キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/24(火) 17:11:57 ID:9DZAwbwM



この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。


恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張りま・・・・・・すよね?




483 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 17:53:12 ID:???
あ、それいいなあ。でもグラウンドで下り坂を探すのは難しいか?
階段はまたちょっと別だよなあ。

484 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 17:58:50 ID:lzXb5PlM
>>480

時間ないから

485 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 19:20:51 ID:???

意地悪な無茶振りに対して色々と考えて下さり感謝の極みです。
特に>>482さんの回答はほぼ満点でした。
この辺りの話題はただ書かれたテキストを読むというだけでなく、考えて欲しくてこのようにしています。
その点、どうぞお許し下さい。
=============================================

> A>>480
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

誰の目からも、これは意地の悪い要求であった。
三杉は知らない事を知り、納得を得た=cそれで良いではないかと普通なら考える。
なのに、知ったばかりの人間に『他者へ説明してみろ』だなどと無茶振りも良いところだ。
ヴィオラの選手達はこれを嫌がらせと捉え、シーザーに対して憤慨の視線を送る。

…しかし驚いた事に、これに対した三杉は事も無げに口を開いたのだった。

三杉「簡単です。 走っていてすぐ止まるとき、人間はどこに力を入れるか?
    答えは膝のあたり。腿前の大腿四頭筋を使って地面を踏みしめ、とまろうとします。
    つまり、大腿四頭筋がブレーキ筋だ、という証拠です。 ちょっと走ってみてください、それでわかるかと」

「おお…」「みたかぁー!」「さっすがミスギ〜」「へっ、ざまぁっ!!」

一息で言ってのけた三杉に選手達がどよめき喜び、シーザーに対してドヤ顔を向ける。

486 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 19:22:37 ID:???
対してシーザーは…

シーザー「ほぉう…結構だ、流石はシュワーボが褒めていただけの事はある。」

三杉(よし、少しは汚名を返上できたかな。)

シーザー「…だが20点だな。」

三杉「えぇっ!? そんなっ……!」

ざわ…!
笑みを浮かべ、三杉に対して感心を見せたと思われたシーザー…
しかし直後、彼が三杉の説明に対してつけた点数は酷い物だった。
これには三杉も理不尽さを感じざるを得なかった。
今の説明の何が悪いのかと、思わず反発心を抱く…

487 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 19:25:38 ID:???

シーザー「ここに居るお前を除いた10人の内、今のやり方で納得できるのはスペルマンとニッタの2人だけだ。」

続けて言われたこの言葉に、思わず二人の方を振り向く三杉…
新田は合点のいかない表情を浮かべ、スペルマンも眉間に皺を寄せている。

三杉「…今の説明の何が悪かったんですか!?」

「そうだ、舐めてんのか!」「いいじゃん、オレ納得するよ!」「意味不明すぎる…」

三杉は納得出来ず、シーザーに対して説明を求めた。

シーザー「考えてもみろ、そもそも走る時に腿前を使ってるんだぞ?
      走っている時にも使う、止まる時にも使う…それでどうやってブレーキ筋だって実感するんだ?
      その説明で判るのは、走るのに必要とする筋肉が大腿四頭筋だって事にしかならない。」

三杉「なっ! いや、それは…!」

シーザー「ニッタは走る時に限って、アクセル筋を使えている…完璧じゃあないがな。
      そしてスペルマンは歩くのも走るのも、正しいフォームを使えている。
      つまり、この二人ならば止まる時に大腿四頭筋を使っていると実感出来るだろうさ。」

三杉「……………」

488 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 19:26:40 ID:???

歯噛みしてキッと睨む三杉だが、しかし言い返す言葉が見当たらなかった。
シーザーはその視線を涼しげに受け流し、話を進めようという意思をジェスチャーで示す。

シーザー「…まず直立の姿勢を取れ、次に膝と腰を伸ばしたまま身体を前方に傾けてみろ。」

言うや否や、シーザーは自身の身体でやってみせた。
それを見て三杉を含むヴィオラ選手達は渋々と倣うが…

シーザー「力が入るのは何処だ!? 腿前…特に膝の上と、それから爪先なんじゃねーか!?」

三杉(……確かに…。)

シーザー「爪先は腿前の拮抗筋だ! …んじゃその状態で腿の力を抜いてみろ、爪先でもいい!」

三杉「腿の力…」

フッ…
     三杉「!?」

腿に込められていた力を抜くと同時に、三杉の身体は前傾を支えられなくなった。
倒れないよう直ぐに力を戻す破目になったが、やってみて確かに実感する事があった。
腿前の筋肉が前傾の体勢をキープするブレーキとして働いていたという事である。
それに同意するかのように、周囲からも『おわっ』『マジか』と口々に発せられていた。

489 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 19:28:48 ID:???

シーザー「どうだ、実感したか?」

三杉「…はい、確かに。」

シーザー「お前は確かに頭が切れるが、それは時に理に走り過ぎる欠点にもなる。
      足元をちゃんと見渡せ…事あるごとにな。 それが出来てから前へと進め。
      …てのはシュワーボが繰り返し伝えていた事でもある筈だ。」

三杉「えっ…あっ!(言われてみれば……)」

シーザー「シュワーボはお前に相当甘くしたみてーだが、生憎オレは男には優しくない。
      はい、大事な事なので2回言いましたっと。」

三杉「………!」

実技で実感せざるを得なかった上にこう言われては、三杉も湧いた反発心を投げ捨てるしかなかった。
アンザーニ監督が伝えようとしていた事を受容しない訳にはいかない。
三杉はシーザーの目を強く見返して頷くのだった。

※ 次のように貴公子Pが変動します。 ※87+ 6 /2 (次回100到達で覚醒Pに+1ボーナス)

490 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 19:31:36 ID:???

