キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【新章】きれぼしサッカー3【突入!?】

1 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/08/13(木) 17:19:34 ID:???
この作品はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
バグゲーム動画などを投稿し、現在は引退したヒテッマン氏が
ウイニングイレブン5ファイナルエヴォリューションにて制作した、架空の日本代表チーム
「きれぼしJAPAN」を相手に、全日本の選手達が激闘する物語です。

【前スレまでの簡単なあらすじ】
ワールドユース優勝後、全日本ユースは謎のチームきれぼしJAPANと、
親善試合という名目で日本代表の座を賭けた戦いを強いられる事となった。
後半に入って迷いの吹っ切れた翼が放ったブーストサイクロンが決まり早苗としたのを皮切りに乱打戦となり、
現在は三杉の新必殺技でついに逆転に成功!といったところまで進んでいます。

☆前スレ☆
【一筋の】きれぼしサッカー2【光明】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1420258617/

【裏話】
当初のきれぼしJAPAN側の能力設定が甘く、そのために試合展開に著しい不公平が生じたため、
異例ではありますが、前スレにて両チームの能力補正、具体的には
全日本選手に新技付加、きれぼしJAPANには能力値下降修正、一部必殺技削除・弱体化を行いました。
甘い見込みで話を進め皆様を混乱させてしまった事をお詫び申し上げると共に、
今後同様の事態が発生しないよう心掛けてまいります。

【ルールについて】(本編と原則として同じです。これ以降は変更点を記します)
※1試合につき6名まで交代可能。
※キックオフ浮き球シュートは認められない。

200 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/10/25(日) 13:47:30 ID:/dGcR+A2
E「良かったら、俺の会社所属のサッカーチームに入るか?どうせ行き場所なんかないだろう?」
--------------------------------------------------------------------------------------------
門門の顔を眺めているうちに、日向の頭にヒューガー株式会社経営者としての発想が浮かんできた。

日向「(こいつらはちぐはぐな能力で穴があるとはいえ、俺達全日本主力以外の有象無象に比べれば際立って腕の立つ奴らだ。
    それにこの人を笑わせに来ている顔……もうすぐ作られるという日本のプロリーグ『Jリーグ』、
    俺のチームにこいつらを入れておけば、王座と注目と利益を独占出来る筈だ)
    良かったら、俺の会社所属のサッカーチームに入るか?どうせ行き場所なんかないだろう?」

彼らの招待はメリットが大きい。そう思った日向は即座に、きれぼしJAPANのJリーグ参加を
打診した。これに対して門門は……


先着で
★門門の選択 ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

ダイヤ:「ぜひ、お願いします!」 喜色満面で返事した
ハート:「尾崎先生や他のメンバーとも相談しなければなりませんが、大丈夫でしょう」 少々時間がかかるが、OKらしい
スペード:「あなたは『人を遇するには礼をもってすべし』という言葉をご存知でしょうか?」 扱われ方にムッとしたらしい
クラブ:「申し訳ありませんが、私達は祖国でサッカーの発展に尽くしたいと考えています」 ダメだった
JOKER:「 リンコン さんから自分の国のクラブに来ないかと誘われていまして……」 先客がいた

201 :森崎名無しさん:2015/10/25(日) 13:50:10 ID:???
★門門の選択  スペード8

202 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/10/25(日) 15:44:54 ID:/dGcR+A2
★門門の選択  スペード8 ★「あなたは『人を遇するには礼をもってすべし』という言葉をご存知でしょうか?」
              扱われ方にムッとしたらしい
---------------------------------------------------------------------------------------------------------
門門の顔が日向の勧誘を聞いた途端、表情が冷たくなりはじめた。
辛口の人間がいれば「軽蔑的な」と評していたかもしれない

門門「あなたはいつもそんな風にして人を集めるものですか?」

日向「いや、そんな事は無い(札束で叩かせるか、夜中に連れさらうの2択だったな、そういえば)」
門門「今のあなたの言葉を聞いて、やはり故郷で漁でもして暮らそうかという気になりました」
日向「(そう言えばこいつらどこ出身なんだ?)ほう、何故だ?
    結構な腕前をほったらかして引きこもる何ぞ、わざわざここまで試合をした甲斐がないだろう」

まだ分からないのか。そう言いたげな呆れの顔を浮かばせながら、門門は日向に語りはじめた。

203 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/10/25(日) 15:46:55 ID:/dGcR+A2
門門「あなたは『人を遇するには礼をもってすべし』という言葉をご存知でしょうか?
   その昔、中国のとある王様が琴の名人の評判を聞き、王宮で弾かせたいと思い、彼を召し出しました」

