キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】

1 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/02(金) 02:24:54 ID:???
*せつめい*

このスレはキャプテン森崎をベースにしっちゃかめっちゃか色んなジャンルの作品を鍋にぶち込んだ挙句。
じっくりコトコト煮込んだあと、東方projectというお皿に盛りつけたようなスレです。
そういうカオスなお話が大好物ですというお方だけお付き合い下さいますようお願いします。
物語は参加者さんの投票・カード、ダイスの判定結果によって変化しながら進行します。

[前回のあらすじ]
長崎で鳴らした俺こと佐野満は、よくわからないまま幻想郷に流されたが、
霊夢ちゃんの手を借り、居候をさせてもらう事になった。
しかし、幻想郷でくすぶっているような俺じゃあない。
ボールさえあればサッカーを通してなんでもやってのける命知らず、不可能を可能にし巨大なスキマ妖怪を
叩き起こす、俺達、特攻野郎イレギュラーズ!

佐野「俺は佐野満。 通称軽業師。 小細工まみれのドリブルとオーバーヘッドキックの名人。
   俺のような天才サッカー選手でなければ百戦錬磨のつわものどものキャプテンは務まらん」

剣崎「俺は剣崎一真。 通称オンドゥル王子。 自慢の滑舌でみんなの耳はボドボドだ!
   ハッタリかまして、技の習得に練習機会を3回使わせちゃうぜ」

律子「私は秋月律子、通称りっちゃん。 チームの頭脳。 情報収集は美貌(リッチャンハカワイイデスヨ)と頭の良さでお手の物!」

クーガー「よおお待ちどう。 俺様こそクーガー。 通称兄貴。 スピード狂としての腕は天下一品!
     奇人? 変人? スクライド出典なら仕方ない」

ブースター「ブースター。 通称唯一王。 物理の天才だ。 カモネギだってデリバードだってぶん殴ってみせらぁ。
      でもヒヒダルマさんとゴウカザルさんだけは勘弁な」

俺達は、3ヶ月待てばいいだけなのに早く帰りたい為にあえてサッカーに挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、特攻野郎イレギュラーズ!
助けを借りたいときは、いつでも言ってくれ。

634 :森崎名無しさん:2012/03/28(水) 01:19:24 ID:???
★覚えやすいはダイス3個やで→( 5 + 2 + 4 )=★

635 :森崎名無しさん:2012/03/28(水) 01:19:35 ID:???
★覚えやすいはダイス3個やで→( 6 + 2 + 2 )=★

636 :森崎名無しさん:2012/03/28(水) 01:20:17 ID:???
★覚えやすいはダイス3個やで→( 6 + 4 + 6 )=★

637 :森崎名無しさん:2012/03/28(水) 01:20:25 ID:???
ダイス3個すげえ!

638 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 01:25:24 ID:???
>>637
勝利ボーナスですので、「覚えやすい」はかなり判定ゆるゆるです。
この練習機会も1回のみですしね。

639 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 01:54:44 ID:???
>★覚えやすいはダイス3個やで→( 5 + 2 + 4 )=佐野が「華麗なドリブル(+3)」を習得★
==========================================================================================
佐野が練習を開始して数十分後である。

シュタタッ ババッ! シャッシャッ

佐野「そりゃーっ」
滝「お前もう殆ど技出来てるじゃねーかッ!?」

佐野はドリブル技を覚えた。
あまりにも速すぎる会得であったが、それもまた無理からぬ事である。
そもそも佐野の基礎的なキープ力は、既に幻想郷でも中堅レベル……下手な上層チームの選手よりも高い有様である。
そんな彼が今までドリブル技を覚えていなかった事の方がおかしいのであり、
佐野は元々ドリブル技を覚えられるだけの下地は出来ていたのだ。
ただ、その下地を発露するだけの機会に恵まれなかったのである。

かつて同じチームで過ごした男、佐野の慕っていた次籐洋はDFであり、佐野とはまるで違うパワータイプの選手。
彼の指導では佐野のドリブルの才覚を目覚めさせる事は当然出来ない。
或いは南葛や東邦といった強豪チームであれば他のチームメイトと切磋琢磨も出来ただろうが、
国見学院には次籐以外に佐野の実力についていける選手はいなかったのだ。
そして、もしも全日本ユースに召集され世界を舞台に戦えていれば、それが刺激となってドリブル技も覚えられていたかもしれない。
だが結果は皆さんご存知の通りである。

佐野「おお、俺すげぇ! もうドリブル技出来ちまった!」
滝「……いや、逆に凄いわ本当。 っていうかやっぱお前馬鹿だろ」

鮮やかなフェイント、小刻みなサイドステップ、巧みなボールキープ。
一つ一つをもう一段上のレベルで繰り出す技、『華麗なドリブル』を身に着けた佐野は大層喜んだのだが……。
肩すかしを食らったような気持ちになった滝は、殆ど何もしていないのに疲れたようにため息を吐く。

640 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 01:55:45 ID:???
滝「(っていうか、佐野……。 お前、今やってるソレ、試合中にやってたやつじゃねーか)」

今目の前で喜びながら出来上がったばかりの技を披露する佐野だが、
そのフェイントは先ほどの試合中にも実際に使ったものとほぼ同じである。
つまり、やろうと思えばいつでも出来たのだ。
だというのに滝に軽い注意を受けなければ、それを「華麗なドリブル」という技に昇華出来なかった佐野。
これを下地だけは完璧に作り上げていた天才ととらえるか、あと一歩が届かない・気づかない間抜けで半端な馬鹿ととらえるか。
それは人によって変わってくるだろう。

佐野「やべぇな……俺、もしかしたら天才かもしれん……。 見て見て滝さん、俺、すっげー華麗」

バタバタバタ サササササッ

滝「はいはい、わかったわかった」
佐野「ちょっと皆に自慢してくる。 みんな〜、俺を見ろ〜!!」
滝「おいコラ、練習の邪魔しに行くな馬鹿」

こうして念願のドリブル技を身に着けた佐野と、基礎的なキープ力の向上に成功した滝。
彼ら2人の漫才のような掛け合いは、その後しばらく……練習が終わるまで続くのだった。

※佐野が「華麗なドリブル(+3)」を習得しました。

641 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 01:56:46 ID:???
一方その頃他のイレギュラーズメンバーはというと……。

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★1ボスさんとイレギュラさん。@→! num=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

0→アイビスイベント
9→ブースターイベント
8→ダークドリームイベント
7→クーガーさんイベント
6→ケンジャキイベント
5→銀様イベント
4→カインさんイベント
3→ユーノくんイベント
2→レイさんイベント
1→律子さんイベント

642 :森崎名無しさん:2012/03/28(水) 01:56:58 ID:???
★1ボスさんとイレギュラさん。@→ 8 =★

643 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 01:58:38 ID:???
ダクドリさんにイベント発生!という所で本日はひとまずここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。

644 :森崎名無しさん:2012/03/28(水) 01:59:29 ID:???
華麗な乙!

645 :森崎名無しさん:2012/03/28(水) 02:07:20 ID:???
試合で光る活躍をしてたダクドリさんにイベントが起こるとはなんとも熱い
乙でしたー

646 :森崎名無しさん:2012/03/28(水) 17:02:30 ID:???
一進一退の勝負を繰り広げたレティさんと特訓してプリキュアビューティブリザード習得の流れですねわかります

647 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 22:20:25 ID:???
>>644 乙どうもですー。
>>645 ダクドリさんは持ってる人なのかもしれまつぇん。乙感謝ー。
>>646 ビューティさん登場回は敵モチーフが鏡だった辺り、なんかこうスタッフ狙ったのかなと思ったりします。

>★1ボスさんとイレギュラさん。@→ 8 =ダークドリームイベント★
==========================================================================
ダークドリーム「練習練習〜、今日も頑張るよ〜」

調子っぱずれな歌を歌いながら、ボールを持ちニコニコとしていたのは、
今日の試合佐野をも凌駕する程の活躍を見せたダークドリームであった。
試合であれだけ動いたのにも関わらず、ダークドリームはまだまだ元気いっぱいであり。
午後からの合同練習も、いつもとは違うメンバーと練習が出来るとあって非常に乗り気である。
周囲で練習に励んでいる者達を見ながら、どこに入れてもらおうかとダークドリームは逡巡するのだが……。

レティ「あなた……少しいいかしら?」
ダークドリーム「え? ……あ、えーっと、レティだっけ」
レティ「ええ、レティ=ホワイトロックよ。 改めてよろしく」
ダークドリーム「うん! 私はダークドリーム、よろしくね」

そんなダークドリームに声をかけたのは、1ボスチームキャプテン――レティ=ホワイトロックである。
背後から声をかけられたダークドリームは一瞬驚きながらも、すぐに笑顔を浮かべて挨拶。
これにはレティも薄く微笑を浮かべながら、改めて自己紹介をしダークドリームもそれに習う。

ダークドリーム「えっと……それで、何か用?」
レティ「よかったら一緒に練習をしないかと思ってね……どうかしら?」
ダークドリーム「うん、いいよ! 今から誰かに混ぜてもらうつもりだったから特に誰と練習するって決まってた訳じゃないし。
        でもどうして私と?」
レティ「あなたのチームの7番に9番……それにキャプテンの佐野君も大層活躍をしていたけれど……。
    私が今日一番辛酸を舐めさせられたのは貴方だもの。 どうせだったら交流を持ちたいと思って当然でしょう?」

648 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 22:21:57 ID:???
今日の試合、ダークドリームとの再三に渡る勝負で、レティは負ける事こそ無かったものの確実に勝つという事もまた無かった。
1ボスチームの主柱として、そして幻想郷屈指のパワータイプDFとして彼女は自分の実力に自信を持っていたが、
そのレティに比較をすれば小柄なダークドリームはほぼレティと同等の力、それを補う技で対抗したのである。
折角の合同練習、今日の試合で苦戦を強いられた相手と組みたいと思うのは至極真っ当な事であり、
ダークドリームはレティの思いを聞くと、納得したように頷き返した。

