キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【紅い満月】鈴仙奮闘記11【永遠の夜】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/10(木) 23:11:09 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。

内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
また、ストーリーやカードの展開次第で、いくつかのキャプテン森崎のキャラクターも、
それぞれの思惑を持ちながら、幻想郷の住人との交流を通じてサッカーを極めていくことになるでしょう。

他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【私のお小遣いは】鈴仙奮闘記10【53万です】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1379590471/

☆攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

(※このスレの目標や今後の予定、ゲーム進行の流れなどが分かります。
  過去ログもありますので、初めて来て下さった方は、一読すればより楽しめると思います!)

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

妖怪の山FCとの試合は、反町一行の愛の力による覚醒、椛のスーパープレー(ヨーヨーの)、
雛の的確なパスカル潰し、そして――我らが射命丸文の後半の復調によって大きく盛り上がるも、
最終的にはにとりがボロボロになった事で守備は決壊。4−2の大差でルナティックスの勝利となった。
(鈴仙はなんか最大ガッツ減らしたり反則したりしてた)
そんな中、試合終了後、悩みを見せる中山さんがわさビーフに導かれて姿をくらましてしまう。
慌てる鈴仙だったが、今度は紅魔館のメイド長・十六夜咲夜が現れて永琳と会談。
そして、永琳から告げられたのは―――名門・紅魔スカーレットムーンズとの練習試合の決定!
果たして鈴仙は、そして中山達は――真の一流の壁を超えられるのか!?

487 :森崎名無しさん:2013/10/26(土) 22:52:50 ID:???
★勝利ボーナスA→ スペード5

488 :森崎名無しさん:2013/10/26(土) 22:53:07 ID:???
★勝利ボーナスA→ クラブ4

489 :森崎名無しさん:2013/10/26(土) 23:01:47 ID:???
JOKERいいなあ。超ナカヤマとかできたら面白そうなのに

490 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/26(土) 23:07:25 ID:AFuUhcD+
★勝利ボーナスA→ スペード5 ★
スペード・クラブ→聴衆の高鳴りは大きく、鈴仙の人気がアップ!

中山「おっ、おひねりが……と、思ったが。 残念ながらビール瓶の王冠だったか」

人里の住民の生活が苦しいのが原因か。
残念ながら、そのおひねりの中で鈴仙の利益になりそうな物は無かった。

鈴仙「いやぁ…でも、凄い歓声! これなら、下手な練習試合よりも賑わってるんじゃないかってくらい!」

中山「…確かに、そうだな。 これで、鈴仙さんの知名度もよりアップしたんじゃないのか?」

――しかし、人気を集めたい鈴仙としては、こうした歓声もまた立派な商品。
暫くは、その熱気に包まれるのであった。

*人気が上昇します。33→36(完勝の為ボーナス多め)

491 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/26(土) 23:11:25 ID:AFuUhcD+

鈴仙「さて、と……。 人里の回れる場所は、大方回り尽くしたわねぇ。
特に心覚えのある妖怪とか居なかったよね、中山さん?」

中山「ああ……。 今となっては、あの時の光景は、単に俺が寝ぼけていただけだったのかも
しれないな。 ――すまない、でも、そう思ってしまいたくなる」

射命丸を撃破した二人が人里のパトロール兼聞き込み調査を始めてから
早くも二時間程。 そう広くない人里を回りきるには充分な時間であるが、
仮面を被った人妖の情報は一向に見つからず、
小さな茶屋で休みながら(料金は中山が憐れみの目線を帯びながら出してくれた)、
情報を整理していた時の事。 二人はとある人妖の影を見かける。それは―――?

先着1名様で、

★第3戦目の相手は!?→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ→星「鈴仙! 貴女までどうして斯様な殺生を! こうなったら殺します!?」鈴仙「(かなり混乱してるわね、星…)」
ハート→こいし「……むしゃむしゃ」鈴仙「(この子、いつの間にか勝手に私達のお団子食べてる…!?)」
スペード→中里「――さあさあ! 現在に蘇りし古代の忍術! 今こそや披露するでゴザるよ!」鈴仙「(見世物かしら…?)」
クラブ→若島津「――言葉は要らん。 俺と戦え」鈴仙「(彼の気配――研ぎ澄まされているわ。 以前よりも、ずっと)」
クラブA→トラガス「夕食でもいかがかな?」鈴仙「(まだ昼過ぎなんだけど…)」
JOKER→ ピエール 「次はお前が相手か。 よろしくな!!」

492 :森崎名無しさん:2013/10/26(土) 23:14:43 ID:???
★第3戦目の相手は!?→ JOKER

493 :森崎名無しさん:2013/10/26(土) 23:15:32 ID:???
凄い実力者が来たな……

494 :森崎名無しさん:2013/10/26(土) 23:19:21 ID:???
え?戦えるのか?イオラとかしてくんの?

495 :森崎名無しさん:2013/10/26(土) 23:19:52 ID:???
序盤に仲間になってそのまま最後まで一線で活躍しそう(小波)

496 :森崎名無しさん:2013/10/26(土) 23:20:16 ID:???
ナポレオンの上にでも乗ってくるのかw<イオラを使ってくるピエール

497 :森崎名無しさん:2013/10/26(土) 23:20:40 ID:???
彼がここにいたらフランスやばくね?w

498 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/26(土) 23:37:37 ID:AFuUhcD+
★第3戦目の相手は!?→ JOKER ★
JOKER→ ピエール 「次はお前が相手か。 よろしくな!!」

ピエール「Puis-je me permettre de m'asseoir a cote de vous?
――と、失礼。 つまり…隣に座っても良いかい? と聞きたかったんだが」

鈴仙「あ――貴方は…?」

中山「(も――もしや。 いや、でも何故そこに…!?)」

鈴仙と中山の座っている隣にやってきた、背の高く美しい外見の男性。
二人は、その男性に見覚えがあった。
とはいえ中山は、その姿をテレビとビデオでしか見る事が出来ず。
鈴仙に至っては、夢の中に出会っただけにすぎない。
しかし、その美しい姿勢と柔和で凛々しい表情の印象は強く、
それ故に、今鈴仙達の傍で、平和そうにみたらし団子を右手に握っている彼こそが、
かの少年だと認めざるを得なかった。

ピエール「…? ひょっとして、お邪魔をしてしまったかい?」

鈴仙「ち、違います。 そうじゃなくて! 貴方は、もしや…?」

中山「もしや…フランスに輝けるフィールドのアーティスト。 エル・シド・ピエールでは…?」

ピエール「…俺の事を、知っているのかい?」

――そして、鈴仙達の認識は正しかった。
彼こそが、かつて(脳内)試合でも対峙したエル・シド・ピエール。
その人本人だったのだから。

499 :森崎名無しさん:2013/10/26(土) 23:37:49 ID:???
アモロ使いのピエールという可能性もあるな

500 :森崎名無しさん:2013/10/26(土) 23:40:41 ID:???
このスレではえーりんと一緒に姫様を助けてくれたりしてw

501 :森崎名無しさん:2013/10/26(土) 23:41:31 ID:???
うどんげが「夢の中で会ったんですよぅ……」とか言い出したらストーカーっぽいなw

502 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/26(土) 23:44:50 ID:AFuUhcD+
中山「――し、失礼かもしれないが…聞かせて頂きたい。
俺の名はこの世界の外でサッカーをやっていた中山政男と言います。
それが、とある拍子でこの世界…幻想郷へと辿りついたのですが、貴方は何故ここへ――?」

中山は耐えられず、ピエールへとゆっくりと、しかし丁寧に問いかけて行く。
本国開催のJr.ユース大会では確かに敗北し、国内からのブーイングは少なく無かったが…。
それでも、フランスJr.ユースを実質一人で引っ張ってきた存在として、
おおよそ順風満帆なサッカー人生を送ってきた筈の彼が、どうしてこのような場所に紛れこんだのか。

ピエール「…ああ、実は……」

ピエールが語る、その原因とは…?

