キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】
1 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/24(火) 17:11:57 ID:9DZAwbwM
この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。
そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。
恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張りま・・・・・・すよね?
398 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:19:13 ID:???
大佐に励まされてやる気まんまんな貴公子
399 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:20:45 ID:???
6ゾロは惜しかったけど気合十分ですね
400 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:32:43 ID:???
10→11→12になりそうだったと思うと恐ろしい
401 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:39:01 ID:???
フィオが消滅同然?フィオレンティーナは滅びぬよ、何度でもよみがえるさ!
402 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 19:44:11 ID:???
>>397
追加説明感謝です、なるほどそういう意味でしたか。
ええと私は当然考慮してませんでしたし、そもそもイタリアのプロ4部の報酬がどれだけか調べてませんでした。
どうやらC1だったら700〜2000ユーロ・・・700で何とか一人で食べていけるくらいですかね。
ぶっちゃけ三杉達にバイトさせるとかそんな事は微塵も考えてませんでしたし、視点に落ち度がありました。
ただこの点に関しましてはこのまま突き進みます、申し訳ありませんが
>>375
さんも以後ご了承をお願い致します。
>>398
エムスカ「見せてあげよう、私の励ましを!」
>>399-400
岡山姉「ボクのチョコのご利益と言うわけだね! みんなひれ伏すといいよ!」
>>401
エムスカ「3年間待ってやる!!」
403 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 19:45:18 ID:???
> 三杉のドリブル練習( 5 + 5 )≧7で1上昇 → ドリブル値69
> 三杉のタックル練習( 6 + 5 )≧7で1上昇 → タックル値68
> 三杉のパスカット練習( 2 + 5 )+(前回失敗分+1)≧6で1上昇 → パスカット値68
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※ 三杉の現在能力が以下のようになりました。
ド パ シ タ カ ブ ト ク 競
69 69 67 68 68 63 66 64 64
404 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 19:46:58 ID:???
☆続いて他の選手達の練習判定を実施します。
先着4名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ブンナークLV38≠フ練習(! dice + ! dice)+10≧14でLVアップ
新田LV38≠フ練習(! dice + ! dice)+4≧14でLVアップ★
★マルコLV36≠フ練習(! dice + ! dice)+5≧10でLVアップ
レントゥルスLV37≠フ練習(! dice + ! dice)+8≧12でLVアップ★
★ダラピッコラLV36≠フ練習(! dice + ! dice)+9≧10でLVアップ
ミュラーLV36≠フ練習(! dice + ! dice)+7≧10でLVアップ
スペルマンLV36≠フ練習(! dice + ! dice)+8≧10でLVアップ★
★オワイランLV35≠フ練習(! dice + ! dice)≧10でLVアップ
ミハエルLV36≠フ練習(! dice + ! dice)≧10でLVアップ★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
【備考】
合計値は積算され、次回練習に繰り越し。
またミハエルはLVアップしてもドリブル、シュートの上昇無し、シナリオ一定経過までストック。
第2部のLV限界(二次成長)はLV40です。
405 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:47:27 ID:???
★ブンナークLV38≠フ練習(
6
+
2
)+10≧14でLVアップ
新田LV38≠フ練習(
4
+
2
)+4≧14でLVアップ★
406 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:47:57 ID:???
★マルコLV36≠フ練習(
5
+
5
)+5≧10でLVアップ
レントゥルスLV37≠フ練習(
3
+
3
)+8≧12でLVアップ★
407 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:49:06 ID:???
★ダラピッコラLV36≠フ練習(
5
+
5
)+9≧10でLVアップ
ミュラーLV36≠フ練習(
5
+
2
)+7≧10でLVアップ
スペルマンLV36≠フ練習(
1
+
3
)+8≧10でLVアップ★
408 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:49:55 ID:???
★オワイランLV35≠フ練習(
2
+
3
)≧10でLVアップ
ミハエルLV36≠フ練習(
4
+
6
)≧10でLVアップ★
409 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:56:31 ID:???
豆腐メンタルな癖に前から絶好調だなブンブン
410 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 19:59:54 ID:???
ブンナーク強いなー
ところでLv限界の40に達した場合、この練習は能力値強化ではなく技の練習に切り替わるんでしょうか?
411 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 20:02:24 ID:???
[結果一覧]
> ブンナークLV38≠フ練習( 6 + 2 )+10≧14 → LVアップ、39になったお!
> 新田LV38≠フ練習( 4 + 2 )+4≧14 → 積算+10、次回判定に期待
> マルコLV36≠フ練習( 5 + 5 )+5≧10 → LVアップ、37になったお!
> レントゥルスLV37≠フ練習( 3 + 3 )+8≧12 → LVアップ、38になったお!
> ダラピッコラLV36≠フ練習( 5 + 5 )+9≧10 → LVアップ、37になったお!
> ミュラーLV36≠フ練習( 5 + 2 )+7≧10 → LVアップ、37になったお!
> スペルマンLV36≠フ練習( 1 + 3 )+8≧10 → LVアップ、37になったお!
> オワイランLV35≠フ練習( 2 + 3 )≧10 → 積算+5、次回判定に期待
> ミハエルLV36≠フ練習( 4 + 6 )≧10 → LVアップ、37になったけど制限あるお!
*************
本日はここまでとします。
次回はごく簡易的な練習描写から始まり、新コーチの登場と続きます。
それではさようなら、また宜しくお願い致します。
それと本日は何だか頭抜けてて申し訳ありませんでした。
経営や生活の視点を1ミクロンも考えてませんでしたお。
412 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/20(月) 20:10:41 ID:???
ところでこのスレのバレタインデーってどうなってんの?
__
/ \
/ _ノ \
| ( ●)(●) ____
. | (__人__) / \
| ` ⌒´ノ /― ― \ スレ主は嫁娘合わせて15個(粒)と、
. | } / (● ) (● ) \ それから友達からトリュフやチロルを
. ヽ } \ | (__人__) | 6個(粒)貰ったから合計21個だお
ヽ ノ \ \ _/
/ く. \ \ ノ \
| \ \ (⌒二 |
| |ヽ、二⌒)、 \ アナ☆カン| |
そーゆーこと言ってんじゃねーんだよ!
そもそもその計算は寝ぼけすぎだろ!
___
/ \ ___
/ノし u; \ ;/(>)^ ヽ\;
| ⌒ ) ;/ (_ (<) \; いいじゃねえかお
| 、 );/ /rェヾ__)⌒::: ヾ; このスレにそんな需要ねーお
| ^ | i `⌒´-'´ u; ノ;;
| | \ヽ 、 , /;
| ;j |/ \-^^n ∠ ヾ、
\ / ! 、 / ̄~ノ __/ i;
/ ⌒ヽ ヽ二) /(⌒ ノ
/ r、 \ / ./  ̄ ̄ ̄/
413 :
森崎名無しさん
:2012/02/20(月) 20:32:09 ID:???
