キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】
1 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/24(火) 17:11:57 ID:9DZAwbwM
この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。
そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。
恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張りま・・・・・・すよね?
160 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 17:37:04 ID:???
普通にパルメイラスが勝ったか?
161 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 18:11:04 ID:???
サンパウロはFWとDFとGKが、パルメイラスはDF二人が活躍だから、
0-1をひっくり返したとはちょっと思いがたいねえ。
162 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:14:28 ID:???
どうも、心身ともに宜しくなかったので更新に間が空きました。
今日からちょっとずつ投下を再開させて頂こうと思います。
どうぞよしなに
163 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:15:30 ID:???
[活躍した人]
サンパウロ : ペペ、アマラウ、レナート
パルメイラス : アレクセイ、ブランコ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バンビーノ(確かに最低限知りたかった事は判った…
だが折角だ、この試合は最後まで観せて貰うとしよう。)
ここまで何のかんのと、肩肘を張って観戦していたバンビーノ…
だが前半に観たストラットのプレーは、彼の鬱屈への答えの一つに成り得た。
故に、少なからず心も身体も軽くなっており、ここからは純粋に試合を楽しみたいと思えたのだ。
バンビーノ(前半戦はほぼ互角だったが…ゴール前の攻防でパルメイラスが勝っていたな。
特にパルメイラスの最終ラインはまだ余力を残していそうだ…。)
バンビーノが抱いた率直な感想は、そのままスコアに反映されている。
ここからサンパウロがどう挽回していくのか…
特にストラットとツバサがどんなプレイを見せるのかに、バンビーノは胸躍らせる。
チャーリー「さぁハーフタイムも終わり、両チーム選手が再びフィールドに戻りました。
前半戦はパルメイラスが貴重な先制点を奪い、1点のリード!
果たして後半はどんな展開が待っているのか…まもなく試合再開です!」
ピイィィィィィィィィッ!!
後半のキックオフはパルメイラスからであった。
前半終盤のゴールと、メガロゾーンシュートを森崎に届かせず止められた事…
この二つの点は、サンパウロの勢いを失速させる大きな要因になり得る所と思われた。
164 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:16:49 ID:???
トニーニョ「だからこそ…後半開始早々に止めを刺す!」
ネイ「後半はずっとお寝んねしていろよっ!」
後半開始の笛が鳴るや否や、前半最後の勢いをそのままにトニーニョとネイが飛び出した。
パルメイラスコンビと呼ばれるこの二人は、のっけからその高速パスワークを見せようと言うのである。
ストラット「チッ、流石に!」
ペペ「悔しいが息が合ってやがる…!」
派手で少々危ういプレイと地味で堅実なプレイ・・・
そのスタイルは正反対であるが、彼等は足の速さもボールタッチの巧みさも、ほぼ同等の実力を持っている。
そしてこの正反対な二人は何かとウマが合い、互いに無い物をフォローし合える所があった。
そんなトニーニョとネイのコンビプレイは、間違いなくジュニオールでも有数の質を誇っていた。
これにより、サンパウロは中盤までもがキリキリ舞いになると思われたが・・・
翼「(悪いけど、今日はそいつは通用させない・・・)バビントン、マウリシオ、手筈通りに!」
バビントン「オッケー!」
マウリシオ「頼いますよっ!!」
サンパウロMFに混乱は全く見られず、むしろ機能的に動き始めた。
翼の号令から、バビントンとマウリシオの二人が同時に仕掛けたのである。
しかもパスコースに割って入るのではなく・・・バビントンはトニーニョに、マウリシオはネイに向かって行った。
165 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:17:53 ID:???
トニーニョ「ムッ・・・!?」
ネイ「何のつもりだっての!」
戸惑う二人・・・この時、広く見渡せていた彼等の視野は、目の前に迫る敵とボールのみに狭められた。
その事が、巧緻であったパスワークを僅かに粗雑な物へと変え・・・
翼「でやあぁぁぁぁっ!!!」 トンッ
狙い通りに事が運んだと言うのだろうか? 翼がドンピシャリのカットで止めてみせたのだった。
ここから暫しサンパウロのペースで試合が進む事となった。
ペペ「オレを止められるかっ!」
チャーリー「出た、ペペくん得意の南米式ドリブル! 実に巧くアウトサイドを使います!
加えてあの柔らかい足首がボールの軌道を無限に変えては為す術がないーー!」
この日のペペは絶好調らしく、動きが冴えに冴えていた…。
スピード、反応共に翼に負けていないと思うほどに。
翼(いいぞぺぺ…これならオレも!)
更にトニーニョらのお株を奪う翼とのコンビプレイが、パルメイラスの中盤をキリキリ舞いにさせ…
その結果として森崎のゴールを割る機会が訪れる事となった。
166 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:19:04 ID:???
バビントン「ツバサ!!」 シュパァァァン!
翼「よし……いくぞ、スカイドライブっ!!!」
森崎「チィッ…!!!」
サイドチェンジからノータイムで、バビントンがスピードに乗ったクロスを放つ。
この抜群のコントロールクロスに対して翼がスカイドライブで合わせた。
バチィッ!!!
森崎全力のセービングは、これをキャッチ出来ないまでも撥ね返す事に成功するが…
不運な事に、こぼれた球はストラットへと転がっていった。
当然ここはメガロゾーンシュートの体勢を取られる。
アレクセイ「チッ、今度もオレが止めてやるよっ!!!」
ストラット「そんな甘い考えは・・・・・・消し飛ばしてやるっっっっっ!!!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォッ!!!!!
懸命にブロックに入るアレクセイ…だが、ここはストラットの言う通りだった。
アレクセイ「グアァァァッ!!!」
森崎「ちっ…くしょおおっっ!!!」
至近距離…PA内で放たれたこの超ユース級のシュートは、アレクセイは勿論のこと…
体勢を無理に立て直し、再びのセービングに跳んだ森崎をも吹き飛ばしてゴールを決めたのである。
こうして後半12分、サンパウロが同点のゴールを上げたのだった。
167 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:20:21 ID:???
その後も暫くはサンパウロのペースが続いた。
ペペが更に増して調子を上げ、パルメイラスの守備を撹乱し続けたからである。
追加点取られずにやり過ごせているのは、アレクセイの奮闘も然ることながら…
ゴールを奪われれば奪われるほど強くなる、森崎の粘りが大きかった。
またパルメイラス攻撃陣も、ペースを狂わせられながらも高い攻撃力でサンパウロゴール前に幾度か到達した。
しかし…
アマラウ「ヘディングの使い手か…幼少の頃から変わらぬなぁ!
あの頃もから、どいつもこいつもオレの前に平伏してきたわっ!!」
ガコオォォッ!!!
サトルステギ「ま、またか!? なんで通用しねぇんだ……!」
アマラウ「貴様如きのヘッドは通用せん…さあその抵抗、いつまで続くかぁ?」
火力だけなら間違いなくパルメイラスでも一番……である筈のダイナマイトヘッドが全く通用しなかった。
上げども上げども、アマラウが実力の差を見せつけるかのように叩き落としまくる…
これではパルメイラスの選手達とサポーターの鬱憤が溜まるばかりであった。
トニーニョ「うおぉぉぉぉっ!!!!」
ネイ「おおぉぉぉぉっ!!!」
やがてパルメイラスはサトルステギを諦め、トニーニョとネイを中心のフィニッシュに切り替えていく。
・・・しかし残念な事に、それらも首を傾げる程サンパウロに通用しなかった。
168 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:21:48 ID:???
パコン ペチン
コルコバード丘のキリスト像を想わせる雄大な構え…
……というか、どうみてもそのレプリカである石像がボールを撥ね返すのだ。
…というか、ドライブシュートが石像に当たって撥ね返っただけ。
ストラット「ナイスだレナート、突っ立ってるだけだがポストよりマシだぜ!」
レナート「………」
彼…いや、コレはレナートと言った。
その名はラテン語のレナトゥスに由来し、再生 (reborn)…或いは王(rey)と誕生(nato)を意味する。
故に想像は易かろう…即ちコレはブラジル国民から聖人の生まれ変わりと認識されており、GKとして
FIFAに正式認定されている、世界で唯一無二の石像でもあった。 スタンド能力を与えるとか、そーゆー事実はない。
ちなみにサンパウロ市では名誉市民として登録されていたりする。
(※健常者が書いた文章です。)
トニーニョ「クソっ、流石レナート…シュートが引き寄せられていく気がする。」
ネイ「ああ、やけに高確率だ…今日は御利益のある日らしいな。」
森崎「クソっ、レナートめ…! オレの寝釈迦以上に神々しいとは許すまじ!!」
バンビーノ(見てない…オレは何も見なかった。)
(※スレ主はストレスで少しおかしくなりました。)
169 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:23:02 ID:???
意味は不明であるが、ともかくとしてパルメイラスの攻撃は通じる気配を見せない。
このまま流れはサンパウロへの一方通行になるかと思われた…
…が、その流れが変わったのは、後半29分のこの場面からである。
ペペ「今度こそってやつだっ!!」 ザシュッ
ブランコ「げぇっ、また…!!」
アレクセイ(クッ!)
何度目か判らないペペのサイド突破が、ブランコの甘い守備を再び振り切りつつあった。
これに対して痺れを切らしたアレクセイがペペに向かおうとする。 しかし…
森崎「行くなティアーゴ、中が空く!! それに…」
アレクセイ「!」
ゴール前の守備が手薄になる事も当然の理由にはなるだろう。
だが森崎がここでティアーゴを窘めたのは、もう一つの理由の方が大きかった。
森崎「いい加減、テメーのケツはテメーで拭かせろ! なあ! 見せてみろよオルテガァッ!!!」
ブランコ「!!」
パルメイラスの守備の柱は森崎とアレクセイであり、他のDF等は二人に比べれは大分劣る…それはいい。
だが頼りになる存在である二人を最初から当てにし、自らのプレイを縮み込ませているようでは困るのだ。
たとえ一歩二歩劣っていようが、必死なプレイはチームを一つの目的へと向かわせる。
全員が必死になる事がチームを一体し…そう、グルーブ感のような物をもたらし、それが大きな勢いとなる。
故にこそ、闘いの中においては味方に対しても甘さを排さなければならない。
170 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:24:21 ID:???
・・・これが、森崎がブラジルにて…いや、パルメイラスで得た最たる物であった。
思い返してみれば、それはかつての南葛が持っていた強さと同種の物である。
森崎は本能で行ってきた自身の行動を、ブラジルでは論理として理解したのである。
…ただ逆に言えば、これを理解して受け容れなければ、翼のサンパウロとは闘いにならなかった経緯を意味している。
ブランコ「ふんぬーーー!!!」
ペペ「ウゲッ!? 抜いたのに、おま…」
ザシュウウウッ!!!
森崎の苛烈な檄に応えるかのように、強引に態勢を立て直してタックルを繰り出したブランコ。
この二段タックルが、クロスを上げようとしていたペペのボールを見事に刈り取った。
森崎「ほれ見ろ、やりゃあ出来んだよ!」
ブランコ「も、モリサキ・・・へへ。」
森坂「オラオラ、もっとライン上げてけティアーゴ! キーガンも!
テメーらの後ろにもう一人いる事を忘れんじゃねえぞ!!!」
トニーニョ「・・・ったく、これだ。」
アレクセイ「1点取られといて調子にのんじゃねーよ。(・・・とは言っても)」
キーガン(・・・モリサキが2点以上取られる姿はここ1年見ていない。)
アレクセイ「よし、守備ライン上げてくぞ! 押し返せ!!!」
パルメイラスの守備が高くなり、戦術云々ではなく中盤圧縮によりプレスが効き始める事となった。
これによりペペの突破が通用しなくなり、サンパウロのリズムが徐々に狂い始める。
そんなサンパウロはミドル距離からのシュートで攻め立てようとするが・・・
171 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:25:44 ID:???
翼「フライング・ドライブシュートだあぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
ストラット「メガロゾーンシュートおぉぉぉぉっ!!!!」
森崎「そう何度も決めさせて堪るかぁぁぁぁっ!!!!!!」
バンビーノ「こ、これは・・・」
少年サポーター「これがモリサキの粘りだよ! 1点は奪われても、それ以上は許さない・・・
追い詰められれば追い詰められるほど、動きがどんどん良くなるんだ!!」
バンビーノ(確かに・・・このプレッシャーに心折れるどころか、確実に反応が鋭くなって・・・
驚異的な勝利への執念と認めざるを得ないか・・・?)
獅子奮迅と言いたくなる程に止めまくる森崎の姿。
いつネットを揺らされてもおかしくない程のシュートの嵐に対し・・・
サポーターすらも、スリルを愉しむかの如く熱狂を増していく。
少年サポーター「いいぞー! これがボク達のSEパルメイラスだっっ!!!」
そして後半43分・・・この試合に来るべきクライマックが訪れる。
172 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:27:08 ID:???
森崎「っしゃあ!! ここしかねえ!!!」 ダァッ!
ネイ「ここしかねえ、じゃねーよ!!」
トニーニョ「博打を打てるカードじゃないだろう!!」
1−1という膠着を最後の最後で打破する為、森崎が再びのドリブルを敢行した。
残り体力もほとんど無く、完全に一か八かのギャンブルだったのが実情だったろう。
顔の形を変えるくらいに驚き、ツッコミを叫ぶフィールダーの様子からも、それは明らかだった。
オルヘス「アホかっ、早く出せ!!」
森崎「判ってるっつーの。」 チラッ
オルヘス「あん・・・?」
パスの体勢に入った森崎が一瞬だけ視線をスタンドに移した。
これをオルヘスが見逃さなかったのが試合の決め手だった。
オルヘス(い、イリアーヌ・・・!? あの目! あの表情!)
森崎の視線の先には一人の少女の姿があった。
彼女は森崎に視線を返す・・・どころか、ずっと森崎の事を見詰めているのが判った。
それだけではない、頬は紅潮し、視線は羨望を飛び越した何かを雄弁に語っているではないか。
オルヘス(そいつが意味するものわああああ!!!!)
彼女にぞっこん愛ラブジュテームだったオルヘスは、その瞬間に血の涙を流した。
173 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:28:20 ID:???
ヒュルルルル・・・
バコォッ!!!
オルヘス「ぶひっ!!!」
森崎「おい、何やってんだオルヘス! お望みのパスだってのに!!!!」
いつの間にか森崎が出していたパスが、この状態のオルヘスの顔面に見事にヒット!
憐れこぼれ球となり、パルメイラス最後のチャンスはこれにて潰え・・・
オルヘス「ざけんなあぁぁぁぁぁっ!!!」
ペペ「うわっ!?」
バビントン「何だ、こいつの気迫・・・!」
森崎「あり?」
いや、潰えなかった。
フォローに行ったバビントンらを押し退けて、オルヘスが自らのミスを自らフォローしたのだ。
サポーターはこの珍プレーに対して反応を困らせたが・・・事態はこれで終わらない。
オルヘス「許さねえ」 ブツブツ
そのままドリブルで攻め上がるオルヘス。
ネイ、トニーニョらも最後のチャンスとばかりに同調し、前線へと駆け上がる。
174 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:29:57 ID:???
トニーニョ(よしっ!)
ネイ(来い、ガイアーナ!)
アマラウ(フンッ、跳ね返してやるわ・・・!)
ドトール(身の程を知れ・・・)
当然ながら自分達へのラストパスを予想し、然るべき位置に走り込むトニーニョ達・・・
また彼等に来る事を予測し、こちらも万全の守備位置を確保するアマラウ達・・・
全てが観客にとって重大なフェイクとなってしまった。
ボゥ・・・・・・・・・
ドリブルをしているボールに森崎の顔が浮かび始めるオルヘス。
流れる血の涙が見せた幻覚・・・だがそれが、オルヘスに力を与えた。
オルヘス「オレの血の涙を・・・飲んでみろおぉぉぉぉっ!!!!」
森崎(誰が!?)
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォッ!!!!!
トニーニョ(シュートじゃない!?)
石崎「その位置からかよぉ!?」
ラストパスは放たれなかった。
放たれたのはオルヘスのランニングシュートだったからである。
175 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:31:17 ID:???
守備の意表を突いたそのシュートは、DFの隙間を次々にすり抜け・・・
ドシュッ!!!!
オルヘス「名付けてブラッディー・ティアーズシュート・・・またの名をモリサキ・キリングショット。」
サンパウロのゴールネットに突き刺さってしまったのだった。
試合終了直前、勝敗を決める2点目をパルメイラスが遂に奪ったのである。
殊勲の追加点を上げたオルヘス・・・
彼を祝福に行ったパルメイラスメンバーが、その異様な様子にドン引いたのはここでは記さずにおく。
(オルヘス「次はテメェーの番だ、モリサキ・・・!!!」)
そして・・・
ピッ ピッ ピイイイイイイイイイイイッ!!!!
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
チャーリー「試合終了ーーーッ!! パルメイラス、今回のショキ・ヘイを制したのはパルメイラスです!!
最終スコアは2−1、しかも試合終了直前まで1−1という互角の激戦でした!!」
「いいぞパルメイラスーー!」「ネイー!サイコー!!」「モリサキ、お前達ならやれるぞーっ!」
「・・・・最近押され気味じゃね?」「選手達の出来はいいのに、あと一歩・・・」「つかパルメの奴等の執念がさ・・・」
176 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:32:18 ID:???
チャーリー「さて、この代に変わってからのショキ・ヘイの戦績は、これでパルメイラスの3勝4敗2分・・・
今年に入ってからは1勝1分ですからね、どうやらパルメイラスの勢いは本物と見て間違いないようでしょう。
来年に開催される全国規模のカップ戦・・・リオカップでは、名門サンパウロだけでなく古豪パルメイラスの
活躍も期待出来そうです。 是非とも他州の強豪チームに実力を見せ付けて欲しいと思います。」
実況も締めに入っており、今日の熱戦もこれで幕が下りようとしている。
両チームの選手達は対照的な面持ちでフィールドを去り、サポーター達も同様だった。
そんな中、結局最後まで試合を観てしまったバンビーノは、未だ席から立てずにいた。
バンビーノ(血が沸騰するような物を見せられてしまったな・・・)
彼は興奮を覚えていた。 カルチョをしたいという欲求を覚えていた。
数多の事情から、と心に躓く物の少なくないブラジル訪問・・・しかし、それを吹っ切らせる物が確かにあった。
恨み辛みの深い親友ストラットとの一方的な邂逅は、自分にとって有用な時間であったと断言出来そうである。
バンビーノ(さて、良い試合を観たお陰で気分がハイだぞ。 これからどうしよう。)
A 「ではホテルにチェックインしに行くとしよう」
B 「このままサンパウロの控え室へ特攻だ!」
C 「スタジアムとその周辺を少し練り歩いてみよう」
D 「ではイタリア人らしくナンパでもしに行くか」
E そ の 他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
177 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:34:41 ID:ShYviHN6
C
スレ主の情熱(主にオルヘスとレナートに対する)は伝わったw
ゲーム的にはむしろ不利になったかもしれないけど、いいJOKERだったねw
178 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:34:59 ID:94Ddg4qI
A
179 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:40:05 ID:???
レナートの活躍ってそういう事になるのかwwwwwwwww
180 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:42:56 ID:UAONT+ww
D
ネイかオルヘスにならこの選択肢で会えると思うなw
181 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:44:02 ID:mpe1fkjE
C
182 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:45:11 ID:???
レナートでこれだとメオンはいったいどうなってることやらw
183 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:47:07 ID:???
ブラジルのGKといえばタファエルはここでは登場するのかな?
184 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:52:23 ID:???
誰も触れないけどジウは結局、ベンチに居るのかそれともユースに上がれなかったのどっちなんだろう・・・
185 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 20:09:48 ID:???
>>177
ありがとうございました、パルメイラスの選手達をここで描写するのは大きな予定外でしたw
けれども楽しく書けて私的には満足しております。
>>179
今回のJokerで一番得したのはレナートですね。
能力に関係なくシュートを止めるご利益技、悟りセービング使いとなりましたのでw
>>180
実に面白い・・・!
>>182
メオンですか・・・いましたね、そういう中の下クラスのボスが(笑)
描写する事になったら考えます!
>>183
ブラジル関連については、あまり深く掘り下げない予定です。
>>184
サンパウロのトップチームにまで上がったジウは当然ベンチにいますよ!
この作品で描写があるかは・・・今のところ予定にないです!
186 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 20:10:55 ID:???
> C 「スタジアムとその周辺を少し練り歩いてみよう」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バンビーノ「少し・・・余韻に浸るのも悪くないかもな。」
直ぐにホテルへ向かおうとも思ったバンビーノだが、やはり思い留まった。
スタジアムを簡単に後にしてしまうには、少々勿体無い気がしたのだ。
このエスタジオ・ド・パカエンブーは、サン・シーロを知るバンビーノから見れば確かに中小規模である。
しかしサポーターの熱気はミラノ10万人のそれに引きを取っていなかった。
流石はサッカー王国と呼ばれる国だと思うに十分だった。
バンビーノ(スタジアムと、その近くを少し回ってからでも好い・・・ホテルは逃げやしないからな。
きっとオレ以上に試合の余韻に浸ってる奴等も沢山居るだろう。)
こう決めるとバンビーノはようやく席を立った。
そして充足感を友にスタンド出口へと歩き出したのだ。
先着で
★何かに巻き込まれるかな?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《JOKER》 只ならぬ気配・・・! サイボーグかと疑うほど筋肉の締まった少年と、もう一人・・・
《K》 只ならぬ気配を醸し出す少年がいる事に気が付いた。
《Q》 サイボーグかと疑うほど筋肉の締まった少年の姿に気付いた。
《10〜J》 近くの飲み屋で祝杯に巻き込まれた。
《8〜9》 ???「あの・・・貴方はもしかして?」 女性に声をかけられた
《6〜7》 ドンッ 余所見をしていたら人とぶつかってしまった。(※ハートとそれ以外で結果が異なります)
《5以下》 特に何もなし
《クラブA》 ???「あら、バンビーノ」 バンビーノ「失れ@・・・んな!? 何故キミがここに!?」
187 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 20:11:36 ID:???
★何かに巻き込まれるかな?→
クラブ3
マモノ引きたいなあ(おい
188 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 20:24:38 ID:???
何にもなーいなー
…という所で本日の更新を終了致します。
次回はバンビがストラットを訪ねる所からになります。
明日は恐らく更新出来ず、明後日以降も微妙かもですが…
189 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 20:27:04 ID:???
乙でしたー
190 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 20:50:32 ID:???
乙でした
やる夫板IIの「やる夫で学ぶJリーグの旅ワールドツアー」でセリエAの凋落をやっていて、
三杉達のことを読んだ後だったので興味深かったです。
191 :
森崎名無しさん
:2012/02/08(水) 20:29:11 ID:???
あのスレは勉強になるよな
伝説のジャパニーズゾーンプレスに本ネタが存在したとか全然知らなかったし
192 :
森崎名無しさん
:2012/02/08(水) 20:39:02 ID:???
マジでジャパニーズゾーンプレスに元ネタがあるの!?
193 :
森崎名無しさん
:2012/02/08(水) 22:11:51 ID:???
賀茂さんの元ネタを辿っていくといいよ
194 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/09(木) 12:08:22 ID:???
>>190
乙感謝です。 なんじゃろなと思ってスレを見にいってビックリしました。
サッカーの現代史がとても良くまとまっているし、しかもエンターテイメントな面白さで読ませる凄さ。
私も(三杉、アナカンの為に)本を読んだり時間かけて調べたりしましたが、あのスレを読んでおけば
そんなに調べる時間を取らなくても良かったんじゃないのかと…
セリエAの凋落の話は私も昨日興味深く読みました、wikiの方に推薦スレとして紹介したいくらいです。
>>191-193
加茂監督については、私もどう評価して良いか困るお人です。
ゾーンプレス≠ニいう単語を広めた罪は以前に作中で述べたと思いますが、観客側が未熟だった当時において、
戦術という物を人々に意識周知させるには、キャッチーな単語作りでもないと無理だったのかなぁ…と。
加茂さん→岡ちゃんの流れは胸熱。
それはそうと、日本代表監督の事も調べると結構ハマりますよ。
アジアで勝つ事を目標にしていたオフト監督。(アナカンでも登場予定です。)
時間が無くて一つの形のチームしか作れず、最後のイラン戦では怪我等で選手皆ボロボロだった事とか…
代表選出基準や起用法は良いけど戦術がフリーダム杉たファルカン監督・・・と同じ轍を踏んだジーコ監督。
ジャパニーズゾーン加茂監督は言うに及ばす。
ああ、そう言えばあのスレで一番面白かったのはトルシエ監督に関する記述でした。
以前戦術を調べていた頃、トルシエ監督の4年間の采配経緯は正直ツッコミが多いと思ったのですが・・・
(特に3−4−1−2という時代の先端から取り残された戦術を、日本の基準として定着させしてしまったのに、
その後欧州に移ったら一瞬で4−2−3−1に鞍替えしたりとか、許しがたいと思ってました。)
日本サッカー界の発展(育成、戦術周知など)には物凄い足跡を残しているんですね。
物事を一面だけで判断してはいけないと反省しました。
195 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/09(木) 12:09:58 ID:???
>>189
あやや、すみませんコピペミス。
乙感謝でぇーーーーす!!
196 :
森崎名無しさん
:2012/02/09(木) 20:49:55 ID:???
トルシエさんは仕事はしてたよ!
ただ中田英俊と言う兵隊を使いこなせず爆死しただけだよ!
…ヒデトシ呼ばなきゃ良かったんじゃね?は禁句。
197 :
森崎名無しさん
:2012/02/09(木) 20:53:24 ID:???
歴代日本代表監督を突っついて遊ぶスレはここですか。
岡ちゃんは采配とか人格とかそういうものはすべて置いて、
彼を取り巻く運命というものに思いをめぐらさずにはいられないよねw
「外れるのはカズ、三浦カズ」とか「岡ちゃんごめんね」とか
198 :
森崎名無しさん
:2012/02/10(金) 22:37:55 ID:???
オシム監督を惜しむ
199 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 13:50:21 ID:???
>>197
befor
/´ ̄ ̄ ̄`ヽ
/ _,ァ---‐一ヘ
i / |
| 〉 / \|
| | |
ヤヽリ −[ (・)][(・)]
ヽ_」 つ|
| __)
| □□
| /
after
|ツ ヾ\{ (⌒\;;;;;;;;,, ,,,,;;;;;;;;;;:' //ミっ}
i 仆、\\_,ゝ、 \__ ____ //!シ /
{ 、{ `r‐-、/´,.\ \ー====f'" ,..r―r-、`゙ソノ レ'i }
、 Y ゝ、 \ \ \ ̄ {_ `==≠' /⌒)| ノ
\| ( \ \ \ \ ゙=====≠ / |/
、 \ \ 丶、 \ \ / { /
人 \ \ ` ̄`゙ `ー-┘ |/
( {::ハ /\ \ }
ハ!:::\! .:: \ }ヽ,
}::::\:::::\ \ /::;ノ
〈:::::::::ノ/ ̄\ |::ィ
岡ちゃんは物凄く頭の中で考えている人だと思います。
200 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 13:52:04 ID:???
>>196
トルシエは若く日本は幼すぎたんや
>>198
アンザ・・・オシムジャパンを見たいです、今からでも
=============================================
> 何かに巻き込まれるかな?→ クラブ3
> 《5以下》 特に何もなし
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ザワザワザワ
先程までの血走るような声援は既に無く、今は祭りの後の賑やかさが少しずつ小さくなっていくのみ。
スタジアムを埋め尽くしていた3万弱の人々はこれからまた仕事に戻ったり、或いは馴染みの酒場で祝杯を挙げるだろう。
…そんな事を想像しながら、バンビーノも緩やかにスタジアムの出口へと向かっていく。
バンビーノ(雰囲気だけで満足するべきかな。)
正直彼もその祝宴の中に混ざりたい、今の興奮を誰かと分かち合いたい気分ではあった。
しかし何分ここはブラジル。 知人もない、地理にも乏しいアウェイである。
下手にトラブルに巻き込まれ、本来の目的を達成する事が出来なくなっては敵わない。
…となれば、理知的な彼が自らの行動を自重するのは自明の理であった。
201 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 13:53:18 ID:???
特別な注意を払う事なくバンビーノはスタジアム周辺を闊歩し、それなりの満足を得ながら去った。
同じ場に存在していた、比較的近しい運命の者達と邂逅する事はなかったのである。
陽子「2−1ね…うん理想的理想的、プロジェクト・カウンターウイングは順調この上無しだわ。
石崎くんにも見せ場あったし、兄さんへの風当たりも弱まりそうね。」
カルロス「あれが日本人でありながら、サンパウロでキャプテン兼エースを担う実力者のツバサ・オオゾラか。
確かに噂は本当だったな…パルメイラス共々手強い相手になりそうだ。」
ヒノ「ふぅん、なるほどな…。 イタリア然りブラジル然り…確かにあの世代の日本人は手強そうだ。」
マチルダ「ほほう、貴様からそんな言葉が漏れるとはな。 臆したか、リョーマよ?」
ヒノ「ジョーーーダン! 叩きのめす悪が多少は歯応えありそうなのが嬉しいだけだっての!」
コインブラ「あれがスーパーストライカーに最も近かったと言われるトスタンの愛弟子…?
ツバサ・オオゾラ・・・どうやら時間を無駄にしたな。 所詮 噂など当てにならないという事か。」
202 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 13:54:24 ID:???
――翌日、バンビーノは朝も早くからホテルを出た。
目的地については述べるまでもないだろうが、無論サンパウロ(ジュニオール)のクラブハウスである。
バンビーノ(試合の翌日だろうし、まず休息日だろう…少なくとも本格的な練習は無い。)
反省会、ミーティングについても昨日中に終えているだろうから、人と会うには最適日と思われる。
アポ無しのバンビーノにとって天啓とも言えるサンパウロのスケジュールであった。
特に迷うことなくクラブハウスへと辿り着いたバンビーノ。
コンシェルジュへと向かおうとすると、先に練習グラウンドが目に入った。
何人かがボールを蹴っている。 昨日の試合で観た顔だった。
バンビーノ(奴等は確か……)
ペペ「ほらほら、そっちじゃねーよ!」
石崎「そそ、そんなこと言ったって…ちくしょおっ!!」
バビントン「イシザキ、またボールばかり見ているよ! もっと全体像を見て!」
ペペがアタック、石崎がディフェンスで1対1をやっており、バビントンが外からコーチングしていた。
どうやらペペとバビントンで石崎をコーチしているようである。
石崎は散々にキリキリ舞いにされ、その度に二人がかりで説教されていた。
203 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 13:55:46 ID:???
バンビーノ(昨日あれだけの試合をしたばかりで、よくもまあ熱心にやる。)
石崎は目に見えて明らかに実力が劣っているが、何度やられても立ち上がり続けている。
失敗に堪えて喰らいつく根性は立派な物だし、それに付き合うコーチの二人も見上げた物だ。
バンビーノは思わず感心を覚えていた。
バンビーノ(…っと、そうじゃない。 オレはストラットと話しに来た筈だ。
どうにかして呼び出さないといけないんだが…。)
A コンシェルジュに向かう
B その辺を歩いている人に片っ端から声をかけてみる
C グラウンドの3人に声をかけてみる
D 直感の赴くままに探し回ってみる
E ここは潜入だ、自力でストラットの部屋に入り込んでやるぞ
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
204 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 14:03:10 ID:In40e5I2
C
205 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 14:03:30 ID:L7pizZzM
C
206 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 14:37:53 ID:???
> C グラウンドの3人に声をかけてみる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
察するに自主的な練習をしていると思しきグラウンドの三名。
彼等にストラットを呼び出して貰えないだろうかと、バンビーノは考えつく。
バンビーノ「(そうと決まれば…)おーい、済まない! ハロー、ハワユ、ボンジョルノ!」
バンビーノはグラウンドに向けて大声を張り上げた。
その結果…
先着で
★バンビーノが命ずる…ストラットを連れて来い→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 Yes, My Lord
《ハート》 オレ達に勝ったらストラットを呼んでやんよ
《スペード》 一瞥の後にヌルー
《クラブ》 ペペと石崎がケンカを始めて耳に入ってない
《クラブA》 不審者として丁重に通報されますた
《JOKER》 陽子「あれ、貴方はもしかして…」 石崎「よよよ、陽子さん! そいつ誰なんですかぁー!?」
207 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 14:39:11 ID:???
★バンビーノが命ずる…ストラットを連れて来い→
ダイヤ5
208 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 16:35:20 ID:???
> バンビーノが命ずる…ストラットを連れて来い→ ダイヤ5
> 《ダイヤ》 Yes, My Lord
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バンビーノ「WRYYYYYYYYYYYYYY!!!」
バビントン「え……?」
グラウンドの外からバンビーノが投げた声はバビントンに気付いて貰え…
幸いな事に彼からは痛いサポーターと思われなかったようで、フェンスまで歩き寄ってくれたのだった。
バビントン「どうしました、トップの練習の見学ですか?」
バンビーノ「ああ、いや…チェザーレ・ストラットに会いに来たんです。
オレはジョバンニ・マンフレディーニ、以前ミランでチームメイトでした。」
バビントン「ストラット…? ミラン…?」
バンビーノの言葉に、バビントンの表情は見る見る怪訝と驚きのハーモニーを奏で始める。
そして『ちょっと待って』と一言告げると、グラウンドでまだ1対1を続けている二人に声をかけた。
バビントン「ペペ、イシザキ、一旦ストップ! こっちへ来て!!」
209 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 16:36:20 ID:???
石崎「ゼーゼー な、なんだぁ…?」
ペペ「さてなあ…。 それより今の悪くなかったぞ、その感じ忘れるなよ。」
石崎「サンキュ……ウプ…」 ゼーゼー
バビントンの声で練習はストップし、二人もフェンスまでやって来た。
ペペ「どしたんだよ、バビ?」
バビントン「うん、いや…なんかストラットにお客さんなんだけど…昔のチームメイトだって。」
ペペ「え、マジ!? ストラットに客とか珍しいどころじゃなくてチームメイト! えっとアンタ?」
バンビーノ「あ、ああ。 オレは…」
石崎(ゼーハー)
今ほどバビントンにしたのと同じ自己紹介をするバンビーノ。
やたらと『へー!』だの『ミランってホントかよ!』だのと興奮するぺペに、若干後退(ずさ)りを余儀なくされる。
しかし怪しまれるというよりも、言葉通り珍しがられているのは判り、多少あった緊張も解れていった。
どうやらこのペペという人物は人懐っこい性質らしく、警戒心を解きほぐす空気を持っているらしい。
ペペ「いやいや、ストラットの過去って謎だったんだよ…アイツ、自分の話はしないしさ。
もう少し懐に入り込んでやりたいと思ってたし、こいつは渡りに船。 歓迎するぜ。」
バビントン「はは、喧しくて済まない…とにかくそういう事だから。
今日はオフだからストラットもクラブハウスに居る筈だよ。」
バンビーノ「そうか…グラッツェ、感謝する。」
210 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 16:37:30 ID:???
バビントン「とにかくストラットを呼んでくるからハウスのロビーで待っていてくれるかい?
マンフレディーニさんが来た…と言えば良いかな?」
バンビーノ「いや、バンビーノが来た…の方が良いかな。 その方が判るだろう…。」
バビントン「オッケー、それじゃあペペ達はバンビーノをロビーに案内しておいて。」
ペペ、石崎「ラジャ」
テキパキと指示を済ませ、ハウスの方へ走っていくバビントン。
この気遣い力は女子の心をガッチリ掴んで話さないこと請け合い、男でもある意味惚れる勢いだった。
しかしバンビーノはノンケなのでキュン≠ニいう事はなく、低調にロビーへと案内される。
そして暫しストラットが来るのを待つ・・・
先着で
★待ち人来る・・・来ず?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 翼を伴なってストラットが降りてきた
《スペード》 ストラットが一人で降りてきた
《クラブ》 マウリシオ「あーん? 見ねえ顔っすね・・・誰てめえ?」
《クラブA》 ロベルト「ウホ、いい男。」
《JOKER》 ドトール「今朝は普段よりも爪が伸びていると思っていた・・・」
211 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 16:38:38 ID:???
すみません、
>>210
は無し、コピペミスです
212 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 16:39:49 ID:???
[
>>209
の続き]
話は特に抉(こじ)れる事なく進み、どうやら無事ストラットとの面会は成立しそうである。
しかしここで類人猿のKY(空気を読めない)が発動する。
石崎「おうとも、折角だから皆でコーヒーでも飲もうや。 そうと決まりゃ、ストラットを呼んでくるぜ!」
朗らかな笑顔なので憎み難いが、それはちょっと困る話だ。
ストラットとの間で卓を囲むには、その前に重苦しい話を乗り越える必要がある。
そしてそれは二人きり…出来る限り1対1で話したい内容だった。
バンビーノ「あ、いや、それは……」
バビントン「先走らないでイシザキ。 ディフェンスと一緒だよ、直ぐに足を出さないの。
昔のチームメイトがわざわざイタリアくんだりから尋ねて来たんだ…
先ずは二人で積もる話っていうのが筋だろ?」
石崎「うぇ、あっ、いっけねえ…!」
ペペ「ったく、仕方ねえなあイシザキは。」
バンビーノ(お気遣いの出来るジェントリスタ…!)
しかしそこはバビ様、空気を読む事に関しては第一人者。
早まった石崎をシッカリと制御し、バンビーノの望む状況を(何も聞かずとも)セッティングしてみせる。
流石バビ様、オレ達の出来ない気遣いをやってのける、そこに痺れる憧れるぅ!
213 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 16:40:57 ID:???
バビントン「とにかくストラットを呼んでくるから、ハウスのロビーで待っていてくれるかい?
マンフレディーニさんが来た…と言えば良いかな?」
バンビーノ「いや、バンビーノが来た…の方が良いかな。 その方が判るだろう…。」
バビントン「オッケー、それじゃあペペ達はバンビーノをロビーに案内しておいて。」
ペペ、石崎「ラジャ」
テキパキと指示を済ませ、ハウスの方へ走っていくバビントン。
この気遣い力は女子の心をガッチリ掴んで話さないこと請け合い、男でもある意味惚れる勢いだった。
しかしバンビーノはノンケなのでキュン≠ニいう事はなく、低調にロビーへと案内される。
そして暫しストラットが来るのを待つが・・・
先着で
★待ち人来る・・・来ず?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 翼を伴なってストラットが降りてきた
《スペード》 ストラットが一人で降りてきた
《クラブ》 マウリシオ「あーん? 見ねえ顔っすね・・・誰てめえ?」
《クラブA》 ロベルト「ウホ、いい男。」
《JOKER》 ドトール「今朝は普段よりも爪が伸びていると思っていた・・・」
214 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 16:44:12 ID:???
★待ち人来る・・・来ず?→
ダイヤA
クラブA・・・狙い撃つぜ!
215 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 18:00:02 ID:???
>>214
うほ、実に惜しかったですね。
=============================================
> 待ち人来る・・・来ず?→ ダイヤA
> 《ダイヤ》 翼を伴なってストラットが降りてきた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
程なくしてバンビーノの前には見知った顔が現れた。
チェザーレ・ストラット…バンビーノに重大な負傷を負わせた張本人である。
そしてもう一人、昨日の試合の中で強い輝きを放っていた大空翼の姿もあった。
ストラット「バン…ビーノ……」
バンビーノ「ストラット…3年ぶりか。 それからツバサ・オオゾラだったよな?」
翼「ああ、宜しく。 旧友との再会の邪魔をして申し訳ないが、同席させて貰えないかな?
なにしろ君の名が出た時、ストラットの動揺が余りに大きかったものでね。
彼はウチの大事な戦力なんだ、揉め事が起きて貰っては困るんだ。」
どうやらここに降りて来るまでに軽い悶着があったようである。
保護者付きといった構えで翼がまずは釘を刺してきた。
しかしこれはバンビーノにとって都合が悪いという事ではなかった。
バンビーノ「構わない。 …オレにとっても二人だけで話すより良いかも知れないしな。」
特に話を騒ぎ立てるのではない、むしろ騒ぎにならぬよう監視者が同席するという事だ。
つまりバンビーノにとっても感情のギアを下げておく必要があるという事…。
色々と思うところが蓄積している彼にとっては、この閂はプラスになると思われたのだ。
216 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 18:02:29 ID:???
バンビーノ「サンパウロのエースはサッカーの腕だけでなく、キャプテンとしても優秀みたいだな、ストラット?」
ストラット「……………」
感情をざわつかせる事なく、バンビーノはストラットに軽口を投げる事が出来た。
ただしストラットにとっては針の筵である筈なので、今のがどう聞こえているかは不明である。
翼「とにかく自己紹介をしようか。
俺はツバサ・オオゾラ…知っているようだけどサンパウロ・ジュニオールのキャプテンだ。」
バンビーノ「ああ、挨拶が遅れて済まない。 オレの名はジョバンニ・マンフレディーニ…
A ストラットに選手生命が絶たれかける程のケガを負わされたMFさ。」
B ストラットの元チームメイトさ。」
C ACミラン・プリマヴェーラのエースさ。」
D アズーリに栄光を導く男さ。」
E 地球は狙われている。」
F そ の 他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
217 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 18:05:17 ID:VAj2/0I+
B
218 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 18:05:51 ID:GBnF4LBE
B
219 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 18:06:05 ID:1P5y2GcE
B
Eを選びたくてたまらないw
220 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 18:17:42 ID:???
F 天の道を行き、総てを司る男だ」
221 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 18:23:07 ID:???
F 二人で一人の、仮面ライダーだ」
222 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 18:31:44 ID:???
F カルチャトーレ全員と友達になる男だ!」
223 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 18:33:54 ID:???
C ハッハァー!エースだ!
224 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 18:40:45 ID:???
>>219-223
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \
| (__人__) | ・・・・・・・・・・・・・・・。
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ いや、こんな話ちゃうから
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
r、 r、/ ヘ
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
\>ヽ/ |` } | |
ヘ lノ `'ソ | |
/´ / |. |
\. ィ | |
225 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 18:41:52 ID:???
> B ストラットの元チームメイトさ。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バンビーノ「オレの名はジョバンニ・マンフレディーニ、ストラットの元チームメイトさ。
気軽にバンビーノと呼んで欲しい。」
翼「俺の事もツバサでいいよ。 宜しく、バンビーノ。」
挨拶のシェイクハンドを済ませると、翼は椅子に座って口を閉じる。
ストラットから自分の事を何か聞いたのかどうかは判らないが・・・その行動から、
どうやら此方の会話を邪魔するつもりはなく、監視役として徹底する意図が窺えた。
それではと早速本題に入りたい所だが・・・
先着で
★ストラットさん、ちぃーっす!www→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 ストラット「すまなかったバンビーノ!」 おぉーっとストラットくん、ジャパニーズ土下座だ!
《ハート》 ストラット「バンビーノ、足の怪我は大丈夫なのか・・・?」
《スペード》 ストラット「バンビーノ・・・オレの事を恨んでいるんだろう?」 ネガティブアターック!
《クラブ》 ストラット「・・・・・・・・・」 このヘタ夫、貝のように口を閉ざしてやがります!
《JOKER》 石崎「へい、コーヒーお待ちぃっ!」 翼「石崎くん!!!」 スキル・KY発動
226 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 18:44:12 ID:???
★ストラットさん、ちぃーっす!www→
ハート9
227 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 18:46:44 ID:4o8dGG3w
ら試合観戦のチームといいバンビーノ引きいいな
228 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 19:58:42 ID:???
> ストラットさん、ちぃーっす!www→ ハート9
> 《ハート》 ストラット「バンビーノ、足の怪我は大丈夫なのか・・・?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バンビーノはストラットと一つの決着をつけにやって来ていた。
その為にやる≠ニ決めて来ていた事がある。 それはカルチョでの勝負・・・
そう、ローマ戦の前の練習において三杉から受けた、あのアドバイスである。
〜回想に限りなく近いなにか〜
三杉「バンビーノ、僕は僕で君に提案したい事があったんだ・・・あったけど、言えなかった。
どうしたら君を上手く励ませるか、そればかりを考えていたからだ。」
バンビーノ「ミスギ…?」
三杉「昨日君が言っていた、親友の行動を受け入れられない君…
そして、そんな君自身を受け入れられない君…。」
バンビーノ「ああ…ああ、そうだ。 オレはそんなちっぽけな心の自分が心底嫌だ。」
三杉「だけど、それもやっぱり君なんだ。 否定したってしきれない、君自身なんだ。
それを抑えつけ、否定しきってしまったら…バンビーノ。 君は本当の自分が判らなくなる。」
バンビーノ「だが…だが、それは!」
三杉が紡ぐ言葉を理解できない訳ではない。
言っている事は解る、しかし解っても受け入れられないとバンビーノは反論しようとする。
しかし、そんなバンビーノに対して三杉はピシャリと言い放った。
229 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 19:59:43 ID:???
三杉「大人を演じようとするな、バンビーノ。」
バンビーノ「!」
三杉「大人になるって事は何でも出来るようになるって事じゃない、何でも許せるように
なるって事じゃない。 自分が出来る事と出来ない事を知って、しっかり受け入れて…
その後に、自分を誤魔化さずに前を向こうとする事だ。」
バンビーノ「自分を誤魔化さずに・・・・・・・・・か・・・。」
三杉「ただ待つ…或いは言葉を交わすだけじゃ納得出来ない…それが本当の君だ。」
バンビーノ「クッ・・・・・・分かって・・・いるさ・・・。」
三杉「そして僕はサッカー馬鹿だ・・・だから言葉で上手く励ますなんて出来ないのかも知れない。」
バンビーノ「・・・・・・ミスギ・・・?」
三杉「だからバンビーノ・・・サッカーで決着をつけるのはどうだろう?」
バンビーノ「なにっ!?」
三杉「君と、その親友の彼も…僕と同じサッカー馬鹿の筈だ。
満足な身体を持たず生まれても、身体を壊しても、親友を傷つけても・・・
それでもサッカーを諦められない、サッカーに縋っているサッカー馬鹿だ。
馬鹿は馬鹿らしくボールを追いかけなくちゃ、分かり合える事もないんじゃないか?」
バンビーノ「ミスギ、お前・・・。」
230 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 20:01:55 ID:???
馬鹿な事を言っているのかも知れないと思ったが、でもそれを口にする事に迷いは無かった。
三杉は今、自分の感情のままの言葉をバンビーノに向けていたからだ。
上手く言おう、上手く励まそうという気持ちではない、三杉の生の言葉だった。
これを聞いて暫し唖然としていたバンビーノだが・・・やがてその表情は和らいでいった。
バンビーノ「ぷっ・・・まさかお前がそんな事を言い出すとはな、予想もしていなかったよ。」
三杉「まあね・・・僕も驚きさ。」
バンビーノ「だが、悪くないかも知れん・・・。」
三杉「えっ・・・?」
バンビーノ「そういうお前も・・・そしてサッカーで決着をつけると言う案も、な・・・。」
そう呟いたバンビーノの顔には不自然な落ち着きも強がりもなかった。
安堵、というわけでもなく・・呆れているような、それでも力の抜けた表情だった。
三杉「バンビーノ・・・それじゃあ?」
バンビーノ「ありがとう、大丈夫だ・・・今度は強がりじゃない。
大会が終わって落ち着いたらブラジルに飛んで、アイツを仰天させてやるさ。
そして復活したショットガンドリブルで吹き飛ばしてやる。」
〜回想みたいなもの終わり〜
231 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 20:03:02 ID:???
解決への道は単純なのだ。
ストラットが心からの謝罪をし、過去の責任を再び背負う覚悟を持つこと・・・且つ、それを自分が許せるかどうか。
シンプルにそれだけなのである。 しかしそんな単純な道でさえも、言葉という物は素直に辿ってはくれない。
バンビーノ(何も考えずにプレーの中で語る・・・100の言葉よりも、オレ達にはそっちの方が解り合える筈だ。)
バンビーノ達にとって、三杉のアドバイスは最も適った唯一つのやり方なのである。
・・・しかし、どうやらそれが簡単にいかない流れになってしまっていた。
翼が今回の件をトラブル前提で考えており、監視者と自ら銘打っているからである。
いきなりストラットとの1対1を申し込んでも、それを許可する筈がないだろう。
冷静な第三者が居るのは良い。
しかし彼は恐らく(少なくとも今の状態では)ストラットとの1対1など認めてはくれまい。
結局バンビーノは、ストラットへの怨恨が(少なくとも怪我を負わせ返す事が)ない事を示さねばならなくなった。
バンビーノ(さて、どう話せば良いのだろう・・・)
少しの間に色々と言葉を選んでは修正するバンビーノ・・・。
ストラット「バンビーノ、足の怪我は大丈夫なのか・・・?」
バンビーノ「・・・・・・!」
無闇に考えるうち、思考が負の方向へと飛びかねない状況で、先に口を開いたのはストラットの方であった。
これは運命としてバンビーノにとっては僥倖だった。
ここはストラットが先に口を開かなければならない場面だったのだ。
232 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 20:04:50 ID:???
バンビーノ「怪我はもう完治した。 実力も以前と遜色ない・・・いや、腕を上げたつもりだ。」
ストラット「ほ、本当か!?」
バンビーノ「ああ、趣味の悪い冗談を言いに来た訳じゃないぞ。
ついでに言えば、ミランに返り咲く事もできた・・・プリマヴェーラだがな。」
ストラット「そっ・・・か。 良かった、本当に良かった・・・・・・・・・」
ギュッ
ストラットはバンビーノの手を掴むと、そのまま両手で握り締めてきた。
ヒンヤリした感触が右手に伝わる・・・体温が低いのは昔と変わらないようだ。
第一声が謝罪の言葉でなかったのは残念だが、それでもストラットの態度はバンビーノの感情を軟化させるに十分だった。
バンビーノ「ストラット・・・オレも過去の事を言いたくはない。 それは不毛だと理解しているつもりだ。
しかしあの日・・・全ての責任を投げ捨てて姿を消した事は、理屈だけでは処理出来ない。」
ストラット「うっ・・・・・・」
バンビーノ「・・・言葉の謝罪はいいんだ。 それよりも・・・言葉よりも、オレはお前と確認し合いたい事がある。」
ストラット「そ、それは何だ!?」
バンビーノ「カルチョだよ。」
ストラット「えっ・・・?」
バンビーノ「お前と1対1の勝負がしたい・・・オレの怪我が完治している事を、お前に見せる為にも。」
翼「・・・・・・・・・」
233 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 20:06:12 ID:???
バンビーノは自分の意思を素直に告げる事が出来た。
唐突ではない自然な会話の流れで・・・しかも怨恨や憎悪を今や色濃く残しては居ないと示しながら。
その結果・・・
先着で
★翼せんぱーーーい!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ〜クラブ絵柄》 翼「・・・・・・・・・」 サイレンスな翼先輩、マジいけてるっす!
《クラブ数字》 翼「ちょっと待って欲しい。」 そりゃあーそっすよね! トラブルマジ勘弁っす!
《JOKER》 クラブの結果・・・しかし?
|┃
|┃三 ,ィ, (fー--─‐- 、、
|┃. ,イ/〃 ヾ= 、
|┃ N { \
|┃ ト.l ヽ l
ガラッ.|┃ 、ゝ丶 ,..ィ从 |
|┃ \`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃三 `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ < 話は聞かせてもらったぞ!
|┃. |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ | 翼を解雇する!
|┃三 ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン \____________
|┃ l r─‐-、 /:|
|┃三 ト、 `二¨´ ,.イ |
|┃ _亅::ヽ、 ./ i :ト、
|┃ -‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、
|┃ ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
翼「ろ、ロベルトおおぉぉぉぉ!?」
234 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 20:06:41 ID:QWTtr60Y
★翼せんぱーーーい!→
ダイヤ7
235 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 20:06:53 ID:???
★翼せんぱーーーい!→
クラブ6
236 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/13(月) 20:09:10 ID:???
無事に関門を突破したところで本日の更新は終了です。
次回は簡易ながらバンビーノvsストラットが繰り広げられます。
それではまた宜しくお願い致します。
237 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 21:28:36 ID:???
乙でしたー
バンビーノは上手くいってるな。話が出来て好かった好かった
しかしバビ様は本当に良い男だ……!
238 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 21:29:40 ID:???
しかしここでクラブ同士で怪我でもしようものなら…
239 :
森崎名無しさん
:2012/02/13(月) 23:04:19 ID:???
宣言通りショットガンで吹っ飛ばしたら、バンビーノにボーナスあったりするかな?
240 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 15:55:30 ID:???
>>237
乙感謝です。 バンビはここまでは≠、まいこと話が進んでますよね。
でも被ファウル率、被負傷率が天文学的確率で高いバンビーノなのでまだ安心出来ませんw
バビ様は天然でモテるタイプですよね!
>>238
容赦なくガメオベラです。
>>239
いえ、バンビーノは勝手に強くなっていくタイプです。
ここで何かあるとしたらストラットなのです。
=============================================
> 《ダイヤ》 翼「・・・・・・・・・」 サイレンスな翼先輩、マジいけてるっす!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ストラット「バンビーノ…! ああ、オレもお前と勝負をしたい…
いや、お前と共にフィールドに立ちたい…ボールを蹴りたいんだ!」
ストラットに依存は全く無いようで、身を乗り出してまで賛意を示してきた。
どうやら彼には『前へ進む為に過去を振り払いたい』という意図と熱意が伝わったらしい。
バンビーノ(だが、問題は…)
翼「………」
バンビーノは翼の方を視た。 彼はやや俯き気味に腕を組んだ姿勢を崩していなかった。
正味な所、今の会話の流れがあった所で通常許される行動ではないだろう。
トラブルの種と判断し、キャプテンとして制止をすると言うならば、今がその場面の筈である。
しかし翼には何の口も挟んでくる気配がなかった。
241 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 15:56:31 ID:???
