キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【序戦】ファイアーモリブレム43【ラムカーネ軍団】

1 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/09/18(水) 13:24:53 ID:???
キャプテン森崎のスピンアウト作品です。『ファイアーエムブレム紋章の謎』の世界に
送り込まれた森崎が、マルスたちと共にアカネイア大陸を冒険する物語となっています。
基本は本編と同様に、選択肢の中から第三者(ロムしている人)がどれかひとつを選ぶ事によって進んでいきます。
また必要に応じてトランプを引いてもらったりしてランダムに進行していくこともあります。

【注意】
このスレの物語やキャラの性格は、中の人の都合で原作並びにキャプテン森崎本編とは異なる場合があります。
設定などもストーリーの都合上若干オリジナル要素が含まれていますので、苦手な方はご注意ください。


〜現在進行中のストーリー〜

☆FEシナリオ☆
ユベロ王子とユミナ王女がタリスの傭兵オグマによってラングの魔の手から救出されたらしい。
二人を保護するために、マケドニア軍と協力して捜索を開始する。
その途中、マルスの命を狙う暗殺組織の足取りを掴むべく山中の砦へと進軍。
僧侶リフを無事に救出することに成功したその夜。謎の仮面の男が森崎たちの前に現れた!

★キャプ翼シナリオ★
クライフォート率いるアヤックスとの試合は激闘の末に1対1の引き分けに終わった。
次なる遠征の目的地は現在世界で最も高レベルのリーグと言われているイタリア・セリエA。
チームの新戦力として隼ファイター・新田瞬を加え、
森崎たちブレーメンの戦いは新たな局面を迎えようとしていた。


☆前スレ
【俺たち】ファイアーモリブレム42【無頼男】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1359338961/l50
☆過去スレ
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/44.html

72 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 17:38:35 ID:???
成長率への影響がそんなでもないので&空振りも多いので、
サッカーにガッと使ったほうがいいと思うのよ
次の試合までには回復するでしょ?

73 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/09/24(火) 17:38:55 ID:???
>A アンナ

アンナ「みんなお目が高いわね!私を選んでくれたこと絶対に後悔させないわよ〜。
    ちなみに支援補正が受けづらいキャプ翼キャラを有効的に使うには
    そのチームや関連性のあるキャラをあてがうと補正を受けることが出来るわ。
    クライフォート君やイスラス君なんかを今後も使っていく場合は覚えておくといいかも」

マルス「アベルとビクトリーノみたいな世界を跨ぐ特殊な支援もあるみたいだけどね」

森崎「あの二人の不思議な因縁めいたものは本当に偶然の賜物だったなぁ……」

ジェイガン「さて、次は監督業に関してですな。私に監督を任せてくれるならば
      私の指揮のもとでチームの総力がさらに高まることだろう。
      ただしその場合はチームオーダーは私の判断によるものとなるが……」

森崎「(アリティアカップだとジェイガンさんの指揮は意外と的確なものだったよな。
   少しでも戦力を高めるためにも監督業はジェイガンさんに任せるべきか?
   だが万が一チームオーダーでへんてこなものが選ばれると大変なことになりそうだが…)」


☆監督業はどうしますか?

A ジェイガンに任せる(監督補正2)
B 自分がやる

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74 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 18:28:03 ID:cP6tuG6U
A
ラムカーネ相手だし、シュートに入る監督補正がほしい&最悪、ハーフタイムに直訴すればいい。

75 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 18:30:39 ID:yj/s0g8E


76 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/09/24(火) 18:59:13 ID:???
>A ジェイガンに任せる(監督補正2)

森崎「ここはジェイガンさんに任せるぜ。アリティアカップ全勝優勝に導いた
   その手腕は本物だ。自信を持ってくれよ!」

ジェイガン「監督としてのスキルアップのためにも場数を踏むことも重要ですからな。
      了解した。では、早速ミーティングの準備に入りたいと思う」

ザザッ!

暗殺組織、並びに闇の軍団の罠を打ち破るため、急遽サッカーの試合を組むこととなったアリティア軍。
マルスたちにとっては、アカネイアカップ決勝戦にて毒薬による妨害工作で
文字通り苦汁を飲まされた『森崎有三』率いる仮面のチームへのリベンジでもあった。

ジェイガン「よし、みんな聞け。今回の試合はアリティアカップのような親善試合ではない。
      勝つことはもちろん、彼奴らの悪逆非道の工作への対処も重要となってくる。
      特にハーフタイムでは何らかの行動をしてくるはずだ。
      試合中はもとより、試合後に関しても一片の気の緩むこともないように」

ドーガ「うう……今でも思い出すぜ。お腹がゆるゆるになってちょっと力んだら
    騎士人生に汚点を塗りたくるような惨状になりそうだったあの試合の悪夢を……」

森崎「(思い返せば、カタリナの作ったレモンのはちみつ漬けも妨害工作の一つだったんだな。
   アレを食べたジェイガンさんが暫くの間身動きが取れなくなったし……
   気をつけろ森崎有三。奴のやり口は俺自信が一番わかっているはずなんだから…!)」

ジェイガン「では、まずは基本となるフォーメーションを選択する。今回は……」

77 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/09/24(火) 19:02:03 ID:???
★フォーメーション→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→4-3-3のオーソドックスだ
ハート→4-4-2のボックス型のツートップだ
スペード→3-5-2のダブルボランチ型のツートップだ
クラブ→5-4-1のワントップだ
JOKER→ここでジェイガンの監督補正アップ判定だ!

78 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 19:02:54 ID:???
★フォーメーション→ ダイヤ9
ここはともかく、重要なのはこの次…。

79 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 19:02:59 ID:???
★フォーメーション→ スペードA


80 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 19:03:01 ID:???
★フォーメーション→ スペード7

81 :・モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/09/24(火) 19:20:28 ID:???
★フォーメーション→ ダイヤ9 ★
>ダイヤ→4-3-3のオーソドックスだ

===○===
−−−H−−− H 
J−−−−−F J F
−−−−−−−
E−−I−−G E I G
−−−−−−−
A−−−−−B A B
−−−C−−− C
−−−D−−− D
−−−@−−− @


ジェイガン「このフォーメーションの主な攻撃パターンは
      両サイドのウイングから中央へとセンタリングを送り込む形となる。
      守備に関してはスイーパーを配備することで
      相手のミドルシュートを未然に防ぎやすくなっている」

森崎「サイドからの突破一辺倒にならないような攻撃の工夫も必要だな」

マルス「横のラインが伸び気味になってしまうから中央突破されないように気をつけないとね」

ジェイガン「ではスタメンを発表する。まずはFWの3名。左から……」

82 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/09/24(火) 19:22:38 ID:???
★フォワード→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→左から カチュア バーツ パオラ
ハート→左から  マルス サッカーマスク ジュリアン
スペード→左から カチュア パオラ マルス
クラブ→左から ロディ ルーク セシル
JOKER→左から リンダ マルス 森崎

83 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 19:22:47 ID:???
★フォワード→ スペードA

84 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 19:22:51 ID:???
★フォワード→ ダイヤ8

85 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/09/24(火) 19:33:44 ID:???
★フォワード→ スペードA ★
>スペード→左から カチュア パオラ マルス

ジェイガン「左からカチュア殿、パオラ殿、マルス様。お願いいたしましたぞ」

カチュア「必ず姉さんにセンタリングを届けてみせるでござr……います」

パオラ「心の底から炎のように熱く燃え上がるようなこの気持ち……今の私に怖いものは無いわ」

マルス「センタリングだけでなく直接切り込む作戦も狙ってみるよ。ヒャッホー!」

森崎「(やはりかけらを装備すると選手の特徴だけでなく性格にも影響を与えたりするのか?じゃあ俺も……?)」

喧嘩が強くなったり帽子が似合うようになったりするのかもしれない。
憎まれ口を叩くものの、潜在的には子供の頃からずっと憧れ続けていた
『若林源三』という偉大な存在に影が重なりつつある自分に不思議な違和感を覚える。


ジェイガン「では、続いてMFの3名。左から……」

★ミッドフィルダー→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→左から セシル クライフォート ジュリアン
ハート→左から  クライフォート サッカーマスク バーツ
スペード→左から ライアン リンダ クライフォート
クラブ→左から ロディ ライアン セシル
JOKER→左から ジュリアン 森崎 ライアン

86 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 19:34:40 ID:???
★ミッドフィルダー→ ダイヤK

87 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 19:34:55 ID:???
★ミッドフィルダー→ クラブ7

88 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 19:36:37 ID:???
ナイス86、値千金! ここでクライフォートが中央にいる意味は大きい…はず。
ところで、クライフォートとの会話はハーフタイムとかで選ばないとない感じですか?

