キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】
1 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/02(金) 02:24:54 ID:???
*せつめい*
このスレはキャプテン森崎をベースにしっちゃかめっちゃか色んなジャンルの作品を鍋にぶち込んだ挙句。
じっくりコトコト煮込んだあと、東方projectというお皿に盛りつけたようなスレです。
そういうカオスなお話が大好物ですというお方だけお付き合い下さいますようお願いします。
物語は参加者さんの投票・カード、ダイスの判定結果によって変化しながら進行します。
[前回のあらすじ]
長崎で鳴らした俺こと佐野満は、よくわからないまま幻想郷に流されたが、
霊夢ちゃんの手を借り、居候をさせてもらう事になった。
しかし、幻想郷でくすぶっているような俺じゃあない。
ボールさえあればサッカーを通してなんでもやってのける命知らず、不可能を可能にし巨大なスキマ妖怪を
叩き起こす、俺達、特攻野郎イレギュラーズ!
佐野「俺は佐野満。 通称軽業師。 小細工まみれのドリブルとオーバーヘッドキックの名人。
俺のような天才サッカー選手でなければ百戦錬磨のつわものどものキャプテンは務まらん」
剣崎「俺は剣崎一真。 通称オンドゥル王子。 自慢の滑舌でみんなの耳はボドボドだ!
ハッタリかまして、技の習得に練習機会を3回使わせちゃうぜ」
律子「私は秋月律子、通称りっちゃん。 チームの頭脳。 情報収集は美貌(リッチャンハカワイイデスヨ)と頭の良さでお手の物!」
クーガー「よおお待ちどう。 俺様こそクーガー。 通称兄貴。 スピード狂としての腕は天下一品!
奇人? 変人? スクライド出典なら仕方ない」
ブースター「ブースター。 通称唯一王。 物理の天才だ。 カモネギだってデリバードだってぶん殴ってみせらぁ。
でもヒヒダルマさんとゴウカザルさんだけは勘弁な」
俺達は、3ヶ月待てばいいだけなのに早く帰りたい為にあえてサッカーに挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、特攻野郎イレギュラーズ!
助けを借りたいときは、いつでも言ってくれ。
184 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 00:31:39 ID:???
乙でしたー
ここは点を取りたいところだが、どう取ろうか
ブースターに渡すなら銀様はパス値低いし警戒されているだろうから
ダークドリームに落としてもらうのがいいかな
それかクーガーか佐野のドリブルを狙うか
相手のタックル値がまだ分からないしこっちのがいいと思うが
185 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 16:44:34 ID:???
レティさんのタックルがどの程度かによるね
東方サッカー的に考えて技は持ってるだろうが
186 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/08(木) 23:17:24 ID:???
>>184-185
どうも乙感謝です。あちらのイレギュラーズに対する知識もかなり不足していますが。
こちら側の1ボスチームに対する知識もまだ不完全ですからね。色々と試していきましょう。
>★水銀燈 ドリブル ( スペード2 ) 49+( 6 + 4 )=59★
>★静葉 タックル ( ダイヤ8 ) 47+( 1 + 1 )=49★
>≧2→水銀燈が静葉を抜いた! そしてそのままバイタルエリアに突入したぞ!
=============================================================================
ササッ
水銀燈「ふふっ、おバカさぁ〜ん」
静葉「これもまた運命……」
先ほどリグルを弾き飛ばす程の体格に見合わないパワードリブルを見せた水銀燈は、
今度はその身軽さを生かした鮮やかなドリブルであっさりと静葉を抜き去った。
佐野「ナ、ナイスだ水銀燈!」
水銀燈「本当はこんな事しなくていい筈なのに、どこかの誰かさんが無様に突破に失敗しちゃったからねぇ。
まぁ私はそんな奴と違って優秀で完璧だからこの程度は朝飯前よぉ」
佐野「ぐぬぬ……」
アイビス「(くそっ……)」
上手く佐野とアイビスのミスをフォローした形になった水銀燈に、佐野は激励をするのだが……。
水銀燈はそれに対してなんとも厭味ったらしい言葉を返す。
これには佐野も思わず二の句を継げなくなるのだが、気を取り直して現在の状況を確認する。
佐野「(ええい、水銀燈がああいう感じなのはもうわかってた事だ、気にするな俺!
それより問題はここからどうするかだ。 時間は……今は25分を過ぎようかって所だな。
残り時間は5分少し。 これが最後の攻撃になりそうだ。 なんとかして追加点を取りたい所だがどうする?
ゴール前にはダークドリームとブースターがいる、右サイドからはクーガーさんが猛スピードでゴール前に走りこもうとしてる。
俺は……駄目だ、アイビスさんのフォローの為に下がってたからゴール前に行くにゃ時間がかかる!
ここで決めようとするならダークドリームとブースター、あとはクーガーさんの誰かに任せるしかないが……)」
187 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/08(木) 23:18:25 ID:???
A.もう一度ブースターに撃たせるんだ! ブースターにグラウンダーのパスをさせるぞ!
B.ダークドリームにやらせてみよう! ゴール前のダークドリーム目掛けてハイボールだ!
C.クーガーさんだ! ゴール前に走るクーガーさん目掛けてパスを出させよう!
D.水銀燈の調子は良さそうだしこのまま突っ込ませてみるのもいいかもな
E.いや、慌てるでない。こういう時こそ待ちだ。俺がゴール前に行くまで水銀燈にキープさせるぞ!
F.水銀燈の判断に任せてみよう。信じる心を持つのだ。
G.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
188 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:18:50 ID:63XQm+rQ
B
189 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:22:25 ID:jyiKCHog
B
そうそう何度もブースターは使えないしなあ
190 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:26:54 ID:???
ポストプレイか?
191 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/08(木) 23:41:03 ID:???
>B.ダークドリームにやらせてみよう! ゴール前のダークドリーム目掛けてハイボールだ!
========================================================================================
佐野「水銀燈、ダークドリームに上げろ!」
水銀燈「あいつであのデカブツを抜けるのぉ? し〜らないっ」
ポーンッ
決定力を考えればブースターに渡すのが得策かもしれない。
しかし、1ボスチームもブースターの実力を知った以上はそう易々と撃たせるとは思えない。
ブースターはキープ力が無い為にボールを受けた所をタックルで狙われてはひとたまりもないし。
水銀燈のパスも精度は低いのだからカットに来られては奪われる可能性もあるだろう。
それならば高いジャンプ力を有するダークドリーム目掛けてボールを上げるのが、一番確実であると佐野は判断をしたのだ。
佐野の指示を受けると水銀燈は眉根を吊り上げながら懐疑的な目で佐野を見るも、
命令に背くという事はなく高く山なりとなったボールをゴール前に上げる。
パスの精度は低くとも、この程度の芸当は水銀燈も可能。
ボールはゆるやかな軌道を描いて落ちてゆき、それに向けてダークドリームは走りながら合わせる。
霖之助「あーっとぉ!? イレギュラーズ、これはダークドリーム選手へのパスだァ!
先ほど強烈なシュートを撃ったブースター選手へのパスではありません!
ダークドリーム選手、これにあわせてヘディングに行くかァ!?」
192 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/08(木) 23:42:15 ID:???
タタタタッ
ダークドリーム「ナイスパス、水銀燈! よし、いっくぞ〜!!」
レティ「(……何か特別な事をする素振りも無い。 ただのヘディングね。 よし……!)」
ドドドドド バッ!!
レティ「撃たれる前に弾き返してやるわ!」
キスメ「…………!」←両手を振ってレティを応援してる
ヤマメ「キスメ、私たちもシュートコースを塞ぐんだよ! レティだって下手こいちゃうかもしれないんだから!」
ダークドリーム「これが私のおでこシュートだ!」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★ダークドリーム ヘディング (! card) 51+(! dice + ! dice)=★
★レティ 高いクリアー (! card) 55+(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★キスメ ブロック (! card) 50+(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★ヤマメ キャプチャーウェブ (! card) 52+(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
【シューター】−MAX【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に (ブースターがねじ込み)(クーガーと羽目玉Cで競り合い)(羽目玉Bがフォロー)
≦−2→1ボスチームボールに。
【シューター】−【キーパー】
≧2→ダークドリームのヘディングがゴールに突き刺さる! ダクドリさんがやってくれました!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(クーガーがねじ込み)(ブースターがねじ込み)(羽目玉Cがフォロー)
≦−2→1ボスチームボールに。
【補正・備考】
キスメ:ダイヤかハートで「井の桶の怪(+4&100消費)」
193 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:42:31 ID:???
