キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が950を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】

1 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/24(火) 17:11:57 ID:9DZAwbwM



この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。


そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
  とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。


恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張りま・・・・・・すよね?




644 :森崎名無しさん:2012/03/01(木) 15:22:08 ID:???
格闘家としては間違ってないんよ……?
だからムエタイ出身は打たれ強いし……

645 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/01(木) 16:27:11 ID:???

>>640
川越氏は好きじゃなかったですね…生理的に何となく鼻の穴とか。
それに彼は全然イケメンじゃないと思っていますw

>>643
まあ20年前ですのでね。 それと、あの時のダイヤの意味はお察しの通りですw
=============================================

> C 安定のブンナーク。 現実は非常である。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
               ・・・・・・・・ 
三杉「ブンナーク…この状況、聞くまでもないが、何をしていた?」

ブンナーク「あん? 判ってるんだったら聞くなよ、ウェイトトレーニングをしていた≠だぜ。」

ドドドドドドドドドド
    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

三杉は己の愚かさにガッデムしていた。
・新田の時と同じパターンに入った
・ブンナークはシロだった
・いつまでも脳筋じゃないんだよ
・ブンナークはこのチームのトラブル王から脱した

オジオ「そんな訳がなかった。」

三杉「(脳筋の)帝王はこのブンナークだ!! 依然 変わりなくッ!!」

646 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/01(木) 16:29:33 ID:???

    ┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛

ブンナーク「説教する気か… だが悲しいかな その行動を喩えるなら
       馬の耳へとそよぐ春の風(東風)… ただ聞き流されるだけにのみ説教するのだ。」

三杉「………この三杉淳は…いわゆるドSな頭でっかちのレッテルを貼られている………
    物事への対処を考える際、理屈が先行しすぎて実働への問題を忘れてしまうこともある…
    好きな女を必要以上に困らせ恥ずかしい思いをさせるなんてしょっちゅうよ。

                  〜中略〜

  _人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__
  __,ノ
   ). オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
  ノ.
  ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y´`
               .. /⌒i       /`l _   ,、
             _,,..、 .|  / ,..-、 ,、.   l  |/ 〉 .〈 .|  ,.-、
              l   l | /´ l,、_ノ ,l |  l  |レ' _,,」 .`'´   〉 _,,..、       ,..、
             |  i' '´_,,、   ,! L.-ヾ=,'  l、_,.. 、 「Zノ  ヽ `ー、    / ア
              .|  し''´ 」 _,.-'´  _, - '_´     ゙l_,〉     ヽ、  'l  / /
             .|  ,,.-''´ (_,.- '´| L-'´ _)             `ー',/  /
              | .|     ,.-'´  ,.-'"                /  /´
             ..l、_ノ    {,.- '´| |                  「  /
                       |,i                 `''"
    、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
    _)                                  (_
    _)  うっぎゃあああああああああああああああああ!! (_
    )                                  (
    ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒

647 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/01(木) 16:31:22 ID:???

ブンナーク「な……………… なんてパワーの説教だ…。」

三杉は午前に新田と話したウェイトトレーニングの副作用について説明した。
つまりはパワーを得る事の引き換えに、関節稼動域の狭化と筋肉自体の効果が起こるという事についてだ。
しかしその理論お聞いてもブンナークは納得しなかった。

ブンナークの言い分は『ウェイトトレーニングを止めてしまえばシュートの威力が落ちる。』
そして『ゴール前の接触プレーで勝てなくなる。』という二点に尽きる物だったが…
いずれも理屈に則った物とは言い難い。 それに…

三杉「そう思ったのならば何故、あの時にその不安をぶつけなかった?
    それを言わなかったからには、お前はコーチの指示を反故にして勝手をやる権利はない。
    コーチか、若しくはキャプテンの僕を納得させなければウェイトトレーニングをやってはいけなかった!」

ブンナーク「はぁー…はぁー…はぁー……」

理屈で畳み掛けられ、思考が追い詰められ、憔悴へとひたすらに突き進むブンナーク…
その顔はまるで敗北寸前のダービー(兄)を思わせた。

648 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/01(木) 16:33:02 ID:???

先着で
 ★そして二人の様子を見守っていたオジオは…?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 オジオ「待ってくれミスギ、僕もコーチの指示には疑問がある!」
《ハート》 オジオ「待ってくれミスギ、ウェイトトレーニングは条件付でやるべきじゃないか?」
《スペード、クラブ》 オジオ(確かにミスギの言う通り…僕にだって何か言う資格はない。 先に話すべきはコーチ…)
《JOKER》 シーザー「にょほほ、ケンカか?」

649 :森崎名無しさん:2012/03/01(木) 16:34:21 ID:???
 ★そして二人の様子を見守っていたオジオは…?→ スペード6

650 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/01(木) 17:25:46 ID:???

残念ながらブンナーク⇔オジオ間の感情増加にはなりませんでした。
でも練習指示に納得していなかった2人の問題は両者とも解消されたので良かったかな。
=============================================

> そして二人の様子を見守っていたオジオは…?→ スペード6
> 《スペード》 オジオ(確かにミスギの言う通り…僕にも何も言う資格がない。)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

オジオは二人の様子を黙って見ていた。
実は彼もシーザーの指示に疑問を抱いている。

今ほど三杉がブンナークに訴えていた筋肉の理屈…
ブンナークは納得…というか理解しなかったが、このオジオは間違いなく納得出来た。
だがそれを理解した上で、彼は『練習効率を考えれば、やるべきトレーニングがある』と考えている。

オジオ(けれども、確かにミスギの言う通り…僕にだって何かを言う資格がない。)

そう…昨日の練習終了時、指示を出す前にコーチは質問を求めた。 つまりは納得を求めたのだ。
…にも関わらず、オジオは納得もしない、質問もしないという事で終えてしまったのだ。

オジオ(ボクが訴えるのはコーチ本人だった…そして機会も与えられたのに、一体ボクは何をやっている?
     ミスギにボクの考えを伝え、同意が得られたらばそれを免罪符に指示無視をするつもりだったのか?)

自らの行動に筋が通ってない事に気付いたオジオは一人静かに猛省していた。

651 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/01(木) 17:27:05 ID:???

オジオ「ミスギ、ブンナーク。」

ブンナーク「むぎゅう…」
三杉「ん…? あっ、置いてけぼりで済まないオジオ、ええと…」

オジオ「いや、いいんだ。 相談はコーチに聞いて貰う事にするよ。
     そうするべきだったんだ、最初から。 …ごめんね、無駄に付き合わせてしまって。」

三杉「あっ…そうなのかい? いや、君がそれでいいなら僕は全く構わない。」

ブンナーク(オレの時と扱いが違いすぎねえか?) ボソッ

三杉「何か言ったかな?」

ブンナーク「いや、何にも。 ハンセイシテマス」

オジオ「はは、それじゃあボクはこのままコーチと話してくるよ。 それじゃあね。」

それだけ言ってオジオはトレーニングルームを退出した。
後に残ったブンナークへの説教はそれから更にタップリ2時間は続いた。
夕飯時のブンナークは灰のように真っ白になっていたという話である。(新田談)

※ 練習法に不満、疑問を抱いている選手が居なくなりました。

652 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/01(木) 17:30:13 ID:???
一旦(たぶん今日は)ここまでとなります。
次回はシナリオ進行で練習の描写をチビっとした後にカンピオーネサイドの描写です。
一応このスレ中に試合が始まりそうです。 それではー

653 :森崎名無しさん:2012/03/01(木) 19:43:06 ID:???
第2部でもいつもどおりすぎるwww

654 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 15:06:06 ID:???