バンビーノ(ストラットを信頼していて、オレの事をも信じてくれるという事なのか…)
キャプテンとして同席している以上、その中の事は彼が責任を持つという事に等しい。
内心で感謝の言葉を呟きながら、バンビーノは大空翼の度量の深さを心に刻みつける事となった。
30分後、バンビーノはサンパウロの練習用グラウンドにてストラットと相対していた。
持参のトレーニングウェアに身を包み、アップも十ニ分に済ませている。
後は互いに心の準備を終えるだけだ。
ピッチの外ではサンパウロ・ジュニオールのメンバーが揃って見物に押し掛けていた。
その中には当然、大空翼の姿もある。 この騒動を見逃してくれた彼に、当然ながら恩を感じるところ。
ファウルや、ましてや怪我など決して起こしてはならないと、バンビーノは自分に言い聞かせる。
ストラット「バンビーノ、準備は?」
バンビーノ「ああ、十分だ。」
ストラット「勝負方法は…1対1か?」
バンビーノ「そうだな。 …オレの得意分野で悪いが、それくらいは三年分の貸しと思ってくれよ。」
ストラット「ああ、勿論だとも。」
バンビーノは自分の心に高揚が在る事に気が付いていた。
恐らく自分はこの日が来るのを待ち望んでいたのである。
そしてそれはストラットにとっても同様であるのだろう。
彼の表情には晴れ間が射している…恐らく何年振りかと言いたくなる程の明るさで。
242 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 15:57:34 ID:???
マウリシオ「・・・良かったんですかキャプテン、こんな事をやらせて。」
翼「………」
マウリシオは冷めた目で翼に対して問いかけた。
万が一、今回の事でストラットが怪我でもしたら、クラブ間での賠償問題にまで発展するだろう。
そしてサンパウロでの管理責任は監督に報告をしてない故に翼に集中するのは当然。
普通ならばこんな事は認められる物でない事は赤子でも判る…故にマウリシオの苦言は当然と言えた。
しかしここでKYが口を挟んでくる。
石崎「まあそう固い事言うなって、翼の判断なんだから大丈夫に決まってるっての。」
マウリシオ「アンタは黙ってて下さい、猿なんだから。」
石崎「にゃ、にゃにおー! テメェ、今日という今日は…」
翼「ストラットが鬱屈を脱し、一皮剥けるかも知れないんだ…やらせる価値はあるよ。
当たり前だけど責任は俺が取るよ、マウリシオ。 君が心配する事はない。」
マウリシオ「いや……別に…キャプテンが居なくなったらチームが弱体化するし…
だから別に騒動の事やキャプテンの事を心配してる訳じゃないし…」
石崎「なんだよお前。 翼の事が心配なら最初からそう言えばいいじゃねえか。」
マウリシオ「うっさい! 猿は黙ってろって言ったろ、バーカバーカ!」
石崎「ムキーーーー!!!!」
ギャーギャーと騒がしい外野に苦笑しつつ…バンビーノとストラットは互いに頷き合った。
いよいよ元ミランコンビのカルチョが三年ぶりに交わるのである。
243 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 16:00:14 ID:???
バンビーノ「それじゃあ行くぞ。」
ストラット「ああ、いつでも来い。」
それだけ言葉を交わすと、バンビーノはボールを蹴り出す。
懐かしい感覚と共に・・・トラウマとも言える、あの事件の1シーンが脳裏で再生されようとしていた。
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★バンビーノ ドリブル(! card)70 +(! dice + ! dice)=★
★ストラット タックル(! card)69 +(! dice + ! dice)+(???-5)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → バンビーノが抜いた!
=1〜-1 → ボールが弾かれた!
≦-2 → ストラットがボールを奪った!
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
バンビーノのマークがダイヤで[芸術的ドリブル(+4)]、
ハート・スペードで[ショットガンドリブル(+3吹飛2)]が発動。
244 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 16:01:17 ID:???
★バンビーノ ドリブル(
クラブA
)70 +(
5
+
2
)=★
クラブを引くといいってマモノさんが言ってた!
245 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 16:01:24 ID:ZaDn5KmU
★ストラット タックル(
クラブ6
)69 +(
1
+
5
)+(???-5)=★
246 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 16:02:17 ID:???
oh……
247 :
244
:2012/02/14(火) 16:02:43 ID:???
……あー、いや、その…ごめんなさいorz
248 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 16:02:46 ID:???
★ストラット タックル(
ダイヤ9
)69 +(
4
+
4
)+(???-5)=★
249 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 16:05:37 ID:???
|┃
|┃三 ,ィ, (fー--─‐- 、、
|┃. ,イ/〃 ヾ= 、
|┃ N { \
|┃ ト.l ヽ l
ガラッ.|┃ 、ゝ丶 ,..ィ从 |
|┃ \`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃三 `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ < 話は聞かせてもらったぞ!
|┃. |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ | 翼を解雇する!
|┃三 ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン \____________
|┃ l r─‐-、 /:|
|┃三 ト、 `二¨´ ,.イ |
|┃ _亅::ヽ、 ./ i :ト、
|┃ -‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、
|┃ ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
250 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 16:08:19 ID:???
____
/ \
/ \
/ \ フラグは回収するものかお・・
| \ ,_ |
/ u ∩ノ ⊃―)/
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
251 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 16:23:18 ID:???
格好良い原作主人公翼がきっとなんとかしてくれる……してくれーっ!
252 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 16:25:22 ID:???
これバンビーノ復讐しにきたって思われても仕方ないよねw
253 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 16:48:17 ID:???
フラグ回収率高すぎじゃないかなw
254 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 18:20:56 ID:???
えっと……ストラット負傷でガメオベラってこと?
255 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 19:19:36 ID:???
ストラット・バンビーノ「これでお互い様だな。」
めでだしめでたし
256 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 19:23:53 ID:???
アシクビヲクジキマシター
257 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 21:00:15 ID:???
|\
/ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 私の物語は甘くないでーす │
| 真のバッドエンドを見なさーい /
\_____________________/
=============================================
バンビーノ ドリブル( クラブA )70 +( 5 + 2 )=77 ※反則
ストラット タックル( クラブ6 )69 +( 1 + 5 )+(???-5)=70 ※被負傷
【攻撃Max】−【守備Max】≧2 → バンビーノが抜いた? みんなサヨナラなんだよ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダダァッ!!
バンビーノ(ブラジルでの成果は昨日観ている・・・だがストラット、改めて見せてくれ!
お前が共に未来を見てくれるとオレに信じさせてくれ!)
多くの想いを込め・・・まさに三年間の集大成を見せるべく、バンビーノは切り込んだ。
自分の足が真実として完治した事を証明する為に。
ストラットの覚悟をプレイの中から全て汲み取ってみせようという意志と共に。
しかし人の夢と書いて『儚い(はかない)』と読む。
バンビーノの心意気は哀しくも空回りであったと言わざるを得ない。
ストラット「くっ! や、やっぱりだめだ!」
タックルに行こうとしたストラットは突如として目を背けた。
そしてバンビーノのドリブルを視ず、そのまま半端な位置・体勢でタックルを繰り出す形になった。
258 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 21:01:44 ID:???
バンビーノ「す、ストラット!?」
翼「!!!」 ガタッ
マウリシオ「ああーっ!!」
ドトール「ほほう。」
余りに不用意すぎる形のタックル・・・加えて盛り上がりすぎたバンビーノの心情。
バンビーノのドリブルが狂わされてしまうには十分過ぎた。
ドドドッ
ガシュッ!!!!
ストラット「ゥグッ!?」
石崎「・・・・・!!!」
バビントン「・・・・・!!」
ペペ「・・・・!!」
アマラウ「プッ・・・・クク・・・」
緑色の芝に僅かに赤い色が飛び散った。
倒れこんだ際、バンビーノのスパイクがストラットを削ったのだ。
翼「マウリシオ、医療スタッフを呼んでくれ! 石崎くんはペペと一緒に担架を!!!!」
マウリシオ「サー!!!」
ペペ「行くぞイシザキ!!」
石崎「おおお、おう!!」
即座に走り寄ると同時にチームメイトへ指示が飛んだ。
想像しうる限りで最悪の事態が発生したのである。
259 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 21:02:48 ID:???
バンビーノ(・・・・・・・・・)
バンビーノはまさしく呆然とさせられていた。
目の前の現実もだが、ストラットがプレイ中に目を背けた事に対しても。
ストラット「う・・・ぐぐっ・・・・・・・」
バンビーノ(ス、ストラット・・・オレがリハビリで苦しんでいる間、お前は何をしていたんだ?)
信じようとして・・・新たに積み重ねようと組み上げていたレンガがガラガラと崩れる音がした。
余りにも酷いプレイだったのだ。 目を背けた後の、責任を放棄したかのような半端なタックル。
それはストラットの本質を象徴しているように、バンビーノの目には映った。
アズーリとして共に闘うなどとんでもない話であった。
翼「ストラット、大丈夫か!!」
ストラット「た、大した事ない。 大丈夫だ。」
翼「(確かに傷は浅い・・・けど)バンビーノ・・・残念だよ。」
バンビーノ「・・・・・・全くだ。」
翼「信じる事を前提とするなんてバカな事だったんだ。」
バンビーノ「そのようだな・・・。」
皮肉な事に、二人の会話は一周して噛み合った。
そしてその目は悲しいくらいに鈍い色を呈していた。
260 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 21:03:48 ID:???
暫くして医療スタッフと担架を持った石崎、ペペ・・・そして監督であるロベルト本郷が、息を切らせて到着。
テキパキとした対処によって事態は収束に向かっていく。
そんな中、バンビーノはもう一つ自分にやるべき事があったのを思い出した。
バンビーノ「(そうだ、ジョアンコーチからの手紙・・・)あの、ロベルト本郷監督。」
ロベルト「・・・・・・・・・なんだ?」
バンビーノ「監督に渡す物がります。」
ロベルト「謝罪の言葉かと思えば・・・・・・・今すぐに消えろ、そして二度と姿を見せるな。
幸い大した怪我じゃないようだからな。」
バンビーノ「えっ・・・?」
ロベルト「今回の事はオレが揉み消してやる、賠償問題や警察沙汰にならなかった事を神に感謝するんだな。
・・・そう言わなければ判らないのか?」
侮蔑と怒りの込められたロベルトの言葉であった。
その裏には当然ながら翼の責任問題を庇う意思がある。
一介のキャプテンに背負わせるには余りに重い問題ゆえ仕方ないが、ロベルトとしても業腹であろう。
・・・だが、それはバンビーノの預かり知らぬ事情。
バンビーノはどさくさの中でクラブハウスを追い出されてしまった。
当然ながら、後日ロベルトへ申請した面会も全て無視される事となった。
結局彼は何一つ目的を果たせなかった。
それどころか全ての歯車が狂う結果となってしまった。
そう、全ての運命はこれで決まったのである。
261 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 21:05:43 ID:???
<〜半年後〜 日本・国立競技場>
チャーリー「さあジャパンカップ決勝戦、後半も大詰めです!
それにしても強力なのはアヤックス! 試合のペースを握って離しません!!!」
森崎(チィッ、完全にジリ貧じゃねーか!!! しかも腰が徐々に重くなってきやがるし・・・
くそっ、準決勝までは違和感だけだってのによ!!)
ジャパンカップ決勝戦、パルメイラスvsアヤックス。
後半20分の時点でスコアは1−1、しかし支配率はアヤックスが断然上を行っている。
ここまでハンブルガー、全日本と破ってきた森崎率いるパルメイラス。 だが今日は劣勢に追い込まれていた。
<イタリア・フィレンツェ>
新田「これがアヤックス・・・いや、オランダのトータルフットボールですか。」
三杉「ああ、予想以上に厄介な代物だ。 ブラジル人の身体能力を持ってして、これだけ振り回されるとはね。
スコアの上では互角を保っているが、森崎が崩れたらワンサイドになる試合だ。 あと25分強・・・」
ブラウン管越しに試合の流れを見て取る三杉と新田。
フィオレンティーナ・・・いやフロレンティア・ヴィオラにJカップの出場オファーは来なかった。
日本のプロリーグ設立を控え、イメージを優先させた日本サッカー協会の決断である。
ヴィオラはプロ4部でしかない、しかもチーム消滅という大きなスキャンダルに晒されたチームなのだ。
262 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 21:06:58 ID:???
新田「・・・・・・Wトーナメントの出場の目途も立たない、Jカップにも出られない・・・
三杉さん、オレ達は一体何をやってるんでしょうか・・・」
三杉「・・・今はセリエC1に上がる事だけを考えよう。
Wトーナメントに出られないと決まった訳じゃないのだから。」
新田「けどっ・・・! 代表のユースチームと闘える実力があるって、もうアピールしようが無いじゃないですか!
知ってるんですよ! バルセロナもマンチェスターも・・・ハンブルガーにだって黙殺されてるって・・・」
三杉「・・・・・・・・・」
イタリアで一度は頂点を掴んだとは言え、今はセリエC2に所属する一介のチーム。
そんなチームがWトーナメントに出場するには、実力を示すか金を出すかしかないとFIFAは言った。
それに対してトレイゼ・ゴーリは各国最強チームとのテストマッチ遠征を準備し打診していたのである。
しかしトレイゼが謎の失踪を遂げた事によりこの計画は宙に浮いてしまった・・・
そして後任のGMが引き続き各チームに打診を続けたが、彼等は一斉に掌を返す。
バルセロナらがその企画に協力しようとしていたのは、偏にトレイゼのコネクションと人望に依る物だったのである。
それを失ってしまえば、各国最強と言われるクラブチームがプロ4部リーグのチームを相手にする筈がない。
格式的に勝って当然、苦戦などしようものなら恥辱・・・彼らにとって百害あって一理無しの話だからである。
三杉(本当に・・・僕は何をやっているんだろうか?
やはり全ては見通しの甘い・・・そう、若気の至りだったという事か。)
263 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 21:08:06 ID:???
<日本・国立競技場>
チャーリー「あぁーっと、ここでアヤックスキャプテン、ブライアン・クライフォートくんにボールが渡る!!!
パルメイラス、いや、森崎くん絶対絶命のピンチーーーー!!」
クライフォート「(粘ってくれるが・・・)これで終わりだ!!!」 グォォォォォ
森崎(アレが来やがる!!!)
クライフォートが必殺のアキュートシュートの体勢に入っていた。
森崎もそれに対抗すべく、残りの体力を注いだ全力のセービングにいく体勢を取る。
この後の大きな悲劇を彼は予想出来なかった。
クライフォート「アキュートシュートおぉぉぉぉぉっ!!!!!」
バギョオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!
激しい衝撃音を叩き鳴らして脅威の剛球が放たれた。
しかし森崎はその軌道を視線に捉えていた。
森崎「(いける!!!)そう何度も決めさせてたまるかあぁぁぁぁ!!!」 ダッ!!!
グ キ ィ ッ
運命の刻・・・その音が聞こえたのは森崎本人ただ一人であった。
彼の身に起こった事を誰もが正しく視認出来なかった。
故に彼の跳躍に違和感があったのも、疲労によるミスだと誰もが思ったのである。
264 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 21:09:35 ID:???
バキイィィィッ!!!!
森崎が派手に吹き飛ばされてポストへと叩きつけられた。
ボールはゴールネットを突き破り、スポンサーの看板を大きく凹ませた。
チャーリー「ゴーーール!!! 決まってしまった!! 森崎くんの粘りが遂に破られてしまいました・・・
っと、これはどうした事か!? 森崎くんが立ち上がりません!! 大丈夫なのか!?」
スタジアムが騒然とする中で森崎は運び出されていった。
森崎が年単位での長期離脱を余儀されなくなった事を、人々は後になって知る。
もしも運命の刻が試合中でなかったら・・・もしもパルメイラスが準決勝で敗退していたら
或いは森崎の腰はここまで絶望的な状態に押しやられる事は無かったかも知れない。
しかしそんな仮定を論じようが、全ての運命はここに定まり、そして起こってしまったのだ。
仮定の話がどうであるなど、神の身でなければ知ることは出来ないという事である。
そして・・・・・・
更に半年後、Wトーナメントには三杉の姿も森崎の姿もなかった。
優勝はカンピオーネというアマチュアチームの手に渡るという大波乱で終わる。
大会で凄まじい活躍を見せMVPにも選ばれたアルシオンは、以降サッカー界に姿を見せる事なく行方を眩ました。
日本はと言えば・・・対戦相手に恵まれたと言うのもあるがファンタジスタ¢蜍翼と
守護神℃癡ム源三の活躍によりベスト4という結果を残したのだった。
優勝チームであるカンピオーネがどちらかと言えば個人技のチームであった事もあり・・・
その後の日本は司令塔と守護神の二柱を中心に据えたチーム作りが主流となったのである。
アナザーカンピオーネ 完
[ BAD END 泡沫の未来=@]
265 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 21:11:12 ID:???
::::::... ..丶
:::::::.... ...\
:::.' ──-.. \
:::::::... ⌒__丶 \
:::::::::.... .'::. ).ヽ .ヽ ……
:::::::::::.... __ ..丿 ヽ こんなのってないお……
:::::::::::... ヽ .ヽ
:::::.._ ノ ヽ.____丿 .丶
::::::::::::::.... ..::ノ .)
:::::::::::.. ../ .ノ
:::::::::.⌒ " ..ノ
:::::::::::::::::.... ....::::::../
:::::::::::::::::::::.. ......::::./
266 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 21:13:27 ID:???
|\
/ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| メイド・イン・ヘブン
| 世界は一巡する
\_______________
____
/ \
/ ─ ─ \ ですよねー
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
267 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 21:14:27 ID:???
バンビーノ「それじゃあ行くぞ。」
ストラット「ああ、いつでも来い。」
それだけ言葉を交わすと、バンビーノはボールを蹴り出す。
懐かしい感覚と共に・・・トラウマとも言える、あの事件の1シーンが脳裏で再生されようとしていた。
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★バンビーノ ドリブル(! card)70 +(! dice + ! dice)=★
★ストラット タックル(! card)69 +(! dice + ! dice)+(???-5)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → バンビーノが抜いた!
=1〜-1 → ボールが弾かれた!
≦-2 → ストラットがボールを奪った!
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
バンビーノのマークがダイヤで[芸術的ドリブル(+4)]、
ハート・スペードで[ショットガンドリブル(+3吹飛2)]が発動。
268 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:15:29 ID:???
★バンビーノ ドリブル(
クラブ2
)70 +(
1
+
1
)=★
269 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:16:05 ID:???
★ストラット タックル(
クラブ6
)69 +(
6
+
5
)+(???-5)=★
270 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:16:07 ID:???
★ストラット タックル(
クラブ10
)69 +(
5
+
2
)+(???-5)=★
271 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:16:53 ID:???
バンビーノはそんなにストラットに怪我させたいのかwしかも今回は数値で負けてるから言い訳できねえwwwww
272 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:17:06 ID:???
なにこのクラブ活動・・・
273 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:17:16 ID:???
★ストラット タックル(
クラブJ
)69 +(
2
+
6
)+(???-5)=★
てめえバンビ(笑)
274 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:17:48 ID:???
この一対一だけ反則無しで良いんじゃないかな?
275 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:18:37 ID:???
反則がなければストラットがトラウマを克服した感じの出目なんだけどなw
276 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:22:12 ID:???
サルバトーレ、見ているか?今ここにお前を超える逸材が二人もいるぞ
277 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/14(火) 21:24:02 ID:???
今日はここまでにします。
同じバッドエンドの最初をちょっと変えるだけですが頭痛いですこれ。
というかちょっとスレ主の権力発動。
この展開をどうするか選んで下さい。
A 普通にバンビが勝った事にする(→通常展開)
B ストラットが実力差を覆して勝った事にする(→ストがパワーうpします)
C バッドエンド見ないでカードを引き直す
D バッドエンドをも一回見るぜ、そんでまたカード引くぜ
本日の24時まで投票を受付け、最多な選択肢に従います。(ageなくてもいいです)
ちなみに容量が既にひっ迫してますので多く投票があると嬉しいです。
ちゃんと1000まで行く方が計算しやすいので・・・
色々とすみません。
278 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:24:29 ID:???
2chかどっかでバンビーノが怪我したのは
ショットガンドリブルという無茶な技のせいで自業自得だったんじゃというネタがあったが…
そろそろネタにならない…
279 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:26:43 ID:FGhsDCOE
B
280 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:27:15 ID:YaJGvtTg
B
281 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:27:41 ID:Uh/4DT6U
D
282 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:27:55 ID:ZaDn5KmU
B
補正あわせて6差+相手は必殺技3/4持ちの状況をひっくりかえしたのは結構凄いし
283 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:30:05 ID:fzrYmA96
B
284 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:30:06 ID:xRWMU4uw
A
285 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:31:15 ID:0iEOzcl6
A
286 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:32:11 ID:EWuqT9C+
B
287 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:33:05 ID:k/GZELqY
B
288 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:38:04 ID:???
A
289 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:41:01 ID:hIYBlVGI
B
290 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 21:43:01 ID:2cttaNLw
A
291 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 22:00:01 ID:49BQNBgQ
A
292 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 22:05:09 ID:a6LRrZC+
C
これでもう一度負傷させたら、バンビーノにペナルティ付けていいくらいだw
293 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 22:31:16 ID:LuZ0+Sc+
C
反則は反則。
294 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 23:12:49 ID:???
ストラット「オ、オレは何回負傷するんだ!?次はど……どこから…… い…いつ「ドリブル」してくるんだ!?オレは!オレはッ! 」
バンビーノ「それじゃあ行くぞ。」
ストラット「オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーッ!!」
295 :
TSUBASA DUNK
◆lZDB0C.cMg
:2012/02/14(火) 23:15:37 ID:???
C
しばらく森崎板にきていませんでしたが、ようやく読むのが追いつきました
内容が濃いから3ヶ月分はキツかったよう
296 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 23:23:22 ID:???
A
>>294
ガチでそんな感じだよねw ある種自業自得というあたりもピッタリだ。
297 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 23:24:45 ID:jieo40c6
C
298 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 23:28:52 ID:gIG3pirE
B
299 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 23:30:40 ID:???
C
300 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 23:35:58 ID:jZMs2ju2
B
301 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 23:48:21 ID:???
C
302 :
森崎名無しさん
:2012/02/14(火) 23:52:07 ID:???
A
303 :
森崎名無しさん
:2012/02/15(水) 01:08:18 ID:???
何というか……対決に至るまでの順調な流れが全て布石だったんじゃないかと
思えてしまう程のひどい引きだな……。
304 :
森崎名無しさん
:2012/02/15(水) 01:11:18 ID:???
A
305 :
森崎名無しさん
:2012/02/15(水) 09:34:30 ID:73Kz91B+
C
お得なのはBだろうけどカードとダイスの神に従いたいところ
306 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/15(水) 10:34:59 ID:???
おはようございます。
予想を越える沢山の投票を有り難うございました。
有効票を集計しますと・・・A:7票 B:9票 C:6票 D:1票となり、最多はBとなりました。
思ったより割れて過半数とはいきませんでしたが、
>>277
で言っている通りBで進めさせて頂きます。
コメレス、更新は後程再開致します。
307 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/15(水) 20:13:04 ID:???
>>271
>>273
>>292
バンビーノの潜在的怨恨は想像以上でした。
『勘違いすんな、オレは復讐してーんだ!』と主張しているかの如しです。
でも仕方ないストラットが最低なのが悪いのです。
>>272
>>276
薄々予感していましたが驚きのファウル率クラブ率。
バンビーノは昔から(主にアナカンになってから)隠れ厄でしたね。
>>275
>>282
こっそり頑張ってるストラットくんに注目が集まらず哀れ…
>>278
そのネタは私も見た事がありますww
他にも再起不能に追い込んだストラットに復讐する為にショットガンドリブルを編み出したとか
ショットガンドリブルを持つ人間凶器バンビーノだとか、実は色々と言われてますよねw
308 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/15(水) 20:15:08 ID:???
>>295
ツバダンさんこんにちは、復帰の件おめでとうございましつつ投票ありがとうございます!
私は初めて外伝(読)に手を出した時にツバダンさんの過去スレを一気してますし、これでおあいこですね!(違
>>303
私があんな事(
>>240
)を言ったばっかりに…
森崎板…恐ろしい子!
>>294
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれはメイドインヘブンを使ったと思ったら
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ いつのまにかGEレクイエムを使ってた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ Jokerだとかマモノだとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
309 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/15(水) 20:16:13 ID:???
> B ストラットが実力差を覆して勝った事にする(→ストがパワーうpします)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バンビーノ「それじゃあ行くぞ。」
ストラット「ああ、いつでも来い。」
それだけ言葉を交わすと、バンビーノはボールを蹴り出す。
懐かしい感覚と共に・・・トラウマとも言える、あの事件の1シーンが脳裏で再生されようとしていた。
ダダァッ!!
バンビーノ(ブラジルでの成果は昨日観ている・・・だがストラット、改めて見せてくれ!
お前が共に未来を見てくれるとオレに信じさせてくれ!)
多くの想いを込め・・・まさに三年間の集大成を見せるべく、バンビーノは切り込んだ。
自分の足が真実として完治した事を証明する為に。
ストラットの覚悟をプレイの中から全て汲み取ってみせようという意志と共に。
だがバンビーノが考えていた以上に傷つけた側≠フトラウマは根深かった。
ストラット「クッ…!」
バンビーノ(むっ…?)
翼(………やっぱりか。)
310 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/15(水) 20:17:18 ID:???
スライディングタックルを繰り出すと思われたストラットの構え…
しかし実際に繰り出されたのはワンサイドカットに繋がりそうなプレスに過ぎなかった。
実際の試合の中では有効に働くプレーに成り得るが、今回はドリブラーとの1対1である。
バンビーノは裏打ちのあるボールタッチを駆使し、当然のようにこれをかわした。
ドトール「ほほぅ…狩り甲斐のありそうな柔い足首だ。」
ペペ「う、巧えぞアイツ!」
マウリシオ(ボールタッチの技術はキャプテン並みだ……けど)
バビントン(そうか、ストラットがタックルを避ける理由って…!)
バンビーノ「ストラット! 何故タックルでこなかった!」
ストラット「ば、バンビーノ……」
バンビーノ「お前のタックルならオレからボールが奪えた筈だ!」
バンビーノは思わずストラットに怒号を投げかけた。
言わずもがな、ストラットのディフェンスが物足りなかったからである。
だが素早いスライディングの構えから一転、ただ寄せるだけの守備に終わってしまっては無理もない。
311 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/15(水) 20:18:25 ID:???
そしてサンパウロの幾人か・・・鋭敏な者達には察する所もあった。
それはストラットのプレイにおける違和感の部分・・・足りないと思わせていた物だった。
バンビーノとストラットの会話を聞いていた翼にとって、それは殊更に明確だった。
ストラットのプレイに足りない物・・・バンビーノとの過去・・・両者の関係はガッチリと噛み合う。
故にこそ大空翼は沈黙を破った。
翼「ストラット! 過去を振り返るな! 前だけを見るんだ!」
バンビーノ(えっ……?)
振り返ると、ピッチのすぐ傍で絶叫している翼の姿が映った。
石崎「翼・・・」
マウリシオ「キャプテン・・・」
ストラット「ツバサ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・よし! バンビーノ、もう一度だ! もう一度だけ頼む!!!」
バンビーノ「(ストラット!? ・・・そういう事か)判った、もう一度だけだっ!!!」
ダダァッ!!!
再びバンビーノは駆け出した。 先程よりも膝に力を込めて、地を足に感じて。
そして想った・・・・・・あの日の事を、あの日からの日々を。
312 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/15(水) 20:19:25 ID:???
バンビーノ「これは・・・!」
石崎「あああ、あいつの足はどうなってんだ!?」
シュンシュン!
シュシュ・・・ トトン!
ショットガンドリブル・・・無数のフェイント、無数のボールタッチで相手の体勢を無意識に崩す技。
Jrユース時代のバンビーノはこのドリブルで幾人もの猛者を屠ってきた。
それこそ体格で劣っていようが、スピードで劣っていようがお構いなしに勝ってきた。
バンビーノ(お前はあの日のタックルをずっと忘れられなかったんだな、ストラット。)
ストラット(今でも目に浮かぶ・・・鈍い感触が思い出せるんだ・・・)
バンビーノ(ずっとタックルが出来ずにいたんだろう。)
ストラット(お前の未来を奪ってしまった忌むべきタックル・・・生涯忘れる事はないだろう・・・。)
バンビーノ(今こそオレは心の芯から思おう、そして伝えてみせよう。
お前はオレからサッカーを奪っていないんだ、ストラット!)
ストラット(だがバンビーノ・・・オレは今こそ真実の意味で前を向く!
お前と共にアズーリの誇りを取り戻すためにも!)
ストラットの体勢は数多のフェイントによって完全に崩された。
あとはバンビーノが強引に突き進めばショットガンドリブルは完成する。
誰もが数秒先にそうなると直感させられた。
313 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/15(水) 20:20:29 ID:???
バンビーノ「見ろストラット、これがショットガンドリブルだっ!」
ストラット「バンビーノ、もう許してくれとは言わん! 全ての贖罪はカルチョで為す!!」
Mega Lo Tackle
ガガガッ!!!!
ドカァァァッ!!!!
バンビーノ「うあぁぁぁぁっ!!!」
ドサッ!!!
石崎「・・・・・!!!」
バビントン「・・・・・!!」
ペペ「・・・・!!」
翼「大丈夫、ボールに入った正当なタックルだよ。
それにバンビーノもしっかり受身を取っている。」
バンビーノが派手に吹き飛んだ事でサンパウロの選手達は背筋を冷やす・・・
しかし直後に聞こえた翼の言葉によってパニックに陥る事はなかった。
そして直ぐに起き上がったバンビーノの様子で、彼等は完全に安堵を取り戻すのだった。
314 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/15(水) 20:21:33 ID:???
バンビーノ「ふぅ・・・・・・容赦ないな。」
ストラット「す、すまん・・・!」
バンビーノ「謝るなよ、正当なタックルだった。」
ヨロヨロと歩みながら一言をこぼすバンビーノ・・・。
だが表情は言葉と裏腹に晴れやかだった。
慌てふためいて謝罪するストラットを笑顔で制止し・・・首に腕を絡めて抱きついた。
ストラット「バンビーノ・・・」
バンビーノ「記憶の中のタックルより余程鋭かったぜ。」
ストラット「お、お前のドリブルだってあの頃のまま・・・いや、ずっとずっと鋭かったさ!」
ストラットは言葉を選びながら・・・涙をこぼし・・・そしてようやく笑顔になった。
泣きながら笑っていた。
315 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/15(水) 20:22:38 ID:???
翼(ストラットは目を背けてこなかった。)
翼は知っていた。
翼がドリブル練習している時、誰より食い入るように見ていたのがストラットだった事を。
ストラットがどんな時でも相手のドリブルから目を逸らしていなかった事を。
翼(彼がスライディングタックルを繰り出す事はなかったけれど、心は常にそこにあった。
過去の過ちとずっと向き合っていたんだって・・・きっと彼も理解した筈だ。)
翼はグラウンドに背を向け、そしてクラブハウスへと歩みを向けた。
それを見て、他のメンバーも一人また一人とその場から立ち去って行く。
漢達は考えるまでもなく感じたのである。
ストラットに足りていなかったピースが、今ようやく填め込まれたのだと。
そして今の二人を邪魔する者が居てはいけないのだと。
・・・長かったバンビーノの陰の日々は、この日ようやく陽へと転じたのである。
316 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/15(水) 20:28:07 ID:???
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> ストラットにはまだミアータへの土下寝が残ってるけどね! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
、、 、_、_ヽ
, -―` ̄ ``ー- 、_
/ ゙ミ、
/ , ヾ、
レ' 、 ト、イ /l ./l //,ヘ \
〈 / (ヒ_] ヒ_ン ).l _彡
イ、l !"" ,___, "" 1 .⌒._彡
.',. ヽ _ン /、__彡
ヽ、 ,イ、__シ
` ー--─ ´ルミ`
317 :
森崎名無しさん
:2012/02/15(水) 20:28:24 ID:???
正当なタックル……不正も反則も何もなかった
318 :
森崎名無しさん
:2012/02/15(水) 20:29:40 ID:???
翼が真っ当にキャプテンをやっている……かっけー!
319 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/15(水) 20:29:48 ID:???
短くて済みませんが今日は(一旦?)ここまでです。
320 :
森崎名無しさん
:2012/02/15(水) 20:29:49 ID:???
土下寝からの騎乗【がんばりセービング!】
321 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/15(水) 21:03:59 ID:???
ところでメイド・イン・ヘブンによって垣間見た記憶は胸に留めておく事を勧めます。
三杉達が運命に介入しなければ必ず起こる事なので。
322 :
森崎名無しさん
:2012/02/15(水) 21:09:51 ID:???
クライフォートとはジャパンカップでぶつかるのかー
323 :
森崎名無しさん
:2012/02/15(水) 21:11:56 ID:???
森崎の腰爆弾か〜
324 :
森崎名無しさん
:2012/02/15(水) 21:55:40 ID:???
そういえばこのスレ主さんは嫁と娘からもらったんだろうなー
325 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/16(木) 15:21:50 ID:???
>>318
スレ主の見たところですが、キャプ森本編、今現在の翼はこれくらい出来るイメージです。
天然腹黒傲慢で自分しか必要としなかった小中時代
→半コミュ障、自分しか見えなかったリオカップ時代
→ようやく他者との立ち位置が見えてきた今現在
原作・ゲームのように笑顔を振りまきつつ鼓舞をするキャラじゃあなく、微ホットな中田というか。
>>320
貴方と合体したいならそう言えばいいじゃないか!
合体って気持ちイイーーーってアクエリオンでも言ってますよ!
>>322
それはまだ決まってないというかヌルーする事が出来ます。
結果を求め、運命の奴隷として歩み続けた方がぶっちゃけ楽ではあります。
>>323
それは本編通り、Jカップで森崎が2試合やったら導火線に点火されます。
326 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/16(木) 15:23:51 ID:???
>>324
勿論! 愛する岡山姉、大事なリグルから連名でブランドもんのチョコを貰いましたとも!
15粒もあるので一日2粒くらいずつ大事に大事に食べてますよ! おいちい!
,-<ゝ、-‐''""''''''' ‐- .....,,,,__
ni´ニゝシ'"´ ""''' ‐- ...,,
⊆⊃ー'" , ‐- ...,,__ i
"''t7ニニ_,.. '''"|| i , i ',ニ,'' ‐- ..,,__ , |
| ,' i ,' |', | | ,' ', `、 `、', "''',-''" |
,イ |ヾ | ∧',| ノソ| | | `、 ', ソ ,' ,'
ノ イ ノ ', | ,' ノ,りソ、| ,'ソ,'´ `, `、 ,' ,'
/ レ' ノ i ソ .ノーレ'‐- ソ /,, -'" R ', イ| ,'
|ノ ,ィ | ', ', |,イ刀'' |ソ 、',ヽ`、 ,'
イ / ', i£N`弋ン i | 人', ヽ`、 ,イ, 妄想乙☆
/ i ,| iヾソ`、 _,. ,'イ ソ | `、`v' ', ',
/ レ | ソ i`"` 、 ,'⌒',´ ,イ ',| | ! ,` 、`、ヾ
| ソ レノソ _,,i..,,_ ,'´ ̄ `,i イ`、 ', ! ,' `、_>'
り`、 ソ`、,'´,,"/'ゝ, ==ィ'"i'")', ', | ,' ,ノ
,' ,ィ( ,ィ ',`、', / /''"
| | i `''ー-‐'''"´ )ヽJ `、', "/
j ! ,' ( / ', | | `、Y
|,イ `, '""'''''''" ハ|.| $`、
V ゞ、_ ヽ ,... --‐‐"|'V/ ',
`、 `''´ゝ __,,.. ‐'"'V i
`ゞニ _;:.''" , ,'
327 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/16(木) 15:24:55 ID:???
・・・それから一時間後、バンビーノはクラブオフィスの応接室で人を待っていた。
あの後でストラットに頼み、急遽その人物にアポを取って貰ったのである。
今回の旅でバンビーノが会わなければならなかった人物は二人…。
一人はストラット、そしてもう一人はジュニオールチームで監督に就いているトスタン<鴻xルト本郷である。
もう一つ。 前者についてはバンビーノ自身の意思であるが、後者については依頼によるもの…。
そしてバンビーノにロベルトへ面会させたのは他でもない、ジョアン・ウェンガーなのだった。
ガチャリ
応接室のドアが開く音が聞こえた。
顔を上げてそちらを向くと、30代後半くらいと思われる男の姿が確認出来た。
肌は浅黒く顔の彫りは深い…髪の毛はかなりクセがついており、いかにもなブラジル人であるが…
モミアゲとアゴヒゲが一体化し、更に頬へ切り込む妙な形のヒゲが、彼をロベルトだと認識させる。
そう、古い雑誌で見たのと同じ。 セレソンで10番を背負っていた、白いペレことトスタンの顔である。
バンビーノ「初めまして、ロベルト監督。 お忙しいところをどうも済みません。」
ロベルト「いやいや構わないさ、忙しくなど全くなかったからな。
むしろ詰まらん説教から逃げる口実が出来て感謝しているくらいだ。」
328 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/16(木) 15:25:56 ID:???
バンビーノ「はあ…。 あっ、オレは」
ロベルト「バンビーノくんだったかな? なんでもストラットの元チームメイトだとか…
それでもって、今はあのミランでプロ予備軍だそうじゃないか。」
バンビーノ「はい、ストラットがその辺りの事を話してくれたようですね?」
ニカッとラテン系らしい笑顔で肯定するロベルト…
気さくそうなこの元英雄に、バンビーノはそれでもやや緊張した笑顔を返す。
最初の挨拶を済ませると、このタイミングで事務員がコーヒーが運んできた。
ロベルト「まあ飲むと良い、サンパウロはコーヒーの集積地だけあって中々だぞ。」
バンビーノ「いただきます。」
ロベルト「…尤も、一番美味いのはパルメイラス地区の畑で採れたノーブランドのコーヒーだけどな。」
そう言ってロベルトは香ばしい匂いを漂わせる黒い液体をグイッといった。
バンビーノもそれに倣って口の中に熱い液体を注ぐ。
何とも高貴な香りが鼻腔を通過し、続いてドッシリとした苦みとコクが口内を泳いだ。
飲みこんだ後は苦みより程良い酸味が残り、次の一口を求めさせる…
329 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/16(木) 15:27:32 ID:???
バンビーノ「美味い…」
ロベルト「ハッハッハ、イタリアのエスプレッソも良いだろうが、これも負けてないだろう?」
バンビーノ「ええ、エスプレッソよりも一杯の満足感は大きいですね。」
バンビーノは本心からそう口にした。
ただ、飲み口の爽やかさについてはエスプレッソの方が上だとは思ったが…
そこはそれ、空気を読んで言わないでおくのが大人という物である。
バンビーノ(さてと…しかし、なんと言うか威厳を余り感じさせない人だな。
これは元英雄の余裕という奴なのだろうか…まあ、話し易くて助かるが。)
コーヒーによって肩の力が抜けたのか、バンビーノは自身がリラックスしているのを感じた。
緊張もほぼ解け、ようやく言葉も滑らかに出るようになってきた。
そろそろこちらから話題を振らなければと思わないでもない所だが…
330 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/16(木) 15:28:49 ID:???
★何か話しますか?
A 先程ロベルトが口にした詰まらん説教≠フ事を聞いてみる
B ここ最近の出来事について聞いてみる
C ストラットの事を話題にしてみる
D 翼の事を話題にしてみる
E ロベルトの過去の偉業を話題にしてみる
F 他に何か話題がなかったか考えてみる
G 余計な話は良いので、早速ジョアンに持たされた手紙を渡す
H その他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
基本的に何か一つ話題について話した後、続いて自動的にGの行動が為されます。
331 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 15:32:02 ID:F/lY5iec
A
332 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 15:36:59 ID:1VLp+9MU
C
333 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 15:39:24 ID:SlTRSS86
D
334 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 15:42:30 ID:dFr+nxkc
A
335 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/16(木) 17:17:06 ID:???
> A 先程ロベルトが口にした詰まらん説教≠フ事を聞いてみる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バンビーノ「そう言えば、説教から逃れてきたような事を言ってましたね。
何かトラブルでもあったんですか?」
ロベルト「ん…? いやあ、大した事じゃあない。 昨日うちのチームの試合があってな…」
バンビーノ「昨日の…と言うと、パルメイラスとの試合ですか。」
ロベルト「ああ、知っていたか。 そう、ダービー戦だったんだが1点差で負けてしまってな…
その件で上が口うるさく吠え立てて来ていると言う訳さ。」
バンビーノ(なるほど…ダービーならば当然か。)
言われてすんなり納得するバンビーノ。
元々彼はミラノの住人である為、ダービー戦の重さという物については理解していた。
宗教、格差、伝統……様々な理由によって対抗心が生まれ、熱が入る事を彼は知っているのだ。
A もう少し話を広げてみる(どう広げるか記述があると嬉しいです、無くてもおk。)
B 別に広げられる話ではなさそうだし、サッサと用事を済ませる。
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
336 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 17:21:26 ID:1VLp+9MU
B
337 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 17:22:25 ID:F/lY5iec
A
パルメイラスの森崎について
338 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 17:26:12 ID:Jk3/OlBk
Aパルメイラスの森崎について
339 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/16(木) 17:59:51 ID:???
> A もう少し話を広げてみる(パルメイラスの森崎について)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
何となく気になった点については簡単に解消された。
ただ、これだけで話題を終わらせるのも味気ない…
話を広げようと思ったバンビーノは、直感的に頭に浮かんだ内容を吟味せず口に出した。
バンビーノ「昨日の試合、実はオレもスタンドで観ていました。」
ロベルト「おや、そうなのか? いやはや、元チームメイトが負けるシーンを見せてしまって申し訳ないな。」
バンビーノ「いえ…。 まあ昨日の試合と言えば、パルメイラスの森崎が活躍していましたが…
ピキンッ…
――――瞬間。
ささやかながら・・・しかし確実に、鋭利な空気が張り詰めた。
先着で
★「ねえバンビーノ、空気←読める?」→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ〜スペード》 …全く腹立たしい奴ですよね。」
《クラブ》 …監督は森崎についてどう思います?」
《クラブA》 ガメオベラ
《JOKER》 クラブの結果だが…???
340 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 18:00:17 ID:z2S3Aqpo
★「ねえバンビーノ、空気←読める?」→
ダイヤQ
341 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 18:30:07 ID:???
これがエロ…エアリーディングマイスターか
342 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/16(木) 20:11:25 ID:???
> 「ねえバンビーノ、空気←読める?」→ ダイヤQ
> 《ダイヤ》 …全く腹立たしい奴ですよね。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
…幸いにもバンビーノはその空気の変化を感じ取る事が出来た。
バンビーノ(このまま突き進んではいけない、このままじゃコースアウトして壁に衝突…下手すると昇天だ。
…やるしかない! 動けオレの舌よ…! 神回避だ、直前で言葉を変えてみせろ!)
張り詰めた空気を肌に感じてから0.2秒の思考。
すでに脳は元のセリフを吐かせようと指令パルスを発信しかけている。
だがここだ、ここで上書きするんだ!
バンビーノ「…全く腹立たしい奴ですよね。
フランス国際であの男がアズーリの誇りに泥を塗ったのが、今でも思い出されます。」
成功! やったぞバンビーノ、オレはやったんだ…!
誰にも称賛される事の無い…しかし決して負けられない闘いがそこにあった。
そして人知れぬ努力は確実に形となって結実する。
343 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/16(木) 20:12:29 ID:???
ロベルト「いやあ全くだ! あのキチガイ染みたドリブル行為、無駄に堅いセービング!
ええい、どれを取っても癇に障って仕方がない、実に腹立たしい!」
バンビーノ(セ〜〜〜〜〜フ)
この反応からも明らか、森崎の話題は地雷ど真ん中であったのだ。
これを直前で回避できた事にバンビーノは内心で安堵する。
バンビーノ(まあ考えてみれば当然か・・・詰まらない説教≠される原因の一端だろうからな。)
加えて説明すれば、ロベルトが翼と森崎の事を幼少時から知っている事もある。
そして翼の成長と実績に(文字通り)人生を賭ける程の期待を寄せているのもある。
名門サンパウロで活躍する日本人キャプテン大空翼・・・そのインパクトも、
森崎(←パルメイラスで活躍する日本人キャプテン)の存在によって、少なくとも本来の三割減くらいとなっている。
そんなロベルトにとって森崎は目の上のたんこぶと言っても過言では無いだろう。
ロベルト「いやあ済まんな、思わず愚痴が飛び出してしまった。
まあ中庸な目で見れば森崎のヤツは昔と比べて確かに成長した・・・精神的にも技術的にも。
特に、キチガイでしかなかったドリブル突破を、有効に利用するようになったのには驚かされた。」
344 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/16(木) 20:13:37 ID:???
バンビーノ「そうですね・・・パルメイラスは戦術的に古臭い部分もありますが、
アレによって物理的に人数差を作り出す事で、多くの不利を帳消しにしています。」
ロベルト「そうそう、翼も確かそんな事を言っていたな。」
バンビーノ「・・・・・・はい? 翼?」
ロベルト「ああいや、こっちの話・・・好くも悪くも森崎の存在は翼に刺激を与えているという事だ。
まあ刺激を受けすぎて、精神的に参った時期もあったがな・・・。
・・・それに憎たらしい強敵が近くに現れたのは、チーム全体にとって悪い話ではなかった。」
バンビーノ「・・・解ります。」
会話の中で一瞬違和感を感じたものの、それはすぐに光の彼方へと消え去った。
どうやらロベルト本郷は、チームの監督としても冷静かつ有能であると・・・バンビーノは判断するに至る。
※ バンビーノのロベルトに対する感情が[名将]になりました。
※ ついでにバンビーノの翼に対する感情が[名キャプテン]になってました。
345 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/16(木) 20:15:15 ID:???
ロベルト「・・・で、そろそろ本題を聞かせて貰おうか。
わざわざアポイントを取ってきたんだ、雑談をしに来た訳ではあるまい?」
バンビーノ「ええ、勿論ですとも。」
ロベルトに促され、バンビーノは本来の目的に話題をシフトする事になった。
ゴソゴソと持参の鞄を取り出し、中を漁って・・・一枚の封筒を取り出した。
ロベルト「それは?」
バンビーノ「ジョアンコーチの手紙です・・・・・・ロベルト監督宛てに。」
ロベルト「ジョアンだって! それは、あのジョアン監督の事か!?」
バンビーノ「その通りです。」
予想していた事だが、ジョアンの名を出した途端にロベルトの腰が浮いた。
声も上擦り・・・明確に見て取れる動揺が確認されたのである。
その動揺を占めているのがどのような感情かはバンビーノには判らないが。
346 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/16(木) 20:19:22 ID:???
先着で
★まあ参加者には判るけどね→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 このオレが受けた大恩を忘れる筈がねえ、失踪したと聞いてチョー心配してたぜ!
《ハート、スペード》 色々と恨む気持ちを抱く事もあったが、やはりアンタは恩人だぜ!
《クラブ》 いやはや、その名前を聞くのは何年振りだ!? 生きてたのかあの爺さん。
《クラブ5以下》 ガッデム! 今思えばオレばっか負担のかかるチーム作りしてたぜあの爺さん! 許し難し!
《JOKER》 ダイヤの結果+ショックで無能が回復!!
******************
/ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ ─ ─ ヽ
| (●) (●) | 今日はここまでです。
\ ∩(__人/777/ このプロローグ、精々200レスくらいで終わる見通しだったんだけど・・・
/ (丶_//// \ どうしてこうなった?
347 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 20:19:49 ID:???
★まあ参加者には判るけどね→
ハート10
348 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 20:29:46 ID:???
ああ凡庸のままでホッと…していいのか?
349 :
森崎名無しさん
:2012/02/16(木) 21:48:18 ID:???
まさかとは思うけど、次のフィオの監督って……まさかね…
350 :
森崎名無しさん
:2012/02/17(金) 12:52:43 ID:???
サンパウロの監督辞めるとは思えないんだけど。
351 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 01:23:23 ID:???
フィオの次の監督か
監督キャラってあんまり思い当たらないな
1.主に小学生を指導してた吉良監督を連れてくる
2.フランスの監督をやってたカルボナーラ監督。名前からしてイタリア人っぽい
3.監督として著名なサッカー選手を連れてくる。35億円ぐらいで
4.まさかのマチルダさん
ネタしか思いつかねぇ
352 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 01:29:19 ID:???
コーチも思いつかないね
スラムダンクネタから初心者(オワイラン)育成に定評のある、アヤコーチ
なんてネタしか思いつかなかったよ
353 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/18(土) 15:53:55 ID:???
>>348
さてさて。 取り敢えず規定の運命が枝分かれする可能性は生まれます。
>>349-352
参加者の展開予想を見てニヨニヨするのもスレ主の醍醐味すなあw
首を傾げる物、うなる物、手を叩く物と色々あって、見ていて元気になります。
=============================================
> まあ参加者には判るけどね→ ハート10
> 《ハート》 色々と恨む気持ちを抱く事もあったが、やはりアンタは恩人だぜ!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ロベルト「………………」
バンビーノ「………」
ロベルトは暫し黙り込んだ。 ジョアン≠フ名によって胸に去来する物があったのだ。
そしてそれは決して単純な物ではなかった・・・
感謝、憧れ、尊敬、そして恨み・・・幾つもの感情が積み重なった複雑な物であった。
やがてロベルトは納得したように頷き、再びバンビーノへ目線を合わせた。
手を伸ばしてジョアンからの物という分厚い封筒を受け取り・・・確認するように呟く。
ロベルト「それで…キミはジョアン監督の教え子という事になるのか?」
バンビーノ「はい、そういう事になります。」
354 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/18(土) 15:54:56 ID:???
ロベルト「…なるほど、監督は今ミランでコーチ業をしているという訳か。」
バンビーノ「あ、いや…それは違います。」
ロベルト「違う…? どういう事だ?」
ロベルトは顔を上げ、訝しげな表情を見せた。
バンビーノ「・・・話せば長くなりますし、恐らくオレも事情の多くを知っている訳ではないと思います。
その上で言いますが、今ジョアンコーチはとあるアマチュアチームで監督に就いています。」
ロベルト「アマチュアチーム・・・? あのジョアン監督がか。」
バンビーノ「ええ。 そしてオレは・・・つい2ヶ月前まで、フィオレンティーナでコーチの指導を受けていました。」
ロベルト「フィオレンティーナ・・・財政破綻で消滅したあのチームか!」
事件についてはロベルトも知っているらしかった。
だが無理もない・・・世界No.1リーグとして認識されているセリエAの準名門チームが財政破綻したのだ。
人によっては非常に意味深で、危機感を煽られるスキャンダルである。
少なくともサッカーチームの運営に携わる者であれば、耳に入らぬ筈がなかった。
355 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/18(土) 15:56:10 ID:???
ロベルト「・・・どうやら複雑な事情がありそうだな。」
バンビーノ「さっきも言いましたが、オレが知っている事は本当に限られた内容だと思っています。
だから先ずはその手紙を読んで下さい。
その上で聞きたい事があれば、オレの答えられる範囲でお答えします。」
ロベルト「・・・・・・・・・。」
ビリビリ・・・
それを聞いたロベルトは、口を閉ざして封筒を破り…かなりの枚数の便箋を中から取り出した。
全てを読むにはそれなりの時間が必要だろう…特にロベルトにとっては。
バンビーノ(オレが知っている事はほとんど無い…たった一つだけだ。)
それは…サンパウロとフロレンティア・ヴィオラのテストマッチをジョアンが依頼しようとしている事…
ジョアンが償いの行動としてそれをやろうとしている事だ。
故にこそバンビーノはジョアンの依頼を受け、こうしてわざわざロベルトに会っているのである。
356 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/18(土) 15:57:10 ID:???
バンビーノ(…………)
バンビーノは目を臥せる。 彼にとってもフィオレンティーナの消滅はショックであった。
フィレンツェを去ってから数日もせずニュースは流れ始め、アッと言う間に事態は最悪の収束を見た。
フィオレンティーナは失われ、新たにフロレンティア・ヴィオラに変わり、セリエC2へと落とされた。
それに際し、残された三杉達、仲間達がどのような状況に置かれ、どのような選択をしたかは想像に難くなかった。
チームを見捨てる事なく留まり続け、進退に窮するのだろうと…
自分にはもう…彼等と共に苦しみへ立ち向かう立場にない。
だが、それでも共に苦しい時間を分かち合ってきた仲間達を気にせずに居られる筈もなかった。
だからこそ彼は古巣ミランへ再入団しての第一声、フロレンティア・ヴィオラとのテストマッチを進言したのだった。
こういう時だからこそ、スタジアムのフィールドに立たなければ判らない事があるのだから…と。
バンビーノは思い出していた。
まだ記憶に新しい、新生フロレンティア・ヴィオラとの一戦を―――
357 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/18(土) 15:58:12 ID:???
