キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】

1 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/02(金) 02:24:54 ID:???
*せつめい*

このスレはキャプテン森崎をベースにしっちゃかめっちゃか色んなジャンルの作品を鍋にぶち込んだ挙句。
じっくりコトコト煮込んだあと、東方projectというお皿に盛りつけたようなスレです。
そういうカオスなお話が大好物ですというお方だけお付き合い下さいますようお願いします。
物語は参加者さんの投票・カード、ダイスの判定結果によって変化しながら進行します。

[前回のあらすじ]
長崎で鳴らした俺こと佐野満は、よくわからないまま幻想郷に流されたが、
霊夢ちゃんの手を借り、居候をさせてもらう事になった。
しかし、幻想郷でくすぶっているような俺じゃあない。
ボールさえあればサッカーを通してなんでもやってのける命知らず、不可能を可能にし巨大なスキマ妖怪を
叩き起こす、俺達、特攻野郎イレギュラーズ!

佐野「俺は佐野満。 通称軽業師。 小細工まみれのドリブルとオーバーヘッドキックの名人。
   俺のような天才サッカー選手でなければ百戦錬磨のつわものどものキャプテンは務まらん」

剣崎「俺は剣崎一真。 通称オンドゥル王子。 自慢の滑舌でみんなの耳はボドボドだ!
   ハッタリかまして、技の習得に練習機会を3回使わせちゃうぜ」

律子「私は秋月律子、通称りっちゃん。 チームの頭脳。 情報収集は美貌(リッチャンハカワイイデスヨ)と頭の良さでお手の物!」

クーガー「よおお待ちどう。 俺様こそクーガー。 通称兄貴。 スピード狂としての腕は天下一品!
     奇人? 変人? スクライド出典なら仕方ない」

ブースター「ブースター。 通称唯一王。 物理の天才だ。 カモネギだってデリバードだってぶん殴ってみせらぁ。
      でもヒヒダルマさんとゴウカザルさんだけは勘弁な」

俺達は、3ヶ月待てばいいだけなのに早く帰りたい為にあえてサッカーに挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、特攻野郎イレギュラーズ!
助けを借りたいときは、いつでも言ってくれ。

777 :森崎名無しさん:2012/04/02(月) 02:14:49 ID:5mNeW2xs
H どうもこんにちわ。 佐野満です
こっちは魔法使いのユーノ君だ

これなら食いつくかな

778 :森崎名無しさん:2012/04/02(月) 02:18:05 ID:QQy5zbR+
H どうもこんにちわ。 佐野満です
こっちは魔法使いのユーノ君だ

779 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/02(月) 23:58:22 ID:???
>H.どうもこんにちわ。 佐野満です。 こっちは魔法使いのユーノ君だ
================================================================================
佐野「(小悪魔の話によりゃ、こいつも魔法使いって話だったしな。
    ユーノ君が魔法使いだって事を言えば、喰いついてくんだろ)」
ユーノ「(うーん……佐野君の狙いはなんとなくわかるけど……)」

パチュリーの様子を見る限り、普通の挨拶では無視されるのがオチだろうと判断した佐野は、
ここでユーノの事を"魔法使い"であると紹介する事にした。
先ほどの小悪魔の話によると、パチュリーは魔法使いであるらしく。
同じ職業をしている者が来たとあれば、なんであれ反応を示してくれると考えたのである。

こうして自信たっぷりに佐野はユーノの事を手で示しながら紹介するのだが、
一方でユーノは少し困ったような表情を浮かべ。
そして、当のパチュリーの反応はといえば……。

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★パチュリー「知ってた」→! card=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→パチュリー「カカロットの息子……?」 パチュリー、です……。
ダイヤ・ハート→パチュリー「……私を馬鹿にしているの?」 相変わらず視線をこっちに向けないまま声を出した
スペード・クラブ→パチュリー「………………」 返事が無い。ただのもやしのようだ。
クラブA→パチュリー「"君"? 男?」 急にユーノと佐野を見比べはじめた。 パチュリー「夏に出す本が厚くなるわ」

780 :森崎名無しさん:2012/04/02(月) 23:58:50 ID:???
★パチュリー「知ってた」→ ダイヤ4 =★

781 :森崎名無しさん:2012/04/03(火) 00:01:11 ID:???
JOKER……最後のリーしか合ってないじゃんw

782 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/03(火) 00:48:28 ID:???
>>781 マチョリー、です……。

>★パチュリー「知ってた」→ ダイヤ4 =★
>パチュリー「……私を馬鹿にしているの?」 相変わらず視線をこっちに向けないまま声を出した
===========================================================================================
佐野「あ?」
パチュリー「……微量とは言えない程度の魔力を保有していて、しかも体内で魔力がある程度練られている。
      大方この紅魔館に来る上で、危険が降りかかればいつでも自衛するつもりで準備をしていたのでしょう。
      並の魔法使いならいざ知らず、私がそれだけの魔力を持つ人間を見逃す筈が無い。
      ……一々言わなくてもわかってるわよ、ちっこい方」
佐野「な、なんだと!?」
ユーノ「(やっぱりね……)」

しかし、佐野の知恵を利かせたつもりの挨拶はまるで意味をなさなかった。
いや、パチュリーに言葉を発させるという目的は果たせたものの、その言葉はあくまでも佐野を注意しおちょくるようなものであり。
ユーノに興味を抱かせ反応させるという効果は得られなかったのである。

パチュリーが言ったように、パチュリーはそもそもユーノがこの図書館に入館した時からユーノの魔力を感知しており。
また奇妙な来客があったものだ、と考えていた。
そんなパチュリーがユーノに反応を示さず、ただひたすら机に向かっていたのは単純にユーノの事よりも、
今、目の前で自らの魔法などの考えについて羊皮紙に書き記す事が重要な為であり。
パチュリーとしては、一々わかっている事を指摘し、暗に挨拶くらいしろと言う佐野に苛立ちを感じるのは当然の事である。

佐野としてはパチュリーの考えとは真っ向の逆で、気づいているのならば反応しないのが尚更こちらに失礼だろうと憤慨をしていた。
特にちっこい方と言われては、身長を気にする佐野としては腹を立てて仕方ないのだが……。
今にも暴れだしそうな佐野を、慌ててユーノは宥める。

783 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/03(火) 00:49:42 ID:???
ユーノ「まぁまぁ、佐野君。 ひとまず落ち着いて……」
佐野「そうは言うがなユーノ君。 このもやしっ娘の反応は色々と失礼が多すぎるぞ、人間としての道徳的に考えて。
   一体どんな教育を受けてきたのか、親の顔が見てみたいわ!」
パチュリー「……図書館では静かに。 常識よ、ちっこいの」
小悪魔「パチュリー様、あまり煽られない方が……確かに佐野さんはちっこいですけど」
佐野「小悪魔フォローしてないよそれ!?」

こうしててんやわんやがあったものの、そうこうしている間にパチュリーの筆を進める手はひと段落したのかぴたりと止まり。
ふぅ、と小さくため息を吐いてからここでパチュリーは初めて佐野達に向き直る。

パチュリー「コホッ……。 それじゃ改めまして、この図書館の管理人のようなものをやっているパチュリー=ノーレッジよ」
佐野「お、おお……? なんだ、やれば出来るんじゃねーか自己紹介。 なんだってあんなに俺達を無視してたんだ」
パチュリー「頭に浮かんだ魔法式を記す方が大事だったからに決まってるじゃない、馬鹿ね」
佐野「………………」
ユーノ「うん、まぁ……。 ……魔法使いとしては、割とよくある考え方だよ」
佐野「そうなの……?」