>>653 ブンナーク・三杉「相変わらずな僕ら〜♪」
=============================================

――翌日

シーザー「まっ、なんつーか…理解してねー奴が居なかったみたいだから改めて言っとくぜ。
      ウェイトトレーニングは全面禁止。 …ただし、必要になった場合は禁止を解除する。」

三杉(ほう……)

練習が始まる前、シーザーは選手達を集めて宣言した。
前回の指示撤回ではないが、一つ先が見えるよう但し≠ェ付け加えられたのだ。
昨日の午後、オジオが『コーチと話す』と言っていたから、もしやその影響かと三杉は想像する…

シーザー「筋肉ってのは闇雲につけてもいい事はねえ、マッチョ好きの彼女が欲しいってんなら別だがな…
      例えばこうやって重りを上下するにしても、最低4種類の概念の筋肉が考えられる。」

シーザーは小さな鉄球を取り出し、脇を締めて肘を支点に上腕を上下して見せた。

シーザー「腕を上げる為の筋肉、そして下げる為の筋肉の2種類。 その中でも速く動かす為の筋肉と、
      負荷に耐えて維持する為の筋肉の2種類……これらを組み合わせて4種だ。」

実際に動作の質を変えて示してみせるシーザーに選手達は頷く…
彼等も筋肉には速筋と遅筋という異なる性質の物がある事くらいは知っていた。

655 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 15:07:31 ID:???

さらにシーザーが話を続けるのを、三杉はじっくりと刻んだ。

シーザー「これらを全て鍛えていたら、非効率なのは言うまでもない上に悪影響も甚大となる。
      必要な時に、必要な場所に、必要な種類の筋肉を、必要な量だけつけるのが正しいトレーニングだ…
      解るだろうが、ウェイトトレーニングに限定してねえからな。
      目的のない、具体的でない、知識のない無軌道なトレーニングは怪我をし易い身体を造るだけと知れ。」

三杉「…と言う事らしいが、理解したかブンナーク?」 ボソ

自身が納得するのは当然だが、三杉は隣のブンナークにコッソリと確認を取ってみる。
昨日の説教で伝えた内容、新田と吟味した内容と概念は変わらず、説明が具体的で想像しやすくはあるが…

ブンナーク「へぇへぇ、判りましたってよ。」 ボソッ

三杉(本当に理解したんだろうか…?)

どうにも真剣味の無いブンナークの肯定は、三杉にとって甚だ疑問であったが…
しかしこの説明は前回以上に三杉の納得を深める事が出来ていた。
より具体的な想像が可能となったのである…
『必要な時に、必要な場所に、必要な種類の筋肉を、必要な量だけつける』という言葉によって。

656 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 15:09:08 ID:???

三杉(例えば強いシュートを撃つ℃魔考えた時、必要な要素が何かと考えれば…)

仮定として、最も単純に下半身だけのモデルであっても…軸足を固定する強さ、蹴り足を後ろへ振り上げる為の
関節と筋肉の柔軟性、体勢を持続させる身体の芯筋、蹴り足を振り下ろす速度…と言った要素が見つかるだろう。
シュートだけを考えるならばこれらだけを鍛え、または柔軟性を上げるのが最も効率が良い。
これが『必要な場所に、必要な種類の筋肉を』という事だろう。

三杉(ただし実際にこれだけを鍛えたとしたらどうなるだろうか?
    決まっている…身体の左右の筋力バランスが崩れ、シュート以外のプレーが通用しなくなるんだ。)

特化した能力があるのは確かに強い、だがそれだけでは脆い。
故にこその『必要な時に、必要な量だけつける』なのだろうと…三杉は想像して納得した。
チームメイトが迷い、相談してきたとしても…彼は応えてやる事が出来る筈である。
…キャプテンとしての責務を果たせるという事だ。

657 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 15:10:17 ID:???

それから二週間程の練習はウォーキングが主体であったと言って過言ではなかった。
はじめは誰もが腿裏を利用した歩き方に慣れず、気を緩めるとすぐに爪先歩きとなってしまったが…
幸いにもスペルマンが良い見本として居てくれた為、一週間もした頃には違和感が消え始めた。
ボールを使った所謂サッカーの練習においても、歩き方や走り方を変えるよう意識したが、
これは流石に難しくて中々慣れる事は無かった。
頭を使って歩き方なぞを考えていたら、他への注意がどうにも散漫になってしまうからであった。
この辺りは時間を要する所以と言うべきであろう。

そう言えば、ミハエルは別メニューとかでウォーキングの時間は全く姿を見ない。
どうやら別の場所で異なる練習をしているようだが…詳細が知らされる事はなかった。

ところでウォーキングを始めた事でボールを扱う練習の時間は大きく減った。
…にも関わらず、技量の減衰は感じられない…むしろ向上している気がしていた。
勿論、歩き方を意識するせいでヘマする事もあるが、それ以外の場面では技量の向上が感じられるのだ。
全く以って不思議で不自然に思えたが、これによって練習自体の士気は決して悪くはならなかった。

そんな頃だった…ミランからテストマッチのオファーがあると知らされたのは。

※全選手にスキル・ガッツペナ軽減Lv0が付与されました。(詳細はまだ不明)
※第二部になって能力が急増傾向ですが、練習方法が変わった影響だと脳内変換して頂きたく思います。

658 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 15:11:28 ID:???
一旦ここまで〜

659 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 19:55:14 ID:???

[ エピソード ―カンピオーネサイド― ]

私、宇佐見蓮子は現在UAEと呼ばれる国に来ている。
そして何故だか、とある球技スタジアムのベンチで雑用みたいな事をしている。

「いけ、シニョーリ!」「ヘヘン、まっかせなー!」「こっちだ!!」

このスタジアムの中央部分では、カンピオーネというチームと…確かこの国の代表チームがサッカーをしている。
UAEに来る前は私はイタリアに居た。 カンピオーネの人達も一緒だった。
そこでもカンピオーネはサッカーばかりしていた…その時の相手はナポリってチームだったかな?
正直なところ私はサッカーについて詳しくけど、でもカンピオーネがどの相手より圧倒的に強いのは見ていて判った。

サッカーの事は最初全く興味がなかったが、二つの理由から最近少しだけ関心が湧いて来ていた。
一つはナムが(日本での彼と比べると)意外な程に肉体派であったこと。
ある程度知っていると思っていた人間の意外な面、ギャップを観るというのは中々に面白い物だった。
まあこっちは割とどうでも良くて、もう一つの方が大きい。

そのもう一つの理由と言うのは、サッカーが『境界を越える為に足掻く球技』だと気付いたこと。
(…と言うより、球技というのはほとんど全て球をゴール線の如き境界の先へ送り出す物だと気付いた)
当たり前の事かも知れないが、私にとっては興味深い…目から鱗のような発見であった。

660 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 19:56:14 ID:???

