キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
【リブタ】黄金のジノ12【始動!】

1 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/07/23(月) 18:38:38 ID:JFlw/41o
このスレは、『キャプテン森崎』のスピンアウト作品であり、イタリアを舞台に展開されています。
主人公は、綺麗になったヘルナンデス。
本家スレより少し後の時代を舞台にしており、キャラクターの色付けも本家スレとは異なりますので、ご注意下さい。
試合については旧ルールにて進行します。

701 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/18(木) 23:54:49 ID:gxtOQogs
>>699
いえ、一言で言えば、究極の愉快犯に振り回されるみたいなものです。
面白い作品ですよ。
ハルヒは設定が細かく、美味しいのが多いので、ここではかなり歪曲して使っています。
原作ハルヒ、キョンは、好き嫌いが別れますので、二次創作的な漫画『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』が楽しめると思います。

――――――――――――――――――

朝比奈「…………何か嫌な幻影が見えましたね。」
長門「…………………」
朝倉「とりあえず、策を練りましょう。」

『2』票にて。
A 佐々木の力を借りて、ハルヒと対峙
B キョンと共にハルヒと対峙
C 自分達でSOS団を排除
D サイクロプス隊にハルヒ暗殺の指令
E 流れに任せる
F その他

702 :森崎名無しさん:2012/10/18(木) 23:59:45 ID:y+mrQ6aE


703 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 00:00:04 ID:KtIOsfNQ
F B+童帝軍に協力を頼む
童帝たちに不可能はない!・・・と思う

704 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 00:02:18 ID:xrrfq6Fs
F B+童帝軍に協力を頼む

705 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 00:19:27 ID:vuRL3ibw
F B+童帝軍に協力を頼む

うん、それ無理♪

『2』票にて。
A 良いではないか良いではないか!収録終わった後で謝りますから作家が!土下座もしますから作家が!
B 流れに任せる
C 佐々木を連れてハルヒと対峙
D キョンを連れてハルヒと対峙
E その他

706 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 00:21:14 ID:KtIOsfNQ
A
スモークチーズあげるから

707 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 00:23:25 ID:xrrfq6Fs


708 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 01:20:32 ID:???
投票途中ですが、本日はここまでにします。

キョン四面楚歌でも良かったかな、とも思いましたが、この形が一番ベストだと思い、佐々木団とSOS団を入れ替えました。
キミドリさんは、私の趣味ですw
あちゃくらさんや、ちゅるやさんも書けたらいいのですが。

サイクロプス隊でなく、ミスターブシドーが選ばれていたら、
『涼宮ハルヒの憂鬱にグラハム介入』
状態になっていたかと。

709 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 10:51:07 ID:vuRL3ibw
投票未決の為、カードにします。

先着一名様で。
★対策 ! card ★
JOKER…助力を頼む
ダイヤ…佐々木を連れてハルヒと対峙
ハート…自分たちでハルヒと対峙
スペード…流れに任せる
クラブ…キョンを連れてハルヒと対峙
クラブA…キョンの記憶を蘇らせたうえでハルヒと対峙

710 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 10:56:50 ID:???
★対策 ダイヤK

711 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 10:58:49 ID:???
引きが良くてよかったけど欲を言うならJOKER見たかったw

712 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 11:25:27 ID:???
★対策 ダイヤK ★
ダイヤ…佐々木を連れてハルヒと対峙

古泉「…………となれば、佐々木さんしかいないんでしょうねぇ………」
長門「………それが合理的。」
朝比奈「久々の御対面ですか……………。感動の再会ですねぇ。」
朝倉「ナイフ、ナイフ、と………」

――――――――――――――――――

クラスについた俺は、早速荷物を降ろした。……俺の記憶が正しければ、ここは朝比奈さんが座っていた席のはず。
ああ、マイスゥィートエンジェル朝比奈さんが座っていた席で一年を過ごせるなんて、俺はとことんついている!
佐々木「くっくっ。キョン。君にはストーカーの素養があるみたいだね。」
佐々木が皮肉っぽく言う。
佐々木「全く。君の彼女への崇拝ぶりは、宗教の狂信者もかくやだ。崇拝するばかりで、動こうともしない所もね。」
キョン「ふん。………見ているだけでも幸せなんだよ。お前も洋楽のアーティストなら、見ているだけでも幸せな気持ちになるだろう?」
佐々木「比較対象としては最低だね。僕が彼等に引かれるのは、作品が素晴らしいからだよ。」
うん。佐々木に口では勝てないな。
佐々木「ああ、キョン。そういえば、最近僕の中では、プリンスの再評価が進んでいるんだ。」
キョン「プリンス?あの前に聴かせてくれた、ゲイっぽい曲か?喘ぎ声を曲に入れるなんて、発想がイッている!」
佐々木「くっくっ。自由じゃないか。因みにあの矯声は、ハリウッド女優だ。………む?どうした?前屈みになって?」
佐々木のニヤニヤ顔が………。こいつ、わかっていて言ってやがる!
佐々木「くっくっ。」

713 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 12:00:38 ID:???
古泉「遅くなりましたね。」
長門「……………」
朝倉「おはよう。あ、佐々木さーん、ちょっといい?」
古泉達が出席する。佐々木が朝倉、長門と退出し、古泉が俺の前に座る……
古泉「…………男の悲しい性ですよねぇ…………。」
キョン「………………」
どうやら、状況はバレているらしい。
古泉「一体、何について話していたんです?」
キョン「矯声について。佐々木にハメられちまったんだよ。」
古泉「ほう?」
ニヤニヤ顔の古泉。うぜぇ。
キョン「お前なんかだと、普通に女とそんな関係になるんだろうな。」
古泉「…………朝から話す話題ではないですねぇ。それに、そんな良いものでも…………」
…………やっぱりこいつは敵だ。うん。………と思ったが、古泉もまた前屈みだ。読めるぞ親友。また文芸部室で猥談でもするか。
今度は、長門に聞かれてゴミを見るような目をされなくていいようにな!

…………そんなこんなで、放課後。俺は部活であるサッカー部へ顔を出す前に、文芸部室に行く。
佐々木、古泉、長門、朝倉、朝比奈さん。この6人で弁当をつついたり、30分位話すのが日課だからだ。
レギュラー?なんだそれは?俺のポジションは、目立たない地味なCBとDMF。さして上手くもないし、いないよりマシ程度だ。
部活仲間に白石という奴がいるが、たまに海パン1枚だったりする。こいつに寒さを感じるスキルはないらしい。
マイスゥィートエンジェル・朝比奈さんの入れてくれたお茶を堪能したあと、俺は部活へ向かった。
白石「よう、キョン。来週光陽園と試合らしいぜ。」
キョン「光陽園なぁ。ウチみたいな、同好会に毛が生えたような部活と試合して何になるんだが。」
白石「違いねぇ。」

714 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 12:22:55 ID:???
白石「お前は、佐々木にいいところ見せないとダメだろ。」
キョン「佐々木に?……まぁ無様な姿はなるだけ見せたくはないが。」
白石「その前にレギュラーにならねぇとなぁ。FWは大変だぜ。」
キョン「お前、便利屋も大概きついぞ。」
白石「さぁて、あのマダオがどうするか。」
白石と俺は、アップを始めた。
新八「キョン、白石、遅いぞ。」
こいつは、志村新八。サッカー部の部長……とはいえ同い年だ。因みにこいつの彼女は、無茶苦茶可愛いが、色々ぶっ飛んでいる。
火事場にダイナマイトを背負って行くような女であり、色々苦労が絶えないようだ。誰かを思い出すが、わからん。嫌な予感しかせん。
よろず屋をやっている人と付き合いがあるようで、顧問の長谷川ともその人は付き合いがあるらしい。
余談だが、俺の声はその人そっくりらしく、たまに銀さんと呼ばれたりもする。
どうでもいい話を長々とすまん。俺は日常を満喫している。
宇宙人、超能力者、未来人、異世界人なんてどこにもいない、ごく普通の高校生活だ。神様なんてどこにもいない。
大体が、邪魔なら切り捨てるような神様なんて、どこの邪神だ。
まだ○○主義の粛清のほうが可愛いだろう。記憶までは無くならんからな。
………最近疲れているみたいだ。自分でもイマイチわからん話をしている。
こんな時は、佐々木と話してスッキリしたいんだがな………。