シーザー「OK、それじゃあ改めてアクセル筋を教えてやる。
      アクセル筋は腿前に対応して腿裏の筋肉だ。
      大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋…これらを合わせたハムストリングの事を言う。」

オジオ「腿裏…ハムストリングか。 …って事は……?」

シーザー「そしてアクセル筋を使った自然なフォームの歩き方は…」

先着で
 ★また何か?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ、Joker》 三杉、ちょっと前に出ろ
《ハート、スペード》 ブンナークにスペルマン、前に出ろ
《クラブ》 まっ、オレの歩き方を順に見ていろ

491 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 19:31:54 ID:???
 ★また何か?→ スペード2

492 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 19:31:57 ID:???
★また何か?→ スペードJ

493 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 19:32:56 ID:???
いい見本と悪い見本かw

494 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 19:35:01 ID:???
日向が左右のボディバランス最悪ですって言われたエピソード彷彿とさせるな
あれ極端過ぎてギャグになってたけど

495 :474:2012/02/23(木) 19:35:34 ID:???
ああそうか、別に坂道じゃなくても、体を傾ければ坂になるのか。
でも「腿の力を抜け」までは思いつかなかっただろうから、満点は無理だったろうなあ。

496 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 20:57:29 ID:???

>>494
あのエピソードは衝撃でしたよね。 主に裸で鎖縛りが。

>>495
ブレーキ筋をブレーキとしてのみ使い、実感しやすい説明が出来れば良かったです。
坂は大きな要素でした。
=============================================

> また何か?→ スペード2
> 《スペード》 ブンナークにスペルマン、前に出ろ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

シーザー「スペルマン、ブンナーク。」

スペルマン「えっ?」
ブンナーク「あっ?」

シーザー「前で歩いて見せろ。 スペルマンは出来ている奴の歩き方、ブンナークは出来てない奴の歩き方だ。」

注目が二人へとそそがれる。
シーザーはわざわざ指名して良い見本、悪い見本の例を出したのである。
ブンナークとしては当然不愉快極まりない事態である。

497 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 20:58:34 ID:???

ブンナーク「オレは悪い見本かよ…!」

シーザー「まっ、そーゆー事だ。 けど一番の理由は体格が近い≠チて所だから勘違いすんじゃねえぞ。」

ブンナーク「どうだか…!」

ぶつくさと悪態を吐きながらブンナークが前に出ると、仕方なしといった感じでスペルマンも続いた。
そして交互に歩いてみせられると…近い体格である両者の比較は確かに判り易かった。

ブンナークとスペルマンの歩行の相違点をまとめると以下の通りになる。

・スペルマンに比べ、ブンナークはお尻が多少後ろに突き出ていた。(骨盤が下がっていた)
・ブンナークに比べてスペルマンは大股で歩いていた。
・ブンナークは踵(かかと)が地面から離れるタイミングが早く、頭の位置が最も高くなった時には既に…
 踵が浮いていた。 それに対してスペルマンは、頭の位置が最も高くなる直前に踵が地面から離れた。
・ブンナークは歩いている間に膝が真っ直ぐなる事が無かったが、スペルマンは踵が地面から離れて…
 爪先が浮くまでに膝がピンと伸びていた。

498 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 20:59:35 ID:???

シーザー「どうだ?」

三杉「両者の差は判りました…意識して視れば確かに一目瞭然です。
    ただ、直ぐにスペルマンと同じようにやって見せろ言われて出来るかどうか…」

シーザー「なに、意識してやれば難しくはない。 尻の下半分から腿の裏がスッと押し出される感じで歩くだけだ。
      この時に意識するのは二点…後ろ脚(軸足)に体重がかかる時間を少しでいいから長くとるのが一つ…
      これをやればスペルマンのように軸足の膝がピンと伸びる筈だ。
      それからもう一つ、こっちの方が重要だが骨盤を前に出すよう心掛けろ。」

そう言ってシーザーは何処からか小さな球のような物を取り出し、回転させたかと思えばブンナークの腰に当てた。
…直後、ブンナークの腰はグイッと前へ押し出され、背中から足元までピンと一本の軸が通ったようになる。

ブンナーク「な、何をしやがった!?」

シーザー「そのまま腿裏と踵を意識していろ!」

そう言ってポンっと背中を押すと、ブンナークはそのまま歩き始めた。

「えっ!」「マジかぁ…」「おお・・・・・・!」

ブンナーク「うぉっ…なんか自然と大股になりやがる!?」

499 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 21:00:50 ID:???

シーザー「尻を後ろに出すなよ! 気を抜くと自然と後ろに引っ張られるからな!
      これはお前達が不自然な歩き方を続けてきたツケだ!
      腿…特に腿裏の筋肉が硬くなって骨盤を引っ張ってんだよ!」

ブンナーク「なな・・・!」

シーザー「そのまま続けろ! 着地は足の底全体を使ってフラットにやれ!」

そのまま暫しブンナークは歩かされ続け…ようやく止まる事を許された。

三杉「…………」

シーザー「今のが動物として自然な形の歩く≠ニいうフォームだ、納得したか?」

ブンナーク「……自然かどーかは知らねーが、違うってのは死ぬほど実感したぜ。」

シーザー「マンマミア…結構、今日のレッスンは以上だ。 質問はあるか?」

三杉(質問か…何が思い浮かぶ?)

500 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 21:02:20 ID:???

A 筋肉が硬くなって骨盤を引っ張っていると言っていましたが…それって悪影響があるんでしょうか?
B これからは腿裏のハムストリングを意識して筋トレした方が良いって事ですか?
C 腿裏を使ったカルチョのプレーヤーって実際にいるんでしょうか?
D ブンナークの腰に当てた小さな球は一体なんですか?
E 特に質問はないな
F その他

[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

501 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 21:06:53 ID:???
本日はここまでです、投票をお願い致しますね。

腿裏歩きはどうぞ皆さんもお試し下さい、特にお子様にお勧め。
シーザーの話は引いては長友選手の躍進理由の理論へと繋がる予定です。

502 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:07:31 ID:KJlpJsrg


503 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:08:58 ID:BoFiSQTI
D
使う物なら知っておきたいものだが

504 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:09:55 ID:/zV09KZ+


505 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:10:02 ID:0gz46ims
C
Dはちょっとファンタジーへ行き過ぎるんじゃないかな

506 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:25:07 ID:???
Dは演出上のアイテムで基本スルーするものでしょw

507 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/23(木) 21:45:49 ID:???
ふひひ
鉄球の回転は、ツェペリ家が人体…特に筋肉について精通している設定のバックボーンとしています。
ちなみに回転についてはいずれシナリオに関わってきますよ。
今聞いても話題がずれてるかな怒られましたし、今後三杉が回転を利用出来る可能性も極めて低いですけどね(笑)

508 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:54:14 ID:???
回転がシナリオに…
わかったぞ、ローリングセーブだ!
三杉が覚えてもしょうがないですね

509 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:57:20 ID:???
そういやシーザーが最初に出てきた時にジャイロのサイクロンにもスレ独自設定があります的なことを…

510 :森崎名無しさん:2012/02/23(木) 21:59:35 ID:???
>>508
ジャイロセービング──マ・ワ・シ・ウ・ケ…見事な…

511 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 14:09:33 ID:???