以前にメリーと話した事がある。
境界とは何か、境界は何処にあるか、境界が視えるとはどういうことか…

メリーは言っていた。
境界が見えない≠ニ言うのは、その境界が必要で無い=A無くても困らない≠ゥらだって。
逆に見える≠ニ言うのは必要≠ナ無いと困る≠ゥらだって。
メリーは『どんな人間にも、それが必要ならば境界は見えるかも知れない』と言っていた。
そして『私の境界を視る力も、それが必要だから存在しているんだと思う』と言っていた。

かつて人間には境界なしに安全を担保出来なかった時代がある。
他の領分を侵す事が命の危険を侵す事に同義である時代があった。

家が境界の名だった事もある、集落が境界だった事もある…
国、川、山、海、人種、天地…そう、考えてみれば境界は無数に存在していた。
そして人々は多くの境界の先へ先へと、その行動範囲を広げて行った。
危険もあっただろう、命だって数え切れぬほどに失われてきた筈だ。

それでも人は境界の先を求め続け、今もそれをしている。
人はこのサッカーにおいても同じように境界の先を求め続けている。
その為に幾つもの工夫をし、動き続け、留まらずに新しい姿を見せている。

私がサッカーの中に在る、数多くの境界に気がついたのは意味があるのだろうか?
判らないが、メリーの言葉を肯定するならば…これは私にとって必要で、意味がある事なのだと考えられる。
ゆえに私はこのカンピオーネでマネージャーという業務に就いているのだ。
続けていればメリーの場所に辿り着く道だと、不思議にも思えてくるのだ。

661 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 19:57:17 ID:???

こういう事を考えるのは、メリーの手掛かりを何も掴めていない証拠でもあるけれど…ね。


ピイィィィィィィィィ!!!!

あっ、まただ。 また彼、アルシオンが一つの境界を越えた。
初めて会った時…そう、メリーが消えた時、彼も私達と同じ場所に居た。
あの時≠フ前にも彼は深くて暗い目をしていたが、以降のそれは尋常ではない。
彼には人間離れしている所がある。
それは以前、彼の幼少時代(と聞いている)のスポーツテスト風景を解析をした時に判っていた事だ。

故に、私と彼の間には存在を分別する境界があるように思えている。
陳腐な言い方をすれば別世界の住人というところだろうか?
私と彼を別ける境界、その線…これが解った時、私はまたメリーへと続く道が一歩拓ける様な気がしていた。



―――メリーが私の前から姿を消してから、もうすぐ一ヶ月になる。


662 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 19:58:45 ID:???

シニョーリ「へへっ、勝った勝ったぁー! ちょろかった!」

クスタ「…ドリブルもシュートも見事でした。 けれどシニョーリ、余りにパスが少なかったとは思いませんか?」

シニョーリ「いやいやいや、勝つ為の最善のプレイをしただけ! チームの方針に沿ってるよ!」

クスタ「だからお前は最後まで体力が…」

フィッツウォルタ「………」

今回もあの二人は変わらぬやり取りをしている。
クスタもよく諦めずにシニョーリへ説教し続ける物だと思う。

フィッツウォルタ(…いや、ボクもか………)

ドリブル以外でのボール運び禁止…あの馬鹿げた縛りは、流石にあの試合だけだったが、
その後もこのチームの戦術がドリブル突破中心である事は変わっていない。
ジョアン監督の理想とするチーム像…それがどんな物であるのか、ボクにはまだ見えていない。
今のようにパスで言葉を交し合えていない状況…視える筈なくて当然か。

663 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 20:00:27 ID:???

ヘルマー「よっ、お疲れ。 ほら汗ふけよ、風邪ひくぞ。」 ポイ

フィッツウォルタ「えっ…ああ、ありがとう。」

ヘルマーが投げてくれたタオルを掴み、ボクは顔を拭う。
トーマス・ヘルマー…月が明けてすぐにユブンタイが紹介してきたチームメイト。
彼はASローマでもチームメイトだったが、奴等の筋の選手だったとは全く気が付かなかった。
ミルチビッチもそうだ…思えばローマというチームは相当異色であったんだなと、今更に驚きを覚える。

カルバリョ「レンコー、いやぁオレの活躍見てくれた? レンコの為に今日は頑張ったでホンマ〜。
       そんなオレと今夜食事でもどう? いい店知っとるんやで〜。」

蓮子「はは…相変わらずだねえ。 当然ノーサンキューだよ。」

カルバリョ「ええっ! なんでやねーん…」

ナムリス「はは。 カルバリョ、蓮子先輩をあまりからかわないでやってくれ。
      それにキミもUAEは初めてだろ、いい店を知ってる筈がないじゃないか。」

カルバリョ「ああーん? …チッ、オーナー様のご登場かいな。 はいはい、引っ込んどきゃえーんやろ。」

ナムリス「やだなあ、オーナーだなんて。 立場上はそうでも、実際はチームメイトの一人に過ぎないさ。
      なあ、アルシオンもそう思うだろ?」

アルシオン「…………………」

664 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 20:01:28 ID:???

ナムリス「相変わらず無愛想だなあ。 まあいいけど…ヘルマーも言っていたが汗はちゃんと拭えよ。」

ヘルマー(ペッ)

フィッツウォルタ「………」

色々と不可思議な事も多い。
あれほど野心的で力強さを示していたユブンタイの父が急逝し、トントン拍子で息子のヤツが後を継いだ。
チームのバックアップ体制は全くと言って乱れる事がなかった。
ユブンタイの父がオイルメジャー…世界的にも大物であった事はボクでも知っている。
そんな人物が死ねば…トップダウンで動いていた組織は総崩れで乱れるのが普通…
こんな趣味レベルの末端組織であるカンピオーネは解散となっても何ら不思議じゃない。
…にも関わらずこの状況だ。

アルシオンの様子もずっとおかしい気がする。
以前に増して無口になったとか、そういう類の話しじゃない。
今日、彼は二度もパスミスを犯したんだ。
アルシオンがパスで…よりにもよってパスでミスをするなんて、ボクにとっては意外過ぎる光景だった。
…ま、それでもアシストとゴールの両方で凄まじいパフォーマンスを見せてはいるのだけどね……

665 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 20:04:28 ID:???

ヘルマー「なあ…  どうしたよ? 何にもかんにも納得言ってねえって顔しているぜ?」

フィッツウォルタ「ああ…それは当たり前さ。 でもキミが心配する事じゃあないよ。」

ヘルマー「ローマじゃあ無遠慮に、他人の見る目もきにせず毒舌吐いてたお前がねえ…
      押し黙ってるなんて、らしくないんじゃねえのー?」

フィッツウォルタ「ふふっ……………そう、そうかもね…」

ヘルマー「しっかりしてくれよ? 一応来月はローマに戻るんだしさあ…リーグ戦、オレは勝ちたいねえ。」

フィッツウォルタ「……………」

何処までが本心なのだろうか…
未だに得体の知れない男だが、彼自身から嫌らしさは感じられないのも事実だ。
このカンピオーネでは試合に出場した事はないが、ローマではまた連携を取らねばならない。
難しくはないと思うが…ボクの心次第であるのは事実だろう。

666 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 20:06:26 ID:???