715 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 12:57:03 ID:???
――――――――――――――――――

佐々木「涼宮さんが、私達に勘づきつつある、か。とことん混ぜっ返さないと気が済まないらしいね。」
佐々木は溜め息をつくと、長門を向いた。
佐々木「少し聞きたいんだけど、彼女が不穏な動作をした時、誰かが側にいなかったかい?」
長門「いない。彼女の中で、彼に対する何らかの思いがあり、彼を消す方向に向かった模様。」
佐々木は椅子に腰をかけた。
佐々木「無意識は罪だね。キョンにも落ち度はあるけど、それが彼を消す理由にはならない。
賭けになってしまうが、私と涼宮さんの力をぶつけ合えば………」
長門「推奨は出来ない。鍵の消滅、または鍵ごと貴女の消滅になる。意識にある力より、無意識が強い。」
佐々木「となれば、彼女は何がしたいのか、推測ならば予測は出来る。」
長門が佐々木を見る。
佐々木「キョンが疎ましくなった、そして現在、彼女はキョンに会いたがっている。
推測になるが、これはキョンを消したことにより、SOS団自体が消滅するとは思いもしていなかったからかも知れない。
彼女の彼氏………あまり名前は上げたくないが、国木田くん。彼がキョンの代役になれないのは、明白なんだけど。
だからこそキョンを消して、彼の記述を国木田くんに変えようとしたんだろうね。キョンを私ごと葬り去れば、完璧だった。
しかし、イレギュラーがあった。それが長門さんの介入。古泉くん、朝比奈さんのキョン保全への尽力。
くっくっ。推測が正しいとするならば、彼女は私からキョンを取り戻そうとするかも知れないね。
SOS団は、誰が欠けてもそうなり得ない。そう彼女が理解したとしたら?それならばこの一年をループさせた暴挙も、納得いく話だ。
出来ることなら、僕もまた橘さん、藤原くん、九陽さんと過ごしたいが、今更の話になる。今の私は、君たちの親友だからね。」

716 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 13:38:06 ID:???
長門「………………」
佐々木「神に等しい力を持つとはいえ、彼女は私と同じ人間。思春期の少女としては、彼女を理解できるよ。
…………でも…………」
佐々木は、表情を強張らせた。
佐々木「理解と寛容は別だ。私は、彼女を許せない。」
長門「…………それは、怒り?」
佐々木「いや、嫌悪に近い。仮にキョンが消滅していた未来があるとして、それをまた戻す事は、あり得ない。
考えてみてくれ。君たちの知るキョンと、今のキョンを。
今のキョンは、日常を楽しむただの高校生。勉学にスポーツに彼なりに励み、朝比奈さんに憧れ、親友と猥談するような少年。
そして以前のキョンは、涼宮さんに振り回され、存在すら消されかけた。
気紛れに消されたり、作られたりなんて、許されていいわけがないだろう!」
佐々木は机を叩いた。
長門「…………………」
長門は、佐々木を見ていた。
佐々木「………君たちの要請を受けるよ。私も協力する。」
長門「…………感謝する。」
「うごっ………ぷ!」
白石「キョン?!大丈夫か!?」
佐々木は立ち上がると、グラウンドを見た。
佐々木「………長門さん、見てごらん?キョンが、のたうち回っているよ。どうやら白石くんの頭が腹に当たったみたいだね。」
長門「ユニーク。」
文芸部室に優しい風が薫る。
長門「(この景色を見るのは、32回目………)」
佐々木の推測は、ほぼ事実。一つ違いがあるならば、ハルヒはこの一年をループさせ続けている。
サイクロプス隊による暗殺、力をぶつけ合い、キョン、佐々木が消滅しても駄目だった。
長門「(涼宮ハルヒは、SOS団を望んでいる。しかし…………)」
古泉、朝比奈は、絶対に戻るつもりはない。理由は、ハルヒに対する絶対的な不信だ。
また、キョンに対する情。古泉は親友として、朝比奈はなついてくれる可愛い後輩として、キョンを大事に思ったからだ。

717 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 14:00:09 ID:???
――――――――――――――――――
キョン「王手。」
古泉「んっふ。」
こうして…………
長門「………調べものがある。図書館へ。」
キョン「ああ。」
新八「コラァアァ!サボんなぁぁぁ!」
光陽園学院との………
朝比奈「キョンくん、お茶が入りましたよ。」
キョン「朝比奈さん…………////」
試合前の………
妹「キョンくーん、朝だよー」
キョン「ぐはぁーッ!」
一週間は………
朝倉「試合が終わったら、皆でおでん食べようよ。」
長門「ユニーク。」
慌ただしく……
佐々木「試合前か。くっくっ。キョン、怪我だけはしないでおくれよ?」
キョン「擦り傷ならいくつもあるがな。」
古泉「それはいけませんね。唾液には消毒作用が」
キョン「やめろバカ。マジでやめろ。」
過ぎていった。

718 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 14:20:13 ID:vuRL3ibw
※一周目故にループエンド確定。※


『2』票にて。
A 試合をダイジェスト(キョンのサッカー能力上昇、佐々木ノーマルエンド)
B 佐々木、長門、古泉、朝倉、朝比奈対ハルヒ(鬱エンド)
C 祝敗会。おでんパーティー(判定によりキョンのサッカー能力上昇、朝倉ノーマルエンド)
D 長谷川視線で試合(判定によりキョンのトラウマフラグ。バッドエンド)
E 祝敗会。(判定によりキョンのサッカー能力上昇、古泉友情エンド)
F 祝勝会。おでんパーティー(判定によりキョンのサッカー能力上昇、長門ノーマルエンド)
G 祝敗会。おでんパーティー(判定によりキョンのサッカー能力上昇、朝比奈ノーマルエンド)

719 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 14:22:46 ID:XBmVI80E
A

720 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 14:23:09 ID:???
C

721 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 14:24:53 ID:xrrfq6Fs


722 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 14:25:04 ID:EQuk7Hlw
C

失礼

723 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 14:47:02 ID:vuRL3ibw
C 朝倉ノーマルエンド

光陽園学院は、強かった。
俺達は大敗を喫し、光陽園学院を後にした。試合前にひと悶着あったが、心底どうでもいい。
なんかカチューシャとリボンつけたヤツが、俺見て卒倒したそうだ。そんなにまずい面かよ。
周りが涼宮ハルヒって言っていたかな?不愉快なヤツだ。朝倉がしてやったりって顔してやがったが、そんな事知らん。
とりあえずはおでんだ。文芸部室にいる、いつものメンバーで、長門の家に集まり朝倉のおでんを食す。
それだけの集まりだ。

断じて祝敗会なんかじゃないぞ!おい、そこのモニター前の眼鏡!お前に言ってんだよ!泣くぞ!

