キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
1 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/07/25(水) 23:41:56 ID:bpgysf+M
本作は恋愛SLG『みつめてナイト』を基にした二次創作です。
騎士の時代が終わりつつある南欧は架空の小国、ドルファン王国。
戦火の迫るこの国に傭兵として降り立った東洋人、森崎有三の体験する
波乱万丈の三年間を描きます。
140 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/02(木) 10:23:44 ID:???
右に移動
敵2が今の場所に留まっても森崎隊は攻撃出来ますし、多分敵2は森崎隊を狙う可能性が高いと思います。
ヤング隊と連携して敵2を倒したいですね。
ヤング隊が戦闘する時には鉄壁をかけときたいです。
この後の戦闘はきつくなると思いますが出来るだけヤング隊の損害を減らさないと戦争にならないと思います。
141 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/02(木) 10:31:38 ID:???
右に移動
多分敵2は森崎隊を狙う可能性が高いと思います。
ヤング隊と連携して敵2を倒したいですね。
ヤング隊が戦闘する時には鉄壁をかけときたいです。
この後の戦闘はきつくなると思いますが出来るだけヤング隊の損害を減らさないと戦争にならないと思います。
142 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/04(土) 14:47:00 ID:???
ご回答ありがとうございます。
それでは早速、
>>138
の選択については……
>>141
さら ◆KYCgbi9lqI様の回答を採用させていただきます!
堅実な運用ですね。
最低限の損害で敵2は撃破できるでしょう。
CP3を進呈いたします。
143 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/04(土) 14:48:57 ID:???
***
・右に移動、ヤング隊に『鉄壁』
「東……だな。この距離だと追いつかれる可能性はあるが……引き剥がさなきゃ何もできねえ」
「ん? 敵はヤング教官の隊とやり合ってるんじゃないのか?」
「相手だって馬鹿じゃねえ。俺らを放っておいたら全体の被害が拡大するだけだからな」
苦い顔で言う森崎。
敵がこちらの射程にいるということは、向こうからすれば攻撃範囲に近いということでもある。
「全員、覚悟はしておけ! 突っ込んできたら弓を捨てて迎え撃つ!」
命を下した、そのときである。
***
*イベント発生
***
144 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/04(土) 14:50:37 ID:???
「報告します!」
「どうした!?」
飛び込んできた斥候の血相を変えた様子に、森崎が眉根を寄せる。
「左翼の味方部隊、壊滅した由! 騎士団は本隊が前進を開始しました!」
「なにィ!?」
と驚いてはみたものの、しかし左翼の兵数差は明らかであり、突撃を開始した時点で
壊滅すること自体は想定の範囲内である。
問題は、その早さであった。
「予想より早えな……くそ、もう少しくらい粘れねえのかよ!」
「このまま放っておいたら包囲されるね〜」
「どうする、モリサキ……?」
「……俺らはカネで雇われた傭兵だ。お国のために最後まで命を張る義理はねえ」
森崎の言に、周囲が目を見開く。
目配せの末、代表するようにジェトーリオが進み出た。
「撤退? ヤング隊長と相談しなくていいの〜?」
「詳しいことはこれからだ。とりあえず向こうも状況は掴んでるだろうしな、一旦早馬を」
言いかけた、森崎の耳に入ってきたのは一人の傭兵の驚いたような声である。
「お、おい、アレを見ろ!」
「……?」
声を発した男の周囲に、ざわめきが広がっていく。
怪訝そうに目をやった森崎が、瞠目した。
145 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/04(土) 14:51:43 ID:4nCjssxY
「……!?」
遥か視界の果てから、土煙が上がっている。
大軍勢の、前進であった。
「なんだ、ありゃあ!?」
「援軍か!? どこの部隊だ!」
混乱したように口を開く傭兵たち。
左翼からこの戦場へと迫るのは、まったく想定していない第三の部隊である。
次第にその全容を明らかにしていくその軍勢の、土煙の向こうの旗印を見たネイが、叫ぶ。
*ドロー
第三勢力は → ! card
※ ! と card の間のスペースを消してカードを引いて下さい。
結果によって展開が分岐します。
スペード・ハート→「黄金の馬……噂のトロサ騎士団、か!?」
ダイヤ・クラブ→「猛る牡牛の旗印……!? 後詰の第五大隊か!」
146 :
◆W1prVEUMOs
:2012/08/04(土) 14:52:44 ID:???
第三勢力は → ! card
147 :
◆W1prVEUMOs
:2012/08/04(土) 14:53:47 ID:???
第三勢力は →
クラブ9
148 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/04(土) 15:52:51 ID:???
【リドロー】
第三勢力は →
ハート9
149 :
◆9OlIjdgJmY
:2012/08/04(土) 17:54:58 ID:???
【代理消費】
>>148
CP1
150 :
:2012/08/06(月) 00:15:40 ID:???
151 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 18:10:42 ID:???
***
スペード・ハート→「黄金の馬……トロサ騎士団、か!?」
ネイが確認した旗印。
それはドルファン西部に位置する自治都市、トロサから馳せ参じた騎士団のものであった。
「トロサ騎士団……領主の息子が陣頭指揮を取ってるとかいう、あの部隊か。
名前は確か、エル……エル・シド……なんだっけか」
一瞬だけ首を捻った森崎が、しかしそれどころではないと悟ったか、すぐに頭を切り替えて呟く。
「しかし連中は全体の左翼を担っていたはずだろう、それがどうしてこんなところに……?」
森崎の驚愕をよそに、駿馬を象る旗を掲げた軍勢は見る間にこの戦場へと雪崩れ込んでくる。
しかし奇妙なのは、その勢いと方向だけではなかった。
最初に気付いたのは、誰だったであろうか。
「おい、あいつら……どんだけいるんだ?」
「百……二百……、まだ増えてくぞ!?」
丘を駆け下りてくるその軍勢は、一部隊や二部隊という規模ではない。
大隊、という単位で括られる、それは数の兵団である。
「お……おいおい、嘘だろ……」
誰かが呆然と呟くのを、森崎もまた同じ気持ちで耳にする。
152 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 18:11:43 ID:???
「五百……いや、千近くいるみたいだね……」
「それ、あいつらのほとんど全軍って話じゃないのか!?」
ジェトーリオが言うのへ、ネイが常の悪態すら忘れて訊き返している。
圧倒的なその数に混乱していたのは、何も敵ばかりではなかった。
「左翼の全軍が……本隊の目の前を突っ切って、こんなところに現れたってのか……?」
「畜生! どうなってんだよ、この戦は!」
「何が起こってんだ、なあ、隊長さん!?」
口々に叫ぶ男たちの問いに、森崎は答えない。
答えられない、というのが正しかった。
しかし、それを顔に出すわけにはいかない。
指揮官の混乱や不安は、瞬く間に隊全体へと伝染する。
敵を目の前にしてのそれは即ち、自ら死神を寝床に招き寄せるに等しい。
「―――落ち着け!」
故に、森崎はそれだけを口にする。
内心をおくびにも出さないよう細心の注意を払いながら、顔だけはふてぶてしく。
「連中がどういう意図でこっちに首を突っ込んで来たのかはわからねえ……だが、気にすんな!