★ダークドリーム ヘディング (
スペード6
) 51+(
6
+
6
)=★
194 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:43:16 ID:???
★レティ 高いクリアー (
スペードA
) 55+(
5
+
2
)+(人数差補正+1)=★
195 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:43:32 ID:???
★レティ 高いクリアー (
ダイヤ7
) 55+(
5
+
4
)+(人数差補正+1)=★
196 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:44:01 ID:???
★キスメ ブロック (
ハート2
) 50+(
3
+
5
)+(人数差補正+1)=★
197 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:44:57 ID:???
競り勝って1対1狙え狙え!
198 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:45:37 ID:???
★ヤマメ キャプチャーウェブ (
ダイヤ4
) 52+(
1
+
1
)=★
199 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:49:09 ID:???
ネーミングセンスが某ブロッサムさん並w
その内おしりシュートとかやりそうだw
200 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:50:07 ID:???
おでこシュートにおしりシュートwww
201 :
森崎名無しさん
:2012/03/08(木) 23:54:38 ID:???
顔面ブロックとヒップブロックの親子を思い出した
202 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 00:03:03 ID:???
尻シュートといえばラブマリー
203 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 00:17:00 ID:???
>>199-200
某マリンさんが既におでこパンチは実践済みだったりするのれす。マリンかわいいよマリン。えかいつ。
>>201-202
シュートやブロックで腫れ上がったお尻をテロテロしたいです。
>★ダークドリーム ヘディング ( スペード6 ) 51+( 6 + 6 )=63★
>★レティ 高いクリアー ( スペードA ) 55+( 5 + 2 )+(人数差補正+1)=63★
>★キスメ ブロック ( ハート2 ) 50+( 3 + 5 )+(人数差補正+1)+(井の桶の怪+4)=63★
>★ヤマメ キャプチャーウェブ ( ダイヤ4 ) 52+( 1 + 1 )=54★
>=0→ボールはこぼれ球に。クーガーと羽目玉Cで競り合い
======================================================================================
ダークドリームがただのヘディングを狙っているのだと判断した瞬間、レティはクリアーに向かった。
強引なクリアーは反則を貰う危険性も孕むが、しかし成功すればボールを即座に前に送る事が出来る利点がある。
何よりブロックではどれだけその巨漢を使ってシュートコースを阻もうとしてもヤマが外れれば空振りに終わる事もあるが、
クリアーならば思う存分そのパワーを生かしてディフェンスが出来るのだ。
故にレティは迷わずクリアーにいった、貧弱そうに見えるダークドリーム相手ならば必ず競り勝てると信じて。
ダークドリーム「いけぇぇぇぇぇえええっ!!」
レティ「ふがぁっ!!」
ガチィィィッ!!
ダークドリーム「うあっ!?」
レティ「なっ……!?」
佐野「お、おお……!? ダークドリーム!!」
ヤマメ「そ、そんな!? レティがパワーで勝てない!?」
しかし蓋を開けてみれば結果は違った。
空中でせめぎ合うダークドリームとレティ……ダークドリームの方が上から力をかけているとはいえ、
共に額でボールを挟み合う両者の力は全く均衡をしていた。
まさかレティがパワーで勝てないと思っていなかった1ボスチームメンバーは思わずどよめき。
またイレギュラーズの者達も、ダークドリームの小さな体にどうしてそんな力があるのかと思わず驚く。
そうして、空中で交錯した両者はしばし力比べをしていたのだが……。
204 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 00:18:26 ID:???
バンッ!!
ダークドリーム「わっ!?」
レティ「きゃあっ!?」
結局勝負は五分。
両者が両者のパワーに押し負け、レティとダークドリームは体勢を崩して地面に倒れこみボールは真上へと大きく跳ね上がったのだった。
霖之助「なっ、なんという事かァ!? ダークドリーム選手、レティ選手の力比べは全くの五分と五分!!
パワーディフェンスを最大の売りとするレティ選手ですが、クリアーならず!!
ボールは再び上空に浮き上がり、零れ球となったァ!?」
観客「レ、レティさんのパワーディフェンスが敗れただと!?」「やべぇ、ボールがまだペナルティエリアの中だ!」
「は、早くクリアーしろー!! 間に合わなくなっても知らんぞー!!」
ダークドリーム「あー、びっくりした。 あれっ、ボールは?」
レティ「くっ、なんて子なの……! ……ボール。 は、早くクリアーをッ!!」
よもやレティが負けこそしないものの、勝てもしないとは……と観客たちもざわつく中。
地面に倒れたダークドリームとレティは両者共に体を起こしボールの行方を目で追いかける。
高く跳ね上がったボール、ブロックに入っていたキスメも、
セーブの構えを見せていたヤマメも反応出来なかったそれにいち早く反応をしたのは……。
クーガー「遅い、遅い、遅すぎる!! あくびが出る程スローリィだ!!」
ヤマメ「ゲ、ゲェーッ、やばい!?」
205 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 00:19:48 ID:???
誰よりも速く動く事に固執をする男、ストレイト=クーガー。
ダークドリームとレティの争いが引き分けで終わると同時にようやくゴール前に辿り着いた彼は、
そのまま咄嗟の判断で零れ球に飛びついていた。
慌てて1ボスチームの左サイドバック、羽目玉もクーガーに追いすがるのだが……。
クーガー「初動が俺より遅い癖に、俺より速くボールに触れられるかァ!!」
羽目玉C「ウジュルウジュル……」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★クーガー 高いトラップ (! card) 52+(! dice + ! dice)=★
★羽目玉C 高いクリアー (! card) 45+(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→クーガーさんがボールをトラップした! そして迷う事なくそのままゴールに突っ込みおった!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(ブースターがねじ込み)(ブースターとキスメで競り合い) (キスメがフォロー)
≦−2→羽目玉がクリアーに成功。 羽目玉C「諦めなければ結果はついてくる。私はそれを信じてがむしゃらにプレイしただけです(苦笑)」
206 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 00:20:45 ID:???
★クーガー 高いトラップ (
クラブ8
) 52+(
2
+
3
)=★
207 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 00:20:59 ID:???
★クーガー 高いトラップ (
ダイヤ8
) 52+(
1
+
3
)=★
208 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 00:21:03 ID:???
★羽目玉C 高いクリアー (
ダイヤ5
) 45+(
1
+
5
)=★
209 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 00:21:43 ID:???
ヒャッハー!1VS1!
210 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 00:36:34 ID:???
>★クーガー 高いトラップ ( クラブ8 ) 52+( 2 + 3 )=57★
>★羽目玉C 高いクリアー ( ダイヤ5 ) 45+( 1 + 5 )=51★
>≧2→クーガーさんがボールをトラップした! そして迷う事なくそのままゴールに突っ込みおった!
================================================================================================
クーガー「オラァッ!!」
羽目玉C「ウゴウゴ……」
誰よりも速く飛翔し、速く最高到達点に辿り着き、速くボールに触れたクーガー。
そのクーガーに遅れて飛翔した羽目玉Cが最高到達点に辿り着いた時、既にクーガーの姿はそこにはなく。
競り合う事すらさせてもらえないまま、羽目玉は地面に着地をする。
羽目玉C「ウゴ……?」
そして、着地した瞬間に羽目玉Cが見たものは……。
クーガー「フヒャヒャヒャヒャヒャー! ブゥラァボォォォォォ!」
ヤマメ「ウギャーッ、濃いィのが笑いながら走ってきたァァァァァ!?」
既にドリブルを開始しゴールに突っ込もうとするクーガーの後ろ姿であった。
佐野「ちょま、えぇぇぇぇええええええええ!? 着地してからの動き速すぎるだろ!?」
水銀燈「あいつ本当に人間なのぉ?」
着地と同時にドリブルの1歩目を踏み出し、そのまま超加速でゴールへと前進。
この異常なまでの一連の行動の速さに佐野は絶叫し水銀燈ですら目を丸くするのだが……。
対する1ボスチームの驚きようといえばその比ではない。
ヤマメ「やばいやばい! キスメ、とととと、止めてェェェ!!」
キスメ「…………!」←(`・ω・´)としてる
クーガー「フヒャヒャヒャヒャヒャーッ! ファァァァンタスティィィックゥゥゥゥゥゥ!!!」
211 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 00:37:35 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★クーガー ドリブル (! card) 54+(! dice + ! dice)=★
★キスメ タックル (! card) 45+(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→テンションMAXのクーガーさんを止められる人はいませんでした。ヤマメと一対一に!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(ブースターがねじ込み)(ブースターがフォロー)(羽目玉Bがフォロー)
≦−2→1ボスチームボールに。
【補正・備考】
クーガー:ダイヤで「やや華麗なドリブル(+2)」
212 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 00:38:02 ID:???
