田「(ちいっ、新田へのパスコースが封じられてるか。栗栖にセンタリングをあげようにも
このまま進んだ所で中里にライン際に追い込まれそうだ。足の速さじゃあいつには絶対に勝てねぇし…)」
早田は学んだ。勝ち目の薄い勝負に無理に挑むことはピンチを呼び込むだけだと。
より確実な戦術を選ぶことがチームの勝利につながるのだと。
早田「これは逃げじゃねぇ。勝利に対する執着心が生み出す前進……大きな一歩なんだ!」
グアアッ…
アンナ「早田くん足を振りかぶる!これはシュートの態勢か!」
森崎「いけぇ早田!お前にしかできない、とんでもカーブのシュート、決めちまえ!」
早田「そおおおおりゃああああああっ!!ダブルシェービングシュートぉ!」
シュピィィィン!!ドシュウッ!!
高杉「ミドルシュートか!だが、俺がいる限り後ろへは通さん!ブロックしてみせる!」
636 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 18:56:08 ID:???
このシュートにいち早く反応し前に飛び出したのは南葛ウイングスの守備の要である高杉真吾だ。
彼もまた世界トップクラスのDFへの階段をいち早く駆け上がっていく次藤に渇望を向ける男だった。
特に同じパワータイプのDFとして、早田以上に彼と比べられることが多いこともあっただろう。
己の才能を信じ次藤の影をひたすら追い続ける男。追うことを止め己の新たな力を信ずる男。
二人の意地がシュートとブロックという形でぶつかり合う。
ジトブレムの影響下→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ・ハート・スペードK〜7→早田のシュートでフースバルが先制だ!
スペード6〜A・クラブK〜8→高杉のブロックで弱まったシュートをメクネスが弾く!
クラブ7〜A→高杉のパワーブロックでシュートをシャットアウトだ!
JOKER→井沢「このシュートを待っていたんだ!」カバーへ戻る井沢がシュートコースに割り込み…?
637 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 18:57:55 ID:???
ジトブレムの影響下→
クラブ10
638 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 19:13:46 ID:???
ジトブレムの影響下→ クラブ10
>スペード6〜A・クラブK〜8→高杉のブロックで弱まったシュートをメクネスが弾く!
============
グウウウウウン……ギュオオオッ!!
早田「(打つ位置が悪かったか。こっからじゃあの背中から生えてくるような化物じみたカーブは掛けられん)」
それでも彼の代名詞であるカミソリのようなキレはしっかりボールに伝達している。
ブロックに飛ぶ高杉も、目で追うのは諦めて積み重ねてきた長年の守備感に頼ったブロックで防ぎに向かう。
次藤「ここから先は、通さない!」
ガキィッ!!
早田「なにィ!」
次藤「(触れるので精一杯かよ。これが次藤なら完璧に止めていたんだろうが…くそっ!)」
メクネス「ナイスブロック!あとはワタシに任せるネ!」
高杉の肩にあたったシュートはふらふらと浮き上がり、メクネスはしっかりと軌道を見定める。
タイミングよく横っ飛びをしながらつきだした拳でボールをゴールエリアから弾き出す。
早田「(くそったれ!やっぱり俺のシュートには重さが足りないってのか!)」
高杉「(あと一歩でも動き出しが早ければ受け止められていたんだ。
キーパーがメクネスさんじゃなかったらきっと決められていた……)」
639 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 19:15:16 ID:???
次藤に憧れるあまり・・・・・・っ!
640 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 19:15:50 ID:???