どうあれ俺たちのやることに変わりはねえんだ、今は目の前の敵だけを見てろ!」
寸分の迷いもないといった様子を、上手く演じられただろうか。
鎧下にじっとりと染みた汗は、暑さのせいではなかった。
153 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 18:13:00 ID:iCfff7uM
*チェック
(魅力・評価)判定
目標値【12】 → ! numnum
※ ! と numnum の間のスペースを消して数値を出して下さい。
シーン難易度『110』−(魅力+評価*2)を目標値とし、目標値以上の値が出れば成功。
00が出た場合は難易度にかかわらず成功となります。
結果によって展開が分岐します。
成功→ 森崎の演技が成功。部隊は落ち着きを取り戻す。
失敗→ 森崎の演技は失敗。部隊は混乱に陥る! (攻撃ダメージが80%、防御ダメージが120%になります)
154 :
源氏
◆rLDAH8Hy8Y
:2012/08/06(月) 18:13:31 ID:???
目標値【12】 →
77
155 :
傍観者
◆YtAW.M29KM
:2012/08/06(月) 18:18:31 ID:???
エル・シド……ああ、「お前こそが聖剣(エクスカリバー)」とかそういう……(大間違い
156 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 18:38:32 ID:???
>>155
LCは名作でした。主に魚座がカッコ良かったところとか!
***
成功→ 森崎の演技が成功。部隊は落ち着きを取り戻す。
静寂が降りたのは、一瞬だった。
「……そうだな、モリサキの言う通りだ」
ぽつりと誰かが漏らすと、その声はまるで水面に広がる波紋のように、輪となり鎖となっていく。
「まあ、まさか僕たちを攻撃してくるわけじゃないだろうしね〜」
「皆、俺たちは俺たちの戦いをするぞ!」
「おう!!」
どうやら、即興芝居は観客の心を掴むことに成功したようだった。
内心で胸を撫で下ろしながら、森崎が矢継ぎ早に指示を出す。
「よし! まずは隊列を組み直せ! 正面の敵から目を離すな!
それから伝令、ヤング大隊長に早馬だ! そら、動け! 動け!」
***
157 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 18:39:33 ID:???
***
味方援軍が現れました。
能力は以下の通りです。
味方援軍:トロサ騎士団
兵数:1000/1200/部隊数:2
味方4 トロサ1
騎500/600、練度50、士気40(エル・シド・ピエール)
部隊パッシブスキル:
ギャロップ
(指揮下の騎兵および弓騎兵の移動力を+1する)
指揮Lv1
(1ターンに複数のアクティブスキルが使用可能になる。また指揮下にある全ユニットの士気を
毎ターン+5する)
指揮Lv3
(自身及び移動指示フェイズ時点で周囲2マス以内に存在する全味方ユニットに対し攻撃ダメージ120%、
防御ダメージ80%、移動+1の補正。このスキルは同様のスキルと効果が重複する)
黄金のカリスマ
(アクティブスキル使用時の練度低下を常に-10する。ピエール固有スキル)
158 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 18:40:34 ID:???
味方5 トロサ2
馬500/600、練度50、士気40(ナポレオン)
部隊パッシブスキル:
ギャロップ
(指揮下の騎兵および弓騎兵の移動力を+1する)
※援軍出現後のマップは以下となります。
ttp://www39.atpages.jp/msaki/iriha5-2.png
***
159 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 18:41:35 ID:???
***
・移動処理
味方4……スキル使用『流星 ※1』。スキル使用『指揮Lv2 ※2』(対象は味方5)。スキル使用『ヒット&アウェイ ※3』。
東へ移動。射程内に敵影! (ヒット&アウェイ発動中、残り移動力4)
味方5……スキル使用『キャノン ※4』。合同スキル使用『エッフェルアタック ※5』。
東、東、東へ移動。会敵! (ヒット&アウェイ発動中、残り移動力3)
敵1……南東、南東へ移動
敵2……南東、南東へ移動。会敵!
敵3……南西、南西へ移動
敵4……南西、南東へ移動
敵5……北西へ潰走
自軍2……スキル使用『鉄壁』(対象は自軍1)。東へ移動。射程内に敵影!
自軍1……南東へ移動。会敵!
味方1……北西、北西へ移動
※1 このターン、指揮下にある全ての弓騎兵に対し攻撃ダメージ130%、射程+1、移動+1の補正。練度消費30。
※2 このターン、指揮下にある任意の一部隊に対し攻撃ダメージ150%、防御ダメージ70%、移動+2の補正。練度消費25。
※3 このターン、指揮下の全騎兵・弓騎兵に対し、攻撃後に移動力が余っている場合に再移動できる効果。練度消費10。
※4 このターン、自身に対し攻撃ダメージ150%、移動+2の補正。練度消費15。
※5 ターン終了時にピエールおよびナポレオンの指揮するニ部隊が健在の場合、当該二ユニットは
そのターンの移動値分だけ再度移動する。その際、敵ユニットに攻撃することはできない。練度消費25。
160 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 18:46:11 ID:???
***
その戦場には今、千の騎兵を従える男がいた。
黄金の髪を靡かせるその青年を、エル・シド・ピエールという。
「―――行くぞ、ナポレオン」
呟いて愛馬に鞭を入れた瞬間、遠く離れた場所で一人の男が頷いている。
やはり黄金色の髪を、こちらは短く刈り込んだ男の名は、ナポレオン。
「おう、ピエール」
互いに呼び合う二人の、しかし声の聞こえたはずもない。
合図を出したわけでもない。
それでも、男たちの間には確かに通じ合う、呼吸があった。
「これが俺たち―――」
「―――トロサ騎士団だ!」
ほとんど魔術的な精緻を以て、二つの部隊が動き出す。
***
161 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 18:47:20 ID:???
***
◎戦闘処理(NPC)
味方4 vs 敵3
味方4 トロサ1
騎500/600、練度0、士気40(エル・シド・ピエール)
の射撃!
[兵種20+練度0]*[兵数比8.33]*[指揮Lv3 1.2]*[流星1.3]=259.896
兵数与ダメージ259、士気与ダメージ51
敵3 第三大隊3
馬 60/100、練度50、士気22
は反撃できない!
