キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
キャプテン森崎まとめ掲示板TOP
■掲示板に戻る■
全部
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
最新50
レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【リブタ】黄金のジノ12【始動!】
1 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/07/23(月) 18:38:38 ID:JFlw/41o
このスレは、『キャプテン森崎』のスピンアウト作品であり、イタリアを舞台に展開されています。
主人公は、綺麗になったヘルナンデス。
本家スレより少し後の時代を舞台にしており、キャラクターの色付けも本家スレとは異なりますので、ご注意下さい。
試合については旧ルールにて進行します。
652 :
森崎名無しさん
:2012/09/19(水) 21:18:50 ID:???
★グラウンド
クラブ8
★
653 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/09/19(水) 21:36:39 ID:Zzx8Ub3k
★グラウンド クラブ8 ★
クラブ…ブンナーク
グラウンドには、ブンナークがいた。その瞳は剣呑な色を放っている。
あまり歓迎はされていないようだ。
ブンナーク「よう、物好き野郎。」
反町「…………………」
ブンナークは、反町の近くに寄る。挑発するような行動である。
ブンナーク「日本から来る、っていうから、期待してたんだけどよぉ。来たのがモヤシかよ。
で、お前は誰なんだよ?」
…安い挑発である。
反町「(この野郎……………)」
『2』票にて。
A 「反町一樹だ。君はホームシックになって逃げ帰ったブンナークさん(笑)だったね。宜しく(笑)。」
B 「反町一樹だ。で、お前こそ誰?」
C 「反町一樹だ。君はブンナークだったな。宜しく。」
D 「君の事は良く知っているよ。シンプラサート・『泣き虫』・ブンナークくんだったな?反町一樹だ。宜しく。」
E 「安い挑発だ。それがスペイン式か?」
F その他
654 :
森崎名無しさん
:2012/09/19(水) 21:39:04 ID:oWzzfJx+
D
655 :
森崎名無しさん
:2012/09/19(水) 21:40:04 ID:J+cxFa1I
C
656 :
森崎名無しさん
:2012/09/19(水) 21:50:03 ID:wxLeN8yU
B
657 :
森崎名無しさん
:2012/09/19(水) 21:53:25 ID:+MB45eBA
C
658 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/09/19(水) 22:23:19 ID:???
C 「反町一樹だ。君はブンナークだったな。宜しく。」
「反町一樹だ。君はブンナークだったな。宜しく。」
反町は、挑発に乗らずに右手を差し出した。
ブンナーク「お、え、あ、おう。」
やや当惑しながらブンナークが右手を差し出す。
ブンナーク「(あ、あれ?何か調子狂うな。)」
まさかの紳士的な対応。根がお人好しだが、粗暴なブンナークにしてみると、調子ハズレである。
ブンナーク「……な、なぁ。何でわざわざタイに来たんだ?」
ブンナークは、反町を見た。Jリーグがあるのに、わざわざタイに来る必要があるのか……
反町「ああ………」
続く反町の言葉に、ブンナークが目を丸くし、そして爆笑した。
ブンナーク「気に入ったぜ。ソリマチ。ブンナークだ。宜しくな。」
反町「宜しく。」
反町とブンナークは、改めて握手を交わした。
「ここは、いつか見た空と同じ色をしていたんだ。」
反町の胸にある御守りが揺れる。
一陣の風が舞い…唐突に焼き芋を食べたい衝動に駆られた反町であった。
この一ヶ月後、タイは『魔王』反町一樹を知る。
659 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/09/19(水) 22:58:35 ID:???
交代の時間となり、選手たちがピッチを出る。
松山は…………未だに昏倒していた。
記憶がごちゃ混ぜになり、脳ミソが混乱している状態。そんな中、松山は高校時代を思い出していた……………。
……………………道立ふらの高校。
4月。松山は取り潰されたサッカー部の再建からスタートをしていた。
力を貸してくれる人は、誰もいない。孤独からのスタート。
部員は、松山と先輩たち数人のみ。加藤、小田に土下座し、何とか入部してもらえないか頼んだが、相手にもされなかった。
5月。なんとか部員が9人になり、藤堂が顧問として力を貸してくれる事が決まった。
姉の紹介で、三年生が二人入り、何とか総体に出られることになり、安堵。
一方、藤沢は男を漁っていた。
6月。総体。一回戦でフルボッコ。再び部員探しの日々。この時、松山に感銘を受けた氷室が本格的にサッカーを始める。
7月。松山に粘着され、良心の呵責に負けた加藤、根負けした小田が入部。同時にふらの中出身の人間も集まる。
一方、町田は松山のネガキャンに夢中だった。
8月。ハードな練習に退部者続出。
9月。小田、加藤が部員探しに奔走。漸く松山とわかりあえる。新人戦。惨敗。
10月。部員が安定するが、松山の比重が重くなりすぎ、松山、世代代表から落選の憂き目に。
11月。事務処理に奔走する松山。小田はその時、彼女とデートしていた。
12月。クリスマス。小田、彼女にフラレる。加藤、彼女とクリスマス。
1月。遂にパンクした松山。ストレスから木公山になりかけ、状況を察した藤沢が入部。
660 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/09/19(水) 23:22:00 ID:Zzx8Ub3k
2月。ストレスから解放された松山。漸く実力を伸ばす機会にありつく。木公山消滅。これには藤沢苦笑い。
3月。荒鷲の復讐開始。これまで散々にやられてきた高校を、片っ端から叩きのめす。
松山「…………………………………………」
それから、全国大会に出られるようになるまで、一年を費やし………
掴んだ称号が、東北、北海道ナンバーワンプレイヤー。そして世代代表への復帰である。
松山「(……ひとりぼっちなんかじゃなかったな。)」
考えてみると、いつも誰かが助けてくれた。
艱難辛苦を味わう異世界の自分も、きっとそうだ。
辛い記憶に違いはないが、松山は全てを受け入れる事にした。
先着一名様で。
★松山は ! card ★
JOKER…出たら考えます。
ダイヤ、ハート…白髪が、艶やかな黒髪に……。前半終了間際に目を覚ました。
スペード…白髪が、艶やかな黒髪に……。後半開始後に目を覚ました。
クラブ…白髪が、艶やかな銀髪に……。試合終了後に目を覚ました。
クラブA…それは走馬灯だった……。
661 :
森崎名無しさん
:2012/09/19(水) 23:22:44 ID:???
★松山は
ハート8
★
662 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/09/19(水) 23:38:53 ID:???
★松山は ハート8 ★
ダイヤ、ハート…白髪が、艶やかな黒髪に……。前半終了間際に目を覚ました。
???「…………あれ?ヒカルの髪が…………」
白髪が、艶やかな黒髪に変わっていく。
松山を縛っていた、心理的なトラウマ。それが解消されたのだ。
???「風祝の奇跡ですね!」
???「怪我の巧妙よ、このルイージ。」
???「早く帰れ、脇巫女二人。」
日本代表
――〇―〇――佐野、小田
―――――――
―〇―――〇―弓倉、沢木
――〇―〇――山森、杉本
〇―――――〇浦辺、岸田
――〇―〇――石崎、赤井
―――〇―――若島津
ふらの高校
――〇――――覇王丸
――――〇――ボブ
―〇―――〇―ロバート、ガルフォード
――〇―〇――破鳥、マッドマン
〇―――――〇紅、如月
――〇―〇――モブ(2年、1年)
―――〇―――氷見
663 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/09/19(水) 23:41:57 ID:Zzx8Ub3k
先着一名様で。
★時間は 25+ ! num
ボールは ! area
どっち ! zange ★
※本日はここまでにします。
664 :
森崎名無しさん
:2012/09/20(木) 00:13:53 ID:???
★時間は 25+
7
ボールは
相手陣左コーナー付近
どっち
*JOKER*
★
665 :
森崎名無しさん
:2012/10/14(日) 01:01:31 ID:???
