キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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サティスファクションベース

1 :◆2pV1gRdG.o :2014/09/28(日) 01:06:59 ID:???

                  |   .|ミヽ /!                     l
                  | l   ト、,,ミム!      ト、            |
                  | |   | ‖  | ,イ   .| ヽ  .|  | l l l  |
                  | |   | l:!   .| ,: l. i! !   ∨ |  l l l l  .!
                  | l .l ├ト!―ミ!.|、! .i! |> ‐ヤ!  ! .l l l  .|
                  | | .|  代`{ rj| ト. ! l! | ,代ぅソゞ .l .l l l  |
                  | | .|  |`,={  | ! レイリ    | l l l l  |
         ,´ `ヽ      .| | .|  | .| |.  リ ,/ レ     | ! .l l l  .|
        {    {     .| | .|  ト ヾ 、 〈         .| .l l l l  .|
        l   |.      | | l| || \} }   ` __ ,    l .l l l l   | 間宮さんのメシで満足するしかねえ!
          〉 _∧     | | l| || : : ヾ    ニ´     ,| | l l !、  |
      _ _|    ヽ.     | | l| || > ´|\       / |.l! ! .l .l/.> .
 /´ ̄   `ヽ、._   ∧   | | l| ||////.! |\   . イ  |.!| .| .l! l/////.> .
 } _  /     ヽ.     l   .イ/l| ||////.! i! ` ´   /  |l l .i! ll l////////
./    ̄ `ヽ、   l    .|イ:///:l| ||////.! .i!    /  ll .l !l l !l////////
ゝ 、     / \ノ     .ル//// l| ||////.!  i!    ./   .i! ,リ リ リ////////


提督「さすがチームサティスファクションのリーダーだ!」

女性士官「誰だこいつ」

伊勢改「実際間宮さんのごはんすごく美味しくて満足ですよねえ」モグモグ

956 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/13(木) 00:08:12 ID:???
しょうかくさんの平行世界の記憶かあ、毒手拳とかやりだすのかな(おっさんのすっとぼけ

957 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/13(木) 00:21:53 ID:???
とある日。
提督の指示で、翔鶴と瑞鶴率いる機動部隊による近海の哨戒が行われた。
戦闘自体は大きな問題はなく、被弾は翔鶴が僅かに装甲に傷がついたのみ。
小破にも満たないダメージだったのだが、海域から帰った翔鶴は強烈な立ちくらみに襲われた。

瑞鶴改「翔鶴姉?ちょっと、大丈夫?」

翔鶴「ええ…。このくらい……あっ」

元気な笑顔を見せようとしたその瞬間、身体から力が抜けていく。
慌てて瑞鶴が助け起こすが、触るだけで明らかに高熱が出ていた。

瑞鶴改「ウソ…。翔鶴姉、こんな体調悪かったの!?」

提督「どうした、瑞鶴。…!?翔鶴、どうかしたのか?」

瑞鶴改「わからないけど…。帰ってきたら、調子が悪そうで……それで…。
     とにかく、部屋に運ばないと……」

提督「わかった。私も手伝おう」

瑞鶴改「お願い」

958 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/13(木) 00:32:28 ID:???
提督と瑞鶴によって布団に運び込まれた翔鶴は、熱にうなされていた。
もやがかかったような思考に、見たことのない記憶が入り込んでくる。

―西方海域で、提督の秘書艦を務めている自分
―夏の暑さに、提督と一緒に海に行ったこと
―提督にお尻を撫でられ、思わず殴ってしまったこと
―提督と
―提督に
―提督が



―提督と、どこまでもずっと一緒にいたいと願ったこと


翔鶴「う、うぅ………」

流れ込んでくる記憶の情報量の多さに、翔鶴の意識は飲み込まれ…。
そして、意識を手放した。

959 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/13(木) 00:38:46 ID:???
翔鶴「………ん…?」

瑞鶴改「よかった、翔鶴姉!目を覚ましたのね、調子はどう?」

翔鶴「瑞鶴……?」

瑞鶴改「そうよ、瑞鶴。昨日はいきなり倒れたから心配したのよ」

翔鶴「……瑞鶴が、どうしてここに?」

瑞鶴改「…へ?そりゃあ、翔鶴姉が倒れたからお見舞いで来たに決まってるじゃない」

翔鶴「そうじゃなくてね。瑞鶴はいつ配属されたのかって」

その翔鶴の発言に、瑞鶴は心配そうな表情を向ける。
いつ配属も何も、先にこの鎮守府に居たのは瑞鶴である。
海域の攻略のために呼んだ姉にこんな事を聞かれ、瑞鶴は多いに困惑する。