結果:
味方4 トロサ1
騎500/600、練度0、士気40(エル・シド・ピエール)
敵3 第三大隊3
馬 0/100、練度50、士気0 *全滅
***
※全滅のため、敵3の移動はキャンセルされます。
※ヒット&アウェイ発動、味方4は戦闘後に南東、南東、南東、南東へ移動。
162 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 18:48:32 ID:???
***
◎戦闘処理(NPC)
味方5 vs 敵4
味方5 トロサ2
馬500/600、練度10、士気40(ナポレオン)
の突撃!
[兵種25+練度1]*[兵数比6.25]*[指揮Lv3 1.2]*[キャノン1.5]=292.5
兵数与ダメージ292、士気与ダメージ58
敵4 第三大隊4
歩 80/100、練度50、士気26
の突撃!
[兵種20+練度5]*[兵数比1]*[敵指揮Lv3 0.8]=20
兵数与ダメージ20、士気与ダメージ4
結果:
味方5 トロサ2
馬480/600、練度10、士気36(ナポレオン)
敵4 第三大隊4
歩 0/100、練度50、士気0 *全滅
163 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 19:18:31 ID:???
***
※全滅のため、敵4の移動はキャンセルされます。
※ヒット&アウェイ発動、味方4は戦闘後に南東、南東、南東へ移動。
***
正しく、電光石火の出来事である。
それは戦というものを長く知る者であればあるほどに、信じ難い光景であった。
欧州最強を謳われるヴァルファバラハリアンの、鉄の統率を安々と打ち砕いたのは
圧倒的な機動力と、火力である。
常識では考えられぬ距離から放たれた矢は、まるでその鏃に猟犬の牙を宿してでもいるように
正確にヴァルファの兵たちの頭上に降り注ぎ、盾を割ってその頭蓋を粉砕した。
その後ろから突撃した騎兵隊は、文字通り瞬く間に平原を横断し、何一つ対応させぬまま敵陣を蹂躙。
ありとあらゆる命を狩り尽くした暴風は、しかしそこにすら留まらない。
一瞬の交錯を終え戦場を駆け抜けた騎馬の群れは、日が高く登る頃には、常であれば丸一日はかかろうかという
距離を走破していたのである。
その戦場に立つすべての男たちに戦慄を与えながら、黄金の馬の旗印は風にはためいていた。
***
164 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 19:21:36 ID:???
***
「……冗談だよな?」
夢から醒めたように呆然と、ネイが呟く。
「はは……何あれ。バトゥのタタール軍? それともアレキサンダー大王のマケドニア?」
引き攣ったように笑うのはジェトーリオである。
いずれも伝説と化した軍勢の名を挙げるその口調は、冗談じみた色を帯びさせることに失敗している。
彼らの眼前で展開されたのは、それほどに非現実的であった。
誰に話したところで酔漢の戯言と、あるいは戦場帰り特有の誇張に満ちた武勇伝と一笑に付されるような、
そんな荒唐無稽な精強を彼ら、トロサ騎士団は見せつけていた。
しかし、
「―――浮き足立つな!」
腹の底に響くような一喝は、森崎だった。
165 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 19:22:40 ID:???
「前を見ろ! 俺たちの敵は左翼じゃねえ! 正面だ!」
「……!」
「そ、そうだ……!」
ハッと我に返る傭兵たちの手に、既に弓は持たれていない。
代わりにその手にあったのは各々の得物と盾である。
「騎兵がすぐに突っ込んでくるぞ! 気を抜いてる場合か!」
言った森崎もまた長剣を抜き放ち、馬から降りて戦闘態勢を整えている。
この先に待つのは、今までのような一方的な射撃ではない。
刃と刃、穂先と穂先を突き付け合う乱戦である。
その足元には、死が口を開けて愚かな戦士を待っていた。
「前衛、盾構え! 密集して絶対に抜かせるな!」
***
166 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 19:23:47 ID:???
***
◎戦闘処理
敵2 vs 自軍2
敵2 第三大隊2
馬 82/150、練度50、士気17
の突撃!
[兵種25+練度5]*[兵数比1]+[
6
]=
167 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 19:24:53 ID:iCfff7uM
敵2 第三大隊2
馬 82/150、練度50、士気17
の突撃!
[兵種25+練度5]*[兵数比1]+[6]=36
兵数与ダメージ36、士気与ダメージ7
自軍2 傭兵大隊2
弓150/150、練度0、士気50(森崎有三)
の突撃!
[兵種10+練度0]*[兵数比1.82]*[地形0.9]+[! dice]=
※! と dice の間のスペースを消して判定して下さい。
168 :
◆9OlIjdgJmY
:2012/08/06(月) 19:27:20 ID:???
[兵種10+練度0]*[兵数比1.82]*[地形0.9]+[
4
]=
169 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 19:43:27 ID:???
自軍2 傭兵大隊2
弓150/150、練度0、士気50(森崎有三)
の突撃!
[兵種10+練度0]*[兵数比1.82]*[地形0.9]+[4]=20.38
兵数与ダメージ20、士気与ダメージ4
結果:
敵2 第三大隊2
馬 62/150、練度50、士気13
自軍2 傭兵大隊2
弓114/150、練度0、士気43(森崎有三)
***
170 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 19:45:04 ID:iCfff7uM
***
*死亡判定
対象(ヴァルファ第三大隊2 部隊長)
損耗率 58%、目標値【8】 → ! numnum
※! と numnum の間のスペースを消して判定して下さい。
目標値以上で判定回避。
目標値未満が出た場合は対象キャラクターが死亡します。
***
171 :
傍観者
◆YtAW.M29KM
:2012/08/06(月) 19:46:31 ID:???
対象(ヴァルファ第三大隊2 部隊長)
損耗率 58%、目標値【8】 →
14
172 :
◆9OlIjdgJmY
:2012/08/06(月) 19:56:52 ID:???
ナイス引き!
CP3、EP5を使って
>>171
を10減算します。
173 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/06(月) 20:03:10 ID:???
sage
174 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/06(月) 20:04:34 ID:???
減らせるんだ。
175 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/06(月) 20:09:51 ID:???
【代理消費】
>>172
CP1 EP2
176 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 20:20:02 ID:???