王『そなたが琴の名人だそうだな、早速余に聞かせよ』

門門「それを聞いた琴の奏者は、礼節を失わない程度に、しかしはっきりと拒否したものです」

奏者『私は王の琴の音楽を聴きたいとのことで急ぎ参内したものです。ですが
       王はまるで下男に命じるかのように演奏を言いつけられました。
       私は自分を卑しくしてまで琴を弾きたくありませぬ。
       どうしても琴の音色を楽しみたいという事であれば、場を整えて
       身を清め、礼をもって遇していただきたいと存じます。
       そうする事で私も王の為に気持ちよく演奏ができるというものです』

門門「奏者の発言で自らの非を王はすぐに悟りました」

王『おう、そうであった。余が悪かった、許せよ』

門門「その後王は近習に命じ座を設けさせ、自身は斎戒沐浴して身を清め、吉日を選んで
   奏者を招聘し、礼を尽くした後に琴を鑑賞したとの事です。
   国王は絶大な権力を有し、奏者は琴が上手いだけの一介の庶民に過ぎません。それでも
   良き演奏を実現させるために王はそこまでの事をしたのです」

204 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/10/25(日) 15:49:12 ID:/dGcR+A2
門門「あなたは大企業の経営者だそうですが、世界的に見ればその程度の会社はいくらでもあります。
   その程度の存在である者が相手にその程度の礼遇しかできないとなれば、
   のんびりと漁でもして生きていた方がマシというものです」

日向「(ほう、思ったより言うじゃないか。ますます面白い)
    そうか、俺の言葉や態度が気に入らなかったのか。
    分かった。非礼は詫びよう、この話はまた別の場所で、ちゃんと用意をした上で話す事にしよう」

門門「そうさせていただきます」

わずかに頷いた後、硬い表情のまま、門門は答えた。


そうして日向のきれぼしメンバー勧誘談もとりあえず終わり、他の選手達と共にベンチへと戻る。
予想通りベンチ内は歓喜と安堵に包まれており、ヤンヤヤンヤの大騒ぎであった。

だがよく見まわしてみると、そこにいる筈の人物、
日向の言葉を借りれば「キャプテンの座に居座り続けている」人物がいない。

日向「監督、森崎はどうしたんです?」
見上「森崎は試合終了後、新宿御苑に行った」
日向「……は?」

205 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/10/25(日) 15:52:21 ID:/dGcR+A2
ハッ、ハッ、ハッ……

その頃、森崎は霞ヶ丘陸上競技場のゲートを抜け、新宿御苑に向けて猛然と走っていた。
遠くに見える外苑橋交差点を見つめながら、陽子からの言葉を思い返す。

陽子『大切な話があるから、新宿御苑に来てほしいの』
森崎「なんだよ新宿御苑って……言いたい事があるならこっちまで来いってんだ……しかも」

陽子『今すぐには来ちゃダメ!試合が終わるまで待って。色々心の準備とか、あるから』
森崎「試合終わってからって……東京の地理なんかさっぱりなんだぞ、お蔭で最初反対方向に走っちまったんだからな」

ぶつぶつと文句を垂れながら、外苑橋手前の交差点を左に曲がり、千駄ヶ谷駅交差点で
反対側歩道まで強引に横断し、細い路地に入っていくと、新宿御苑千駄ヶ谷門が見えてきた。

森崎「はーっ、ここが陽子の言ってた千駄ヶ谷門か。たしか」
陽子『千駄ヶ谷門から入って右手に桜園地という
   桜が沢山植えてあるところがあるの。そこのオオヤマザクラの木の下に来て』

森崎「って言ってたな。ていうかなんだこの広さは。
   東京ってこんな大きい庭があるのか?まあいい、桜園地のオオヤマザクラだったな」

待ち人を探すため、休む間もなく再び駆け出す。ようやくして目的地の近くまで来た時、
森崎の息は上がっていた。

森崎「ハア、ハア、ひー、ふー、ようやく、見つけたか、畜生、似たような桜が多すぎ……」

そう不平をこぼしながら桜の木に目を向けるとそこには……

206 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/10/25(日) 15:54:06 ID:/dGcR+A2
先着で
★桜の樹の下で ! card★
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。