Captain Misugi Rebirth
Another Campione EpisodeU 〜 Florentia Viola 〜
358 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/18(土) 15:59:27 ID:???
(またまた勝手に)OPテーマ
[ONE VOW]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12676661
VIPER 儚きSpirit影伸ばせ
CIPHER 孤高の軌跡So Strong, CUT CUT
WIRED さぁMoralを超越する熱だ 抑えるなその衝動や 今
NEVER EXPIRE 最悪なStage of Lifeが、だから何だ
RIVAL LIVAL WHAT!? 向き合うさwith myself, GUT GUT
LIVE SURVIVOR GOD この声が夜空に消えて溢れたTears Don’t give up
Days探してたWAY
本当はどうだっていいさ もう ただ無我夢中のEveryday
汗も構わずまた走り出すEndless trip Just say Hey!
I go wild deep inside of my heartONE VOW
あれから俺達 忘れられぬ日々もこの胸に
愛がREALかどうかOne more try,YEA! AH YEA!
甘ったれるな 全ては信じてた物が壊れた時 始まるのさ
※個人的にお勧めジョジョMAD(同じ曲が使われてます)
http://www.youtube.com/watch?v=elGX9rQesrI
359 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/18(土) 16:01:48 ID:???
一旦ここまでです。
360 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 16:02:39 ID:???
乙です。手紙の中身めっちゃ気になるわぁ
361 :
森崎名無しさん
:2012/02/18(土) 16:22:26 ID:???
原作でもロベルトが翼の指導しようと決心した時にジョアンに手紙書いてたよね
362 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 13:32:41 ID:???
>>360
話せば長いのではないかと思われます。 きっと色々ありましたよね・・・
>>361
原作の頭で名前だけの登場だったジョアン監督が、まさかこんな事になるとは・・・一体誰に予想出来たでしょうか?
手紙というのが時代を感じさせますね、今となっては。
=============================================
某年8月
イタリア・フィレンツェ
片桐「…と言う事だ。」
三杉「そうですか……」
沈んだ口調で三杉が呟く。
溜息は出なかった…半ば予想されていた結果でもあったからだ。
しかしながら、それでも目の前がクラクラと焦点を示さぬ錯覚を覚えた。
どうやら現状は八方塞がりとなってしまっており…
更に現状へ追い打ちをかける片桐の報は、三杉の事を確かに打ちのめしたようである。
363 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 13:33:46 ID:???
片桐「済まないな、力に成れなくて。」
三杉「………。 いえ、僕もそちらの状況は解かっているつもりですから。」
片桐「助かる。 …済まないが一本だけ吸わせて貰うぞ。」 カチリ
そう言うと、片桐はライターを打って紙煙草に火を点けた。
口に付けて息を吸い込むと、煙草の先端が赤くチリチリと発光する。
一応気を遣っているつもりであろうか…煙を吐く時は首を上方に傾け、三杉の方には漂わぬようにしてくれている。
三杉(………)
三杉はそんな事をボンヤリと観察していた。
何かを考えようとはしているのだが、思考を阻害されているのかサッパリ頭が回らない。
364 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 13:35:31 ID:???
数日前…
フロレンティア・ヴィオラの設立が形になった翌日、8月1日の朝。
ヴィオラ設立の立役者であるトレイゼ・ヴィットーリオ・チェッキ・ゴーリの失踪が報じられた。
差し押さえ秒読み状態の屋敷にて忽然と消えたのだと言う。
自室は荒らされた形跡は無く、僅かに乱れていた程度だと言われており…
警察の方では夜逃げと結論付けられ、捜査は直ぐに打ち切られたのだった。
三杉としては当然夜逃げだなどと信じてはいない。
信じたくはなかったし、トレイゼの言動や目の輝きを思い出しても信じ難かったのだ。
それ故に呆気なさすぎる捜査の打ち切りは、心頭が沸騰する程に腹立たしく、また大きな衝撃でもあった。
だが三杉にはその事に気を揉んでいられる余裕が与えられなかった。
実質的に新チームの骨組みを造り、各方面への折衝を一手に担っていたトレイゼが失踪した事で・・・
8月1日以降、ヴィオラは残留したフロントスタッフが現状確認や交渉事に忙殺されるパニック状態に陥った。
また三杉達ヴィオラ・リザーブには監督やコーチとなる人物が不在であり・・・
フロントと選手のパイプ役は自動的に三杉が担う事を余儀なくされた。
365 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 13:36:54 ID:???
それから数日間で幾つか判った事があったが・・・
重要な例としては、トレイゼが話していたWトーナメント出場への道筋が挙げられる。
・・・通常、プロ4部のチームはFIFA主催の世界大会に出場する資格が与えられない。
だがトレイゼはFIFA会長に嘆願し、条件付で特例措置を受ける約束まで取り付けていた。
その条件とは『フロレンティア・ヴィオラがプロ1部(U−20)で最上級の実力を持つ事の証明』である。
チームが激変し監督・コーチ・選手の変動があった事で、先日のプリマヴェーラ大会の結果は参考とされず…
三杉達は新たな実績を打ち立てる事を求められていた。
三杉(そんな中でのJカップ・オファー取り消しか・・・)
ブンデスリーガのユースクラスで1位を独走しているハンブルガーや、森崎率いるパルメイラス、
或いは翼率いるサンパウロなどと闘える可能性のあるJカップ・・・・・・三杉は正直に期待していた。
トレイゼがFIFAの条件をクリアする為に用意していた計画・・・
ラ・リーガのバルセロナ、FBリーグのマンチェスター、ブンデスのハンブルガーらとのテストマッチが、
企画・交渉を行っていた彼の失踪により、事実上の白紙(バルサらの黙殺)となってしまった今、
三杉が残された唯一の機会と考えていたのがJカップであった。
その最後の希望が今、片桐の口から白煙となって霧散したのを見せ付けられた所である。
366 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 13:38:10 ID:???
片桐は紙煙草を半分程消費したところで、それを灰皿に押し付けて潰した。
片桐「日本サッカーのプロリーグ化が手に届く所に来て、協会は殊更にイメージを気にしている…
三杉淳が率いるセリエAの強豪は実に大きなネームバリューがあったのは事実だ。」
三杉「・・・・・・・・・。」
片桐「だが破産、消滅、セリエC2落ち……負のネームバリューの方が過負荷過ぎる。
これだけスキャンダルに晒されたチームを呼べる勇気は協会にはない。
そして私個人もこれに限っては同意見だ・・・日本のプロリーグを人々の心に定着させるのに、
サッカーは過剰な程に真っ白なイメージでなくてはならない。 日本人の性を考えればな。」
三杉「それも判っています…」
片桐の言は三杉としても納得出来るところだったし、予想もしていたのは前言の通りだ。
もしも三杉が彼の立場であったら、同様の姿勢を取っていたと認められるだろう。
しかし現実問題として、三杉とフロレンティア・ヴィオラは進退に窮しているのだ。
今更ながら、三杉は今更ながら片桐を味方につけられなかった事を悔やむ思いであった。
…尤も、彼一人の後押しがどれほど状況を変えられるか、という話ではあるが。
367 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 13:39:33 ID:???
三杉淳の心は今再び疲れ果てていた。
手も足も出ない、自分の力でどうにも打破出来ないストレスに晒され…
しかし、この道を選んだからにはどうにかして見せなければならないというプレッシャーを抱え…
彼の心は今、まるでゆっくりと死んでいくような感覚の中に在るのである。
そんな三杉の心を知ってか知らずか、片桐は席を立つ前にもう一言かけてきた。
片桐「私が連絡する事は以上だが…お前の方は何かあるか?」
三杉(何か…………)
A Jカップに出場予定のチームを聞いてみる
B 翼の状況を聞いてみる
C 森崎の状況を聞いてみる
D 若林の状況を聞いてみる
E どうしたらJカップに出場できるかを聞いてみる
F 日本高校サッカー(夏の総体)の事を聞いてみる
G その他(聞きたい事があれば)
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
368 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 13:41:03 ID:LNK6kIVg
E
369 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 13:44:59 ID:QjC0H7Bs
E
少しでも道があるなら・・・
370 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 14:33:52 ID:???
> E どうしたらJカップに出場できるかを聞いてみる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「Jカップに出場する方法は無いのでしょうか? どうにか…」
片桐「………」
縋るような思い、縋るような口調で片桐に問う三杉。
無理だという事は自身でも解かっているが、それでも諦めがつかない。
そんな三杉に対して片桐はノータイムで答えた。
片桐「あるぞ、出場する方法なら。」
三杉「えっ…… そ、それは一体っ?」
予想外の回答に、三杉は上擦るような声で今一度問い質す。
まだ機会の全てが失われていないなら、どんな困難でも挑む価値がある。
そんな希望を抱いての問いだった。 しかし…
371 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 14:34:57 ID:???
片桐「簡単な話だ、全日本ユースの招集に応じれば良いだけなのだからな。」
三杉「えっ、あっ………」
片桐「無論、新田も同様だぞ。 俺もまだ諦めたつもりはない。」
三杉「そう…いう事ですか。」
この返しは予想外であり、三杉はここでは大きく落胆した。
やはり希望は容易く目に届くような所には落ちてないという事か。
片桐「フィオレンティーナのサッカーは興味深かった、そしてお前のプレイも素晴らしかった…。
だがフィオレンティーナは消滅してしまったんだ…それが世界中のサッカーファンの認識だよ。
三杉、まだ時間はある…召集の件はゆっくりと考えて欲しい。」
三杉(フィオレンティーナは消滅した…それが世界中のサッカーファンの認識………)
皮肉にも片桐の言葉は三杉にとってトドメを刺すような一撃となってしまった。
現実的にはアマチュア・6部リーグで再スタートを切らねばならない筈の新規チーム…
FIFAの恩情でプロチームという形だけは保たれた、それがフロレンティア・ヴィオラだと…
フィオレンティーナは既に存在しない過去の物だと言われたのだ。
372 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 14:35:58 ID:???
三杉は五体満足の身体でサッカーをプレイし、世界トップクラスの選手…
シュナイダー、ピエール、ディアス、翼、そして森崎などと真剣勝負する為にイタリアへとやってきた。
フィオレンティーナというのは、その目的の過程として腰かける事になったチームに過ぎない筈だった。
しかし今の彼は『フィオレンティーナは死んだ』という意の言葉に激しいショックを受けていた。
片桐「それでは失礼する、気が変わったらいつでもここに連絡してくれ。」
そう言って名刺を差し出すと、片桐はようやく席を立った。
現状でこれ以上に話す事、もしくは聞かれる事はどうやら無いと判断したのだろう。
三杉も無言で立ち上がり、片桐をクラブオフィスの入口まで見送る。
チラリと時計を見ると、間もなく13時半になろうという所だった。
三杉(…もうすぐ午後の練習か……。)
心が半分抜けたような状態で、それでも切り替える事を求められている。
それがキャプテンとしての務めであるゆえに。
373 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 14:37:43 ID:???
先着で
★グラウンドに行かなくちゃ…→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 ???「ハッハッハ、何処へ行こうというのかね!?」
《スペード、クラブ》 何事もなくグラウンドへ
《JOKER》 ???
374 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 14:42:36 ID:???
★グラウンドに行かなくちゃ…→
ダイヤ6
375 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 16:43:28 ID:???
ほぼ無職の選手を召集して、飯も食えなくなる可能性を
この男は考慮してないんですかね……?(疑問)
376 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 16:47:36 ID:???
導いてくれる大人…新しい監督・コーチが必要かな
377 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 18:18:54 ID:???
日本に戻ってきて就職か実業団入りが前提なんじゃない?
378 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 18:41:12 ID:???
>>375
これって質問ですか? 意味が分からないので考慮してないと思います。
知見がないというか勉強不足ですみません。
>>376
大人の存在は重要ですよね。
>>377
どんな決まりでそうなるんでしょうか…
済みませんが解っていないのでアドバイスをお願い致します。
379 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 18:42:12 ID:???
グラウンドに行かなくちゃ…→ ダイヤ6
《ダイヤ》 ???「ハッハッハ、何処へ行こうというのかね!?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
手荷物を回収してオフィスの外へと出ようとする三杉…無論、午後の練習に向かう為だ。
しかし今日の事で心はこれまで以上に沈んでおり、それは表情にも表れている。
思わず何事か心配を向けたくなるような今の三杉だが、その彼に声をかける人物が居た。
???「ハッハッハ、何処へ行こうというのかね!?」
三杉「あ……ジャーニ評議員。」
甲高い特有の声色、偉そうだが何処となく愛嬌を感じさせる口、薄い色のサングラス…
エムスカ・ジェニオ・ジャーニ・ラピュタ評議員、フィレンツェのスポーツ行政責任を担う人物であった。
彼は単なる地方名士というだけでなく、トレイゼや市長と共にヴィオラ結成の為に中心となって動いており…
特に新会社フィオレンティーナ1926フロレンティア$ン立の際には私財を投じた人物であった。
その経緯ゆえ、彼は現状ヴィオラで仮オーナーという立場となっている。
しかしながら一役人の彼がチーム運営出来る程の資産を持っている筈もなく…
目下スポンサー、新パトロン、本オーナーとなってくれる者を公募中の立場にあった。
380 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 18:43:30 ID:???
エムスカ「…という訳だ。 諸君、お分かり頂けたかね?」
三杉「あの…誰とお話ですか、評議員?」
エムスカ「細かい事を気にしてはいかんよ、キャプテン。 …ところで随分と表情が暗いようだが?
これから練習しに行こうと言うのだろうが、それでは元も子も無くしてしまうよ。」
三杉(練習に行くって判ってるじゃないか…)
得も言われぬメタな空気に三杉はジト目を禁じ得ないが…
しかしこの人物は間違う事なき名士、フィオレンティーナを愛する市民にとって恩人と呼べる存在なのは疑いない。
…と、ここで三杉の頭に突如として思い浮かぶ事があった。
現在の状況を顧みて、エムスカ・ジャーニ氏に是非とも聞いておきたいと感じる事が生まれたのだ。
それは…
三杉「評議員……何故、ヴィオラ設立に私財を投じたのですか?」
エムスカ「何故…? はっはっは、公的資金を使う訳にはいかなかったからな。
そんな事をして下手を打てば…見ろ、市民の血税がゴミのようだ!」
三杉「あ…はぁ、判りますが…そうではなく、何ゆえ評議員個人がそこまでするのかという事です。
先ほど言われました…『フィオレンティーナは消滅した、それが世界中のサッカーファンの認識だ』と…
僕はそれを否定する事が出来ませんでした。 これから先どれだけ頑張ろうとも、ヴィオラがフィオレン
ティーナとは違うんだって……そう考えます。 投資だとしても回収の目もないですし・・・」
エムスカ「ふむ、なるほど……。」
381 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 18:44:36 ID:???
ここまで話したところでジャーニ氏はようやく腕を組んだ。
三杉の疑問の意図を理解したと言う事であろう。
しかし彼は直ぐに口許を上げてニヤリと笑み、質問へと回答するのだった。
エムスカ「私はフィオレンティーナがオーナー・・・即ち企業の物だとは思っていなかった。
フィオレンティーナはフィレンツェの物、フィレンツェに住む人々の共有財産だと思っていたのだよ。
ま、言うなればフィレンツェ市民の心の拠り所と言っても良い…当然私にとってもな。」
三杉「心の拠り所…共有財産ですか…。」
エムスカ「我々はフィレンツェに生きる者として、都市の伝統と歴史…その精神を受け継いでいるのだ。
喩えオーナーが変わろうが、喩えチームの名が変わろうが、我々が伝統の灯を絶やさねば…
我々が愛し、サポートし続けられるならば、このチームは立派なフィオレンティーナなのだ。」
三杉「精神を受け継いでいる…ですか。
(そう言えばトレイゼさんも言っていた…受け継いだ物は、さらに先≠ノ進めなくてはならないと。)」
ジャーニ氏の言葉は力強く、三杉は不思議と心が軽くなっているのに気がついた。
自分は所詮余所者、外国人に過ぎない…しかし『フィオレンティーナは消滅した』という言葉にはショックを受けた。
それは三杉にとって経験した事の無い不思議な感覚だった。
382 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 18:45:37 ID:???
エムスカ「キミもフィオレンティーナから受け継いでいる者の筈だぞ、キャプテン。」
三杉「えっ……」
エムスカ「キミが残ってくれた事をトレイゼは殊のほか喜んでいたよ。 それは私も同じだ。」
三杉「……ありがとうございます、どうやら少し元気が出てきたようです。」
エムスカ「キミの気持ちはわかるが、キミも男ならどうか悲観しないでくれ給え。
そのような状態で練習をして怪我でもされたら元も子も無くなる。」
三杉「ええ、ご忠告感謝しますよ。」
先程よりも胸を張り、表情を明るくして三杉は応えていた。
状況が変わった訳ではなく、八方塞がりなのは同じ筈である。
しかしそれでも心は晴れた、三杉の足取りは軽くなったのだ。
それはホームの存在、サポーターの力に依る物なのだが・・・その事を三杉はまだ理解出来なかった。
383 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 18:46:37 ID:???
エムスカ「ああそう言えばキャプテン、今日の午後に新しいコーチが到着する事になっている。」
三杉「え! 本当ですか!?」
エムスカ「ああ、だが夕方という話だからな…済まないが今日もキミが練習メニューを組んでくれ給え。
まあ今日は顔合わせが出来れば良いとこだ、期待しないで貰いたい。」
三杉「判りました。」
思わず顔に喜色を湛え、三杉はオフィスを飛び出した。
オフィスの外へ出て、グラウンドに向けて走り出す三杉・・・。
出てきたばかりの建物から力強い言葉が再び聞こえてくる。
エムスカ「フィオレンティーナは滅びぬよ、何度でもよみがえるさ!」
三杉(いくら大人を演じようとしても、どうやら僕はまだまだ本当の大人には敵わないみたいだな。)
思わぬ所で自らの力不足を確認させられた三杉…しかしそこに悲観はなかった。
384 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 18:47:44 ID:???
<練習用グラウンド>
レントゥルス「あっミスギだ、お疲れ様ー。」
ダラピッコラ「来た来た、待ってたぜ。」
三杉「ああ、どうやら遅刻せずに済んでホッとしているよ。」
グラウンドに到着すると、仲間達が丁度アップしている所だった。
そのまま続けながら口々に出迎えの言葉を投げてくれた。
三杉「皆、そのまま聞いてくれ! どうやら今日から新しくコーチが来てくれるらしい!」
「おおおおお!」「マジか!?」「やっとかぁーーー」「いや、ミスギのメニューに文句があったわけじゃ・・・」
三杉の発表は予想していた通りに歓迎された。
専門のコーチが居てくれれば練習の効率はこれまでよりも上がる筈である。
それに今のヴィオラはチームの名目は立っているが、実質的に形を成しているとは言い難い…
少しずつでもチームとして前進が窺えた事は安心に繋がるのだろう。
これに依る選手達のやる気アップは見て取れるのだった。
三杉「それじゃあアップを終えたら早速練習だ。」
385 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 18:51:08 ID:???
☆三杉の練習を実施します。
《上昇率:三杉テーブル》
やや上がり易い : パスカット(判定に+1)、ブロック、クリア
普通 : ドリブル、タックル、トラップ、競り合い
やや上がり難い : パス、シュート
《三杉の現在能力》
ド パ シ タ カ ブ ト ク 競
68 69 67 67 67 63 66 64 64
練習した項目を、上記ドリブル〜競り合い≠ゥら[3]項目選ぶ為に投票してください。
お1人様につき最大2項目を投票する事が出来、2票選ばれたら確定となります(投票はメル欄空白プリーズ。)
386 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 18:51:24 ID:LJuATDVg
ドリブル、タックル
とりあえず一言、バルス!
387 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 18:53:52 ID:un+AaEm6
ドリブル パスカット
大佐かっこいいよ大佐
388 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 18:54:30 ID:K0qnGA7U
ドリブル
タックル
389 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 18:56:04 ID:I1K5ks82
パスカット
ドリブル
390 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 18:59:27 ID:???
フィオレンティーナは滅びぬよ、何度でもよみがえるさ!
絶対言うと思った
391 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 18:59:51 ID:???
ですよねー
392 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 19:11:32 ID:???
>>386
エムスカ「おっと、3分間待ってくれ。 事を急ぐと元も子も無くしますよ閣下。」
>>387
エムスカ「これは僅かだが心ばかりのお礼だ、とっておきたまえ。」
>>390-391
エムスカ「私がスレ主の密命を受けていることをお忘れなく。」
スレ主「それを言わせたかっただけで生まれたキャラだぼんげ。」
=============================================
> ドリブル(普通)、タックル(普通)、パスカット(やや易)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
先着3名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★三杉のドリブル練習(! dice + ! dice)≧7で1上昇★
★三杉のタックル練習(! dice + ! dice)≧7で1上昇★
★三杉のパスカット練習(! dice + ! dice)+(前回失敗分+1)≧6で1上昇★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【備考】
上昇率やや上がり難い≠ワでは6ゾロの際に2上昇。
上がらなかった場合、各合計値の1/2(端数切り捨て)は次回該練習に加算。
393 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:12:12 ID:???
★三杉のドリブル練習(
5
+
5
)≧7で1上昇★
394 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:12:31 ID:???
★三杉のタックル練習(
6
+
5
)≧7で1上昇★
395 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:12:43 ID:???
★三杉のパスカット練習(
2
+
5
)+(前回失敗分+1)≧6で1上昇★
396 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:13:02 ID:???
★三杉のパスカット練習(
6
+
6
)+(前回失敗分+1)≧6で1上昇★
397 :
377
:2012/02/20(月) 19:18:21 ID:???
あれ、そんなにわかりにくかったですか? 申し訳ない。
375氏は「フィオは消滅同然なら三杉は無職同然、そんな人間を仕事と報酬につながらない代表に呼ぶのはどうよ?」
といいたくて、それに対して私は
「三杉なら日本に戻ればいくらでも就職の口はあるからそれが前提じゃない?」
といいたかったのですが・・。
398 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:19:13 ID:???
大佐に励まされてやる気まんまんな貴公子
399 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:20:45 ID:???
6ゾロは惜しかったけど気合十分ですね
400 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:32:43 ID:???
10→11→12になりそうだったと思うと恐ろしい
401 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:39:01 ID:???
フィオが消滅同然?フィオレンティーナは滅びぬよ、何度でもよみがえるさ!
402 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 19:44:11 ID:???
>>397
追加説明感謝です、なるほどそういう意味でしたか。
ええと私は当然考慮してませんでしたし、そもそもイタリアのプロ4部の報酬がどれだけか調べてませんでした。
どうやらC1だったら700〜2000ユーロ・・・700で何とか一人で食べていけるくらいですかね。
ぶっちゃけ三杉達にバイトさせるとかそんな事は微塵も考えてませんでしたし、視点に落ち度がありました。
ただこの点に関しましてはこのまま突き進みます、申し訳ありませんが
>>375
さんも以後ご了承をお願い致します。
>>398
エムスカ「見せてあげよう、私の励ましを!」
>>399-400
岡山姉「ボクのチョコのご利益と言うわけだね! みんなひれ伏すといいよ!」
>>401
エムスカ「3年間待ってやる!!」
403 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 19:45:18 ID:???
> 三杉のドリブル練習( 5 + 5 )≧7で1上昇 → ドリブル値69
> 三杉のタックル練習( 6 + 5 )≧7で1上昇 → タックル値68
> 三杉のパスカット練習( 2 + 5 )+(前回失敗分+1)≧6で1上昇 → パスカット値68
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※ 三杉の現在能力が以下のようになりました。
ド パ シ タ カ ブ ト ク 競
69 69 67 68 68 63 66 64 64
404 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 19:46:58 ID:???
☆続いて他の選手達の練習判定を実施します。
先着4名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ブンナークLV38≠フ練習(! dice + ! dice)+10≧14でLVアップ
新田LV38≠フ練習(! dice + ! dice)+4≧14でLVアップ★
★マルコLV36≠フ練習(! dice + ! dice)+5≧10でLVアップ
レントゥルスLV37≠フ練習(! dice + ! dice)+8≧12でLVアップ★
★ダラピッコラLV36≠フ練習(! dice + ! dice)+9≧10でLVアップ
ミュラーLV36≠フ練習(! dice + ! dice)+7≧10でLVアップ
スペルマンLV36≠フ練習(! dice + ! dice)+8≧10でLVアップ★
★オワイランLV35≠フ練習(! dice + ! dice)≧10でLVアップ
ミハエルLV36≠フ練習(! dice + ! dice)≧10でLVアップ★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【備考】
合計値は積算され、次回練習に繰り越し。
またミハエルはLVアップしてもドリブル、シュートの上昇無し、シナリオ一定経過までストック。
第2部のLV限界(二次成長)はLV40です。
405 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:47:27 ID:???
★ブンナークLV38≠フ練習(
6
+
2
)+10≧14でLVアップ
新田LV38≠フ練習(
4
+
2
)+4≧14でLVアップ★
406 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:47:57 ID:???
★マルコLV36≠フ練習(
5
+
5
)+5≧10でLVアップ
レントゥルスLV37≠フ練習(
3
+
3
)+8≧12でLVアップ★
407 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:49:06 ID:???
★ダラピッコラLV36≠フ練習(
5
+
5
)+9≧10でLVアップ
ミュラーLV36≠フ練習(
5
+
2
)+7≧10でLVアップ
スペルマンLV36≠フ練習(
1
+
3
)+8≧10でLVアップ★
408 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:49:55 ID:???
★オワイランLV35≠フ練習(
2
+
3
)≧10でLVアップ
ミハエルLV36≠フ練習(
4
+
6
)≧10でLVアップ★
409 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:56:31 ID:???
豆腐メンタルな癖に前から絶好調だなブンブン
410 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:59:54 ID:???
ブンナーク強いなー
ところでLv限界の40に達した場合、この練習は能力値強化ではなく技の練習に切り替わるんでしょうか?
411 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 20:02:24 ID:???
[結果一覧]
> ブンナークLV38≠フ練習( 6 + 2 )+10≧14 → LVアップ、39になったお!
> 新田LV38≠フ練習( 4 + 2 )+4≧14 → 積算+10、次回判定に期待
> マルコLV36≠フ練習( 5 + 5 )+5≧10 → LVアップ、37になったお!
> レントゥルスLV37≠フ練習( 3 + 3 )+8≧12 → LVアップ、38になったお!
> ダラピッコラLV36≠フ練習( 5 + 5 )+9≧10 → LVアップ、37になったお!
> ミュラーLV36≠フ練習( 5 + 2 )+7≧10 → LVアップ、37になったお!
> スペルマンLV36≠フ練習( 1 + 3 )+8≧10 → LVアップ、37になったお!
> オワイランLV35≠フ練習( 2 + 3 )≧10 → 積算+5、次回判定に期待
> ミハエルLV36≠フ練習( 4 + 6 )≧10 → LVアップ、37になったけど制限あるお!
*************
本日はここまでとします。
次回はごく簡易的な練習描写から始まり、新コーチの登場と続きます。
それではさようなら、また宜しくお願い致します。
それと本日は何だか頭抜けてて申し訳ありませんでした。
経営や生活の視点を1ミクロンも考えてませんでしたお。
412 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 20:10:41 ID:???
ところでこのスレのバレタインデーってどうなってんの?
__
/ \
/ _ノ \
| ( ●)(●) ____
. | (__人__) / \
| ` ⌒´ノ /― ― \ スレ主は嫁娘合わせて15個(粒)と、
. | } / (● ) (● ) \ それから友達からトリュフやチロルを
. ヽ } \ | (__人__) | 6個(粒)貰ったから合計21個だお
ヽ ノ \ \ _/
/ く. \ \ ノ \
| \ \ (⌒二 |
| |ヽ、二⌒)、 \ アナ☆カン| |
そーゆーこと言ってんじゃねーんだよ!
そもそもその計算は寝ぼけすぎだろ!
___
/ \ ___
/ノし u; \ ;/(>)^ ヽ\;
| ⌒ ) ;/ (_ (<) \; いいじゃねえかお
| 、 );/ /rェヾ__)⌒::: ヾ; このスレにそんな需要ねーお
| ^ | i `⌒´-'´ u; ノ;;
| | \ヽ 、 , /;
| ;j |/ \-^^n ∠ ヾ、
\ / ! 、 / ̄~ノ __/ i;
/ ⌒ヽ ヽ二) /(⌒ ノ
/ r、 \ / ./  ̄ ̄ ̄/
413 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 20:32:09 ID:???
OKエ
ここにモテ充審問会を行う!!
414 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 10:50:31 ID:???
>>409
ブンナーク「豆腐メンタルの癖にって、結構酷い言われようだな……」 ショボン
>>410
第3部以降の経験値ストック、或いは保有フラグがある場合は開花練習が可能の予定です変更あるかもです。
>>413
キミも…オレのチョコが欲しかったって事かい? そいつを先に言ってくれよ
/ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
/ .::::::::::::::::::::::::;;:;;::,ッ、::::::::::::::::::::::::::::::'.,
l ,rj,rf'"'"'" lミ:::::::::::::::::::::::::::::::',
Y' リ ,!ミ:::::::::::::::::::::::::::::::::}
| くミ::::::::::::::::::::::::::::::::::l
. |、__ ャー--_二ゞ `i::::::,ィ ,、ヽ:::::::::::::::!
ゝ、'l  ゙̄´彑,ヾ }::;//ヽ ハ:::::::::::::::;
゙ソ """"´` "´ 2ノ/::::::::::::::j
/ i , /|::::::::::::::ノ
〈´ ,,.._ i 't-'゙ |:::::::::::リ
ヽ,,、'~` U ; l ヽ:ゝj、
゙,_,-、_,ノ` /! / \
|/ ゙,`'" ,,y /; /
|/ 彡 ゙、-' / ; /
/|/ ゙、 / ;;',' /
/ `ー ─ぐ;;;;' ,' ノ
| ヾ_、=ニ゙、、,,_
| ,、-'´
415 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 18:48:15 ID:???
ヴィオラ設立のために投資されたお金はラピュタの財宝の一部だったのかー
416 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 20:26:24 ID:???
>>415
エムスカ「海賊や軍にほとんどを盗まれ、僅かな残り財産に過ぎんがね。 所詮はバカ共への目くらましさ。」
=============================================
三杉「行ったぞミュラー! オワイランもその位置なら一緒に競るんだ!」
ミュラー「判りました!」
ブンナーク「おらぁっ、マークが甘いんだよ!!」
オワイラン「うくっ! 相変わらず凄まじい…」
ラムカーネ「目標捕捉…キャッチする。」
三杉が仮の物として組んでいる練習メニューは、フットワークやボールコントロールに関する物が多い。
これは個人の技術向上を唱っていたジョアンメニューを参考としての事だ。
また三杉はカンピオーネとの試合で技術不足≠頭に強く刻みつけられており…
自然と1対1に関するメニューやミニゲームが増えている状況である。
ダラピッコラ「貰った!!!」
新田「なっ!(す、鋭い…!)」
レントゥルス「ロマーノ出して! 遅れたら直ぐ囲まれちゃうよ!」
417 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 20:27:26 ID:???
ヴィオラのメンバーは熱心にメニューをこなしているが…実際のところ、これは確かな成果に繋がっていない。
これまでジョアンが全体を見てきた事もあり、三杉ではどうしても力不足になるからだ。
決して選手達にそういう意識がある訳でなく、そのリーダーシップへの信頼などはむしろ固まっていると言える。
問題は練習成果その物への安心感がどうしたって欠けてしまう所にある。
スペルマン「フェイント…? それ甘いよ!」
ミハエル「オーッ!」
マルコ「いいよイヴァン、今度は縦に!」
そうでなくとも環境が変化し、精神的に揺らいでいる時期である。
自分が巧くなっているかどうかの確証は得られず、逆に他チームの選手に追い抜かれる不安ばかりが募る。
そういうメンタルケースでの練習では成果を実感するなど容易ではなく、また迷走もし易いと言える。
こんな状態では、実戦にて成果を正しく発揮する事はまず無理である。
ジョアンのメニューを元にしている故に、技術的な蓄積が確かな事だけが彼等にとっての幸運だった。
418 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 20:28:29 ID:???
皆が練習に精を出す中、コーチ役でもある三杉は機を見ては足を止め、各選手の動きを確認する必要があったが…
彼は特に、新規参入した2名の選手の事を観る事が殊更に多くなっていた。
三杉(ミハエル…動作のキレは取り戻しつつあるようだな、皆の動きに十分ついていけている。
けれどボールを蹴る事については…キックにしてもタッチにしても、時間がかかりそうだ…。)
ミハエル・ドノヴァンは前シーズンではユヴェントス・プリマヴェーラに所属していた選手だ。
敵視、熱闘、怪我、解雇、説得……彼は三杉との間に深い因果・絆を創り上げており、フィオレンティーナの消滅や
セリエC2落ちを全く意に介する事なく入団希望したという経緯がある。
ユーベ時代から考えれば、よろめくフェイントを失ったばかりかキック全般の感覚を鈍くしており…
それでもヴィオラに参加してからの練習の日々で、瞬発力や持久力の面ではかつての力を戻しかけている物の…
核心を突いてしまうと、バンビーノの穴を埋めるには力が大きく不足していると言わざるを得ない状態だ。
三杉(マーク・オワイラン…彼はまだまだ完成まで遠い。
正直言って、中山が抜けた穴の大きさを強く意識させられてしまうな…。)
マーク・オワイランはフロントの推薦で加入した選手である。
それ以前に三杉はフロントの薦めで彼の実力を量っており、評価の難しい選手という感想を持っていた。
その主原因は、彼が元プロ選手の弟子であり、サッカーチームに正式所属した経験がないという点に尽きる。
センス、創造性、向学心に優れるのは良いが、経験が絶対的に不足しているというビハインドが余りに大きい。
正直言って即戦力という点では厳しい物に感じられて仕方がなかった。
419 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 20:29:30 ID:???
三杉(その分…他のDFの奮起が目立って見えるのだが、僕自身の願望に寄っているのかも知れない。
守備の不安については、当面拭えそうもないと考えておくのが無難だろう。)
しかし今日まで三杉の抱えてきた問題が、解決へと近付くグッドニュース…
ヴィオラへ新たにコーチが就任するという話がやって来たのである。
新コーチの能力について三杉は何の心配も抱いていない。
何故ならばそのコーチは、ジョアン元コーチとアンザーニ監督のお墨付きであるらしいからだ。
(ジョアン「まず後任の監督については当然ながら未定だ。フロントが選定し、いずれ紹介があるだろう。
これはどのような人物になるか、私の関与出来ない部分となる。
ただ後任のコーチ≠ノついては、私とシュワーボで相談し、フロントに話を通している。
来月には就任し、その人物が諸君等を指導する事になるだろう。」)
三杉は(恐らく他のメンバー達も)その言葉を信じ、強い期待を抱いていた。
フロレンティア・ヴィオラの反撃を本格的に開始出来るものと考えていたのである。
420 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 20:31:05 ID:???
そしてこの日の練習が二度目の小休憩を挟んだ時だ……
先着で
★新コーチ登場→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 普通に登場
《スペード、クラブ》 悪態と溜息を吐きながら登場
《JOKER》 ちょっと普通じゃない登場
421 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 20:31:37 ID:???
★新コーチ登場→
スペード4
422 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 20:37:12 ID:???
悪態つくコーチっていうとヴァレンティノ……はミランだろうしないか。誰だろう
423 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 21:25:10 ID:???
大穴でハートマン軍曹・・・は無いよなぁ
424 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 21:27:40 ID:???
キャプシュナで監督に選ばれなかったタッツミーはそもそも時代が違った
425 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 21:31:21 ID:???
時代考証とは投げ捨てるもの
426 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 21:32:56 ID:???
閣下とか大佐がいる世界だしね
427 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 21:50:54 ID:???
> 新コーチ登場→ スペード4
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉達は一応トップの選手ではあるが、特殊なリザーブチーム所属という形は今も健在で、
この練習グラウンドへ練習を見学しにやって来る者は居ない。
(実際には関係者を除いて存在を識る者が居ないのであるが、それはここでは置いておき…)
つまりはグラウンドへとやって来る者は関係スタッフに限られていた。
午後練習における二度目の小休止。
選手達の肉体には乳酸が蓄積され、重く気だるい疲労感が圧し掛かっている時間帯。
しかしそれでも、グラウンドへ人がやって来た事には誰もが目ざとく気がついた。
この日にやってくる人物が新しいコーチに違いなかったからだ。
???「はぁ…やれやれだぜ。 くだらねー貧乏くじを引いてしまったもんだ………
何が悲しくて球遊びのガキ共の面倒をみる破目になったんだか… はぁ……」
「……」(???)「……えっ?」「オレ…耳がおかしくなった?」(これは……)
…否、目ざとくせずとも彼等は気がついただろう。
隠す意志の見られない悪態、そして深々と吐かれた溜息。
それは過剰に抱かれた期待へ大きなヒビを入れるのに十分過ぎる物だった。
428 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 21:52:11 ID:???
三杉(あの人は………)
他の選手達がコッソリと表情を歪める中、三杉は少し異なっていた。
皆とは違い、その人物の事を少しだけ知っていたからである。
白髪の多くなったブロンド、瞳はグリーンで多少タレ目の毛があった。
そこまでの特徴も見覚えがあったが、最も覚えがあるのは目尻の下の奇妙な痣だ。
年齢は60代後半と思しき初老、しかし背筋はピンと伸びており若々しさを感じさせる。
三杉「(間違いない、この人は)シーザーさん!」
シーザー「あっ?」
ブンナーク「おっ?」
新田「えっ…」
それは以前、ミラノで三杉にスーパーストライカー<Wャイロの逸話を聞かせてくれた初老の人物だった。
ジャイロの話は三杉が日本サッカーの未来に向けた思想の構築に、少なくない影響を与えており…
それを聞かせてくれた彼…別れ際にシーザーと名乗った目の前の人物を、三杉は確かに覚えていた。
429 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 21:54:49 ID:???
ミハエル「オー… ミスギ、この汚らしい老人はユーの知り合いですか?」
シーザー「目上の人間への礼儀を知らないガキだね、どーにも…
だがそこの少年…お前の事は覚えがあるな、うんOK、完璧間違いない。 たぶん」
三杉「皆、こんな事を言っているがこの人は大丈夫だ。
監督やジョアンコーチのお墨付きもあるんだ、心配ない。」
シーザー「はあ…?」
ダラピッコラ「いや…このオッサン『間違いない』の後に『多分』つったぜ……?」
三杉にとってジャイロの話は好意的な記憶に違いなかった。
ゆえにこの悪態を聞いた後も信頼出来る人物≠ニいう評価を固く信じられた。
このシーザーという人物が、現代で言うなればツンデレなのだと思い込んだのである
しかし他の選手達はそうもいかず、三杉が弁護したところで胡散臭いという思いは抜けない。
それ所か、カルチョの事を球遊び≠ニ軽視した発言、その他の言動から怒りすら湧き始めていた。
430 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 21:56:12 ID:???
シーザー「フンッ……確かにオレはシュワーボとジョアンから散々頼み込まれて来た。
けどな、お前達の脚を見てオレは一瞬でやる気を無くした。
いいかげん、スカタン、無知…お前らの脳みそが筋肉で出来ていると確信しているぜ。」
ブンナーク「ああっ!? ジジィ、テメェ…!」
止まる事無いシーザーの悪態に、ついにブンナークの怒りに点火しかける。
これに対して三杉は…
A ブンナークの事を戒める
B シーザーに対して文句を言う
C 何も言わずにおく
D その他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
431 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 21:58:31 ID:aUGxlcDk
C
きちんとぶつかるべき。
432 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 21:58:48 ID:???
ちなみに波紋とか教わる展開はないです
その辺はご安心頂きたいなと思います
433 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 22:00:08 ID:oP0t7re6
C
なんという予想外
434 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 22:21:57 ID:???
> C 何も言わずにおく
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉は今の(シ−ザーの)暴言の中に違和感を感じた。
ただ、その違和感の正体までは解らず、それよりも目の前のブンナークに思考がシフトさせられる。
本来ならば三杉はキャプテンとしてブンナーク止めるべき立場にある。
しかしシーザーの言動に、自分以外の選手達は不満を抱きつつある空気も判る…
三杉(ここは敢えて止めずにおくべきか…? ぶつかってこそ納得する事態もある。)
そう考えて三杉はブンナークの暴発を制止せずおく事にした。
先着で
★ケンカがはじまるよー→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《スペード、クラブ》 マルコやミュラー、新田らがブンナークを制止
《その他》 はいケンカケンカ
435 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 22:23:13 ID:???
★ケンカがはじまるよー→
スペード2
436 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 22:27:33 ID:???
何人かの三杉に対する感情と貴公子Pがやや下がる展開でまた次回です。
それではまたー
437 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 11:47:23 ID:???
> ケンカがはじまるよー→ スペード2
> 《スペード》 オジオやミュラー、新田らがブンナークを制止
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ブンナーク「ふざけろジジィ! やる気のねえコーチなんぞこっちからお断りだ!!!」
シーザー「ほぉう……?」
響き渡るブンナークの怒号、突き刺すような視線。
しかしシーザーは涼しげな態度でそれを受け止める。
そして三杉は『さて、どうなるか』と、両者の経緯を見守ろうとした。 …が
ミュラー「ちょっと待って下さい、ブンナーク!
ぶつかるのは良いです…けれど、いきり立ってはいけない!!」
貴公子としての矜持が彼を突き動かしたのか…
アルフレッド・ミュラーが真っ先に割って入り、ブンナークに冷水を浴びせる。
438 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 11:48:30 ID:???
新田「そうだぜブンナーク、それにオレだってこの爺さんに言いたい事がある!
あんた、シーザーって言ったか……さっきの脚を見てやる気を無くした≠チてどういう意味だ!!」
俊足こそをアイデンティティーとしている、そう表して過言でない新田は両者に噛みつき…
オジオ「シーザーさん、ボクもまだ貴方をコーチとして認められません。
けれど新田も言った脚へのコメント、そして無知という言葉…どんな意図で口にしたのか教えて下さい!
それはボク達の足りない部分を指摘した言葉なんですか!?」
そして最後にマルコがシーザーに説明を求めた。
言われてみて気付いたが、確かに脚を見てやる気を無くす≠ニ無知≠ニいう言葉には裏を感じさせられる。
ヴィオラの選手達が何か重要で基本的な事を知らず、その事がシーザーのやる気を削いだのか…と。
三杉(それが何なのか…考えて判る筈は無い、故こその無知なのだから。
しかしヒントを与えられ、それでも自分が無知である事に気付かない事は思考停止に値する…?)
三杉は『自分の思考が迂闊だったのでは』と後悔の念が立ちかけ…
そして続くシーザーの言葉は、三杉のその後悔を完全に立ち上がらせた。
439 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 11:49:45 ID:???
シーザー「飢えた奴、気高い奴、多少は思慮のある奴…まあ見るべき者はチラホラ居るか?」
ブンナーク「んだとっ!?」
シーザー「それ以外…自分達の誇りをバカにされて怒れない奴…
やる気の無さそうなコーチを前にしても何も言えない、飢えていない奴…
相手の言葉の裏を読もうという思慮のない奴……
つまりこの4人以外、今の場面で何も言わずに静観していたお前達はどういうつもりだ?」
そうしてシーザーはブンナーク、ミュラー、新田、オジオ以外の選手達へと視線を向けた。
三杉に対しては特に目線を強めた気がするのは、三杉自身の強い後悔ゆえだろうか。
『お前達は何だ?』と問われた事に対し、三杉は何か応える事を強いられている気になった。
A 「僕は貴方を最初から信用していました。」
B 「だったら先に新田やオジオの質問に答えて下さい…納得させて下さいよ。」
C 「すみません、迂闊にも思考停止していました。」
D 「貴公子としては、安い挑発に乗るなど恥ずべき行為と思いましてね。」
E 「……………」
F そ の 他
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
また次のように貴公子Pが減少します。 ※89−
2
(次回100到達で覚醒Pに+1ボーナス)
440 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 11:51:48 ID:???
Fでクリティカルな発言をしたい所
恐らくだけど、シーザーはフィジカル面専門のコーチとして雇われたのだろうから、その辺りを・・・
441 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 12:31:18 ID:???
では僅かばかりのヒントを。
クリティカルな発言があるとすれば、それはオジオや新田の質問への答えとその理論です。
つまりは私が用意したネタを完全に読み切らなければならないという事になります。
またシーザーは公式に「いいかげんなヤツは嫌い」とありますので、当てずっぽうや中途半端はお勧めしません。
薮をつついて本編トニーニョのようにならないよう(既になりかけてますが)ご注意下さい。
442 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 12:58:53 ID:hX9x0Tec
C
降参だ
443 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 13:16:21 ID:???
陸上スポーツに詳しい人じゃないと答えられそうに無いな
どうしようもなければCでいくしかないか
444 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 13:17:30 ID:???
うーん、Dを考えてたんだが、こりゃダメだな。「いいかげんなやつ」にされる。
445 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 13:34:16 ID:???
そもそも三杉って、今何が足りないの?
そんな穴のある選手じゃないし、根本的な底上げ位か?
446 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 13:36:08 ID:???
考えてみると三杉って逆に誇れる所も無いんだよなぁ…
全部が一流だけど、超一流の部分がないと言うか…
447 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 13:38:55 ID:???
まあ司令官はスペシャリストである必要はない(むしろあってはならない)ともいうよね。
448 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 13:51:35 ID:dQP5HKD6
C
449 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 14:21:33 ID:???
一応…今回は三票決ね。
450 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 14:32:33 ID:8qWZDqJU
C
どうにもならなそうなので
451 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 17:38:00 ID:???
>>440
フィジカル面のコーチとして乞われたのは正解です。
何と言ってもツェペリ一族ですから。
>>444
貴公子としての気高い行動とは何か、ミュラーが見せていますしね。
>>445
ゲーム的に言えばゴール前の力が足りないくらいですかね。
物語的にはテクニック、インテリジェンス、パーソナリティ、スピードの中で言えば…テクニックが足りません。
(まあ、テクニックが足りている選手など、この物語中には数える程しか存在していませんが。)
場合によってはパーソナリティも有り得ます、甘すぎに寄る可能性という意味で。
>>446-447
まだ未完成ですが、レジスタというスキルは誇れる超一流の能力と言えます。
一人で無双するのが超一流と言う意味であれば、それを出来るのはアルシオンとディアス(天才の証明状態)だけです。
452 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 17:39:08 ID:???
>C 「すみません、迂闊にも思考停止していました。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
言い訳や反発を口にする気は起きなかった。
自分はこのチームにおいてキャプテンであり、この場においても当然担うべき役割があったのだ。
ジョアン、アンザーニが決めたというだけで手離しで信用したのは思考停止、怠慢である。
それ故、自らの不覚を全肯定する事に、些かの迷いも生まれなかったのは当然だった。
三杉「すみません、迂闊にも思考停止していました。」
この不意打ちの様な言葉に、他の選手達の視線が一斉に三杉へと集まった。
凍りついたように絶句する者、慌てる者、動じない者、粛々と姿勢を改める者…
とかくこの三杉の言葉によって空気が変わったのは確かである。
シーザー「ふーん……ミスギな。 まあシュワーボ達に聞いていたし、短いが直に話しもした。
お前が何も考えてなかったとはオレは思っていねえ…故に忠告しておくぜ。
中途半端に頭が回るヤツは、往々として小賢しいだけで終わる。
何故ならば、無知という物が自分とは無縁だと勘違いするからだ。」
三杉「……心得ておきますよ。」
※ 一部の選手達の印象がマイナスされました。…とは言え最低限で済んでます。
453 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 17:42:11 ID:???
シーザー「そんじゃあ質問に答えてやらきゃいけないが・・・その前に言っておく。
Lesson1……妙な期待をオレにするな=v
表情も姿勢も変え、凛と通る口調でシーザーは言い放った。
何を意図した言葉なのか意味不明であるが、ザワツキを黙らせる迫力があった。
シーザー「オレはカルチョの事は好く知らんし興味もない、当然ボールの扱いや戦術についても門外漢だ。
…だがそれを差し引いても、オレにはお前らにコーチ出来る事が確かにある≠だろう。」
オジオ「………」
三杉「………」
シーザー「ただしオレは男に優しくない…。 与えられるのを待ってるよーな、覚悟の無いヤツには特にな。
手取り足取り教えてやる気はないぜ、モノに出来るかどうかはお前ら次第だ。
高いとこ立ってるつもりの飢えてない奴は、お呼びじゃねーの。」
新田「…何を言ってるのか判らないが、とにかく俺の脚に文句があるなら言ってくれよ…
俺はもっともっとこの脚を使いこなしたい、速くなりたいんだ…!」
「ボクも知りたいです」「…聞いてやりマース」「一体なんだっての…」
誰よりも向上心を高く持つ新田が先立つように一歩前へ出た。
他の選手達も、反骨を残しつつ火のついた真剣な目でシーザーを見返す。
454 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 17:45:07 ID:???
選手達の中で、シーザーという人物への不信が消えた訳ではなかった。
この男はサッカーの事を門外漢、しかも興味なしと自身で断言したのである。
…だが、それでも尚、彼の言霊には力強さを感じさせる何かがある…その事を否定できなかっただけだ。
三杉達ヴィオラ選手は整然と…しかし熱い視線でシーザーの回答を待った。
先着で
★シーザー(ま、口で言っても解んねーか)→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 シーザー「まず歩け…そして走れ。」
《スペード、クラブ》 シーザー「ま、取り敢えず歩いてみろ。」
《JOKER》 シーザー(やっぱ全員見るのは面倒だ…スキャンすっか?) シーザーは鉄球を取り出した。
455 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 17:46:13 ID:???
★シーザー(ま、口で言っても解んねーか)→
ハート10
456 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 21:23:32 ID:???
やっぱり向上心が一番高いのは新田なのかー
457 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 21:53:55 ID:???
すみません、急に外食する事になったと思ったら今の時間です。
遅くなりましたが今日の更新はここまでです。
さーて、来週のミスギさんは…
皆さんは歩く事を教わった事がありますか?
人間が歩く時に使う部位を知っていますか?
脚とは爪先からどの部位までを言いますか?
…の三本です。 たぶん
ジャン・ケン・ポン、うふふふふ。
458 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:01:13 ID:???
>>456
新田の理想像はシュート魔王ですからね。 届かない理想だけに追い求めてやまぬのです。
=============================================
> シーザー(ま、口で言っても解んねーか)→ ハート10
> 《ハート》 シーザー「まず歩け…そして走れ。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シーザー「マンマミア………そんじゃ、先ず歩け、そして走れ。」
ざわ…
『はぁっ?』と眉をしかめる声がいよいよ上がった。
何を説明するかと思えば『歩け』である…落胆を遥か後方に置き去りにし、呆れの全力疾走と言える。
しかしその反応を前にしてもシーザーには動じる様子がない…。
シーザー「説明してやると言っているんだ。 その為には先ず歩いてみせろ。
普段と同じように&烽「てみせろ。 そこに全ての間違いの発端がある。」
三杉「!………」
シーザーは語気を僅かに強め、先程の指示を反復した。
どうやら冗談のつもりでない事が選手達にも伝わる。
三杉「…皆、歩こう。」
そう呼びかけ、フィールドの周囲を歩き始める三杉。
疑いや反発は肥大化するばかりだが、他の選手達もその姿に倣うしかなかった。
459 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:03:29 ID:???
ブンナーク「……………」
新田「………………」
ミハエル「………」
ミュラー「……………………」
シーザー「世界、自然、動物、そして自らの肉体………お前達はそれらに対して何ら敬意を払っていない。」
言葉もなく、ただ黙々と歩き続ける面々…彼等にとっては何ら目的の無い行為としか思えていなかった。
だがここで、横を歩くシーザーによる語りが聞こえてきた。
シーザー「…故に見えないでいる。 自分達がどれほど動物として不自然な歩き方をしているのか。
どれほど非効率的な歩行をしてしまっているのかを。」
オジオ「……それってどういう事ですか?」
シーザー「…いいから歩け。 そして自分の脚の、どの部分が疲れるかを気にしてみろ。」
質問には答えず、シーザーはヒントのように指示を追加する。
460 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:05:24 ID:???
オワイラン「疲れる部分…?」
ブンナーク「はぁっ…? 脚は脚じゃねえかっつーの…」
ダラピッコラ(やってらんねーな…どーにも。)
三杉(いや…そうじゃないか? 脚の中でも、歩行によって主に使われる筋肉は限られる…)
オジオ(この人が言いたいのはそういう事の何かなのか…?)
苛々の募る多くの者は考え方を狭めて放棄するが、一部の者はそこから意図の裏を探した。
シーザーの言葉を借りれば、何か重大な無知が自分達にはあるらしい。
三杉にも『敬意を払っていない』という言葉の意味はサッパリだが、無知の正体には興味があった。
歩きながらシーザーは選手達の何人かに声をかけていた。
大抵は一言二言のみであったが、例外もあった。
その例外とはスペルマンとミハエルであった。
461 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:06:43 ID:???