>>508
フッ、ローリングセーブの使い手…
いますよ、日本の立浪高校に…中西太一の弟こと中西蛇一(じゃいち)、通称ジャイッチが…!

>>509
シーザー自身はジャイロについて勘違いしている点があるんですけれどね。

>>510
それサッカーと違うんじゃw

> C 腿裏を使ったカルチョのプレイヤーって実際にいるんでしょうか?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ここで三杉の頭にはちょっとした疑問が浮かび上がった。
理屈を聞く限り、腿裏を利用した走法というのは効率が良い…
しかし実際にサッカーで使える技術なのだろうか、使えた選手はいるのだろうか…と。

三杉「あの…腿裏を使ったカルチョのプレイヤーって、実際にいるんでしょうか?」

結果として疑問はこのような問いとなって投げかけられた。
シーザーはこれに対して二、三回パチパチとまばたきし…後頭部へと手をやりながら答えた。

512 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 14:10:36 ID:???

シーザー「それをオレに聞くかね…。 いや、カルチョの事は知らん興味ないって言った筈だぜ。」

三杉「ああ…そうでしたね。」

三杉は今の質問に対する期待した回答は返ってきそうにないと理解した。
多少の落胆と共にモヤモヤした疑問が形になりかける…
だが予想に反し、この質問には意外な答えが返って来る事になった。

シーザー「そもそもだなぁ…今日これを話す必要はないと思っていたんだが…仕方ない。
      お前達が元々やっていた歩行…あれだって腿裏のアクセル筋を使ってなかった訳じゃあないんだぜ?」

オジオ「それってどういう…」

シーザー「言葉の通りだ…推力の2割から精々3割にアクセル筋を使い、残り全部にブレーキ筋を使ってたんだよ。
      腿裏歩行ってのはその割合を変えてだな、アクセル筋を6割以上使えるようにしたやり方だ。
      つまり腿裏を使ったカルチョのプレイヤーってのは確実に全員が当てはまる。
      だがそれはミスギ、お前の意図した質問じゃあないだろ?」

三杉「え、えぇ、その通りです。 言うなれば腿裏を使いこなした<vレイヤーでしょうか…」

513 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 14:11:39 ID:???

シーザー「まあ…意識を持って使いこなすってのは疑問が残るが、一流リーグのトッププレイヤーは使えている筈だ。」

三杉「えっ…そうなんですか!?」

シーザー「プロってのは今が通用しなければ模倣するもんだろ、出来ているヤツの事を。
      そこにボールの扱い方だけじゃなく、走法もあって然るべきだろう…意識的かどうかは別としてな。
      …ただしそれはアクセル筋を特別意識しての矯正じゃない、使いこなせるとは違うって話だ。」

三杉「えぇっと……出来ている選手が存在するというのは何を以ってですか?」

シーザー「腿前を中心とした走りで、二十数間年もセリエAみたいな激しいストップ&ゴーを続けてみろ…
      身体の硬化、血流の阻害が続いて確実に故障・引退だぜ、オスグット・シュラッター病とかな。
      トッププロに3〜40代の現役が存在するって事は、それだけでアクセル筋をそれなりに有効に
      使えているヤツが居るって事の証明になる。」

三杉「なるほど…」

シーザーの回答は三杉にとって満足できる物だった。
つまりは一流リーグのトップ選手の中に、腿裏を使えている選手がゴロゴロ存在するということ。
逆に言えば、それに気付かずいつまでも使えないで居たら…故障による若い引退が待っているか、
いつまでもトップの世界に通用しないまま生存競争を落伍するか…このどちらかという事のようだった。

514 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 14:21:14 ID:???
ちょっと一旦ここまで
ちなみにストイコビッチやジダン、メッシは(映像を観た限り)見事なほど腿裏走法を使いこなしていました。

515 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 16:22:19 ID:???

シーザー「腿前走りメインだと、他にもアスリートにとっちゃ大きな不利があるが…ま、その話は今度だな。
      それより最初の質問に戻るが…腿裏を使いこなした<vレイヤーだったか?」

三杉「ええ…聞いた限りだと、そこまでの選手は居なさそうですね。」

シーザー「いや、二人ほど心当たりがある。」

三杉「本当ですか!?(カルチョに興味がないと言っていたのに!?)
    えっと…有名な選手ですよね? シーザーさんが知っているくらいですし…一体誰ですか?」

シーザーの言葉に三杉は何となく心が躍った。
自分にとってのレジェンドプレイヤーの名が挙がる事を想像したからである。
マラドーナ、クライフ、ジーコ、プラティニ、ベッケンバウアー…
どの選手の名が飛び出すのかと、三杉は目を輝かせながらシーザーの答えに期待した。

しかしシーザーが挙げた名前は、三杉にとって思いもよらぬ選手の物であった…

516 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 16:23:49 ID:???

シーザー「一人はジャイロだ。 前に話したろう、スーパーストライカー<Wャイロだよ。」

三杉「えっ…!!」

オジオ「誰です…? その…スーパーストライカーというのは…」

三杉はこの意外な名に驚いたが、ヴィオラの他の選手達にとっては初めて聞く名前…反応は当然異なった。

シーザー「ブラジルの伝説の選手さ…細かい事はこのキャプテンに後で聞いてくれ。
      お前は解るだろ? あの時オレは『ジャイロがどうやらオレと同じ血統だ』と言った。」

三杉「ああ……はい、だからこそジャイロの事を知っていると言っていましたよね。」

シーザー「オレの持つ人体の知識は、我がツェペリ一族が何百年とかけて蓄積してきた知の一部だ…。
      もしもジャイロがオレと同じ血統であると言うのなら…」

三杉「はっ…そうか! ジャイロが同じ知識を持つならば使いこなせる¢I手だったと言う仮説が立つ!」

シーザー「そう…それにジャイロの伝説には『誰よりも速く走った』という一節もある…
      ジャイロが腿裏走法を完璧に℃gいこなす存在だったとしたら、その話は合致する。」

三杉「なるほど確かに…」

517 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 16:25:47 ID:???

