キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【燃えて】キャプテン森崎47【ヒーロー】

1 :2 ◆vD5srW.8hU :2014/10/17(金) 23:57:51 ID:J9DV0Ikw
キャプテン森崎は、高橋陽一氏作のサッカー漫画「キャプテン翼」の二次創作です。
大空翼に代わって主人公になった森崎有三を読者の投票によって操作していき、
他のキャラクター達と交流を深めながらサッカー選手として大成するのが目的の
読者参加型企画です。いわゆるゲームブックを想像して頂ければ分かり易いかも。

基本は毎回出る選択肢の中から読者が投票によってどれかひとつを選ぶ事によって
森崎の各数値が上下したり結果が分岐し、その結果によって森崎が活躍したり
しなかったりして物語が進んでいく…といった展開です。例えば敵にシュートを撃たれたら、
森崎の能力値+ある程度のランダム要素によってゴールを守れたり守れなかったりします。

投票や判定では2ch式(注:似ているだけで2chとは別サーバー)の掲示板で
ID付の投票書き込みを行ったりスクリプトでカードやダイスを引いてもらったりします。

過去スレのログはこちらのまとめページで見られます↓
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/11.html

ミス指摘、質問以外の雑談は下のURLの雑談スレでお願いします。
本スレでも更新毎に30レス程度までの反応レスなら問題無しとしています。
尚、30レスを超え雑談スレへの誘導が始まったら速やかに誘導に従って下さい。それがルールです。
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1407333400/
2ちゃんねるとは別の場所の板なので、ブラウザによっては外部板登録が必要です。
なんらかの理由で雑談スレが落ちている時は、本スレでも遠慮なく雑談をどうぞ。

301 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 09:22:33 ID:YjRW+Zv6
放送「あ、あ、あーーーーっ!?こ、これはどうした事でしょうかーーーーーっ!!
コインブラくんが、立ち止まっている!?ゴールを前にして、動かなくなった!?
ケガ、ケガなのでしょうか!まさかここに来て、ケガで動けない!?」

観客『#&@^@%#$$@#@#$$#%(*%#@$!@$%@$#^*!!!!』

パニック状態の実況の声も、人間の言葉と認識できないレベルの騒音となった観客の悲鳴も彼には届かない。

超モリサキ「な、なんだ…?ってボサッとすんな!今の内に奪いとれーーっ!!」

赤井「は、はいーっ!」

早田「何だか知らねぇが、バカめ!」

若林「(なんだこいつは…最後まで訳が分からない…)」

ドドドドッ!

意味不明な突然の停止に混乱しながらも殺到する日本のDF3人が近づいてきても彼には届かない。

カルロス「コインブラーーーーーッ!!!」

コインブラ「!!!」

カルロス「持ちこたえろーっ!今俺が行く!」

唯一届いたのは懸命に追いかけてきたカルロスの声だけだった。

302 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 09:23:43 ID:YjRW+Zv6
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1403315487/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★コインブラ ドリブル (!card) 76+(!dice + !dice)=★
★赤井 タックル (!card) 74+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
★早田 タックル (!card) 75+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
★若林 タックル (!card) 72+(!dice + !dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→コインブラ、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(カルロスがフォロー)(ザガロがフォロー)(超モリサキがフォロー)
≦−2→全日本ボールに。

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
コインブラ:クラブ以外で「超高速ドリブル(+5&吹飛係数2)」
赤井:クラブ以外で「クリムゾンタックル(+2)」
早田:ダイヤかハートで「カミソリタックル(+2)」
若林:「ケンカLV50(全ての接触プレイに吹飛係数4)」所持

303 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:34:32 ID:YjRW+Zv6
★コインブラ ドリブル ( ダイヤ2 ) 76+( 3 + 2 )+(超高速ドリブル+5)=86★
★赤井 タックル ( ハートA ) 74+( 2 + 1 )+(人数補正+1)+(クリムゾンタックル+2)=80★ *吹っ飛び*
★早田 タックル ( ダイヤ5 ) 75+( 1 + 3 )+(人数補正+1)+(カミソリタックル+2)=82★ *吹っ飛び*
★若林 タックル ( ハートA ) 72+( 3 + 2 )+(人数補正+1)=78★ *吹っ飛び*