★クーガー ドリブル (
ダイヤ9
) 54+(
6
+
1
)=★
213 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 00:39:14 ID:???
もはやいじめ
214 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 00:39:29 ID:???
★キスメ タックル (
スペードQ
) 45+(
5
+
4
)=★
215 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 00:58:35 ID:???
>★クーガー ドリブル ( ダイヤ9 ) 54+( 6 + 1 )+(やや華麗なドリブル+2)=63★
>★キスメ タックル ( スペードQ ) 45+( 5 + 4 )=54★
>≧2→テンションMAXのクーガーさんを止められる人はいませんでした。ヤマメと一対一に!
=============================================================================================
クーガー「アヒャーヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!!」
キスメ「…………!」←(`・ω・´)としてる
笑う男と桶の少女は相対した。
キスメ「…………!」←(`・ω・´)としてる
クーガー「ヒャヒャヒャヒャー!」
ビュバンッ!!
桶の少女の耳元で、何かの音が鳴った。
キスメ「…………?」←(´・ω・`)としてる
少女はいつの間にか目の前から消えた男の姿を探そうとした。
クーガー「あと1人ィィ!!」
キスメ「…………!?」←Σ(´゚ω゚`)としてる
声を頼りに振り向けば男がいた。
いつの間にか少女は抜かれていたのだった。
216 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 01:00:02 ID:???
霖之助「うわあああああああああああああああああああああ!? 駄目だぁ、まるでお話にならないィィィイッ!?
クーガー選手、競り合いを制すると同時にいきなりチャンスを作ってしまったァァァ!?
1ボスチーム、これで残るはゴールキーパーのヤマメ選手だけ!
前半終了間際、ここは何としても守りたいが果たしてどうなるゥ!?」
レティ「ヤ、ヤマメ……お願い、止めて!」
佐野「いけーっ、クーガーさん! 追加点だッ!!」
ズドバババババババババババババババッ
クーガー「任せておけ佐野ォ! 俺は世界を縮める男だァ!!」
ヤマメ「く、くそぅ! 2点も取られてたまるもんかーっ!!」
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★クーガーの判断→! dice 奇数でドリブル、偶数でシュート★
★クーガー ドリブル/シュート (! card) 54/51+(! dice + ! dice)=★
★ヤマメの判断→! dice 奇数でドリブルにそなえる、偶数でシュートにそなえる★
★ヤマメ そなえる (! card) 50+(! dice + ! dice)=★
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→クーガーさんがゴールイン! また世界を縮めてしまった……。
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ブースターがねじ込み。ゴールはからっぽ)(ダークドリームがねじ込み。ゴールはからっぽ) (羽目玉Bがフォロー)
≦−2→一対一世界チャンピオン! ヤマーメッ!!
【補正・備考】
クーガー:(ドリブル時)ダイヤで「やや華麗なドリブル(+2)」
217 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 01:00:26 ID:???
★クーガーの判断→
1
奇数でドリブル、偶数でシュート★
218 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 01:00:31 ID:???
★クーガー ドリブル/シュート (
スペードA
) 54/51+(
6
+
5
)=★
219 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 01:01:03 ID:???
★ヤマメの判断→
4
奇数でドリブルにそなえる、偶数でシュートにそなえる★
220 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 01:01:13 ID:???
申し訳ありません、ヤマメの数値は正しくは以下の通りです。間に合えばこちらで引いてください。
★ヤマメ そなえる (! card) 51+(! dice + ! dice)=★
221 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 01:01:17 ID:???
★ヤマメ そなえる (
クラブJ
) 50+(
2
+
4
)=★
222 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 01:01:19 ID:???
★ヤマメの判断→
3
奇数でドリブルにそなえる、偶数でシュートにそなえる★
223 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 01:01:29 ID:???
★ヤマメ そなえる (
スペードQ
) 50+(
6
+
1
)=★
224 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 01:02:18 ID:???
やっぱり兄貴は最高だよ…
225 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 01:03:20 ID:???
ごめんなさい、一応修正が間に合っていますのでお手数ですが
>>220
で引き直してください。
カードがKじゃなければゴールでする。
226 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 01:05:05 ID:???
★ヤマメ そなえる (
スペード4
) 51+(
2
+
5
)=★
227 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 01:05:14 ID:???
★ヤマメ そなえる (
ダイヤK
) 51+(
1
+
5
)=★
嫌な予感がするなあ・・。
228 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 01:05:22 ID:???
★ヤマメ そなえる (
JOKER
) 51+(
4
+
3
)=★
229 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 01:05:55 ID:???
ヒャッハー!2点差あああああああああ!!
230 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 01:06:24 ID:???
やばかったな・・・
231 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 01:08:02 ID:???
>>227
予感的中おめでとうございます。更新で
>>226-228
まで一度にずらっと出たので一瞬ヒヤッとしました。
それでは兄貴がやってくれて2点差!おまけにドリブルフラグ取得!といった所で本日はひとまずここまで。
明日は1ボスチーム前半ロスタイムからの攻撃から、ハーフタイムを終えるくらいまではいきたいですね。
お疲れ様でしたー。
232 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 01:13:28 ID:???
衝撃のファースト乙!
233 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 21:39:14 ID:???
>シュートやブロックで腫れ上がったお尻をテロテロしたいです。
おおっと、○○○のお尻が腫れ上がった!
ここだ、ここでテロテロだ!
はずれが多い?気のせいだ!→! card
A→秋月律子
2→レイ=クウゴ
3→ユーノ=スクライア
4→カイン=ハイウインド
5→水銀燈
6→剣崎 一真
7→ストレイト=クーガー
8→ダークドリーム
9→ブースター
10→佐野 満
J→アイビス=ダグラス
Q→博麗霊夢
K、JOKER→やったね、好きな人を選べるよ!
234 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 21:45:47 ID:???
はずれが多い?気のせいだ!→
ダイヤ8
235 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 21:57:08 ID:???
これはおしりシュートフラグ
236 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 21:59:42 ID:???
>>232
壊滅のセカンド乙感謝!
>>233-235
ダークドリームさんの場合は、お尻よりもお腹をテロテロしたいですね。テロテロ(>ω<)
237 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 22:00:10 ID:???
おまわりさんこいつらです
238 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 22:00:48 ID:???
>★クーガーの判断→ 1 奇数でドリブル、偶数でシュート=ドリブル★
>★クーガー ドリブル ( スペードA ) 54+( 6 + 5 )=65★
>★ヤマメの判断→ 4 奇数でドリブルにそなえる、偶数でシュートにそなえる=シュートに備える★*読み違い*
>★ヤマメ そなえる ( スペード4 ) 51+( 2 + 5 )+(読み違い-2)=56★
>≧2→クーガーさんがゴールイン! また世界を縮めてしまった……。
>※クーガーがダイス11で勝利した為、ドリブルフラグを取得!
==============================================================================================
ヤマメ「(こんだけドリブルで来てる以上、最後もドリブルで私を抜かすつもりか?