シーザー「…ところでお前。」
スペルマン「えっ…?」
シーザー「お前は妙だな…。 カルチョをやる前に何か他のスポーツしてたか?」
スペルマン「…………。」
シーザー「話したくないってかぁ? まあいいさ、名前は?」
スペルマン「……イヴァン・スペルマンです。」
シーザー「OKスペルマン、ちょっと期待してるぜ………ほんのちょっとな。」
スペルマン「はぁ……。(バカなの? デンパなの?)」
462 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:08:21 ID:???
シーザー「お前…右膝に結構デカイ怪我したか?」
ミハエル「え…? ……ええ、けれど完治しましたし筋力も戻ってきてマス…」
シーザー「庇う動きはクセになる…いずれ左を壊す事になるぜ。」
ミハエル「………!」
シーザー「名前は? 言わなきゃオカマって呼ぶぜ。」
ミハエル「オカ…! きっ、ふざk…! ミハエル・ドノヴァンです! 次にその言葉を言ったら殺します!!」
シーザー「あーそー悪いねー。 …でミハエル、お前他のヤツとは別メニューな。」 スタタ
ミハエル「えっ!? ちょっ…! お待ちなさい!!」
463 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:09:39 ID:???
グラウンドを一周したところでシーザーは選手達に止まるよう促した。
シーザー「それじゃあ次は走れ…大体何となく20mくらい…そうだなあ、ここからあのラインまででイイ。」
オジオ「…タイムは測るんですか?」
シーザー「必要無い。 ただしカルチョの試合だと思って走れよ。
…ほらっ、誰からでもいいからサッサと走れ。」
新田「…………」
有無を言わせないトップダウンの指示に、そろそろウンザリした表情も隠せなくなってきた。
茶番だろうがそうで無かろうが、もうそろそろ付き合うのも限界…
だが最初の言葉が嘘でなければ、これを走れば終わりの筈である。
ダッ…!
シーザー「ほうほう、へーえ…」
無駄な時間はもう御免とばかりに、新田が口火をダッシュを切ると…
その後は他の選手も順番にスタートして全力の20mダッシュを見せる。
シーザーが反応を見せたのは一番手の新田に対したっキリで、以降は無言を貫いたのであった。
464 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:12:09 ID:???
出された指示(…と言っても歩く≠ニ走る≠セけだったが)を全て終えると、三杉達はシーザーの前へ集まった。
これから目の前の老人がどんな説明を聞かせてくれるというのか…もうフザケタ話を聞きたくはなかった。
シーザー「まっ、9割が見た通りだったぜ。 お前ら…スペルマン以外≠フヤツな。
今ので疲労が溜まったのは脚のどの部分だ?」
ブンナーク「はっ…? 脚は脚だろう!」
シーザー「スカタンは置いといて…ほら自分の脚の事だぜ、判らねー筈がねーだろ。」
ブンナーク「グッ…! いい加減に」
軽く受け流しつつ悪口をまき散らされ、憤慨したブンナークがいよいよ飛び掛かりそうに前傾しかけるが…
三杉「腿(もも)の前側…そうだろ、ブンナーク?」
ブンナーク「あぁんっ!? …………あ、ホントだ。」
直後に三杉が答え、再びブンナークへと振った。
するとブンナークは『言われてみれば』と単純な頭で納得…怒りを萎ませる。
そしてシーザーは全く興味無さそうに続く言葉を紡ぎ出すのだった。
465 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:13:22 ID:???
シーザー「腿前な…はい正解。 それが大腿四頭筋…つまりはブレーキ筋≠セ。」
新田「ブレーキ!?」
ざわざわ…
筋肉の名称についてはフーンといった感じで聞き流して選手達だが…
ブレーキ筋、特にブレーキという単語に対して大きな反応を見せ、空気をざわつかせる。
そしてそれは三杉も同じだった。
歩いて走った事で、三杉は確かに腿の前側に疲労を(些細であるが)感じている。
…実際、歩いているさなかにおいて、使っている実感があったのも腿の前側である。
三杉(歩く≠フと走る≠フは進む行為…なのにシーザーは腿の前側をブレーキ筋≠ニ言った…?)
A なるほど、そういう事か…理解したぞ。 特に何も言う必要はない。
B いや…言われても実感が湧かない。 指摘してみよう。
C ブレーキ筋…? いやいや、そんな訳がないじゃないか。 嘘つきって言ってやる。
D いや…まあ、そういう単語なだけだろう。 聞き流しとこうね。
D 詐欺師め・・・こりゃあもうブンナークに突撃させるしかないな。
E いやいや、むしろ僕のショルダータックルで吹き飛ばしてやる。
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
466 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 14:20:45 ID:X4dqQhHY
A
検索したらなんとなく分かってきた・・・かな
467 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 14:26:41 ID:wdaZmplc
A
468 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 14:52:04 ID:???
【シュート魔王】という単語も定着したなあw
469 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 15:23:27 ID:???
先のシュート魔王はこう、力が強いとかスピードがあるんじゃなくて
ひたすらシュートコントロールを伸ばした人だから中々身に付かないだろうな
新田のタイプはスピードだしちょっと毛色は違うが
ゴールを目指す道は色々あるから新田も壁を乗り越えてほしい
470 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 15:32:22 ID:???
>>468
定着してるのかどうかは首を傾げますが、私はあのスレを好きだったのでつい使っちゃいますw
>>469
新田も色々と悩ましいジレンマを抱えていますが、彼はきっと歩みを止めない筈です。 たぶん
=============================================
> A なるほど、そういう事か…理解したぞ。 特に何も言う必要はない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉(歩くのにブレーキ筋が疲れる…なるほど。
つまりシーザーは…ええと、僕達がブレーキを掛けながら歩いていると言いたいのか?)
ブレーキを使いながらの前進…車で言えばブレーキを踏みながらアクセルを吹かすという事だろうか。
想像してみれば、エネルギーを無駄にしているだけでなく車体にも負担がかかりそうだと思える。
三杉(…という事は、ブレーキ筋に対応したアクセル筋≠使って走れば良いという事だな?
よしよし、理解したぞ。 なんだ簡単じゃないか。)
納得した三杉は満足気にシーザーの続く言葉を待っていたが…
想像した通り、シーザーはヴィオラの選手達がブレーキを使いながら走歩していると指摘した。
効率が悪く、疲れも溜まりやすいという説明も加えて。
選手達は『フーン』『ヘー』と興味深そうに耳を傾けていた。
471 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 15:33:45 ID:???
シーザー「…と言うわけだ。」
三杉(さてお次は…)
この説明の後、今度はアクセル筋がどれかという事を教えてくれると期待していた。
しかしシーザーはここで選手達に訝しげな表情を見せる。
質問が無いというのは、皆が納得して理解したという事の証明である筈なのに…だ。
シーザー「お前等さ、質問とかないわけ? いきなりブレーキ使って走ってるとか言われてんだぜ?
これまでお前達が普通だと思ってた事が否定されて『はいそーですか』って理解出来るのか?」
三杉「はい、理解したつもりです。 次はアクセル筋の事を教えてくれるんですよね?」
納得してなさそうなシーザーに対し、自信のある三杉は躊躇い無くそう応えた。
自分の理解に間違いは無い筈である。
シーザー「ふーん…ミスギ、お前は大腿四頭筋がブレーキ筋だって理解したわけだな?」
三杉「はい。」
シーザー「中途半端に頭が回るヤツは、往々として小賢しいだけで終わる…オレはお前にそう忠告した。
そいつはつまり『お前にはそうならないで欲しい』って意味の訳よ…理解¥o来るよな?」
三杉「え…?」
472 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 15:35:08 ID:???
シーザー「お前の理解を確認させて貰うぜ、オレはいいかげん≠ニか中途半端≠ニか嫌いだからな。
そんじゃあ特別Lessonだ…。
理解の悪いオレに『腿前の大腿四頭筋がブレーキ筋なんだ』って実感させてくれ。
オレが納得出来るなら言葉だけの説明でも良い、実感する為の実験方法がベターだ。」
三杉「!!」
シーザー「理解ってのは実感、実感ってのは納得だ。 納得があってこそ、人は初めて前へ進める。
『言葉だけ、頭だけで理解したつもりになっても使いこなせるよーにはならない』
…ってのがオレの持論な訳よ。 って事だからササッと説明して貰おうか。
A 説明する。(要記述)
B 出来ないと言う。
C 答えない。
D それを説明する所までがコーチの仕事だと指摘する。
E その他
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
18時までに決定しない場合は1票決早いもの順、0票ならばCの沈黙となります。
※ シーザーを納得させられたらボーナス付与。
473 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 15:46:12 ID:???
どうするかこれ
474 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 15:52:54 ID:0gz46ims
とりあえずネットで調べてきた一番単純な答えね。
たぶん、もっといいやり方はあると思う。
A「簡単です。走っていてすぐ止まるとき、人間はどこに力を入れるか?
答えは膝のあたり。腿前の大腿四頭筋を使って地面を踏みしめ、とまろうとします。
つまり、大腿四頭筋がブレーキ筋だ、という証拠です」
475 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 16:09:51 ID:wdaZmplc
A「簡単です。走っていてすぐ止まるとき、人間はどこに力を入れるか?
答えは膝のあたり。腿前の大腿四頭筋を使って地面を踏みしめ、とまろうとします。
つまり、大腿四頭筋がブレーキ筋だ、という証拠です」
476 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 16:22:12 ID:???
言葉より実験の方がベターと言われてるんだがこれはヒントか?
477 :
474
:2012/02/23(木) 16:23:35 ID:???
それは単純にシーザーの好みじゃないかなあ。
俺の答えに「ちょっと走ってみてください、それでわかりますよ」
と付け加える? そしたら実験要素もつくかも。
478 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 16:26:13 ID:???
描写されてないスペルマンの歩き方を見せてもらうのはどうかな
479 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 16:28:45 ID:???
うーん、スペルマンは「アクセル筋を使った歩き方」を実践しているっぽいから、
ここでの問いは「ブレーキ筋を説明せよ」だから違うんじゃないかなあ、と。
480 :
474
:2012/02/23(木) 17:42:01 ID:0gz46ims
時間切れが近づいてきたので、訂正。実験要素を付加しました。
A「簡単です。走っていてすぐ止まるとき、人間はどこに力を入れるか?
答えは膝のあたり。腿前の大腿四頭筋を使って地面を踏みしめ、とまろうとします。
つまり、大腿四頭筋がブレーキ筋だ、という証拠です。ちょっと走ってみてください、それでわかるかと」
481 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 17:42:45 ID:X4dqQhHY
A
>>480
482 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 17:51:27 ID:???
下り坂で歩いたり走ったりしてるときが一番実感できるかもしれない
正にそこでブレーキがかかってる感じがする、実体験的に考えて。
地面踏ん張れなかったらリアルおむすびころりんになるw
483 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 17:53:12 ID:???
あ、それいいなあ。でもグラウンドで下り坂を探すのは難しいか?
階段はまたちょっと別だよなあ。
484 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 17:58:50 ID:lzXb5PlM
A
>>480
時間ないから
485 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 19:20:51 ID:???
意地悪な無茶振りに対して色々と考えて下さり感謝の極みです。
特に
>>482
さんの回答はほぼ満点でした。
この辺りの話題はただ書かれたテキストを読むというだけでなく、考えて欲しくてこのようにしています。
その点、どうぞお許し下さい。
=============================================
> A
>>480
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
誰の目からも、これは意地の悪い要求であった。
三杉は知らない事を知り、納得を得た=cそれで良いではないかと普通なら考える。
なのに、知ったばかりの人間に『他者へ説明してみろ』だなどと無茶振りも良いところだ。
ヴィオラの選手達はこれを嫌がらせと捉え、シーザーに対して憤慨の視線を送る。
…しかし驚いた事に、これに対した三杉は事も無げに口を開いたのだった。
三杉「簡単です。 走っていてすぐ止まるとき、人間はどこに力を入れるか?
答えは膝のあたり。腿前の大腿四頭筋を使って地面を踏みしめ、とまろうとします。
つまり、大腿四頭筋がブレーキ筋だ、という証拠です。 ちょっと走ってみてください、それでわかるかと」
「おお…」「みたかぁー!」「さっすがミスギ〜」「へっ、ざまぁっ!!」
一息で言ってのけた三杉に選手達がどよめき喜び、シーザーに対してドヤ顔を向ける。
486 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 19:22:37 ID:???
対してシーザーは…
シーザー「ほぉう…結構だ、流石はシュワーボが褒めていただけの事はある。」
三杉(よし、少しは汚名を返上できたかな。)
シーザー「…だが20点だな。」
三杉「えぇっ!? そんなっ……!」
ざわ…!
笑みを浮かべ、三杉に対して感心を見せたと思われたシーザー…
しかし直後、彼が三杉の説明に対してつけた点数は酷い物だった。
これには三杉も理不尽さを感じざるを得なかった。
今の説明の何が悪いのかと、思わず反発心を抱く…
487 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 19:25:38 ID:???
シーザー「ここに居るお前を除いた10人の内、今のやり方で納得できるのはスペルマンとニッタの2人だけだ。」
続けて言われたこの言葉に、思わず二人の方を振り向く三杉…
新田は合点のいかない表情を浮かべ、スペルマンも眉間に皺を寄せている。
三杉「…今の説明の何が悪かったんですか!?」
「そうだ、舐めてんのか!」「いいじゃん、オレ納得するよ!」「意味不明すぎる…」
三杉は納得出来ず、シーザーに対して説明を求めた。
シーザー「考えてもみろ、そもそも走る時に腿前を使ってるんだぞ?
走っている時にも使う、止まる時にも使う…それでどうやってブレーキ筋だって実感するんだ?
その説明で判るのは、走るのに必要とする筋肉が大腿四頭筋だって事にしかならない。」
三杉「なっ! いや、それは…!」
シーザー「ニッタは走る時に限って、アクセル筋を使えている…完璧じゃあないがな。
そしてスペルマンは歩くのも走るのも、正しいフォームを使えている。
つまり、この二人ならば止まる時に大腿四頭筋を使っていると実感出来るだろうさ。」
三杉「……………」
488 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 19:26:40 ID:???
歯噛みしてキッと睨む三杉だが、しかし言い返す言葉が見当たらなかった。
シーザーはその視線を涼しげに受け流し、話を進めようという意思をジェスチャーで示す。
シーザー「…まず直立の姿勢を取れ、次に膝と腰を伸ばしたまま身体を前方に傾けてみろ。」
言うや否や、シーザーは自身の身体でやってみせた。
それを見て三杉を含むヴィオラ選手達は渋々と倣うが…
シーザー「力が入るのは何処だ!? 腿前…特に膝の上と、それから爪先なんじゃねーか!?」
三杉(……確かに…。)
シーザー「爪先は腿前の拮抗筋だ! …んじゃその状態で腿の力を抜いてみろ、爪先でもいい!」
三杉「腿の力…」
フッ…
三杉「!?」
腿に込められていた力を抜くと同時に、三杉の身体は前傾を支えられなくなった。
倒れないよう直ぐに力を戻す破目になったが、やってみて確かに実感する事があった。
腿前の筋肉が前傾の体勢をキープするブレーキとして働いていたという事である。
それに同意するかのように、周囲からも『おわっ』『マジか』と口々に発せられていた。
489 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 19:28:48 ID:???
シーザー「どうだ、実感したか?」
三杉「…はい、確かに。」
シーザー「お前は確かに頭が切れるが、それは時に理に走り過ぎる欠点にもなる。
足元をちゃんと見渡せ…事あるごとにな。 それが出来てから前へと進め。
…てのはシュワーボが繰り返し伝えていた事でもある筈だ。」
三杉「えっ…あっ!(言われてみれば……)」
シーザー「シュワーボはお前に相当甘くしたみてーだが、生憎オレは男には優しくない。
はい、大事な事なので2回言いましたっと。」
三杉「………!」
実技で実感せざるを得なかった上にこう言われては、三杉も湧いた反発心を投げ捨てるしかなかった。
アンザーニ監督が伝えようとしていた事を受容しない訳にはいかない。
三杉はシーザーの目を強く見返して頷くのだった。
※ 次のように貴公子Pが変動します。 ※87+
6
/2 (次回100到達で覚醒Pに+1ボーナス)
490 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 19:31:36 ID:???
シーザー「OK、それじゃあ改めてアクセル筋を教えてやる。
アクセル筋は腿前に対応して腿裏の筋肉だ。
大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋…これらを合わせたハムストリングの事を言う。」
オジオ「腿裏…ハムストリングか。 …って事は……?」
シーザー「そしてアクセル筋を使った自然なフォームの歩き方は…」
先着で
★また何か?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、Joker》 三杉、ちょっと前に出ろ
《ハート、スペード》 ブンナークにスペルマン、前に出ろ
《クラブ》 まっ、オレの歩き方を順に見ていろ
491 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 19:31:54 ID:???
★また何か?→
スペード2
492 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 19:31:57 ID:???
★また何か?→
スペードJ
493 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 19:32:56 ID:???
いい見本と悪い見本かw
494 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 19:35:01 ID:???
日向が左右のボディバランス最悪ですって言われたエピソード彷彿とさせるな
あれ極端過ぎてギャグになってたけど
495 :
474
:2012/02/23(木) 19:35:34 ID:???
ああそうか、別に坂道じゃなくても、体を傾ければ坂になるのか。
でも「腿の力を抜け」までは思いつかなかっただろうから、満点は無理だったろうなあ。
496 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 20:57:29 ID:???
>>494
あのエピソードは衝撃でしたよね。 主に裸で鎖縛りが。
>>495
ブレーキ筋をブレーキとしてのみ使い、実感しやすい説明が出来れば良かったです。
坂は大きな要素でした。
=============================================
> また何か?→ スペード2
> 《スペード》 ブンナークにスペルマン、前に出ろ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シーザー「スペルマン、ブンナーク。」
スペルマン「えっ?」
ブンナーク「あっ?」
シーザー「前で歩いて見せろ。 スペルマンは出来ている奴の歩き方、ブンナークは出来てない奴の歩き方だ。」
注目が二人へとそそがれる。
シーザーはわざわざ指名して良い見本、悪い見本の例を出したのである。
ブンナークとしては当然不愉快極まりない事態である。
497 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 20:58:34 ID:???
ブンナーク「オレは悪い見本かよ…!」
シーザー「まっ、そーゆー事だ。 けど一番の理由は体格が近い≠チて所だから勘違いすんじゃねえぞ。」
ブンナーク「どうだか…!」
ぶつくさと悪態を吐きながらブンナークが前に出ると、仕方なしといった感じでスペルマンも続いた。
そして交互に歩いてみせられると…近い体格である両者の比較は確かに判り易かった。
ブンナークとスペルマンの歩行の相違点をまとめると以下の通りになる。
・スペルマンに比べ、ブンナークはお尻が多少後ろに突き出ていた。(骨盤が下がっていた)
・ブンナークに比べてスペルマンは大股で歩いていた。
・ブンナークは踵(かかと)が地面から離れるタイミングが早く、頭の位置が最も高くなった時には既に…
踵が浮いていた。 それに対してスペルマンは、頭の位置が最も高くなる直前に踵が地面から離れた。
・ブンナークは歩いている間に膝が真っ直ぐなる事が無かったが、スペルマンは踵が地面から離れて…
爪先が浮くまでに膝がピンと伸びていた。
498 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 20:59:35 ID:???
シーザー「どうだ?」
三杉「両者の差は判りました…意識して視れば確かに一目瞭然です。
ただ、直ぐにスペルマンと同じようにやって見せろ言われて出来るかどうか…」
シーザー「なに、意識してやれば難しくはない。 尻の下半分から腿の裏がスッと押し出される感じで歩くだけだ。
この時に意識するのは二点…後ろ脚(軸足)に体重がかかる時間を少しでいいから長くとるのが一つ…
これをやればスペルマンのように軸足の膝がピンと伸びる筈だ。
それからもう一つ、こっちの方が重要だが骨盤を前に出すよう心掛けろ。」
そう言ってシーザーは何処からか小さな球のような物を取り出し、回転させたかと思えばブンナークの腰に当てた。
…直後、ブンナークの腰はグイッと前へ押し出され、背中から足元までピンと一本の軸が通ったようになる。
ブンナーク「な、何をしやがった!?」
シーザー「そのまま腿裏と踵を意識していろ!」
そう言ってポンっと背中を押すと、ブンナークはそのまま歩き始めた。
「えっ!」「マジかぁ…」「おお・・・・・・!」
ブンナーク「うぉっ…なんか自然と大股になりやがる!?」
499 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 21:00:50 ID:???
シーザー「尻を後ろに出すなよ! 気を抜くと自然と後ろに引っ張られるからな!
これはお前達が不自然な歩き方を続けてきたツケだ!
腿…特に腿裏の筋肉が硬くなって骨盤を引っ張ってんだよ!」
ブンナーク「なな・・・!」
シーザー「そのまま続けろ! 着地は足の底全体を使ってフラットにやれ!」
そのまま暫しブンナークは歩かされ続け…ようやく止まる事を許された。
三杉「…………」
シーザー「今のが動物として自然な形の歩く≠ニいうフォームだ、納得したか?」
ブンナーク「……自然かどーかは知らねーが、違うってのは死ぬほど実感したぜ。」
シーザー「マンマミア…結構、今日のレッスンは以上だ。 質問はあるか?」
三杉(質問か…何が思い浮かぶ?)
500 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 21:02:20 ID:???
A 筋肉が硬くなって骨盤を引っ張っていると言っていましたが…それって悪影響があるんでしょうか?
B これからは腿裏のハムストリングを意識して筋トレした方が良いって事ですか?
C 腿裏を使ったカルチョのプレーヤーって実際にいるんでしょうか?
D ブンナークの腰に当てた小さな球は一体なんですか?
E 特に質問はないな
F その他
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
501 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 21:06:53 ID:???
本日はここまでです、投票をお願い致しますね。
腿裏歩きはどうぞ皆さんもお試し下さい、特にお子様にお勧め。
シーザーの話は引いては長友選手の躍進理由の理論へと繋がる予定です。
502 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 21:07:31 ID:KJlpJsrg
C
503 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 21:08:58 ID:BoFiSQTI
D
使う物なら知っておきたいものだが
504 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 21:09:55 ID:/zV09KZ+
C
505 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 21:10:02 ID:0gz46ims
C
Dはちょっとファンタジーへ行き過ぎるんじゃないかな
506 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 21:25:07 ID:???
Dは演出上のアイテムで基本スルーするものでしょw
507 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 21:45:49 ID:???
ふひひ
鉄球の回転は、ツェペリ家が人体…特に筋肉について精通している設定のバックボーンとしています。
ちなみに回転についてはいずれシナリオに関わってきますよ。
今聞いても話題がずれてるかな怒られましたし、今後三杉が回転を利用出来る可能性も極めて低いですけどね(笑)
508 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 21:54:14 ID:???
回転がシナリオに…
わかったぞ、ローリングセーブだ!
三杉が覚えてもしょうがないですね
509 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 21:57:20 ID:???
そういやシーザーが最初に出てきた時にジャイロのサイクロンにもスレ独自設定があります的なことを…
510 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 21:59:35 ID:???
>>508
ジャイロセービング──マ・ワ・シ・ウ・ケ…見事な…
511 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 14:09:33 ID:???
>>508
フッ、ローリングセーブの使い手…
いますよ、日本の立浪高校に…中西太一の弟こと中西蛇一(じゃいち)、通称ジャイッチが…!
>>509
シーザー自身はジャイロについて勘違いしている点があるんですけれどね。
>>510
それサッカーと違うんじゃw
> C 腿裏を使ったカルチョのプレイヤーって実際にいるんでしょうか?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ここで三杉の頭にはちょっとした疑問が浮かび上がった。
理屈を聞く限り、腿裏を利用した走法というのは効率が良い…
しかし実際にサッカーで使える技術なのだろうか、使えた選手はいるのだろうか…と。
三杉「あの…腿裏を使ったカルチョのプレイヤーって、実際にいるんでしょうか?」
結果として疑問はこのような問いとなって投げかけられた。
シーザーはこれに対して二、三回パチパチとまばたきし…後頭部へと手をやりながら答えた。
512 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 14:10:36 ID:???
シーザー「それをオレに聞くかね…。 いや、カルチョの事は知らん興味ないって言った筈だぜ。」
三杉「ああ…そうでしたね。」
三杉は今の質問に対する期待した回答は返ってきそうにないと理解した。
多少の落胆と共にモヤモヤした疑問が形になりかける…
だが予想に反し、この質問には意外な答えが返って来る事になった。
シーザー「そもそもだなぁ…今日これを話す必要はないと思っていたんだが…仕方ない。
お前達が元々やっていた歩行…あれだって腿裏のアクセル筋を使ってなかった訳じゃあないんだぜ?」
オジオ「それってどういう…」
シーザー「言葉の通りだ…推力の2割から精々3割にアクセル筋を使い、残り全部にブレーキ筋を使ってたんだよ。
腿裏歩行ってのはその割合を変えてだな、アクセル筋を6割以上使えるようにしたやり方だ。
つまり腿裏を使ったカルチョのプレイヤーってのは確実に全員が当てはまる。
だがそれはミスギ、お前の意図した質問じゃあないだろ?」
三杉「え、えぇ、その通りです。 言うなれば腿裏を使いこなした<vレイヤーでしょうか…」
513 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 14:11:39 ID:???
シーザー「まあ…意識を持って使いこなすってのは疑問が残るが、一流リーグのトッププレイヤーは使えている筈だ。」
三杉「えっ…そうなんですか!?」
シーザー「プロってのは今が通用しなければ模倣するもんだろ、出来ているヤツの事を。
そこにボールの扱い方だけじゃなく、走法もあって然るべきだろう…意識的かどうかは別としてな。
…ただしそれはアクセル筋を特別意識しての矯正じゃない、使いこなせるとは違うって話だ。」
三杉「えぇっと……出来ている選手が存在するというのは何を以ってですか?」
シーザー「腿前を中心とした走りで、二十数間年もセリエAみたいな激しいストップ&ゴーを続けてみろ…
身体の硬化、血流の阻害が続いて確実に故障・引退だぜ、オスグット・シュラッター病とかな。
トッププロに3〜40代の現役が存在するって事は、それだけでアクセル筋をそれなりに有効に
使えているヤツが居るって事の証明になる。」
三杉「なるほど…」
シーザーの回答は三杉にとって満足できる物だった。
つまりは一流リーグのトップ選手の中に、腿裏を使えている選手がゴロゴロ存在するということ。
逆に言えば、それに気付かずいつまでも使えないで居たら…故障による若い引退が待っているか、
いつまでもトップの世界に通用しないまま生存競争を落伍するか…このどちらかという事のようだった。
514 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 14:21:14 ID:???
ちょっと一旦ここまで
ちなみにストイコビッチやジダン、メッシは(映像を観た限り)見事なほど腿裏走法を使いこなしていました。
515 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 16:22:19 ID:???
シーザー「腿前走りメインだと、他にもアスリートにとっちゃ大きな不利があるが…ま、その話は今度だな。
それより最初の質問に戻るが…腿裏を使いこなした<vレイヤーだったか?」
三杉「ええ…聞いた限りだと、そこまでの選手は居なさそうですね。」
シーザー「いや、二人ほど心当たりがある。」
三杉「本当ですか!?(カルチョに興味がないと言っていたのに!?)
えっと…有名な選手ですよね? シーザーさんが知っているくらいですし…一体誰ですか?」
シーザーの言葉に三杉は何となく心が躍った。
自分にとってのレジェンドプレイヤーの名が挙がる事を想像したからである。
マラドーナ、クライフ、ジーコ、プラティニ、ベッケンバウアー…
どの選手の名が飛び出すのかと、三杉は目を輝かせながらシーザーの答えに期待した。
しかしシーザーが挙げた名前は、三杉にとって思いもよらぬ選手の物であった…
516 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 16:23:49 ID:???
シーザー「一人はジャイロだ。 前に話したろう、スーパーストライカー<Wャイロだよ。」
三杉「えっ…!!」
オジオ「誰です…? その…スーパーストライカーというのは…」
三杉はこの意外な名に驚いたが、ヴィオラの他の選手達にとっては初めて聞く名前…反応は当然異なった。
シーザー「ブラジルの伝説の選手さ…細かい事はこのキャプテンに後で聞いてくれ。
お前は解るだろ? あの時オレは『ジャイロがどうやらオレと同じ血統だ』と言った。」
三杉「ああ……はい、だからこそジャイロの事を知っていると言っていましたよね。」
シーザー「オレの持つ人体の知識は、我がツェペリ一族が何百年とかけて蓄積してきた知の一部だ…。
もしもジャイロがオレと同じ血統であると言うのなら…」
三杉「はっ…そうか! ジャイロが同じ知識を持つならば使いこなせる¢I手だったと言う仮説が立つ!」
シーザー「そう…それにジャイロの伝説には『誰よりも速く走った』という一節もある…
ジャイロが腿裏走法を完璧に℃gいこなす存在だったとしたら、その話は合致する。」
三杉「なるほど確かに…」
517 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 16:25:47 ID:???
ジャイロ=シーザーの同族=アクセル筋を使いこなせる走法を知っていた…
…この仮説は確かに筋が通っているように思われた。
現代のトッププレイヤーにとってアクセル筋を使いこなす事が求められるならば…
100年も前の時代のサッカーにそれを持ち込む者が居たとすれば、それは伝説的活躍も頷ける。
レントゥルス「すっげー、その走り方ってシーザーの先祖しか出来なかったんだねー。」
シーザー「それはちょっと誤解があるな…。」
レントゥルス「そなの?」
シーザー「古くから自然や動物に敬意を払っていた原住民の類なんかは使えていた筈だ。
そもそも動物として自然な走り方だからな、大地を敬う人々の間では腿裏走法の方が自然だったろう。
とある民族なんかは、ブレーキ筋を排して100%アクセル筋だけで長時間走り続けたって逸話もある。
大地の走法≠セとか、マニアックな文献の中に名前が残っているんだ。」
レントゥルス「そっかー…とにかくアクセル筋って大事なんだね。」
シーザー「一応言っておくがブレーキ筋だって大事だぞ。 特にカルチョはストップ&ゴーが激しい…
要はバランスだ、ブレーキ筋だけが過剰に使われて発達しちまうのが問題なんだ。」
レントゥルス「ヴェ……難しいんだね…」
518 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 16:25:59 ID:???
夢は倍速ドリブル全員習得!
519 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 16:27:02 ID:???
少々話が横道にそれたが…
サッカーの絶対的強者であるブラジルに、ジャイロという見本が存在したという仮説。
運動能力が高いとされている原住民に、アクセル筋を利用した走法が伝わっていたという逸話。
いずれも非常に三杉にとっては興味深い話と言えた。
…とは言え、三杉にとってはシーザーが『心当たりがある』と言った、二人目の方も気になっていた。
三杉「ところでシーザーさん、ジャイロ以外のもう一人は誰なんです?」
シーザー「ああそうだった。 もう一人は仮定じゃないぜ、自分の目で見たからな。 …もう7〜8年は前か?」
三杉「あぁっ、最近の選手なんですか?(…誰だろうか?)」
シーザー「ジョアンのヤツが小さなガキを連れて来てな…たまに居るんだ、天然で理解しているヤツが。
その中でも、そのガキは特に使いこなせている印象だったぜ。 名前は確か…」
ここまで聞いたところで、三杉の頭には一人の選手の顔が浮かんだ。
その選手の名前とは…
A 三杉「???」 思わず三杉はその選手の名を口にした。(要記述、???を埋めて下さい)
B 三杉「………」 三杉は沈黙した。
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
スレ主の意図した正解選手の名が選ばれれば覚醒Pをプレゼント。
520 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 16:29:22 ID:???
あっと…18時締め切り、未決でしたらBで進行とします。
ボーナス的な選択肢なので締め切り短いです。
521 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 16:36:54 ID:???
イスラスで良いのかな?
スペルマンに関わりのあるピャタコーフも気になるけど、特別なドリブルでは無かったよね?
522 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 16:48:52 ID:???
イスラス本命、アルシオン対抗。
523 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 16:52:34 ID:???
あ、ピャタコーフなんだけど、「バランスがいい」という評価だったことは特記すべきかも。
技の「ニジンスキーに捧ぐ」も曲芸技だったし、体の使い方を心得ている可能性は高い。
そして何より、「イスラスとアルシオンじゃつまらない」かもね。
524 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 16:56:05 ID:???
ジョアンが連れていた子供だからアルシオンじゃない?
525 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 16:58:26 ID:???
そんなにホイホイアルシオンを外に連れ出してたんだっけ?
イスラスな気がする
526 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 17:01:37 ID:???
7〜8年前にイスラスが師事してたかどうか
英才教育のアルシオンは個人的に天然な印象はない
さて誰だろう
527 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 17:17:40 ID:kQ4iw/So
Aイスラス
528 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 17:18:47 ID:4NbpCVWQ
Aピャタコーフ
529 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 17:28:56 ID:XmZsUiWY
Aイスラス
メタ情報ならともかく、ピャタコーフの名前が三杉から出てくることは無いだろうから、これでピャタコーフなら諦めるしか無い
530 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 17:43:23 ID:???
正解はアルシオンでした。
どうやら挙がると思われていた三選手が睨み合ったようで、この三人は確かに全員使えます。
過去レスを観て、不正解の二名を確実に除外できる記述はない筈です。
また特定しきれる記述もない筈です。
メタ的に三杉がまだピャタとスペの関係を知らない点からピャタ除外した
>>529
さんは慧眼でしたね。
1/3で良ければボーナスを差し上げたいところです。
531 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 17:46:38 ID:???
イスラスがジョアンに師事するようになったのはやっぱそんなに昔じゃなかったか
532 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 18:45:27 ID:???
> A イスラス
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「イスラス…ですか?」
ジョアンコーチの連れていた使い方を知っている子供と聞き、三杉が思いついたのはイスラスであった。
その足、いや脚の速さが何より印象に焼き付いているせいでもあったが…
シーザー「いや、違うな…そんな名前ではなかった。」
三杉(違うのか…)
残念ながらその想像は外れていた。
それではいよいよ誰か…と三杉は頭を捻るが、正解に到達するまでシーザーは待ってくれなかった。
シーザー「そうだ、確かアルシオンと言っていたな。」
三杉「アルシオン!?」
シーザー「ああ、知っていたのか?」
三杉「ええ………(そうか、あの彼か…)」
533 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 18:47:29 ID:???
シーザー「…っと、そう言えばお前達も言わばジョアンの教え子だったな。 知っていておかしくないのか。」
三杉「…………」
アルシオンとは三杉の自信と思想、そしてフィオレンティーナというチームを散々に打ちのめした者の名だった。
まだ数週間しか経っていない、若くて苦い記憶が甦る…。
これまでの常識を覆す超絶技巧、現実に思えない身体能力、爆発的なパワー…
どれを取っても三杉に『到底敵わない』と膝をつかせる実力を備えていた。
出来る事なら、いま暫くは忘れていたかったトラウマ…
しかしここで三杉に発想の転換が起こった。
三杉「…アクセル筋を使いこなせるようになれば、アルシオンの実力に追いつけるんでしょうか?」
シーザー「あん?」
三杉「僕はアルシオンに勝ちたい…その為に強くなりたいんです!」
シーザー「ああ、そーなの? だがまあ普通に考えりゃ無理だぜ、追いつけねえ。」
起死回生の一手になって欲しい期待した三杉…
しかしシーザーの回答は余りにも呆気らかんと『No』であった。
534 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 18:48:54 ID:???
三杉「それは何故ですか!?」
そんな一言だけでは納得いかずに説明を求める三杉…
しかしシーザーは三杉の必死な表情に何ら動揺せず、淡々と理由を答えてゆく。
シーザー「まあ幾つかあるが…第一にはそいつがプレゴールデンエイジ(12歳以前)の時に使いこなせていた点だ。
神経系統の成長は12歳前後で完成する…ゆえにアルシオンは至って自然に身体を使いこなせるだろう。
それに対し、今から矯正するお前達では、どれほど器用であっても完璧な真自然とは成り得ない。」
三杉「……!」
シーザー「第二に…」
更にシーザーの言葉は続くようだが、三杉にとっては第一の理由で十分すぎる程のショックであった。
この後に言われる事など、無駄に無駄を重ねる情報にしかならないのでは…と耳を塞ぎたくなる。
A それでも聞いておく。
B 他の事を考え、頭に入らないようにする。
C シーザーの言葉を遮り『もう十分』と告げる。
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
535 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 18:49:55 ID:G9FCfbrg
A
536 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 18:54:22 ID:0fXUwk8k
A
537 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 19:06:17 ID:mZjvrzxA
A
538 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 19:15:43 ID:???
あと忘れないうちに…
★覚醒Pミニボーナス→! dice
どなたか引いておいてください
ダイスが6で+2、それ以外で+1 [現在値:11]
539 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 19:16:44 ID:???
★覚醒Pミニボーナス→
1
540 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 19:16:51 ID:???
★覚醒Pミニボーナス→
1
アルシオンじゃ当たり前すぎて面白くないかと思ったんだよなあ・・うーむ。
541 :
森崎名無しさん
:2012/02/24(金) 19:17:57 ID:???
別に面白さを求めなくても
542 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/24(金) 20:29:35 ID:???
すみますん、今日は終わりでまた明日ー
543 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/25(土) 13:35:10 ID:???
> A それでも聞いておく。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
しかし三杉は踏み止まった。
全て知っておくべき情報…それを受け容れなければ、次を正しく考える事すら出来ないと思ったからだ。
三杉(そう、それにそもそも僕個人がアルシオンに勝てないからと言って、チームの優劣とは別問題だ…
『サッカーは一人の力で闘うものじゃない』という考えの根本を今更揺るがせはしない。)
俯きかけていた顔を上げ、三杉はシーザーの言葉を正面から受け止める覚悟を決めたのだ。
シーザー「第二にアクセル筋を使いこなすのは完成じゃない、過程の一つだって事だ。
他にもお前達には身につけなけりゃならない事があるし、時間を必要する事もある…
まっ、とにかくアクセル筋が全てを決めるんじゃないって事だぜ。
第三にお前達には既に無駄な筋肉がつき過ぎている。
関節の稼動域は狭まり、硬くなった筋肉は自然な姿勢を妨げている。
こいつも時間をかけなければ解決できない問題だ。
第四だが…まあ…アルシオンってのはお前にそんな顔をさせるヤツなんだろ?
半端無い努力家っつーか、カルチョが好きで好きで堪らない様なヤツの筈だぜ。
残念だが、少なくともそいつが亀にでもなってくれない限り、そうそう差は埋まらん…」
三杉「後は…」
シーザー「今ので終わりだ。」
以上の四点…三杉がアルシオンの実力に追いつけないと、シーザーが断言した理由であった。
なかなかに絶望的と思わせる物がその言葉にはあったが…
揺るがないと決めている三杉にそれ以上のショックはなかった。
544 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/25(土) 13:36:33 ID:???
三杉「判りましたよ。 …少なくとも差を埋められる可能性はあるって事が。」
シーザー「いいのか? お前の野郎としてる事は、徒手空拳でカーズと闘うみたいなものかも知れないぜ?」
三杉「カーズ?(パードゥン?) …よく判りませんがそれで十分です。」
シーザー「マンマミア…OK,気に入った。 お前はバカだ。」
どれほど無慈悲に叩いてもヘコタレた態度を見せない三杉に、遂にシーザーは嫌味の無い笑みを向けた。
※ シーザーの三杉に対する感情が[闘うバカ]になりました。
シーザー「お前ら! こっからの時間、適当に生きてカルチョでまとも食っていけると思うな!
運命の女神ってのが存在するとしたら、間違いなくテメーらは『負けろ』って言われてるんだよ!」
オジオ「!!! …って、だから何ですか!」
ブンナーク「ふざけろ!」
ミハエル「ここで終わるつもりはありませんよ。」
シーザー「意気はいいがな……いいか、運命を塗り替える資格があるのは闘うバカだけだぞ。
小賢しいだけの奴にドラマなんか起こせねえって言ってんだ。
っつーわけだから温くねーぞ、こっからの時間は。 それでも闘いたいバカだけ助言をくれてやる。」
ヴィオラの選手達に向けた、シーザーなりの宣言であった。
それは『Lesson1、妙な期待をオレにするな』という言葉と同義であったのかも知れない。
545 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/25(土) 13:37:58 ID:???
シーザー「明日からのメニューを言うぞ…ミケランジェロの丘に行って帰って3往復、ひたすらウォーキングだけの日を作る。
ただしミハエル、テメーはダメだ。 お前は別メニューを追って指示する。
またウォーキングの前後には指定のストレッチを1時間ずつ…これも追って指示する。
それからこの日は他に運動は禁止だ、ボールを扱う練習がしたけりゃ合間の日だけって事だな。
ウェイトトレーニングの類については全面禁止…器材を使った物は当然、原始的な物も当然ダメだ。」
…取り敢えずこんなところか。」
選手達の中には途中で口を挟みかけた者もいたが、シーザーは有無を言わさず一息で言葉を綴りきった。
相当徹底した、偏りがあるように思える練習メニューである。
これに対して三杉は…
A 何か質問したり、もしくは異議を唱える(記述、または何に対してか指定)
B 仲間に何か質問があるかを問う。(カード分岐)
C この練習メニューで頑張っていく意志で仲間達に鼓舞する。
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
546 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 13:52:47 ID:GAoJJu96
B
547 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 13:53:43 ID:BLxxzt4o
C
周りに聞いて反対意見とかでたら面倒なことになりそうだし。
548 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 13:53:47 ID:jxmaLma+
A
ブンナークのフォームの矯正に使った鉄球について聞く
549 :
548
:2012/02/25(土) 13:54:54 ID:???
いつか聞けるとは思うけど、今聞いても悪影響は無いと思うので
550 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 13:55:32 ID:hX8jAoN2
B
551 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/25(土) 14:20:00 ID:???
> B 仲間に何か質問があるかを問う。(カード分岐)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉にはシーザーの告げたメニューの意図が知れていた。
『三杉がアルシオンに追い付けない理由』としてシーザーが言った四項目、その中に全て入っていたのだ。
あの言葉に耳を塞がなかったからこそ、三杉はそれを理解したのだ。
それ故にここで説明を求める必要も、当然ながら異議もなかったが…
三杉「(メンバー達がそれに気付いているのかどうか……よし)誰か、このメニューに対して質問があるか?
聞いておくとしたら今のうち…誤解や勘違いを残しておける程の余裕はないぞ。」
納得のないままの練習で効率が低下したり、指示無視による悪影響は避けなければならない。
三杉はキャプテンとしての自覚から、仲間達にこう問いかけた。
すると…
先着で
★どうなるかな→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 二名の選手が質問をしてきた。
《ハート》 一名の選手が質問してきた。
《スペード》 ハートの選手とは違う、もう一名の選手が質問してきた。
《クラブ》 質問なし
《JOKER》 そんなのみーんな納得済みだぜ!
552 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 14:22:34 ID:???
★どうなるかな→
クラブ8
553 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 14:25:01 ID:???
誰か2人が納得のいかないままの練習か…
554 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/25(土) 15:18:58 ID:???
> どうなるかな→ クラブ8
> 《クラブ》 質問なし
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉の問いに対し…質問は無かった。
『やってやろうじゃん』と拳を叩くダラピッコラ、『がんばろーね』と悩みの無さそうに言うレントゥルス。
他の選手達も強い瞳で頷き、やる気を示している。
だがその中に、ただ二人だけ例外がいる事を三杉は気付かなかった。
シーザー「んじゃ、解散だな。」
三杉「ああそうだ、そう言えば明日はオフ日ですが…。
どうしましょう、ウォーキングの日にしますか? 」
シーザー「ん? ああそうか…。 いや、休みの日は休め。 メニュー変更は明後日からだ。
(…となるとスケジュールも変わってくるか…面倒だが仕方あるまい)」
三杉「了解です。」
こうしてこの日の練習は終わった。
新コーチの就任、そのインパクトは非常に大きかったと言える。
ここから三杉達のトレーニングは大きく方向転換していく事になるが…
それが運命を塗り替える道となるのか、それはまだ判らない。
555 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/25(土) 15:20:12 ID:???
[フロレンティア・ヴィオラ 8月 自由行動]
三杉(フィレンツェで過ごす完全オフか…久々だな。 そう、2年振りくらいの久々感…
おかしいな…プリマヴェーラ大会前の最後のオフ日から、まだ二ヶ月弱しか経っていないのに。)
細けえこたぁいいんだよ!
サッサと何するか選択肢な!
三杉(…ん? 誰かなんか言ったか? 神のお告げ……まさかね。)
☆オフ日(AM)の行動を決めて下さい。
A ブンナークを訪ねる
B 新田を訪ねる
C マルコを訪ねる
D ミハエルを訪ねる
E レントゥルスを訪ねる
F ダラピッコラを訪ねる
G スペルマンを訪ねる
H ミュラーを訪ねる
I オワイランを訪ねる
J ラムカーネを訪ねる
K 一人で過ごす
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
556 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/25(土) 15:23:27 ID:???
相変わらず短いですが今日の更新を終わります。
たぶん月曜にまたお会いしましょう。
557 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 15:29:33 ID:GAoJJu96
B
558 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 15:32:08 ID:???
本当は誰が不満持ってるかわかる人いるー?
559 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 15:39:37 ID:???
ウェイトトレーニング禁止で不満持ちそうなやつかな…
560 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 15:40:47 ID:???
向上心が一番高く厳しい練習望んでいる新田がただ歩くだけの練習に納得するかな?
というわけで隼と予想。でも正直自信ない…
561 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 15:41:55 ID:???
ウェイトトレーニング禁止で不満持ちそうな人って、安定のトラブルメーカーでAか?w
562 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 16:30:15 ID:hX8jAoN2
B
563 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 16:35:51 ID:???
ブンブンがあの説明で理解や納得が出来てるとは思えないよね
564 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 16:53:54 ID:???
午後は普通にブンナークが選ばれるとみた。世話のかかるやつめ
でもそんなブンナークがぼかぁだいすきでーすwww
565 :
森崎名無しさん
:2012/02/25(土) 20:11:46 ID:???
ブンブンと新田かな
ムエタイ時代に鍛え上げた筋肉と
スピードを殺さずにキック力上げる努力をした二人
それらが無駄と言われたら腹が立つと思われる
566 :
森崎名無しさん
:2012/02/26(日) 08:05:29 ID:???
なんかいつも、この二人じゃね?FWはそんぐらいじゃなきゃ困るがw
567 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 10:55:00 ID:???
>>557-566
まったくさー
トラブルといえば俺達2人かよ
これだから人気者は辛いよな
∧_∧
∧_∧ (´<_` ) 他はキャラ定まってねーボケ共だからな
( ´_ゝ`) / ⌒i 人気投票で下位の奴等マジ乙嫉妬ワロスw
/ .\ ブン2 | |
/ ニッタ/ ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/ FMV / .| .|____
\/____/ (u ⊃
ちょっ! ブンナークおまっ!
そーいうこと言うんじゃねぇよ
バリバリ野郎
∧_∧
∧_∧ (<_` ) あん!?
( ;´_ゝ) / ⌒i テメーだって去年までバリバリ財布だったろーが
/ \ | | それに素直キャラ似合わねんだよ、本編見習えドチビ
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/ FMV / .| .|____
\/____/ (u ⊃
568 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 10:56:10 ID:???
ファック!!
昔の事はいざ知らず他スレのキャラ持ち出すんじゃねえよ!!
テメェがベッド下に隠しるエロ本に名札貼って
食堂に放置しといてやろうか!?
∧_∧ _∧ヽヽヽ
( #´_ゝ)<<_`` ;)))
/ ヽ○≡○\ヽヽ
/ ノ / ||| |||
./ / ̄ ̄ ̄ ̄/ ||| |||
___ _ヽ./ FMV / /// .///____
\/____/ UJJ
\ / 、、
;.  ̄/ ̄/
ヽ・'. / / ``/
ヽ ;∴ / ∧_∧
∧_∧;.从/=ー- <_` # ) んだよ、いい子ぶりやがってよ!!
( ゜_ゝ(((ミλ_=_-七~ ⌒ヽ テメーのそーゆー所が気にいらねえんだよ!!
/ \ . ̄==_ニニ- 、 ヽ. ヽ ノノ この最速ソー○ー野郎!!
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/  ̄ ー_ i i .> .)
__(__ニつ/ FMV / i , _、//
\/____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
569 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 10:57:25 ID:???
\\\ ざけんなこのクソ野郎!!
(⌒\ ∧_∧ テメエとはもうお終いだ!!2トップ解散だ!!
\ ヽヽ(#´_ゝ`)
(mJ ⌒\
ノ ∩ / /
( | .|∧_∧ 上等だよ!?
/\丿 | ( # ) テメエのショッペえファルコンクロウにゃうんざりしてたんだ!!!
(___へ_ノ ゝ__ノ だいたいクロウって、苦労かよ!?名前もショッペえとかワロス!!!
____
/ ノ ヽ\
/ (○)}liil{(○) 更新始めようって時に何してんだァァァァァ!
/ (__人__) ヽ いきなり黒い部分曝け出してんじゃねーよ!
| |!!il|l| |
\ lェェェl / テメーら占い婆の犠牲者リストに入れてやろうかあ!?
/ ヽ
しヽ アナカン ト、ノ
| __ |
!___ノ´ ヽ__丿
570 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 11:06:30 ID:???
> B 新田を訪ねる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「そう言えば新田は腿裏走法がある程度出来ているって話だったな。
いつの間に身につけたんだろうか…それとも元々そういう走り方だったのか?」
オフとは言え、最近ずっとゴタゴタしていた為に予定など入っていない三杉…
暇人の宿命ゆえか、チームメイトの部屋へとフラフラ彷徨うところ。
そんな中、なんとなく新田の部屋に足が向いてしまうのはスッカリ深まった親交ゆえか…
三杉「新田、居るか?」 コンコン
部屋の前に到着し、ドアをノックして返事を待つが…
先着で
★新田くん、あーそーぼ→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 返事が無い、ただの留守のようだ
《ハート〜クラブ》 新田「どうしたんですか?」 イター!
《クラブA》 返事が無い、ただの屍のようだ
《JOKER》 どうやら先客が居るようです
571 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 11:19:36 ID:???
★新田くん、あーそーぼ→
ダイヤQ
572 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 12:05:46 ID:???
> 新田くん、あーそーぼ→ ダイヤQ
> 《ダイヤ》 返事が無い、ただの留守のようだ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シーン
三杉「……………」
最初の呼びかけとノックに対する返事はなかった。
朝食の時に顔は見ているので、寝ているという可能性は低いだろう。
今のが聞こえなかったか、それとも既に出掛けてしまっているか…
三杉「(もう一度ノックしてみるか、今度は少し大きめに)新田?」
コンコン
トントントン
………
……………
…………………
三杉「ふむ、返事がないな。 残念ながらもう出掛けてしまったか…」
落胆の溜息を軽く吐き、三杉は仕方なく部屋の前を後にする。
来た道を戻りつつ、それではどう過ごしたものかと思索するが…
573 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 12:06:46 ID:???
先着で
★部屋に戻るよ→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 おや、僕の部屋の前に誰かが立っている
《ハート》 おや、この部屋から新田の声が聞こえるぞ
《スペード、クラブ》 新田「あれ、三杉さん。」 イター!
《JOKER》 シーザー「にょほほ、暇人集まりやがれ!」 きたぜ…玄関から聞こえてきやがった……
574 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 12:09:34 ID:???
★部屋に戻るよ→
スペード10
575 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 12:18:48 ID:???
新田じゃなかったってことかな
576 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 12:23:27 ID:???
スペルマンがいたんだろうが
何があるんだろうか?
577 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 12:45:11 ID:???
流れを読まずに……
埋めネタで嫁が高得点をたたき出しましたね
578 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 16:47:30 ID:???
>>577
いえいえ、流れはぶった切るものです。 流石の岡山姉…ジャイアンシチューで高得点は普通取れません。
総長や番長にトップを譲る為に少し控え目に作ったところが更に感嘆…(とか言ってみる)
=============================================
> 部屋に戻るよ→ スペード10
> 《スペード》 新田「あれ、三杉さん。」 イター!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
自室への帰途、三杉は丁度階段を上がってきた新田を発見した。
三杉「ああ新田、ここに居たのか。」
新田「あれ、三杉さん何か用でしたか?」
三杉「いや、特別用事があるわけじゃないが…少し話したいと思っていたんだ。
暇ならちょっと僕の部屋に寄っていかないか? 特典として美味い紅茶もついてくるぞ。」
新田「はは、それじゃお呼ばれさせて貰います。」
何も知らぬいたいけな少年を言葉巧みに誘い出した三杉。
内心で『計画通り!』と毒々しい笑みを浮かべたかどうかは不明だが、とにかく新田を連れて自室に向かった。
579 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 16:48:30 ID:???
<三杉の部屋>
プロ4部に落ちた事で福利厚生面での優遇が格段に落ちた三杉達だが…
トップに上がった事もあり、相殺で以前と同じ寮、同じ部屋に居住する事が出来ている。
三杉の部屋はシンプルに片付いており、本棚とTV以外に特筆すべき物は置いていなかった。
三杉「そら、飲むといい。」
新田「頂きます…って、やたら香りが強いですねこれ。」
三杉「フランスの老舗、マリアージュフレールのアールグレイ・インペリアルだ。
味は流石だが高いが難点でね…お陰で茶菓子を買う余裕が無い。」
新田「それは由々しき事態です。」
紅茶の説明に小さな財政難を混ぜ、苦笑を交わし合う二人。
置かれた環境はディザスタームービー並みに変化してしまったが、彼等の関係には何の影響もないようだ。
ベルガモットの香りのするお茶を一口啜り、三杉は新田に問い掛けた。
580 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 16:49:50 ID:???