89 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/09/24(火) 20:28:19 ID:???
>>88
クライフォートとの会話イベントはこの段階で少し進みます。
ハーフタイムでも彼と話すことで色々と進展するかもしれません。
==========
★ミッドフィルダー→ ダイヤK ★
>ダイヤ→左から セシル クライフォート ジュリアン


セシル「この位置なら攻撃だけじゃなく守備にもフル回転で走り回らなきゃね。望むところよ!」

クライフォート「(これがイスラスの言っていた世界のサッカーか。
        俺が築き、そして目指していく真の『トータルフットボール』が
        どこまで通用するか……試してみる価値がありそうだ)」

ジュリアン「俺が上手いこと立ち回るだけ攻め手の数が増やせるんだ。やってやるぜ」

森崎「クライフォート。この試合、お前にゲームコントロールを託したぞ。
   ……いきなりこんな試合に引っ張ってこられて混乱してないか?」

事情が事情だけに珍しく気遣いの言葉をかける森崎だったが、クライフォートは普段通り冷静沈着な態度で返す。

クライフォート「真のキャプテンたるもの、どのような環境にいても瞬時に合わせる適応力が必要だ。
        それに……イスラスや三杉、マッハーからお前たちの事情は聞かされている」

森崎「! それじゃあ俺の『破滅のツボ』のことも……」

クライフォート「お前とはもう一度真剣に戦い決着をつけたいと思っている。
        その機会が失われることは俺個人としても、チームとしても避けたい。
        それにあの仮面の男たち。少なくとも俺達と無関係とは思えない」

イスラスやマッハーの証言を整理すればするほど、彼ら謎の仮面たちは
現在サッカー界を揺るがす有望株選手の失踪事件との繋がりが見えてくるという。

90 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/09/24(火) 20:29:26 ID:???
アヤックスアカデミーOBであり、現在ACミランのキャプテンであるファンベルグも
チームメイトである『ストラット』というイタリアきってのストライカーの行方を気がかりにしてるのだ。

サッカーマスク「彼の話は本当だ。少なくとも私の依頼主はこの一連の事件に心を痛めていた。
        君は一度彼らと試合をしてみてなにか気が付かなかったかい?
        悍ましいほどの闇の鼓動と強大な力が、ボールを通して悲しい悲鳴を上げているのを」

クライフォートとの話に割って入ってきたのは謎の仮面たちと双璧を成す怪しさ全開のサッカーマスク。

森崎「そういえばお前は奴らを追っているんだったよな。奴らのことをなにか知っているのか?」

サッカーマスクは覆面から除く瞳を閉じ、深くため息をつきながら語りだす。

サッカーマスク「私もまた、彼らと同じように『闇の呪縛』に囚われた過去を持つからだ。
        ……私が何故このような覆面をしているのか。その理由は彼ら仮面の者達と同じだ。
        この覆面がなければ私の人格は崩壊し、私が私では無くなってしまうだろう。
        だが、あの仮面をはずさぬ限り彼らを魔王の手から救い出すことは出来はしない」

森崎「人格が崩壊……?それって具体的にどうなっちまうんだよ」

サッカーマスク「それは人それぞれだろうね。人としての尊厳を忘れ、愚かな行動を繰り返すようになったり……。
        本来心優しき者が卑しき心に染まってしまうこともあるだろう。
        私もこの覆面を手に入れる前はどんな性格だったのやら。
        いや、そんな恐ろしいことは知らないほうが良いのかもしれないね……」

少しだけ自嘲するような笑いをあげ、サッカーマスクは顔を引き締めながら言葉を続ける。

サッカーマスク「だが、彼らをこのままあの邪悪な者達の手駒にさせておくわけにもいかない。
        彼らを探し、そして連れ戻すことが私の使命でもあることは前にも話したね。
        森崎くん。できれば君にも協力してもらいたいんだ。
        おそらく君でなければ闇の力に、そして仮面に囚われたサッカー戦士たちを闇の手から救うことはできない」

91 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/09/24(火) 20:31:31 ID:???
森崎「俺が…?あ、そうか!俺の『星』の力なら『スターライト・エクスプロージョン』のように
  『闇』の力を跳ね除けることができるかもしれない!」

サッカーマスク「彼らの仮面の内側、心の中に残されている僅かな光を取り戻すには
        彼らの持つ輝きに触れなくてはいけない。そしてそれが出来る人物は限られている」

クライフォート「……失踪した人物に縁のある人物が、直接ぶつかって対決しろということか」

森崎「だけど、あいつらみんな同じような仮面をしてるから誰が誰だかすらわからないぜ?」

サッカーマスク「……それは彼らのプレイをよく観察して見極めるしか無いだろう。
        そして君は彼らを救うため様々な星の輝きを集めなければいけない。
        その輝きの集まりは、いずれ君自身を救う鍵にもなるはずだ」

闇のオーブに守られているラムカーネを倒すため。破滅のツボに侵された自分の身体を治すため。
そして闇にとらわれてしまった多くの光あるサッカーの迷い子たちのため。
世界中の星たちの輝きを守る――前大戦で自ら名乗った『スターキーパー』の使命に相応しい仕事ではないか。

森崎「(あいつらを助けだすことが俺の選手生命を繋ぎ止めることに繋がるというのなら……やるしかない!)」

ラムカーネたちとの試合。それはただ得点を奪い試合に勝つだけでは終われない。
彼を守る闇の羽衣を剥ぎ取るためには、あの哀れな仮面の人形たちを星の光で導かなければならないのだ。

サッカーマスク「全ては君の判断と指揮にかかっている。要約すると
       『特定の選手同士を接触させることでイベントが発生し、仮面の選手たちを闇の呪縛から解き放てる』ということだ」

クライフォート「俺やイスラスも出来る範囲でサポートしていくつもりだ。
        この試合で結果は出せなくても次がある。機会がある限り諦めずに挑戦していくぞ」

森崎「ああ。将を射るにはまずは馬からって言葉もあるからな。
   仮面の男たちを次々と失って狼狽える奴を見ておくのも面白いかもしれないな」

92 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/09/24(火) 20:33:37 ID:???
ジェイガン「……話は済んだかね?そろそろ次の発表に進みたいのだが」

森崎・クライフォート・サッカーマスク「さーせん」

ジェイガン「では、続いてDFの4人だ。スイーパーと併せて発表する。左から……」


★ディフェンダー→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→左から ルーク ドーガ サッカーマスク スイーパーにリンダ
ハート→左から  バーツ ルーク ドーガ スイーパーにサッカーマスク
スペード→左から ロディ リンダ ルーク スイーパーにドーガ
クラブ→左から ライアン バーツ ロディ スイーパーにルーク
JOKER→左から 森崎 リンダ サッカーマスク スイーパーにドーガ

93 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 20:34:15 ID:???
★ディフェンダー→ スペード4

94 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 20:35:12 ID:???
サッカーマスク使わんのかーい

95 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 20:36:04 ID:???
まあジェイガンにとっちゃよそ者だし・・・
信用できるメンツを使っても別におかしくはない

96 :森崎名無しさん:2013/09/24(火) 20:37:04 ID:???
少なくとも出だしは身内でってトコか

97 :森崎名無しさん:2013/09/25(水) 00:30:52 ID:???
魔法ブーストは消耗が激しいから前後半のバランスを取るためと見れば
間違ってはいないかな

98 :森崎名無しさん:2013/09/28(土) 09:28:15 ID:???
だが次のGK判定で台無しに……

99 :森崎名無しさん:2013/09/28(土) 22:47:56 ID:???
これはGKサッカーマスクくるか・・・(期待)

100 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/10/04(金) 11:52:46 ID:???
>>94
彼の不気味なほどに高い実力は、強敵だらけの闇の軍団相手に頼りになりますからね。
>>95
ジェイガンにもなにか考えがあるようです。
>>96
ジェイガンたちにとってはアカネイアカップで妨害工作によって惨敗したリベンジでもありますからね。
>>97
闇の軍団との試合はただ勝てばいいというわけではありませんからね。
できるだけ多くのイベントを起こして、闇に囚われた仲間たちを救い出すのも大きな目的です。
>>98-99
そんなこと言ってるとほんとに来ちゃうぞ!
==========
★ディフェンダー→ スペード4 ★
>スペード→左から ロディ リンダ ルーク スイーパーにドーガ

ジェイガン「ロディ、リンダ、ルークの3枚を並べ、スイーパーにドーガを置く。
      リンダ殿の魔法ブーストにも十分耐えうる体力の持ち主ばかりだ。
      遠慮無く援護をおねがいいたしますぞ」

ロディ「得体のしれない仮面の軍団……いったいどれほどの実力の持ち主なのだろうか」

リンダ「(彼らの背後に蠢くこの異様なまでの魔力の胎動はいったいなんなの?
    鳥肌が収まらない。不愉快でたまらない。そう、まるで、まるでこれは……)」

ルーク「誰が相手だろうと関係ねぇ!俺がゴール前にいる限り一点たりとも奪わせねぇさ!」

ドーガ「……アカネイアカップ決勝戦。俺達は為す術無く彼らに蹂躙された。
    だが、あの時とは違い頼もしい味方が大勢いる。それに俺自身も強くなったはずだ!」

ルークとドーガが士気を上げつつ、ロディも冷静に相手の力を分析する。
そんな中、リンダだけは彼らの禍々しい瘴気に怯えるように自身の肩を抱いていた。

101 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/10/04(金) 11:53:55 ID:???
ジェイガン「そして最後の砦、ゴールキーパーのポジションについてもらうのはもちろん……」


★ゴールキーパー→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

JOKER→サッカーマスク
クラブA→バーツ
それ以外→森崎

102 :Q513 ◆RZdXGG2sGw :2013/10/04(金) 11:56:38 ID:???
★ゴールキーパー→ ダイヤ6

103 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/10/13(日) 09:48:53 ID:???
★ゴールキーパー→ ダイヤ6 ★
>それ以外→森崎