ダークドリーム「うん、私も折角だから練習したい。 そして貴方に負けないくらいに強くなるんだ〜」
レティ「ふふ……そうはいかせないわ。 もしも次に戦う事があれば、勝つのは私たちよ」

ニコニコと笑みながら今度は絶対に個人間の勝負でも勝利を収めると宣言をするダークドリーム。
言い方が少しでも間違えれば挑発などになりかねないものだが、裏表を感じられず屈託も無く放たれたそれに嫌味は無く。
レティも微笑を浮かべて軽く流しながら、ボールを手に取り早速練習に向かう。

レティ「ところで貴方は何を練習するつもりなのかしら?」
ダークドリーム「オーバーヘッドキック! 私、満みたいな綺麗なオーバーヘッドキック撃ちたいんだ〜」
レティ「そう……(満……佐野君の事ね。 幻想郷じゃオーバーヘッドキックはそう珍しいシュートじゃないんだけど……。
    まぁ、この子はダイレクトシュート技を持ってないようだし、初めに覚えるとするならば妥当なのかしら?)」
ダークドリーム「レティはどうするの?」
レティ「そうね……貴方がダイレクトシュートを鍛えるなら、私はクリアーを鍛えるわ。
    ボールは……ああ、あそこにいる羽目玉に上げてもらいましょう」

フィールドの端で仲間とパス交換をしていた羽目玉を見つけたレティは、
その羽目玉に歩み寄るとゴール前にハイボールを上げてくれるようにと頼む。
これに羽目玉は羽をばたつかせながら了承し……ダークドリームとレティはそれぞれ配置につき、こうして2人の練習は始まった。

ダークドリーム「頑張るぞ〜!」
レティ「(今日の試合でわかったわ。 ゴール前での空中戦に勝てなければピンチを連続で招いてしまう。
     攻撃を完全にシャットアウトさせるにも、よりフィジカルを鍛えないと……)」

649 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 22:22:57 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★夢見る乙女のオーバーヘッド→(! dice+! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

5以上→必殺高シュート「オーバーヘッドキック」取得!
10以上→必殺高シュート「オーバーヘッドキック」取得!シュートフラグ維持。

※現在のダークドリームのシュート経験は「5」です。

650 :森崎名無しさん:2012/03/28(水) 22:23:16 ID:???
★夢見る乙女のオーバーヘッド→( 3 + 3 )=★

651 :森崎名無しさん:2012/03/28(水) 22:33:47 ID:???
ちなみに佐野さんはどのプリキュアが好きなんですか?

652 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 23:31:13 ID:???
>>651
歴代総含めだと変身後はドリームさん、変身前はえりかです。
スマイルではマーチさんとサニーさんがお気に入り。

>★夢見る乙女のオーバーヘッド→( 3 + 3 )=必殺高シュート「オーバーヘッドキック」取得!★
>※ダークドリームのシュートフラグが回収され、シュート経験が「1」になりました。
==========================================================================================
元々サッカーの知識をまるで持っていなかったダークドリーム。
そんな彼女をサッカーの虜にしたのは、佐野が夜、彼女がボールを1人で蹴っているのを見かけ、
パス交換からサッカーの楽しさを教えた事が起因している。
そして、何よりもその時佐野が魅せたオーバーヘッドキックのダイナミックな動き。
それもまた、彼女をサッカーに夢中にさせる1つの原因である。

ダークドリーム「(1人でボールを蹴るのはつまんないけれど、皆で一緒にボールを蹴るのは凄く楽しい!
         そして……満はオーバーヘッドキックを撃った時、凄く楽しそうに笑ってた。
         私もあんな風に、笑ってみたい!)」

外見年齢の割には、どこか幼く無知なダークドリーム。
だからこそ彼女はどんな事にも貪欲であり、どんな事にも興味を持つ。
それは人が成長をする為に何よりも重要な事であり、彼女はこの練習でもどんどん実力をつけ成長を遂げた。

バッ!!

レティ「ふがぁっ!!」
ダークドリーム「(地面を強く蹴ってジャンプ……そして、空中で反転!)」

クルッ!

653 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 23:32:46 ID:???
ダークドリーム「(後は相手に足を当てないように気を付けて……だけど思い切って足を大きく上げて……)」

ブォンッ!!

ダークドリーム「シュートだァッ!!」
レティ「ふぬっ!?」

バシュウッ!

練習を開始して何度目かの、空中でのレティとダークドリームの真剣勝負。
ジャンプ力とそれを生かすだけの空中でのボディコントロールには優れていたダークドリームだが、
やはり一朝一夕ではオーバーヘッドキックをすぐに会得するという事は不可能。
しかし、それでも彼女は諦めず……むしろその出来ない事、上手くいかないもどかしさをどこか新鮮に思いながら練習に励んだ。
そして、やがてダークドリームは綺麗なオーバーヘッドキックのフォームを取り……。
クリアーにやってきたレティの上から、ゴール目掛けてボールを撃ちこむ事に成功をする。

スタッ

ダークドリーム「やったやった〜! 出来た! 出来たよ〜!!」
レティ「(……やっぱりとんでもないセンスの持ち主ね)おめでとう、良かったわね」
ダークドリーム「うんっ!」

着地をすると同時、ボールがネットに突き刺さっているのを確認したダークドリームは。
とうとう自分がオーバーヘッドキックを成功させられたのだ、と諸手を上げ、ぴょんぴょん跳ねまわりながら歓喜する。
これを見てレティはその無邪気な反応を可愛く思いながら微笑を浮かべ、祝福。
ダークドリームは元気よくそれに返事をしながら、レティの手をぎゅっと握り感謝の言葉を述べる。

654 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 23:33:46 ID:???
ダークドリーム「ありがとう、レティ! レティが練習に付き合ってくれたおかげだよ!」
レティ「こちらが誘った練習よ? むしろお礼を言うのはこちら側だわ……。
    貴方がつきあってくれたお陰で、クリアーに向かう速さも改善出来た。 ありがとうね、ダークドリーム」
ダークドリーム「えへへ」

互いに感謝の言葉を述べあい、ダークドリームは少し照れたようにはにかみながら頬をかき……。
レティもまた笑みを浮かべ……しかし、すぐに顔を引き締めるとダークドリームに注意をする。

レティ「ただ……こういう事を言ったらなんだけれど、貴方達が次に当たるだろうHズ……。
    あそこには、このオーバーヘッドも通用しないかもしれないわ」
ダークドリーム「え? ……チルノ、そんなに強いの?」
レティ「あら、チルノの事を知ってるの?」
ダークドリーム「うん、2回遊んだ事があるの」

ダークドリームがオーバーヘッドキックを会得出来た事は非常に喜ばしい事である。
だが……ただのオーバーヘッドキック程度では、例えダークドリームのジャンプ力が優れていたと言っても、Hズには通用しない。
折角新技を覚えたダークドリームの心をへし折りかねない苦言を、あえてレティは今後の事も考えて説明したのだが……。
むしろダークドリームはその言葉を聞き、自らのオーバーヘッドキックが通用しないというショックよりも。
そこまでチルノが率いるHズは強いのか、と驚き。また、レティはダークドリームが既にチルノと知り合いなのか、と驚く。

655 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 23:34:58 ID:???
レティ「そう……。 なら、言っておくわ。 チルノは私と同じCBをしているのだけれど……。
    ハッキリ言って、ブロックにかけては幻想郷でも屈指の実力者よ」
ダークドリーム「屈指……。 え? それって、凄く強いって事!?」
レティ「そうよ。 もっと上のチームにいる者でも、チルノよりブロックが巧い選手は殆どいないわ」

ダークドリームもまだチルノと出会い、遊んでから数日しか経過していないが……。
チルノの外見的な年齢や体格を見る限りは、そこまで強いとも思っていなかった。
しかし、レティの話によれば……チルノのブロックの実力は幻想郷サッカー界でも屈指のレベル。
レティは自分でも敵わないと呟きながら、驚愕の表情を浮かべるダークドリームを諭すように続ける。

レティ「ただ、私たちを破った貴方達ならきっと勝てる筈よ。 覚えたばかりだからといって、己の技に溺れず。
    仲間と力を合わせて、これからもがんばりなさいね」
ダークドリーム「うん、わかってるよ! サッカーは皆でやるスポーツだもんね!」
レティ「ええ」

そう、技を覚えたからといって、それを見せびらかすような事ばかりを考えてはいけない。
問題はその技をどう試合で勝つ為に生かすかなのだから。
そんな「華麗なドリブル」を覚えたこのスレの主人公に聞かせてやりたい言葉を交わしながら、
レティは再び厳しい表情から一転し、柔らかな笑みを浮かべる。

レティ「でも、そう……もうチルノと会っていたのね。 あの子と遊ぶのは大変でしょう」
ダークドリーム「ううん、チルノと一緒に遊ぶと楽しいよ。 レティもチルノとは仲がいいの?」
レティ「ええ、私は冬の妖怪。 あの子は氷の妖精だからね。
    何かと気の合う所もあるし……まぁ、とはいえ……私はあの子のテンションやペースにはついていけないけれどね」

656 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 23:36:12 ID:???
口ではそう言いながらも、レティの表情には優しげな笑顔が浮かび。
如何にレティがチルノの事を思っているかが伝わってくるというものである。
これを見て、ダークドリームはどこかうらやましげな表情をするのだが……次にレティにかけられた言葉で、それも霧散した。

レティ「とにかく、これからもあの子とはいい"友達"でいてあげてね」
ダークドリーム「……え?」
レティ「? どうかしたの?」

レティの言葉を聞いた瞬間、ダークドリームは一転して茫然となり……続けて物憂げな表情を浮かべる。
対するレティは自分が何か失言をしてしまっただろうかと動揺をしながらも、何かあったかと問いかけ……。

