キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【レイセンガ】鈴仙奮闘記29【タダシイヨ】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/05/27(水) 00:27:49 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、
東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【早苗】鈴仙奮闘記28【サッカー好きか?】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1428845712/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。

全幻想郷代表選抜大会で活躍し、代表メンバーの一員となる事を夢見てきた鈴仙はある日、
自身が『プロジェクト・カウンターハクレイ』のキャプテン候補に選ばれている事を知る。
それは霊夢や紫達幻想郷に敵対し、以て幻想郷の価値観を覆すという壮大な計画。
更に鈴仙は、全幻想郷代表の下部組織、『リアル・幻想・セブン』の一員として、
乱心した八雲紫と幻想郷を救って欲しいと紫の式・八雲藍から懇願された。

幻想郷を変える為に戦うか、幻想郷を守るために戦うか。そもそも、自分は何の為に戦うのか。
そう思い悩む鈴仙の心の隙を突く悪しき者もいた。
それは『プロジェクト・カウンターハクレイ』と『リアル・幻想・セブン』との争いに乗じ漁夫の利を狙う第三勢力。
聖徳ホウリューズの一員にして、『ハイパーカンピオーネ』計画の一翼を担う天性の詐欺師・岬太郎だった。

「鈴仙は永琳の途方も無いエネルギー蒐集計画遂行の為の道具である」
巧みな話術で彼は鈴仙を動揺させ、追い打ちとばかりに仲間への疑心をも植え付けた。
そんな中、決勝トーナメント第2回戦、永遠亭ルナティックスは聖徳ホウリューズと相対する。
野心溢れる政治家・豊聡耳神子を中心として集まった様々な悪意と戦術に、鈴仙達はどう立ち向かうのか。
そして鈴仙は疑心を振り払い、強い気持ちで仲間を信じる事ができるのだろうか――。

624 :森崎名無しさん:2015/06/13(土) 19:41:04 ID:???
ん?なんだ?観客席に裂けたポストが置いてある
乙ロット

625 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 01:43:46 ID:ILFAIxGk
こんばんは、仕事やら付き合いで帰りが遅くなりましたが、ほんの少しだけ更新します。
>>624
乙ロットありがとうございます。レナート君は補正のお蔭で今はすっかり元気です。

626 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 01:46:01 ID:ILFAIxGk
B:ここは攻めだ。パスワークに積極的に割り込み、果敢にボールを奪っていく。

鈴仙「ううん。ここは攻めよ! 皆、パスワークに積極的に割り込んで行って!
少しでも聖徳ホウリューズのペースに持ち込ませないようにするの!」

てゐ「成程ね、イラつく前にイラつかせる作戦か」

パスカル「決して分の悪い手だてでは無い。そうさせて貰うか!」

中山「分があるかどうかは置いといても、俺としては嫌いな作戦じゃないな!」

バッ! ババッ!

実況「ああ〜! ですが鈴仙選手率いる永遠亭ルナティックス、ここは若さあふれる決断!
キャプテン指令で、チームメイトを積極にプレスに掛けさせ、最小限度の時間でボールを奪い返します!
果たしてここは、聖徳ホウリューズの連携が勝つのか! それとも、永遠亭ルナティックスの意地が勝つのか〜!?」

先着2名様で、

★聖徳のパスワーク→! dice★(数値分だけ追加で時間経過)
★パスワークの状態→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER・クラブA→輝夜「とるっ!」神子のパスを姫様がパスカットに! ルナティックスのゴールはカラッポだ!
ダイヤ→岸田のドリブルを鈴仙がタックルに!
ハート→神子のドリブルを中山がタックルに!
スペード→岬のパスを鈴仙とパスカルがパスカットに!
クラブ→石田のパスをてゐと佳歩がパスカットに!

627 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 01:47:43 ID:???
すみません、やはり眠いので今日の更新はこれだけにします(汗)
続きはまた明日にゆっくりできればと思います。

628 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 01:49:08 ID:???
★聖徳のパスワーク→ 5

629 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 01:50:32 ID:???
★パスワークの状態→ ダイヤ10
乙です、無理はなさらずに

630 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 13:31:24 ID:???
>輝夜「とるっ!」神子のパスを姫様がパスカットに! ルナティックスのゴールはカラッポだ!
まんまレナートじゃんw

631 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 21:02:01 ID:ILFAIxGk
こんばんは、今日も更新していきます。
>>629
乙とお気遣いありがとうございます。
お蔭さまでいつも、無理の無い範囲で楽しくやらせて頂いております。
>>630
レナート君は今も姫様の心の中で生き続けています。(※死んでません)

632 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 21:03:01 ID:ILFAIxGk
★聖徳のパスワーク→ 5 ★
★パスワークの状態→ ダイヤ10 ★
ダイヤ→岸田のドリブルを鈴仙がタックルに!

バシッ、バシッ、バシッ!

鈴仙「――攻める! と意気込んだは良いものの、統率が取れたパスワークねぇ……」

積極的にプレスに向かう事を選択した鈴仙達だったが、
1秒でも時間を稼ぎたい――1点のリードを守りたい聖徳ホウリューズのパスワークは想像以上に堅牢だった。
鈴仙やパスカル、中山に永琳と言った守備力の高いFW・MFを中心にタックルやパスカットへと向かおうとするも、
そもそもチャンス自体がもらえない事が多く、鈴仙達は結果として5分もの時間を聖徳ホウリューズに預けてしまう。
もしもパスワークを静観する事を選んでいたら、鈴仙達は更に多くの時間を浪費していたかもしれない。
だがしかし、そんな懸命なルナティックスの動きもあって、いよいよ聖徳ホウリューズのパスにも綻びが生じる。
前半も半ばを過ぎた20分、石田から岸田へのバックパスが行われた時だった。

バシュルルル……バシッ、ポロン……。

岸田「あっ、しまった! よっとと……」

タックルは一流の技能を持ちながらも、それ以外の技術はかなりの稚拙さを魅せる岸田が、
そのパスをトラップしきれず、前方へと零してしまったのである。
彼は慌ててボールに駆け寄り、結果としてボールを再び所持する事には成功したのだが。

鈴仙「(来た! チャンスが! 今なら――)でぇぇぇえええい、スキありよ〜〜〜!」

ズザアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

岸田「し、しまったァ!?」

633 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 21:05:20 ID:ILFAIxGk
実況「ああ〜〜! 岸田選手、足元から僅かに零れたボールをフォローしたは良いが。
そこはルナティックスのセンターフォワード・鈴仙選手の眼の前だった〜〜!!」