瑞鶴改「いつも何も…。翔鶴姉を呼んだのは私でしょ?」

翔鶴「瑞鶴が?」

そう言って、視線を妹から外し天井を見つめる翔鶴。
そしてしばらくして…。

翔鶴「…そうね、そうだったわね」

960 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/13(木) 00:47:59 ID:???
瑞鶴改「翔鶴姉、もう出歩いて大丈夫なの?」

翔鶴「ええ。もう熱はすっかり引いたし…確かめたいこともあるから」

瑞鶴改「そう…?ならいいけど」

翔鶴「……」

この時翔鶴は、自分ではない、しかし自分の記憶を取り戻していた。
その時の自分は、蒼龍と共に提督の傍にいたはず。
しかし、今の翔鶴の記憶はそれとは違う提督の姿を記憶しており…。

翔鶴「(さて……誰に会いに行きましょうか…)」


1. 提督
2. 間宮
3. 瑞鶴
4. 長門
5. 霧島
6. 伊勢
7. その他

961 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/13(木) 00:52:02 ID:???
5

962 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/13(木) 01:05:38 ID:???
今の自分たちは、記憶とは別の行動を取っているのではないか。
振り返って消極的だったこの鎮守府における自分の行動、記憶の食い違いはこれで納得がいく。
それを確かめるためには、記憶の登場人物と会えばいいのだ。

霧島「おや、翔鶴さん?もう大丈夫なのですか?」

翔鶴「ええ。ご心配をおかけしました」

翔鶴「…ところで、霧島さんは秘書艦はずっとでしたっけ?」

霧島「? はい。司令が着任してから今までずっと、秘書艦を務めさせていただいています!」

翔鶴「そうですか。これからも頑張ってくださいね」

霧島「ええ!」

どうやらこの霧島は、記憶の存在とは違うようだ。
少なくとも、あの時のような提督への好意は見られない。

翔鶴「(ほぼ確定ね…。ここは、私がいた鎮守府とは違う)」


1. 霧島に蒼龍の話を振ってみる
2. 霧島が提督へ好意を示さないように釘をさしておく
3. 改めてこの鎮守府の状況を確認する
4. 自由記述欄

963 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/13(木) 01:09:26 ID:???


964 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/13(木) 01:21:54 ID:???
翔鶴「(提督への好意もなく、私に対する警戒心もない……。
     情報を聞き出すには、霧島さん以上の人はいませんね)」

この世界において、つい最近着任したというのが幸いした。
普段の翔鶴についてよく知っているのは、妹である瑞鶴ぐらいだ。
少しばかり普通から逸脱した態度を取ったとしても、警戒心はそうそう呼び起こされない。

翔鶴「霧島さん。この鎮守府について色々と聞かせていただけますか?」

霧島「はい、構いませんよ!」

………

翔鶴「(…なるほど。この鎮守府では提督はケッコン自体はしているようだけど、結婚はしていないようね)」

それは翔鶴にとって朗報だった。
前よりは状況は悪くない。口元が知らず、笑みの形に歪む。

翔鶴「(とりあえず、今の艦隊の話題を振られても困ることはなさそうね……)」


☆誰に会いに行く?

1. 提督
2. 間宮
3. 瑞鶴
4. 長門
5. 神通
6. 伊勢
7. その他

965 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/13(木) 01:33:15 ID:???
2