ダークドリーム「私……チルノの友達なのかな?」
レティ「え?」

ダークドリームはぽつり、小さくそう呟いた。

レティ「……友達なのかな、って。 どういう事なの……?」
ダークドリーム「………………ううん、なんでもない。 それより、練習続けようよ!」
レティ「え……。 ……ええ、そうね(何かあるのかしら……? 友達、って言われて反応していたように見えたけど)」

ダークドリームの意図を図りかねたレティは、思わずどういう事なのかと聞くものの……。
ダークドリームは小さく首を振った後、微かな笑みを浮かべて何でもないと告げ、改めて練習を続けようとせっつく。
そう言われては、まだ関係も浅く深く入り込んだ質問も出来ないレティとしては断れず、再び両者は練習に向かうのだが……。
そんなダークドリームの横顔は、先のオーバーヘッドキックを完成させた時よりも暗く、彼女の中の心の闇が浮き出していたのだった。

※ダークドリームが「オーバーヘッドキック(高シュート力+2、消費ガッツ120)」を取得しました。

657 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/28(水) 23:37:29 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★1ボスさんとイレギュラさん。A→! num=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

0→アイビスイベント
9→ブースターイベント
8→もっぺん引き直し。
7→クーガーさんイベント
6→ケンジャキイベント
5→銀様イベント
4→カインさんイベント
3→ユーノくんイベント
2→レイさんイベント
1→律子さんイベント

※引き直しはGMが指示してから引いてください。
 GMが指示する前に引かれたものは無効となります。

658 :森崎名無しさん:2012/03/28(水) 23:37:52 ID:???
★1ボスさんとイレギュラさん。A→ 2 =★

659 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/29(木) 00:27:30 ID:???
>★1ボスさんとイレギュラさん。A→ 2 =レイさんイベント★
===============================================================================
レイ「さ〜てと、あたいはどうしよっかね〜」

今日の試合、殆ど出番は無かったものの、試合終了間際に滝のドリブルゴールを止め。
同点に追いつかれる事を辛うじて阻止したイレギュラーズの誇る攻撃も出来るSB、レイ=クウゴ。
彼女は試合に勝てた事こそ喜んではいたものの、出番が来なかった事には不満を感じており……、
半ば不完全燃焼気味な気持ちを練習によってどうにかして解消しようと考えていた。

レイ「やっぱアレかね? クーガーとかみたいにドリブルがもっと上手けりゃ出番が来るのか?
   今日の試合だって佐野といいクーガーといい水銀燈といい、みーんな目立ってたしねぇ」

レイ自身もドリブルは得意だが、クーガーや佐野にはまだ劣る。
しかし、ドリブル技を身に着け彼らに比肩するだけの実力を手に入れれば、試合でも頻繁にオーバーラップが出来るのではないか。
今日の試合のように暇な時間が延々と続くのは御免だと思っていたレイは、ドリブルを鍛える事が出番を得る最短の道だと結論付け。
早速自らが得意とする武術を応用したドリブル技の開発に挑もうとするのだが……。

ポーンッ テンテンテン……

レイ「ん?」
キスメ「…………」←(´・ω・`)としてる
レイ「あん? なんだい、1ボスんトコの桶の子かい」

そんな折、不意にレイの方へとボールが飛んできて地面を跳ね、レイは思わずボールが飛んできた方向に目を向ける。
するとそこにいたのは1ボスチームのCB、桶に入った釣瓶落とし――キスメ。
彼女はレイの近くに落ちたボールを見て何故かガックリと肩を落としており……。
レイはその様子に首を傾げながらボールを返そうとキスメに近寄っていく。

660 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/29(木) 00:28:39 ID:???
レイ「なーにショボくれてんだ。 負けたのをまだ落ち込んでんのかい?」
キスメ「…………」←ふるふると首を振ってる
レイ「違うか……。 んじゃ、どうしたんだい?」

悲しげな表情をするキスメに一体どうしたのかと事情を聞いてみるも、いまいち要領を得ない。
しかし、それでもレイはめげず、辛抱強くキスメの言いたい事を理解しようと努力した。
結果、しばらくすると……レイはなんとなく、ではあるもののキスメがどうして落ち込んでいたかを概ね把握する事に成功する。

レイ「なるほどねぇ……今のままじゃブロックでしか役立てないから、それ以外を鍛えたいと」
キスメ「…………」←こくこくと頷いてる
レイ「で、何を鍛えたいんだい?」
キスメ「…………」←ボールを持って、遠くに飛ばすジェスチャー
レイ「スローイン? ……あ、違う。 パスか!」
キスメ「!!」←凄い勢いでこくこくと頷いてる

キスメが落ち込み悩んでいた事、それは自身がブロック以外では何の役にも立たないという事であった。
確かに現状、キスメの役割はただの壁であり、相手がドリブルをしてこようものなら何の役にも立たない。
また、仮にブロックに成功をしたとしても、敵が前線でプレスをかけてきたらあっという間に奪われてしまうのだ。
これを重大な問題点だと考えたキスメは、
まずは確実に奪ったボールをクリアー出来るだけのパス力を磨きたいと考え練習をしていたのだが……。
そう簡単に練習は上手くいかず、ボールは見当違いの方向にいってしまい、その内の1つがレイの元に飛んで行ったというのである。

レイ「ふーん……。 ……うっし、そんじゃあたいと一緒に練習するかい?」
キスメ「!?」←驚いた後、不安そうに首を傾げてる
レイ「ああ、別に構わないよ。 あたいも元々パスカットの練習するつもりだったからね。 丁度いいさ」

このままではレティ達の足を引っ張ってしまうと頭を抱えるキスメを見て、レイは自ら練習相手を買って出た。
これにはキスメも驚き、本当にいいのか?と問いかけるような視線を向けるのだが……。
レイは快活に笑いながら、元々パスカットの練習をするつもりだったんだから問題は何もないと説明。
するとキスメもホッと安心したのか、ニコニコと笑みを浮かべてよろしくお願いしますと言わんばかりに頭を下げる。

661 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/29(木) 00:29:49 ID:???
レイ「おう、んじゃ早速やろうか。 えーっと、キスメって言ったっけ?」
キスメ「…………」←^^としながら頷く
レイ「うし、じゃあキスメ。 早速ボール蹴ってみな(……ま、ドリブル練習なんていつでも出来るからね。
   それにサイドバックってぇのはパスカットも上手くないと駄目みたいだしさ)」

心の中で、誰に対してのものなのかはわからないものの言い訳を呟くレイ。
当初の予定とは違ったものの、こうしてレイもまた合同練習で自らの技術を磨きにかかったのだった。

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★即戦力が更に強くなる→(! dice+! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

5以上→パスカットフラグ取得!
10以上→必殺パスカット「不射の射」取得!

662 :森崎名無しさん:2012/03/29(木) 00:30:23 ID:???
★即戦力が更に強くなる→( 5 + 6 )=★

663 :森崎名無しさん:2012/03/29(木) 00:30:24 ID:???
★即戦力が更に強くなる→( 3 + 6 )=★


664 :森崎名無しさん:2012/03/29(木) 00:30:37 ID:???
やったあ!

665 :森崎名無しさん:2012/03/29(木) 00:31:24 ID:???
妖怪いちたりない「しまった、出遅れた」

666 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/29(木) 00:32:57 ID:???
>>664
レイさんはほんま出来る女やで……。

>>665
まあ9でも十分すぎる結果なんですけどねw

という所でレイさんがパスカット技を取得、といった所で本日はここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。

667 :森崎名無しさん:2012/03/29(木) 13:40:10 ID:???
今回の試合でクーガーとレイがかなり使えるのはわかったから、しばらくは他の面子鍛えて弱点補強したいな
特に律子は早急に鍛えないとやばい。現状だとミドル撃たれたら剣崎の発動率1/4ブロックに頼るしかないし

668 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 00:04:33 ID:???
>★即戦力が更に強くなる→( 5 + 6 )=必殺パスカット「不射の射」取得!★
>※レイのパスカット経験が「1」になりました。
===========================================================================
キスメはパス、レイはパスカットにそれぞれ別れ練習を開始した。
しかし、やはりとも言うべきか足を使わず桶を当ててパスをするという制約がある以上、
キスメのパスはとことん精度が低く、おまけにボールの速度も不規則であった。
それでも練習を重ねるたびに、少しずつキスメのパスは牛歩のような速度で上達していく。
では逆にレイはどうだったか……コースを読めないようなパスをカットするというのは、パスカットを得意とする者でも難題。
そもそもパスカットとはコースを的確に読みそこに入る事でインターセプトを成功させる、というのが基本なのである。
コースを読めなければ練習にならないのではないか、と常人ならば考えるだろう。
だが、レイ=クウゴは常人ではなかった。

キスメ「…………」←><としてる

パコォンッ!

レイ「(次は右か……)ほっ!!」

タンッ パシィッ!!