ジェイガン「やはり森崎殿以外に適任はいますまい。
      アリティアカップ同様、鉄壁の守備を期待していますぞ」

森崎「世界一のGKになるという夢を目指す俺が、こんな奴らに点を決められてたまるかよ!
   ジェイガンさんも俺達の事を監督として導いてやってくださいね」

ジェイガン「うむ、奴らのことだ。卑怯な策略により不測の事態に陥ることもあるかもしれぬ。
      私が成すべきことは君たち選手が最大限に実力を発揮できるようにしてやることだ」

鋭い眼光を飛ばしつつ堂々と言い放つジェイガンは、既に現役を退いた老兵とは思えぬ頼もしさを見せてくれる。

森崎「へぇ。なんだか立派な監督らしいこと言ってくれちゃってますね」

ジェイガン「なに、モロドフ伯爵の受け売りだ。彼もまた、アカネイアのサッカー界発展のために
      異界で一人戦っておる。我々もここで歩みを止めるわけにはいかぬぞ」

森崎「(確か片桐さんの計らいで日本サッカー協会の役員として勉強してるんだったっけ。
   今度アカネイアから戻ることがあったら一度連絡を入れてみようかな)」

森崎に対し『守護』の精神を説き、サッカーにおいても時たま的確な助言を残してきた
モロドフのことを思い出す。彼とは本当の祖父と孫のような良好な関係を築いてきた。

森崎「とにもかくにもここで勝たなきゃ先に進むことも戻ることもできやしない。
   見てろよラムカーネ。たとえ俺が紛い物のキャプテン森崎だとしても……最後に勝つのは俺達だ!」

ジェイガン「よし、これでフォーメーションは決定だ。ここまでの情報を一度まとめておくぞ」

104 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/10/13(日) 09:50:41 ID:???
===○===
−−−H−−− Hパオラ(シュナイダー)
J−−−−−F Jカチュア(中里) Fマルス(カイザー)
−−−−−−−
E−−I−−G Eセシル(シェスター) Iクライフォート(ビクトリーノ) Gジュリアン(イスラス)
−−−−−−−
A−−−−−B Aロディ Bルーク
−−−C−−− Cリンダ
−−−D−−− Dドーガ(肖)
−−−@−−− @森崎(森崎)

・アリティア(オーソドックス/4-3-3/指揮レベル12+監督補正2)
Jカチュア(1) 480/480 +18 マルス(2)森崎(1)パオラ(1)
Iクライフォート(3) 640/640 +14
Hパオラ(1)   540/540 +18 バーツ(3)カチュア(1)
Gジュリアン  460/460 +16 森崎(1)ルーク(1)
Fマルス(2) 640/640 +16 森崎(2)
Eセシル(1)  480/480 +18 ライアン(1)ロディ(2)森崎(1)
Dドーガ(1)  520/520 +15 マルス(1)
Cリンダ  420/420 +16 森崎(2)
Bルーク 640/640 +19 ロディ(1)ライアン(1)セシル(1)ジュリアン(1)森崎(1)
Aロディ(1) 720/720 +18 セシル(2)ルーク(1)森崎(1)
@森崎(2) 580/580 +18 マルス(2)ライアン(1)ジュリアン(1)
============
Kライアン 540/540 +18 ロディ(1)ルーク(1)セシル(1)森崎(1)
Lマリーシア 380/380 +17 マルス(2)ライアン(1)
Mバーツ   580/580 +17 パオラ(3)
Nリフ 320/320 +15 森崎(1)
Oサッカーマスク(3) 900/900 +14

105 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/10/13(日) 09:51:44 ID:???
ジェイガン「相手の情報についてだが、残念だが試合をしつつ分析していくしか無い。
      どのポジションにどんな選手がいるかを素早く把握し、
      的確な戦術で攻めこむことでしか突破口は見つからぬだろう」

マルス「それに加えて、彼らは妨害工作を仕掛けてくる可能性が高い。
    アンナさんのサポートが有るとはいえ、絶対に安全という訳じゃない。
    リザーバーのみんなもいつでもピッチに立てるように準備は怠らないようにね」

森崎「(妨害工作……か。これも昔の俺が好き好んで行っていた戦術。
   ラムカーネがあの頃の俺の姿を表しているのだとすれば、当然仕掛けてくるに違いない。
   無力だった俺が才能にあふれる選手たちを出し抜き、勝利するために仕方なく取った手段だった。
   ……だけど、本当にそうだったのか?俺は本当に勝つためだけに、あんな汚い事に手を染めたのか?)」

ドクンと強く胸を撃つ焦燥感と嫌悪感。自分がキャプテンとしてのし上がるための必要悪として
簡単に割り切れる程度のものならばこれほどまでに強い後悔の念や不安はないはずだった。
小学生という幼い精神から繰り出される残酷極まりない非道な行いの数々。
その中には所詮子供のイタズラレベルのものから、今の自分では到底考えられないものまである。

森崎「(奴が俺のことを『紛い物』呼ばわりする理由が少しずつ分かってきた気がする。
   あの頃と比べれば、俺はたしかに別人のようなまでに変わってしまった。
   だけど、人は変わるしやり直せる生きものなんだ。その人間の価値観なんて
   一方からの視点で決めつけていいものじゃないはずなんだ!)」

自分をここまで導いてきてくれた星のオーブの輝きたちが、森崎の叫びに呼応するように光りだす。
その煌めきは非常に不安定だ。森崎が自己を保てぬほどに。夢を諦めてしまうほどに消耗してしまえば
その星の輝きは一瞬の内にかききえてしまう。それほどまでに本来の『森崎』という存在は儚く、脆い。

森崎「(だけど、今の俺にはみんながいる。それに、若林さんまで力を貸してくれるんだ。そんな俺に怖いものなんて……)」

そこで森崎の思考は強烈な違和感にぶつかる。咄嗟に出てきた一つの言葉に対してズシリと頭の中が重くなる。

106 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/10/13(日) 09:53:00 ID:???
森崎「(若林……“さん”、だと?お、おいおい。どうして俺がアイツの事をナチュラルにさん付けしてるんだよ。
   まるで長い間ずっと、その呼び方が当然だったかのような……当たり前の事柄だったかのような)」

たまらず星のかけらの輝きから目を逸らすと、頭に響いていたその違和感はスッと引っ込んでいく。
知らず知らず呼吸が激しく乱れてしまい、試合前の緊張に押しつぶされてしまいそうだった。
そんな森崎の様子を気にしてか、この試合ではベンチスタートのサッカーマスクが話しかけてくる。

サッカーマスク「平気かい?なんだか顔色が悪そうだけれど……」

森崎「……ああ、気にするな。ちょっとした武者震いってやつだよ」

サッカーマスク「君は今まで多くの戦いに勝利してきた。そしてこれからも勝利し続けなければならない。
        立ち止まれず、倒れることも許されない。そんな過酷な道を君は走り続けなければならない。
        闇に囚われ、サッカーの楽しさを忘れてしまった彼らを救い出せるのは君しかいないんだ。
        さァ、張り切ってガッツでいこう!……俺の分まで、頑張ってこいよ!」

森崎「あ、ああ。でもお前だってベンチだからって気を抜くんじゃないぞ」

サッカーマスク「分かってるさ。俺達はチーム。ピッチに立っている選手だけじゃなく
        監督やマネージャー。みんなで勝利を目指す。それがサッカーだろ?」

森崎を激励するサッカーマスクの後ろ姿を、ジェイガンは目を細めて見つめていた。

ジェイガン「(……あの仮面の集団と同じように、闇の力に取り込まれたものの
      その覆面のおかげで自己を保てることが出来る。あの男はそう言っていた)」

謎の覆面ことサッカーマスク。彼の出自は一切謎に包まれている。
あの仮面軍団から送られてきたスパイの可能性は捨てられない。
以前軍師見習いとして第七小隊に送り込まれた暗殺者カタリナの存在が、
ジェイガンが安易に強力な選手に頼ろうとする思考を妨げていた。

107 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/10/13(日) 09:54:38 ID:???
ジェイガン「(彼が本当に我々の味方と判断できるまでは……。
      しばらくは私の目の届く範囲に留まらせておきますぞ)」

===========


〜闇の軍団・ミーティング〜

ラムカーネ「(くそう……この仮初の肉体じゃ俺の強力な魔力を長時間維持できねぇ。
      この試合で奴の希望と夢を根こそぎ奪い尽くしてやらねぇとな)」

ぶすぶすと黒い煙を吹き上げる自身の右腕を押さえつけながら、超モリサキことラムカーネは苦々しげに呟く。
これまで自分が、『キャプテン森崎』が成し遂げてきた様々な勝利と栄光。
それは彼の意識が広げてきた『野心』と『執着心』から織りなされるものであった。

ラムカーネ「(俺はあきらめん。絶対にあきらめん。俺が完全勝利するという
      シナリオの道筋を辿るまで、何度だってやり直してやる。
      今までも、そしてこれからもなぁ……うけけっ)」

あの日。アリティアカップ後の襲撃の際に、イスラスの裏切りのせいもあり
自分たちは『仲間との結束』という腑抜けた力に縋ろうとする紛い物に敗北した。
『森崎有三』という存在が目立ち、のし上がるためだけの駒でしかない存在たちに
情けなく頼るあの姿は決して有ってはならない、認めてはいけないモノである。
特に『大空翼』や『若林源三』という自分の覇道に立ちふさがる存在の力を借りるなどもってのほかだ。

