キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【混迷からの】Another-CU_3【脱出】
42 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/05/13(日) 00:17:20 ID:???
アントニオ(なのに…何故だ? 何だってんだ、この絶望感は…!!)
間違いなく彼にとって十分の体勢であるにも拘らず、アントニオには勝つ絵(ヴィジョン)が見えなかった。
ザッ!
ここで新田がブレーキをかけ、小さく足を振り上げた。
シュートの体勢……そう直感したアントニオは考えるより早く上体を屈める。
アントニオ「クッ!」
ピタッ…
その反応の速さゆえか、新田の足はボールを蹴る前に停止した。
撃っても決まらないと察したか、フェイントだったか…アントニオには後者に見えた。
アントニオ(キックフェイント…? バカめ、機を逸したぜお前!!) ダッ
完全に相手を呑んだと確信したアントニオが止める意志≠前面に出して飛び出す。
ひとたび機を逸した相手は瞬時にタイミングを立て直せない、それは彼の経験則だった。
43 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/05/13(日) 00:18:36 ID:???
スッ
アントニオ(!!)
だがここで新田は突如ボールを引いた。
アントニオの過敏な反射がその動きにも対応しようと修正をかけるが…
ズザアァァァァァァ!!!!!
ディノ「なっ…!」
アントニオ「ディノ!?」
新田とアントニオの間に割って入るようなタックル…
先程ボールを奪われたディノ・シルベストリがここまで戻って来たのだ。
そして彼のタックルは、0.5秒前そこに存在したボールの位置を確実に捉えていた。
ディノ(そんな…ボクの事が視えていたのか?)
完全に新田の意識の陰を突いたと確信していたディノが放心する。
意識なく顔を上げると、そこに映っていたのは今まさにボールを蹴ろうとしている新田の姿…
44 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/05/13(日) 00:19:39 ID:???
ブンナーク(へへっ、ゴールはガラ空き…オレに合わせてくる!)
ファルコーニ「クッ…!」
中央からの目線で見れば、新田の前にシュートコースは無し。
ならば中央に合わせてくる筈…そしてそれはブンナークをおいて他はありえない。
ブンナーク(さあ来やがれニッタ!)
ファルコーニ(18番……18番に合わせてくるんだなっ!?)
バンビーノ(吹き飛ばされようが、ここは撃たせん!!!)
新田「………!!」
シュパアァァァン!!!
45 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/05/13(日) 00:20:56 ID:???
ピッチの中の21人。
そして観る者全ての思惑を裏切る空白の1秒。
新田の蹴り上げたクロスは美しい弧を描いた。
46 :
アナカン
◆lphnIgLpHU
:2012/05/13(日) 00:22:23 ID:???
ブンナークの頭上、僅か5cm上をボールは通過…。 スルーをした訳ではない。
競り合いに跳んでいたファルコーニとバンビーノが届かなかった事からも、それは間違いなく明らかだった。
ブロックに入ろうとしていたCBの2人に到っては立ち尽くすのみ。
ミハエル「…………」 ダッ
呆然としながらも、逆サイドのミハエル・ドノヴァンは走り出していた。
当然このシーンを予想していた訳ではない。
彼はブンナークのシュートが万一こぼされた場合に備える為、その位置に居たに過ぎなかったのだ。
ザッ…… ザッ… ザッ!
一歩ごとに速度を速めるミハエルの肉体にようやく思考が追い付く。
ミハエル(ボクが……このパスに引き込まれている!?)
そう頭の中で呟いたミハエルは、もう既にボレーシュートの体勢に入っていた。
GKは逆サイド、CBは中央であり、シュートコース上は完全に空っぽとなっている。
先着2名様(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★ミハエル ボレーシュート(! card)67+(! dice + ! dice)+(レジスタ、完全フリー+3)=★
★ポスト判定(! card)★
と(!とcardの間のスペースを抜いて)書き込んで下さい。
418KB
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