キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【八目うなぎの】キャプテン霊夢27【逆襲】

1 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2013/07/06(土) 00:11:57 ID:???
このスレは東方Projectの主人公・霊夢がお賽銭増加の為の
信仰獲得を目指して、奮闘するスレです。
現在は、幻想郷チームと外来人チームの両方が出場する大会で
優勝することを目標にしています。
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

読者の皆様に引いて頂いたカードや、投票して頂いた選択肢に従い、物語が展開します。
文章を書くのは初めてなのでお見苦しい部分や誤字・脱字等あると思いますが、
皆様のお時間潰しと、森崎板の活性化のお役に立てれば幸いです。

前スレ
【有言実行】キャプテン霊夢26【旗ウサギ】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1365952810/

【前スレの簡単なあらすじ】
橙「最後の力を振り絞ってのJOKER!」
藍「最後の力を振り絞ってのK!」
天子「あんたらホントやる気満々よね……」
心「うう、シュートが来た時に限ってダイスしか引けない……」
ミスティア「スレタイゲット!ついでに決定率100%で2得点よ!」
ルーミア「実質的には私とみすちーで1点ずつなのかー」
鼎「うう、鈴仙様に良いとこ見せたかったのに……」
ナズーリン「最近シュートを防げないな」
ルナサ「JOKER→ダイヤKで私の時代かと思ったらダイスか……」
焔「姫様から一点ゲット!」
輝夜「いきなりクラブとは予想外ねぇ」
永琳「計画通り」
鈴仙「それなりに活躍出来てる!やったわ!」
妹紅「出番がない!」
天狗A「減点がない!」
翼「霊夢のサイクロンはまだか!」

499 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 00:12:29 ID:???
おお、お帰りなさいです!
しかし展開がほとんど記憶に残っていない!?(汗)
とりあえず心ちゃんなんとかしないといけないだったかな?

500 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 00:15:18 ID:???
>>498さん
ありがとうございます!希の特訓に付き合ってた分、文のドリブル力もかなり上がってる状態です。
>>499さん
ありがとうございます!すみません、展開が頭に残っていないのはどう考えても私のせいですね(汗)。
心さんは不調が長引いていて精神面で少し厳しい状況になってきています。

★文→ドリブル 52+(重囲みペナ-3)+(風神少女+1)+ ダイヤQ+天孫降臨の道しるべ(+5)+鎌鼬ベーリング(+1) = 66★
★モブA→タックル 43+(人数補正+2)+ スペード4 = 49 ※吹っ飛び!※
  モブB→タックル 43+(人数補正+2)+ クラブ10 = 55 ※吹っ飛び!※
  モブC→タックル 43+(人数補正+2)+ ハートQ = 57 ※吹っ飛び!※
  モブD→タックル 43+(人数補正+2)+ スペードJ = 56 ※吹っ飛び!※
  モブE→タックル 43+(人数補正+2)+ ハートK = 58 ※吹っ飛び!※★
2≦ 文が突破!

希「(じー……)」

観客席からじっと文を見据える希。その気配に気づかない程鈍感な文ではない。

文「(弟子も見てる事ですし……ここは本気でいきますか!)」

ビュウン!

手にした扇子を一振りする文。すると、突風が渦を巻き、
彼女の周囲を守るかのように吹き荒れる。

文「……はぁっ!!!」

ギュウウウウン!!!

竜巻を自分の周囲にまとったまま、高速フェイントを織り交ぜたドリブル。
それは到底モブチームBの選手達に止められるものではなかった。
……というより、止める以前の問題だった。

501 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 00:17:21 ID:NLCaYkTQ
ドガァアアアアアアアアアアン!!!

モブA・B・C・D・E「「「「「ぐぎゃあああああああ!?」」」」」

はたて「(たーまやー……)」

不幸にも密集していたモブチームの選手5人は文が纏った竜巻にまとめて吹き飛ばされてしまう。
その光景を後ろでフォローしながら見ていたはたては少し遠い目をしながら心の中で呟く。

妖精審判A「う、うわー!凄い!天狗さんのドリブルでモブチームBの選手が5人空を舞う!
      これが噂に聞いた三回転半トリプルアクセルってやつだね!」

「いや、それは違う」「っていうかわざわざ吹っ飛ばさなくても抜けるんじゃ……」「それは言わない約束だ」

希「す、すごい!流石師匠!」

霊夢「相変わらずのドリブルね……この間試合した時もあいつ自体はほとんど止まんなかったのよねぇ……」

人里杯Uで文と試合をした時の事を思い出し、少し苦い顔をする霊夢。
一方、中盤を完全に突破した文はフィニッシュをどうするか悩む。

文「(さて、ここはどうしますかねっと……)」

★弟子が見てるのでやる気?→! card★

先着一名様で引いて下さい。カードのマークによって分岐します。

ダイヤ→文「見せて上げましょう、私の最高の技を!」
ハート、スペード→文「希さん、これが真の疾風迅雷ですよ!」
クラブ→文「ま、普通にドリブルで突破しちゃえばいいですね」 ※判定無しでゴール
クラブA→文「はたて、後宜しく」 はたて「私ボランチなんだけど!?」
JOKER→???

502 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 00:20:09 ID:???
★弟子が見てるのでやる気?→ クラブ7

503 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 00:20:20 ID:???
★弟子が見てるのでやる気?→ スペード7

504 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 00:23:53 ID:???
お帰りなさい。
大分わすれているし、一回見直すかな。

505 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 00:48:10 ID:???
>>504さん ありがとうございます!見直して頂けるならとても嬉しいです。

★弟子が見てるのでやる気?→ クラブ7 ★
クラブ→文「ま、普通にドリブルで突破しちゃえばいいですね」 ※判定無しでゴール

文「ま、普通にドリブルで突破しちゃえばいいですね」

この試合でこれ以上自分の本気を見せる必要はないと判断し、軽く流すモードに入る文。
しかし、それでもモブチームに止められるレベルではなくあっさりとドリブルゴールを決める。

ズサァッ!ピィッピィーーーーー!!!

妖精審判A「ゴール!ゴール!ゴーーーーーール!4点目を決めたのも天狗さん!
      やっぱりこのチームたくさん得点するなー!見てて楽しいけど、
      モブチームBの選手さんももうちょっと頑張って!応援してるから!」

モブA「(とは言っても……)」 モブB「(どうすりゃいいんだよ……)」

ピィッ……ピィーーーーーー!!!

妖精審判A「はい、ここで前半終了のホイッスル!前半は4−0で折り返しとなりましたー!
      後半も両チームとも頑張って下さい!」

勇儀「なんだい、前半は2点だけか」

文「あやや、まだ後半もあるんだから良いじゃないですか」

穣子「出番がないわ……秋もまだまだ遠いし……」

C様「(まあ、DFの出番が少ないのはいい事だ)」

キスメ「(キスメはでんと構えてるです!むん!)」

506 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 00:49:43 ID:???
ハーフタイム。偵察をしていたマリオとヨッシーFCのメンバーはそれぞれ前半の感想を言い合う。
地底・妖怪の山連合とは必ず対戦するとは限らないが、対策は考えておいても損はない。

ウサギC「凄かったねー。前半だけで一杯点が入っちゃった」

白蓮「攻撃力は非常に高いですね。特に勇儀さん、文さんは要注意でしょう」

希「(流石師匠……私も頑張らないと)」

ナズーリン「それに、攻撃に移ってからボールがゴールに到達するまでが非常に速い。
      迂闊に攻めるとカウンターを食らいかねないな」

ウサギA「(でもあれだけ攻められればフラグのチャンスも……)」

前半はとにかく地底・妖怪の山連合の攻撃力の高さが目立つ結果となった。
前半だけで4得点。勇儀、文がそれぞれ2点ずつ。文のドリブルゴールは以前既に体験しているので
ともかくとして、勇儀へのハイボールの放り込み→即シュートの流れは中々に厄介そうである。

空「ぱるっちも頑張ってるんだなぁー。前半あんまり出番なかったけど」

焔「あんまり守備は見られなかったね」

妖夢「流石にチーム力が違い過ぎますからね……」

攻撃パターンはいくつか見る事が出来たが、逆に守備陣の実力はほとんど見れていない。
中盤の4人が全員それなりの守備力を持っている為、中々ボールが後ろにいかないのだ。

507 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 00:50:46 ID:NLCaYkTQ
霊夢「(文達のチームはかなり強いみたいね。ま、こっちも負ける気はないけど。
    ああ、でも決勝トーナメントで当たるとは限らないんだっけ?
    でも私の勘が絶対に何処かで当たるって言ってるのよねぇ。
    っていうか、見当たらないと思ったら萃香はベンチなのね……。
    さて、今はハーフタイムだけどどうしようかしら?)」

A 勇儀の対策について話し合う
B 文の対策について話し合う
C 相手の守備を崩す方法を話し合う
D 誰かに意見を聞いてみる(誰に話しかけるかも明記して下さい)
E 他のチームが来てないかちょっと探してみよう
F 何となくキスメに視線を向けてみる
G 特に何もしなくていいか(後半開始となります)
H その他(何か霊夢に言わせたい事があれば明記して下さい)

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください

508 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 00:52:10 ID:V4CZA20s
B
1対1連発されたらきついだろうし。

509 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 00:52:48 ID:tdsH3kgk
B

510 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 01:07:32 ID:NLCaYkTQ
>>508さん
流石に文に1対1に持ち込まれたら心でも厳しいですね。

B 文の対策について話し合う

霊夢「(やっぱり文が面倒よねぇ……前の大会でもあいつ一人に決められたし)
   ねぇ、皆。前半の最後を見ても分かると思うけどやっぱり文が厄介だわ。
   何かあいつのドリブル突破を止める良い方法はないかしら?」

霊夢が真っ先に考えたのは文のドリブル突破をどうにか出来ないだろうか、だ。
前回の人里杯Vでは試合こそ5−3(ハンデ抜きで考えれば5−1)と圧勝だったものの、
文のドリブル突破を止める事はほとんど出来ていない。
しかも、前回は文への対策だけを考えていれば大体良かったが、今回は勇儀という
ストライカーまで加わってしまったのだ。単純に文に人数を掛ける、という対策は難しい。

早苗「そうですね……」

希「むー……」

霊夢に話を振られたマリオとヨッシーFCのメンバーはとりあえず頭を捻ってみるものの、
そう簡単に良案が浮かべば苦労はしない。

★文ちゃん、能力合計値337→! card★

先着一名様で引いて下さい。カードのマークによって分岐します。

ダイヤ→リリカ「私に良い案があるよ」 リリカに考えがあるようだ
ハート→ナズーリン「こういうのはどうだろうか?」 ナズーリンに考えがあるようだ
スぺ―ド、クラブ→無難な意見が出るに留まった
ハートK、JOKER→???

