キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/24(火) 17:11:57 ID:9DZAwbwM



この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。


恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張りま・・・・・・すよね?




445 :森崎名無しさん:2012/02/22(水) 13:34:16 ID:???
そもそも三杉って、今何が足りないの?
そんな穴のある選手じゃないし、根本的な底上げ位か?

446 :森崎名無しさん:2012/02/22(水) 13:36:08 ID:???
考えてみると三杉って逆に誇れる所も無いんだよなぁ…
全部が一流だけど、超一流の部分がないと言うか…

447 :森崎名無しさん:2012/02/22(水) 13:38:55 ID:???
まあ司令官はスペシャリストである必要はない(むしろあってはならない)ともいうよね。

448 :森崎名無しさん:2012/02/22(水) 13:51:35 ID:dQP5HKD6


449 :森崎名無しさん:2012/02/22(水) 14:21:33 ID:???
一応…今回は三票決ね。

450 :森崎名無しさん:2012/02/22(水) 14:32:33 ID:8qWZDqJU
C
どうにもならなそうなので

451 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/22(水) 17:38:00 ID:???

>>440
フィジカル面のコーチとして乞われたのは正解です。
何と言ってもツェペリ一族ですから。

>>444
貴公子としての気高い行動とは何か、ミュラーが見せていますしね。

>>445
ゲーム的に言えばゴール前の力が足りないくらいですかね。
物語的にはテクニック、インテリジェンス、パーソナリティ、スピードの中で言えば…テクニックが足りません。
(まあ、テクニックが足りている選手など、この物語中には数える程しか存在していませんが。)
場合によってはパーソナリティも有り得ます、甘すぎに寄る可能性という意味で。

>>446-447
まだ未完成ですが、レジスタというスキルは誇れる超一流の能力と言えます。
一人で無双するのが超一流と言う意味であれば、それを出来るのはアルシオンとディアス(天才の証明状態)だけです。

452 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/22(水) 17:39:08 ID:???

>C 「すみません、迂闊にも思考停止していました。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

言い訳や反発を口にする気は起きなかった。
自分はこのチームにおいてキャプテンであり、この場においても当然担うべき役割があったのだ。
ジョアン、アンザーニが決めたというだけで手離しで信用したのは思考停止、怠慢である。
それ故、自らの不覚を全肯定する事に、些かの迷いも生まれなかったのは当然だった。

三杉「すみません、迂闊にも思考停止していました。」

この不意打ちの様な言葉に、他の選手達の視線が一斉に三杉へと集まった。
凍りついたように絶句する者、慌てる者、動じない者、粛々と姿勢を改める者…
とかくこの三杉の言葉によって空気が変わったのは確かである。

シーザー「ふーん……ミスギな。 まあシュワーボ達に聞いていたし、短いが直に話しもした。
      お前が何も考えてなかったとはオレは思っていねえ…故に忠告しておくぜ。
      中途半端に頭が回るヤツは、往々として小賢しいだけで終わる。
      何故ならば、無知という物が自分とは無縁だと勘違いするからだ。」

三杉「……心得ておきますよ。」

※ 一部の選手達の印象がマイナスされました。…とは言え最低限で済んでます。

453 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/22(水) 17:42:11 ID:???

シーザー「そんじゃあ質問に答えてやらきゃいけないが・・・その前に言っておく。
      Lesson1……妙な期待をオレにするな=v

表情も姿勢も変え、凛と通る口調でシーザーは言い放った。
何を意図した言葉なのか意味不明であるが、ザワツキを黙らせる迫力があった。

シーザー「オレはカルチョの事は好く知らんし興味もない、当然ボールの扱いや戦術についても門外漢だ。
      …だがそれを差し引いても、オレにはお前らにコーチ出来る事が確かにある≠だろう。」

オジオ「………」
三杉「………」

シーザー「ただしオレは男に優しくない…。 与えられるのを待ってるよーな、覚悟の無いヤツには特にな。
      手取り足取り教えてやる気はないぜ、モノに出来るかどうかはお前ら次第だ。
      高いとこ立ってるつもりの飢えてない奴は、お呼びじゃねーの。」

新田「…何を言ってるのか判らないが、とにかく俺の脚に文句があるなら言ってくれよ…
    俺はもっともっとこの脚を使いこなしたい、速くなりたいんだ…!」

「ボクも知りたいです」「…聞いてやりマース」「一体なんだっての…」

誰よりも向上心を高く持つ新田が先立つように一歩前へ出た。
他の選手達も、反骨を残しつつ火のついた真剣な目でシーザーを見返す。

454 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/22(水) 17:45:07 ID:???

選手達の中で、シーザーという人物への不信が消えた訳ではなかった。
この男はサッカーの事を門外漢、しかも興味なしと自身で断言したのである。
…だが、それでも尚、彼の言霊には力強さを感じさせる何かがある…その事を否定できなかっただけだ。

三杉達ヴィオラ選手は整然と…しかし熱い視線でシーザーの回答を待った。

先着で
 ★シーザー(ま、口で言っても解んねーか)→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、ハート》 シーザー「まず歩け…そして走れ。」
《スペード、クラブ》 シーザー「ま、取り敢えず歩いてみろ。」
《JOKER》 シーザー(やっぱ全員見るのは面倒だ…スキャンすっか?) シーザーは鉄球を取り出した。

455 :森崎名無しさん:2012/02/22(水) 17:46:13 ID:???
 ★シーザー(ま、口で言っても解んねーか)→ ハート10

456 :森崎名無しさん:2012/02/22(水) 21:23:32 ID:???
やっぱり向上心が一番高いのは新田なのかー

457 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/22(水) 21:53:55 ID:???
すみません、急に外食する事になったと思ったら今の時間です。
遅くなりましたが今日の更新はここまでです。

さーて、来週のミスギさんは…

皆さんは歩く事を教わった事がありますか?
人間が歩く時に使う部位を知っていますか?
脚とは爪先からどの部位までを言いますか?

…の三本です。                       たぶん

ジャン・ケン・ポン、うふふふふ。

458 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:01:13 ID:???