今回の対決は両者痛み分けという形で終わった。
だが、将来の全日本の固い守りを担う彼らの戦いはまだ始まったばかりである。
その後試合はチーム力に勝るウイングスが若干押し気味なものの、
フースバルの奮闘が光り、0対0の同点のまま前半を折り返す。
そしてここにももう一人。己の可能性を信じて戦おうとする男がいた。
誰が活躍するのかな?→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
K〜J→フースバルのゴールデンルーキー、栗栖だ。
10〜8→フースバルのエース、新田だ。
7〜5→劣等感を力に変えて戦う井沢だ。
4〜2→南葛を支えるシルバーコンビ、来生と滝だ。
A→夢の成就のために己の力を見つめ直すことを決意した中里だ。
JOKER→この3日間、試合を見守り続けてきた審判だ。
641 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 19:17:43 ID:???
誰が活躍するのかな?→
ダイヤ2
642 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 19:19:59 ID:???
>次藤「(触れるので精一杯かよ。これが次藤なら完璧に止めていたんだろうが…くそっ!)」
お前はなにを言ってるんだw
643 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 19:32:59 ID:???
>>639>>642
声真似するなら口調も真似なきゃねw
644 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 19:39:16 ID:???
>>639、642-643
ギャー!いつの間にタイが紛れ込んでる?じゃなくて名前を無意識で間違えちゃってますね。
お察しの通り、ここの次藤のセリフは高杉のものです。高杉ゴメンよ…
============
誰が活躍するのかな?→ ダイヤ2
>4〜2→南葛を支えるシルバーコンビ、来生と滝だ。
============
後半始まってすぐのことである。素早い反応でインターセプトした滝が来生を伴い速攻を仕掛けた。
滝「よーし、ようやくエンジンがかかってきたってか?」
来生「ハッハァー!そろそろ俺たちの本気ってやつを見せてやろうぜ!」
職人芸にも似たサイドアタックの他にも、滝には本人すら気がついていない意外な長所がある。
それは先ほど高杉が欠如していると気にしていた一歩目の動き出しの速さだ。
実質的な足の速さは全日本ユースの中では中の上クラスではあるものの、彼の反応の速さは修哲トリオの中では格段に高いのだ。
そしてその彼の相棒でもある来生の反応も滝に次ぐものを見せている。
カイン「反応が早いということはそれだけ対応する際の行動に余裕が生まれるということだ。あの二人、あなどれんぞ…」
森崎「5年前のjrユース大会でもいち早く前に飛び出していったよなあの二人」
反町「…ああ。なんというか物事に対して敏感というか、誰よりも前に出たいって気持ちを感じるな」
昔の懐かしい思い出を語りつつ、森崎たちはあの頃より確実に成長しているシルバーコンビの活躍を眺める。
ショートパスを繋ぎつつあっという間に切り込んでいく。早速シュートチャンスを手に入れたようだ。
滝「(このまま来生にシュートを打たせるか?だが、また早田に張り付かれて止められるかも…)」
645 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 19:41:42 ID:???
森崎のセリフが言葉足らずでしたね。修正します。
☓森崎「5年前のjrユース大会でもいち早く前に飛び出していったよなあの二人」
○森崎「5年前のjrユース大会の表彰式でもいち早く前に飛び出していったよなあの二人」
============
アカネイアの銀の輝きは最高級→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ・ハート→来生にドリブルで突っ込ませ、自分はフォローに回るぞ
スペード→だったら俺が…俺が仕掛けるしかねぇじゃねぇか!
クラブ→一人より二人。二人より三人。来生を囮に使い井沢に決めてもらおう
JOKER→サイドでこそ真の力を発揮する選手カペロマン。俺もアイツのようなシュートを打ちたい…!
646 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 19:41:59 ID:???
アカネイアの銀の輝きは最高級→
ダイヤ9
647 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 19:53:59 ID:???