511 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 01:13:24 ID:???
判定途中ですが今日はここまでとさせて頂きます。
暖かいコメントと投票、本当にありがとうございます。
明日も更新させて頂きますので、宜しくお願いします。

皆様、遅くまでお疲れ様でした。

512 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 01:16:47 ID:???
乙Death!
いろんな人がまた書いてくれるのは面白いから楽しい
★文ちゃん、能力合計値337→ ハート3

513 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 19:43:17 ID:???
>>512さん
乙ありDEATH!まだ復帰したばかりで他の板を全然見れてないのですが、
時間を取って見ていきたいですね。本編も凄い盛り上がってますし。

★文ちゃん、能力合計値337→ ハート3 ★
ハート→ナズーリン「こういうのはどうだろうか?」 ナズーリンに考えがあるようだ

ナズーリン「こういうのはどうだろうか?」

ナズーリンの言葉にうんうん唸っていたメンバーは一斉にナズーリンに注目する。
それを受けてナズーリンは言葉を続ける。

ナズーリン「あの天狗相手に一人や二人で当たっても簡単に抜かれるのがオチだ。
      そして、一度トップスピードに入るとパスを出す事はほとんどない。
      ならば、人数を掛けて囲んだ方が良い……とここまでだと普通だな。
      私の考えた方法はそれにゾーンプレスを絡める事だ。
      例えば今日のポジションの場合だと……」

『マリオとヨッシーFC』フォーメーション 3−5−2
−H−J− H 霊烏路 空 J 因幡 焔
−−−−− 
D−−−G D ルナサ・プリズムリバー G 因幡 希
−E−I− E 東風谷 早苗 I 博麗 霊夢 
−−−−−
A−B−M A リリカ・プリズムリバー B 聖 白蓮 M ウサギB
−−C−− C ナズーリン
−−K−− K 因幡 鼎

514 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 19:44:25 ID:???
地面に描いたフォーメーションの左側に、小さく三角形を二つ作るナズーリン。

ナズーリン「あの天狗が私達から見て左サイドだった場合、という仮定で考えると、
      空、ルナサ、早苗の三人で一つ目の三角形を形成しプレスを掛ける。
      それが突破された場合、聖、リリカ、私の三人で二つ目の三角形を
      形成し、もう一度プレスを掛ける。
      この際、二つ目の三角形を形成する際に逆サイドの空いたメンバーで
      スペースをカバー出来れば理想的だな」

空「そっか……じゃあこの場合は私は最初から当たりにいかない方がいいんだね。
  私と焔ちゃんの二人で当たってもあの天狗さんからボール奪うの難しそうだし、
  誘い込んで三人で取っちゃえばいいんだ」

意外にもナズーリンの考えに真っ先に理解を示したのは空だった。
その事にナズーリンは少し驚きつつも頷き、言葉を続ける。

ナズーリン「この方法のメリットは、基本はあくまでゾーンディフェンスの範疇だと言う事だね。
      多人数のマークを掛ける訳ではない分、仮に他の相手にパスを出されても
      守備の形は崩れにくい。その分、大人数で囲む訳ではないから多少確率は下がるが、
      元々今日のようなドリブルをされたら何人で囲もうが結局突破されかねない。
      あの天狗はどうも動きにムラがあるようだし、多少人数が減っても囲む回数を
      増やした方が良いと思う」

希「師匠、結構気紛れだからねー」

文の性格をこの中では一番知っている希がナズーリンに同意する。
それに頷きつつ、ただ、と少し顔を曇らせる。

ナズーリン「これはあくまでこちらの守備の形が整っている場合の話だ。
      カウンターを食らった場合にどこまでゾーンを維持出来るかは分からない。
      私達もまだゾーンプレスに完全に慣れた訳ではないしな……」

515 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 19:48:58 ID:???
ルナサ「確かにな……だが、何も策を立てないよりは良いだろう」

リリー「ゾーンプレスの練習にもなりますしね〜」

白蓮「流石ナズーリンです。良く考えてますね」

ナズーリン「そうでもないよ。これが上手くいくとは限らないしね」

そこまで言ってからふう、と一息つくナズーリン。
大体言いたい事は言ったらしいが、最後に一つだけ付け加える。

ナズーリン「本来の理想形は、以前カルロスという男が言っていた通りオフサイドトラップと併用し、
      天狗の突進と鬼への放り込み、両方を対策する事だが……流石に今の私達でそれをするのは
      リスクが大きすぎるだろうね。下手をすればノーマークで鬼に渡す事になりかねない」

早苗「まだ私達ではそこまでは難しいですね。オフサイドトラップは練習した事がないですし」

霊夢「(なるほど……ナズーリンは練習中のゾーンプレスを積極的に活用して文を止めようって意見なのね。
    使うかどうかはともかく、あいつらに当たった時はこの事を思い出すようにしないと)」

ナズーリンの案が有効かどうかは実践してみないと分からないが、聞いている限りでは悪くない案にも思える。
後は、それを採用するかどうかはキャプテンである自分の判断次第だろう。

※マリオとヨッシーFCは22スレ>>691にてカルロスからゾーンプレスの説明を受け、
 現在チーム単位で習熟度を高めている最中です。現在完成度20/100。
 理解度に関しては空、焔が他のメンバーよりも少し理解が深く、希はチームから
 離脱していた分、少し理解が遅れている状態です。

※ナズーリンの文に対する対策を聞きました。地底・妖怪の山連合との試合の際、
 ミーティング時に『文の対策に以前聞いたナズーリンの案を採用する』という
 項目を追加します。採用するかのご判断は皆様次第です。

516 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 19:50:08 ID:???
そんな風に話している内に後半が始まる。

勇儀「さぁ、後半もいくよ!力業『大江山嵐』!!!」

ギュゴオオオオオオオオオオ!!!……ヒューン

勇儀「あら、やっちまったね」

文「(これさえなければ文句なしなんですが……)」

モブキーパー「た、助かった……」

勇儀の放ったシュートは全くゴールの枠を捉えておらず、空高く舞い上がっていった。
シュート力と体力、身体能力は鬼らしく非常に強いのだが、豪放な性格故シュートの
コントロールが大雑把という欠点があった。勇儀はこの後更に一本シュートを放つが、
今度はポストを叩いてしまい結局後半はノーゴールという結果に終わる事となる。
しかし、だからと言って人里連合が優位に試合を進められたかと言えばそんな事はない。
マリオとヨッシーFC程ではないにせよ、地底・妖怪の山連合は中盤の守備力も低くないのだ。

モブC「(ずるっ!)うおお!?何で急に芝が滑る!?」

雛「すみません、ボール貰っていきますね」

以前は近づいた相手は敵味方問わず厄に巻き込んでしまっていた雛だったが、
必死にコントロールする特訓を続けた結果、味方を巻き込まない程度には
自分の周りの厄を制御できるようになっていた。

雛「(対戦相手の人達が不幸になるのも本当は嫌なんだけど……。
   怪我する程じゃないし、これくらいなら平気よね?)」

※勇儀はシュートコントロールが若干安定しない事が判明しました
※雛の厄神としての能力が進化している事が判明しました

517 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 19:51:39 ID:???
文「(まあこの試合でこれ以上私が得点をする必要はありませんね。希さんにも私のドリブルは十分見せましたし)」

一方、前半二得点を決めた文も後半はほとんど流しており、得点に絡むような動きはしない。
彼女は得点王などを狙っている訳ではないので、ハットトリックと言った事はにはこだわりがないのだ。
結局、後半はパルスィと勇儀に変わって入った椛が一点ずつを決めるに留まり、前半に比べれば
比較的大人しいスコアに落ち着く。

ピィッ、ピィッ、ピィーーーーーーー!!!

妖精審判A「あ、もう試合終わっちゃったの?えーと、地底・妖怪の山連合とモブチームBの試合は
      6−0で地底・妖怪の山連合の勝利ー!これで地底・妖怪の山連合は三戦全勝!決勝トーナメントも頑張って!
      後、私の仕事はこれで最後で決勝トーナメントは私はただの観客に戻っちゃうけど、どーもでした!
      両チームの方々、お疲れ様でした!次もファールしないで良い試合を見せてね!!」

「流石の強さだな……」「でも後半はちょっと失速したな」「今度は審判で頑張れよー!」
「勇儀姐さんの揺れが見れたから俺は満足だ」

勇儀「やれやれ、今日は二得点かい。こりゃ反省だね」

文「まあ、試合には勝ったしいいんじゃないですかね?」

パルスィ「(妬ましい……得点力のある奴が妬ましいわ……!)」

ヤマメ「うーん、今日もほとんど出番無かったねえ」

C様「(まあ、次からはそうも言ってられないだろう)」

穣子「ふぅ、流石に疲れたわ……。ゆっくり休まないと」

静葉「穣子ちゃん、今日何かした?(ニコッ)」

キスメ「(キスメマジックは次の試合までのおたのしみなのです!)」

518 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 19:52:40 ID:???
霊夢「終わったわね。まあ試合結果自体は順当かしら」

早苗「ええ、収穫は多くはないですがある程度情報は入りましたね」

妖夢「やはり文さんと勇儀さんが厄介ですね……。後半は調子が悪かったようですが」

メルラン「DFもたくさんいるわよねー。撃ちにくそうだわー」

地底・妖怪の山連合の強さは各ポジションのバランスが非常に取れている事だ。
課題だったFWの得点力も、勇儀が入った事で一気に解消されている。
脇を固めるはたてや雛、パルスィも決して侮れない実力の持ち主である。

焔「そういえば、向こうの試合はどうなったんだろう」

鼎「そうだ!姫様達が決勝に行けるかどうか、あの試合で決まるんだよね!」

ウサギC「姫様達と一緒に決勝行きたいなぁ……」

一方、ウサギ達は地底・妖怪の山連合の事よりももう一方の試合が気になって仕方ない様子だ。
現在永遠亭ルナティックスは1勝1敗1分け。科学と魔法の融合は1敗1分け。
1敗は共にマリオとヨッシーFC相手に喫したものだが、得失点差の関係上この試合で
科学と魔法の融合が勝利すれば永遠亭ルナティックスは決勝トーナメントに進出出来ない。