そうして改めて自己紹介をするパチュリーに、佐野は驚き……そして、今まで挨拶をしなかった理由を聞き再び眉を顰める。
だが、ユーノのパチュリーの考え方は、魔法使いとしては別段不可思議な事ではないというフォローを聞き。
佐野はいまいち納得はいかないものの、ユーノがそういうなら、
魔法使いとはそういうものなのかもしれない……となんとか理解をしようとする。

パチュリー「それで……ここに来た理由は何かしら? やはり本を……?」
ユーノ「はい、読ませて頂こうと思いまして。 ……よろしいですか?」
パチュリー「汚さない、破らない、無くさない、持ち出さない。 これを守ってくれるならどうぞご勝手に。
      それと、敬語は不要よ。 私は別にこの屋敷の主って訳じゃないんだから」
ユーノ「うん、それじゃあ……ありがとう、パチュリー」

784 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/03(火) 00:50:44 ID:???
その後、挨拶を終えた所でパチュリーはユーノと佐野がこの図書館に来訪した理由を問う。
これにはユーノが本を読ませてもらいに来たと素直に目的を答え、パチュリーは諸々の注意をしながらも承諾。
ユーノはその回答を得て満足そうに笑むと、感謝の言葉を述べながらくるりと反転し早速本を探しに向かおうとする。

小悪魔「あ、あっ。 ユーノさん、お1人では危険ですよ。 この図書館は広大ですから、慣れない人は迷ってしまいます」
ユーノ「大丈夫、探検や発掘は慣れてるから」
佐野「探検や発掘……(おおよそ図書館で聞く単語じゃねぇなオイ)」
パチュリー「……まぁああ言ってるし問題は無いでしょう」

小悪魔の言う通り、どこを通っても似たような景色しか現れず、
等間隔で同じような本棚が立ち並ぶこの図書館は迷路のようなもの。
ここで働き、その迷路に慣れきっている小悪魔や、主であるパチュリーならいざ知らず。
初めて図書館を訪れた者が単独で歩き回るのは得策ではないと小悪魔は注意をするも……。
ユーノは一言、慣れているからと告げる。
その後ろ姿をパチュリーはジトッとした目で見つめつつ……ふ、と横に視線を移し1人ぽつんと残った佐野に向けて問う。

パチュリー「で、あなたはどうするのかしら?」
佐野「へ……俺?」
小悪魔「どのような本が読みたいか言っていただければ、私がご案内しますよ」
佐野「ん、んー……そうだな……」

A.「いや、俺もユーノ君と一緒に本探してみるわ」 ユーノと一緒に本を探す
B.「じゃあ漫画のある本棚に案内してくれ」 漫画を読みたいと言ってみる
C.「じゃあサッカー関係の本がある本棚に案内してくれ」 サッカー関係の本を読みたいと言ってみる
D.「じゃあ小悪魔オススメのエッチな本がある本棚に案内してくれ」 エッチな本(小悪魔オススメ)が読みたいと言ってみる
E.「いや、本読んだら更に頭が痛くなりそうだ。 ここでちょっと休むわ」 本は読まず、この場に待機する
F.その他 自由投票枠

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

785 :森崎名無しさん:2012/04/03(火) 00:52:01 ID:kVq1JEbk


786 :森崎名無しさん:2012/04/03(火) 00:52:17 ID:spCKN4UM
F ポケットモンスターに関する本を見せてほしい

787 :森崎名無しさん:2012/04/03(火) 00:52:22 ID:sKdIHpRI
C

788 :森崎名無しさん:2012/04/03(火) 00:52:57 ID:RokdWHJY


789 :森崎名無しさん:2012/04/03(火) 00:54:08 ID:HxUKT7JE
C

790 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/03(火) 01:37:49 ID:???
>C.「じゃあサッカー関係の本がある本棚に案内してくれ」 サッカー関係の本を読みたいと言ってみる
================================================================================================
小悪魔「佐野さんもサッカーをやられているんですか?」
佐野「お、その口ぶりだと小悪魔もやってんのか?」
小悪魔「はい。 私と、パチュリー様は4ボス劇団というチームに所属しているんですよ」
佐野「4ボスって確か射命丸とかいうのがいるチーム……って、パチュリーも!? 嘘だろ!?」

佐野がサッカー関連の本を読みたいと告げると、小悪魔はこれに素早く反応。
自ら、そしてパチュリーが共にサッカーをしており、4ボス劇団に所属をしていると言うと、
佐野はその聞き覚えのあるチーム名を聞き、ふと以前会った事のある鴉天狗を思い出すのだが……。
それから遅れ、パチュリーがサッカーをしているという言葉に反応し、思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。

パチュリー「……本当に失礼ね。 少なくともあなたよりは数段上手いわよ、むきゅっ。 コホッコホッ」
佐野「……おい大丈夫かよ、本当に。 なんかコホコホ言ってるぞ」
小悪魔「パチュリー様、喘息持ちなんですよ。 ですから、プレイ時間も確かに短いです。
    でも、そのプレーの凄さは間違いなく幻想郷でも屈指ですよ」
佐野「(本当かな〜?)」

サッカーどころか、ろくに走る事も出来なさそうに見えるパチュリー。
そんなパチュリーが、幻想郷屈指のプレーが出来る選手と聞かされても、佐野としては容易く信じる事が出来ず。
実に胡散臭げな表情をしながらパチュリーを見つめる。

佐野「(でも4ボスって……来生さんたちのいる3ボス同盟、って所よりも格上なんだよなぁ……?
    そこに所属してるって事はやっぱそれなりに強い……? いや、まさかな)」
小悪魔「さて、それじゃ早速本棚の方に向かいましょうか。 こちらです、佐野さん」
佐野「あ、そうだな」

791 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/03(火) 01:39:02 ID:???
その後、佐野は小悪魔にひきつられ、図書館の内部を移動した。
小悪魔の言っていた通り、正にこの図書館の内部は迷路そのもの。
もしも小悪魔が先導してくれていなければ、佐野は恐らく5分としない内に迷子となってしまっていただろう。

佐野「(ユーノ君大丈夫かな? ……自信ありげだったけど)」
小悪魔「はい、こちら一帯がサッカー関連の書籍の置いてある本棚となります」
佐野「おっ、ようやく着いたか。 ……って、多いなぁ」

そうして歩く事数分後、ようやく佐野達は目的のサッカー関連の書籍があるエリアに到着する。
サッカー関連、と言ってもその本の数は圧倒的。
ありとあらゆる言語、及び時代のものが置かれた本棚を見て佐野は思わず眩暈を覚えるが……。
何もこれら全てを読む必要はない、為になりそうなもの、興味のあるものだけを読めばいいのだと自分に言い聞かせ。
小悪魔に勝手にどこかにいなくならないようにとお願いしつつ、本の背表紙を見て自分が読む本を選ぼうとする。

佐野「うーん……しっかし、こんだけあると本当に迷うなー。 日本語じゃないのが多数だし。
   こん中から俺が読めそうなのは、と……」

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★読書のススメ→! card=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→小悪魔「こんなのどうです?『11人の戦士たちの攻略本』」 出版元:ファミ通
ダイヤ絵札→とある欧州の知将の考え方を纏めた自叙伝。「戦術が幻想を打ち破る時」
ダイヤ→幻想郷サッカー選手名鑑。
ハート絵札→聞くも涙、語るも涙。不器用な男の一生を書いた長編小説。「幻想の荒鷲」
ハート→キーパーの練習法をよく書いた本。
スペード絵札→ライン際に全てを賭けた男の笑いとロマンとバトルの少年漫画。「ラインライダー龍騎」
スペード→小動物にサッカーを教える時について書かれた本。
クラブ絵札→平凡な男の子が不思議な世界で魔王になってしまうライトノベル。「今日から(シュート)マ王」
クラブ→お人形さんにサッカーを教える時について書かれた本。