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】≧2→コインブラ、ボールキープ成功。
-----------------------------------------------------------------
コインブラ「(カルロス…!)」

カルロス「(コインブラ…!)」

その時二人の脳裏に8年前の記憶がよみがえった。



〜1983年、フラメンゴFCデンチ・デレイチ部門用グラウンド〜

コインブラ「………」

当時、フラメンゴFCデンチ・デレイチ部門には前代未聞のスーパーエースが居た。
その名はアルツール・アンチネス・コインブラ。愛称はアーサーだが、その名で彼を呼ぶのは養父だけである。

この少年は上手かった。あまりにも上手すぎた。サッカーに関する何をやらせても同年代はおろか
年上の子供達すら凌駕していた。元プロや元プロ候補生が多いコーチ達でやっと相手になる程だった。

故に彼は孤立した。チームメイトの誰も彼に近い立場に立てなかった。妬みこそあったものの、
それを表す事は出来なかった。この少年はフラメンゴFCにとって黄金どころかダイヤの卵だったからだ。
ダイヤの卵に傷をつけようとした腕白な少年が乱暴にクラブから追い出されて以来、
チームメイト達は彼に妬みをぶつける事しかしなかった。無力感と恐れに身を委ねるだけだった。

304 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:35:49 ID:YjRW+Zv6
だがダイヤを磨くのにはダイヤが必要である。それなのに周りには宝石の粒すら乏しかった。
結果監督もコーチも彼を特別扱いせざるを得なくなり、当時のチームはワンマンチームと言う表現すら
生易しい程コインブラによるコインブラの為のコインブラのチームと化していた。彼が望む望まざるに関わらず。

だが如何にスーパーエースと言えど彼の居ない所でボールを回されてはどうにもならないのがサッカーだ。
このチームと戦う他チームは皆例外なく攻撃ではコインブラを避け、守備では反則を厭わずコインブラを止めた。
そんな目に会っていてもコインブラを助けられるチームメイト達は居なかった。助けようとしなかった訳ではない。
ただ単に心が完全に折れているチームメイト達が成長せず、全く頼りにならなかっただけだった。

コインブラはこの境遇に半年間耐えた。それが限界だった。今日彼はクラブに退団を申し入れ、クラブはそれを受け入れた。
クラブ側もここに来てコインブラが巨大過ぎて手に余るダイヤだと気付き手放したがっていたのだった。
丁度意欲を失った選手達を大幅に入れ替える為に入団テストをする日だったので都合が良かったのもあるだろう。

コインブラ「………サッカーなんて、つまんねぇな」

コインブラには大人達の事情はそこまでハッキリとわかっていた訳ではなかったが、サッカーとサッカークラブに対して
大きな嫌悪感を抱く程度には物事を感じ取っていた。それでも未練がましくグラウンドを離れた位置から
見つめてふて腐れていたのはこの少年が本当はサッカーが大好きで、まだサッカーがしたかった事の証明だろう。

この未練がましさが運命的な出会いを起こした。

カルロス「お、おい!あのさ!」

コインブラ「ん?」

その日、カルロス・サンターナと言う少年が入団テストを受けていた。

305 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:37:10 ID:YjRW+Zv6
カルロス「ちょっとでいいんだ、ちょっとで!お前のボール貸してくれ!」