>>456
新田の理想像はシュート魔王ですからね。 届かない理想だけに追い求めてやまぬのです。
=============================================

> シーザー(ま、口で言っても解んねーか)→ ハート10
> 《ハート》 シーザー「まず歩け…そして走れ。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

シーザー「マンマミア………そんじゃ、先ず歩け、そして走れ。」

ざわ…

『はぁっ?』と眉をしかめる声がいよいよ上がった。
何を説明するかと思えば『歩け』である…落胆を遥か後方に置き去りにし、呆れの全力疾走と言える。
しかしその反応を前にしてもシーザーには動じる様子がない…。

シーザー「説明してやると言っているんだ。 その為には先ず歩いてみせろ。
      普段と同じように&烽「てみせろ。 そこに全ての間違いの発端がある。」

三杉「!………」

シーザーは語気を僅かに強め、先程の指示を反復した。
どうやら冗談のつもりでない事が選手達にも伝わる。

三杉「…皆、歩こう。」

そう呼びかけ、フィールドの周囲を歩き始める三杉。
疑いや反発は肥大化するばかりだが、他の選手達もその姿に倣うしかなかった。

459 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:03:29 ID:???

ブンナーク「……………」
新田「………………」
ミハエル「………」
ミュラー「……………………」

シーザー「世界、自然、動物、そして自らの肉体………お前達はそれらに対して何ら敬意を払っていない。」

言葉もなく、ただ黙々と歩き続ける面々…彼等にとっては何ら目的の無い行為としか思えていなかった。
だがここで、横を歩くシーザーによる語りが聞こえてきた。

シーザー「…故に見えないでいる。 自分達がどれほど動物として不自然な歩き方をしているのか。
      どれほど非効率的な歩行をしてしまっているのかを。」

オジオ「……それってどういう事ですか?」

シーザー「…いいから歩け。 そして自分の脚の、どの部分が疲れるかを気にしてみろ。」

質問には答えず、シーザーはヒントのように指示を追加する。

460 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:05:24 ID:???

オワイラン「疲れる部分…?」

ブンナーク「はぁっ…? 脚は脚じゃねえかっつーの…」

ダラピッコラ(やってらんねーな…どーにも。)

三杉(いや…そうじゃないか? 脚の中でも、歩行によって主に使われる筋肉は限られる…)

オジオ(この人が言いたいのはそういう事の何かなのか…?)

苛々の募る多くの者は考え方を狭めて放棄するが、一部の者はそこから意図の裏を探した。
シーザーの言葉を借りれば、何か重大な無知が自分達にはあるらしい。
三杉にも『敬意を払っていない』という言葉の意味はサッパリだが、無知の正体には興味があった。

歩きながらシーザーは選手達の何人かに声をかけていた。
大抵は一言二言のみであったが、例外もあった。
その例外とはスペルマンとミハエルであった。

461 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:06:43 ID:???

シーザー「…ところでお前。」

スペルマン「えっ…?」

シーザー「お前は妙だな…。 カルチョをやる前に何か他のスポーツしてたか?」

スペルマン「…………。」

シーザー「話したくないってかぁ? まあいいさ、名前は?」

スペルマン「……イヴァン・スペルマンです。」

シーザー「OKスペルマン、ちょっと期待してるぜ………ほんのちょっとな。」

スペルマン「はぁ……。(バカなの? デンパなの?)」

462 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:08:21 ID:???

シーザー「お前…右膝に結構デカイ怪我したか?」

ミハエル「え…? ……ええ、けれど完治しましたし筋力も戻ってきてマス…」

シーザー「庇う動きはクセになる…いずれ左を壊す事になるぜ。」

ミハエル「………!」

シーザー「名前は? 言わなきゃオカマって呼ぶぜ。」

ミハエル「オカ…! きっ、ふざk…! ミハエル・ドノヴァンです! 次にその言葉を言ったら殺します!!」

シーザー「あーそー悪いねー。 …でミハエル、お前他のヤツとは別メニューな。」 スタタ

ミハエル「えっ!? ちょっ…! お待ちなさい!!」

463 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:09:39 ID:???

グラウンドを一周したところでシーザーは選手達に止まるよう促した。

シーザー「それじゃあ次は走れ…大体何となく20mくらい…そうだなあ、ここからあのラインまででイイ。」

オジオ「…タイムは測るんですか?」

シーザー「必要無い。 ただしカルチョの試合だと思って走れよ。
      …ほらっ、誰からでもいいからサッサと走れ。」

新田「…………」

有無を言わせないトップダウンの指示に、そろそろウンザリした表情も隠せなくなってきた。
茶番だろうがそうで無かろうが、もうそろそろ付き合うのも限界…
だが最初の言葉が嘘でなければ、これを走れば終わりの筈である。

ダッ…!

シーザー「ほうほう、へーえ…」

無駄な時間はもう御免とばかりに、新田が口火をダッシュを切ると…
その後は他の選手も順番にスタートして全力の20mダッシュを見せる。
シーザーが反応を見せたのは一番手の新田に対したっキリで、以降は無言を貫いたのであった。

464 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:12:09 ID:???

出された指示(…と言っても歩く≠ニ走る≠セけだったが)を全て終えると、三杉達はシーザーの前へ集まった。
これから目の前の老人がどんな説明を聞かせてくれるというのか…もうフザケタ話を聞きたくはなかった。 

シーザー「まっ、9割が見た通りだったぜ。 お前ら…スペルマン以外≠フヤツな。
      今ので疲労が溜まったのは脚のどの部分だ?」

ブンナーク「はっ…? 脚は脚だろう!」

シーザー「スカタンは置いといて…ほら自分の脚の事だぜ、判らねー筈がねーだろ。」

ブンナーク「グッ…! いい加減に」

軽く受け流しつつ悪口をまき散らされ、憤慨したブンナークがいよいよ飛び掛かりそうに前傾しかけるが…

三杉「腿(もも)の前側…そうだろ、ブンナーク?」

ブンナーク「あぁんっ!? …………あ、ホントだ。」

直後に三杉が答え、再びブンナークへと振った。
するとブンナークは『言われてみれば』と単純な頭で納得…怒りを萎ませる。
そしてシーザーは全く興味無さそうに続く言葉を紡ぎ出すのだった。

465 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 14:13:22 ID:???

シーザー「腿前な…はい正解。 それが大腿四頭筋…つまりはブレーキ筋≠セ。」

新田「ブレーキ!?」

ざわざわ…

筋肉の名称についてはフーンといった感じで聞き流して選手達だが…
ブレーキ筋、特にブレーキという単語に対して大きな反応を見せ、空気をざわつかせる。

そしてそれは三杉も同じだった。
歩いて走った事で、三杉は確かに腿の前側に疲労を(些細であるが)感じている。
…実際、歩いているさなかにおいて、使っている実感があったのも腿の前側である。

三杉(歩く≠フと走る≠フは進む行為…なのにシーザーは腿の前側をブレーキ筋≠ニ言った…?)