レイ「ハィーンッ!!」

レイはサッカーの知識には乏しい。そのため、全てのプレーは己の得意とする武術を応用したものが原型となっていた。
そんな中でもタックル、及びパスカットというボールカットの技術は、彼女の反射神経と瞬発力を最大限に発揮できる技を使っており……。
相手の動きなどを読むのではなく、相手が動いてから即座に反応し対応をしていたのである。
故に、キスメのコースが読めないパスというのはむしろレイにとって最高の練習材料と言え。
レイはどこに飛ぶかわからないボール目掛けて華麗にフィールドを舞い、次々とパスをカットしてゆく。

669 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 00:05:51 ID:???
レイ「おっしゃあ! なんかちょっとコツがつかめてきた感じだよ!」
キスメ「…………」←レイを羨望の眼差しで見つめてる

このレイの軽やかな動きは、DFであるキスメからしても憧れるものであった。
キスメもパスカットは(足を使った他のプレーに比較をすれば)得意な方であるが、それでもここまで上手くは出来ない。
一体どうしてそんな動きが出来るのかとキスメが疑問を抱くのも当然の事で、キスメは身振り手振りでレイに問いかけるのだが……。

レイ「ん? なんでパスが飛んでくる方向にすぐ反応出来るかって?」
キスメ「…………」←コクコクと頷く
レイ「読むんじゃなく、だからといってボールが蹴られてから目で追うんじゃない。
   撃たれた瞬間、自然と体が動くよう叩き込むのさ」
キスメ「???」←頭に疑問符を浮かべながら首を捻ってる
レイ「あー、そうだね。 簡単に言うと……」

説明を聞いてもキスメはいまいちわからないように更に首を傾げ……。
レイは困ったように頭を掻きながら、実に簡潔に言葉を纏めるのだった。

レイ「考えるな、感じるんだ」

※レイが「不射の射(1/4でパスカット力+2)」を習得しました。

670 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 00:06:54 ID:???
こうして様々な成果を残した合同練習も、日が落ちてくると共に終わりを告げる。
佐野は改めて1ボスチームキャプテンのレティの元に赴くと、握手を交わし、今日の試合……及び練習について感謝を述べる。

佐野「ども、今日は本当に色々ありがとうございました。 合同練習じゃダークドリームの世話もしてもらったみたいで……」
レティ「こちらこそ彼女に付き合ってもらって成果を上げられたもの、お互い様よ。
    それじゃあ、また機会があれば……」
佐野「はい、よろしくお願いします」
滝「佐野〜、Hズとの試合は3日後だからな〜。 忘れるなよ〜」
佐野「わかってますって!」

その後、佐野はもう一度レティに一礼をすると踵を返して既に帰り支度を済ませたイレギュラーズの元へと戻り。
レティもまた、にこりと微笑むと1ボスチームメンバーと共に帰路につこうとする。
そんな佐野の背中に、ナズーリンと肩を並べながら帰ろうとしていた滝はふと思い出したかのように声をかけ、
これに佐野は元気よく返事をしながらグッとサムズアップを返した。

佐野「滝さんも、今日はありがとうございました!」
滝「おう! 今度戦う時は負けねーからな!」

外来人ばかりで集められた新設チーム、イレギュラーズ。
幻想郷最下層のチームと呼ばれた、1ボスチーム。

長崎出身のお調子者な軽業師と、静岡出身の常識人なライン際カピバラ男という珍外来人を有した2チームの試合があった1日は、
こうして終わってゆくのだった。

                              第1章 怪奇!冬の妖怪とネズミ男

                                                 終わり

671 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 00:08:00 ID:???
佐野「えっ!? このスレって章構成だったの!?」
律子「行き当たりばったりな漫画みたいな展開ね……(何章まであるのかしら?)」

突如文末に現れた文字を見て佐野と律子は驚くのだが、とにもかくにも、イレギュラーズの者達は博麗神社へと無事帰宅をした。
遅くまで練習を行っていた為に、既に時刻はいつもの夕食時をとうに過ぎており。
霊夢は家に帰り着くなり慌てて台所へ向かい、律子やアイビス、レイたちもそれに続いてゆく。
当然その間佐野達も日中出来なかった掃除などの雑用をしっかりとこなし……。
それらが終わってから、ようやく一同は揃って夕食を取る事となる。
昼食を取りこそしたものの、午前も午後もよく運動した為に佐野の腹は空腹状態。
席につき配膳を待っていると、霊夢達が台所から料理の乗った皿を持ってくるのだが……。

佐野「あれっ!? 試合に勝ったんだから祝勝会とか開くんじゃないの!?」

その皿に乗っていたのは、いつも出てくるような質素な焼き魚や野菜の煮物……等々、とても豪華な料理とは呼べないものばかり。
てっきりこの勝利を祝してご馳走が出てくると思い込んでいた佐野は驚愕したような声を上げるのだが……。

霊夢「一々勝つたびに祝勝会なんて開ける訳ないでしょ、1週間に1回のペースで試合すんだから」
佐野「ぐむぅっ! で、でもさぁ〜、初勝利なんだし、ちょっとくらい祝ってもええやねん」
霊夢「……別にいいわよ? 明日からオカズがメザシ1匹だけでもいいなら」
佐野「……はい、ごめんなさい」

そんなご馳走を作れる程、博麗神社は裕福ではなかった。
というか佐野らイレギュラーズ10人と1匹を無償で食わしてくれているだけでも相当な出費なのだから、
これで更にご馳走を出せというのは我儘もいいところである。

律子「早い所有名になって大きな会場で試合をして、収入を得ないとね……」
クーガー「いい加減ただ飯ぐらいってのも心苦しいからなぁ」
水銀燈「私はヤクルトさえあればなんでもいいわぁ」
ユーノ「(……安上がりだなぁ)あ、ところで佐野君。 さっき別れ際、滝君が試合の事をどうこう言ってたみたいだけど……」
佐野「あ、そうだそうだ。 皆にも話しておくか」

672 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 00:09:52 ID:???
早くこの半ばニートのような生活から脱却する為にも、有名にならなければと一部の者が堅く誓う中。
不意にユーノは合同練習を終えた後の帰り際、滝がHズとの試合の事を言っていた事を思い出し、佐野に問いかけ……。
これを受けて佐野は改めて説明をしようと、全ての配膳が終わり、全員が着席しているのを確認してから口を開く。

佐野「実は滝さん達1ボスチームは、3日後に霧の湖コートって所でチルノ達の……えーっと、なんちゃらHズって所と試合するらしいんだ。
   で、折角だから見に来いよって滝さんに誘われたからそれにホイホイ乗っかったって訳」
ダークドリーム「Hズ……。 チルノがいるチームだよね」
カイン「確か1ボスの1つ格上のチームだったか……。 次に俺達が戦うのは、そのチームなのか?」
霊夢「ええ、そうよ。 明日にでも試合を申し込みに行くつもり」
律子「なら試合を見に行くのはいいかもしれないわね。 実際に目で見てみないと、相手の実力なんてわからないもの」

1ボスチームとの戦いが終わった今、次にイレギュラーズが戦うべき相手は超ウルトラ必殺スペシャルHズである。
チルノをキャプテンとしたこのチームの全容は未だに不明であり……。
だからこそ、そのHズの試合を見に行くのは情報を得る為にもいい判断だと言える。

霊夢「あ、でも3日後なのよね……うーん……」
佐野「あれ? 何かマズイ?」

だが、ここで霊夢は試合が3日後であるという点に少し問題があるような言い方をした。
これに佐野は反応し、どうかしたのかと問いかければ……霊夢は難しい顔をしながら説明する。

霊夢「実は3日後って人里の商店街でセールするのよ。
    おひとり様1点限りの商品とか多いから、出来れば皆についてきて欲しかったのよね」
佐野「なんじゃい、ただのセールか。 そんなの、別に逃したって影響ないだろ?」
霊夢「……オカズがイワシ1匹でいいならそれでもいいわよ?」
佐野「……え、そんなにこの神社の家計って圧迫してんの?」
霊夢「10人と1匹食わすのってね、キツいのよ」

673 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 00:10:54 ID:???
佐野としてはそんなセールをほっといて、全員で試合を観戦に行きたかった所だが……。
しかし、霊夢の悲壮な表情と声色を聞くと、この生活を続けていくのならそのセールにも何人か人数を回さなければと考え直す。
サッカーも大事だが、今日明日食べるご飯も大事なのだ。

佐野「でも流石に俺は観戦に行かせてほしいんだけど……もう約束しちゃったし」
霊夢「まあ、それくらいなら別にいいわよ。 キャプテンなんだし、観戦に行く権利はあんたにはあるでしょ。
   なんなら、あと2人くらいなら連れて行っても……」
佐野「大丈夫なのか?」
霊夢「……ま、ギリギリね」
佐野「(ギリギリなのか)」

とはいえ、霊夢としても試合を観戦しておいた方がいいというのはわかっているらしく。
既に観戦する事を約束した佐野……そして、あと2人くらいならば別に観戦に連れて行っても問題は無いと言う。
ならば、と佐野は"ギリギリ"である事を心配しつつも自分以外に観戦に行きたい者がいないか聞こうとするのだが……。

佐野「えっと、誰か観戦に行きたいって奴いる?」
律子「そうね……興味はあるけれど、そこは佐野君が決めていいんじゃないかしら?」
佐野「え、そう?」
ユーノ「そうだね。 誰に見せておくべきか、佐野君が考えて選んでいいと思うよ」
佐野「そうか……う、うーん……。 ……選ばれなかった奴が贔屓だとか言って怒ったりしない?」
水銀燈「なぁんであんたに選ばれないぐらいで怒らなきゃいけないのよぉ」
カイン「自意識過剰かお前は」
佐野「うん、贔屓とかそういう心配まるでいらんな。 よし、それじゃあ俺と一緒に観戦に行くのは……」

674 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 00:12:08 ID:???
☆一緒に観戦に行きたい人を"2名"表記して投票してください。
 それぞれ個別にカウントし、先に2票を得た人物が佐野と一緒に観戦にいきます。
 同じ投票者の投票で同時に2票を得た人物がいた場合は、先に記述をされた人物が選ばれます。

○選択可能メンバー:アイビス/ダークドリーム/律子/レイ/水銀燈/ユーノ/剣崎/クーガー/カイン/ブースター

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

※投票例:アイビス、クーガー(○)
     ダークドリーム、律子、剣崎(3名記述されているので、×。この場合は先に書かれている律子までを有効票扱いします)

675 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:12:40 ID:6aw0ckvY
ダークドリーム、律子

676 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:13:04 ID:LRoR5udM
律子 ダークドリーム

677 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:13:32 ID:ukuU1QXI
ダークドリーム、律子


678 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:13:47 ID:???
1分で決まったでござる