アカネイアの銀の輝きは最高級→ ダイヤ9
>ダイヤ・ハート→来生にドリブルで突っ込ませ、自分はフォローに回るぞ
============
滝「来生の怖いところはひたすら突っ込み続けられる度胸の良さだ。
アイツのドリブルなら振りきれる。石崎と早田さえ固めちまえばこっちのもんだ」
来生のドリブル技術は全日本の中でも屈指のものだ。いくら石崎と早田といえども完璧にボールを奪うのは容易いことではない。
抜ければよし。こぼれ球にそれても直ぐに自分がフォローすれば。
自分より年配の選手に失礼かもしれないが、はっきり言って土屋はキーパーとしては三下だ。
一対一に持ちこめられれば自分でも抜けるはず。戦術プランを構築した滝は来生へとグランダーでボールを流す。
滝「行けェ来生!お前のいいとこ見せてやれ!」
来生「そんじゃまあリクエストにお答えして……まわる〜ま〜わる〜よ来生はまわ〜る〜♪」
石崎「げげっ!?まだシュートを打ってもらったほうが守り安かったぜ」
早田「文句言っててもしょうがねぇだろ。なんとしても止めるぜ。いくぞ石崎!」
石崎「お、おう!」
クルクルランド→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ・ハート→来生が二人を抜く!土屋と一対一だ!
スペード→早田のカミソリタックルでボールを奪う!
クラブ→石崎のヤマザルタックルでボールを奪う!
クラブ以外の3〜A→ボールはこぼれ球に。滝が土屋に一対一の勝負を挑む!
クラブの3〜A→なんと来生が反則をもらう。南葛のペナルティキックだ!
JOKER→ここで来生がバックパス!DF二人を完璧に引き付ける知的なポストプレイだとォ!?
648 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 19:59:15 ID:???
クルクルランド→
スペード7
649 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 22:07:18 ID:???
クルクルランド→ スペード7
>スペード→早田のカミソリタックルでボールを奪う!
============
早田「(前半は俺の無理なシュートでせっかく掴んだ流れを断ち切っちまった。
そのミスの償いは……このタックルで果たす!)」
来生のマルセイユルーレットは彼の小柄な体格を生かしたコンパクトで小回りなものである。
足元から離れないボールを奪うためには体を寄せるか足を伸ばさなければならないのだが、
下手に仕掛けると反則を取られる恐れがある。が、早田のプレイにはもう迷いによる躊躇は無い。
それだけ森崎との一緒の練習で得たものが多かったのだろう。
早田「(確かにお前のドリブルはすげぇよ。だがな、優れた芸ってのはそんなにひけらかすもんじゃねぇぜ)」
足の裏を器用に使い、ボールに回転をかけようとする来生。その一瞬の隙を見逃さずに、早田は脚を伸ばす。
シュピイィィン!ズサーッ!!バシッ!
来生「な、なんでだよ!?俺のドリブルが通用しないはずが…!」
早田「アホが!その技は何度も見せられていいかげん覚えたっての!」
来生「ガビーン!」
次藤の相手の小手先など物ともしないパワータックルには勝てなくとも。
エースキラーの武器として磨いてきたシャープなタックルは来生のルーレットを切り裂いた。
土屋「(本当に彼ら優秀なDFには助けられている。これが黄金世代の実力か。大したものだ…)」
反町「いいぞ早田!その調子だー!」
森崎「やっぱり早田のタックルはいつ見ても爽快だ。決して次藤に引け目を感じることなんてないんだ」
650 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 22:09:16 ID:???