いや、そう思わせておいてシュートで来る? ど、どっちだい!?)」
1ボスチームのゴールを守る最後の砦、黒谷ヤマメはこの土壇場で迷った。
既に1失点を喫しただでさえ苦境の中、更に失点を重ねてしまえば勝ち目はほぼ無くなってしまう。
だからこそ迷った、自身の決断がこの試合の勝敗を分けてしまいかねないから。
そして、その判断の迷いこそが大きな命取りだった。
クーガー「遅いッ!!」
ヤマメ「あっ……!?」
棒立ちとなっていたヤマメの横を、クーガーは一瞬の内で通り過ぎた。
ストレイト=クーガーは迷っていて勝てるような選手ではない。
彼の持つ人間とは思えない程のスピードには、迷っていては反応すら出来ないのだ。
しかし、それに気づいた時はもう遅い。
ヤマメが後ろでに伸ばした手は空を掴み……その先で最後の1人を抜き切ったクーガーは慌てる事なくゴールにボールを流し込み。
スサァッ ピィーッ!!
クーガー「また世界を縮めてしまったぁ……」
こうしてイレギュラーズの2点目を告げる審判の笛は鳴り響くのだった。
イレギュラーズ 2−0 1ボスチーム
239 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 22:01:48 ID:???
霖之助「あぁぁぁぁあっとぉ! ゴール、ゴールですッ!!
前半29分、ロスタイムに差し掛かろうかというこの時間帯で、イレギュラーズ! なんと追加点を取ってしまったァ!!
得点を決めたのは背番号7、驚異的なスピードを持つサイドハーフ、クーガー選手!
ゴール前の混戦を制し見事にボールを確保してから1人で決めてしまったァ!!
既に前半残り時間は無く、イレギュラーズ、これは大きな追加点!
逆に1ボスチームは2点差に広げられ苦しい展開となってしまったぞ!」
観客「ウギャー!? こんな時間帯で追加点取るかよ普通!?」「こらきつい……ルーミアとリグルで3点取れと?」
「こりゃ連敗記録また更新しちまうかもしれんね」「それでもレティさんなら……レティさんならなんとかしてくれる……!」
このクーガーのドリブルゴールには、実況席も観客たちも口々に絶賛、或いは悲鳴を上げ。
とにもかくにも大きな反響を呼んだ。
何せ残り時間あと僅かという所で決めた追加点――このまま1−0で折り返すかと思われた矢先での失点だったのである。
1ボスチームを応援する者達が悲鳴を上げるのも当然であり、それらの声を聞きながら点を上げたクーガーは高笑いをし。
ようやく起き上がったダークドリームやフォローに入っていたブースターも喜びながらクーガーの元に駆け寄る。
クーガー「ハーッハッハッハッ! 1点目からだいぶ時間が空いたのは個人的にかなり心苦しいが、とにかくこれで2点目だァ!!」
ダークドリーム「わぁい! やったねクーガー!」
ブースター「キュ〜」
佐野「(よし、これで守備が得意とされるチームに前半で2点差をつけた! これはかなり後半戦に有利に働く筈だ。
さて、それはともかく俺も何か言っておくべきだろうか)」
240 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 22:02:51 ID:???
A.「ナイスゴール、クーガーさん! 流石だな!」 無難にクーガーを激励しておく
B.「やっぱり兄貴は最高だよ……」 兄貴は最高だよと言っておく
C.「ダークドリームもよく零れ球にしたな。 惜しかったけどいいプレイだったぞ」 ダークドリームをフォローしておく
D.「ええい、この程度で満足するな! まだまだ点を取るぞ!!」 気を引き締めさせ更に追加点を狙わせる
E.「ねぇねぇどんな気持ち? 前半終了間際に点取られてどんな気持ち?」 1ボスチームに今の心境を語ってもらう
F.「(いや、ここはあえてノーコメントだ)」 あえて無言を貫きダンディさを見せておく
G.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
241 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 22:04:13 ID:JhKD+paE
A
242 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 22:04:43 ID:jp3Zu27+
C
てっきりポストプレイと思っていたが、あの六ゾロは大きかった
243 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 22:05:16 ID:uPGBqR3s
C
244 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 22:10:15 ID:???
しかしレティがいないと本当にあっさり決まるね
245 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 22:23:38 ID:???
>>237
スレ主さんが小兎姫に連行されたー
246 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 23:34:34 ID:???
>>242
覚醒できなかったのは惜しかったですが、それを差し引いても素晴らしい活躍でしたね。
>>244
キスメもヤマメも弱くはないのですが、強くもないのです。
>>245
僕は変態じゃないよ。仮に変態だとしても、変態という名のジェントルメンだよ。
247 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 23:35:34 ID:???
>C.「ダークドリームもよく零れ球にしたな。 惜しかったけどいいプレイだったぞ」 ダークドリームをフォローしておく
================================================================================================================
ダークドリーム「えへへ、そうかな?」
佐野「おう、あのヘディングが軽々クリアーされてちゃこのゴールは無かったんだしな」
クーガー「まぁそういう事だな。 あそこで持ちこたえたから俺がボールを拾えた訳だ」
クーガーの華麗で素早いドリブルゴールに目が行きがちではあるが、
それもその前のダークドリームのレティとの力比べがあってこその結果である。
体格から見ても、人数差を考えても負けておかしくなかった勝負でダークドリームはよくぞ持ちこたえたと佐野は褒め。
これにはダークドリームも頭をかきながら照れた様子ではにかみを見せる。
佐野「この調子でガンガン攻めてくぞ!」
ダークドリーム「オー!!」
佐野に褒められたダークドリームは目に見えてやる気を出した様子でこの佐野の鼓舞の声を応える。
クーガーはその様子を肩を竦め苦笑を浮かべながら見守り、相変わらずアイビスは輪に加わろうとせず、
ブースターは佐野とダークドリームの足元でぴょんぴょん跳ねて喜びながら……こうして前線メンバーは自陣へと戻っていく。
ユーノ「ナイスゴールでした、クーガーさん。 ダークドリームも頑張ったね」
ダークドリーム「うん!」
クーガー「俺は誰よりも速く動ける男だからなぁ」
水銀燈「これで2点差、やっぱ話に聞いてた通り相手もかなりの弱小ねぇ。
守備しか取り柄が無いっていうのに前半だけで2点も取れてるじゃない」
剣崎「いや、そうは言うけどさっきルーミアって子が撃ったボレーはちょっと危なかったぞ。 油断は禁物だ」
佐野「剣崎さんの言う通りだけど……もう時間は殆ど無い。 多分、前半はこのまま流して終了だ」
レイ「そうなのかい? 確かにあと1分しかないけどその後にろすたいむってぇのがあるんじゃないのかい?」
佐野「1ボスチームの主な攻め手はサイドアタックだからな。
サイド深くまで切り込んでセンタリングを上げるにゃ時間が足りないと思うし……」
248 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 23:36:34 ID:???
そうして自陣に戻った後、まず守備陣はクーガーのゴールを祝福。
その後、すぐに作戦会議に移ろうとするのだが……。
既に時間はロスタイムに差し掛かろうとしており、ここは流してくるだろうと佐野は安易に考えていた。
しかし、そんな佐野の耳に背後から猛烈な勢いで何かが走りくる音が飛び込んでくる。
ドドドドドドドドド
レティ「………………」
佐野「うおっ!? レ、レティさん!?」
その音の正体は1ボスチームキャプテン――レティ=ホワイトロックが走る音であった。
その手には先ほどまでゴールに突き刺さっていたボールが掴まれており、レティの表情はまだ試合を諦めていないソレのもの。
思わずその顔を見て佐野は威圧されるのだが……。
ユーノ「! みんな、ポジションに散ろう。 もうキックオフだ」
カイン「この残り時間で仕掛けてくるつもりか……?」
佐野「(なんだなんだ? 何を仕掛けてくるんだ?)ええい、ボールを奪えれば笛はすぐ鳴る!
みんな、きっちり守って2点差のまま後半にいくぞ!」
イレギュラーズ「「「おー!!」」」
冷静なユーノの咄嗟の指示により気を取り直し、一同に喝を入れながらポジションに散らばり始める。
一方でボールを持ったレティはそのままセンターラインにボールを置くと。
こちらもまた驚いた様子のリグル達に向けて口を開く。
249 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 23:37:41 ID:???