先着1名様で、

★ピエールの幻想入り理由→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ→ピエール「それが、練習場に出来ていた謎のスキマに足を滑らせてしまって……アモロが」
ハート→ピエール「少し、国内の事情を受けて思う事があって――気付いたら、ここに居たんだ」
スペード・クラブ→ピエール「実は……ここに居るのは正確には俺ではないらしい。
                  …と、これだけでは何を言っているか解らないな、済まない」
クラブA→謎の仏蘭西仮面「当然、幻想郷サッカーを陵辱しに来たに決まっているだろうjk…」
      謎の向日葵仮面「私達のシャンペン陵辱で、世界を陵辱するのよ!!」 鈴仙「」(白目)
JOKER→ピエール「実は、相方のスライムが行方不明になっていて…」鈴仙「(倒したら仲間になんないかなぁ…)」

503 :森崎名無しさん:2013/10/26(土) 23:45:47 ID:???
★ピエールの幻想入り理由→ スペード5



504 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 00:04:28 ID:VdqYLQdM
★ピエールの幻想入り理由→ スペード5 ★
スペード・クラブ→ピエール「実は……ここに居るのは正確には俺ではないらしい。
                  …と、これだけでは何を言っているか解らないな、済まない」

ピエール「――本当はここだけの話なんだが。 どうやら俺の魂のコピーが、
このゲンソウキョウとやらに、一時的に降りて来ており、そのお陰で今こうして存在できる…
とかいうメカニズムがあるらしいんだ」

中山「……? 話が見えないが。つまりは、何処かの勢力にその意識・人格のコピーを召喚された…と言う事ですか?」

ピエール「そう…らしい。 とは言っても、意識は元の俺とも共有しているらしいが、
長続きする代物ではないから、あながち、夢でも見ているような気分ではあるが。
ここ…ゲンソウキョウへは時折、こうして旅行しているんだ」

ピエールは、少しだけ間を置いてから、自分自身について訥々と語り始める。
その内容は、外界の人間からすると荒唐無稽にも程があるまでの物であったが…
鈴仙と、幻想郷での生活がそれなりに長くなった中山にはすんなりと通じる。

鈴仙「(つまりは、ピエール…君をこの世界に一時的に引っ張っている存在が居る。
って事ね。 一体何の為かは分からないけれど……。
うーん、一回会った事があるけれど本当は知り合いって、もどかしい気分ねぇ…。
何かこっちからも話題を振ってみようかしら?)」

A:ピエールを幻想郷へ連れて来た存在について聞いてみる。
B:ピエールがどのくらいの頻度で幻想郷に来ているか聞いてみる。
C:ピエールのサッカーの腕前について聞いてみる。
D:幻想郷で気になった場所や物について聞いてみる。
E:ピエール自身の強さ(サッカーでは無く戦闘での)を聞いてみる。
F:鈴仙「私達、夢の中で会ったんですよぅ……」知り合いアピールをしておく。
G:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

505 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 00:07:53 ID:KmoAYD06


506 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 00:09:35 ID:w5FcHr76
A

507 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 00:15:26 ID:Pz1IiycA



508 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 00:32:21 ID:???
Aが選ばれた所で、今日の更新はここまでにしようと思います。
明日こそは沢山更新したい! …ですが、あまり気負わずノンビリやらせて頂こうと思っています。
>>493
所属チームによってはかなり厄介な相手になりますね…
ですが、脳内試合よりは若干の下方修正が…掛かるかもしれません(汗)
>>494
JOKERでしたらイオラ(1/4で+5)やマホトラ(マーク一致時に武器補正を自分の補正に)
を使ってきましたねw
戦闘については、相手が相手ですので選択次第では起こらないかもしれませんね。
>>495
序盤に出て来て仲間になってたら恐らく今頃、キャプテンピエール11とかが連載されてましたね…
(鈴仙はウサギUに格下げ)
>>496
今後フランス戦があれば、JOKERネタでやってみたいですねw
>>497
そこについては…設定等で誤魔化したいと思います(汗)
>>499
ダイヤでしたらそれに近い感じだったかもです。
>>500
今後の展開次第でそういうアイテムやスキルがあっても面白いかもですねw
>>501
想像してみたら面白そうでしたので、選択肢に採用させていただきましたw

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

509 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 12:32:35 ID:VdqYLQdM
こんにちは、今日も更新を始めて行きます。
―――――――――――――――――――――――――――――
A:ピエールを幻想郷へ連れて来た存在について聞いてみる。

鈴仙「うーん……。 少しだけ聞きたいんですけど。
貴方を色々な制約を付けてまで、この世界に連れて来た存在ってのが気になります。
――あっ、私はこの中山さんの友達で鈴仙って言います」

ピエール「ああ、宜しく、レイセン。 ――そして、その存在についてなんだが…」

初対面の鈴仙についてもたじろぐ事はなく、あくまでその余裕を崩さぬ佇まいで
ピエールは優しく語りかける。その内容は――?

先着1名様で、

★LCDピエール→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ→ハート+更に詳しく教えてくれる!
ハート→「それは―――」教えてくれたぞ!
スペード→「詳しくは口止めされているんだが…」直接的には教えてくれないけど、ヒントをくれる!
クラブ→「済まないが、今は言えない。 口止めされているんだ」教えてくれない!
クラブA→「謎の向日葵仮面さんの強い思念波を感じて、それを頼りにここへやって来たんだ。 彼女は素晴らしいよ」
JOKER→ピエール「実は――夢で一目ぼれした相手に会いたくって……!」鈴仙「(フラグなの? これ私の春到来フラグなの!?)」

510 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 12:37:40 ID:???
★LCDピエール→ ハート9

511 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 14:08:02 ID:VdqYLQdM
★LCDピエール→ ハート9 ★
ハート→「それは―――」教えてくれたぞ!