コインブラ「はぁ?」

彼は田舎から片道分のバス代のみ握りしめてやってきた少年だった。
不退転の覚悟でフラメンゴの入団テストに挑み、栄光と札束と未来を掴み取ろうとしていた。

カルロス「お願いだ、早くボールに慣れないと落ちちゃうんだ、そしたら帰れなくて…!」

コインブラ「お、おい、何言っているか分からないぞ。順番に説明しろよ!」

カルロス「す、すまない。実は…」

だがカルロスはこれまでサッカーボールに触れた事がなく、石や瓶の蓋などの代用品を使っていた。
その為入団テストの午前の部で散々恥をかいてしまい、優れた身体能力こそアピール出来ていたが
このままではテストに落ちてしまうかも知れない。午後のテストの前に本物のボールに慣れておきたいカルロスは
ボールを転がしたまま暇そうにしているコインブラに無理やり頼み込んだのだった。

コインブラ「そういう事か…(後30分もないのに、それで間に合うのかな…)じゃ、好きなだけ使えよ」

カルロス「あ、有難う!有難う!」

カルロスの必死さにコインブラは毒気を抜かれてしまい、元々手放すつもりだったボールを快く貸した。

306 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:38:17 ID:YjRW+Zv6
カルロス「よっ、ほっ、はっ」

コインブラ「(あれ?どんどん上手くなってきているぞこいつ…)」

そしてカルロスは最初の数分間の苦闘の後、みるみる上達し見事なリフティングが出来る様になっていた。
周囲の同年代の子供達が皆下手で無気力だったのに慣れていたコインブラには新鮮な光景だった。

コインブラ「リフティングもいいが、それだけじゃ駄目だぜ。ほら、ドリブルを仕掛けてみな」

カルロス「おっ、言ったな。いくぞー、分身ドリブル!」

コインブラ「おっ…て体が速くてもボール置き去りにしちゃ意味ないじゃねーか!」

カルロス「あっ…いけない。失敗失敗」

次第にコインブラはごく自然にカルロスの練習を手伝っていた。
フラメンゴに入団して以来忘れていたサッカーの楽しさがそこにあった。

カルロス「いやー、お前上手いなー。全然敵わないや」

コインブラ「なあに、お前はボールに不慣れなだけだって。練習し続ければもっともっと上手くなるぞ」

カルロス「そうだなー。よし、俺達はライバルでチームメイトだな!」

コインブラ「!!(チームメイト…そうだった…こいつはフラメンゴに…)」

307 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:39:21 ID:YjRW+Zv6
カルロス「ん?どうしたんだ?お前、フラメンゴ所属だろ?」

コインブラ「(…こいつと一緒なら…こいつと同じチームなら…)あ、ああ、そうだよ」

カルロス「だよな!…って、そういえば名前、なんだっけ?俺、カルロス」

コインブラ「俺は…アーサーって呼んでくれ」

コインブラはこの時初めて父が彼につけた愛称を名乗った。彼が同年代の少年とサッカーを楽しめたのは初めてだった。

カルロス「よっしゃ、アーサー!な、な、今度はツインシュート、やってみないか?」

コインブラ「ツインシュート?あれはやった事ないんだが…」

カルロス「俺もないよ。でも、お前となら出来そうな気がするんだ!」

コインブラ「…よし、やってみるか!」

この日、この二人は初対面にも関わらず高難度のコンビプレイに挑戦してみようかと言う程意気投合した。

ピィイイイイイイイイイーーー!!

コインブラ「…って、なんだ今の?」

カルロス「あ…集合の合図のホイッスル…」

だが時間切れで彼らがツインシュートに挑戦する事はなかった。

308 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:41:26 ID:YjRW+Zv6
カルロス「…ごめん。俺、もう行かなくちゃ…」

コインブラ「…そうか。じゃあ、午後のテスト頑張れよ。絶対受かれよ!そのボールやるから、ギリギリまで練習していな」

カルロス「マジ!?…分かった、絶対受かるからな!一緒のチームでプレイしようぜ!
それで、今度こそツインシュートをやってみよう!きっと世界最強のシュートになるぜ!」