★総合力は科学と魔法の融合が若干有利→! card★

先着一名様で引いて下さい。カードのマークによって分岐します。

ダイヤ→前評判を覆してお狐様と化け猫達が勝利!(永遠亭ルナティックスが決勝トーナメント進出)
ハート→粘って引き分けに持ち込んだ!(永遠亭ルナティックスが決勝トーナメント進出)
スペード、クラブ→科学と魔法の融合が総合力の差で勝利!(科学と魔法の融合が決勝トーナメント進出)
クラブA→ファウルを受けたミハエルが暴走して没収試合に!?
JOKER→出たら考えます

519 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 19:54:21 ID:NLCaYkTQ
最後の投下でage忘れました。申し訳ありません。

520 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 19:56:45 ID:???
★総合力は科学と魔法の融合が若干有利→ ハート6

521 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 20:17:39 ID:???
★総合力は科学と魔法の融合が若干有利→ ハート6 ★
ハート→粘って引き分けに持ち込んだ!(永遠亭ルナティックスが決勝トーナメント進出)

早苗「伝わってきた話によると、科学と魔法の融合とお狐様と化け猫達の試合は引き分けに終わったらしいですよ」

焔「引き分けって事は……どうなるの?」

ルナサ「科学と魔法の融合は1敗2分け、お狐様と化け猫達は2敗1分けだから永遠亭ルナティックスが
    勝ち点4でギリギリ決勝トーナメントに進出、という事になるな」

鼎「やったー!鈴仙様達と一緒に決勝行ける!」

科学と魔法の融合は突出した選手はミハエルのみだが駒は揃っている。
しかし、お狐様と化け猫達もマリオとヨッシーFCとの試合で大きく実力を伸ばした藍がおり、
試合は両チームともに一歩も譲らない点の取り合いとなった。

先制したのは科学と魔法の融合。前半9分、ミハエルが強引な中央突破からホーリークロスを叩き込み、
1点を先制する。しかし、お狐様と化け猫達も前半13分、すぐさま藍と橙のコンビプレイで1点返すと、
前半21分には藍のパスを橙が決めてみせ、逆転に成功する。科学と魔法の融合も負けじと攻撃を仕掛けるが、
守備力の高い藍の前に中々攻撃が通らず前半は2−1で終える事となる。

後半に入り、科学と魔法の融合は作戦を変える。中盤の守備能力が高いのは藍だけと見切り、
藍をパス回しで避けつつミハエル、夢美、ちゆりのシューター三人でミドルシュートを
どんどん撃っていく形に切り替えたのだ。これが功を奏し、後半6分に夢美のストロベリーバスター、
後半14分にミハエルのローズバスターが立て続けに決まり、科学と魔法の融合があっさりと
逆転に成功する。お狐様と化け猫達もその後は粘りを見せて得点を許さないものの、
カナや小兎姫、エレンといった守備陣を中々崩し切れず、同点ゴールが奪えない。

しかし後半28分、ここまで守備とボール運びに徹していた天子が豪快なロングシュートを
科学と魔法の融合のゴールに叩き込み、試合終了間際にお狐様と化け猫達が同点に追いつく。
勝利すれば決勝トーナメント進出が確定する科学と魔法の融合もロスタイムに懸命に
攻めるものの、僅かに及ばず3−3の引き分けに終わる事となった。

522 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 20:19:45 ID:???
※永遠亭ルナティックスがかろうじて決勝トーナメントに進出する事が決まりました!

(5日目試合結果)
■Aブロック第五試合
○マリオとヨッシーFC 6−2 ×永遠亭ルナティックス

・得点者:マリオとヨッシーFC
空3(21分、46分、60分)、焔(8分、52分)、霊夢(30分)
 
・得点者:永遠亭ルナティックス
ミスティア(4分)、ルーミア(17分)

■Aブロック第六試合
△科学と魔法の融合 3−3 △お狐様と化け猫達
(ミハエル2(9、44分)、藍(13分)、橙(21分)、夢美(36分)、天子(58分))

■Cブロック第五試合
○新生命蓮寺シーカーズ 3−0 ×モブチームA
(星2(5、42分)、ぬえ(18分))

■Cブロック第六試合
○地底・妖怪の山連合 6−0 ×モブチームB
(勇儀2(3,9分)文2(20,37分)、椛(45分)、パルスィ(57分))

523 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 20:22:29 ID:???
【得点王ランキング】
(9点)
星熊 勇儀(地底・妖怪の山連合)

(8点)
霊烏路 空(マリオとヨッシーFC)

(6点)
フランドール・スカーレット(紅魔スカーレットムーンズ)
寅丸 星(新生命蓮寺シーカーズ)

(5点)
霧雨 魔理沙(霧雨恋色マジック)

(4点)
ルーミア(永遠亭ルナティックス)
魅魔(霧雨恋色マジック)
射命丸 文(地底・妖怪の山連合)
???(YO・SEI!)
ミハエル(科学と魔法の融合)

(3点)
因幡 焔(マリオとヨッシーFC)
レミリア・スカーレット(紅魔スカーレットムーンズ)
比那名居 天子(お狐様と化け猫達)
橙(お狐様と化け猫達)

524 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 20:23:49 ID:???
【アシスト王ランキング】
(6アシスト)
博麗 霊夢(マリオとヨッシーFC)

(5アシスト)
水橋 パルスィ(地底・妖怪の山連合)

(4アシスト)
八雲 藍(お狐様と化け猫様)
八意 永琳(永遠亭ルナティックス)

(3アシスト)
因幡 希(マリオとヨッシーFC)
レミリア・スカーレット(紅魔スカーレットムーンズ)
アリス・マーガトロイド(霧雨恋色マジック)
射命丸 文(地底・妖怪の山連合)

(2アシスト)
ルナサ・プリズムリバー(マリオとヨッシーFC)
小悪魔(紅魔スカーレットムーンズ)
サニーミルク(YO・SEI!)
封獣ぬえ(新生命蓮寺シーカーズ)
村紗 水蜜(新生命蓮寺シーカーズ)

525 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 20:24:52 ID:???
天狗A「こんばんは、天狗Aです。大会五日目の結果をお伝えします」

天狗B「天狗Bでーす!何かここで喋るのもすっごい久しぶりな気がするよ!」

天狗A「AブロックのマリオとヨッシーFC対永遠亭ルナティックスは意外な結果でしたね。
    マリオとヨッシーFが勝つって予想してた人は多かったけど、あんなに点差が
    つくとは思わなかったみたいです」

天狗B「お狐様と化け猫達とは全く逆の結果になったよね……。というか名無し以外は
    藍さんと衣玖さんって人しか守備上手い人がいない筈のお狐様と化け猫達と、
    慧音さん、妹紅さん、そしてキャプテンの輝夜さんと守備陣の駒が揃ってる筈の
    永遠亭ルナティックスで失点数が同じってどういう事……」

天狗A「カードの引きって怖いですね……。そういえば、結局ウサギUさんとウサギVさんって
    何をやろうとしてたんだろう?」

天狗B「多分もう出る機会がないだろうからぶっちゃけちゃうとスカイラブパスカットだって。
    永遠亭ルナティックスは前の大会で花輪中学と試合してるから、そこから構想を得たって設定。
    いつも空ちゃんに高いセンタリングが来るから、それを撃たれる前にカット!って構想だったらしいよ。
    初回は無条件で成功する予定だったらしいんだけど……」

天狗A「……あ、この試合空さんに高いパスが一本も出てないんですね」

天狗B「そういう事。それでお披露目する機会がないままリードされちゃって交代って感じみたい」

天狗A「なるほど〜。他の試合は地底・妖怪の山連合はまあ順当に勝利という感じですね。
    科学と魔法の融合は惜しかったですね。1/2の確率を逃してしまいました」

天狗B「あのドリブルをもう見なくて良いのは嬉しいんだけどね〜。
    それでは、今日もお付き合い頂きありがとうございました!また明日!」

天狗A「毎回言うけどそれ本来は私の台詞なんだってばー!?」

526 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 20:26:04 ID:NLCaYkTQ
※大会五日目が終了しました!

(大会六日目)

大会も六日目。予選の日程は今日で全て終了となる。

○午前中
(Bブロック第五試合)
人里代表サッカー愛好会 vs モブチームC
(Dブロック第五試合)
YO・SEI! vs モブチームD

○午後
(Bブロック第六試合)
霧雨恋色マジック vs 紅魔スカーレットムーンズ
(Dブロック第六試合)
モブチームE vs モブチームF

注目は午後の第一試合、霧雨恋色マジック対紅魔スカーレットムーンズの一戦だろう。
この両チームはまだぶつかり合った事がなく、どちらが強いかがはっきりしていない。
この試合は観客からもかなり注目を集めており、賭けも非常に盛り上がっているらしい。

霊夢「(午後に魔理沙達とレミリア達の試合があるわね。あいつらはどれくらい強くなったのかしら。
    さて、午前中は何をしようかな?)」

A 先にスタジアムに行ってみよう(誰かと出会う可能性があります)
B 午前中は日常フェイズを行う(更に分岐)
C 今日は何もしない!のんびり休む!(大会7日目に移行します)
D その他(何かあれば明記して下さい。全体練習、特訓等は出来ません)

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください

527 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 20:26:46 ID:Wm723BUs
B

528 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 20:27:58 ID:mQnXrw0Y


529 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 20:34:07 ID:NLCaYkTQ
B 午前中は日常フェイズを行う(更に分岐)

霊夢「(午後の試合はともかく、午前中の試合は特に見る必要はないわね。。
    さて、そうなると午前中は何をしようかしら?)」

A 自主的に練習をする
B 何処かに出掛けてみる(買い物をしたり、お店を探したり出来ます。ランダムイベント発生も?)
C チームメイトと交流する(チームメイトとの仲を深めます。お茶に誘いたい場合も)
D 信仰獲得の為の活動を行う
E 新しいメンバーの勧誘に向かう(基本的にはBと同じですが、一応分けています)
F 一人で何処か偵察に行ってみよう
G とりあえずお茶を飲んでまったりする(まったりしたい気分の時に選択して下さい)
H 御守りを作成する(信仰ポイント消費)
I チームメイトの能力・必殺技を確認する(一票決。ID表示不要。この選択のみ、時間は消費しません)

現在の所持金:4550円
信仰ポイント:131
お茶カウンター:50

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

530 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 20:35:56 ID:Wm723BUs
B チームメイトと同行ってできますか?