三杉「新田はコーチ…シーザーさんの事だが、あのコーチの練習に不満はないのか?」
新田「え、不満ですか? 特に無いですけど、どうしてですか?」
三杉「いや、練習好きのお前の事だからな。 もっと激しい練習を望んでも不思議じゃないと思った。
それにウェイト・トレーニング禁止の事もある…無駄な筋肉が付いていると言われて不満じゃないか?」
新田に対する向上心の印象から、三杉が薄っすらと考えていた心配である。
しかし新田は首を傾げた後にこの心配を否定し、シッカリとした理由も添えてくれた。
新田「いやあコーチが言っていたアクセルとブレーキの使いこなし…アレ、俺は凄くピンと来ましたよ。
だって突き詰めて考えれば、以前に三杉さんが教えてくれた事の延長線上じゃないですか。
ほら、ボールに触れる直前でのスピード調整≠ナすよ。」
三杉「ああ、隼ダッシュの事だな?」
新田「ええそうです、あれは身に付けるまでに相当時間がかかりました。 あーゆー感覚を慣れさせる類は
地味に地道にやっていかないと仕方ないですしね、ウォーキングに時間をかけるってのは頷けますよ。」
三杉「よしよし、ちゃんと理解してくれていて安心したよ。」
ホッと一息の安堵を漏らす三杉。
紅茶を再び口に運ぶと、不思議と先程より美味しく感じた。
581 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 16:51:14 ID:???
三杉「…しかし難しい物だな、身体を動かすというのは。
感覚的にスピード調整出来る事と、理屈を理解して必要な筋肉を利用する事が全く違っているとは…。
思えば小学生の時、速く走る為には爪先走りが良いと教師に教わったが…それがそもそも間違っていた。」
新田「ああ爪先走りですか! あれは俺はちょっと受け容れられなかったんですよね。
何だか走っていて身体が上下に振られ過ぎて気持ち悪くなって…今思えばそれが良かったのかも。」
三杉「ふむ…日本人は生まれ付き身体能力が低い、筋肉の質が悪いと言われてるのは迷信かも知れないな。
子供の頃から間違った身体の使い方を教えられているとしたら…それが一番の原因だろうな。」
新田「そうですね…そう考えると怖いなあ。」
三杉「逆に考えるんだ、今のうちにそれを知れてよかったんだと。 確かな話ならば、今後皆に教える事も出来る。
ただ、信じて貰えるかは別問題で、少なくとも僕達は自身の身体で理論を証明しなければならない。」
新田「何だか面倒臭い話ですね、色々な意味で。」
二人は再び苦笑を交わした。
日本で普通に常識と思われている事、もしかしたらDNAに植えつけられているのかも知れない間違い。
日本がサッカー大国…いや、アスリート大国になる為には、そこから覆さなければならないのかも知れない…
582 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 16:52:19 ID:???
一旦ここまでだぎゃー
583 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 18:09:34 ID:???
三杉「そう言えばウェイト・トレーニングについてはどうなんだ?
ファルコンクロウを身につける時にはそれなりにやったんだろう?」
新田「ああ…まあ確かにそれなり≠ノはやりました。 でも…」
三杉「でも…なんだ?」
新田「筋トレがどれほど効果があったのか、正直なところ疑問です。」
三杉「ほう…面白いな。 詳しく聞かせてくれないか?」
隼シュートに比べて格段の威力を備えるファルコンクロウ…
それを自力で編み出した新田が、筋トレの効果を疑問視しているというのは興味深かった。
『力 = 重さ × 速さ』というのは言わば常識…筋トレとはまさに重さと速さを増量するトレーニングの筈…
しかも新田は『速さが落ちないよう気をつけていた』と言っているにも関わらず、である。
新田「何て言うのかな…スピードが落ちるのが嫌で、筋トレのやり過ぎには気をつけてたんですけど…
実際筋肉がついても、シュートの威力がそこまで上がった気はしなかったんですよね。
結局ファルコンクロウの威力は蹴り方の工夫…バネの力によって出た物でしたし。」
三杉「バネか…なるほど。 」
584 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 18:10:36 ID:???
三杉はここで物理学を考えてみた。
バネを使って重さ m の物体を飛ばす時…
物体の速度(初速)v [cm/s] とバネのエネルギーの関係は以下の式で表される。
E = ( m×v^2 )/2
つまり、物体の速度を2倍にするには、バネのエネルギー:Eを4倍にする必要だという事だ。
またバネのエネルギー:Eは次の式でも表すことができる。
E = ( G×d^4×δ^2 )/( 16*Na×D^3 )
G はバネの横弾性係数、d はコイル線の直径、δ はバネの変形量(伸び・縮み)、
Na はバネの有効巻き数、D はバネの巻き直径となる。
ここで思い出したいのがシーザーの言葉である。
『第三にお前達には既に無駄な筋肉がつき過ぎている。
関節の稼動域は狭まり、硬くなった筋肉は自然な姿勢を妨げている。
こいつも時間をかけなければ解決できない問題だ。』
シュートを振り下ろす為に使う筋肉を鍛える、それは良い。
ただしそれが同時に不要な筋肉をも鍛えてしまい、結果として柔軟性が損なわれる≠ニしたらどうであろうか?
関節の稼動域が狭まる、筋肉が硬くなるというのは、即ちバネの変形量が小さくなると同義ではなかろうか?
585 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 18:11:39 ID:???
三杉(人体における筋肉の相互作用はバネのように単純ではないが…
それでも一考の価値はあるかも知れないな。)
考えてみれば、三杉自身もウェイト・トレーニングには最低限の力しか入れていない。
心臓病時代からの物もあるが、ボールタッチの感覚が鈍ったり、細やかな動作が損なわれる気がしていたからだ。
自分の経験的直感から考えてみても、何となく理屈に沿うように思えた。
三杉「(…新田は感覚的にそれを察していたという事か。)
三杉はJrユース時代から新田の才能の深さを買っていたが、今改めてそれを見た気がした。
つまりは野心的とも言える向上心だけでなく、今のような新田のアスリートとしての本能である。
三杉は新田が同じチームの一員である事を、共に切磋琢磨出来る環境にある事を幸運に思うのだった
586 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 18:13:28 ID:???
☆三杉(さて、どんな話をしようか)
A シュートの工夫について
B ドリブルの工夫について
C パスカットの工夫について
D 三杉との連携プレイについて
E 中山と連絡しているかどうかについて
F カンピオーネ戦での敗戦について
G その他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
話せる回数は一回です。
587 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 18:19:08 ID:S3cqK3Tk
A
588 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 18:21:55 ID:XUUh4dVk
A
589 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 18:22:24 ID:???
近代的アスリートはバカにはつとまらないんだよなあ・・。
590 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 20:14:25 ID:???
>>589
コーチ、指導者がバカだと始まらないとも言えますよね。
特に子供の頃の指導は本当に大きいだろうと推測します。
=============================================
> A シュートの工夫について
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「ところで新田、シュートの工夫については進んでいるか?」
新田「ああ…そうですね、左足のコントロールは大分付いてきたと思います。
少しずつ威力も上がってきた…ような気もしなくもない、と言った感じです…」
三杉「苦戦中か…ふむ。」
この問いには少々自信無さげな返事が返ってきた。
どうやら左足で威力のあるシュートを出すのに苦戦を強いられているようだ。
GKとの1対1であれば、コントロールさえ定まっていれば十分…。
急停止、リフトボール、左足へと繋げる事で、タイミングを二度外す時間差ファルコンならば、
キック自体の威力はそこまで必要とはしない。
しかしミドルで撃つシュートとなれば、どうしてもキック自体の威力が求められてしまう。
591 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 20:15:26 ID:???
三杉(ファルコンクロウを上回る完成度のシュートとするには、もう一つ何かが足りないと言った所か…)
ファルコンクロウですら、蹴り方としては相当な工夫が散りばめられている。
それ以上のシュートにする為に何をすべきか…。
単純に考えて、キックフェイントからの左でファルコンクロウ並みのシュートを撃てれば最高だ。
だが現実にはそんな事は不可能である。
左足のキック力は右足の100%には至らない。
そしてファルコンクロウのフォームをリバースで組むのは(一瞬すぎて)時間が足りない。
新田が今以上のシュートを編み出せていないのは、このような理由が関となっているからだった。
三杉(ふむ…)
A もはや回転を使ったシュートを考えさせた方が良いのだろうか?
B 待てよ…一人で全ての工程を何とかしようとするから詰まるんじゃないか?
C 待てよ…キックフェイントの後、その場に留まったままシュートを撃つ事は無いのか?
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
592 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 20:17:28 ID:???
これは何が正解というよりは方向性の選択だよね?
Aはトルネードやアロー、Bはブースター系かな? Cはわからん。
593 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 20:18:27 ID:S3cqK3Tk
C
で新たな地平を
一番難しそうだけど
594 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 20:20:06 ID:ca7Ce3SE
C
595 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 20:22:38 ID:???
Cがアローシュートか?あれも時間差シュートのはず
596 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 20:25:41 ID:XUUh4dVk
C
ブースター系は使用どころが限定されるし、回転系はあわなそうだし。
597 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 20:26:06 ID:???
Bがシャドウストライクか?
598 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/27(月) 20:27:06 ID:???
本日はここまでとします。
まあここは言ってしまえばシュートフラグ進行の前倒しです。
Aはファルコンダイブ(特殊シュートフラグ、開花時期固定)
Bはシャドウストライク(特殊フラグ、開花時期固定)
CはシュートフラグB(覚醒すればゲットだが、覚醒条件を緩められる)
これらの入手時期を早める可能性がありました。
選択肢ごとにそれ以外の特典があったり、短縮期間に差はありますので、ある意味当たり外れがあったりします。
599 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 20:33:31 ID:???
まだこんなにシュート技覚えるのかー
600 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 20:54:38 ID:???
>>578
言われてみて気付いた。
ぬえが不参加だったら巫女が上位3位独占だったのか。
しかし、岡山姉は料理は得意じゃなかった気がするけど…
短期間でずいぶん上達したんだなー
アナカンさん、この幸せ者めー
601 :
森崎名無しさん
:2012/02/27(月) 23:24:08 ID:???
流石だな乙でした
602 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/28(火) 17:33:12 ID:???
>>596
その認識で正しいです。
>>599
5ネタが基軸ですからねー。 新田はキモイくらい変わっていきます。
>>600
いやあ幸せだなんて、そんなこと……ありますよ(てへぺろ
>>601
乙感謝です(ドヤ顔
603 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/28(火) 17:34:29 ID:???
> C 待てよ…キックフェイントの後、その場に止まったままシュートを撃つ事は無いのか?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
横へのリフトから左足のシュートは厳しそうだである…
それでは…と、三杉は改めてファルコンクロウの一連の動作を考えてみた。
頭の中でシュートシーンを再生し、何処かにブレイクスルーのヒントが埋もれていないかを探す…
振り絞る動作…身体を前傾に低く構え、それを支える軸足は爪先で確(しっか)りと大地を掴んでいる。
そして振り抜く動作…全身を前方向に飛び立たせながら、超速度の振り足をジャストミートさせている。
三杉(ああ、待てよ…?)
振り抜く足をチップキックにして軽く前方へ浮かせ…
身体を飛び立たせる動作で、そのままボールを追いかける形は出来ないだろうか?
器用にやれば、着地と同時に再び右を蹴り足にする事も考えられる…。
三杉「(よしんば出来たとして、DFとの距離の問題もある…
使える場面は自然と限られてくるが)新田、こういうのはどうだ?」
三杉は閃いた内容を新田に話してみた。
それに対する新田の反応はと言えば…良いとも悪いとも決め難い印象であった。
604 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/28(火) 17:35:42 ID:???
新田「そうですね、実際にやってみない事にはですが、イメージだと出来なくはないと思います。
軸バランスも以前と比べて、取れるようになってきましたから。
ただ、キック自体の威力がどうかと言えば、そこはどうしたって難しくはなりそうですね…」
三杉「(まあそうだろう…)左で威力を出す事を考えると、どちらが望みありそうに思える?」
新田「うーん…ちょっと、そこまでは…」
三杉「そうか…僕の考えだと、まだ右の方が可能性があると思う。
蹴り方にもう一工夫加える余地があるからね。」
新田「蹴り方にもう一工夫…と言うと?」
前に飛び込んでから着地するまでに出来る工夫…
核心を求める新田の問いだが、三杉は何かが見えそうで見えて来ない。
顎に手を当てて唸りながら考えを巡らせる。
その様子を察し、新田も一緒になって唸って考え始める。
605 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/28(火) 17:38:03 ID:???
三杉「うーん……」
新田「うーん………」
…残念ながらこの場でそれ以上の閃きは降りてこなかった。
しかしながら応用できそうな動作でありそうな事は確かである…
新田はこの『チップキックとライジングのダイブは使えるようにしておこう』と密かに考えるのだった。
※ 新田のシュートフラグBが2D6=11でも回収できるようになり、また自動回収時期が早まりました。
※ 新田との自由会話で『シュートの工夫』が消失しました。
※ 新田の三杉に対する感情が微増しました。(12→14)
606 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/28(火) 17:39:06 ID:???
[フロレンティア・ヴィオラ 8月 自由行動2]
三杉(もう午後か。 オフの日は油断しているとアッと言う間だな…)
リアル時間の経過の方がもっとアッという間だよ。
それに比べたら遅い、遅すぎる。
更新速度が遅いって? こまけえこたぁいんだよ!
三杉(うーん…なんだろう、幻聴が聞こえているのか? 熱は…なさそうだが。)
☆オフ日(PM)の行動を決めて下さい。
A ブンナークを訪ねる
B 新田を訪ねる
C マルコを訪ねる
D ミハエルを訪ねる
E レントゥルスを訪ねる
F ダラピッコラを訪ねる
G スペルマンを訪ねる
H ミュラーを訪ねる
I オワイランを訪ねる
J ラムカーネを訪ねる
K 一人で過ごす
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
607 :
森崎名無しさん
:2012/02/28(火) 17:40:38 ID:HaHonDfA
A
ラムカーネをたずねてJOKERを出したら
小さいおっさんが中から出てくるかとか考えなくもないが・・w
608 :
森崎名無しさん
:2012/02/28(火) 17:59:55 ID:SLorWlVc
A
609 :
森崎名無しさん
:2012/02/28(火) 18:03:56 ID:YB/36Ajw
J
ZEROシステムについて、何か不調イベントありそうな気がする
トーナメントの途中で倒れたりしたら、戦えないし……
少なくとも、俺達のGKはお前だけだ(ゲーム的にも)、ということは言っておきたい
610 :
森崎名無しさん
:2012/02/28(火) 18:45:50 ID:???
お約束の時間がやってきました
611 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/28(火) 18:56:15 ID:???
> A ブンナークを訪ねる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「なんとなくだが、ブンナークは今回もやらかす気がする…
いや、偏見はいけない。 僕がブンナークを訪ねるのは大丈夫だと確認する為だ。」
わざわざ口に出し、自らに向けてブンナークを弁護する三杉。
傍から見れば滑稽なシーンかも知れない。
しかし三杉とブンナークの間には、2年超に渡る長くて苦しい戦いの歴史があった。
戦いと言うより一方的な説教、説法であるのだが、まあこまけぇこたあいんだよ!
三杉は手塩にかけて補習をしてきたブンナークの事を信じているのだ。
必ずやシーザーの真意を理解している…と。
三杉「ブンナーク、居るか?」 コンコン
部屋の前に到着し、ドアをノックして返事を待つ…
先着で
★おらぁ、おるんは判っとるんじゃあ!!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 返事が無い、ただの留守のようだ
《ハート〜クラブ》 ブンナーク「あん、どうしたよ?」 イター!
《JOKER》 どうやら先客が居るようです
612 :
森崎名無しさん
:2012/02/28(火) 18:56:52 ID:???
★おらぁ、おるんは判っとるんじゃあ!!→
ダイヤ8
613 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/28(火) 19:06:24 ID:???
> おらぁ、おるんは判っとるんじゃあ!!→ ダイヤ8
> 《ダイヤ》 返事が無い、ただの留守のようだ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シーン
三杉「……………おや?」
午前に新田の部屋を訪ねた時と同じように、最初の呼び掛けには返事がない。
今のが聞こえなかったか、それとも既に出掛けてしまっているか…
トイレか何かで少しだけ席を外している事も考えられる。
三杉(うーん……ワンモア。)
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ドドドドドドドドド
………
……………
…………………
三杉「ふむ、返事がないな。 つまりこれは新田と同じパターンに入ったということ…
ブンナークは白だったという事だな? そうだ、アイツだっていつまでも脳筋じゃないんだよ。」
614 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/28(火) 19:08:38 ID:???
落胆ではなく気持ちの良い爽やかな笑みが浮かんでくる。
『遂にブンナークはこのチームのトラブル王から脱した』…そう思うと三杉は嬉しかった。
嬉しくてスキップを跳ねてしまいそうになる程だった。
安堵した三杉は自室へと戻ろうとする。
先着で
★部屋に戻るよ→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 おや、僕の部屋の前に誰かが立っている
《ハート〜クラブ》 まあ一応トレーニングルームを覗いてみようかな、一応ね。
《JOKER》 シーザー「にょほほ、暇人集まりやがれー!」 ドルンときたぜ…玄関から聞こえてきやがった……
615 :
森崎名無しさん
:2012/02/28(火) 19:08:50 ID:???
★部屋に戻るよ→
ダイヤ2
616 :
森崎名無しさん
:2012/02/28(火) 19:09:51 ID:???
ブンナークだけは自信あったんだけどなぁ
617 :
森崎名無しさん
:2012/02/28(火) 19:13:00 ID:???
二回もダイヤが出たんだ
何らかのプラスになるんじゃね?
618 :
森崎名無しさん
:2012/02/28(火) 19:13:06 ID:???
1/4を2連続で引き当てるとは縁起が良いな。
619 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/28(火) 19:14:23 ID:???
ヒント@ 三杉がメタな事を言いすぎな件
ヒントA ノックの擬音
/i /{/'⌒'} }}Y/ / ,r-、ヽ, /
ノ、|、ヾ_,,ノ ノ ノ{ ヾ {^')) }フ/ / _/
\ヽ、 彡'`、、 'ー' ノ //",,゙ """ / ヽ
ヽ-、ミ‐-、、 、,r=‐'¬ー=、、,-‐'_ ヽ、 /ノ / 『味』 地・ こ
ミ/ ~  ̄ノ /\ /彡 "" |/ だ 雷・ の
/ ,' u ∪ ! ヽ | i、゙ー''"彡 /| ぜ を・ 味
、、∪ / ノ / _,,,...-‐‐ニ=,ノ,,/ ヽ、,,_ \ ,イ / | : ふ・ は
ニ、=!, l_. レr=-ニ二、,,,.-'" ー、==-ヽ'"/ / ヽ : ん・
、(・,)>ノ⌒ ∠,(・,)_く ゙` ヽ゚ノ`ー=、_ /// ∠ : て・
 ̄/""゙ ヽ ̄ ̄ \ヽ  ̄ ̄ // ノ る・
u 〈 、 u (ヽ //  ̄ノ
ヽ -' lj >、 // /  ̄ヽ、
/ヽー‐ 、 /'"´ 'i // / ∨ヽ/
^゙"⌒ヾ、 ,i| ,"__} // / /
ー- - ヽ_人`'′ // / /
/ i'゙' /-─‐‐''/_/_
、 _/-‐ヽ、___,,,, -‐‐  ̄
ー-、、,,__,-‐'//ノゝノ ノ ヽ\
620 :
森崎名無しさん
:2012/02/28(火) 19:25:11 ID:???
状況としては「不幸中の幸い」程度じゃない?
犯人(いや、犯人違うけど)当てゲームでは二連発でしくじってるわけだし。
621 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/28(火) 19:43:08 ID:???
> 部屋に戻るよ→ ダイヤ2
> 《ダイヤ》 おや、僕の部屋の前に誰かが立っている
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
自室へと歩みを進める三杉。
今回は帰途の中でブンナークと出くわす事は無かった。
三杉(ふむ…まあダイヤだしな、さっきとはパターンが違って然るべきだろう。)
先程とは展開が多少異なっているが、三杉はポジティブだった。
つまりは『ブンナークと会わなければならない必然がない』という運命であると考えたのだ。
その気持ちのまま、軽い足取りで部屋の前に到着した三杉だが…
ドアの前には意外な人物が立っていた。
三杉「あれ……オジオ?」 ※第2部からオジオの呼称をメインとします。
オジオ「ああミスギ。 良かった、出掛けてしまったのかと思ったよ。」
マルコ・オジオ、小柄な体格のチームメイトだ。
ポジションはMFで、パスコントロールに秀でており…理知的に物事を考える選手である。
戦術的な思考力にも三杉に迫る物を持っており、特にデータ解析を利用した思考は三杉も舌を巻く程度だった。
622 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/28(火) 19:44:40 ID:???
三杉「(先のプリマヴェーラ大会でも、オジオが居なければローマ戦で負けていたかも知れないんだよな。)
どうしたんだいオジオ、わざわざ訪ねてくるなんて…何か大事な用事が僕に?」
とんと心当たりのない三杉は首を傾げて言う。
するとオジオは苦笑して相談がある旨を告げてきた。
三杉「ふむ、何だろう? 僕で良ければ話を聞かせて貰うけれど…まあ取り敢えず部屋に。」
オジオ「あっ…」
先着で
★どうしたんだオジオ→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《クラブ5以下》 オジオ「う、うーん…それじゃ済まないがお邪魔しようかな。」
《それ以外》 オジオ「出来ればトレーニングルームへ…」 トレーニングルーム? 何処かで聞いたな…
《JOKER》 ブンナーク「オレがトレーニングルームに? まさか! オレは綺麗なブンナークだぜ!?
そりゃ正々堂々、とっくにシーザーの野郎にケンカ売りにいってるわなぁっ!!」
623 :
森崎名無しさん
:2012/02/28(火) 19:45:24 ID:???
★どうしたんだオジオ→! card
624 :
森崎名無しさん
:2012/02/28(火) 19:45:45 ID:???
★どうしたんだオジオ→
ダイヤJ
625 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/28(火) 19:56:27 ID:???
今日はこの辺で。
ダイヤラッシュ凄いですね、驚きました。
626 :
森崎名無しさん
:2012/02/28(火) 20:02:38 ID:???
犯人はやっぱりおまえかw
627 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/29(水) 20:13:36 ID:???
>>626
お察しの通り、真実は常に一つです。
本日はシナリオの更新がありません。
またwikiを少々更新しておきました。
wiki内のメモに『こういう項目が欲しい』というリクがあれば仰って下さい、暇な時に加筆しときます。
もちろんwiki更新できる方はご自由に使って下さって構いません。
ところでチョッとアンケを…
このスレの試合は前後半45分ハーフとなっておりますが…
時間内に決着が着かなかった場合、どうやって決着をつけたいと思いますか?
A 前後半5分ハーフの延長戦 → PK
B 前後半5分ハーフの延長戦 → 再延長戦 → PK
C いきなりPK
D サドンデス方式(どちらかが1点取るまで終わらない)
アンケなのでID表示はなくても構いません、お気軽にどうぞ。
628 :
森崎名無しさん
:2012/02/29(水) 20:14:41 ID:0HFLAjOI
A
629 :
森崎名無しさん
:2012/02/29(水) 20:15:50 ID:nB0+d6AA
A
630 :
森崎名無しさん
:2012/02/29(水) 20:19:06 ID:oyf6r422
a
631 :
森崎名無しさん
:2012/02/29(水) 20:21:22 ID:sA22dxHQ
A
632 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/01(木) 12:35:11 ID:???
アンケ回答ありがとうございました、どうやら一般的な延長形式が良さそうですね。
本日の更新を始めます。
最近お気に入りのお笑い芸人が速水オリーブオイル≠烽アみちのアナカンです。
=============================================
> どうしたんだオジオ→ ダイヤJ
> 《それ以外》 オジオ「出来ればトレーニングルームへ…」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
オジオ「うん…と、出来ればクラブハウスにあるトレーニングルームへ行きたいな。」
三杉「トレーニングルーム?」
オジオ「そう、時間は大丈夫?」
三杉「ああ、構わないが…」
わざわざトレーニングルームとは、一体何があるのだろうか?
人に聞かれたくない話があると言うのであれば、部屋の方が都合良い筈である。
ともかく三杉はオジオの後についてクラブハウスへと向かう。
★ トレーニングルームへと移動中…
A どんな話なのか、オジオに軽く尋ねてみる
B 到着するまで何も聞かないでおく
C 何か話題を振る(要記述)
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
633 :
森崎名無しさん
:2012/03/01(木) 12:49:09 ID:10EYixmo
折角なので話題を振ってみる。
C
「最近ナディアとは?」
634 :
森崎名無しさん
:2012/03/01(木) 13:01:44 ID:pmv2282+
B
635 :
森崎名無しさん
:2012/03/01(木) 13:30:15 ID:Hh3WJVj6
C
「最近ナディアとは?」
636 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/01(木) 14:22:58 ID:???
> C 何か話題を振る「最近ナディアとは?」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉はただ黙ってついて行くのが何となく嫌であった。
如何にも深刻になりそうな雰囲気が心理に積層されるからである。
そのような心理状態は、問題のない話を抉れさせる可能性を生む…
三杉「オジオ、最近ナディアとはどう?」
オジオ「え、ナディア?」
三杉「うん。」
故に三杉にとってはどんな話題でも良かった。
たいした意味を持たなくても、何かしら話していれさえすれば良かったのだ。
オジオ「うーん…最近って言ってもミラノから戻って一ヶ月も経ってないからね、特には…
あっ、でもフィオレンティーナの破産については心配して連絡をくれたよ。」
三杉「ほうほう、それで?」
オジオ「うん、ボクはこのチームで頑張ってくと決めていたからね。 その気持ちを伝えたら安心してくれたよ。」
三杉「なるほど、変わらず仲は安泰みたいだね。」
637 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/01(木) 14:26:17 ID:???
他愛のない受け答えにそう感想を漏らす三杉。
オジオも恋人と2年間以上離れていて、どうにかこうにか上手く良好な関係を保っている…
似たような境遇ゆえか、それ自体が三杉にとっても嬉しい気分にさせる答えであった。
ここでオジオは思い出したように付け加えた。
オジオ「あー…そう言えばバンビーノがミランのプリマヴェーラに復帰したみたいだよ。」
三杉「えっ、本当かい!?」
オジオ「うん、ナディアからの情報。 トライアルを受けて合格したんだって。
流石にトップは無理だったようだけれど、ミランはプリマが戦力不足だから歓待されたみたいだ。」
三杉「そうか…まあバンビーノの実力なら当然か。」
オジオ「まあそうだよね。 来月後半のリーグ戦にはきっとレギュラーで出てくるんじゃない?」
三杉「先月の大会ではパッとしなかったミランのプリマヴェーラも、ここから本領発揮と言う事かな…」
オジオ「そうかも知れないね。 なんだかバンビーノ以外にも良い選手が新しく入ったって言ってたし。
確かハードワーカー・ボランチだったかな? 中盤は凄く強力になりそうだね。」
三杉「そのようだ。(ミランか…バンビーノは順調に前へ進んでいるんだな。 僕達は置いて行かれやしないか…)」
予想外にも話題がバンビーノ、そしてミランの話へと発展し、三杉は少々複雑な気分を覚える。
嫉妬とまではいかないが、焦りに近い物が滲み出るのを三杉は自覚していた。
そうこうする内に二人はクラブハウスへと到着するのだった。
638 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/01(木) 14:49:24 ID:???
<ヴィオラクラブハウス・トレーニングルーム>
三杉「おや…?」
ウオオオォォ ガシャン
ウオオオォォ ガシャン
異変、それは音。
オフの日にも関わらず、トレーニングルームから物音が聞こえてきた。
金属音は間違いなくウェイト機器が使われている音である、それは良い。
トップ(レギュラーチーム)の選手の誰かがオフを返上してトレーニングを行っているのかも知れないからだ。
レギュラーチームのコーチがどういう方針かは知らないが、リザーブチームの自分達がどうこう言う筋ではない。
問題は金属音の合間に挟まれる微かな唸り声…
『ウオオオォォ』 『ウオオオォォ』
三杉「…………」
聞き覚えのある声…そう言って差支えがなかった。
しかし三杉は自分の耳が悪いのだと自身を否定する。
そんな筈がないと固く信じたのである。
639 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/01(木) 14:50:37 ID:???
ガチャリ
トレーニングルームへのドアを開け、中の様子を覗くと…
ブンナーク「ぷふぁ…あっちーーー…」
三杉「…………」
オジオ「…………」
そこに居たのは只一人、シンプラサート・ブンナークであった。
★三杉(ええと…この状況はつまり……)
A ハンサムの三杉は自分がいつのまにか異次元に迷い込んだのだと気が付く。
B 夢である、そろそろ仲間が起こしに来てくれる時間だ。
C 安定のブンナーク。 現実は非常である。
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
640 :
sage
:2012/03/01(木) 15:00:33 ID:IcXlYkPQ
もこみち、照英、川越シェフ・・・
時代の流行はいつも唐突に。
641 :
森崎名無しさん
:2012/03/01(木) 15:02:06 ID:jcBfJ8pY
C
642 :
森崎名無しさん
:2012/03/01(木) 15:03:29 ID:owz/ABW2
C
643 :
森崎名無しさん
:2012/03/01(木) 15:20:54 ID:???
さーていたな、近代アスリートにあるまじき馬鹿がw
こう見ると、ブンブンのときのダイヤは「バカ当て判定」に成功した上でのおまけだったのね。
644 :
森崎名無しさん
:2012/03/01(木) 15:22:08 ID:???
格闘家としては間違ってないんよ……?
だからムエタイ出身は打たれ強いし……
645 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/01(木) 16:27:11 ID:???
>>640
川越氏は好きじゃなかったですね…生理的に何となく鼻の穴とか。
それに彼は全然イケメンじゃないと思っていますw
>>643
まあ20年前ですのでね。 それと、あの時のダイヤの意味はお察しの通りですw
=============================================
> C 安定のブンナーク。 現実は非常である。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・・・・・・・・
三杉「ブンナーク…この状況、聞くまでもないが、何をしていた?」
ブンナーク「あん? 判ってるんだったら聞くなよ、ウェイトトレーニングをしていた≠だぜ。」
ドドドドドドドドドド
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
三杉は己の愚かさにガッデムしていた。
・新田の時と同じパターンに入った
・ブンナークはシロだった
・いつまでも脳筋じゃないんだよ
・ブンナークはこのチームのトラブル王から脱した
オジオ「そんな訳がなかった。」
三杉「(脳筋の)帝王はこのブンナークだ!! 依然 変わりなくッ!!」
646 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/01(木) 16:29:33 ID:???
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛
ブンナーク「説教する気か… だが悲しいかな その行動を喩えるなら
馬の耳へとそよぐ春の風(東風)… ただ聞き流されるだけにのみ説教するのだ。」
三杉「………この三杉淳は…いわゆるドSな頭でっかちのレッテルを貼られている………
物事への対処を考える際、理屈が先行しすぎて実働への問題を忘れてしまうこともある…
好きな女を必要以上に困らせ恥ずかしい思いをさせるなんてしょっちゅうよ。
〜中略〜
_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__
__,ノ
). オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
ノ.
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y´`
.. /⌒i /`l _ ,、
_,,..、 .| / ,..-、 ,、. l |/ 〉 .〈 .| ,.-、
l l | /´ l,、_ノ ,l | l |レ' _,,」 .`'´ 〉 _,,..、 ,..、
| i' '´_,,、 ,! L.-ヾ=,' l、_,.. 、 「Zノ ヽ `ー、 / ア
.| し''´ 」 _,.-'´ _, - '_´ ゙l_,〉 ヽ、 'l / /
.| ,,.-''´ (_,.- '´| L-'´ _) `ー',/ /
| .| ,.-'´ ,.-'" / /´
..l、_ノ {,.- '´| | 「 /
|,i `''"
、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
_) (_
_) うっぎゃあああああああああああああああああ!! (_
) (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
647 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/01(木) 16:31:22 ID:???
ブンナーク「な……………… なんてパワーの説教だ…。」
三杉は午前に新田と話したウェイトトレーニングの副作用について説明した。
つまりはパワーを得る事の引き換えに、関節稼動域の狭化と筋肉自体の効果が起こるという事についてだ。
しかしその理論お聞いてもブンナークは納得しなかった。
ブンナークの言い分は『ウェイトトレーニングを止めてしまえばシュートの威力が落ちる。』
そして『ゴール前の接触プレーで勝てなくなる。』という二点に尽きる物だったが…
いずれも理屈に則った物とは言い難い。 それに…
三杉「そう思ったのならば何故、あの時にその不安をぶつけなかった?
それを言わなかったからには、お前はコーチの指示を反故にして勝手をやる権利はない。
コーチか、若しくはキャプテンの僕を納得させなければウェイトトレーニングをやってはいけなかった!」
ブンナーク「はぁー…はぁー…はぁー……」
理屈で畳み掛けられ、思考が追い詰められ、憔悴へとひたすらに突き進むブンナーク…
その顔はまるで敗北寸前のダービー(兄)を思わせた。
648 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/01(木) 16:33:02 ID:???
先着で
★そして二人の様子を見守っていたオジオは…?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 オジオ「待ってくれミスギ、僕もコーチの指示には疑問がある!」
《ハート》 オジオ「待ってくれミスギ、ウェイトトレーニングは条件付でやるべきじゃないか?」
《スペード、クラブ》 オジオ(確かにミスギの言う通り…僕にだって何か言う資格はない。 先に話すべきはコーチ…)
《JOKER》 シーザー「にょほほ、ケンカか?」
649 :
森崎名無しさん
:2012/03/01(木) 16:34:21 ID:???
★そして二人の様子を見守っていたオジオは…?→
スペード6
650 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/01(木) 17:25:46 ID:???
残念ながらブンナーク⇔オジオ間の感情増加にはなりませんでした。
でも練習指示に納得していなかった2人の問題は両者とも解消されたので良かったかな。
=============================================
> そして二人の様子を見守っていたオジオは…?→ スペード6
> 《スペード》 オジオ(確かにミスギの言う通り…僕にも何も言う資格がない。)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
オジオは二人の様子を黙って見ていた。
実は彼もシーザーの指示に疑問を抱いている。
今ほど三杉がブンナークに訴えていた筋肉の理屈…
ブンナークは納得…というか理解しなかったが、このオジオは間違いなく納得出来た。
だがそれを理解した上で、彼は『練習効率を考えれば、やるべきトレーニングがある』と考えている。
オジオ(けれども、確かにミスギの言う通り…僕にだって何かを言う資格がない。)
そう…昨日の練習終了時、指示を出す前にコーチは質問を求めた。 つまりは納得を求めたのだ。
…にも関わらず、オジオは納得もしない、質問もしないという事で終えてしまったのだ。
オジオ(ボクが訴えるのはコーチ本人だった…そして機会も与えられたのに、一体ボクは何をやっている?
ミスギにボクの考えを伝え、同意が得られたらばそれを免罪符に指示無視をするつもりだったのか?)
自らの行動に筋が通ってない事に気付いたオジオは一人静かに猛省していた。
651 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/01(木) 17:27:05 ID:???
オジオ「ミスギ、ブンナーク。」
ブンナーク「むぎゅう…」
三杉「ん…? あっ、置いてけぼりで済まないオジオ、ええと…」
オジオ「いや、いいんだ。 相談はコーチに聞いて貰う事にするよ。
そうするべきだったんだ、最初から。 …ごめんね、無駄に付き合わせてしまって。」
三杉「あっ…そうなのかい? いや、君がそれでいいなら僕は全く構わない。」
ブンナーク(オレの時と扱いが違いすぎねえか?) ボソッ
三杉「何か言ったかな?」
ブンナーク「いや、何にも。 ハンセイシテマス」
オジオ「はは、それじゃあボクはこのままコーチと話してくるよ。 それじゃあね。」
それだけ言ってオジオはトレーニングルームを退出した。
後に残ったブンナークへの説教はそれから更にタップリ2時間は続いた。
夕飯時のブンナークは灰のように真っ白になっていたという話である。(新田談)
※ 練習法に不満、疑問を抱いている選手が居なくなりました。
652 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/01(木) 17:30:13 ID:???
一旦(たぶん今日は)ここまでとなります。
次回はシナリオ進行で練習の描写をチビっとした後にカンピオーネサイドの描写です。
一応このスレ中に試合が始まりそうです。 それではー
653 :
森崎名無しさん
:2012/03/01(木) 19:43:06 ID:???
第2部でもいつもどおりすぎるwww
654 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 15:06:06 ID:???
>>653
ブンナーク・三杉「相変わらずな僕ら〜♪」
=============================================
――翌日
シーザー「まっ、なんつーか…理解してねー奴が居なかったみたいだから改めて言っとくぜ。
ウェイトトレーニングは全面禁止。 …ただし、必要になった場合は禁止を解除する。」
三杉(ほう……)
練習が始まる前、シーザーは選手達を集めて宣言した。
前回の指示撤回ではないが、一つ先が見えるよう但し≠ェ付け加えられたのだ。
昨日の午後、オジオが『コーチと話す』と言っていたから、もしやその影響かと三杉は想像する…
シーザー「筋肉ってのは闇雲につけてもいい事はねえ、マッチョ好きの彼女が欲しいってんなら別だがな…
例えばこうやって重りを上下するにしても、最低4種類の概念の筋肉が考えられる。」
シーザーは小さな鉄球を取り出し、脇を締めて肘を支点に上腕を上下して見せた。
シーザー「腕を上げる為の筋肉、そして下げる為の筋肉の2種類。 その中でも速く動かす為の筋肉と、
負荷に耐えて維持する為の筋肉の2種類……これらを組み合わせて4種だ。」
実際に動作の質を変えて示してみせるシーザーに選手達は頷く…
彼等も筋肉には速筋と遅筋という異なる性質の物がある事くらいは知っていた。
655 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 15:07:31 ID:???
さらにシーザーが話を続けるのを、三杉はじっくりと刻んだ。
シーザー「これらを全て鍛えていたら、非効率なのは言うまでもない上に悪影響も甚大となる。
必要な時に、必要な場所に、必要な種類の筋肉を、必要な量だけつけるのが正しいトレーニングだ…
解るだろうが、ウェイトトレーニングに限定してねえからな。
目的のない、具体的でない、知識のない無軌道なトレーニングは怪我をし易い身体を造るだけと知れ。」
三杉「…と言う事らしいが、理解したかブンナーク?」 ボソ
自身が納得するのは当然だが、三杉は隣のブンナークにコッソリと確認を取ってみる。
昨日の説教で伝えた内容、新田と吟味した内容と概念は変わらず、説明が具体的で想像しやすくはあるが…
ブンナーク「へぇへぇ、判りましたってよ。」 ボソッ
三杉(本当に理解したんだろうか…?)
どうにも真剣味の無いブンナークの肯定は、三杉にとって甚だ疑問であったが…
しかしこの説明は前回以上に三杉の納得を深める事が出来ていた。
より具体的な想像が可能となったのである…
『必要な時に、必要な場所に、必要な種類の筋肉を、必要な量だけつける』という言葉によって。
656 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 15:09:08 ID:???
三杉(例えば強いシュートを撃つ℃魔考えた時、必要な要素が何かと考えれば…)
仮定として、最も単純に下半身だけのモデルであっても…軸足を固定する強さ、蹴り足を後ろへ振り上げる為の
関節と筋肉の柔軟性、体勢を持続させる身体の芯筋、蹴り足を振り下ろす速度…と言った要素が見つかるだろう。
シュートだけを考えるならばこれらだけを鍛え、または柔軟性を上げるのが最も効率が良い。
これが『必要な場所に、必要な種類の筋肉を』という事だろう。
三杉(ただし実際にこれだけを鍛えたとしたらどうなるだろうか?
決まっている…身体の左右の筋力バランスが崩れ、シュート以外のプレーが通用しなくなるんだ。)
特化した能力があるのは確かに強い、だがそれだけでは脆い。
故にこその『必要な時に、必要な量だけつける』なのだろうと…三杉は想像して納得した。
チームメイトが迷い、相談してきたとしても…彼は応えてやる事が出来る筈である。
…キャプテンとしての責務を果たせるという事だ。
657 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 15:10:17 ID:???
それから二週間程の練習はウォーキングが主体であったと言って過言ではなかった。
はじめは誰もが腿裏を利用した歩き方に慣れず、気を緩めるとすぐに爪先歩きとなってしまったが…
幸いにもスペルマンが良い見本として居てくれた為、一週間もした頃には違和感が消え始めた。
ボールを使った所謂サッカーの練習においても、歩き方や走り方を変えるよう意識したが、
これは流石に難しくて中々慣れる事は無かった。
頭を使って歩き方なぞを考えていたら、他への注意がどうにも散漫になってしまうからであった。
この辺りは時間を要する所以と言うべきであろう。
そう言えば、ミハエルは別メニューとかでウォーキングの時間は全く姿を見ない。
どうやら別の場所で異なる練習をしているようだが…詳細が知らされる事はなかった。
ところでウォーキングを始めた事でボールを扱う練習の時間は大きく減った。
…にも関わらず、技量の減衰は感じられない…むしろ向上している気がしていた。
勿論、歩き方を意識するせいでヘマする事もあるが、それ以外の場面では技量の向上が感じられるのだ。
全く以って不思議で不自然に思えたが、これによって練習自体の士気は決して悪くはならなかった。
そんな頃だった…ミランからテストマッチのオファーがあると知らされたのは。
※全選手にスキル・ガッツペナ軽減Lv0が付与されました。(詳細はまだ不明)
※第二部になって能力が急増傾向ですが、練習方法が変わった影響だと脳内変換して頂きたく思います。
658 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 15:11:28 ID:???
一旦ここまで〜
659 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 19:55:14 ID:???
[ エピソード ―カンピオーネサイド― ]
私、宇佐見蓮子は現在UAEと呼ばれる国に来ている。
そして何故だか、とある球技スタジアムのベンチで雑用みたいな事をしている。
「いけ、シニョーリ!」「ヘヘン、まっかせなー!」「こっちだ!!」
このスタジアムの中央部分では、カンピオーネというチームと…確かこの国の代表チームがサッカーをしている。
UAEに来る前は私はイタリアに居た。 カンピオーネの人達も一緒だった。
そこでもカンピオーネはサッカーばかりしていた…その時の相手はナポリってチームだったかな?
正直なところ私はサッカーについて詳しくけど、でもカンピオーネがどの相手より圧倒的に強いのは見ていて判った。
サッカーの事は最初全く興味がなかったが、二つの理由から最近少しだけ関心が湧いて来ていた。
一つはナムが(日本での彼と比べると)意外な程に肉体派であったこと。
ある程度知っていると思っていた人間の意外な面、ギャップを観るというのは中々に面白い物だった。
まあこっちは割とどうでも良くて、もう一つの方が大きい。
そのもう一つの理由と言うのは、サッカーが『境界を越える為に足掻く球技』だと気付いたこと。
(…と言うより、球技というのはほとんど全て球をゴール線の如き境界の先へ送り出す物だと気付いた)
当たり前の事かも知れないが、私にとっては興味深い…目から鱗のような発見であった。
660 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 19:56:14 ID:???
以前にメリーと話した事がある。
境界とは何か、境界は何処にあるか、境界が視えるとはどういうことか…
メリーは言っていた。
境界が見えない≠ニ言うのは、その境界が必要で無い=A無くても困らない≠ゥらだって。
逆に見える≠ニ言うのは必要≠ナ無いと困る≠ゥらだって。
メリーは『どんな人間にも、それが必要ならば境界は見えるかも知れない』と言っていた。
そして『私の境界を視る力も、それが必要だから存在しているんだと思う』と言っていた。
かつて人間には境界なしに安全を担保出来なかった時代がある。
他の領分を侵す事が命の危険を侵す事に同義である時代があった。
家が境界の名だった事もある、集落が境界だった事もある…
国、川、山、海、人種、天地…そう、考えてみれば境界は無数に存在していた。
そして人々は多くの境界の先へ先へと、その行動範囲を広げて行った。
危険もあっただろう、命だって数え切れぬほどに失われてきた筈だ。
それでも人は境界の先を求め続け、今もそれをしている。
人はこのサッカーにおいても同じように境界の先を求め続けている。
その為に幾つもの工夫をし、動き続け、留まらずに新しい姿を見せている。
私がサッカーの中に在る、数多くの境界に気がついたのは意味があるのだろうか?
判らないが、メリーの言葉を肯定するならば…これは私にとって必要で、意味がある事なのだと考えられる。
ゆえに私はこのカンピオーネでマネージャーという業務に就いているのだ。
続けていればメリーの場所に辿り着く道だと、不思議にも思えてくるのだ。
661 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 19:57:17 ID:???
こういう事を考えるのは、メリーの手掛かりを何も掴めていない証拠でもあるけれど…ね。
ピイィィィィィィィィ!!!!
あっ、まただ。 また彼、アルシオンが一つの境界を越えた。
初めて会った時…そう、メリーが消えた時、彼も私達と同じ場所に居た。
あの時≠フ前にも彼は深くて暗い目をしていたが、以降のそれは尋常ではない。
彼には人間離れしている所がある。
それは以前、彼の幼少時代(と聞いている)のスポーツテスト風景を解析をした時に判っていた事だ。
故に、私と彼の間には存在を分別する境界があるように思えている。
陳腐な言い方をすれば別世界の住人というところだろうか?
私と彼を別ける境界、その線…これが解った時、私はまたメリーへと続く道が一歩拓ける様な気がしていた。
―――メリーが私の前から姿を消してから、もうすぐ一ヶ月になる。
662 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 19:58:45 ID:???
シニョーリ「へへっ、勝った勝ったぁー! ちょろかった!」
クスタ「…ドリブルもシュートも見事でした。 けれどシニョーリ、余りにパスが少なかったとは思いませんか?」
シニョーリ「いやいやいや、勝つ為の最善のプレイをしただけ! チームの方針に沿ってるよ!」
クスタ「だからお前は最後まで体力が…」
フィッツウォルタ「………」
今回もあの二人は変わらぬやり取りをしている。
クスタもよく諦めずにシニョーリへ説教し続ける物だと思う。
フィッツウォルタ(…いや、ボクもか………)
ドリブル以外でのボール運び禁止…あの馬鹿げた縛りは、流石にあの試合だけだったが、
その後もこのチームの戦術がドリブル突破中心である事は変わっていない。
ジョアン監督の理想とするチーム像…それがどんな物であるのか、ボクにはまだ見えていない。
今のようにパスで言葉を交し合えていない状況…視える筈なくて当然か。
663 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 20:00:27 ID:???
ヘルマー「よっ、お疲れ。 ほら汗ふけよ、風邪ひくぞ。」 ポイ
フィッツウォルタ「えっ…ああ、ありがとう。」
ヘルマーが投げてくれたタオルを掴み、ボクは顔を拭う。
トーマス・ヘルマー…月が明けてすぐにユブンタイが紹介してきたチームメイト。
彼はASローマでもチームメイトだったが、奴等の筋の選手だったとは全く気が付かなかった。
ミルチビッチもそうだ…思えばローマというチームは相当異色であったんだなと、今更に驚きを覚える。
カルバリョ「レンコー、いやぁオレの活躍見てくれた? レンコの為に今日は頑張ったでホンマ〜。
そんなオレと今夜食事でもどう? いい店知っとるんやで〜。」
蓮子「はは…相変わらずだねえ。 当然ノーサンキューだよ。」
カルバリョ「ええっ! なんでやねーん…」
ナムリス「はは。 カルバリョ、蓮子先輩をあまりからかわないでやってくれ。
それにキミもUAEは初めてだろ、いい店を知ってる筈がないじゃないか。」
カルバリョ「ああーん? …チッ、オーナー様のご登場かいな。 はいはい、引っ込んどきゃえーんやろ。」
ナムリス「やだなあ、オーナーだなんて。 立場上はそうでも、実際はチームメイトの一人に過ぎないさ。
なあ、アルシオンもそう思うだろ?」
アルシオン「…………………」
664 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 20:01:28 ID:???
ナムリス「相変わらず無愛想だなあ。 まあいいけど…ヘルマーも言っていたが汗はちゃんと拭えよ。」
ヘルマー(ペッ)
フィッツウォルタ「………」
色々と不可思議な事も多い。
あれほど野心的で力強さを示していたユブンタイの父が急逝し、トントン拍子で息子のヤツが後を継いだ。
チームのバックアップ体制は全くと言って乱れる事がなかった。
ユブンタイの父がオイルメジャー…世界的にも大物であった事はボクでも知っている。
そんな人物が死ねば…トップダウンで動いていた組織は総崩れで乱れるのが普通…
こんな趣味レベルの末端組織であるカンピオーネは解散となっても何ら不思議じゃない。
…にも関わらずこの状況だ。
アルシオンの様子もずっとおかしい気がする。
以前に増して無口になったとか、そういう類の話しじゃない。
今日、彼は二度もパスミスを犯したんだ。
アルシオンがパスで…よりにもよってパスでミスをするなんて、ボクにとっては意外過ぎる光景だった。
…ま、それでもアシストとゴールの両方で凄まじいパフォーマンスを見せてはいるのだけどね……
665 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 20:04:28 ID:???
ヘルマー「なあ… どうしたよ? 何にもかんにも納得言ってねえって顔しているぜ?」
フィッツウォルタ「ああ…それは当たり前さ。 でもキミが心配する事じゃあないよ。」
ヘルマー「ローマじゃあ無遠慮に、他人の見る目もきにせず毒舌吐いてたお前がねえ…
押し黙ってるなんて、らしくないんじゃねえのー?」
フィッツウォルタ「ふふっ……………そう、そうかもね…」
ヘルマー「しっかりしてくれよ? 一応来月はローマに戻るんだしさあ…リーグ戦、オレは勝ちたいねえ。」
フィッツウォルタ「……………」
何処までが本心なのだろうか…
未だに得体の知れない男だが、彼自身から嫌らしさは感じられないのも事実だ。
このカンピオーネでは試合に出場した事はないが、ローマではまた連携を取らねばならない。
難しくはないと思うが…ボクの心次第であるのは事実だろう。
666 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 20:06:26 ID:???
ヘルマーの言う通り、ボク達は月末に一旦解散する。
そして今後Wトーナメントまでの一年間、一〜二ヶ月毎に数日の召集を受けるのだが…
(どうやらこの点は、とっくの昔にクラブチームとユブンタイとの間で契約が結ばれていたらしい)
一応ボクはその期間は好きに動けるという事だ…当然ながらチームの一員である以上限界はあるけど。
…そう言えば彼等は大丈夫だろうか?
フィオレンティーナ…ジョアン監督の作ったもうひとつのチーム。
消滅し、違う名前のチームとして再生したのは知っている。
しかしメンバーがチームに残っているのかどうか、その情報が無かった。
イタリアへ帰国したらフィレンツェを訪ねてみなければならない…
ミスギやマルコに伝えなければならないんだ。
あのコーチの指示の先には何が…どんなヴィジョンがあったのか?
最悪、彼等にそれを託さざるを得ないのだから…形になる保証は何処にも無いと言ってもね。
667 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/02(金) 20:08:13 ID:???
中途半端ですが本日はここまでです。
668 :
森崎名無しさん
:2012/03/03(土) 21:32:17 ID:???
ペタリ
http://usokomaker.com/kekkon/r/%A5%A2%A5%CA%A5%B6%A1%BC%A5%AB%A5%F3%A5%D4%A5%AA%A1%BC%A5%CD/%B2%AC%BB%B3%BB%D0
669 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/05(月) 12:01:43 ID:???
>>668
わざわざありがとうございます(笑)
判りきってはいましたが、やはり嬉しい結果です。
岡山姉ほどピュアでキュートな存在は(私にとっては)居ません!
更新は夜に出来れば行いたいと思います。
関係ない独り言
ボカロの曲を聞いていると某GMさんのように動画を作りたくなってきます。
ランティス組曲やぼくらのうたで替え歌動画作りたいお。
でも時間なさすぎて妄想だけで終わらせる侘びしさ。
来週はJリーグ開幕ですね、楽しみです。
今年はスタジアムにも観に行くつもりですw
670 :
森崎名無しさん
:2012/03/05(月) 17:04:35 ID:???
そういえばもうそんな時期か
今年こそ昇格できるかなあヴォルティス
色々思うけれど何処でもスポンサーは大事だよね、うん
671 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 00:05:31 ID:???