コインブラ「ああ!約束だ!」

カルロス「約束だぞー!破るなよー!」

こうして二人の少年は再会を誓い合って別れた。だがその再会には実に7年もかかる事になる。



コインブラ「と、父さん!?父さん!しっかりしてくれ、父さん!!」

コインブラが家に帰って見たのは倒れた養父だった。彼の入院費を稼ぐ為にコインブラは
金を支払わされるクラブサッカーではなく金を巻き上げられるストリートサッカーに身を投じる。
カルロスの事を忘れた訳ではなかったが、会いに行く余裕はなかった。

カルロス「なんでだよ…何処に行ったんだよアーサー…何で誰もお前の事を知らないんだよ…」

カルロスは無事テストに合格しフラメンゴに入団したが、そこに居る筈のコインブラは居なかった。
恩人であり親友になりたかった存在が幻の様に消えた事で彼の心には深い傷がついたが、
それでも彼はサッカーを続けて行った。そうしていれば何時かもう一度再会出来ると信じて。

〜回想シーン終了〜

309 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:43:02 ID:YjRW+Zv6
カッ!

コインブラ「…渡さん!このボールは絶対に渡さん!!」

ギュィイイイイッ!
ヒュウウッ!

ドガガガガガッ!!

赤井・早田・若林『ぐぉうわぁあああああああ!!!』

超モリサキ「なにィ、さっきまでボーゼンとしていた筈…」

ゾクゥウッ!!

超モリサキ「!!!!」

カルロスの声で目覚めたコインブラが目を見開きDF達を吹き飛ばした瞬間、超モリサキはあの感覚を感じた。

超絶なシュートで己の全てが脅かされるあの感覚を。

ダダダダッ!

カルロス「良く持ちこたえた、コインブラ!」

コインブラ「カルロス!」

310 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:46:19 ID:YjRW+Zv6
.     放送「コインブラくん尚もボールキープに成功ぉおお!しかしシュートはまだ…おおっ?」

.                      ポコッ。

.        カルロス「(8年間待ち続けたぞ…あの約束を果たすのを!)」

.       コインブラ「(あの時撃てなかったツインシュートを…今、同じチームで…!)」

ダダダダッ!                                        ダダダダッ!

.               超モリサキ「(ツインシュート…か…!)」

.   そしてコインブラがボールを前に軽く蹴りだし、カルロスとタイミングを合わせて走り出したのを見た瞬間
.      超モリサキは何が来るのかを理解した。あのマッハシュートとファントムシュートを持つ
.         超一流のストライカー達が最後の力を振り絞り、合わせようとしている。

.    超モリサキ「(…上等だ、こいっ!世界最強のシュートを止めれば、俺が世界最強だーーーっ!!)」

.            カルロス「 い く ぞ ! コ イ ン ブ ラ ! ! 」

.            コインブラ「 き め る ぞ ! カ ル ロ ス ! ! 」

グワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!       グワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

.放送「つ…ツインシュート!ブラジルの最後のシュートはカルロスくんとコインブラくんのツインシュートだァアアアアアアア!!」

.          ブワッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!

311 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/13(水) 13:47:41 ID:YjRW+Zv6
☆どのセービング方法でいきますか? 2015/05/13 21:00:00 から
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1403315487/l50にて
投票期間を設けます。そこから  10  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。
引き分けが 生じた場合11票目をタイブレーカーとします。尚、投票の際はage進行でお願いします。

A 真・がんばりセービング (セーブ力に固定で+12します。) ガッツ消費375
必殺キャッチです。ただし成功しても相手のシュート値との差が小さいと弾いてしまう事も。

B がんばりダイビング (セーブ力に固定で+8します。) ガッツ消費225
必殺パンチングです。通常のパンチングよりは味方のフォロー率が高いです。

C がんばりセービング・改 (セーブ力に固定で+10します。) ガッツ消費300
必殺キャッチです。ただし成功しても相手のシュート値との差が小さいと弾いてしまう事も。

D パンチング (セーブ力に固定で+5します。)  ガッツ消費120
ランダムで「するどいパンチング」が発動し、さらに(+3)される可能性もあります。
ただし味方がフォローしてくれないと 続けてピンチを招く可能性もあります。