OKエ
ここにモテ充審問会を行う!!
414 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 10:50:31 ID:???
>>409
ブンナーク「豆腐メンタルの癖にって、結構酷い言われようだな……」 ショボン
>>410
第3部以降の経験値ストック、或いは保有フラグがある場合は開花練習が可能の予定です変更あるかもです。
>>413
キミも…オレのチョコが欲しかったって事かい? そいつを先に言ってくれよ
/ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
/ .::::::::::::::::::::::::;;:;;::,ッ、::::::::::::::::::::::::::::::'.,
l ,rj,rf'"'"'" lミ:::::::::::::::::::::::::::::::',
Y' リ ,!ミ:::::::::::::::::::::::::::::::::}
| くミ::::::::::::::::::::::::::::::::::l
. |、__ ャー--_二ゞ `i::::::,ィ ,、ヽ:::::::::::::::!
ゝ、'l  ゙̄´彑,ヾ }::;//ヽ ハ:::::::::::::::;
゙ソ """"´` "´ 2ノ/::::::::::::::j
/ i , /|::::::::::::::ノ
〈´ ,,.._ i 't-'゙ |:::::::::::リ
ヽ,,、'~` U ; l ヽ:ゝj、
゙,_,-、_,ノ` /! / \
|/ ゙,`'" ,,y /; /
|/ 彡 ゙、-' / ; /
/|/ ゙、 / ;;',' /
/ `ー ─ぐ;;;;' ,' ノ
| ヾ_、=ニ゙、、,,_
| ,、-'´
415 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 18:48:15 ID:???
ヴィオラ設立のために投資されたお金はラピュタの財宝の一部だったのかー
416 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 20:26:24 ID:???
>>415
エムスカ「海賊や軍にほとんどを盗まれ、僅かな残り財産に過ぎんがね。 所詮はバカ共への目くらましさ。」
=============================================
三杉「行ったぞミュラー! オワイランもその位置なら一緒に競るんだ!」
ミュラー「判りました!」
ブンナーク「おらぁっ、マークが甘いんだよ!!」
オワイラン「うくっ! 相変わらず凄まじい…」
ラムカーネ「目標捕捉…キャッチする。」
三杉が仮の物として組んでいる練習メニューは、フットワークやボールコントロールに関する物が多い。
これは個人の技術向上を唱っていたジョアンメニューを参考としての事だ。
また三杉はカンピオーネとの試合で技術不足≠頭に強く刻みつけられており…
自然と1対1に関するメニューやミニゲームが増えている状況である。
ダラピッコラ「貰った!!!」
新田「なっ!(す、鋭い…!)」
レントゥルス「ロマーノ出して! 遅れたら直ぐ囲まれちゃうよ!」
417 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 20:27:26 ID:???
ヴィオラのメンバーは熱心にメニューをこなしているが…実際のところ、これは確かな成果に繋がっていない。
これまでジョアンが全体を見てきた事もあり、三杉ではどうしても力不足になるからだ。
決して選手達にそういう意識がある訳でなく、そのリーダーシップへの信頼などはむしろ固まっていると言える。
問題は練習成果その物への安心感がどうしたって欠けてしまう所にある。
スペルマン「フェイント…? それ甘いよ!」
ミハエル「オーッ!」
マルコ「いいよイヴァン、今度は縦に!」
そうでなくとも環境が変化し、精神的に揺らいでいる時期である。
自分が巧くなっているかどうかの確証は得られず、逆に他チームの選手に追い抜かれる不安ばかりが募る。
そういうメンタルケースでの練習では成果を実感するなど容易ではなく、また迷走もし易いと言える。
こんな状態では、実戦にて成果を正しく発揮する事はまず無理である。
ジョアンのメニューを元にしている故に、技術的な蓄積が確かな事だけが彼等にとっての幸運だった。
418 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 20:28:29 ID:???
皆が練習に精を出す中、コーチ役でもある三杉は機を見ては足を止め、各選手の動きを確認する必要があったが…
彼は特に、新規参入した2名の選手の事を観る事が殊更に多くなっていた。
三杉(ミハエル…動作のキレは取り戻しつつあるようだな、皆の動きに十分ついていけている。
けれどボールを蹴る事については…キックにしてもタッチにしても、時間がかかりそうだ…。)
ミハエル・ドノヴァンは前シーズンではユヴェントス・プリマヴェーラに所属していた選手だ。
敵視、熱闘、怪我、解雇、説得……彼は三杉との間に深い因果・絆を創り上げており、フィオレンティーナの消滅や
セリエC2落ちを全く意に介する事なく入団希望したという経緯がある。
ユーベ時代から考えれば、よろめくフェイントを失ったばかりかキック全般の感覚を鈍くしており…
それでもヴィオラに参加してからの練習の日々で、瞬発力や持久力の面ではかつての力を戻しかけている物の…
核心を突いてしまうと、バンビーノの穴を埋めるには力が大きく不足していると言わざるを得ない状態だ。
三杉(マーク・オワイラン…彼はまだまだ完成まで遠い。
正直言って、中山が抜けた穴の大きさを強く意識させられてしまうな…。)
マーク・オワイランはフロントの推薦で加入した選手である。
それ以前に三杉はフロントの薦めで彼の実力を量っており、評価の難しい選手という感想を持っていた。
その主原因は、彼が元プロ選手の弟子であり、サッカーチームに正式所属した経験がないという点に尽きる。
センス、創造性、向学心に優れるのは良いが、経験が絶対的に不足しているというビハインドが余りに大きい。
正直言って即戦力という点では厳しい物に感じられて仕方がなかった。
419 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 20:29:30 ID:???
三杉(その分…他のDFの奮起が目立って見えるのだが、僕自身の願望に寄っているのかも知れない。
守備の不安については、当面拭えそうもないと考えておくのが無難だろう。)
しかし今日まで三杉の抱えてきた問題が、解決へと近付くグッドニュース…
ヴィオラへ新たにコーチが就任するという話がやって来たのである。
新コーチの能力について三杉は何の心配も抱いていない。
何故ならばそのコーチは、ジョアン元コーチとアンザーニ監督のお墨付きであるらしいからだ。
(ジョアン「まず後任の監督については当然ながら未定だ。フロントが選定し、いずれ紹介があるだろう。
これはどのような人物になるか、私の関与出来ない部分となる。
ただ後任のコーチ≠ノついては、私とシュワーボで相談し、フロントに話を通している。
来月には就任し、その人物が諸君等を指導する事になるだろう。」)
三杉は(恐らく他のメンバー達も)その言葉を信じ、強い期待を抱いていた。
フロレンティア・ヴィオラの反撃を本格的に開始出来るものと考えていたのである。
420 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 20:31:05 ID:???