966 :◆2pV1gRdG.o :2014/11/13(木) 01:40:51 ID:???
今日はここまで。
翔鶴さんはこわくないよ

967 :早く私も出すデース! ◆2pV1gRdG.o :2014/11/13(木) 22:06:16 ID:???
                       ,. -‐=ミ、
      ジタバタ            /.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
                       V.:.:./⌒)/
                <\ _.. _\{-‐--  ..  __
                  ..斗彡<〈///〉_/ーミ/  /
       _           ァ':/ィ7.ィ: イ:| |:.ト:.「`ハ: :乂「二_
      {  ⌒}      //:/=冬フ'´{バトl_七、ト!: :..:V.::.:.`ヽ
     (`   `i    /:/:..イrっ==`   ≪´ ̄ |: :.:N;:.‐ォ‐:.:}
      {__,、_ァ- ′/ {`>|':Y´  /> -- ‐- 、`ヾつ!:. :ト }:V.:j:.ノ
        /´X //く/ 八   {       } /,:.:.:ノヘ⌒}
        {://:\'ィ、_Y__> ミ - .. __ノ/.:.:.;.;.;/トヽ:.V
          /V: : : :',|:ヽ>、_ノ { !i // /:.:.:.:.:.:/  ヽ>イ:    r‐v‐ 、
        { ハ:.: .: : l: :.ト.ハ` r、!l!i '/   {.:.:;.:.,;,{ ニ <      r'    }
  r'⌒ヽ-、|! /:ヽ: : ヽ=-:\= 只     ヽ.:.;:;.{   '7-、|   ヽ_ィ  フ
  r'    j  | ヽ-:.\ノ ト、:ー: :`ヽ、 ヽ、 ァァ \{   |j/ー'      ー'
  7   i′  l! \_:..\|__>=ニ: : {、  / Y',   |jノ
   ー^ー ′  _l!.斗‐‐‐:..:..\ | :. :.リ/    ',___/
         ハ、: : : : :..:..:.. _) j:. :/´
         ヽ:_ヽ__:.--<_ノ‐ ′   ジタバタ

968 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/13(木) 22:27:58 ID:???
現実は非常
次に出番が来るのはひえいぬである

969 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/13(木) 22:29:08 ID:???
蒼龍:ヒロインルートまっしぐら、多分一番酷いセクハラ受けてる
    (ただ単にいちゃついてただけだった気もする)
翔鶴:何があってか知らないけどケッコンしてた。後に重婚。病んでる。
間宮:おっぱい揉んで嫁できる。一番のポルナレフ。

おかしいな、金剛が何故か影薄く思える。
他に霧ちゃんとかむっちゃんとか、重婚候補だったしなあ。
……一番のライバルが霧ちゃんとか珍しい。

970 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/13(木) 22:36:50 ID:???
なんでや霧島さん最高にかわいいやろ!!
きりしま〜

971 :>>968かなしいなあ>>969他が濃いだけなんじゃないですかね…? ◆2pV1gRdG.o :2014/11/13(木) 22:52:27 ID:???
翔鶴「ふ、ふふ………」

知らず、笑みが漏れてくる。
それに気づき、翔鶴は口を閉じて周囲を確認した。
…どうやら、誰も今の翔鶴の笑声を聞きつけなかったようだ。

翔鶴「(危ない危ない。さて……間宮さんと顔を合わせる前に、私の方針をある程度決めないとね)」

相手が間宮…戦闘用でない艦娘なら、無茶な手段も十分行使できる。
…だが、翔鶴は覚えている。
かつてここと同じ鎮守府、同じ海域で失態を犯したことを。
もし、出来ることであれば、スマートな解決を図りたいものだと思っていた。

翔鶴「(あっさり諦めてくれるといいのだけど………)」


1. 好意を隠さず接近
2. いつも通りの翔鶴を装う


972 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/13(木) 22:56:26 ID:???
1
でも、あの提督のこの提督、翔鶴さんの好きな提督とはまた違うんじゃ──
「知るかバカ、そんなことよりマストダイだ!」
「分かったよ姉貴ぃ!」

973 :>>972同一人物ですが別の世界線の人ってどういう扱いになるんでしょうかね…? ◆2pV1gRdG.o :2014/11/13(木) 23:13:59 ID:???
翔鶴「(…隠さない方がいいですよね。あっさり別れてくれるかもしれませんから)」

ただ、急に提督に好意を持ったことは不審がられるかもしれない。
他の艦娘たちからすれば、翔鶴は後からやってきた上に着任して日も浅いのだから。
提督も同じように記憶を手に入れてくれればいいのだが、そうもいかない。
しかし、感情を抑えることは翔鶴にとっては難しいことであったのだ。
………