ヘルマーの言う通り、ボク達は月末に一旦解散する。
そして今後Wトーナメントまでの一年間、一〜二ヶ月毎に数日の召集を受けるのだが…
(どうやらこの点は、とっくの昔にクラブチームとユブンタイとの間で契約が結ばれていたらしい)
一応ボクはその期間は好きに動けるという事だ…当然ながらチームの一員である以上限界はあるけど。

…そう言えば彼等は大丈夫だろうか?
フィオレンティーナ…ジョアン監督の作ったもうひとつのチーム。
消滅し、違う名前のチームとして再生したのは知っている。
しかしメンバーがチームに残っているのかどうか、その情報が無かった。

イタリアへ帰国したらフィレンツェを訪ねてみなければならない…
ミスギやマルコに伝えなければならないんだ。
あのコーチの指示の先には何が…どんなヴィジョンがあったのか?
最悪、彼等にそれを託さざるを得ないのだから…形になる保証は何処にも無いと言ってもね。

667 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 20:08:13 ID:???
中途半端ですが本日はここまでです。

668 :森崎名無しさん:2012/03/03(土) 21:32:17 ID:???
ペタリ
http://usokomaker.com/kekkon/r/%A5%A2%A5%CA%A5%B6%A1%BC%A5%AB%A5%F3%A5%D4%A5%AA%A1%BC%A5%CD/%B2%AC%BB%B3%BB%D0

669 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/05(月) 12:01:43 ID:???
>>668
わざわざありがとうございます(笑)
判りきってはいましたが、やはり嬉しい結果です。
岡山姉ほどピュアでキュートな存在は(私にとっては)居ません!


更新は夜に出来れば行いたいと思います。

関係ない独り言
ボカロの曲を聞いていると某GMさんのように動画を作りたくなってきます。
ランティス組曲やぼくらのうたで替え歌動画作りたいお。
でも時間なさすぎて妄想だけで終わらせる侘びしさ。
来週はJリーグ開幕ですね、楽しみです。
今年はスタジアムにも観に行くつもりですw

670 :森崎名無しさん:2012/03/05(月) 17:04:35 ID:???
そういえばもうそんな時期か
今年こそ昇格できるかなあヴォルティス
色々思うけれど何処でもスポンサーは大事だよね、うん

671 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 00:05:31 ID:???

時間が過ぎるの早すぎ…結局更新も遅れに遅れてこんな感じです。
サッサと進めて行きましょう。
=============================================

現在…
カンピオーネというチームのオーナーはナムリス・ユブンタイが担っていた。
彼が選手兼オーナーとなった…それ以外にカンピオーネの内部に変化は何もない。
いや、トーマス・ヘルマーが新メンバーとして紹介がされたのは変化と言って良いか。

それからジョアンが人前に姿を現さなくなった。
とは言っても監督職は依然として彼の物であり…
試合に関するフォーメーション、指示についてはユブンタイを通じて選手達に告げられている。
本当にそれがジョアンの指示なのかどうか確認する術はないが。

カンピオーネはフィオレンティーナとのテストマッチ以来、他に数多くの非公式テストマッチをこなしていた。
FCナポリをはじめ、パレルモ、レッジアーナ等のセリエA〜Bのトップチームと闘い…
イタリアを離れてアフリカ、中東諸国を巡り、各地で用意させたナショナル選抜チームと闘い…
そのどれもに圧倒的な強さを以って勝利を手に入れて来ていた。
イスラス、ディッテンベルガ、ついでにヤベッチュなどのメンバー離脱があり…
そしてオーナーの死という環境の変化があったものの…
その強さはフィオレンティーナと対した時から更に凶悪な物と化していた。

672 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 00:06:34 ID:???

カンピオーネのメンバーの半分程は、まだ欧州諸国のクラブに籍を置いている。
9月半ばからはトップ、2軍問わずリーグ戦が開戦となるため、
該当する選手はこの遠征が終われば帰国しなければならない。
そして丁度、この日のUAE選抜チームとのテストマッチが遠征の最終戦であった。

選手達は試合後にスタッフから労われつつ豪勢な寄宿ホテルへと戻って来た。
このホテルはユブンタイの関連施設との事で、遠征が今日で終わりと言っても所属クラブチームの休暇が終わる
8月末までの滞在が自由に許されている。
しかし一部の者を除き、選手達は早速荷物をまとめ始めていた。

彼等は今のチームの在り方を決して善しとしてはいない。
選手達の多くにとってはジョアンこそがチームの在り方を決める存在…
長年コーチとして導いてくれたジョアンの下にこそ集ったのだ、という意識がある。
故にこそユブンタイ如きに提供されたリゾートに長居し、享楽に身を委ねるつもりは更々無い。
むしろ解散後に得られる僅かな自由で何が出来るか≠フ方が、彼等にとっては肝心であると言えた。

673 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 00:07:36 ID:???

当然ながらタブリス・フィッツウォルタもそう考える選手の一人だった。
彼は早々と荷物の整理を終えており、夜にでもイタリアへ帰国する気でいた。
チームメイトであるレビタンも彼に付き合うと約束しており、二人分の航空券も既に予約済みだ。

今は試合の汗と付着した砂を落とす為に浴びていたシャワーから出たところ。
既にこの地でやる事など何もなく、待ち合わせの時間を待つだけであった…

コンコン

フィッツウォルタ「はい、鍵は開いているよ。」

同じように暇を持て余しているレビタンが訪ねて来たのだろうと、フィッツウォルタは軽く応答した。
ドアが開き、独特の訛りが抜けないレビタンの声が聞こえてくるものと思ったが…

先着で
 ★誰ですか、名を名乗れー→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 誰も居ない
《ハート、スペード》 ヘルマー
《クラブ》 ミルチビッチ
《JOKER》 ジョアン

674 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 00:08:07 ID:???
★誰ですか、名を名乗れー→ ハート4

675 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 00:10:57 ID:???
>イスラス、ディッテンベルガ、ついでにヤベッチュなどのメンバー離脱があり…

矢部ッチュはついで扱いですかーw

676 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 01:15:45 ID:???

>>675 いいんです、彼には特別な出番があるはずなんですからw
=============================================

> 誰ですか、名を名乗れー→ ハート4
> 《ハート》 ヘルマー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ガチャリ

ヘルマー「ぃようっ」

開いたドアからズケズケと侵入してきたのはレビタンではなかった。
一度聞いたら耳に暫く残る関俊ボイス、わざと冗談めいたような軽い口調…
長めの一本おさげを垂らした姿に見間違えが起こる筈は無かった。

フィッツウォルタ「またお前かヘルマー…」

ヘルマー「顔を見るや否や渋い顔をするのは少し冷た過ぎやしないかい?」

フィッツウォルタ「悪いがボクはお前達≠ニ馴れ合うつもりはない。」

ヘルマー「へぇへぇ…オレが悪ぅございました。(一緒にされのは心外極まりないんだがなぁ。)」

677 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 01:16:50 ID:???

存外に扱われた事に、ヘルマーはまたもわざとらしく肩をすくめる。
内心では全く違う事を考えていたが、フィッツウォルタがそれを知る筈もなく…
自ら彼に多くを明かす事も不可能な現状、味方を作りたいと近付いても取り付く島がないと言ったところだ。

ヘルマー(やれやれ、最初から奥の手を出すしかないってのもねぇ…)

苦笑しつつも他に手は無い故に仕方がない。
ヘルマーは懐から二枚の封筒と紙きれをそれぞれ取り出し、フィッツウォルタの方へと差し出した。

フィッツウォルタ「…何のつもりだい?」

ヘルマー「まっ、取り敢えずメモだけでも目を通してくれないかねえ?」

フィッツウォルタ「………」

メモに書かれていたのは『ジョアン・ウェンガー』という文字だった。
フィッツウォルタは目を丸くし、慌てて筆跡を記憶から呼び戻す。
そして彼はすぐに理解した…これが間違いなくジョアン監督のサインであるという事を。

678 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 01:17:53 ID:???