531 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 20:38:09 ID:???
>>530さん
はい、出来ます。

Hの御守りについて期間が空いてしまっているので補足させて頂きます。

(御守りの種類。一部です。詳細は実際に選択された際に表示します)

・恋愛成就の御守り(持っていると、恋愛関係のイベントで力を発揮します)
・健康の御守り(持っていると一度だけ怪我判定を無効化する事が出来ます)
・厄除けの御守り(持っているとクラブAを一度だけ無効化する事が出来ます)

※厄除けの御守りについて
 ・イベント等の判定でクラブAが出た場合、御守りを消費して引き直すかどうかの選択が可能
 ・試合での数値判定で使う事は不可能
 ・味方以外の判定で使う事も可能(某天狗とか)

532 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 20:41:05 ID:V4CZA20s
C

533 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 20:42:11 ID:mQnXrw0Y


534 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 20:44:57 ID:NLCaYkTQ
B 何処かに出掛けてみる(買い物をしたり、お店を探したり出来ます。ランダムイベント発生も?)

霊夢「午前中は何処かに出かけようかしら。と言っても大会中だし、行ってもいない人とかいそうだけど……」

A 人里
B 魔法の森
C 紅魔館
D 白玉楼
E 永遠亭
F 守矢神社
G 妖怪の山
H 地霊殿
I 命蓮寺
J 香霖堂
K リリーの家
L 茨華扇の屋敷
M 天界
N 適当にぶらぶらしてみる(ランダム)

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※誰かを誘いたい場合は選択肢の後にそのキャラの名前を記入して下さい。

535 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 20:45:50 ID:Wm723BUs
E 心

536 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 20:54:48 ID:mQnXrw0Y
E心

537 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 21:15:21 ID:???
E 心

霊夢「(昨日永琳に話した件、早ければ早い程良いわよね。
    大会中だし、もしかしたらいないかもしれないけど……)」

心はお狐様と化け猫達戦で4失点を喫し、まだこの試合一度しかセービングに成功していない。
キーパーとしては間違いなくこの大会トップクラスなのだが、最近の不調振りは深刻だ。
鼎の調子も良くはないのだが、彼女は精神的に割とタフなので余り心配はいらないと思っている。

だから、永遠亭ルナティックスとの試合終了後霊夢は永琳に心の事をお願いした。
体の病気という訳ではないが、永琳ならばカウンセリングの心得も多少はあるだろう、
と考えての事である。

霊夢「心、ちょっと良いかしら?」

心「はい、何でしょうキャプテン」

心の部屋に行くと何やら鼎と話している様子だったが、特に暗い様子はない。
霊夢も何となくホッとした様子で心に話し掛ける。

霊夢「ちょっとこれから時間ある?永遠亭に行こうと思うんだけど」

心「え……それは構いませんが……何か用事でしょうか?」

霊夢「ん、ちょっとね。行きながら説明するわ」

心「……はい、分かりました」

霊夢の言葉に多少腑に落ちない様子だが、それでも素直に頷く心。
彼女にとって、霊夢と出掛けられるのはそれだけで嬉しい事なのだ。

538 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 21:16:43 ID:NLCaYkTQ
霊夢「という訳で私達はちょっと出かけて来るわ。心も借りるわね」

鼎「うん、平気だよ。行ってらっしゃーい。
  じゃあ私は他の皆の部屋に遊びに行こうかな」

残ったチームメイトに留守を頼み、二人は永遠亭へと向かう。
霊夢も永遠亭には何度か来ているので、特に道案内の必要はない。
そんな訳であっさりと永遠亭に着いた二人だったが……。

★休日じゃないので先にスタジアムに行っている可能性有→! card★

先着一名様で引いて下さい。カードのマークによって分岐します。

ダイヤ、ハート、スペード→普通にいた!
クラブ→留守番のウサギしかいなかった
ハートK、JOKER→あれ、知らない人間がいるぞ?

※永遠亭ルナティックスが予選落ちしていたら100%いましたが、決勝トーナメントに進出した為、
 午後の試合を偵察する為にスタジアムに行っている可能性があります。

539 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 21:18:14 ID:???
★休日じゃないので先にスタジアムに行っている可能性有→ ハートK

540 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 21:21:52 ID:???
久々に守り神だったっけ
なんか懐かしいな

541 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 21:37:28 ID:???
>>540さん
はい、ウサギAと心さんを出したりして主にそう呼ばれてました。
実は専用判定で出たのは初めてだったりするのですが。
心の事と登場する人物を考えると、かなり良いタイミングですね。

ちょっと展開を考えつつお風呂に入ってくるので一旦ここまで。
本日中にまた更新します。

542 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 23:23:02 ID:???
★休日じゃないので先にスタジアムに行っている可能性有→ ハートK ★
ハートK、JOKER→あれ、知らない人間がいるぞ?

心「……そういう事だったんですか。すみません、キャプテン。
  ご心配をお掛けしてしまって」

道中、霊夢から永琳との約束を聞くとすまなそうな顔をして謝る心。
自分のせいで霊夢やチームに迷惑を掛けているのが申し訳ないと言った様子である。

霊夢「(良い子なんだけど、ちょっと良い子過ぎるのよねぇ……。
    もう少し子供らしくしても良いと思うんだけど……)」

鈴仙「あれ、霊夢?また珍しい人が来たわね」

霊夢「最近ちょくちょく来てるじゃない」

心「え、えと……鈴仙様、おはようございます」

鈴仙「ええ、おはよう。今日は師匠に用事?」

霊夢「そうよ。この間の試合の後、ちょっとお願いしてた事があって」

霊夢の心配は杞憂であり、永遠亭ルナティックスのメンバーは普通に永遠亭にいた。
事情が事情だけに詳しい理由を話す事も出来ず、簡潔に用を告げる霊夢に対し、
鈴仙は多少怪訝な顔をしながらも霊夢達を永遠亭に案内する。

鈴仙「師匠は今診察中だから、ちょっと待ってて。そんなに時間は掛からずに終わると思うわ」

霊夢「構わないけど、珍しいわね。怪我人でも出たの?」

鈴仙「……いえ、外の世界の人がここに通院してるの」

543 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 23:26:41 ID:???
霊夢「え……」

鈴仙「前の大会でうちと戦ったチームの人が病気を抱えてたの。
   試合中に師匠がその事に気付いて、治療の話を持ちかけたらしいわ。
   そしたら、一も二もなく飛びついてきたの。
   なんでも、外の世界では治しにくい病気だったらしいわ」

霊夢「へ〜……外の世界でも治せない病気を治せるって凄いわね」

鈴仙「当り前よ。師匠は外の世界の医者なんかよりずっと凄いわ」

心「(鈴仙様、嬉しそうだなぁ)」

そうして鈴仙と話している内に、永琳の診察が終わった事がウサギUから告げられる。
霊夢達が診察室へ向かうと、そこには永琳と見知らぬ男がいた。

???「ん、君たちは……」

永琳「いらっしゃい、霊夢、心。優曇華、案内ご苦労様」

鈴仙「いえ、これくらいは大丈夫です」

三杉「初めまして……かな?僕は三杉淳。君は確か以前の大会で優勝チームのキャプテンを務めていた子と、
   そのチームでキーパーをしていた子だよね?」

笑顔で霊夢達に自己紹介をする男は三杉淳と名乗った。相手はこちらの事を多少知っているらしい。
霊夢としてはあまり聞き覚えのない名前だが、外の世界では彼の名はそこそこ有名である。

544 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/18(土) 23:27:43 ID:NLCaYkTQ
三杉淳。彼は外の世界で武蔵中学のキャプテンを務めており、その類稀なるサッカーセンスと技術は
南葛中学の翼以上とも言われているが、持病の心臓病のせいでフル出場は出来ない。

彼は以前に幻想郷で行われた大会で武蔵中学のキャプテンとして参加し永遠亭ルナティックスと対戦しており、
永琳と激しい中盤の争いを演じるも後半途中からベンチに下がり、2−1で敗北を喫している(スレ10 >>60)。
試合後、永琳に病気の事を見抜かれ、詳しく診察しないと分からないが、自分ならば治せる可能性が高い事を
告げるとほとんどなりふり構わずと言った感じで治療を依頼した、という経緯である。

何度かに渡る通院の結果、彼の心臓病は大分治癒してきている。元々不治の病というレベルではなかったので、
永琳ならば時間を掛ければ完治させる事は不可能ではない。治療に時間を掛けている分、全日本Jrユースの
合宿への参加は出来ないが、元々都大会で破れてしまった武蔵中学にいる自分は代表に選出される確率は高くはない。
ならば、長年悩まされた心臓病の完治を優先させた方が良い、というのが三杉の判断である。

霊夢「(この人って確か結構前に幻想郷に来てた人だっけ?プレイはほとんど見てないけど、
    何となく上手そうな感じね……。どうしようかしら)」

A とりあえず話しかけてみよう(更に分岐)
B 挨拶だけして早速永琳に心の事をお願いしよう
C その他(何か霊夢に言わせたい事があれば明記して下さい)

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

545 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 23:29:25 ID:Wm723BUs
A

546 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 23:32:29 ID:WUreYRp6


547 :森崎名無しさん:2015/04/18(土) 23:33:13 ID:9imSotkk


548 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 00:01:25 ID:2fPzJFuw
A とりあえず話しかけてみよう(更に分岐)

霊夢「(まあ別に変な人でもなさそうだし……)ええ、そうよ。初めまして。
   知ってるみたいだけど、私は博麗霊夢。この幻想郷で博麗の巫女を務めているわ。
   今はマリオとヨッシーFCのキャプテンもやってるけど」

心「は、初めまして。因幡心って言います」

特に動揺していない霊夢に対し、何処か緊張した様子でペコリと頭を下げる心。
幻想郷の中ですら男性と接する機会がほとんどなかった彼女にとって、
試合以外で外の世界の男性と接するというのはかなり難易度が高い。

三杉「ええと、博麗さんに因幡さん……でいいかな?」

霊夢「うわ、何かその呼び方慣れないわね……。別に名前で呼んでくれていいわよ」

心「わ、私も名前で良いです。因幡だと他の子と分かりにくいですし……」

三杉「(この子達もそうか……。ここの人(?)達も名前で呼んでくれと言ってきたし、
    この親しみやすさ……と言って良いかは分からないが、これも文化なのだろうか?)
   分かった。じゃあ霊夢さんに心さんと呼ばせてもらうよ。僕の事は好きに呼んでくれて構わないよ」