レティ「リグル、キックオフの後、すぐに私に出して」
リグル「わ、わかったよ。 レティ……攻撃参加するの?」
レティ「失敗に終わってもすぐに笛が鳴るわ、リスクは無い。 リグルとルーミア、他の皆もキックオフと同時にゴールまで全力で走って。
とにかく前半で1点を返しておくわよ」
ルーミア「そーなのかー」
失点のショックから未だ抜け出せていなかった1ボスチームは、このレティの思いがけない攻撃参加に驚き、ショック状態から逸した。
それだけレティの言葉や態度には威圧感があり、失点のショックが吹き飛んだという事である。
また、これには2点差となってしまってはもはや勝ち目も殆ど無いと1ボスチームの誰もが諦めようとする所で、
そう考えるような時間を与えないという効果も持っていた。
それを見越して素早くリスタートをしたという辺り、彼女のキャプテンシーは優れていると言わざるを得ないだろう。
霖之助「さぁ、2点差とされた1ボスチームですがどうやらまだ前半で点を取る事を諦めた訳ではないようです!
DFであるレティ選手までも前線へと上がり、前半最後の攻撃に望みを繋げています!
残り時間は少ないが、果たしてここで1点差に詰め寄れるか!? 改めてキックオフです!」
ピィーッ!! バムッ パシッ
レティ「みんな、走って!」
ドダダダダダーッ!!
佐野「おおおっ!? くそっ、やっぱ諦めてねーのか!」
審判の笛が鳴りキックオフされると同時、ボールはすぐにセンターサークルやや後ろにいたレティへと戻される。
そして、それ以外の前線メンバーは一気にダッシュをしてゴール前を目指し。
レティ自身はボールをキープしたまま上がろうとせずただその場に立ち尽くすのみである。
250 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 23:38:43 ID:???
佐野「ええい、何をするつもりかわからんけどここで奪えば……!」
ブースター「キュー!」
ならば、と佐野は何かをする前にレティからボールを奪おうとブースターと共に距離を詰めプレスをかけた。
レティは巨漢でありその体格を生かしたボールキープは上手いかもしれないが、
さりとてクーガーや自分程ドリブルは上手くないだろうと見越しての事である。
それならば少なくとも零れ球にする事は可能だろうと、佐野はそう踏んでいた。
レティ「…………よし!」
グォッ
佐野「ゲェッ!?」
故に佐野は意表を突かれた。
佐野達がプレスをかけるより素早く、レティがその右足を上げてパスを出そうとしたのだ。
読みを外した佐野に出来るのは、慌ててパスコースをブースターと後方にいるダークドリームとで手分けして塞ぐ事だけである。
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、
★レティ リンガリングコールド (! card) 54+(! dice + ! dice)=★
★佐野 パスカット (! card) 48+(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★ブースター パスカット (! card) 50+(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
★ダークドリーム パスカット (! card) 47+(! dice + ! dice)+(人数差補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→レティの鋭いパスが静葉に渡った! 静葉、そのままパスに行く!
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に(静葉がフォロー)(静葉と水銀燈で競り合い) (クーガーがフォロー。前半終了)
≦−2→イレギュラーズボールに。前半終了
251 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 23:39:10 ID:???
★レティ リンガリングコールド (
クラブ9
) 54+(
3
+
1
)=★
252 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 23:39:22 ID:???
★佐野 パスカット (
スペード6
) 48+(
5
+
2
)+(人数差補正+1)=★
253 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 23:40:13 ID:???
★ブースター パスカット (
スペードQ
) 50+(
4
+
3
)+(人数差補正+1)=★
254 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 23:40:32 ID:???
★ダークドリーム パスカット (
ダイヤ5
) 47+(
6
+
5
)+(人数差補正+1)=★
255 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 23:40:51 ID:???
★ダークドリーム パスカット (
ハート6
) 47+(
4
+
4
)+(人数差補正+1)=★
256 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 23:42:50 ID:???
ダークドリームは今度こそフラグゲットしたんだよね?
257 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 23:42:54 ID:???
敵陣でパス回しされた時や縦ポンされた時はブースターの守備力も役に立つのね
258 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/09(金) 23:47:35 ID:???
>>256
そうなりますね。これにてめでたくパスカットフラグゲットです。
>>257
パスカットは地味ですが高くて損な事は無いですからね。
とくぼう特化耐久ブースタールートあるで!
259 :
森崎名無しさん
:2012/03/09(金) 23:53:38 ID:???
おしりパスカット!
260 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/10(土) 00:42:28 ID:???
うーん、ちょっと眠気が凄いので本日はここまで。
目標のハーフタイムまでいけませんでしたすみまちぇん。
続きは明日以降書かせていただきます。それでは、お疲れ様でした。
261 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 00:42:59 ID:???
おしり乙
262 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 03:26:57 ID:???
タキーリンがいまいち目立ってない印象
263 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/10(土) 23:22:13 ID:???
>>261
乙感謝おしりしりしり。
>>262
殆ど試合から消えてましたねぇ。後半こそは期待。
>★レティ リンガリングコールド ( クラブ9 ) 54+( 3 + 1 )=58★
>★佐野 パスカット ( スペード6 ) 48+( 5 + 2 )+(人数差補正+1)=56★
>★ブースター パスカット ( スペードQ ) 50+( 4 + 3 )+(人数差補正+1)=58★
>★ダークドリーム パスカット ( ダイヤ5 ) 47+( 6 + 5 )+(人数差補正+1)=59★
>=−1→ボールはこぼれ球に。クーガーがフォロー。前半終了
>※ダークドリームがダイス11を出して零れ球にしたのでパスカットフラグ取得!
===============================================================================
レティ「静葉ッ!!」
佐野「ぬがーっ、とどかねぇっ!?」
レティ=ホワイトロックは優秀なCBである。
彼女が得意とするのはその大柄な巨体を生かしたブロックやクリアーといったパワーディフェンス。
更には敵を吹き飛ばす勢いで見せる猛烈なタックルなのだが……。
しかし、彼女はただ守備しか出来ないような凡庸なDFでもなかった。
1ボスチームの攻撃力が貧弱であるという事もあってか、彼女は今回のようにオーバーラップをする必要性もあった。
故に攻撃能力も磨かれており、特にそのパスセンスはMFとしても十分通用をするレベルのものだったのである。
不意を突かれた形となった佐野は当然のようにこれに触れられず、ボールはそのまま前を走る静葉の元へと向かう。
ブースター「ヴォゥウッ!!」
チィッ!
だが、その横からプレスをかけようとしていたブースターは小さく唸り声を上げて辛うじてこれに食いついた。
体のナリは小さく強烈なシュート力を持っていながらも接触プレーには弱いブースター。
そんな彼は、何故かパスに対する反応だけは異常なまでに速かったのである。
そして、このブースターが触れ、軌道が変わった事で、よりカットにいきやすくなる選手が後方に控えていた。
264 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/10(土) 23:23:32 ID:???
ダークドリーム「それーっ!!」
バッ! バシィッ!!
レティ「な、なにィ!?」
佐野「えぇぇぇ!?」
今日の試合トップ下として出場をしていたダークドリーム。
本来はパスカットはいまいち苦手な筈の彼女は、ここでなんとオーバーヘッドキックの体勢でパスをカットするという離れ業を見せたのだ。
幻想入りをした初日、サッカーの事を楽しくないものだと思っていた彼女に、1人でボールを蹴っていては面白いも糞も無いと教えた佐野。
その佐野が見せたオーバーヘッドキックは、佐野が思っている以上に彼女にとって憧れの技だった。
未だにシュートにおけるオーバーヘッドキックは完全に出せないものの、そのフォーム自体は何度も練習しているもの。
この土壇場で、頭では届かないと咄嗟に判断すると彼女は空中で即座にオーバーヘッドの体勢に切り替えてカットしたのである。
ポテッ コロコロ
ダークドリーム「あ、駄目だ、取れなかった……」
佐野「な、なんちゅう奴だ……(オーバーヘッドでパスカット……? んなもん聞いた事ねーぞ)」
レティ「くっ……(また彼女ね……)」
このオーバーヘッドパスカットは選手、観客、実況の度胆を抜いたものの、しかしダークドリームは完全にボールをカットできていなかった。
つま先だけでボールに触れようとしている以上それも仕方のない事で、ダークドリーム本人は落胆をするのだが……。
パスを放ったレティの方がよりショックは大きく、表面上は平静を装いながらも内心はひどく動揺をしながら守備に戻る。
そして、零れたボールはいち早くクーガーが確保。
その後ようやく気を取り戻した佐野の指揮のもと、イレギュラーズは無理せず時間を稼ぎ。
残り少なかった時間は消化され、こうして前半戦は終わったのだった。
ピッピィーッ!!
