キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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1 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/24(火) 17:11:57 ID:9DZAwbwM
この物語はフィクションです。
史実や実在の人物を連想する場面があるとしても、この物語とは関係がありません。
風土、名称については文献を参考としていますが、想像のウェイトも大きく、事実と異なります。
そして……この物語は キャプテン森崎のアナザーストーリーであり…
とある貴公子と仲間達の サッカーに賭けた青春を描くストーリーです。
恋愛は二の次に、サッカーに命を削って頑張りま・・・・・・すよね?
94 :
森崎名無しさん
:2012/01/30(月) 12:13:19 ID:???
★続く展開→
ハートJ
95 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/30(月) 13:57:31 ID:???
> 続く展開→ ハートJ
> 《ハート》 早い段階でストラットに縦パスが・・・!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
チームの性質上か、それとも中盤の質の高さ故か、圧倒的に速攻より遅攻の多いサンパウロ。
恐らくいずれの理由も正しいが、サンパウロMFの目線では後者と言えるだろう。
大空翼ばかりに人数を集めれば、他の選手の攻撃が活きてしまい、チャンスメークされる。
…かと言って、翼にかける人数を誤れば、簡単に突破を許してしまう事になる。
サンパウロと対戦するチームは、この二律背反について一試合通じてバランス感覚を問われる。
その精神的負担は当然軽くなく、遅攻であるならば尚更のこと。
そうして相手チームは焦燥が徐々に極限へと到り、サンパウロは敵にミスが生じた所で攻めれば好い。
これは王道的な強さを持つ中盤のチームの強さだと言える。
…だがその王道を存分に発揮出来ない敵も居る。
それがパルメイラスの様に、ゴール前が異常に堅固であるチームだった。
マウリシオ(Jrユース代表で、フラメンゴのカルロスと共に二大看板と言われたティアーゴ・アレクセイと…
そして(本人は否定しているが)ツバサ先輩のライバル、ユーゾー・モロサキか……)
バビントン(相変わらず雰囲気がある… けど、だからこそシュート数を増やすんだ!) バシュッ
高い精度を誇るバビントンのスルーパスが突如火を噴く。
ジックリと崩しながらラインを上げるサンパウロにとって、やや早い段階での縦パスだった。
しかしこれはパルメイラスの意表を突いたのか、トニーニョに追いつかせる事なくストラットへパスが渡る。
96 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/30(月) 13:58:55 ID:???
バンビーノ(この位置でストラットに…? 距離は大丈夫なのか?)
アレクセイ「クッ、仕掛けが早いな…!」 ダッ
ストラットの動きを封じ込めようと、即座に前へ出るアレクセイ。
意表を突かれはしたが、ゴールまで多少距離がある…。
たとえ撃たれたとしても、ここは森崎が止めてくれる成算が彼にはあった。
先着で
★ストラットの判断→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 はいはいドリブル突破を狙おうね。
《ハート》 強引にシュートへ行く・・・!
《スペード》 横に出して、そこに翼が2列目から飛び込んでくる。
《クラブ》 この位置からシュート、しかもそれがジャストミート!?
《JOKER》 ストラット→ペペ→翼の意表を突くデルタラインで速攻された!
97 :
森崎名無しさん
:2012/01/30(月) 14:06:48 ID:???
★ストラットの判断→
スペード2
98 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/30(月) 16:11:55 ID:???
> ストラットの判断→ スペード2
> 《スペード》 横に出して、そこに翼が2列目から飛び込んでくる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アレクセイはサンパウロが早まったのだと考えていた。
つまりは焦りによって生じたミス…然して気を揉む必要の無い、中途半端な攻撃が来たのだと。
アレクセイ(撃つなら撃て、その位置からモリサキ相手に決められると言うならな!
そして迷うならばオレが容赦なく奪う…!)
しかしサンパウロの攻撃陣にミスなどなかった。
彼等はアレクセイ、森崎の守備力に引けを取らぬだけの、多彩で強力な攻撃手段を持っていたのだ。
ストラット「フッ、今度はお前が迂闊だったな…ティアーゴ!」 パシッ
アレクセイ「なにっ…!」
翼「いいぞ、ストラット!」 ダダダッ
ストラットはアレクセイを引き寄せておいてから、ボールを横に振っていた。
それをタイミングバッチリに回収したのは当然翼だった。
バンビーノ(上手い…! 自らを囮にし、厄介なCBを無力化したか。
衰えてなどいない…いや、むしろCFWとしての自在性は増しているな。)
アレクセイは直ぐに切り返すが、翼は既にトップスピードに入っている。
阻止するどころか追いつく事も叶わず、そのままバイタルエリアに侵入されてしまう。
99 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/30(月) 16:12:55 ID:???
翼「よし、先取点は貰ったぞ!!」
森崎「シャラくせえ!! 俺がテメェにゴールを許すかよっ!!!」
互いに名を呼ぶ事なく、しかし明白な程に拘り合っている事を周知する両者。
激しい掛け声と共に、大空翼の新しいドライブシュートが空を翔けようとしていた。
先着で
★Fドライブシュートだあぁぁぁっっ!!!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 森崎「頑張りコーチングだっ!!!」 真正面からガッチリ受け止めた
《ハート》 森崎「頑張りセービング改だっ!!!」 横っ跳びでガッチリとキャッチ!
《スペード》 弾いたあぁぁぁっ!! そしてこぼれたボールは…
《クラブ》 おぉーっと、届かないー!! 先制はサンパウロだぁぁぁっ!!
《クラブA》 弾いたボールをストラットくんがフォロー! 最悪のシナリオだ!
《JOKER》 キーガン「オレも居るぜ!!」 伝家の宝刀ダイビングブロック!!!
100 :
森崎名無しさん
:2012/01/30(月) 16:13:10 ID:???
★Fドライブシュートだあぁぁぁっっ!!!→
JOKER
101 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/30(月) 16:17:46 ID:???
これはひどい
102 :
森崎名無しさん
:2012/01/30(月) 16:25:00 ID:???
Jokerよくでるね。
103 :
森崎名無しさん
:2012/01/30(月) 16:25:08 ID:???
何故カンピオーネ戦で出なかったw
104 :
森崎名無しさん
:2012/01/30(月) 16:25:47 ID:???
キーガンさんじゃしょうがない
105 :
森崎名無しさん
:2012/01/30(月) 16:29:59 ID:???
コーチングって誰かのブロックの補正値を上げるものかな?
106 :
森崎名無しさん
:2012/01/30(月) 16:39:07 ID:???
マジ仕事人
107 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/30(月) 18:20:19 ID:???
>>102-103
こんなに短スパンでJOKERが出るとは、なんという黄金体験…!
>>104>>106
安定の仕事人ブロッカーはこの物語でも健在となりそうです。
>>105
いいえ、キャッチ属性の頑張りダイビングと思って下さい。
味方を動かしてシュートコースを限定させる技で、ブロッカーが居ない時には使えません。
ダイビングが消えて上位技として得られた…と脳内補完して頂けると嬉しいです。
=============================================
> Fドライブシュートだあぁぁぁっっ!!!→ JOKER
> 《JOKER》 キーガン「オレも居るぜ!!」 伝家の宝刀ダイビングブロック!!!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
翼「これがフライングドライブシュートだあぁぁぁっ!!!」
シュパアァァァァァァァン!!!!
鋭い蹴り足が振り抜かれ、ボールは唸りを上げて飛び立った。
このシュートは、一目では明後日の方向へ上がってしまったミスキックに思えたが…。
バンビーノ(違う! あのボールには強烈な回転がかけられている!?
ミスギのドライブシュートと同じ…いや、更に高度なシュートか…!)
通常のドライブ回転では枠の外へと飛び出してしまうが、このシュートの回転は違う。
縦ではなく斜めへの際どい回転が掛けられているようだった。
ギリギリの所で枠の内に入るのが、バンビーノには直感で判った。
108 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/30(月) 18:21:54 ID:???