先着四名様で。
★キョンの活躍 ! card ★
★ドリブル 36 + ! dice
パス 37 + ! dice
シュート 36 + ! dice ★
★パスカット 38 + ! dice
ブロック 38 + ! dice
クリア 38 + ! dice ★★習得フラグ ! waza ★
JOKER…全能力+2、習得フラグ回収
ダイヤ…大活躍
ハート…活躍
スペード…それなり
クラブ…ダメダメ
クラブA…退場
※各Kにて能力覚醒ボーナスあり。

724 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 14:52:08 ID:???
★キョンの活躍 ハート9

725 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 14:57:48 ID:???
★ドリブル 36 + 4
パス 37 + 2
シュート 36 + 5

726 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 15:00:09 ID:???
★パスカット 38 + 6
ブロック 38 + 5
クリア 38 + 2

727 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 15:03:28 ID:???
★習得フラグ ヒグマブロック

728 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 15:27:27 ID:???
キョンのネーミングセンスは松山並か

729 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 15:37:27 ID:???
同好会クラスで無双出来ますね。
★キョンの活躍 ハート9 ★
★ドリブル 36 + 4 =40
パス 37 + 2 =39
シュート 36 + 5 =39★
★パスカット 38 + 6 =44
ブロック 38 + 5 =43
クリア 38 + 2 =40★
★習得フラグ ヒグマブロック ★

試合をかいつまんで書くと、自分でいうのもなんだが、無双だった。
5失点はしたものの、俺には防げない場所だったしな。
オーバーラップもしてみたが、あれはなかなか楽しいな。ミドルシュートも生まれて初めて決めたが、ありゃクセになる。
次こそは、と考えながら、俺は長門の家に向かう。古泉に何て自慢するか、朝比奈さんにあなたのために決めたゴールなんて言うか、
長門と佐々木が纏めてくれたであろう、試合内容を見返すか。楽しみはつきない。

長門の家では、朝倉がおでんを煮ていた。長門と佐々木と朝比奈さんは、飲み物の買い出しに行ったらしい。古泉は荷物持ち。マメだな。
朝倉「キョンくん、活躍してたね。」
キョン「ああ。ぼろ負けしたけど、楽しかったぞ。」
朝倉が麦茶を渡してきた。…こいつはきっと、いいお母さんになるんだろうなぁ。

古泉「それでは、サッカー部の惨敗を祝して……………」
皆「「「「「乾杯ー!」」」」」

730 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 16:32:42 ID:???
キョン「あのブロックなんだけど、何かヒグマっぽくなかったか?」
佐々木「くっくっ。」
長門「ユニーク。」
みくる「ヒグマですか(笑)」
食器を片付ける俺と朝倉。朝倉は、笑顔だ。
朝倉「キョンくん。」
キョン「ん?」
朝倉「あなたを脅かすものは、私が排除する。そのために私はここにいるのだから。」
………朝倉の真意がいまいち読めない。
キョン「………愛の言葉だったら、もう少しムードが欲しいな。」
朝倉「うふふ。佐々木さんに悪いかな。」
キョン「うるせぇ。」
楽しい時間は、あっけなく過ぎていく。家につく頃には………外は真っ暗。そして灰色の空間…………これは……………

キョン「閉鎖空間?!」

頭が痛む。ここは?俺は何をしていたんだ?俺は……………
ハルヒ「キョン。」
キョン「ハルヒ?!」
全て思い出す。俺は………………
ハルヒ「ねぇ。キョン。ねぇ………なんであんた、私の大事なものを奪うの……………?」
キョン「捨てたのはお前だろうが、馬鹿が。俺は正直に言って、お前が国木田を選ぼうが俺を選ぼうがよかったんだよ。
お前が、邪魔な誰かを消そうとするなんて、思いもしなかったわけだからな。」
ハルヒ「……………やっぱり夢じゃなかったんだ……………」
キョン「お前は俺から奪われたわけじゃない。お前が自分で捨てただけだ。その結果が今だ。」
俺はそう吐き捨てると、ハルヒを見た。
キョン「ついでに言ってやるとな、ハルヒ。お前がいない間、皆と安らいだ時間を過ごした。お前から捨てられた皆とな。」
ハルヒ「私は捨ててない。」
キョン「捨てたんだよ。お前がな。お前が俺を消し去ろうとした時点で、お前はSOS団を不要とした。
誰一人欠けたところで、SOS団はSOS団じゃなくなる。それを理解していたはずだ。」

731 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 17:11:48 ID:???
ハルヒ「……………」
キョン「重要な質問だから、心して聞け。そして答えろ。いいか?出題するぞ?」

お前自身がこの世界を望んだんじゃないのか?

キョン「答えろ、ハルヒ。お前が真実俺をうざいと感じ、消し去った世界。国木田との幸せな世界。
その幸せを享受し、佐々木の友人を奪った世界。それをお前は望んだんだろう?」
ハルヒ「………………」
キョン「なのに、だ。お前はSOS団をまた戻そうとした。答えろ、ハルヒ。お前は…………」
ハルヒ「問答無用。これでハッキリしたわ。あんたは、私から全てを奪うと。」
キョン「……………」
ハルヒ「キョン、あんたからSOS団を取り戻す。」
…………閉鎖空間は、ハルヒの空間だ。あのカビたマッチョに殺されて終わりだろう。
キョン「(終わりか。すまん、古泉。朝比奈さん。長門。朝倉。……………佐々木。)」
………その数瞬後………
ハルヒ「あが……………ッ!あああああッ?!」
ハルヒの絶叫に、俺は目を開けた。
そこには………乱れる黒髪………そして、手にはコンバットナイフ…………
朝倉「キョンくんを傷つける事は、許さない。」
にこやかに笑い、朝倉はハルヒの背中からナイフを抜いた。
倒れ伏すハルヒ。
朝倉「止めを刺すわ。死ねばいいのよ。あんたは皆を苦しめる。」
ナイフを振り下ろす朝倉。
ハルヒ「うぎぃっ………!」
朝倉「痛い?ゆっくりと味わうといいわ。」
朝倉は、天使のような微笑みを見せた。
朝倉「それがあなたの感じる、人生で最期の感覚だから。」
――――――――――――――――――――

朝倉ノーマルエンド1『朝倉といえばナイフ』

732 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 17:19:24 ID:vuRL3ibw
コンテニュー?

『2』票にて。
A 語られなかった一週間から
B 佐々木述懐の後の協力要請から
C 栞を閉じる(一旦終了)
>>718のノーマルエンド分岐から

733 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 17:27:35 ID:Bxz6qyo6


734 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 17:29:46 ID:veT7x4k+
B

735 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 17:36:11 ID:jE17ewBA


736 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 18:14:05 ID:EQuk7Hlw
B

737 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 18:44:42 ID:vuRL3ibw
B 佐々木述懐の後の協力要請から

――――――――――――――――
長門「(ループを終わらせられるのは、SOS団再結成。しかし…………)」
そこに辿り着くのは、困難極まるだろう。
キョンはともかく、古泉、朝比奈は絶対にハルヒと関わりたがらないだろう。
この世界は、神に捨てられた者の世界でもあるのだ。

長門「私一人では不可能。外部からの協力を申請したい。」

自分も、ハルヒとはあまり関わりあいたくない。
SOS団は、今は名前こそないが、ここに存在している。ただ、創始者がいないだけ。ハルヒが佐々木となり、キョン達がいる。
長門にしてみると、観測でなく自分から関わり合う大切な集団だ。