そしてこの日の練習が二度目の小休憩を挟んだ時だ……
先着で
★新コーチ登場→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 普通に登場
《スペード、クラブ》 悪態と溜息を吐きながら登場
《JOKER》 ちょっと普通じゃない登場
421 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 20:31:37 ID:???
★新コーチ登場→
スペード4
422 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 20:37:12 ID:???
悪態つくコーチっていうとヴァレンティノ……はミランだろうしないか。誰だろう
423 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 21:25:10 ID:???
大穴でハートマン軍曹・・・は無いよなぁ
424 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 21:27:40 ID:???
キャプシュナで監督に選ばれなかったタッツミーはそもそも時代が違った
425 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 21:31:21 ID:???
時代考証とは投げ捨てるもの
426 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 21:32:56 ID:???
閣下とか大佐がいる世界だしね
427 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 21:50:54 ID:???
> 新コーチ登場→ スペード4
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉達は一応トップの選手ではあるが、特殊なリザーブチーム所属という形は今も健在で、
この練習グラウンドへ練習を見学しにやって来る者は居ない。
(実際には関係者を除いて存在を識る者が居ないのであるが、それはここでは置いておき…)
つまりはグラウンドへとやって来る者は関係スタッフに限られていた。
午後練習における二度目の小休止。
選手達の肉体には乳酸が蓄積され、重く気だるい疲労感が圧し掛かっている時間帯。
しかしそれでも、グラウンドへ人がやって来た事には誰もが目ざとく気がついた。
この日にやってくる人物が新しいコーチに違いなかったからだ。
???「はぁ…やれやれだぜ。 くだらねー貧乏くじを引いてしまったもんだ………
何が悲しくて球遊びのガキ共の面倒をみる破目になったんだか… はぁ……」
「……」(???)「……えっ?」「オレ…耳がおかしくなった?」(これは……)
…否、目ざとくせずとも彼等は気がついただろう。
隠す意志の見られない悪態、そして深々と吐かれた溜息。
それは過剰に抱かれた期待へ大きなヒビを入れるのに十分過ぎる物だった。
428 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 21:52:11 ID:???
三杉(あの人は………)
他の選手達がコッソリと表情を歪める中、三杉は少し異なっていた。
皆とは違い、その人物の事を少しだけ知っていたからである。
白髪の多くなったブロンド、瞳はグリーンで多少タレ目の毛があった。
そこまでの特徴も見覚えがあったが、最も覚えがあるのは目尻の下の奇妙な痣だ。
年齢は60代後半と思しき初老、しかし背筋はピンと伸びており若々しさを感じさせる。
三杉「(間違いない、この人は)シーザーさん!」
シーザー「あっ?」
ブンナーク「おっ?」
新田「えっ…」
それは以前、ミラノで三杉にスーパーストライカー<Wャイロの逸話を聞かせてくれた初老の人物だった。
ジャイロの話は三杉が日本サッカーの未来に向けた思想の構築に、少なくない影響を与えており…
それを聞かせてくれた彼…別れ際にシーザーと名乗った目の前の人物を、三杉は確かに覚えていた。
429 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 21:54:49 ID:???
ミハエル「オー… ミスギ、この汚らしい老人はユーの知り合いですか?」
シーザー「目上の人間への礼儀を知らないガキだね、どーにも…
だがそこの少年…お前の事は覚えがあるな、うんOK、完璧間違いない。 たぶん」
三杉「皆、こんな事を言っているがこの人は大丈夫だ。
監督やジョアンコーチのお墨付きもあるんだ、心配ない。」
シーザー「はあ…?」
ダラピッコラ「いや…このオッサン『間違いない』の後に『多分』つったぜ……?」
三杉にとってジャイロの話は好意的な記憶に違いなかった。
ゆえにこの悪態を聞いた後も信頼出来る人物≠ニいう評価を固く信じられた。
このシーザーという人物が、現代で言うなればツンデレなのだと思い込んだのである
しかし他の選手達はそうもいかず、三杉が弁護したところで胡散臭いという思いは抜けない。
それ所か、カルチョの事を球遊び≠ニ軽視した発言、その他の言動から怒りすら湧き始めていた。
430 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 21:56:12 ID:???
シーザー「フンッ……確かにオレはシュワーボとジョアンから散々頼み込まれて来た。
けどな、お前達の脚を見てオレは一瞬でやる気を無くした。
いいかげん、スカタン、無知…お前らの脳みそが筋肉で出来ていると確信しているぜ。」
ブンナーク「ああっ!? ジジィ、テメェ…!」
止まる事無いシーザーの悪態に、ついにブンナークの怒りに点火しかける。
これに対して三杉は…
A ブンナークの事を戒める
B シーザーに対して文句を言う
C 何も言わずにおく
D その他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
431 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 21:58:31 ID:aUGxlcDk
C
きちんとぶつかるべき。
432 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 21:58:48 ID:???
ちなみに波紋とか教わる展開はないです
その辺はご安心頂きたいなと思います
433 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 22:00:08 ID:oP0t7re6
C
なんという予想外
434 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 22:21:57 ID:???
> C 何も言わずにおく
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉は今の(シ−ザーの)暴言の中に違和感を感じた。
ただ、その違和感の正体までは解らず、それよりも目の前のブンナークに思考がシフトさせられる。
本来ならば三杉はキャプテンとしてブンナーク止めるべき立場にある。
しかしシーザーの言動に、自分以外の選手達は不満を抱きつつある空気も判る…
三杉(ここは敢えて止めずにおくべきか…? ぶつかってこそ納得する事態もある。)
そう考えて三杉はブンナークの暴発を制止せずおく事にした。
先着で
★ケンカがはじまるよー→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《スペード、クラブ》 マルコやミュラー、新田らがブンナークを制止
《その他》 はいケンカケンカ
435 :
森崎名無しさん
:2012/02/21(火) 22:23:13 ID:???
★ケンカがはじまるよー→
スペード2
436 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/21(火) 22:27:33 ID:???
何人かの三杉に対する感情と貴公子Pがやや下がる展開でまた次回です。
それではまたー
437 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 11:47:23 ID:???
> ケンカがはじまるよー→ スペード2
> 《スペード》 オジオやミュラー、新田らがブンナークを制止
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ブンナーク「ふざけろジジィ! やる気のねえコーチなんぞこっちからお断りだ!!!」
シーザー「ほぉう……?」
響き渡るブンナークの怒号、突き刺すような視線。
しかしシーザーは涼しげな態度でそれを受け止める。
そして三杉は『さて、どうなるか』と、両者の経緯を見守ろうとした。 …が
ミュラー「ちょっと待って下さい、ブンナーク!