全裸で待ち続ける
666 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 00:17:34 ID:gxtOQogs
>>665
申し訳ありません!
私生活で色々なトラブル+それによる鬱状態に突入していたため、更新出来ませんでした。
まぁ、一言……ディアボロの「この世はアホだらけなのかァーッ?!」という状態でした。
本日より再開します。
★時間は 25+ 7
ボールは 相手陣左コーナー付近
どっち *JOKER* ★
前半32分、全日本ボール、ふらの高校陣左コーナー付近
弓倉のキープから、浦辺が抜け出す。
如月「うぬぅ!」
センターバックは、モブ。抜かれたら最悪だ。
如月「氷見!指示を出せ!」
氷見「はい!」
センターバックに期待するだけ虚しい。そう言いたげな影二。
氷見の指示は……
先着一名様で。
★氷見の指示 ! card ★
JOKER…氷見「僕に任せて下さい!」
ダイヤ、ハート…氷見「クロスに警戒を!」
スペード…氷見「フリーにはさせないで下さい!」
クラブ…飛び出した!
667 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 00:19:22 ID:???
★氷見の指示
クラブ5
★
668 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 00:31:21 ID:gxtOQogs
★氷見の指示 クラブ5 ★
クラブ…飛び出した!
氷見「(センターバックは、当てに出来ない……ならば、飛び出すんだ!)」
氷見は、クロスに対応する為に飛び出す体勢を取った。
リブタ「………………」
北詰「………………」
北詰は、氷見を見て溜め息をついた。
坂崎「友樹!ダメだ!」
氷室「友樹!飛び出すな!お前が抜かれたら終わりだ!」
坂崎達が叫ぶ。
リブタ「リスキーすぎる。」
先着二名様で。
★浦辺 クロス 53 + ! card ★
★如月 パスカット 48 + ! card (ダイヤ、ハートにて『天馬脚+3』)
氷見 飛び出す 49 + ! card ★
攻撃側―守備側が
≧2…クロスが小田の頭に!
1…佐野が詰めた!
0…こぼれ球だ!
―1…モブCBがクリア
―2…止めた!
669 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 00:37:59 ID:???
★浦辺 クロス 53 +
クラブQ
★
670 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 00:38:47 ID:???
★如月 パスカット 48 +
クラブ9
(ダイヤ、ハートにて『天馬脚+3』)
氷見 飛び出す 49 +
スペードJ
★
671 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 00:49:17 ID:gxtOQogs
★浦辺 クロス 53 + クラブQ =65★
★如月 パスカット 48 + クラブ9 (ダイヤ、ハートにて『天馬脚+3』)=57
氷見 飛び出す 49 + スペードJ =60★
―2…クロスが小田の頭に!
如月「くおっ………」
氷見「うっ………」
クロスが小田の頭に向かう。
坂崎「(頼む……っていうのも虚しいぜ………)」
守伊「(0―2ですぅ…………)」
小田「よっしゃあ、ゴールだ!」
???「モブセンパーイ、頑張ってー!」
先着二名様で。
★小田 ヘディング 51 + ! card ★
★モブCB ブロック 43 + ! card ★
攻撃側―守備側が
≧2…追加点!
1以下…小田ぁーッ?!
672 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 00:52:10 ID:???
★小田 ヘディング 51 +
スペードQ
★
お帰りなさいです!
673 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 00:56:10 ID:???
★モブCB ブロック 43 +
ハート2
★
674 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 03:19:01 ID:???
>>672
只今戻りました!
★小田 ヘディング 51 + スペードQ =63★
★モブCB ブロック 43 + ハート2 =45★
≧2…追加点
無残。一言で言うとそうなる。ふらの高校の選手たちが天を仰ぐ。
氷見の判断ミスに、味方の怠慢守備の結果。それが今回の失点だ。
判断ミスを自覚した氷見が、地面を殴る。
如月「不覚…………!」
全日本 2 ― 0 ふらの高校
北詰「……誰のせいの失点か、分かっているならば責めはせんが……」
北詰は、氷見を厳しい目で見たが、すぐに切り替えた。それ以上に責めるべきは、味方モブDF。
実力差もあるだろう。しかし。それは全力を尽くさない理由にはならない。
北詰「貴様ら、ワシはそんなサッカーを教えた覚えはないぞ!」
北詰の雷が落ちる。
北詰「実力差はあろうが、貴様らを相手にしているのは、世代のトップクラスだぞ!氷見!迂闊なプレイは慎め!」
氷見「はい!」
北詰「DFは、連携を確認し直せ!貴様らが1対1で止められる相手だと思うのか!」
如月、紅、モブ一年「はい!」
北詰の檄に、守備陣が頭を下げる。
モブ二年「(なんだよ、今のは氷見一人のミスだろ………大体が、世代屈指の奴なんて止めきれるはずが………)」
ふてくされるモブ二年。
マッドマン「ひみ。きにするな。まっどまん、かばーにはいれなかった。」
破鳥「拙者も……。すまぬ。」
ボブ「問題は、改善したらいいだけだ。」
ガルフォード「試合を楽しむでス!」
ロバート「例え虐殺されても、これきっかけに、ワイら強うなるで!」
675 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 03:51:17 ID:???
同じ頃…………
長門「…………………………」
少女と少年達は、逃げていた。
???「……まさか、機関を敵に回す日が来るとは………。」
???「ふええ〜……長門さぁん!キョンくんは大丈夫なんですかぁ?!」
アルカイックスマイルの少年、そして愛らしい少女。
長門「問題ない。保全している。」
高級マンションの一室。そこに三人は逃げ込む。鍵を閉めると、人心地つくように少年が目を閉じた。
???「………まさか、時空改変に巻き込まれるとは………」
長門「予測出来た範疇。涼宮ハルヒにとって、鍵が邪魔になれば消す方向へ向かうのは、予測可能だった。」
長門は、少年に言った。
???「………涼宮さんにとって、私達って何だったんでしょう………」
少女は、涙を流した。
長門「謝るのは私。貴方達の力を借りる為に、こうするしかなかった。」
訥々と語る長門。
長門「………彼らを、消滅させるわけにはいかない。」
長門は、揉み上げの長い少年と、ショートボブの快活な少女を見た。外傷もなく、眠り続ける二人。
長門「………涼宮ハルヒの改変から、私達は扉と鍵を失う事を防げた。
鍵と扉は、一対。涼宮ハルヒは、鍵を求めて必ず来る。その前に、涼宮ハルヒの力を彼女に移す。」
???「………皮肉なものですよね。佐々木団がやろうとした事を、逆のメンバーでやるわけですから。」
???「ふええ〜ん…………」
長門「…………朝比奈みくる。いい加減演技はやめるべき。」
長門の言葉に、朝比奈は顔をあげる。
みくる「………キョンくん、まだ目覚めない?」
長門「状況が整うまでは。」
みくる「………………」
676 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 04:15:40 ID:gxtOQogs
みくる「あー、長門さん、灰皿どこ?」
長門「そこのティーカップを使うといい。涼宮ハルヒの私物。」
みくる「ギャハハ!いいな、それ!」
先程までの上品さから打って変わり、朝比奈は下品に笑う。
古泉「…………毎度ながら、ギャップが………。」
古泉が眉を押さえる。
みくる「たりめーよ!………ったく、ガキの惚れた腫れたに付き合わされる身にもなれってんだ!なぁ、古泉くん!」
古泉「否定出来ないのが辛いですねぇ。あ、一服が終わってからで宜しいので、そのカップを僕に。この世から消し去りますので。」
にこやかに笑いながら、物騒な事を言う少年。
一服を終えた朝比奈が、古泉にカップを渡す。
古泉「ふんもっふ!」
古泉は、カップを壁に投げつけて粉々に砕いた。
長門「………………。」
黒髪の少女が、長門に声をかける。
???「…………まぁ、予想はしてたけど…………涼宮さんって、嫌われていたのねぇ………」
その声に、二人は薄く笑う。
古泉「ハハハ。まさか。」
みくる「おいたが過ぎる子どもには、お灸が必要ですよぉ、朝倉さん。」
朝倉「…………………」
かなりきついお灸になりそうである。他人事ながら、朝倉はハルヒに待ち構える不幸を思った。
無意識とはいえ、いきなりこの世から消されそうになったのだ。怒り心頭というところだろう。
長門「…………古泉一樹。貴方が機関を裏切るとは、幸運だったが、理由がわからない。」
長門の言葉に古泉は…………
先着一名様で。
★思惑アリ ! zange ★
JOKER…古泉「彼に、約束しましたから。」綺麗な古泉……!