ピエール「(本当は口止めされているが…いずれバレる話だ。
そこまで強くは言われていないし、ここで話しても問題ないだろう)」

外界での自分を知る者と出会えた事が、ピエールの心を幾ばくか開かせたのだろうか。
ピエールは少し口を軽くして、鈴仙達に自分の所属を打ち明ける事にした。

ピエール「俺を一時的にとはいえ、ここに召喚した存在は――、妖怪の山…と、呼ばれる場所にいる
神社の神々……らしい。 どうやら『神下ろし』とか言われる原理を一部流用して、
霊験ある人形に俺の精神・能力をコピーしているようだ。
何でも、『信仰のため、次の大会で勝利する必要があるので、力を貸して欲しい』という事だったが……」

鈴仙「(妖怪の山の神社……てことは、守矢みらくるずの事でしょうね。
あの神様達、主力が少ないと思ったらこんなあくどい秘密兵器を用意しているなんて…。
――しかも、ピエール君以外にも色々呼んでいそうなのも怖いわね)」

ピエール――の、能力をコピーした存在。
その手法はかつてのヒューガーズの助っ人として活躍したコピーロボットに近い物があるのだろうか。
だがしかし、あくまで偽者であるロボットとは違い、今眼前に居るピエールの意識は本物とシンクロしているという。

512 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 14:10:19 ID:VdqYLQdM
ピエール「――おっと、ここでの内容は余りペラペラ言わないでくれよ?
これでも、俺は彼女達に感謝しているんだ。
国内では決して体験出来ない、新しいサッカーを無償で楽しませて貰っているんだから」

あくまで素っ気なく話すピエールだったが…
その表情は前の試合の時に見たそれとは違い、どこか晴れやかであるように思える。

鈴仙「(――確かに、ピエール君にとっては、フランスJr.ユースみたいな環境とは違う場所で
プレーしたいっていう欲望があったのかも)」

しかし、フランスとの試合を経験している鈴仙は、その理由に何となくの納得がついた。
ほぼ実質的にピエールのワンマンチームにならざるを得ないフランスJr.ユース…いや、
ユースチームはまだ、ナポレオンやボッシ、アモロといった選手が居るだけマシだったかもしれないが、
国内のチームであれば、その負担はより重くなるに違い無い。

鈴仙「(貴族という立場上。 そして、フランスの若手世代の星という立場上、自由に動けない彼にとって、
こうして外遊出来る幻想郷は、幸せな環境なのかも……)」

彼の所属チームに加えて、彼自身の内情を聞けた鈴仙は、
彼の幻想郷での安寧を願わずには居られなかった。

*ピエールが守矢みらくるずの助っ人して活動している事が判明しました。
*彼が負う制約の詳細等についてはまだ不明です。
*ピエールの評価値がやや上がりました。

513 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 14:11:20 ID:VdqYLQdM
中山「(さて…。 何時もならここらで対戦になる所だったが……
彼の紳士的な性格を鑑みるに、可能性としては少ないか――?)」

そして、この状況下で御約束のバトルは有り得るのか。 中山はうっすらと疑問を抱くが――?

先着1名様で、

★ピエールの優しさ…という名前のささやかなJOKERボーナス→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ・ハート→ピエール「話を聞いてくれてありがとう。 これは気持ちだが…」今回は不戦勝!でもボーナスはあるよ!
スペード・クラブ→ピエール「ところで、護身用の力を少し試して欲しいんだが…」今回も戦闘だ!でも2戦目より弱いよ!
JOKER・クラブA→??「秘密を知った者は生かしておきません」チャッ  謎の仮面ハフリーが勝負を挑んできた!?

514 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 14:17:20 ID:???
★ピエールの優しさ…という名前のささやかなJOKERボーナス→ クラブ7

515 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 14:41:31 ID:VdqYLQdM
★ピエールの優しさ…という名前のささやかなJOKERボーナス→ クラブ7 ★

ピエール「実は……この世界に召喚されるに当たって、山の神様に力を入れて貰ったらしいんだ。
いくら精神のコピーとはいえ、この世界で死にでもしたら、現実に影響が出てしまうらしいからと言われ、
簡単な妖怪程度なら退治できる程の能力を得たらしいんだが――」

中山「……成程。 つまり、その力の制御の為、鈴仙さんの力を借りたいという事か」

鈴仙「ああ…。 そう言う事だったら力を貸すわよ。 折角色々教えてくれたんだもの。
そのくらいは協力しないとね」

ピエールの提案に、断る理由の無い鈴仙は快諾。
事情ありとは言え、外来人のピエールに自分が負ける訳がないだろう…という
慢心がそこには無い事は無かったが、純粋な善意だった。

ピエール「――ありがとう。 それなら…手加減なしで、掛かってきてくれないか?
正確な力を知りたい。 ―――簡単な妖怪程度では、良く分からなかったからね」

中山「(――? 少しだけ嫌な予感が……)」

516 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 14:47:15 ID:VdqYLQdM
中山の予感をも気にせず、鈴仙は―――。

鈴仙「――さあ、美獣さん! 狂気の瞳で……暫くお寝んねして頂戴!」

ピエール相手に、真っ向から向かうのだった。

先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★ピエール→戦闘力 2 + ( ! card )=★

と書き込んでください。カードの結果で分岐します。

【鈴仙】−【ピエール】
≧5→完勝! 鈴仙、格の違いを見せつける!
≧2→ 勝利! ピエールに感謝される!
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 鈴仙、少し油断した自分の慢心を恥じる。
≦5→完敗…。 ピエールは れいせんを やっつけた!
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
ピエールのマークがダイヤの時、「バン(+2)」が発動します。
ピエールのマークがハートの時、「ヒール(自分の完敗・敗北時に敵に−5)」が発動します。
この時、数値結果が自分の勝利以上となっても引き分けとして処理されます。

517 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 14:47:50 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + ( スペードA )+( ハートJ )=★

518 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 14:47:57 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + ( スペード2 )+( スペードJ )=★

519 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 14:48:01 ID:???
★ピエール→戦闘力 2 + ( クラブJ )=★

520 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 15:30:30 ID:VdqYLQdM
★鈴仙→戦闘力 6 + ( スペードA )+( ハートJ )=18★
★ピエール→戦闘力 2 + ( クラブJ )+(狂気の瞳-2)=11★
≧5→完勝! 鈴仙、格の違いを見せつける!

ピエール「はあっ!」

バシュウウウウッ!!

守矢の神から力を授かったとの受け売りはどうやら間違いではなかったようで、
ピエールはおよそ常人離れしたスピードで鈴仙の懐へとしのびより、
容赦の無い右ストレートを放つ。
しかし、鈴仙もまた得手では無いとはいえども、最低限の肉弾戦については心得がある。
鈴仙はそのストレートをひらりと交わして―――。

鈴仙「覚えておきなさい!――私こそが、波長の勇者なのよー!?」

ブウン! ドッゴオオオン!!

ピエール「ぐわああっ!?」

鮮やかにカウンターを決めて、ピエールの華奢な身体を遥か数十メートル先まで吹き飛ばす。
狂気の瞳による、激しい波長の揺らぎを籠めたその一撃は烏天狗にも匹敵する程であり、
並みの人間ならば、一撃で全身がバラバラになってしまう程度の威力があったが…。

521 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 15:33:04 ID:VdqYLQdM

ピエール「素晴らしい一撃をありがとう…マドモアゼル」

よろよろとピエールは立ちあがる。
幻想の力の恩恵か、彼は耐久力の面でもまた、人間離れした力を身に着けていたのだ。

鈴仙「いえいえ…こっちこそ本気でやっちゃったんだけど――大丈夫だった?」

ピエール「ああ。 生身の肉体ではないからか、多少の無茶は効くようで…。
互角とは言わずとも、何とか生き残る事は出来たよ」

ピエールは苦しそうな表情を浮かべながらも、精一杯の笑顔を作り鈴仙に応じる。
窮地にあっても、それを極力悟られないようにすることが、彼にとっての誇りだった。

ピエール「さて……。 折角実力を測ってくれたんだ。 お礼をしなくてはね」

ピエールは、そう言って懐から何かを取りだした。
それは―――。

先着1名様で、

★勝利ボーナスB→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ→何か奇跡が起きそうな気がする、『はたきのようなもの』だ!
ハート→こんな物しかないんだが…と『埼玉銘菓・十万石まんじゅう』を貰った!
スペード→少し怖いが効き目は抜群!『守矢神社のお札』だ!
クラブ→ピエール「俺の家は金持ちだからな。 その『ふわたり手形』を回収してあげよう」
JOKER→ピエール「…アモロが読んでいた漫画しかないんだが。 とっておいてくれないか?」
       鈴仙「こ、これは……『ショウの大冒険』!?」

522 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 15:33:27 ID:???
★勝利ボーナスB→ JOKER

523 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 15:33:53 ID:???
ええええええええええ

524 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 15:44:04 ID:???
アバン流に目覚めるか…それとも鬼眼を手にするか…

525 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 15:55:51 ID:???
大地の波長を操り、海の波長を操り、空の波長を操る、勇者鈴仙さんの誕生ですね!