――鈴仙は偶々岸田の傍にてタックルの隙を伺っていた。
精神的に成長したとはいえ、臆病さが依然残る彼女であっても、流石にこのチャンスを見逃す筈が無い。

鈴仙「(ここで――聖徳ホウリューズのゴール前でボールを取れれば、一気に得点チャンス!
そして反則さえ取られなければ、私は今回、ほぼ確実にボールを取れる筈! 集中、集中するのよ……!)」


先着2名様で、

★岸田→ドリブル 43 (! card)(! dice + ! dice)=★
★鈴仙→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→岸田、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(神子がフォロー)(岬がフォロー)(石田がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤの時、「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳LV3により敵の数値が−2されます。
神子のスキル・和を以て貴しと為すにより、聖徳ホウリューズは零れ球を必ずフォローします。

634 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 21:05:59 ID:???
★岸田→ドリブル 43 ( ハート6 )( 5 + 6 )=★

635 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 21:08:12 ID:???
★鈴仙→タックル 50 ( クラブ9 )( 3 + 1 )=★

636 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 21:08:27 ID:???
★鈴仙→タックル 50 ( スペード6 )( 2 + 3 )=★

637 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 21:14:15 ID:???
7差にダイヤ必殺、スート一致スキルあってこれとかwwwwwwwwwwwwww

638 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 21:28:38 ID:???
鈴仙がやらかしたというより、聖徳のダイスが偏りすぎ
なんでこうも56ばかり出るんだ

639 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 21:34:04 ID:ILFAIxGk
★岸田→ドリブル 43 ( ハート6 )( 5 + 6 )=54★
★鈴仙→タックル 50 ( クラブ9 )( 3 + 1 )=54★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして岬がフォロー

岸田「(ヤベぇ、ここで負けたらお上に絞られちまう!)う、うぉおおおっ!!!」

ダッ、シュパッ、クルーーンッ! バシッ!

鈴仙「うっ、うぇぇぇええ!? う、巧いじゃない!? タックル一芸じゃないじゃん!?」

中山「うーむ。確かに岸田の踏ん張りは見事だったが、鈴仙さんもちょっと腰が引けていたか?」

永琳「まぁ、今のはウドンゲを糾弾するより、相手の頑張りを讃える方が建設的かしらね。
……同じ事を、観客席が思ってくれるかは疑問だけど」

実況「岸田選手、絶対絶命のピンチ……でしたが! 聖徳ホウリューズの友情パワーを炸裂!!
見事なターンで鈴仙選手のタックルを回避し、咄嗟に前方にボールを蹴り出します! ルナティックス、これはお粗末だ〜〜!!」

観客「ドワハハハハハハハハハハ!」「なんだ、あのへっぴりタックルは!」「鈴仙って案外大したことなくね?(笑)」
「岸田ー! 流石シャークだー!」「聖徳ホウリューズの勝ちだな、こりゃ。差があり過ぎる」「神子様ばんざーい!」

鈴仙「くううっ……! 扇動が効いているとはいえ、観客がアウェーだとこうも精神に響くモンなのねぇ……」

岬「ハァ、ハァ……。ありがとう、岸田!」

実況「そして岸田選手が弾いたボールは、献身的な運動で岬選手がフォロー!
聖徳ホウリューズ、このままできればパスワークを続けて行きたいところですが……!」

640 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 21:37:39 ID:ILFAIxGk
パスカル「全く。しょうがないな、レイセンは。……だが今、俺がそのミスを帳消しにしてやるよ!」

タッ! ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

実況「ルナティックスの実力派FW! パスカル選手が岬選手にタックルを仕掛けた〜〜!!」

岬「(僕と彼との実力差は……ほぼ無い。リスクも高いが、ここは長期的な体力管理を考えて――!)」

スッ……。

先着2名様で、

★岬→ドリブル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★パスカル→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→岬、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(神子がフォロー)(大丸がフォロー)(布都がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
岬のマークがダイヤで「頭脳的なドリブル(+3)」が発動します。
岬のマークがハートで「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
パスカルのマークがダイヤ・ハートで「クリップタックル(+3)」が発動します。
神子のスキル・和を以て貴しと為すにより、聖徳ホウリューズは零れ球を必ずフォローします。
岬はスキル・マリーシアにより、クラブで敗北時相手の反則扱いにします。(※ただし5以上の敗北で発覚)

641 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 21:38:11 ID:???
★岬→ドリブル 52 ( ダイヤ4 )( 4 + 6 )=★

642 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 21:38:48 ID:???
★パスカル→タックル 52 ( ハート10 )( 4 + 4 )=★

643 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 21:38:54 ID:???
*アウェーな会場で、かなり格下の岸田に敗北したため、鈴仙の人気度が大き目に下がります。86→83

644 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 21:40:22 ID:???
>パスカル「全く。しょうがないな、レイセンは。……だが今、俺がそのミスを帳消しにしてやるよ!」

……

645 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 21:53:16 ID:???
この岬は大したことありすぎる

646 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 21:59:29 ID:???
桃太郎だってなんだって人間が最後には勝つじゃないか
妖怪やそれに影響された魂を売り渡したような腐った人間より
人々の自由と平和を守る正義の聖徳が勝つのは当然のことである

・・・岬は今すぐブラジル前半モードになるんだ
あのピンゾロ2回連続出した岬に!

647 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 22:10:15 ID:???
人間洗脳とか人間の自由と平和を愛する仮面ライダーの現行作品が丁度取り扱ってたな
やってた悪党は当然最強形態のライダーに消し飛ばされたよ! 太子も覚悟しとけや(過激発言)

648 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 22:11:03 ID:???
これは岬が大会ベストイレブンもありえるで!

649 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 22:14:38 ID:???
向こうのトータルフットは、ガッツ消費が難点?
オランダなみに動けるわけでない分、勅を発した岬に負荷がかかるとか?

650 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 22:33:21 ID:ILFAIxGk
★岬→ドリブル 52 ( ダイヤ4 )( 4 + 6 )+(頭脳的なドリブル+3)=65★
★パスカル→タックル 52 ( ハート10 )( 4 + 4 )+(クリップタックル+3)=63★
≧2→岬、ドリブル突破。

岬「……君は、アラン・パスカル君だったよね。かの天才、ファン・ディアスのパートナーとして名高い」

パスカル「そういうお前はタロー・ミサキ。ツバサ・オオゾラのパートナとしての実績は良く聞いているぞ」

岬「――フフ。それは光栄だ。君と、まさかこんな場所で会い見えるなんて、想像してもいなかった。
できれば、もっと別の形で戦いたかったというのは本音だけど」

パスカル「ハハ、同感だな」

岬とパスカルは違いにシニカルな笑みを浮かべると、一種の沈黙と静寂が二人の間に流れる。
互いに境遇は違えど、二人には『天才のパートナー』という共通点があった。
そして、過去はともかく、現在においてパスカルと岬は、選手としてはほぼ互角。
一方で、二人の幻想郷との接触による成長は大きく違っている。
ディアスと離れながらも常に彼を意識し、大きく選手としての格を伸ばし、『オールドタイプ』の力を身に付けたパスカル。
翼と離れ神子の配下として適合し、プレースタイルを変えるリスクを犯してまで、『ダーティディフェンス』等を身に付けた岬。
二人は静かな闘志を違いに燃やしていき――。

岬「――抜くっ!」

パスカル「……取るっ!」

バッ! ババババッ! ―――シュパァァァァァァァァッ!