679 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:13:57 ID:???
えらいあっさり決まったなぁ

680 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:15:09 ID:???
ダクドリとユーノ君つれてこうと思ったらびっくりするほど即効で決まってたでござるの巻き

681 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:18:39 ID:???
みすちーが活躍してくれたら
りっちゃんに超時空シンデレラフラグ立つかなあ

682 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:22:03 ID:???
左脳型と右脳型の二人でちょうどバランスがとれてる感じになったかな?
(ここの佐野はダクドリと同じ様なタイプみたいだけどw)

683 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 00:35:47 ID:???
>>678-680 しかも満場一致というね。ある程度バラけると思ったんですが……。
>>681 でもりっちゃんはランカというには胸がありすぎるのです。
>>682 本来ダクドリさんここまでアホではないんですけどねw なんか書いていく内にドンドン……。

>ダークドリーム、律子
=====================================================================================
佐野「よっしゃ、んじゃダークドリームにりっちゃん。 一緒に行くか!」
ダークドリーム「わーい! お買いものも楽しみだったけど、試合も見てみたかったんだ〜」
律子「私ね……ええ、わかったわ」

ここで佐野はダークドリームと律子を連れて行く事に決めた。
ダークドリームには、他のチームの試合を見せる事で更にサッカーの魅力を知ってもらいたかったという意図があり。
また、律子には自分と一緒に試合を見てもらい、対策を練る――ブレインとしての活躍を期待したのである。
この意図はダークドリームはともかくとして、律子には瞬時に察知されており。
律子はどこか自信に満ち溢れた笑みを見せながら、コクリと自分を勇気づけるように首を縦に振る。

霊夢「よし、それじゃ3日後は佐野と律子とダークドリームは観戦。 他の皆は人里で私に付き合ってもらうからね」
佐野「俺も霊夢ちゃんとお付き合いしたい」
水銀燈「もうあんた本当死ねば?」

こうして3日後の予定を決め終えた一同は、するべき話もし終えたという事で食事を開始。
いつものように質素な食事であったものの、勝利の美酒という調味料を加えたそれは、
いつもよりも数段美味に感じるのであった。

684 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 00:37:09 ID:???
佐野「ふぁ〜あ……今日は1日動き回ったから眠いな〜」

その後、食事を終えた佐野は湯浴みを終えるといつものように自室でくつろいでいた。
疲弊した体は早く睡眠を求めており、佐野も今日はこのまま寝てしまおうかと布団に入ろうとするのだが……。

佐野「でももしかしたら、今この瞬間、
   霊夢ちゃんが部屋に入ってきて枕を持ちながら『一緒に寝てもいい?』と言ってくる可能性も微粒子レベルで存在している筈。
   それを考えたら起きていた方がいいのかもしれん」

そんな事もまた頭の片隅で考えていた為に、結局ごろごろとして時間を潰していた。
そして……。

☆誰とのイベントを発生させますか?

A.アイビス
B.カイン
C.クーガー
D.剣崎
E.水銀燈
F.ダークドリーム
G.ブースター
H.ユーノ
I.律子
J.レイ
K.発生させず寝る。

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

685 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:39:08 ID:lnSYmdwY
A

686 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:40:08 ID:gwONwRUs


いいだろう…その望み……カナエテヤロウ!

687 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:40:16 ID:ukuU1QXI
A

688 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:43:16 ID:???
>>686
微粒子レベルだから多分、判定でJOKERの場合のみだと思うw

689 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:57:55 ID:???
ですよねー
しかしギャルゲーとかにある、意味の無い選択肢を選び続けたら
隠しルート的なものに突入とかあるかも知れない

690 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 00:58:46 ID:???
これギャルゲーだったのかよw

691 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 01:12:45 ID:???
>A.アイビス
===================================================================
佐野「……何やってんだ俺、こんなので霊夢ちゃんが来る筈ねーじゃん」

やがて佐野は自分が考えていた微粒子レベルで存在するであろう可能性を全面否定した。

佐野「むしろ俺から行くべきだったんだ。
   積極的な男がモテるというのはいつの世でも常識だな」

そして新たな理論を立てて実行に移そうとした。
佐野満は本当にサッカーが絡んでいないと、オツムが割と残念な男だった。

カチャッ

佐野「さてと、それじゃ霊夢ちゃんの部屋に……って……」
アイビス「………………」
佐野「おん? アイビスさん?」
アイビス「あ……佐野」

早速霊夢の部屋に向かおうと佐野は自室を出て廊下を歩くのだが、その道中、向かい側からアイビスが歩いてくるのを発見する。
見てみるとアイビスはその頭にタオルを被せており、着ているものも寝間着と思しき作務衣(幻想郷産)。
どこか上気した頬は赤く火照っており、どうやらたった今風呂から上がり自室へ戻ろうとしている所のようである。

佐野「(んー……しかし、悲しいくらいにエロさを感じないのは何故だろう。 風呂上りなのに……)」
アイビス「……何をジロジロ見てるの?」
佐野「うっ、あー、いや……(さーて、どうしよう。 何か話でも振ってみようかなー……)」

692 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 01:14:13 ID:???
A.「今日は試合お疲れさま! 試合の後も言ったけど、センタリング上げたり活躍でしたね!」 試合での活躍を労ってみる
B.「その作務衣似合ってますね。 外人さんが着ると違和感あるかと思ったけど」 衣服を褒めてみよう
C.「うひひ、お風呂上りとかエロいですな!」 お世辞(?)を言ってみる
D.「いや、お風呂上りなのに全然エロさを感じないなー、と思ってたんです」 正直なのはいい事だ
E.「いえ、特にありません。 これから霊夢ちゃんの部屋に行くのでこれで」 素早く別れ霊夢の部屋に向かう
F.その他 自由投票枠

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

>>688
んー……JOKER4個分くらいかな(ニコッ

>>689-690
隠しルートはユーノ君と禁断の関係ですね。わかります。薄い本が厚くなるな……。

693 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 01:14:44 ID:6aw0ckvY


694 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 01:17:08 ID:kwCXuRE6


695 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 01:30:59 ID:???
>A.「今日は試合お疲れさま! 試合の後も言ったけど、センタリング上げたり活躍でしたね!」 試合での活躍を労ってみる
==================================================================================================================
アイビス「え……?」
佐野「俺以外皆素人なのに活躍するんだもん、俺半ば自信無くしちゃいますよ本当」

ここで佐野は今日の試合での活躍を労う事にした。
事実、今日の試合でもクーガーやダークドリーム、水銀燈といった面々は佐野の実力が霞む程の活躍を見せており。
守備でも出番は少なかったものの、カインやレイがしっかりと仕事をこなしていた。
アイビスもまた出番は少なかったが、佐野のパスを受けてセンタリングを上げるなどの活躍を見せ。
素人としては十分すぎるだけの仕事を果たしてくれたと言える。

そういう意味を込めて、佐野はアイビスを労ったのだが……。

アイビス「………………」

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★弱い犬程吼えるし噛み付く→! card=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→スペード・クラブ+アイビス「ついでに律子やレイに比べれば……とも思ってるんでしょ!?」 くっ
ダイヤ→アイビス「そう……かな?」 サッカーをまるで知らないのでどの程度が活躍なのかいまいち知りません
ハート→アイビス「……そう。 別に興味ないから」 表情を変えずに部屋に戻っていきました。もうちょっと交流しょうや
スペード・クラブ→アイビス「でもどうせクーガー達に比べれば……って思ってるんでしょ!?」 安定の噛み癖

696 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 01:32:10 ID:???
★弱い犬程吼えるし噛み付く→ ダイヤ6 =★

697 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 01:32:43 ID:???
素直なアイビスがこうも早くに拝めるとは…

698 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 01:33:23 ID:???
>>697
中々噛み付きませんねこのお犬様。ちょっと想定外やで。

699 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 02:00:45 ID:???
>★弱い犬程吼えるし噛み付く→ ダイヤ6 =★
>アイビス「そう……かな?」 サッカーをまるで知らないのでどの程度が活躍なのかいまいち知りません
===============================================================================================
アイビス=ダグラスはニューヨークはチェルシー出身の女性である。
そして、皆さんご存知の通りニューヨーク……アメリカはサッカー不毛の地である。
スポーツと言えばバスケットボールかアメリカンフットボール、或いはベースボール。
近年では徐々にサッカーも知名度を上げているとはいえ、まだまだメジャーなスポーツとは言えない。
よってアイビスも、サッカーのある世界からは来ていたものの、サッカーの知識は殆ど持っていなかった。

アイビス「(サッカーってあれだけの事で活躍になるのか……。 でも、それを考えればクーガー達の方がもっと……)」
佐野「そうそう、良かったぜアイビスさん。 特に怪我だってしてたんだし、それを考えれば」
アイビス「そ、そう……?」

故にアイビスはどの程度のプレーを魅せれば、活躍をしたと言えるのかを知らなかった。
そして、怪我を押して試合に出たという事も考えれば十分な活躍をしたと更に続ける佐野の言葉を受け、
アイビスはサッカーに詳しい佐野がそういうならば、そうなのだろうか……という気分になり、少し照れたように顔を俯かせる。

佐野「(あれ? なんかアイビスさんいつもより素直なような……)」
アイビス「…………! あ、じゃあ……私もう行くから」
佐野「え? あれ……え!? もう行っちゃうの!? えっと、おやすみなさい」

700 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 02:01:46 ID:???
このアイビスの反応を見て、佐野はいつもと違うアイビスの一面を発見したような思いを抱くのだが……。
すぐにアイビスはハッと顔を上げると、佐野に断りを入れてから自室へと戻り。
佐野はその変貌ぶりに驚きつつも、アイビスの背中を目で追いながらおやすみなさいと声をかける。
素直そうに見えたのはただの一瞬、またいつもの無愛想で馴れ合いを好まないアイビスに戻ったのか、と佐野は思うのだが……。

佐野「(でもなんか……ちょっと、不自然だったような……?)」

顔を上げた時のアイビスの表情は、いつものそれとは違い、やはりまだ照れのようなものが残っていた……ような気がした。

佐野「(なーんか狐に化かされたような気分だ。 もういいや、ねよねよ)」

この不可思議な出来事を前にして、佐野は霊夢に夜這いをかける気を無くし、自室に戻り眠りについた。
なんとか間違いを起こさず済んだ辺り、佐野はその気を無くさせてくれたアイビスに感謝をすべきだろう。


                                          8日目 終了

※アイビスと仲良くなりました。

701 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 02:02:53 ID:???
9日目

初試合の日から1日明けたこの日、佐野は大きな欠伸をしながら目を覚ました。

佐野「ふぁ〜〜〜あ。 うん……よし、昨日の疲れはちゃんと抜けてるみたいだな」

昨日の練習、及び試合の疲れが抜けている事を確認した佐野は、布団を飛び出すと顔を洗い。
そのまま居間に向かった後、一同に朝の挨拶をしてから朝食を取る。
長い長い初試合が終わり、ようやくいつもの日常が帰ってきたという感じである。

佐野「……つってもこれを日常って言っちまっていいんだろうか。 帰るのが目的なのに。
   ……ま、いいや。 深く考えても仕方ねぇ。 それより今日はどうすっかなー」

☆誰とのイベントを発生させますか?