霊夢も心も三杉よりは年下(霊夢は割と近い)だが、それでも初対面の女性を
いきなり名前で呼び捨てに出来る程、三杉も図太くはなかった。

549 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 00:03:17 ID:2fPzJFuw
霊夢「(良かった……この三杉って人は大空と違って常識人みたい。
    さて、この人と何を話そうかしら?)」

A 「あなたはどういう選手なの?」 三杉の事を詳しく聞いてみる
B 「あなたから見て、幻想郷はどうかしら?」 幻想郷の感想を聞いてみる
C 「あなたから見て、幻想郷のサッカーはどうかしら?」 幻想郷のサッカーの事を聞いてみる
D 「外の世界のサッカーって今どうなってるの?」 外の世界のサッカー事情を聞いてみる(日本のみ)
E 「ちょっと私と勝負してみない?」 勝負を持ちかける
F その他(何か霊夢に言わせたい事があれば明記して下さい)

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

550 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 00:04:59 ID:1ocZQ29E
A

551 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 00:05:57 ID:K4Pq+EkU
A

552 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 00:08:19 ID:???
病気で通院してる相手にいきなり勝負はないだろ

553 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 00:46:02 ID:2fPzJFuw
>>552さん
はい、おっしゃる通りです。Eは分かりやすい罠選択肢という奴ですね。

A 「あなたはどういう選手なの?」 三杉の事を詳しく聞いてみる

霊夢「あなたはどういう選手なの?前の大会ではぶつからなかったし」

三杉「僕かい?そうだね、ポジションはMFを主にやっているよ。役割としては中盤の守備とボール運びかな。
   競り合いは苦手だけど、それ以外のプレイなら一通りこなす自信があるよ。
   ヨハン・クライフ……と言っても分からないかな。僕がいる世界の有名なサッカー選手なんだけど、
   僕はその人を目標にしているんだ」

霊夢「へぇー。じゃあ、プレイスタイルは私に近い感じかしら?」

三杉「そうだね。最も、僕にはあんな不思議な力は使えないけど」

永琳「彼のテクニックと状況判断能力はかなりのものよ。実際、私もかなりやられたわ」

それまで黙っていた永琳が口を挟む。表情は特に変わっていないが、
三杉の事をかなり高く評価しているその内容に霊夢は少し驚いた表情を見せる。
一方の三杉は永琳の言葉に苦笑しながら返す。

三杉「でも結局は永琳さんのチームにやられてしまいましたけどね」

永琳「あなたが最後まで残っていたらどうなっていたか分からなかったわ」

心「(永琳様にここまで言わせるなんて、凄いんだなぁ……)」

554 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 00:47:22 ID:2fPzJFuw
三杉「ここにいる以上隠す事はないから言うけど、僕は心臓に持病を抱えてる。
   それで、これまではフルタイム出場は出来なかったんだ。
   だけど、ここに来て永琳さんに診てもらって、確実に僕の心臓は良くなっている。
   その事だけでも、ここに来て良かったと思ってるよ。勿論、一番感謝しているのは
   僕の心臓を治してくれた永琳さんだけど」

永琳「私は医者としての務めを果たしただけよ」

永琳は見た目の表情こそ変わっていないが、やはり患者から感謝されるのは嬉しいのだろう。
普段の口調よりも少しだけ雰囲気が柔らかくなっており、いつも永琳の傍にいる鈴仙だけは
その事に気が付いていた。

※三杉のプレイスタイルを知りました!
※三杉の感情度が少し上昇しました!

霊夢「(この人はかなり幻想郷に好意を持ってくれてるみたい。
    ポジションとかプレイスタイルも私に近いみたいだし、
    機会があったらどんなプレイをするのか見てみたいわね。
    さて、三杉と他に何か話す事はあるかしら?)」

A もう話す事はない(心のイベントに移行します)
B その他(何か霊夢に言わせたい事があれば明記して下さい)

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

※心のイベントについては三杉がいる為、若干イベントの内容が変わります(プラス方向)。

555 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 00:47:51 ID:mGZoMeSQ


556 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 00:50:04 ID:1ocZQ29E
A

557 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 00:51:22 ID:???
心のイベント開始、となったところで本日の更新はここまでとさせて頂きます。
皆様、本日も遅くまでお付き合い頂きありがとうございました。
まだ中々満足のいく文章が書けないですが、何とか頑張りたいと思います。

558 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 19:31:36 ID:???
A もう話す事はない(心のイベントに移行します)

霊夢「ありがとう、参考になったわ」

三杉「いや、これくらい大した事はないよ」

霊夢と三杉、永琳の会話は終始和やかな雰囲気で終わる。
お互いに敵意を抱く理由が存在しない以上、当然だろう。
そして、霊夢はいよいよここに来た本題に入る。

霊夢「……それで永琳、この間の試合後に言った事なんだけど」

永琳「やっぱりその件ね。まあこの子を連れているって事はそうだと思ったけど。
   いいわ。私達も偵察に行くのが午後からだし。ただし、この間も言ったけど、
   私もそっちは専門外だから保証は出来ないわよ」

心「……」

三杉「……どうやら、僕は席を外した方が良さそうだね」

何やら雰囲気が変わった事を察した三杉が席を立つ。
永琳はそれに軽く頷くと、残った二人の方にも視線を向ける。

永琳「ええ、そうして頂戴。後、優曇華と霊夢も一旦部屋を出て頂戴。
   まずは私だけでこの子の話を聞いてみるわ。優曇華は二人を
   もてなして上げて頂戴。終わったら他のイナバを向かわせるわ」

鈴仙「分かりました、師匠」

霊夢「(気になるけど、ここは永琳に任せた方が良いわよね……)
   分かったわ。永琳、お願いね」

559 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 19:32:51 ID:???
霊夢達が退室したのを見計らい、永琳は心を自分と向かい合うように座らせる。
心の表情は緊張した様子であり、永琳は頭の中だけで溜め息をつく。

永琳「(霊夢も厄介な事を持ちこんでくれたものね……。
    うちのイナバの事だから、放っておく訳にもいかないし)」

永琳とて万能ではない。外傷や病気ならば余程の事がない限り治せる自信がある。
だが、精神的な病は例え蓬莱の薬だろうと治す事は出来ない。

永琳「……それじゃ、始めましょうか。ここには霊夢はいないわ。
   まずは私が質問していくから、落ち着いてゆっくりと答えて頂戴。
   答えるのが難しいと思ったら、無理に応えなくてもいいわ」

心「はい……」

〜〜〜

しばらく部屋で3人で他愛もない事を話して過ごしていると、使いのウサギが部屋にやってくる。
先に鈴仙だけが診察室に行って、少ししてから今度は霊夢達が行く事になった。

診察室に向かうと永琳だけが待っていた。表情はあまり明るくない。
霊夢は上手くいかなかったのだろうかと少し不安な気持ちになる。

永琳「とりあえず座って頂戴。まずはあの子から聞いた話を説明するわ。
   患者のプライバシーに関わる事だけど、私だけではどうにもならないわ」

思わぬ弱気な永琳の言葉に霊夢の中でますます不安な気持ちが強くなっていく。
心と初対面である三杉は自分は聞かない方が良いんじゃないか、と言って再び席を外そうとしたが、
永琳から『貴方も聞いて、何か意見があれば聞かせて欲しい』と言われた為、同席する事になった。

心には予め席を外してもらったそうだ。今は鈴仙に相手をしてもらっているとの事である。

560 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 19:33:58 ID:???
永琳「話を聞いた感じだと、思っていた通り失点に対する軽い恐怖心を抱いてるわね。
   しかも、その理由が中々に複雑で面倒な事になってるわ」

永琳が心から聞いた話を不必要な事は省きつつ説明する。永琳曰く、心の中でその気持ちが
芽生え始めたのは、2回目の大会に優勝した辺りからだったと言う。思った以上に早いその
時期に、霊夢は驚きを隠せなかった。

霊夢「嘘、だってそんな素振りは……」

そこまで言いかけて、はっとある事に気付く。南葛との試合終了後、心の様子は何処かおかしかった。
あの時はそんなに深刻に悩んでいる様子ではなかったが、そんな事を考えていたのか……と思う霊夢。

永琳「最初の大会はともかく、次の大会でも無失点でいってしまったのは逆にまずかったわ。
   それで自信をつけるような性格だったら良かったんだけど……。
   あの子の場合、逆に自分の中でプレッシャーを増大させてしまった」

永琳が聞いた話によると、2回目の大会で心は失点する事を覚悟していたらしい。
手を抜くつもりはなかったが、全力でいっても無失点でいけるとは思っていなかった。
点を取られたいという訳ではないが、失点すれば自分に対する虚像のようなものも消える筈、
そこから気持ちを切り替えて頑張ろうと思っていたらしい(スレ12 >>278の心の本音です)。

そこで実際に失点していれば、覚悟が出来ている分ダメージも大きくはなかっただろう。
だが、完全に偶然なのだが、あの大会で最も強いシューターである日向が所属してた
東邦学園中等部との勝負の際は、スタメンGKとして心ではなく鼎が出場する事になった。

マリオとヨッシーFCがあの大会で唯一喫した2失点。それは心ではなく、鼎が引き受ける
事になったのだ。その為、結果的に心は2大会連続で無失点で終える事になってしまった。

561 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 19:35:53 ID:???
永琳「もう一人のGKのイナバ……鼎は逆に最初にスタメンで出た試合で失点したのが良かったわね。
   最初に挫折を知ってるからこそ、あの子の心は折れにくい。だけど、心の場合最初が上手くいきすぎた。
   なまじそれが運だけじゃなくて実力も伴っていたから、余計に事態はややこしくなってしまった」

心は「鼎ちゃんが羨ましい」とも言っていたそうだ。それは東邦戦で2失点目を喫した後の鼎の行動。
落ち込むでもなく、泣き喚くでもなく拳を握りしめて試合を再開させようとするその姿。
その強がりとも言える姿に心は羨望と、小さな嫉妬を抱いていたのだ。

結果的に覚悟が空回りする形になってしまった心。その結果、覚悟は少しずつ彼女の中で形を変えていき、
「自分は失点してはいけないのではないか?」という強迫観念にも似た思いを抱くに至ってしまう。
それは自分ならそれが出来る、という傲慢ではなく、自分にそう言った期待をしてくれている人を、
残念がらせてしまうのではないだろうか、という彼女らしい考えだった。