パスカル「―――なっ!?」

岬「……アハハ。どうやら今回は、僕の意地の方が上だったみたいだね」

651 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 22:34:21 ID:ILFAIxGk
――パスカルは僅差で、岬に敗北した。
パスカルの『クリップタックル』を見越していた岬は、簡単なヒールリフトを放ち、事前にボールを空中に浮かしていた。
これは華麗でもあったが、パスカルの挙動を完全に予測していた『頭脳的なドリブル』と称する方が適切だった。

実況「岬選手、素晴らしい! パスカル選手との勝負にも大勝利!
ボールキープに成功し、一度はゴール前にあったボールを前方へと運んでいきます!
それはつまり、ルナティックスが再び得点チャンスを逃した事を意味します!
凄いぞ聖徳ホウリューズ! あのルナティックスを完全に封殺しています!!」

中山「くっ。まさかパスカルがやられるとはっ!」

神子「必然さ。これこそ、我らが道の正しさの証だよ。天道、常に我が掌中にあり。
――これまで幻想郷にて虐げられて来た声なき声に、力を!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

てゐ「ちぇーっ。サッカーは格闘技かもしんないし殺し合いかもしんないけど。少なくともディベート大会じゃあないっての!」

佳歩「でも、凄い歓声ですよ、てゐ様……! 私達、何か姿が見えない大きな怪物に、呑みこまれているみたいです!」

神子「(……とは言え。前半はまだ15分程度残っている中、点を狙って行くのはやや拙速か。
岬の体力も、もう少しは持たせてやらねばなるまい)……皆の者、勅を続けよ。ただし、慌てるな!」

聖徳ホウリューズメンバー「「「「「 ハ ッ ! ! 」」」」」

――しかし、ここまでの大歓声によるバックアップを受けても、神子はルナティックスに攻め入る事はしない。
あれだけ啖呵を切ってもやはり、中山や永琳が怖いのか、真正面から勝負をする事なく、
『和を以て尊しと為す』の布陣を敷いたまま、パスワークに徹する事をメンバーに指示している。

神子「E番、F番、G番。全体的に左サイドに掃けろ。逆にC番、もう少し上がりなさい」

岬「D番。もう少し敵のI番から離れて」

652 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 22:36:31 ID:ILFAIxGk
鈴仙「あれだけ偉そうな事を言っときながら、神子と岬ったら。
中山さんや師匠とはサシで対峙したくなさそうなのが見え見えね……小物っぽいというか、何というか」

パスカル「だが、なまじ実力のある奴らにそう振る舞われるのは、案外厄介なものだ。
……どうするつもりだい、レイセン? また果敢にカットに向かうかい?」

鈴仙「そうね……(問題になるのはさっきと同じ。
このままパスワークを静観していたら、時間はかかるけど、敵の隙をほぼ確実に突けると思う。
積極的にボールカットに向かったら、時間はそこまでかからないけど、敵の隙を突くのは難しそう。
さっきも岸田君にタックルへと向かえたのは、あくまで運が良かったからだしね。……失敗したけど。
うーん、ここはどうすれば……)」

試合時間は刻一刻と流れていく。現在は……前半の21分。さしもの聖徳ホウリューズも、
前半終了ギリギリまでボールを持っていては、あわよくば点差を2に広げようと攻勢に出る可能性が高い。
じりじりと真綿で首を絞められているような錯覚を覚えながらも、鈴仙は――。

A:ここは待ちだ。パスワークを静観し相手が隙を見せるのを待つ。
B:ここは攻めだ。パスワークに積極的に割り込み、果敢にボールを奪っていく。
C:ここは判定だ。ダイヤ・ハートが出たら待ちで、スペード・クラブが出たら攻めにしよう。
D:ここは奇策だ!姫様にオーバーラップを指示し、11対10で支配力を高める!!
E:ここは捨身だ!姫様にさらばサッカーを指示し、岬と神子を再起不能にしてもらう!!!
F:その他 自由選択枠

鈴仙のガッツ:890/970 (参考)鈴仙のタックル:50、鈴仙のパスカット:49

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

653 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 22:38:38 ID:FNENb9gc
F 地道にラインを上げて、確実にパスコースを潰していく。
これがAと同じならば、Aでお願いします。

654 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 22:42:21 ID:ILFAIxGk
>>653
折角自由に書いていただいたので、AとBの中間的な内容として扱わせて頂こうと思います。

655 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 22:43:26 ID:fzt7VLSk
F 地道にラインを上げて、確実にパスコースを潰していく。
かつてパスカル君もやったことだ

656 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 22:43:48 ID:kAM7jzuA
>声なき声に、力を
あ、まさかこれって・・・


Fそっちがその気なら妖怪は妖怪らしく狂気の瞳で人間共を狂わせて妨害してくれるわ!

657 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 23:19:15 ID:???
核保有はNG

658 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 23:20:25 ID:ILFAIxGk
F 地道にラインを上げて、確実にパスコースを潰していく。

鈴仙「――いや。ここは待たないわ」

パスカル「ならば、攻めるのかい?」

自分と近い位置に立っていたパスカルの問いかけに、鈴仙は首を横に振った。

鈴仙「攻めもしない。この苦境で私達がすべきことはひとつだけ。
……ただ地道にラインを上げて、確実にパスコースを潰していく事。それだけよ」

パスカル「……待っては敵にペースを握られる。焦っても失敗する可能性が高い。
ならばあくまで、俺達は自分のペースを貫くのが結果的には上策……か」

鈴仙「ええ。それに、敵の強さはあくまで一芸特化にあるんだし。
しっかりと堅実にサッカーをしていけば、私達の方に分がある筈よ!」

パスカル「ああ、そうだな(それでさっきキシダにボロ負けした事は黙っていよう……俺もミサキに負けたしな)」

パスカルの同意を得て心強くなった鈴仙は、トップ下の中山を通じつつチームメンバーに指示を出した。
状況に踊らされずあくまで自身のペースを貫くという鈴仙の作戦は概ね好意的に受け止められ、
チームメイト達は必死に運動量を増やして、神子達の敷くトータルフットボール様の布陣に対抗していく。