クラブA…古泉「んっふ……」長門「エラーエラーエラー」
※本日はここまでにします。
677 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 04:25:19 ID:???
★思惑アリ
*JOKER*
★
678 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 06:04:04 ID:gxtOQogs
★思惑アリ *JOKER* ★
JOKER…綺麗な古泉…………ッ?!
古泉「………彼に、約束しましたから。」
古泉は、少年を見た。
古泉「彼のために、僕は一度だけ機関を裏切る、と。」
同世代の親友がいなかった古泉にとって、彼……キョンは、初めて出来た同世代の親友である。
古泉「………僕は、割と好きなんですよ。SOS団の日常が。」
キョンと差し向かい、ボードゲームを楽しむ日。愚痴っぽいキョンの話を聞く。そんなありふれた日常が好きだった。
古泉「…それをもたらした方が、それをぶち壊したわけですがね。」
困ったものです、と笑う古泉。
みくる「…………グスッ………楽しかったよなぁ、SOS団。あのイカれた女だって、そこまで嫌な奴じゃなかったし。」
………料理酒をあおる朝比奈。
みくる「………どーしてこーなっちまったんだか…………。」
朝比奈は、涙を流す。
長門「………全ては、未だ推測に過ぎない。私達には、機関に変わる協力組織が必要。」
朝倉「渡りはつけてるわよ。」
長門の言葉に、おでんを用意していた朝倉はきっぱりと答えた。
長門「あなたはとても優秀。」
朝倉「えっとね……」
『3』票にて。
A サイクロプス隊
B 地獄兄弟
C 08小隊
D ミスターブシドー
E 我妻由乃
F その他
679 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 06:29:47 ID:+aYcY+yw
A
680 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 06:55:51 ID:J98uTFkk
A
681 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 07:00:30 ID:???
おかえりなさい!
再開、心待ちにしていました!
メッシーナの外伝見てみたいですね
682 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 07:54:11 ID:PFzqg9Jk
A
683 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 17:09:57 ID:???
>>681
ありがとうございます!
メッシーナは、私も好きです。何らかの形で外伝を書けたら、と思います。
A サイクロプス隊
朝倉「ワンマンアーミーこと、ミスターブシドー。」
古泉「………すみません。そのような冗談は……………。」
長門「敵性と断定…」
二人の言葉に、朝倉が微笑む。
朝倉「もう、長門さんったら、有機生命体っぽくなって。サイクロプス隊よ。協力を仰いだのは。」
みくる「サイクロプス隊………。あの『鬼のサイクロプス隊』か?」
鬼のサイクロプス隊。特殊部隊として名高い男達だ。
長門「…………確かに、サイクロプス隊ならば機関に対抗するには十分。しかし疑念はある。朝倉涼子。どうやって仲間に?」
朝倉「あー、命令書をちょいと弄ったの。」
朝倉の手口は、こうだ。軍部に侵入。指令を情報操作し、サイクロプス隊の命令書を入手。
その後、サイクロプス隊に機関への対抗と、古泉一樹、朝比奈みくる、キョン、佐々木の保護を指示。
長門が古泉、朝比奈を連れてくるまでの間、キョン、佐々木が眠るこの部屋の警護に当たっていたという。
朝倉「サイクロプス隊は、現在機関と交戦。機関は組織と手を結び、大規模になった分、連携が悪いみたいね。
……機関にしてみても、親玉が裏切るなんて想定外もいいところでしょうしね。」
古泉「………………」
朝倉が、おでんをテーブルに置く。
朝倉「キミドリさんから報告があるまで、ひとまず食事にしましょう。腹が減っては戦は出来ないわ。」
朝倉の言葉に、古泉が微笑んだ。
古泉「………貴方は、信頼に足るのでしょうか?」
朝倉「警戒?ま、当たり前だけど。私は長門さんのバックアップ。元々の役割よ。」
684 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 17:43:51 ID:???
おでんをつつきながら、四人はテーブルに向かい合った。
みくる「おでんとビールって合うなぁ………ゲブッ!」
まるでオヤジだ。キョンが見たら、間違いなく泣くだろう。
古泉「さて。置かれた状況について整理しますか。」
ハルヒは、キョンのあまのじゃくな性格に疑念を感じ、他者に精神の安寧を求めた。
ここまでは良い。鍵の役割がキョンから移行していき、自然とキョンから力が失われていき、キョンは一般人となるわけだったが…
ハルヒは、キョンを次点の位置付けにした。つまりは、うまくいかなかった時の為のバックアップ。
そして現在、ハルヒの交際はうまくいっている。ハルヒは無意識にキョンを疎ましく感じ始めていた。
異変に気付いた長門が、独断専行を行い、朝倉を再構築し、キョンを保護。古泉、朝比奈に事情を話し、前以て二人にワクチンを投与。
また、佐々木についてもキョンから誘導を行い、長門よりワクチンを投与。これにより、保全は完了していた。
無意識にキョンの消失を願ったハルヒ。対抗したのは、古泉、長門。閉鎖空間に侵入し、朝比奈の時空間移動にてキョンの消失を防ぎ、
朝倉がタイミングを見計らい、佐々木を保護。
古泉達の行動を裏切りと感じたハルヒは、佐々木団をSOS団に引き入れた世界を構築。
機関も古泉を裏切者とした。未来は、無数に分岐する中からの選択により、朝比奈が存在する未来を見つけていた。
情報統合思念体は、長門の独断専行により『無意識下』での強大な力は失ったが、
代わりに『意識下』における鍵と扉に可能性を見出だし、長門は処分を免れた。
薄氷を踏むような状態だったが、今は無事だ。
今からやることは………
685 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 17:57:14 ID:gxtOQogs
『3』票にて。
A 世界を大いに安らげる、佐々木の団設立
B ハルヒに仕置きした上で、昔の関係に戻るよう努力する
C 皆の、新たなる関係を模索
D せっかくだから、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムだ!
※ヒント。エンドレス・エイト。
686 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 18:07:12 ID:03u3Fg5o
C
687 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 18:09:49 ID:J98uTFkk
C
688 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 19:40:13 ID:???
2票に短縮します。
C 皆の新たなる関係を模索
古泉「………ひとまずは、皆との新たなる関係を模索するしかないんでしょうね。」
古泉は、ため息混じりに言った。
古泉「何れにせよ、機関との関係が無くなった僕には、涼宮さんとの接点は無くなった。
………となれば、涼宮さんを抜きにした人間関係を構築しなくてはならない。」
長門「………………」
朝倉「………………」
みくる「………………」
古泉「僕は、彼と過ごしますよ。当たり前の友人同士として。皆さんは?」
一番に口を開いたのは、朝比奈だった。
みくる「あたしゃ、一旦未来に帰る。」
古泉「………そうですか。」
古泉は、朝比奈を見た。
みくる「…………帰って、上司に掛け合ってやんよ。この時代に残れるように。」
古泉「…………え?ということは………」
古泉の喜色満面の笑みに朝比奈は、顔を真っ赤にして叫んだ。
みくる「うっせぇな!あたしだって気に入ってんだよ、この時代!毒を食らわば皿まで食ってやんよ!