森崎「上等だぜっ!!」 グッ…!
それを森崎も瞬時に判断したか、彼の膝にグッと力が入る。
GKとしては並の大きさの身体…そのフィジカルを120%利用したセービングが飛び出すと思われた。
しかしどうやらその必要は無かった。
キーガン「オレも居るぜ!!!」 ババァッ!!
ガシィッッ!!!!
「キーガンきたーーー!!!」「さん≠付けろよ、デコすけ野郎!」「キーガンさん、まいしてる!!!」
大柄な身体を一杯に広げ、懸命なダイビングでシュートコースに割り込む男が1人。
仕事人ブロッカーとして着々と実力・実績を蓄えつつある男、ラリー・グランデ・キーガン・・・
イギリス系ムラートの末裔として、その無骨さに血の力を感じさせる男である。
翼「クッ、闘う度に穴が減っていくチームだな・・・腹が立つ。」
森崎の伸ばす腕をすり抜け、ネットを揺らすつもりであった翼は歯噛みする。
そこにはこのプレイへの悔しさだけでなく、以前は歯牙にもかける必要が無かったパルメイラスのザコ選手達が・・・
暫く見ない間に、いつの間にか一廉(ひとかど)の実力を身につけている不気味さへの警戒があるようだった。
109 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/30(月) 18:23:16 ID:???
森崎「へっ、何だよ拍子抜けだな。」
翼「言っていろ、最終的に勝っているのは俺達の方だ・・・!」
それはそれとして、攻守の入れ代わりにも一々口撃を交わす二人。
これには周囲の者達も『よくも飽きないものだ』と呆れ顔を隠さない。
互いの存在がモチベーションを高め合っているのは誰の目にも明らかだった。
キーガン「そろそろ頼むぜっ!!」バコォッ
そんな二人を華麗にスルーし、キーガンが前方へフィード。
そろそろ前半戦も終盤に入ってきたが、どちらにも流れは偏っていない。
シュートに持っていけているという点ではサンパウロ優勢とも言えるが・・・
先着で
★そろそろスコア係が暇→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 トニーニョ「ネイ!」 ネイ「トニーニョ!」 パルメイラスコンビだっ!
《ハート》 ネイ「ファンの子達の為に、そろそろ活躍してやるとするかっ!」 消えるフェイントかっ!?
《スペード》 森崎「オラオラ、こっちだっ!」 アレクセイ「おいおい、前に出すぎだ!!」
《クラブ》 アマラウ「ダイナ・・・マイト? ヘッドだとぉぉぉぉっ!?」 サトルステギ「ウギャーッ」
《JOKER》 ミラ「行けブランコ!」 ブランコ「マジ!?」 オルヘス「見せてやるかぁっ!」
110 :
森崎名無しさん
:2012/01/30(月) 18:25:01 ID:???
★そろそろスコア係が暇→
ハート6
111 :
森崎名無しさん
:2012/01/30(月) 18:25:28 ID:???
★そろそろスコア係が暇→
クラブA
112 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/30(月) 20:36:10 ID:???
すみません、クソゲー(QWOP)やり始めちゃったらいつの間にか随分な時間に…
本日はここまでになります、ホントすみません。
何回もランナーの後頭部を強打させたこと反省してます。
113 :
森崎名無しさん
:2012/01/30(月) 21:11:14 ID:???
「勝つのは俺達だ」か、本当に精神状態は本編とは比べ物にならないほど軽いな
やはり石崎とぺぺの影響かな
114 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 10:14:46 ID:???
> 《ハート》 ネイ「ファンの子達の為に、そろそろ活躍してやるとするかっ!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ここまでの中盤戦、3対5の人数差を見事に撥ね退けたサンパウロの天下となっている。
しかしパルメイラスの中盤も決して脆弱な訳ではなかった。
むしろカンピオナート・パウリスタ・ジュニオールでも有数の殺傷力を持つ中盤なのである。
リンコン「頼む、ネイ!」 パシッ
ネイ「おっと、ようやくオレにボールが回ってきたわけだ。
・・・そんじゃ、ファンの子達の為にもそろそろ活躍してやるとするかっ!」
その一番槍とも言えるのが、このファビオ・デルネイ・フロレンシオだった。
フロレンシオ・・・花という名を冠する彼は、それに相応しき華のあるプレイが期待される。
そして彼はその期待に応えられるだけの選手であった。
マウリシオ「攻めて攻めて・・・アンタ達の反撃を許さない!」
バビントン「ツバサが前に出た分、カバーするのはボクの役目だ!」
ネイ(イケイケって顔してんなあ・・・だが、そいつはコチラにとって好都合。)
攻め気に逸(はや)る新人に、責任感の強いテクニシャン。
相手がいれ込めば入れ込む程、このネイのドリブルは止められなくなる。
115 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 10:15:49 ID:???
ネイ「そうれっ!」
バビントン(上半身を屈めて左右に・・・これはジンガのステップか。
速くて滑らか…サンバに近いけど、惑わされはしない!)
マウリシオ(勝負に出る直前の挙動さえ見逃さなければ、止められない筈がない!)
基本は相手の視線誘導…左右前後の平面だけでなく、上下も加えた三次元で。
ネイは誰もが反射と意識の両方で次を予想できる、基本と言える動作の全てをマスターしている。
その上で、既存の動作をギリギリのタイミングで裏切るのだ。
ネイ(さあどうだ!?) グゥッ
バビ・マウ(ここから右に大きく切れ込む!)
膝をグッと落としボールをアウトサイドで大きく蹴り出す挙動を見せた。
バビントンもマウリシオも見逃さず、振り切りに入るのだろうとシッカリ予測守備につく。
しかし…
ネイ(はい30点。) ザッ
蹴り出すと思われたネイの足は、ボールの上面を僅かに擦って転がすに留められた。
そして足を着地させると同時に逆足でラボーナキックの体勢…
116 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 10:16:49 ID:???
マウリシオ(ラボーナ…!)
バビントン「パス!?」
2人とも思わず視線を上、そして後方へとやってしまった。
しかしそこにはボールの影も形もなく…慌てて視線を戻した時にはネイの姿も消えていた。
バビントン(……!)
マウリシオ「な、なんで……!」
チャーリー「さあパルメイラスのトリックスター<tァビオ・デルネイ・フロレンシオがまた魅せた!
呆然と抜かれるだけのバビントンくんとマウリシオくん、大丈夫か!?」
「いいぞー!」「キャー、ネイーー!」「素敵、抱いて!」「バビ様も美しいけどやっぱりネイよねっ!!」
バンビーノ(あ、あの男…!)
スタンドのバンビーノには見えていた。
右足のラボーナでパスに行くと思われたネイだが、そのラボーナを転がるボールを止める≠セけでストップしたのを。
そして動きを止めず、着地した右足を軸にして左足を半歩戻すと、悠然と真っ直ぐなドリブルで通り抜けて見せたのを。
外野から見れば、それは確かに巧みな連続ボールタッチに過ぎないかも知れない。
バンビーノ(だがもし、今のを目の前でやられたとしたら……
まるでボールも奴も消えた様に感じてしまうかも分からない!)
自身も優秀なドリブラーであるバンビーノには、今のドリブルの恐ろしさを推量出来た。
そしてその使い手ネイ・フロレンシオはドリブルでグングンと上がっていき…DFの守備ゾーンへと到達する。
117 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 10:17:49 ID:???
先着で
★先取点はパルメイラスかな→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 ネイ「トニーニョ、ワンツーで返してくれ!」 トニーニョ「ああ、ローで返すぞ!」
《ハート》 ネイ「コブラタックルだか何だか知らないが…射程距離に入ったぜ!」
《スペード》 ネイ「お前の出番だ、トニーニョ!」
《クラブ》 ドトール(お前のその細い足首を、このスパイクで切り落としてみたいものだ・・・)
《JOKER》 ネイ(トニーニョ!) トニーニョ(見せるのか、アレを…!)