ぶつかるのは良いです…けれど、いきり立ってはいけない!!」
貴公子としての矜持が彼を突き動かしたのか…
アルフレッド・ミュラーが真っ先に割って入り、ブンナークに冷水を浴びせる。
438 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 11:48:30 ID:???
新田「そうだぜブンナーク、それにオレだってこの爺さんに言いたい事がある!
あんた、シーザーって言ったか……さっきの脚を見てやる気を無くした≠チてどういう意味だ!!」
俊足こそをアイデンティティーとしている、そう表して過言でない新田は両者に噛みつき…
オジオ「シーザーさん、ボクもまだ貴方をコーチとして認められません。
けれど新田も言った脚へのコメント、そして無知という言葉…どんな意図で口にしたのか教えて下さい!
それはボク達の足りない部分を指摘した言葉なんですか!?」
そして最後にマルコがシーザーに説明を求めた。
言われてみて気付いたが、確かに脚を見てやる気を無くす≠ニ無知≠ニいう言葉には裏を感じさせられる。
ヴィオラの選手達が何か重要で基本的な事を知らず、その事がシーザーのやる気を削いだのか…と。
三杉(それが何なのか…考えて判る筈は無い、故こその無知なのだから。
しかしヒントを与えられ、それでも自分が無知である事に気付かない事は思考停止に値する…?)
三杉は『自分の思考が迂闊だったのでは』と後悔の念が立ちかけ…
そして続くシーザーの言葉は、三杉のその後悔を完全に立ち上がらせた。
439 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 11:49:45 ID:???
シーザー「飢えた奴、気高い奴、多少は思慮のある奴…まあ見るべき者はチラホラ居るか?」
ブンナーク「んだとっ!?」
シーザー「それ以外…自分達の誇りをバカにされて怒れない奴…
やる気の無さそうなコーチを前にしても何も言えない、飢えていない奴…
相手の言葉の裏を読もうという思慮のない奴……
つまりこの4人以外、今の場面で何も言わずに静観していたお前達はどういうつもりだ?」
そうしてシーザーはブンナーク、ミュラー、新田、オジオ以外の選手達へと視線を向けた。
三杉に対しては特に目線を強めた気がするのは、三杉自身の強い後悔ゆえだろうか。
『お前達は何だ?』と問われた事に対し、三杉は何か応える事を強いられている気になった。
A 「僕は貴方を最初から信用していました。」
B 「だったら先に新田やオジオの質問に答えて下さい…納得させて下さいよ。」
C 「すみません、迂闊にも思考停止していました。」
D 「貴公子としては、安い挑発に乗るなど恥ずべき行為と思いましてね。」
E 「……………」
F そ の 他
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
また次のように貴公子Pが減少します。 ※89−
2
(次回100到達で覚醒Pに+1ボーナス)
440 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 11:51:48 ID:???
Fでクリティカルな発言をしたい所
恐らくだけど、シーザーはフィジカル面専門のコーチとして雇われたのだろうから、その辺りを・・・
441 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 12:31:18 ID:???
では僅かばかりのヒントを。
クリティカルな発言があるとすれば、それはオジオや新田の質問への答えとその理論です。
つまりは私が用意したネタを完全に読み切らなければならないという事になります。
またシーザーは公式に「いいかげんなヤツは嫌い」とありますので、当てずっぽうや中途半端はお勧めしません。
薮をつついて本編トニーニョのようにならないよう(既になりかけてますが)ご注意下さい。
442 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 12:58:53 ID:hX9x0Tec
C
降参だ
443 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 13:16:21 ID:???
陸上スポーツに詳しい人じゃないと答えられそうに無いな
どうしようもなければCでいくしかないか
444 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 13:17:30 ID:???
うーん、Dを考えてたんだが、こりゃダメだな。「いいかげんなやつ」にされる。
445 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 13:34:16 ID:???
そもそも三杉って、今何が足りないの?
そんな穴のある選手じゃないし、根本的な底上げ位か?
446 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 13:36:08 ID:???
考えてみると三杉って逆に誇れる所も無いんだよなぁ…
全部が一流だけど、超一流の部分がないと言うか…
447 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 13:38:55 ID:???
まあ司令官はスペシャリストである必要はない(むしろあってはならない)ともいうよね。
448 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 13:51:35 ID:dQP5HKD6
C
449 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 14:21:33 ID:???
一応…今回は三票決ね。
450 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 14:32:33 ID:8qWZDqJU
C
どうにもならなそうなので
451 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 17:38:00 ID:???
>>440
フィジカル面のコーチとして乞われたのは正解です。
何と言ってもツェペリ一族ですから。
>>444
貴公子としての気高い行動とは何か、ミュラーが見せていますしね。
>>445
ゲーム的に言えばゴール前の力が足りないくらいですかね。
物語的にはテクニック、インテリジェンス、パーソナリティ、スピードの中で言えば…テクニックが足りません。
(まあ、テクニックが足りている選手など、この物語中には数える程しか存在していませんが。)
場合によってはパーソナリティも有り得ます、甘すぎに寄る可能性という意味で。
>>446-447
まだ未完成ですが、レジスタというスキルは誇れる超一流の能力と言えます。
一人で無双するのが超一流と言う意味であれば、それを出来るのはアルシオンとディアス(天才の証明状態)だけです。
452 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 17:39:08 ID:???
>C 「すみません、迂闊にも思考停止していました。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
言い訳や反発を口にする気は起きなかった。
自分はこのチームにおいてキャプテンであり、この場においても当然担うべき役割があったのだ。
ジョアン、アンザーニが決めたというだけで手離しで信用したのは思考停止、怠慢である。
それ故、自らの不覚を全肯定する事に、些かの迷いも生まれなかったのは当然だった。
三杉「すみません、迂闊にも思考停止していました。」
この不意打ちの様な言葉に、他の選手達の視線が一斉に三杉へと集まった。
凍りついたように絶句する者、慌てる者、動じない者、粛々と姿勢を改める者…
とかくこの三杉の言葉によって空気が変わったのは確かである。
シーザー「ふーん……ミスギな。 まあシュワーボ達に聞いていたし、短いが直に話しもした。
お前が何も考えてなかったとはオレは思っていねえ…故に忠告しておくぜ。
中途半端に頭が回るヤツは、往々として小賢しいだけで終わる。
何故ならば、無知という物が自分とは無縁だと勘違いするからだ。」
三杉「……心得ておきますよ。」
※ 一部の選手達の印象がマイナスされました。…とは言え最低限で済んでます。
453 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 17:42:11 ID:???