526 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 15:57:35 ID:???
この世の何処かには『チュウの大冒険』もあるんだろうか?

527 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 16:11:41 ID:VdqYLQdM
★勝利ボーナスB→ JOKER ★
JOKER→ピエール「…アモロが読んでいた漫画しかないんだが。 とっておいてくれないか?」
       鈴仙「こ、これは……『ショウの大冒険』!?」

ピエールが取りだしたのは、一冊の漫画本だった。
少し汚れたその紙面からは、持ち主はさぞこの本を読みこんでいたのだろうと言う事を連想させる。

中山「おっ、今となっては懐かしい漫画だ…! 『ショウの大冒険』じゃないか!」

鈴仙「知っているの、中山さん!?」

中山「ああ、外の世界じゃあ大人気の漫画だったからな」

ショウの大冒険。それは外界――特に日本では『ドラゴンスフィア』に次ぐ人気を誇った作品であり、
『魔物』という妖怪に似た存在が住む島に住む、勇者に憧れる少年・ショウが仲間達とともに
魔王を倒すという、王道ながらも熱く燃える傑作である。

ピエール「アモロから借りたは良いものの、返す機会を失ってしまって。
そうするうちにアモロが間違ってもう一冊買ってしまったから、
そのまま俺の手元にあったんだが、持っていてもどうしようもないからな。
――外界の文化の紹介だ、という事でここはひとつ、許してくれるかい?」

鈴仙「え、ええ……」

528 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 16:14:08 ID:VdqYLQdM
そうして、鈴仙はスッと差し出された漫画をパラパラとめくってみる。
そこに書いてある内容は―――?

先着1名様で、

★ショウの大冒険→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ→大魔王・ヴァーンが天地魔闘の構えを見せ圧倒する巻だ!
ハート→主人公のライバル・バトラーとの熱い最終対決シーンがある巻だ!
スペード→主人公の親友・ボッブが勇気を見せて賢者に覚醒する巻だ!
クラブ→中盤の強敵・ファイアイスの名言『勝つのが好きなんだよ!』がある巻だ!
クラブA→大魔王が鬼眼城の姿になるラストバトル! 鈴仙の狂気の瞳が進化し、狂気の鬼眼に…!?
JOKER→鈴仙「超究鈴仙派斬(ウドン・ストラッシュ)か。 悪くないわね……」
       アーバン先生の必殺技を見て、鈴仙が何やらインスピレーションを加速させる!

529 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 16:16:18 ID:???
★ショウの大冒険→ ハート6

530 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 17:02:57 ID:???
作中一番燃えるシーン…の直前(俺調べ)ですな。
炎の中のハドラーとポップの会話大好き。

531 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 17:13:55 ID:???
はたきのようなものとかしあわせになれるくすりとか
それとなくふし幻臭がする

香霖堂から泥棒するときはベルリナーと遠離の札ですよね

532 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 17:30:03 ID:???
ハドラー好きだったな

533 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 17:47:46 ID:VdqYLQdM
>>523
JOKERさん、また良く出るようになりましたね…w
>>524
最初はクラブA→鈴仙がメガンテを何故か習得!
…とかにしようと思いましたが変えてみましたw
>>525
鈴仙「大地を切り、海を切り、空を切る…これこそがウドンストラッシュよ」ブンブン
中山「(子どもとか良く、傘でアーバンストラッシュしてたなぁ…)」
>>526
チュウも良かったかもですね。鼠の賢将さんとか活躍しそうです。
>>530
あのシーンは感動しますよね…。
作者的にはこの決戦も好きですので判定に入れさせていただきました。
>>531
ふし幻は正直結構ネーミングセンスをパク…インスパイアしていますねw
香霖堂で泥棒選択肢があるのも結構それを意識しています。
>>532
魔王軍のポップポジション的なイメージですね。
僕もハドラーは好きでしたが、バランとかザボエラとかも好きでしたね。

534 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 17:49:59 ID:VdqYLQdM
★ショウの大冒険→ ハート6 ★
ハート→主人公のライバル・バトラーとの熱い最終対決シーンがある巻だ!

中山「――ふうむ。 ここは物語の結構終盤だな…!
この後のバトラーが敵であった筈のボッブを結果的に守る事になったという展開が感動的だが、
ここの戦闘も、俺としては中々好きな展開だな」

鈴仙「(中山さんが若干ネタバレしてる……)な…成程。 それならきっと読んでみるわ」

ピエール「ああ…この辺りは中々に熱い展開が続くからな。 【熱い性格の者】や、【漫画が好きな子ども】
にも読んで貰えば、もしかしたらその者のモチベーションにも役立つかもしれない」

鈴仙「(熱い性格……ウチのチームだったら…中山さんとかパスカル君とかかしら?
あと妹紅も、こういう展開とか好きそうかも。 ウサギ達にも良い刺激になるかもしれないけれど……
以外に姫様が、何かに目覚めてくれたりしたりして)」

元々刺激の少ない永遠亭にとって、こうした漫画は少なからず住民に良い刺激となるだろう。
そう考えて、ピエールからのプレゼントを大切に懐にしまう鈴仙だった。

*アイテム・ショウの大冒険(鈴仙が練習時に使用すれば数値に+3のボーナス。熱い性格の者や子どもに渡せば…?)
 を入手しました。

535 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 17:51:35 ID:VdqYLQdM
――中山と鈴仙がピエールと別れを告げて、再び聞き込みを開始するが…。
時間は刻一刻と過ぎて行き、夕刻が近くなる。

中山「うーむ。 鈴仙さん、今日はそろそろ引き揚げようか?」

鈴仙「いえ、もうちょっと。 もうちょっと行きましょう! きっと何かがあるかも!」

――中山と鈴仙の間にも口数はやや少なくなり、
雰囲気は楽しい散歩から、ようやく過酷な調査活動に近くなる。
そして、そんな鈴仙の疲労とは裏腹に―――。

聴衆「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「いけー! やれ、もっとやれー!」「そこだ、決めろーー!!」「やっちまえー!」

中山「(――本当に、聴衆達もよく疲れないな。 彼ら、朝から夜までずっと騒ぎっぱなしじゃないのか?)」

問題となっている、人里のストリートファイトは衰える事もなく、寧ろよりその勢いを増していく。
そして、その中心となっていたのは――。

A:魔理沙「へへっ、ちょろいもんだぜ!」普通の魔法使い・霧雨魔理沙だ!
B:神子「邪悪なる妖怪よ、滅びよ!(指導力と同時に力もアピールしなくちゃね)」聖徳道士・豊聡耳神子だ!
C:白蓮「皆さん! 争いは無益です! それが理解出来ない方は――『わからせて』あげます!」超人・聖白蓮だ!
D:霊夢「ふう…。 懲りないわねぇ、アンタ達も」楽園の素敵な巫女・博麗霊夢だ!