カイン「(常に自分よりも先をゆくライバルへの劣等感、か。俺も一時的にだがその負の感情に飲み込まれかけたことがある。
だが、逆に言えばそれだけ自分の前には道があるということなんだ。自分を見失わず前へ進むことを恐れなければ――)」
早田の活き活きとした自分らしいプレイに、フースバルの選手たちが呼応する。
新田が中盤まで下がり、自らボールを要求する。アリティア戦にてマークに苦しんだ際への対抗策である。
早田「よーし、頼んだぜ新田!ばっちり決めてきな!」
新田「はいっ!いくぞ南葛!このまま1勝も出来ずに終わってたまるかよ!」
井沢「俺達だって負けられない!優勝の可能性が残っている限り、絶対にあきらめんぞ!」
南葛ウイングスの選手たちにも勝者として君臨し続けてきた意地とプライドがある。
待望の日本リーグ開幕前。南葛市の多くの人達の希望と応援を受ける彼らに惨めな敗北は似合わない。
井沢は迅速に後退しつつ守備のラインを整えさせる。新田のドリブルは脅威だが、パスならば止められる算段があるからだ。
森崎「どっちもすごい気迫だな。これは先に点を奪ったほうが一気に流れを持ってくるかもな」
反町「攻撃力だけなら随一のフースバルか、バランスの取れた総合力に勝るウイングスか」
森崎たちが固唾を飲んで見守る中、いよいよこの試合が大きく動き出す時が来た。
ターニングポイント→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→新田の芸術的ドリブルが光る!フースバルが優勢だ!
ハート→ここで石崎のオーバーラップ!あのロングシュートで得点を狙うのか!
スペード→井沢、長野、高杉の高身長を活かすパワープレイで南葛が強引にボールを運ぶ!
クラブ→これまであまりいい動きのなかった中里がこぼれ球をキープする。どう動く?
JOKER→そのとき観客席では…
651 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 22:10:02 ID:???
ターニングポイント→
スペードA
652 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 22:10:05 ID:???
ターニングポイント→
クラブJ
653 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 22:21:56 ID:???
ターニングポイント→ スペードA
>スペード→井沢、長野、高杉の高身長を活かすパワープレイで南葛が強引にボールを運ぶ!
============
新田「(3人…4人…くそっ、わざわざ下がったってのにまだ俺に張り付く気か!)」
井沢「(そうさ。お前がボールを手放すまでは例えDFの位置まで下がろうとも追い掛け回してやる)」
井沢の策は見事あたった。マークを嫌がる新田がサイドに送ったパスを、滝がインターセプトする。
新田「くっそぉ!」
滝「悪いな新田。それだけお前の実力をこっちは恐れてんだ」
井沢「ナイスだ滝!そのままボールを運んでくれ!」
ウイングスは得意の右サイドからのサイドアタックを仕掛ける。これを止めようと早田がチェックに向かうが、
既に試合の流れは南葛が掴みつつあった。滝はニヤリと笑みを浮かべると十分に早田を引き付けつつ中央に折り返す。
反町「しまった!フースバルの守備のラインが広がっている!」
カイン「今中央突破されると非常にまずいぞ!」
高杉「うおおおおおっ!どけどけどけぇっ!!」
長野「こういうジリジリとした勝負の時こそ、オレの出番なんだ!」
井沢「南葛自慢のハイポストプレイだ。フースバル、お前たちにこれが防げるか!」
小豆沢「(くっ…悔しいが彼らに対抗出来るだけのフィジカルに優れた選手はうちにはいない…!)」
654 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 22:23:20 ID:???
ここにきて南葛の支配率が急増する。縦パスを中心に次々と放り込まれるハイボールの処理にフースバルは追われ続ける。
徐々にラインを押しこまれていき、ついにバイタルエリアにフリーで井沢が踏み込むことに成功する。
井沢「よしっ!作戦は成功だ!一気に決めるぜ!」
大は小を兼ねる→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ・ハート→井沢のバナナシュートでゴールを狙う!
スペード→修哲トリオでさらに前進!俺のヘッドで決める!
クラブ→さらに相手の裏をかくか。高杉にシュートを打たせるぞ!
JOKER→そのとき観客席では…
655 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 22:24:03 ID:???
大は小を兼ねる→
ハート3
656 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 22:44:36 ID:???
大は小を兼ねる→ ハート3
>ダイヤ・ハート→井沢のバナナシュートでゴールを狙う!