シーザー「そんじゃあ質問に答えてやらきゃいけないが・・・その前に言っておく。
Lesson1……妙な期待をオレにするな=v
表情も姿勢も変え、凛と通る口調でシーザーは言い放った。
何を意図した言葉なのか意味不明であるが、ザワツキを黙らせる迫力があった。
シーザー「オレはカルチョの事は好く知らんし興味もない、当然ボールの扱いや戦術についても門外漢だ。
…だがそれを差し引いても、オレにはお前らにコーチ出来る事が確かにある≠だろう。」
オジオ「………」
三杉「………」
シーザー「ただしオレは男に優しくない…。 与えられるのを待ってるよーな、覚悟の無いヤツには特にな。
手取り足取り教えてやる気はないぜ、モノに出来るかどうかはお前ら次第だ。
高いとこ立ってるつもりの飢えてない奴は、お呼びじゃねーの。」
新田「…何を言ってるのか判らないが、とにかく俺の脚に文句があるなら言ってくれよ…
俺はもっともっとこの脚を使いこなしたい、速くなりたいんだ…!」
「ボクも知りたいです」「…聞いてやりマース」「一体なんだっての…」
誰よりも向上心を高く持つ新田が先立つように一歩前へ出た。
他の選手達も、反骨を残しつつ火のついた真剣な目でシーザーを見返す。
454 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 17:45:07 ID:???
選手達の中で、シーザーという人物への不信が消えた訳ではなかった。
この男はサッカーの事を門外漢、しかも興味なしと自身で断言したのである。
…だが、それでも尚、彼の言霊には力強さを感じさせる何かがある…その事を否定できなかっただけだ。
三杉達ヴィオラ選手は整然と…しかし熱い視線でシーザーの回答を待った。
先着で
★シーザー(ま、口で言っても解んねーか)→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、ハート》 シーザー「まず歩け…そして走れ。」
《スペード、クラブ》 シーザー「ま、取り敢えず歩いてみろ。」
《JOKER》 シーザー(やっぱ全員見るのは面倒だ…スキャンすっか?) シーザーは鉄球を取り出した。
455 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 17:46:13 ID:???
★シーザー(ま、口で言っても解んねーか)→
ハート10
456 :
森崎名無しさん
:2012/02/22(水) 21:23:32 ID:???
やっぱり向上心が一番高いのは新田なのかー
457 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/22(水) 21:53:55 ID:???
すみません、急に外食する事になったと思ったら今の時間です。
遅くなりましたが今日の更新はここまでです。
さーて、来週のミスギさんは…
皆さんは歩く事を教わった事がありますか?
人間が歩く時に使う部位を知っていますか?
脚とは爪先からどの部位までを言いますか?
…の三本です。 たぶん
ジャン・ケン・ポン、うふふふふ。
458 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:01:13 ID:???
>>456
新田の理想像はシュート魔王ですからね。 届かない理想だけに追い求めてやまぬのです。
=============================================
> シーザー(ま、口で言っても解んねーか)→ ハート10
> 《ハート》 シーザー「まず歩け…そして走れ。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シーザー「マンマミア………そんじゃ、先ず歩け、そして走れ。」
ざわ…
『はぁっ?』と眉をしかめる声がいよいよ上がった。
何を説明するかと思えば『歩け』である…落胆を遥か後方に置き去りにし、呆れの全力疾走と言える。
しかしその反応を前にしてもシーザーには動じる様子がない…。
シーザー「説明してやると言っているんだ。 その為には先ず歩いてみせろ。
普段と同じように&烽「てみせろ。 そこに全ての間違いの発端がある。」
三杉「!………」
シーザーは語気を僅かに強め、先程の指示を反復した。
どうやら冗談のつもりでない事が選手達にも伝わる。
三杉「…皆、歩こう。」
そう呼びかけ、フィールドの周囲を歩き始める三杉。
疑いや反発は肥大化するばかりだが、他の選手達もその姿に倣うしかなかった。
459 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:03:29 ID:???
ブンナーク「……………」
新田「………………」
ミハエル「………」
ミュラー「……………………」
シーザー「世界、自然、動物、そして自らの肉体………お前達はそれらに対して何ら敬意を払っていない。」
言葉もなく、ただ黙々と歩き続ける面々…彼等にとっては何ら目的の無い行為としか思えていなかった。
だがここで、横を歩くシーザーによる語りが聞こえてきた。
シーザー「…故に見えないでいる。 自分達がどれほど動物として不自然な歩き方をしているのか。
どれほど非効率的な歩行をしてしまっているのかを。」
オジオ「……それってどういう事ですか?」
シーザー「…いいから歩け。 そして自分の脚の、どの部分が疲れるかを気にしてみろ。」
質問には答えず、シーザーはヒントのように指示を追加する。
460 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:05:24 ID:???
オワイラン「疲れる部分…?」
ブンナーク「はぁっ…? 脚は脚じゃねえかっつーの…」
ダラピッコラ(やってらんねーな…どーにも。)
三杉(いや…そうじゃないか? 脚の中でも、歩行によって主に使われる筋肉は限られる…)
オジオ(この人が言いたいのはそういう事の何かなのか…?)
苛々の募る多くの者は考え方を狭めて放棄するが、一部の者はそこから意図の裏を探した。
シーザーの言葉を借りれば、何か重大な無知が自分達にはあるらしい。
三杉にも『敬意を払っていない』という言葉の意味はサッパリだが、無知の正体には興味があった。
歩きながらシーザーは選手達の何人かに声をかけていた。
大抵は一言二言のみであったが、例外もあった。
その例外とはスペルマンとミハエルであった。
461 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:06:43 ID:???
シーザー「…ところでお前。」
スペルマン「えっ…?」
シーザー「お前は妙だな…。 カルチョをやる前に何か他のスポーツしてたか?」
スペルマン「…………。」
シーザー「話したくないってかぁ? まあいいさ、名前は?」
スペルマン「……イヴァン・スペルマンです。」
シーザー「OKスペルマン、ちょっと期待してるぜ………ほんのちょっとな。」
スペルマン「はぁ……。(バカなの? デンパなの?)」
462 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:08:21 ID:???
シーザー「お前…右膝に結構デカイ怪我したか?」
ミハエル「え…? ……ええ、けれど完治しましたし筋力も戻ってきてマス…」
シーザー「庇う動きはクセになる…いずれ左を壊す事になるぜ。」
ミハエル「………!」
シーザー「名前は? 言わなきゃオカマって呼ぶぜ。」
ミハエル「オカ…! きっ、ふざk…! ミハエル・ドノヴァンです! 次にその言葉を言ったら殺します!!」
シーザー「あーそー悪いねー。 …でミハエル、お前他のヤツとは別メニューな。」 スタタ
ミハエル「えっ!? ちょっ…! お待ちなさい!!」
463 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:09:39 ID:???