JOKER:「森崎くん………」陽子が……ウェディングドレスを着ている!?
ダイヤ絵柄:「ヤッホー、もう、まだ疲れ取れてなかったの?」ヤレヤレといった具合におどけて呼びかける
ダイヤ:「森崎くん、遅かったじゃない」ニコリと笑いながら呼びかける
ハート: 「今日の試合、凄かったね」少しオドオドしながら、話しかける
スペード:うつむいたままおし黙っている(数字が小さい程表情が暗く、大きいほど顔の赤みが増す)
クラブ:両眼に涙をためて、無理にほほえもうとしていた。
クラブ2〜4:クラブ+森崎の姿を見るや一目散に胸へ飛び込み、号泣しだした……
クラブA: 桜の樹に手紙があった。「娘、片桐陽子は引き取った」

207 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/10/25(日) 15:55:39 ID:/dGcR+A2
……といったところで、本日はこれまでにいたします。

208 :森崎名無しさん:2015/10/25(日) 15:58:52 ID:???
★桜の樹の下で  ハート7

209 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/10/31(土) 21:16:39 ID:NoS8IgXQ
★桜の樹の下で  ハート7 ★ 「今日の試合、凄かったね」少しオドオドしながら、話しかける
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満開に咲き誇るオオヤマザクラの樹の下に、片桐陽子はひっそりとたたずんでいた。

初めて目にした時と同じ空色のブレザーとスラックスに包まれ、深青色の髪をはらはらと風にそよがせるにまかせ、
両手を前に重ね張り詰めた瞳で、森崎を見つめていた。

森崎「…………」

何と言っていいか分からなかった。ただ陽子の顔をじっと見る。
陽子もまた森崎を見つめたまま何の言葉も発していなかったが、しばらくして
意を決したらしく、口を開く。

陽子「今日の試合、凄かったね。後半までなかなか点が入らなくてハラハラしちゃったし、
   シュートラッシュのせいで森崎くんは前半でいなくなっちゃうし……
   あ、でもでも!どのシュートも森崎くんじゃないと取れないわ。
   全身全霊でいかなくちゃいけないところだったのよ。
   後の若林くんなんか、内通してるんじゃないかって思ったぐらいさっぱりだったし……」
森崎「(……なんか、妙だな)」

陽子の話ぶりを聴いているうち、どこかしらに違和感を感じるような気がした。
どこか上の空というか、時間稼ぎというか、言いたい事を言っていないような気がする。

森崎「(こういった時はどうすればいいだろう?)」

210 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/10/31(土) 21:20:15 ID:NoS8IgXQ
A 「当ったり前だろ!俺がいる限りどんな奴からも守ってやるよ」
B 「まずは落ち着け、深呼吸だ」
C 「試合の事はいい。こんな所にまで呼び寄せたんだ。……一生ものの決意があるんだろ?」
D 「……こういう事は男の方が言うもんだ。陽子さん、いや、陽子。俺と結婚してくれないか」
E 森崎「…」陽子「!」 陽子の元へ歩み、有無を言わずに唇を重ねる
F 「今日の試合は俺でも危なかった。だがそんな事は問題じゃない。
  負けないという意志を抱き続けられるかどうか、そっちの方が大変なんだ」
G その他、自由回答(要3票)

2票選ばれた選択肢で続行します。



……今日はもう、これだけで終わる事になると思います。明日はもっとたくさん
投稿できると思いますので、どうかお待ちください。

211 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 21:44:36 ID:/luqN/VU
A

212 :森崎名無しさん:2015/10/31(土) 22:07:06 ID:dVeMzWx2
F

213 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 10:18:16 ID:5izmRPTA
F

214 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/01(日) 16:44:09 ID:???
F 「今日の試合は俺でも危なかった。だがそんな事は問題じゃない。
  負けないという意志を抱き続けられるかどうか、そっちの方が大変なんだ」
------------------------------------------------------------------------------------------
既に終わっているとはいえ、日本サッカーと自身の進退がかかった大一番の試合があった日に、
閉園時間がせまり人気が少なく知った人は全くいない新宿御苑にまで呼び寄せてまで
話をしようというのだ。女性交流が乏しい森崎でもこれまでの経緯から、
「重大な決意」を告白しようとしている事は容易に理解できた。