A.アイビス
B.カイン
C.クーガー
D.剣崎
E.水銀燈
F.ダークドリーム
G.ブースター
H.ユーノ
I.律子
J.レイ

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

☆残り回数3/3

702 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 02:04:59 ID:6aw0ckvY


703 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 02:06:16 ID:ukuU1QXI
H

704 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 02:08:07 ID:GkquToLE


705 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 02:08:23 ID:Km93ArQE


706 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/30(金) 02:14:21 ID:???
ブースターにけってーい!という所で本日はここまで……なのですが。
ちょっとここで今更感がありますが、アンケートのようなものをやってみたいと思います。
よろしければ回答お願いします。

Q.このスレの主要人物(佐野以外)の知識はどれくらいありますか?

キャラ:アイビス/ダークドリーム/律子/レイ/水銀燈/ユーノ/剣崎/クーガー/カイン/ブースター

○よく知っている。関連作品やその作品を扱った二次創作をよく見るくらい好きだ。
 →

○知っている。原作をプレイor見た事がある。
 →

○名前くらいは聞いた事がある。森崎板で見た事がある。
 →

○名前も何も知らない。このスレで初めて知った。
 →


個人的なイメージとしては、カイン・ブースター(有名ゲームの壁)>ユーノ・水銀燈(有名アニメの壁)>律子(ニコ動御三家の壁)>
剣崎(オンドゥルFLASHの壁)>クーガー・アイビス(そこそこ?有名ゲーム・アニメの壁)>レイ・ダークドリーム
な感じで認識しているのですが、実際はどうなのかなと思いこんなアンケートを取らせてもらおうと思いました。
特にこのアンケートで今後のストーリーに変化があるとかはありませんが、描写などが変わってくるかもしれません。
まぁどのキャラも知らない人はいると思うので、どのキャラに対しても手を抜く気はありませんが……。
それでは、お疲れ様でしたー。

707 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 02:21:43 ID:???
○よく知っている。関連作品やその作品を扱った二次創作をよく見るくらい好きだ。
 →剣崎/カイン

○知っている。原作をプレイor見た事がある。
 →レイ/水銀燈/ブースター/ユーノ/律子

○名前くらいは聞いた事がある。森崎板で見た事がある。
 →クーガー

○名前も何も知らない。このスレで初めて知った。
 →アイビス/ダークドリーム

乙ディース

708 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 02:24:57 ID:???
○よく知っている。関連作品やその作品を扱った二次創作をよく見るくらい好きだ。
 →アイビス/レイ/水銀燈/クーガー

○知っている。原作をプレイor見た事がある。
 →律子/ユーノ/剣崎

○名前くらいは聞いた事がある。森崎板で見た事がある。
 →カイン/ブースター

○名前も何も知らない。このスレで初めて知った。
 →ダークドリーム

709 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 02:32:11 ID:???
お疲れ様でしたー

○よく知っている。関連作品やその作品を扱った二次創作をよく見るくらい好きだ。
 →カイン/クーガー/水銀燈

○知っている。原作をプレイor見た事がある。
 →レイ

○名前くらいは聞いた事がある。森崎板で見た事がある。
 →ユーノ/剣崎

○名前も何も知らない。このスレで初めて知った。
 →アイビス/ダークドリーム/律子/ブースター


我ながらなんという偏り方
少数派だと思います

710 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 03:05:39 ID:???
○よく知っている。関連作品やその作品を扱った二次創作をよく見るくらい好きだ。
 →剣崎 全話見ている。

○知っている。原作をプレイor見た事がある。
 →律子/アイビス/水銀燈/ブースター/クーガー/カイン

○名前くらいは聞いた事がある。森崎板で見た事がある。
 →ダークドリーム

○名前も何も知らない。このスレで初めて知った。
 →レイ

巫女さんがいないのが悲しかった(小並感)
メイドでもよかった

711 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 03:09:56 ID:???
○よく知っている。関連作品やその作品を扱った二次創作をよく見るくらい好きだ。
 →律子/水銀燈/ユーノ

○知っている。原作をプレイor見た事がある。
 →アイビス/ダークドリーム/剣崎/クーガー/カイン

○名前くらいは聞いた事がある。森崎板で見た事がある。
 →レイ/ブースター

○名前も何も知らない。このスレで初めて知った。
 →

旧世代型なのでポケモンはよく分からんのです…。
ライブ・ア・ライブは当時サンデーを食わず嫌いしてたのでスルー。

712 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 04:43:35 ID:???
○よく知っている。関連作品やその作品を扱った二次創作をよく見るくらい好きだ。
 →律子/剣崎/クーガー/水銀燈/アイビス

○知っている。原作をプレイor見た事がある。
 →カイン/ユーノ

○名前くらいは聞いた事がある。森崎板で見た事がある。
 →

○名前も何も知らない。このスレで初めて知った。
 →ダークドリーム/レイ/ブースター

偏ってるなぁ……
よく知っているの面子は初見がみんなMADだったのは内緒w

713 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 06:24:37 ID:???
○よく知っている。関連作品やその作品を扱った二次創作をよく見るくらい好きだ。
 →水銀燈、クーガー、カイン

○知っている。原作をプレイor見た事がある。
 →律子、ユーノ

○名前くらいは聞いた事がある。森崎板で見た事がある。
 →剣崎

○名前も何も知らない。このスレで初めて知った。
 →アイビス、ダークドリーム、レイ、ブースター

ライダーは龍騎まで、ポケモンはまったく興味がなかった。

714 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 07:56:57 ID:???
○よく知っている。関連作品やその作品を扱った二次創作をよく見るくらい好きだ。
 →アイビス/律子

○知っている。原作をプレイor見た事がある。
 →剣崎/カイン/レイ/水銀燈/ブースター/ユーノ/クーガー

○名前くらいは聞いた事がある。森崎板で見た事がある。
 →ダークドリーム

○名前も何も知らない。このスレで初めて知った。
 →

715 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 08:40:43 ID:???
○よく知っている。関連作品やその作品を扱った二次創作をよく見るくらい好きだ。
 →カイン/クーガー/アイビス

○知っている。原作をプレイor見た事がある。
 →水銀燈(辛うじてキャラ特徴くらいは知ってる程度ですが)

○名前くらいは聞いた事がある。森崎板で見た事がある。
 →ユーノ(リリカルスレ)/剣崎(滝スレ)

○名前も何も知らない。このスレで初めて知った。
 →ダクドリさん/レイ/ブースター/律子


絶望した! スレ主なのに板の主流、平均から離れ過ぎていて絶望した!
でもダクドリさんは良い子なので機会があったら原作をチェックしたいかもです。

716 :森崎名無しさん:2012/03/30(金) 12:19:43 ID:???
乙でしたー

○よく知っている。関連作品やその作品を扱った二次創作をよく見るくらい好きだ。
 →レイ/カイン

○知っている。原作をプレイor見た事がある。
 →ブースター

○名前くらいは聞いた事がある。森崎板で見た事がある。
 →水銀燈/ユーノ/剣崎/

○名前も何も知らない。このスレで初めて知った。
 →アイビス/ダークドリーム/律子/クーガー

717 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 00:03:37 ID:???
どうもみなさん、アンケートご協力ありがとうございます。
ひとまず集計をしてみたのですが、案の定というかなんというかダークドリームの知名度はいまいちでしたね。
このスレでなんとかダークドリームの魅力とかなんかそういうのを伝えていければなと思います。
意外だったのはクーガーさんの知名度の高さとブースターの低さでしょうか。
スクライドはマイナーとまでは行かずともそこまで有名なアニメではないと思ったのですが、どうも認識違いだったようです。
そして逆にポケモンはメジャーだと思ってたのでこのブースターの結果は驚きでした。
この結果を受け止めつつ、今後も物語を作っていこうと思います。それでは本日も更新開始です。

>G.ブースター
========================================================================
………

……



佐野「ほ〜れぃ、猫じゃらしだぞ〜」
ブースター「フッ、フッ♪」

朝食を取り終えた後、暇を持て余していた佐野は、庭にいたブースターと遊ぶ事にした。
そこら辺に生えていた猫じゃらしを目の前で振ってみると、ブースターは嬉しそうにその穂先を追い。
佐野はそんなブースターの無邪気な様子を見て心を癒される。

718 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 00:04:53 ID:???
佐野「そうやってる姿見ると、火を吹けるなんて到底思えんよなぁ……」
ブースター「フゥ〜ッ!!」