長門「(私がコンタクトを取れる人間は………)」

『2』票にて。
A リュカ
B お久し振りですね、主人公
C アルゴス
D サウザー
E 至郎田正影
F ナージャ
G その他

738 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 18:48:37 ID:xrrfq6Fs


739 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 18:49:18 ID:EQuk7Hlw
A

740 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 18:56:33 ID:veT7x4k+
A

741 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 19:05:51 ID:???
ローズマリー辺りを呼んで来てトラウマ抉り出して精神崩壊させるのが最上では

と思ったが間に合わなかった

742 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 19:19:31 ID:vuRL3ibw
A リュカ

グランバニア王、リュカ。
あの荒みきった環境でもまともに生き、魔物とすら心を通じ会わせる男。
長門「…………彼ならば、古泉一樹、朝比奈みくる、涼宮ハルヒの心を解きほぐせるはず。」
それに、仮に戦闘になったとしても、リュカならば天蓋領域のイントルーダーに後れを取らないだろう。

――――――――――――――――
リュカ「ああ、構わないよ。王宮で書類整理も少し飽きていたんだ。」
長門「…………………」
二つ返事。長門はグランバニア王国の行く末に不安を覚えた。
ビアンカ「リュカ、旅に行くの?」
リュカ「ああ。」
フローラ「なら行きましょうか。」
デボラ「そうね。」
長門「…………………」
長門は、無数の冷や汗をかいた。
リュカならば、まだギリギリ高校の制服が似合うだろう。
しかし。女性陣はフローラでギリ、ビアンカは亭主にコスプレさせられるお母さん、デボラに至っては風俗だ。
長門「…………………」

『2』票にて。
A フローラに同行願う
B ビアンカに同行願う
C デボラに同行願う
D リュカだけでいい

743 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 19:34:26 ID:QMZAg3yQ
A

744 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 19:36:45 ID:EQuk7Hlw
A

745 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 19:49:06 ID:vuRL3ibw
A フローラに同行願う

フローラ「さすが、お目が高いですわ♪」
ビアンカ「ぐぬぬ。」
デボラ「腹黒が…。」
火花飛び散る三人。
長門「あなた達には、これを着てもらう。」
帰りたい。長門は心底思った。

『2』票にて。
A リュカに光陽園の学ラン、フローラに北高校のセーラー
B リュカに北高校のブレザー、フローラに光陽園のブレザー
C 二人に北高校の制服
D 二人に光陽園の制服

746 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 20:14:41 ID:QMZAg3yQ
B

747 :森崎名無しさん:2012/10/19(金) 20:25:33 ID:Bxz6qyo6


748 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 20:56:23 ID:???
B リュカに北高校のブレザー、フローラに光陽園のブレザー

長門「依頼は、リュカは私と同じ県立北高校に潜入し、古泉一樹、朝比奈みくるの心を解きほぐす事。
フローラには、私立光陽園学院にて涼宮ハルヒと接触し、彼女の同行を私に報告して欲しい。
期限は一週間。」
リュカ「そうかー。久しぶりにヘルナンデスくんにも会いたいなぁ。」
長門「彼は、現在ポーランドにいる。週末にはイタリアにいるはず。」
リュカ「帰りにイタリア行こうかな。さて、行くか。」
――――――――――――――――
フローラ「グランバニア王国から短期留学しました、フローラですわ。ウサギ小屋でなく教室に案内して頂きたいんですが?」
………かつてのハルヒの自己紹介に匹敵する、フローラの自己紹介。こういう事態に目のないハルヒは、即刻食い付いた。

谷口「外見だけならSランクなんだけどな……」
国木田「もう、谷口は………。」
谷口「あーあ。ったく。何か違和感あんだよなぁ。国木田とくっちゃべりながら、もう一人誰かいたようなよぉ。」
国木田「確かにね。…………やったらネガティブな奴で………」
谷口「そうそう!会話はつまんねぇんだけどよ、何か…………。」
二人は溜め息をついた。
谷口「だべんのも楽しいんだけどよ………なーんか足りねぇんだよなぁ。」
国木田「まぁねー………男友達でだべるのも、何かね。」
谷口「けっ。彼女ありは言うこと違うな。」
国木田「谷口だって、阪中さんと最近仲良いじゃないか。」
二人は、溜め息をつく。
キョンがいたらなぁ。
そう二人は無意識に同時に考え………その瞬間に頭から考えが消えた。

749 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 21:31:12 ID:???
フローラは、元々の性格もあり、すぐにハルヒと打ち解けた。
外見は令嬢。しかし内面はゴミ以下。底意地の悪さは、ハルヒをして引くくらいだ。
フローラ「ねぇ、ダイスさん、私の事が好き?それとも大好き?」
橘「うわぁ……」
九曜「性格――――激――――悪。」
藤原「最悪だ…………!」
チンチロリンで小銭を巻き上げられた橘、藤原。
機関の調査員を差し向けた橘だったが…………

フローラを見張る調査員。フローラは顔をしかめ、追跡に来ていた調査員を逆に追い詰めた。
フローラ「おいたはいけませんことよ?目的はお金かしら?それともわたくし?
まぁどちらにせよ、これから死にゆくあなたに関係はありませんが。」
フローラは懐からモーニングスターを取り出した。

フローラ「脳奬ブチまけろッ!」

ゴパンッ!
路地裏に、エグい音が響き渡った………。瀕死になれば回復させられ、また殴打される地獄絵図。
調査員が、精神崩壊するまでその永久機関は続いた………。

フローラ「一人で来るなんて、全くアマチュアですわねぇ。わたくしは優しいから、命までは奪わずに勘弁してあげますわ。
貧乏人のビアンカさんや、お姉さまが相手じゃなくてよかったですわねぇ。
ビアンカさんなら丸焼き、お姉さまならミンチでしたわよ?
………あら?聞こえてませんの?態度がよろしくありませんわ。もう少しお仕置きが必要ね。」

橘「(な、何者なの?あの腹黒は………!)」

※ウチのフローラさんは、いたスト仕様です。

750 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/19(金) 21:54:20 ID:vuRL3ibw
本日はここまでにします。
フローラ無双になりそうな悪寒が………w

751 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 07:43:48 ID:???
ループ乙でした(^q^)

うーんこのぐう畜ぶり…www
ルドマンさんサイドの教育のせいなのか
天空の血の為せる業なのか…

キョンは1万数千回に渡るループの結果、
非凡極まりないサッカー選手になるおそれがw

752 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 08:30:40 ID:???
修道院で一体何を学んできたのかわからないよな。この仕様のフローラは。
心の清さとはなんだったのかw

753 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 09:10:14 ID:???
>>751
乙感謝です!

フローラの、いたスト、\でのぐう畜ぶりときたら…………w
多分、天空の血でしょうねw

確かに、このままループを繰り返すと、怪物誕生ですねw
今の能力でもCBに不安のある、きらめき高校あたりならば、不動のレギュラーでしょうしw

>>752
フローラ「修道院って、体力勝負ですわよ?モン・サン・ミッシェルみたいなところでしたし。
第一が、修道院でお金を稼ぐ方法なんて、身体売るしかないですからねぇ。わたくしは除外でしたが、周りは辛い事に……。
信仰じゃパンは食べられませんわ。心の清さ?ぶっちゃけアリエナーイ!ですわ!」
なんて妄想してみましたw

同じ頃、リュカは追手を捕縛していた。
リュカ「困ったなぁ……………。フローラは無事だろうか。」
なるだけ怪我はさせたくはないが、こうした手段に打って出られたら、そうは言ってられない。
それに。自分に何かあれば、デボラ達が黙っているとは思えない。
リュカ「参ったなぁ。何とかするしかないかぁ。」
リュカは、追手の回収を待つ事にした。相手への挑発を兼ねた様子見だ。
話がわかる奴が来ればいい。そうでなければグランバニア王として、危険を排除せざるを得ない。

リュカ「……………来たみたいだね。」
森「……………………」

754 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 09:16:58 ID:lfEZJN6A
先着一名様で。
★森の状態 ! card ★

JOKER…落ち着きを取り戻していた。
ダイヤ…リュカに頭を下げた。+ハート
ハート…リュカに機関について説明した。
スペード…リュカに襲い掛かった!
クラブ…リュカ「血の臭いがする。」森「…………………」
クラブA…nice boat.