グラウンドを一周したところでシーザーは選手達に止まるよう促した。
シーザー「それじゃあ次は走れ…大体何となく20mくらい…そうだなあ、ここからあのラインまででイイ。」
オジオ「…タイムは測るんですか?」
シーザー「必要無い。 ただしカルチョの試合だと思って走れよ。
…ほらっ、誰からでもいいからサッサと走れ。」
新田「…………」
有無を言わせないトップダウンの指示に、そろそろウンザリした表情も隠せなくなってきた。
茶番だろうがそうで無かろうが、もうそろそろ付き合うのも限界…
だが最初の言葉が嘘でなければ、これを走れば終わりの筈である。
ダッ…!
シーザー「ほうほう、へーえ…」
無駄な時間はもう御免とばかりに、新田が口火をダッシュを切ると…
その後は他の選手も順番にスタートして全力の20mダッシュを見せる。
シーザーが反応を見せたのは一番手の新田に対したっキリで、以降は無言を貫いたのであった。
464 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:12:09 ID:???
出された指示(…と言っても歩く≠ニ走る≠セけだったが)を全て終えると、三杉達はシーザーの前へ集まった。
これから目の前の老人がどんな説明を聞かせてくれるというのか…もうフザケタ話を聞きたくはなかった。
シーザー「まっ、9割が見た通りだったぜ。 お前ら…スペルマン以外≠フヤツな。
今ので疲労が溜まったのは脚のどの部分だ?」
ブンナーク「はっ…? 脚は脚だろう!」
シーザー「スカタンは置いといて…ほら自分の脚の事だぜ、判らねー筈がねーだろ。」
ブンナーク「グッ…! いい加減に」
軽く受け流しつつ悪口をまき散らされ、憤慨したブンナークがいよいよ飛び掛かりそうに前傾しかけるが…
三杉「腿(もも)の前側…そうだろ、ブンナーク?」
ブンナーク「あぁんっ!? …………あ、ホントだ。」
直後に三杉が答え、再びブンナークへと振った。
するとブンナークは『言われてみれば』と単純な頭で納得…怒りを萎ませる。
そしてシーザーは全く興味無さそうに続く言葉を紡ぎ出すのだった。
465 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 14:13:22 ID:???
シーザー「腿前な…はい正解。 それが大腿四頭筋…つまりはブレーキ筋≠セ。」
新田「ブレーキ!?」
ざわざわ…
筋肉の名称についてはフーンといった感じで聞き流して選手達だが…
ブレーキ筋、特にブレーキという単語に対して大きな反応を見せ、空気をざわつかせる。
そしてそれは三杉も同じだった。
歩いて走った事で、三杉は確かに腿の前側に疲労を(些細であるが)感じている。
…実際、歩いているさなかにおいて、使っている実感があったのも腿の前側である。
三杉(歩く≠フと走る≠フは進む行為…なのにシーザーは腿の前側をブレーキ筋≠ニ言った…?)
A なるほど、そういう事か…理解したぞ。 特に何も言う必要はない。
B いや…言われても実感が湧かない。 指摘してみよう。
C ブレーキ筋…? いやいや、そんな訳がないじゃないか。 嘘つきって言ってやる。
D いや…まあ、そういう単語なだけだろう。 聞き流しとこうね。
D 詐欺師め・・・こりゃあもうブンナークに突撃させるしかないな。
E いやいや、むしろ僕のショルダータックルで吹き飛ばしてやる。
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
466 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 14:20:45 ID:X4dqQhHY
A
検索したらなんとなく分かってきた・・・かな
467 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 14:26:41 ID:wdaZmplc
A
468 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 14:52:04 ID:???
【シュート魔王】という単語も定着したなあw
469 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 15:23:27 ID:???
先のシュート魔王はこう、力が強いとかスピードがあるんじゃなくて
ひたすらシュートコントロールを伸ばした人だから中々身に付かないだろうな
新田のタイプはスピードだしちょっと毛色は違うが
ゴールを目指す道は色々あるから新田も壁を乗り越えてほしい
470 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 15:32:22 ID:???
>>468
定着してるのかどうかは首を傾げますが、私はあのスレを好きだったのでつい使っちゃいますw
>>469
新田も色々と悩ましいジレンマを抱えていますが、彼はきっと歩みを止めない筈です。 たぶん
=============================================
> A なるほど、そういう事か…理解したぞ。 特に何も言う必要はない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
三杉(歩くのにブレーキ筋が疲れる…なるほど。
つまりシーザーは…ええと、僕達がブレーキを掛けながら歩いていると言いたいのか?)
ブレーキを使いながらの前進…車で言えばブレーキを踏みながらアクセルを吹かすという事だろうか。
想像してみれば、エネルギーを無駄にしているだけでなく車体にも負担がかかりそうだと思える。
三杉(…という事は、ブレーキ筋に対応したアクセル筋≠使って走れば良いという事だな?
よしよし、理解したぞ。 なんだ簡単じゃないか。)
納得した三杉は満足気にシーザーの続く言葉を待っていたが…
想像した通り、シーザーはヴィオラの選手達がブレーキを使いながら走歩していると指摘した。
効率が悪く、疲れも溜まりやすいという説明も加えて。
選手達は『フーン』『ヘー』と興味深そうに耳を傾けていた。
471 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 15:33:45 ID:???
シーザー「…と言うわけだ。」
三杉(さてお次は…)
この説明の後、今度はアクセル筋がどれかという事を教えてくれると期待していた。
しかしシーザーはここで選手達に訝しげな表情を見せる。
質問が無いというのは、皆が納得して理解したという事の証明である筈なのに…だ。
シーザー「お前等さ、質問とかないわけ? いきなりブレーキ使って走ってるとか言われてんだぜ?
これまでお前達が普通だと思ってた事が否定されて『はいそーですか』って理解出来るのか?」
三杉「はい、理解したつもりです。 次はアクセル筋の事を教えてくれるんですよね?」
納得してなさそうなシーザーに対し、自信のある三杉は躊躇い無くそう応えた。
自分の理解に間違いは無い筈である。
シーザー「ふーん…ミスギ、お前は大腿四頭筋がブレーキ筋だって理解したわけだな?」
三杉「はい。」
シーザー「中途半端に頭が回るヤツは、往々として小賢しいだけで終わる…オレはお前にそう忠告した。
そいつはつまり『お前にはそうならないで欲しい』って意味の訳よ…理解¥o来るよな?」
三杉「え…?」
472 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 15:35:08 ID:???