A なるほど、そういう事か…理解したぞ。 特に何も言う必要はない。
B いや…言われても実感が湧かない。 指摘してみよう。
C ブレーキ筋…? いやいや、そんな訳がないじゃないか。 嘘つきって言ってやる。
D いや…まあ、そういう単語なだけだろう。 聞き流しとこうね。
D 詐欺師め・・・こりゃあもうブンナークに突撃させるしかないな。
E いやいや、むしろ僕のショルダータックルで吹き飛ばしてやる。

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

466 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 14:20:45 ID:X4dqQhHY
A

検索したらなんとなく分かってきた・・・かな

467 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 14:26:41 ID:wdaZmplc


468 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 14:52:04 ID:???
【シュート魔王】という単語も定着したなあw

469 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 15:23:27 ID:???
先のシュート魔王はこう、力が強いとかスピードがあるんじゃなくて
ひたすらシュートコントロールを伸ばした人だから中々身に付かないだろうな

新田のタイプはスピードだしちょっと毛色は違うが
ゴールを目指す道は色々あるから新田も壁を乗り越えてほしい

470 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 15:32:22 ID:???

>>468
定着してるのかどうかは首を傾げますが、私はあのスレを好きだったのでつい使っちゃいますw

>>469
新田も色々と悩ましいジレンマを抱えていますが、彼はきっと歩みを止めない筈です。     たぶん
=============================================

> A なるほど、そういう事か…理解したぞ。 特に何も言う必要はない。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(歩くのにブレーキ筋が疲れる…なるほど。
    つまりシーザーは…ええと、僕達がブレーキを掛けながら歩いていると言いたいのか?)

ブレーキを使いながらの前進…車で言えばブレーキを踏みながらアクセルを吹かすという事だろうか。
想像してみれば、エネルギーを無駄にしているだけでなく車体にも負担がかかりそうだと思える。

三杉(…という事は、ブレーキ筋に対応したアクセル筋≠使って走れば良いという事だな?
    よしよし、理解したぞ。 なんだ簡単じゃないか。)

納得した三杉は満足気にシーザーの続く言葉を待っていたが…
想像した通り、シーザーはヴィオラの選手達がブレーキを使いながら走歩していると指摘した。
効率が悪く、疲れも溜まりやすいという説明も加えて。
選手達は『フーン』『ヘー』と興味深そうに耳を傾けていた。

471 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 15:33:45 ID:???

シーザー「…と言うわけだ。」

三杉(さてお次は…)

この説明の後、今度はアクセル筋がどれかという事を教えてくれると期待していた。
しかしシーザーはここで選手達に訝しげな表情を見せる。
質問が無いというのは、皆が納得して理解したという事の証明である筈なのに…だ。

シーザー「お前等さ、質問とかないわけ? いきなりブレーキ使って走ってるとか言われてんだぜ?
      これまでお前達が普通だと思ってた事が否定されて『はいそーですか』って理解出来るのか?」

三杉「はい、理解したつもりです。 次はアクセル筋の事を教えてくれるんですよね?」

納得してなさそうなシーザーに対し、自信のある三杉は躊躇い無くそう応えた。
自分の理解に間違いは無い筈である。

シーザー「ふーん…ミスギ、お前は大腿四頭筋がブレーキ筋だって理解したわけだな?」

三杉「はい。」

シーザー「中途半端に頭が回るヤツは、往々として小賢しいだけで終わる…オレはお前にそう忠告した。
      そいつはつまり『お前にはそうならないで欲しい』って意味の訳よ…理解¥o来るよな?」

三杉「え…?」


472 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 15:35:08 ID:???

シーザー「お前の理解を確認させて貰うぜ、オレはいいかげん≠ニか中途半端≠ニか嫌いだからな。
      そんじゃあ特別Lessonだ…。
      理解の悪いオレに『腿前の大腿四頭筋がブレーキ筋なんだ』って実感させてくれ。
      オレが納得出来るなら言葉だけの説明でも良い、実感する為の実験方法がベターだ。」

三杉「!!」

シーザー「理解ってのは実感、実感ってのは納得だ。 納得があってこそ、人は初めて前へ進める。
      『言葉だけ、頭だけで理解したつもりになっても使いこなせるよーにはならない』
       …ってのがオレの持論な訳よ。 って事だからササッと説明して貰おうか。

A 説明する。(要記述)
B 出来ないと言う。
C 答えない。
D それを説明する所までがコーチの仕事だと指摘する。
E その他

[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
18時までに決定しない場合は1票決早いもの順、0票ならばCの沈黙となります。

※ シーザーを納得させられたらボーナス付与。

473 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 15:46:12 ID:???
どうするかこれ

474 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 15:52:54 ID:0gz46ims
とりあえずネットで調べてきた一番単純な答えね。
たぶん、もっといいやり方はあると思う。

A「簡単です。走っていてすぐ止まるとき、人間はどこに力を入れるか?
  答えは膝のあたり。腿前の大腿四頭筋を使って地面を踏みしめ、とまろうとします。
  つまり、大腿四頭筋がブレーキ筋だ、という証拠です」

475 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 16:09:51 ID:wdaZmplc
A「簡単です。走っていてすぐ止まるとき、人間はどこに力を入れるか?
  答えは膝のあたり。腿前の大腿四頭筋を使って地面を踏みしめ、とまろうとします。
  つまり、大腿四頭筋がブレーキ筋だ、という証拠です」

476 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 16:22:12 ID:???
言葉より実験の方がベターと言われてるんだがこれはヒントか?