>>175
はい、【数値加算】はダイスの数値をプレイヤー有利になるように
加算もしくは減算することが可能となっています。
名称がわかりづらくて申し訳ありません。
当初は【数値加減算】としていたのですが、見た目も語呂も良くないため
現在の名称に変更しております。
***
※指揮官死亡(ドルファン第四大隊2)
それを不運と、人は云うだろう。
一塊の大鎚となって敵に突撃した、その一瞬。
薄い盾を粉砕し、並べられた槍の穂先を躱した男が、次に見たのはどこまでも青い空と、
そして己に向かって振り下ろされようとする刃である。
馬から振り落とされたのだと男が気付いたときは、既にその鎧の隙間から突き込まれた刃が、
臓腑を深々と抉っていた。
「か、ふ、ぁ……」
漏れた息は濡れている。
せめて一矢を報いようとした手は、ついに敵の黒髪には届かず、地に落ちた。
***
177 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 20:21:32 ID:???
***
「ぐ……」
「うぅ……痛ぇ……畜生、腕が痛ぇよ……」
呻き声が谺する。
ある者は傷を押さえて地に伏せり、ある者は流れ出す血に濡れた手を天へと掲げ、
そしてまたある者は体ごと奇妙な形に捻じれて最早二度と動くこともない。
「被害状況を確認! 点呼急げ! 動ける奴は負傷者に手を貸してやれ!」
森崎自身、前衛の盾が藁葺きの如く吹き飛ばされるのを目にした直後からの記憶が曖昧である。
眼前に迫る巨大な軍馬の蹄を避け、振り下ろされるランスから必死に身を逸らし、
目についた馬の脚に剣を叩きつけながら泥の中を這いずり回って、眼前に落ちてきた敵兵に刃を突き立て、
そうしている内に気が付けば交錯は終わっていた。
「クソ……ッ!! 何人やられた!?」
「三十、いや、もっとか……その内のいくらかは、もう……」
掠り傷を布の切れ端で縛りながら、ネイが答える。
主を失った敵の軍馬の嘶きが、男たちの荒い息と呻き声の間を縫うように響いていた。
振り払うように首を振った森崎に近づいてきたのは、ジェトーリオだった。
「このままやられっぱなしじゃ、ないよね〜?」
「ああ、今度はこっちの番だ……! 俺の隊に手を出したこと、後悔させてやる……!
全員、敵が戻る前にここを離れるぞ! 連れの仇を討ちたきゃ遅れるな!」
大声で指示を出す森崎の目は怒りと憎悪とに爛々と輝いている。
戦場という病に冒された者の、それは瞳であった。
そして病は、生き延びたすべての者に、感染する。
***
178 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 20:22:34 ID:iCfff7uM
***
◎戦闘処理
自軍2 vs 敵2
自軍2 傭兵大隊2
弓114/150、練度0、士気43(森崎有三)
の射撃!
[兵種20+練度0]*[兵数比1.83]*[地形0.9]*[陣形崩壊 2]+[! dice]=
※! と dice の間のスペースを消して判定して下さい。
179 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/06(月) 20:26:09 ID:???
[兵種20+練度0]*[兵数比1.83]*[地形0.9]*[陣形崩壊 2]+[
4
]=
180 :
傍観者
◆YtAW.M29KM
:2012/08/06(月) 20:29:56 ID:???
あ、自分で引いといてなんですが敵将なんだから殺したほうが良かったか。
間に合うのならば【代理消費】
>>172
CP1 EP2
181 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 20:46:56 ID:???
>>180
はい、代理消費の期限は24時間以内ですので問題ありません、承りました。
***
自軍2 傭兵大隊2
弓114/150、練度0、士気43(森崎有三)
の射撃!
[兵種20+練度0]*[兵数比1.83]*[地形0.9]*[陣形崩壊 2]+[4]=69.88
兵数与ダメージ69、士気与ダメージ13
敵2 第三大隊2
馬 62/150、練度50、士気13
は反撃できない!
結果:
自軍2 傭兵大隊2
弓114/150、練度0、士気43(森崎有三)
敵2 第三大隊2
馬 0/150、練度50、士気0 *全滅
***
182 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 20:47:57 ID:???
***
血と泥とに濡れた矢が、嘶く軍馬の喉元を目掛けて飛び、その太い首を貫く。
どうと倒れる馬から投げ出された兵に、傭兵たちが集って刃を突き立てていく。
命乞いをするように伸ばされた手を、巨大な槌が叩き潰した。
必死に後退りしようとする足を、鎌が大地に縫い止めた。
叫ぶ喉を、短剣が切り裂いて、ようやく一人の敵が死ぬ。
それは原初の狩りである。
効率など知ったことではない。
要領など考えるまでもない。
ただ目の前の獲物の息の根を止め、己が命の糧とする。
それだけの、行為である。
***
※全滅のため、敵2の移動はキャンセルされます。
※敵2が全滅したため、自軍1の戦闘がキャンセルされます。
183 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 20:49:42 ID:???
***
スキル『エッフェルアタック』発動。
味方4、味方5が再移動します。
味方4……南東、南東、南東へ移動。撤退……。
味方5……南東、南東、南東へ移動。撤退……。
***
「進行方向の敵軍殲滅を確認。想定通りだな。……王室への義理立てはもう充分だろう。
このまま後退する、全軍に通達」
伝説に謳われるような用兵を見せた青年、若きトロサ伯の嗣子が指揮杖を振り上げる。
かん、かん、と。事前に決められた通りに甲高い鐘の音が響き、指令が瞬時に行き渡っていく。
「わかってるぜ、ピエール。ジジイどものつまらん見栄で、大事な兵をこれ以上消耗させられねえからな。
……こいつらは俺たちの夢のために鍛え上げてんだ」
一糸乱れぬ動きで進軍を開始する五百の人馬を見た男、ナポレオンがそう呟くと傍らの兵に
顎をしゃくってみせる。
頷いた兵が、やはり鐘を鳴らして後退を知らせるのだった。
***
184 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 20:50:58 ID:???
***
「なにィ!? あいつら……まだ動くのか!?」
「ていうか、後退していくよ〜?」
左翼には既に敵影がない。
この戦場に於いて、残る敵は正面の本隊のみである。
前進すれば、トロサ騎士団の持つ圧倒的な数と機動力で揉み潰すのは容易と見えた。
しかし、黄金の馬の旗は見る間に遠ざかっていく。
「……改めて言いたいんだが、あれ、何だったんだ?」
「さあな……」
ネイの疑問にも、森崎は答える言葉を持たない。
左翼を切り裂いた嵐は、現れたときと同じように幻の如く吹き抜け、消える。
***
・ターン5 終了
***
185 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 20:52:12 ID:???