時間が過ぎるの早すぎ…結局更新も遅れに遅れてこんな感じです。
サッサと進めて行きましょう。
=============================================
現在…
カンピオーネというチームのオーナーはナムリス・ユブンタイが担っていた。
彼が選手兼オーナーとなった…それ以外にカンピオーネの内部に変化は何もない。
いや、トーマス・ヘルマーが新メンバーとして紹介がされたのは変化と言って良いか。
それからジョアンが人前に姿を現さなくなった。
とは言っても監督職は依然として彼の物であり…
試合に関するフォーメーション、指示についてはユブンタイを通じて選手達に告げられている。
本当にそれがジョアンの指示なのかどうか確認する術はないが。
カンピオーネはフィオレンティーナとのテストマッチ以来、他に数多くの非公式テストマッチをこなしていた。
FCナポリをはじめ、パレルモ、レッジアーナ等のセリエA〜Bのトップチームと闘い…
イタリアを離れてアフリカ、中東諸国を巡り、各地で用意させたナショナル選抜チームと闘い…
そのどれもに圧倒的な強さを以って勝利を手に入れて来ていた。
イスラス、ディッテンベルガ、ついでにヤベッチュなどのメンバー離脱があり…
そしてオーナーの死という環境の変化があったものの…
その強さはフィオレンティーナと対した時から更に凶悪な物と化していた。
672 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 00:06:34 ID:???
カンピオーネのメンバーの半分程は、まだ欧州諸国のクラブに籍を置いている。
9月半ばからはトップ、2軍問わずリーグ戦が開戦となるため、
該当する選手はこの遠征が終われば帰国しなければならない。
そして丁度、この日のUAE選抜チームとのテストマッチが遠征の最終戦であった。
選手達は試合後にスタッフから労われつつ豪勢な寄宿ホテルへと戻って来た。
このホテルはユブンタイの関連施設との事で、遠征が今日で終わりと言っても所属クラブチームの休暇が終わる
8月末までの滞在が自由に許されている。
しかし一部の者を除き、選手達は早速荷物をまとめ始めていた。
彼等は今のチームの在り方を決して善しとしてはいない。
選手達の多くにとってはジョアンこそがチームの在り方を決める存在…
長年コーチとして導いてくれたジョアンの下にこそ集ったのだ、という意識がある。
故にこそユブンタイ如きに提供されたリゾートに長居し、享楽に身を委ねるつもりは更々無い。
むしろ解散後に得られる僅かな自由で何が出来るか≠フ方が、彼等にとっては肝心であると言えた。
673 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 00:07:36 ID:???
当然ながらタブリス・フィッツウォルタもそう考える選手の一人だった。
彼は早々と荷物の整理を終えており、夜にでもイタリアへ帰国する気でいた。
チームメイトであるレビタンも彼に付き合うと約束しており、二人分の航空券も既に予約済みだ。
今は試合の汗と付着した砂を落とす為に浴びていたシャワーから出たところ。
既にこの地でやる事など何もなく、待ち合わせの時間を待つだけであった…
コンコン
フィッツウォルタ「はい、鍵は開いているよ。」
同じように暇を持て余しているレビタンが訪ねて来たのだろうと、フィッツウォルタは軽く応答した。
ドアが開き、独特の訛りが抜けないレビタンの声が聞こえてくるものと思ったが…
先着で
★誰ですか、名を名乗れー→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 誰も居ない
《ハート、スペード》 ヘルマー
《クラブ》 ミルチビッチ
《JOKER》 ジョアン
674 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 00:08:07 ID:???
★誰ですか、名を名乗れー→
ハート4
675 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 00:10:57 ID:???
>イスラス、ディッテンベルガ、ついでにヤベッチュなどのメンバー離脱があり…
矢部ッチュはついで扱いですかーw
676 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 01:15:45 ID:???
>>675
いいんです、彼には特別な出番があるはずなんですからw
=============================================
> 誰ですか、名を名乗れー→ ハート4
> 《ハート》 ヘルマー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガチャリ
ヘルマー「ぃようっ」
開いたドアからズケズケと侵入してきたのはレビタンではなかった。
一度聞いたら耳に暫く残る関俊ボイス、わざと冗談めいたような軽い口調…
長めの一本おさげを垂らした姿に見間違えが起こる筈は無かった。
フィッツウォルタ「またお前かヘルマー…」
ヘルマー「顔を見るや否や渋い顔をするのは少し冷た過ぎやしないかい?」
フィッツウォルタ「悪いがボクはお前達≠ニ馴れ合うつもりはない。」
ヘルマー「へぇへぇ…オレが悪ぅございました。(一緒にされのは心外極まりないんだがなぁ。)」
677 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 01:16:50 ID:???
存外に扱われた事に、ヘルマーはまたもわざとらしく肩をすくめる。
内心では全く違う事を考えていたが、フィッツウォルタがそれを知る筈もなく…
自ら彼に多くを明かす事も不可能な現状、味方を作りたいと近付いても取り付く島がないと言ったところだ。
ヘルマー(やれやれ、最初から奥の手を出すしかないってのもねぇ…)
苦笑しつつも他に手は無い故に仕方がない。
ヘルマーは懐から二枚の封筒と紙きれをそれぞれ取り出し、フィッツウォルタの方へと差し出した。
フィッツウォルタ「…何のつもりだい?」
ヘルマー「まっ、取り敢えずメモだけでも目を通してくれないかねえ?」
フィッツウォルタ「………」
メモに書かれていたのは『ジョアン・ウェンガー』という文字だった。
フィッツウォルタは目を丸くし、慌てて筆跡を記憶から呼び戻す。
そして彼はすぐに理解した…これが間違いなくジョアン監督のサインであるという事を。
678 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 01:17:53 ID:???
フィッツウォルタ「何だこれは…」
ヘルマー「残念ながら詳しい事は言えない…オレにも事情があるんでね。
けど、このメモと手紙は確かにオレが託された物。
そしてオレはこれをお前さんに託したいと思ってるんだな…もう一つ、これと一緒に。」
そう言ってヘルマーはもう一通だけ封筒を取り出し、そしてフィッツウォルタの目の前に差し出した。
エア・メールの宛先はフライハイトと成っているが…フィッツウォルタにとっては知らない名であった。
ヘルマー「必ずローマの郵便局から出してくれ。」
フィッツウォルタ「……何のつもりだ?」
ヘルマー「取引…にもなんねーと思うけどよ。 ま、頼まれ事をして欲しい訳ですよ。
一つはこの爺さん(ジョアン)のお願い、もう一つはオレのお願いなんだがね。」
フィッツウォルタ「…訳が解らないな。」
ヘルマー「そっちの二枚の封筒…宛先がロベルト本郷ってなって無い方は、託された者に宛てられた手紙になってる。
悪いがどうやらオレの腰は重くてね、それをどーこー出来そうにない。
まあ贅沢は言うつもりはないと思うぜ? お前がそいつを読んで、上手に処理してやってくれよ。」
679 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 01:19:11 ID:???
フィッツウォルタ「…………」
フィッツウォルタはヘルマーを睨みつつ、暫しの時間それを受け取るか躊躇していたが…
やがて観念したのか、それとも好奇心がまさったのか、封筒を受け取った。
そして託された者に宛てられた手紙を読み…落胆した顔を浮かべた。
フィッツウォルタが望んでいたような内容が何も書かれていなかったからである。
ヘルマー「その顔を見た感じじゃ厄を拾わせちまったか?」
フィッツウォルタ「いや…ボクにとっては毒にも薬にもならなかっただけさ。
…でも構わないさ、手紙は責任持って預からせて貰う…キミのもね。」
ヘルマー「おっと、本当かよ? そいつぁ大助かりだねぇ、恩に着るぜ?」
フィッツウォルタ「ふぅ……用件が済んだらサッサと出て行ってくれるかい?」
ヘルマー「言われなくても。」
軽く嫌みのジャブを投げるとヘルマーは本当に素早く退散して行ってしまった。
680 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 01:20:54 ID:???
結局ヘルマーの意図は何も知れなかった…いや、フィッツウォルタにも知るつもりがあった訳ではないが。
ただ、今となっては気にしない訳にはいかなくなってしまっていた。
そして何より、彼が何故ジョアン監督の手紙を持っていたのかという事が大きな疑問だった。
フィッツウォルタ(だが、それ以上にこの手紙だ…)
フィッツウォルタはまじまじと破ってしまった方の封筒に目をやる。
暫しそうしていたが、やがて思い切って呟いた。
フィッツウォルタ「いいさ、元々予定の行動だった。 フィレンツェを訪ねる事はね…」
誰も聞いていない独り言。
彼は鞄の中に封筒をしまい込むのだった。
681 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 01:22:16 ID:???
[ リターン To ―ヴィオラ・サイド― ]
練習の日々の中…しかし三杉は以前よりもハードでなくなったと感じていた。
ウォーキングが練習の中心となった故…それは当然であったと言える。
しかし三杉にとっては不思議と実力が上がっている感覚だった。
ボールを扱う時間が激減しているにも関わらず、強くなっているように思えるのである。
そんな筈は…と疑いつつも、自らの動作のキレに留まらず
ボールタッチの技術もが良くなっていると考えない訳にはいかなかった。
☆三杉の練習成果を判定します。(他の選手については行われません)
《上昇率:三杉テーブル》
やや上がり易い : ブロック、クリア
普通 : パスカット、トラップ、競り合い
やや上がり難い : ドリブル、パス、シュート、タックル
《三杉の現在能力》
ド パ シ タ カ ブ ト ク 競
69 69 67 68 68 63 66 64 64
練習した項目を、上記ドリブル〜競り合い≠ゥら[3]項目選ぶ為に投票してください。
お1人様につき最大2項目を投票する事が出来、2票選ばれたら確定となります(投票はメル欄空白プリーズ。)
682 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 01:25:03 ID:???
まあ今日はこんな所が精々ですかね。
明日はもう少し頑張りたいと意欲だけ見せてみる。
生ハムとワインとネサフの一人晩餐に溺れないよう祈っていて下さい。
683 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 01:33:44 ID:Ju3ACmOQ
パスカット、競り合い
684 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 01:37:58 ID:7vatJZ4k
競り合い クリア
685 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 02:21:40 ID:sQZFANzE
クリア パスカット
686 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 12:30:54 ID:???
> パスカット(普通)、クリア(普通)、競り合い(普通)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
先着3名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★三杉のパスカット成果(
1
+
4
)≧7で1上昇★
★三杉のクリア成果(
2
+
3
)≧7で1上昇★
★三杉の競り合い成果(
6
+
5
)≧7で1上昇★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【備考】
上昇率やや上がり難い≠ワでは6ゾロの際に2上昇。
上がらなかった場合、各合計値の1/2(端数切り捨て)は次回該練習に加算。
687 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 12:34:37 ID:???
本格更新は夜に〜
エンコードしたら今の化石PCが死にそうですが動画を作っちゃおうかなと思ってます。
素材がないからイメージ映像を混ぜた紙芝居か歌詞と音だけのになる気配満々ですが(´・ω・`)
688 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 12:42:48 ID:???
すみません、こちらで引いて下さい。
先着3名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★三杉のパスカット成果( ! dice + ! dice )≧7で1上昇★
★三杉のクリア成果( ! dice + ! dice )≧7で1上昇★
★三杉の競り合い成果( ! dice + ! dice )≧7で1上昇★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
689 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 12:46:20 ID:???
★三杉のパスカット成果(
1
+
6
)≧7で1上昇★
690 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 13:02:37 ID:???
★三杉のクリア成果(
4
+
5
)≧7で1上昇★
691 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 13:05:33 ID:???
★三杉の競り合い成果(
2
+
2
)≧7で1上昇★
692 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 20:03:59 ID:???
> 三杉のパスカット成果( 1 + 6 )≧7で1上昇 → パスカット値69
> 三杉のクリア成果( 4 + 5 )≧7で1上昇 → クリア値65
> 三杉の競り合い成果( 2 + 2 )≧7で1上昇 → 失敗(次回判定+2補正)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※三杉の現在能力が以下のようになりました。
ド パ シ タ カ ブ ト ク 競
69 69 67 68 69 63 66 65 64
…実際のところ三杉の技術は確実に向上していた。
ただのウォーキングにばかり時間を使っていたと言うのにだ。
その秘密は歩き方を変えた事にあった。
歩き方が彼に無意識の内に深層筋を使わせるようになり、身体の垂軸と体軸を安定させたのだ。
身体を直接ぶつけあうような競り合いにまでは効果が到らなかったが…
クリアやパスカットの為に跳躍した時の体勢は以前に比べて安定をみている。
深層筋、そして軸…
シーザーはまだこれらについて説明をしていない。
歩き方と走り方が最初の重要な一歩目である故だろう。
これらが出来て、そして何かが変わったと気付いてこそ、以降のレッスンに繋げられるのである。
693 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 20:05:30 ID:???
<クラブハウス・ミーティングルーム>
シーザー「…っつー訳で、集まって貰ったのは他でもない。
世の中には物好きがいるもんで、お前等にテストマッチのオファーが来た。」
ざわ…
ざわざわ…
ある日唐突にミーティングに呼び出され、三杉達はそんな事を告げられた。
新監督が決まったか、それとも正式にチームを引き取ってくれるスポンサーが決まったか…
そんな希望的観測を考えていた三杉達にとって、それは喜ばしいがそれ程とも言えないニュースだった。
オジオ「オーナーが決まったんじゃあなかったか…」
ポツリと呟かれたオジオの一言で、ざわめきは沈黙に変わる。
一役人の私財で何とか形を保っているだけのヴィオラにとって、オーナー問題が現状最大の死活点だからだ。
個人の小金では3ヵ月足らずで底を付き、次はもはや都市が公的資金を回さなければ成り立たなくなる。
そんな事になってはイタリアサッカー協会は今度こそ恩情をかけるまい…ヴィオラは本当にお終いとなってしまうのだ。
694 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 20:06:33 ID:???
三杉(…かと言って、それは僕達が何かを出来る問題じゃない。
何も出来ないからこそ不安も蓄積していく悪循環……苦しい現状だ。)
現状の直ぐ目の前が見えない事で閉塞感はどうしたって生まれてくるもの…
三杉もヴィオラの選手達も、処理される事の無い重大な爆弾に心患っているのと同じだ。
三杉「うーむ………」
ダラピ「弱ったねこりゃ…」
オワイラン「………」
シーザー「オレの話はテストマッチのオファーについてだぜ、違う話題は解散してから好きにやれ。」
少々ムスッとした顔でシーザーが話を戻す。
そしてテストマッチの詳細を発表していった。
シーザー「ありがたーい相手チームはなんとセリエAから…ACミラン・プリマヴェーラだとよ。
オレは好く知らないが、まあまあ強いチームなんじゃないか?」
ざわ…
ミランという単語によって再び場がざわつきを見せるが…
今度は構わず、シーザーは話すべき事を一息に言い放った。
695 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 20:07:38 ID:???
シーザー「試合は月末…つまりは来週との事だ。 開催はアルテミオ・フランキ。(フィオのホーム)
…どうやら向こうさんが此方に来てくれるって話らしい。」
三杉「………」
シーザー「………」
三杉「後は…?」
シーザー「んにゃ、以上。」
三杉「えっ?」
シーザー「以上。」
どうやらシーザーにとっては言うべき事を全て言い終えたらしい。
後は試合の当日を待つだけ…
…とは、三杉にはすんなり受け入れられそうにない。
696 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 20:08:48 ID:???
★三杉(何か聞いたりツッコミ入れたりできるけど…)
A 相手チームのメンバーについて聞く
B 相手チームのフォーメーション、戦術について聞く
C こちらのフォーメーション、戦術について聞く
D ヴィオラの監督について聞く
E 試合に向けた練習について聞く
F 何も聞かない
G その他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
※ 最大で2回発言できます。
697 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 20:10:43 ID:sQZFANzE
D
698 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 20:14:16 ID:VTWE3XfM
D
699 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 20:14:57 ID:???
とうとう待望の猫監督登場か!?
700 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 20:17:22 ID:kSXv4btU
D
701 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 20:31:36 ID:???
三杉「…………ね、猫?」
猫者「Damn. I would have never thought it ever would have been like this.
Fuck you all niggaz wanna do!」
702 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 20:37:34 ID:???
ABCは聞いても「知らね」って返されるだけだよねw
703 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 23:39:55 ID:???
> D ヴィオラの監督について聞く
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉(サッカーに興味が無く、当然戦術についても門外漢と言っていたこのコーチ…
戦術やフォーメーションについて、この人に期待する事がそも違うんだろう。)
その辺りを正しく理解していた三杉は無駄な質問を先ず諦め…
そして問題を解決する別の方法・質問を思い当てる。
つまり…
三杉「コーチ、試合をするとなれば当然監督が必要になってくる筈ですが…
新しい監督はいつチームへ合流するんでしょうか?」
このコーチがその辺りの知識を持っていない、有効に考えられないならば、
それを出来る存在と話す事こそが正しく効率的である。
すなわち監督となる人物が就任した後に相談するべきなのだと…
三杉は新監督がいつやってくるのかをコーチへと尋ねたのだ。
シーザー「ああ………新しい監督な。 そいつは…」
704 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 23:43:03 ID:???
先着で
★1/53の奇跡に賭けろ→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 アバ様
《ハート》 ぬこ監督
《スペード》 アーバックル
《クラブ》 シーザー「仕方ねえ、オレが」 三杉「だが断る」
《クラブA》 ???「オレの出番のようだな」 三杉「お前は武流野!?」 シーザー「知っているのかミスギ?」
《JOKER》 その時フィレンツェの市民病院で奇跡が起こった
705 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 23:43:22 ID:???
★1/53の奇跡に賭けろ→
クラブQ
706 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 23:43:25 ID:???
★1/53の奇跡に賭けろ→
スペード5
707 :
森崎名無しさん
:2012/03/07(水) 23:44:23 ID:???
猫監督ばっかじゃんwww後はお約束のブルノかw
708 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/07(水) 23:47:08 ID:???
ええジョーカー出せるか否かだけの勝負でした、まあお約束ですよね
709 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 00:10:06 ID:???
ダイヤがアバ茶さんである可能性が微(ry
710 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/08(木) 00:26:02 ID:???
>>709
飲尿って実際どうなんですかね?
=============================================
> 1/53の奇跡に賭けろ→ クラブQ
> 《クラブ》 シーザー「仕方ねえ、オレが」 三杉「だが断る」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シーザー「まっ、オーナー問題のこと気にしている利口なお前等なら想像がついている事だろう。
元々居た監督・トップチームの選手でさえ、破格の安ギャラで残って貰っているこのチーム…
新しい監督だなんて、そんな人材雇える金があるわけ無えだろ。」
三杉「…………!」
残念ながら期待された答えは返ってこなかった。
むしろ禁固宣告とも言うべき絶望的な回答…『新監督は来ない』。
これには三杉も絶句せざるを得なかった。
711 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/08(木) 00:27:33 ID:???
シーザー「そーゆー事だからなあ……仕方ねえ、オレが」
三杉「だが断る」
シーザー「……………」
三杉「……………」
与太や冗談に付き合う余裕のない三杉は絶対零度で切り捨てた。
羊に率いられた狼の群れは、狼に率いられた羊の群れに劣ると言う…
ヴィオラの選手達としては後者のようになる訳にはいかないのだから、この反応は当然。
しかしシーザーとしては多少面白くなさが残る可愛げのない反応…少し気を悪くしていた。
シーザー「チッ……そんじゃ監督のやるべき実務はお前がやっとけ。
他のメンバーにフォロー受けてやって見せろ、シュワーボの弟子なんだろ?」
三杉「えっ………。 いや…はい、了解しました。」
突然名指しで振られ、瞬間戸惑う三杉…
しかしアンザーニ監督の弟子と言われれば、そうも言っていられない。
戸惑う声を直ぐに否定し、了解の言葉を返すのだった。
712 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 00:28:57 ID:???
FA宣言待った無し
713 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/08(木) 00:29:47 ID:???
シーザー「結構だ。 まっ、一応テストマッチと言えど監督の欄に名前は必要みたいだけどな。
そこは適当にオレが名前を埋めとくが、それだけだ。 新監督は居ない、来ない、存在しない。
全員がそのつもりでいておけよ。 ……今度こそ以上だ。」
言い終えると、シーザーは解散と一言告げてミーティングルームを出て行った。
残ったのは選手達だけである。
一応、監督業務の主担当に任ぜられた三杉には何か言う権利があるが…
A この場でフォーメーションについて意見を求める。
B この場でチームの基本戦術について意見を求める。
C この場でコッパ・イタリア・プリマヴェーラの記憶から敵戦術の検討を交わす。
D この場は解散し、カンピオーネ戦の時と同様に直前までに三杉が検討しておく事にする。
E 自分の戦術、フォメ案をぶちまける(要記述)
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
714 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 00:34:46 ID:jyiKCHog
B
尿は新鮮なら問題なく飲める=新鮮でないと雑菌的にヤバいって話を聞いたことがあるような。
715 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 00:37:29 ID:0nNzI51c
B
アンザーニ監督俺たちに勇気と希望を!
716 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 00:37:32 ID:p0Eikr42
C
マルコなら…マルコなら何とかしてくれる(情報的な意味で)
717 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 00:38:19 ID:79omTU4g
C
718 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 00:39:21 ID:Uf3WBkhg
C
719 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 00:43:05 ID:???
トップ下がバンビーノで弱いDFを減らしていいボランチを増やしたんだっけ?
720 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/08(木) 01:48:57 ID:???
> C コッパ・イタリア・プリマヴェーラの記憶から敵戦術の検討を交わす。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「よしみんなきけ。 ミランのプリマヴェーラに試合を申し込まれたのはコーチの言った通りだ。
先のコッパ・イタリア・プリマヴェーラにおいて彼等はベスト8、ローマに敗れている…
まずはその当時の確認からやっていこうか。」
そうして三杉はWボードにフォーメーションを書き込んでいく。
ミラン(4-1-2-3)
−−−−−−−
−J−−−F− Jロデオ Fピエトロ
−−−H−−− Hマッシモ
−−−−−−−
−−I−G−− I印象無し Gデヤン
−−−E−−− Eファルコーニ
−A−−−B− A忘れた B知らない
−−C−D−− C空気 DAir
−−−@−−− @アントニオ
4−3−3、正確には4−1−2−3のフォーメーションと選手…
正直に名前はほとんど覚えていなかったので、記憶の許す限りのものを書き入れた。
721 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/08(木) 01:51:24 ID:???
三杉(こんな感じだったと思うが…しかしこれはローマ戦用のシフトだった可能性が高かった筈…
ナディアやモニカ達がスタメンに驚いていた記憶があるからな。)
書いている内に三杉は段々と思い出して来た。
このチームの主役は中盤の底、アンドレア・ファルコーニであった事を。
そしてバンビーノが言っていた『純粋にレジスタとしては奴の方が上』という言葉を。
先着で
★他に思い出したのは→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 雑魚も含めた全員の名と特徴、ザックリとした戦術まで思い出したぜHAHAHA!
《ハート》 主要選手全員の印象
《スペード》 ロデオ、デヤン、アントニオの印象
《クラブ》 ロデオの印象
《JOKER》 先日のオフでのオジオとの雑談を組み入れ、敵の全てが読めたぜパーフェクツゥ!
722 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 01:52:54 ID:???
★他に思い出したのは→
ハート4
723 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/08(木) 01:55:04 ID:???
無事に最低限必要そうな事を思い出し、仲間に周知できそうです。
といった所で本日は終了とします。
途中で何度も寝落ちでアカン感じでした。
724 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 11:13:05 ID:???
大会からいくらか時間経っているし
敵DFの補強もあると思った方がいいかな?
725 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 17:10:55 ID:???
フィオ改めヴィオラは守備ガタ落ちバンビ→ミハで突破力減だから
フォメは4-4-2が案パイかな
726 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/08(木) 23:12:11 ID:???
>>714
なるほど雑菌問題がありますか。
私も調べてみましたが、異性飲尿はホルモンに影響を与えるようですね。
男の娘やタカラヅカなお方の秘密はそこにあるのかも知れません…
>>724
ファンタジスタ読者の方なら予想がつく事と思いますが、ミランは上記に加えてファンタジスタの坂本
、FWのトト(元ローマ)および監督のバレンティノが加わったのが完成形です。
DF陣についてはLV上昇がありますが、人員的な補強は無いと考えて下さって構わないでしょう。
>>725
さてさて、戦力ダウンを補う戦術はどうでしょうかね。
三杉(皆さん)の判断に期待です。
727 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/08(木) 23:13:27 ID:???
>>719
ザッツライト
=============================================
《ハート》 主要選手全員の印象
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉(ファルコーニ以外の選手について…。 うん、思い出せるぞ。)
どうやら三杉はローマとミランの試合展開を鮮明に思い描く事が出来たようだった。
基本的にはローマが展開を支配していた試合である。
決して多くは無かったミランのチャンスには必ずファルコーニが居た…
しかし結果を出した攻撃を演出したのは別、ロデオ・ストラーロのプレイだった。
三杉(ファルコーニが守備に忙殺され、中盤の攻め手が無くなった時、
そのピンチを救ったのはストラーロの機転だったな。
懐が深く我慢も出来、苦しい状況でハートを保てる強い選手か…。)
彼は試合前と試合後で全く違う選手に成長していたと記憶している。
あれから再び化けていたとしたら、中々に油断できない存在になっていると思われた。
728 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/08(木) 23:14:29 ID:???
三杉(それからっと…)
更に続く他の選手についても特徴を思い出す三杉…
箇条書きとなったが、目立った選手達についてはまとめる事が出来たのだった。
ストラーロ:WG、STをこなせ、囮になるトリックプレイが得意。 更に成長の可能性有り。
マッシモ:長身ヘディンガー。 強力とは言わないが油断禁物、ポストプレイもある。
ピエトロ:ドリブル巧者、しかし持ち過ぎの嫌いあり。
デヤン:総合力は頭一つ抜けている印象。
ファルコーニ:パスの技量は非常に高く、そこから生まれる攻撃は危険。 1対1は攻守共に強い印象。
アントニオ:ヘルマーのドライブシュートを止めていた。 競り合いに強そうな顔をしている。
三杉「要注意の選手はこんなところかな…」
新田「ふむふむ。」
ミハエル「支配力は高そうデスね。」
ミュラー「ええ、しかし…」
Wボードに主要選手の特徴を書き終えると、メンバーは口々にミランを評し…
そして最終的には明白過ぎる幾つかの欠点に意見を収束させる事が出来ているようだった。
729 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/08(木) 23:15:31 ID:???
当然三杉もミランの欠点について頭を働かせていた。
先日オジオから聞いた新入団選手の情報も踏まえれば、特に注視すべき欠点は定まっている。
それは即ち…
A 中盤の守備が甘い
B ゴールをこじ開けられる選手が不在
C ゴール前が笊
D FWとボランチを繋ぐ選手が足りない
E その他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
730 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:21:28 ID:63XQm+rQ
C
731 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:25:47 ID:79omTU4g
C
732 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:31:48 ID:???
ストラーロとマッシモの2トップでピエトロとデヤンはサイドに追放
トップ下がバンビ、ボランチにファルコーニと新キャラ
そして相変わらずのDFが笊ってところかな
733 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:32:45 ID:???
中盤強くてDFが弱いなら中盤省略のポストプレイが効果的なのかー?
734 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:37:16 ID:???
中盤にいいのが多い、というより新戦力を入れると多すぎなイメージがあるから
案外誰かをDFにするかも?
735 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:37:27 ID:???
最終的に坂本とトトがやってくるなら、乱打戦をしないと勝てない相手かなあ、これ。
736 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:38:10 ID:???
DFラインの裏に走り込むってのも有りだね。
737 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:43:34 ID:???
坂本とトトはまだこの試合には出ないと思う
ファルコーニは守備はそこまでじゃないしディノがどんだけの実力者なのかが肝かな
最大ガッツが凄まじいのは想像出来るけど
738 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/09(金) 21:30:27 ID:???
すみません、疲れが溜まって昨日も寝落ちました。
今日も更新は僅かですがやります。
=============================================
> C ゴール前が笊
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
それは即ち、DF陣が中盤より上に比べて余りに脆弱な点だった。
…言い換えればゴール前が笊≠ニいう事である。
吟味する必要なく、三杉はミランの弱点と思った内容をサラサラと述べる。
三杉「僕が注視すべきと思うのは敵の守備についてだが…中盤を越えた後が明らかに薄い。
GKのアントニオは別として、DFに特別気を払わねばならない選手が居ない。
アントニオにしたってヘルナンデスやシューマッハ以上という事はない筈…
つまり僕達は、ミランに中盤戦で圧倒されなければ2〜3点は取れると考えて良かろう。」
言い終えて三杉は仲間達の顔を確認するが…
これに対して彼等は『なるほど』と頷いており、反論が上がる事はなかった。
それが判ると三杉は安心して次の情報に話を移す。
739 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/09(金) 21:32:19 ID:???
三杉「それから…続いてオジオからの情報だが、ミランは先の大会から二名の選手を補強に入れた。
一人はハードワーカーのDMF、もう一人はOMF…ずばりバンビーノだ。」
「バンビーノか…!」「マジかぁ…」「突破力やばいな。」「DMFの補強も地味に大きそうだね。」
これを告げた途端に選手達の纏う空気は明らかに騒然とした。
ジョバンニ・マンフレディーニ…フィオレンティーナとして三杉と共にイタリアNo.1を獲った元チームメイト。
プリマヴェーラ大会においては多くの敵から意識され、ラフプレイを仕掛けられる事もしばしばだったが…
その突破力は三杉と互角以上であり、またパスを遮断する読みもチーム随一だった名選手である。
スペルマン「マルコ、バンビーノがミランに居るのは確かなのかい?」
オジオ「うん、間違いないよ。 どうやらかなり歓迎されたみたいだ。
バンビーノにとっては古巣だし、ミランのプリマは人材不足だったしね。」
ダラピッコラ「ふぅん、バンビーノと真剣勝負か…面白いぜ。」
バンビーノの突破力は敵に回したくない水準であり、多くの選手は溜め息を吐いたが…
一部の選手、特にタックルにこだわりを持つダラピッコラなどはむしろ歓迎ムードであった。
740 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/09(金) 21:34:11 ID:???
ここで三杉はもう一方の選手についてオジオに尋ねた。
三杉「オジオ、DMFの補強選手について詳細な情報はあるかい?」
オジオ「うん、ちょっと待って……」
先着で
★ディノの情報求ム→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 詳細知ってるよ
《ハート》 ちょっとだけ知ってるよ
《スペード》 知らないよ
《クラブ》 知らないけど相当の実力者のようだよ
《クラブA》 実はもう一人補強選手が居るみたいだよ
《JOKER》 ちょっと能力値データを確認するから待ってね
741 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 21:35:13 ID:???
★ディノの情報求ム→
スペード6
742 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/09(金) 22:27:52 ID:???
> 《スペード》 知らないよ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
オジオ「ええと…選手モデルはサンデーコミックの『ファンタジスタ』に登場するディノ・シルベストリ。
実は、本来なら彼はまだミランには存在しない選手なんだよね。
来年か再来年、テッペイ・サカモトと一緒にトライアウトで合格する筈だから。」
三杉「…………」
オジオ「でもスレ主がバランス調整&ミランのスタイル固めの為だからって今回加えたみたい。」
三杉「えーと、情報がないって事でいいのかな?」
オジオ「うん、ごめん。 有能なDMFという話は聞いたけれど、
プレイスタイルや得意分野については知らされてなくて…」
残念ながら情報源のオジオは詳細な特徴までは知らないとの事である。
名前や元ネタが読者に判ったとて、それは何ら関係のない話だから仕方がない。
743 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/09(金) 22:29:00 ID:???
三杉「やむを得ない、ここまでの情報から対策を練るとしようか。」
ブンナーク「そうそう、細けーこたぁいいんだよ。」
ミハエル「オー、見た目だけじゃなくて頭の方もゴリラなヤローですネ。 実に美しくない。」
ブンナーク「なにぃっ!」
ミュラー(同意です)
オワイラン(悪いけど同意かな)
三杉「同意だ」
考えて情報が入ってくる訳で無し。
三杉は敵の情報について考えるのをやめ、次の段階に入る。
ブンナークは最初から考えてなかった。
三杉「既にブンナーク以外は理解していると思うが、ミランは中盤より上…
特に中盤の支配力が強力なチームと思われる。
…反面、中盤でこちらが上回ればゴール前の守備は脆い筈。」
ブンナーク「おいちょっと待て!」
新田「ごめんブンナーク、ちょっとこれ(クリームパン)食べてて。」
ブンナーク「んーがーぐっぐ」
三杉「彼らが3バックで来るか、それとも4バックで来るかは判らないけれど…
とにかく中盤をどうにかするのが勝利への道なのは確かだろう。 それには…」
744 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/09(金) 22:30:13 ID:???
A 中盤戦を挑むより、堅く守ってロングカウンターを狙おう。
B 真っ向から中盤戦を挑む。 プレスとパスワークメインで上回ろう。
C 真っ向から中盤戦を挑む。 ゾーンとサイドアタックメインで上回ろう。
D むしろクラシカルなマンツーマンで個々が上回れば良かろうなのだ。
E 普段の自分たちの戦い方をしていこう。
F 君らの意見を聞こう。
G その他(戦術、フォメ詳細など記述可)
三票選ばれた選択肢で続行します。
745 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 22:30:32 ID:JhKD+paE
A
746 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 22:31:36 ID:uPGBqR3s
A
747 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 22:35:00 ID:???
WIKIPEDIAたんに原作のディノについて聞いてみたところ、
「豊富な運動量でピッチを駆け回り、敵の攻撃の芽を摘むダイナモ。」
だそうな。中盤を抜くのはいよいよきつくなりそうだねえ。放り込んだほうがいいかも。
748 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 22:37:06 ID:IXb4KKGU
A
749 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 22:44:22 ID:???
>>747
敵10番マーク+左サイド守備を一人でやれるレベルだもんね
750 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 22:47:51 ID:???
現時点の攻撃面におけるヴィオラの強みは
「片方はポストプレイもできる優れた二枚FW」と「中央のパサー」なので
(逆に言うと、バンビが抜けたため、ドリブルで中盤を抜くのはきつい)
放り込み作戦は非常に現実的だと思う・・オフサイドトラップが相手になければ。
751 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/09(金) 23:05:10 ID:???
短いですが本日はここまでとします。
お休みなさい。
752 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 15:29:43 ID:???
この戦術だとFWは3人?フリーになるのが上手い選手も加入したことだし
753 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/10(土) 15:30:08 ID:???
> A 中盤戦を挑むより、固く守ってロングカウンターを狙おう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「それには…中盤戦を挑むより、固く守ってロングカウンターを狙おう。
DFはPA直前で構えボランチも引き気味、後はカウンターの枚数でフォーメーションは決まる。」
戦術の骨子となる方針を三杉は示した。
ミラン中盤の支配力とまともに衝突するのは危険…
真っ向勝負より、ロングカウンターで中盤を抜く方がシュートチャンスが増えるのではないと考えての事だ。
ブンナーク「カウンターがメインねぇ…」
ミュラー「妥当…とは思います。」
ミハエル「少し消極的にも思えマス。 テストマッチなのだからリスクを冒しても構わないとボクは思いますネ。」
オジオ「そうだね…中盤の人間としてはチャレンジをしたい気もする。
けれどメンバーや環境が変わって最初の試合でもあるからね。」
三杉「うん、だから先ずは勝ちたい。 色々と状況に呑まれているチームだけど、今の僕らで結果を出したいんだ。
それにミランについては全容が知れない訳でもある。 そういう状況で闘わなければならない時、
守りながら相手の実力を量ったり、弱点を探したりする闘い方は必要になってくると思うんだ。」
こう説明すると選手達は一様に納得の態度を見せた。
堅実さだけが理由でなく、今後の事を見据えてと言う事ならば文句無しなのだろう。
754 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/10(土) 15:31:46 ID:???
三杉「好いみたいだね。 では基本的にカウンターアタックをメインにした戦術を組んでいく事にする。
試合の状況によっては前後半で戦術を変える事も有り得るが、まあそれは今は考えないとして…
それじゃ、フォーメーションを決めようか。」
☆どんなフォーメーションにしますか? 以下より選択して下さい。
A[5−2−2−1]
−−−−−−−
−−−H−−−
−F−−−J− サイドのF、Jに出すか、Hに出して落とすかの2択になるだろう。
−−−−−−− 中盤はパスを回されたら好きにされる事になる。
−−I−G−− ゆえにWボランチは見た目よりも深く守る必要があるだろう。
−−−−−−− ディフェンスラインは全面カバー。
A−C−E−B
−−−D−−−
−−−@−−−
B[4−1−3−2]
−−−−−−−
−−−−−−−
−−J−H−− アタッカーはほぼJとHの二人だけ。
−−−−−−− 位置が多少浅いので、2人で多少のボール運びが求められる場合も。
−−−−−−− 反面守備の枚数は非常に多い。
−F−I−G−
−−−E−−−
A−C−D−B
−−−@−−−
↓続きます↓
755 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/10(土) 15:32:54 ID:???
C[3−4−1−2]
−−J−H−−
−−−−−−−
−−−I−−− 基本はIに出してHかJにラストパスを出させる事になる。
−−−−−−− スピーディーな展開が求められ、Iが囲まれるリスクを減らす動きが必要。
F−−−−−G 守備は全面だがやや縦に広く、場合によってはF、Gのサイドアタックも期待できる。
−−D−E−−
−A−−−B−
−−−C−−−
−−−@−−−
D[4−2−3−1]
−−−H−−−
−−−−−−−
F−−I−−J ロングカウンターでもF、I、Jと選択肢は多く敵のマークを散らせる。
−−−−−−− その分守備の枚数が減っているのは注意。
−−−−−−−
−−E−G−−
A−−−−−B
−−C−D−−
−−−@−−−
A[5−2−2−1]
B[4−1−3−2]
C[3−4−1−2]
D[4−2−3−1]
E その他(要記述)
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
756 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 15:40:38 ID:3wb6YYOs
B
757 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 15:56:36 ID:8a8Y9raY
A
758 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 16:24:41 ID:qRAvszQI
A
759 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 16:35:11 ID:9K0HSN1A
D
760 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 17:34:44 ID:6pQNHi/g
A
761 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/10(土) 19:21:27 ID:???
> A [5−2−2−1]
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「カウンターの成功率を上げる為にアタッカンテは3人欲しい。
そして中盤でのビルドアップを考えないならば、中央にボランチを2人置いて…
ふむ、攻守のバランスを考えるとこの形が良いだろうか?」
−−−−−−−
−−−H−−−
−F−−−J−
−−−−−−−
−−I−G−−
−−−−−−−
A−C−E−B
−−−D−−−
−−−@−−−
Wボードに描かれたフォーメーションは上記のように完成した。
横一列に4人のDFラインに加え、スイーパー1名による5バック…
そこから2列…いや、1〜1.5列高めにボランチを2人置き、中央と各サイドをケア…
そしてロングパスを受け取るカウンター要員には3名…中央1、各斜め後方2と言う配置である。
762 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/10(土) 19:24:20 ID:???
三杉「基本は最終ライン付近でボールを奪取し、FかJに向けてロングパスを狙おう。
パスは距離が長くなればそれだけコントロールも難しくなるが、渡ればチャンスに近付くのは確かだ。
とは言えロングボールの精度に自信の無い選手が無理に狙っても、なかなか上手くいかない筈だ。
特に中央のHは1人だけ奥に構えるから、距離的な厳しさは更に増す…
ボランチの選手からでないと、精度はどうしても低くなってしまうだろう。」
そう言うと『パスコントロールの自信はどうだ』と言わんばかりに、三杉は選手達をグルリと見回す。
選手達は互いに視線を交わし合い表情を変えなかったり、或いはバツの悪そうな顔をしたり…
ボールを奪ってからパスコントロールの良い選手に渡すという手もあるが、
ワンクッションを置くからにはテンポが遅れ、敵の守備の戻りも早くなるという難しさもある。
三杉「まっ、その辺りは各人が自分で理解している事だと思う。
最低でもロングクリアになる事は変わらないから、そこまで不安になる必要もないさ。
それじゃ、選手の名を埋めていこうか。 @のラムカーネは確定として…
まずは5バックの5人、守備を重視するからにはここから指名していくよ。」
そうして三杉はDFについて各ポジション毎に指名していった。
763 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/10(土) 19:25:58 ID:???
☆DF陣のラインナップを決めます。(A〜Eまで一気に)
−−−−−−−
A−C−E−B
−−−D−−−
−−−@−−− @ラムカーネ
[新田、ブンナーク、ミハエル、マルコ、レントゥルス、ダラピッコラ、ミュラー、スペルマン、オワイラン]
★A左SB:
B右SB:
Cストッパー:
Dストッパー:
Eスイーパー:★
投票者はA〜E5人分の名を埋めて、それを1票として投票して下さい。
ポジションと名前が完全一致の2票決です。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
※本日中に決まらなかった場合、投票法を改めます。
764 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 19:28:16 ID:???
これDがスイーパなんじゃないですか?
765 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 19:30:45 ID:???
そして三杉が選択肢にいない件
766 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 19:31:09 ID:8a8Y9raY
★A左SB:スペルマン
B右SB:オワイラン
Cストッパー:レントゥルス
Eストッパー:ダラピッコラ
Dスイーパー:ミュラー★
いきなりオワイランを中央に置くのはやめてまずはサイドで
中央にはバンビーノと戦いたがってるダラピッコラさんを置いとく
767 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/10(土) 19:33:33 ID:???
あやや済みません
以下、
>>766
さんのようにご記入下さい。
とうぜん三杉もDFにおいてイイです、なんで忘れたんや
★A左SB:
B右SB:
Cストッパー:
Eストッパー:
Dスイーパー:★
768 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 19:56:14 ID:eaKgw8pg
★A左SB:スペルマン
B右SB:オワイラン
Cストッパー:レントゥルス
Eストッパー:ダラピッコラ
Dスイーパー:ミュラー★
769 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 20:06:45 ID:???
三杉にまさかの消えるフェイントフラグが!
770 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 20:07:12 ID:???
いや新田の隼スルーをぱくったのかもしれんぜ
771 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/10(土) 21:54:52 ID:???
>>769
三杉「そのサーブ…消えるよ。」 不二「呼んだかい?」
三杉「シュートが消えるのかも知れないね。」 コインブラ「呼んだか?」
>>770
新田「空気と一体になるのがコツですね。 居ても居なくても一緒感を出すのは以外に難しいんです。」
=============================================
−−−−−−−
A−C−E−B Aスペルマ Cレント Eダラピ Bオワイラ
−−−D−−− Dミュラー
−−−@−−− @ラムカーネ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「SBは左にスペルマン、右にオワイランに頼む。
敵がサイドアタックを狙ってきた場合の迎撃とシュート阻止、そしてボールフォローが仕事だ。
特にサイドアタックにはボランチと連携して対するように頼むよ。」
オワイラン「解りました。」
スペルマン「オッケー。(ボランチと連携か…)」
772 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/10(土) 21:55:52 ID:???
三杉「ストッパーはレントゥルスとダラピッコラにやって貰うよ。
仕事は中央突破の迎撃とシュートブロック、位置によっては浮き球のクリアと言った所かな…
恐らくだけど、ミランで中央突破を狙ってくるとしたらバンビーノだと思う。
その時はダラピッコラ、突出し過ぎずにボランチと共に対して欲しい。」
ダラピッコラ「おう、腕が鳴るぜ。」
レントゥルス「守備専は初めてだけど頑張ってみるよ〜。」
三杉「スイーパーはミュラーにお願いする。 クリアでもブロックでも、ここ一番の活躍を期待しているよ。
一番深い位置を守る事になるけど、ミュラーはロングパスが得意だから心配ないかな。
無理してHを狙わず、FやJに向けてクリアするようなつもりで一つ頼むよ。」
ミュラー「御意に候。」
三杉「…どこで覚えたんだい、そんな言葉?」
ミュラー「実はナカヤマが日本の時代小説を残して行ってくれましてね。
義将カネツグ・ナオエがお気に入りです。」
三杉「へぇ…(おかしな事にならなければいいけど…)」
773 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/10(土) 21:56:52 ID:???
…と言う訳でDFの選定はこれにて完了である。
新チームで初めてのカウンター戦術、フォーメーションと言う事もあり…
かなり手探りとなっている部分も無きにしもあらず。
しかしそこはジョアンのコーチ指導とアンザーニの戦術指南の賜物。
対応力、適応力でカバーしてくれる事とスレ主は信じていた。
三杉「続いてボランチの選手…これはサイドアタック、中央突破を潰すのが主な役割になる。
逆サイドを抜かれた場合は深く戻ってクリア要員にもなって貰うよ。 その人選は…」
☆MFのラインナップを決めます。(G、Iいっぺんに)
−−−−−−−
−−I−G−−
−−−−−−−
[新田、ブンナーク、ミハエル、マルコ、三杉]
★I左ボランチ:
G右ボランチ:★
投票者はI、G2人分の名を埋めて、それを1票として投票して下さい。
ポジションと名前が完全一致の2票決です。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
774 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 21:58:23 ID:8a8Y9raY
★I左ボランチ三杉:
G右ボランチマルコ:★
ロングカウンター中心だからここはパサー2人で
775 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 22:01:09 ID:9K0HSN1A
★I左ボランチ:マルコ
G右ボランチ:三杉★
マルコとスペルマンが仲良さそうなので
776 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 22:01:58 ID:DSof+NSM
★I左ボランチ:マルコ
G右ボランチ:三杉★
777 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 22:31:56 ID:???
ちょアナカンさんまずいって切れちゃいけないところできれてるよ
778 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 22:33:47 ID:???
これはあかんわw
779 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 00:31:15 ID:???
>※本日中に決まらなかった場合、投票法を改めます。
更新が止まっちゃったけどどうしたんだろう?急用かな?
780 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 00:35:38 ID:???
また寝オチかな? よしみんなきけ ねおきどっきりだ
781 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 00:38:27 ID:???
もし体調が悪いようなら、休養を取った方が良いのではないかと。
何事にせよ、身体が資本なのですから大事になさって下さいね。
782 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 00:45:36 ID:???
>>780
よし、ルームサービスの
むぎ茶
を頼む役は任せろー
783 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/11(日) 02:20:55 ID:???
>>777-778
スレ主、ちょっとだけ間違えた(・ω・)ノ
確信犯なのは内緒(・ω・)ノシ
>>779
ごめんなさい。
先週長い出張で疲労が蓄積しまくりng
>>780
寝起きドッキリとか新鮮でドキワクが止まらない件(´¬`)
>>781
体調は平気ですアジャっす
疲労が溜まってるのと眠いの我慢出来ないだけです
子供か!とよくツッコミ受けます
>>782
喉が潤ったお礼をしなければー
エルメェスが言っています
もうあげちゃうわ、私の
ジョワ
風味
アンキモ
、今ここで
人間観察
しながら作ったやつ
784 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/11(日) 02:23:53 ID:???
−−−−−−−
−−I−G−− Iオジオ G三杉
−−−−−−−
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「ボランチを担うのは当然オジオと僕の二人…ロングパスの精度から決めた。」
オジオ「うん、理解しているよ。」
三杉「ロングパスというのは残酷だ…距離が足らなければ敵MFに奪われ、軌道がズレればDFに弾き出される。
さらにFWの走るコース、タイミングがジャストでなければ早々ゴールには繋がらないだろう。
他の皆のロングカウンターが運に左右されるのは止むを得ないが、僕達はそうはいかない。」
オジオ「そうだねボク達がボールを奪って£シ後にボク達がカウンターの狼煙≠上げる…
今回の戦術で最もチャンスを作れるのはそのタイミングだ。
そしてその為にボク達はボランチの高さを任されるのだからね。」
三杉「OK、勝負を左右する守備から心して行こう。
サイドバックとの相性を考えてオジオを左にしたけれど…スペルマン、オワイラン、問題は?」
スペルマン「歓迎だよ。 決してミスギが嫌いと言うわけではないけどね。」
オワイラン「ボクも問題ありません、勉強させて貰おうと思います。」
785 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/11(日) 02:24:53 ID:???
これでGK、DF、MFまでが決定した。
最後はカウンターのフィニッシュを担うアタッカンテの3名だ。
☆FWのラインナップを決めます。(F、H、Jいっぺんに)
−−−−−−−
−−−H−−−
−F−−−J−
[新田、ブンナーク、ミハエル]
★F左ST(WG?):
HCFW:
J右ST(WG?):★
投票者はF、H、J3人分の名を埋めて、それを1票として投票して下さい。
ポジションと名前が完全一致の2票決です。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
786 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 02:27:01 ID:UEBpDUlM
★F左ST(WG?):ミハエル
HCFW:ブンナーク
J右ST(WG?):新田★
787 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 02:28:39 ID:2R3tJTnQ
★F左ST(WG?):新田
HCFW:ブンナーク
J右ST(WG?):ミハエル★
788 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 02:31:09 ID:UEBpDUlM
★F左ST(WG?):新田
HCFW:ブンナーク
J右ST(WG?):ミハエル★
やっぱりこっちに変更お願いします
789 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 02:43:33 ID:???
>今ここで 人間観察 しながら作ったやつ
ひえ〜
鼻の毛穴
観察されていたのか〜
790 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/11(日) 04:09:22 ID:???
>>789
エルメェス兄貴の性癖は異常だと判明しますた。
=============================================
−−−−−−−
−−−H−−− Hブンナーク
−F−−−J− F新田 Jミハエル
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「中央深くにブンナーク…これだけは確定だ。
新田とミハエルからラストパスを貰うか、ポストプレイか、捻じ込みか…この3つだけ。
ポストプレイでDFを引き付けてくれたら、それはもう特に最良だ。」
ブンナーク「ヒュー、いいねぇシンプルで。」
三杉「新田とミハエルは…左右の位置関係に特に理由は無い。 参考となる敵のデータが無いからね。
だが期待する仕事は変わらない、比較的浅い位置でカウンターのパスを受ける事だ。
ボールを運ぶ、ラストパスまたはクロス、自ら切り込む、シュートを撃つ、捻じ込む…
WGとしてもSTとしても活躍を期待している。」
新田「判ってます、いつもの俺を見せますよ。」
ミハエル「サテ…どれだけやれるか判りませんがネ。 …けど出来る事は全てやるのがボクの主義デス。」
三杉「うん、どうにか頼むよ。
…さて、これで一応フォーメーションが固まったね。」
791 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/11(日) 04:10:43 ID:???
−−−−−−−
−−−H−−− Hブンナーク
−F−−−J− F新田 Jミハエル
−−−−−−−
−−I−G−− Iオジオ G三杉
−−−−−−−
A−C−E−B Aスペルマン Cレントゥルス Eダラピッコラ Bオワイラン
−−−D−−− Dミュラー
−−−@−−− @ラムカーネ
Wボードのフォーメーションに名前が埋められた。
これにてようやくミランへの対抗策のイメージが鮮明になったと言える。
オジオ(責任重大だね………)
結局のところ、要(かなめ)は図よりやや低めに構えるボランチが出すロングパス…
つまりボランチ≠ェボールを奪い、下手に間を置かずに仕掛けるカウンターなのである。
時間をかければ敵は直ぐに引いてFWを囲むため、どうしたって成功確率は下がる。
ゆえにDFがボールを奪ってボランチに渡すより、ボランチが直接奪って出すのが何より旨いのだ。
792 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/11(日) 04:13:59 ID:???
三杉「…という事で、ミラン戦における対策は以上になるかな?」
ダラピッコラ「問題ないぜ。」
レントゥルス「オレもー!」
新田(FWとしての結果が出したいな。 一応そのチャンスは多い筈だけど…)
ミハエル(ふぅむ…ロングパスがミスった場合も、上手ーくやりたい所デスね。)
一応ヴィオラのメンバーはそれぞれに納得し、自分の仕事をイメージしているようだった。
少なくとも前半戦はこの戦術を試して行く…という事で問題がなさそうだ。
ラムカーネ「個人マークはどうする?」
三杉「ああ…っと、それがあったね。 けれど…」
個人マークとは…
要注意選手に対してマーク選手を付ける事を意味している。 マークする選手は対象に対し+1補正を得るが、
その他の選手に対し−1補正を受ける。(ただしタックル・パスカットに限る)
当然ながらマーク選手の動きに影響を受け、フォローやチェック自体にも自由度が失われる事になる。
三杉「敵のフォーメーションと選手配置が明確にならない事にはね…うん、決められない。
マークを付ける付けないの判断はどうしても試合直前になってしまうな。」
ラムカーネ「納得した…」
793 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/11(日) 04:15:09 ID:???
意見が一つ挙がったが、それについては直前にまた考えるという事でこの場は置き…
結局ここまででミーティングはお終いとなった。
後は各人が試合までに自身を仕上げていく事になるのである…
[味方イベント]
ミラン戦へのミーティングから一週間のあいだ…
『翌週の試合に向けて!』と三杉達の練習は過熱した…という事はなかった。
シーザーの指示により、練習メニューの変更が許されなかったからである。
相変わらず三杉達はウォーキングをメインとした練習に明け暮れ…
しかしミハエルは別メニューと称し、何処で何をしているのかもよく判らなかった。
そんなミラン戦前夜までのOne Day、三杉は偶然にとある仲間(達)との交流の機会に遭遇した。
794 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/11(日) 04:16:13 ID:???
先着で
★だれとだってばよー?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《K》 シーザー
《Q》 ブンナーク
《J》 新田
《10》 ミハエル
《9》 オジオ
《8》 レントゥルス
《7》 ダラピッコラ
《6》 ミュラー
《5》 スペルマン
《4》 オワイラン
《3》 ラムカーネ
《1、2》 スレ主がセレクションして再判定(ハズレあり)
《JOKER》 スレ主がセレクションして参加者が複数選択(ハズレなし)
795 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/11(日) 04:19:54 ID:???