神子「(……ふむ。今回はさっきのように焦って攻めてはこないか。だが、それはそれで僥倖。
上手い形で時間を稼がせて貰うぞ)」

無論、じりじりとパスコースを縮めようが、それだけで焦る神子では無い。
彼女もまた、如何に自身にとって都合の良い前半戦クライマックスを描いていくかを考えており、
その為にはいずれにしろ、ある程度の時間は必要だったからだ。

659 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 23:26:56 ID:ILFAIxGk

鈴仙「(――もしも前線でボールを取れれば、それだけで即私達のチャンスにつながる。
そうでなくって、後方に行ったボールをDFが取った場合でも、カウンターに繋げられる!
とにかく、私達はボールを奪わないと始まらない。だから、慌てず急いで……!)」

優雅に仲間達とのパスを繰り返す、神子達聖徳ホウリューズ。
その布陣をじりじりと囲んでいく、鈴仙達永遠亭ルナティックス。
果たして軍配が上がるのは――。

先着2名様で、

★聖徳のパスワーク→2+! dice★(数値分だけ追加で時間経過)
★パスワークの状態→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER・クラブA→輝夜「ものたりない……ものたりないわ!!」
             神子のドリブルを姫様がタックルに! ゴールは勿論カラッポだ!
ダイヤ→布都のドリブルを佳歩がタックルに!
ハート→本間のパスをウサギBと慧音がパスカットに!
スペード→神子のパスを中山と永琳がパスカットに!
クラブ→石田のパスをてゐがパスカットに!

660 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 23:27:48 ID:???
★聖徳のパスワーク→2+ 5

661 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 23:29:00 ID:???
★パスワークの状態→ クラブ4

662 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 23:53:19 ID:ILFAIxGk
★聖徳のパスワーク→2+ 5 ★→7分経過!
★パスワークの状態→ クラブ4 ★
クラブ→石田のパスをてゐがパスカットに!

少しずつラインを上げ、パスコースを潰していくという鈴仙の作戦は決して間違ってはいなかった。
しかし、結果としては伴わなかった。神子は完璧な指示の下、自分を除く10人のフィールダーを管理していたからだ。
前半22分、23分、25分。……前半28分になって、鈴仙は焦れて神子がキャッチしたボールをタックルしようと向かうが。

鈴仙「そ――そこっ!」

神子「残念、こっちだ」

バシュルッ!

実況「あ〜っと、鈴仙選手は神子選手に詰め寄るも届かない!
神子選手はボールを左サイドにはたき、石田選手へと渡しました! そして……!」

石田「……これが取れるか。松山ァ!」

グワァァァッ、バシュルルルルルルルッ!

実況「――石田選手! 得意の『ピンポイントパス』で、左サイドのてゐ選手を飛び越え。
前線の小田選手へとロングパスを放ちました〜〜〜!」

663 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/14(日) 23:56:30 ID:ILFAIxGk
てゐ「くそっ、来たね。……『ピンポイントパス』!(――決勝トーナメントは前後半35分ハーフ。
つまり、前半はロスタイム含めて残り大体7、8分ってとこ。
敵はこのパスでボールを前に渡して、そんでもって2点目を目指す可能性も結構高い。
ここは、全力で止めんとあかんかもだね……!)」

バッ!

先着2名様で、

★石田→ピンポイントパス 55 (! card)(! dice + ! dice)=★
★てゐ→パスカット 50 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→小田、パスキャッチ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(神子がフォロー)(屠自古がフォロー)(高杉がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
てゐのマークがダイヤ・ハートで「フラスターエスケープ(+3)」が発動します。
神子のスキル・和を以て貴しと為すにより、聖徳ホウリューズは零れ球を必ずフォローします。

664 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 23:57:07 ID:???
★石田→ピンポイントパス 55 ( スペード5 )( 4 + 4 )=★

665 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 23:57:14 ID:???
★石田→ピンポイントパス 55 ( ダイヤ5 )( 4 + 4 )=★

666 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 23:57:32 ID:???
★石田→ピンポイントパス 55 ( スペードJ )( 4 + 2 )=★

667 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 23:58:59 ID:???
★てゐ→パスカット 50 ( クラブ6 )( 4 + 1 )=★

668 :森崎名無しさん:2015/06/14(日) 23:59:24 ID:???
あまりに4が多いのでミスタが発狂しました
★てゐ→パスカット 50 ( クラブ4 )( 1 + 1 )=★
4が5回連続ってwww

669 :森崎名無しさん:2015/06/15(月) 00:01:13 ID:???
マジでこいつら四五六賽使ってるんじゃないか

670 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/15(月) 00:12:28 ID:???
石田のパスが通ったところで、今日の更新はここまでにします。
>>644
いつもだったらこれでカッコ良くパスカル君が助けてくれるんですが、相手の引きが悪かったですね。
>>647
鈴仙も霊夢達との最終決戦を前にしたこの試合で、最強形態に目覚めるので大丈夫です……多分。
>>656
語感が良いので適当に使ってますw
>>668
前のパスカルから含めると7回連続ですね(びっくり)。あとカードもクラブ『4』出ていますし。
あと、てゐも地味に1を三連続で出してますね……。
>>669
案外大したことないオーラを事前に出し過ぎた反動か、案外大したことある感じになっちゃいましたね(汗)

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

671 :森崎名無しさん:2015/06/15(月) 00:19:55 ID:???
乙です
てゐが456賽使った相手に対してピンゾロ賽で1を三回出している・・・!
つまり!

ノーカン!ノーカン!ここで得点したらノーカン!

672 :森崎名無しさん:2015/06/15(月) 00:23:09 ID:???
カイジお手製のピンコロwww

ざわ・・・ざわ・・・

673 :森崎名無しさん:2015/06/15(月) 00:40:21 ID:???
乙でした。
そいえば、トータルフットボールはマンツーマンのような守備を破った経緯あったから、
もしそうで無くただのオールフォロー効果だったら返って効果的かもしれない。
DFが前に来ても全然怖く無いし、FWが下がるなら返ってありがたい。
問題は、フォーメーションや太子や岬が上がってきたときの対処法だけど。

674 :森崎名無しさん:2015/06/15(月) 00:48:57 ID:???
乙なのです!

うーむ、運に引き離されてる
これが地霊とか西行寺ならまだしも、聖徳相手だと相手の健闘を誉める気にならないなあ……
人気度や得点王争いにも、みんなのフラグ回収機会にもマイナスだし
選択自体は間違ってないはずなんだけど
まあ気を取り直して頑張ろう

675 :森崎名無しさん:2015/06/15(月) 19:40:11 ID:???
完全に相手に風が吹いている今だからこそ気合を入れて応援しないと(サポーター魂)

カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ
カグロットォオオオオオオーーーーーーー!!ひゅいいい…
(カグヤがシュートを)とるっ!