============
井沢「(こうまで自分の思い通りにゲームを動かせるなんて爽快だな。
翼もこんな気分に浸ってられたのか。これが司令塔。これが…キャプテン)」
心が昂っているのがわかる。油断や慢心ではなく、絶対の自信が生み出す高揚感だ。
今の自分なら最高のプレイが出来るはず。フリーで、この位置から外すわけがない。
井沢「ここは絶対に決める!だ〜〜〜〜〜〜っ!!」
土屋「くっ…そうか、彼も優秀なミドルシューターだったか…」
石崎「やらせねぇ!ここまで必死に耐えてきたんだ!見ててください陽子さん!」
ゴール前に構えていた石崎は井沢の足の傾き加減からシュートコースを予測する。
そして自分の持ち前のガッツを最大限に発揮しながらブロックに飛び込む。もちろん顔面から。
バナナとサル→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ・ハート→井沢のバナナシュートがブロックをすり抜けゴールを揺らす!
スペード・クラブ→石崎のがんめんブロック炸裂!フースバル懸命のディフェンスだ!
クラブ3〜A→お察しください
JOKER→そのとき観客席では…
657 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 22:45:40 ID:???
バナナとサル→
ダイヤJ
658 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 23:41:09 ID:???
バナナとサル→ ダイヤJ
>ダイヤ・ハート→井沢のバナナシュートがブロックをすり抜けゴールを揺らす!
============
石崎「くそったれ〜〜〜っ!!」
井沢「(それも予想済みだぜ石崎。どれだけ長い付き合いだと思ってるんだよ)」
石崎「なっ…」
石崎のブロックを嘲笑うかのように、シュートはゆるやかなカーブを描きゴールに向かう。
速度を犠牲にすることで、普段よりも大きく曲がる。完全にタイミングを外された形となる。
それはキーパーの土屋にも言えたことだった。必死に手を伸ばすが、すでにボールはフースバルのゴールを揺らしていた。
ズサッ!!
井沢「よぉーーーーし!決めたぞみんな!」
滝「ナイスシュートだ井沢!」
来生「ちぇー、次は俺に回せよなー。でもナイスゴールだったぜ」
高杉「みんな、気を抜くのはまだ早いぞ。俺達が優勝するには最低でもあと1点必要なんだから」
仮にこのまま1点差でウイングスが試合に勝った場合、2勝1敗で得失点差は+2。
現在単独1位のアリティア選抜が2勝0敗で得失点差が+3。
タイガースとの対戦結果にもよるが、得失点差も同数の場合は直接対決の結果で順位が変動する。
そして直接対決を制している同率2位のタイガースの現在の得失点差は+1。
ウイングスが一気に1位に躍り出るためにはタイガースがアリティアに勝利し、
なおかつタイガースの得失点差が+3止まりにならなければならないという狭き門なのだ。
659 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 23:42:11 ID:???
井沢「それでも少しでも優勝の可能性が残っているんだ。いくぞみんな!」
南葛一同「「「おう!!」」」
勝つのは当然。優勝への希望をつなぐために出来るだけ点を奪わせてもらう。
ここまでなんとか互角の勝負に持ち込んできたフースバルではあったが、
まだまだ余裕の見えるウイングスの様子に、少しずつ心が折れ始めていた。
反町「先ほどのパワープレイの通りフースバルの中盤は貧弱だ。
キープレイヤーの動きが封じられた時、彼らに変わる動きができる選手がいないのは辛すぎる」
森崎「…これがチーム力の差ってやつなのか。意地や根性だけじゃ覆すことが出来ねぇもんなのかよ…」
カイン「それはやってみなければわからないだろうな。しかし、とても困難であることは事実だろう」
単純な手段では覆すことが困難な状況。今のフースバルの苦境が、森崎の目には辛く映っていた。
所詮タレント不足の弱小クラブでは、選手層の厚い、設備も整っている強豪クラブには勝てないのか。
それは持たざるものが持つものに絶対に勝てないことを暗に示しているようでもある。
『星』の力も『リセット』も無くしたら、やはり自分も今の彼らのように苦渋にまみれ現実を受け入れることしかできなくなるのだろうか。
どれだけあがいても、凡人は天才に勝つことはできないのだろうか。才能が全てを決定づけてしまうというのだろうか。
森崎「頑張れよ早田。悔しくないのか新田。負けたくないだろ栗栖。お前ら…このまま3連敗でいいとこなしで終わっていいのかよ!!」
森崎の願いにも似た悲痛な応援の叫びに、反町は顔をうつむかせる。
反町「(…でも、南葛ウイングスも、俺達東邦タイガースも、それこそ森崎、お前たちのチームだって
仲間同士の競争に打ち勝った、勝利を目指して選ばれた選手で組まれたものなんだ。
負けたくない、勝ちたいと願うのはどこも同じだ。皆必死に、一生懸命戦っているに過ぎない。
悔しいが、やはり南葛は強いよ。今なら分かる。どうして俺達東邦が6年間通してアイツらに勝つことが出来なかったのかが…)」
660 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/18(土) 23:44:07 ID:???