キョンくんや、古泉くんや、長門さんとの関係を今更断ち切ろうなんて思わねぇよ!ただ、接触は最低限にするけどな!」
古泉「おやおや。」
この世界でも、キョンは朝比奈に振り回される運命らしい。
長門「………私は何も変わらない。」
長門は、そう言うとハンペンを口に運ぶ。
古泉「んっふ。となれば、やはり……………」
長門は、古泉と朝比奈を見る。
長門「………また、文芸部室で。」
その言葉に、二人は笑顔を見せた。
689 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 20:03:50 ID:???
ところでこの世界の県立北高校のサッカー部はどのくらいのレベルなんだろう?
690 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 20:07:17 ID:???
―――――――――――――――――
あっという間に一年が過ぎ、俺は高校二年になった。
古泉「おはようございます、キョンくん。」
キョン「おはよう、古泉。」
このいけ好かない奴は、古泉一樹。俺の親友だ。
…まぁ何だ?こいつは突然5月に転校してきて、まぁ浮いてやがったんだ。
で、話し掛けてみたら、話しやすい奴で、気が付いたら親友になっていた。
………誰だ?俺がハブられていたんじゃないか?って言う奴は?
古泉「クラス分けですねぇ。同じクラスならいいんですが。」
キョン「バァカ。お前や佐々木とは、頭の出来が根本的に違うから無理だ。」
古泉「んっふ。………努力されていたじゃないですか。長門さんと図書館に通い詰めたり、朝倉さんを質問責めにしたり。」
キョン「んを!」
………何故こいつがそれを?!古泉は、嬉しそうに笑う。……してやったり。そんな笑顔だ。
古泉「………それに、僕は一言も佐々木さんが同じクラスならいいと言っていませんが?」
キョン「よし、殴らせろ。」
………取り立てて何もない、普通の生活。憧れている先輩がいて、親友がいて、友達がいて。
ただ、親友達は頭が良い。必然的に俺も努力を迫られ、平々凡々だった俺も、上の下位になっていた。
学校まで古泉とじゃれ合い、クラスの割り当てが貼られた掲示板に行く。
そこには………
佐々木「やぁ、キョン。古泉くん。」
ショートボブに、快活な印象を与える女の子……佐々木がいた。
俺の中学時代からの親友。……最近では、その、いや、なんだ?まぁ何でもない。見ていたらわかるさ。
佐々木「くっくっ。キョン。僕は初めて神の存在を信じたくなったよ。」
?相変わらず妙な奴だ。俺と古泉は、掲示板を見た。
691 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 21:20:36 ID:???
>>689
ハルヒと再構築か、佐々木ルートかによって異なります。
クラスは、5組。………古泉、長門、朝倉、佐々木だと?!古泉を見ると………
古泉「………これは驚きですねぇ。」
こいつにしては珍しく、目を丸くしている。ああ。俺も驚いているよ。畜生。
長門が、古泉に何やら話し掛けている。古泉は、何か苦笑いしているが。
朝倉「キョンくーん。お早う!」
キョン「朝倉。」
そこにいたのは、朝倉涼子。黄緑色のバルーンドックが、こいつの持ち物の特徴だ。
因みに、俺、佐々木、古泉、長門は、このバルーンドックの小さいストラップを持っている。朝倉の手作りらしい。マメだね全く。
古泉「仲良し5人が、同じクラスですか。」
長門「そうなる。……私という個体は、嬉しいと感じている。」
最近、はにかみながらも感情を出す長門。良い傾向である。うむ。
朝倉「さーて、クラスに行きますか!キョンくん愛しの朝比奈さんも、去年5組だったわね。」
キョン「なにっ?!朝比奈さんが!?」
ということは、去年朝比奈さんがいたクラスに俺は入るわけか!
キョン「なんという僥幸ッ!生き恥を晒し続けた甲斐があったというものッ!」
………俺の声に、皆が引いている。
佐々木「親友として忠告する。それはキモいよ、キョン。」
古泉「あまり無茶な事をされると、こちらとしてもフォローの限界があるのですが。」
朝倉「話振っといてなんだけど、キョンくんあまり皆の悲しむような事しちゃダメよ?」
長門「ユニーク。」
あぁ、皆の目が痛い!
キョン「そ、そんじゃ、教室に行こうぜ!」
佐々木「キョン!……ったく。ごめん。僕はあいつを追うよ。」
692 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 21:27:36 ID:???
白石・・・じゃなくて谷口とは別のクラスになったか
693 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 21:52:35 ID:???
>>692
谷口は改変に巻き込まれなかった為、キョン達と面識が無くなっています。代わりにこちらには白石がいます。
―――――――――――――――
古泉「…………さて。少しお話しをしましょうか。」
古泉は、ベンチに腰をかけた。長門、朝倉もそれにならい、腰を掛ける。
長門「先日、涼宮ハルヒが私達を捕捉した。」
古泉「ええ。サイクロプス隊からも連絡がありました。………キミドリさんを通じて、懐かしい声もありましたよ。」
朝倉手製のバルーンドック、キミドリさん。長門がバルーンドックを作ってみたところ、朝倉が非常に気に入り、ミニチュアを作ったのだ。
『キミドリさん』(『さん』まで含めて名前らしい)は、極めて優秀なインターフェースであり、常に同期を取っている。
キョン、佐々木に危機が迫ると、自動的に古泉、長門、朝倉に連絡し、危機を事前に回避するように誘導する。
また、サイクロプス隊との通信にも使われ、望めば会話も可能である。
長門「無意識下で、彼女は疑問を生じさせている。私達が突然いなくなった事と、私達を思い出せない自分に。」
朝倉「彼氏とうまくいってないのかな?」
古泉「いえ、サイクロプス隊の話によると、極めて順調だと。」
長門「……これは仮説だが、無意識下にて鍵を求めているというのが、一番確率的に高い。扉を開く鍵を、彼女は二本作ってしまった。
仮に涼宮ハルヒが、彼を鍵の役割から解放していた場合、このような事態は避けられた。」
古泉「………女性ならでは、ですね。」
古泉が溜め息をつく。
朝倉「欲深く、誰より自分に正直だとも言えるけど、観測対象としては最悪に近いわ。『邪魔だから消す』を実行しようとしたわけだし。」
古泉は、朝倉を見て薄く笑った。……今の貴女は、誰よりも『人』ですよ、と。
694 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 22:19:29 ID:gxtOQogs
朝倉「………ま、私としてはどうでもいいのよ。ただ、キョンくん達に会えて、割と楽しい時間を過ごしているから。」
佐々木の力もあるのだろう。安寧に流れる優しい時間。時折起きる、ドッキリのようなイベント。退屈というよりは、安心する。
キョンに関しては、佐々木は何もしていないという。彼自身が望み、自分を望んでくれたら、それに応えると言っていたが。
古泉「はぁ。………キミドリさんから聞いているでしょうが、僕の話をしてもいいですか?」
長門「森園生?」
古泉「ええ。サイクロプス隊が来てくれなかったら、間違いなく死んでましたね。」
古泉は、頭を抱えていた。
先着一名様で。
★何をやらかした ! card ★
JOKER…森「何で私も連れていってくれなかったの………?」
ダイヤ、ハート…森「古泉。戻りなさい。警告よ。」
スペード…森「……責任………取りなさい………!機関にも、私にも!」
クラブ…森「中に誰もいませんよ………?」
クラブA…『やっぱり神様なんていなかったね』
695 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 22:20:01 ID:???
★何をやらかした
クラブ3
★
696 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 22:22:13 ID:???
nice boat!?
697 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 22:39:49 ID:???
★何をやらかした クラブ3 ★
クラブ…中に誰もいませんよ?