・ターン6(二日目、昼)
◎マップ提示
ttp://www39.atpages.jp/msaki/iriha6.png
自軍:
自軍1 傭兵大隊1
馬108/150、練度30、士気43(ヤング・マジョラム)
自軍2 傭兵大隊2
弓114/150、練度0、士気43(森崎有三)
味方:
味方1 第四大隊1
馬100/100、練度5、士気50(カイル・コーツ)
敵軍:
敵1 第三大隊1
馬200/200、練度50、士気50(疾風のネクセラリア)
敵5 第三大隊5
歩 22/150、練度50、士気7 *
186 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 20:56:31 ID:iCfff7uM
・ターン6 行動指示フェイズ
***
「よし、残るは敵の本隊だけだな……ここは他の部隊と歩調を合わせるべきか?
ヤングのおっさんもいきなり突っ込むってことはないだろうしな」
考え込む森崎の纏う革鎧は、返り血を吸い込んでじっとりと重い。
長かった戦も、大詰めを迎えようとしていた。
***
自軍2の行動方向を選択して下さい。
現時点でユニットがいるマスも指定可能ですが、移動処理フェイズ時に進行方向にユニットがいる場合は
移動がキャンセルされますので注意して下さい。
またアクティブスキルを使用する場合にはこの時点で指定して下さい。
その際【行動理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。
期限は『8/6 24:00』です。
187 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/06(月) 20:58:04 ID:???
******
といったところで、一旦ここまでとさせていただきます。
あまり重要な局面ではないため、期限を短く設定させていただいておりますので
ご注意下さいませ。
お付き合い、ありがとうございました。
それではまた、次回更新にて。
188 :
◆9OlIjdgJmY
:2012/08/06(月) 21:20:33 ID:???
>>175
、
>>180
ありがとうございます。
左へ
本隊と合流したいので前進はしたくないから。
189 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/06(月) 21:34:14 ID:???
左上に移動
ヤング隊が突っ込むとは思えませんが突っ込んだ場合の事を考えてこの位置に移動したいです。
190 :
Q513
◆RZdXGG2sGw
:2012/08/06(月) 21:55:48 ID:???
左上に移動
ある程度詰めておきたい。弓兵は1歩ずつだから
191 :
見てる人
◆S/MUyCtQBg
:2012/08/06(月) 23:23:00 ID:???
左上へ移動。
なにはともあれ、味方の近くへ。
192 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/07(火) 03:30:45 ID:???
皆様、ご回答ありがとうございます。
それでは早速、
>>187
の選択については……
>>190
Q513 ◆RZdXGG2sGw様の回答を採用させていただきます!
弓兵は移動力がウィークポイントの一つです。
その点に触れていただいた回答を採用とさせていただきました。
CP3を進呈いたします。
また次点として同様に左上への移動を提示していただいた
>>189
さら ◆KYCgbi9lqI様、
>>191
見てる人 ◆S/MUyCtQBg様にもCP1を進呈いたします。
>>188
敵が左上から来ていますが、実はヘックス制のマップですと、この状況で左へ移動しても
敵との距離はあまり変わらないですね。
問題は次ターンの位置取りでしょうか。
193 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/07(火) 03:32:02 ID:???
***
・左上に移動
「よし、今日中に第一分隊と合流するぞ。準備ができ次第、移動を開始する!」
この戦、夜明けと同時に大勢が決する。
そんな予感を胸に、森崎は隊列を取りまとめるのだった。
***
・移動処理
敵1……南東、南東へ移動。
敵5……北西へ潰走。
自軍2……北西に移動。
自軍1……動きませんでした。
味方1……北東、北東へ移動。
***
・ターン6 終了
***
194 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/07(火) 03:33:31 ID:???
・ターン7(二日目、夕方)
◎マップ提示
ttp://www39.atpages.jp/msaki/iriha7.png
自軍:
自軍1 傭兵大隊1
馬108/150、練度30、士気43(ヤング・マジョラム)
自軍2 傭兵大隊2
弓114/150、練度0、士気43(森崎有三)
味方:
味方1 第四大隊1
馬100/100、練度5、士気50(カイル・コーツ)
敵軍:
敵1 第三大隊1
馬200/200、練度50、士気50(疾風のネクセラリア)
敵5 第三大隊5
歩 22/150、練度50、士気7 *
***
195 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/07(火) 03:34:32 ID:???
・ターン7 行動指示フェイズ
***
「……ねえ、本隊が突っ込みすぎてない?」
「向こうだって待っててもジリ貧だってのはわかってんだろ。黙って歩けカミキリムシ」
ジェトーリオが言うのへ、いつもの悪態混じりで答えるネイ。
しかしその先は、いつもとは異なる流れとなった。
ジェトーリオが、更に言い募ったのである。
「そうじゃなくてね、ネイくん」
「黙れ、つってんだろマイマイカブリ!」
「……こっちの本隊のことか?」
二人の会話にぼそりと割って入ったのは森崎だった。
周囲に敵影のない今、再び鞍上の人となっているその姿を見上げて、ジェトーリオが頷いた。
「そ。あそこじゃちょっと危ないよね?」
「……下手すりゃ、夜を待たずに突撃かましかねねえな」
と、手元の簡易的な地図と遙か左方、現在は戦場のほぼ中央でこんもりと小高い丘林となっている辺りに
布陣している本隊とを交互に見やる森崎。
「じゃあ、あいつらがやられたら……」
「右翼総崩れ。まあ、俺たちの負けだな」
「お、おい、大丈夫なのか!?」
慌てたように言うネイに、森崎が眉間に皺を寄せて答える。
196 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/07(火) 03:35:33 ID:???
「大丈夫だ……と、ヤングのおっさんは言ってきてる」
「……? どういうことだ?」
「理由はわからんが、敵本隊は必ず俺たち傭兵隊に向かってくるだろう、とさ」
「なんだろうね〜」
口々に問いかけてくる周囲の男たちへ肩をすくめてみせる森崎。
「ま、何にせよ第一分隊は今日の内には仕掛けねえと言ってきてる。
若干前進はするが、そこで夜営するってよ。でまあ、肝心の俺たちだが……」
***
自軍2の行動方向を選択して下さい。
現時点でユニットがいるマスも指定可能ですが、移動処理フェイズ時に進行方向にユニットがいる場合は
移動がキャンセルされますので注意して下さい。
またアクティブスキルを使用する場合にはこの時点で指定して下さい。
その際【行動理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。
期限は『8/7 23:00』です。
197 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/07(火) 03:37:46 ID:393H8gKw
******
自軍内での行動順は任意に設定可能です、といったところで
本日の更新はこれまでとさせていただきます。
夜遅くまでのお付き合い、ありがとうございました。
それではまた、次回更新にて。
198 :
Q513
◆RZdXGG2sGw
:2012/08/07(火) 20:31:16 ID:???