フィッツウォルタ「何だこれは…」

ヘルマー「残念ながら詳しい事は言えない…オレにも事情があるんでね。 
      けど、このメモと手紙は確かにオレが託された物。
      そしてオレはこれをお前さんに託したいと思ってるんだな…もう一つ、これと一緒に。」

そう言ってヘルマーはもう一通だけ封筒を取り出し、そしてフィッツウォルタの目の前に差し出した。
エア・メールの宛先はフライハイトと成っているが…フィッツウォルタにとっては知らない名であった。

ヘルマー「必ずローマの郵便局から出してくれ。」

フィッツウォルタ「……何のつもりだ?」

ヘルマー「取引…にもなんねーと思うけどよ。 ま、頼まれ事をして欲しい訳ですよ。
      一つはこの爺さん(ジョアン)のお願い、もう一つはオレのお願いなんだがね。」

フィッツウォルタ「…訳が解らないな。」

ヘルマー「そっちの二枚の封筒…宛先がロベルト本郷ってなって無い方は、託された者に宛てられた手紙になってる。
      悪いがどうやらオレの腰は重くてね、それをどーこー出来そうにない。
      まあ贅沢は言うつもりはないと思うぜ? お前がそいつを読んで、上手に処理してやってくれよ。」

679 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 01:19:11 ID:???

フィッツウォルタ「…………」

フィッツウォルタはヘルマーを睨みつつ、暫しの時間それを受け取るか躊躇していたが…
やがて観念したのか、それとも好奇心がまさったのか、封筒を受け取った。
そして託された者に宛てられた手紙を読み…落胆した顔を浮かべた。
フィッツウォルタが望んでいたような内容が何も書かれていなかったからである。

ヘルマー「その顔を見た感じじゃ厄を拾わせちまったか?」

フィッツウォルタ「いや…ボクにとっては毒にも薬にもならなかっただけさ。
          …でも構わないさ、手紙は責任持って預からせて貰う…キミのもね。」

ヘルマー「おっと、本当かよ? そいつぁ大助かりだねぇ、恩に着るぜ?」 

フィッツウォルタ「ふぅ……用件が済んだらサッサと出て行ってくれるかい?」

ヘルマー「言われなくても。」

軽く嫌みのジャブを投げるとヘルマーは本当に素早く退散して行ってしまった。

680 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 01:20:54 ID:???

結局ヘルマーの意図は何も知れなかった…いや、フィッツウォルタにも知るつもりがあった訳ではないが。
ただ、今となっては気にしない訳にはいかなくなってしまっていた。
そして何より、彼が何故ジョアン監督の手紙を持っていたのかという事が大きな疑問だった。

フィッツウォルタ(だが、それ以上にこの手紙だ…)

フィッツウォルタはまじまじと破ってしまった方の封筒に目をやる。
暫しそうしていたが、やがて思い切って呟いた。

フィッツウォルタ「いいさ、元々予定の行動だった。 フィレンツェを訪ねる事はね…」

誰も聞いていない独り言。
彼は鞄の中に封筒をしまい込むのだった。

681 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 01:22:16 ID:???

[ リターン To ―ヴィオラ・サイド― ]

練習の日々の中…しかし三杉は以前よりもハードでなくなったと感じていた。
ウォーキングが練習の中心となった故…それは当然であったと言える。
しかし三杉にとっては不思議と実力が上がっている感覚だった。
ボールを扱う時間が激減しているにも関わらず、強くなっているように思えるのである。

そんな筈は…と疑いつつも、自らの動作のキレに留まらず
ボールタッチの技術もが良くなっていると考えない訳にはいかなかった。

☆三杉の練習成果を判定します。(他の選手については行われません)

《上昇率:三杉テーブル》
やや上がり易い : ブロック、クリア
普通      : パスカット、トラップ、競り合い
やや上がり難い : ドリブル、パス、シュート、タックル

《三杉の現在能力》
 ド  パ  シ   タ  カ  ブ   ト  ク  競
69  69  67  68  68  63  66  64  64

練習した項目を、上記ドリブル〜競り合い≠ゥら[3]項目選ぶ為に投票してください。
お1人様につき最大2項目を投票する事が出来、2票選ばれたら確定となります(投票はメル欄空白プリーズ。)

682 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 01:25:03 ID:???
まあ今日はこんな所が精々ですかね。
明日はもう少し頑張りたいと意欲だけ見せてみる。
生ハムとワインとネサフの一人晩餐に溺れないよう祈っていて下さい。

683 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 01:33:44 ID:Ju3ACmOQ
パスカット、競り合い

684 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 01:37:58 ID:7vatJZ4k
競り合い クリア

685 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 02:21:40 ID:sQZFANzE
クリア パスカット

686 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 12:30:54 ID:???

> パスカット(普通)、クリア(普通)、競り合い(普通)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

先着3名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★三杉のパスカット成果( 14 )≧7で1上昇★
 ★三杉のクリア成果( 23 )≧7で1上昇★
 ★三杉の競り合い成果( 65 )≧7で1上昇★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

【備考】
上昇率やや上がり難い≠ワでは6ゾロの際に2上昇。
上がらなかった場合、各合計値の1/2(端数切り捨て)は次回該練習に加算。

687 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 12:34:37 ID:???
本格更新は夜に〜
エンコードしたら今の化石PCが死にそうですが動画を作っちゃおうかなと思ってます。
素材がないからイメージ映像を混ぜた紙芝居か歌詞と音だけのになる気配満々ですが(´・ω・`)

688 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 12:42:48 ID:???
すみません、こちらで引いて下さい。

先着3名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
 ★三杉のパスカット成果( ! dice + ! dice )≧7で1上昇★
 ★三杉のクリア成果( ! dice + ! dice )≧7で1上昇★
 ★三杉の競り合い成果( ! dice + ! dice )≧7で1上昇★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。

689 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 12:46:20 ID:???
★三杉のパスカット成果( 16 )≧7で1上昇★

690 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 13:02:37 ID:???
 ★三杉のクリア成果( 45 )≧7で1上昇★

691 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 13:05:33 ID:???
★三杉の競り合い成果( 22 )≧7で1上昇★

692 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 20:03:59 ID:???

> 三杉のパスカット成果( 1 + 6 )≧7で1上昇 → パスカット値69
> 三杉のクリア成果( 4 + 5 )≧7で1上昇 → クリア値65
> 三杉の競り合い成果( 2 + 2 )≧7で1上昇 → 失敗(次回判定+2補正)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

※三杉の現在能力が以下のようになりました。
 ド  パ  シ   タ  カ  ブ   ト  ク  競
69  69  67  68  69  63  66  65  64


…実際のところ三杉の技術は確実に向上していた。
ただのウォーキングにばかり時間を使っていたと言うのにだ。

その秘密は歩き方を変えた事にあった。
歩き方が彼に無意識の内に深層筋を使わせるようになり、身体の垂軸と体軸を安定させたのだ。
身体を直接ぶつけあうような競り合いにまでは効果が到らなかったが…
クリアやパスカットの為に跳躍した時の体勢は以前に比べて安定をみている。

深層筋、そして軸…
シーザーはまだこれらについて説明をしていない。
歩き方と走り方が最初の重要な一歩目である故だろう。
これらが出来て、そして何かが変わったと気付いてこそ、以降のレッスンに繋げられるのである。

693 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 20:05:30 ID:???