同じくらい努力しているのならば。やはり命運を分けるのはその人の持つ才能なのかもしれない。
あるいは勝負運か。だが、そんな不確定なものよりも優れた才能やセンスといったもののほうが分かりやすい。
反町「(アイツも。日向もそれを分かっているからこそ、絶対的な力をああも欲していたんだと思う。
努力。諦めない心。真の強さというのはやはりそれより先にあるものなのかもしれないな……)」
そして、試合は再開する。残り時間は30分ほど。優勝の望みをつなぐため、南葛の怒涛の追撃が始まろうとしていた。
そして試合は→! card
!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します
ダイヤ→フースバルも最後まで諦めない!新田がマークを振り切りボールを運ぶ!
ハート→フースバルも最後まで諦めない!だが、点を奪うまでには至らずに1対0で試合終了。
スペード→流れに乗る南葛が試合終了間際に追加点を決め、2対0で試合終了。優勝への望みを繋いだ!
クラブ→流れに乗る南葛が試合終了間際に追加点を決め、3対0で試合終了。優勝への望みを大きく繋いだ!
JOKER→そのとき観客席では…
661 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 23:44:58 ID:???
そして試合は→
スペード8
662 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 23:45:09 ID:???
そして試合は→
スペードQ
663 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/21(火) 00:18:33 ID:???
そして試合は→ スペード8
>スペード→流れに乗る南葛が試合終了間際に追加点を決め、2対0で試合終了。優勝への望みを繋いだ!
============
その後の試合は、終始にわたってウイングスの怒涛の攻撃をフースバルが辛うじて防ぐ展開になった。
新田や栗栖も守備に回らなければならないほどに、南葛は攻撃のリズムを崩さずに攻めつづけた。
修哲トリオの連携。サイドアタック。高身長組のポストプレイ。少しでも気を抜けばミドルシュートが飛んでくる。
様々な攻撃パターンに早田や石崎が決死のクリアーで対応していく。それでもいつまでも完璧に防ぎきれるものではない。
井沢「俺だってドリブルで直接ボールを運べるんだぜ」
バッ!
早田「なにィ!」
これまで見せて来なかった大技、井沢のクリップジャンプで早田をかわし、
滝「そらっ!そろそろ決めてこい!」
滝の十八番、右サイドからのセンタリングが来生へと綺麗に繋がる。
ほんの数分前に顔面ブロックで体力を消耗した石崎のブロックも間に合わない。
石崎「うぐぐ…顔が歪んで力がでない…」
来生「ここで決めなきゃ点取り屋の名がすたるってもんだぜ〜〜〜っ!!」
土屋「し…しまった!」
バシュウッ!ズバアッ!
664 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/21(火) 00:19:55 ID:???