792 :森崎名無しさん:2012/04/03(火) 01:39:33 ID:???
★読書のススメ→ クラブ8 =★

793 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/03(火) 01:41:42 ID:???
えらくピンポイントな本を引いた所で本日はここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。

794 :森崎名無しさん:2012/04/03(火) 01:43:12 ID:???
JOKER……大丈夫?ファミ痛の攻略本だよ?
乙でしたー

795 :森崎名無しさん:2012/04/03(火) 01:43:37 ID:???
かつてこれほど効果のなさそうなJOKERがあっただろうか

796 :森崎名無しさん:2012/04/03(火) 10:28:05 ID:???
絵札の奴も読んでみたかったな

特にクラブwまさかのライトノベル化、アニメも目前だな

797 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/04(水) 00:49:53 ID:???
>>794-795 JOKERが出ていたら……攻略本に書かれている事とは真逆の行動をとるのも一つの戦術、とかになってかもしれませんw
>>796 自分はハートが読んでみたいです。絶対に泣けるで!

>★読書のススメ→ クラブ8 =お人形さんにサッカーを教える時について書かれた本。★
===================================================================================
色々探し回った挙句、佐野が手に取った本――それは「猿でもわかる!お人形さんにサッカーを教える為の本」であった。
一体どんな層に需要があるのか、そもそも人形にサッカーを教える機会なんて常識的に考えてあるのか。
突っ込みどころしかないこの本に、佐野が思わず興味を抱いてしまうのも無理からぬ事。
懐疑的な目で表紙を眺めていると、小悪魔がそっと佐野にこの本の情報について教えてくれる。

小悪魔「ああ、これは3ボス同盟のアリスさんが執筆された本ですね」
佐野「アリスさん……? あ、その人なら俺も会った事あるぞ。 金髪の綺麗な人だよな?」
小悪魔「はい、そうです。 アリスさんもまた、パチュリー様と同じ魔法使い。
    特に人形を使途した魔法を多く使う事から、人形師とも呼ばれています。
    サッカーをする時にも、お手製の人形に命令を出してプレーさせる事もあり……。
    これはその方法などを、わかりやすく書き記した本なんですよ」
佐野「人形師ねぇ……。 ん? って事は魔法使いじゃなきゃ、これ読んでも意味無いんじゃないのか?」

アリスも魔法使いである、という情報は確かに聞いていたものの、
厳密には人形を使途する人形師というものは初耳であり、佐野は認識を改めつつ……。
小悪魔の話を聞いている限りでは、魔法が使えなければこの本に書かれている事は実行できないのではないか?とも疑問を持つ。
だが、小悪魔はその佐野の疑問に対して首を振って否定した。

小悪魔「確かに魔法を使って人形にサッカーをさせる方法の記述が半数を占めていますが、
    もう半数は如何に人形に効率的なプレーをさせるかの方法が書かれているんです」
佐野「ん? どういう事だ?」

798 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/04(水) 00:51:14 ID:???
小悪魔「人間と人形では骨格や筋肉、体重といったものがそもそも違います。 だから人間と人形では同じプレーをするにしても、
    同じような動きでは効果がまるで違うという事が間々あるんですよ。
    だから、アリスさんは一から人形がどのように動けばもっとも効果的なプレーが出来るかを研究し、この本に纏めたという事です」
佐野「ほう、なるほど……(なら、この本に書かれてる事を実践すりゃ、水銀燈のプレーの質も向上する……って事か?)」

小悪魔の説明を聞いた佐野は、イレギュラーズの仲間であるドSな女王様、水銀燈の姿を脳裏に浮かべる。
人間ではなく人形である彼女は1ボスチームとの試合でも大活躍をしていたが、小悪魔の話を信じるなら、
この本の内容を実践すれば水銀燈のプレーはより一層向上する筈なのだ。

佐野「あ……でも持ち出しは駄目なんだっけ?」
小悪魔「そうですね……特例などで貸出を許す事もありますが、基本的には厳禁です。
    ……何か興味がある内容でしたら、元の机に戻り写してもらっても結構ですよ?」
佐野「あー……そうだな、そうさせてもらうわ。(めんどくせぇけど……これであいつの実力が上がるってんならいっか)」

本来ならばこの本を持ち帰り、水銀燈に渡して読ませたい所だったが……。
貸出を禁止されている以上それは許されず、佐野は小悪魔の勧めに従い本の内容を紙に写させてもらう事となる。
その後、パチュリーのいる大きな机の場所へと戻ってきた佐野は、小悪魔の用意してくれた筆記用具と紙を借り。
頭を痛くしながらも熱心に本の内容の特に重要そうな箇所をひたすら紙に写していくのだった。

佐野「うー……にしても、なんじゃこのペンの使いにくさは。 シャーペンとか鉛筆持って来い」
パチュリー「魔法使いが持ってて絵になるのは羽ペンと昔から相場が決まってるのよ」
佐野「絵になるからこれしか置いてないのかよ……」

※「猿でもわかる!お人形さんにサッカーを教える為の本」の写しを手に入れました。
 次回の水銀燈の練習を手伝う際、ダイスが1つ増えます(1回限り)

799 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/04(水) 00:52:22 ID:???
こうして佐野が慣れない事をしていた頃、一方でユーノは未だに図書館の内部を探索していた。
数え切れぬ本棚の合間を通り、曲がり、戻り……。
もはや元いた場所も、この図書館の入り口も常人ではわからぬ位置まで来ていた彼だが、
その表情には焦りや困惑といったものは見てとれず、むしろこの本ばかりで作られた迷路の存在が嬉しいといった面持ちである。

ユーノ「さて……とはいえ、あまり遠くに行きすぎても戻れなくなる可能性もあるし、
    そろそろ読む本を探さないと、帰る時間までに読めないな……」

しかし、いつまでもただ本を眺めて歩いている訳にはいかないと考えたか、
ユーノは不意に立ち止まると、その場で瞑目し……佐野と幻想郷に来て初めて会った時のように、ふわりと宙に浮かび上がる。
そして、小さく口を動かし呪文のようなものを唱えると同時、ユーノの足元には翡翠色の魔法陣が現れ……。

バサバサッ!

ユーノ「………………!」

瞬間、周囲の本棚から一斉に本が飛び出し、ユーノを中心として回転を始めたのだった。

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★ユーノ君は何を読むの?→! card=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→ユーノ「(幻想郷から他の次元世界へと移動する方法……あった!)」 やったっ! 11人の戦士たち 完!
ダイヤ・ハート→ユーノ「(魔法をサッカーに応用する方法……あった!)」 サッカーと魔法を結びつける本だった
スペード・クラブ→ユーノ「(この世界の魔法に関する本……あった!)」 幻想郷の魔法を書いた本だった

800 :森崎名無しさん:2012/04/04(水) 00:53:17 ID:???
★ユーノ君は何を読むの?→ ハート7 =★

801 :森崎名無しさん:2012/04/04(水) 00:53:48 ID:???
JOKERまてまてまて!