古泉「…………確かに、あの方と関係を持った事は認めますよ?しかし……………」
改変され、記憶を引き継いだ機関の関係者達。
そこには、古泉の上司にして想い人の、森園生の姿もあった。古泉とは所謂、恋人関係である。なので、はっきり覚えていた。
古泉の裏切り、そして機関への裏切り、挙げ句友情に負けるという三重苦。
森の怒りは極限に達し、遂には病んだ。
…………森に捕捉された古泉は、鉈での襲撃を受けた。
危うくnice boat.になろうとしたとき、サイクロプス隊から助けられたのだ。
森「また………男……………男に…………また……………」
バーニィ「ひッ………ヒイイッ!」
森「ほら………やっぱり嘘じゃないですか………。中に誰もいませんよ……………?」
nice boat.
長門「…………直後に、バーナード・ワイズマンの有機情報連結を構築しておいた。」
古泉「……すみません。」
朝倉「一人歩きは避けたほうがいいわよ?」
古泉「……なら、一緒に………」
朝倉「うん、それ無理♪」
古泉「マッガーレ」
698 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 23:17:19 ID:???
朝倉「でも、疎ましく思う人間に、わざわざ会いたいなんて願うものかしら?涼宮ハルヒから、キョンくんの思い出は消えているんでしょ?
それに、SOS団だって存在している。天蓋領域の宇宙人に、未来人、超能力者。彼女が望むものは、すべてあるじゃない?」
話し込む三人に、朝比奈が声をかけた。
みくる「ジョン・スミス。」
長門「………………」
みくる「涼宮さんにとって、キョンくんと、ジョン・スミスは別の人間だった。しかし、その事実が違ったとしたら?
それを理解したとしたら………」
長門「………最悪、世界改変。重大なパラドックスを生じる事になる。」
どこまでいっても、ハルヒに振り回されるしかないようだ。
古泉「参りましたね…………。」
ハルヒが望んだ『キョンのいない世界』。その世界に立ち向かったまではいいが、鍵を複数に増やす結果となった。
みくる「………だからって、キョンくんを消す理由にはならないですぅ。」
せめて、別の選択だったら。今の世界のように、佐々木がいれば。沢山のたらればが浮かぶ。
長門「恐らく、近いうちに決着をつけなければならなくなる。」
ハルヒが、どういう意図があったかはわからない。しかし。
朝倉「あの力は危険すぎる。」
無意識下での暴力。人は彼女の遊び道具ではないのだ。
――――――――――――――――――
699 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 23:24:43 ID:???
原作知らないんですがハルヒってこんなにも難しい話なんですか?
700 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 23:28:19 ID:???
_| ̄|○
\ へ
/○ |_ ネエサン
_|
○
く
\/ ミクルネエサン
○ タスケテヨ
○|_| ̄
○/ ( ミクル ノ ゲンカク )
\ へ
○
| ̄
 ̄|
○ ミクル ネエサン・・・
/\
>
_| ̄|○
|_ ・;∵..
_|・;∵..・;∵..
______________________○___ ゴギッ!!!
パパパパーッ
701 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/18(木) 23:54:49 ID:gxtOQogs
>>699
いえ、一言で言えば、究極の愉快犯に振り回されるみたいなものです。
面白い作品ですよ。
ハルヒは設定が細かく、美味しいのが多いので、ここではかなり歪曲して使っています。
原作ハルヒ、キョンは、好き嫌いが別れますので、二次創作的な漫画『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』が楽しめると思います。
――――――――――――――――――
朝比奈「…………何か嫌な幻影が見えましたね。」
長門「…………………」
朝倉「とりあえず、策を練りましょう。」
『2』票にて。
A 佐々木の力を借りて、ハルヒと対峙
B キョンと共にハルヒと対峙
C 自分達でSOS団を排除
D サイクロプス隊にハルヒ暗殺の指令
E 流れに任せる
F その他
702 :
森崎名無しさん
:2012/10/18(木) 23:59:45 ID:y+mrQ6aE
B
703 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 00:00:04 ID:KtIOsfNQ
F B+童帝軍に協力を頼む
童帝たちに不可能はない!・・・と思う
704 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 00:02:18 ID:xrrfq6Fs
F B+童帝軍に協力を頼む
705 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 00:19:27 ID:vuRL3ibw
F B+童帝軍に協力を頼む
うん、それ無理♪
『2』票にて。
A 良いではないか良いではないか!収録終わった後で謝りますから作家が!土下座もしますから作家が!
B 流れに任せる
C 佐々木を連れてハルヒと対峙
D キョンを連れてハルヒと対峙
E その他
706 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 00:21:14 ID:KtIOsfNQ
A
スモークチーズあげるから
707 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 00:23:25 ID:xrrfq6Fs
D
708 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 01:20:32 ID:???
投票途中ですが、本日はここまでにします。
キョン四面楚歌でも良かったかな、とも思いましたが、この形が一番ベストだと思い、佐々木団とSOS団を入れ替えました。
キミドリさんは、私の趣味ですw
あちゃくらさんや、ちゅるやさんも書けたらいいのですが。
サイクロプス隊でなく、ミスターブシドーが選ばれていたら、
『涼宮ハルヒの憂鬱にグラハム介入』
状態になっていたかと。
709 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 10:51:07 ID:vuRL3ibw
投票未決の為、カードにします。
先着一名様で。
★対策 ! card ★
JOKER…助力を頼む
ダイヤ…佐々木を連れてハルヒと対峙
ハート…自分たちでハルヒと対峙
スペード…流れに任せる
クラブ…キョンを連れてハルヒと対峙
クラブA…キョンの記憶を蘇らせたうえでハルヒと対峙
710 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 10:56:50 ID:???
★対策
ダイヤK
★
711 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 10:58:49 ID:???
引きが良くてよかったけど欲を言うならJOKER見たかったw
712 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 11:25:27 ID:???
★対策 ダイヤK ★
ダイヤ…佐々木を連れてハルヒと対峙
古泉「…………となれば、佐々木さんしかいないんでしょうねぇ………」
長門「………それが合理的。」
朝比奈「久々の御対面ですか……………。感動の再会ですねぇ。」
朝倉「ナイフ、ナイフ、と………」
――――――――――――――――――
クラスについた俺は、早速荷物を降ろした。……俺の記憶が正しければ、ここは朝比奈さんが座っていた席のはず。
ああ、マイスゥィートエンジェル朝比奈さんが座っていた席で一年を過ごせるなんて、俺はとことんついている!
佐々木「くっくっ。キョン。君にはストーカーの素養があるみたいだね。」
佐々木が皮肉っぽく言う。
佐々木「全く。君の彼女への崇拝ぶりは、宗教の狂信者もかくやだ。崇拝するばかりで、動こうともしない所もね。」
キョン「ふん。………見ているだけでも幸せなんだよ。お前も洋楽のアーティストなら、見ているだけでも幸せな気持ちになるだろう?」
佐々木「比較対象としては最低だね。僕が彼等に引かれるのは、作品が素晴らしいからだよ。」
うん。佐々木に口では勝てないな。
佐々木「ああ、キョン。そういえば、最近僕の中では、プリンスの再評価が進んでいるんだ。」
キョン「プリンス?あの前に聴かせてくれた、ゲイっぽい曲か?喘ぎ声を曲に入れるなんて、発想がイッている!」
佐々木「くっくっ。自由じゃないか。因みにあの矯声は、ハリウッド女優だ。………む?どうした?前屈みになって?」
佐々木のニヤニヤ顔が………。こいつ、わかっていて言ってやがる!
佐々木「くっくっ。」
713 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 12:00:38 ID:???
古泉「遅くなりましたね。」
長門「……………」
朝倉「おはよう。あ、佐々木さーん、ちょっといい?」
古泉達が出席する。佐々木が朝倉、長門と退出し、古泉が俺の前に座る……
古泉「…………男の悲しい性ですよねぇ…………。」
キョン「………………」
どうやら、状況はバレているらしい。
古泉「一体、何について話していたんです?」
キョン「矯声について。佐々木にハメられちまったんだよ。」
古泉「ほう?」
ニヤニヤ顔の古泉。うぜぇ。
キョン「お前なんかだと、普通に女とそんな関係になるんだろうな。」
古泉「…………朝から話す話題ではないですねぇ。それに、そんな良いものでも…………」
…………やっぱりこいつは敵だ。うん。………と思ったが、古泉もまた前屈みだ。読めるぞ親友。また文芸部室で猥談でもするか。
今度は、長門に聞かれてゴミを見るような目をされなくていいようにな!