ラムカーネ「(そうさ。そうでなきゃ俺は何のために……何のためにあそこまでの苦労をして……!)」

ガーネフ「ふぇふぇふぇ……苦しそうじゃな森崎殿。魔力の補充が必要かえ?」

ラムカーネ「……ガーネフの爺さんか。俺は平気だ。それより他の連中の様子はどうなっている?
      ちゃんと仮面の力だけで制御することができてるんだろうな?
      もうイスラスのようなクソ生意気な裏切り者を見るのはうんざりだからな」

108 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/10/13(日) 09:56:07 ID:???
ガーネフ「安心せい。今度は抜かりなしじゃよ。それにあの裏切り者の若造もそう簡単に闇の呪縛を振りほどけまい。
     一度肩まで浸かったその深淵の淀みはいくら澄んだ聖水で洗い流したとて落ちはせん。
     わしらを裏切ったことを後悔し、地獄のような苦しみの末に果てるのも時間の問題じゃて」

ラムカーネ「へへ、それを聞いて安心したぜ。いずれ世界の頂点に立つこの俺様に逆らったんだ。
      それくらいの報いじゃ生温いほどに、奴には苦しんで苦しんで苦しみ抜いてもらわんとなぁ。けけっ」

『倍速ドリブル』という恵まれた才能があるにも関わらず、あのオランダ人の才能は他に二物も三物も天から与えられている。
闇のオーブの力を纏わなければろくな能力も発揮できないこの平凡な肉体とはまさに天と地の差だ。
だが、そんな差を覆す方法はいくらでもある。キャプテン森崎はいつだってそうして数々の逆境を跳ね除けてきたのだから。

ガーネフ「ふむ。しかし何じゃな。あの暗殺組織の人形共の力は借りなくても良かったのかのう?
     儂らも仮面の手駒だけでなく『力を合わせて』戦えばあやつらなぞ取るに足らんと思うのじゃが」

皮肉じみた口調で、愉快そうに語るガーネフ。とても『力を合わせて』戦うことに意味があることなど微塵にも思ってないかのように。

ラムカーネ「へへっ、ガーネフさんもまだまだ甘いな。俺が見据えている得物は目の前にある1つだけとは限らないんだぜ」

ガーネフ「……ほう。本来アカネイア皇帝であるお主がわざわざお忍びでこの辺境に来る理由とな」

ラムカーネ「あの腑抜け野郎の肉体から追い出された俺の魂を救ってくれたのは紛れも無くアンタだ、ガーネフさん。
      そのアンタの悲願も一緒に叶えてやってこそ『キャプテン』に相応しいとは思わんかい?」

ガーネフ「! ……フフ……お主はほんとに面白い男じゃのう。天下を取る男の相をしておるわい。ふぉっふぉっふぉっ」

ラムカーネの隠された意図に気づいたガーネフはしゃがれた笑い声を不気味にあげた。

109 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2013/10/13(日) 09:57:27 ID:???
ラムカーネ「(さて……見てろよ偽物野郎。今度こそこの俺が本物の『キャプテン森崎』ということを証明してやるぜ。
      俺様の絶対なる勝利と、テメェの惨めな敗北という揺るぎない結果を残してなァ!!)」

腕から発する黒い煙が収まったのを確認すると、ラムカーネは沈黙し続ける仮面の男たちに指示を出す。


★フォーメーション→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→4-3-3のオーソドックスだ
ハート→4-4-2のボックス型のツートップだ
スペード→3-5-2のダブルボランチ型のツートップだ
クラブ→5-4-1のワントップだ
JOKER→ここでガーネフ監督の補正アップ判定だ!

110 :森崎名無しさん:2013/10/13(日) 09:58:26 ID:???
★フォーメーション→ ハートQ

111 :森崎名無しさん:2013/12/03(火) 07:23:52 ID:???
五周年おめでとうございます。

112 :森崎名無しさん:2014/01/05(日) 11:33:22 ID:???
忙しいのかな
気長に更新待ってます

113 :モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2014/02/26(水) 09:52:03 ID:???
長らく間を開けてしまいまして申し訳ありません。
ぼちぼちと更新を再開したいと思います。
しばらくぶりのことなのでGMの進行がちょっと不安な部分もありますが、
なるべくミスをしないように心がけていきたいですね。

>>111-112
もうそんなに経っちゃったんですか!?光陰矢のごとしとは本当によく言ったものですよね。
色々と周囲の環境が変わってしまうことも多かったですが、
こうして変わらない穏やかな森崎板を見ているとほっこり安心できますね。
想定ではまだまだ先の長いであろうこのスレの物語ですが、
どうか最後までお付き合いしていただければ幸いです。


応援ありがとう&これからもよろしくおねがいしまーす!

114 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 09:56:08 ID:???
おや、トリップが古いのになってますね。ちょっと再確認……
==========
★フォーメーション→ ハートQ ★
ハート→4-4-2のボックス型のツートップだ

−−−@−−− @ラムカーネ
−−C−D−− Cローロー Dローロー
B−−−−−A Bローロー Aローロー
−−−−−−− 
−−−E−−− Eローロー
−F−−−G− Fローロー Gローロー
−−−I−−− Iローロー
−−−−−−−
−−−−J−− Jローロー
−−H−−−− Hローロー
===○===


ガーネフ「相変わらず見ただけでは誰がどの位置にいるかサッパリじゃわい。
     やはり同じ造形の仮面だけでは何かと不便ではないかのう?」

ラムカーネ「安心しろ。俺の頭の中にしっかり入ってるから。
      背番号だけあればいい。所詮こいつらなんぞそれだけの価値しか無いんだからな」

同じチームのユニフォームを着ているのは名義上だけのことであり、
彼らは自分の野望を叶えるための換えの効く手駒でしかないことをラムカーネは吐き出すように語る。

ガーネフ「ほう。ならばあのC番の男にも同じことが言えるのかのう?」

しかしガーネフはしゃがれた声で一人の青年に視線を送る。
仮面の男たちの中でもただ一人、ラムカーネが特別な感情付きで目をかけているであろう存在だ。

115 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 09:57:24 ID:???
ラムカーネ「……いじわるじいさんめ。まぁそんな所が俺と波長があったんだろうがなァ。うけけ」

日本の成人男性の平均より少しだけ背の高い、それ以外は何ら特徴のない平凡な青年。
しかし彼の背中からにじみ出るどす黒いオーラは、他のどの仮面の男よりも厚く大きく禍々しい。

ガーネフ「(ふぉふぉふぉ、この魔王ガーネフすらたじろがせる実に見事な闇の力じゃ。
     もっともこれだけの力を用意しなければ他の面子に肩を並べられぬという
     非常な現実の賜物でもあるのじゃがのう……)」

この才能のない凡人の青年とは個人的に顔を合わせ言葉をかわしたこともある。
どれだけ努力をしても、常に自分の先を往く才能溢れる者達には絶対に追いつけない。
その悔しさ、切なさ、憎らしさを癒せるのは闇のオーブの魔力以外に他ならない。
分不相応な夢を見させられてしまった哀れなこの男もまた、ガーネフの心の拠り所の一つだった。

Cローロー「(俺は……今度こそ偽崎を倒してお前の苦しみを解き放ってみせる。
      俺はお前のトモダチだから。どんなに手を汚すことになっても…どんなに心を汚すことになっても……
      最後の最後までお前についていくから。だから……森崎……だから……)」

どうか。どうか最後まで俺を必要としてくれ。俺と一緒に夢を追い続けてくれ。
今の俺が俺でいられるのはお前と出会えてお前と共に歩み続けてきたからなんだ。
そうでなければ、俺はどうして、なんのために。ここにいるのかわからないから。
俺の存在している意味。理由。その証明を失いたくないから。だから……。

心の奥底に仕舞いこんでいる、自分からは絶対に触れたくない部分を必死に抑えこむ。
平凡な才能にしか恵まれないその青年は息を一つ深く吐いて仮面を付け直した。

Cローロー「だから。たのむから俺に考えさせないでくれよ。
      俺がお前と共に夢を追い、叶えようとしたいと願う理由を。
      このままでいいんだ。変えちゃいけないんだ。頼むから。頼むから……!」

116 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 09:58:24 ID:???
キックオフを待つセンターサークル内では、無言のまま睨み合う二人の男がいた。
アカネイア大陸にサッカーの技術と知識、そして楽しさを持ち込んだ伝道師。森崎有三。
その森崎の過去の精神の一部を分離し、ガーネフの闇の魔術で自我を手に入れた超モリサキことラムカーネ。
元はひとつの存在だったにも関わらず、二人の意識は整ったサッカーフィールドのような平行線だ。

決して交わることのない強い意志のぶつかり合い。
それは奇しくもサッカーという紳士のスポーツでしか賄えない戦いでもある。

ラムカーネ「さーて。『キャプテン森崎』の名を騙る偽物野郎。引退試合の前の気分はどうだぁ?うけけっ」

森崎「……」

もう何度も繰り返されてきたか分からない、自分と同じ顔の男からの罵倒の声。偽物。紛い物。
この言葉をぶつけられるたびに、自分は改めて実感することが出来る。
あの頃とは違う。自分は多くの人と関わり、交わり、共感し、ときには反発しながらも前に進んできた。
季節が移り変わるがごとく、彼の非情だった性格は次第に鳴りを潜め、
仲間を思い、協調の和を繋ぐ『利己』から『利他』への精神へと移り変わっていった。