中型犬程の大きさをし、もこもこふわふわとした赤とオレンジの体毛で覆われたブースター。
その姿は見るからに愛らしく、思わず佐野も幻想郷から帰る際に自宅に連れ帰りたい程であったが……。
しかし、そんな愛らしい姿とは裏腹に、ブースターは炎を口から吐くという常識では考えられない事をしでかす獣でもあった。
ある意味ではライオンや虎など目じゃない程に恐ろしいブースターを前にして、
佐野はふと冷静になりもしも今こいつが火を吹いたらとんでもない事になるんじゃないかと考えるも……。

ブースター「キュ〜ッ♪」
佐野「……心配するだけ無駄なんかなぁ」

コテンと地面に寝転がり、無防備に腹を見せ、撫でてと言わんばかりに甘い声を出すブースターを見て、
佐野は変に気を張っても気苦労をするだけかもしれないと思った。
そうして佐野はブースターの要求を呑むように手のひらでブースターの腹をしばらく撫でてあげるのだったが……。

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★にゃんにゃかにゃん→! card=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→虎「ガォォォォォォオオオ!」 虎が現れました。
ダイヤ・ハート→黒猫「にゃーん」 おや?リボンをつけた黒猫が現れたぞ。
スペード・クラブ→黒猫「にゃー」 おや?帽子を被った黒猫が現れたぞ。

719 :森崎名無しさん:2012/03/31(土) 00:05:31 ID:???
★にゃんにゃかにゃん→ ハート3 =★

720 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 01:31:27 ID:???
>★にゃんにゃかにゃん→ ハート3 =黒猫「にゃーん」 おや?リボンをつけた黒猫が現れたぞ。★
============================================================================================
佐野「お?」
ブースター「キュ?」

ブースターのお腹を撫でに撫で、これでもかと言わん程に撫でまわしていたその時。
不意に佐野の背後に現れたのは、黒いリボンをつけた黒猫であった。
(相手は猫だが)急に声をかけられた佐野は思わず驚き、反射的に振り向いてその猫の姿を確認。
同じくブースターも自分と佐野以外の生き物が現れた事でそちらに興味が移ったか、
起き上がると黒猫の方へと近づいていきフンフンと鼻をひくつかせ匂いを嗅ぐ。
一方で黒猫の方も、逃げる様子は見せずブースターのされるがままである。

佐野「おー、随分と人慣れした猫だな」
ブースター「フンフン……フンフンフン……」
黒猫「にゃーん」

佐野を見ても逃げず、ブースターに近づかれても尚逃げない黒猫。
その人慣れした様子と、リボンがついている事から見て、どこかの飼い猫だろうかと佐野は推察するのだが……。
次の瞬間。

ボムンッ!!

三つ編みの少女「じゃんじゃじゃーんっ! あたいっ、参上!!」

妖怪などが変化する時に鳴るような古典的な効果音が響いたかと思うと同時、
黒猫の姿は一瞬にして赤い髪を三つ編みにした黒いワンピースを着た少女に変身し。

佐野「……は?」
ブースター「…………?」

思わず佐野とブースターの両者は、揃って目を点にするのだった。

721 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 01:32:40 ID:???
それからしばらく、佐野はあまりの想定外の事態に思わず言葉を失い放心状態となるのだが……。

ブースター「キュ……フンフン……フンフンフン……!」
三つ編みの少女「ちょっとちょっと、くすぐったいってば。 にゃははは……」
佐野「ね……猫が人になったァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」
三つ編みの少女「うわっ、びっくりした!?」
佐野「こっちの台詞じゃあ!」

佐野より早く気を取り直したブースターは、再び目の前にいる三つ編みの少女の匂いを嗅ぎ。
その少女が先ほどの黒猫と同じ匂いをしている事を確認した後、何かを納得したように一つ頷き。
少女はといえば、ブースターの体毛がくすぐったいらしくケラケラと笑いながら……やはりされるがままである。
自分だけを放っておいて無邪気に仲良さげにしている1人と1匹(2匹?)を見るなり、
佐野はようやく我に返り、遅れてやってきた驚きを絶叫という形であらわす。
これには三つ編みの少女、及びブースターも驚いたようだが、佐野の驚きを考えればその程度は驚いた内の範疇には入らないだろう。

佐野「剣崎さんじゃないが、誰なんだ一体! お前もあれか、妖怪か!?」
三つ編みの少女「ありゃりゃ、そりゃ妖怪だよ。 見てわかんない?」
佐野「いやそのほら、なんか話聞いてる限りだと幻想郷って妖怪以外にも神様とか妖精とか色々いるっぽいから……」
三つ編みの少女「んー、お兄さん外来人かい? 妖怪に関する知識が不足し過ぎだよ。
        あたいはね、火車っていう妖怪さ」
佐野「……俺の事食べちゃったりする系統の妖怪?」
三つ編みの少女「食べないよ〜。 死体は攫うけど」
佐野「それはそれで怖いじゃねーかっ!?」
三つ編みの少女「あははっ。 お兄さんリアクション面白いね〜」

目の前の三つ編みの少女が……少なくとも、ただの猫でも人でもないと判断した佐野は、その正体を知るべく矢継早に質問をする。
これに対して三つ編みの少女は至って友好的に……しかし、どこかからかうように答えを返し。
その答えを聞いて盛大にリアクションを取る佐野をおかしそうにケラケラと笑う。
ただ、それもある程度過ぎると流石にこれ以上からかうのは可哀想だと思ったのか、
三つ編みの少女はコホンと一つ咳払いをするとニコッと人懐こい笑みを浮かべ、自己紹介をする。

722 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 01:33:42 ID:???
お燐「あたいはお燐。 火焔猫 燐(かえんびょう りん)ってんだけど……ま、長ったらしいからお燐って呼んでよ。
   地底にある地霊殿ってトコに住んでる、さっき言った火車って妖怪。
   死体には興味あるけど生きてる生物は専門外だから……お兄さんが特に死ぬ予定とか無いなら、何も心配しなくていいよ」
佐野「お、おお……。 ……俺を殺して死体にしちゃおうとか考えないの?」
お燐「考えない考えない。 そういうズルっこは嫌いでね」

正直に自己紹介をしても、それはそれで色々と物騒な所のある三つ編みの少女――お燐だが、
少なくとも見た感じではこちらに危害を加えるつもりも無いらしく、ひとまず佐野は胸を撫で下ろす。

佐野「ホッ……。 あ、俺も自己紹介しないとな。 俺は佐野、佐野満だ。 こっちはブースター」
ブースター「キュ〜♪」
お燐「うん、お兄さんの名前はともかくブースターの方はさっき聞いたから知ってるよ」
佐野「は? え、聞いたって……」
お燐「直接本人からね」

そして、今度は佐野がお燐に自己紹介をするのだが……。
その折、佐野がブースターの紹介に移るとお燐は既にブースターの事は本人から聞いていると言う。
当然、ブースターは人語を話せる訳が無く、佐野は一体何を言っているんだこいつはという目つきとなってお燐を見るのだが……。
お燐はその視線に気づいたか、呆れたようにため息を吐きながら説明をする。

お燐「お兄さん、さっきあたいが何から人間に変身して驚いたのさ?」
佐野「え? そりゃ猫……って……。 え、何!? お燐、猫の姿の方が本体なの!?」
お燐「そのとーりっ! だからこの子の言う事だってわかっちゃうんだよ」
佐野「(っていうか、動物同士なら種族が違っても会話できるのか……?
    って、そういやユーノ君もブースターの名前を聞く時イタチに変身してたような……あれ? ユーノ君の本性ってイタチ?)」

お燐曰く、お燐は今は人間の姿をしているが、元々本来の姿は先ほどの黒猫。
であるからして、同じ動物であるブースターの言語は理解できるらしく……ブースターがした、という自己紹介も聞けたというのだ。
これを受けて佐野は納得をするも、それと同時にユーノの正体に疑問を抱く。
とはいえ、今はそんな事を考えても仕方ない為、佐野は改めて目の前のお燐の事について話を聞こうと口を開いた。

723 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 01:34:49 ID:???
佐野「で、お燐はなんでこの神社に来たんだ?」
お燐「いや〜、久しぶりに地上に出てきたからね。 ちょっくら霊夢の顔でも見てこうかと思って来たんだよ。
   そしたら境内の方に見知らぬ人間と獣がいるじゃないか。
   なーんかあったのかなー、と思って猫の姿で近づいて行ったって訳さ。
   悪い奴だったらその場ではったおしてやろうかと思ったんだけどね」
佐野「おっかねぇな……。 って、霊夢ちゃんと知り合いなのか?」
お燐「うん。 ちょくちょく遊びに来てるんだよ、この神社にも。 で、お兄さんたちはなんでこの神社にいるの?」
佐野「うむ、実はかくかくしかじかでな……」

どうやらお燐は以前から霊夢と交友があるらしく、久方ぶりに地底から地上に出てきたので顔を見に来たらしい。
そして、神社にいる見知らぬ人間たち――佐野とブースターを発見し、何者かと猫の姿で観察。
悪い人間では無さそうだと判断をした所で正体を現した、という訳らしい。
これを受けて佐野は納得をしたのだが、逆にお燐は何故佐野達がこんな場所にいるのかと問いかける。
これに佐野は自分たちが突然外の世界から幻想郷へとやってきてしまった事、早く幻想郷から元の世界に帰りたい事。
帰る為に八雲紫を起こす為、サッカーをやっている事などを説明し……。
お燐はふむふむ、と食い入るようにして話を聞く。

お燐「へー……そりゃまた珍しいね。 10人と1匹が一斉に幻想入りなんてさ」
佐野「やっぱ珍しいか」
お燐「うん、珍しい珍しい。 ま、頑張りなよお兄さん。 話聞いてる限りじゃ、1ボスチームに勝って順調みたいじゃない」
佐野「おうよ! このまま連勝街道まっしぐらで、とっとと外の世界に帰ってやるさ!」
お燐「その意気だよ、うんうん」
佐野「(うーむ、話をしている限り……いい奴っぽく見えるなぁ。 どうしよう? 何か話でも振ってみるか?)」

