キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【復活の】キャプテンEDIT35【号砲】
198 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2012/05/19(土) 01:47:42 ID:???
★本多→ドリブル 55+ クラブ7 =62★
★神奈子→タックル 56+人数補正(+1)+ ハートJ +グラウンドサーペント(+3)=71★○※本多くん吹っ飛んだ―!?※
★武居→タックル 53+モリヤタイプ・人数補正(+2)+ ハートA =56★×
-2≧ 赤口中ボールに
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神奈子「……そのボールは――」
神奈子から見て、早苗は手の掛からない子だった。
幼いころから神社の祭祀を受け継ぐべく育て上げられた少女は、多少浮世離れしたところはあっても、祭るべき神に忠実であり続けたのだ。
そんな彼女が神奈子と諏訪子を困らせた、ただ一つの我儘。それがサッカーに携わることだった。
神奈子「……そのボールは――」
早苗が異国から伝わった球技の、どこに惹かれたのかは分からない。
ただマネージャーとして選手たちの世話を焼いていた時、彼らに混じってボールを蹴る時、早苗の顔が自分たちに向けるものとは
違った種類の笑みを形作ったことが胸に残っている。
神奈子「……そのボールはァ――!」
時に不格好に、時には美しくフィールドを飛び回り跳ねまわりするボール。それを懸命に追い掛ける人々の姿。
愛おしい者も見る様に、その風景を眺める視線。
きっとそれは、生まれた時から何もかも神様に捧げられた少女が、初めて人間として抱いた感動なのだ。
……神代より伝わる教えを守る風祝りとしては、不純極まる要素である。
だが、それでも、
神奈子「――あなた達の物じゃなく、あの子のものだァ!!」
本多「うおっ……ぐああああああっ!?」
早苗が神の子だとすれば、神奈子と諏訪子はその母だ。この願いを無碍にする親などいない!
199 :
キャプテンEDIT
◆wM6KXCkaLk
:2012/05/19(土) 01:48:55 ID:VdyBerB6
実況「奪ったァ! 赤口中、まだまだ攻撃続行! こ、このチームは不死身か!?
何度ボールを取っても、何点差を付けても、鳴紋中に食い下がり続けるぅ!!」
観客「ホントに女か、あのチームの選手!?」「も、もしかして清栄とかより強いんじゃねえか!?」
騒然とする場内。それを圧して渡るかのように、神奈子は声を張り上げる。
神奈子「……行きなさい、早苗! アンタが大好きなサッカーを、心行くまで楽しんできなさいっ!」
早苗「は、はいっ! ……ありがとうございます、神奈子様っ!」
輝林「なっ!?」
そして、早苗に渡るグラウンダーのボール。ぐずぐずしていては、輝林がブロックに入る。そんな邪魔は入れさせない。
収める時間も惜しいという様に、早苗はそれをダイレクトで蹴りに行く!
早苗「行きますよ、鳴紋中っ! グレイソーマタージぃ! 二発目ェ!!」
末松「うわああっ!? また、あの変なシュートォ!?」
達也「や、やらせるかってんだァ!」
渡会「な、何つー展開だよ!? ちくしょう、来るならきやがれェ!!」
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