<クラブハウス・ミーティングルーム>

シーザー「…っつー訳で、集まって貰ったのは他でもない。
      世の中には物好きがいるもんで、お前等にテストマッチのオファーが来た。」

ざわ…
 ざわざわ…

ある日唐突にミーティングに呼び出され、三杉達はそんな事を告げられた。
新監督が決まったか、それとも正式にチームを引き取ってくれるスポンサーが決まったか…
そんな希望的観測を考えていた三杉達にとって、それは喜ばしいがそれ程とも言えないニュースだった。

オジオ「オーナーが決まったんじゃあなかったか…」

ポツリと呟かれたオジオの一言で、ざわめきは沈黙に変わる。
一役人の私財で何とか形を保っているだけのヴィオラにとって、オーナー問題が現状最大の死活点だからだ。
個人の小金では3ヵ月足らずで底を付き、次はもはや都市が公的資金を回さなければ成り立たなくなる。
そんな事になってはイタリアサッカー協会は今度こそ恩情をかけるまい…ヴィオラは本当にお終いとなってしまうのだ。

694 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 20:06:33 ID:???

三杉(…かと言って、それは僕達が何かを出来る問題じゃない。
    何も出来ないからこそ不安も蓄積していく悪循環……苦しい現状だ。)

現状の直ぐ目の前が見えない事で閉塞感はどうしたって生まれてくるもの…
三杉もヴィオラの選手達も、処理される事の無い重大な爆弾に心患っているのと同じだ。

三杉「うーむ………」
ダラピ「弱ったねこりゃ…」
オワイラン「………」

シーザー「オレの話はテストマッチのオファーについてだぜ、違う話題は解散してから好きにやれ。」

少々ムスッとした顔でシーザーが話を戻す。
そしてテストマッチの詳細を発表していった。

シーザー「ありがたーい相手チームはなんとセリエAから…ACミラン・プリマヴェーラだとよ。
      オレは好く知らないが、まあまあ強いチームなんじゃないか?」

ざわ…

ミランという単語によって再び場がざわつきを見せるが…
今度は構わず、シーザーは話すべき事を一息に言い放った。

695 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 20:07:38 ID:???

シーザー「試合は月末…つまりは来週との事だ。 開催はアルテミオ・フランキ。(フィオのホーム)
      …どうやら向こうさんが此方に来てくれるって話らしい。」

三杉「………」

シーザー「………」

三杉「後は…?」

シーザー「んにゃ、以上。」

三杉「えっ?」

シーザー「以上。」

どうやらシーザーにとっては言うべき事を全て言い終えたらしい。
後は試合の当日を待つだけ…
…とは、三杉にはすんなり受け入れられそうにない。

696 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 20:08:48 ID:???

★三杉(何か聞いたりツッコミ入れたりできるけど…)

A 相手チームのメンバーについて聞く
B 相手チームのフォーメーション、戦術について聞く
C こちらのフォーメーション、戦術について聞く
D ヴィオラの監督について聞く
E 試合に向けた練習について聞く
F 何も聞かない
G その他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
※ 最大で2回発言できます。

697 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 20:10:43 ID:sQZFANzE


698 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 20:14:16 ID:VTWE3XfM


699 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 20:14:57 ID:???
とうとう待望の猫監督登場か!?

700 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 20:17:22 ID:kSXv4btU


701 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 20:31:36 ID:???
三杉「…………ね、猫?」
猫者「Damn. I would have never thought it ever would have been like this.
Fuck you all niggaz wanna do!」


702 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 20:37:34 ID:???
ABCは聞いても「知らね」って返されるだけだよねw

703 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 23:39:55 ID:???

> D ヴィオラの監督について聞く
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(サッカーに興味が無く、当然戦術についても門外漢と言っていたこのコーチ…
    戦術やフォーメーションについて、この人に期待する事がそも違うんだろう。)

その辺りを正しく理解していた三杉は無駄な質問を先ず諦め…
そして問題を解決する別の方法・質問を思い当てる。
つまり…

三杉「コーチ、試合をするとなれば当然監督が必要になってくる筈ですが…
    新しい監督はいつチームへ合流するんでしょうか?」

このコーチがその辺りの知識を持っていない、有効に考えられないならば、
それを出来る存在と話す事こそが正しく効率的である。
すなわち監督となる人物が就任した後に相談するべきなのだと…
三杉は新監督がいつやってくるのかをコーチへと尋ねたのだ。

シーザー「ああ………新しい監督な。 そいつは…」

704 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 23:43:03 ID:???

先着で
 ★1/53の奇跡に賭けろ→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 アバ様
《ハート》 ぬこ監督
《スペード》 アーバックル
《クラブ》 シーザー「仕方ねえ、オレが」 三杉「だが断る」
《クラブA》 ???「オレの出番のようだな」 三杉「お前は武流野!?」 シーザー「知っているのかミスギ?」
《JOKER》 その時フィレンツェの市民病院で奇跡が起こった

705 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 23:43:22 ID:???
 ★1/53の奇跡に賭けろ→ クラブQ

706 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 23:43:25 ID:???
 ★1/53の奇跡に賭けろ→ スペード5

707 :森崎名無しさん:2012/03/07(水) 23:44:23 ID:???
猫監督ばっかじゃんwww後はお約束のブルノかw

708 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 23:47:08 ID:???
ええジョーカー出せるか否かだけの勝負でした、まあお約束ですよね

709 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 00:10:06 ID:???
ダイヤがアバ茶さんである可能性が微(ry

710 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/08(木) 00:26:02 ID:???

>>709 飲尿って実際どうなんですかね?
=============================================
    
> 1/53の奇跡に賭けろ→ クラブQ
> 《クラブ》 シーザー「仕方ねえ、オレが」 三杉「だが断る」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

シーザー「まっ、オーナー問題のこと気にしている利口なお前等なら想像がついている事だろう。
      元々居た監督・トップチームの選手でさえ、破格の安ギャラで残って貰っているこのチーム…
      新しい監督だなんて、そんな人材雇える金があるわけ無えだろ。」

三杉「…………!」

残念ながら期待された答えは返ってこなかった。
むしろ禁固宣告とも言うべき絶望的な回答…『新監督は来ない』。
これには三杉も絶句せざるを得なかった。

711 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/08(木) 00:27:33 ID:???

シーザー「そーゆー事だからなあ……仕方ねえ、オレが」
三杉「だが断る」

シーザー「……………」

三杉「……………」

与太や冗談に付き合う余裕のない三杉は絶対零度で切り捨てた。
羊に率いられた狼の群れは、狼に率いられた羊の群れに劣ると言う…
ヴィオラの選手達としては後者のようになる訳にはいかないのだから、この反応は当然。
しかしシーザーとしては多少面白くなさが残る可愛げのない反応…少し気を悪くしていた。

シーザー「チッ……そんじゃ監督のやるべき実務はお前がやっとけ。
      他のメンバーにフォロー受けてやって見せろ、シュワーボの弟子なんだろ?」

三杉「えっ………。 いや…はい、了解しました。」

突然名指しで振られ、瞬間戸惑う三杉…
しかしアンザーニ監督の弟子と言われれば、そうも言っていられない。
戸惑う声を直ぐに否定し、了解の言葉を返すのだった。

712 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 00:28:57 ID:???
FA宣言待った無し

713 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/08(木) 00:29:47 ID:???