802 :森崎名無しさん:2012/04/04(水) 00:54:59 ID:???
引いて危険過ぎるJOKER分岐は止めた方が良いと思うのw

803 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/04(水) 00:57:30 ID:???
>>801-802
まあBAD ENDですよね〜。

という訳で短いですが本日はここまでです。
で、なんとも情けない話ですが現在スレ容量が480KB……あと30KB程でいっぱいいっぱいとなってしまいますので、
レス数的には速いですがここで次スレタイを募集させていただこうと思います。

【】11人の戦士たち3【】

よろしければ考えていただけると幸いです。
それでは、お疲れ様でしたー。

804 :森崎名無しさん:2012/04/04(水) 01:12:22 ID:???
【11人の】11人の戦士たち3【ニートたち】
早く有名になれぇー

805 :森崎名無しさん:2012/04/04(水) 21:26:33 ID:???
【一勝去って】11人の戦士たち3【また一勝?】
【1ボス+修哲VS】11人の戦士たち3【2ボス+修哲】
【ビーバーの次は】11人の戦士たち3【しっと神?】


806 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/05(木) 01:12:43 ID:???
>★ユーノ君は何を読むの?→ ハート7 =★
>ユーノ「(魔法をサッカーに応用する方法……あった!)」 サッカーと魔法を結びつける本だった
=============================================================================================
ユーノ=スクライアは非常に責任感の強い青年である。
かつて自身が紛失してしまった貴重なアイテムを探し、単身で異世界に捜索に向かった過去がある事からもそれは明らかであり。
そんな強い責任感を持つ彼は、前回の試合で自身がまるで役に立てていなかった事もまた強く気にしていた。

ユーノ「(勉強した限りでは……サッカーにおいて、サイドバックというのは基本的に両サイドに置くもの……らしい。
     そして、レイさんの実力・特性を考えると、レイさんは今後常にサイドバックとして使う可能性が高い。
     なら問題は逆サイドのサイドバックを誰にするかなんだけど……。
     適正を考えれば、剣崎さんやカインさんよりも僕が置かれる事が多くなる筈……)」

基本的にイレギュラーズのメンバーのポジションは流動的であるが、
その中である程度固定のポジションにつく事のある選手というものは既に決まっている。
決定力はダントツだがそれ以外の能力は今一つなブースターはFW。完全に素人であり、キーパー練習しかしていない律子はGK。
ボールカットに優れ、キープ力もある水銀燈はボランチ。
そして、抜群のボール奪取力とスピードを生かしたオーバーラップを得意とするレイは、サイドバックである。
ここから逆算をするに、ユーノは今後もレイの逆サイドのサイドバックは自分が担う事になると考えた。
その際、ネックとなるのは自分とレイとを比較した際、どうしても見劣りする自分の実力不足。
それを補う為にも……と、ユーノはここで自らが使える魔法の力をサッカーに転用する方法は無いだろうかと本を調べたのである。

807 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/05(木) 01:13:50 ID:???
ユーノ「(佐野君の世界には魔法は無い……だから、常識的に考えればサッカーに魔法の力を転用するというのは不可能だ。
     でも、この幻想郷には魔法というものが存在している。 その世界の書物ならば、可能性は……ん、あった!)」

瞑目し、周囲を旋回する本の中から目的のものを見つけ出したユーノは、そのまま魔法で本を自らの目の前に移させる。
そして、今度はその本に向けて手を翳すと同時、本はバラバラバラと音を立てて勝手にページが捲られてゆき……。

ユーノ「(よし、まずは基礎的なものは理解出来た。 次……!)」

もうその本に用は無いとばかりに、魔法で本棚へと戻す。
その後、ユーノはまた旋回している本の中から目的のものを見つけ、ページを高速で捲り、戻し……という動作を延々と続けるのだった。

ユーノ「(とはいえ、実践で使えるかどうかは練習の時に試さないとわからないな……頭で理解するのと実際にやるのとでは違うからね)」

※ユーノが魔法をサッカーに転用する術を知りました。次回のユーノの練習を手伝う際、ダイスが1つ増えます(1回限り)

808 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/05(木) 01:15:29 ID:???
パチュリー「……!」
小悪魔「うわっ!」
佐野「んがっ……? な、なんじゃありゃ!?」

そして、このユーノが魔法を使う事によって漏れた翡翠色の光は、離れた場所にいる佐野達の目からも確認されていた。
その光が放たれた瞬間、パチュリーは反射的にそちらに振り向き……小悪魔、佐野は突然の事に驚きの声を上げる。

小悪魔「パ、パチュリー様……あれって……」
パチュリー「検索魔法と読書魔法ね……」
佐野「魔法……? つーと、ユーノ君が出してるのかあの光?」
パチュリー「そうよ」

現代日本で育った為、当然のように魔法の知識など微塵も無い佐野は、パチュリーにあの光について詳しく尋ねる。
これにはパチュリーも少々めんどくさそうな表情を浮かべるも……渋々、といった様子で承諾をする。
曰く、パチュリーの話によるとあの光が放たれている場所の魔力の使われ方を察するに、
ユーノが使っている魔法は「検索魔法」と「読書魔法」というもの。
「検索魔法」とは、数あるものの中から目的のものを見つける為に使われるものらしく、
「読書魔法」とはその名の通り、本の中身を一瞬にして頭の中に刻み込む為に使われる魔法であるという。

佐野「え、何、魔法ってそんな事出来んの!?」
パチュリー「出来るわよ。 魔法使いは基本的に古い書物などを読み知識を集めるのだから、むしろ検索魔法・読書魔法は頻繁に使うわ。
      ……とはいえ、あいつの魔法は……」
佐野「ん? ユーノ君の魔法がどうかしたか?」
パチュリー「魔力量に比較して、異常なまでの数の本を検索し、読んでいるわね……」
佐野「……どういう事?」
パチュリー「普通の魔法使いならば出来ない多さの本を検索し、読んでいるの。
      (しかも検索と読書、両者を同時に行っているわね……確か……名前は、ユーノ=スクライアだったかしら?)」

809 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/05(木) 01:16:36 ID:???
パチュリーの初見の感想は、ユーノの魔法使いとしての実力はそう高くはないというものだった。
実際、ユーノの魔力量―― 魔法使いとしての魔法を使う為のエネルギー量というのは、然程多くは無い。
パチュリーと比較をすれば、正に雲泥の差である。
だが、そのユーノの魔法を使う所を実際に見て……パチュリーは考えを改めた。
ユーノの魔力量は確かに低い……しかし、ユーノはそれを補うだけの技術があると認識したのである。

ユーノ「ただいま、佐野君」
佐野「おっ、お帰りユーノ君。 なんかめっちゃ凄い魔法とか使ってたな、パチュリーと小悪魔驚いてたぞ」
ユーノ「そんな……大した事はしてないよ。 それより佐野君、それは?」
佐野「おお、サッカー関連の本探してたら、なんか人形がより効率的にサッカー出来る本とかいうのを見つけてな。
   必要そうな所だけ写して、次回の練習で水銀燈の奴にでも教えてやろうかと思って……」

数時間後、ようやく佐野が本の写しを完成させた頃。
タイミング良くユーノが佐野達のいる机まで戻り、両者は顔を見合わせてニコリと笑う。
その際、ユーノは佐野から凄い魔法を使っていた……と言われ、そんな事は無いと困ったような顔で否定するのだが……。

パチュリー「ユーノ」
ユーノ「……? 何かな、パチュリー」

そんなユーノに対し、相も変わらず本に視線を向けたままのパチュリーが声をかける。
凛とした冷たさを感じる声は、しかしよく通り。
ユーノは佐野との談笑の合間、ふい、と顔をパチュリーに向けて続きを聞こうとする。