118 :
森崎名無しさん
:2012/01/31(火) 10:18:16 ID:???
★先取点はパルメイラスかな→
スペード10
119 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 10:43:09 ID:???
>>113
一番大きな要素は、サンパウロとパルメイラスが既に何度も試合している事ですね。
同じ都市のチームですから、まあ片手で余るくらいやっている筈です。
そこには勝ちも負けもあったと考えられる事でしょう。
なので翼の挫折イベントはサイクロン以外消化済みという認識でご了承願いたいと思います。
付け加えれば、翼の悪い変化に素早く気付けるぺぺの存在があり、
それを知らされた日本サッカー協会の機転が石崎を投入させたのもやはり大きいですね。
120 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 13:36:50 ID:???
> 先取点はパルメイラスかな→ スペード10
> 《スペード》 ネイ「お前の出番だ、トニーニョ!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・・・そしてその使い手ネイ・フロレンシオはドリブルでグングンと上がっていき…DFの守備ゾーンへ到達した。
そのままドリブルを続ければ、間もなくドトールと正面衝突が避けられなかった場面。
バンビーノなどからすれば、そのシーンこそが見たい所・・・しかし今回はお預けとなった。
ネイ「よっ・・・お前の出番だ、トニーニョ!」 パシィッ
ドトール(・・・・・・)
ネイはバイタルエリア直前で斜め後方へとボールを振ったのだ。
ここに走り込むのは、パルメイラスもう一方のOMFアントニオ・コンセイソン。
煌びやかなネイとは対照的な短髪と仏頂面、そしてプレイスタイル…。
トニーニョ「(アマラウの頭さえ越せばゴールを割れる…)よし、任された!」 グオォォォォ
チャーリー「おっとトニーニョくん、ゴールまで20m少しを残してシュートに行く!
撃ってしまえばサンパウロは防げないと踏んでの判断かー!?」
トニーニョとしては、ほぼその通りだった。
サンパウロで中央ゴール前に寄せて来ているのはアマラウ、石崎、マリーニの3名。
その中で最も警戒すべき男は当然ながらサンパウロの鷹<Aマラウである。
彼のブロックさえ突き抜けてしまえば、GKのレナートに止められる道理はない。
121 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 13:39:04 ID:???
トニーニョ「(このドライブシュートで…)それを成す!!」
ズギャァァァァァァァァン!!!!
彼はゴールを割る手段を幾つか検討し、最も高い可能性でそれを達せられる方法を選んだ。
地味ながら頼りになる、これがトニーニョのプレイスタイルだった。
…惜しむらくは、トニーニョが石崎の特異性を知らなかった所である。
アマラウ(ふふっ、知らぬという事は罪だな。)
石崎「クソったれーーーーー!!!!」 バッ
トニーニョ「むっ…!?」
バチイィィィィィィィッ!!!!!
石崎「げぷぅっっっっっ!!!!!!」
石崎は激しい回転のかかったこのシュートに対し、一欠けらの恐れもなく飛び込んだのだ。
しかも目測を誤らぬように…最後までボールをその目で捉えられるように、顔面から飛び込んだのだ。
このジャパニーズクレイジーはサンパウロ市民にとっても初めての経験…ショックであった。
122 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 13:41:38 ID:???
アマラウ(イシザキの奴は戦士としては優しすぎる、甘すぎるバカよ…
だが己の力で守ると決めた時、これほど力を発揮するバカもおらぬ。)
サトルステギ「ななな、なんつー狂ったブロックだよ…あの猿、バカなのか!?」 バッ
アマラウ「ふん…」バッ
先着で
★サトルステギがこぼれ球に飛び込む!→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 サトルステギのロケットヘッドでパルメイラス先制。
《ハート》 両者互角でボールが更にこぼれたっ…!
《スペード、クラブ》 コンドルがヘタレロケットを撃墜したぞ!
《クラブA》 アマラウ「イシザキへの侮辱は許さんぞ…オレが唯一敬意を払う男に対する侮辱はな。」
《JOKER》 サトルステギ「これがローリング海老反り3回転グレートデリシャス百八式アクセルビッグバンロケットヘッドだ!!」
123 :
森崎名無しさん
:2012/01/31(火) 13:43:29 ID:???
★サトルステギがこぼれ球に飛び込む!→
ハート7
124 :
森崎名無しさん
:2012/01/31(火) 14:10:09 ID:???
>《JOKER》 サトルステギ「これがローリング海老反り3回転グレートデリシャス百八式アクセルビッグバンロケットヘッドだ!!」
やれおそろしいことじゃwww
125 :
森崎名無しさん
:2012/01/31(火) 14:11:11 ID:???
くっそーこういう時にJOKERが出れば更に面白いのにwww
126 :
森崎名無しさん
:2012/01/31(火) 15:06:20 ID:???
逃げろ皆ーッ!
あれはわしの108式より危険だーッ!
127 :
森崎名無しさん
:2012/01/31(火) 16:02:03 ID:???
そりゃあ名前に百八式入ってて+αじゃおさまらないくらいの詰め込み方ですものw
128 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 17:14:03 ID:???
>>125
本気で悪ふざけを始めるとJOKERが出なくなる法則・・・
>>124>>126-127
サトルステギ「あり・・・・・・・・・? 半分やんけ。」
スレ主「ボールが? それともレナートが?」
=============================================
> サトルステギがこぼれ球に飛び込む!→ ハート7
> 《ハート》 両者互角でボールが更にこぼれたっ…!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
石崎の顔面ブロックに戸惑いつつも、ロペス・サトルステギはこぼれ球に跳び付いた。
サトルステギ「へっへー、シュートはオレに任せろ!
この程度の守備は軽〜く粉砕してみせるからよっ!!!」
サトルステギは今年移籍してきたばかり…パルメイラスの中でも、新入りに位置する選手。
決定力の足りなかったパルメイラスにとっては重宝する存在ではあるが…
ハッキリ言って天然KYであり、私的な部分ではチームメンバーに未だ受け入れられていない。
故に誰よりも結果を出さなくてはならない立場にあった。(…という事実を本人は気付かない。)
そんなサトルステギにとって、ライバルチームにアマラウのようなハイボール対処が滅法強いDFが
居た事は、まさに不運ハードラック∴ネ外の何物でもなかった。
129 :
森崎名無しさん
:2012/01/31(火) 17:15:15 ID:???
ロケットはランピオンでサトルはダイナマイトじゃなかった?
130 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 17:15:18 ID:???
ガシィッ!!!
サトルステギ「ゲッ! オレのパワーで押し切れねえっ!?」
アマラウ「(ほう・・・パワーだけはあるな。 だが・・・)このカスがぁ・・・ハシャグんじゃあないっ!」
バチィッ ギュルルルルル・・・
オルヘス「チッ、言わんこっちゃねえ…!」
ゲレーロ「普段あれだけ大口叩いといてコレかよ!?」
森崎「ったく、相手がアマラウじゃ仕方ねーとは言えなぁ…」
先着で
★…で、誰がこの空気をフォローすんの?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 ネイ「オレだ!」
《ハート》 オルヘス「オレだ!」
《スペード》 こんなん誰もフォロー出来ないよ…
《クラブ》 石崎「オレだ!」
《クラブA》 ●●●「オレだ!」 バンビーノ(あいつは…まさか!?)
《JOKER》 ロベルト「この勝負、ウイスキー1本分の価値はあるぜ!!」 ヒャッホー
131 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 17:17:01 ID:???
>>129
あれ? そりゃそうですよね。 なんか間違えちゃいました、失礼。
132 :
森崎名無しさん
:2012/01/31(火) 17:18:16 ID:???
★…で、誰がこの空気をフォローすんの?→
ダイヤQ
133 :
森崎名無しさん
:2012/01/31(火) 18:55:32 ID:???