ジャイロ=シーザーの同族=アクセル筋を使いこなせる走法を知っていた…
…この仮説は確かに筋が通っているように思われた。
現代のトッププレイヤーにとってアクセル筋を使いこなす事が求められるならば…
100年も前の時代のサッカーにそれを持ち込む者が居たとすれば、それは伝説的活躍も頷ける。

レントゥルス「すっげー、その走り方ってシーザーの先祖しか出来なかったんだねー。」

シーザー「それはちょっと誤解があるな…。」

レントゥルス「そなの?」

シーザー「古くから自然や動物に敬意を払っていた原住民の類なんかは使えていた筈だ。
      そもそも動物として自然な走り方だからな、大地を敬う人々の間では腿裏走法の方が自然だったろう。
      とある民族なんかは、ブレーキ筋を排して100%アクセル筋だけで長時間走り続けたって逸話もある。
      大地の走法≠セとか、マニアックな文献の中に名前が残っているんだ。」

レントゥルス「そっかー…とにかくアクセル筋って大事なんだね。」

シーザー「一応言っておくがブレーキ筋だって大事だぞ。 特にカルチョはストップ&ゴーが激しい…
      要はバランスだ、ブレーキ筋だけが過剰に使われて発達しちまうのが問題なんだ。」

レントゥルス「ヴェ……難しいんだね…」

518 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 16:25:59 ID:???
夢は倍速ドリブル全員習得!

519 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 16:27:02 ID:???

少々話が横道にそれたが…
サッカーの絶対的強者であるブラジルに、ジャイロという見本が存在したという仮説。
運動能力が高いとされている原住民に、アクセル筋を利用した走法が伝わっていたという逸話。
いずれも非常に三杉にとっては興味深い話と言えた。
…とは言え、三杉にとってはシーザーが『心当たりがある』と言った、二人目の方も気になっていた。

三杉「ところでシーザーさん、ジャイロ以外のもう一人は誰なんです?」

シーザー「ああそうだった。 もう一人は仮定じゃないぜ、自分の目で見たからな。 …もう7〜8年は前か?」

三杉「あぁっ、最近の選手なんですか?(…誰だろうか?)」

シーザー「ジョアンのヤツが小さなガキを連れて来てな…たまに居るんだ、天然で理解しているヤツが。
      その中でも、そのガキは特に使いこなせている印象だったぜ。 名前は確か…」

ここまで聞いたところで、三杉の頭には一人の選手の顔が浮かんだ。
その選手の名前とは…

A 三杉「???」 思わず三杉はその選手の名を口にした。(要記述、???を埋めて下さい)
B 三杉「………」 三杉は沈黙した。

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
スレ主の意図した正解選手の名が選ばれれば覚醒Pをプレゼント。

520 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 16:29:22 ID:???
あっと…18時締め切り、未決でしたらBで進行とします。
ボーナス的な選択肢なので締め切り短いです。

521 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 16:36:54 ID:???
イスラスで良いのかな?

スペルマンに関わりのあるピャタコーフも気になるけど、特別なドリブルでは無かったよね?

522 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 16:48:52 ID:???
イスラス本命、アルシオン対抗。

523 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 16:52:34 ID:???
あ、ピャタコーフなんだけど、「バランスがいい」という評価だったことは特記すべきかも。
技の「ニジンスキーに捧ぐ」も曲芸技だったし、体の使い方を心得ている可能性は高い。
そして何より、「イスラスとアルシオンじゃつまらない」かもね。

524 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 16:56:05 ID:???
ジョアンが連れていた子供だからアルシオンじゃない?

525 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 16:58:26 ID:???
そんなにホイホイアルシオンを外に連れ出してたんだっけ?
イスラスな気がする

526 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 17:01:37 ID:???
7〜8年前にイスラスが師事してたかどうか
英才教育のアルシオンは個人的に天然な印象はない
さて誰だろう

527 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 17:17:40 ID:kQ4iw/So
Aイスラス

528 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 17:18:47 ID:4NbpCVWQ
Aピャタコーフ

529 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 17:28:56 ID:XmZsUiWY
Aイスラス

メタ情報ならともかく、ピャタコーフの名前が三杉から出てくることは無いだろうから、これでピャタコーフなら諦めるしか無い

530 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 17:43:23 ID:???
正解はアルシオンでした。

どうやら挙がると思われていた三選手が睨み合ったようで、この三人は確かに全員使えます。
過去レスを観て、不正解の二名を確実に除外できる記述はない筈です。
また特定しきれる記述もない筈です。
メタ的に三杉がまだピャタとスペの関係を知らない点からピャタ除外した>>529さんは慧眼でしたね。

1/3で良ければボーナスを差し上げたいところです。

531 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 17:46:38 ID:???
イスラスがジョアンに師事するようになったのはやっぱそんなに昔じゃなかったか

532 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 18:45:27 ID:???

> A イスラス
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「イスラス…ですか?」

ジョアンコーチの連れていた使い方を知っている子供と聞き、三杉が思いついたのはイスラスであった。
その足、いや脚の速さが何より印象に焼き付いているせいでもあったが…

シーザー「いや、違うな…そんな名前ではなかった。」

三杉(違うのか…)

残念ながらその想像は外れていた。
それではいよいよ誰か…と三杉は頭を捻るが、正解に到達するまでシーザーは待ってくれなかった。

シーザー「そうだ、確かアルシオンと言っていたな。」

三杉「アルシオン!?」

シーザー「ああ、知っていたのか?」

三杉「ええ………(そうか、あの彼か…)」

533 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 18:47:29 ID:???