477 :474:2012/02/23(木) 16:23:35 ID:???
それは単純にシーザーの好みじゃないかなあ。
俺の答えに「ちょっと走ってみてください、それでわかりますよ」
と付け加える? そしたら実験要素もつくかも。

478 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 16:26:13 ID:???
描写されてないスペルマンの歩き方を見せてもらうのはどうかな

479 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 16:28:45 ID:???
うーん、スペルマンは「アクセル筋を使った歩き方」を実践しているっぽいから、
ここでの問いは「ブレーキ筋を説明せよ」だから違うんじゃないかなあ、と。

480 :474:2012/02/23(木) 17:42:01 ID:0gz46ims
時間切れが近づいてきたので、訂正。実験要素を付加しました。

A「簡単です。走っていてすぐ止まるとき、人間はどこに力を入れるか?
  答えは膝のあたり。腿前の大腿四頭筋を使って地面を踏みしめ、とまろうとします。
  つまり、大腿四頭筋がブレーキ筋だ、という証拠です。ちょっと走ってみてください、それでわかるかと」

481 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 17:42:45 ID:X4dqQhHY
A
>>480

482 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 17:51:27 ID:???
下り坂で歩いたり走ったりしてるときが一番実感できるかもしれない
正にそこでブレーキがかかってる感じがする、実体験的に考えて。
地面踏ん張れなかったらリアルおむすびころりんになるw

483 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 17:53:12 ID:???
あ、それいいなあ。でもグラウンドで下り坂を探すのは難しいか?
階段はまたちょっと別だよなあ。

484 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 17:58:50 ID:lzXb5PlM
>>480

時間ないから

485 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 19:20:51 ID:???

意地悪な無茶振りに対して色々と考えて下さり感謝の極みです。
特に>>482さんの回答はほぼ満点でした。
この辺りの話題はただ書かれたテキストを読むというだけでなく、考えて欲しくてこのようにしています。
その点、どうぞお許し下さい。
=============================================

> A>>480
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

誰の目からも、これは意地の悪い要求であった。
三杉は知らない事を知り、納得を得た=cそれで良いではないかと普通なら考える。
なのに、知ったばかりの人間に『他者へ説明してみろ』だなどと無茶振りも良いところだ。
ヴィオラの選手達はこれを嫌がらせと捉え、シーザーに対して憤慨の視線を送る。

…しかし驚いた事に、これに対した三杉は事も無げに口を開いたのだった。

三杉「簡単です。 走っていてすぐ止まるとき、人間はどこに力を入れるか?
    答えは膝のあたり。腿前の大腿四頭筋を使って地面を踏みしめ、とまろうとします。
    つまり、大腿四頭筋がブレーキ筋だ、という証拠です。 ちょっと走ってみてください、それでわかるかと」

「おお…」「みたかぁー!」「さっすがミスギ〜」「へっ、ざまぁっ!!」

一息で言ってのけた三杉に選手達がどよめき喜び、シーザーに対してドヤ顔を向ける。

486 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 19:22:37 ID:???
対してシーザーは…

シーザー「ほぉう…結構だ、流石はシュワーボが褒めていただけの事はある。」

三杉(よし、少しは汚名を返上できたかな。)

シーザー「…だが20点だな。」

三杉「えぇっ!? そんなっ……!」

ざわ…!
笑みを浮かべ、三杉に対して感心を見せたと思われたシーザー…
しかし直後、彼が三杉の説明に対してつけた点数は酷い物だった。
これには三杉も理不尽さを感じざるを得なかった。
今の説明の何が悪いのかと、思わず反発心を抱く…

487 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 19:25:38 ID:???

シーザー「ここに居るお前を除いた10人の内、今のやり方で納得できるのはスペルマンとニッタの2人だけだ。」

続けて言われたこの言葉に、思わず二人の方を振り向く三杉…
新田は合点のいかない表情を浮かべ、スペルマンも眉間に皺を寄せている。

三杉「…今の説明の何が悪かったんですか!?」

「そうだ、舐めてんのか!」「いいじゃん、オレ納得するよ!」「意味不明すぎる…」

三杉は納得出来ず、シーザーに対して説明を求めた。

シーザー「考えてもみろ、そもそも走る時に腿前を使ってるんだぞ?
      走っている時にも使う、止まる時にも使う…それでどうやってブレーキ筋だって実感するんだ?
      その説明で判るのは、走るのに必要とする筋肉が大腿四頭筋だって事にしかならない。」

三杉「なっ! いや、それは…!」

シーザー「ニッタは走る時に限って、アクセル筋を使えている…完璧じゃあないがな。
      そしてスペルマンは歩くのも走るのも、正しいフォームを使えている。
      つまり、この二人ならば止まる時に大腿四頭筋を使っていると実感出来るだろうさ。」

三杉「……………」

488 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 19:26:40 ID:???

歯噛みしてキッと睨む三杉だが、しかし言い返す言葉が見当たらなかった。
シーザーはその視線を涼しげに受け流し、話を進めようという意思をジェスチャーで示す。

シーザー「…まず直立の姿勢を取れ、次に膝と腰を伸ばしたまま身体を前方に傾けてみろ。」

言うや否や、シーザーは自身の身体でやってみせた。
それを見て三杉を含むヴィオラ選手達は渋々と倣うが…

シーザー「力が入るのは何処だ!? 腿前…特に膝の上と、それから爪先なんじゃねーか!?」

三杉(……確かに…。)

シーザー「爪先は腿前の拮抗筋だ! …んじゃその状態で腿の力を抜いてみろ、爪先でもいい!」

三杉「腿の力…」

フッ…
     三杉「!?」

腿に込められていた力を抜くと同時に、三杉の身体は前傾を支えられなくなった。
倒れないよう直ぐに力を戻す破目になったが、やってみて確かに実感する事があった。
腿前の筋肉が前傾の体勢をキープするブレーキとして働いていたという事である。
それに同意するかのように、周囲からも『おわっ』『マジか』と口々に発せられていた。

489 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 19:28:48 ID:???

シーザー「どうだ、実感したか?」

三杉「…はい、確かに。」

シーザー「お前は確かに頭が切れるが、それは時に理に走り過ぎる欠点にもなる。
      足元をちゃんと見渡せ…事あるごとにな。 それが出来てから前へと進め。
      …てのはシュワーボが繰り返し伝えていた事でもある筈だ。」

三杉「えっ…あっ!(言われてみれば……)」

シーザー「シュワーボはお前に相当甘くしたみてーだが、生憎オレは男には優しくない。
      はい、大事な事なので2回言いましたっと。」

三杉「………!」

実技で実感せざるを得なかった上にこう言われては、三杉も湧いた反発心を投げ捨てるしかなかった。
アンザーニ監督が伝えようとしていた事を受容しない訳にはいかない。
三杉はシーザーの目を強く見返して頷くのだった。

※ 次のように貴公子Pが変動します。 ※87+ 6 /2 (次回100到達で覚醒Pに+1ボーナス)

490 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 19:31:36 ID:???