…………そんなこんなで、放課後。俺は部活であるサッカー部へ顔を出す前に、文芸部室に行く。
佐々木、古泉、長門、朝倉、朝比奈さん。この6人で弁当をつついたり、30分位話すのが日課だからだ。
レギュラー?なんだそれは?俺のポジションは、目立たない地味なCBとDMF。さして上手くもないし、いないよりマシ程度だ。
部活仲間に白石という奴がいるが、たまに海パン1枚だったりする。こいつに寒さを感じるスキルはないらしい。
マイスゥィートエンジェル・朝比奈さんの入れてくれたお茶を堪能したあと、俺は部活へ向かった。
白石「よう、キョン。来週光陽園と試合らしいぜ。」
キョン「光陽園なぁ。ウチみたいな、同好会に毛が生えたような部活と試合して何になるんだが。」
白石「違いねぇ。」
714 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 12:22:55 ID:???
白石「お前は、佐々木にいいところ見せないとダメだろ。」
キョン「佐々木に?……まぁ無様な姿はなるだけ見せたくはないが。」
白石「その前にレギュラーにならねぇとなぁ。FWは大変だぜ。」
キョン「お前、便利屋も大概きついぞ。」
白石「さぁて、あのマダオがどうするか。」
白石と俺は、アップを始めた。
新八「キョン、白石、遅いぞ。」
こいつは、志村新八。サッカー部の部長……とはいえ同い年だ。因みにこいつの彼女は、無茶苦茶可愛いが、色々ぶっ飛んでいる。
火事場にダイナマイトを背負って行くような女であり、色々苦労が絶えないようだ。誰かを思い出すが、わからん。嫌な予感しかせん。
よろず屋をやっている人と付き合いがあるようで、顧問の長谷川ともその人は付き合いがあるらしい。
余談だが、俺の声はその人そっくりらしく、たまに銀さんと呼ばれたりもする。
どうでもいい話を長々とすまん。俺は日常を満喫している。
宇宙人、超能力者、未来人、異世界人なんてどこにもいない、ごく普通の高校生活だ。神様なんてどこにもいない。
大体が、邪魔なら切り捨てるような神様なんて、どこの邪神だ。
まだ○○主義の粛清のほうが可愛いだろう。記憶までは無くならんからな。
………最近疲れているみたいだ。自分でもイマイチわからん話をしている。
こんな時は、佐々木と話してスッキリしたいんだがな………。
715 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 12:57:03 ID:???
――――――――――――――――――
佐々木「涼宮さんが、私達に勘づきつつある、か。とことん混ぜっ返さないと気が済まないらしいね。」
佐々木は溜め息をつくと、長門を向いた。
佐々木「少し聞きたいんだけど、彼女が不穏な動作をした時、誰かが側にいなかったかい?」
長門「いない。彼女の中で、彼に対する何らかの思いがあり、彼を消す方向に向かった模様。」
佐々木は椅子に腰をかけた。
佐々木「無意識は罪だね。キョンにも落ち度はあるけど、それが彼を消す理由にはならない。
賭けになってしまうが、私と涼宮さんの力をぶつけ合えば………」
長門「推奨は出来ない。鍵の消滅、または鍵ごと貴女の消滅になる。意識にある力より、無意識が強い。」
佐々木「となれば、彼女は何がしたいのか、推測ならば予測は出来る。」
長門が佐々木を見る。
佐々木「キョンが疎ましくなった、そして現在、彼女はキョンに会いたがっている。
推測になるが、これはキョンを消したことにより、SOS団自体が消滅するとは思いもしていなかったからかも知れない。
彼女の彼氏………あまり名前は上げたくないが、国木田くん。彼がキョンの代役になれないのは、明白なんだけど。
だからこそキョンを消して、彼の記述を国木田くんに変えようとしたんだろうね。キョンを私ごと葬り去れば、完璧だった。
しかし、イレギュラーがあった。それが長門さんの介入。古泉くん、朝比奈さんのキョン保全への尽力。
くっくっ。推測が正しいとするならば、彼女は私からキョンを取り戻そうとするかも知れないね。
SOS団は、誰が欠けてもそうなり得ない。そう彼女が理解したとしたら?それならばこの一年をループさせた暴挙も、納得いく話だ。
出来ることなら、僕もまた橘さん、藤原くん、九陽さんと過ごしたいが、今更の話になる。今の私は、君たちの親友だからね。」
716 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 13:38:06 ID:???
長門「………………」
佐々木「神に等しい力を持つとはいえ、彼女は私と同じ人間。思春期の少女としては、彼女を理解できるよ。
…………でも…………」
佐々木は、表情を強張らせた。
佐々木「理解と寛容は別だ。私は、彼女を許せない。」
長門「…………それは、怒り?」
佐々木「いや、嫌悪に近い。仮にキョンが消滅していた未来があるとして、それをまた戻す事は、あり得ない。
考えてみてくれ。君たちの知るキョンと、今のキョンを。
今のキョンは、日常を楽しむただの高校生。勉学にスポーツに彼なりに励み、朝比奈さんに憧れ、親友と猥談するような少年。
そして以前のキョンは、涼宮さんに振り回され、存在すら消されかけた。
気紛れに消されたり、作られたりなんて、許されていいわけがないだろう!」
佐々木は机を叩いた。
長門「…………………」
長門は、佐々木を見ていた。
佐々木「………君たちの要請を受けるよ。私も協力する。」
長門「…………感謝する。」
「うごっ………ぷ!」
白石「キョン?!大丈夫か!?」
佐々木は立ち上がると、グラウンドを見た。
佐々木「………長門さん、見てごらん?キョンが、のたうち回っているよ。どうやら白石くんの頭が腹に当たったみたいだね。」
長門「ユニーク。」
文芸部室に優しい風が薫る。
長門「(この景色を見るのは、32回目………)」
佐々木の推測は、ほぼ事実。一つ違いがあるならば、ハルヒはこの一年をループさせ続けている。
サイクロプス隊による暗殺、力をぶつけ合い、キョン、佐々木が消滅しても駄目だった。
長門「(涼宮ハルヒは、SOS団を望んでいる。しかし…………)」
古泉、朝比奈は、絶対に戻るつもりはない。理由は、ハルヒに対する絶対的な不信だ。
また、キョンに対する情。古泉は親友として、朝比奈はなついてくれる可愛い後輩として、キョンを大事に思ったからだ。
717 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 14:00:09 ID:???
――――――――――――――――――
キョン「王手。」
古泉「んっふ。」
こうして…………
長門「………調べものがある。図書館へ。」
キョン「ああ。」
新八「コラァアァ!サボんなぁぁぁ!」
光陽園学院との………
朝比奈「キョンくん、お茶が入りましたよ。」
キョン「朝比奈さん…………////」
試合前の………
妹「キョンくーん、朝だよー」
キョン「ぐはぁーッ!」
一週間は………
朝倉「試合が終わったら、皆でおでん食べようよ。」
長門「ユニーク。」
慌ただしく……
佐々木「試合前か。くっくっ。キョン、怪我だけはしないでおくれよ?」
キョン「擦り傷ならいくつもあるがな。」
古泉「それはいけませんね。唾液には消毒作用が」
キョン「やめろバカ。マジでやめろ。」
過ぎていった。
718 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 14:20:13 ID:vuRL3ibw
※一周目故にループエンド確定。※
『2』票にて。
A 試合をダイジェスト(キョンのサッカー能力上昇、佐々木ノーマルエンド)
B 佐々木、長門、古泉、朝倉、朝比奈対ハルヒ(鬱エンド)
C 祝敗会。おでんパーティー(判定によりキョンのサッカー能力上昇、朝倉ノーマルエンド)
D 長谷川視線で試合(判定によりキョンのトラウマフラグ。バッドエンド)
E 祝敗会。(判定によりキョンのサッカー能力上昇、古泉友情エンド)
F 祝勝会。おでんパーティー(判定によりキョンのサッカー能力上昇、長門ノーマルエンド)
G 祝敗会。おでんパーティー(判定によりキョンのサッカー能力上昇、朝比奈ノーマルエンド)
719 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 14:22:46 ID:XBmVI80E
A
720 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 14:23:09 ID:???
