キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】

326 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/04/30(木) 00:18:26 ID:/cLKGFas

――そして。鈴仙がハットトリックを決め、試合が5−1となった以降の展開はあまりに退屈だった。
守矢みらくるずのキックオフで試合は始まるものの、早苗や偽三杉などを始めとする中盤は、
ルナティックスの最終ラインを切り崩す事が出来ない。
中山や永琳の存在は勿論だったが、てゐや佳歩、パスカルや妹紅、慧音やつかさと言った脇を固める選手も手強く、
肝心のシュートにまでこぎつける事すらままならず、運よく撃てても輝夜以前で止まってしまう。
そして、これ以上点を入れる必要性の無いルナティックスがボールを持てば、
たちどころに数分単位で時間が消耗されていく。それは残り時間が10分を切った状況下では致命的だった。

偽三杉「(やぶれかぶれだ! こうなったら、強引に突破して――!)」

中山「……そうはさせないさ!」

タタタッ、グワァァァァァァァァーーーッ、バゴオオオオッ!!

偽三杉「――くっ!」

中山「……もしも君が本物ならば、俺は負けていたかもしれない。いつか、本当に対戦をお願いしたいよ、三杉淳」

やがて後半ロスタイム4分、偽三杉のドリブル突破が中山の『フレアタックル』により阻まれる。
そしてそこから、中山はパスカルとも協力しつつ残り僅かの時間をパスワークで乗り切って――。

――ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

鈴仙「終わった……! 私達の――勝ちよ!!」

早苗「あは、あはは……。負けちゃった、私達。神奈子様、諏訪子様……ごめんなさい」

――決勝トーナメント第永遠亭ルナティックスと、守矢みらくるずとの長い長い試合が終わった。
試合結果は5−1。間違い無く、ルナティックスの圧勝だった。

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