前半終了!
イレギュラーズ 2−0 1ボスチーム
265 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/10(土) 23:24:44 ID:???
霖之助「ここで前半終了の笛が鳴ったぁ〜! 1ボスチーム、残り少ない時間を使って何とか1点を返そうとしましたが攻撃は実らず!
2−0のままハーフタイムに突入します!」
観客「うが〜っ、レティさんのパスが通らないのか!?」「これはもう駄目かもしらんね」
「それでもナズーなら……1ボスながら5面中ボスのナズーならなんとかしてくれる……!」
佐野「ふー、やっと前半終わったか……クーガーさん、スタミナ大丈夫か?」
クーガー「問題ねぇよ。 オラ、それよりベンチに戻るぞ。 必要な時に休むのもまた重要な事。
このハーフタイムの時間、一分一秒も無駄にはするな」
佐野「ほいほい……っと。 ん?」
審判の笛が鳴り前半終了となると、佐野は大きく伸びをしながらため息を吐いた。
その後、体力的に不安の残るクーガーの様子も心配するのだが、見た感じは本人の言うように問題は特に無さそうであり。
ハーフタイム中にアイビスの怪我を霊夢に改めて診て貰えば、チームのコンディションは万全になりそうである。
そうして佐野はいち早くベンチに戻るクーガーの背中を見つつ、自身も後を追おうとするのだが……。
滝「………………」
佐野「…………滝さん」
その際、1ボスチームの外来人――滝と交錯し、視線を交える。
滝の表情は正に真剣そのもので、睨みつけるような眼光に思わず佐野はギョッとしながら名を呼ぶのだが。
滝はそれに応える事もなく、レティやナズーリンと共に1ボスチームのベンチへと向かってゆく。
佐野「(……そういや前半殆ど滝さん出番が無かったしな。 苛立っても仕方ないか……)」
前半、アイビスに怪我をさせた事以外は特にこれといって見せ場の無かった滝。
ナズーリンやレティといった他の主要メンバーは目立っている中で彼だけが成果を出せていないのが現状である。
それは滝本人が誰よりわかっており、だからこそ滝はあれだけ鬼気迫る表情で佐野を睨んでいたのだろう。
佐野「(こりゃ後半の滝さんには要注意かな……。 ふんどし締めてかからねぇと)」
改めて気を引き締めつつ、佐野は1人そう考えると自分もまたベンチに戻ってゆくのだった。
266 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/10(土) 23:25:51 ID:???
−J−H− J佐野 630/800 Hブースター 645/800
−−−−−
−−I−− Iダークドリーム 700/800
G−−−F Gアイビス 590/600 Fクーガー 395/500
−−E−− E水銀燈 785/800
C−D−B Cレイ 800/800 D剣崎 900/900 Bユーノ 750/750
−−A−− Aカイン 800/800
−−@−− @律子 700/700
※前半終了時点でのイレギュラーズのガッツ(ハーフタイムで200回復をします)
267 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/10(土) 23:27:14 ID:???
佐野「霊夢ちゃん、アイビスさんの治療頼むぜ」
霊夢「もうやってるわよ」
ベンチに戻った佐野がまず始めに行ったのは、アイビスの怪我の治療を改めて霊夢にしてもらう事だった。
滝の反則を受けて負傷したアイビスは一応の応急処置を受けたものの、それはあくまでも一応。
短い時間で行ったものである為最低限度の治療しか出来ておらず、
この試合を戦い抜く為にも、また明日から続く練習に影響を与えない為にもこのハーフタイムでしっかりケアをしておきたい所である。
しかし、佐野が頼むより早く霊夢はアイビスがベンチに戻ってくるなりすぐに治療を始めていた。
わざわざ言わずとも的確な行動をとってくれる辺り、実に頼れる存在だと佐野は霊夢に感謝をしつつ。
自身もベンチに座り、スポーツドリンク(香霖堂提供)を飲みながら体力の回復を図る。
佐野「ふぁー……生き返る……」
ブースター「キュー……」
ユーノ「佐野君たち前線の皆はかなり走り回ってたし、だいぶ疲れてるみたいだね。
僕たちDFやGKは殆ど出番が回ってこなかったからそれ程でもないんだけど……」
佐野「攻撃陣が体力余って守備陣が疲労困憊って状況よりはずっといいよ。
それにまだ結構体力に余裕はあるからな。
試合時間が30分ハーフだからこれくらいで済んでるけど、45分だともっとひどい事になってるぜ」
ちろちろと舌を出して皿に入れられた動物用スポーツドリンク(香霖堂提供)を飲んでいるブースターを横目で見つつ。
佐野は労ってくれるユーノに軽口をたたきながら、前半を振り返る。
佐野「さぁて……なんとか2点を取って突き離したが、まだ安全圏内って訳じゃねぇよな」
レイ「ん? 相手は守備型のチームだから、これくらいとりゃ安心できるんじゃないのかい?」
佐野「確かにここから30分で逆転される事は無いかもしれんけど、同点にされる可能性はあるぜ。
1ボスチームのFWは確かに霊夢ちゃんの言うようにブースター程の威力のシュートは撃てねぇみたいだけど、
それでも点を奪えないってレベルじゃなかったし、実際前半撃たれた1本は危なかった」
律子「そうね……確かにカインさんがいてくれなければあのシュートは止められてなかったわ」
268 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/10(土) 23:28:31 ID:???
何度も言われているように1ボスチームは守備が主体のチームである。
だが、攻撃力が皆無という訳ではない。
両サイドハーフの突破力は前半戦ってみた通りに凄まじいのだから、流れが傾けば一気にチャンスを作られ続ける可能性がある。
そうすれば30分の間で2点を返される事だって考えられない事ではないのだ。
霊夢「相手は幻想郷最下層の弱小チームとはいえ、こっちは出来立てほやほやの素人チームだもの。
この2点のリードも、運が多少こちらに味方してくれた結果でしょうね」
剣崎「まぁ奪えた2点も、上手く零れ球をフォロー出来た末のラッキーゴールみたいなもんだしな」
カイン「ふむ……ならば前半を終えた所で、更に後半を戦う戦術を練るべきか……?」
律子「前半を戦うまでは聞いた情報をもとに作戦を立てるしか無かったですけど、
今は実際に相手の実力をある程度計る事が出来ましたからね。
ここで改めて対策を練るのは必要な事だと思います」
佐野や霊夢の言葉を受けて、一部を除いたイレギュラーズメンバーも気を引き締める。
そして、妙に嬉しそうな表情をする律子が対策を興じるべきだと発言すると、
それぞれが互いの顔を見ながらさてどうしたものかと頭を悩ませ始める。
ユーノ「問題はどういう方向で後半の戦いを進めていくかだけど……佐野君はどう考えてるの?」
佐野「ん? そうだな……」
律子「………………」
A.「更に追加点を狙うように動いていくべきだな。 3点差に出来れば安心だし、前に押し込めればそれだけ時間を稼げる」
B.「追加点は狙いたいが深追いのし過ぎは禁物だな。 2点差があるのは事実なんだから、無理のしすぎは良くない」
C.「とにかく点を取られないよう守るべきだな。 相手は2点差を返そうと必死になる筈だから守備を固めないと危険だ」
D.「なーんも考えてない!」
E.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
269 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 23:32:09 ID:yr6z/H3w
B
270 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 23:34:14 ID:FJLVINDM
B
271 :
森崎名無しさん
:2012/03/10(土) 23:37:03 ID:???
まずは初勝利こそが重要ってことで
272 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/11(日) 00:19:56 ID:???