755 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 09:17:42 ID:???
★森の状態 クラブQ

756 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 09:25:25 ID:lfEZJN6A
★森の状態 クラブQ ★
クラブ…リュカ「血の臭いがする。」

リュカ「…………血の臭いがする。君、人を殺ったのかい?」
森「…………………」
リュカは、森の目の高さに自分の目を持っていく。
森「…………………」
森は…………次第に落ち着いていく気持ちを感じた。
リュカ「どうしたんだい?よかったら、聞かせてもらえるかな?」
森「……………………」

先着一名様で。
★古泉の運命 ! zange ★
JOKER…虫の息
クラブA…バッドエンド確定

757 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 09:26:37 ID:???
★古泉の運命 *クラブA*

758 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 09:27:51 ID:???
古泉…綺麗になったばっかりに

759 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 10:02:14 ID:???
★古泉の運命 *クラブA* ★
クラブA…バッドエンド確定

古泉が転校したらしい。
長門や朝倉に聞いても、何も教えてくれない。
俺は、すっきりしない気持ちのまま自宅に帰った。佐々木も一緒だ。
……見覚えのない手紙がある。この汚い字は…………
キョン「古泉ッ!?」
佐々木「?!」
俺は、手紙を見た。

『キョンくん。
あなたがこの手紙を読んでいるということは、何らかの理由で僕はもう、あなたのそばにいないのでしょう。
既に知っているかも知れませんが、涼宮さんの力により消滅させられつつあったあなたを救う為、僕は僕に出来る限りの事をしました。
………神に逆らうなんて、今考えたら無謀だったのですが………。
キョンくん。僕は後悔はしていません。あなたという親友に巡り会え、そして長門さん、朝倉さん、朝比奈さん、佐々木さんと巡り会い、
神に捨てられたこの世界で、僕は、生まれて初めて僕でいられたと思います。

あなた達に出逢えて良かった。涼宮さんに逆らった後悔は、微塵もありません。

お気付きかも知れませんが、この世界はループしています。あの夏休みのように。
僕はあなたが、このループを終わらせられる鍵であると信じています。
どうか心のまま、行動して下さい。僕は、いつでもあなたを見守っています。

あなたの親友 古泉一樹』

…………手紙を読み終わった俺は、泣いた。ただ、泣いた。いくら泣いても、涙は尽きなかった。
余談だが……この日、俺は佐々木を初めて抱いた。鍵である俺と、扉である佐々木との結び付きが強くなり…
ハルヒは、力に飲み込まれて消えた。

760 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 10:35:21 ID:???
………ループが終わり、長門が俺に古泉の訃報を教えてくれた。
俺は、涙を流さなかった。奴は、そんなのを望んでいない。奴の望みは、俺達が普遍的な生活を過ごす事だ。

だから、俺は泣かない。

佐々木は能力を封印した。長門、朝倉、朝比奈さんはそれぞれの場所に帰った。佐々木は……俺の側にいる。
舞い散る桜の中………………佐々木の手を握り、俺は歩き出した。

―――――――――――――――――
佐々木「くっくっ。まさかキョンがこの難関大に上がるとはね。」
キョン「努力だよ。苔の一念、岩をも通すっていうだろ!」
佐々木「くっくっ。」
そっ、と佐々木がもたれかかる。………いかん。昨日も一緒にいたのにな。
佐々木「リビドー全開の中悪いが、行くぞ、キョン。」
キョン「どこだよ?」
佐々木「何やら楽しそうな新規電波サークルがあってね。試しに見に行こうじゃないか。」
佐々木が、いたずらっぽく笑う。佐々木がこんな顔をする時は……間違いなく何かある。

まさか――――――――

そこの講義室には、長身のアルカイックスマイルを浮かべた男と、本を読む少女、黒髪の少女、愛らしい少女………
そして佐々木団がいた。

「入団希望者?ああ、私は団長の―――――――」

バッドエンド『いつかまた、巡り来る春の日』

761 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 10:49:21 ID:lfEZJN6A
長門「状況を整理する。現在判明した、このループから逃れる条件。」

1…SOS団再結成
2…キョンと佐々木の繋がりを強くする(能力譲渡含む)

長門「そして逃れられない条件」

1…ハルヒの能力

長門「判明しているのは、これだけ。…………彼の能力アップロードの後に、再開する…………」

先着三名様で。
★ドリブル 40 + ! dice
パス 39 + ! dice
シュート 39 + ! dice ★
★パスカット 44 + ! dice
ブロック 43 + ! dice
クリア 40 + ! dice ★
★習得フラグ ! waza ★

762 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 10:49:58 ID:???
★ドリブル 40 + 6
パス 39 + 2
シュート 39 + 3

763 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 10:52:59 ID:???
★パスカット 44 + 6
ブロック 43 + 4
クリア 40 + 5

764 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 10:58:20 ID:???
★習得フラグ フライングドライブ

765 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 11:15:12 ID:lfEZJN6A
★ドリブル 40 + 6 =46
パス 39 + 2 =41
シュート 39 + 3 =42★
★パスカット 44 + 6 =50
ブロック 43 + 4 =47
クリア 40 + 5 =45★
★習得フラグ フライングドライブ ★

コンテニュー

『2』票にて。
A 語られなかった一週間から
>>754から
C 栞を挟む(一旦終了)
>>718のノーマルエンド分岐から

766 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 11:48:21 ID:VLMg5TyM


767 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 12:06:54 ID:JBbEWT9E
A

334,114,914週位させて、バレージ越えを目指そう(提案)

768 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 12:36:16 ID:???
>>767
特殊スキルがないだけで、現在の能力で、既に超高校クラスですからね……
あまりにループさせると、バレージどころか、人を越えてしまいますねw

A 語られなかった一週間から

キョン「月曜日か。あー、ダルい………」
教室に座る。今日は、長谷川が嫁さんに会いに行くらしく、部活は休みだ。
ったく、試合前にいい気なもんだぜ。
古泉「おはようございます。」
キョン「おはよう、古泉。」
ま、授業を受けて、あとは帰るだけだ。文芸部室に行って、将棋盤使って古泉と竜王戦もいいな。
佐々木は月曜日は塾だし、今日は久々に男同士の語らいといくか。
キョン「古泉、お前、放課後ヒマか?」
古泉「ええ。最近久しく遊んでないですし、どうです?文芸部室で将棋でもしますか?県立北高認定、竜王戦としゃれこみましょう。」
古泉は笑顔で応える。
佐々木「将棋か。いいなぁ。僕もやりたいな。………塾があるし、残念ながら時間的に無理なんだけどね………」
佐々木が机に突っ伏す。
キョン「長門、放課後部室借りていいか?」
俺の声に、長門は……
長門「可能。ただし推奨はしない。あなたと古泉一樹が二人で将棋を指す時、古泉一樹目当ての女生徒達が現れやすい。そして…………」
長門は、ゴミを見る目で俺達を見た。
長門「部室にて猥談されるのは敵わない。性的欲求を私に向けられる危険性を考慮すると、私は部室を使わせたくない。」
キョン「う………」
古泉「んっふ………」
佐々木「ほう。」
朝倉「へー。」
………朝倉達の視線が痛い。