勿論、ずっと無失点でいく等不可能だ。妖怪の山連合戦(地底フリーフォールズ戦はリセットして無かった事になっている)
で文相手に心は初の失点を喫する。その後も少しずつ失点を重ねていき、その度に必死に自分を鼓舞しながら心は何とか
気持ちを立て直そうと努力していた。だが、今回の大会でついに怖れていた出来事が起こってしまう。

科学と魔法の融合戦では1失点こそ喫したものの、ミハエルのホーリークロスを止める等それなりの活躍を見せた。
だが、お狐様と化け猫達戦での不調や不運も絡み、4失点を喫してしまう。しかも、1回もセービングに成功せずにである。
心の中で、張り詰めていた糸が完全に切れてしまった瞬間だった。

562 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 19:36:55 ID:???
永琳「当たり前だけど、失点しないキーパーなんている筈がない。輝夜だって貴女達との試合では
   全く良いところがなく6失点もしたのよ?あの子も、頭ではそれは理解しているわ。
   だけど、頭で理解してても感情が追いつかない、今のあの子はそんな状態よ。
   後、これは私見だけど……ナズーリン、だったかしら?彼女がブロッカーとして優秀過ぎるのも、
   原因の一つとしてあると思うわ。大抵のシュートは彼女で止まってしまうからGKにセービングの
   機会が訪れない。セービングの機会が訪れる時は彼女が抜かれた時……つまり、それだけ強力な
   シュートが来る事になる。そうすれば、当然失点の可能性は高まる。
   止めた時はDFの手柄、失点した時はGKの失態……悪い言い方をすればこんな状態になっている。
   まあ、DFが優秀過ぎるなんて大抵のチームからすれば贅沢な悩みだけど」

これも別にナズーリンが悪い訳ではない。むしろ、誰かが悪いという直接的な原因がないから余計に厄介なのだ。

そこまで言って、永琳はふうと一つ溜め息をつく。気の遠くなる程生きていた彼女からすれば、
心の悩みは頭では理解出来ても、心の奥底まで理解出来るものではない。
だから、出来る事にも自ずと限界がある。

霊夢「それで……結局どうしたの?」

今話したのはあくまで現状でしかない。それに対し、永琳がどう対処したのかを霊夢は聞く。
だが、永琳は少し申し訳ない表情を見せると軽く首を横に振る。

永琳「とりあえず言いたい事は全部吐き出させて、軽い精神安定の薬を処方しておいたわ。
   後、最近少し眠りにくかったみたいだから、睡眠効果のある薬茶を飲ませたくらいね。
   今は薬が効いて、鈴仙が連れて行った部屋で休んでいると思う。
   対処療法にしかならないけど、今の時点で画期的な解決策は私にも思いつかない。
   月並みだけど、時間が解決してくれるかあの子が復調してくれるかを祈るくらいかしら。
   最も、それも根本的な解決策にはならないけど」

563 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 19:38:05 ID:???
三人の間に沈黙が流れる。霊夢としても、心の状態がそこまで深刻になっていたとは気付かなかった。
なまじウサギ達の中でも大人びている分、心配させまいと隠していたのだろう。
何でこういう時に勘が働いてくれないんだ、と少し落ち込む霊夢だったが、意外な所から救いの手が上がる。

三杉「それなら、こういうのはどうでしょう?」

それまで一言も口を挟まず黙って聞いていた三杉が永琳の言葉に被せるように口を開く。
思わず三杉の方を向く二人に対し、三杉は真剣な表情で言葉を続ける。

三杉「僕はあの子の事は良く知らないけど、今の話を聞くだけでも相当責任感の強い子だと言うのは分かりました。
   責任感の強い相手に対して『気にするな』というのはあまり効果的ではありません。むしろ、しっかりと失敗を
   見つめさせた方が自分の中で整理をつけやすいんです。例えば、僕がやっているのだとこんな方法があります」

三杉は自分の所持品からノートを取り出し、二人に見せる。
それを見た二人は思わずと言った感じで感嘆の声を漏らす。

霊夢「うわ、すご……。良くこんな細かいとこまで書いてるわね」

永琳「なるほど、貴方の状況判断能力の一端が分かった気がするわ」

そこには試合中の自分のプレイについて、上手くいった時はそれが何故上手くいったか、失敗した時は何故失敗したのか、
どうすれば失敗しないように出来たか、もしくはどうやってもこれは失敗するような事だったのか、
それらが克明に書かれていた。心臓病で長い時間プレイできない三杉は、一つ一つのプレイの質を上げる為に
様々な試みを行っている。ノートによる分析もその方法の一つだ。自分のプレイだけでなく、対戦相手の選手についても
主だった選手については同じ事をやっている。

三杉「勿論これが唯一の正しい方法じゃない。割り切って忘れて次のプレイに繋げる事が出来るなら、
   それも立派な一つの方法だと僕は思う。だけど、それが出来ないなら自分の中で解決するしかない。
   例えば先ほどの心さんの例だと、『失点した』という結果のみを見てしまっているように感じた。
   それくらいなら、考えるだけ考えて何が原因だったかを自分の中で決めてしまった方が良い。
   例えば、自分に責任のない失点にまでは気を負わなくて済むようになるかもしれない」

564 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 19:39:16 ID:???
永琳「……そうね。少なくともやってみる価値はありそうだわ。
   分かったわ。この事もあの子には話しておくわ」

三杉「お願いします。僕から言うのも何でしょうし」

霊夢「……ありがとうね、関係ない外の世界の人なのに協力してくれて」

三杉「いえ、上手くいくかもわかりませんし。ただ、お役に立てたのでしたら良かったです」

謙遜する三杉だが、彼とて単なる親切心だけで話した訳ではない。八意永琳に対する感謝はあるが、
治療費はきっちりと払っている。ならば、何故自分の秘密とも言えるノートの事を話したのか?
それは、単純に将来的な事を見据えての上だ。

三杉は前回の大会やこれまで幻想郷に滞在していた日々、今日ここで行われた会話等から、
ここにいる二人が幻想郷でもある程度大きな位置を占めているという事を理解していた。
ならば、その相手に対して恩を売っておく事は、今後に決して無駄にはならない。
仮に何も利益をもたらさなかったとしても、ここが外の世界とは異なった場所である以上、
自分のノートの事が外に漏れる可能性は低い。つまり、リスクはあまりない。

三杉淳。彼は意外に抜け目のない男でもあった。

※心がスキル『安定感』のフラグを獲得しました!試合に出続けていると自動的に回収されます!
※当面の間、心のバッドスキルフラグが進行する事はなくなりました
※心の感情度が上昇しました!
※診断費として1500円支払いました!(4550円→3050円)
※三杉の心臓病克服フラグが立ちました!
※三杉淳と知り合いました!
※三杉のノートについてはキャプ森本編で自分や対戦相手の分析をしていましたが、その一環だと思って下さい

565 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 19:41:45 ID:???
お昼前辺りに心が目を覚ました為、霊夢達は永遠亭を後にする。

心「永琳様、今日はありがとうございました。後、キャプテンも気を遣ってくれてありがとうございます」

永琳と霊夢に対し、それぞれペコリと頭を下げる心。永琳に思っていた事を全て話した事と
ぐっすりと休んだせいか、ここに来る前よりも少しだけ表情が明るくなっているように見えた。
その胸には一冊の新品のノートが抱えられている。

霊夢「いいわよ、気にしないで。永琳もありがとね」

永琳「どういたしまして。ところで、前に渡した特別メニューの方はどうかしら?」

心「は、はい。今第三章の途中まで来ています」

永琳「そう、ならもう少しね。そっちの方も忘れないようにしなさい」

霊夢「(ああ、そういえばそんなのもあったわね……)」

※心の身体強化トレーニングは第三段階の現在15/25まで進んでいます。
 トレーニングは第四段階が最終段階となります。

566 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 19:42:51 ID:2fPzJFuw
博麗神社へと帰る途中、心の様子を気遣いながら霊夢はこれからの事に思いを巡らせる。

霊夢「(それにしても、心がそんな事を考えていたなんて……。南葛との試合の後、
    どうも様子がおかしかったのはこの事だったのね。とりあえずは三杉って人が
    教えてくれた方法で心が少しでも立ち直ってくれるかを期待するしかないかしら……。
    そういえば、この事はチームの皆に話すべきかしら?)」

A とりあえずは自分の心の中だけに留めておこう
B チームの事にも関わるし、皆に話しておこう
C 特定の誰かにだけは話しておく(誰に話すかも明記して下さい。複数可)
D その他(何か他に考えがあれば明記して下さい)

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

567 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 19:45:34 ID:1ocZQ29E
C 聖白蓮

おばあちゃんなら平気かも

568 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 19:46:55 ID:yX8SkQ2U
B

569 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 19:48:43 ID:pSYnMX1+
A

570 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 19:50:06 ID:J7grSACo
A

571 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 19:59:48 ID:2fPzJFuw
>>567さん 少なくとも白蓮さんなら無闇に言い触らすような事はしないですね

A とりあえずは自分の心の中だけに留めておこう

霊夢「(……いえ、話すにしても今は時期尚早ね。今は私の中に留めておきましょう)」

※心の状態について、当面は自分の中だけに留めておく事にしました

早苗「お帰りなさい、霊夢さん、心さん」

焔「お帰りー!」

ウサギB「おかえりなさいー」

ウサギC「お昼出来てるよー!今日はルナサの当番だから、卵焼き楽しみ!」

霊夢「ただいま、皆。それじゃ、とりあえずお昼にしましょうか、心」

心「はい、キャプテン」

戻ってきた二人を早苗やウサギ達が出迎える。
いつもと変わらないその光景に、何となくホッとする霊夢と心の二人だった。

霊夢「(心の事も心配だけど、これからの試合の事も考えないとね……。
    さて、午後は何をしようかしら?)」

A スタジアムに行って魔理沙達とレミリア達の試合を偵察しよう。
B 午後も日常フェイズを行う(更に分岐)
C 何もしない!のんびり休む!(大会7日目に移行します)
D その他(何かあれば明記して下さい。全体練習、特訓等は出来ません)

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください

572 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 20:00:58 ID:J7grSACo
A

573 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 20:05:03 ID:1ocZQ29E
A

574 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 20:08:37 ID:???
!!??
戻ってきていたんですね
お帰りなさい!