森崎「(今の俺が昔に比べて100%良くなったとか、ならなかったとかの問題じゃない。
   ただ確実に言えることは俺は変わった。間違いなく変わった。
   その昔、翼や若林の出番を奪うため、自分が目立とうとすることに熱を上げていた俺とは違う)」

ラムカーネの言う『キャプテン森崎』が、利己を極限まで求め、
自分中心の世界をいかにして構築することに命を賭ける生き方を指し示すものとするならば。
ならば、今の自分は偽物であり、紛い物と呼べるシロモノなのかもしれない。

森崎「(だけどよ……そうじゃねぇ。そうじゃねぇだろう。テメェも『キャプテン森崎』を自称するならよぉ……!)」

117 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 09:59:45 ID:???
森崎有三。多くの選択肢という枝分かれしてきた道を進んできた自分の人生は一言で語れるほど安くはない。
その場での感情で動いたこともあれば、後々のことを考えた打算的な行動もあった。
魔が差したことでの悪意もあれば、本能に従った親愛の情もあっただろう。
その一つ一つが多くの迷いの末に選び出された『真実』であり、前に進もうとする『意思』のはずだ。

森崎「本物?偽物?そんな言葉にいちいち縛られているようじゃ『キャプテン森崎』の名が廃るぜ!
   そこに気づけないようじゃいつまでたっても俺の存在を消すことなんかできやしねぇ!」

真実は一つではない。ラムカーネが自分の今の生き方を認めず抹消しようとするのが真実ならば。
その横暴を許さず、必死に抵抗することもまた、真実であることは明確だ。

森崎「御託はいらん!俺は俺であることを、森崎有三であることを疑わねぇ!
   決着を着けるぞラムカーネ!この試合が終わった時、お前の問に意味が無いことがわかるだろうさ!」

ラムカーネ「けっ。熱く語りやがって。まぁそういうポーズは大事だよなぁ。
      かっこ良く正論を語っているうちは周りは同調し応援してくれる。でもよぉ……」

にたりと笑みを浮かべる自分と同じ顔の男は森崎の強い決意の言葉などどこ吹く風と手を仰ぐ。

ラムカーネ「俺には分かるんだぜぇ?お前の内側にあるそのドロドロとしたクソ汚ねぇ感情がよぉ。
      なんせ俺はお前の心から分かれたんだからなぁ。綺麗事を並べるなんてサルでも出来るさ。
      その綺麗事がうぜぇから、憎たらしいからお前は俺を求めたんじゃねぇのかよぉ?
      ……まぁいいさ。どうせ結果は見えている。精々最後の試合に爽やかな汗を流すんだな。うけけけけっ!」

赤い月が妖しく光るマケドニア山岳砦の広い平原の下にて。
二人の森崎有三は己の尊厳を賭けた戦いの火蓋を切って落とすのだった。

118 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 10:01:09 ID:???
★キックオフ→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→アリティア選抜の先攻だ!
スペード・クラブ→闇の軍団の先攻だ!
JOKER→そのころ闇の軍団のベンチでは……

119 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 10:13:20 ID:???
★キックオフ→ クラブJ
再開ですか。楽しみにしてます。

120 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 10:31:13 ID:???
乙です。お帰りなさいませ

121 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 10:40:29 ID:???
>>119
その楽しみに応えられるようにベストを尽くします!
両チームの選手たちもベストを出せるよう応援よろしくおねがいしますね〜
>>120
ただいま!約4ヶ月も留守にしてしまったのにこうして暖かく迎えられてホッとしています…。
==========
★キックオフ→ クラブJ ★

ボール権は闇の軍団が獲得。森崎は自陣のゴールマウスへと駆け戻り、DF陣と目を交わす。

ロディ「見た目は驚くほどに瓜二つ……これも魔王ガーネフの持つ魔術の力なのでしょうか」

ルーク「驚いたよなぁ。まるで鏡に写っていたかのようだったぜ。魔法ってのは何でもアリなんだなぁ」

リンダ「ガーネフの持つ魔力は認めたくないけれど間違いなく本物よ。
    お父様も言ってたわ。あの才能を何故真っ当な道に向けられなかったのかと……」

砦周辺に張られた強力な結界。ここまで広範囲の結界でこの大人数を閉じ込めるのは
相当な魔法の才能と、それを枯れさせない弛まぬ努力が不可欠だとリンダは語る。

リンダ「結界は時間が経てば私でも打ち消せるほどに弱まるとは思うわ。
    だけど悠長に待ってはいられないものね」

ドーガ「そのとおりだ。こんなところで足止めを食らっていては
    グルニア王族の捜索が滞るどころの話ではなくなってしまう」

マケドニア白騎士団が集めた情報によれば、この近海の漁村で傭兵オグマの姿を目撃したという。
彼に引きつられたグルニアの遺臣たちをラングたちの魔の手から一刻も早く救い出さなければならないのだ。

森崎「この試合、負けられないな。いや、絶対に負けたくない。みんな頼む、力を貸してくれ!」

DF一同「応!」

122 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 10:41:41 ID:???
アリティア選抜ベンチにて。森崎たちの頼もしい声出しを見守るような視線を送りながら、
サッカーボール型の奇妙な仮面に顔を包む青年がポツリと零す。

サッカーマスク「闇が全てを包み込む。穢れなき大空を羽撃く鳥の白き翼を黒く染め、若々しく生い茂る林は枯れ果てた。
       岬の水の色は汚く濁り、燦々とした日向は陰りを潜め、
       不幸の星が鈍く光るとき、数多の人は狂気に触れる……か」

ジェイガン「ほう……これはまたずいぶんと退廃的な詩ですな。それは何かの伝承か何かですかな?」

優れた実力者だと察知できるとはいえ、まだ信用たる者とは思えない仮面の男に、監督であるジェイガンが尋ねる。

サッカー仮面「ええ。私の故郷に伝わるものでした。……不安がらせるつもりなどありませんから安心してください」

ジェイガン「……うむ。好機を見てそなたの力を頼るつもりだ。いつでも出撃できるよう身体を解しておくように」

サッカー仮面「はい。……大丈夫です。俺は信じていますから。彼の心の中に光る星の導きを――」

口元もよく分からないブサイクなデザインの仮面ではあったが、
ジェイガンは確かにニコッと微笑む彼の姿を見ることが出来た。

ジェイガン「(さて……まずはあのローローとしか名乗らぬ仮面軍団の配置を熟知せねばな。
      実力者揃いに見えるがどこかに突破口はあるはず。王子、森崎殿、頼みましたぞ)」

ピピーーーーッ!!

甲高い笛の音とともに、悍ましい仮面軍団がボールを蹴りだす。
その動きは激しい衝動を内に秘めつつも、どこか物悲しく動かされているような不安さも見せつけてくる。

123 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 10:43:49 ID:???
★闇の軍団の初手→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→Iローローがゆったりとボールを回しつつ攻めてくる
ハート→左サイドのFローローに渡してサイドアタックを狙わせる
スペード→Hローローが勇ましくも強引にドリブルで突っ込んでくる!
クラブ→Jローローがドリブルで突き進む。だがどこか危なっかしいぞ。
JOKER→そのころ闇の軍団のベンチでは……

124 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 10:52:26 ID:???
★闇の軍団の初手→ ハート4



125 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 11:10:06 ID:???
★闇の軍団の初手→ ハート4 ★
>ハート→左サイドのFローローに渡してサイドアタックを狙わせる

バシーン!タタッ!バコッ!ズタタッ!

軽快なパス回しをしてアリティアの守備網を的確に振り回す。
一瞬の隙を突き、Fローローがサイド際へと駆け出した。

カチュア「来たわね。通さないわよ!」

中里の星のかけらを身につけたカチュアの足は心なしか普段より身軽である。
サイドアタックを狙ったこのパスを通してなるものかと懸命に足を伸ばした。


先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

★Iローロー→! card+ パス46=★
============
★カチュア→! card+ カット38=★

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→パスがFローローに渡る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ベルンハルトがフォロー)(カルーンブがフォロー)(ネビルがフォロー)
≦−2→カチュアがボールを奪う!

【補足・補正】
カチュアのカードがダイヤで『韋駄天の術』で+4
カチュアのカードがハート・スペードで『ハイジャンプカット』で+2
その他は>>13を参照してください。

126 :・モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 11:12:07 ID:???
※こぼれ球時の判定の訂正です。
(闇の軍団のスローイン)(セシルがフォロー)(クライフォートがフォロー)


127 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 11:12:41 ID:???
★Iローロー→ ハート2 + パス46=★

128 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 11:19:14 ID:???
★カチュア→ ダイヤQ + カット38=★

129 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 11:33:33 ID:???
★Iローロー→ ハート2 + パス46=48★

★カチュア→ ダイヤQ+(有利+2)+(韋駄天の術+4) + カット38=56★

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→カチュアがボールを奪う!
===========
Iローロー「(……シェリー?いや、違う。誰だ、誰なんだ。
      いや、誰であろうとボクの邪魔をする者はなぎ倒す。それだけだ)」

目の前に立ちふさがる迷いのない軽快な動きの女性の雰囲気が、
自分の友達のとある少女をどこか彷彿とさせ、何もかも楽しかった過去の懐かしさを覚えてしまう。
その瞬間、Iローローの右足に重い鉛が伸し掛かるような違和感を覚えた。

ガコォッ!ばしっ!