769 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 12:51:24 ID:lfEZJN6A
佐々木「くっくっ。親友のよしみだ。聞き流してやろうじゃないか、キョン。」
わかったから黙れ、親友。
朝倉「長門さんが怯える位の猥談って、一体何を話したの?」
長門「性的嗜好。古泉一樹は年上好み。彼はムグっ」
長門の口を押さえる。オーケーわかった。光の早さで理解した。文芸部室を使うなって事だろう?
長門の口を押さえる俺。端から見たら………

変質者

なんだろうな…………。

佐々木と朝倉から制裁を受け、痛む身体を引き摺りながら俺と古泉は………

先着一名様で。
★竜王戦 ! card ★
JOKER…自宅にて開催
ダイヤ…階段の踊り場にて開催
ハート…教室にて開催
スペード…渡り廊下にて開催
クラブ…文芸部室にて開催
クラブA…長門宅にて開催

770 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 12:56:05 ID:JBbEWT9E
★竜王戦 スペード8

何週で人間辞めるんですかね……(興味)

771 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 13:20:18 ID:???
>>770
このままいくと、全てのエピソードを見る頃には………w

★竜王戦 スペード8 ★
スペード…渡り廊下

渡り廊下にいた。
4月で寒いが、まぁいいだろう。野外で指す将棋もまた一興だ。
―――――――――――――――――
キョン「王手。」
古泉「んっふ。」
―――――――――――――――――
竜王戦は、俺の勝利に終わった。女生徒がギャラリーにいたが、皆、古泉目当てだ。いいんだよ、気を使わなくて………。

古泉「さーて、帰りますか………。ファミマでも行きますか?」
二人で伸びをして、欠伸を噛み殺す。ファミマでおでんを買い、近くの公園で腰を下ろす。
ここいらはカップルのメッカらしいが、まぁ気にしたら負けだな。うむ。
確か中学時代に、ここに佐々木とも来たんだよな。もう一人いたような気がするが、思い出せん。
どっかの青春ドラマのロケがあり、確かこの近くの木に愛と友情を誓い合ったんだよな。
それで佐々木と…………んー…………もう一人いたんだが。まあいいか。

キョン「古泉、昔、ここでテレビのロケがあったらしいぜ。」
古泉「ほう。テレビですか。」
キョン「ああ。近くの木に、俳優達が永遠の愛と友情を誓ったらしい。」
古泉「はぁ。………なら、僕達も誓いますか?永遠の愛でも。」
キョン「やめろバカ。」
古泉「冗談ですよ、冗談。あなたとの友情ならば、既に心に誓っていますので。」
古泉はニコリと笑う。
キョン「…………ったく。お前みたいにしていたら、さぞモテるんだろうな。」
古泉「いえいえ。」

772 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 13:43:17 ID:???
古泉「…………さて、そろそろ帰りますか。ここはカップルのメッカですし、あらぬ誤解はごめんです。」
キョン「だな。んじゃ、明日な。古泉。」
不自然にならないよう、彼を誘導した。彼は帰宅中、サイクロプス隊に護衛されている。手出しは無理だろう。
………近くにいる。機関の人間と………
古泉「……………涼宮ハルヒ…………」
口に出して驚いた。自分が想像以上に彼女を快く思わないことに。
古泉「(沸々と騒ぐものがありますね。)」
この公園で、キョンは消されかけた。彼女は悪くない、悪くないはずなのに…………
対面した瞬間…………自分が抑えきれなくなるのは、目に見えていた。

腕を組み、幸せそうな彼女。初々しいカップル。

ただそれだけの為に、あなたは彼を………!

僕は、彼女が通り過ぎるのを待った。義憤などではない。これは…………
古泉「(………憎悪、ですね。)」
ハルヒ「ねぇ、あんた。」
声をかけられているのが、自分だと知り、僕は顔を上げた。そこには………やはりあの顔がある。
ハルヒ「待ち合わせなら悪いんだけど、どいてくれない?いい加減座りたいのよ、私。」
古泉「……………それはすみませんね。」
僕は、なるだけ顔を見ないように立ち上がった。そして歩き出す。
この辺りには、機関の関係者がいるのだろう。ストレス発散にお付き合い願いますか。
歩き去る僕に……背後から声が刺さる。
ハルヒ「…………あんた、私に会った時ない?」
古泉「存じませんね。」

773 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 14:00:16 ID:lfEZJN6A
僕はそう言うと、闇に消えた。
古泉「(彼女は、思い出しつつある。)」
全て今更だ。今更、何もかも…………遅すぎる。
機関の関係者を叩きのめした後、今回の責任者を聞いてみる。その名前を聞き………僕は目を閉じた。

古泉「…………いるんですよね?森さん。」
公園の闇の中。僕は想い人の名を呼ぶ。
森「古泉……………」
森さんの手には、鉈。僕も彼女の事は言えない。僕だって最低の男だ。
森「ねぇ、死んで。」
瞳に力を感じない。森さんは……泣いている。
機関の重責に押し潰されそうになりながら、涼宮ハルヒの行動を知りながら、彼女に味方せざるを得ない自分に………。
僕は……………何回この人に殺されかけたんだろう。何回この人を愛したんだろう。
僕は……………

『2』票にて。
A 抱き寄せる
B 逃げ出す
C 戦う
D 謝る


774 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 15:22:09 ID:???
※ヒント※
今ルートは、何を選んでもSATUGAIエンドは無しです。
最大の被害者はキョンを含めたSOS団メンバーですが、ハルヒもまた、ある意味被害者です。

出掛けます。更新は後程。

775 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 17:32:43 ID:fHrbMUR+


776 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 17:39:28 ID:EoE37cjs


777 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 18:09:40 ID:fHrbMUR+
Aに変更します

778 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 20:02:53 ID:lfEZJN6A
A 抱き寄せる

退路はない。僕は、僕のやった事に責任を持つ。
森「あ…………」
一瞬、森さんの身体が強ばるのがわかった。
………抵抗はなかった。
森「こい………ずみ……………ぃっ!」
しゃくりあげ、泣き出す森さん。
古泉「………………」
応える代わりに、強く、強く抱き締める。
森さんは、耐えてきた。森さんだって年頃の女性なのだ。当たり前に幸せを夢見て、当たり前に誰かを愛して…………
自分の選択は、間違っていたのか?
鍵を犠牲に、何もかも忘れてこの人と過ごすべきだったのか?いや、森さんを連れて逃げるべきだったのか?
鉈が落ちる。
涼宮ハルヒを責める資格は、僕にはない。いや、元々なかったんだ………。
森さんに何も告げず、彼と行動を共にすると決めた時点で、僕は………涼宮ハルヒ以下の選択をした。
あらゆる責任から逃げ出し、自分の責任から目を反らした。僕は、あの女以上の馬鹿野郎だ。
森「古泉…………」
どの位、こうしていただろう。森さんは、僕を見詰めてきた。
古泉「…………」
僕がかける言葉は……………

『2』票にて。
A 「次に会う時は、容赦しません。」
B 「機関を抜けてください。」
C 言葉をかける資格などない。無言で立ち去る
D 「機関に戻ります。」
E 「愛しています。これからも、ずっと。」
F その他

779 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 20:10:02 ID:VLMg5TyM


780 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 20:13:26 ID:3ltmc6P+
C

781 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 20:25:56 ID:???
キョンがキョニキになってまう…(アカン)