575 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 20:45:54 ID:???
>>574さん
温かいお言葉をありがとうございます。まだ中々スムーズに文章が浮かばないのですが、
少しでも皆様に楽しんで頂けるように頑張りたいと思います。

A スタジアムに行って魔理沙達とレミリア達の試合を偵察しよう。

霊夢「午後は魔理沙達とレミリア達の試合を偵察に行きましょうか。
   どっちも決勝トーナメントで当たる可能性のある奴らだし」

空「やったー!さとり様達、応援しよっと!」

リリーW「私はお姉ちゃんのいる魔理沙さんのチームを応援しますよ〜!」

妖夢「前の大会では勝利出来ましたが、決して楽勝という訳ではなかったですからね……」

早苗「そうですね。特に魔理沙さんはどうも調子が悪かったようですし」

ナズーリン「どちらのチームも核となるFWがいる。この試合は偵察云々に関わらず、
      純粋にどちらが勝つか興味深いところだな」

霊夢の言葉に反対するものはいない。霧雨恋色マジックと紅魔スカーレットムーンズは共に
前の大会で試合をしたが、それ以降はあまり情報が入ってきていない。レミリアやフラン等
とは人里杯Vや練習試合等で何度かプレイしているものの、それ以外の情報はほとんどない状態だ。
確実に当たるとは限らないが、偵察しておいて損はないだろう。

576 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 20:47:30 ID:???
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

天狗A「さぁ、いよいよ注目の一戦が始まります!霧雨恋色マジック対紅魔スカーレットムーンズ!
    両チームとも初戦、二戦目を大差で勝利しており、この一戦でトップ通過が決まります!
    既に両チームとも決勝トーナメント進出が決まっているとは言え、弾みをつける為にも
    どちらも勝っておきたい一戦になるでしょう!解説の翼さん、松山さん、午後の試合も
    宜しくお願いします!(この試合が終われば中間査定!もう減点が何点だったかも
    覚えてないけど、とりあえずボーナスの指針にはなる筈!頑張れ、私!)」

天狗B「(気合い入ってるなぁー、天狗Aちゃん)」

松山「ああ、宜しく頼む(何だか随分久しぶりな気がするぞ……一日しか経ってないのに)」

翼「(霊夢が出ない試合なんて見る価値があるのだろうか……)宜しく……」

「今日も実況頑張れよー!」「フランちゃーん!」「大さん、ファイトです!」
「お前どっちに賭けた?」「わかんねぇから3−3の引き分けに……」

朱鷺子「小悪魔に誘われて来たはいいけど、いつになったら巫女と当たるのよ」

小悪魔「まあまあ、霊夢さんとはその内当たりますよ(多分)」

朱鷺子「むー……まあ、練習ない時は図書館の本読ませてもらえるし、文句はないけどさ」

フラン「やったー!魔理沙のチームと試合だー!ふふ、今日は楽しみだなぁ」

こいし「相変わらず元気だねーフラン。まあ私は今日も適当に動き回ろうかなっと」

さとり「(うう、やはり人がたくさんいると思念が……多少は慣れましたが……)」

毛玉D「(やれやれ、相変わらずこっちは騒がしいな……)」

577 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 20:49:15 ID:???
チルノ「紅白の前に黒白を倒してあたいの強さを思い知らせてやるわ!」

レティ「頑張ってね、チルノ。期待してるわよ(顔面ブロック的な意味で)」

大妖精「今日はオーバーラップしようかなぁ。どうしよう」

にとり「ひゅいい、人間がたくさん……」

妖精A「私達も気が付けば長いよね……もう3回目の大会なんだ……」

妖精F「尊敬する大さんと毛玉Dさんの前よ!全力でいきましょう!名無しの意地を見せるのよ!」

既に両チームとも二勝しており、決勝トーナメント進出は確定している。
トップ通過と二位通過で違いがない以上、この試合は消化試合と言えなくもない。
しかし、どちらのチームの選手もそんな様子は少しも見せずにウォームアップしている。
特に、両チームのキャプテンはこの試合が消化試合だとは全く思っていない。

魔理沙「(霊夢達と当たるまで負ける訳にはいかないな)」

レミリア「(霊夢達と当たるまでは負けられないわね)」

霧雨魔理沙とレミリア・スカーレット。共に相当な負けず嫌いである。
勿論、互いに切り札の全てを切るかと言われれば微妙なところではあるが、
それでも「負けても構わない」等と言う気持ちは微塵も持ってない。

一方で、この対戦をどうこなすか悩んでいる者もいる。

アリス「(はぁ、予選でパチュリー達と当たる事になるとは思わなかったなぁ。
     魔理沙に温存とかしろって言ってもむしろ見せつけようとするタイプだし……)」

パチュリー「(……あれはまだ見せない方が良いわね。警戒されるとやりづらくなるし。
       ただ、試合展開によっては使わざるを得なくなるかも……)」

578 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 20:50:22 ID:???
ルナサ「凄い観客だな。まあこの試合の注目度を考えれば無理もないか」

メルラン「ここで思いっきりライブがしたいわー!」

リリカ「ま、今は試合まで我慢しようよ姉さん」

ナズーリン「そういえば、この2チームはどんな評価をされているんだったか?」

早苗「えーと、文さんに聞いた情報だとこんな感じですね

○霧雨恋色マジック

攻撃力:☆☆☆☆☆☆☆☆☆(9)
支配力:☆☆☆☆☆☆☆☆(8)
守備力:☆☆☆☆☆☆☆☆☆(9)
総合力:☆☆☆☆☆☆☆☆☆(9)

総評:
霊夢さんのライバルであり友人でもある、魔理沙さん率いるチーム。彼女の師匠でもある
魅魔さんとのツートップの破壊力はマリオとヨッシーFCの攻撃陣に劣らないものがあり、
アリスさん、幽香さんを有する中盤の支配力も中々のもの。守備陣は小粒に見えるが、
大妖精さんのセービング力、チルノさん、レティさんの安定した守備力は侮れない。

ただ欠点もあり、サイドを任せられるドリブラーがいない為、攻撃が単調になりがちな
ところが見受けられる。比較的実力が安定している為、賭けの対象としては悪くないチーム。
得点は若干ブレがありそうだが、失点は相手にもよるが1〜2点程度と考えて良いだろう。

ちなみに、キャプテンの魔理沙さんによると、心さんからゴールを奪う秘策があるとの事。
何だか猛烈に悪い予感がするのう。

579 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 20:52:02 ID:???
○紅魔スカーレットムーンズ

攻撃力:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(10)
支配力:☆☆☆☆☆☆☆☆(8)
守備力:☆☆☆☆☆☆☆(7)
総合力:☆☆☆☆☆☆☆☆☆(8)

総評:
『永遠に紅い幼き月(笑)』レミリア・スカーレットさんが率いるチーム。
特筆すべきはFW、MF陣の攻撃力。特にFWのフランドールさんは大会最強FW
の候補とも言われており、彼女がいる限り無失点で凌げるチームは皆無だろう。

中盤も万能型のレミリアさん、タックラーの咲夜さん、パサーの小悪魔さん、
サイドドリブラーのお燐さん、何をするのか分からないこいしさんと、
やや尖った選手が多いものの、駒は十分に揃っていると言える。
特にレミリアさんの実力は攻守ともにかなりのものがあり、
フランさんと共にチームの中核を為している。

欠点として目立つのは守備力の低さ。
さとりさんは悪いGKではないが、撃ち合いにはやや弱い。
成長著しい毛玉がどこまで相手のシュートを防げるかが鍵か。

賭けの対象チームとして見る場合、得点、失点ともにある程度見積もる事をお勧めする。
得点は3〜4点、失点は2点程度をベースに、相手によって考えるのが良いだろう。

580 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 20:53:29 ID:???
霊夢「文の評価では総合力は魔理沙のチームの方が上なのね」

白蓮「とは言っても、このくらいの差でしたらどちらに転ぶか分からないですね」

ウサギA「飛び入り参加して旗もらえないかな……」

ウサギC「いや、それは無理だって……」

鼎「今日はどっちを応援しようか?」

ウサギB「うーん、どうしよー」

焔「私は美鈴さんのいるチーム!この間色々お話してくれたし!」

希「私も!」

空「私はさとり様とお燐とこいし様がいるチームを応援するよ!」

妖夢「空さん、それ美鈴さん達と同じチームですよ?」

空「うにゅ?そうなの?」

※希、焔、美鈴(と霊夢・はたて含む5人)は花見の席で友人になっています(23スレ目)

早苗「では、私はにとりさんに家具の事で色々お世話になってますし、
   魔理沙さんのチームを応援するとしましょうか」

リリーW「私もお姉ちゃんがいるチームを応援するので、そっちですね〜」

リリカ「私はどっちかなー。紅魔館もひまわり畑もライブ会場として提供してもらってるし、
    どっちとも応援しづらいなー」

581 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 20:55:10 ID:2fPzJFuw
まだ試合が始まるまで時間がある為、チームメイトは思い思いに今日の試合について話す。
聞いている感じだと、紅魔スカーレットムーンズを応援する方が多い様子だ。
今のところ特にどちらが勝っても自分たちに関係はないので、親しい選手がいる方の
チームを応援するのは当然とも言えるが。

早苗「霊夢さんはどちらのチームを応援します?」

霊夢「え、私?」

早苗「はい」

特に深い意味がある訳ではなく、単純な疑問と言った感じで質問する早苗。

霊夢「うーん、そうねぇ……」

腕組みをして悩む霊夢。これまで偵察以上の意味を込めて試合を見た事はあまりない。
この試合もそんな感じだと思っていたのだが、何となくチームメイトそれぞれが
どちらのチームを応援するか、というような空気になっているらしい。

霊夢「(私はどっちを応援するべきかしらねぇ……。魔理沙は友人だしアリスにはお世話になってるし、
    魔理沙のチームかしら?いや、でもレミリアのチームにもさとりとかには空をチームに加入
    させてもらったし、美鈴はこの間のお花見で結構話したりとかしたし……どうしようかしら)」

A 魔理沙やアリスもいるし、霧雨恋色マジックを応援しよう
B ウサギ達や空に合わせて紅魔スカーレットムーンズを応援しよう
C どちらも応援しない。博麗の巫女は公平だ!
D その他(何か霊夢に言わせたい事があれば明記して下さい)

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください

582 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 20:56:27 ID:1ocZQ29E
B

583 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 21:07:09 ID:FR5EYvOU


584 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 21:11:33 ID:YaR5GTNg
A

585 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 21:12:13 ID:1ocZQ29E
Aに変更します

586 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 21:31:24 ID:2fPzJFuw
A 魔理沙やアリスもいるし、霧雨恋色マジックを応援しよう