シーザー「OK、それじゃあ改めてアクセル筋を教えてやる。
      アクセル筋は腿前に対応して腿裏の筋肉だ。
      大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋…これらを合わせたハムストリングの事を言う。」

オジオ「腿裏…ハムストリングか。 …って事は……?」

シーザー「そしてアクセル筋を使った自然なフォームの歩き方は…」

先着で
 ★また何か?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、Joker》 三杉、ちょっと前に出ろ
《ハート、スペード》 ブンナークにスペルマン、前に出ろ
《クラブ》 まっ、オレの歩き方を順に見ていろ

491 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 19:31:54 ID:???
 ★また何か?→ スペード2

492 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 19:31:57 ID:???
★また何か?→ スペードJ

493 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 19:32:56 ID:???
いい見本と悪い見本かw

494 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 19:35:01 ID:???
日向が左右のボディバランス最悪ですって言われたエピソード彷彿とさせるな
あれ極端過ぎてギャグになってたけど

495 :474:2012/02/23(木) 19:35:34 ID:???
ああそうか、別に坂道じゃなくても、体を傾ければ坂になるのか。
でも「腿の力を抜け」までは思いつかなかっただろうから、満点は無理だったろうなあ。

496 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 20:57:29 ID:???

>>494
あのエピソードは衝撃でしたよね。 主に裸で鎖縛りが。

>>495
ブレーキ筋をブレーキとしてのみ使い、実感しやすい説明が出来れば良かったです。
坂は大きな要素でした。
=============================================

> また何か?→ スペード2
> 《スペード》 ブンナークにスペルマン、前に出ろ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

シーザー「スペルマン、ブンナーク。」

スペルマン「えっ?」
ブンナーク「あっ?」

シーザー「前で歩いて見せろ。 スペルマンは出来ている奴の歩き方、ブンナークは出来てない奴の歩き方だ。」

注目が二人へとそそがれる。
シーザーはわざわざ指名して良い見本、悪い見本の例を出したのである。
ブンナークとしては当然不愉快極まりない事態である。

497 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 20:58:34 ID:???

ブンナーク「オレは悪い見本かよ…!」

シーザー「まっ、そーゆー事だ。 けど一番の理由は体格が近い≠チて所だから勘違いすんじゃねえぞ。」

ブンナーク「どうだか…!」

ぶつくさと悪態を吐きながらブンナークが前に出ると、仕方なしといった感じでスペルマンも続いた。
そして交互に歩いてみせられると…近い体格である両者の比較は確かに判り易かった。

ブンナークとスペルマンの歩行の相違点をまとめると以下の通りになる。

・スペルマンに比べ、ブンナークはお尻が多少後ろに突き出ていた。(骨盤が下がっていた)
・ブンナークに比べてスペルマンは大股で歩いていた。
・ブンナークは踵(かかと)が地面から離れるタイミングが早く、頭の位置が最も高くなった時には既に…
 踵が浮いていた。 それに対してスペルマンは、頭の位置が最も高くなる直前に踵が地面から離れた。
・ブンナークは歩いている間に膝が真っ直ぐなる事が無かったが、スペルマンは踵が地面から離れて…
 爪先が浮くまでに膝がピンと伸びていた。

498 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 20:59:35 ID:???

シーザー「どうだ?」

三杉「両者の差は判りました…意識して視れば確かに一目瞭然です。
    ただ、直ぐにスペルマンと同じようにやって見せろ言われて出来るかどうか…」

シーザー「なに、意識してやれば難しくはない。 尻の下半分から腿の裏がスッと押し出される感じで歩くだけだ。
      この時に意識するのは二点…後ろ脚(軸足)に体重がかかる時間を少しでいいから長くとるのが一つ…
      これをやればスペルマンのように軸足の膝がピンと伸びる筈だ。
      それからもう一つ、こっちの方が重要だが骨盤を前に出すよう心掛けろ。」

そう言ってシーザーは何処からか小さな球のような物を取り出し、回転させたかと思えばブンナークの腰に当てた。
…直後、ブンナークの腰はグイッと前へ押し出され、背中から足元までピンと一本の軸が通ったようになる。

ブンナーク「な、何をしやがった!?」

シーザー「そのまま腿裏と踵を意識していろ!」

そう言ってポンっと背中を押すと、ブンナークはそのまま歩き始めた。

「えっ!」「マジかぁ…」「おお・・・・・・!」

ブンナーク「うぉっ…なんか自然と大股になりやがる!?」

499 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 21:00:50 ID:???

シーザー「尻を後ろに出すなよ! 気を抜くと自然と後ろに引っ張られるからな!
      これはお前達が不自然な歩き方を続けてきたツケだ!
      腿…特に腿裏の筋肉が硬くなって骨盤を引っ張ってんだよ!」

ブンナーク「なな・・・!」

シーザー「そのまま続けろ! 着地は足の底全体を使ってフラットにやれ!」

そのまま暫しブンナークは歩かされ続け…ようやく止まる事を許された。

三杉「…………」

シーザー「今のが動物として自然な形の歩く≠ニいうフォームだ、納得したか?」

ブンナーク「……自然かどーかは知らねーが、違うってのは死ぬほど実感したぜ。」

シーザー「マンマミア…結構、今日のレッスンは以上だ。 質問はあるか?」

三杉(質問か…何が思い浮かぶ?)

500 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 21:02:20 ID:???

A 筋肉が硬くなって骨盤を引っ張っていると言っていましたが…それって悪影響があるんでしょうか?
B これからは腿裏のハムストリングを意識して筋トレした方が良いって事ですか?
C 腿裏を使ったカルチョのプレーヤーって実際にいるんでしょうか?
D ブンナークの腰に当てた小さな球は一体なんですか?
E 特に質問はないな
F その他

[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

501 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 21:06:53 ID:???
本日はここまでです、投票をお願い致しますね。

腿裏歩きはどうぞ皆さんもお試し下さい、特にお子様にお勧め。
シーザーの話は引いては長友選手の躍進理由の理論へと繋がる予定です。

502 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:07:31 ID:KJlpJsrg


503 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:08:58 ID:BoFiSQTI
D
使う物なら知っておきたいものだが

504 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:09:55 ID:/zV09KZ+


505 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:10:02 ID:0gz46ims
C
Dはちょっとファンタジーへ行き過ぎるんじゃないかな

506 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:25:07 ID:???
Dは演出上のアイテムで基本スルーするものでしょw

507 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 21:45:49 ID:???
ふひひ
鉄球の回転は、ツェペリ家が人体…特に筋肉について精通している設定のバックボーンとしています。
ちなみに回転についてはいずれシナリオに関わってきますよ。
今聞いても話題がずれてるかな怒られましたし、今後三杉が回転を利用出来る可能性も極めて低いですけどね(笑)

508 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:54:14 ID:???
回転がシナリオに…
わかったぞ、ローリングセーブだ!
三杉が覚えてもしょうがないですね

509 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:57:20 ID:???
そういやシーザーが最初に出てきた時にジャイロのサイクロンにもスレ独自設定があります的なことを…

510 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:59:35 ID:???
>>508
ジャイロセービング──マ・ワ・シ・ウ・ケ…見事な…

511 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 14:09:33 ID:???