クラブAまだー?
134 :
森崎名無しさん
:2012/01/31(火) 19:06:30 ID:???
なかなかバビ様が判定に関わらないな
アモロも結果はアレだが形に残った強化があったし
何かしらあると思ったんだよな
135 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 19:47:13 ID:???
> …で、誰がこの空気をフォローすんの?→ ダイヤQ
> 《ダイヤ》 ネイ「オレだ!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
結局、絶好と思われたチャンスもこぼされて終わってしまった…
そうパルメイラスのサポーターが落胆の溜息を吐いたその時である。
このボールにいち早く飛び込むパルメイラス選手が居た。
マリーニ「げぇっ、関羽!?」
ネイ「誰が関羽だっ!」
そう・・・長い髪をたなびかせたトリックスター<lイ・フロレンシオである。
チャンスが完全に途切れた物と思っていたパルメイラス・サポーターから歓声が上がる。
「来た!!!」「ネイだっ!!」「ネイ様ーー!」「あっ、けど・・・!」
ドトール(只のボレーシュートでゴールを割る? キミの人生はそれほど幸運ではないと思うがね・・・。)
何事もなし・・・という表情を崩さずないドトールも、このボールに迫っていた。
浮き球処理ならばこのドトールもかなりの腕。
少なくともネイのボレーシュートでは、あまり望むべくもないと思われる程に。
しかしネイには慌てる様子がなかった。
136 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 19:48:31 ID:???
ネイ(フッ、ドトールめ・・・目に物を見ろ、テメェのそのスカした顔を泣きべそにかえてやるぜ!) バッ
ドトール「(どうしても張り合うつもりか・・・なら、)負けて死ね!!!」 バッ
ブワァッ!
ドトール「なっ!?」
ボレーシュートに来る物と考えていたドトールは目を疑った。
ネイの脚はシュートを撃つ為に引き絞られてはおらず、ただ前に伸ばされただけ≠セったのだ。
トーーーーーン・・・・・・
そしてその左足は、呆気に取られているドトールよりも早くボールに触れ・・・
もう一度、やや右へ軌道を移しながら宙へ跳ねたのだ。
その間にネイは左足を地に着け、右脚を振り被りながら・・・まるでコンパスのような軸回転を見せた。
ドトール「なっ・・・! デルネイ、貴様!!!」
ネイ「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
ドゴオォォォォッッ!!!!!!!!!
一回転の後、落ちてきたボールにネイの右足はジャストミート!
回転の威力を加えた、まさに強打ハードショット≠ニ言える一撃だった。
このネイの新技ディレイドスピンボレーは見事にサンパウロゴールの枠を捉え・・・
137 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 19:50:05 ID:???
ピイィィィィィィィィィィ!!!!
前半終了直前、文句の無いパルメイラスの先制点を告げたのだった。
ネイ「ふぅぅぅ・・・オレって、やっぱりカッコよくて美しいよなあーっ。
控え目に言ってもミケランジェロの彫刻のように・・・。 さあ女の子達、オレを称賛するとイイぜ!!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
「ネイーーーーー!!!」「結婚してええええええ!!」「やった!いいぞお前達!」
「パルメイラス最高や!サンパウロとか要らんかったんや!!」「だがリア充は爆発しろ・・・キラークイーン!」
激しい程に嫉妬の入り混じった称賛がネイに対して浴びせられる。
それを(嫉妬も込みで)満面の笑顔で受け止めながら、サポーターに向けてアピールランをするネイ。
このスタジアム全体を揺るがす大絶叫は数分間続いた。
今のシュートの高い技術を、バンビーノが落ち着いて反芻できたのはその後だった。
バンビーノ(前半もロスタイムを残すのみか・・・ストラットのシュートは後半のお楽しみになるようだな。)
このまま何事も無く前半が終わるだろうと・・・
彼の見たい物は後半にお預けになった物と思い、バンビーノは肩の力を抜いた。
だが試合再開のキックオフを告げる笛が鳴り響いた直後こそ、彼の血潮はこれまでに無い程にザワつく事となった。
138 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 19:51:31 ID:???
グオアァァァァァァァァ・・・・
バンビーノ「ストラット! キックオフシュートだとっ!?」
ミラ「ゲゲー!!!!」
キーガン「来るのか!!!!」
アレクセイ「舐めてくれるぜ!! だが・・・」
森崎「ああ、気ぃ抜いてると持ってかれる・・・ 全力で受けてやるぜ、ストラット!!」
ストラット「喰らえ!! メガロゾーンシュートだぁぁっ!!!!!」
先着で
★みんなのトラウマ☆→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《ダイヤ》 うおお、アレクセイが止めた!
《ハート、スペード》 よっしゃ、森崎が頑張った!
《クラブ》 残念、森崎がダイスった!
《JOKER》 キーガン「このキーガン容赦せん!」
139 :
森崎名無しさん
:2012/01/31(火) 19:54:56 ID:???
★みんなのトラウマ☆→
ダイヤ5
トラウマはこれからだ!
140 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/01/31(火) 20:03:50 ID:???
パルメイラスが調子いいね☆ ・・という所で本日は終了します。
一応前半終了後はダイジェストにしようと思っています。
(投票で要5票の壁を突破したら最後までやりますが・・・)
それとアモロの強化については、別世界にてカード化した大魔王アモロの遊びなんですよね。
もし他の外伝における特有のキャラ性を、本格的にこのスレへ取り込む場合・・・
当然ながら礼儀として先に許可を頂くつもりです。
今のところ岡山姉と大魔王アモロ以外についてお伺いを立てた事はありませんので、悪しからず・・・
141 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/01(水) 15:57:44 ID:???
> みんなのトラウマ☆→ ダイヤ5
> 《ダイヤ》 アレクセイが止めた
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ドッゴオォォォォォォォォォォ!!!!!
ストラットの右足から放たれたシュートは、目にも止まらぬ直弾道となった。
ドカァッ ガシィッ
バキャッ グワシィッ
サトルステギ「いぎゃあぁぁぁぁっ!!」
トニーニョ「ンがっ…!!」
ネイ「っきしょ!!!」
ゲレーロ「相変わらずっ…!」
リンコン「痛すぎるっ…!!!!」
中央に集まってコースを塞いだパルメイラス選手を次々に薙ぎ倒し、尚も直進を続ける。
これはバンビーノが知るストラットのシュートとは一線を画していた。
バンビーノ(まさか決まるのか…!?)
142 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/01(水) 15:58:59 ID:???
前半最後という比較的リスクの少ないタイミングで、確率の低いギャンブルをかましたのだと…
バンビーノが直感的に抱いた感想は、シュートの轟音によって瞬時に吹き飛ばされた。
ゴールネットをボールが突き破る未来図が、彼の頭に描かれる…
しかし敵をひれ伏せ直進を続けるこのボールを恐れる事なく、ダッシュの勢いをつけて飛び込む影があった。
アレクセイ「いつまでも決めさせるかよっ!!!!」 グワァッッ
ドガガァッ!!!
チャーリー「と、止まったーーーー!!!」
森崎「へっ…ティアーゴの野郎、俺の見せ場を奪いやがって。」
バンビーノが垣間見た未来図を引き裂いたのは森崎ではなかった。
ブラジル最強DFの名も高いティアーゴ・アレクセイ…。
翼と対した時の1対1の強さに留まらず、シュートに対するブロックの強さも結果で示した。
バンビーノ「と、止められたか…そう、だよな。 当然だ、当然だけど…。」
「すげー、すげーぜティアーゴ!!!」「よくやった!!!」「このまま倒してやれー!!」
「くっそー、前はこれが決まったのに…」「パルメイラスが何でこんなに強くなった!?」
『キックオフシュートなんて決まる筈が無い』と常識で考えるバンビーノ。
しかしサポーターの声は、決まってもおかしくないシュートである事を間接的に伝えて来る。
そして、それを止めたアレクセイとやらの凄さも同時に理解せざるを得ない。
143 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/01(水) 16:02:16 ID:???