シーザー「結構だ。 まっ、一応テストマッチと言えど監督の欄に名前は必要みたいだけどな。
      そこは適当にオレが名前を埋めとくが、それだけだ。  新監督は居ない、来ない、存在しない。
      全員がそのつもりでいておけよ。 ……今度こそ以上だ。」

言い終えると、シーザーは解散と一言告げてミーティングルームを出て行った。
残ったのは選手達だけである。
一応、監督業務の主担当に任ぜられた三杉には何か言う権利があるが…

A この場でフォーメーションについて意見を求める。
B この場でチームの基本戦術について意見を求める。
C この場でコッパ・イタリア・プリマヴェーラの記憶から敵戦術の検討を交わす。
D この場は解散し、カンピオーネ戦の時と同様に直前までに三杉が検討しておく事にする。
E 自分の戦術、フォメ案をぶちまける(要記述)

[3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

714 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 00:34:46 ID:jyiKCHog
B
尿は新鮮なら問題なく飲める=新鮮でないと雑菌的にヤバいって話を聞いたことがあるような。

715 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 00:37:29 ID:0nNzI51c
B
アンザーニ監督俺たちに勇気と希望を!

716 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 00:37:32 ID:p0Eikr42

マルコなら…マルコなら何とかしてくれる(情報的な意味で)

717 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 00:38:19 ID:79omTU4g


718 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 00:39:21 ID:Uf3WBkhg
C

719 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 00:43:05 ID:???
トップ下がバンビーノで弱いDFを減らしていいボランチを増やしたんだっけ?

720 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/08(木) 01:48:57 ID:???

> C コッパ・イタリア・プリマヴェーラの記憶から敵戦術の検討を交わす。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉「よしみんなきけ。 ミランのプリマヴェーラに試合を申し込まれたのはコーチの言った通りだ。
    先のコッパ・イタリア・プリマヴェーラにおいて彼等はベスト8、ローマに敗れている…
    まずはその当時の確認からやっていこうか。」

そうして三杉はWボードにフォーメーションを書き込んでいく。

ミラン(4-1-2-3)
−−−−−−− 
−J−−−F− Jロデオ Fピエトロ
−−−H−−− Hマッシモ
−−−−−−−  
−−I−G−− I印象無し Gデヤン
−−−E−−− Eファルコーニ
−A−−−B− A忘れた B知らない
−−C−D−− C空気 DAir
−−−@−−− @アントニオ

4−3−3、正確には4−1−2−3のフォーメーションと選手…
正直に名前はほとんど覚えていなかったので、記憶の許す限りのものを書き入れた。

721 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/08(木) 01:51:24 ID:???

三杉(こんな感じだったと思うが…しかしこれはローマ戦用のシフトだった可能性が高かった筈…
    ナディアやモニカ達がスタメンに驚いていた記憶があるからな。)

書いている内に三杉は段々と思い出して来た。
このチームの主役は中盤の底、アンドレア・ファルコーニであった事を。
そしてバンビーノが言っていた『純粋にレジスタとしては奴の方が上』という言葉を。

先着で
 ★他に思い出したのは→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 雑魚も含めた全員の名と特徴、ザックリとした戦術まで思い出したぜHAHAHA!
《ハート》 主要選手全員の印象
《スペード》 ロデオ、デヤン、アントニオの印象
《クラブ》 ロデオの印象
《JOKER》 先日のオフでのオジオとの雑談を組み入れ、敵の全てが読めたぜパーフェクツゥ!

722 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 01:52:54 ID:???
 ★他に思い出したのは→ ハート4

723 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/08(木) 01:55:04 ID:???
無事に最低限必要そうな事を思い出し、仲間に周知できそうです。
といった所で本日は終了とします。
途中で何度も寝落ちでアカン感じでした。

724 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 11:13:05 ID:???
大会からいくらか時間経っているし
敵DFの補強もあると思った方がいいかな?

725 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 17:10:55 ID:???
フィオ改めヴィオラは守備ガタ落ちバンビ→ミハで突破力減だから
フォメは4-4-2が案パイかな


726 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/08(木) 23:12:11 ID:???

>>714
なるほど雑菌問題がありますか。
私も調べてみましたが、異性飲尿はホルモンに影響を与えるようですね。
男の娘やタカラヅカなお方の秘密はそこにあるのかも知れません…

>>724
ファンタジスタ読者の方なら予想がつく事と思いますが、ミランは上記に加えてファンタジスタの坂本
、FWのトト(元ローマ)および監督のバレンティノが加わったのが完成形です。
DF陣についてはLV上昇がありますが、人員的な補強は無いと考えて下さって構わないでしょう。

>>725
さてさて、戦力ダウンを補う戦術はどうでしょうかね。
三杉(皆さん)の判断に期待です。

727 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/08(木) 23:13:27 ID:???

>>719
ザッツライト
=============================================

《ハート》 主要選手全員の印象
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

三杉(ファルコーニ以外の選手について…。 うん、思い出せるぞ。)

どうやら三杉はローマとミランの試合展開を鮮明に思い描く事が出来たようだった。
基本的にはローマが展開を支配していた試合である。
決して多くは無かったミランのチャンスには必ずファルコーニが居た…
しかし結果を出した攻撃を演出したのは別、ロデオ・ストラーロのプレイだった。

三杉(ファルコーニが守備に忙殺され、中盤の攻め手が無くなった時、
    そのピンチを救ったのはストラーロの機転だったな。
    懐が深く我慢も出来、苦しい状況でハートを保てる強い選手か…。)

彼は試合前と試合後で全く違う選手に成長していたと記憶している。
あれから再び化けていたとしたら、中々に油断できない存在になっていると思われた。

728 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/08(木) 23:14:29 ID:???

三杉(それからっと…)

更に続く他の選手についても特徴を思い出す三杉…
箇条書きとなったが、目立った選手達についてはまとめる事が出来たのだった。

ストラーロ:WG、STをこなせ、囮になるトリックプレイが得意。 更に成長の可能性有り。
マッシモ:長身ヘディンガー。 強力とは言わないが油断禁物、ポストプレイもある。
ピエトロ:ドリブル巧者、しかし持ち過ぎの嫌いあり。
デヤン:総合力は頭一つ抜けている印象。
ファルコーニ:パスの技量は非常に高く、そこから生まれる攻撃は危険。 1対1は攻守共に強い印象。
アントニオ:ヘルマーのドライブシュートを止めていた。 競り合いに強そうな顔をしている。

三杉「要注意の選手はこんなところかな…」

新田「ふむふむ。」
ミハエル「支配力は高そうデスね。」
ミュラー「ええ、しかし…」

Wボードに主要選手の特徴を書き終えると、メンバーは口々にミランを評し…
そして最終的には明白過ぎる幾つかの欠点に意見を収束させる事が出来ているようだった。

729 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/08(木) 23:15:31 ID:???