翔鶴「間宮さん?いらっしゃいますか?」

間宮「はい……翔鶴さん?どうしたんですか?おやつにはちょっと早いですけれど…」

翔鶴「いえ、提督についてお話がありまして」

間宮「提督について…ですか?あ、ひょっとしてセクハラされたとかでしょうか。
    すみません、あの人の癖みたいなもので、言っても治らなくて……」

翔鶴「間宮さんは提督とケッコンなされているんですよね?
    ………その先は考えていますか?」

間宮「その先…?」

翔鶴「例えば、本当の結婚とか…」


間宮さんの返事→! card

クラブ以外で結婚まで考えてるよ

974 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/13(木) 23:16:47 ID:???
間宮さんの返事→ クラブ10

975 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/13(木) 23:27:21 ID:???
こわいなあ

976 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/13(木) 23:30:35 ID:???
間宮「えっ……?」

翔鶴「………」

その言葉に困惑した様子を見せる間宮に、翔鶴は興味を失う。
彼女の視点から見て、間宮は敵足りえない。
蒼龍は確かに提督を深く想っており、その点に関して翔鶴はしっかりと認めていた。
認めていたからこその、共存だったのだが。

翔鶴「そうですか。よかったです。ままごとで満足してくれる方で」

間宮「えっ…?あの、どういう……?」

翔鶴「そうですね…。強いて言えば、命拾いをしたというところでしょうか」

間宮「……?」

翔鶴「では、失礼しますね」

翔鶴の態度も、その言葉も全く分からず首を傾げる間宮。
彼女のことはもはや翔鶴にとって些事であった。
提督さえ陥落させることが出来れば、自分の夢は叶うのだとわかったのだから。

977 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/13(木) 23:30:48 ID:???
これが五航戦、翔鶴の力か─────(冤罪)

978 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/13(木) 23:32:37 ID:???
翔鶴「(問題は解決したわね)」


☆食堂を出た翔鶴の目の前にいたのは?

1. 提督
2. 陸奥
3. 瑞鶴
4. 長門
5. 神通
6. 伊勢
7. その他

979 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/13(木) 23:36:56 ID:???
6 ここはインナーの力を信じよう

980 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/13(木) 23:37:34 ID:???
5
逆転狙うで

981 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/14(金) 00:31:20 ID:???
伊勢改「あれ、翔鶴?何か食べてたの?」

翔鶴「いえ、ちょっと飲み物を頂いていただけですよ」

伊勢改「そうなんだ。いやー、演習でお腹減っちゃって」

どうやら伊勢は演習帰りのようで、周囲に運動後の熱気がむんむんと漂っていた。
前の鎮守府においても伊勢のインナーに提督は執心していた気がする。
そういえば、と思いだした翔鶴は何気なしに聞いてみる。

翔鶴「伊勢さん、そのインナーって余ってらっしゃいますか?」

伊勢改「えっ?……着るの?」

翔鶴「ええ。似たようなものが欲しかったんですけれど、売っていなくて」

伊勢改「そう?まあ別にいいけど。それじゃあ後で私の部屋に来てよ。替えをあげるからさ」

翔鶴「ありがとうございます」


☆次はどうしよう

1. 提督
2. 陸奥
3. 瑞鶴
4. 長門
5. 神通
6. 川内
7. その他

982 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/14(金) 00:32:08 ID:???
5

983 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/14(金) 00:46:10 ID:???
神通改二「翔鶴さん…?」

翔鶴「あら、神通さん。提督を見ませんでしたか?」

神通改二「………」

いつも通りを装い、提督の居場所を聞く翔鶴。
彼女に神通は鋭い視線を向ける。
それは明らかに目の前の翔鶴を警戒しており…翔鶴は猫を被るのを辞める。

翔鶴「……何か?」

神通改二「あなた…本当に翔鶴さんですか?」

返答如何によっては、砲塔を向けることも厭わない―
神通の雰囲気が、何よりもその事実を雄弁に語っていた。
剣呑な空気に、翔鶴の口角がつり上がる。

神通改二「何を笑っているんですか?」

翔鶴「いえ、こういうのも久しぶりだなって」


1. もちろん私は五航戦、翔鶴ですよ
2. いいえ、前の翔鶴とは違いますよ
3. 無言で神通を制圧する
4. そのた

984 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/14(金) 01:27:43 ID:???
3

985 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/15(土) 22:07:48 ID:???
翔鶴と神通の違いは、そもそもの艤装というだけではない。
その意識からして別物である。
神通は目の前の翔鶴を異物と感じてはいるが、撃つことは軽々に出来ない。
一方で翔鶴は、提督の指示さえあれば迷いなく味方を撃つことが出来る。
言ってしまえば味方に暴力を振るうことへの躊躇のなさが、この場での明暗を分けた。

ガシッ…グィィッ!!