724 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 01:35:55 ID:???
A.「そういやブースターと会話できるんだよな? ちょっと通訳してくれないか?」 ブースターとの通訳をお願いしてみる
B.「地霊殿、ってどんな所なんだ?」 お燐の住んでいるという地霊殿という場所について聞いてみる
C.「ところでお前もサッカーやってるのか?」 お燐もサッカーをやっているのかと聞いてみる
D.「俺もお燐の匂いを嗅いでもいいですかね、フヒヒ」 お燐をクンカクンカしたい
E.その他 自由投票枠

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

725 :森崎名無しさん:2012/03/31(土) 01:36:22 ID:oXqLeFHE


726 :森崎名無しさん:2012/03/31(土) 01:36:44 ID:z8ldJIME


727 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 01:47:25 ID:???
>A.「そういやブースターと会話できるんだよな? ちょっと通訳してくれないか?」 ブースターとの通訳をお願いしてみる
====================================================================================================================
お燐「にゃ……この子の通訳?」
佐野「ああ」

佐野が思いついたのは、お燐を介せば間接的にブースターと意思疎通が図れるのではないか、という事であった。
現状、ブースターは実に佐野達によく懐き、サッカーにも真面目に取り組んでくれている。
とはいえ、お互いの意思や意見が交換出来ない、というのは最大のネックである。
こちらの言う事はブースターには伝わっているような気もするが、ブースターがこちらに伝えたい事がいまいち判別つかないのだ。

佐野「一時的とはいえ、滅多にないブースターと話せる機会だからな。 お願いされてくれないか?」
お燐「(あー、そっかそっか。 普通の人間って大変だなー)ん、オッケーだよ。
   で、通訳はいいけど……何か聞いてみる事ってある?」
佐野「ん……そうだな……」

A.「イレギュラーズ……皆の事をどう思っているか聞いてくれないか?」 ブースターのイレギュラーズに対する感情を聞いてみる
B.「サッカーをする事についてどう思っているか聞いてくれないか?」 ブースターのサッカーに対する思いを聞いてみる
C.「元いた世界の事について詳しく聞いてくれないか?」 ブースターのいた世界について聞いてみる
D.「昨日の試合の事をどう思っているか聞いてくれないか?」 ブースターの昨日の試合の感想を聞いてみる
E.「何かやりたい事とかしたい事とか無いか聞いてくれないか?」 ブースターの希望などについて聞いてみる
F.「結局オスなのかメスなのかハッキリさせてくれ」 オスかメスかハッキリさせる
G.その他 自由投票枠

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

728 :森崎名無しさん:2012/03/31(土) 01:50:00 ID:oXqLeFHE


729 :森崎名無しさん:2012/03/31(土) 01:50:35 ID:xT1bmFmg
C

730 :森崎名無しさん:2012/03/31(土) 01:51:28 ID:z8ldJIME


731 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 02:42:22 ID:???
>C.「元いた世界の事について詳しく聞いてくれないか?」 ブースターのいた世界について聞いてみる
==================================================================================================
お燐「オッケー、わかったよ。 それじゃ……。 にゃんにゃにゃにゃ、にゃにゃんにゃ、にゃーにゃ」
ブースター「キュー? キュイ〜! キュキュキュッ! ヴゥー……」
佐野「(シュールな光景だなー)」

考えてみれば、佐野はそもそもブースターがどのような世界から来たのか知らない。
ここはブースターの事をよく知る為にも、一体どんな世界から来たのか聞いておくべきだろうと判断し、その旨をお燐に伝える。
するとお燐はすぐにブースターに向けて「にゃんにゃかにゃん」と話しかけ、これを受けてブースターも「キュイキュイ」と返す。
ブースターはともかくとして、今は人型の姿を取っているお燐が猫語を話しているのはなんともシュールだったのだが……。
しばらくするとお燐はふむふむと頷きつつ、全てを聞き終えたか、佐野の方をくるりと向き説明しようと口を開く。

お燐「にゃにゃんにゃ、にゃーにゃ。 にゃににゃんにゃ!」
佐野「日本語でおk」

しかしお燐の口から出てきたのは猫語だった。
先ほどまでブースターと会話をしていた為なのか、思わず出てしまったそれに佐野は間髪入れずツッコミを入れ。
お燐はいけないいけないと言わんばかりに己の頭を小突いてから、改めて話し始める。

お燐「えっとね、まずこのブースターのいた世界は『シンオウ』って所らしいよ」
佐野「シンオウ? (聞いた事ねー国だな……)」
お燐「うん。 で、ブースターはその世界のどっかの家の裏庭で育ったんだって」
佐野「裏庭ァ?」
お燐「すっごく大きいんだってさ」

シンオウという聞いた事のない地、そしてその世界のどこぞの家の裏庭で育ったというブースター。
やはりブースターも自分たちの知る地球上からは来ていないのか、と佐野は考えつつ先を話すよう促す。

732 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 02:44:15 ID:???
お燐「そんでもって、その裏庭でブースターは育ったんだけど、ある日男の子が来てブースターを捕まえたんだって」
佐野「捕まえた? なんじゃそりゃ? 勝手に人ん家の裏庭に入ってその家のペット捕まえたってのか?」
お燐「らしいねぇ。 でもなんかブースターの世界じゃよくある事らしいよ?」
佐野「うーん……で、捕まえられた後はどうしたんだ?」
お燐「なんか石を額に当てられて、進化させられた後に……。
   ブースター以外の不思議な生き物と戦わされたあと、変な建物に連れて行かれたって言ってる」
佐野「……進化って何? ブースター以外の不思議な生き物? 変な建物って何さ?」
お燐「い、いっぺんに聞かないでよ……。 ちょっと待って、聞いてみるから。 にゃにゃんにゃ、にゃにゃーにゃ」
ブースター「ブィー。 キューキュー」

そして現れた佐野の聞いた事も無い用語や、抽象的な言葉。
思わず佐野はどういう事なのかと問いただそうとするも、ただブースターの言葉を直訳しただけのお燐にそれがわかる筈もなく。
お燐は改めて猫語でブースターと話しながら、それらの言葉の意味を佐野に教える。

それによると、どうやらブースターの世界にはブースター以外の不思議な生物……。
生きているのかどうなのか不明なのも合わせて不可思議な生物が存在し、
それらを"ポケットモンスター"縮めて、通称"ポケモン"と呼んでいるらしい。

そのポケモンは、ある一定の条件を満たすと姿などを変化させる。
人間で言う所の成長にあたるのだろうが、ブースターの話によればそれはまるっきり姿形が変貌するもので――。
これをブースターの世界では、"進化"というのだそうだ。
ブースターも元は違う生き物だったのだが、その条件を満たし進化をしたらしい。

最後に、ブースターの連れて行かれた建物というものだけはブースターにもよくわかっていないようだが……。
その建物にはブースター以外のポケモンやブースターを捕まえたという男の子以外の人間が多く存在し、
人間がポケモン同士を戦わせて競っていたのだという。

733 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 02:45:22 ID:???
佐野「うーむ……闘犬とか闘鶏みたいなもんか?」
お燐「よくわかんないんだけどそうなんじゃないかな?」
佐野「まぁ……そういう事なら、なんとなくブースターが火を吹けたりした事も納得……出来るような気もする」

要するにブースターは、闘犬や闘鶏のように人に育成され戦う事を余儀なくされた生き物なのだ……と佐野は解釈をした。
そして、ブースターのように火を吹ける獣がいるから、その世界ではそのような競技が出来上がっているのだろうとも考える。

佐野「で? ブースターはどうやってこの世界に来たんだろ?」
お燐「わかんないって。 なんかボックスに預けられてたらいつの間にか幻想郷にいたって言ってる」
佐野「ボックス? ……またよくわからんが……ペットを預かる店みたいなもんかね」

最後に佐野はブースターがこの世界――幻想郷にどのようにしてやってきたのかを聞こうとした。
しかし、ブースターにもいまいちその点はハッキリせず……。
ボックスという場所の中で眠りについていた筈なのに、気づいたら幻想郷にいた、という。
もしもそこがハッキリしていれば、或いは帰る為の手がかりになったのかもしれないが……そう何でも上手くいく筈も無かった。

734 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/31(土) 02:46:30 ID:???
佐野「つってもこれだけ聞ければ十分だな。 なんとなーく、ブースターの事がわかったよ」
お燐「良かったね、お兄さん。 あたいも役に立ててうれしいよ」
佐野「ああ、サンキューな、お燐」
お燐「んじゃ、あたいは霊夢の顔を見てから帰るとするよ。 またねっ」

こうして大体のブースターの素性が聞けた所で、佐野はここまで通訳をしてくれたお燐に感謝を述べ。
これを受けてお燐も笑みを浮かべ、家の裏戸の方へと回りながら佐野達に別れを告げた。

佐野「うっし、んじゃ早くお前のご主人様の所に帰せるように、これからもサッカー頑張ってくか!
   な、ブースター!」
ブースター「キュ〜!」

そして、改めて佐野はブースターと早く元の世界に帰れるようにと誓い合った。
今までも当然早く帰りたいという思いはあったが、ブースターの話を聞いて佐野としても俄然やる気が出てきたのである。
このやたらと人懐こい炎の獣の事だから、ご主人様に対する思いや懐きというのも佐野達に対するそれの比ではないのだろう。
ならば一刻も早く返してあげなければ可哀想だと、佐野は考えたのである。
この言葉を受けて、ブースターは実に嬉しそうに笑った(……ように見えた)。
その表情は、ブースターがどれだけ元の主人を慕っているかを実に物語っていた。

※ブースターがなつきました。
※火車・火炎猫 燐(かえんびょう りん)と出会いました。

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