676 :森崎名無しさん:2015/06/15(月) 21:44:23 ID:???
でぇじょうぶだ、仮にパスが通ってもオフサイドトラップも仕掛けてある。
……まあ、太子が対抗スキル持ってたらあれなんだけど。

677 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/15(月) 23:57:04 ID:6qSAUmo2
こんばんは、今日も少しですが更新します。
>>671
BADENDになったらノーカンになりますね……w
ここで得点しても、鈴仙達なら3点位は取り返せますし、逆転劇も面白いと思うので、続行したいとは思っています。
>>672
てゐ「鈴仙の骨と鈴仙の血で作ったウサ」鈴仙「怖いわ!?」
>>673
乙ありがとうございます。トータルフットと完全イコールでは無いですね。
>>674
乙ありがとうございます。健闘というよりはやはり会場の流れとか空気を力にしているのでしょうか。
>>675
にとりが何時の間にかサポーター入りしてますね…w
>>676
今回はロングパスと言っちゃいましたが、中盤省略と言う程でもないので、
オフサイドトラップは敵のスキルとか関係なく普通にナシと考えていました。すみません。

678 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/15(月) 23:58:19 ID:6qSAUmo2
★石田→ピンポイントパス 55 ( スペード5 )( 4 + 4 )=63★
★てゐ→パスカット 50 ( クラブ6 )( 4 + 1 )=55★
≧2→小田、パスキャッチ。

ギュウウンッ!

てゐ「く、くそっ! キレッキレじゃないか、このパス!」

岬「(石田は元から威力や精度を減衰させないロングキックに優れていたからね。その程度の小手先じゃ、通用しないさ)」

実況「石田選手の放ったパスは綺麗にルナティックスの左サイドを通り抜け!
そしてやや下がり目の位置で構えていた小田選手がパスキャッチです!
位置にしてルナティックスのゴールからおよそ30メートル。聖徳ホウリューズ、これは充分得点圏内だ〜!!」

つかさ「――来ましたね、聖徳ホウリューズ……」

ウサギB「だ、だけど。まだシュートに来るとは決まった訳じゃあ……!」

慧音「そうだ。今は前半の28分……その気になれば、もう少し溜めを作る事だって出来る。
だがその一方で、ワンツーでPA内を掻い潜った小田が再度撃ちに行く可能性もあるし、
CFの蘇我屠自古を経由して本間に渡し、一対一を狙わせる事も出来る。
もちろん、純粋に最大火力であろう彼女に対し、素直にセンタリングを上げる可能性も高い」

妹紅「……つまり、何が出て来るか想像できないって事か!」

つかさ「という事は、私達は全ての攻めに対抗するべく、引き気味の位置でブロックやクリアに備えるべきでしょうか?」

ウサギB「相手にペースを握らせてしまうけど、ううん。そこは仕方ない……のかな」

慧音「……難しいな。中間案も勿論考えられるが、もしも相手の次の行動が読めるならば。
何か一つにヤマを当てた方が、効果は絶大だとは思うが」

679 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/15(月) 23:59:54 ID:6qSAUmo2

鈴仙「(――む。自陣付近でDF陣が何か悩んでるみたいね。慧音さんも指示を出しあぐねてる感じだし。
姫様も冷や汗ダラダラ流しながらカリスマを維持するのに必死だし。
……ここは、私が何か合図くらい、出してみても良いかしら……?
小田とかいうFWが次に何をしてきそうか。次に何をせざるを得ないか。それが想像できれば良いんだけど……。
分からない場合は、素直に下がらせる方が、無難ではあるかも)」

A:何が出ても柔軟に動けるよう、DF陣には後ろに下がらせる!
B:敵のアプローチを積極的に刈れるよう、DF陣には前に出てもらう!
C:中間策。つかさと妹紅は後ろに下がり、慧音とウサギBは前に出る!
D:慧音達の考えに任せる。
E:鈴仙「姫様ー! 何か指示出してください! 姫様、このチームの正キャプテンでしょ!?」ムチャぶりする。
F:その他 Cで前に出る人、後ろに下がる人の振り分けを変えたい方はこちらで

鈴仙のガッツ:910/970

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

680 :森崎名無しさん:2015/06/16(火) 00:02:41 ID:FawzVcbg


681 :森崎名無しさん:2015/06/16(火) 00:05:55 ID:skWA8Yds
A

682 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/16(火) 00:30:18 ID:UEMYZbkE
A:何が出ても柔軟に動けるよう、DF陣には後ろに下がらせる!

鈴仙「(――いや。聖徳ホウリューズはどんな隠し玉を持っているか分からない。
中途半端に策を弄するのは良くないわね!)――皆、ここは後ろに下がって!」

慧音「……む。鈴仙の指示が聞こえる。……ああ、確かにそれが一番無難か」

鈴仙の指示を聞いたルナティックスのDF陣は、ディフェンスリーダーである慧音を筆頭に、
ペナルティエリアの中を堅く囲んで、シュート、ドリブルからの一対一。パスによる切り込み。
その全てに対応できるようにした。

小田「……」

グワァッ、バシュウウウッ!

そして、ルナティックスのDF陣があらかた下がってしまうと、小田はどこか安心した面持ちでパスを放った。
スルーパスやダイレクトシュートに長ける傾向にある彼は、どこかおぼつかない足元を見るに、
その反面でドリブルやミドルシュートは得意でない様子である。

鈴仙「(てことは、小田はパスを出すって踏んで、前に出てパスカットを指示していても良かったかもしんないわね。
――まあ、ここで止めてくれれば大丈夫だけど……)」

実況「小田選手、横方向のパスを出した! そこには屠自古選手が待ち構えております!
屠自古選手、ここはワンツーで折り返してダイレクトシュートに向かうのでしょうか、それとも〜〜!?」

屠自古「……小田。神子様のマニュアル通りに動くんだよ」

小田「…………」

タッ!