バンビーノ(これが…ブラジルのサッカーか…)
ピッ ピイィィィィィィィ
間もなく前半終了の笛が鳴り響いた。
バンビーノはブラジルのユースクラスにおける最高峰の闘いを目にした。
予想を超える技の応酬は、戦術的な試合の観方を忘れさせる程である。
そして、その中でストラットが十分に輝きを放っている事も認めないわけにはいかない。
バンビーノ(なるほど…お前は一人でこの街にやってきって、そして結果を出したのだな。)
イタリア人が単身で流れて来て、ここまでの存在になった…
ストラットは自分には想像も出来ない苦しい3年間を越え、このピッチに立っているのだ。
しみじみとその事を思うバンビーノ。
だからと言って、過去に投げ捨てたままの責任が消える訳ではない。
自分に対してもミアータに対しても、ストラットにはやるべき事がある。
過去を前にして逃げ出さない勇気を、意気を、覚悟をバンビーノは求めた。
そしてそれは自分自身に対してもだった。
バンビーノ(この試合、見たかった物は十分に見れた…。)
A 「・・・ホテルにチェックインするか」時計の針を進めまーす
B 「だが一応、試合の行方は最後まで見ておくか」 ダイジェストでーす
C 「いや…この試合は最後までジックリ見ておきたい」(要5票)
D 「では本場のコーヒーでも楽しみに行くか」
E 「ではイタリア人らしくナンパでもしに行くか」
F そ の 他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
144 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 16:03:13 ID:0VYGmw4M
B
145 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 16:07:20 ID:Hz08BEw2
A
146 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 16:14:22 ID:WMPHV2S2
B
147 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/01(水) 16:51:02 ID:???
> B 「だが一応、試合の行方は最後まで見ておくか」ダイジェスト
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
先着8名様で
★ストラットの活躍→! card(! dice+! dice)
ペペの活躍→! card(! dice+! dice)
翼の活躍→! card(! dice+! dice)★
★バビントンの活躍→! card(! dice+! dice)
マウリシオの活躍→! card(! dice+! dice)
リマの活躍→! card(! dice+! dice)★
★ドトールの活躍→! card(! dice+! dice)
マリーニの活躍→! card(! dice+! dice)
石崎の活躍→! card(! dice+! dice)★
★アマラウの活躍→! card(! dice+! dice)
レナートの活躍→! card(! dice+! dice)★
★サトルステギの活躍→! card(! dice+! dice)
オルヘスの活躍→! card(! dice+! dice)
トニーニョ→! card(! dice+! dice)★
★ネイの活躍→! card(! dice+! dice)
ゲレーロの活躍→! card(! dice+! dice)
ミラの活躍→! card(! dice+! dice)★
★リンコンの活躍→! card(! dice+! dice)
アレクセイの活躍→! card(! dice+! dice)
キーガンの活躍→! card(! dice+! dice)★
★ブランコの活躍→! card(! dice+! dice)
森崎の活躍→! card(! dice+! dice)★
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
148 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/01(水) 16:52:21 ID:???
↑の結果
2D6≧10 → 活躍
2D6=12 → 大活躍&覚醒
JOKER → 大活躍&覚醒
※カードの結果に関わらず、ある程度の規定展開が繰り広げられます。
ちなみに誰も活躍しなかった場合、1点差でパルメイラスが勝利となります。
149 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 16:59:00 ID:???
★ストラットの活躍→
スペード4
(
1
+
6
)
ペペの活躍→
ダイヤA
(
5
+
5
)
翼の活躍→
ハート7
(
3
+
3
)★
150 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 17:04:33 ID:???
★バビントンの活躍→
スペードA
(
1
+
6
)
マウリシオの活躍→
ダイヤQ
(
5
+
3
)
リマの活躍→
ハートA
(
1
+
4
)★
151 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 17:08:38 ID:???
★ドトールの活躍→
ハート7
(
1
+
5
)
マリーニの活躍→
スペードJ
(
5
+ dice)
石崎の活躍→
クラブ10
(
2
+
1
)★
152 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 17:09:05 ID:???
★ドトールの活躍→
ダイヤ7
(
3
+
3
)
マリーニの活躍→
ダイヤJ
(
5
+
4
)
石崎の活躍→
クラブ6
(
6
+
1
)★
153 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 17:09:47 ID:???
★アマラウの活躍→
クラブK
(
5
+
5
)
レナートの活躍→
ダイヤA
(
5
+
5
)★
レナートのJOKERを期待してみるw
154 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 17:10:45 ID:???
★サトルステギの活躍→
スペード8
(
4
+
5
)
オルヘスの活躍→
スペード4
(
3
+
3
)
トニーニョ→
スペード10
(
1
+
2
)★
155 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 17:11:35 ID:???
★ネイの活躍→! card(
5
+
6
)
ゲレーロの活躍→! card(
6
+
3
)
ミラの活躍→! card(
1
+
4
)★
156 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 17:11:45 ID:???
★ネイの活躍→
クラブQ
(
4
+
3
)
ゲレーロの活躍→
ハートA
(
2
+
3
)
ミラの活躍→
ダイヤ3
(
5
+
3
)★
157 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 17:12:53 ID:???
★リンコンの活躍→
スペード6
(
3
+
1
)
アレクセイの活躍→
クラブ4
(
6
+
5
)
キーガンの活躍→
ハート5
(
3
+
3
)★
158 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 17:13:05 ID:???
★リンコンの活躍→
スペードQ
(
5
+
6
)
アレクセイの活躍→
クラブA
(
6
+
6
)
キーガンの活躍→
スペード8
(
6
+
3
)★
159 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 17:14:28 ID:???
★ブランコの活躍→
スペードK
(
4
+
6
)
森崎の活躍→
クラブJ
(
1
+
4
)★
160 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 17:37:04 ID:???
普通にパルメイラスが勝ったか?
161 :
森崎名無しさん
:2012/02/01(水) 18:11:04 ID:???
サンパウロはFWとDFとGKが、パルメイラスはDF二人が活躍だから、
0-1をひっくり返したとはちょっと思いがたいねえ。
162 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:14:28 ID:???
どうも、心身ともに宜しくなかったので更新に間が空きました。
今日からちょっとずつ投下を再開させて頂こうと思います。
どうぞよしなに
163 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:15:30 ID:???
[活躍した人]
サンパウロ : ペペ、アマラウ、レナート
パルメイラス : アレクセイ、ブランコ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バンビーノ(確かに最低限知りたかった事は判った…
だが折角だ、この試合は最後まで観せて貰うとしよう。)
ここまで何のかんのと、肩肘を張って観戦していたバンビーノ…
だが前半に観たストラットのプレーは、彼の鬱屈への答えの一つに成り得た。
故に、少なからず心も身体も軽くなっており、ここからは純粋に試合を楽しみたいと思えたのだ。
バンビーノ(前半戦はほぼ互角だったが…ゴール前の攻防でパルメイラスが勝っていたな。
特にパルメイラスの最終ラインはまだ余力を残していそうだ…。)
バンビーノが抱いた率直な感想は、そのままスコアに反映されている。
ここからサンパウロがどう挽回していくのか…
特にストラットとツバサがどんなプレイを見せるのかに、バンビーノは胸躍らせる。
チャーリー「さぁハーフタイムも終わり、両チーム選手が再びフィールドに戻りました。
前半戦はパルメイラスが貴重な先制点を奪い、1点のリード!
果たして後半はどんな展開が待っているのか…まもなく試合再開です!」
ピイィィィィィィィィッ!!
後半のキックオフはパルメイラスからであった。
前半終盤のゴールと、メガロゾーンシュートを森崎に届かせず止められた事…
この二つの点は、サンパウロの勢いを失速させる大きな要因になり得る所と思われた。
164 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:16:49 ID:???