>>508
フッ、ローリングセーブの使い手…
いますよ、日本の立浪高校に…中西太一の弟こと中西蛇一(じゃいち)、通称ジャイッチが…!

>>509
シーザー自身はジャイロについて勘違いしている点があるんですけれどね。

>>510
それサッカーと違うんじゃw

> C 腿裏を使ったカルチョのプレイヤーって実際にいるんでしょうか?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ここで三杉の頭にはちょっとした疑問が浮かび上がった。
理屈を聞く限り、腿裏を利用した走法というのは効率が良い…
しかし実際にサッカーで使える技術なのだろうか、使えた選手はいるのだろうか…と。

三杉「あの…腿裏を使ったカルチョのプレイヤーって、実際にいるんでしょうか?」

結果として疑問はこのような問いとなって投げかけられた。
シーザーはこれに対して二、三回パチパチとまばたきし…後頭部へと手をやりながら答えた。

512 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 14:10:36 ID:???

シーザー「それをオレに聞くかね…。 いや、カルチョの事は知らん興味ないって言った筈だぜ。」

三杉「ああ…そうでしたね。」

三杉は今の質問に対する期待した回答は返ってきそうにないと理解した。
多少の落胆と共にモヤモヤした疑問が形になりかける…
だが予想に反し、この質問には意外な答えが返って来る事になった。

シーザー「そもそもだなぁ…今日これを話す必要はないと思っていたんだが…仕方ない。
      お前達が元々やっていた歩行…あれだって腿裏のアクセル筋を使ってなかった訳じゃあないんだぜ?」

オジオ「それってどういう…」

シーザー「言葉の通りだ…推力の2割から精々3割にアクセル筋を使い、残り全部にブレーキ筋を使ってたんだよ。
      腿裏歩行ってのはその割合を変えてだな、アクセル筋を6割以上使えるようにしたやり方だ。
      つまり腿裏を使ったカルチョのプレイヤーってのは確実に全員が当てはまる。
      だがそれはミスギ、お前の意図した質問じゃあないだろ?」

三杉「え、えぇ、その通りです。 言うなれば腿裏を使いこなした<vレイヤーでしょうか…」

513 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 14:11:39 ID:???

シーザー「まあ…意識を持って使いこなすってのは疑問が残るが、一流リーグのトッププレイヤーは使えている筈だ。」

三杉「えっ…そうなんですか!?」

シーザー「プロってのは今が通用しなければ模倣するもんだろ、出来ているヤツの事を。
      そこにボールの扱い方だけじゃなく、走法もあって然るべきだろう…意識的かどうかは別としてな。
      …ただしそれはアクセル筋を特別意識しての矯正じゃない、使いこなせるとは違うって話だ。」

三杉「えぇっと……出来ている選手が存在するというのは何を以ってですか?」

シーザー「腿前を中心とした走りで、二十数間年もセリエAみたいな激しいストップ&ゴーを続けてみろ…
      身体の硬化、血流の阻害が続いて確実に故障・引退だぜ、オスグット・シュラッター病とかな。
      トッププロに3〜40代の現役が存在するって事は、それだけでアクセル筋をそれなりに有効に
      使えているヤツが居るって事の証明になる。」

三杉「なるほど…」

シーザーの回答は三杉にとって満足できる物だった。
つまりは一流リーグのトップ選手の中に、腿裏を使えている選手がゴロゴロ存在するということ。
逆に言えば、それに気付かずいつまでも使えないで居たら…故障による若い引退が待っているか、
いつまでもトップの世界に通用しないまま生存競争を落伍するか…このどちらかという事のようだった。

514 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 14:21:14 ID:???
ちょっと一旦ここまで
ちなみにストイコビッチやジダン、メッシは(映像を観た限り)見事なほど腿裏走法を使いこなしていました。

515 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 16:22:19 ID:???

シーザー「腿前走りメインだと、他にもアスリートにとっちゃ大きな不利があるが…ま、その話は今度だな。
      それより最初の質問に戻るが…腿裏を使いこなした<vレイヤーだったか?」

三杉「ええ…聞いた限りだと、そこまでの選手は居なさそうですね。」

シーザー「いや、二人ほど心当たりがある。」

三杉「本当ですか!?(カルチョに興味がないと言っていたのに!?)
    えっと…有名な選手ですよね? シーザーさんが知っているくらいですし…一体誰ですか?」

シーザーの言葉に三杉は何となく心が躍った。
自分にとってのレジェンドプレイヤーの名が挙がる事を想像したからである。
マラドーナ、クライフ、ジーコ、プラティニ、ベッケンバウアー…
どの選手の名が飛び出すのかと、三杉は目を輝かせながらシーザーの答えに期待した。

しかしシーザーが挙げた名前は、三杉にとって思いもよらぬ選手の物であった…

516 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 16:23:49 ID:???

シーザー「一人はジャイロだ。 前に話したろう、スーパーストライカー<Wャイロだよ。」

三杉「えっ…!!」

オジオ「誰です…? その…スーパーストライカーというのは…」

三杉はこの意外な名に驚いたが、ヴィオラの他の選手達にとっては初めて聞く名前…反応は当然異なった。

シーザー「ブラジルの伝説の選手さ…細かい事はこのキャプテンに後で聞いてくれ。
      お前は解るだろ? あの時オレは『ジャイロがどうやらオレと同じ血統だ』と言った。」

三杉「ああ……はい、だからこそジャイロの事を知っていると言っていましたよね。」

シーザー「オレの持つ人体の知識は、我がツェペリ一族が何百年とかけて蓄積してきた知の一部だ…。
      もしもジャイロがオレと同じ血統であると言うのなら…」

三杉「はっ…そうか! ジャイロが同じ知識を持つならば使いこなせる¢I手だったと言う仮説が立つ!」

シーザー「そう…それにジャイロの伝説には『誰よりも速く走った』という一節もある…
      ジャイロが腿裏走法を完璧に℃gいこなす存在だったとしたら、その話は合致する。」

三杉「なるほど確かに…」

517 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 16:25:47 ID:???