E キャッチング (セーブ力に固定で+2します。) ガッツ消費60
ランダムで「するどいキャッチング」が発動し、さらに(+3)される可能性もあります。
上手く行けばキャッチできます。相手のシュート値との差が小さいと弾いてしまう事も。
キャッチング経験値・0/10(経験値が溜まってレベルアップすると鋭いキャッチング・LV2を習得します)
-----------------------------------------------------------------------------
超モリサキセーブ力:78
カルロスとコインブラのリーサルツインの威力:88 & 89
超モリサキガッツ 595/835

※成功もしくは失敗による支持率の変動幅は、この項目の上の方が小さく下の方が大きくなります。
強力なシュートをリスクの高いセービングで止めれば、注目度も上がるという事です。

312 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/14(木) 07:04:41 ID:SBLYX002
>A 真・がんばりセービング (セーブ力に固定で+12します。) ガッツ消費375
-----------------------------------------------------------------
【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1431518810/l50にて
 !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。
(ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です)

先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で
★カルロス リーサルツイン (!card) 88+(!dice + !dice)=★
★コインブラ リーサルツイン (!card) 89+(!dice + !dice)=★
★超モリサキ 真・がんばりセービング (!card) 90+(!dice + !dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【シューター】−【キーパー】
≧2→カルロスとコインブラのリーサルツインが全日本ゴールを突き破る!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ザガロがねじこみに)(ネイがフォロー)(山森がフォロー)
≦−2→超モリサキ、キャッチ成功。GAME CLEAR!

>>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】
カルロスとコインブラ:「リーサルツイン」に吹飛係数1

313 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/17(日) 13:50:13 ID:/eJy5cNU
★カルロス リーサルツイン ( スペードJ ) 88+( 6 + 2 )=96★
★コインブラ リーサルツイン ( ハート4 ) 89+( 4 + 1 )=94★
★超モリサキ 真・がんばりセービング ( ダイヤJ ) 90+( 4 + 5 )=99★

MAX【シューター】−【キーパー】≦−2→超モリサキ、キャッチ成功。GAME CLEAR!
-----------------------------------------------------------------
コインブラ「(もうこれで最後だ。体力も空っぽだ…俺達の最後の最後の必殺シュート…!)」

カルロス「(ブラジルの最終兵器…名付けて、リーサルツインだ!受けてみろ、モリサキ!)」

キュピィァアアアアアアアアアアアア………!!

超モリサキ「(なっ…なんだ、こりゃ!?)」

カルロスとコインブラの積年の思いを込めたツインシュート。
これさえ止めれば優勝だと意気込んでいた超モリサキが見たのはボールではなく
サッカーボールを構成する色、大部分の白と少量の黒が混じった“壁”だった。

ツインシュートや無回転シュートが不規則な回転で“ブレ”を生じさせ
あたかもボールが複数に増えたかの様な錯覚を生み出せるのは広く知られている。
集中力と動体視力に秀でた者のみが幻影の中から本物のボールを見極められるのだ。

だが今超モリサキが見ているのは複数のボールの渦でも雲でもなく、
大量のボールの幻影が重なり合い溶け合った事で出来た壁だった。
約17.86平方メートルからなるゴールの面積にも匹敵する白と黒の壁が彼に迫ってくる。

世界最高峰の無回転シュートの使い手達がツインシュートを撃てば何が起きるのか。
それを今超モリサキは言葉ではなく魂で理解した。

314 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/17(日) 13:52:25 ID:/eJy5cNU
超モリサキ「(み、見えねえ…本物のボールが見えねえ!分からねえ!)」