トニーニョ「だからこそ…後半開始早々に止めを刺す!」
ネイ「後半はずっとお寝んねしていろよっ!」
後半開始の笛が鳴るや否や、前半最後の勢いをそのままにトニーニョとネイが飛び出した。
パルメイラスコンビと呼ばれるこの二人は、のっけからその高速パスワークを見せようと言うのである。
ストラット「チッ、流石に!」
ペペ「悔しいが息が合ってやがる…!」
派手で少々危ういプレイと地味で堅実なプレイ・・・
そのスタイルは正反対であるが、彼等は足の速さもボールタッチの巧みさも、ほぼ同等の実力を持っている。
そしてこの正反対な二人は何かとウマが合い、互いに無い物をフォローし合える所があった。
そんなトニーニョとネイのコンビプレイは、間違いなくジュニオールでも有数の質を誇っていた。
これにより、サンパウロは中盤までもがキリキリ舞いになると思われたが・・・
翼「(悪いけど、今日はそいつは通用させない・・・)バビントン、マウリシオ、手筈通りに!」
バビントン「オッケー!」
マウリシオ「頼いますよっ!!」
サンパウロMFに混乱は全く見られず、むしろ機能的に動き始めた。
翼の号令から、バビントンとマウリシオの二人が同時に仕掛けたのである。
しかもパスコースに割って入るのではなく・・・バビントンはトニーニョに、マウリシオはネイに向かって行った。
165 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:17:53 ID:???
トニーニョ「ムッ・・・!?」
ネイ「何のつもりだっての!」
戸惑う二人・・・この時、広く見渡せていた彼等の視野は、目の前に迫る敵とボールのみに狭められた。
その事が、巧緻であったパスワークを僅かに粗雑な物へと変え・・・
翼「でやあぁぁぁぁっ!!!」 トンッ
狙い通りに事が運んだと言うのだろうか? 翼がドンピシャリのカットで止めてみせたのだった。
ここから暫しサンパウロのペースで試合が進む事となった。
ペペ「オレを止められるかっ!」
チャーリー「出た、ペペくん得意の南米式ドリブル! 実に巧くアウトサイドを使います!
加えてあの柔らかい足首がボールの軌道を無限に変えては為す術がないーー!」
この日のペペは絶好調らしく、動きが冴えに冴えていた…。
スピード、反応共に翼に負けていないと思うほどに。
翼(いいぞぺぺ…これならオレも!)
更にトニーニョらのお株を奪う翼とのコンビプレイが、パルメイラスの中盤をキリキリ舞いにさせ…
その結果として森崎のゴールを割る機会が訪れる事となった。
166 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:19:04 ID:???
バビントン「ツバサ!!」 シュパァァァン!
翼「よし……いくぞ、スカイドライブっ!!!」
森崎「チィッ…!!!」
サイドチェンジからノータイムで、バビントンがスピードに乗ったクロスを放つ。
この抜群のコントロールクロスに対して翼がスカイドライブで合わせた。
バチィッ!!!
森崎全力のセービングは、これをキャッチ出来ないまでも撥ね返す事に成功するが…
不運な事に、こぼれた球はストラットへと転がっていった。
当然ここはメガロゾーンシュートの体勢を取られる。
アレクセイ「チッ、今度もオレが止めてやるよっ!!!」
ストラット「そんな甘い考えは・・・・・・消し飛ばしてやるっっっっっ!!!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォッ!!!!!
懸命にブロックに入るアレクセイ…だが、ここはストラットの言う通りだった。
アレクセイ「グアァァァッ!!!」
森崎「ちっ…くしょおおっっ!!!」
至近距離…PA内で放たれたこの超ユース級のシュートは、アレクセイは勿論のこと…
体勢を無理に立て直し、再びのセービングに跳んだ森崎をも吹き飛ばしてゴールを決めたのである。
こうして後半12分、サンパウロが同点のゴールを上げたのだった。
167 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:20:21 ID:???
その後も暫くはサンパウロのペースが続いた。
ペペが更に増して調子を上げ、パルメイラスの守備を撹乱し続けたからである。
追加点取られずにやり過ごせているのは、アレクセイの奮闘も然ることながら…
ゴールを奪われれば奪われるほど強くなる、森崎の粘りが大きかった。
またパルメイラス攻撃陣も、ペースを狂わせられながらも高い攻撃力でサンパウロゴール前に幾度か到達した。
しかし…
アマラウ「ヘディングの使い手か…幼少の頃から変わらぬなぁ!
あの頃もから、どいつもこいつもオレの前に平伏してきたわっ!!」
ガコオォォッ!!!
サトルステギ「ま、またか!? なんで通用しねぇんだ……!」
アマラウ「貴様如きのヘッドは通用せん…さあその抵抗、いつまで続くかぁ?」
火力だけなら間違いなくパルメイラスでも一番……である筈のダイナマイトヘッドが全く通用しなかった。
上げども上げども、アマラウが実力の差を見せつけるかのように叩き落としまくる…
これではパルメイラスの選手達とサポーターの鬱憤が溜まるばかりであった。
トニーニョ「うおぉぉぉぉっ!!!!」
ネイ「おおぉぉぉぉっ!!!」
やがてパルメイラスはサトルステギを諦め、トニーニョとネイを中心のフィニッシュに切り替えていく。
・・・しかし残念な事に、それらも首を傾げる程サンパウロに通用しなかった。
168 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:21:48 ID:???
パコン ペチン
コルコバード丘のキリスト像を想わせる雄大な構え…
……というか、どうみてもそのレプリカである石像がボールを撥ね返すのだ。
…というか、ドライブシュートが石像に当たって撥ね返っただけ。
ストラット「ナイスだレナート、突っ立ってるだけだがポストよりマシだぜ!」
レナート「………」
彼…いや、コレはレナートと言った。
その名はラテン語のレナトゥスに由来し、再生 (reborn)…或いは王(rey)と誕生(nato)を意味する。
故に想像は易かろう…即ちコレはブラジル国民から聖人の生まれ変わりと認識されており、GKとして
FIFAに正式認定されている、世界で唯一無二の石像でもあった。 スタンド能力を与えるとか、そーゆー事実はない。
ちなみにサンパウロ市では名誉市民として登録されていたりする。
(※健常者が書いた文章です。)
トニーニョ「クソっ、流石レナート…シュートが引き寄せられていく気がする。」
ネイ「ああ、やけに高確率だ…今日は御利益のある日らしいな。」
森崎「クソっ、レナートめ…! オレの寝釈迦以上に神々しいとは許すまじ!!」
バンビーノ(見てない…オレは何も見なかった。)
(※スレ主はストレスで少しおかしくなりました。)
169 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:23:02 ID:???
意味は不明であるが、ともかくとしてパルメイラスの攻撃は通じる気配を見せない。
このまま流れはサンパウロへの一方通行になるかと思われた…
…が、その流れが変わったのは、後半29分のこの場面からである。
ペペ「今度こそってやつだっ!!」 ザシュッ
ブランコ「げぇっ、また…!!」
アレクセイ(クッ!)
何度目か判らないペペのサイド突破が、ブランコの甘い守備を再び振り切りつつあった。
これに対して痺れを切らしたアレクセイがペペに向かおうとする。 しかし…
森崎「行くなティアーゴ、中が空く!! それに…」
アレクセイ「!」
ゴール前の守備が手薄になる事も当然の理由にはなるだろう。
だが森崎がここでティアーゴを窘めたのは、もう一つの理由の方が大きかった。
森崎「いい加減、テメーのケツはテメーで拭かせろ! なあ! 見せてみろよオルテガァッ!!!」
ブランコ「!!」
パルメイラスの守備の柱は森崎とアレクセイであり、他のDF等は二人に比べれは大分劣る…それはいい。
だが頼りになる存在である二人を最初から当てにし、自らのプレイを縮み込ませているようでは困るのだ。
たとえ一歩二歩劣っていようが、必死なプレイはチームを一つの目的へと向かわせる。
全員が必死になる事がチームを一体し…そう、グルーブ感のような物をもたらし、それが大きな勢いとなる。
故にこそ、闘いの中においては味方に対しても甘さを排さなければならない。
170 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:24:21 ID:???