アンナ「決まった〜!後半45分、ついに南葛が総合優勝の望みをつなぐ待望の追加点を獲得!
エースのナポレオンくんを欠き、苦戦が予想された南葛でしたが
逆に息のあった連携をこれでもかと言わんばかりに発揮していますね〜」
ニーナ「どんなに良い選手といえども力を発揮できる環境でなければ活躍できません。
今日のウイングスは全員がハツラツとし、全力を出せているように思えますね」
来生「ハッハァー!見たか!俺が南葛の真のエース、来生哲平だぁ〜!」
滝「これこそ王者南葛って感じだよな。うんうん」
井沢「昨日はアイツのせいで俺の折角のプランがぶち壊されちまったからな。ハハハ」
早苗「(なんだか釈然としないわ。ナポレオンくんの存在は南葛ウイングスにとって邪魔でしか無かったというの…?)」
全力を出せる環境。それは昨日のアリティアへの敗戦の体の良い言い訳にしか思えなかった。
確かにナポレオンは南葛というチームの和を乱し、空気を悪くしていたかもしれない。
早苗「(でも、そんな悪い空気さえも絶対的な強さに変えてきたのが私達『南葛』じゃなかったの?
……翼くん。こういうとき、マネージャーはどうしたらいいのかしらね。
一緒に勝利を喜んで盛り上げるべき?でも、今の私は……なんだかすごく悔しい)」
翼がナポレオンのようにチームに馴染んでいなかったと言うわけではない。
だが、多くの選手は彼を異端の目で見つめていた。監督も、マネージャーも。あの森崎でさえも。
アイツは特別なやつだから。天才だから、サッカーの申し子だからと。自分たちとは別次元の人間だと。
早苗「(修哲小との対抗戦が懐かしい。あの頃は…そう、あの頃は皆が一生懸命力をあわせて戦っていたはずなのに)」
男勝りだった自分の初恋を奪っていった多くの人を惹きつけてやまない朗らかな少年の笑顔。
彼の素敵な笑顔の源が『サッカーの楽しさ』から『飽くなき勝利』へと変わっていったのはいつ頃だったろうか。
665 :
モリブレム
◆RK7RVcZMX2
:2012/02/21(火) 00:21:22 ID:???
早苗「(おかしいよね。フィールドの外から見ている私からは……ボールを蹴っているのはみんな同じに見えるのに)」
早苗は笑った。チームの勝利が近づいたからではなく、無性に翼に会いたいと泣きそうになるのを我慢するために。
小豆沢「(ふっ…全力を出せる環境、か。これほど俺達にとって屈辱的な言葉はないかもな)」
常に全力を出すことでしか勝機を見つけることができない。
その程度のチーム力をキャプテンとして纏めている小豆沢は悔しさに拳を握った。
新田「まだ…諦めるものか!諦めるものか〜〜っ!!」
石崎「に、新田…」
後半戦ロスタイム。せめて一矢報いるために、それとも本気で追いつくためにだろうか。
新田は複数のマークを払いのけるように、ツートップの片割れ、栗栖へとボールを繋ごうとする。
長野「無駄だ新田。もう諦めろ!」
中里「勝負とは時に残酷なものなり…」
岩見「いくらお前が巧かろうとコレだけ囲まれてりゃどうしようもないさ」
新田「栗栖にパスを…栗栖にパスを〜っ!」
早田「(あいつ……泣いて……)」
特訓の成果もろくに発揮できずに、惨めな3連敗。負けず嫌いの精神を糧に成長してきた新田にとって許しがたいことだっただろう。
目尻を悔しさでにじませながら、新田はシュートのような速度のあるパスを前方に放り込む。
栗栖「(新田さん……くそぉ〜〜〜〜〜〜〜っ!!)」
514KB
(08:00PM - 02:00AM の間一気に全部は読めません)
続きを読む
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
名前:
E-mail
(省略可)
:
0ch BBS 2007-01-24