シーザー「…っと、そう言えばお前達も言わばジョアンの教え子だったな。 知っていておかしくないのか。」

三杉「…………」

アルシオンとは三杉の自信と思想、そしてフィオレンティーナというチームを散々に打ちのめした者の名だった。
まだ数週間しか経っていない、若くて苦い記憶が甦る…。
これまでの常識を覆す超絶技巧、現実に思えない身体能力、爆発的なパワー…
どれを取っても三杉に『到底敵わない』と膝をつかせる実力を備えていた。
出来る事なら、いま暫くは忘れていたかったトラウマ…

しかしここで三杉に発想の転換が起こった。

三杉「…アクセル筋を使いこなせるようになれば、アルシオンの実力に追いつけるんでしょうか?」

シーザー「あん?」

三杉「僕はアルシオンに勝ちたい…その為に強くなりたいんです!」

シーザー「ああ、そーなの? だがまあ普通に考えりゃ無理だぜ、追いつけねえ。」

起死回生の一手になって欲しい期待した三杉…
しかしシーザーの回答は余りにも呆気らかんと『No』であった。

534 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 18:48:54 ID:???

三杉「それは何故ですか!?」

そんな一言だけでは納得いかずに説明を求める三杉…
しかしシーザーは三杉の必死な表情に何ら動揺せず、淡々と理由を答えてゆく。

シーザー「まあ幾つかあるが…第一にはそいつがプレゴールデンエイジ(12歳以前)の時に使いこなせていた点だ。
      神経系統の成長は12歳前後で完成する…ゆえにアルシオンは至って自然に身体を使いこなせるだろう。
      それに対し、今から矯正するお前達では、どれほど器用であっても完璧な真自然とは成り得ない。」

三杉「……!」

シーザー「第二に…」

更にシーザーの言葉は続くようだが、三杉にとっては第一の理由で十分すぎる程のショックであった。
この後に言われる事など、無駄に無駄を重ねる情報にしかならないのでは…と耳を塞ぎたくなる。

A それでも聞いておく。
B 他の事を考え、頭に入らないようにする。
C シーザーの言葉を遮り『もう十分』と告げる。

[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

535 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 18:49:55 ID:G9FCfbrg


536 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 18:54:22 ID:0fXUwk8k
A

537 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 19:06:17 ID:mZjvrzxA


538 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 19:15:43 ID:???
あと忘れないうちに…

★覚醒Pミニボーナス→! dice

どなたか引いておいてください
ダイスが6で+2、それ以外で+1 [現在値:11]

539 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 19:16:44 ID:???
★覚醒Pミニボーナス→ 1

540 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 19:16:51 ID:???
★覚醒Pミニボーナス→ 1
アルシオンじゃ当たり前すぎて面白くないかと思ったんだよなあ・・うーむ。

541 :森崎名無しさん:2012/02/24(金) 19:17:57 ID:???
別に面白さを求めなくても

542 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/24(金) 20:29:35 ID:???
すみますん、今日は終わりでまた明日ー

543 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/25(土) 13:35:10 ID:???

> A それでも聞いておく。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

しかし三杉は踏み止まった。
全て知っておくべき情報…それを受け容れなければ、次を正しく考える事すら出来ないと思ったからだ。

三杉(そう、それにそもそも僕個人がアルシオンに勝てないからと言って、チームの優劣とは別問題だ…
    『サッカーは一人の力で闘うものじゃない』という考えの根本を今更揺るがせはしない。)

俯きかけていた顔を上げ、三杉はシーザーの言葉を正面から受け止める覚悟を決めたのだ。

シーザー「第二にアクセル筋を使いこなすのは完成じゃない、過程の一つだって事だ。
      他にもお前達には身につけなけりゃならない事があるし、時間を必要する事もある…
      まっ、とにかくアクセル筋が全てを決めるんじゃないって事だぜ。

      第三にお前達には既に無駄な筋肉がつき過ぎている。
      関節の稼動域は狭まり、硬くなった筋肉は自然な姿勢を妨げている。
      こいつも時間をかけなければ解決できない問題だ。

      第四だが…まあ…アルシオンってのはお前にそんな顔をさせるヤツなんだろ?
      半端無い努力家っつーか、カルチョが好きで好きで堪らない様なヤツの筈だぜ。
      残念だが、少なくともそいつが亀にでもなってくれない限り、そうそう差は埋まらん…」

三杉「後は…」

シーザー「今ので終わりだ。」

以上の四点…三杉がアルシオンの実力に追いつけないと、シーザーが断言した理由であった。
なかなかに絶望的と思わせる物がその言葉にはあったが…
揺るがないと決めている三杉にそれ以上のショックはなかった。

544 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/25(土) 13:36:33 ID:???

三杉「判りましたよ。 …少なくとも差を埋められる可能性はあるって事が。」

シーザー「いいのか? お前の野郎としてる事は、徒手空拳でカーズと闘うみたいなものかも知れないぜ?」

三杉「カーズ?(パードゥン?) …よく判りませんがそれで十分です。」

シーザー「マンマミア…OK,気に入った。 お前はバカだ。」

どれほど無慈悲に叩いてもヘコタレた態度を見せない三杉に、遂にシーザーは嫌味の無い笑みを向けた。

※ シーザーの三杉に対する感情が[闘うバカ]になりました。


シーザー「お前ら! こっからの時間、適当に生きてカルチョでまとも食っていけると思うな!
      運命の女神ってのが存在するとしたら、間違いなくテメーらは『負けろ』って言われてるんだよ!」

オジオ「!!! …って、だから何ですか!」
ブンナーク「ふざけろ!」
ミハエル「ここで終わるつもりはありませんよ。」

シーザー「意気はいいがな……いいか、運命を塗り替える資格があるのは闘うバカだけだぞ。
      小賢しいだけの奴にドラマなんか起こせねえって言ってんだ。
      っつーわけだから温くねーぞ、こっからの時間は。 それでも闘いたいバカだけ助言をくれてやる。」

ヴィオラの選手達に向けた、シーザーなりの宣言であった。
それは『Lesson1、妙な期待をオレにするな』という言葉と同義であったのかも知れない。

545 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/25(土) 13:37:58 ID:???