極端に鋭くなった超集中による1秒が永遠に感じられる世界で
超モリサキの脳裏に焦りと絶望が満ちていく。

超モリサキ「(どうすりゃいいんだ、どうすりゃ…こんなの初めて…)」

そしてパニックが彼の心と魂を麻痺させかけた時、一筋の光がそれを阻止した。

超モリサキ「(初めて…じゃねえな…)」

これ程のツインシュートを受けたのは初めてだった。
だが恐るべきシュート、とてつもない強敵に立ち向かったのは初めてではなかった。

超モリサキ「(そうだ…嫌になるくらい手強い奴と戦ったのなんて、初めてじゃねえ…)」

ドイツの炎のストライカー、皇帝カール・ハインツ・シュナイダーの顔が目に浮かぶ。
彼に初めて“世界の強さ”を実感させ、それを体現する存在となった宿敵。

超モリサキ「(あの時のシュナイダーの方がずっと、どうしようもないって思わせてきやがった…)」

世界の強さの代名詞に不屈の闘志で打ち勝った事を思い出すと、シュナイダーの顔が消え…
超モリサキを惑わしていたボールの幻影の壁の一部もフッと消えた。

315 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/17(日) 13:54:26 ID:/eJy5cNU
次に浮かんだのはイタリアの点取り屋、チェザーレ・ストラット。
かつて彼からハットトリックを奪い、これでもかと絶望と屈辱を与えてきた怨敵。

超モリサキ「(ストラットの野郎も俺から散々ゴールを奪いやがった。だが俺はそれを乗り越えた…)」

ジンクスが悪いとまで評された相手を乗り越えた事を思い出すと、ストラットの顔が消え…
超モリサキの視界を埋め尽くすボールの幻影がまた一部フッと消える。

次に浮かんだのは王者と呼ばれるイタリアの司令塔、マルク・アルシオン。
自分の同類だと一目で分からせる程の征服欲と勝利欲を持ち、それに見合う実力を持っていた怪物。

超モリサキ「(アルシオンはまるでもう一人の俺だった。俺は俺自身にだって勝った事があるんだ…)」

自分の分身とすら感じさせた存在をも倒した事を思い出すと、アルシオンの顔が消え…
超モリサキの視界を埋め尽くすボールの幻影がまた一部フッと消える。

超モリサキ「(強い奴は山ほど居た。見かけ倒しの奴らも沢山居た。俺はどっちにも負けなかった…!)」

それを皮切りにしたのか、今までの強敵たちが次々と浮かんで消えていく。

オランダのクライフォート。ウルグアイの火野とビクトリーノ。
アルゼンチンのディアス。ドイツのフライハイト、ポブルセン、カペロマン。
フランスのピエールとナポレオン。中国の肖。

彼らの顔が浮かんでは消える度にボールの幻影がどんどん減っていく。

316 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/17(日) 13:56:04 ID:/eJy5cNU
超モリサキ「(それはこいつらも同じだ。俺達は天下のブラジルユースでございって調子に乗っているこいつらも…!)」

ザガロ、サンタマリア、トニーニョ、ネイ、ディウセウ、ジェトーリオ、マウリシオ、リベリオ。
非常識なレベルのシュートラッシュを仕掛けられるブラジルユースと言うチームを構成する精鋭達。
どんなチームでもスタメンを狙え攻撃力を上げられるであろうこの猛者達でさえ超モリサキは恐れない。

超モリサキ「(…俺は誰よりも負けず嫌いだ。だから誰にも負けないんだ。どんな敵にも、味方にも!)」

彼の視界の中のボールの壁は最早通常のツインシュートと大差ない渦に成り下がっていた。
そして今尚も超モリサキの力となり得る存在が、打ち勝ってきたストライカー達が二人居た。

超モリサキ「(日向の野郎には随分苦労させられたが、所詮アイツじゃ世界は獲れない。俺が居る限りな!)」

猛虎・日向小次郎。彼と同じく手段を選ばない、彼以上の弱肉強食主義者。
少年時代から何度も渡り合ってきた日本のエースストライカーは敵に回せば当然恐ろしく、
味方になっても恐ろしいまま頼もしい。だがその日向をも制したのが超モリサキだった。