カチュア「この程度のボール、取れなくては白騎士団の名折れよ!」

ふらふらと迷うように浮き上がるボールを、カモシカのような足がピタリと取り押さえた。
闇の軍団の出鼻を挫いたカチュアは、カットの勢いそのままにドリブルで駆け上がる。

パオラ「やったわねカチュア!あなたのスピードは私も見習わなくてわね」

カチュア「ふふ、任せてよ姉さん!(マルス様は今のプレイ見ていてくれたかしら)
     さて、いきなりカウンターのチャンスね。このままサイドアタックをお返しするか、
     大きく逆サイドに振って攻撃的に攻めていくか……どうしようかしら?」

130 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 11:34:39 ID:???
★カチュアの判断→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→逆サイドに大きくロビングを上げつつ、自分もさらに前線へ上がるぞ!
スペード→このままドリブル突破だ!Fローローがチェックに向かう!
クラブ→このままドリブル突破だ!FローローとIローローがチェックに向かう!
JOKER→そのころ闇の軍団のベンチでは……

131 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 11:53:06 ID:???
★カチュアの判断→ ハート7
再開楽しみにしてました。お帰りなさいませ。

132 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 12:18:25 ID:???
>>131
本当にお待たせしてしまいましてごめんなさい…。
==========
ダイヤ・ハート→逆サイドに大きくロビングを上げつつ、自分もさらに前線へ上がるぞ!



カチュアは逆サイドを駆け上がる影を見る。その姿は遠くからでもはっきりと感知できた。

カチュア「(マルス様……私からのロングパス、受け取ってください!)」

自分でもこの永遠に報われない秘めた気持ちは悲しすぎると理解はしている。
けれども慕わずにはいられない。心をときめかせ、魂を震わせる事のできる唯一無二の存在なのだから。

ドコォッ!!

マルス「カチュアがカットしてくれたこのボール、必ず繋いでみせるぞ」

ボールの落下地点を制圧すべく我先にと競り合う選手たち。
マルスはGローローとAローローの激しいプレッシングに逆らうように飛び上がる。

133 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 12:20:24 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

★マルス→! card+ 競り合い33=★
============
★Gローロー→! card+ 競り合い45+(人数補正+2)=
 Aローロー→! card+ 競り合い38+(人数補正+2)=★

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→マルスがボールをキープ!(奇数:味方が上がるまでボールキープ 偶数:PAに切り込んでいく)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ジュリアンがフォロー)(Eローローがフォロー)(Dローローがフォロー)
≦−2→闇の軍団がボールを奪う!

【補足・補正】
その他は>>13を参照してください。

134 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 12:27:50 ID:???
★マルス→ クラブ8 + 競り合い33=★

135 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 12:30:24 ID:???
★Gローロー→ ダイヤ4 + 競り合い45+(人数補正+2)=
 Aローロー→ ダイヤK + 競り合い38+(人数補正+2)=★

136 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 13:02:48 ID:???
★マルス→ クラブ8 + 競り合い33=41★

★Gローロー→ ダイヤ4 + 競り合い45+(人数補正+2)=51
 Aローロー→ ダイヤK + 競り合い38+(人数補正+2)=53★

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→闇の軍団がボールを奪う!
==========
ゴゴッ!ゴガガッ!

マルス「う、うわっ!」

左右から挟み込みながら圧力をかけてくる仮面の男たち。
元よりフィジカルでは周囲より大分劣るマルスでは太刀打ちなどできはしなかった。
落下地点をあっけなく閉めだされ、ボール権は再び闇の軍団のモノとなる。

ジェイガン「ふむ……今の一連のプレイだけでもそこそこ敵軍の情報は割り出せましたぞ」

サッカーマスク「そうですね。Gはかなりのフィジカルの持ち主ですし、
        パスはカットされましたがIは相当のテクニシャンでしょう」

ジェイガン「マルス様はあまり競り合いを活かした戦術には適しません。
      次に攻撃を仕掛けるときはその辺りを注意しつつ戦術を組み立てていかねばなりますまい」

アンナ「(ええ〜っ?今のだけでそこまで選手の特徴が分かっちゃうもんなの?さっすがね〜)」

試合開始から6分経過。両チームともなかなか好機が作れず中盤でボールを奪い合う展開が続く。

ラムカーネ「甘いんだよモヤシ野郎め。俺のトコまでたどり着きたかったらもっと力をつけてくるんだなぁ!くけけっ!」

マルス「(よほど力に自信が無い限りパワープレイは無謀と考えて良さそうだ。森崎、やはり一筋縄ではいかなさそうだ)」

137 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 13:05:04 ID:???
森崎「なかなか試合が動く気配がないな。こちらからアクションを起こすべきか?」

お互い深刻な事情を抱えながら意外にもゆったりとした序盤の試合展開に森崎は……



☆どうしますか?

A 前線の選手に積極的にプレスをかけさせパスを誘う
B 中盤の選手に入念にパスコースを潰させドリブルを誘う
C 守備陣の選手を上がらせて人数差を使ってボールを奪いに行く
D 森崎がオーバーラップしてボールを奪いに行く
E 仮面の軍団を挑発し、とにかくボールを手放させよう
F ジェイガン監督に選手の交代の要請を出す
G ここは仲間たちの判断に任せてうごかない

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

138 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 13:48:17 ID:NrTMlUoA
B

139 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 14:40:18 ID:rpUII9XY
B

140 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 15:49:51 ID:???
>B 中盤の選手に入念にパスコースを潰させドリブルを誘う


森崎「うーむ……相手の戦術の幅がどれだけあるか調べる必要があるかもな」

キックオフ直後の攻めはパスワークを頼りにしたサイドアタックを予想させた。
ならばドリブルを頼った力量はどの程度のものなのだろうか?
このまま手をこまねいているわけにもいくまい。
森崎はクライフォートたちにパスコースを潰させるよう指示を出した。

クライフォート「了解した。そこの赤毛……む、どっちも赤いな。ハチマキ女」

セシル「……はー。アタシにはセシルって立派な名前があるんですけど。呼び捨てで構わないわよ指揮官さん」

クライフォート「そうか、すまない。これでも一応愛称を込めたつもりだったのだがな」

セシル「はいどうもー。ハチマキしか特徴のないセシルでーす」

クライフォート「気に入ってくれたようで何よりだ。セシル」

セシル「(……冗談何だか本気なんだかサッパリ分からないわね、この異界の人)」

ジュリアン「(タハハ、そんな仏頂面じゃ誤解してくれって言ってるようなもんだっての。やれやれ……)」

サバサバした性格のセシルだったからよかったものの、普通の女性ならば
ほぼ引かれる態度のクライフォートのやり取りを見てジュリアンはため息をつくのだった。

141 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 15:51:45 ID:???
クライフォート「相手のパスコースを潰すことでドリブル突破を誘い出す。
        おそらく味方のH、Fのタックルに頼る展開になると思うが
        こぼれ球のフォローの際には十分注意を払ってくれ」

セシル「了解っ!」

ジュリアン「任せてくれ!」

ババッ!バッ!ピタッ!ピタタッ!

Eローロー「!   ………」

アリティア選抜の中盤の守備がタイトに動く。これでは安易なパスはカットされてしまうだろう。
ならばと開き気味になった中央ラインに視線を送りつつ、Eローローはパスを出した。



★Eローローの判断→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ・ハート→Jローローにボールが渡り、ドリブルを仕掛けてくる!
スペード・クラブ→Hローローにボールが渡り、ドリブルを仕掛けてくる!
JOKER→そのころ闇の軍団のベンチでは……

142 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 15:52:32 ID:???
★Eローローの判断→ スペードA

143 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 16:10:42 ID:???
★Eローローの判断→ スペードA ★
>スペード・クラブ→Hローローにボールが渡り、ドリブルを仕掛けてくる!



ボムッ!……ギュンッ!!

Hローロー「(へへっ……うへへぇ……ボール、ボールだぁ。俺の大好きなサッカーボール……
      そうさ。俺はこいつで、この力で思い知らせるために日本へ……!
      思い知らせる?誰に?誰が?何のために?……うう、頭が、脳がいてぇ……
      ええーい、細かいことを考えるのは辞めだ!誰が相手だろうと)」

Hローローにボールが渡る。そして大きな動作と馬力にモノを言わせる迫力のあるドリブルを仕掛けてくる。

Hローロー「蹴散らすぜっ!!」

ズドドドドドドドドッ!!

パオラ「カチュア、タイミングを合わせるのよ。力量は相手のほうが上でも捌き方はいくらでもあるのだから」

カチュア「ええ、わかってるわ姉さん。トライアングルアタックの要領ね!」

前線に取り残されているマルスを除き、自由に動ける二人の美しき天馬騎士がHローローへと襲いかかる。

144 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 16:12:37 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

★Hローロー→! card+ ドリブル41=★
============
★パオラ→! card+ タックル38+(人数補正+2)=
 カチュア→! card+ タックル32+(人数補正+2)=★

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→Hローローが突破!(奇数:そのままドリブル続行 偶数:Jにパスし自分は上がる)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(セシルがフォロー)(クライフォートがフォロー)(ジュリアンがフォロー)
≦−2→アリティア選抜がボールを奪う!