・・・これが、森崎がブラジルにて…いや、パルメイラスで得た最たる物であった。
思い返してみれば、それはかつての南葛が持っていた強さと同種の物である。
森崎は本能で行ってきた自身の行動を、ブラジルでは論理として理解したのである。
…ただ逆に言えば、これを理解して受け容れなければ、翼のサンパウロとは闘いにならなかった経緯を意味している。
ブランコ「ふんぬーーー!!!」
ペペ「ウゲッ!? 抜いたのに、おま…」
ザシュウウウッ!!!
森崎の苛烈な檄に応えるかのように、強引に態勢を立て直してタックルを繰り出したブランコ。
この二段タックルが、クロスを上げようとしていたペペのボールを見事に刈り取った。
森崎「ほれ見ろ、やりゃあ出来んだよ!」
ブランコ「も、モリサキ・・・へへ。」
森坂「オラオラ、もっとライン上げてけティアーゴ! キーガンも!
テメーらの後ろにもう一人いる事を忘れんじゃねえぞ!!!」
トニーニョ「・・・ったく、これだ。」
アレクセイ「1点取られといて調子にのんじゃねーよ。(・・・とは言っても)」
キーガン(・・・モリサキが2点以上取られる姿はここ1年見ていない。)
アレクセイ「よし、守備ライン上げてくぞ! 押し返せ!!!」
パルメイラスの守備が高くなり、戦術云々ではなく中盤圧縮によりプレスが効き始める事となった。
これによりペペの突破が通用しなくなり、サンパウロのリズムが徐々に狂い始める。
そんなサンパウロはミドル距離からのシュートで攻め立てようとするが・・・
171 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:25:44 ID:???
翼「フライング・ドライブシュートだあぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
ストラット「メガロゾーンシュートおぉぉぉぉっ!!!!」
森崎「そう何度も決めさせて堪るかぁぁぁぁっ!!!!!!」
バンビーノ「こ、これは・・・」
少年サポーター「これがモリサキの粘りだよ! 1点は奪われても、それ以上は許さない・・・
追い詰められれば追い詰められるほど、動きがどんどん良くなるんだ!!」
バンビーノ(確かに・・・このプレッシャーに心折れるどころか、確実に反応が鋭くなって・・・
驚異的な勝利への執念と認めざるを得ないか・・・?)
獅子奮迅と言いたくなる程に止めまくる森崎の姿。
いつネットを揺らされてもおかしくない程のシュートの嵐に対し・・・
サポーターすらも、スリルを愉しむかの如く熱狂を増していく。
少年サポーター「いいぞー! これがボク達のSEパルメイラスだっっ!!!」
そして後半43分・・・この試合に来るべきクライマックが訪れる。
172 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:27:08 ID:???
森崎「っしゃあ!! ここしかねえ!!!」 ダァッ!
ネイ「ここしかねえ、じゃねーよ!!」
トニーニョ「博打を打てるカードじゃないだろう!!」
1−1という膠着を最後の最後で打破する為、森崎が再びのドリブルを敢行した。
残り体力もほとんど無く、完全に一か八かのギャンブルだったのが実情だったろう。
顔の形を変えるくらいに驚き、ツッコミを叫ぶフィールダーの様子からも、それは明らかだった。
オルヘス「アホかっ、早く出せ!!」
森崎「判ってるっつーの。」 チラッ
オルヘス「あん・・・?」
パスの体勢に入った森崎が一瞬だけ視線をスタンドに移した。
これをオルヘスが見逃さなかったのが試合の決め手だった。
オルヘス(い、イリアーヌ・・・!? あの目! あの表情!)
森崎の視線の先には一人の少女の姿があった。
彼女は森崎に視線を返す・・・どころか、ずっと森崎の事を見詰めているのが判った。
それだけではない、頬は紅潮し、視線は羨望を飛び越した何かを雄弁に語っているではないか。
オルヘス(そいつが意味するものわああああ!!!!)
彼女にぞっこん愛ラブジュテームだったオルヘスは、その瞬間に血の涙を流した。
173 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:28:20 ID:???
ヒュルルルル・・・
バコォッ!!!
オルヘス「ぶひっ!!!」
森崎「おい、何やってんだオルヘス! お望みのパスだってのに!!!!」
いつの間にか森崎が出していたパスが、この状態のオルヘスの顔面に見事にヒット!
憐れこぼれ球となり、パルメイラス最後のチャンスはこれにて潰え・・・
オルヘス「ざけんなあぁぁぁぁぁっ!!!」
ペペ「うわっ!?」
バビントン「何だ、こいつの気迫・・・!」
森崎「あり?」
いや、潰えなかった。
フォローに行ったバビントンらを押し退けて、オルヘスが自らのミスを自らフォローしたのだ。
サポーターはこの珍プレーに対して反応を困らせたが・・・事態はこれで終わらない。
オルヘス「許さねえ」 ブツブツ
そのままドリブルで攻め上がるオルヘス。
ネイ、トニーニョらも最後のチャンスとばかりに同調し、前線へと駆け上がる。
174 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:29:57 ID:???
トニーニョ(よしっ!)
ネイ(来い、ガイアーナ!)
アマラウ(フンッ、跳ね返してやるわ・・・!)
ドトール(身の程を知れ・・・)
当然ながら自分達へのラストパスを予想し、然るべき位置に走り込むトニーニョ達・・・
また彼等に来る事を予測し、こちらも万全の守備位置を確保するアマラウ達・・・
全てが観客にとって重大なフェイクとなってしまった。
ボゥ・・・・・・・・・
ドリブルをしているボールに森崎の顔が浮かび始めるオルヘス。
流れる血の涙が見せた幻覚・・・だがそれが、オルヘスに力を与えた。
オルヘス「オレの血の涙を・・・飲んでみろおぉぉぉぉっ!!!!」
森崎(誰が!?)
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォッ!!!!!
トニーニョ(シュートじゃない!?)
石崎「その位置からかよぉ!?」
ラストパスは放たれなかった。
放たれたのはオルヘスのランニングシュートだったからである。
175 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:31:17 ID:???
守備の意表を突いたそのシュートは、DFの隙間を次々にすり抜け・・・
ドシュッ!!!!
オルヘス「名付けてブラッディー・ティアーズシュート・・・またの名をモリサキ・キリングショット。」
サンパウロのゴールネットに突き刺さってしまったのだった。
試合終了直前、勝敗を決める2点目をパルメイラスが遂に奪ったのである。
殊勲の追加点を上げたオルヘス・・・
彼を祝福に行ったパルメイラスメンバーが、その異様な様子にドン引いたのはここでは記さずにおく。
(オルヘス「次はテメェーの番だ、モリサキ・・・!!!」)
そして・・・
ピッ ピッ ピイイイイイイイイイイイッ!!!!
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
チャーリー「試合終了ーーーッ!! パルメイラス、今回のショキ・ヘイを制したのはパルメイラスです!!
最終スコアは2−1、しかも試合終了直前まで1−1という互角の激戦でした!!」
「いいぞパルメイラスーー!」「ネイー!サイコー!!」「モリサキ、お前達ならやれるぞーっ!」
「・・・・最近押され気味じゃね?」「選手達の出来はいいのに、あと一歩・・・」「つかパルメの奴等の執念がさ・・・」
176 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 18:32:18 ID:???