パチュリー「またいつでも来なさい。 この図書館は、必要とする者には常に解放されているわ。
      ……最低限の礼儀を弁えていれば、の話だけど」
ユーノ「? う、うん。 ありがとう」

あまり言葉を交わしてはいないが、それでも何となくパチュリーが「人嫌い」な性格をしているという事は判別がつく。
そんなパチュリーが、いつでも来てもいいという言葉を吐いた事にユーノは少々驚くのだが……。
それでも、実にありがたい言葉だと受け止め、笑顔で感謝の意を伝える。

810 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/05(木) 01:17:51 ID:???
佐野「おい、俺は? 俺にはいつでも来いって言わないの?」
パチュリー「……あんたはどうでもいい」
佐野「………………」
小悪魔「ま、まあまあ。 佐野さんもいつでも来てください。 お待ちしておりますよ」

因みに佐野は自分はどうなのかとパチュリーに問いかけるも、素気無く返され、小悪魔に慰められていた。

佐野「そんじゃま、そろそろ帰るか」
ユーノ「そうだね。 今から帰らないと、夕飯の時間に遅れそうだ」
小悪魔「あ、それじゃあ玄関までお送りします」

その後、佐野達は机の上に置かれた時計を見て、そろそろお暇をする事にした。
帰る、と言ってもやはりパチュリーは顔も上げなければ別れの言葉もかけなかったが、
パチュリーの性格をなんとなく把握し始めた佐野達は特にその事に対しても反応せず。
見送りに行くと申し出た小悪魔を伴って、再び階段を上り正面玄関まで戻ってくる。

小悪魔「それでは、また」
佐野「おう。 今日はありがとうな、お陰でいい土産が出来たぜ(水銀燈が感謝してくれるかはわからんが)」
ユーノ「また来ると思うから、その時もよろしくね」
小悪魔「はい」

そして、小悪魔と挨拶を済ませ、お辞儀をする小悪魔に見送られながら玄関を出た佐野達だったのだが……。

佐野「そういえば、レイさんはどうしたんだろ?」
ユーノ「確か美鈴さんに用があるとか言ってたよね? どうなったんだろう……」

玄関を出た佐野達は、館に入る前に別れたレイの事が気になった。
美鈴に用があると言っていたのだから、恐らくは最初に美鈴がいた場所――。
門の前で今でもいるのかもしれない、と考え、急いでそこへと向かうのだが……。

811 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/05(木) 01:18:58 ID:???
先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★中華vs中華→! card=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→???「貴様らは中国武術を舐めたッッッ!!!」 三つ編み?の筋肉モリモリの大男が血まみれのレイたちを見下ろしていた
ダイヤ・ハート→レイ「ハィンッ!!」 美鈴「ぐふぅ……」 レイがガッツポーズを取り、美鈴が地面に倒れていた
スペード→レイ「はぁはぁ……」 美鈴「ふぅふぅ……」 レイと美鈴が息を荒くしつつも戦っていた。え?今までずっと戦ってたの?
クラブ→美鈴「激流を制するは清水……」 レイ「げふぅ……」 美鈴がガッツポーズを取り、レイが地面に倒れていた

812 :森崎名無しさん:2012/04/05(木) 01:19:35 ID:???
★中華vs中華→ ハート5 =★

813 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/05(木) 01:20:37 ID:???
レイさんは出来る女。という所で、本日も短いですがここまでです。
続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でしたー。

814 :森崎名無しさん:2012/04/05(木) 01:25:59 ID:???
レイ 拳法

でグーグル検索したら南斗水鳥拳が出た、訴訟。
乙でした

815 :森崎名無しさん:2012/04/05(木) 01:47:32 ID:???
旋牙連山乙!

816 :森崎名無しさん:2012/04/05(木) 15:37:55 ID:???
しかし森崎板的には魔法使いってブーストか火力馬鹿なイメージがあるんで(リンダとかマリクとか岩見軍団とか魁ちんとか)
DFで魔法を応用する方法がぴんとこない件

817 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/06(金) 00:16:49 ID:???
>>814
どうも乙感謝。

う、美しい……ハッ!
>>815
乙感謝。レイさんを育てていけば、奥義を使える日もきっと来る……筈。

>>816
確かに魔法の力をディフェンスに使うというのは、魔法ブースト以外にあまりメジャーじゃないかもですね。
どんな感じに転用するかは、まあ追々わかるかもという事で。



本日はちょっと更新お休みです。それでは。

818 :森崎名無しさん:2012/04/07(土) 00:18:08 ID:???
【ポケモン】11人の戦士たち3【ブースターver】
【もう3スレ目だと】11人の戦士たち3【ユーノか?】

819 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/09(月) 01:26:33 ID:???
>★中華vs中華→ ハート5 =★
>レイ「ハィンッ!!」 美鈴「ぐふぅ……」 レイがガッツポーズを取り、美鈴が地面に倒れていた
============================================================================================
佐野「ど、どういう事なの……」

佐野とユーノが紅魔館の門前で見たもの……それは地面に横たわり、ボロボロとなってしまった美鈴。
そして、同じく衣服には汚れが目立つものの、実に凛々しい顔で決めポーズを決めるレイの姿であった。
思わず佐野は口をぽかんと開け、呆気に取られ。ユーノもユーノで困惑をしていたようだが、
それでも佐野とはこういった荒事には多少なりと慣れているのか、すぐさま美鈴の元へと駆けより抱き起すと、
先ほど佐野が図書館で見た翡翠色の魔方陣を一瞬にして展開し、手からもまた同色の光を発して美鈴へと当てる。

ユーノ「大丈夫ですか、美鈴さん?」
美鈴「ぐふぅ……え、ええ、かなーりこっぴどくやられましたが、幸い問題は無いです。
   ……というかなんですかこの光?」
ユーノ「回復魔法です」
佐野「ユーノ君本当に万能だなオイ(っていうかこの回復魔法っての、サッカーでの治療とかに使えねーのか?)」

ぽわぽわと暖かな光を痣や傷の部位に当て、治癒をするユーノ。
その光が当たっている箇所は徐々にではあるが傷が塞がっていくのが目に見えてわかり……。
佐野はこの力もサッカーなどで負傷をした際の治療などに使えないのだろうか、と思わず考えるのだが、
ユーノの話によるとこの回復魔法は多少の傷でも完治させるには時間が大きくかかる為、実用的ではないのだという。

佐野「え、じゃあなんで美鈴の傷はそんなに早く治ってるんだ?」
ユーノ「本人の回復力が高いと、傷は早く治るんだよ。 多分、美鈴さんが妖怪なのとも関係してるんじゃないかな……」
美鈴「私頑丈なのと立ち直りが早いのが売りでして」
佐野「(うーん、サッカーには使えんのか。 残念……)で、なんでこんなにボロボロになったんだよ……。
   まあ、レイさんのポーズとか色々考えると答えは聞くまでも無いような気もするけど」

820 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/09(月) 01:27:52 ID:???
すっかり全快をした美鈴に、未だ決めポーズから戻っていないレイ。
両者を見比べながら佐野は一体どうしてこんなにボロボロになっていたのかと問いかけるのだが……。
返ってきた答えは予想通り、2人で"組手"をしていたからだ、というものだった。

佐野「俺の知ってる組手と違う」
美鈴「いやはや……里からも時々武道家の人間が私に挑戦にやってくるのですが、これだけこっぴどくやられたのは初めてですよ」
レイ「っていうかお前さん、あたいを人間だと思って最初舐めてただろ。
   あれさえ無けりゃこんだけの差をつけて負けるなんて事も無かったろうにねぇ……」
美鈴「いやぁ……何せ、人間と妖怪ですから……」