>B.「追加点は狙いたいが深追いのし過ぎは禁物だな。 2点差があるのは事実なんだから、無理のしすぎは良くない」
====================================================================================================
水銀燈「無難ねぇ、面白くないわぁ」
佐野「無難、大いに結構。 勝つ為に最適な指針って事だからな」
更なる得点は狙うが、かといって攻め気を出し過ぎる訳でもなく守備も固める。
それは無難とも言える判断ではあるが、この場面では最善の策であるだろうと佐野は考えた。
気を衒い過ぎて失敗をしては何の意味も無い、つまらなかろうと勝利の為に全力を尽くすのが何より大事なのである。
佐野「守備に関しては今の通りでも問題は無いだろ。 1ボスチームの基本はサイドアタックだ。
サイドハーフがボランチの水銀燈と……間に合わなきゃ水銀燈とサイドバックが連携してあたればいい。
問題は攻撃に関してなんだが……」
律子「それについて、素人考えなんだけど意見いいかしら?」
佐野「ん? あ、ああ……どぞ」
守備は現状のままが最善であると考え佐野は特に守備を変えず、次に追加点を取る為の攻撃法を考えようとする。
と、ここで挙手をしながら発言許可を求めたのは秋月律子。
一応サッカーのある世界から来たものの、サッカーについての知識は殆ど無かった筈の彼女の思わぬ行動に佐野は若干驚きつつ。
とにかく意見があるというのなら聞いてみようと、発言を促す。
すると律子は一度くい、とメガネを上げてから咳払いをしたのち、
右腕は胸の下に、左腕はその手のひらの上に乗せる形にしながら顎を持ちつつ口を開く。
律子「前半戦見ていた限りだと、やはり1ボスチームの守備の要はレティさん。
彼女の前にはブースターのシュートもダークドリームのシュートも通用をしなかったわ」
ブースター「キュィー……」
ダークドリーム「うー、おでこシュート自信あったんだけどなぁ」
まず律子は目下の問題点を洗い出し、対策を練るべき相手を挙げた。
レティ=ホワイトロック。
ここまでイレギュラーズは2点を奪っているが、その2点はいずれもレティがゴール前で体勢を崩していた時に奪ったもの。
そして、レティがいる時は常にシュートは止められており、彼女がゴール前にいる限りイレギュラーズが追加点を奪うのは難しいと言える。
273 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/11(日) 00:21:12 ID:???
律子「それはつまり逆を言えば、レティさんさえいなければゴールを割る事はそう難しくないという事。
……特にブースターのシュートなら、入る可能性は非常に高いでしょう」
レイ「理屈はわかるがどうやってあいつをゴール前からどけるんだい。 頼んだ所でホイホイ退いちゃくれんだろ?」
剣崎「そうだな。 問題になるのはどうやってレティをかわすかだ」
レティがいる時はゴールを奪えず、レティがいない時はゴールが奪えている。
ならばどうにかしてゴール前からレティをどかしさえすれば、ゴールを奪える可能性はぐっと高まる。
律子の説明はわかりやすくもあったが、しかし、説明した内容は極当然の事実。
そのような事は今更言われずともチーム内の大多数がわかっており、どうやってレティをかわしてゴールを奪うかが肝要なのである。
一同は律子の真意を図りかねるも、律子は笑みを崩さず更に説明を続ける。
律子「退いてはくれないでしょうけど、注意をひきつける事は可能だと思いますよ」
アイビス「……どうやって?」
律子「ダークドリームを使うんです」
ダークドリーム「……え、私?」
不意に名を呼ばれたダークドリームはきょとんとした顔で律子を見つめ、律子は一度頷き肯定をする。
そして、これを見ていた佐野はようやく合点がいったようにポンと手を叩き口を開いた。
佐野「なるほどな、ポストプレイ使うのか」
律子「ええ」
カイン「空中戦……!」
クーガー「およびじゃねぇよ、座ってろ」
一部空中戦に絶対の自信を持つ者が立ち上がりかけたものの、すぐに突っ込みを受けベンチに座したのでここはスルーをしておく。
ポストプレイ。
ゴール前で敵をひきつけ、味方のマーカーを減らしチャンスを作る行為。
強力なDFをかわす手段として有効なそれをつかえば、確かにレティをかわしてブースターはシュートに行けるだろう。
だが、問題はもう一つ残っている。
それは本当にレティがダークドリームに食らいついてくれるだろうかという点である。
274 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/11(日) 00:22:16 ID:???
佐野「それは俺も考えたけど、レティさんが釣られるかどうかがわからんぜ。
もし無視されたら意味がねぇ。 落とした所をタックルで奪われるだけだ」
律子「そうね。 でも、無視される可能性は低いと思うわ」
佐野「どして?」
律子「さっきのダークドリームのヘディングで、相手はダークドリームを得点力のある選手だと認めた筈だもの。
なら、無視なんて出来ないでしょう?」
しかしこの問題は、前半でのダークドリームの好プレイが全て解決してくれた。
水銀燈のパスを受け、ヘディングでゴールを狙いにいったダークドリーム。
その威力はレティが辛うじて零れ球にするのが精いっぱいというものであり、もしもレティがクリアーに来なければ入っていた可能性が高い。
となれば、当然ながら1ボスチームがダークドリームをフリーにする筈が無いのである。
律子「もしもフリーにしてきたらその時はダークドリームがシュートを撃てばいいし。
クリアーに来れば、落とす事が出来ればブースターがシュートを撃てる」
水銀燈「なるほどねぇ……。 でも、あのデカいのがクリアーに来て本当にダークドリームがポストプレイできるの?」
律子「……多少は賭けになるわね、しかも分が悪い。 ただ、最悪零れ球に出来ればまたチャンスが生まれる」
いくらパスセンスが高く、ジャンプ力も秀でているダークドリームとはいえ、体格で勝るレティに勝てる可能性は決して高くない。
だが、ブースターに直接渡してもレティがブロックに入れば高確率で止められるだろう。
万全の状態でブースターにシュートを撃たせるなら、この策を使うのが最善であると考えて律子はこの案を提案したのだった。
律子「後考えられる得点パターンは佐野君とクーガーさんのドリブルゴールくらいかしら。
ただ、レティさんのタックルの上手さがいまいちわからないのよね……。
それにクーガーさんが上がりすぎるとサイドアタックされた時が怖いし」
霊夢「言っておくけど、レティはタックルも上手いわよ。 佐野やクーガーなら抜けると思うけど、それだってそこまで高い確率じゃないわ」
佐野「どっちにしても賭けになるって事か。 んー、ならここは……」
275 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/11(日) 00:24:01 ID:???
A.「ダークドリームのポストプレイをつかってみようか」
B.「ポストプレイなんて小賢しい真似はせんでよろし。 普通にブースターにパス送るのだ」
C.「ここは俺とクーガーさんどっちかでドリブルゴールを狙う方向でいくぞ。 ハッハァー!」
D.「ポストプレイといえば空中戦。 空中戦といえばカインさん。 カインさんを上げてポストプレイさせてみよう」
E.その他 自由投票枠
先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
276 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 00:25:36 ID:UEBpDUlM
A
277 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 00:25:48 ID:4XgR2rKc
A
278 :
森崎名無しさん
:2012/03/11(日) 00:26:16 ID:ckVf68Yk
C
策を練るのは全部試してみてからにしよう
279 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/11(日) 01:43:39 ID:???
>A.「ダークドリームのポストプレイをつかってみようか」
==============================================================
ダークドリーム「ポストプレイだね! よーし、わかった!」
佐野「ただ臨機応変に動いてくれよ。 ブースターがフリーの状態になれば、何もゴール前で落とさなくても直接渡せばいいんだし。
さっきもりっちゃんが言ったように、自分がフリーならヘディング撃ってもいいんだ」
ダークドリーム「うん!」
佐野は逡巡をしたのち、ダークドリームのポストプレイをメインに使っていく事に決めた。
レティさえいなければ、ブースターのシュートは間違いなく1ボスチームに通用をするのだ。
ドリブルゴールを狙うのもいいが、レティのタックルの実力がいまひとつ判明せず。
霊夢の言葉によれば佐野やクーガーでも決して楽に突破出来る訳ではないとわかった以上、これが最善の策だと判断したのである。
律子「その場合ダークドリームが上がるから、両サイドのMFとボランチの水銀燈はスペースを大きく開けさせないよう注意して。
だからといって上がりすぎないよう、常に周囲の状況を確認しておく事」
水銀燈「失敗した時の尻拭いの為にそこまで気を使わなきゃならないのぉ?」
律子「勝つ為よ?」
水銀燈「……ふん」
佐野「……りっちゃん、キャプテン俺やで」
律子「あっ……そ、そうだったわね。 ごめんなさい」
佐野「いやまぁ、間違った事は言ってないからいいんだけどな……」
作戦が決まると、律子は自ら指揮を執りメンバーたちに指示を飛ばした。
キャプテンとしてのお株を奪うかのような行為に思わず佐野は自らの存在をアピールし……。
これを受けて律子は「やってしまった」と言わんばかりにバツの悪い顔を浮かべると、小さく頭を下げて謝罪をする。
280 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/11(日) 01:45:05 ID:???