782 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 20:48:57 ID:JBbEWT9E
C

キョンくん!
334ループして、プロに行こう!(提案)

783 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 20:54:50 ID:???
ループして強くなるって、それその分だけラスボスも強くなるワルプルギス理論じゃねーの?w

784 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 22:16:37 ID:???
>>781
(アカン)
>>782
一番伸びる一年をループしまくりですから、チートですねw
>>783
ラスボス自体がいませんw

C 言葉をかける資格などない。無言で立ち去る

古泉「…………………」
僕は森さんから身を離した。森さんもわかったのだろう。僕は、何も言う資格などない事を。森さんは、ただ、僕の頬を撫でる。
森「…………泣かないで。」
僕は泣いてなんか………………。パタパタ、と音を立てながら涙が溢れる。………僕は、泣いているようだ。
森「…………古泉……………………あんたには、機関から暗殺の命令が出ている。荒川も田丸にも………貴方を殺させない。」
森さんは、僕の目を見て………きっぱりと言った。
森「貴方は、私が殺す。」

………やはり、こうなるしかないのですね………。

決定的な訣別。今、僕は機関の敵に完全に回った。
森「さようなら。」
森さんが去っていく。僕も、背を向ける。
森「…………出来るなら…………」
古泉「………………」

森「…………私に、機関を裏切るからついてこい、と言って欲しかった……………。」

その言葉に、僕は振り返るが………………森さんの姿は既に無かった。
古泉「……………………誓いますよ。貴女以外に、この首はくれてやらない、と。」
僕の目の前には、機関の人間達がいた。やれやれ。センチメンタルに浸る暇もありませんね………。

785 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 22:27:39 ID:lfEZJN6A
先着一名様で。
★出会うのは ! card ★
JOKER…オンドゥルルラギッタンディスカー!!
ダイヤ…キョン
ハート…佐々木
スペード…朝倉
クラブ…ダディャーナザァーン!!
クラブA…ハルヒ

786 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 22:28:19 ID:???
★出会うのは ハート5

787 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 23:09:46 ID:???
★出会うのは ハート5 ★
ハート…佐々木

機関の人間を片付け、古泉が帰路につこうとした時、キミドリさんが騒ぎだした。この騒ぎ方は………
キョン、または佐々木だ。

佐々木「やあ、古泉くん。」
古泉「ああ、佐々木さんですか。」
顔中ボコボコ、そして服もボロボロ。そして涙の跡。何があったか、佐々木は一目で察した。
佐々木「…………損な役回りだ。」
古泉「………………そう、ですね。」
古泉は、荒事において相手に殴らせるような事はない。それは相手が機関の人間でもだ。
しかし、今回は………相手に散々に殴らせた。そうする事により、心の痛みが軽くなる気がしたからだ。
佐々木「せっかくだ。少し治療をしよう。それでは明日に差し支えるだろう。」
古泉「お言葉に甘えますよ。身体中痛くて仕方がないですから。」
近くのベンチに座る。佐々木は古泉の頬にオキシドールを塗った。
古泉「貴女なら、傷を治す事も出来るでしょうに。」
佐々木「くっくっ。僕はそんなに野暮じゃないよ。君にとって名誉の負傷じゃないか。」
古泉「敵いませんね。」
ある程度の治療が終わる。佐々木は、ベンチの後ろの木を指差した。
佐々木「この木を知っているかい?」
古泉「………先程、彼から聞きましたよ。」
佐々木「そうか。なら、話は早い。」
佐々木は、木を見た。
佐々木「この木はね、僕と国木田くんとキョンの友情を誓った木なんだ。」
古泉「…………………」
佐々木は、目を細めた。

788 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 23:36:10 ID:???
佐々木「昔話になるけど、僕は………この木にまつわる話が好きでね。三人で、友情を誓った時は嬉しかったよ。」
古泉「………………」
佐々木の目は、過ぎた時間を懐かしむものだったが、暫くすると剣呑なものに変わった。
佐々木「今では、裏切りの象徴だが。」
佐々木は、そう吐き捨てると下を見た。
佐々木「………古泉くん。僕は、ある意味、涼宮さんよりも罪深い。」
古泉「…………え?」
佐々木は、下を向いたまま呟いた。
佐々木「僕はね、力を意識する前から、キョンと繋がりあう事をずっと願った。思春期の乙女にありがちな、甘ったるい願望さ。」
古泉「………………」
佐々木「察しのいい君なら判るだろう?それがどんな結果を招いたか。」
古泉「……………!」
ハルヒがキョンに不信感を抱いた時。佐々木の力はキョンに向いた。つまりは……………
佐々木「僕は涼宮さんからキョンを奪う積もりはなかった。ただ、彼との繋がりがあれば、それで幸せだったんだ………」
古泉「………………!」
最悪のタイミングで、最悪の出来事が起きた。不幸な事故である。
古泉「不要となった鍵は、新たなる扉に呼ばれた。そして、その鍵は…………………作り替えられる事なく、新たなる鍵となった………」
なんて事だ、と古泉は天を仰いだ。
佐々木「結果、鍵が作り出したものは、鍵に渡った。僕達が消滅を免れた理由として………仮説を立てると、こうなる。」
古泉「…………なんて…………ことだ…………!」
古泉は、唖然とした。

789 :森崎名無しさん:2012/10/20(土) 23:55:03 ID:???
古泉「なんてことだ…なんてことだ…」

790 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/21(日) 00:07:57 ID:V9T99FGk
佐々木「更に仮説を立てるとすると………真に力があるのは、鍵なんだと考えている。
考えてみてくれ。僕にしろ涼宮さんにしろ、鍵がなくては力が安定して発揮出来ない。
涼宮さんは、ジョン・スミス。僕は、キョン。扉に合わせ、鍵は作れても、力の源は一つの鍵だ。」
古泉「!」
佐々木「つまりが、今の涼宮さんの限界が、新たなる鍵と出会った時。
それ以前に鍵が作り出したものは、彼女から離れていく運命だったんだ。
長門さん、朝倉さん、古泉くん、朝比奈さん。
この4人は、ジョン・スミスによって引き合わされた。となれば、そうも解釈出来るわけだ。」
古泉「……………そう、だったんだ……………僕は……………一体、何を…………」
古泉の目から、涙が落ちる。
古泉「……………………ッ!」
佐々木は、目を反らし、耳を塞いだ。古泉の号泣が、あまりに悲痛なものだったからだ。
必死に声を押し殺し、頭を抱え…………。
古泉は、ただ泣いた……………。

※本日はここまでにします。
ハルヒが悪役過ぎて、キョンがぐう畜過ぎてもうね…………。
力の自覚あるだけに、佐々木のほうが、より一層質が悪いという捉え方もあるわけですが……。
しかし、ここまで古泉をまともに書く日が来るとは。ホ泉の予定だったのに、どうしてこうなったw

791 :森崎名無しさん:2012/10/21(日) 00:10:21 ID:???
>>789

「佐々木さんに力を最初から渡しておけば、こんな事にはならなかったのに」(ヒヒーン

乙でした

792 :森崎名無しさん:2012/10/21(日) 00:39:29 ID:???
>791
ハルヒ「黙れ素人が!
私はSOS団を作りたいんじゃない、【頑張りセービング】を晒したいのよ!
さあみくるちゃん、校門ジョイナスするわよ!」


これだけエンドレスエイトがあるなら古泉が「裁くのは僕のスタンドですッ!!(ふんもっふ)」
とか言ってスタープラチナ発動させるルートとかありそうで怖いです…

793 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/21(日) 05:10:13 ID:V9T99FGk
>>791
乙感謝です!
まぁ、最悪の可能性という事で。あと、報われなかった本編佐々木補完を私なりに。

>>792
ハルヒちゃん的なノリの、ギャグループも面白そうですね。
シリアスは、楽しいんですが、書いているとキャラクターに感情移入してしまい、ダメージが………w

『2』票にて。
A 普段ホ泉とか言われてんだし、救い位やろうぜ?>>778からのグッドエンドのコンテニューでさ。
B ホモに女はいらぬ!明日だ、明日!長門!長門!