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*選択先が、4戦目の対戦相手になります。
*強さはA<B=C<Dとなりますが、あまり差はないかもです。敵が強い程景品の質も上がる…かもしれません。
*原作シューティングではないですが、4面から敵が強くなります。(全6面+αとなっています)
*これから少し更新に間が空きます。失礼致します。

536 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 17:53:36 ID:3OVz6Z3Y
A
まだ先があるし

537 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 17:53:49 ID:bu5ttVWs
A

538 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 18:18:45 ID:1m9oy7bg


539 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 23:39:20 ID:VdqYLQdM
A:魔理沙「へへっ、ちょろいもんだぜ!」普通の魔法使い・霧雨魔理沙だ!

鈴仙と中山がさっきまでの戦闘とは比べ物にならない程の人ごみを掻きわけた先には、

にとり「ひゅえ〜…。 負けたぁ…もう、ダメだぁ〜……バタリ」

魔理沙「――フッ。 にとりよ、その程度の小手先で私の王道を破ろうとは、良い根性してるぜ!」

にとりが背中のリュックから何やらいかつい火器やら銃器やらを放り出しながら、
ばったりと地面に這いつくばっている非常に痛ましい姿だった。

鈴仙「――魔理沙。 貴女もこの騒ぎに一枚噛んでたって訳ね…案の定」

鈴仙はぼそりと独りごちる。しかし魔理沙はその声を耳ざとく聞き取っており、

魔理沙「おっと、うどんげじゃないか。 来いよ、来たら木端微塵にしてやるぜ? あの河童のように」

中山「(彼女、随分とふてぶてしい上に自信満々な態度だな…。 まるで森崎や日向を見ているようだ)」

箒から地上に降り立ったすぐに、人ごみの戦闘に居た鈴仙に対してカツカツと歩み寄る。

鈴仙「(……魔理沙。 思えばこうして面と向かい合うのも久しぶりね。 なんて声をかけようかしら…?)」

A:「あはは……お手柔らかにというかなんというか……」やや弱気に!
B:「にとりは大丈夫なのよね? 急患が出ると困るのだけど」にとりに話を逸らす!
C:「フフ…今日の私は今までの私とは、一味もふた味も違うわ!」自信満々に応戦!
D:「久しぶりというのに随分な御言葉ね、白黒ネズミさん?」かなり勝気に行く!
E:「あの河童…? にとりの事か…? にとりの事かーーーー!!??」私はおこったぞーー! マリーサーーーーーー!!!
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
*スピーディに2票決とします。

540 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/27(日) 23:40:20 ID:???
>>539
×人ごみの戦闘→○人ごみの先頭
でしたね。 失礼しました。

541 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 23:44:01 ID:j5RxtUow


542 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 23:44:51 ID:lfbOhl2g
C

543 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 23:48:09 ID:yruSHBvk
C

544 :森崎名無しさん:2013/10/27(日) 23:48:37 ID:w5FcHr76
E

545 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/28(月) 00:01:03 ID:???
C:「フフ…今日の私は今までの私とは、一味もふた味も違うわ!」自信満々に応戦!

鈴仙「(いつもの私、今までの私だったらこれで萎縮していたかもしれないけど。
――今日の私は、そうじゃない!)」

ギラギラと強い視線を投げかけてくる魔理沙。
人間である以上、彼女の純粋な戦闘力自体は鈴仙にも大きく劣るが、
彼女にはその洗練された魔法。 そこから放たれる弾幕の熾烈さがある。
一度(二度だったか三度だったかもしれない)魔理沙にボコボコに敗北したトラウマが蘇り、
鈴仙は少しだけ肩を竦めるが――。

鈴仙「フフ…今日の私は今までの私とは、一味もふた味も違うわ!」

ビシッ、と人差し指を魔理沙に突き立て自信満々に豪語する。
サッカーで、そして戦闘で高い実力を身に付けた鈴仙は、
少しずつ、その奥に隠れていた自信を取り戻しつつあったのかもしれない。
魔理沙は、鈴仙のそんな様子に目を丸くして驚き――。

魔理沙「ああ良かった。 ――そうこなくっちゃ、つまらんからな」

ニヤリ、と白い歯を見せて笑う。そして彼女は再び箒に跨って空中に浮き――、

魔理沙「それじゃあ……勝負だぜ、うどんげ! 全力で掛かってこい!」

鈴仙「ええ……の――望む所よっ!(や……やっぱしちょっと怖いかも…?)」

鈴仙もそれに続くように空中にフワリと浮かぶ。
そして、一旦興味を失いかけていた聴衆はその様子を見て、再び戦いへの熱気を取り戻す。

中山「(だ――大丈夫だろうか、鈴仙さん……。 自信を持つのも良いが――俺の見立てでは、
彼女、かなりのやり手だぞ)」

546 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/28(月) 00:02:42 ID:hLS9qRXQ

中山がその様子をハラハラとしながら見守る中、勝負は――?

先着2名様で、
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ! card )+( ! card )=★
★魔理沙→戦闘力 2 + ( ! card )+(ミニ八卦炉+5)=★

と書き込んでください。カードの結果で分岐します。

【鈴仙】−【魔理沙】
≧5→完勝! 鈴仙、まさかの大勝利だもんげ!(あまりの嬉しさに口調がおかしくなってる)
≧2→ 勝利! 魔理沙、鈴仙の事をちょっとだけ見直す。
=1、0、−1→引き分け! 再度判定。
≦−2→敗北。 鈴仙、やっぱし魔理沙の弾幕は凄いなぁ…と、辟易する。
≦5→完敗…。 鈴仙、真っ黒な焼きウサギになり中山に慌てて回収される。
【補足・補正・備考】
鈴仙の数値がKかJOKERの場合、戦闘後戦闘力が+1されます。(勝敗は問わない)
鈴仙のマークがダイヤの時、「ルナティックレッドアイズ(+2)」が発動します。
鈴仙のスートと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
鈴仙のK・JOKER判定及び必殺技判定は、一番左の! cardのみについてなされます。
魔理沙のマークがダイヤの時、「マスタースパーク(+8)」が発動します。
魔理沙のマークがハート・スペードの時、「スターダストレヴァリエ(+4)」が発動します。
魔理沙の数値がA〜3の場合、「八卦炉オーバーヒート」が発生し、必殺技は不発動となり、ミニ八卦炉の補正が無効になります。
魔理沙のカードがJOKERの時……?

547 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 00:03:21 ID:???
★鈴仙→戦闘力 6 + ( ダイヤ4 )+( クラブ6 )=★

548 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/28(月) 00:04:05 ID:???
判定途中ですが、今日の更新はここまでにしようと思います。
それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

549 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 00:04:10 ID:???
★魔理沙→戦闘力 2 + ( クラブ2 )+(ミニ八卦炉+5)=★

550 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 00:04:46 ID:???
魔理沙「もうだめだ…おしまいだぁ…」

551 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 00:05:12 ID:???
完全勝利じゃないか

552 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 00:16:58 ID:???
乙でした
戦闘だと相手のマークとかで技がどうなってるか分かるから
魔理沙相手なら難易度以外にも選ぶ価値があったね

553 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 00:38:08 ID:???
乙でした。
魔理沙さん強いですね。
マスタースパークとルナティックレッドアイズの差に涙が……

5面、6面、+αは武器あっても厳しい予感がしますね……頑張れ、鈴仙さん。

554 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 01:58:29 ID:???
まさかダイヤ出たら厳しいって思ったけど
まさかピエール以下になるとは

555 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 19:49:25 ID:???
>>53

読み返してみると、練習試合勝利ボーナスの人気が加算されていません?