左に移動。移動順はヤング隊→森崎隊
ヤング隊は「今日の内には仕掛けない」なら左か左上に一歩移動、と予想
ならそれについていくかたちで。はぐれると直接攻撃を受けるかもしれないし
199 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/07(火) 20:41:35 ID:???
その場で待機
ヤング隊が左か左上に一歩進むと思います。
相手に次のターンで相手に突撃出来ない様に次のターンで攻撃出来る様にこの場で待機します。
200 :
◆9OlIjdgJmY
:2012/08/07(火) 22:22:48 ID:???
その場で待機
相手に隣接される危険を避けるため。
また、念のため森の中をキープしておきたい。
201 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/08(水) 19:37:11 ID:???
皆様、ご回答ありがとうございます。
それでは早速、
>>196
の選択については……
>>199
さら ◆KYCgbi9lqI様、
>>200
◆9OlIjdgJmY様の案を採用させていただきます!
非常に難しい選択ですが、分隊長としての判断は「直接攻撃を受けるリスクを避ける」で一致しましたね。
ただ、第一分隊に所属しているトニーニョの安否には気をつけてあげて下さい。
CP3を進呈いたします。
>>198
左への移動では先制の射撃が可能ですが、次ターンで先行する敵の動き方次第では
第一分隊と同時に隣接される危険もありました。
その場合は計算上、どちらの隊にも死亡判定が発生します。
ただ……敵本隊を「殲滅」するには、おそらくそのリスクを負うよりなかったでしょう。
202 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/08(水) 19:38:35 ID:???
***
・その場で待機
「……俺たちは、ここで夜営する。準備しろ」
「え……?」
そう告げた森崎の言葉に、目端の利く幾人かが眉をひそめる。
傍らのネイもまた、その一人であった。
「おいモリサキ、もうちょっと進めば相手が射程に入りそうだぜ……?」
「……何度も言わせんな。ここで待機だ」
話を続ける意思はない、とばかりに突き放した森崎が、下馬すると手近な木に手綱を結わえ始める。
その背にネイが噛み付いた。
「待てよモリサキ! まだ日が沈むには間があるし、先に少しでも削っておかなきゃ
先行してるヤング教官やトニーニョたちが……」
「ネイくん」
言い募るネイの肩を、ジェトーリオが引く。
その手を煩わしげに振り払ったネイが、尚も続けようとする。
「お前は黙ってろ! おい、聞いてるのか、モリサキ―――」
「ネイくん」
今度の制止は、奇妙に静かな響きを帯びていた。
これまでに聞いたことのないジェトーリオの声に、ネイが思わず振り返る。
203 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/08(水) 19:39:37 ID:???
「……この戦い、勝とうと思うならネイくんの言う通り、僕たちは進むべきだと思うよ」
「なら……!」
「だけどね」
ジェトーリオが、その黒い肌を歪めて、薄く笑む。
「相手がいなくなる頃には、そうだな、僕たちは二人に一人も生き残っちゃいないだろうね」
「……!」
「いま射かければ、敵の狙いは僕たち第二分隊になる。ゴロフは、パルラスは、チェルマークはどうなった?」
淡々と挙げられるのは、先の交戦で斃れた戦士たちの名である。
「僕はネイくんにそうなってほしくないし、モリサキもそう考えた。
勿論、誰かの骸の上に勝ちを拾うのが僕たちの生業だ。誰も死なずに済むなんて、思っちゃいない。
だけどね……? いま、僕たちがその『誰か』になる必要は、ないと思うよ」
その表情に悲壮はなく、ただ薄笑いだけが浮かんでいる。
思わず、ネイがその胸倉を掴んだ。
204 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/08(水) 19:40:39 ID:???
「お前……!」
「やめろ、ネイ」
止めたのは森崎である。
外したばかりの、蒸れて湯気の立つ鞍を片手に、ネイを見据える。
「ジェトーリオ、勝手に悪役になろうとするんじゃねえ。そいつは俺の役割だ」
「……」
「俺は分隊長として、最適と信じる判断をする。ネイ、お前の意見は分かった。
だから、それを踏まえてもう一度言うぜ。第二分隊はこの場に待機、夜営準備。
……以上だ」
踵を返す森崎。
背に刺さる舌打ちを甘受するのも、職責の内であった。
***
205 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/08(水) 19:42:10 ID:???
「……第二分隊、追従してきません。現状で待機する模様です」
「そうか」
伝令の報告を受けたトニーニョが告げるのにも、ヤング・マジョラムは小さく頷くだけである。
「宜しいのですか!? 督促を出した方が……」
「構わん。奴も隊を預かる男としての、熟慮の上だろうさ」
「……しかし、それでは我が隊は、」
眉根を寄せるトニーニョを片手で制して、ヤングが暮れゆく空を見上げる。
「我が隊、か。お前は少し入れ込み過ぎる。悪い癖だな」
「……」
「なあ、コンセイソン」
「……?」
「お前に一つ、頼みがある」
雲一つない茜色に照らされる古強者の、その顔に秘められた覚悟を知る者は、まだ誰もいない。
***
206 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/08(水) 19:43:11 ID:???
・移動処理
敵1……南東、東へ移動。
敵5……北西へ潰走。
自軍2……動きませんでした。
自軍1……西に移動。
味方1……北東、北東へ移動。
***
・ターン7 終了
******
・ターン8(二日目、夜)
夜間行動可能ユニット:なし
・ターン8 終了
******
207 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/08(水) 19:45:38 ID:???
・ターン9(三日目、朝)
◎マップ提示
ttp://www39.atpages.jp/msaki/iriha9.png
自軍:
自軍1 傭兵大隊1
馬108/150、練度30、士気43(ヤング・マジョラム)
自軍2 傭兵大隊2
弓114/150、練度0、士気43(森崎有三)
味方:
味方1 第四大隊1
馬100/100、練度5、士気50(カイル・コーツ)
敵軍:
敵1 第三大隊1
馬200/200、練度50、士気50(疾風のネクセラリア)
敵5 第三大隊5
歩 22/150、練度50、士気7 *
208 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/08(水) 19:46:40 ID:za6b5mhs
・ターン9 行動指示フェイズ
***
そして、決戦の朝が来る。
***
自軍2の行動方向を選択して下さい。
現時点でユニットがいるマスも指定可能ですが、移動処理フェイズ時に進行方向にユニットがいる場合は
移動がキャンセルされますので注意して下さい。
またアクティブスキルを使用する場合にはこの時点で指定して下さい。
その際【行動理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。
期限は『8/9 18:00』です。
209 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/08(水) 19:47:41 ID:???
******
といったところで、少し早いですが本日の更新はこれまでとさせていただきます。
本日もお付き合い、ありがとうございました。
それではまた、次回更新にて。
210 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/08(水) 19:56:22 ID:???