神通改二「ぐっ……ああっ…!!」

翔鶴「……」ギリギリ

無言のまま腕を捻り上げ、そのまま制圧する。
どこかで提督が彼女に聞いたように翔鶴型はかなりの力を持っており、神通の力では抜け出せない。
まさかここまでするとは予想していなかった神通は自分の見通しの甘さに歯噛みする。

神通改二「(見た目には深海棲艦ではないですが…彼女は敵だった…!呼び止めなどせずに撃っていれば…!)」

翔鶴「(……驚いた。かなりの力を加えているつもりですが、意識を失わないどころか反抗する精神を失っていない)」


1. 提督への愛を確かめてみる
2. そのまま制圧を続ける
3. 一旦気絶させておく
4. 拘束を解除する
5. そのた

986 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/15(土) 22:09:09 ID:???
2

987 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/15(土) 22:25:27 ID:???
翔鶴は手を離すわけにはいかないと、制圧を続ける。
折れるまで待つのは少々難儀だが、それしかないだろうと。
……この時点で、翔鶴は慢心していた。
神通という少女は確かに、覚悟の面で言えば翔鶴に負けている。
しかし、その闘志の苛烈さでは伍しているのだ。

神通改二「(こうなれば……)」

スチャッ

翔鶴「…?」

神通改二「……敵なら、撃ちます」

ドォン!!!

力を込めていた翔鶴に、砲弾の衝撃が伝わる。
再度制圧すべく、力を神通の腕に込め…その軽さに、何が起きたのかを認識する。
軛から逃れるために、神通は自らの腕に砲撃を加えたのだ。

翔鶴「まさか、そこまでするとは…!」

驚いている余裕は翔鶴に与えられなかった。
神通の脚に取り付けられた魚雷が彼女に向かい放たれる。
装甲で受け止めるものの、被害は小さくはない。

翔鶴「やりますね…」

神通改二「……いいえ、私の勝ちです」

988 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/15(土) 22:39:54 ID:???
神通がそう言うと同時に、廊下に響くいくつもの足音。
しまった、と翔鶴は自分の失敗を悟る。
砲弾の音に加え、魚雷の炸裂音。
神通の狙いは翔鶴に打撃を与えることではなく……。

翔鶴「…騒ぎを大きくするための攻撃だったんですね」

神通改二「その通りです。さあ、どうしますか?私一人は殺せるかもしれませんが…。
       これから集まってくるこの鎮守府の艦娘全てを殺せますか?」

その目を見て、翔鶴は自分の失敗を悟った。
なるほど、深海棲艦と思われれば引き金を引かれるのも仕方なしか。
その事に気付いていれば、その誤解を解くための方策を考えていたのだが…後の祭りだ。

提督「どうした、神通……!?な、なんだこれは!」

神通改二「提督、あの翔鶴さんは敵です。撃沈命令を」

到着する愛しい姿に、翔鶴は絶望の中に微笑む。
差し向けられる砲口、指示するは提督。もはや翔鶴に抵抗の意思はない。
戦艦たちの砲弾が放たれるその瞬間に、翔鶴は彼を見つめ。

翔鶴「提督。水底でも、ずっと、ずっと。貴方をお待ちしていますからね」

笑い、静かに崩れ落ちた。



BAD END

989 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/15(土) 22:41:19 ID:???
こんてにゅー?