ジャイロ=シーザーの同族=アクセル筋を使いこなせる走法を知っていた…
…この仮説は確かに筋が通っているように思われた。
現代のトッププレイヤーにとってアクセル筋を使いこなす事が求められるならば…
100年も前の時代のサッカーにそれを持ち込む者が居たとすれば、それは伝説的活躍も頷ける。

レントゥルス「すっげー、その走り方ってシーザーの先祖しか出来なかったんだねー。」

シーザー「それはちょっと誤解があるな…。」

レントゥルス「そなの?」

シーザー「古くから自然や動物に敬意を払っていた原住民の類なんかは使えていた筈だ。
      そもそも動物として自然な走り方だからな、大地を敬う人々の間では腿裏走法の方が自然だったろう。
      とある民族なんかは、ブレーキ筋を排して100%アクセル筋だけで長時間走り続けたって逸話もある。
      大地の走法≠セとか、マニアックな文献の中に名前が残っているんだ。」

レントゥルス「そっかー…とにかくアクセル筋って大事なんだね。」

シーザー「一応言っておくがブレーキ筋だって大事だぞ。 特にカルチョはストップ&ゴーが激しい…
      要はバランスだ、ブレーキ筋だけが過剰に使われて発達しちまうのが問題なんだ。」

レントゥルス「ヴェ……難しいんだね…」

518 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 16:25:59 ID:???
夢は倍速ドリブル全員習得!

519 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 16:27:02 ID:???

少々話が横道にそれたが…
サッカーの絶対的強者であるブラジルに、ジャイロという見本が存在したという仮説。
運動能力が高いとされている原住民に、アクセル筋を利用した走法が伝わっていたという逸話。
いずれも非常に三杉にとっては興味深い話と言えた。
…とは言え、三杉にとってはシーザーが『心当たりがある』と言った、二人目の方も気になっていた。

三杉「ところでシーザーさん、ジャイロ以外のもう一人は誰なんです?」

シーザー「ああそうだった。 もう一人は仮定じゃないぜ、自分の目で見たからな。 …もう7〜8年は前か?」

三杉「あぁっ、最近の選手なんですか?(…誰だろうか?)」

シーザー「ジョアンのヤツが小さなガキを連れて来てな…たまに居るんだ、天然で理解しているヤツが。
      その中でも、そのガキは特に使いこなせている印象だったぜ。 名前は確か…」

ここまで聞いたところで、三杉の頭には一人の選手の顔が浮かんだ。
その選手の名前とは…

A 三杉「???」 思わず三杉はその選手の名を口にした。(要記述、???を埋めて下さい)
B 三杉「………」 三杉は沈黙した。

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
スレ主の意図した正解選手の名が選ばれれば覚醒Pをプレゼント。

520 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 16:29:22 ID:???
あっと…18時締め切り、未決でしたらBで進行とします。
ボーナス的な選択肢なので締め切り短いです。

521 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 16:36:54 ID:???
イスラスで良いのかな?

スペルマンに関わりのあるピャタコーフも気になるけど、特別なドリブルでは無かったよね?

522 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 16:48:52 ID:???
イスラス本命、アルシオン対抗。

523 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 16:52:34 ID:???
あ、ピャタコーフなんだけど、「バランスがいい」という評価だったことは特記すべきかも。
技の「ニジンスキーに捧ぐ」も曲芸技だったし、体の使い方を心得ている可能性は高い。
そして何より、「イスラスとアルシオンじゃつまらない」かもね。

524 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 16:56:05 ID:???
ジョアンが連れていた子供だからアルシオンじゃない?

525 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 16:58:26 ID:???
そんなにホイホイアルシオンを外に連れ出してたんだっけ?
イスラスな気がする

526 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 17:01:37 ID:???
7〜8年前にイスラスが師事してたかどうか
英才教育のアルシオンは個人的に天然な印象はない
さて誰だろう

527 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 17:17:40 ID:kQ4iw/So
Aイスラス

528 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 17:18:47 ID:4NbpCVWQ
Aピャタコーフ

529 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 17:28:56 ID:XmZsUiWY
Aイスラス

メタ情報ならともかく、ピャタコーフの名前が三杉から出てくることは無いだろうから、これでピャタコーフなら諦めるしか無い

530 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 17:43:23 ID:???
正解はアルシオンでした。

どうやら挙がると思われていた三選手が睨み合ったようで、この三人は確かに全員使えます。
過去レスを観て、不正解の二名を確実に除外できる記述はない筈です。
また特定しきれる記述もない筈です。
メタ的に三杉がまだピャタとスペの関係を知らない点からピャタ除外した>>529さんは慧眼でしたね。

1/3で良ければボーナスを差し上げたいところです。

531 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 17:46:38 ID:???
イスラスがジョアンに師事するようになったのはやっぱそんなに昔じゃなかったか

532 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 18:45:27 ID:???

> A イスラス
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「イスラス…ですか?」

ジョアンコーチの連れていた使い方を知っている子供と聞き、三杉が思いついたのはイスラスであった。
その足、いや脚の速さが何より印象に焼き付いているせいでもあったが…

シーザー「いや、違うな…そんな名前ではなかった。」

三杉(違うのか…)

残念ながらその想像は外れていた。
それではいよいよ誰か…と三杉は頭を捻るが、正解に到達するまでシーザーは待ってくれなかった。

シーザー「そうだ、確かアルシオンと言っていたな。」

三杉「アルシオン!?」

シーザー「ああ、知っていたのか?」

三杉「ええ………(そうか、あの彼か…)」

533 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 18:47:29 ID:???

シーザー「…っと、そう言えばお前達も言わばジョアンの教え子だったな。 知っていておかしくないのか。」

三杉「…………」

アルシオンとは三杉の自信と思想、そしてフィオレンティーナというチームを散々に打ちのめした者の名だった。
まだ数週間しか経っていない、若くて苦い記憶が甦る…。
これまでの常識を覆す超絶技巧、現実に思えない身体能力、爆発的なパワー…
どれを取っても三杉に『到底敵わない』と膝をつかせる実力を備えていた。
出来る事なら、いま暫くは忘れていたかったトラウマ…

しかしここで三杉に発想の転換が起こった。

三杉「…アクセル筋を使いこなせるようになれば、アルシオンの実力に追いつけるんでしょうか?」

シーザー「あん?」

三杉「僕はアルシオンに勝ちたい…その為に強くなりたいんです!」

シーザー「ああ、そーなの? だがまあ普通に考えりゃ無理だぜ、追いつけねえ。」

起死回生の一手になって欲しい期待した三杉…
しかしシーザーの回答は余りにも呆気らかんと『No』であった。

534 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 18:48:54 ID:???