794 :森崎名無しさん:2012/10/21(日) 05:19:06 ID:UJ+UY2k6
B

割と救われて無いですかね古泉君。
いや、原作だと機関とSOS団に挟まれて恋愛する自由すら…

795 :森崎名無しさん:2012/10/21(日) 05:43:34 ID:tmg3fT0M

森さんへの愛に生きたっていいじゃない

796 :森崎名無しさん:2012/10/21(日) 05:52:12 ID:DROEs736
A

797 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/21(日) 11:44:28 ID:???
A 普段ホ泉とか言われてんだし、救い位やろうぜ?>>778からのグッドエンドのコンテニューでさ。

佐々木さんと別れた後、恥ずかしい話だけど、僕は涙が止まらなかった。
誰も悪くない。悪いのは――――――――僕だ。
何もわかっちゃいなかった。森さんの気持ちも。機関の皆が、今まで僕のマークを緩くしていた理由も。
散々な気持ちで、僕は家に帰りついた。
もう、何もしたくない。倒れるように布団に入ったが……………僕は、何かおかしな空間に入っていた。
――――――――――――――
何もない空間………。響くのは、キミドリさんの声だ。
キミドリさん「これは、緊急脱出プログラム。」
古泉「緊急……脱出プログラム?」
僕は、目の前にいるバルーンドックを見た。
キミドリさん「全く、普段賢い子に限って、いざとなるとダメダメですねぇ。」
古泉「割りますよ?」
キミドリさん「ジョークですよ、ジョーク。極上の笑顔で殺害予告は止めてください。」
…………かなりくだけた人(?)柄のようだ。
キミドリさん「とりあえずは、現状としては私達としてもヤバいんですよねぇ。誰かさんが、後先考えないで機関に喧嘩ふっかけて。」
古泉「………………」
キミドリさん「ぶっちゃけると、皆殺しエンド寸前。絶賛バッドエンド進行中なんですよ。」
キミドリさんは、僕の前に座る。
キミドリさん「まぁ、というわけで、特例なんですが………緊急脱出プログラムです。」
古泉「……………?」
キミドリさん「ま、決めるのはあなた次第。今から3時間前に行って、
森さんとのバッドコミュニケーションを、パフェコミュに変えようってわけですよ!」

798 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/21(日) 17:43:59 ID:???
古泉「……………はぁ。」
パソコンを前に力説するバルーンドック。それを聞く僕。端から見たら、さぞかし異様な光景だろうな。
キミドリさん「というわけで、スイッチを入れるにはこのパソコンのエンターキーを。そうでない場合は、違うキーを。
なお、このプログラムは、24秒後に消滅します。」
古泉「……………はい?」
キミドリさん「あ、10秒経ちましたね。あと14、13、12…………」
考える暇なしですか!この底意地の悪さは、間違いなく朝倉さん似だ!
僕は、慌ててエンターキーを押した。

キミドリさん「…………あ、まだお決まりのセリフ言ってませんでしたね。」
やたらと勿体つけ、キミドリさんは、口を開いた。

キミドリさん「ready?」

readyもなにも………既に起動しているでしょうに………。
…………そんな事を思いながら、僕の意識は消えていった…………。

…………ここは、公園……………。
前から、泣きながら歩んでいる女性がいる。この人は………………見間違えるはずがない。

古泉「森さん。」

森さんは、一度、身体が跳ねた。そして、僕を見ると、信じられないものを見た、といわんばかりに泣き出した。
森「…………なんで?あんた、なんで?」
古泉「んっふ。………答える前に、森さんが向こうに行くからですよ。」
森「……………………」
一瞬だけ、森さんは昔の森さんの表情を見せた。………嬉しい時の、はにかんだ顔。僕が、恋した表情。
しかし、森さんはすぐに表情を戻した。
森「古泉。言ったはずよね。貴方は機関の敵だと。」
古泉「重々存じてますよ。」
僕は、森さんの前に立った。

799 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/21(日) 18:10:37 ID:V9T99FGk
古泉「森さん。」
森「何よ。無警戒も過ぎるんじゃないの?私のナイフは、あんたを射程距離につけているのよ?
それに、スナイパーだっている。あんた、わざわざ死にに来たの?」
脅しではない。周りには殺気が漂っている。
古泉「嫌ですね。僕の思いを告げて、貴女に返事を頂けるまでは、死にたくはないです。」
森「はぁ?古泉、あんた頭大丈夫?」
古泉「ええ。こんなに冷静な気持ちは、生まれて初めてです。」
…………余裕?あるわけがないでしょう?
ただ、本心からの言葉を告げるだけでいい。
森「………上司だったよしみで、少し聞いてあげるわ。答えなさい。」
古泉「わかりました。では。」
大きく息を吸い込む。こんなバカな真似をするとは、我ながら思わなかった。きっと、あの親友の悪影響だろう。

古泉「愛しています。森さん。」

森さんは………唖然茫然。
茂みから物音がし、走り去る音が聞こえる。
森「あ、あ、あんたね…………!あんた…………!いい、私はあんたを殺すのよ?」
古泉「そこまで愛して頂いて、ありがとうございます。」
森「だから、私があんたを………」
古泉「愛の告白にしか、僕には聞こえません。」
森「……………………」
森さんは、真っ赤になり、口をパクパクさせている。
僕は………森さんを抱き締めた。抵抗などなく、森さんは僕にされるがままだ。
考えてみたら………森さんは、最大級の愛情表現をしていたんだ。

※出掛けます。更新は、出来たらやりたいです。

800 :黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/22(月) 08:10:21 ID:???
僕は自分で殺す。誰の手にかけたくない位に思う相手。歪んではいますが、これは一種の愛ですね。
愛の反対は無関心。現在のキョンくんと涼宮さんの状態……いえ、面識が無くなっているだけに、そんな関係ではありませんか。
森さんが、いや、機関の皆が僕を本心から嫌うならば、今頃僕は棺桶にいるだろう。
そして、佐々木さんの仮説を信じるならば……今、機関は……………
古泉「……質問があります。機関は、今……組織に乗っ取られた状態なんですか?」
森「…………………」
無言………つまりは肯定だ。
古泉「佐々木さんが、面白い仮説を聞かせてくれましてね。幾つか思い当たる節があるんですよ。
機関としては、キョンくんから国木田くんに鍵が変わるだけで、キョンくんが消滅するのを黙認する方針だった。
しかし、『新しい鍵』になった時点で、組織の人間が台頭した。
僕の離脱もあり、機関は組織に対抗出来ず、組織に組み込まれた。
閉鎖空間ならともかく………森さんが護衛にいる事自体が、考えられない事ですから。」
森「……………当たりよ。機関の皆は、昔の記憶を引き継いでいる。だから………貴方の裏切った理由も知っている。」
森さんは、僕の身体をぎゅっ、と掴む。
森「皆、貴方についていきたかったのよ。私も………新川も、田丸兄弟も…………」
………僕は、本当に馬鹿なんだな。自分の考えだけで突っ走って、後の事を何も考えちゃいなかった。
古泉「森さん………。すみませんでした。」
その言葉に…………森さんは泣き崩れた。

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