556 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/28(月) 23:21:20 ID:???
すみません、今日はちょっと更新できなさそうです。
明日も外泊するので結構間が空いてしまいますが、ご了承ください。

>>550-551
まさかここまでボロ負けするとはでしたね…。
>>552
乙ありがとうございます。
戦闘の技とサッカーの技は対応していたり対応していなかったりですね。
そういった意味では、未だ全貌が謎の神子や霊夢も選んで損はさせないつもりでした。
>>553
乙ありがとうございます。
一応隙は持たせたのですが、原作主人公なのでかなり強く設定しています。
鈴仙も戦闘面でも成長は…あるかもですのでお気になさらずです(汗)
武器と言えば銃ばかりを連想してしまうかもしれませんが、
お札や爆弾、果ては下剤等色々ありますのでそうしたアイテムも使えばより有利かもしれません。
ですが、それ無しでも攻略出来るように(初期状態でも運と選択と判定次第では攻略出来るように)
はしているつもりです。
>>554
魔理沙は強いですがあくまで人間の魔法使いですので、
純粋な戦闘力は鈴仙にも劣るかな…と考えての能力設定でしたが、
これでは浮かばれませんね…。
>>555
おっと、申し訳ございません。
次の能力表示時に反映させようと思います。失礼致しました。

それでは、皆さま、もし良ければ明後日までお待ち頂ければと思います。失礼致します。

557 :森崎名無しさん:2013/10/28(月) 23:29:17 ID:???
きっとマリーサは禁断の戦法グミ撃ちに走ってしまったからへたれたんだよ…

558 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 22:20:26 ID:z+4wDAcw
こんばんは。久しぶりな感じですが、更新を再開します。
>>557
マリーサ「グミよこせ」

★鈴仙→戦闘力 6 + ( ダイヤ4 )+( クラブ6 )+(ルナティックレッドアイズ+2)=18★
★魔理沙→戦闘力 2 + ( クラブ2 )+(ミニ八卦炉+5)+(八卦炉オーバーヒート-5)=4★
≧5→完勝! 鈴仙、まさかの大勝利だもんげ!(あまりの嬉しさに口調がおかしくなってる)

鈴仙「(魔理沙は性格上、出し惜しみせずにまずは一撃! 
…あのバカみたいな大砲を撃って来そうね。 全力で回避しに行きたいけれど――)」

鈴仙は魔理沙の動きを予測して、まずは迎撃よりも回避を重視する。
威嚇程度に弾幕を軽く放ちながら、魔理沙から一定以上の距離を取って、
警戒を決して解く事はしない。
そして、その正確だが悠長な鈴仙の戦い方は、真っ直ぐな戦いを好む魔理沙の神経を
上手い具合に逆撫でし、

魔理沙「(相変わらず、戦争の教科書みたいなクソ真面目な戦い方をする奴だぜ。
だが、こんな奴を一気に吹っ飛ばすのが、この私の私たる所以だ!)
くらえうどんげ! これが私の―――」

魔理沙は自信の魔力を最大限以上に高めるマジックアイテム・ミニ八卦炉を鈴仙の眼前に突きだして、
詠唱を開始する。そうして高まった魔力の渦が、一点に収束して―――。

魔理沙「マスタァー……スパァァアアアアアアアアアアアク!!!」

―――……バンッ!?

鈍い音を出して、破裂した。

559 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 22:21:49 ID:z+4wDAcw
魔理沙「……およ?」

鈴仙「――ふえっ?」

鈴仙と魔理沙の間抜けな声が、夕暮れの人里に響き渡る。
そして、魔理沙より鈴仙の方が一瞬だけ早くその状況の真意に気付き――。

鈴仙「――ル…ルナティックレッドアイズよ〜〜!?」

バシュン! バババババババババ!!

念の為と、全力の弾幕を魔理沙に向かって放つ。
そして、魔理沙が事態に気付いた時にはもう時は遅く。

魔理沙「(し――しまった! さっき、にとりを全力で焼き払ったすぐにうどんげとぶつかったから、
ミニ八卦炉がオーバーヒートしてしまったんだ! 
……くそっ、文の奴ならともかくも、私のスピードじゃあ、避け、られない――!?)うひゃああああっ!?」

ピチューン!

―――その努力に裏打ちされた素晴らしい弾幕で、数々の功績を挙げ続けて来た
主人公・霧雨魔理沙は……何ともみっともない格好で、敗北を曝してしまったのである。

560 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 22:23:16 ID:z+4wDAcw
魔理沙「――くっそぉ〜。 今のはノーカンもう一回! …って言いたい所だが。
今日の所はこの程度にしといてやるぜ」

鈴仙「あら? 何ともみっともない捨て台詞だけど。 そんなんで良いのかしら?」

魔理沙「いいんだよ。 次の勝利が、前の敗北を洗い流してくれる。
敗北を悔やんでる暇があるならば、とっとと帰って次の研究でもしてた方が合理的だ」

生粋の負けず嫌いなのであろう、魔理沙の口調は大変不機嫌そうな物であったが…。
それでも、彼女は決してそれに腐るような人間では無かった。

魔理沙「…ところで。 お前と――そこの後ろで見ている外来人。
二人して日中人里を嗅ぎまわってるって聞いたが。 何か異変でもあったのか?」

鈴仙「――そうそう。 実は……」

そして、魔理沙はそれで勝負はおしまい、と言わんばかりに
再び普段のざっくばらんとした口調に戻る。
まるで勝負を忘れたかのような様子だが…彼女に限って、そうした事は無い筈である。
恐らく、相当の無理をしているのだろう。(当然、事件への好奇心は多々にあるだろうが)
そのため、せめてもの気晴らしにと鈴仙は魔理沙に自分たちの行動の一部始終を語る。
一言一言話すたびに「ほうほう」とか「ふむふむ」とか忙しなく相槌を打ってくれる魔理沙は、
鈴仙にとって意外と良き話し相手だった。

魔理沙「……ふーむ。 だがまあ、私は知らないな。 その…仮面を被った人間達は。
――夜は大体、自宅で研究してるか寝てるかだ」

鈴仙「そう……。 魔理沙も知らないんだ」

魔理沙「悪いな。 だが、情報提供感謝するぜ」

561 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 22:32:21 ID:z+4wDAcw
しかし、事情通に見える魔理沙も今回の一件については知らないと首を振る。
……もっとも、彼女が夜の人里を知らないのは別の理由(森崎とのサッカーの練習)があったりするのだが。

魔理沙「まあ、そういう事なら私も別口で調べさせて貰おうか。
そしてこれは―――勝利商品だ」

最後に魔理沙は、鈴仙にとある物を鈴仙の元へ投げつける。
最後までそっけの無い態度だったが、人の物を奪うのが好きな魔理沙が
人に物を渡すのは間違いなく、彼女なりの鈴仙への敬意の表れだった。

鈴仙「これは……?」

そして、魔理沙が手渡したアイテムの全貌は…?