【補足・補正】
Hローローのカードがダイヤ・ハートで『強引なドリブル』+2(吹っ飛び係数2)
パオラのカードがダイヤで『エンペラータックル』で+5(吹っ飛び係数2)
カチュアのカードがダイヤで『覇道旋風脚』で+4(吹っ飛び係数4)
カチュアのカードがハート・スペードで『疾風迅雷客』で+2
パオラとカチュアのマーク一致で『ツインタックル』で二人に+5
その他は>>13を参照してください。

145 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 16:13:17 ID:???
★Hローロー→ クラブ8 + ドリブル41=★


146 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 16:26:27 ID:???
★パオラ→ スペード2 + タックル38+(人数補正+2)=
 カチュア→ スペード3 + タックル32+(人数補正+2)=★

147 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 16:53:54 ID:???
★Hローロー→ クラブ8 + ドリブル41=49★

★パオラ→ スペード2 + タックル38+(人数補正+2)+『ツインタックル+5』=47
 カチュア→ スペード3+(疾風迅雷脚+2) + タックル32+(人数補正+2)+『ツインタックル+5』=44★

【攻撃側】−【守備側】
≧2→Hローローが突破!Jローローにパスし自分は上がる
==========
パオラとカチュア。二人の天馬騎士としての評価はそれぞれの地力の高さもさることながら、
姉妹ならではの息のあったコンビネーションもウリにされている。
それは戦場を移したこのサッカーのフィールド上でも遺憾なく発揮される。

パオラ「いざ、参ります!」

カチュア「逃さないわ…覚悟!」

パオラ・カチュア「ツゥイン・タックルーーーッ!!」

ズシャシャシャシャー!!

二人の力が相互的に高められた気迫のこもった時間差タックル。
これにはHローローがいかなる実力者といえどもボールは手放さずにはいられないと誰もが思った。しかし。

Hローロー「(その程度の技で『コンビ』だとぉ?笑わせんじゃねぇぜ!!)」

バッ!!シュババッ!

ジャンプ一番。Hローローはつま先で器用にボールを浮き上がらせ、自らも続いて空中を舞う。

パオラ「そんなァ!なんて高い跳躍なの!?」

カチュア「天馬騎士のさらに上をいくなんて……!」

148 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 16:59:06 ID:???
Hローロー「(情けねぇな。俺の知ってるコンビプレイってのはこんな些細な隙すら与えずに……
      !!  ぐっ……ちっくしょう。頭がズキズキ疼きやがる……!!)」

ポンッ、バムッ!

このままドリブルを続行するのは厳しいと判断したのか、Jローローにボールを預けるとHローローは前線へと上がっていく。

クライフォート「くっ、突破されたか。だがこの中盤のラインで食い止めてみせる!」

後続を任されたJローローを抑えるべく、すかさずクライフォートがチェックに向かった。



先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

★Jローロー→! card+ ドリブル44=★
============
★クライフォート→! card+ タックル43=★

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→Jローローが突破!しかしJローローが突然ボールをファンブル!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(Iローローがフォロー)(セシルがフォロー)(ジュリアンがフォロー)
≦−2→クライフォートがボールを奪う!

【補足・補正】
クライフォートのカードがダイヤで『ブレイクタックル』で+4(吹っ飛び係数2)
クライフォートのカードがハートで『スピードタックル』で+2
その他は>>13を参照してください。

149 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 16:59:37 ID:???
★Jローロー→ ハート3 + ドリブル44=★

150 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 16:59:58 ID:???
★クライフォート→ ハートJ + タックル43=★



151 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 17:01:30 ID:???
ドリブルならそこまで悪い勝負じゃないかな

152 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 17:13:08 ID:???
>>151
少なくともHローローとJローローはドリブルが得意なFWというわけではなさそうです。
==========
★Jローロー→ ハート3 + ドリブル44=47★

★クライフォート→ ハートJ+(スピードタックル+2) + タックル43=56★

【攻撃側】−【守備側】
≦−2→クライフォートがボールを奪う!
==========
クライフォート「(こいつ……足元の技術はあるにはあるが何かがおかしい。隙だらけすぎる)」

高等なドリブルテクをもつ選手ならば、あえて隙を作ることで
相手の守備の方向を限定させて逆手に取ってしまうこともある。
だが今回の場合はそういった裏に何か隠してある怪しさは感じられない。

Jローロー「(や、やっぱりダメだ!)」

クライフォート「そんな迷いのあるドリブルでは俺を抜くことなどできはしない!」

イスラスの星のかけらを身につけた影響か、彼のお株を奪うスピード溢れるタックルでボールを奪うクライフォート。
だが、ボールを奪われたJローローは失敗に狼狽するどころかボールを手放せたことに安堵しているように思えた。

クライフォート「(不快だな……。真面目に相手をするのが馬鹿らしくなる態度だ。
        どんな形にせよ、サッカーは一つ一つのプレイに
        自分の持つ技術と精神を乗せていかなければならないというのに)」

仮面の下の詳しい表情は分かりはしない。クライフォートはちらりと後ろを振り向き森崎の指示を仰ぐ。

153 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 17:14:47 ID:???
森崎「おっ、反撃のチャンス到来ってやつだな。とはいえ前線組は揃って
   動きを固められちまってるし手段は限られてしまうな……。どうする?」



☆どうしますか?

A そのままクライフォートにボールを運んで貰う
B セシルを走らせ左サイドから仕掛けさせる
C ジュリアンを走らせ右サイドから仕掛けさせる
D 前線のラインが整うまでそのままボールキープさせる
E 今のうちにDFをオーバーラップさせて攻撃に厚みをつけておく
F 来い、俺に持ってこい!森崎がオーバーラップしてボールを要求する
G クライフォートの判断に任せよう
H ジェイガン監督に選手の交代の要請を出す

2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。

154 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 17:25:53 ID:PL2yAXJE


155 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 17:42:42 ID:wEgddtxE
C

156 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 18:11:44 ID:???
クライフォートの持つ星のかけらは正しくは『ビクトリーノ』でした。
使用できるタックル技は同じなので、このまま問題なく続行します。
==========
>C ジュリアンを走らせ右サイドから仕掛けさせる


森崎「ここはジュリアンのサイドアタックに賭けるぜ!」

クライフォート「先ほどのマークでも奴の動きは軽快だったな。当てにしてるぞ!」

バコッ!

森崎は大きく右方向に腕を振り回す指示を送る。
クライフォートは颯爽と駆け込むジュリアンの足元へとボールを繋いだ。

ジェイガン「ふむ。ここまで約10分か。サッカーマスク殿、奴らの前線の突破力は
      我々の実力ならば十分押さえ込める程度のモノらしいですな……む?」

サッカーマスク「…………」

サッカーマスクの視線を探るジェイガン。彼が見ているのは
クライフォートにボールを奪われ、力なく立ち尽くしているJローローの姿だった。

サッカーマスク「(まだ君は気づくことができないのか。いつまでも立ち止まっていてはダメなんだ。
        でも、それを教えてくれる人は側にはいない。いたとしても……君の力には……)」

ジェイガン「(……この男、やはりあの闇の仮面軍団との縁の者なのか?いや、まだ判断を下すには早い、か)」

出来る事ならば、この仮面の謎の男との信頼関係を築いておいた方がいい。
サッカーの歴史が浅いアカネイア大陸の人間にとって、彼のような実力者は貴重だからだ。
ジェイガンはひとまず視線をボールを受け取ったジュリアンの方へと移す。

157 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 18:13:29 ID:???
ジュリアン「お待たせしましたァ!ようやく再開したぜ俺様の檜舞台!」

言葉こそ普段の彼のお調子者が溢れたものだったが、彼の内心は炎のように燃え上がっていた。
愛しの恋人であるレナ司祭を攫った黒衣のローブの怪しい集団。
それこそあのガーネフと通じる一団である彼ら仮面の者たちに何か関わりがあるに違いない。

ジュリアン「奴らの足取りが必ずレナさんの行方に繋がっているはずなんだ。
      そのためにもテメェらにはここでおとなしくなってもらうぜ!」

右サイドを抉るようにドリブルするジュリアンを止めるべく、まずはGローローが立ちふさがった。

Gローロー「…………」

ジュリアン「突破してやるぜ!」

158 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 18:15:08 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

★ジュリアン→! card+ ドリブル39=★
============
★Gローロー→! card+ タックル41=★

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→Jローローが突破!しかしJローローが突然ボールをファンブル!?
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(ラインを割りアリティアのスローイン)(マルスとEローローが競り合い)(Aローローがフォロー)
≦−2→Gローローがボールを奪う!