シーザー「お前の理解を確認させて貰うぜ、オレはいいかげん≠ニか中途半端≠ニか嫌いだからな。
そんじゃあ特別Lessonだ…。
理解の悪いオレに『腿前の大腿四頭筋がブレーキ筋なんだ』って実感させてくれ。
オレが納得出来るなら言葉だけの説明でも良い、実感する為の実験方法がベターだ。」
三杉「!!」
シーザー「理解ってのは実感、実感ってのは納得だ。 納得があってこそ、人は初めて前へ進める。
『言葉だけ、頭だけで理解したつもりになっても使いこなせるよーにはならない』
…ってのがオレの持論な訳よ。 って事だからササッと説明して貰おうか。
A 説明する。(要記述)
B 出来ないと言う。
C 答えない。
D それを説明する所までがコーチの仕事だと指摘する。
E その他
[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
18時までに決定しない場合は1票決早いもの順、0票ならばCの沈黙となります。
※ シーザーを納得させられたらボーナス付与。
473 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 15:46:12 ID:???
どうするかこれ
474 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 15:52:54 ID:0gz46ims
とりあえずネットで調べてきた一番単純な答えね。
たぶん、もっといいやり方はあると思う。
A「簡単です。走っていてすぐ止まるとき、人間はどこに力を入れるか?
答えは膝のあたり。腿前の大腿四頭筋を使って地面を踏みしめ、とまろうとします。
つまり、大腿四頭筋がブレーキ筋だ、という証拠です」
475 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 16:09:51 ID:wdaZmplc
A「簡単です。走っていてすぐ止まるとき、人間はどこに力を入れるか?
答えは膝のあたり。腿前の大腿四頭筋を使って地面を踏みしめ、とまろうとします。
つまり、大腿四頭筋がブレーキ筋だ、という証拠です」
476 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 16:22:12 ID:???
言葉より実験の方がベターと言われてるんだがこれはヒントか?
477 :
474
:2012/02/23(木) 16:23:35 ID:???
それは単純にシーザーの好みじゃないかなあ。
俺の答えに「ちょっと走ってみてください、それでわかりますよ」
と付け加える? そしたら実験要素もつくかも。
478 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 16:26:13 ID:???
描写されてないスペルマンの歩き方を見せてもらうのはどうかな
479 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 16:28:45 ID:???
うーん、スペルマンは「アクセル筋を使った歩き方」を実践しているっぽいから、
ここでの問いは「ブレーキ筋を説明せよ」だから違うんじゃないかなあ、と。
480 :
474
:2012/02/23(木) 17:42:01 ID:0gz46ims
時間切れが近づいてきたので、訂正。実験要素を付加しました。
A「簡単です。走っていてすぐ止まるとき、人間はどこに力を入れるか?
答えは膝のあたり。腿前の大腿四頭筋を使って地面を踏みしめ、とまろうとします。
つまり、大腿四頭筋がブレーキ筋だ、という証拠です。ちょっと走ってみてください、それでわかるかと」
481 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 17:42:45 ID:X4dqQhHY
A
>>480
482 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 17:51:27 ID:???
下り坂で歩いたり走ったりしてるときが一番実感できるかもしれない
正にそこでブレーキがかかってる感じがする、実体験的に考えて。
地面踏ん張れなかったらリアルおむすびころりんになるw
483 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 17:53:12 ID:???
あ、それいいなあ。でもグラウンドで下り坂を探すのは難しいか?
階段はまたちょっと別だよなあ。
484 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 17:58:50 ID:lzXb5PlM
A
>>480
時間ないから
485 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 19:20:51 ID:???
意地悪な無茶振りに対して色々と考えて下さり感謝の極みです。
特に
>>482
さんの回答はほぼ満点でした。
この辺りの話題はただ書かれたテキストを読むというだけでなく、考えて欲しくてこのようにしています。
その点、どうぞお許し下さい。
=============================================
> A
>>480
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
誰の目からも、これは意地の悪い要求であった。
三杉は知らない事を知り、納得を得た=cそれで良いではないかと普通なら考える。
なのに、知ったばかりの人間に『他者へ説明してみろ』だなどと無茶振りも良いところだ。
ヴィオラの選手達はこれを嫌がらせと捉え、シーザーに対して憤慨の視線を送る。
…しかし驚いた事に、これに対した三杉は事も無げに口を開いたのだった。
三杉「簡単です。 走っていてすぐ止まるとき、人間はどこに力を入れるか?
答えは膝のあたり。腿前の大腿四頭筋を使って地面を踏みしめ、とまろうとします。
つまり、大腿四頭筋がブレーキ筋だ、という証拠です。 ちょっと走ってみてください、それでわかるかと」
「おお…」「みたかぁー!」「さっすがミスギ〜」「へっ、ざまぁっ!!」
一息で言ってのけた三杉に選手達がどよめき喜び、シーザーに対してドヤ顔を向ける。
486 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 19:22:37 ID:???
対してシーザーは…
シーザー「ほぉう…結構だ、流石はシュワーボが褒めていただけの事はある。」
三杉(よし、少しは汚名を返上できたかな。)
シーザー「…だが20点だな。」
三杉「えぇっ!? そんなっ……!」
ざわ…!
笑みを浮かべ、三杉に対して感心を見せたと思われたシーザー…
しかし直後、彼が三杉の説明に対してつけた点数は酷い物だった。
これには三杉も理不尽さを感じざるを得なかった。
今の説明の何が悪いのかと、思わず反発心を抱く…
487 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 19:25:38 ID:???
シーザー「ここに居るお前を除いた10人の内、今のやり方で納得できるのはスペルマンとニッタの2人だけだ。」
続けて言われたこの言葉に、思わず二人の方を振り向く三杉…
新田は合点のいかない表情を浮かべ、スペルマンも眉間に皺を寄せている。
三杉「…今の説明の何が悪かったんですか!?」
「そうだ、舐めてんのか!」「いいじゃん、オレ納得するよ!」「意味不明すぎる…」
三杉は納得出来ず、シーザーに対して説明を求めた。
シーザー「考えてもみろ、そもそも走る時に腿前を使ってるんだぞ?
走っている時にも使う、止まる時にも使う…それでどうやってブレーキ筋だって実感するんだ?
その説明で判るのは、走るのに必要とする筋肉が大腿四頭筋だって事にしかならない。」
三杉「なっ! いや、それは…!」
シーザー「ニッタは走る時に限って、アクセル筋を使えている…完璧じゃあないがな。
そしてスペルマンは歩くのも走るのも、正しいフォームを使えている。
つまり、この二人ならば止まる時に大腿四頭筋を使っていると実感出来るだろうさ。」
三杉「……………」
488 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 19:26:40 ID:???