三杉「それは何故ですか!?」

そんな一言だけでは納得いかずに説明を求める三杉…
しかしシーザーは三杉の必死な表情に何ら動揺せず、淡々と理由を答えてゆく。

シーザー「まあ幾つかあるが…第一にはそいつがプレゴールデンエイジ(12歳以前)の時に使いこなせていた点だ。
      神経系統の成長は12歳前後で完成する…ゆえにアルシオンは至って自然に身体を使いこなせるだろう。
      それに対し、今から矯正するお前達では、どれほど器用であっても完璧な真自然とは成り得ない。」

三杉「……!」

シーザー「第二に…」

更にシーザーの言葉は続くようだが、三杉にとっては第一の理由で十分すぎる程のショックであった。
この後に言われる事など、無駄に無駄を重ねる情報にしかならないのでは…と耳を塞ぎたくなる。

A それでも聞いておく。
B 他の事を考え、頭に入らないようにする。
C シーザーの言葉を遮り『もう十分』と告げる。

[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

535 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 18:49:55 ID:G9FCfbrg


536 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 18:54:22 ID:0fXUwk8k
A

537 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 19:06:17 ID:mZjvrzxA


538 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 19:15:43 ID:???
あと忘れないうちに…

★覚醒Pミニボーナス→! dice

どなたか引いておいてください
ダイスが6で+2、それ以外で+1 [現在値:11]

539 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 19:16:44 ID:???
★覚醒Pミニボーナス→ 1

540 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 19:16:51 ID:???
★覚醒Pミニボーナス→ 1
アルシオンじゃ当たり前すぎて面白くないかと思ったんだよなあ・・うーむ。

541 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 19:17:57 ID:???
別に面白さを求めなくても

542 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 20:29:35 ID:???
すみますん、今日は終わりでまた明日ー

543 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/25(土) 13:35:10 ID:???

> A それでも聞いておく。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

しかし三杉は踏み止まった。
全て知っておくべき情報…それを受け容れなければ、次を正しく考える事すら出来ないと思ったからだ。

三杉(そう、それにそもそも僕個人がアルシオンに勝てないからと言って、チームの優劣とは別問題だ…
    『サッカーは一人の力で闘うものじゃない』という考えの根本を今更揺るがせはしない。)

俯きかけていた顔を上げ、三杉はシーザーの言葉を正面から受け止める覚悟を決めたのだ。

シーザー「第二にアクセル筋を使いこなすのは完成じゃない、過程の一つだって事だ。
      他にもお前達には身につけなけりゃならない事があるし、時間を必要する事もある…
      まっ、とにかくアクセル筋が全てを決めるんじゃないって事だぜ。

      第三にお前達には既に無駄な筋肉がつき過ぎている。
      関節の稼動域は狭まり、硬くなった筋肉は自然な姿勢を妨げている。
      こいつも時間をかけなければ解決できない問題だ。

      第四だが…まあ…アルシオンってのはお前にそんな顔をさせるヤツなんだろ?
      半端無い努力家っつーか、カルチョが好きで好きで堪らない様なヤツの筈だぜ。
      残念だが、少なくともそいつが亀にでもなってくれない限り、そうそう差は埋まらん…」

三杉「後は…」

シーザー「今ので終わりだ。」

以上の四点…三杉がアルシオンの実力に追いつけないと、シーザーが断言した理由であった。
なかなかに絶望的と思わせる物がその言葉にはあったが…
揺るがないと決めている三杉にそれ以上のショックはなかった。

544 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/25(土) 13:36:33 ID:???

三杉「判りましたよ。 …少なくとも差を埋められる可能性はあるって事が。」

シーザー「いいのか? お前の野郎としてる事は、徒手空拳でカーズと闘うみたいなものかも知れないぜ?」

三杉「カーズ?(パードゥン?) …よく判りませんがそれで十分です。」

シーザー「マンマミア…OK,気に入った。 お前はバカだ。」

どれほど無慈悲に叩いてもヘコタレた態度を見せない三杉に、遂にシーザーは嫌味の無い笑みを向けた。

※ シーザーの三杉に対する感情が[闘うバカ]になりました。


シーザー「お前ら! こっからの時間、適当に生きてカルチョでまとも食っていけると思うな!
      運命の女神ってのが存在するとしたら、間違いなくテメーらは『負けろ』って言われてるんだよ!」

オジオ「!!! …って、だから何ですか!」
ブンナーク「ふざけろ!」
ミハエル「ここで終わるつもりはありませんよ。」

シーザー「意気はいいがな……いいか、運命を塗り替える資格があるのは闘うバカだけだぞ。
      小賢しいだけの奴にドラマなんか起こせねえって言ってんだ。
      っつーわけだから温くねーぞ、こっからの時間は。 それでも闘いたいバカだけ助言をくれてやる。」

ヴィオラの選手達に向けた、シーザーなりの宣言であった。
それは『Lesson1、妙な期待をオレにするな』という言葉と同義であったのかも知れない。

545 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/25(土) 13:37:58 ID:???

シーザー「明日からのメニューを言うぞ…ミケランジェロの丘に行って帰って3往復、ひたすらウォーキングだけの日を作る。
      ただしミハエル、テメーはダメだ。 お前は別メニューを追って指示する。

      またウォーキングの前後には指定のストレッチを1時間ずつ…これも追って指示する。

      それからこの日は他に運動は禁止だ、ボールを扱う練習がしたけりゃ合間の日だけって事だな。
      ウェイトトレーニングの類については全面禁止…器材を使った物は当然、原始的な物も当然ダメだ。」

      …取り敢えずこんなところか。」

選手達の中には途中で口を挟みかけた者もいたが、シーザーは有無を言わさず一息で言葉を綴りきった。
相当徹底した、偏りがあるように思える練習メニューである。
これに対して三杉は…

A 何か質問したり、もしくは異議を唱える(記述、または何に対してか指定)
B 仲間に何か質問があるかを問う。(カード分岐)
C この練習メニューで頑張っていく意志で仲間達に鼓舞する。

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