ジュトーリオの撹乱は消費練度が表示されてませんが使用可能ですかね?
211 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/08(水) 19:58:37 ID:???
>>210
はい、可能です。
現在使用可能なアクティブスキルは以下の通りです。
ネイ
所持スキル:
鼓舞Lv1(所属する部隊の士気を+10する)
ジェトーリオ
所持スキル:
撹乱Lv1(ランダムで敵一部隊の行動をキャンセルする。成功率は1/3)
212 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/08(水) 20:27:32 ID:???
左上に移動
ジュトーリオの撹乱使用します。
森崎隊の攻撃後出来るなら本隊1を攻撃させてから、ヤング隊に突撃して欲しいですね。
213 :
森崎名無しさん
:2012/08/08(水) 20:37:37 ID:???
ランダムかぁ。殲滅させときゃ良かったね。
214 :
◆9OlIjdgJmY
:2012/08/08(水) 20:39:38 ID:???
その場で待機
練度の関係で相手が先に移動してくるので、迎え撃つ形を取りたいです。
215 :
◆W1prVEUMOs
:2012/08/08(水) 21:37:33 ID:???
▲戦争のコツ
主人公たちは故国を守る兵士ではなく、あくまでお金で雇われている傭兵です。
勝てそうな戦いで評価とお金を稼ぐことを生業としています。
雇い主は傭兵を便利な駒として使い捨てようとするでしょうが、むざむざそれに従う必要はまったくありません。
強大な敵を相手に立派に討ち死にしたところで涙も拍手もなくまとめて共同墓地に放り込まれるだけですし、
そんな戦いを強いる隊長は見る見るうちに支持を失い、常に背中に気を付けなければならなくなってしまうでしょう。
そうならないよう、「勝てそうな相手に」「無理をせず」戦っていくのがこの世界での上手い生き方と言えます。
仕事は要領よく、余力を残して終えましょう。
戦争パートはこれがキモだな
戦闘になるとどんなに名有りが多く居ても【必ず】兵数ダメージを受けるので常に死亡の恐怖が付きまとう
軽めの部隊目標を達成したら即撤退するというのも賢い生き方かも
216 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/10(金) 20:20:39 ID:???
皆様、ご回答ありがとうございます。
それでは早速、
>>208
の選択については……
>>212
さら ◆KYCgbi9lqI様の案を採用させていただきます!
あらゆる可能性を検討、追求する姿勢はとても重要ですね。
CP3を進呈いたします。
>>214
はい、待機しても敵はおそらく射程に入ってきますね。
スキルを考慮しなければこの選択で問題ないかと思います。
>>215
はい、この戦争パートがチュートリアルであるというのは各種の流れを体験していただく他に、
ヤング隊の行く末から今後の戦争パートにおける傭兵隊の編成や動かし方をお考えいただければ、
というところでもあります。
GMの動かすヤング隊は、損耗率を顧みずにかなりの深追いをしています。
知略の限りを尽くし、かつ運が味方してようやく勝てるかどうかというバランスであり、
また最終的に勝利を収めるとしても何度かの死亡判定を潜り抜ける必要があったでしょう。
戦争パートにおける「大活躍」は常にそういったリスクと隣り合わせですので、
得られる評価と天秤にかけて判断していただければと思います。
217 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/10(金) 20:22:08 ID:dFLJQeq2
***
・左上に移動、ジェトーリオ『撹乱』使用。
「夜明け、か。ジェトーリオ、手はずはどうなってる」
「……そろそろ、だと思うけどね〜」
薄靄に煙る平原を見やって言う森崎とジェトーリオである。
そんな二人の様子に、ネイが怪訝な顔を浮かべる。
「……?」
*チェック
スキル成功判定
目標値【67】 → ! numnum
※ ! と numnum の間のスペースを消して数値を出して下さい。
スキル固有値を目標値とし、目標値以上の値が出れば成功。
00が出た場合は難易度にかかわらず成功となります。
結果によって展開が分岐します。
成功→ スキル発動! 対象選択へ。
失敗→ 何も起こらない。失敗したようだ……。
218 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/10(金) 20:33:05 ID:???
目標値【67】 →
48
219 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/10(金) 20:38:26 ID:???
【数値加算】
CP12を使用して数値を+20します。
220 :
傍観者
◆YtAW.M29KM
:2012/08/10(金) 20:40:12 ID:???
代理消費、CP2。
221 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/10(金) 20:42:07 ID:???
***
成功→ スキル発動! 対象選択へ。
と。
地鳴りのような音が朝の静寂を揺るがしたのは、その時であった。
立て続けに、三回。
「なんだァ!?」
驚いて音の出処へと目を向けたネイが見たのは、遥か彼方、敵陣から濛々と上がる煙である。
「……ビックリした。ホントに成功したみたいだね」
「……。よくやってくれたぜ」
ジェトーリオの言葉に若干の間を置いて、森崎が彼を労う。
目を白黒させたネイが、二人に詰め寄った。
「お、おい、お前ら、何を落ち着き払ってんだ! ……まさか、アレはお前らが!?」
「俺は何もしてねえよ。ジェトーリオが、ちょいとな」
「コイツが!?」
「まあ、ちょいと、ね。砲弾の火薬で仕掛けを」
森崎の口真似をするように言ったジェトーリオが、ネイを見てニヤリと笑う。
その顔に、ネイの表情が変わった。
222 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/10(金) 20:43:12 ID:dFLJQeq2
「……! お前、まだそんな……!」
「ま〜昔のコトはいいじゃない、ネイくん。今はそれより大事なコト、あるでしょ」
血相を変えるネイを軽くいなしたジェトーリオが、森崎の方へと向き直る。
心得ているとばかりに、森崎があえて話を続けた。
「これで敵は混乱する。昼までは動けねえだろ」
「だといいけどね……え〜っと、仕掛けが上手くいったのは……」
*ドロー
どっち? → ! card
※ ! と card の間のスペースを消してカードを引いて下さい。
結果によって展開が分岐します。
スペード・ハート→ 敵本隊は混乱に陥っている!
ダイヤ・クラブ→ 潰走する敵部隊が足を止めている!
JOKER→ 敵本隊は大混乱だ! 今日一日は動けない!
223 :
◆W1prVEUMOs
:2012/08/10(金) 20:49:40 ID:???
どっち? →
ダイヤ8
224 :
◆W1prVEUMOs
:2012/08/10(金) 20:50:47 ID:???
【リドロー】
どっち? →
クラブ8
225 :
◆9OlIjdgJmY
:2012/08/10(金) 20:51:40 ID:???