森崎「(とはいえ、そんな人生で何度もない事をするんだ。なかなか言い出せずにいる)」

そう察した森崎は、本題までに「間」を置く事にした。表面上はサッカーの事を口にして
その実自らの生き方について語る事で、心を落ち着かせる時間を稼ぐことにした。

森崎「今日の試合は俺でも危なかった。だがそんな事は問題じゃない。
  負けないという意志を抱き続けられるかどうか、そっちの方が大変なんだ。
  これからプロになったら、今までの奴らがモブ程度に見える程の化け物が
  ゴロゴロいる。選手だけじゃない。そいつらはマシな方だ。
四方を囲む観客やフーリガン、スタジアム外の野次馬やマスコミ、
サッカーに疎いオーナーやスポンサー。上手くいったらその成果を
  利用し食い物にしようとする政治家やマフィア……思いつくだけでもこんなだ。
  それこそ一日百戦するぐらいでないと、これからやっていけないんだろうな。
  とてもじゃないが、それ以外の余計な事をする余裕なんてなさそうだ」

同時に森崎は、陽子の覚悟を確かめてみようとした。俺と一緒に生き続ける覚悟はあるかと。
憧れではだめだ。熱意では足りない。これから何十年にもわたって戦い続ける闘志と、
自身と対等であらんとする気概があるのか、どうか。

215 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/01(日) 16:45:47 ID:G5RCPhNc
森崎の問いを受けた陽子の姿を、森崎は見た。その瞬間、森崎はひそかに驚愕した。

スウウウウン……

周囲の物音は草木にしみいり、かなたの空は青みを増して空気が澄みわたる。
陽子の背後の桜は厳として、花びら1枚も落ちそうにない程に凛然としている。
陽子自身は神に祝詞を告げる巫女の様に、荘厳かつ神聖な者を見る瞳を、森崎に奉げていた。

この光景を目に入れて、森崎は心で理解した。
陽子には覚悟ができている、と。

陽子「私は片桐総合グループの令嬢として生まれ、兄が去った後は後継者として育てられてきました」

宣言するような、心中をしぼり出すような、気合を息にこめて突きつけるような、
決意、葛藤、そして森崎に打ち勝とうとする闘志を感じる事が出来た。

陽子「片桐家にいた頃の私は、体中の臓器に砂が埋め尽くしていたような気分だった。
   学んだ事は有意義ではあったけれど、何のためにそれらを使っていくか、
   いや、そもそも私はどうなっていきたいか、
   そんな事を考える間もなく、土石流の様に叩きこまれる
   帝王学や高等教育を呑みこまされる毎日だった。
   ふとしたきっかけでサッカーとあなたを知ってから
  『そうだ、まだ始まったばかりのサッカーなら、与えられた道じゃなくて自分の道が見つけられる』
   まるで生き返ったような感じだった」

216 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/01(日) 16:47:14 ID:G5RCPhNc
そこまで言って陽子はおもむろに瞼を閉じた。表情は先程と変わらず何を考えているかは分からない。

陽子「ただそう思って進んだはずの自分の道が、サッカー協会で働き続けているうちに分からなくなってきてしまった。
父からの妨害の事もありますが、それよりも『自分の道』って何か、考えているようで考えていなかった。
私達の尽力で日本のサッカーを発展させ、いずれは世界に冠たるものにさせる。
そうなると結局のところサッカーで新たな片桐グループを作り上げるだけなんじゃないか?
そんな疑問が生まれてから、再び私は意志を失いかけていったの」

森崎「日本のサッカーが、ねえ……確かに、デカくなれば詰まらねえ事や下らねえ事も
起きてくるんだろうなあ」

陽子「そうよ。そしてそのために本来サッカーから生まれる筈だった爽快感や感動を
   奪ってしまうといった本末転倒な事さえ起こり得る。
   そんな事に手を貸していいのかとさえ思った事もあった」

ここまで告げた後、陽子の声に張りが出はじめる。先程までの陽子の声が祝詞を告げる巫女の声で
あるならば、今の陽子はその神の神降ろしを終えた後の巫女の声であるような、厳かな声であった。

陽子「それもあなたと出会ってから、いえ、正確には
私に対するあなたの真意を知った後からのやり取りで、私の道が見えた気がするようになったわ。
結局のところ、目指す結果よりもそれを目指して進む過程の方が、より素晴らしいって思えるようになった。
困難をどう乗り越えていくか、困難に自分はどういう存在であっていくか。
そうした選択で磨かれていく魂が、鍛え上げられていく意志が、一番尊くて素晴らしいと思えるようになった」