先着1名様で、

★勝利ボーナスC→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

ダイヤ→ハート+魔理沙「これ、私のサイズじゃ合わなかったんだよな」
      鈴仙「『ファルコンスパイク』…。どうやって入手したかは聞かないでおきましょ」
ハート→魔理沙「ほれ、これは大事だぞ?」鈴仙「エクステンドアイテムね! これは確かに大事!」
スペード→魔理沙「にとりからの戦利品だが。 とっときな」鈴仙「『河童特製尻子玉爆弾』。 貰って損はないわね」
クラブ→魔理沙「永琳にでも見て貰ってくれ」鈴仙「『あやしいキノコ』ね…」
JOKER→魔理沙「魅魔様特製のブラックボールだ。 お前にやるよ。 私にはもう必要ないからな」

*大観衆の中勝利したので、人気が上がります。36→38

562 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 22:33:51 ID:???
★勝利ボーナスC→ ダイヤQ

563 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 22:33:58 ID:VoRn5tn6
★勝利ボーナスC→ ダイヤA

564 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 22:36:22 ID:???
大観衆(ならずもの)「マリーサ王女バイバーイ!!」

565 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:07:24 ID:z+4wDAcw
★勝利ボーナスC→ ダイヤQ ★
ダイヤ→ハート+魔理沙「これ、私のサイズじゃ合わなかったんだよな」
      鈴仙「『ファルコンスパイク』…。どうやって入手したかは聞かないでおきましょ」

鈴仙「――こ、これは…!」

魔理沙が鈴仙に投げてよこしたアイテムは二つだったが…その内の一つ、
ピンク色の輝きを放つ正方形の物体は鈴仙の胸元で淡く光って消える。

中山「……? 鈴仙さん、それは――?」

鈴仙「ええ、まあ――何と言うか。 とってもありがたいアイテムよ!」

中山「そ、そうなのか…(あまり深くを触れてはいけないのだろうか…)」

外来人である中山はイマイチ飲みこめないが…このアイテムにより、
鈴仙はこの戦いの間。多少の敗北に対して随分と撃たれ強くなったのである。

*鈴仙がエクステンド! このイベント中、鈴仙は1回の敗北・完敗を無効化し引き分けに出来ます。

566 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:08:55 ID:z+4wDAcw
そして、もう一つのアイテム。これはやや大きめのサイズのスパイクだった。
魔理沙から仔細を聞こうにも、彼女はもうそそくさと人里から去ってしまっている。
だがしかし、その靴には付属の説明書が付きっ放しだったため、

中山「――ファルコンスパイク。 1試合分のシュートがポストに当たるのを阻止する夢のアイテム…だそうだ」

中山が、その手書きの説明書を読み上げる。

鈴仙「あっ! そのアイテム知ってる! 香霖堂で売ってるんだけど、結構高いのよね…」

説明を聞いてピンと来た鈴仙は、不意に高価な有用アイテムが手に入った事を少なからず喜んだが――。
その説明書と一緒に付いていた、香霖堂の値札については無視する事にした。

*鈴仙がファルコンスパイク(1試合の間、シュートがポストにならない。枠外は発生する)を入手しました。

567 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:14:05 ID:z+4wDAcw
そして……夕刻も残り僅か。
赤い夕陽が人里外れの草原を焼き尽くす中、鈴仙と中山はゆっくりと歩いていた。
中心部に何も無いとなると、もはや歩いていないのはここしかない。
それに妖怪も出没しやすいここならば、また別の手掛かりがあるかもしれない。

鈴仙「はぁ…。 やっぱり何も無かったわね…。 そろそろ帰ろうかしら…」

中山「うーむ。 そうしようか…」

しかし、それでも手掛かりは何も無い。
このまま竹林に入って帰ろうか――鈴仙達がそう思いかけていた時。

永琳「あら…。 こんな所に居たのね、鈴仙」

鈴仙「しっ……師匠!?」

竹林の方から歩いてくる、背の高い人影。
その見覚えのあるシルエットは、やはり――永琳だった。

永琳「…全く。 どこをほっつき歩いてたのかは知らないけど、もうすぐ門限じゃないの。
聴衆なんて集めて人気取りだか何だか知らないけれど、
あんたはそれよりも、看護師として色々仕事があるでしょうが。
さっさと今日は引き揚げて来なさいな。姫様がご飯作って待ってるわよ」

はあ、とため息をつきながら肩をすくめて鈴仙を睨む永琳の視線は多分冷たく、
まるで帰らなかったらお仕置きと言わんばかりの鋭さである。

568 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:15:14 ID:z+4wDAcw

鈴仙「(――う、うーん。 まさか師匠が直々に御出見えになるなんて…。
でも、師匠の言う通りに、今日は帰った方が良いのかしら―――?)」

中山「(何だか、違和感を感じるが……気のせいだろうか?)」

A:師匠の言う通り、今日は帰る!
B:うーん、もう少し探索します!
C:アンタ、師匠じゃないわね! 正体をあらわしなさい!?
D:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*スピーディに2票決とします。

569 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 23:15:57 ID:XYl2TCik
C
ぬえたそ〜

570 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 23:16:07 ID:t8YwlzNY
C
姫様がご飯だって!

571 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:41:32 ID:z+4wDAcw
C:アンタ、師匠じゃないわね! 正体をあらわしなさい!?

鈴仙「(ち…違う! 特に根拠は無いけどなんかおかしいわ!この方は。 いえ……こいつは、師匠なんかじゃない!?)
――アンタ、師匠じゃないわね! 正体をあらわしなさい!?」

その外見、仕草、口ぶり、表情や視線。
全てが永琳そのものであったが、しかし目の前の女性は永琳ではない。
長年の従者としての感覚から、鈴仙は真っ先にそう口を突いた。

永琳「……はぁ? 何を言っているの、鈴仙。 どこかで悪い薬でも飲んだのかしら?
私は私に決まっているでしょうが。 ……それとも、死よりも酷く惨たらしい目にでも会いたいのかしら?」

鈴仙「ひ、ヒイイ!?」

――しかし、突然突拍子も無い事を弟子に言われた永琳としては流石に愉快な気分になる筈もなく。
その目線は冷たいを通りこして、鈴仙を2、3回程まとめて殺しそうなまでの勢いを放つ。

中山「れ…鈴仙さん!」

その視線の巻き添えを食らった中山はたまらず、鈴仙の肩を掴みヒソヒソ話を始める。

中山「鈴仙さん。 確かにあの永琳さんにはどこか違和感があるのは分かる。
だがしかし、あの言い方で素直に事が運ぶ訳がないじゃないか…」

鈴仙「い、いやぁ…。 ついノリで」

中山「――良いかい、鈴仙さん。 仮にあの永琳さんが偽者だったとして、
それを論理的に証明出来るような何かが無ければどうにもならない。
そうで無ければ、相手の術中に自分から嵌りに行くだけだ」

鈴仙「え、ええ…。 でも、正直言って。 見た目も仕草も口調も。
何もかもが師匠過ぎるから、私もカンでしか物を言えないというか……」

572 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:42:32 ID:z+4wDAcw
中山「――いや、そんな事はないさ。 相手は少しとはいえ、こっちと会話をしたんだ。
もしもあの永琳さんが偽者なら。その中の何処かに、永琳さんらしからぬ決定的なボロがある筈さ。
それこそ、永琳さんならばとても有り得ないような行動をしている筈だ」