683 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/16(火) 00:31:35 ID:UEMYZbkE
パスを出した小田は咄嗟にルナティックスのゴール前へと駆けていく。
何か大技の構想でもあるのかと鈴仙はドキリとしたが、純粋にねじ込みをしたいだけのように見えた。

屠自古「(――さて。事前に受けた命によると、この局面で私がすべき事はと言えば……)」

果たして小田のボールを受けたのは、雷を帯びて鈍い金色に光る少女の亡霊、蘇我屠自古。
熱い闘志を持つが、基本的には冷静沈着な彼女はボールを持ちながら一瞬だけ考えて――。


先着1名様で、

★屠自古の次の行動→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER→屠自古「さよなら皆! さらばサッカー!」屠自古は姫様のサッカー人生を終了させにかかる!
       しかし姫様相手にそれは無駄死にだ〜! ……もう死んでるけど
ダイヤ→神子へとバックパス。どうやら遅攻を続ける気らしい。
ハート→本間にパス。本間はそのままドリブルで突っ込む!
スペード→本間に折り返し、本間がセンタリング。屠自古が高いボールに動きを合わせる!
クラブ→屠自古はリターン。小田が高いボールに動きを合わせる!
クラブA→つかさ「と、取らなくては……、あっ!」バシッ! 慌ててパスカットに飛び出したつかさ。
      しかしその零れ球はルナティックスゴールへ……。

684 :森崎名無しさん:2015/06/16(火) 00:32:44 ID:???
★屠自古の次の行動→ ハート6

685 :森崎名無しさん:2015/06/16(火) 00:32:56 ID:???
★屠自古の次の行動→ ダイヤ2

686 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/16(火) 00:34:59 ID:UEMYZbkE
……と、言ったところで今日の更新はここまでにしようと思います。
皆様、本日もお疲れ様でした。

687 :森崎名無しさん:2015/06/16(火) 17:56:06 ID:???
>屠自古「さよなら皆! さらばサッカー!」
スレ主さん、このネタ好きだなあw
このネタの一番狂ってるところはなんかいい話にもってこうとしていたことですよね(作者が

688 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 00:05:14 ID:4Z7DOo0g
こんばんは、帰りが遅くなりましたが少しだけ更新します。
>>687
確かに良く使っちゃいますねw
キャプ翼の魅力は絵柄とノリの爽やかさの中に、狂気がしれっと入り混じっている所だと思います。

689 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 00:06:33 ID:4Z7DOo0g
★屠自古の次の行動→ ハート6 ★
ハート→本間にパス。本間はそのままドリブルで突っ込む!

屠自古「(――ルナティックスのGK・蓬莱山輝夜の弱点は……進歩したものの依然不安が残る一対一。
だから、こんな場面の時は……!)――本間! やってやんな!」

バシュッ! ……タタタッ!

神子「(そうだ、屠自古。それで良い。やはりお前のような冷静沈着な激情家は、こうした局面で役に立つ)
……さて、私もねじ込みに向かわせて貰おうか!」

実況「屠自古選手、小田選手からのパスを更にダイレクトで右サイドへと繋ぎ、
自身はねじ込みに備えてゴール前へと走っていく!
しかもその後ろには、トップ下の豊聡耳神子選手もゴールへと向かっているではありませんか!
聖徳ホウリューズ、長いパスワークを経て、とうとう決めに来た〜〜〜!!」

本間「俺のサイドアタックは、サイドじゃなくても使える!!」

ウサギB「いや、使えませんってば。流石に」

つかさ「――でも。確かにサイド際でなくとも彼のドリブル技術は凄い……!」

妹紅「相手にとって不足は無しさ。撃ち落としてやる!」

慧音「――皆。来るぞっ!」

690 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 00:08:11 ID:4Z7DOo0g
先着3名様で、

★本間→ドリブル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★ウサギB→タックル 45 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 つかさ→タックル 46 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★妹紅→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
 慧音→タックル 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→本間、ドリブル突破。輝夜と一対一に!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(小田が低いボールに動きを合わせる)(屠自古がねじ込み)(神子がねじ込み)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
本間のマークがダイヤ・ハートで「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
妹紅のマークがダイヤで「正直者の死(+2、発動時妹紅には敵必殺ドリブル無効)」が発動します。
慧音のマークがダイヤ・ハートで「三種の神器 剣(+2)」が発動します。
神子のスキル・和を以て貴しと為すにより、聖徳ホウリューズは零れ球を必ずフォローします。

691 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 00:09:02 ID:???
★本間→ドリブル 53 ( JOKER )( 3 + 5 )=★

692 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 00:10:08 ID:???
★ウサギB→タックル 45 ( スペード10 )( 5 + 2 )+(人数補正+2)=
 つかさ→タックル 46 ( スペード5 )( 5 + 6 )+(人数補正+2)=★

693 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 00:10:24 ID:???
★ウサギB→タックル 45 ( ダイヤ6 )( 3 + 3 )+(人数補正+2)=
 つかさ→タックル 46 ( クラブ4 )( 3 + 4 )+(人数補正+2)=★

政夫「あいつ許さねえ」
和夫「ルールを破ればそれはサッカーじゃないよ!」

694 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 00:14:56 ID:???
★妹紅→タックル 49 ( ハート8 )( 3 + 3 )+(人数補正+2)=
 慧音→タックル 50 ( ハート9 )( 3 + 5 )+(人数補正+2)=★

695 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 00:19:36 ID:???
相手の出目がすげえなwwwww

696 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 00:23:36 ID:???
こちとら暫く覚醒機会ないのに、どうして聖徳はこうぽんぽん良い目を出すのか

697 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 00:31:17 ID:???
これが俺たち人間(参加者)の力だ!・・・うそだろおいwwww

698 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 00:33:22 ID:4Z7DOo0g
★本間→ドリブル 53 ( JOKER )( 3 + 5 )(JOKERよりダイヤ15)+(華麗なドリブル+3)=71★
★ウサギB→タックル 45 ( スペード10 )( 5 + 2 )+(人数補正+2)=54
 つかさ→タックル 46 ( スペード5 )( 5 + 6 )+(人数補正+2)=59★
★妹紅→タックル 49 ( ハート8 )( 3 + 3 )+(人数補正+2)=57
 慧音→タックル 50 ( ハート9 )( 3 + 5 )+(人数補正+2)+(三種の神器 剣+2)=62★
≧2→本間、ドリブル突破。輝夜と一対一に!


本間「うぉぉぉぉぉ……! ここはサイドだ、サイド際だ! だから俺が一番、強いんだぁぁァァ!!」

ギンッ……! ギリギリギリ……!

ウサギB「す、凄い迫力!」

つかさ「お、おかしいわ。フィールドの中央に居る筈なのに、なぜか近くにサイドラインが見えるような……」

妹紅「ほ、ホントだ。ねえ。ここはスローインを狙った方が」

慧音「皆、惑わされるな! それはげんか――ああぁぁっ!?」

ヒュンッ! ヒュンヒュンッ!!