シーザー「明日からのメニューを言うぞ…ミケランジェロの丘に行って帰って3往復、ひたすらウォーキングだけの日を作る。
      ただしミハエル、テメーはダメだ。 お前は別メニューを追って指示する。

      またウォーキングの前後には指定のストレッチを1時間ずつ…これも追って指示する。

      それからこの日は他に運動は禁止だ、ボールを扱う練習がしたけりゃ合間の日だけって事だな。
      ウェイトトレーニングの類については全面禁止…器材を使った物は当然、原始的な物も当然ダメだ。」

      …取り敢えずこんなところか。」

選手達の中には途中で口を挟みかけた者もいたが、シーザーは有無を言わさず一息で言葉を綴りきった。
相当徹底した、偏りがあるように思える練習メニューである。
これに対して三杉は…

A 何か質問したり、もしくは異議を唱える(記述、または何に対してか指定)
B 仲間に何か質問があるかを問う。(カード分岐)
C この練習メニューで頑張っていく意志で仲間達に鼓舞する。

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

546 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 13:52:47 ID:GAoJJu96


547 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 13:53:43 ID:BLxxzt4o
C
周りに聞いて反対意見とかでたら面倒なことになりそうだし。

548 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 13:53:47 ID:jxmaLma+
A
ブンナークのフォームの矯正に使った鉄球について聞く

549 :548:2012/02/25(土) 13:54:54 ID:???
いつか聞けるとは思うけど、今聞いても悪影響は無いと思うので

550 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 13:55:32 ID:hX8jAoN2


551 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/25(土) 14:20:00 ID:???

> B 仲間に何か質問があるかを問う。(カード分岐)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉にはシーザーの告げたメニューの意図が知れていた。
『三杉がアルシオンに追い付けない理由』としてシーザーが言った四項目、その中に全て入っていたのだ。
あの言葉に耳を塞がなかったからこそ、三杉はそれを理解したのだ。
それ故にここで説明を求める必要も、当然ながら異議もなかったが…

三杉「(メンバー達がそれに気付いているのかどうか……よし)誰か、このメニューに対して質問があるか?
     聞いておくとしたら今のうち…誤解や勘違いを残しておける程の余裕はないぞ。」

納得のないままの練習で効率が低下したり、指示無視による悪影響は避けなければならない。
三杉はキャプテンとしての自覚から、仲間達にこう問いかけた。
すると…


先着で
 ★どうなるかな→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 二名の選手が質問をしてきた。
《ハート》 一名の選手が質問してきた。
《スペード》 ハートの選手とは違う、もう一名の選手が質問してきた。
《クラブ》 質問なし
《JOKER》 そんなのみーんな納得済みだぜ!

552 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 14:22:34 ID:???
★どうなるかな→ クラブ8

553 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 14:25:01 ID:???
誰か2人が納得のいかないままの練習か…

554 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/25(土) 15:18:58 ID:???

> どうなるかな→ クラブ8
> 《クラブ》 質問なし
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉の問いに対し…質問は無かった。
『やってやろうじゃん』と拳を叩くダラピッコラ、『がんばろーね』と悩みの無さそうに言うレントゥルス。
他の選手達も強い瞳で頷き、やる気を示している。
だがその中に、ただ二人だけ例外がいる事を三杉は気付かなかった。

シーザー「んじゃ、解散だな。」

三杉「ああそうだ、そう言えば明日はオフ日ですが…。
    どうしましょう、ウォーキングの日にしますか? 」

シーザー「ん? ああそうか…。 いや、休みの日は休め。 メニュー変更は明後日からだ。
      (…となるとスケジュールも変わってくるか…面倒だが仕方あるまい)」

三杉「了解です。」

こうしてこの日の練習は終わった。
新コーチの就任、そのインパクトは非常に大きかったと言える。
ここから三杉達のトレーニングは大きく方向転換していく事になるが…
それが運命を塗り替える道となるのか、それはまだ判らない。

555 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/25(土) 15:20:12 ID:???

[フロレンティア・ヴィオラ 8月 自由行動]

三杉(フィレンツェで過ごす完全オフか…久々だな。 そう、2年振りくらいの久々感…
    おかしいな…プリマヴェーラ大会前の最後のオフ日から、まだ二ヶ月弱しか経っていないのに。)

細けえこたぁいいんだよ!
サッサと何するか選択肢な!

三杉(…ん? 誰かなんか言ったか? 神のお告げ……まさかね。)


☆オフ日(AM)の行動を決めて下さい。

A ブンナークを訪ねる
B 新田を訪ねる
C マルコを訪ねる
D ミハエルを訪ねる
E レントゥルスを訪ねる
F ダラピッコラを訪ねる
G スペルマンを訪ねる
H ミュラーを訪ねる
I オワイランを訪ねる
J ラムカーネを訪ねる
K 一人で過ごす

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

556 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/25(土) 15:23:27 ID:???
相変わらず短いですが今日の更新を終わります。
たぶん月曜にまたお会いしましょう。

557 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 15:29:33 ID:GAoJJu96


558 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 15:32:08 ID:???
本当は誰が不満持ってるかわかる人いるー?

559 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 15:39:37 ID:???
ウェイトトレーニング禁止で不満持ちそうなやつかな…

560 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 15:40:47 ID:???
向上心が一番高く厳しい練習望んでいる新田がただ歩くだけの練習に納得するかな?
というわけで隼と予想。でも正直自信ない…

561 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 15:41:55 ID:???
ウェイトトレーニング禁止で不満持ちそうな人って、安定のトラブルメーカーでAか?w

562 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 16:30:15 ID:hX8jAoN2


563 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 16:35:51 ID:???
ブンブンがあの説明で理解や納得が出来てるとは思えないよね

564 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 16:53:54 ID:???
午後は普通にブンナークが選ばれるとみた。世話のかかるやつめ
でもそんなブンナークがぼかぁだいすきでーすwww

565 :森崎名無しさん:2012/02/25(土) 20:11:46 ID:???
ブンブンと新田かな
ムエタイ時代に鍛え上げた筋肉と
スピードを殺さずにキック力上げる努力をした二人
それらが無駄と言われたら腹が立つと思われる

566 :森崎名無しさん:2012/02/26(日) 08:05:29 ID:???
なんかいつも、この二人じゃね?FWはそんぐらいじゃなきゃ困るがw

567 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 10:55:00 ID:???