1. 残り少ないけどする
2. 残り少ないししない

990 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/15(土) 22:48:12 ID:???
1

991 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/15(土) 23:00:01 ID:???
翔鶴「……あら?」

神通改二「…?」

ふと気付けば、鎮守府の廊下に神通と相対していた。
しかし、何かがおかしい。
彼女の腕は普段通りだし、自分を抉ったであろう砲弾の跡もない。
これは………。

翔鶴「あの、神通さん」

神通改二「なんですか?」

翔鶴「私が翔鶴かどうか、確かめていたんですよね?」

神通改二「そうですけど……」

翔鶴「(やっぱり時間が巻き戻っている…みたいね)


1. もちろん私は五航戦、翔鶴ですよ
2. いいえ、前の翔鶴とは違いますよ
3. 無言で神通を制圧する
4. そのた

992 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/15(土) 23:02:14 ID:???
1

993 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/15(土) 23:14:12 ID:???
翔鶴「(彼女の意思の強さは、今しがた体験したばかり。
    もし彼女が提督のお相手だったら…苦戦したでしょうね)」

間宮の件で自分には慢心があったと認める。
いくら軽巡とはいえ、彼女は舐めて掛かれる相手ではない。
真正面から事を構えるのは愚策だ。

翔鶴「ええ。私は五航戦、翔鶴ですよ。何か気になることでもあるんですか?」

神通改二「いえ…なんとなくですが、嫌な感じがして…。失礼しました」

意外にも、普段通りの返答をすると彼女はそれを信用してくれた。
ギリギリまで撃てなかった彼女はやはり、艦隊の仲間を基本的には信用しているのだ。

翔鶴「………」


1. 呼び止める
2. 他の人に会いに行く

994 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/15(土) 23:15:59 ID:???
1

995 :Open your eyes ◆2pV1gRdG.o :2014/11/15(土) 23:34:46 ID:???
翔鶴「ねえ、神通さん。貴方は提督の事を好きですよね?」

神通改二「!?」ボフッ

呼び止めた瞬間、神通の顔が赤熱する。
先ほどまでの修羅の表情はどこへやら、おろおろと初心な様子を見せている。
この反応を見れば、返事など聞かなくてもわかるようなものだと、翔鶴は続ける。

翔鶴「それなのに、他の女性に取られて諦めているんですか?」

神通改二「それは……」

神通改二「……もちろん、悔しい気持ちもあります。でも、間宮さんは提督を幸せにしてくれると信じていますから。
       私の事を好きになってくれたら嬉しいですけれど、そうでなくとも提督には幸せになっていただきたいんです」

翔鶴「………なるほど、そうですか。変な事を聞いてごめんなさい」ペコリ

神通改二「い、いえ。それよりも提督には秘密でお願いしますね…。それでは」ソソクサ

去って行く神通の背を見つめる。
彼女の考えは翔鶴には正直理解しがたいものだったのだが…。
提督を幸せにしたい、その願いは確かなものだろう。


☆果たしてこのスレに収まるのか!?

1. 提督
2. 陸奥
3. 瑞鶴
4. 長門
5. その他


996 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/15(土) 23:41:13 ID:???
3

997 :◆2pV1gRdG.o :2014/11/15(土) 23:56:59 ID:???
瑞鶴改「翔鶴姉、大丈夫?」

翔鶴「ええ、大丈夫よ。心配性ね、瑞鶴は」

瑞鶴改「別にそんなつもりないけど、さっきまですごい熱を出してたんだから心配にはなるわよ。
     で、どうなの?調子の方は」

翔鶴「ええ、問題ないわ。もう熱もないみたいだし」

それに記憶も手に入れたしね、とは内心思うだけに留めておく。
…と、そういえば一つ確認することを忘れていた。

翔鶴「ところで瑞鶴、提督の事ってどう思っているのかしら」

瑞鶴改「ええっ、何よ唐突に」

翔鶴「いいから」


幸運の空母、瑞鶴→! card

赤札→瑞鶴、提督のことは別に何とも思ってないと答える
黒札→瑞鶴、姉の変調を感じ取る

998 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/15(土) 23:58:12 ID:???
幸運の空母、瑞鶴→ クラブ7

999 :◆2pV1gRdG.o :2014/11/16(日) 00:02:49 ID:???
あっ……

というわけでお付き合いいただき感謝でした。返していないレスをここで


>>975 翔鶴さんはこわくないよ
>>977 何でもかんでも翔鶴さんのせいにするのはアカン
>>979 インナーの力で提督の提督がこんなに元気に!
>>980 ある意味では逆転しましたね


次のスレの切り札はこの子!→! kan



1000 :名無しの満足鎮守府職員:2014/11/16(日) 00:04:08 ID:???
次のスレの切り札はこの子!→ 卯月

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0ch BBS 2007-01-24