佐野の知る限り、組手というものはここまで衣服がボロボロになったり、傷がつくものではない。
思わず呆れたような言葉を呟いてしまうのも致し方ないのだが、
一方でレイや美鈴にとってはこの程度は普通の事なのか……なんともにこやかに笑みを浮かべながら組手をしての感想を互いに述べている。

実力的には、美鈴は決して弱くはない――というより、そんじょそこらの妖怪に比較をすれば強い部類の妖怪である。
門番とは館の顔であり、門番の強さが館の格そのものを象徴していると言っても過言では無いのだから、
少なくともこの紅魔館のレミリアが認めるだけの実力があったという事は明らか。
しかし、そんな美鈴にレイは勝利を収めた。
これはレイの言うように、美鈴が当初レイをただの人間だと見くびっていた事も原因なのかもしれないが、
それでも戦いを進める内に美鈴も当然徐々に本気を出した。
それで負けてしまったのだから、これはもうレイの力と技術が美鈴を上回っているという事に他ならない。

美鈴「(参ったなぁ……人間に……スペルカードならともかく、肉弾戦で負けるなんて本当に久々……。
    お嬢様、この事知ったら怒らないかなぁ……)」
レイ「ところで美鈴、幻想郷にゃ他にお前みたいに拳法使う奴なんかはいないのかい?」
美鈴「へ……そ、そうですねぇ……」

内心冷や汗を掻きながらこっそりため息を吐く美鈴に、レイは他に拳法を使うような人物は幻想郷にはいないのか、と問いかける。

821 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/09(月) 01:28:54 ID:???
己の鍛錬の為に、腕を鈍らせない為に、と美鈴と組手をしたレイ。
その結果はレイの勝利で収まり、レイとしても満足のいく結果が出たのだが……。
だからといって、更なる上を目指さない、という選択肢は彼女の中にはなかった。
更に強くなる為、更に鍛える為にまだまだ他の者と戦いたい――レイの心中にあるのはその思いだけである。

それは彼女がかつて不思議な世界で出会った、実に頭の弱い青年と似たような思考回路なのであったが……。

ともかく、レイとしては美鈴と同等、或いは美鈴以上の強者と戦いたかったのである。
美鈴も相応の実力者なのだから、私の気持ちもわかってくれるだろう、と思いつつレイは美鈴の返答を期待するのだが……。
当の美鈴本人の表情は、いまひとつ芳しくない。

美鈴「そもそも幻想郷じゃスペルカードルールが普及しているので、私のように肉弾戦を得意とする人や妖怪は少ないんですよね……。
   それに、私のように拳法を駆使するという者も殆どいなくて……」
レイ「……そうかい。 残念だねぇ」
美鈴「うーん……あ、でも……」

先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、

★俺より強い奴に会いに行く→! card=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

JOKER→パチュリー「そこまでよ! どうやら私の出番のようね」 パチュリーが突然現れ衣服を脱ぎ、鋼の肉体を披露しただと!?
ダイヤ→美鈴「私と同じチームの肉弾戦担当の方を紹介しますよ」 同じチームの人を紹介してくれるぞ
ハート→美鈴「格闘家でなく剣士なのですが、よく模擬戦をやる女の子がいますね」 剣士さんを紹介してくれるぞ
スペード→美鈴「博麗神社に居ついているという鬼にはまだお会いになられてないのですか?」 博麗神社にいる鬼さんの情報をくれたぞ
クラブ→美鈴「うちのお嬢様とか……あ、いや、やっぱ駄目です! 今の無し!」 自分トコの御嬢様を紹介してくれなかったぞ
クラブA→美鈴「太陽の畑という場所に凄まじい力を持つ妖怪がいますよ」 耳より情報をくれたぞ。これはいくっきゃないね!

822 :森崎名無しさん:2012/04/09(月) 01:29:16 ID:???
★俺より強い奴に会いに行く→ スペードK =★

823 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/09(月) 01:30:59 ID:???
2人いる鬼さんの1人の方を引き当てた所で短いですが本日はひとまずここまで。
続きは明日以降書かせていただきます。
それでは、お疲れ様でした。

824 :森崎名無しさん:2012/04/09(月) 03:22:18 ID:???
乙です!
JOKERちょっと待てwwwwww

825 :森崎名無しさん:2012/04/09(月) 08:09:14 ID:???
乙でした!
あの人物色々なクラブA分岐で現れるな

826 :森崎名無しさん:2012/04/09(月) 08:55:52 ID:???
そういや萃香が居たっけ
ん?なら萃香に買い物頼めばいいんじゃね?あいつ増えるし

827 :森崎名無しさん:2012/04/09(月) 12:52:31 ID:???
酒しか買ってこなそうじゃね?

828 :森崎名無しさん:2012/04/09(月) 18:57:35 ID:???
萃香乙

829 :森崎名無しさん:2012/04/13(金) 23:17:43 ID:???
七珠のドラゴンボール動画はタグにあるように泣けばいいのか笑えばいいのか

830 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/15(日) 00:36:43 ID:???
>>824 フィジカルを鍛えたマチョリーさんに弱点は殆ど無い!
>>825 そう(クラブAというJOKER並の不幸だと考えた)なればそう(それ並の人物を持ってくる)なるやろ
>>826-827 買い物に皆がついていくのは荷物持ちもそうですがお1人様1品とかの特売のものを買う為です。
        増える?そんなズルを巫女さんがしちゃ駄目なんだよ!
>>828 なんでや!萃香ふっとばされてないやろ!
>>829 笑えばいいと思うよ

>★俺より強い奴に会いに行く→ スペードK =★
>美鈴「博麗神社に居ついているという鬼にはまだお会いになられてないのですか?」 博麗神社にいる鬼さんの情報をくれたぞ
====================================================================================================================
佐野「鬼ぃ?」
レイ「あたい達も霊夢んトコに住み始めて結構経つが、それらしいのはとんと見てないねぇ」

美鈴がレイ達に齎した情報は、博麗神社に住み着いているという鬼についてのものだった。
美鈴曰く、鬼というのは妖怪の中でも特に強い種族であり、特にその身体能力は圧倒的。
その他大勢妖怪でしかない美鈴とはくらべものにならない程屈強で、恐らくはレイでもそうそう簡単に勝てはしない相手だろうと語る。

美鈴「しかしおかしいですねぇ……確かにあの鬼さんは博麗神社を根城にしていた筈なのですが……」
佐野「神社に妖怪が居つくってどうなんだよ……神聖な社的に考えて……」
ユーノ「まあその話は帰ってから霊夢に聞こうよ」
レイ「だね。 ここでくっちゃべっててあーだこーだ言っても結論なんざ出ないさ」

831 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/15(日) 00:37:44 ID:???
その鬼は美鈴の話によると博麗神社に住み着いているという事だが、
幻想郷に来て既に1週間以上を博麗神社で過ごしてきた佐野達はその姿を見かけた事が無い。
これは一体どういう事かと佐野は首を傾げるも、どれだけ理由を探した所で答えが出る筈も無く。
佐野達は神社に帰り着いてから、霊夢に訳を聞いてみようと結論付けた。

佐野「じゃ、そろそろ帰るか。 いい加減暗くなり始めてるし」
ユーノ「うん。 それじゃあ……今日はありがとう、美鈴。 また来る事もあると思うから、その時もよろしく」
レイ「また暇があったら組手に付き合ってくれよな」
美鈴「あはは……ええ、いつでもお相手しますよ。 それでは、また」