>>557-566

 まったくさー
 トラブルといえば俺達2人かよ
 これだから人気者は辛いよな
          ∧_∧
    ∧_∧  (´<_`  )    他はキャラ定まってねーボケ共だからな
   ( ´_ゝ`) /   ⌒i    人気投票で下位の奴等マジ乙嫉妬ワロスw
   /    .\  ブン2 | |
  / ニッタ/ ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/  FMV  / .| .|____
    \/____/ (u ⊃




  ちょっ! ブンナークおまっ!
  そーいうこと言うんじゃねぇよ
  バリバリ野郎
          ∧_∧
    ∧_∧  (<_`  )   あん!?
   ( ;´_ゝ) /   ⌒i    テメーだって去年までバリバリ財布だったろーが
   /   \     | |   それに素直キャラ似合わねんだよ、本編見習えドチビ
  /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/  FMV  / .| .|____
    \/____/ (u ⊃

568 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 10:56:10 ID:???

    ファック!!
    昔の事はいざ知らず他スレのキャラ持ち出すんじゃねえよ!!
    テメェがベッド下に隠しるエロ本に名札貼って
    食堂に放置しといてやろうか!?
       ∧_∧ _∧ヽヽヽ
      ( #´_ゝ)<<_`` ;)))
      /    ヽ○≡○\ヽヽ
      /      ノ / ||| |||
     ./ / ̄ ̄ ̄ ̄/ ||| |||
___  _ヽ./  FMV  / /// .///____
    \/____/  UJJ



  \      / 、、
;.       ̄/ ̄/
  ヽ・'.    /  /  ``/
      ヽ ;∴   /     ∧_∧
     ∧_∧;.从/=ー-    <_` # )       んだよ、いい子ぶりやがってよ!!
    (  ゜_ゝ(((ミλ_=_-七~     ⌒ヽ     テメーのそーゆー所が気にいらねえんだよ!!
    /   \ . ̄==_ニニ- 、     ヽ. ヽ ノノ この最速ソー○ー野郎!!
   /    / ̄ ̄ ̄ ̄/  ̄ ー_ i     i .> .)
 __(__ニつ/  FMV  /         i  , _、//
     \/____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

569 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 10:57:25 ID:???

     \\\      ざけんなこのクソ野郎!!
   (⌒\  ∧_∧   テメエとはもうお終いだ!!2トップ解散だ!!
    \ ヽヽ(#´_ゝ`)    
     (mJ     ⌒\   
      ノ ∩   / /
     (  | .|∧_∧    上等だよ!?
  /\丿 | (  # )    テメエのショッペえファルコンクロウにゃうんざりしてたんだ!!!
 (___へ_ノ ゝ__ノ     だいたいクロウって、苦労かよ!?名前もショッペえとかワロス!!!


        ____
      /  ノ  ヽ\
     /  (○)}liil{(○)     更新始めようって時に何してんだァァァァァ!
   /     (__人__) ヽ      いきなり黒い部分曝け出してんじゃねーよ!
   |       |!!il|l|   |
   \        lェェェl /     テメーら占い婆の犠牲者リストに入れてやろうかあ!?
    /         ヽ
    しヽ  アナカン  ト、ノ
      |    __    |
      !___ノ´  ヽ__丿

570 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 11:06:30 ID:???

> B 新田を訪ねる
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「そう言えば新田は腿裏走法がある程度出来ているって話だったな。
    いつの間に身につけたんだろうか…それとも元々そういう走り方だったのか?」

オフとは言え、最近ずっとゴタゴタしていた為に予定など入っていない三杉…
暇人の宿命ゆえか、チームメイトの部屋へとフラフラ彷徨うところ。
そんな中、なんとなく新田の部屋に足が向いてしまうのはスッカリ深まった親交ゆえか…

三杉「新田、居るか?」 コンコン

部屋の前に到着し、ドアをノックして返事を待つが…

先着で
 ★新田くん、あーそーぼ→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 返事が無い、ただの留守のようだ
《ハート〜クラブ》 新田「どうしたんですか?」 イター!
《クラブA》 返事が無い、ただの屍のようだ
《JOKER》 どうやら先客が居るようです

571 :森崎名無しさん:2012/02/27(月) 11:19:36 ID:???
★新田くん、あーそーぼ→ ダイヤQ


572 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 12:05:46 ID:???

> 新田くん、あーそーぼ→ ダイヤQ
> 《ダイヤ》 返事が無い、ただの留守のようだ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

シーン

三杉「……………」

最初の呼びかけとノックに対する返事はなかった。
朝食の時に顔は見ているので、寝ているという可能性は低いだろう。
今のが聞こえなかったか、それとも既に出掛けてしまっているか…

三杉「(もう一度ノックしてみるか、今度は少し大きめに)新田?」

コンコン
 トントントン

………
……………
…………………

三杉「ふむ、返事がないな。 残念ながらもう出掛けてしまったか…」

落胆の溜息を軽く吐き、三杉は仕方なく部屋の前を後にする。
来た道を戻りつつ、それではどう過ごしたものかと思索するが…

573 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 12:06:46 ID:???

先着で
 ★部屋に戻るよ→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 おや、僕の部屋の前に誰かが立っている
《ハート》 おや、この部屋から新田の声が聞こえるぞ
《スペード、クラブ》 新田「あれ、三杉さん。」 イター!
《JOKER》 シーザー「にょほほ、暇人集まりやがれ!」 きたぜ…玄関から聞こえてきやがった……

574 :森崎名無しさん:2012/02/27(月) 12:09:34 ID:???
 ★部屋に戻るよ→ スペード10

575 :森崎名無しさん:2012/02/27(月) 12:18:48 ID:???
新田じゃなかったってことかな

576 :森崎名無しさん:2012/02/27(月) 12:23:27 ID:???
スペルマンがいたんだろうが
何があるんだろうか?


577 :森崎名無しさん:2012/02/27(月) 12:45:11 ID:???
流れを読まずに……

埋めネタで嫁が高得点をたたき出しましたね

578 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 16:47:30 ID:???