C
721 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 14:24:53 ID:xrrfq6Fs
C
722 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 14:25:04 ID:EQuk7Hlw
C
失礼
723 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 14:47:02 ID:vuRL3ibw
C 朝倉ノーマルエンド
光陽園学院は、強かった。
俺達は大敗を喫し、光陽園学院を後にした。試合前にひと悶着あったが、心底どうでもいい。
なんかカチューシャとリボンつけたヤツが、俺見て卒倒したそうだ。そんなにまずい面かよ。
周りが涼宮ハルヒって言っていたかな?不愉快なヤツだ。朝倉がしてやったりって顔してやがったが、そんな事知らん。
とりあえずはおでんだ。文芸部室にいる、いつものメンバーで、長門の家に集まり朝倉のおでんを食す。
それだけの集まりだ。
断じて祝敗会なんかじゃないぞ!おい、そこのモニター前の眼鏡!お前に言ってんだよ!泣くぞ!
先着四名様で。
★キョンの活躍 ! card ★
★ドリブル 36 + ! dice
パス 37 + ! dice
シュート 36 + ! dice ★
★パスカット 38 + ! dice
ブロック 38 + ! dice
クリア 38 + ! dice ★★習得フラグ ! waza ★
JOKER…全能力+2、習得フラグ回収
ダイヤ…大活躍
ハート…活躍
スペード…それなり
クラブ…ダメダメ
クラブA…退場
※各Kにて能力覚醒ボーナスあり。
724 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 14:52:08 ID:???
★キョンの活躍
ハート9
★
725 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 14:57:48 ID:???
★ドリブル 36 +
4
パス 37 +
2
シュート 36 +
5
★
726 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 15:00:09 ID:???
★パスカット 38 +
6
ブロック 38 +
5
クリア 38 +
2
★
727 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 15:03:28 ID:???
★習得フラグ
ヒグマブロック
★
728 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 15:27:27 ID:???
キョンのネーミングセンスは松山並か
729 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 15:37:27 ID:???
同好会クラスで無双出来ますね。
★キョンの活躍 ハート9 ★
★ドリブル 36 + 4 =40
パス 37 + 2 =39
シュート 36 + 5 =39★
★パスカット 38 + 6 =44
ブロック 38 + 5 =43
クリア 38 + 2 =40★
★習得フラグ ヒグマブロック ★
試合をかいつまんで書くと、自分でいうのもなんだが、無双だった。
5失点はしたものの、俺には防げない場所だったしな。
オーバーラップもしてみたが、あれはなかなか楽しいな。ミドルシュートも生まれて初めて決めたが、ありゃクセになる。
次こそは、と考えながら、俺は長門の家に向かう。古泉に何て自慢するか、朝比奈さんにあなたのために決めたゴールなんて言うか、
長門と佐々木が纏めてくれたであろう、試合内容を見返すか。楽しみはつきない。
長門の家では、朝倉がおでんを煮ていた。長門と佐々木と朝比奈さんは、飲み物の買い出しに行ったらしい。古泉は荷物持ち。マメだな。
朝倉「キョンくん、活躍してたね。」
キョン「ああ。ぼろ負けしたけど、楽しかったぞ。」
朝倉が麦茶を渡してきた。…こいつはきっと、いいお母さんになるんだろうなぁ。
古泉「それでは、サッカー部の惨敗を祝して……………」
皆「「「「「乾杯ー!」」」」」
730 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 16:32:42 ID:???
キョン「あのブロックなんだけど、何かヒグマっぽくなかったか?」
佐々木「くっくっ。」
長門「ユニーク。」
みくる「ヒグマですか(笑)」
食器を片付ける俺と朝倉。朝倉は、笑顔だ。
朝倉「キョンくん。」
キョン「ん?」
朝倉「あなたを脅かすものは、私が排除する。そのために私はここにいるのだから。」
………朝倉の真意がいまいち読めない。
キョン「………愛の言葉だったら、もう少しムードが欲しいな。」
朝倉「うふふ。佐々木さんに悪いかな。」
キョン「うるせぇ。」
楽しい時間は、あっけなく過ぎていく。家につく頃には………外は真っ暗。そして灰色の空間…………これは……………
キョン「閉鎖空間?!」
頭が痛む。ここは?俺は何をしていたんだ?俺は……………
ハルヒ「キョン。」
キョン「ハルヒ?!」
全て思い出す。俺は………………
ハルヒ「ねぇ。キョン。ねぇ………なんであんた、私の大事なものを奪うの……………?」
キョン「捨てたのはお前だろうが、馬鹿が。俺は正直に言って、お前が国木田を選ぼうが俺を選ぼうがよかったんだよ。
お前が、邪魔な誰かを消そうとするなんて、思いもしなかったわけだからな。」
ハルヒ「……………やっぱり夢じゃなかったんだ……………」
キョン「お前は俺から奪われたわけじゃない。お前が自分で捨てただけだ。その結果が今だ。」
俺はそう吐き捨てると、ハルヒを見た。
キョン「ついでに言ってやるとな、ハルヒ。お前がいない間、皆と安らいだ時間を過ごした。お前から捨てられた皆とな。」
ハルヒ「私は捨ててない。」
キョン「捨てたんだよ。お前がな。お前が俺を消し去ろうとした時点で、お前はSOS団を不要とした。
誰一人欠けたところで、SOS団はSOS団じゃなくなる。それを理解していたはずだ。」
731 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 17:11:48 ID:???
ハルヒ「……………」
キョン「重要な質問だから、心して聞け。そして答えろ。いいか?出題するぞ?」
お前自身がこの世界を望んだんじゃないのか?
キョン「答えろ、ハルヒ。お前が真実俺をうざいと感じ、消し去った世界。国木田との幸せな世界。
その幸せを享受し、佐々木の友人を奪った世界。それをお前は望んだんだろう?」
ハルヒ「………………」
キョン「なのに、だ。お前はSOS団をまた戻そうとした。答えろ、ハルヒ。お前は…………」
ハルヒ「問答無用。これでハッキリしたわ。あんたは、私から全てを奪うと。」
キョン「……………」
ハルヒ「キョン、あんたからSOS団を取り戻す。」
…………閉鎖空間は、ハルヒの空間だ。あのカビたマッチョに殺されて終わりだろう。
キョン「(終わりか。すまん、古泉。朝比奈さん。長門。朝倉。……………佐々木。)」
………その数瞬後………
ハルヒ「あが……………ッ!あああああッ?!」
ハルヒの絶叫に、俺は目を開けた。
そこには………乱れる黒髪………そして、手にはコンバットナイフ…………
朝倉「キョンくんを傷つける事は、許さない。」
にこやかに笑い、朝倉はハルヒの背中からナイフを抜いた。
倒れ伏すハルヒ。
朝倉「止めを刺すわ。死ねばいいのよ。あんたは皆を苦しめる。」
ナイフを振り下ろす朝倉。
ハルヒ「うぎぃっ………!」
朝倉「痛い?ゆっくりと味わうといいわ。」
朝倉は、天使のような微笑みを見せた。
朝倉「それがあなたの感じる、人生で最期の感覚だから。」
――――――――――――――――――――
朝倉ノーマルエンド1『朝倉といえばナイフ』
732 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 17:19:24 ID:vuRL3ibw
コンテニュー?