本間「俺はサイドアタックの王。俺はサイドアタックの神。俺はサイドアタックの宇宙……!」

実況「本間選手、凄い凄い凄すぎる! まるで蛇のような動きでルナティックスのDF陣を一網打尽!
神がかったドリブル技術で、アッと言う間にルナティックスの堅牢な守備を丸裸にしてしまった!
そして残されたのはとうとう、ゴールキーパーの輝夜選手、たった一人だ〜〜〜〜!!」

699 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 00:34:46 ID:4Z7DOo0g

輝夜「……ひゅ、ひゅぃィ!? 聞いてないわよこんなのーーーーーーー!?」

鈴仙「ひ、姫様ァーーー!? またゴールを冥王星に飛ばしてでも良いから、守ってくださーーーい!?
(な、なんでなんで……なんで!? 今のだって、せめてこぼれ球位にはなると思ったのに……!?)」

輝夜「そんなん出来るワケないでしょうが! 私は姫キャラだから、お箸より重いポストを持てない設定なのよ!!」

鈴仙「今設定って言いましたよね! 持てるんですよね!?」

輝夜「だから持てない……って、き、来たッ!?」

シュンッ。

本間「――俺のサイドアタックで……ゴールを奪う!(俺はサイドのドリブルしかできないが……必ず負けない!)」

ビュンッ!

実況「本間選手が……本間選手が、ドリブルでゴールへと向かって行った〜〜!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「いけー本間ー!!」「岬さんに続けーー!」「ルナティックスのお笑いキーパーをブッ飛ばせー!」「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」

輝夜「え、ええい……こうなりゃもうヤケよ! どうせドリブルで来るんでしょうから、一本狙いじゃい!!」

バッ!

700 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 00:39:44 ID:4Z7DOo0g

先着2名様で、

★本間 ドリブル 53 (! card)(! dice + ! dice)=★
★輝夜 そなえる 51 (! card)(! dice + ! dice)+(読み当て補正+2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→本間がサイドアタックで2点目を決める! 0−2、ルナティックスは大ピンチ!?
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(屠自古がねじ込み)(神子がねじ込み)(岬がフォロー)
≦−2→輝夜、ゴールを守る!

読みが一致すればGKに+2の補正、読みが不一致ならGKに−2の補正です。

【補足・補正・備考】
本間がマークがダイヤ・ハートの時、「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
輝夜はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
※本間の選択→必ずドリブル 輝夜の選択→必ずドリブルに備える ……と、しています。

701 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 00:40:56 ID:???
★本間 ドリブル 53 ( ハート6 )( 2 + 2 )=★

702 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 00:41:08 ID:???
JOKERきそう
★本間 ドリブル 53 ( クラブ5 )( 3 + 5 )=★

703 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 00:41:21 ID:???
★本間 ドリブル 53 ( ダイヤ4 )( 3 + 2 )=★

704 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 00:41:22 ID:???
★本間 ドリブル 53 ( クラブ10 )( 4 + 4 )=★

705 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 00:41:24 ID:???
★輝夜 そなえる 51 ( ダイヤ10 )( 3 + 4 )+(読み当て補正+2)=★

706 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 00:46:29 ID:???
神子様がねじ込みだと!?
ボンララジャラズギ!ガポーターンリンバ!ゴグエンギデグレ!
バグジャ バグジャ バグジャ バグジャ バグジャ

707 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 00:47:25 ID:???
本間のドリブルゴールは辛うじて阻止したものの、聖徳ホウリューズの攻撃は終わらない。
妹紅はクリアに行けず、輝夜はバランスを崩した危機的状態で神子がねじ込みに向かい……?
――と、いったところで今日の更新はここまでにします。

>>695-697
本間がJOKERを出した時はさすがに焦りました(汗)

それでは、皆様、本日もお疲れ様でした。

708 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 22:31:23 ID:4Z7DOo0g
★本間 ドリブル 53 ( ハート6 )( 2 + 2 )+(華麗なドリブル+3)=60★
★輝夜 そなえる 51 ( ダイヤ10 )( 3 + 4 )+(読み当て補正+2)=60★
=1〜−1→ボールはこぼれ球に。そして神子がねじ込み

本間「うぉおおおっ、ここはサイドだ。サイドなんだぁぁぁ!!」

シュンッ……!

輝夜「うぉっ、急に切り替えすんじゃないわよ!」

バァァッ! ―――バチイイッ!

本間「ぐっ……! こいつ、バカっぽいが早い! 只者じゃないぞ!」

輝夜「当たり前よ! アンタら若造とは年季と場数が違うんだから!! っとと……」

実況「輝夜選手はじいた!! 本間選手の『華麗なドリブル』の動きに対して俊敏に反応して、
姫らしからぬ顔面ダイビングで、バランスを崩しながらも根性を魅せました! ですが……!?」

観客「ワァァァァ「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」ァァァ!!」
「こ、こいつらの存在感が増してやがる……」「お、俺達も負け「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」…!?」
「カグヤ カグヤ」「な、なんだこのファン共!?」「カグロットォー!」「み、神子さ……カグヤ カグヤ」

鈴仙「ひ、姫様ファンの存在感が増している!」

輝夜「ヤバいわ……アイツらが……アイツらが「何か」のニオイを嗅ぎ付けて、いよいよ色めいて来たわ……!」

709 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 22:33:32 ID:4Z7DOo0g

神子「――観客席からノイズが聞こえるが関係ないな。この私が黙らせてやろう!」

バァァァァッ!

実況「ああ〜〜! 輝夜選手が弾いた高いボールには、聖徳ホウリューズの輝くI番!
サッカーを司る全能道士! 豊聡耳神子選手が動きを合わせています!!」

妹紅「くそっ! 私達がタックルに行っている間に至近距離に詰められた! これじゃあクリアに行けない……!」

慧音「こうなっては、姫君に全てを委ねるしかないのか……!」


神子「――きめる!」

グルンッ! バッ……シィィィィィィィィィィンッ!!


実況「そして出ました!! 空中高く飛んで、その華奢な全身をダイナミックに一回転!
これは神子選手の鮮やかな……『オーバーヘッドキック』だ〜〜〜〜!!」

710 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 22:36:10 ID:4Z7DOo0g
☆どのセービングをしてもらいますか?
 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費
必殺キャッチです。1/4で「(えーりんが)とめる!」(+3)が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:0

B:パンチング(セーブ力に固定で+4されます)80消費
ボールを弾きます。勝利しても自陣深くにボールが残ることが多いです。
1/4で「ブリリアントドラゴンバレッタ(+2)」が発動します。
成功時獲得カリスマポイント:1

C:キャッチング(セーブ力に固定で+2されます)40消費
ボールを掴みます。成功率が低い分、勝利時はこちらにより有利な判定となります。
成功時獲得カリスマポイント:3

D:カリスマセーブ(セーブ力に固定で+0されます)40消費
カリスマにワンハンドキャッチします。属性はキャッチと同じですが、成功したらカリスマ度が急上昇します。
また、JOKERが出た場合は数値差に限らず強制勝利となります。
成功時獲得カリスマポイント:5(失敗時でも+1)