その後、佐野達は既に日が落ちかけ辺りが夕闇に染まってきているのを感じ取ると、
そろそろ帰らなくては危険であると判断し美鈴に言葉を告げて帰宅をした。
3人の背中に向けて、美鈴はにこやかに笑みを浮かべながら手を振り別れを惜しみ……。
佐野達も美鈴の姿が見えなくなるまでそれに応え、こうして佐野達の初めての他勢力への訪問――紅魔館編は終了をするのだった。

※紅魔館の門番・紅 美鈴と出会いました。
※紅魔館の大図書館司書・小悪魔と出会いました。
※紅魔館の大図書館の主・パチュリー=ノーレッジと出会いました。
※ユーノと仲良くなりました。
※レイと少し仲良くなりました。

832 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/15(日) 00:38:46 ID:???
霊夢「鬼……ああ、萃香の事ね」

そうして帰宅をした佐野達は、早速夕食の席で霊夢に神社に居ついていた鬼について聞いてみた。
これを受けた霊夢は一瞬キョトンとした後、すぐに佐野が何を言いたいか理解をし、説明を開始した。

佐野「萃香……って名前なのか。 で、そいつはここに住んでるって美鈴は言ってたんだけど、そこら辺どうなんだよ?」
霊夢「確かに住んでた……ってよりは、居ついてたんだけどね……。
   ちょっと前に地底と地上が繋がってからは地底で昔馴染みと会ったり……あと、天界に遊びに行ったりもしてるみたいで、
   ここ最近はてんで帰ってきてないわ」
剣崎「へー……ところで天界ってなんだ? 地底ってのは前にも聞いたけど」
霊夢「天界っていうのは、妖怪の山のもっと上にある場所の事。
   天人っていう、人が神霊化したり悟りを開いたらなれる種族がそこに集まってるのよ」
律子「……そんな場所に鬼がいてもいいの?」
霊夢「追い出されてる様子が無いみたいだし、別に問題ないんじゃない?」
カイン「……なんとも適当だな」
レイ「なんにしても、その萃香ってぇ鬼は、今、どこにいるかまるでわからないって事かい」

その鬼の名――伊吹 萃香(いぶき すいか)は、以前こそ博麗神社で霊夢と同居のようなものをしていたものの、
現在は地下に天界にと色々な知り合いの所に遊びに行っているらしく、居場所は特定できないのだという。
佐野は上へ下へと大忙しだなと暢気な感想を抱くのだが、
レイとしては実力者だという者の所在が確定出来ず、どこか不満げである。

霊夢「ま、その内ひょっこり帰ってくるわよ、わざわざ探さなくてもね」
レイ「だといいけどね。 ところで霊夢、そいつは美鈴の言ってたように本当に強いのかい?」
霊夢「そうね……スペルカードの実力はまあまあってトコだけど、妖怪としての実力なら確かに強いでしょうね。
   ……レミリアと一緒で体はちっちゃいけど」
佐野「……えっ。 何? 幻想郷の実力者って皆ちっこいの?」
レイ「(小さいねぇ……。 まぁ、美鈴も霊夢もこんだけ言ってんだ。 実力は確かなんだろうね……)」

833 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/15(日) 00:39:50 ID:???
こうして賑やかな夕食を終えた佐野は、今日も今日とていつものように自室へと戻ってきていた。

佐野「紅魔館編は長かったなぁ……と、それはそれとして今日はこれからどうすっかな。
   昨日のように霊夢ちゃんの部屋に夜這いをしに行くかケケケ……」

☆誰とのイベントを発生させますか?

A.アイビス
B.カイン
C.クーガー
D.剣崎
E.水銀燈
F.ダークドリーム
G.ブースター
H.ユーノ
I.律子
J.レイ
K.発生させず寝る。

先に2票入った選択肢で続行します。
age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。

834 :森崎名無しさん:2012/04/15(日) 00:40:44 ID:D+1Z5iqM
B 更新キター!

835 :森崎名無しさん:2012/04/15(日) 00:42:26 ID:sxa+R0jc
B
いい加減この人とも交流しないとね

836 :森崎名無しさん:2012/04/15(日) 00:43:13 ID:???
今夜はかいんたちの夜

837 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/15(日) 00:44:33 ID:???
>>834
どもども、間開いて申し訳ないです。
>>835
カイン「フッ、任せておけ!」


という事でカインさんが選択された所で短いですがここまで。
スレ容量が500をオーバーして残りが心もとないので明日には次スレを立てさせてもらい、
続きはそちらで更新をしていこうと思います。
それでは、お疲れ様でしたー。

838 :森崎名無しさん:2012/04/15(日) 16:16:04 ID:???
【顔は女の命よ!】11人の戦士たち3【byチルノ】
ゲームだと顔面シュートした後に走馬灯流れて消えてるしw
常に命かけてますよ

839 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/16(月) 00:57:00 ID:???
新スレを立てさせていただきました〜。
スレタイは>>804さんのものを使わせていただきました。
他にも考えてくださった皆さん、ありがとうございました。
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1334504355/l50

スレの残りは、特に埋めネタなどをするつもりも無いので、
埋めていただけると助かります。

840 : 佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/18(水) 02:39:47 ID:???
霊夢「はいは〜い、このスレもあと少しで終了という事で、ちょっと埋めネタを考えてみたわ。
   と言っても、ただ戦った連中の能力を晒すってだけなんだけど……。
   まあこういう感じで能力を組んでました、ってのをちょっとだけ見てもらうわ。
   それぞれの能力を見れば、今後当たる敵の大まかな数値とかも予想出来るかも?
   それじゃ早速行ってみましょう。記念すべき初対戦チーム、1ボスチームを紹介するわよ」

○1ボスチーム

フィールダー総合力:3268

名前    ド パ シ タ カ ブ せ 高低 ガッツ  総合
Jルーミア 47 46 47 47 46 45 45 1/3 700/700 323
I静葉   47 48 46 47 47 45 44 2/2 700/700 324
Hリグル  48 48 46 46 45 44 46 2/3 700/700 323
Gナズーリン52 51 46 52 47 46 46 1/2 700/700 340
F滝    52 53 48 49 50 48 48 1/2 750/750 348
E穣子   49 46 46 47 47 45 44 2/2 700/700 324
Dレティ  50 52 52 53 50 53 53 2/1 800/800 363
C羽目玉  43 43 43 43 43 43 43 2/2 600/600 301
B羽目玉  43 43 43 43 43 43 43 2/2 600/600 301
Aキスメ  42 44 44 45 48 50 48 2/1 600/600 321
@ヤマメ              50 2/2 750/750   パンチング51 キャッチ49

−J−H− Jルーミア Hリグル
−−−−−
−−−−−
GI−EF Gナズーリン I静葉 E穣子 F滝
−−−−−
−−D−− Dレティ
−CAB− C羽目玉 Aキスメ B羽目玉
−−@−− @ヤマメ


841 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/18(水) 02:40:51 ID:???
     Jルーミア
ディマーケイション(シュート力+3)120消費
ボレーケイション(低シュート力+3)200消費

     I静葉
フォーリンブラスト(パス力+3)80消費
オータムツイン(低シュート力+3、要穣子)120消費×2

     Hリグル
リグルキック(空シュート力+3)160消費
リトルバグストーム(高クリアー力+2)100消費

     Gナズーリン
スキルステップ(1/4でドリブル力+3)
レアメタルディテクター(1/4でタックル力+2)
スキル・サイドアタック(ライン際でボール所有時のみ全能力+2)