日向の幻影が残っていた数少ないブレをも完全に消し去り、ただ極端に速いだけのシュートに変えたかに思えた。
そして最後に超モリサキにとって最も太く長く深く、そして捻じれ曲がった縁を分かち合う相手の顔と声が浮かぶ。

翼「これで逆転負けしたら明らかにお前のせいだね」

サッカーの申し子、大空翼。長くは嫌いだが不可欠な味方として、時には憎く恐ろしい絶対的な敵として、
超モリサキに数えきれない程の影響を及ぼした男がほんの20分弱前に残したセリフがくっきりと蘇った。
それは憎まれ口だったのか、遠回しの応援だったのか。二人は恐らく前者だと言うだろう。

超モリサキ「(違えよ…俺のせいで負けるんじゃねえ。俺のお陰で勝つんだよ!)」

翼の顔と声が更なる集中力と闘志をもたらし、最後の見切りを超モリサキにもたらした。

317 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/17(日) 13:57:44 ID:/eJy5cNU
バッ!
キュィイイイイイイイイイイイイイッ…!!

リーサルツインの軌道がマッハシュートの様にキーパーの目の前で急変化する。
だが超モリサキはその変化が始まる前に飛んでいた。

バシィイイイイイイイイッ!!

カルロス・コインブラ『!!!?』

彼が飛んだ方向は完全に合っていた。自分の右上への急変化を正確に読み取っていた。

ギュルギュルギュルギュル…!!

それでも回転と直進を止めないボールが超モリサキの身体毎ゴールに飛び込もうとする。

ダムッ!
ドサッ…

次の瞬間、超モリサキの全身とボールが地面に落ちていた。ゴールラインの上ピッタリに。

コインブラ「…そ、んな…」

カルロス「く、ぅうっ…!」

ズルリ…

318 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/17(日) 14:00:34 ID:/eJy5cNU
目の前の光景が信じられないコインブラが、痛恨のあまり顔を歪めたカルロスが、
共に体力も気力も使い果たしたのを証明する様に脚を滑らせて崩れ落ちる。
他の選手達も、観客も、実況も、誰も何も言う事が出来なかった。

スクッ…
グッ!



超モリサキ「獲ったぞ…全てを!!」



ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!

超モリサキが立ち上がりボールを天高く掲げるまでは。
その瞬間、最早怒号とも悲鳴とも歓声とも判別できない大衆の感情のうねりがスタジアムを揺るがした。



超モリサキガッツ:595→220
超モリサキチーム内支持率:81→83

319 :2 ◆vD5srW.8hU :2015/05/17(日) 14:10:32 ID:/eJy5cNU
超モリサキがセービングを成功させた時点ではまだ試合時間は3分程残っていた。
だが後日サッカー評論家たちは揃って無意味な3分間だったと口を揃えた。
ブラジルユースの選手達は最後まで走り続けた。観客も喉が破れそうな程声援を送った。だがそれだけだった。
奇跡を起こす為の切り札。時間。体力。気力。戦術。闘志。何一つ足りなかった。

ブラジルとて敗れる事はある。それでもブラジルは最強かつ世界一でなくてはならない。
何故か?ブラジルだからだ。まるで謎かけの様な物言いだが、これが伝統的にセレソンに求められる覚悟なのだ。
このブラジルユースはセレソンに相応しい覚悟と実力を持っていた。

その最強かつ世界一である筈のブラジルを打ち破る英雄達が登場した時、ドラマが生まれる。

ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!

ブラジルメンバー『ウッ…ウァアアアアアアアア………!』
全日本メンバー『…ァアアアアアアアアアアアアアーーーッ!!』

試合終了を告げる笛が鳴り響いた瞬間、歴史と世界が変わった。
ブラジルユースの選手達が嘆きの呻きと共に崩れ落ち。
全日本ユースの選手達が勝利の雄叫びを心置きなく叫んだ。

1991年4月14日。日本、ワールドユース選手権初優勝。



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0ch BBS 2007-01-24