『2』票にて。
A 語られなかった一週間から
B 佐々木述懐の後の協力要請から
C 栞を閉じる(一旦終了)
D
>>718
のノーマルエンド分岐から
733 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 17:27:35 ID:Bxz6qyo6
C
734 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 17:29:46 ID:veT7x4k+
B
735 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 17:36:11 ID:jE17ewBA
A
736 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 18:14:05 ID:EQuk7Hlw
B
737 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 18:44:42 ID:vuRL3ibw
B 佐々木述懐の後の協力要請から
――――――――――――――――
長門「(ループを終わらせられるのは、SOS団再結成。しかし…………)」
そこに辿り着くのは、困難極まるだろう。
キョンはともかく、古泉、朝比奈は絶対にハルヒと関わりたがらないだろう。
この世界は、神に捨てられた者の世界でもあるのだ。
長門「私一人では不可能。外部からの協力を申請したい。」
自分も、ハルヒとはあまり関わりあいたくない。
SOS団は、今は名前こそないが、ここに存在している。ただ、創始者がいないだけ。ハルヒが佐々木となり、キョン達がいる。
長門にしてみると、観測でなく自分から関わり合う大切な集団だ。
長門「(私がコンタクトを取れる人間は………)」
『2』票にて。
A リュカ
B お久し振りですね、主人公
C アルゴス
D サウザー
E 至郎田正影
F ナージャ
G その他
738 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 18:48:37 ID:xrrfq6Fs
B
739 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 18:49:18 ID:EQuk7Hlw
A
740 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 18:56:33 ID:veT7x4k+
A
741 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 19:05:51 ID:???
ローズマリー辺りを呼んで来てトラウマ抉り出して精神崩壊させるのが最上では
と思ったが間に合わなかった
742 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 19:19:31 ID:vuRL3ibw
A リュカ
グランバニア王、リュカ。
あの荒みきった環境でもまともに生き、魔物とすら心を通じ会わせる男。
長門「…………彼ならば、古泉一樹、朝比奈みくる、涼宮ハルヒの心を解きほぐせるはず。」
それに、仮に戦闘になったとしても、リュカならば天蓋領域のイントルーダーに後れを取らないだろう。
――――――――――――――――
リュカ「ああ、構わないよ。王宮で書類整理も少し飽きていたんだ。」
長門「…………………」
二つ返事。長門はグランバニア王国の行く末に不安を覚えた。
ビアンカ「リュカ、旅に行くの?」
リュカ「ああ。」
フローラ「なら行きましょうか。」
デボラ「そうね。」
長門「…………………」
長門は、無数の冷や汗をかいた。
リュカならば、まだギリギリ高校の制服が似合うだろう。
しかし。女性陣はフローラでギリ、ビアンカは亭主にコスプレさせられるお母さん、デボラに至っては風俗だ。
長門「…………………」
『2』票にて。
A フローラに同行願う
B ビアンカに同行願う
C デボラに同行願う
D リュカだけでいい
743 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 19:34:26 ID:QMZAg3yQ
A
744 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 19:36:45 ID:EQuk7Hlw
A
745 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 19:49:06 ID:vuRL3ibw
A フローラに同行願う
フローラ「さすが、お目が高いですわ♪」
ビアンカ「ぐぬぬ。」
デボラ「腹黒が…。」
火花飛び散る三人。
長門「あなた達には、これを着てもらう。」
帰りたい。長門は心底思った。
『2』票にて。
A リュカに光陽園の学ラン、フローラに北高校のセーラー
B リュカに北高校のブレザー、フローラに光陽園のブレザー
C 二人に北高校の制服
D 二人に光陽園の制服
746 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 20:14:41 ID:QMZAg3yQ
B
747 :
森崎名無しさん
:2012/10/19(金) 20:25:33 ID:Bxz6qyo6
B
748 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 20:56:23 ID:???
B リュカに北高校のブレザー、フローラに光陽園のブレザー
長門「依頼は、リュカは私と同じ県立北高校に潜入し、古泉一樹、朝比奈みくるの心を解きほぐす事。
フローラには、私立光陽園学院にて涼宮ハルヒと接触し、彼女の同行を私に報告して欲しい。
期限は一週間。」
リュカ「そうかー。久しぶりにヘルナンデスくんにも会いたいなぁ。」
長門「彼は、現在ポーランドにいる。週末にはイタリアにいるはず。」
リュカ「帰りにイタリア行こうかな。さて、行くか。」
――――――――――――――――
フローラ「グランバニア王国から短期留学しました、フローラですわ。ウサギ小屋でなく教室に案内して頂きたいんですが?」
………かつてのハルヒの自己紹介に匹敵する、フローラの自己紹介。こういう事態に目のないハルヒは、即刻食い付いた。
谷口「外見だけならSランクなんだけどな……」
国木田「もう、谷口は………。」
谷口「あーあ。ったく。何か違和感あんだよなぁ。国木田とくっちゃべりながら、もう一人誰かいたようなよぉ。」
国木田「確かにね。…………やったらネガティブな奴で………」
谷口「そうそう!会話はつまんねぇんだけどよ、何か…………。」
二人は溜め息をついた。
谷口「だべんのも楽しいんだけどよ………なーんか足りねぇんだよなぁ。」
国木田「まぁねー………男友達でだべるのも、何かね。」
谷口「けっ。彼女ありは言うこと違うな。」
国木田「谷口だって、阪中さんと最近仲良いじゃないか。」
二人は、溜め息をつく。
キョンがいたらなぁ。
そう二人は無意識に同時に考え………その瞬間に頭から考えが消えた。
749 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 21:31:12 ID:???
フローラは、元々の性格もあり、すぐにハルヒと打ち解けた。
外見は令嬢。しかし内面はゴミ以下。底意地の悪さは、ハルヒをして引くくらいだ。
フローラ「ねぇ、ダイスさん、私の事が好き?それとも大好き?」
橘「うわぁ……」
九曜「性格――――激――――悪。」
藤原「最悪だ…………!」
チンチロリンで小銭を巻き上げられた橘、藤原。
機関の調査員を差し向けた橘だったが…………
フローラを見張る調査員。フローラは顔をしかめ、追跡に来ていた調査員を逆に追い詰めた。
フローラ「おいたはいけませんことよ?目的はお金かしら?それともわたくし?
まぁどちらにせよ、これから死にゆくあなたに関係はありませんが。」
フローラは懐からモーニングスターを取り出した。
フローラ「脳奬ブチまけろッ!」
ゴパンッ!
路地裏に、エグい音が響き渡った………。瀕死になれば回復させられ、また殴打される地獄絵図。
調査員が、精神崩壊するまでその永久機関は続いた………。
フローラ「一人で来るなんて、全くアマチュアですわねぇ。わたくしは優しいから、命までは奪わずに勘弁してあげますわ。
貧乏人のビアンカさんや、お姉さまが相手じゃなくてよかったですわねぇ。
ビアンカさんなら丸焼き、お姉さまならミンチでしたわよ?
………あら?聞こえてませんの?態度がよろしくありませんわ。もう少しお仕置きが必要ね。」
橘「(な、何者なの?あの腹黒は………!)」
※ウチのフローラさんは、いたスト仕様です。
750 :
黄金のジノ
◆a5vIUIiqDI
:2012/10/19(金) 21:54:20 ID:vuRL3ibw
本日はここまでにします。
フローラ無双になりそうな悪寒が………w
751 :
森崎名無しさん
:2012/10/20(土) 07:43:48 ID:???
ループ乙でした(^q^)
うーんこのぐう畜ぶり…www
ルドマンさんサイドの教育のせいなのか
天空の血の為せる業なのか…
キョンは1万数千回に渡るループの結果、
非凡極まりないサッカー選手になるおそれがw
752 :
森崎名無しさん
:2012/10/20(土) 08:30:40 ID:???
修道院で一体何を学んできたのかわからないよな。この仕様のフローラは。
心の清さとはなんだったのかw
379KB
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
0ch BBS 2007-01-24