鈴仙「師匠らしからぬ行動、ねぇ…」

鈴仙は永琳について想いを馳せる。
常に冷静で論理的であり、永遠亭の頭脳・月の頭脳とまで呼ばれるその聡明さ。
輝夜を溺愛している反面、他者には若干引いたような節がある一方で、
鈴仙には常に厳格。 しかし、それでも鈴仙をここまで導いてくれた恩人でもある。

永琳「どうしたのかしら? さっさと帰るわよ。 ……聴衆の皆も、さっさと帰った方が良いって思ってるんじゃないかしら?」

鈴仙「は……はぁ…(――って、聴衆?)」

聴衆「――――」

鈴仙が思考を巡らせている間にも、永琳の問いかけは続く。
気づけば、鈴仙と中山。そして永琳を囲んだ巨大な聴衆が出来あがっており、
彼はみな興味しんしんに鈴仙達の動向を伺っていた。

鈴仙「(な…何か気味が悪いわ…! でもとにかく、前の師匠のやりとりから。
特に決定的におかしい所を一つ、上げてみなくっちゃ)いえ。 それには及ばないわ…師匠の偽者!」

永琳「はぁ。 ……これは、帰ったら緊急手術が必要かしら?」

573 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:43:35 ID:z+4wDAcw
鈴仙が勇気を振り絞って永琳を指差すも――永琳の冷たい態度、そして余裕は変わらない。
鈴仙は、もう引けない状況まで追い詰められていた。

鈴仙「貴女には、師匠では絶対やらないような。そう言わないような! 決定的に矛盾した所があるわ!それは――」

A:私の事を『ウドンゲ』と呼ばない所よ!
B:私は看護師じゃない! 薬師見習いよ!
C:姫様がご飯を作る? そんな事有り得ないわ!
D:師匠が外出? そんな事、今まで殆ど無かったわ!
E:師匠が姫様と別行動だなんて、有り得ないわ!
F:師匠は私に対してもっと優しいわ!
G:師匠はメイド服マニアなのよ! 緊急手術の前にメイド服を着せるに決まっているわ!
H:というかもう、アンタはとにかく偽者なのよ! アンタの顔面にマインドスターマインよ!
I:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

574 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/30(水) 23:46:44 ID:z+4wDAcw
…と、言った所で選択途中ですが今日の更新はここまでにしようと思います。
日付をまたいで票が集まらない場合は、申し訳ございませんが再投票をお願い致します。

>>564
ま、魔理沙さんの姿は(まだ)お笑いじゃないから…(震え声)

それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。

575 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 23:47:23 ID:JEN4VN0k
A

576 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 23:47:34 ID:HfwWt1cg
A

577 :森崎名無しさん:2013/10/30(水) 23:55:02 ID:XYl2TCik
A

578 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 19:17:51 ID:???
狸と狐の変化に尻尾を隠せないそうだけど、本人が化けてるとも限らんか。
というか波長で見破る方法あったんじゃ…にとりも見破ってたし。

579 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 21:15:28 ID:???
そこはほら、尻尾も消せる程のおばあちゃんだし…
まあ言動も真似ようとして普段どういう呼び方してるかという
基本中の基本ををポカするのも年のせいだろうけど…

580 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/31(木) 23:06:11 ID:zbh5acm6
こんばんは。少しずつ更新します。
>>578
原作的に考えて、尻尾は隠せるのではないかと思います。
波長で見破るのは完全に失念してましたね…。
自由選択肢で選ばれてたら、有利になっていたかもしれません。
>>579
呼び方については、敢えて解りやすいようにしました。ですが、最適解はA以外だったりします。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A:私の事を『ウドンゲ』と呼ばない所よ!

鈴仙「偽者さん! あんたは壮大な間違いを一つ犯している。
それは――師匠は私の事をいつも「ウドンゲ」と言っているわ! 鈴仙だなんて、滅多に呼ばないもの!」

鈴仙の指摘。それは永琳の鈴仙に対する呼び方だった。
普段は鈴仙の事を彼女が付けた名前――即ち優曇華と呼ぶ永琳が、
特に何か事情が無いにも関わらず『鈴仙』と呼んでいる。
これこそが最大の矛盾。そう考えて鈴仙は偽永琳を得意げに糾弾するのだが…。

永琳?「……あら、良いじゃない。 私が偶には貴女を別な風に呼んだって。
それだけで貴女は私を偽者扱いするの? 確かに、様々な証拠の一つには
成りえるでしょうけど、決定的ではないと思うわ」

鈴仙が思う程、偽永琳の余裕は崩せなかった。
全くの別人の名前を呼んだ訳でもない、ただそう言いたい気分だったからだ――。
当然、その怪しさは極まりないが、偽永琳の言う通り、それは明らかにおかしいとまでは
断言しきれなかった。

581 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/31(木) 23:07:11 ID:zbh5acm6
中山「(……とはいえ、決定的で無いだけでかなり怪しい。 これはもう限りなく黒に近い白だ。
このままでも充分に彼女の矛盾を暴いて行けそうと思うが、果たして鈴仙さんはどう出るか…)」

鈴仙「(むむむ……。 この余裕とか、口が立つ所とかは師匠そのものなのよね…。
――偽者なのは間違いなさそうとしても、出来る事ならもう少し切り崩したいのだけれど…。
波長的にも、師匠なようで、師匠じゃない感じって言うか――。でも、それを言ったって論理的では無いものねぇ…)」

A:いや。永琳が偽なのは間違いなさそうだ。 ここは先制攻撃を仕掛ける!
B:ここはもう少し、相手の論理を切り崩して精神的な揺らぎを突く!
C:その他 自由選択枠

先に3票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

582 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 23:13:12 ID:1c0OPbog
B

583 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 23:13:22 ID:dAXfW/E2
B
逆転鈴仙2

584 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 23:17:50 ID:rSlI5cMA
B

585 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 23:17:53 ID:AAIPlL7E
B

586 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/10/31(木) 23:24:38 ID:zbh5acm6
B:ここはもう少し、相手の論理を切り崩して精神的な揺らぎを突く!

鈴仙「そ――それは貴女の言うとおり、証拠の一つであるだけよ!」

永琳?「あら…? 墓穴を掘らないと良いのだけれど?」

鈴仙はここで、更に矛盾点を指摘し偽永琳を追い詰める事を画策する。
大声でまくし立てながらも、不安がひしひしと伝わってくる鈴仙の様子を見ると、
中山はおろか、当の偽永琳すらも心配をせざるを得ないのであるが…。

鈴仙「(もう一回。 師匠の人となりを考え直すのよ…! そうすれば、おのずと矛盾点は見えてくる筈!
そう。 その矛盾点とは――!)」

×:私の事を『ウドンゲ』と呼ばない所よ!
B:私は看護師じゃない! 薬師見習いよ!
C:姫様がご飯を作る? そんな事有り得ないわ!
D:師匠が外出? そんな事、今まで殆ど無かったわ!
E:師匠が姫様と別行動だなんて、有り得ないわ!
F:師匠は私に対してもっと優しいわ!
G:師匠はメイド服マニアなのよ! 緊急手術の前にメイド服を着せるに決まっているわ!
H:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*スピーディに2票決とします。

587 :森崎名無しさん:2013/10/31(木) 23:24:52 ID:1c0OPbog
C

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