     F滝
スキルステップ(1/2でドリブル力+3)
チューチュートレイン(シュート力+7、発動はナズーリンから)160消費×2
スキル・サイドアタック(ライン際でボール所有時のみ全能力+2)

     E穣子
オータムスカイ(1/4でドリブル力+5)
オータムツイン(低シュート力+3、要静葉)120消費×2

     Dレティ
強引なドリブル(1/2でドリブル力+2、吹っ飛び係数2)
リンガリングコールド(パス力+2)60消費
ノーザンウィナー(近シュート力+4)120消費
テーブルターニング(1/2でタックル力+2、吹っ飛び係数4)
アンデュレイションレイ(1/2でブロック力+4)100消費

842 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/18(水) 02:42:14 ID:???
     Aキスメ
井の桶の怪(1/2でブロック力+4)100消費

     @ヤマメ
キャプチャーウェブ(キャッチ力+3)120消費
スキル・一対一+1

霊夢「という訳で見ての通り、能力的には殆どの選手がイレギュラーズの奴らに比べて劣ってるわ。
   羽目玉達名無しザコは当然として、ルーミア・リグルのFWコンビと秋姉妹、
   キスメはアイビスを除くイレギュラーズ選手陣にも勝ててないの。
   スレの中でも誰かが言っていたけれど、どれだけ強い選手がいてもやっぱり総合力で勝ててないと駄目よねぇ……。
   さて、それじゃ色々選手を個別に解説していくわよ。

   まずツートップのFWだけど……これはもう事前から言われていた通り、決定力があまりにも不足してるわね。
   一応ルーミアはミドルシュートとボレーシュートが得意で、リグルはダイレクトならどこからでも撃てるのが長所なんだけど……。
   どんな器用な選手だろうと、火力が無ければ意味が無い、というお手本ね。
   まあ初戦の相手だし、いきなり強いFWが出てこられても困るからこの辺りが妥当って所かしら」

   MFはFWに比較をするとだいぶマシになるわね。
   左サイドのナズーリンは総合力340。イレギュラーズだと剣崎相当の実力者よ。
   技もそこそこ持ってるし、何よりドリブル・タックルにかけては十分な実力を持ってるから中々の活躍をしてくれたわね。
   外来人の滝はそのナズーリンの上位互換といった所かしら。
   タックルの腕では譲るけれど、ドリブル技の発動率にパスの上手さ……そして連携シュート、チューチュートレインの存在。
   お互いサイドからのアシストに人生を賭けたげっ歯類同士の意地は、
   守備だけが取り柄だった1ボスチームの今後をきっと変えてくれるでしょう」

843 :佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/18(水) 02:43:33 ID:???
霊夢「秋姉妹はそれぞれパスとドリブルが得意ね。 穣子はドリブル機会が多くて何気に活躍をしていたのだけど……。
   静葉は必殺パスを使っても滝より低いパス精度しか備えてないから、結局パスする機会が回ってこなかったわね。
   因みにツインシュートは一応つけてるけれど、発動する機会は無いだろうなー、とか思ってたら案の定無かったわ。

   そして最後に守備陣。GKのヤマメは……まあ、1ボスだし。 レティが強すぎるから、という事でこれくらいの数値にしたわ。
   本当はもうちょっと強くしてあげたかったんだけどね。
   DFのキスメは完全にブロックの専門家。足元の技術は本当に酷いものよ。
   ただ、そのブロックでブースターのシュートを止める活躍をしてくれたのだから、面子は保ったわね。

   そしてそして、キャプテンのレティ=ホワイトロック。
   総合力363はチーム内でもぶっちぎりで技もそこそこ豊富という、正にこの1ボスチームの主柱よ。
   互換キャラは佐野の先輩なのだけど、このレティはその先輩に比較しややブロック・せりあいを下げて、
   それ以外の能力が向上しているわ。
   これは守備力だけでなく攻撃力を上げて彼女自身に攻撃をさせなければ、1ボスチームは今まで機能をしていなかった事の証ね。
   試合ではダークドリームを相手に苦戦をしていたけれど、この能力を見ればレティが失態をしたというよりも、
   ダークドリームがよく健闘したと言うべきかしら。本当によくヘディングで零れ球になったもんだわ……。

   総括をすると、レティの堅牢な守備力と滝、ナズーリンの突破力が最大の売りのチーム……といった所ね。
   惜しむらくはやはりFWの決定力不足。レティとナズーリン以外の守備力が軽すぎる、という点かしら。
   どちらかだけでも改善されていれば結果は違ったかもしれないわね……。

   さて、それじゃあ1ボスチームの紹介はここまで。次はHズの紹介の時に会いましょう。 それでは!」

844 :森崎名無しさん:2012/05/27(日) 15:40:19 ID:???
埋め

845 :森崎名無しさん:2012/06/23(土) 01:41:16 ID:???
           ,ノヽハr─ -- 、_
       ハ. /       ヽ、、 ̄ Z__
       r'^ レ'         ,ゞ\r-‐-、\
     、j               ヾ、ヾ.\   \〉
      l                 〉"ス ヽ
    _ノ             jヽvヘlV (l l│
   __丿  __        {    }    ヽl l
   \  \ ̄ニ_゙ー'^丶、__rl    〈ノ
     ,ゝ   \\  ̄ ̄`ヽ、`丶、 ノ`トヘ
      `ヽ.     >、ー----z´ ,r;-、  fj、 j
      ム、 / _> ̄ ̄ヽ、`ー'   。ノ 〈
        7   `i       丶、 ゞア′ j
.          l    〉        ̄    ソ
         j  , イ゙ーz       _ , イ
          /  /  l.  l` ̄'rー-ー'(_j_jノ
        j   l   !  ll  l
         l、,_,ノ   `‐'‐l   l、
               ヽ_j_,j〉

846 :森崎名無しさん:2012/06/23(土) 01:42:18 ID:???
          / , = , 三ニ _
       /{ / {//´  __`丶、
     |、 { Y  _ ニ二ー-  _ `  \
     { ヽl! l/ --  ー 、ミ 、丶、  ヽ
      >‐ {  ̄ `丶、`丶、ヽ ヽ、 _\ ヘ
      / /7/ハヽ\、  ヽ-、ヽヽ.ヽーミヽ. l
    l,イ |l!|l j_ヽ\ヽ>ィz三、ヽヽト-、ミヽ!
    | { lハl ト、lァィテト`ヽ´_{ィ_リ^ ! l! | }!-、 ヽ _
    l ヽト ヽ{トヽゞ‐'ノ         }! |リタ`ヽヽ、ヽ
      `ヽトヘ  丶 __     ノj ハ´ヽ  ! トl }
       /|、ヽヽ、 ´ー    /ノイリ } } ハハ|
       { ハ l ハj l\    //´ jハ!l! j ! |! j
        ヽ{ ヽ'イ jl、ヽ T ´ _, - ´ Vノl、!ト、ト、
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847 :森崎名無しさん:2012/06/23(土) 01:43:20 ID:???
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    ゝ--イ    / /-V イ杉廴ノ}        ハ  / / / Vハ
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848 :森崎名無しさん:2012/06/23(土) 01:44:20 ID:???
\     、 m'''',ヾミ、、 /   
  \、_,r Y  Y ' 、 /';,''    
  、 ,\ヽ, | | y /、 ,;;,,'',  
   \、\::::::::::/, /,, ;;,    
   ヽ\ o 、 ,o / { ;;;;;;;,,    「おれは しょうきに もどった!」
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