【補足・補正】
ジュリアンのカードがダイヤで『バク宙ターン』で+5
ジュリアンのカードがハートで『高速ドリブル』で+4
ジュリアンのカードがスペードで『粘りのキープ』で+2(こぼれ球時勝利)
Gローローのカードがダイヤ・ハートで『テクニカルタックル』で+2
その他は>>13を参照してください。

159 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 18:16:49 ID:???
★ジュリアン→ JOKER + ドリブル39=★

160 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 18:17:13 ID:???
★Gローロー→ ダイヤA + タックル41=★

161 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 18:28:47 ID:???
ジュリアン勝利時の結果分岐が抜けていましたね。
正しくは≧2→ジュリアンが突破!です。
==========
★ジュリアン→ JOKER+(バク宙ターン+5) + ドリブル39=☆★
★Gローロー→ ダイヤA+(テクニカルタックル+2) + タックル41=44★

【攻撃側】−【守備側】
≧2→ジュリアンが突破!
※ジュリアンがJOKERを出したので覚醒します。
==========
★ジュリアンドリブルJOKER覚醒→! card★

!とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します

ダイヤ→速さ+2
ハート→技+1 技+1
スペード・クラブ→ドリブル+2
JOKER→速さ+1 技+1 ドリブル+2
※どの結果でもスキル『倍速ドリブル』(ドリブル時相手の人数補正を無効化)習得

162 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 18:30:02 ID:???
★ジュリアンドリブルJOKER覚醒→ クラブ4

163 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 19:15:20 ID:???
★ジュリアンドリブルJOKER覚醒→ クラブ4 ★
>スペード・クラブ→ドリブル+2
※ジュリアンのドリブル+1が+3に上がりました!
※ジュリアンが『倍速ドリブル』を習得しました!
==========
ジュリアン「(うおおっ、何だかいつも以上に身体のキレが抜群だァ!こいつはイケるぜ!)」

上半身だけのフェイントで相手の体勢を崩し、がら空きになった左側から大股で抜いていく。
だがGローローのマークも厳しく、粘り強く食い下がろうとして諦めない。

ジュリアン「こ、この俺が振りきれねぇだと!?くっ……あと一歩、
      いや、二歩!前に出ろ、のめり込め!転がってでもォ――!!」

カッ!!

ジュリアン「な、なにィ!?」

自分のスピードの限界まで振り切ったと思ったその瞬間。
懐に忍ばせていたイスラスの星のかけらが激しく瞬きだした。

164 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 19:16:39 ID:???
暗転。そして眩いほどの青い光。ちらちらと輝く星の煌めきの中に、ジュリアンは立っていた。

イスラス「(……驚いたな。まさかこの世界にも俺と張り合うほどのスピード狂に巡り会えるとはな)」

ジュリアン「(な、何だテメェは……それに何だよここは!俺は今ドリブルで奴を振り切らなきゃいけねぇんだ!)」

イスラス「(いや、違う。アンタは振り切ってるんじゃねぇ。何かを追いかけているはずだ。
     俺には分かる。アンタのその足捌き、視線、体重移動。何をとっても俺と同じだ)」

ジュリアン「(お前と……同じ?)」

イスラス「(アンタが抱えてるもの……その重さを使え。重さに引きずられるんじゃねぇ。
     その重さで、アンタのスピードは限界を超えられる。『倍速』の領域に踏み込める)」

ジュリアン「(重さで……踏み込む。そうか、そういうことか!)」

単純な素早い身のこなしだけでは真のスピードにはたどり着けない。
トップスピードへと辿り着くまでの瞬発力。すなわちそれを補佐する『力強さ』も必要不可欠。
失った大事な何かを追いかけるため。後悔や不安を踏み台に、力強く足を地面に押し付ける。

ドバァン!!

イスラス「いつかアンタとは直にあって話をしてみたいな。……アンタが追いかけて取り戻したいもの。無事に手に入れろよ」

ジュリアン「ああ。何だかお前とはウマが合いそうな気がするぜ」

165 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 19:17:56 ID:???
Gローロー「(こ、これは……このドリブルは……間違いない。彼の……イスラスの!)」

ジュリアン「うおおおおぉぉぉらああああぁぁぁぁあああああっ!!」

バッシュウウウウウウウウウウウッ!!!!

Gローローのマークを完全に振り切り、ジュリアンは前へと進む。
いつか大切なモノをこの手に取り戻すために。彼は常人の倍の力で走り続ける心の強さを手に入れたのだった。
そしてその輝きは、Gローローの心の陰りをも確かに照らしたのだった。

Gローロー「(イスラス……僕は、僕はどうしたらいいんだ。
      一時の誘惑に負けて、僕は手にしてはいけない力を求めてしまった。
      僕はその力に立ち向かう勇気も、受け入れる度胸も何もない。
      他の人にはあるはずのものが、僕には欠けてしまっている……)」

ジュリアン「イケる!今の俺なら何人向かってこようとどこまでも走り抜けられる気がするぜぇ!!」

シュタタタタタタタッ!ズダダダッ!

クライフォート「(これは……信じられん。天性の足腰のバネを持ってしても難しい
        『倍速ドリブル』をああも容易く身につけるとは……)」

自分のよく知る倍速ドリブラー。彼は幼少の頃の事故で、他人の筋繊維を多量に移植された経歴があった。
元から備わっていた才能に、さらに優れた才能を注ぎ込まれた彼の足は奇跡の領域へと踏み込めた。
そして今、あの赤毛の青年もまた、彼と同じく倍速の世界へと踏み込んでいった。

166 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 19:19:34 ID:???
クライフォート「(俺もうかうかしてられんな。奴のように速くはなくとも…一歩ずつ、確実に、前へ!)」

ジュリアンが敵のバイタルエリアを蹂躙することを見越した上で、クライフォートは前線へと切り込んでいく。
その期待に応えるがごとく、ジュリアンの自慢のドリブルをとどまるところを知らない。

ラムカーネ「くっ……さっきからどいつもこいつも生意気な!D番、A番、さっさと奴を跪かせろォ!」

DローローとAローローはこれ以上好きにはさせまいとマークに向かう。
だがPA内に残っていたCローローはこのラムカーネの指示に不安を覚えた。

Cローロー「(俺の目が曇っていなければ……あの赤毛の動きはイスラスそのもの!
      倍速ドリブラー相手では複数でチェックに向かうのは無謀すぎる!)」

だが待て。きっと森崎のことだ。この判断は間違ってはいないはず。
必ず自分たちに勝利を導かせてくれた彼を疑うことは恥ずべきことだと唇を噛んだ。

ジュリアン「さぁ、行くぜ行くぜ行くぜ!止められるものなら止めてみなァ!!」

167 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/26(水) 19:20:38 ID:???
先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。

★ジュリアン→! card+ ドリブル41=★
============
★Aローロー→! card+ タックル39=
Dローロー→! card+ タックル43=★

!と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します

【攻撃側】−【守備側】
≧2→ジュリアンが突破!(奇数:そのままPAへと切り込む 偶数:センタリングを狙う)
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に
(マルスがフォロー)(クライフォートとEローローが競り合い)(Cローローがフォロー)
≦−2→闇の軍団がボールを奪う!

【補足・補正】
ジュリアンのカードがダイヤで『バク宙ターン』で+5
ジュリアンのカードがハートで『高速ドリブル』で+4
ジュリアンのカードがスペードで『粘りのキープ』で+2(こぼれ球時勝利)
Dローローのカードがダイヤ・ハートで『アーマータックル』で+2
その他は>>13を参照してください。

168 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 19:20:53 ID:???
★ジュリアン→ クラブ4 + ドリブル41=★

169 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 19:21:37 ID:???
★Aローロー→ クラブ4 + タックル39=
Dローロー→ スペード10 + タックル43=★

170 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 19:31:43 ID:???
お帰りなさい、心待ちにしてました。
良い位置でファウル貰えてチャンス到来、と言いたいけどラムカーネ相手にはちょっと厳しいかな。

171 :森崎名無しさん:2014/02/26(水) 19:58:51 ID:???
ジュリアン怪我、シュートは重ねて得点の布石にしていこう

172 :モリブレム ◆SC4m0znkxI :2014/02/27(木) 10:15:51 ID:???
>>170
お恥ずかしながら戻ってまいりました。
まだ更新に慣れてない部分もありますがどうぞよろしくお願いしますね!
ラムカーネの能力は現在の森崎と全く同じという特徴があります。
森崎自身の弱点が分かるのならそこを狙ってみるといいかもしれません。
>>171
ドリブルの巧い貴重なサイドハーフの怪我は痛いですね。
==========
★ジュリアン→ クラブ4 + ドリブル41=45>怪我★

★Aローロー→ クラブ4 + タックル39=44>反則
Dローロー→ スペード10 + タックル43=★

【攻撃側】−【守備側】
=1→ボールはこぼれ球に。マルスがフォロー
==========
倍速ドリブルの技術を得たジュリアンは、複数マークを物ともせずにフットワークを加速させる。
しかし闇のオーブの魔力で能力を底上げされた仮面たちは執拗なマークで追いすがる。
さながらそれは栄華に輝くジュリアンの光に群れる亡者のような不気味さだった。

ジュリアン「くっ……こ、このぉ!しつっこいぜ!」

A「………ッ!!」

コーナー際まで追い込まれ、いよいよ逃げ場なしの状況。
苦し紛れのセンタリングに逃げようとした隙をAローローは見逃さなかった。

ザシャアッ!!

ジュリアン「ぐっ……ぐわああぁぁぁ!!」

凄腕の剣豪が胴を鋭く薙ぐかの如きタックルがジュリアンの足から勢いを失わせる。

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