チャーリー「さて、この代に変わってからのショキ・ヘイの戦績は、これでパルメイラスの3勝4敗2分・・・
今年に入ってからは1勝1分ですからね、どうやらパルメイラスの勢いは本物と見て間違いないようでしょう。
来年に開催される全国規模のカップ戦・・・リオカップでは、名門サンパウロだけでなく古豪パルメイラスの
活躍も期待出来そうです。 是非とも他州の強豪チームに実力を見せ付けて欲しいと思います。」
実況も締めに入っており、今日の熱戦もこれで幕が下りようとしている。
両チームの選手達は対照的な面持ちでフィールドを去り、サポーター達も同様だった。
そんな中、結局最後まで試合を観てしまったバンビーノは、未だ席から立てずにいた。
バンビーノ(血が沸騰するような物を見せられてしまったな・・・)
彼は興奮を覚えていた。 カルチョをしたいという欲求を覚えていた。
数多の事情から、と心に躓く物の少なくないブラジル訪問・・・しかし、それを吹っ切らせる物が確かにあった。
恨み辛みの深い親友ストラットとの一方的な邂逅は、自分にとって有用な時間であったと断言出来そうである。
バンビーノ(さて、良い試合を観たお陰で気分がハイだぞ。 これからどうしよう。)
A 「ではホテルにチェックインしに行くとしよう」
B 「このままサンパウロの控え室へ特攻だ!」
C 「スタジアムとその周辺を少し練り歩いてみよう」
D 「ではイタリア人らしくナンパでもしに行くか」
E そ の 他
2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
177 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:34:41 ID:ShYviHN6
C
スレ主の情熱(主にオルヘスとレナートに対する)は伝わったw
ゲーム的にはむしろ不利になったかもしれないけど、いいJOKERだったねw
178 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:34:59 ID:94Ddg4qI
A
179 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:40:05 ID:???
レナートの活躍ってそういう事になるのかwwwwwwwww
180 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:42:56 ID:UAONT+ww
D
ネイかオルヘスにならこの選択肢で会えると思うなw
181 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:44:02 ID:mpe1fkjE
C
182 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:45:11 ID:???
レナートでこれだとメオンはいったいどうなってることやらw
183 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:47:07 ID:???
ブラジルのGKといえばタファエルはここでは登場するのかな?
184 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 18:52:23 ID:???
誰も触れないけどジウは結局、ベンチに居るのかそれともユースに上がれなかったのどっちなんだろう・・・
185 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 20:09:48 ID:???
>>177
ありがとうございました、パルメイラスの選手達をここで描写するのは大きな予定外でしたw
けれども楽しく書けて私的には満足しております。
>>179
今回のJokerで一番得したのはレナートですね。
能力に関係なくシュートを止めるご利益技、悟りセービング使いとなりましたのでw
>>180
実に面白い・・・!
>>182
メオンですか・・・いましたね、そういう中の下クラスのボスが(笑)
描写する事になったら考えます!
>>183
ブラジル関連については、あまり深く掘り下げない予定です。
>>184
サンパウロのトップチームにまで上がったジウは当然ベンチにいますよ!
この作品で描写があるかは・・・今のところ予定にないです!
186 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 20:10:55 ID:???
> C 「スタジアムとその周辺を少し練り歩いてみよう」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
バンビーノ「少し・・・余韻に浸るのも悪くないかもな。」
直ぐにホテルへ向かおうとも思ったバンビーノだが、やはり思い留まった。
スタジアムを簡単に後にしてしまうには、少々勿体無い気がしたのだ。
このエスタジオ・ド・パカエンブーは、サン・シーロを知るバンビーノから見れば確かに中小規模である。
しかしサポーターの熱気はミラノ10万人のそれに引きを取っていなかった。
流石はサッカー王国と呼ばれる国だと思うに十分だった。
バンビーノ(スタジアムと、その近くを少し回ってからでも好い・・・ホテルは逃げやしないからな。
きっとオレ以上に試合の余韻に浸ってる奴等も沢山居るだろう。)
こう決めるとバンビーノはようやく席を立った。
そして充足感を友にスタンド出口へと歩き出したのだ。
先着で
★何かに巻き込まれるかな?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
《JOKER》 只ならぬ気配・・・! サイボーグかと疑うほど筋肉の締まった少年と、もう一人・・・
《K》 只ならぬ気配を醸し出す少年がいる事に気が付いた。
《Q》 サイボーグかと疑うほど筋肉の締まった少年の姿に気付いた。
《10〜J》 近くの飲み屋で祝杯に巻き込まれた。
《8〜9》 ???「あの・・・貴方はもしかして?」 女性に声をかけられた
《6〜7》 ドンッ 余所見をしていたら人とぶつかってしまった。(※ハートとそれ以外で結果が異なります)
《5以下》 特に何もなし
《クラブA》 ???「あら、バンビーノ」 バンビーノ「失れ@・・・んな!? 何故キミがここに!?」
187 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 20:11:36 ID:???
★何かに巻き込まれるかな?→
クラブ3
マモノ引きたいなあ(おい
188 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/07(火) 20:24:38 ID:???
何にもなーいなー
…という所で本日の更新を終了致します。
次回はバンビがストラットを訪ねる所からになります。
明日は恐らく更新出来ず、明後日以降も微妙かもですが…
189 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 20:27:04 ID:???
乙でしたー
190 :
森崎名無しさん
:2012/02/07(火) 20:50:32 ID:???
乙でした
やる夫板IIの「やる夫で学ぶJリーグの旅ワールドツアー」でセリエAの凋落をやっていて、
三杉達のことを読んだ後だったので興味深かったです。
191 :
森崎名無しさん
:2012/02/08(水) 20:29:11 ID:???
あのスレは勉強になるよな
伝説のジャパニーズゾーンプレスに本ネタが存在したとか全然知らなかったし
192 :
森崎名無しさん
:2012/02/08(水) 20:39:02 ID:???
マジでジャパニーズゾーンプレスに元ネタがあるの!?
193 :
森崎名無しさん
:2012/02/08(水) 22:11:51 ID:???
賀茂さんの元ネタを辿っていくといいよ
194 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/02/09(木) 12:08:22 ID:???
>>190
乙感謝です。 なんじゃろなと思ってスレを見にいってビックリしました。
サッカーの現代史がとても良くまとまっているし、しかもエンターテイメントな面白さで読ませる凄さ。
私も(三杉、アナカンの為に)本を読んだり時間かけて調べたりしましたが、あのスレを読んでおけば
そんなに調べる時間を取らなくても良かったんじゃないのかと…
セリエAの凋落の話は私も昨日興味深く読みました、wikiの方に推薦スレとして紹介したいくらいです。
>>191-193
加茂監督については、私もどう評価して良いか困るお人です。
ゾーンプレス≠ニいう単語を広めた罪は以前に作中で述べたと思いますが、観客側が未熟だった当時において、
戦術という物を人々に意識周知させるには、キャッチーな単語作りでもないと無理だったのかなぁ…と。
加茂さん→岡ちゃんの流れは胸熱。
それはそうと、日本代表監督の事も調べると結構ハマりますよ。
アジアで勝つ事を目標にしていたオフト監督。(アナカンでも登場予定です。)
時間が無くて一つの形のチームしか作れず、最後のイラン戦では怪我等で選手皆ボロボロだった事とか…
代表選出基準や起用法は良いけど戦術がフリーダム杉たファルカン監督・・・と同じ轍を踏んだジーコ監督。
ジャパニーズゾーン加茂監督は言うに及ばす。
ああ、そう言えばあのスレで一番面白かったのはトルシエ監督に関する記述でした。
以前戦術を調べていた頃、トルシエ監督の4年間の采配経緯は正直ツッコミが多いと思ったのですが・・・
(特に3−4−1−2という時代の先端から取り残された戦術を、日本の基準として定着させしてしまったのに、
その後欧州に移ったら一瞬で4−2−3−1に鞍替えしたりとか、許しがたいと思ってました。)
日本サッカー界の発展(育成、戦術周知など)には物凄い足跡を残しているんですね。
物事を一面だけで判断してはいけないと反省しました。
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