夜間の更新はここまでです。
この軽交流イベの後、ちょっぴりミランの様子を書いたら試合当日になります。
ここまで結構長くなりました…予定より100〜150レスくらい長く。
予定はなかなか予定の通りにいきませんね。
それではー
796 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 04:21:54 ID:???
★だれとだってばよー?→
スペード7
797 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/11(日) 19:19:32 ID:???
> だれとだってばよー?→ スペード7
> 《7》 ダラピッコラ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
夜――
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛
三杉「……少し小腹が空いたな。」
日々の練習についての成果や課題をまとめ、並びに戦術についての勉強などをしていた三杉…
彼は『┣゛┣゛┣゛』という胃の収縮音により、自らの空腹に気付いた。
一般的な就寝時間にそろそろ近付いてきている今時分だが…
この日は夕食が早く、最後に物を口にしてからそれなりに長い時間経過があった事もある。
そして何より三杉は大層頭を使った事で、脳が大量のブドウ糖を消費する事になったのだ。
寝ろ≠烽オくはなんか食え≠ニ脳がシグナルを出すのも仕方がなかった。
798 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/11(日) 19:20:49 ID:???
三杉(ふむ…今夜はもう少しだけ続けたいな。 何か少しばかり口に入れるとしよう。)
そう決めると三杉は部屋を出て、一階の食堂へと足を運んだ。
食料の盗み食い? いやいや、夜食が必要な際に備えて最低限の食材は用意されている。
当然ながらイタリアらしく パーーースターーー! なんだけどね。
安い、簡単、腹に溜まる。 日本でも一人暮らしの若者にとって大きな味方となっている事だろう。
三杉(さて、どうしようかな? パスタを食べるならソースが…)
ガサゴソ…
ダラピッコラ「あれ、誰か先客か?」
レントゥルス「えっ、マジでー」
三杉「へあ!?」
別にやましい事をしていた訳ではないが、急に後ろから声をかけられて三杉はそりゃ焦った。
相変わらずウルトラマンみたいな妙な声を上げてしまう。
799 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/11(日) 19:22:10 ID:???
ダラピッコラ「あ、おお…ミスギだったのか。 なんかゴメンな、驚かせてゴメン。」
三杉「いや…こちらこそすまない、変な声を出してしまって。 不意打ちにはどうも弱くてね。」
微妙に気まずい空気が互いの間に流れる。
別に誰も悪くない、何となく間が悪かっただけ。
しかし地雷を避ける天才がここでそんな空気を華麗にスルー、話をスパッと進める。
レントゥルス「そんな事よりもミスギも夜食なのかー
オレ達はちょっと頭使ってたらお腹空いちゃったんだー。」
三杉「(流石レントゥルス、見事に気まずさをスルーしてのける、そこに痺れる憧れるぅ!)
うん、僕の方も練習法のチェックとか戦術の勉強をしていたら小腹がね。」
ダラピッコラ「へぇ、練習法に戦術とは流石はキャプテン。 …と言うか実質監督代理かぁ。」
三杉「ふふ、よしてくれ。 皆に協力を仰がなければまともに出来やしないのだから。
それより君達は一体何に頭を使っていたんだい?」
レントゥルス「あ、それはねー。」
800 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/11(日) 19:23:10 ID:???
先着で
★かくかくしかじか→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《JOKER》 互いの新しい必殺技について
《ダイヤ絵柄》 二人の連携プレーについて
《それ以外》 普通にお勉強…数学やら地理やら
************
一先ずこれだけで、余裕があれば後でもう少し更新します。
801 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 19:23:21 ID:???
★かくかくしかじか→
ダイヤ10
802 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 19:24:08 ID:???
出たな妖怪いちたりない
803 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 19:24:21 ID:???
ぐはぁっ!
804 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 19:26:11 ID:???
ヤッダーバァアァァァァアアアアア!!
805 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 20:09:42 ID:???
交流キャラがダラピッコラって事は
あれか、食堂の人はあの人になるのか
806 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:16:21 ID:???
>>802
いちたりないさんチィーッス、うちのスレには常駐しないで下さいね
>>803
いちたりない「貧弱ッ! 貧弱ぅっ!!」
>>804
いちたりない「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無無駄無駄無駄無駄無無駄無駄
無駄無駄無駄無駄無無駄無駄無駄無駄無無駄無駄無駄無駄無無駄……! 無駄ぁっ!」
>>805
残念ながらハズレー!!
807 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:17:34 ID:???
> かくかくしかじか→ ダイヤ10
> 《ダイヤ数字》 普通にお勉強…数学やら地理やら
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダラピッコラ「フツーに勉学に励んでたぜ? …って、専らヴェネチアーノに教わってるんだけどな。」
三杉「へえ、レントゥルスにねえ…」
レントゥルス「あれ? なんかバカにされた?」
ダラピッコラ「こいつはオレと違ってイイトコの屋敷で世話になってたからな。
給仕仕事の合間にそれなりの教養も覚えさせられてんだよ。」
レントゥルス「そうそう、オレはダラピッコラより出来る子ー。」
ダラピッコラ「へへ、調子に乗んなって。」
三杉「ふむ…しかし言っては悪いけれど意外だったな。
別に敢えて勉強せずとも、君には必要な常識は身に付いているように思えるのだが。」
808 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:18:44 ID:???
ダラピッコラ「ああー、まあそう言ってくれるのは有り難いけどよ…
まともな教養もないヤツじゃ説得力が無い気がしてな。」
三杉「えっ?」
ダラピッコラ「ほら…アレだよ。 オレが将来カルチョスターになってさ…そんでアレの撲滅とか言い出しても…」
三杉「なるほど…(理解した。)」
レントゥルス「なんかロマーノはさ、スターになれたとしてもバカ王子みたいのは嫌なんだって。」
三杉「えっと…バカ王子と言うと……」
ダラピッコラ「ほら、ASローマの…」
三杉「ああ、あの…」
3人は同じ人物を連想した。
809 :
バカ王子って言うと?
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:20:48 ID:???
_, -‐‐、,r'レ‐−−- 、
,r‐''´ ̄ ̄`ヽ、// ̄ > 、 `ヽ、
ノァ´ / ̄ ̄\V ///二コ l ヽ
//_,//,ィヘヽヽヽ|,i{ レ'/r'二ー{. n lヽ,i
{,// ,イ//三 ´ ̄ー} j | | l|
l! ! /l|l E !l } i |l
| ! j |l F ノ !l { i |l、
| l/ | |__,,,,,_ ___,,,ヽil l| |l、 `'!
// ,/j l l| ___ ゙''‐、 ‐''"___ `'、l i! lトヽ、}
// // ノ/ デ{':::jヽ 、 テ'i':::j`ァ i'、 ヽ}ノ|l }
// //イ `''´'' ! `'´''゙ !,ヽヽレjli′
Yr'/,rfソ{!. ,j iハト、Y!|!
/////ハヽ!. 〈{、- /_/llヽ|l|lト、
.{〃/ {/ Tハ, __,.- ___ /〃八 }l |l}ハ
l|l j/l| l! }.|{ヽ'i、 二 イ〃r/ハヽイYソj
ツ'lノ人ヽ/八 } }|\. / |l |l {トヽ}lj}リ l〃
/// ,/ノ jリノ| /`}−‐/´) .|l、lトヽlXlリl l |l{
ト{lレl//_,//‐'/ _/‐''" イ トミ三|l‐ノイノノ!ヾ-、、
_/l| ジ///,イ / / / / イ/,ィ7/`ナハ})}
__,、-'ヘ! `'{ { / ,ィソ /| / / /| ___/,イl/ l{ // ノ|! `''‐ 、,
フランチェスコ・バカ・キ・トッ○ティ・エル・ドグラ [Francesco・釈迦・ki・Totti・El・Dogra]
(19xx 〜 イタリア)
810 :
バカ王子って言うと?
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:22:05 ID:???
____
/― ― \
/(●) (●) \ .バカなのに釈迦……
/ (__人__) \ よくわかんない名前の選手だお
| ` ⌒´ |
\ /
/ \
| )
. | | / /
| | / / |
| | / / |
(YYYヾ Y (YYYヽ |
(___ノ-'-('___)_ノ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) ロマニスタにとっては間違いなく釈迦…
. | (__人__) そして同時にマジバカ。愛すべきバカ王子だ。
| U ` ⌒´ノ でもこのAAは愛すべき≠チて感じしないな…
. | . } やり直し。
. ヽ } (
_ヽ ノ`ヽ、_ )
_/|\ ` 、,__ 、小 L  ̄ ヽ (
_, ハ \ ` ァ、 /ヘ,レ―‐‐、__i__,)
, -‐ ´ ,ゝ \/ _ 又/ ,ヽ\丁
/ ヾ. \ , イ{`< _ ,ィ 〉〉〉|
/ `゙ヾ\ ヽ/ ヽ\`く´ / `ー(/ |
! ´⌒` ヽ / `ーヲ`〈 i !
811 :
バカ王子って言うと?
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:23:16 ID:???
∧
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∧/ \ /\ ∧
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| .| ─ 、 ─ 、 ヽ | /
ヽ| ・|・ |─ |___/
|` - c`─ ′ 6 l
__.ヽ (____ ,-′__
\││ヽ ___ /ヽ│││/
\ |? ̄ │ .?│/
.?\ │ . /?
ベヂイタ・フランチェスコ・トッテ○ィ・ノビ [β・Francesco・Totti・野比]
(19xx 〜 惑星ベヂイタ)
812 :
バカ王子って言うと?
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:24:17 ID:???
___
/ .u \ ちょ…! 確かに愛すべきバカ王子って感じするけども!
/((○)) ((○))\ このどっちつかずなパクリ方といい、完成度の低さといい…
/⌒)⌒)⌒).:::: (__人__) l_j :::\ /⌒)⌒)⌒) こんなゲリラ商法で大丈夫なのかお!?
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) U .| | | / ゝ :::::::::::/
| ノ | | | \ / ) /
ヽ / └ー.┘ ヽ / /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
. | } ミ ピコッ
. ヽ } ミ /\ ,☆____
ヽ ノ \ \ / \
/ く \. /\/ ─ ─ \ …って、よく考えてみたら
| `ー一⌒) / (●) (●) \ アナカンの登場キャラって大体そんな感じだったわ
| i´ ̄ ̄ ̄ \ | (__人__) |
\_ ` ⌒´ /
/ \
813 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:25:31 ID:???
ダラピッコラ「ハハ まっ、そんな感じだ。 とにかくミスギも夜食なんだろ?
パスタだったらオレがパパッと作ってやるよ。」
三杉「えっ、いいのかい?」
ダラピッコラ「ついでだからな。」
言うが早いか、ダラピッコラは調理場の奥に入っていく。
冷蔵庫からソースの具材(と思われる)を取り出し、フライパンへと油を布いた。
レントゥルス「ロマーノのパスタは美っ味いぜー?」
三杉「それは楽しみだな、どんなパスタが出てくるんだろうか?」
ワクテカしながら二人は食器類の準備をする。
ガチャガチャいわせながら待つ事10分強…
814 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:27:09 ID:???
ダラピッコラ「そら出来たぞ、皿寄越せ。」
レントゥルス「ひゃっほーぅ!」
三杉「早い! 随分と手際がいいんだな。」
ダラピッコラ「へへ、料理はスピードも値段のうちだぜ?」
ニカリとした笑顔でダラピッコラはパスタを盛り付け、調理具を洗い場へと投げ込む。
返す刀で食卓へ跳び込むと同時に、三人で『いただきますアーメン』をしたのだった。
三杉「むむ、これは…!」
ダラピッコラのパスタは魚の風味に酸味を効かせており、ハッキリ言って美味であった。
舌の肥えている三杉が思わず舌鼓を打つほど…
ダラピッコラ「へへ、コラトゥーラ(鰯調味料)とトマトのパスタ…自慢の一品だぜ?」
レントゥルス「うまーい! 父さんの味ー!」
三杉「あっ、なるほど…!」
815 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:28:16 ID:???
言われて三杉は思い出した。 二人の両親は漁町でパスタ屋さんを営んでいたと、以前にダラピから聞いたのだ。
どうやらダラピッコラは両親の味を再現してみせたようだった。
確かに店で出てもおかしくない程の出来である。
会話は一先ずそれだけで、三人は黙々と料理へと対し…そしてアッと言う間に平らげてしまった。
少しばかり腹をふくらませたかっただけの三杉にとって、これは予想外すぎる至福のパスタと言える。
三杉「いやあ、本当に美味しかった。 ありがとうダラピッコラ、レントゥルスも。」
ダラピッコラ「ヘヘン、そう言って貰えると作った甲斐があるな。」
レントゥルス「甲斐があるなー。」 ポカ ← ダラピに小突かれた
三杉「それじゃ後片付けの方は任せて貰おう。 二人は先に勉強の続きに戻ってくれ。」
ダラピッコラ「グラッツェ、そうさせて貰うぜ。」
こうして三杉は思いがけずダラピッコラの手料理を食べさせて貰えたのだった。
※ 三者の互いの感情がそれぞれ微増しました。
816 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:29:19 ID:???
<ミラノ ACミラン・クラブハウス>
デ・ニーロ「…チームの状態がズタズタとは言え、相手はつい先月にプリマヴェーラ王者になった奴等だ。
順当に考えればこちらが格下の立場である事を心得ておけ。 それも逆に考えれば、お前達には
相手から学ぶ事が沢山あるという事でもある。 是非今回の機会を飛躍の切っ掛けとしろ。」
ミラン・プリマヴェーラでは週末のテストマッチ…当然ながらヴィオラとの試合へ向けたミーティングが行われた。
監督であるデ・ニーロ氏より相手チームの説明、また予定スタメンや試合戦術の説明を受けた所である。
デ・ニーロ「質問がなければ以上で解散とする。」
ミランの選手達は先月のプリマヴェーラ大会でヴィオラの試合っぷりを観ている…
また実質的な戦力ダウンについてはバンビーノからも説明されており、特別に質問を追加する必要が無かった。
そんな理由でミーティングはあっさりと終了し、選手達は寮へと引き上げていく事となった。
そのさなか、チームの若き主柱であるアンドレア・ファルコーニが、出戻りの先輩であるバンビーノに話しかけた。
817 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:30:28 ID:???
ファルコーニ「マンフレディーニさん。」
バンビーノ「ん…アンドレアか、どうした?」
ファルコーニ「今度のテストマッチはマンフレディーニさんが監督に進言したと聞いています。」
バンビーノ「ああ、確かに監督へ薦めた。」
ファルコーニ「何の為です? セリエC2の、今後対戦機会のありそうもないチームと何故…
彼等に塩でも送っているつもりですか? それともあのチームに未練でも?」
バンビーノ「なるほど、お前はこのテストマッチが乗り気ではないのか。」
ファルコーニ「そうではありません。 …ただ、解せないだけです。」
バンビーノ(………なるほどな。)
言われてバンビーノは理解した。 ファルコーニは別に試合自体に不満を抱いている訳ではないのだ。
彼が疑問を抱いているのはバンビーノその人に対して…なのであろう。
それを踏まえてバンビーノはファルコーニの方へ身体を向き合わせる。
818 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:31:31 ID:???
バンビーノ「言っておくが、オレはそれほどロマンチストじゃない。
フィオレンティーナに未練を残すくらいなら、チームを離れはしなかった。」
ファルコーニ「…………」
バンビーノ「オレにとってはアズーリが全てに優先される。
Wトーナメントでアズーリを優勝させるという唯一無比の目的がな。」
ファルコーニ「ミランよりも…ですか?」
バンビーノ「(むっ…)ミランよりもだ。」
アズーリの名声を地に堕としたバンビーノの世代と、アズーリを欧州一に導いたファルコーニの世代。
互いに何より譲れないこだわり≠ニいう物について溝が存在するのは止むを得ない所だが…
ファルコーニ「なるほど、解りました。」
それだけの会話でファルコーニは踵を返した。
聞きたい事は全て聞き終えたと、態度で示すが如くである。
そんなファルコーニの背中に向けてバンビーノはもう一言だけ投げかけた。
バンビーノ「アンドレア。 フィオレンティーナと戦うべき最たる者はお前だ。」
ファルコーニ「…………」 ピタッ
819 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:32:35 ID:???
バンビーノ「あのチームは形が無い…相手や状況に応じて自在にその姿を変えてくる。
それを作りだすのはレジスタであるジュン・ミスギだ。」
ファルコーニ「…そうでしたかね。」
バンビーノ「お前がグランデ・ミランのレジスタに成ろうとするのなら、ヤツは越えなければならない相手だ。
ミランに初めてチャンピオンズカップ優勝をもたらした、お前の親父さんに近付く為にもな。」
ファルコーニ「グッ…それは解っていますよ。 けれど最後の言葉は余計な御世話だ。」
バンビーノ「そいつは済まない。」
ファルコーニ「それに相手はフィオレンティーナじゃない、フロレンティア・ヴィオラです…!」
バンビーノ「 !! ………そうだったな。」
ファルコーニは今度こそ場から去って行った。
ポツンと一人、バンビーノは暫し立ち尽くす。
それから俯き気味の顔を上げ、力強く歩みを踏み出した。
バンビーノ(これがフィオレンティーナ≠ノ返せる最後の恩返しだ。
…だが試合本番では別。 非常に徹しさせて貰うぞ、ミスギ。)
820 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:35:28 ID:???
<フィレンツェ>
そしてテストマッチの当日がやって来た。
試合会場はフィオレンティーナのホームスタジアムだったアルテミオ・フランキ…
ヴィオラのリザーブチーム(実質ユースチーム)とミランのユースチームのテストマッチにしては誇大な会場である。
『こんな大きな会場を用意して、果たしてどれだけの人が観に来るというのか?』
…そんな不貞腐れ気味の疑問がヴィオラ選手達の頭には渦巻いてしまっていた。
何と言ってもプロ4部、しかも正式なオーナーが見つからなければ半年立たずに消滅確実のチームなのだから仕方ない。
…とは言え試合は試合、今後の行く先を踏み出させる大事な一歩である。
三杉達にとっては、どんな小さな試合でも勝ち続ける事が現状を変える事に繋がる…かも知れないのだ。
やらなければならないと言う使命感のような入れ込みが身体を満たすのだった。
シーザー「っつー訳で試合当日だ。 先ずはユニフォームを配るぜ。」
メンバー「「「 サー! 」」」
シーザー「まっ、暫定だが背番号の方はこっちで勝手に決めた。
…暫定っつったからな、勘違いすんじゃねえぞ。」
「えっ?」「お…おお!?」「こりゃあ…」「なにこの違和感?」
三杉(なんだ…?)
シーザーが但しを言っておいたにも関わらず、ユニフォームを受け取った選手の一部から疑問の声があがった。
まだ受け取っていない三杉は状況を掴めずに軽く動揺する。
その雰囲気を緩和させる為か、シーザーは背番号の意味をそれぞれに説明し始めた。
821 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:37:27 ID:???
−−−−−−−
−−−J−−− Jブンナーク
−Q−−−F− Q新田 Fミハエル
−−−−−−−
−−G− −− Gオジオ 三杉
−−−−−−−
E−L−B−N Eスペルマン Lレントゥルス Bダラピッコラ Nオワイラン
−−−C−−− Cミュラー
−−−@−−− @ラムカーネ
シーザー「ラムカーネは当然正GKを表す1番、そしてミュラーにはユルゲン・コーラーと同じ4番を渡した。」
ラムカーネ「任務了解…」
ミュラー「ユルゲン・コーラー…(何故この人がそれを…?)」
シーザー「ダラピッコラはかのジャチント・ファケッティの3番、カルチョスター目指すんなら、それくらいでいけ。
レントゥルスの方は13…聖人の死んだ日と同じ番号だ、お前は敵に不吉を与える存在になれ。」
ダラピッコラ「なっ…!」
レントゥルス「逆にオレの方に不吉が来そうでgkbr…」
シーザー「スペルマンにはバンディエラ<Jルロ・グロッソと同じ6番をやる。こいつはオレ個人の期待って奴だな。
オワイランは今後来るだろうディフェンス・エースの15だな…本当は4を渡したかったがまあいい。」
スペルマン「期待ですか…了解。」
オワイラン「はい!(って、本当は4を? なんでだろうか?)」
822 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:38:44 ID:???
シーザー「オジオの8番は、MFとしてチームに存在感を持って貰いたいという思いから。
ミハエルの7もオレ個人の期待からだな。 名ウインガー、名ドリブラーの証なんだろ、7番ってのは。」
オジオ「は…はい!」
ミハエル(この男……)
シーザー「新田は18…セカンドストライカー≠フ番号だ。 けどな、テメェは9を目指してみせやがれ。
ブンナークの11・・・11はしばしば純粋なストライカー≠意味する番号だ。
味方がどうしても点を欲しがった時、お前がそいつをもぎ取ってチームを勝たせろ。」
新田(全日本の時と同じ……けど、そうだ。 エースナンバーの9をオレは目指す!)
ブンナーク「何を言ってるのか判らねえが、オレが点を取るのは当然の話だぜ! 番号なんか何だっていい!」
シーザー「そしてジュン・ミスギ、お前だ…お前には番号を選ばせてやる。 言ってみやがれ。」
三杉「…………!」
シーザーはそう言って三杉の方へと身体を向けた。
三杉は言い知れない圧迫感をシーザーの身体から感じるが…。
そんな事よりも彼は残った番号から自分の背番号を決めなければならなかった。
823 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 12:39:46 ID:???
☆三杉の背番号を選んで下さい。
A 2
B 5
C 9
D 10
E 12
F 14
G 16
H 17
I 19
J 20
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
※ドボンもあるよ!注意!
824 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 12:50:26 ID:vfmh5aOA
F
825 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 12:59:23 ID:SXTW4kK2
D
826 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 13:29:08 ID:yu2kL04+
F
827 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 13:41:27 ID:coqfwm8k
D
828 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 13:46:38 ID:eJPt9jfs
D
829 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 14:07:19 ID:???
> D 10
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「それでは10番をつけます。」
シーザー「あん?」
三杉「えっ?」
シーザー「ああ、いや…別にいいぜ何だって。 聞いてた話と違ったから呆けただけだ。」
三杉「…聞いていた、というのはどういう事ですか?」
シーザー「いや、シュワーボがオレに残した日記に書いてあったんだよな。
『これから先、ミスギは10番だけは選ばないだろう』ってよ。
ジョアンがオレに改めて頼みに来た時もそんな事を言ってたしなあ…
なんつーか、お前アレか? あの二人とは実のとこ話が合わなかったか?」
※ 軽ドボン、シーザーの三杉に対する感情が微減しました。
830 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 14:09:06 ID:???
三杉「ええと…」
☆何か言いますか?
A 10番はエースが付けるのが当然ですから
B 10番は王様の番号ですから
C 10番はトップ下の司令塔がつける番号ですから
D 10番はペレの番号ですから
E 10番はチームの顔ですから
F 10番はファンタジスタの番号ですから
G 特に何も言わない
H その他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
831 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 14:12:23 ID:???
あやや
いまさら取り繕えないし、Gで何も言わないのが良いかな
832 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 14:12:48 ID:???
誰かHで上手い説明(言い訳)を考えてくれないかものか・・・
いないんならCが妥当な選択肢なのかな?
833 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 14:15:13 ID:???
「キャプテン三杉」って単語が脳裏にチラついて10番選んでしまった〜
834 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 14:20:48 ID:???
必ずしもキャプテン=エースではないからね。(キャプ翼でも中国ユースとイタリアユースはそうだったはず)
835 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 14:36:45 ID:???
この物語は最強の個人技またはファンタジスタまたは絶対的な司令塔を打倒し、
最新のサッカー潮流を日本にもたらす事がテーマとして固まりましたからね。
Wユース編ロベルトのやっていた10番否定が根底に流れていると言えます。
とは言え第2部は這い上がる章ですから、この段階ではまだそこまで心配しなくても大丈夫です。
軽いヒントで言うなれば、役割よりも存在としての10番を押すのが良いでしょう。
ちなみに大ドボンは9と12でしたw
836 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 14:42:29 ID:???
存在としての10番っていうならB、D、Eのどれかになるのかな?
837 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 14:50:25 ID:???
従来の10番のイメージを覆すために10番をつけるってのはダメかな?
従来の10番ってのは「ひとりでボールを運んで、ひとりで得点できるスーパーマン」的なイメージね
838 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 15:12:02 ID:Jw50b0LI
H 「新しい10番の在り方を模索したいんです。まだ答えは出ていませんが」
839 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 15:22:30 ID:???
H「新しいカタチの10番を提示したいんです。ひとりでなんでもできるスーパーエースではなく、
戦術を誰よりも理解し、体現し、プレーでも精神的にもチームをまとめる楔としての10番を」
840 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 15:24:41 ID:yu2kL04+
H 10番はファンタジスタの番号ですが
チームが生まれ変わり自分の新たな道の一歩として選びました
……このイメージを覆すために
10番がファンタジスタのイメージ?俺が変えてやんよってな感じで
841 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 15:29:10 ID:???
シーザーはサッカーにそんなに詳しくないので、暑く理想を語っても「ポカーン」な予感
842 :
839
:2012/03/13(火) 15:30:28 ID:ruQGdw4M
H「新しいカタチの10番を提示したいんです。ひとりでなんでもできるスーパーエースではなく、
戦術を誰よりも理解し、体現し、プレーでも精神的にもチームをまとめる楔としての10番を」
見直してみて満足したので自分で投票しまーす
843 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 17:39:16 ID:q18xmXg6
>>842
844 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 17:47:52 ID:???
H 世界には10番を付けたGKがいるらしいですよ(※イタリアだお)
845 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 18:04:49 ID:???
>>843
記号がないと無効だよ
846 :
森崎名無しさん
:2012/03/13(火) 18:34:59 ID:X82cf1D6
H「新しいカタチの10番を提示したいんです。ひとりでなんでもできるスーパーエースではなく、
戦術を誰よりも理解し、体現し、プレーでも精神的にもチームをまとめる楔としての10番を」
847 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 19:52:49 ID:???
>>841
そんな感じです。
現段階のシーザーは、基本的に自分の信じるアンザーニ・ジョアンが信じている
ヴィオラの選手達だからコーチを引き受けているに過ぎませんので。
>>844
キエーヴォのGKでしたっけ。地方チームですと10番の扱いは大概軽いらしいですね。
>>845
仰るとおりです、ご指摘お疲れ様です。
848 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 19:54:15 ID:???
> H
>>842
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉「新しいカタチの10番を提示したいんです。 一人でなんでもできるスーパーエースではなく、
戦術を誰よりも理解し、体現し、プレーでも精神的にもチームをまとめる楔としての10番を。」
三杉は背番号10を選ぶ理由としてそう説明する。
その精神の根底には日本サッカー協会のプロジェクト・カウンターウイングへのアンチテーゼがあった。
即ち『絶対的な中盤の司令塔がゲームを支配し、また守護神がゴールを守りきれば勝てる』という思想への反発だ。
しかし…
シーザー「ふーん、まあ頑張れよ。」
三杉(むむ…)
どうやらシーザーに対しては然程響かない言葉だったようである。
もしこれが翼、ディアスのような実際の10番や、片桐のような人物に対してであれば、或いは通じたやも知れない。
しかしシーザーにはサッカーに対しての知識、興味がある訳ではない。
そして当然10番の風潮や定義と言った物を知っている訳でもなかった。
(先程の各選手への背番号配布は、暗にアンザーニからのメッセージである事を示している。)
これはサッカー知識の未熟な人々にとって、この形では三杉の理想が伝わらない事を証明しているのだが…
今の三杉はそこまで全てを認識する事は出来なかった。
849 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 19:56:29 ID:???
シーザー「まっ、そう警戒するな。 オレはお前があの時の言葉を守る限り、その背番号を取り上げる気は無いぜ。」
三杉「あの時の言葉…」
シーザー「ほれ、最初に会った時に何となく聞いたアレだ。」
三杉「あっ…」
先月のプリマヴェーラ大会、準決勝第二試合のパルマvsレッチェのハーフタイム中…
三杉はシーザーと偶然知り合い、そして多少の言葉を交わし合ったのだ。
その時三杉はシーザーに対してこんな事を言ったのだ。
『強くなる為に高いステージを求め・・・でもその為には勝っていかなければならない。
勝っていく為に何をすべきかを考えてプレイをするけれど・・・
それは全てチームの弱い部分を補い、強い部分を引き出す事に帰結していました。」
『・・・仲間達の勝ちたいという気持ちを紡ぎ合わせる為に、僕はパスを発しています。
仲間の意志を感じ取るためにトラップをして・・・意志を絶やさない為に守備をしています。
・・・僕のプレイは勝つ為に在るけれど、それは全てチームの為に在る。
だから、どちらかと言えば『Play for team』に近いんじゃないかと思っていますよ。』
その事を三杉は思い出した。
ただ…忘れていたとは言っても、これは三杉のプレイの理念そのものである。
850 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 19:58:01 ID:???
三杉「そう、僕のプレイは勝つ為に…しかしそれは全てチームの為にあります。
それはあの時も今も変わっていません。」
こう返すとシーザーは歯を見せる笑顔になった。
シーザー「ならいい。 チームの為に10番を背負う事が必要と言うなら、それを成し遂げてみせろ。
中途半端、いい加減にするならオレはいつでもコーチを投げ出すぜ。」
三杉「心得ておきます。」
シーザー「結構。」
こうして三杉はフィオレンティーナの時に引き続き、背番号10のユニフォームを身につける事となったのである。
851 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/13(火) 19:59:05 ID:???
今日の更新はここまでとします。
ようやく試合が目の前に迫ったぜよー
852 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 16:37:13 ID:???
シーザー「んじゃ、今渡したユニフォームに着替えな。 その後はグラウンドに出てアップだ。」
ヴィオラ・メンバー「「「 サー! 」」」
そうこうしている内にミラン・プリマヴェーラがスタジアムに到着したとの報が控室に入った。
本来ならここは監督と選手が相手チームを出迎え、顔も合わせるところだ。
しかし今回は、出迎えや案内についてはフロントスタッフ陣が一手に引き受けるとの話…
三杉達は試合前に相手チームと顔を合わせておく機会がない事が判った。
プリマヴェーラとは言え、セリエAチームがわざわざ新設のセリエC2チームに足を運んでくれるのだ、
フロント自ら歓待しても罰は当たらない…。 おおよそそんな考えなのだろうと思われる。
三杉(…だが、折角来てくれた相手チームを自分らで出迎えられないのは気が引けるものだな。)
フロントにはフロントの考えがある…それは選手達には預かり知らぬところだ。
三杉達は気を取り直し、眼前に迫った試合の事に意識を集中させようとするのだった。
しかし考えてみれば、ゴタゴタのトラブルによって練習がロクに出来なかった期間もある。
そして彼等にとって最後の試合の記憶は0−5とトラウマレベルの大敗…。
雨が浸み出すかのように、徐々に不安感が彼等の心を浸食し始めるのは自然な事であった。
853 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 16:40:11 ID:???
ミュラー「と…ところでコーチ。 一応名前だけでも監督は居るのですよね?
フロントスタッフの誰かがやってくれる事にでもなっているんですか?」
プレッシャー、不安感が大きくなり、スイーパーの自分がこれではマズイと思ったか…
アルフレッド・ミュラーはコーチであるシーザーに対し、監督がどうなったのかを尋ねた。
一応チームスタッフであれば、それなりにサッカーについての知識がある筈である。
試合を観ての感想、アドバイスが何かの足しになるかも…という期待が彼にはあった。
当然ながら、それを聞いていた他のメンバーも、多かれ少なかれ同様の事を考えた。
シーザー「あん? ああ、監督さんならもう居るだろ。」
レントゥルス「ええ、マジー? だれだれ、何処?」
シーザー「ほらあそこの椅子だ、丸まってんだろ。」
ゴロゴロ…
シーザーが指さした折りたたみ椅子の上には…かわゆい毛玉が丸まって寝ていた。
ミュラー「へっ……」
三杉「いや、アレは…」
シーザー「フロレンティア・ヴィオラが誇る名監督、アーバックルさんだ。」 ニョホホ
854 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 16:41:26 ID:???
「ね…」「ね…」「ね…?」 「「「「 ネコが監督ぅぅぅぅぅ!? 」」」」
アーバックル「It is noisy...and I would like to eat a waffle in addition. 」 ← 寝言
ミハエル「OMG! このオッサン、なに人の飼い猫を勝手に監督登録してるんデスか!
いっぺん神に御許へ召されてきなさーーーーい!」
シーザー「細かい事は気にすんな、これはお前等≠ェ這い上がる物語だぜ。
ねだるな、勝ちとれ、さすれば与えられん…そーゆー事だぜ?」 ササッ
ミハエル「良い話みたくまとめようとしてんじゃありまセン!! お待ちなさい!!」
驚愕と憤慨でシーザーを問い詰め騒ぐミハエルを他所(よそ)に…
ヴィオラの選手達は盛大に落ち込んだ、いよいよもうアカン警察である。
(ぬこかあ…)(監督が人ですらないって…)(こりゃ…潰れるわ、半年持たずに)(…頑張れるか、オレ?)
形だけとは言え、人間でなくぬこ毛玉に率いられる現実…
これを易々受け入れられる程、ヴィオラの選手達はお笑い要員ではなかった。
こうして三杉達は最悪の精神状態で試合へと臨む事となってしまった。
いつもの試合前の掛け声も気合が肩を透かす調子…
スタッフからの連絡があり、誘導に従ってトボトボとフィールドへと向かうヴィオラだった。
855 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 16:42:33 ID:???
そして三杉を先頭としたフロレンティア・ヴィオラのスタメン選手がグラウンドへ姿を見せた…
その瞬間だった。
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!!
きたきたきたぁぁぁぁぁぁ!!!! 頑張れよお前達!!!! 応援してるぜ!!!
フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!!
フィオレンティーナは不滅だぁぁぁ!!! ここから這い上がろうぜ!!! オレ達は応援し続けるぜ!!!
フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!!
チームに残ってくれてありがとおぉぉぉぉぉ!!!! ミスギーーー!!! ニッターーー!!!!
フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!!
ブンブンー!!! オジオーー!! イタちゃーーん!!! ロマーーノーー!!! スペルマーーーン!!
フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!! フィオレンティーナ!!
ミュラーー!!! ラムカーネーー!!! そしてようこそ! ミハエルにオワイラン!!!!!
856 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 16:44:05 ID:???
ブンナーク「こ、こりゃあ…」
オジオ「すごい…リザーブチームのテストマッチに過ぎない筈なのに…」
スタジアムを埋め尽くす人、人、そして人…収容人数4万7千人のアルテミオ・フランキが超満員。
て四方から寄せられる津波のようなエール、フィオレンティーナの大連呼…
その何処からも『フロレンティア・ヴィオラ』という名は聞こえて来なかった。
フィレンツェの市民の全員が全員とも『フィオレンティーナ』とエールの大合唱を送って来ているのである。
オワイラン「本当にスゴイ…フィオレンティーナは死んでいなかったのですね…」
ミュラー「そのようです…。 フィレンツェに人々にとって、ボク達は今もフィオレンティーナなんでしょう…」
ラムカーネ(そのものの死……それは人に忘れられた時に訪れる…)
新田「なんだこれ……。 三杉さん、なんかオレ…すげぇ元気が出てきた。」
三杉「そうだな……」
スタジアムの一角に広げられた余りに巨大なチームフラッグ。 紫地の中央にユリの紋章。
まるでスクデットが決まる試合かと思ってしまう程の圧倒的な応援だった。
857 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 16:45:12 ID:???
そして自分達のユニフォームはフラッグの地色と同じ紫のすみれ色である事に気付く。
先程まで選手達の心に固着していた惨憺たる絶望感、閉塞感…
それらはいつの間にか融け、昇華して、何処ぞへと吹き飛んで行ってしまっていた。
ミハエル「心に響きますねぇ、ジュン・ミスギ。」
三杉「ああ………。 不思議だよ、観客の応援でこんな気持ちになるなんて。」
それは小学生時代に受けていた三杉個人への黄色い声援とは全く違っていた。
サッカーをしているのは所詮自分、サッカーは自分とチームメイトの戦いだと三杉は考えていた。
ゆえに女の子達が向けてくる熱い声援に対し、その苛烈さにうんざりする事はあっても、元気になる事はなかった。
しかしこのフィレンツェ市民の声援はどうだろうか?
彼等はまるで三杉達ヴィオラ選手と自分達が一体化のように、文字通り魂を込めた声を投げて来ている。
セリエAの名門フィオレンティーナは消滅し、ヴィオラとしてセリエC2に生まれたばかりだと言うのに。
まるでフィレンツェ市民はそれぞれの人生を賭けたように三杉達を応援しているのだ。
三杉には…いや、ヴィオラ選手達全員に、かつて存在した事の無い気持ち…
『ここに居る、フィレンツェの人々の為に勝ちたい』という決意が生まれていた。
858 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 16:48:11 ID:???
『自分の為だけに』とフィレンツェへと集った彼等の心。
長き練習と苦しい試合を乗り越える内、『チームメイトの為に』と『監督の為に』という思いが生まれ…
そして今、『応援してくれる街の人々の為に』という気持ちが宿ったのである。
バンビーノ「これがサポーターの力だぜ、ミスギ。」
三杉「その声は…!」
振り返ると、立ち尽くすヴィオライレブンの後方からミランの一行がやってきていた。
その先頭のバンビーノが言葉をかけて来たのである。
バンビーノ「サポーターは自分達の土地のカルチョチームに対して心の底からエールを送る。
選手達はそんなサポーターから貰う勇気で、どんな強大な敵にも立ち迎える。
最高のパフォーマンスを見せたいと願い、勝利を共に喜び、敗北を共に涙する。」
三杉「サポーターの力…か。」
ファルコーニ「チームとサポーターは一体、カルチョは街同士で闘い合う戦争…
そんな事も知らなかったんですか?」
三杉「君は…アンドレア・ファルコーニか。」
859 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 16:49:12 ID:???
ファルコーニ「初めまして……こんな雰囲気で闘わされるこちらにはいい迷惑ですよ。」 スタスタ
バンビーノ「おっと、すまんな。」
ファルコーニ「いいえ。」
挨拶もそこそこに、ファルコーニは足を止めたバンビーノを抜いて前へと進み出す。
そしてヴィオラよりも一足早く、ミランはグラウンド中央へと入って行った。
三杉達もミランの後を追ってグラウンド中央へと足を進めた。
グラウンドの中では周囲からの熱い声援が、より一層お腹の芯へと響く気がした。
三杉(これが本当のカルチョ……プリマヴェーラ大会はずっとアウェイだから気付かなかったのかな…
いや、違うな。 順調だった日々が崩れ落ちて、足に地をつけた今だからこそ実感できたんだ。)
こうしてヴィオラは久し振りのピッチへと立った。
新たなスタートをサポーターの声援と共に切りだそうとしている。
まだこの先は道の形をしていない苦難の闇であるが…
サポーターのエールは確かな光として、自分達の進む先を照らしてくれている事を知ったのだった。
860 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 16:50:54 ID:???
☆青葉弥生のワンポイントアドバイス☆
弥生「皆さんこんにちは、青葉弥生です。 ようやく第二部での試合が始まります。
今回の相手はACミランのプリマヴェーラチーム…
ミランと言ってもファンベルグさんやピピンさんは居ませんので、地獄みたいな試合にはなりません。
要注意選手はほぼ中盤から上の選手全員。その中でもバンビーノくんの突破力はかなり危険なレベルです。
ちゃっかりショットガンドリブルはレベルを上げて来ていますから、吹飛び注意警報ですね。
それからデヤン・プロシネツキくんは総合力でチーム1、突破力はバンビーノくんに劣りません。
そしてアンドレア・ファルコーニくん…彼は漫画・ファンタジスタにおける最強レジスタという役回り。
ジュンの持つレジスタよりも高いレベルで攻撃を組み立ててくる危険なパサーです。
FWの方ではロデオ・ストラーロくんが原作での不遇を吹き飛ばす成長を遂げています。
スキルを多く持ち、ゴール前を撹乱翻弄する懐の深いプレイには気をつけるべきでしょう。
守備ではGKのアントニオくんがなかなかのレベルです。
ローマ戦ではヘタレていない頃のヘルマーくんのドライブシュートを止めていますからね。
逆に言うとミランの守備は彼以外は怖くな…
あ、ボランチにディノ・シルベストリくんが居ましたね。
彼は御察しの通りのダイナモ持ちハードワーカー、マンマークは一級品です。
⇒続きます
861 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 16:53:01 ID:???
弥生「戦術面では、今回の作戦は守りはOK、当たれば一点と言う感じでしょうか?
決して相性は悪くなく、堅い感じで闘える試合になりそうですが…
ファルコーニくんのレジスタ如何では恐ろしい事になる可能性もあります…油断は禁物ですね。
以上、青葉弥生のワンポイントアドバイスでした。」
【チームガッツ:信頼補正(LV)】
残り/最大
780/780 I新田[ブンブン(1)、三杉(1)]
900/900 Hブンナーク[三杉(1)、新田(1)]
800/800 Fミハエル[三杉(1)]
890/890 I三杉[ブンブン(1)、新田(1)、ミハエル(1)、ダラピ(1)]
790/790 Gオジオ[スペル(1)]
770/770 Lレントゥルス[ダラピ(1)]
720/720 Bダラピッコラ[三杉(1)、レント(1)、スペル(1)]
720/720 Eスペルマン[オジオ(1)]
850/850 Nオワイラン[ミュラー(1)]
760/760 Cミュラー[オワイラン(1)]
880/880 @ラムカーネ[???]
862 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 16:54:18 ID:???
. ミラン(変形3−5−2)
−−−@−−− @アントニオ・ダンテ
−−−−−−−
−A−C−B− Aダニエラ Cステファノ Bフィリッポ
−−−−−−−
−−D−E−− Dディノ・シルベストリ Eアンドレア・ファルコーニ
−−−−−−−
−−−I−G− Iデヤン・プロシネツキ Gバンビーノ
−F−−−−− Fピエトロ・バルタリ
−−−−J−− Jロデオ・ストラーロ
−−H−−−− Hマッシモ・ディ・サントス
===◎===
−−−−−−−
−−−J−−− Jブンナーク
−Q−−−F− Q新田 Fミハエル
−−−−−−−
−−G−I−− Gオジオ I三杉
−−−−−−−
E−L−B−N Eスペルマン Lレントゥルス Bダラピッコラ Nオワイラン
−−−C−−− Cミュラー
−−−@−−− @ラムカーネ
. フロレンティア・ヴィオラ(5−2−3)
[チームBGM]
・ヴィオラ:キャプテン翼5 味方チーム イタリア・カルチョフェスタ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7713628
(4:01〜5:24)
・ミラン:キャプテン翼5 敵チーム イタリア・カルチョフェスタ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7713628
(5:56〜7:17)
863 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 16:59:39 ID:???
☆試合直前の行動選択
A 味方選手と話す(更に分岐、戦術指示などもこちら)
B 敵選手と話す(更に分岐)
C スタンドの方を見る
D ジッとしてる
E すぐにコイントス
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[訂正いっぱい]
新田の背番号はIではなくQ
チームBGMのアドレスの最後はsm7713628ではなくsm8678859
864 :
森崎名無しさん
:2012/03/14(水) 17:04:37 ID:TUC4IPRo
A
865 :
森崎名無しさん
:2012/03/14(水) 17:06:28 ID:SPS5urrQ
C
866 :
森崎名無しさん
:2012/03/14(水) 17:26:12 ID:I8qPKzK2
C
867 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 18:43:30 ID:???
> C スタンドの方を見る
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
チャーリー「PCの前の皆さまー! どうも、新人実況レポーターのチャーリーです!
いやはやお聞き下さいこの大歓声! スタジアムを埋め尽くす紫、紫、また紫!
これがただのテストマッチ、しかも下部リーグのユースチームの試合でしょうか!?
フィオレンティーナから新生したフロレンティア・ヴィオラ、船出の一歩は晴天です!!
さて対するはセリエAの名門ACミラン・プリマヴェーラ…
先の大会では人材不足ながらもベスト8に漕ぎ着けた実力チームです!
新しくメンバー補強され、更に充実したチーム力は果たしてどれほどの物か!?」
サポーター達の声援に掻き消されつつも、実況のオンエアーがスタートしたようだ。
試合開始があと3分と迫る中、三杉はこの誇大なエールに感じ入っていた。
『出来る限りのパフォーマンスを見せ、そして勝たなければ…』と自分の目的とは別のベクトルから思っていたのだ。
三杉(サポーターか…これほど大きな存在だったとはね。)
三杉は顔を上げ、スタンドをぐるりと見渡した。
彼等のエールを真正面から受け、更なる原動力にしたいと思って…
868 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 18:45:11 ID:???
先着で
★何がどーなる、こーなる→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 なんかすっごい元気でた。
《ハート》 おや…見た事ある3人娘の姿が。
《スペード、クラブ》 特に何もないけど頑張るぞ。
《クラブ5以下》 おや…見た事ある3人娘の姿、だが。
《JOKER》 車椅子を引いた老婆の姿。 あれは…
869 :
森崎名無しさん
:2012/03/14(水) 18:45:24 ID:???
★何がどーなる、こーなる→
クラブ10
870 :
森崎名無しさん
:2012/03/14(水) 18:50:45 ID:???
JOKER誰?
871 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 19:16:24 ID:???
> 何がどーなる、こーなる→ クラブ10
> 《クラブ》 特に何もないけど頑張るぞ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
…そして三杉はサポーターの思いを確かに受け取った。
三杉「よしっ!」
気合を口にしたところで、試合開始までもう僅か。
センターサークルへと入っていき、審判のコイントスを待った。
ナディア「頑張れヴィオラー! ホントはミラニスタだけど今日は特別にアンタ達を応援してるからー!」
モニカ「たはは…なんて説明的なセリフ。 まあいっか。 頑張ってフィオレンティーナ!
(それから頑張って下さい、ミスギさん! …内緒だけど。)」
クラウディア「なんでアタシが兄さんじゃない人たちを応援しなきゃいけないのよ…。
(ホントーにどうしても仕方ないから応援するわ、頑張れヴィオラー!)
…という3人娘の姿には、取り敢えず今は気付く事がなかった。
フィッツウォルタ「ふう、よく席が空いていたものだね…。
まさか試合を観る事になるとは思っていなかったし、全く運が良かったな。
…さて、今だけは色々と忘れて楽しませて貰おうかな。」
隣の人(あれ…何処かで聞いた事のある声?)
…という偶然フィオレンツェに訪れたフィッツウォルタの姿にも気付く事がなかった。
872 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 19:17:26 ID:???
センターサークルの中には審判が既におり、何やら瞑想している様子。
訝しげに見ていると、ミランのチームの選手もセンターサークルに入ってきた。
三杉(ファルコーニでもなく、バンビーノでもない。
今のミランのキャプテンはこの選手という訳か。 名は確か…)
デヤン「「改めて………よろしくお願い申し上げます。 デヤン・プロシネツキ。」
三杉「ああ、よろしくお願いします。 以前に面識は無かった様なきがするけれど…?」
デヤン「ああ。 だがプリマヴェーラ大会…オレはローマ戦、パルマ戦とお前達の試合を見せてもらった。
手に汗を握る試合…あれからオレは今日の試合もずっと楽しみにしていた。
この公正なる果し合いは未熟なこのオレを人間的に生長させてくれるだろうから。」
三杉「そうか…(妙な男だな。)」
A 悪いがオレの眼中に君は居ない。 バンビーノとファルコーニで精一杯だ。
B 悪いけれど今日は全力で勝利を奪ってみせるよ。
C 君達がどんな戦術を仕掛けてきても、僕達は全て封じてみせる。
D そう言えば君の故郷はどんな所だい?
E …とにかく宜しく。
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)ssssssss
873 :
森崎名無しさん
:2012/03/14(水) 19:19:27 ID:Sv2I8HJU
B
874 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/14(水) 19:22:14 ID:???
本日はここまでとします。
ちなみにJOKERはアンザーニ監督with奥さんでした。
875 :
森崎名無しさん
:2012/03/14(水) 19:24:02 ID:JO00Cjz+
C
876 :
森崎名無しさん
:2012/03/14(水) 19:30:20 ID:dkvWQEJw
B
877 :
森崎名無しさん
:2012/03/14(水) 19:40:47 ID:???
隣の人が復活してるーwww
878 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 11:04:32 ID:???
安西婦人「誰が老婆ですって?(怒)」
879 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 12:44:34 ID:???
15個のブランドもんのチョコのお返しは何だろな
880 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 12:57:12 ID:???
>>877
果たして彼は観客レギュラー入りを果たせるのか、乞うご期待。
>>878
なんかよくわかんないけどお婆さんに怒られたお(キリッ
>>879
それは秘密です☆
PC調子悪だったのか、昨日の最後の更新に変な部分がありました。 …ので、そこから描写書き直しました。
=============================================
> B 悪いけれど今日は全力で勝利を奪ってみせるよ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
センターサークルの中には審判が既におり、何やら瞑想している様子。
訝しげに見ていると、ミランのチームの選手もセンターサークルに入ってきた。
三杉(ファルコーニでもなく、バンビーノでもない。
今のミランのキャプテンはこの選手という訳か。 名は確か…)
デヤン「改めて………よろしくお願い申し上げます。 名はデヤン・プロシネツキ。」
相手は背をピンと伸ばし、頭をキチンと下げる形でお辞儀してきた。
挨拶としては仰々しく、三杉は多少ギョッとした思いに駆られる。
881 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 12:58:20 ID:???
三杉「あ、ああ…よろしくお願いします。 …『改めて』と言ったが、以前の面識は無いのでは?」
デヤン「その通り、だがプリマヴェーラ大会…オレはローマ戦、パルマ戦とお前達の試合を見せてもらった。
手に汗を握る試合…あれからオレは今日の試合もずっと楽しみにしていた。
この公正なる果し合いは未熟なこのオレを人間的に生長させてくれるであろうから。」
三杉「(妙な男だな…まあ良い)そうかい? けれど悪いけれど今日は全力で勝利を奪ってみせるよ。
今日という試合は僕達にとって只のテストマッチじゃあないからね。」
あくまで丁寧な言葉を綴るデヤンに対し、三杉は思ったままを告げる。
彼がこの試合をどう思っていようが、自分達ヴィオラは勝利だけをもぎ取るつもりであると。
その言葉に対してデヤンから返って来た物は、更に三杉を怪訝な思いにさせた。
デヤン「オレの能力…ドリブルではマンフレディーニに及ばず、パスではファルコーニに及ばない。
しかし総合的な観点から穴の無い実力を有している。 具体的に説明するとだ…」
ド パ シ タ カ ブ ト ク 競 合計 高/低
68 68 68 67 67 65 67 66 67 603 2/3
コルト1874(3/4でドリブル+2)
5歩股抜き(1対1シュート+5)160消費
スキル・フェア(反則判定無効)
スキル・マンダム(カードがAで+2未満の結果を全判定について一度だけ引き直し)
ロードアゲイン(FK専用、シュート+6とマンダム自動発動、入らなかったら撃つのをやめる)250消費
882 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 12:59:31 ID:???
デヤン「このように認識して頂きたい。 それからオレは…」
三杉「なっ!(こいつ…!?)」
デヤン「ほんの2秒=@それ以上 長くもなく 短くもなく キッチリ2秒先の風景が視える事がある。
ファンタジスタという存在には3秒先を視る力があるらしいが…未熟なオレはそこに到っていない。」
三杉「君の狙いは…目的はなんだ? 僕を惑わせるつもりか?」
デヤン「…言った筈だ。 公正なる果し合いは、自分自身を人間的に生長させてくれると。
卑劣さはどこにもなく…純粋な勝利への渇望は、人として未熟なオレを聖なる領域へと高めてくれる。」
三杉「その為に、わざと自らのカードを晒している…と?」
デヤン「…乗り越えなくてはならない物がある。神聖さ≠ヘ修行≠セ。 だから君に全て隠さずに話している…。
能力にも目的にもオレにはウソはない。」
三杉「…………」
デヤン「宜しくお願い申し上げます。
883 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 13:00:42 ID:???
なんとも得体の知れない言動……しかし不気味な程の礼儀正しさ、その目に滾る黒い炎。
どういう背景なのかは判らないが、このデヤンは全てが本気なのだと三杉は察する。
やると決めたらやる、暗闇でも構わず突き進む漆黒の決意を感じさせられたのだ。
デヤンが2秒より更に視ている先…そこには彼の祖国ユーゴスラビアがある。
しかしながら、その事が…彼の意志が語られる日がくるかどうは定かでは無い。
審判「時間だぞ、貴様等。」
時計の針が定時を指した瞬間、審判は言葉を発しながらコインを取り出した。
そして公平にコインの表と裏を見せ、イカサマやペテンのない事を示す。
デヤン「表を」 三杉「では裏で」 審判「喝!」
チーーーン!!!!!!!
先着で
★コイントス結果→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 裏…先手後手、好きな方を選べるど
《スペード、クラブ》 表…選択権は相手に
《JOKER》 ダイヤ・ハートの結果+???「ちょっと監督、なんで俺を出してくれないと?」
884 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 13:00:56 ID:???