E:ライフスプリングインフィニティ(セーブしません)100消費
輝夜が何か凄いオーラを発します。基本的には何も起きませんが2/13(+JOKER)でシュートを防ぎます。
吹き飛び判定はなく、ポスト判定は存在します。絶体絶命の時に一か八かで。
成功時獲得カリスマポイント:4

*ここでの「成功時」とは、こぼれ球以上の結果を指します。ポストの場合は成功とはみなしません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
輝夜セーブ力:53+(バランス崩しペナ-2)
神子の『オーバーヘッドキック』の威力:58
輝夜のガッツ:680/730
輝夜のカリスマポイント:2/10(ポイントが溜まると難題が解放され、輝夜がパワーアップします。現在:LV2)

711 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 22:42:30 ID:???
*本間の一対一を止めたことにより、輝夜のカリスマポイントが+1されています。(1→2)

712 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 22:44:20 ID:HChpetXo
A

713 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 22:47:39 ID:N5Q4on3+
A

714 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 22:58:12 ID:4Z7DOo0g
A:たすけてえーりん!(セーブ力に固定で+8されます)150消費

鈴仙「ひ、姫様っ!?」

輝夜「言われなくても分かってるわ。こんなトコで負けたら、カッコ悪いまま歴史に残っちゃうからね。
だから……たすけて、えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーりーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーんーーーーーーーーーーーーー!!!!!?????!!!!?」

鈴仙「(勝ったとしてもカッコ悪いまま歴史に残っちゃいそうだけど。姫様がやる気みたいだし黙っておこっと……)」

バシュルルル……ギュウウウウウウンッ!

神子「……心配せずとも、お前達の事は私が統治する幻想郷の歴史の教科書に載せてやるさ。
この私の威光を前に為す術も無くやられていった、恥ずかしい蛮族《バルバロイ》だったとね!」

輝夜「バルバロイだかベルベル人だか知らないけど。そのセリフ、そっくりそのままブーメランしてやるわ!」

ババババッ!

実況「輝夜選手、バランスを崩したままながらも……飛んだ〜〜〜〜〜!!!」

715 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 22:59:37 ID:4Z7DOo0g
先着2名様で、

★神子→オーバーヘッドキック 58 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★輝夜→たすけてえーりん! 61 (! card)(! dice + ! dice)+(バランス崩しペナ-2)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【キーパー】
≧2→神子のオーバーヘッドキックがルナティックスゴールに突き刺さる!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(屠自古がねじ込み)(小田がねじ込み)(聖徳のコーナーキック)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
輝夜のマークがダイヤで、「(えーりんが)とめる!(+3)」が発動します。
輝夜はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
神子のスキル・和を以て貴しと為すにより、聖徳ホウリューズは零れ球を必ずフォローします。

716 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 23:00:42 ID:???
★神子→オーバーヘッドキック 58 ( クラブK )( 1 + 1 )=★

717 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 23:01:09 ID:???
★神子→オーバーヘッドキック 58 ( スペード4 )( 2 + 6 )=★

718 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 23:01:28 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 61 ( ダイヤ3 )( 1 + 2 )+(バランス崩しペナ-2)=★

719 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 23:02:02 ID:???
★輝夜→たすけてえーりん! 61 ( ハート8 )( 4 + 2 )+(バランス崩しペナ-2)=★

720 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 23:03:16 ID:???
最小の目と最小+1の目の低レベル対決

721 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 23:14:22 ID:???
「太子! まだあなたには“ふぁんたじすた”のスキルはありませぬ!」
なのか
「太子! すぱっつを履き忘れております!」
なのか
「完全フォローだからスルーしようと思ったら間違って当たった」
という予想を立てたんだけど、どう?

722 :森崎名無しさん:2015/06/17(水) 23:45:19 ID:???
神子「――きめる!」←決まらない

そもそも「きめる!」って言って決めた例って、決まらなかった例より少ないと思うの

723 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/17(水) 23:59:41 ID:4Z7DOo0g
★神子→オーバーヘッドキック 58 ( クラブK )( 1 + 1 )=60★
★輝夜→たすけてえーりん! 61 ( ダイヤ3 )( 1 + 2 )+(バランス崩しペナ-2)+(えーりんがとめる!+3)=65★
≦−2→ルナティックスボールに。

永琳「(……姫は気丈にああ言っているけれど。姫の従者として、あの方の名誉を傷つけてはいけないわね!)」

ゴオオッ! ……グラッ。

神子「(――む。風、か……?)」

神子がシュートを撃ち放った直後にはもう、永琳は輝夜の助けに応じて飛んでいた。
そして、これまでの思わぬ苦行を恥じた永琳は、普段以上の全力を駆使してゴール前へと人知れず向かっていた。
そのせいか、神子は地上に着地する時、僅かな体勢の崩れを意識する。

神子「(失敗したか。着地時までに僅かに脚を捻り、緩やかなカーブを描かせるつもりだったのに)」

岬や小田、高杉などをはじめとする外界の選手のスカウト活動の中で、
神子は外の世界のサッカーに関する知識を得ていた。
そして、力によるごり押しでは無く、磨き上げられた技術に基づく技というものは神子の性に合っていた。
故に、今自身が放った『オーバーヘッドキック』は風の要員もあったが、イマイチな完成度である事は自覚していた。
……無論、追い詰められた永琳……いや、輝夜が、そんな相手の些細な綻びを見逃す訳が無い。

輝夜「……うぉぉぉぉぉっ、ヤバいけど……(えーりんが)……と め る !!」

バァァァァッ! ――ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ! バシッ。 ……ポロッ。

輝夜は全力で永琳に全てを委ねていた。何とかバランスを崩した身体を持ち上げ飛んだが、
自分ではどうしようも無い位置にまでシュートが来ていたからだ。
そして、無理だと分かった時の輝夜の潔さには凄い物がある。何故なら、彼女は永琳を信じ切っていたからだ。

724 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/06/18(木) 00:01:10 ID:CU23b7qI

輝夜「(永琳はどんなピンチでも私を救ってくれた。永琳が私の期待を裏切るワケがない。
もしもそんな事があったとしたら――それでも、私は永琳を信じ抜くんでしょうね。打算とか利害とか関係なく。
だって、それが本当に相手を信じる事なんだから。私は、……全てを投げ打って私に尽くしてくれる永琳を、信じたい)」

そんな輝夜の想いを知ってか知らずか、素直ながらも複雑怪奇な動きをするシュートの勢いを完全に削いだ後、
フィールドへと戻る際、永琳は輝夜に向かって短く耳打ちした。

永琳「――どうですか、姫様。私は貴女の信頼に足りていますか」

輝夜「足り過ぎ。……いつもありがとね、永琳」

輝夜は永琳よりもっと短く答えた。言葉など必要ないと思っていたからだ。
こうした素っ気なさも、信頼の証であると輝夜は考えていた。

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