>>577
いえいえ、流れはぶった切るものです。 流石の岡山姉…ジャイアンシチューで高得点は普通取れません。
総長や番長にトップを譲る為に少し控え目に作ったところが更に感嘆…(とか言ってみる)
=============================================

> 部屋に戻るよ→ スペード10
> 《スペード》 新田「あれ、三杉さん。」 イター!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

自室への帰途、三杉は丁度階段を上がってきた新田を発見した。

三杉「ああ新田、ここに居たのか。」

新田「あれ、三杉さん何か用でしたか?」

三杉「いや、特別用事があるわけじゃないが…少し話したいと思っていたんだ。
    暇ならちょっと僕の部屋に寄っていかないか? 特典として美味い紅茶もついてくるぞ。」

新田「はは、それじゃお呼ばれさせて貰います。」

何も知らぬいたいけな少年を言葉巧みに誘い出した三杉。
内心で『計画通り!』と毒々しい笑みを浮かべたかどうかは不明だが、とにかく新田を連れて自室に向かった。

579 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 16:48:30 ID:???

<三杉の部屋>

プロ4部に落ちた事で福利厚生面での優遇が格段に落ちた三杉達だが…
トップに上がった事もあり、相殺で以前と同じ寮、同じ部屋に居住する事が出来ている。
三杉の部屋はシンプルに片付いており、本棚とTV以外に特筆すべき物は置いていなかった。

三杉「そら、飲むといい。」

新田「頂きます…って、やたら香りが強いですねこれ。」

三杉「フランスの老舗、マリアージュフレールのアールグレイ・インペリアルだ。
    味は流石だが高いが難点でね…お陰で茶菓子を買う余裕が無い。」

新田「それは由々しき事態です。」

紅茶の説明に小さな財政難を混ぜ、苦笑を交わし合う二人。
置かれた環境はディザスタームービー並みに変化してしまったが、彼等の関係には何の影響もないようだ。

ベルガモットの香りのするお茶を一口啜り、三杉は新田に問い掛けた。

580 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 16:49:50 ID:???

三杉「新田はコーチ…シーザーさんの事だが、あのコーチの練習に不満はないのか?」

新田「え、不満ですか? 特に無いですけど、どうしてですか?」

三杉「いや、練習好きのお前の事だからな。 もっと激しい練習を望んでも不思議じゃないと思った。
    それにウェイト・トレーニング禁止の事もある…無駄な筋肉が付いていると言われて不満じゃないか?」

新田に対する向上心の印象から、三杉が薄っすらと考えていた心配である。
しかし新田は首を傾げた後にこの心配を否定し、シッカリとした理由も添えてくれた。

新田「いやあコーチが言っていたアクセルとブレーキの使いこなし…アレ、俺は凄くピンと来ましたよ。
    だって突き詰めて考えれば、以前に三杉さんが教えてくれた事の延長線上じゃないですか。
    ほら、ボールに触れる直前でのスピード調整≠ナすよ。」

三杉「ああ、隼ダッシュの事だな?」

新田「ええそうです、あれは身に付けるまでに相当時間がかかりました。 あーゆー感覚を慣れさせる類は
    地味に地道にやっていかないと仕方ないですしね、ウォーキングに時間をかけるってのは頷けますよ。」

三杉「よしよし、ちゃんと理解してくれていて安心したよ。」

ホッと一息の安堵を漏らす三杉。
紅茶を再び口に運ぶと、不思議と先程より美味しく感じた。

581 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 16:51:14 ID:???

三杉「…しかし難しい物だな、身体を動かすというのは。
    感覚的にスピード調整出来る事と、理屈を理解して必要な筋肉を利用する事が全く違っているとは…。
    思えば小学生の時、速く走る為には爪先走りが良いと教師に教わったが…それがそもそも間違っていた。」

新田「ああ爪先走りですか! あれは俺はちょっと受け容れられなかったんですよね。
    何だか走っていて身体が上下に振られ過ぎて気持ち悪くなって…今思えばそれが良かったのかも。」

三杉「ふむ…日本人は生まれ付き身体能力が低い、筋肉の質が悪いと言われてるのは迷信かも知れないな。
    子供の頃から間違った身体の使い方を教えられているとしたら…それが一番の原因だろうな。」

新田「そうですね…そう考えると怖いなあ。」

三杉「逆に考えるんだ、今のうちにそれを知れてよかったんだと。 確かな話ならば、今後皆に教える事も出来る。
    ただ、信じて貰えるかは別問題で、少なくとも僕達は自身の身体で理論を証明しなければならない。」

新田「何だか面倒臭い話ですね、色々な意味で。」

二人は再び苦笑を交わした。
日本で普通に常識と思われている事、もしかしたらDNAに植えつけられているのかも知れない間違い。
日本がサッカー大国…いや、アスリート大国になる為には、そこから覆さなければならないのかも知れない…

582 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 16:52:19 ID:???
一旦ここまでだぎゃー

583 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 18:09:34 ID:???

三杉「そう言えばウェイト・トレーニングについてはどうなんだ?
    ファルコンクロウを身につける時にはそれなりにやったんだろう?」

新田「ああ…まあ確かにそれなり≠ノはやりました。 でも…」

三杉「でも…なんだ?」

新田「筋トレがどれほど効果があったのか、正直なところ疑問です。」

三杉「ほう…面白いな。 詳しく聞かせてくれないか?」

隼シュートに比べて格段の威力を備えるファルコンクロウ…
それを自力で編み出した新田が、筋トレの効果を疑問視しているというのは興味深かった。
『力 = 重さ × 速さ』というのは言わば常識…筋トレとはまさに重さと速さを増量するトレーニングの筈…
しかも新田は『速さが落ちないよう気をつけていた』と言っているにも関わらず、である。

新田「何て言うのかな…スピードが落ちるのが嫌で、筋トレのやり過ぎには気をつけてたんですけど…
    実際筋肉がついても、シュートの威力がそこまで上がった気はしなかったんですよね。
    結局ファルコンクロウの威力は蹴り方の工夫…バネの力によって出た物でしたし。」

三杉「バネか…なるほど。 」

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