★コイントス結果→
クラブ5
885 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 14:35:10 ID:???
> コイントス結果→ クラブ5
> 《クラブ》 表…選択権は相手に
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
審判「ふむ、表だな。 では貴様が選べ、選択の時だ。」
デヤン「陣地を貰う。」
三杉「ボールじゃなくて良いのか?」
デヤン「越えるべき壁は男の世界=c…相手に先に撃たせるのがオレにとってのフェアだ。
たとえ現時点のお前がオレより格上であろうと、そのルールは変わらない。」
そう言ってデヤンはセンターサークルを後にする。
三杉(ふう…何だかやり辛い相手だ。)
サッカーに対して反社会的とも思われる選択…だが、彼の行動・物言いに迷いは感じられなかった。
…ともかくとしてキックオフはヴィオラの物となったのである。
886 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 14:36:10 ID:???
チャーリー「コイントスの結果が出ました! どうやらキックオフはホームのヴィオラからです!
さあ間も無くの試合開始、スタジアムの熱気は既にハイボルテージだぞおぉっ!!!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
観客「行け行け!フィオレンティーナ!!」「ブンナーク、今日も決めてやれ!」「ハヤブサー!」
「キャー!ジュン様ー!」「ミスギさんー!」「(ああ、なんか悔しい…ええぃ!)ミスギさんファイトー!!」
フィッツウォルタ(フィオレンティーナとミランか…前者は勿論だが、後者も確かな歯応えがあったと記憶している。
多少選手の入れ替わりがあったようだが、さて…。)
隣の人(…誰だったかなぁ? さっきの声、そしてこの横顔…ここまで出かかってるんだよ。)
ヴィオラへと一方的に注がれる声援の中、時計は定刻を迎える。
只のテストマッチ…しかしヴィオラにとっては新たな船出、大きく飛翔したい、して欲しい。
そんなサポーターの想いを受けて、今………
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
試合開始のホイッスルが吹かれた。
887 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 14:37:20 ID:???
チャーリー「主審の笛と共にキックオフ! ついにヴィオラの初試合が始まりました!
フォーメーションはホームのヴィオラが5−2−3、アウェイのミランが3−5−2です。
中盤の人数はミランの方が上ですが、その通りに支配権はミランの物となるのか!?」
いつもの通り新田のチップからブンナークにボールが渡り、一旦それが深い位置の三杉にまで戻される。
この選択から早速、試合の流れに影響を及ぼし始めるところだが…
三杉(さて、最初の攻撃はどうするかな。)
A 中央からサイドに向けてドリブル
B ミハエルにパス
C ブンナークにパス
D 新田にパス
E 取り敢えず前に大きく蹴り出す
F オジオとのワンツーで目の前を翻弄
G 暫くボールキープ
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
888 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 15:04:47 ID:SJ7sxB7c
B
889 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 15:17:55 ID:FVHYvLg+
F
890 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 16:38:54 ID:hitTdgXQ
G
891 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 16:51:03 ID:VPc6QDBY
B
892 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 17:04:35 ID:???
今後の予定をば勝手に呟かせていただきます。
今月17〜20と旅に出ますので、更新が一切出来ません。
その準備等もあり明日の更新も微妙です。
また4月から仕事の関連で更新があまり出来なくなる事が予想されます。
遠方への短期(最長6ヶ月)異動なので、地に足が着けば多少は更新が可能かも知れません。
又は戻ってきたら言わずもがな。
という感じで、ロムして下さってる方には認識をお願い致します。
あと10月の2周年(アナカンとして)に人気投票がしたいなと妄想してます。
893 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 17:37:05 ID:???
> B ミハエルにパス
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉(先ずは右サイド…ミハエルの調子を確認しよう。
上手く突破出来るなら、シルベストリを避けるパターンが作れるかも知れない。)
ミハエル(おや…早速ですネ。) ササッ
そう判断した三杉は斜め前方、ミハエルの先のスペースへ向けて脚を柔らかく振りかぶる。
ミハエルもそれを察したか、現位置より右前方に向かった。
ロデオ「パスだよ、マッシモ!」
マッシモ「了解だ! 取れれば儲け物…」
シュパァァァァァン!
三杉の初プレイは柔らかく蹴り出したパスとなった。
チェックの為にヴィオラ陣に入り込んだばかりのミランFWがこのパスに跳び込む。
894 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 17:38:10 ID:???
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★三杉 パス(! card)69 +(! dice + ! dice)=★
★マッシモ パスカット(! card)65 +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ロデオ パスカット(! card)66 +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → パス成功、ミハエルに渡った。
=1〜-1 → 左から順に(ブンナークがフォロー、デヤンがフォロー、バンビーノがフォロー)
≦-2 → ミランボールに。
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
三杉のマークがダイヤかハートで[バックスピンパス(+3)]が発動。
また発動且つ2差以上の勝利の場合、サイドギリギリの位置でミハエルがボールを受ける。
895 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 17:39:44 ID:???
★三杉 パス(
スペードJ
)69 +(
1
+
5
)=★
896 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 17:40:11 ID:???
★マッシモ パスカット(
クラブQ
)65 +(
4
+
6
)+(人数補正+1)=
ロデオ パスカット(
ハートJ
)66 +(
3
+
5
)+(人数補正+1)=★
これからのアナカンさんの予定を考えると
このまま試合を始めてもいいのか不安になりますが……
897 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 17:56:14 ID:???
>>896
HAHAHA,何とかなるなる
=============================================
◎三杉 パス( スペードJ )69 +( 1 + 5 )=[75]
◎マッシモ パスカット( クラブQ )65 +( 4 + 6 )+(人数補正+1)=[76]
ロデオ パスカット( ハートJ )66 +( 3 + 5 )+(人数補正+1)=75
【攻撃Max】−【守備Max】=-1 → バンビーノがフォロー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
マッシモ「うおぉぉぉぉっ!!!」 ズダダダダッ
三杉「むっ、いけない!」
取れれば儲け物と開き直ったのが良かったか…
マッシモは思い切りの良すぎるダッシュでパスコースに飛び込んだ。
パシッ!
これが見事にボールに触れ、コースを後方に大きく逸らして見せた。
ロデオ「おお、いいぞマッシモ!」
マッシモ「へへ、まぐれまぐれ。」
バンビーノ「まぐれでも何でも大した物だぜ…ミスギのパスを阻止したんだ。」 トンッ
そしてこれをバンビーノが素早くフォロー。
ヴィオラの最初の攻撃は呆気なく終了となった。
898 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 18:00:24 ID:???
しかしトラップしたバンビーノに対し、脚を止めないミハエルがすぐさま飛び掛る。
ミハエル「フフン、ここでボクが奪えば同じ事です。 いや、抜く手間が省けますネ。」
バンビーノ「ミハエルか…。 オレの後釜を埋める選手がまさかお前だったとはな…
だが軽口を叩かせはしない、今日のオレはJrユース時代のテンションに戻っている!」
『何となく負けたくない』という思いを互いに抱きつつ、両者がぶつかり合う。
しかしバンビーノは以前と比べて順調に実力を蓄えており、逆にミハエルには怪我のブランクというハンデがあった。
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★バンビーノ ドリブル(! card)69 +(! dice + ! dice)=★
★ ミハエル タックル(! card)66 +(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → バンビーノに抜かれた
=1〜-1 → 左から順に(デヤンがフォローがフォロー、ファルコーニがフォロー、ブンナークがフォロー)
≦-2 → ヴィオラボールに。
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
バンビーノのマークがダイヤで[芸術的ドリブル(+4)]、ハート・スペードで[ショットガンドリブル(+3吹飛3)]が発動。
ミハエルのマークがダイヤ・ハートで[ローズスティール(+2)]が発動。
899 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 18:04:23 ID:???
★バンビーノ ドリブル(
ダイヤ5
)69 +(
2
+
2
)=★
900 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 18:05:55 ID:???
★ ミハエル タックル(
ダイヤ5
)66 +(
5
+
6
)=★
901 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 18:08:51 ID:???
ミハ様マジイケメン
902 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 18:09:04 ID:???
今度はミハエルがやり返した!
903 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 18:13:40 ID:???
イケメンすぐるwwww
904 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 18:36:38 ID:???
てか今気付いたけどこいつらカード一致してるのな
905 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 18:37:59 ID:???
バンビーノ ドリブル( ダイヤ5 )69 +( 2 + 2 )+(芸術的ドリブル+4)=77
ミハエル タックル( ダイヤ5 )66 +( 5 + 6 )+(ローズスティール+2)=79
【攻撃Max】−【守備Max】≦-2 → ヴィオラボールに。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バンビーノ「行くぞっ…!」 ササッ
新田「あれは!」
シュルルル… クッ
クッ スッ… ダダッ
フィオレンティーナ時代に教え込まれた、ジョアン・オリジナルのドリブルテクニックである。
高速でもボールコントロールを落とさない、緩急自在のボールタッチ。 それに加えた三次元の多彩なフェイント。
芸術的と称されるそのドリブルの脅威は、同じく使い手である新田や三杉は十二分熟知していた。
ミハエル「フッ…」
ミハエルも同じドリブラーとして、かのドリブルの高い質を瞬時に理解する。
しかし彼は尚も軽く鼻で笑う……だが決してバンビーノを嘗(な)めての行為ではなかった。
906 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 18:38:59 ID:???
ミハエル(怪我の後遺症、リハビリによるブランク…確かにそれは在るでしょう。
しかし、だからと言ってソレがユーを勝たせる要因になりはしまセン。)
シュタタタタタッ
ザザザーーーーーー!!!
バンビーノ「なっ… この鋭さは!」
ミハエル「寄越しなさーい!!」
ガシュ!
ミハエルのタックルは見事にバンビーノのボールを足元に捉えた。
攻守が早々に再び入れ替わり、スタンドが大きく沸いた。
チャーリー「おおおーーーっと! ミハエルくん、ここは直ぐに奪いかえした!!
柔らかいフットワークから一変しての実に鋭いタックル!
まるでバラの花弁に見惚れている間に、棘を手に刺されたような気分です!」
バンビーノ「チィッ、やるな!」
ミハエル(フフン、片足が動かなくなったあの頃を考えれば、この程度はハンデの内に入りません。
…むしろボクを燃えさせる燃料にしかならないんデスよ。 さて…)
ボールを奪い返したミハエルは、立ち上がりつつのルックアップ。
プリマとは言え相手はミラン、しかも中盤に5枚。
グズグズしていては簡単に取り囲まれるし、していなくても取り囲まれる。
907 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 18:40:02 ID:???
先着で
★…で、どーなのミランさん?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 サイドギリギリに寄れる余裕があった。
《ハート、スペード》 直ぐにファルコーニがチェックに来ている。
《クラブ》 ファルコーニとデヤンが来ている。
《JOKER》 ダイヤの結果+デヤン(彼には漆黒の意志があるようだな…面白いぞ。)
908 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 18:40:23 ID:???
★…で、どーなのミランさん?→
ダイヤ2
909 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 19:05:57 ID:???
> …で、どーなのミランさん?→ ダイヤ2
> 《ダイヤ》 サイドギリギリに寄れる余裕があった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
デヤン「………」
ファルコーニ(マンフレディーニさんからボールを奪い取るとは…)
ミハエル(フフン)
しかしバンビーノが当然抜くだろうと考えていたのか、ミランの選手達は動き出す判断が遅れていた。
その隙を見逃さないミハエルは素早くサイドのギリギリを攻め始める。
チャーリー「さあミハエルくんがサイドアタック! 手順は変わりましたが予定通りヴィオラが攻める!
隣の人「いいぞ新入りーー!!」
フィッツウォルタ「流石だなミハエル。 怪我をしても勝負勘は健在、判断の早さも一級だ。」
隣の人(あれ…この人ってば新入りの事も詳しそう、オレはチィーっとも知らないのに。 …なんかデジャブ。)
910 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 19:08:30 ID:???
ミハエルはサイドに寄るとグングン上がり始める。
だが流石にミランの選手達がそれを容易く許す筈が無い。
DMFのファルコーニは勿論、サイド寄りのCBであるフィリッポもこれを阻止に走った。
ファルコーニ「こんな序盤から調子に乗らせてたまるか…。」
フィリッポ「援護するぜ、アンドレア!」
ミハエル「随分と遅かったですネ、ミランともあろう方々が。」
ファルコーニ「黙れ!」
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ミハエル ドリブル(! card)66 +(! dice + ! dice)+(サイドアタック+1)=★
★ファルコーニ タックル(! card)68 +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
フィリッポ タックル(! card)67 +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → 抜き去った、これは早速チャンス発生だ
=1〜-1 → 左から順に(ブンナークがフォロー、ディノがフォロー、ステファノがフォロー)
≦-2 → ミランボールに
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
ミハエルのマークがダイヤ・ハートで[ローズダンサー(+2)]が発動。
ミハエルのドリブルは現在レベル本来の能力値から-2処理。
911 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 19:08:46 ID:???
★ミハエル ドリブル(
ダイヤ10
)66 +(
3
+
2
)+(サイドアタック+1)=★
912 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 19:08:58 ID:???
★ミハエル ドリブル(
クラブ8
)66 +(
6
+
4
)+(サイドアタック+1)=★
913 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 19:14:10 ID:???
★ファルコーニ タックル(
ハート5
)68 +(
6
+
6
)+(人数補正+1)=
フィリッポ タックル(
ハートJ
)67 +(
2
+
5
)+(人数補正+1)=★
914 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 19:18:28 ID:???
今度はファルコーニが…凄い試合になりそうだ
915 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 19:43:24 ID:???
残念だけどミハエルでの突破は厳しそうですね
916 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 20:22:16 ID:???
◎ミハエル ドリブル( ダイヤ10 )66 +( 3 + 2 )+(サイドアタック+1)+(ローズダンサー+2)=[74]
◎ファルコーニ タックル( ハート5 )68 +( 6 + 6 )+(人数補正+1)=[81] ※覚醒
フィリッポ タックル( ハートJ )67 +( 2 + 5 )+(人数補正+1)=75
【攻撃Max】−【守備Max】≦-2 → ミランボールに
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミハエル「It's show time!」
ヒュンヒュン トーン
かつてペレが初めてやって魅せたと言われるシャペウを…
行くぞ繰り出すぞと見せかけ、右に左に上に下にまるでお手玉のようにボールを操った。
そしてそれを繰り出すミハエル自身の動きはまるで舞踏を踏んでいるかの如くである。
ファルコーニ「奇妙な動きだが、確かなテクニックに裏付けられている…
しかし動作が徐々に大きくなっているぞ! そこだっ!」 ダァッ
ファルコーニはミハエルの隙を見逃さなかった。
ボールのワンタッチを繰り返す度、捉える足が僅かにボールの芯からズレていた事に。
これこそがミハエルの後遺症…ドリブラーにとって致命的と言える感覚の狂い≠セった。
ガシィッ!!
ミハエル「うっ!? ジーザスッ…!」
※ファルコーニが6ゾロ覚醒、タックルフラグを取得。
917 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 20:24:50 ID:???
ファルコーニ「さて…仕切り直させて貰う。」 パシッ
ボールを足元に収めたファルコーニは、緩やかなボールを前に出すと同時に自身も位置を動かした。
バンビーノ(このボールは…リターンか。) トンッ
パスを受けるバンビーノは、ボールに込められた意思を察してファルコーニの動く先へとリターン。
そこからファルコーニのゲームメイクが始まった。
ブンナーク「ケッ、わざわざ戻すとはバカなヤローだ!」
ファルコーニ「(PA内のブンナークは、当然戻りつつオレのボールを狙う…だが)ここだ!」
ブンナーク「なにぃっ!?」
シュパァァァァァン!!
チャーリー「おっと、ファルコーニくん! ブンナークくんが追いつくよりも早く、ここは逆サイドに振った!
鋭い弾道がピエトロ・バルタリくんの元へと向かうぞっ!」
新田「通すかよぉっ!!」
ファルコーニは緩やかなパス、リターン、キープの三重奏から、突如として速く長いパスへと転じた。
このスピードに追い着こうと、新田が一人走り翔ける。
918 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 20:27:03 ID:???
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ファルコーニ ピンポイントパス(! card)70 +(! dice + ! dice)=★
★新田 パスカット(! card)66 +(! dice + ! dice)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → パス成功、ピエトロに渡った。
=1〜-1 → 左から順に(デヤンがフォロー、ディノがフォロー、オジオがフォロー)
≦-2 → ヴィオラボールに。
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
ファルコーニのマークがダイヤで[キラースルー(+2)]が発動。
また発動且つ2差以上の勝利の場合、サイドギリギリの位置でピエトロがボールを受ける。
919 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 20:27:27 ID:???
★ファルコーニ ピンポイントパス(
スペード3
)70 +(
4
+
4
)=★
920 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 20:27:33 ID:???
★新田 パスカット(
ダイヤ3
)66 +(
6
+
4
)=★
921 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 20:27:51 ID:???
★新田 パスカット(
ハート4
)66 +(
1
+
6
)=★
922 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 20:29:10 ID:???
十分高い数値なんだけどなー
923 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 20:42:24 ID:???
まともにカットできるのは三杉とレントだけかね
924 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 20:51:33 ID:???
ファルコーニ ピンポイントパス( スペード3 )70 +( 4 + 4 )=78
新田 パスカット( ダイヤ3 )66 +( 6 + 4 )=76
【攻撃Max】−【守備Max】≧2 → パス成功、ピエトロに渡った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ダダダッ バァッ!!
ファルコーニ(なにっ、速い!)
新田「うおおぉぉぉっ!!」
この速く精密なパスに対し、新田はスピードで追い着いて捉えかけた。
しかし惜しくも新田の足先はボールをかすめただけ…
新田の動きが悪かったわけでなく、ファルコーニのパスがそれを上回った結果としてそうなった。
新田(くそっ、すげぇパスじゃんか!)
ファルコーニ(あの小さいヤツ…ニッタだったか。 どうやら要注意だな。)
新進気鋭の両者…年齢も同じで高いステージを求める姿勢も同じ。
二人の隼は互いが互いを『警戒に値する』と認めた。
925 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 20:52:50 ID:???
パシッ
ピエトロ「っしゃあ! エースの出番がやって来た!(オレの活躍、観ててくれよクラウディア!)」←惚れてる
クラウディア「よし、サッサとジョバンニ兄さんにパスよピエトロ。」←眼中なし
ボールはミランの中でもお調子者の中二患者へ見事に通った。
当然ながら彼はパスなど選択せず、ドリブルでの突破を図る。
彼の前の前は十分にスペースがあり、ドリブルをスピードに乗らせるに十分だった。
だがある程度行動を予測したのか、オジオもスペルマンに指示を送って前に出させている。
オジオ「行くよイヴァン!」
スペルマン「うん、ここはボク達で止めよう!」
ピエトロ「クク…目覚めろ、オレの真なる力よ…」
クラウディア「なによピエトロのノロマ、サッサと兄さんに出しなさい!」
926 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 20:54:06 ID:???
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ピエトロ ドリブル(! card)67 +(! dice + ! dice)+(レジスタ+1)=★
★オジオ タックル(! card)65 +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
スペルマン タックル(! card)68 +(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【攻撃Max】−【守備Max】
≧2 → 抜かれた、ピンチだね!
=1〜-1 → 左から順に(レントゥルスがフォロー、ミュラーがフォロー、デヤンがフォロー)
≦-2 → ヴィオラボールに
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
ピエトロのマークがダイヤで[華麗なドリブル(+3)]が発動。
オジオのマークがダイヤで[鋭いタックル(+1)]が発動。
スペルマンのマークがクラブで[チンピラ殺法(+3吹飛3)]が発動。
発動時、敵もクラブだと数値に関わらずスペルマンの反則。
927 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 20:54:26 ID:???
★ピエトロ ドリブル(
クラブQ
)67 +(
5
+
4
)+(レジスタ+1)=★
928 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 20:55:06 ID:???
★オジオ タックル(
ハート2
)65 +(
4
+
2
)+(人数補正+1)=
スペルマン タックル(
スペードK
)68 +(
4
+
1
)+(人数補正+1)=★
929 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 20:55:31 ID:???
★オジオ タックル(
クラブJ
)65 +(
4
+
6
)+(人数補正+1)=
スペルマン タックル(
ハート8
)68 +(
3
+
5
)+(人数補正+1)=★
930 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 21:10:16 ID:???
◎ピエトロ ドリブル( クラブQ )67 +( 5 + 4 )+(レジスタ+1)=[77]
オジオ タックル( ハート2 )65 +( 4 + 2 )+(人数補正+1)=72
◎スペルマン タックル( スペードK )68 +( 4 + 1 )+(人数補正+1)=[74]
【攻撃Max】−【守備Max】≧2 → 抜かれた、ピンチだね!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピエトロ「ヒャッホーー! 風だ、風を感じるんだ!」 クルクル シュタッ
オジオ「な、なにコイツ…! 動きが読めない!?」
ピエトロ「ACミランだろ…! ウインドノーツだろっ!!」 ダダダッ
スペルマン「急に速くなった!? 計算だったらヤバイ…!」
二人で取り囲むも、ここはピエトロのドリブルが冴えた。
オジオとスペルマンは妙な緩急で置いていかれてしまう…
ファルコーニのパスが盤上をそう導いたとも言えるが、ここはピエトロの手柄である。
931 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 21:11:16 ID:???
チャーリー「おおーっと! ピエトロくん、見事なドリブル突破!
先程のミハエルくんに劣らぬ奇妙な動きで二人の間をすり抜けた!!
これは先にシュートを撃つのはミランになるのかぁーー!?」
ピエトロ「我が世の春がキターーーー!(これでクラウディアもメロメロだぜ!!)」
クラウディアがピエトロにメロ×2になる事は天地が返っても有り得ないが…
ともかくとしてヴィオラにピンチが訪れたのは確かである。
これを無事に凌げるかどうか…の前に、先ずはピエトロの出方次第であった。
先着で
★中二の判断→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 ピエトロ「ヒャッホー! バナナシュートだ!」
《ハート》 ピエトロ「ヒャッホー! 全員抜いてやる!」
《スペード、クラブ》 ピエトロ「そらクロスだっ!」
《JOKER》 調子に乗ってる隙にレントゥルスがボールを奪ってしまう。
932 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 21:11:45 ID:???
★中二の判断→
スペード4
933 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/15(木) 21:15:35 ID:???
クロスを放たれミラン側が初シュート…
という所で本日の更新終了です。
そして恐らく残り50レスを切りましたのでスレタイ募集します。
【】Another-CU_2【】
どうぞ宜しくです。
明日から暫く更新できない可能性〜 詳しくは
>>892
を〜
934 :
森崎名無しさん
:2012/03/15(木) 21:46:11 ID:???
【フィオレンティーナは】Another-CU_2【砕けない】
【フィオのアイドル】Another-CU_2【ぬこ監督】
【銀の隼】Another-CU_2【普通の隼】
おつ〜
935 :
森崎名無しさん
:2012/03/16(金) 01:16:16 ID:???
【ようこそ】Another-CU_2【男の世界へ】
【名解説者】Another-CU_2【…の隣の人】
936 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/16(金) 11:43:53 ID:???
>>934
乙感謝です、スレタイも有り難うございです!
>>935
スレタイ感謝!
=============================================
> 中二の判断→ スペード4
> 《スペード》 ピエトロ「そらクロスだっ!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ピエトロ「ヒッヒッヒ、今日の所はアシストで勘弁してやるぜ!」
大口を叩きつつ、がら空きになったヴィオラの左サイドを抉るピエトロ…
十分な位置に来た所で繰り出されるのは当然センタリングである。
ファルコーニ(よし、予定通りだ。)
ピエトロ「そらクロスだマッシモ!!」 パシュッ
マッシモ「(口の減らない奴…)だが仕事してくれりゃなんでもイイ!」
十分に深い位置からのマイナスクロスは長身のマッシモに向けられた。
クロスボールだけを見ていれば良いマッシモに対し、ヴィオラ選手はボールと彼の両方の位置を見なければならない。
特にマイナスクロスでは、身体の向きを一方に絞れず、その分の不利生じる…。
937 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/16(金) 11:45:52 ID:???
ミュラー「慌てる必要はありません、人数は十分居ます!」
三杉「ダラピッコラは僕と一緒に競り合いを! 他の選手はシュートコースを塞いでくれ!」
「「「 了解! 」」」
ラムカーネ(戦闘レベル……Cプラス、いや条件補正によりBマイナスと判断する。 これならば…)
☆前半はラムカーネに指示できます。どのセービングをさせますか?
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
A キャッチ(72) 消費40
通常のキャッチです。うまくいけば完全にマイボールです。
B パンチング(74) 消費80
キャッチよりもシュートを止めやすいです。上手く弾けば高確率でマイボールです。
C シャドーシールド(82) 消費300
必殺キャッチです。 トランザム的です。
D 飛び出し(73+人数補正) 消費40
空中でボールを抑えます。 ブロックより先の行動になります。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
マッシモのパワーヘッドの威力:72+1(マイナスクロス)
ラムカーネの現在ガッツ:880/880
※ラムカーネにはスキル・ZEROシステムによって現在[+5]の補正がつきます。
※ラムカーネが行動回数に比例して後半に弱体化します。(現在2回行動済み)
938 :
森崎名無しさん
:2012/03/16(金) 11:48:14 ID:UZxSVSoI
D
939 :
森崎名無しさん
:2012/03/16(金) 11:48:51 ID:S17K0Lxs
A
940 :
森崎名無しさん
:2012/03/16(金) 11:49:07 ID:+xnWtydc
B
941 :
938
:2012/03/16(金) 11:49:15 ID:UZxSVSoI
訂正
A
行動回数は少ないほうが良いんだった
942 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/16(金) 12:22:42 ID:???
> A キャッチ(72) 消費40
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ラムカーネ「(これならば十分射程内に入る)…任務了解。」
ヴィオラの仲間達が慌ただしくポジショニングに動くなか、ラムカーネも静かに位置を構えた。
キャッチングで敵の攻撃をシャットダウン出来る公算であるが…。
マッシモ「よし、一発決めてやるか!!」 グワァァ…
ダラピッコラ(カルチョスターになる為…タックルが強いだけじゃ不十分だ。) ダッ
三杉(位置取りは良いが、いまだ競り合いに自信が持てない……。 間違いなく僕のウイークポイントか。)
レントゥルス「止められる気はしないなー。」
オワイラン「フフ。 レントウルス、それでもボク達は身体を張って頑張りましょう。」
ミュラー「さあお喋りはここまで…来ますよ!」
943 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/16(金) 12:23:45 ID:???
先着4名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★マッシモ パワーヘッド(! card)72+(! dice + ! dice)+(S.A成功+1)=★
★三杉 オーバーヘッドクリア(! card)69+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ダラピッコラ 高クリア(! card)68+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★レントゥルス ブロック(! card)65+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
オワイラン ブロック(! card)65+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
ミュラー ブロック(! card)67+(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
★ラムカーネ キャッチ(! card)72+(! dice + ! dice)+(ZEROシステム+5)=★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【シュート】−【クリアorブロックMax】
≧6 → シュートは邪魔される事なく放たれた。
=5〜1 → シュートは放たれた。だが有効ブロック分だけ威力減少。(1の場合-2、他は-1)
=0〜-1 → 左から順に(ロデオがフォロー、デヤンがフォロー)
≦-2 → フィオレンティーナボールに。
【シュート】−【セービング】
≧2 → ゴールに突き刺さった!
=1〜-1 → 左から順に(ロデオが捻じ込み、ピエトロがフォロー、スペルマンがフォロー)
≦-2 → ラムカーネがガッチリとキャッチ。
【基本ルール以外の補正・補足・備考】
パワーヘッドは吹飛係数3を持つ。
ミュラーのマークがダイヤで[ラインズスピリッツ(+4)]が発動。
オワイランのマークがダイヤで[ハイボレーブロック(+4)」、ハートで「ダイビングブロック(+4)」が発動。
944 :
森崎名無しさん
:2012/03/16(金) 12:24:40 ID:???
★マッシモ パワーヘッド(
ダイヤ7
)72+(
1
+
4
)+(S.A成功+1)=★
945 :
森崎名無しさん
:2012/03/16(金) 12:25:27 ID:???
★三杉 オーバーヘッドクリア(
スペードQ
)69+(
4
+
1
)+(人数補正+1)=
ダラピッコラ 高クリア(
スペード7
)68+(
1
+
6
)+(人数補正+1)=★
946 :
森崎名無しさん
:2012/03/16(金) 12:26:23 ID:???
★レントゥルス ブロック(
スペード10
)65+(
2
+
6
)+(人数補正+1)=
オワイラン ブロック(
ハート3
)65+(
3
+
4
)+(人数補正+1)=
ミュラー ブロック(
ハートQ
)67+(
6
+
1
)+(人数補正+1)=★
947 :
森崎名無しさん
:2012/03/16(金) 12:26:42 ID:???
★ラムカーネ キャッチ(
ダイヤ4
)72+(
2
+
4
)+(ZEROシステム+5)=★
948 :
森崎名無しさん
:2012/03/16(金) 12:30:22 ID:???
レントが1減少させてオワイランがダイビングブロックで止めてくれた?
949 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/16(金) 12:43:53 ID:???
三杉、レントゥルス、ミュラーがドカンされながらも合計6減衰。
ラムカーネが余裕過ぎるキャッチングという結果ですね。
残念ながら本日はこれだけとなります。
今日のうちに新スレを立てときたかったですが、残念ながら断念…
今後のスケジュールについては
>>892
をご参照下さい。
またスレタイ募集も続きます。それでは皆さま良き連休を。
【】Another-CU_2【】
950 :
森崎名無しさん
:2012/03/21(水) 01:46:19 ID:???
【千里の道も】Another-CU_2【一歩から】
【新たな】Another-CU_2【戦いの幕開け】
951 :
森崎名無しさん
:2012/03/21(水) 12:46:16 ID:???
【10番の】Another-CU_2【意味】
952 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/22(木) 01:22:16 ID:???
ども。 無事に旅から帰国しましたのでユルユルと再会いたします。
>>950-951
スレタイ案感謝でございます。
=============================================
◎マッシモ パワーヘッド( ダイヤ7 )72+( 1 + 4 )+(S.A成功+1)=[78]
三杉 オーバーヘッドクリア( スペードQ )69+( 4 + 1 )+(人数補正+1)=75 ※ドカン
ダラピッコラ 高クリア( スペード7 )68+( 1 + 6 )+(人数補正+1)=76
レントゥルス ブロック( スペード10 )65+( 2 + 6 )+(人数補正+1)=74 ※ドカン
◎オワイラン ブロック( ハート3 )65+( 3 + 4 )+(ダイビングブロック+4)+(人数補正+1)=[77]
ミュラー ブロック( ハートQ )67+( 6 + 1 )+(人数補正+1)=75 ※ドカン
マッシモ パワーヘッド( ダイヤ7 )78+(ブロック減衰-6)=72
ラムカーネ キャッチ( ダイヤ4 )72+( 2 + 4 )+(ZEROシステム+5)=83
【シュート】−【セービング】≦-2 → ラムカーネがガッチリとキャッチ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
マッシモ「うおぉっ!! …って、ええっ!?」
ダラピッコラ「止めてやるぜ!!」
オワイラン(この位置だったら、どのコースにも対応出来る…!」
パワーヘッドを繰り出そうとしたマッシモの目に映ったのは、余りに堅牢な守備陣の姿。
クリアの為に競り合いを仕掛ける者、ブロックの為にコースを塞ごうとする者…
ゴール前には5人が居て、その誰もが効果的な位置取り…そして機敏な動作対応をしているではないか。
953 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/22(木) 01:23:40 ID:???
マッシモ「(なんぞこれ!? 閂(カテナチオ)その物みたいな門構えじゃねえか…!)…っくしょっ!」
連なり阻害する敵の砦に怯むも僅か、しかして何もせずに見過ごす訳にはいかない。
トップに上がるアピールの為には何を置いても勝利、何を置いてもゴールである。
ガショオォォォォォッ!!!!!
三杉「クッ!」
レントゥルス「びゃぁぁぁぁ…」
守備の何人かを跳ね飛ばしつつ、何とか一撃を繰り出したマッシモのパワーヘッド。
しかし一人また一人と身体に掠め、そして突き抜ける間に本来の威力は大きく削がれ…
ガシッ!
ラムカーネ「……余裕で受け止められる。」
悠々とボールの真正面に立ったラムカーネが危うげの欠片もないキャッチング。
ゴールを割られる気配すら見られない。
これにはシュートを放ったミランの方がむしろショックを受ける程であった。
954 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/22(木) 01:24:55 ID:???
ピエトロ「なんだよ!? オレのアシスト返せバカっ!」
マッシモ「こ、こりゃあ酷え…」
ロデオ「マッシモのパワーヘッドがあんなに威力を落とされるなんて…」
ファルコーニ(相当厳しいゴール前だな…どうする。)
デヤン(フロレンティア・ヴィオラのこの布陣…)
バンビーノ(いや…これでいい、上出来だ。)
FWの三者が揺らぐのとは対照的に、中盤の三者は見た限り平静を保っていた。
ともかくとしてミランのシュートは失敗に終わったのである。
ラムカーネ「……」 シュッ
息をつく必要すらないとばかりにラムカーネはボールをスロー。
守備陣のほとんどがゴールを固めた中、これを受けられる選手は二人だけ。
DMFのオジオとLSBのスペルマンである。
そして作戦で決めた通り、当然ながらこれはオジオへと投げられたパスだった。
オジオ(よし、ボク達の攻撃はここからのロングボールだ!) トッ
ボールをトラップし、急いでルックアップするオジオ。
蹴り出す相手は誰にすべきか、蹴り出す余裕はあるかについて確認したところ…
955 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/22(木) 01:26:12 ID:???
先着で
★ルックアップ ヒア→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ数字、ハート》 蹴り出せそうだが、カットに来そうな敵は居る。(ダイヤなら瞬間フリー付き)
《スペード》 デヤンが即チェックに来ていた
《クラブ》 ロデオとデヤンが即チェックに来ていた
《ダイヤ絵柄、JOKER》 ブンナークの位置までコースが空いているのが見えた。
956 :
森崎名無しさん
:2012/03/22(木) 01:26:27 ID:???
★ルックアップ ヒア→
ダイヤ6
957 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/22(木) 01:55:15 ID:???
> ルックアップ ヒア→ ダイヤ6
> 《ダイヤ数字》 蹴り出せそうだが、カットに来そうな敵は居る。(ダイヤなら瞬間フリー付き)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
見渡したその一瞬において、オジオには長いパスコースが視えていた。
何人かはカットに跳ぶだろうが、蹴り出せば通るだけの見積もりは十分に出せる。
そうと知れたらば止まっている暇は在り得ない。
オジオ(チェックが来る前に…出す!!) ブワアァァァ
ロデオ「あっ! クッ…!」
慌てて駆け寄ろうとするミランのロデオ・ストラーロだが、オジオの判断は早かった。
十分にフリーの体勢で蹴られる間合いの内に…
958 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/22(木) 01:56:19 ID:???
オジオ「っけえぇぇぇぇっ!」
シュパアァァァァァン!!!
今度はヴィオラの攻撃となるロングパスが放たれたのだった。
しかしてオジオの予想した通り、これをカットする為に跳ぶ者も存在する。
デヤン(やはり、そういう狙いか…) バッ
ファルコーニ(この距離なら止めねば…!) ダダッ バッ
ミランの誇る中盤はこのロングボールに動揺する事なく対応の構えを見せようとしている。
果たして中盤戦を放棄したヴィオラはミランの強力な五壁を超える事が出来るのだろうか?
→ To be continued A.C.E.U−2
959 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/22(木) 01:57:31 ID:???
Episode2 EDテーマ
[マインドゲーム]
http://www.youtube.com/watch?v=4DihpDX2Ft4&feature=related
完璧に作られたモノ中で 感情だけが狂い始めた
本当の自分の声に 何となく耳を傾けた
But,I never know. myself & 狂 愛 & lies & Anymore
そう… そっと…
こんな世界で笑い合える日が、一体いつ訪れるのか
交わした約束が胸の奥で鼓動を刻み続けるから
信じて待つだけじゃなく ここから歩き出せる、そんな気がした
人は皆 傷付いた過去を心に抱いたまま 希望に満ちた夢を描いてる
押さえつけた想いは今こそ思うままに解き放て 空に…
960 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/22(木) 01:58:48 ID:???
『 次 回 予 告 』
ミランの強力な中盤はヴィオラに苦戦を強いる。
ゴール前の守備は強固な物の、いまひとつピリッとしない三杉達。
やはり練習の満足に出来なかった期間が足枷となっているのか…
ファルコーニのレジスタ、バンビーノのドリブル、そしてデヤンの男の世界…
ヴィオラはこれらを破り、フィレンツェのサポーターへ意気を示さねばならなかった。
一方、スタンドには新たな観戦者が姿を現す。
今まさに黄金期を築く生き証…神の子とオールラウンダーの二人が。
彼等の気紛れか、それとも運命か、そしてこの出来事はヴィオラに何をもたらすか。
次回 アナザーカンピオーネ エピソード2 〜第二幕〜
【フィオのアイドル】Another-CU_2【ぬこ監督】
スレタイと内容が 関係なくたって いいんじゃなーい?
961 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/22(木) 02:32:02 ID:???
新スレたてました。
どうか今後も宜しくお願い致しまう。
【フィオのアイドル】Another-CU_2【ぬこ監督】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1332349224/l50
容量の残りは気が向いたらヤベッチュで、気が向かなければAA埋め予定です。
でも皆さまの質問なども歓迎。
962 :
森崎名無しさん
:2012/03/22(木) 02:36:01 ID:???
ああ、デヤンってそのまんまデーヨ+黄金銃なのね。
この時期のこの地域の選手たちはその生涯を思うだけで目頭が熱くなるんだよなあ・・。
(完全に木村元彦のサッカーエッセイの読みすぎである
963 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 12:31:23 ID:???
>>962
名前だけそのままパクってますw
実力的にはまったく及んでませんけど、気持ちパワーアップで。
木村元彦のサッカーエッセイは本当に涙腺刺激しますよね…
このスレの埋めは結局気が乗らない&残り10KBと半端という理由で、
ヤベッチュ外伝は次スレ以降に回します。
今回はちょっと替え歌作ったのでマスタベ的に投下します。
いずれこれで動画作れたら的な感じで。
964 :
ぼくらのゆめ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 12:43:31 ID:???
アナカンメドレー タイトルは[ぼくらのゆめ]です
元ネタはボカロメドレーの[ぼくらのうた]です
元ネタ曲
http://www.youtube.com/watch?v=GjLk4pC6v8Q
元ネタ原歌詞付き
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10905929
[何をテーマに歌うパートか説明] ※原曲のタイトル
歌詞歌詞 歌詞歌詞
歌詞歌詞 歌詞歌詞
こんな感じで投下します
965 :
ぼくらのゆめ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 12:53:09 ID:???
【Anoteher Campione】ぼくらのゆめ【メドレー】
[フィオレンティーナ・全日本] ※ロミオとシンデレラ
僕らの夢を 夢のままに終わらせないで
ここから踏み出して… 違う未来を
[アルシオン] ※初音ミクの消失
ボクは生まれ そして失くす 消えた物の 大切さえ
知らず だけどボール求め 蹴れる事は 幸せだと
太陽(そら)のない夜の旅も 二人ならば 怖くないと決意
ネズミのアニメ ニシュの空と 穏やかな日々 昼のない世界
[三杉] ※初音ミクの消失
心臓病が レールに敷いた運命を
壊す為 僕は フィレンツェ(ここ)に来た
[中山] ※悪ノ召使
森崎(キミ)とゴール守れるならば
俺は人生だって売ってやる
[新田] ※BLACK★ROCK★SHOOTER
ファルコンシューター 野望(ゆめ)を馳せるよ
世界に通ずる ストライカーへ
俺も行きます 険しい道を
普通に生きてちゃ届かない夢
966 :
ぼくらのゆめ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 12:54:27 ID:???
[フィオレンティーナ・プリマ] ※WORLD'S END UMBRELLA
訳有りだけが集められた カルチョの中に見つけた空を見に行こう
大人の事情は引き裂いて いま駆け出す他にないじゃないか
[ジョアン] ※celluloid
セルビアの隅で 少年(キミ)を見かけたよ それだけの筈だったけど…
夜明けは来るさと アルシオン(キミ)の手を引いて…
いつの日にか フィールドに立ってくれ
[アルシオン] ※Fire○Flower
(name of)Like a star アルシオン=@オレの名前が
それで良いと 疑わなくて
オレの隣に ジョアン(あなた)が居れば
怖くはないと 安心してた
Ah Oh Yeah Yeah Yeah
Ah Oh Yeah Yeah Yeah
[イスラス] ※炉心融解
縦横無尽にさ 斬り裂いてみたいと 走る
オレの全霊を引き出してみろ
[ディッテンベルガ] ※IMITATION BLACK
皇帝の証明 脆弱なゴール
コーチのプラクティス オレが守備を創り直して
(間奏) ※結ンデ開イテ羅刹ト骸
967 :
ぼくらのゆめ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 12:55:33 ID:???
[フィッツウォルタ] ※火葬曲
データサッカー知ってるかい?
キミは釈迦の 掌(て)の上のゴクウさ
もしも勝つため足掻くならば
越えなよ 今のお前自身を
[ナムリスさん] ※1925
一番 アルシオン(お前)を知って いるのは
お前自身よりも、このオレ
[ミハエル] ※トウキョウト・ロック・シティ
片足が石と化す少年は 完璧≠ノ剣を(嫌悪)向けた
でもフィオの気に食わない 三杉(あいつ)は
なんだか 熱いヤツです
[フィオレンティーナvsパルマ 決勝戦] ※rolling girl
もう一本、また一本! 奇跡の壁は幾度と阻み
攻めてくる 攻めてくる 最終兵器はファンタジスタ!
もう無理かい? まだですよ
あいつがキャリバー残してるので
フォルツァ フィオレン ティーナ…
[フィオレンティーナvsカンピオーネ テストマッチ] ※天樂
今 打ち下ろす王者の刃が 星をも砕く
夢 信念も プライドも
ぐしゃぐしゃと音を立てて 崩れ落つ ステージを…
(間奏) ※ココロ
968 :
ぼくらのゆめ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 12:59:00 ID:???
[アンザーニ、トレイゼ] ※Just Be Friend
Best team. You're too tough.
Best team. I'm always proud of you.
Best team. I trust to You.
Best team Best team Best team...
[三杉、中山とバンビーノへ] ※さよならのかわりに、花束を
キミらと駆けた あの日々を胸に抱き ここからまた始めよう
次に どこかで 巡り会えた その時
好敵手(ライバル) になれるように
[三杉] ※歌に形はないけれど
僕は誓うよ
誇りをくれた アンザーニ監督(ひと)が 苦しい時
ほんのプレイ 一つだけど
弟子の証 示したい
[バンビーノ] ※紅一葉
夏の陽さして 二人断ち切る
こころ陰おとす過日の花
技見せ合って 理解したこと
憎しみは空に解けるだけ
[ミハエル] ※sign
戻るよ きっと フィールド(あの場所)にボクは
キミの為に Uh〜Uh
足掻くよずっと 勇気を震わす 声が
絶望 溶かすから
969 :
ぼくらのゆめ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 13:00:14 ID:???
[宇佐美蓮子] ※Crystal Mic
きっと見つけ出すよ
気付いて あげられなくて
離した手を
もう一度だけ 世界の秘密 探しに行こう?
透きとおる 境界の 先に願う 遠い夢
[フロレンティア・ヴィオラ] ※スイミー
オレらはヴィオラ ヴィオラ 重い
困難が訪れて
咽び 泣いて それでも
一緒なら空も飛べる
さぁ行こうぜ どん底から空へ
[アルシオン] ※shiningray
今は…Shooting Star, and break the star.
全てを 世界を憎む
何を糧に 何を渇望し 生きるか見失ったまま
970 :
ぼくらのゆめ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 13:01:18 ID:???
[パルメイラスvsサンパウロ ショキ・ヘイ] ※裏表ラバーズ
ゴールに銅像置おいちゃってー
メガロなシュートを撃っちゃってー
強力メンバーあと猿一匹
何故だか絆 築いてる
雑魚が超強化されちゃってー
次世代キチガイなっちゃってー
地元の英雄なっちゃってよ
Morisaki is Captain!
[vsミラン] ※SAIHATE
雲ひとつないような 抜けるほど晴天の今日に
変わらぬサポーターの エールに気付いた
[ブンナーク] ※コンビニ
まだまだ知性 足りない うん判ってたんだ
質問しない 2部になってもお説教待ち
メンタル やわらか だけど何故か やっぱ憎めない
971 :
ぼくらのゆめ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 13:02:28 ID:???
[シーザー] ※ダブルラリアット
病床に伏したまま
自分より年下の アンザーニ(お前)に
「頼む」と乞われたらなら
「知らねえな」と見ないフリは出来ねえや
[翼] ※空
大空に翼を広げ 奴が翔ける
蝶々サンバ ジグザグサンバ 町中騒ぐだろう
[ストラット] ※千年の独奏歌
この過去は全て 悔いばかり でしかないけど
このシュートはせめて 皆に捧げていこう
(間奏) ※カンタレラ
972 :
ぼくらのゆめ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 13:07:32 ID:???
※ここからネタバレ含みます※
※規定ルートのシナリオなので変わる可能性もありますが※
※それにこんな歌詞で判る事など些少すぎでもありますが※
※名前を以下[ぼくらのウタバレ]にしますので、閲覧は自己責任で※
973 :
ぼくらのウタバレ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 13:08:51 ID:???
[スペルマン] ※magnet
薔薇の精が 氷上に 舞い降りて
束の間に消える 牧神の午後
ライバル亡き 帝王 孤独の淵
己(おの)が身さえ 構わず 傷付けた
[フライハイト] ※ヤンデ恋歌
傘は 要らない 名も無き 道化師一人
響く 雨音に
シュタイナーと 知るその名が
呼び覚まされる
[ディエゴ] ※Cendrillon
気高く生きた母 奪い去る貧困が
人の生きる悲惨の線 「越えろ」とオレを押す
[若林] ※Cendrillon
あの日の屈辱を 返すヴィジョン描いて
仮初めの栄光さえ 握りつぶし 「 と め る ! 」
974 :
ぼくらのウタバレ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 13:09:53 ID:???
[全日本] ※ダンシング☆サムライ
サムライ☆ブルーのユニフォーム!
[三杉] ※ミキミキ★ロマンティックナイト
目を閉じて 井の中で酔いしれる?
そんなプライド要らないよ
[三杉] ※メグメグ☆ファイヤーエンドレスナイト
今の 全日本(このチーム)は 泥船への片道切符
辛い現実 受け止めてよ
[全日本] ※ルカルカ★ナイトフィーバー
三杉(ヤツ)のこと以前から分かってる
なのに 理解およばない
[三杉] ※ルカルカ★ナイトフィーバー
覚悟を決めて? キミらを踊らせる
[新田] ※みくみくにしてあげる
ガクブルにしてやるよ
速さだけじゃ もう、ないから
ワクテカにしてやるよ
たまにポスト当てても許してよね
(間奏) ダンシング☆サムライ
975 :
ぼくらのウタバレ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 13:10:53 ID:???
[ハモA:岬] ※ミキミキ★ロマンティックナイト
下剤を盛ってやらナイト 未来の椅子 いま予約
実績築いとかナイト 僕はまだこれから☆
[ハモB:日向] ※メグメグ☆ファイヤーエンドレスナイト
エムエム☆タイガー(怒) DQNナイト
俺はもっともっとAngry!Fuck’n!
エムエム☆タイガー(笑) Lose’nナイト
感じる「負け」が現実
[ハモT:森崎] ※みくみくにしてあげる
MORISAKI!にしてやんよ 最後までね、頑張るから
MORISAKI!にしてやんよ そう何度も抜かれてたまるものか
[ハモU:若林] ※ルカルカ★ナイトフィーバー
覚悟は★出来てるか? はじける因縁迎えて
トラウマも傲慢も 全部忘れて
976 :
ぼくらのウタバレ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 13:16:05 ID:???
[ハモ@:ヤベッチュ] ※みくみくにしてあげる
こんばわヤベッチュです 世界中で数少ない
トップクラスのセーブ力 だからボクをキーパーに雇ってよね
[ハモA:翼] ※ルカルカ★ナイトフィーバー
ボールは★友達さー
仲間に気付けたヒーロー
ありがとう オレ今日も サッカーに燃えてるよ☆
[ハモB:森崎] ※メグメグ☆ファイアーエンドレスナイト
モリサキ☆超化(ちょうか)ー! 頑張りセーブ!
まだだ! もっともっと駆け上がれFever!
俺の野望は満ちてない!
闘う「今」が真実
[ハモC:三杉] ※ミキミキ★ロマンティックナイト
道なき道を駆けナイト!
ジュール・リメへ手を伸ばし
既存の思想、変えナイト!
夢はまだこれから☆
[ハモD:アルシオン] ※ダンシング☆サムライ
STOP STRIKES! NATO! この地上で 尊厳を冒す事 許しは出来ない
Stop my neighborhood! 怒り向けるは 戦を巻き起こす独裁者
977 :
ぼくらのウタバレ
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 13:18:07 ID:???
※メルト
ラララララララ・・・
ラララララララ・・・
ラララララララ・・・
ラララー ラー
[三杉] ※ハジメテノオト
初めての夢は なんでしたか?
あなたの 初めての夢は…
僕等にとっては これがそう
だから背を 伸ばすよね
[スレ主]
初めての夢は 叶いましたか?
みんなの 初めての夢は…
私は求めても 言えない
せめて文字だけ 綴っています
978 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/03/30(金) 13:20:41 ID:???
お粗末さまでした〜。
思ったより容量が残ってしまったお。
明日にでもAA埋めしますので今暫しお目汚しを許しあれ
979 :
名無しの若造さん
:2012/04/01(日) 21:35:49 ID:???
ここだ!ここでエイプリルフールネタだ!
よくは覚えてないけど、何かの漫画でこんなネタがあったんだ。二人の人間が頭を強く打つと人格が入れ替わる。
このスレだとブルノがポストに頭を強くぶつけるとおかしくなった。
つまり、ブルノの正体がポスト!ポストの正体がブルノなんだってばよ!
980 :
名無しの若造さん
:2012/04/01(日) 21:40:28 ID:???
きまぐれオレンジ☆ロードかな?
981 :
名無しの若造さん
:2012/04/01(日) 21:55:18 ID:???
>>861
に書いてあるラムカーネの信頼補正相手は実は矢部ッチュ
982 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/04/02(月) 00:05:12 ID:???
なんかエイプリルフールネタで埋めの支援してくれた人が居るね
__
/ \
/ _ノ \
| ( ●)(●) ____
. | (__人__) / \
| ` ⌒´ノ /― ― \
. | } / (● ) (● ) \
. ヽ } \ | (__人__) | ありがたいお
ヽ ノ \ \ _/
/ く. \ \ ノ \
| \ \ (⌒二 |
| |ヽ、二⌒)、 \ アナ☆カン| |
983 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/04/02(月) 00:07:58 ID:???
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) そーいや去年のエイプリルフール……
. | (__人__) お前なんか言ってたよな
| ` ⌒´ノ
. | }
. ヽ }
_/⌒ヽ ィ
i'⌒゙l | l`ー-一´\
| |. | | ト \
| | ( " ̄⌒ヽ、 |_" ̄ ̄⌒ヽ、
|.  ̄ ̄ ̄ ̄|ソ,),) ̄`ヽ ̄⌒ヽ|,),)ソ
| l .| y |_ィ | .|
890 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/01(金) 01:27:02 ID:???
・ローマ戦は実は負けてもリセットなし
・負けたら弥生の再登場がかなり遅くなる
・代わりに新ヒロイン候補が登場する
・イタリア編の次は幻想郷編
・レントゥルスは最終的にファンタジスタにまで成長する
・シニョーリはスキル・NT持ち
・アルシオンはエーリンにサッカーを教えてもらった
・WT編ではブラジルと当たらない
・ラスボスはアンザーニ監督
・実はジャイロはブラジル人じゃなかった
この中で嘘じゃない情報が一つだけあります。わっかるっかな〜?
984 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/04/02(月) 00:09:51 ID:???
/)
///)
/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i ,二ニ⊃( >). (<)\ .あー、その話!こまけえこたあいんだお!
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \ そんなの皆もう覚えてないお!
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
985 :
森崎名無しさん
:2012/04/02(月) 00:11:58 ID:???
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 覚えています | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|__| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|ています |
∧| 覚えています |____| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ぞろぞろ・・・・・
. . ( ゚ |_______|. || | 覚えています |
/ づΦ. ∧∧ || ( ゚ω゚ )|| |_______|ぞろぞろ・・・・・
. ( ゚ω゚ )|| / づΦ ∧∧ ||
 ̄ ̄ ̄| / づΦ ぞろぞろ・・・・・.( ゚ω゚ )|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
り | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| / づΦ. | 覚えています |
_| 覚えています | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |_______|
|_______| | 覚えています | ∧∧ ||
. ∧∧ || |_______|. ( ゚ω゚ )||
. ( ゚ω゚ )|| . ∧∧ || / づΦ
/ づΦ ( ゚ω゚ )||
ぞろぞろ・・・・・ / づΦ
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