律子「本当にごめんなさい。 一介の選手が出過ぎた真似をしたわね……」
佐野「いや、いいよ。 っていうか、個人的にはそこまで色々考えてくれてるってわかって嬉しいぜ。
てっきり試合に燃えてるの俺だけかと思ってたもん」
律子「そりゃ確かに今までサッカーなんて興味は無かったけれど、やるからには勝ちたいもの。 こっちだって色々考えるわ」
律子の的確な指示によってその役目を失った佐野ではあるものの、
しかし、同時に律子がここまで色々とこの試合について考えてくれていたというのは嬉しい事実でもある。
何せここで今サッカーをやっているイレギュラーズの目的は、あくまでも「八雲紫を早く起こす為」事。
その為にサッカーをやっているだけであり、半ば嫌々やっている者もいるのではないかと佐野としても不安だったのだ。
律子「ところで佐野君、もしかして温情で私の提言した作戦使ったりしてないわよね?
もしそうだとしたらやめてよ? 私だって勝つのが目的なんだから、間違った作戦をつかわれたくなんて無いんだから」
佐野「心配ご無用。 りっちゃんの作戦は理に適ってるよ。
失敗するかもしれんけど、必ず成功する作戦なんてもんは元々存在しねーんだ。
だから失敗してもりっちゃんのせいじゃないし、誰のせいでもねーよ。
最善と思って取った作戦が失敗して、相手のラッキーパンチが運よく決まる事もあるのがサッカーなんだからな。
作戦なんてもんは、あくまで勝つ確率を上げる為の手段でしかねぇ」
律子「……そう」
佐野「なんだ、不安なのかりっちゃん?」
律子「そんな訳ないでしょ。 ただの確認よ、確認。 キャプテンとして任せるに値するかのね」
281 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/11(日) 01:46:31 ID:???
チームメイトへの同情で作戦をコロコロ変えるようなキャプテンではなくて良かった、と笑みを見せる律子に。
佐野は笑みを返しながら口を開く。
佐野「しかしなんだっていきなり指揮取り出したんだよ。 俺びっくらこいちゃったよ」
律子「んー……まぁ、癖みたいなものね」
佐野「癖?」
律子「そ。 纏め役、みたいなものは私の役目だから。 ただ、サッカーに関しては佐野君に任せた方がいいわね」
佐野「(癖かぁ……まぁ日頃からりっちゃん仕切り屋だしなぁ。 しかし仕切り屋のアイドルってどうよ?)」
委員長タイプのメガネっこアイドル、秋月律子。
彼女の仕切り屋気質はどうにも生粋のもののようで、当人が苦笑しながらそう呟く中。
佐野は本当にアイドルなんだろうかとちょっとした疑問を持ちつつ、こうしてハーフタイムの時間は流れて行ったのだった。
282 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/11(日) 01:47:32 ID:???
そしてこちらは1ボスチームのベンチである。
前半だけで2失点を喫し、ロスタイムに賭けた全員攻撃は初手で止められてしまった1ボスチーム。
試合開始時の勢いは殆ど無くなりかけていたものの、それでもまだお通夜ムードとまではいっていなかった。
穣子「この程度の点差、我ら神々には丁度いいハンデのようなものだ。 姉よ、今こそ封印されし力を……」
静葉「よせ、妹よ」
穣子「すまん、己を見失いかけていた」
リグル「2人ともそのキャラ疲れないの?」
秋姉妹の漫才のようなコントのようなよくわからないやり取り。
普段は鬱陶しいだけのそれも、今の状況では場をある程度明るくしてくれるありがたい存在である。
この2人を見ていたら2点失って落ち込む事など馬鹿馬鹿しい事のように思えてくるのだ。
レティ「よし、みんな聞いて。 まず前半を振り返ってだけど……彼ら、イレギュラーズはかなり強いわ。
……素人揃いなだけあって荒削りではあるけれど、だからといって侮れない。
彼らは超ウルトラ必殺スペシャルHズ、いえ……3ボス同盟くらいの力はあるかもしれないわ」
ヤマメ「3ボス同盟……!? えぇ、そんなに評価するかい、レティ!? あっこは別格だよ!?」
秋姉妹のコントである程度場が温まった所で、レティは口を開き前半を振り返った。
イレギュラーズ――外来人10人と1匹で構成される新設チーム。
殆どが素人の寄せ集めだと聞いていたが、戦ってみれば本当に素人ばかりなのかと疑いたくなる程の強さである。
その強さをレティは1ボスチームの格上である超ウルトラ必殺スペシャルHズ……。
そして、更にその上のチームである「3ボス同盟」にも匹敵するかもしれない、と告げる。
この発言には思わず周囲の者達も驚いた。
何せ「3ボス同盟」は、あらゆる意味で1ボスチームや超ウルトラ必殺スペシャルHズと一線を画すチームなのだ。
283 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/11(日) 01:48:32 ID:???
1ボスチームにはレティという主柱がおり、レティは幻想郷全土で見ても中堅レベルの選手。
だが、3ボスチームには幻想郷でもトップクラスの選手が在籍をしているのである。
選手個々の能力も高く、Hズと3ボス同盟の間には大きな格差があるというのが幻想郷のサッカー通の共通意識である。
だからこそ、1ボスチームの面々は信じたくは無かった。
素人同然のチームの実力が3ボス同盟に匹敵をしているという事に。
レティ「勿論まだ実力的にも3ボス同盟には届いてない選手が数多いわ。
でも取れる手段やタレントの多さを鑑みると、総合的な実力は拮抗してると思う」
リグル「ひえぇ……」
レティ「でもだからといって勝てない筈はない。 だって私たちの夢は幻想郷一よ?
幻想郷全土で見ればあくまで中堅チームの3ボス同盟とほぼ同じ実力の相手に逃げ腰で、幻想郷一になれる筈が無いじゃない」
静葉「うむ、その通りだ」
思わず怯えかける選手達を、レティは静かに……しかし情熱的に鼓舞した。
そう、相手がだれであろうと勝つ……勝ちたい。
レティの言葉にはまず秋姉妹がいの一番に同意し、続けてナズーリン、ルーミアといった者達も首を縦に振る。
やがて怯えていた選手達も頷き……だが、人一倍臆病でもあるリグルはおずおずとレティに問いかける。
リグル「で、でもどうやって勝つの? 2点差だよ?」
レティ「まずは同点に追いつきましょう。 後半開始のキックオフから1点を返せれば試合はまだわからないわ」
ルーミア「わは〜! さっきは惜しかったし、今度はきっとゴールできるのか〜」
レティ「そして滝君、勝つ為には貴方の活躍が絶対に必要よ」
滝「……わかってるぜ」
284 :
佐野の人
◆0RbUzIT0To
:2012/03/11(日) 01:50:02 ID:???
リグルの問いかけにレティはあくまで冷静に返答した。
とにかく、まずは同点に追いつく事。そのために1点を返す事。
そして、その1点を返すには――この1ボスチームに新たに加入をした仲間、外来人、滝一の力が必要であるという事を。
滝「前半は全然目立ってなかったからな。 後半こそは活躍してやる!」
ナズーリン「その意気だ同士タキーリンよ。 我らの力を見せつけてやろう」
滝「おう!」
ナズーリンの激励を受けながら、滝は力強く頷いた。
ナズーリン「(おお、なんと凛々しい……これならば間違いなく後半はやってくれよう!)」
ナズーリンはこの滝の姿に荒れ狂う河にダムを建設するビーバーのような勇ましさを感じた。
温泉でゆっくりと疲れを癒す可愛らしいカピバラのような暖かみを感じた。
シャカシャカ回し車で走る無邪気ながら素早いハムスターのような鋭さを感じた。
要するにげっ歯類っぽさを感じてた。
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