霊夢「そうね、一応あいつも友人だし、アリスにも世話になってるし、
   魔理沙のチームを応援しようかしら」

早苗「(やった!霊夢さんと同じです!やっぱりマリオとヨッシーは惹かれあうものなのですね!)
   そ、そうですか!では私も頑張って応援しますね!」

リリーW「〜♪私も一緒に応援します〜♪」

リリカ「んじゃ私もそっち応援しよっかなー」

ナズーリン「……応援は構わないが、一応偵察だと言う事を忘れないでくれよ?
      私も人の事は言えないかもしれないが」

白蓮「まあまあ、良いじゃないですかナズーリン。純粋に試合を楽しむのもまた一興ですよ」

※霊夢は魔理沙達のチームを応援する事にしました。
 魔理沙達のチームが勝利した時、応援しているメンバーに感情度ボーナスがあります。
 (偵察に来ている為、この試合の勝敗は確定していません)

霊夢「(さて、もうすぐ試合が始まるわね。そういえばこの大会って賭けやってるんだっけ。
    確か、勝つチームとスコアを予想する形式とか言ってたわね。あんまり今はお金ないけど、
    どうしようかしら?)」

A 参加してみよう(更に分岐)
B いや、やめておこうかな(試合開始となります)

現在の所持金:3050円

先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください

587 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 21:34:39 ID:TvvwniZ2
B

588 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 21:35:09 ID:YaR5GTNg
B

589 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 21:52:05 ID:2fPzJFuw
B いや、やめておこうかな(試合開始となります)

霊夢「(いや、神社の維持金とかもあるし、あんまり使い過ぎない方が良いわね。やめておきましょう)」

〜〜〜

試合前のウォーミングアップも終わり、試合開始の時間となる。
両チームの選手が整列し、代表としてキャプテンが審判の元へと向かう。
霧雨恋色マジックは魔理沙、紅魔スカーレットムーンズはレミリアである。

魔理沙「悪いが、今日は圧勝させてもらうぜ。霊夢達に借りを返す前の景気づけだな」

レミリア「ほざけ。貴女こそ、霊夢だけじゃなくて私達にまで負けて泣きながら
     帰る準備をしておいた方が良いわよ?」

早くもフィールド中央で火花を散らす二人。見かねた審判が止めに入り、
二人とも渋々と言った様子で矛を収める。

審判「コイントスを行う。両キャプテン、表か裏かどちらか決めたまえ」

魔理沙「私が先に決めていいか?」

レミリア「構わないわよ」

魔理沙「よっしゃ。じゃあ私は表だぜ!」

レミリア「なら私は裏で」

二人の言葉を確認して審判がコイントスを行う。結果は裏。
レミリアは当然ボールを選択する。

590 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 21:53:19 ID:2fPzJFuw
魔理沙「ぐっ、お前まさか能力使ったんじゃないだろうな」

レミリア「……先に決めたのは貴女じゃない。それに、こんな事に能力は使わないよ」

天狗A「コイントスの結果、ボールは紅魔スカーレットムーンズが取った模様です!
    両チームの選手がポジションについていきます!間もなく、試合開始です!」

ピィーーーーーーーーーーーー!!!

咲夜「お嬢様!」

バシィッ!

レミリア「さて、行くわよ!」

天狗A「さぁ、試合開始のホイッスルが鳴りました!キックオフのボールは咲夜選手からレミリア選手へ!
    紅魔スカーレットムーンズ、霧雨恋色マジックの堅い守りを果たしてどう攻略するか!」

★経過時間→! dice★
★紅魔スカーレットムーンズの攻撃→! card★

先着二名様で引いて下さい。カードのマークによって分岐します。

ダイヤ絵札→紅魔スカーレットムーンズがPKを獲得!
ダイヤ→美鈴のポストプレイが成功!フランが良い位置でシュート体勢!
ハート→小悪魔が後方からパスを試みる!
スペード→お燐がサイド突破を試みる!
クラブ→霧雨恋色マジックがボール奪取に成功!(次の判定に映ります)
クラブA→霧雨恋色マジックがボール奪取に成功!一気のカウンター!
JOKER→紅魔スカーレットムーンズが得点に成功!(得点者の分岐に)

591 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 21:56:54 ID:???
★経過時間→ 3

592 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 21:57:54 ID:???
★紅魔スカーレットムーンズの攻撃→ クラブ8

593 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 22:17:30 ID:2fPzJFuw
★経過時間→ 3 ★
→経過時間は3分!
★紅魔スカーレットムーンズの攻撃→ クラブ8 ★
クラブ→霧雨恋色マジックがボール奪取に成功!(次の判定に映ります)

レミリアも最初から飛ばすような事はせず、パスを回しながら隙を伺う。

レミリア「(流石に簡単には攻められないようね。なら……)燐!頼むわよ!」

バシィッ!

燐「お、あたいの出番だね!お空も来てるみたいだし、良いとこ見せないとね!」

クルッ!クルッ!クルッ!

レミリアからボールを受け取った燐は持ち前の身軽さを活かした素軽いドリブルで
左サイドを突破しようとする。しかし、霧雨恋色マジックは両サイドの突破に備え、
どちらにもしっかりとタックルの上手い選手を配置している。

リリーB「……させない」

ズサァアアアアアア!!!バチィッ!

燐「にゃー!?」

天狗A「駄目だ!燐選手のサイド突破はリリーB選手が鋭いタックルで防ぐ!
    今度は霧雨恋色マジックの反撃です!」

松山「良いタックルだな。あれなら簡単にはサイド突破はされなそうだな」

翼「あの程度じゃ霊夢のドリブルにはかすりもしないけどね」

594 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 22:19:05 ID:2fPzJFuw
空「あー!もう、お燐のボール取らないでよー!」

リリーW「お姉ちゃん、流石です〜♪」

魔理沙「よっしゃあ!ナイスだリリー!今度はこっちの攻撃だぜ!」

アリス「(霊夢のチームはサイド攻撃が多いから、タックルを鍛えさせた甲斐があったわね)」

幽香「あら、あの子も張り切ってるわね。ふふ、先取点は取れるかしら?」

★経過時間→! dice★(現在前半3分)
★霧雨恋色マジックの攻撃→! card★

先着二名様で引いて下さい。カードのマークによって分岐します。

ハートK→だ、大さんがオーバーラップ!?
ダイヤ絵札→霧雨恋色マジックがPKを獲得!
ダイヤ→魔理沙に良い位置でボールが渡った!霧雨恋色マジックの得点チャンスだ!
ハート→魅魔と幽香がワンツーで突き進む!
スペード→アリスが後方からロングパスを試みる!
クラブ→紅魔スカーレットムーンズがボール奪取に成功!(次の判定に映ります)
クラブA→紅魔スカーレットムーンズがボール奪取に成功!一気のカウンター!
JOKER→霧雨恋色マジックが得点に成功!(得点者の分岐に)

595 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 22:19:43 ID:???
★経過時間→ 2

596 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 22:20:16 ID:???
あれ!?もしかして両チームのフォーメーション投下し忘れてる!?
すみません、両チームのフォーメーションはこちらとなります。

『紅魔スカーレットムーンズ』フォーメーション 3−5−2
−−@−− @古明地さとり
−−A−− A毛玉D
−B−C− BメイドB C朱鷺子
−E−D− D十六夜咲夜 E小悪魔
G−−−F G古明地こいし F火焔猫燐
−−I−− Iレミリア・スカーレット
−−−J− J紅美鈴
−H−−− Hフランドール・スカーレット

『霧雨恋色マジック』フォーメーション 4−4−2
−H−J− H霧雨魔理沙 J魅魔
−−−−− 
−−I−− I風見幽香 
−−−−− 
−AGE− A妖精A Gアリス・マーガトロイド EリリーB
C−F−B Cレティ・ホワイトロック F妖精F B河城にとり
−−D−− Dチルノ 
−−@−− @大妖精

597 :森崎名無しさん:2015/04/19(日) 22:20:43 ID:???
★霧雨恋色マジックの攻撃→ クラブ10

598 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 22:34:17 ID:2fPzJFuw
★経過時間→ 2 ★
→経過時間は2分!
★霧雨恋色マジックの攻撃→ クラブ10 ★
クラブ→紅魔スカーレットムーンズがボール奪取に成功!(次の判定に映ります)

しかし、霧雨恋色マジックの攻撃も長くは続かなかった。
紅魔スカーレットムーンズには音も気配もなく忍び寄る恐怖の選手がいるのである。

こいし「はろはろ〜」

魔理沙「げ!?お前いつの間にそんなとこにいたんだ!?」

パシッ!

リリーBからパスを受け取りドリブルを開始しようとした魔理沙に対し、
突然横から現れるこいし。意表を突かれ、為す術もなくボールを奪われてしまう。

天狗A「あーっと!しかし霧雨恋色マジックが奪ったボールは即座にこいし選手がボールカット!
    い、一体いつの間にあんなところにいたのでしょうか!すみません、ちゃんと見ていた
    つもりなのですが、全く気付けませんでした!」

松山「(俺も全く気付かなかった……何だ、あの子は?)」

魅魔「やれやれ、あのちっこいのも厄介だねぇ。早いとこ一発撃っておきたいんだが」

フラン「やるじゃんこいし!存在感のなさはピカイチだね!」

こいし「だからその言い方ひどくない!?」

毛玉D「(やれやれ、元気の良い嬢ちゃん達だぜ……)」

さとり「全く、あの子は……。貴女のポジションはそこじゃないでしょうに」

599 :キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2015/04/19(日) 22:35:28 ID:2fPzJFuw
空「やったぁ!こいし様、ナイス守備!」

霊夢「あちゃー、私もそういえばあれやられたんだっけ……。本当に理不尽よね」

妖夢「理不尽なのは霊夢の結界も同じような……」

霊夢「何か言った?」

妖夢「い、いえ、何にも」

★経過時間→! dice★(現在前半5分)
★紅魔スカーレットムーンズの攻撃→! card★

先着二名様で引いて下さい。カードのマークによって分岐します。

ダイヤ絵札→紅魔スカーレットムーンズがPKを獲得!
ダイヤ→美鈴のポストプレイが成功!フランが良い位置でシュート体勢!
ハート→小悪魔が後方からパスを試みる!
スペード→お燐がサイド突破を試みる!
クラブ→霧雨恋色マジックがボール奪取に成功!(次の判定に映ります)
クラブA→霧雨恋色マジックがボール奪取に成功!一気のカウンター!
JOKER→紅魔スカーレットムーンズが得点に成功!(得点者の分岐に)

※クラブ以外の分岐は一度通る度に判定内容が変わります

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