【リドロー】します
どっち? →
ダイヤJ
226 :
◆W1prVEUMOs
:2012/08/10(金) 20:54:15 ID:???
もう一回
【リドロー】
どっち? →
クラブA
227 :
傍観者
◆YtAW.M29KM
:2012/08/10(金) 20:54:49 ID:???
【リドロー】します。最近投票してないからそろそろCPきついなあw
どっち? →
ハート3
228 :
さら
◆KYCgbi9lqI
:2012/08/10(金) 21:07:23 ID:???
【リドロー】した人達のCPを1ずつ代行します。
229 :
◆9OlIjdgJmY
:2012/08/10(金) 21:21:50 ID:???
ちょっとした希望なのですが
戦争パートだけでも
「>>○○と同意見です」といった投票を解禁することはできないでしょうか?
追従した人はCP獲得なし、EPのみ獲得ということで。
いろいろ複雑ですし、戦争パート。
230 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/10(金) 22:27:08 ID:???
>>229
なるほど。
日常パートの心情などと違って、戦争パートでは同じ選択をする際に
大きく違った理由は出難いでしょうしね。
この戦争はそろそろ終わりに差し掛かりつつありますが、試験的にその運用を
採り入れさせていただきます。
231 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/10(金) 22:28:23 ID:???
また
>>229
で重要なシステム案を提示していただきましたので、CP5を進呈いたします。
***
スペード・ハート→ 敵本隊は混乱に陥っている!
「よし、狙い通りだな」
「敵の本隊はこっちの目の前で釘付け、だね〜」
「お前ら……こんな手を隠してやがったのか」
呆然と言うネイに、ジェトーリオが片目を瞑ってみせる。
「惚れ直した?」
「……やっぱお前は、どうしたってお前だよ」
渋面にもいつもの力がない。
そんな様子を横目に、森崎が停めておいた馬に馬具を付け始める。
「さて……打てる手は打った。あとは出たとこ勝負、だな。……全軍、前進準備!
敵本隊が射程に入り次第、射撃を開始するぞ!」
もしかしたら、遅きに失したのではないか。
そんな不安も、森崎の中にはある。
しかしまた同時に、それぞれの時点では最善の判断を下してきたという自負もあった。
吉凶の結果が出る時が、迫っていた。
***
232 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/10(金) 22:29:41 ID:???
・移動処理
敵1……行動をキャンセルされました。
敵5……北西へ潰走。撤退……。
自軍2……北西へ移動。射程内に敵影!
自軍1……動きませんでした。
味方1……北東、東へ移動。会敵!
***
233 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/10(金) 22:30:42 ID:???
「な……あれはモリサキ隊の仕業だと仰るのですか!?」
仮に設けられた狭い幕舎の中に谺したのは、トニーニョの声である。
「他にいないだろう。俺たちに覚えがないのなら、な」
事も無げに頷いてみせるヤング。
「この森で待ち受けるという作戦は少し先延べになったが……混乱が収まれば、
奴は再び俺たちに向かってくる。全隊に、気を緩めるなと伝えておけ」
「はい……。しかし、なぜ隊長はそこまで敵の行動を読めるのですか。まるで……」
「まるで昔からよく手の内を知っている相手のようだ、か?」
「……」
沈黙は肯定である。
「フ……俺とて、昔はハンガリアの狼と呼ばれた男だ。いくさ場には色々と断ち切れぬ縁もあるさ」
「……」
「さ、わかったら行け。モリサキたちが作った時間、無駄にするな」
「……はい」
促され、幕舎から出ていくトニーニョ。
「……断ち切れぬ、か」
故にヤングの呟きは、その耳には届かない。
「俺はこの時が来るのを願っていたのか、それとも来ないことを祈っていたのか……。
貴様はどうだ、なあ、セイルよ」
***
234 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/10(金) 22:31:47 ID:???
◎戦闘処理
自軍2 vs 敵1
自軍2 傭兵大隊2
弓114/150、練度0、士気43(森崎有三)
の射撃!
[兵種20+練度0]*[兵数比1]+[! dice]=
※! と dice の間のスペースを消して判定して下さい。
235 :
傍観者
◆YtAW.M29KM
:2012/08/10(金) 22:33:33 ID:???
[兵種20+練度0]*[兵数比1]+[
6
]=
236 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/10(金) 22:59:44 ID:???
自軍2 傭兵大隊2
弓114/150、練度0、士気43(森崎有三)
の射撃!
[兵種20+練度0]*[兵数比1]+[6]=26
兵数与ダメージ26、士気与ダメージ5
敵1 第三大隊1
馬200/200、練度50、士気50(疾風のネクセラリア)
は反撃できない!
結果:
自軍2 傭兵大隊2
弓114/150、練度0、士気43(森崎有三)
敵1 第三大隊1
馬174/200、練度50、士気45(疾風のネクセラリア)
***
237 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/10(金) 23:01:28 ID:???
◎戦闘処理(NPC)
味方1 vs 敵1
味方1 第四大隊1
馬100/100、練度5、士気50(カイル・コーツ)
の突撃!
[兵種25+練度0]*[兵数比1]=25
兵数与ダメージ25、士気与ダメージ5
敵1 第三大隊1
馬174/200、練度50、士気45(疾風のネクセラリア)
の突撃!
[兵種25+練度5]*[兵数比1.74]=52.2
兵数与ダメージ52、士気与ダメージ10
結果:
味方1 第四大隊1
馬48/100、練度5、士気40(カイル・コーツ) *死亡判定発生!
敵1 第三大隊1
馬149/200、練度50、士気40(疾風のネクセラリア)
238 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/10(金) 23:02:28 ID:dFLJQeq2
***
*死亡判定
対象(ドルファン第四大隊長 カイル・コーツ)
損耗率 52%、目標値【2】 → ! numnum
※! と numnum の間のスペースを消して判定して下さい。
目標値以上で判定回避。
目標値未満が出た場合は対象キャラクターが死亡します。
***
239 :
傍観者
◆YtAW.M29KM
:2012/08/10(金) 23:03:18 ID:???
対象(ドルファン第四大隊長 カイル・コーツ)
損耗率 52%、目標値【2】 →
90
これで1引いたら大笑いだな
240 :
異邦人
◆ALIENo70zA
:2012/08/10(金) 23:05:12 ID:???
>>239
助かりましたw
***
「俺たちにできるのは、おそらくここまでだ……あとはアンタたち次第だぜ、ヤングのおっさん」
「トニーニョ……死ぬなよ、トニーニョ」
「天運が味方しますように……」
飛び行く矢を見やりながら、それぞれの思いを口にする森崎たち。
彼方では手傷を負った赤い鎧の一団が、とうとうその牙を剥こうとしていた。
***
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