当然三杉もミランの欠点について頭を働かせていた。
先日オジオから聞いた新入団選手の情報も踏まえれば、特に注視すべき欠点は定まっている。
それは即ち…

A 中盤の守備が甘い
B ゴールをこじ開けられる選手が不在
C ゴール前が笊
D FWとボランチを繋ぐ選手が足りない
E その他

2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)

730 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 23:21:28 ID:63XQm+rQ


731 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 23:25:47 ID:79omTU4g


732 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 23:31:48 ID:???
ストラーロとマッシモの2トップでピエトロとデヤンはサイドに追放
トップ下がバンビ、ボランチにファルコーニと新キャラ
そして相変わらずのDFが笊ってところかな

733 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 23:32:45 ID:???
中盤強くてDFが弱いなら中盤省略のポストプレイが効果的なのかー?

734 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 23:37:16 ID:???
中盤にいいのが多い、というより新戦力を入れると多すぎなイメージがあるから
案外誰かをDFにするかも?

735 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 23:37:27 ID:???
最終的に坂本とトトがやってくるなら、乱打戦をしないと勝てない相手かなあ、これ。

736 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 23:38:10 ID:???
DFラインの裏に走り込むってのも有りだね。

737 :森崎名無しさん:2012/03/08(木) 23:43:34 ID:???
坂本とトトはまだこの試合には出ないと思う
ファルコーニは守備はそこまでじゃないしディノがどんだけの実力者なのかが肝かな
最大ガッツが凄まじいのは想像出来るけど

738 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/09(金) 21:30:27 ID:???

すみません、疲れが溜まって昨日も寝落ちました。
今日も更新は僅かですがやります。
=============================================

> C ゴール前が笊
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

それは即ち、DF陣が中盤より上に比べて余りに脆弱な点だった。
…言い換えればゴール前が笊≠ニいう事である。
吟味する必要なく、三杉はミランの弱点と思った内容をサラサラと述べる。

三杉「僕が注視すべきと思うのは敵の守備についてだが…中盤を越えた後が明らかに薄い。
    GKのアントニオは別として、DFに特別気を払わねばならない選手が居ない。
    アントニオにしたってヘルナンデスやシューマッハ以上という事はない筈…
    つまり僕達は、ミランに中盤戦で圧倒されなければ2〜3点は取れると考えて良かろう。」

言い終えて三杉は仲間達の顔を確認するが…
これに対して彼等は『なるほど』と頷いており、反論が上がる事はなかった。
それが判ると三杉は安心して次の情報に話を移す。

739 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/09(金) 21:32:19 ID:???

三杉「それから…続いてオジオからの情報だが、ミランは先の大会から二名の選手を補強に入れた。
   一人はハードワーカーのDMF、もう一人はOMF…ずばりバンビーノだ。」

「バンビーノか…!」「マジかぁ…」「突破力やばいな。」「DMFの補強も地味に大きそうだね。」

これを告げた途端に選手達の纏う空気は明らかに騒然とした。
ジョバンニ・マンフレディーニ…フィオレンティーナとして三杉と共にイタリアNo.1を獲った元チームメイト。
プリマヴェーラ大会においては多くの敵から意識され、ラフプレイを仕掛けられる事もしばしばだったが…
その突破力は三杉と互角以上であり、またパスを遮断する読みもチーム随一だった名選手である。

スペルマン「マルコ、バンビーノがミランに居るのは確かなのかい?」

オジオ「うん、間違いないよ。 どうやらかなり歓迎されたみたいだ。
    バンビーノにとっては古巣だし、ミランのプリマは人材不足だったしね。」

ダラピッコラ「ふぅん、バンビーノと真剣勝負か…面白いぜ。」

バンビーノの突破力は敵に回したくない水準であり、多くの選手は溜め息を吐いたが…
一部の選手、特にタックルにこだわりを持つダラピッコラなどはむしろ歓迎ムードであった。

740 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/09(金) 21:34:11 ID:???

ここで三杉はもう一方の選手についてオジオに尋ねた。

三杉「オジオ、DMFの補強選手について詳細な情報はあるかい?」

オジオ「うん、ちょっと待って……」

先着で
 ★ディノの情報求ム→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。

《ダイヤ》 詳細知ってるよ
《ハート》 ちょっとだけ知ってるよ
《スペード》 知らないよ
《クラブ》 知らないけど相当の実力者のようだよ
《クラブA》 実はもう一人補強選手が居るみたいだよ
《JOKER》 ちょっと能力値データを確認するから待ってね

741 :森崎名無しさん:2012/03/09(金) 21:35:13 ID:???
 ★ディノの情報求ム→ スペード6

742 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/09(金) 22:27:52 ID:???

> 《スペード》 知らないよ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

オジオ「ええと…選手モデルはサンデーコミックの『ファンタジスタ』に登場するディノ・シルベストリ。
    実は、本来なら彼はまだミランには存在しない選手なんだよね。
    来年か再来年、テッペイ・サカモトと一緒にトライアウトで合格する筈だから。」

三杉「…………」

オジオ「でもスレ主がバランス調整&ミランのスタイル固めの為だからって今回加えたみたい。」

三杉「えーと、情報がないって事でいいのかな?」

オジオ「うん、ごめん。 有能なDMFという話は聞いたけれど、
    プレイスタイルや得意分野については知らされてなくて…」

残念ながら情報源のオジオは詳細な特徴までは知らないとの事である。
名前や元ネタが読者に判ったとて、それは何ら関係のない話だから仕方がない。

743 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/09(金) 22:29:00 ID:???

三杉「やむを得ない、ここまでの情報から対策を練るとしようか。」

ブンナーク「そうそう、細けーこたぁいいんだよ。」
ミハエル「オー、見た目だけじゃなくて頭の方もゴリラなヤローですネ。 実に美しくない。」

ブンナーク「なにぃっ!」
ミュラー(同意です)
オワイラン(悪いけど同意かな)
三杉「同意だ」

考えて情報が入ってくる訳で無し。
三杉は敵の情報について考えるのをやめ、次の段階に入る。
ブンナークは最初から考えてなかった。

三杉「既にブンナーク以外は理解していると思うが、ミランは中盤より上…
    特に中盤の支配力が強力なチームと思われる。
    …反面、中盤でこちらが上回ればゴール前の守備は脆い筈。」

ブンナーク「おいちょっと待て!」

新田「ごめんブンナーク、ちょっとこれ(クリームパン)食べてて。」

ブンナーク「んーがーぐっぐ」

三杉「彼らが3バックで来るか、それとも4バックで来るかは判らないけれど…
    とにかく中盤をどうにかするのが勝利への道なのは確かだろう。 それには…」

744 :アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/09(金) 22:30:13 ID:???

A 中盤戦を挑むより、堅く守ってロングカウンターを狙おう。
B 真っ向から中盤戦を挑む。 プレスとパスワークメインで上回ろう。
C 真っ向から中盤戦を挑む。 ゾーンとサイドアタックメインで上回ろう。
D むしろクラシカルなマンツーマンで個々が上回れば良かろうなのだ。
E 普段の自分たちの戦い方をしていこう。
F 君らの意見を聞こう。
G その他(戦術、フォメ詳細など記述可)

三票選ばれた選択肢で続行します。

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