歯噛みしてキッと睨む三杉だが、しかし言い返す言葉が見当たらなかった。
シーザーはその視線を涼しげに受け流し、話を進めようという意思をジェスチャーで示す。
シーザー「…まず直立の姿勢を取れ、次に膝と腰を伸ばしたまま身体を前方に傾けてみろ。」
言うや否や、シーザーは自身の身体でやってみせた。
それを見て三杉を含むヴィオラ選手達は渋々と倣うが…
シーザー「力が入るのは何処だ!? 腿前…特に膝の上と、それから爪先なんじゃねーか!?」
三杉(……確かに…。)
シーザー「爪先は腿前の拮抗筋だ! …んじゃその状態で腿の力を抜いてみろ、爪先でもいい!」
三杉「腿の力…」
フッ…
三杉「!?」
腿に込められていた力を抜くと同時に、三杉の身体は前傾を支えられなくなった。
倒れないよう直ぐに力を戻す破目になったが、やってみて確かに実感する事があった。
腿前の筋肉が前傾の体勢をキープするブレーキとして働いていたという事である。
それに同意するかのように、周囲からも『おわっ』『マジか』と口々に発せられていた。
489 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 19:28:48 ID:???
シーザー「どうだ、実感したか?」
三杉「…はい、確かに。」
シーザー「お前は確かに頭が切れるが、それは時に理に走り過ぎる欠点にもなる。
足元をちゃんと見渡せ…事あるごとにな。 それが出来てから前へと進め。
…てのはシュワーボが繰り返し伝えていた事でもある筈だ。」
三杉「えっ…あっ!(言われてみれば……)」
シーザー「シュワーボはお前に相当甘くしたみてーだが、生憎オレは男には優しくない。
はい、大事な事なので2回言いましたっと。」
三杉「………!」
実技で実感せざるを得なかった上にこう言われては、三杉も湧いた反発心を投げ捨てるしかなかった。
アンザーニ監督が伝えようとしていた事を受容しない訳にはいかない。
三杉はシーザーの目を強く見返して頷くのだった。
※ 次のように貴公子Pが変動します。 ※87+
6
/2 (次回100到達で覚醒Pに+1ボーナス)
490 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 19:31:36 ID:???
シーザー「OK、それじゃあ改めてアクセル筋を教えてやる。
アクセル筋は腿前に対応して腿裏の筋肉だ。
大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋…これらを合わせたハムストリングの事を言う。」
オジオ「腿裏…ハムストリングか。 …って事は……?」
シーザー「そしてアクセル筋を使った自然なフォームの歩き方は…」
先着で
★また何か?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ、Joker》 三杉、ちょっと前に出ろ
《ハート、スペード》 ブンナークにスペルマン、前に出ろ
《クラブ》 まっ、オレの歩き方を順に見ていろ
491 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 19:31:54 ID:???
★また何か?→
スペード2
492 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 19:31:57 ID:???
★また何か?→
スペードJ
493 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 19:32:56 ID:???
いい見本と悪い見本かw
494 :
森崎名無しさん
:2012/02/23(木) 19:35:01 ID:???
日向が左右のボディバランス最悪ですって言われたエピソード彷彿とさせるな
あれ極端過ぎてギャグになってたけど
495 :
474
:2012/02/23(木) 19:35:34 ID:???
ああそうか、別に坂道じゃなくても、体を傾ければ坂になるのか。
でも「腿の力を抜け」までは思いつかなかっただろうから、満点は無理だったろうなあ。
496 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 20:57:29 ID:???
>>494
あのエピソードは衝撃でしたよね。 主に裸で鎖縛りが。
>>495
ブレーキ筋をブレーキとしてのみ使い、実感しやすい説明が出来れば良かったです。
坂は大きな要素でした。
=============================================
> また何か?→ スペード2
> 《スペード》 ブンナークにスペルマン、前に出ろ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シーザー「スペルマン、ブンナーク。」
スペルマン「えっ?」
ブンナーク「あっ?」
シーザー「前で歩いて見せろ。 スペルマンは出来ている奴の歩き方、ブンナークは出来てない奴の歩き方だ。」
注目が二人へとそそがれる。
シーザーはわざわざ指名して良い見本、悪い見本の例を出したのである。
ブンナークとしては当然不愉快極まりない事態である。
497 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 20:58:34 ID:???
ブンナーク「オレは悪い見本かよ…!」
シーザー「まっ、そーゆー事だ。 けど一番の理由は体格が近い≠チて所だから勘違いすんじゃねえぞ。」
ブンナーク「どうだか…!」
ぶつくさと悪態を吐きながらブンナークが前に出ると、仕方なしといった感じでスペルマンも続いた。
そして交互に歩いてみせられると…近い体格である両者の比較は確かに判り易かった。
ブンナークとスペルマンの歩行の相違点をまとめると以下の通りになる。
・スペルマンに比べ、ブンナークはお尻が多少後ろに突き出ていた。(骨盤が下がっていた)
・ブンナークに比べてスペルマンは大股で歩いていた。
・ブンナークは踵(かかと)が地面から離れるタイミングが早く、頭の位置が最も高くなった時には既に…
踵が浮いていた。 それに対してスペルマンは、頭の位置が最も高くなる直前に踵が地面から離れた。
・ブンナークは歩いている間に膝が真っ直ぐなる事が無かったが、スペルマンは踵が地面から離れて…
爪先が浮くまでに膝がピンと伸びていた。
498 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/23(木) 20:59:35 ID:???
シーザー「どうだ?」
三杉「両者の差は判りました…意識して視れば確かに一目瞭然です。
ただ、直ぐにスペルマンと同じようにやって見せろ言われて出来るかどうか…」
シーザー「なに、意識してやれば難しくはない。 尻の下半分から腿の裏がスッと押し出される感じで歩くだけだ。
この時に意識するのは二点…後ろ脚(軸足)に体重がかかる時間を少しでいいから長くとるのが一つ…
これをやればスペルマンのように軸足の膝がピンと伸びる筈だ。
それからもう一つ、こっちの方が重要だが骨盤を前に出すよう心掛けろ。」
そう言ってシーザーは何処からか小さな球のような物を取り出し、回転させたかと思えばブンナークの腰に当てた。
…直後、ブンナークの腰はグイッと前へ押し出され、背中から足元までピンと一本の軸が通ったようになる。
ブンナーク「な、何をしやがった!?」
シーザー「そのまま腿裏と踵を意識していろ!」
そう言ってポンっと背中を押すと、ブンナークはそのまま歩き始めた。
「えっ!」「マジかぁ…」「おお・・・・・・!」
ブンナーク「うぉっ…なんか自然と大股になりやがる!?」
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