ここまで告げた後、瞼を見開き森崎に向けて、告げた。

217 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/01(日) 16:49:35 ID:G5RCPhNc
陽子「私はあなたの妻になる。あなたが上へ上へと昇っていく途中で邪魔してくる、
フィールド外からの敵は全て私が防いでみせる。だから」

最後の一言の瞬間。陽子の瞳がキラリと輝いたような気がした。

陽子「これから一生、あなたは世界で誰よりもサッカーの素晴らしさを見せてくれる
存在であり続けて。それだけで私、幸せよ」

森崎「……………………」

陽子の滔々とした、だが意気のこもった告白に、しばらくの間森崎は言葉を発する事が出来なかった。
やや時間をおいてから、森崎も覚悟を決めて、こう告げた。


A 「良く言った。それでこそ俺のパートナーだ!」
B 「いいや違う。サッカーもそうだが、あくまで結果が全てだ」
C 「俺は俺のやりたいように、陽子は陽子のやりたいようにしたい。そういう事だな」
D 「片桐家はどうする。今度は無理矢理連れ去られるかもしれないぞ」
E 「……(良く言った。俺の返事はキスで返す)」
F 「…………これからホテルに行くか?」(さらに分岐)
G 「俺がサッカー出来なくなったら、どうするかな」
H 「これからひたすらサッカー漬け、陽子には構ってやれないが、いいのか?」
I その他、自由回答(要3票)

2票選ばれた選択肢で続行します。

218 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 19:34:36 ID:0N4TyGnw
E

219 :森崎名無しさん:2015/11/01(日) 20:35:25 ID:m05glS42
E

220 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/01(日) 21:38:31 ID:G5RCPhNc
申し訳ありませんが、文章がなかなか浮かばないため、
以下の分岐を記して終わりにいたします。

こちらはほとんど余談・付け足しのようなものですので、
話の展開にはほとんど関わりません。少々うふふを楽しむと
思って、気軽に投票してもらえれば幸いです。

森崎「(キスはどの程度にしようかな?)」

A 触れるか触れないか程度、陽子の緊張を解くのが主目的
B 数秒ほど触れたのち離れる。表情の変化を楽しみたい
C 息の続く限りする、絶対に離したくはない!
D 唇だけでなく、顔のありとあらゆる場所にキスしたい!
E もうここまでくれば押し倒してもいいんじゃね?(要3票)
F その他、自由回答(要3票)

2票選ばれた選択肢で続行します。

221 :森崎名無しさん:2015/11/02(月) 08:44:29 ID:Oib77BTg


222 :森崎名無しさん:2015/11/02(月) 13:32:32 ID:ByE8WZRQ


223 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:10:15 ID:KIadJXgo
こんばんは、本来ならここで完結させたかったのですが、
文章の遂行に時間がかかりまして、途中までですが投稿させていただきます。

224 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:12:24 ID:KIadJXgo
E 「……(良く言った。俺の返事はキスで返す)」
B 数秒ほど触れたのち離れる。表情の変化を楽しみたい
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
森崎「(……そうだ)」

陽子の告白に言葉を失っていたが、やはりそこは森崎である。事前に予想がついていた
事もあって、すぐに平静を取り戻す。それと同時に、キリリとした陽子の顔を見て、
ふっとイタズラ心が湧いてきた。

森崎「(こんな時にこんなことしたら、どんな顔するかな?)」

スッ……

陽子「(来る……!)」

告白を聞いた時のままの硬い表情のまま相手が向かってくる。
その瞬間の陽子の感情には、絶望一歩手前の黒いものが上がっていた。

陽子「(ダメ、なのかな。家のトラブルで巻き込ませた私はやっぱり邪魔も……)んっ!?」

チュッ。

森崎が陽子の唇に口を合わせる。予想もしなかった行動に、陽子の頭は真っ白になってしまった。

225 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:14:46 ID:KIadJXgo
森崎「(やわらかいなあ、あんな堅い事言ってたとは思えねえな。おっ、キョトンとしてるぞ)」
陽子「(えっ、キス!?森崎くんが、私に……)」

ブラジルで交わしたファーストキスと比べ、唇全体に触れ圧力をはっきり感じる森崎のキス。
陽子の体に衝撃が走る。だがその衝撃が何かと理解する前に、森崎は唇を離してしまった。

何もわからぬままに離れた森崎に向け、陽子はポカリとするばかりだった。

森崎「ピシッとした顔も良かったけど、やっぱりこっちの顔がいいな」

陽子「顔って……あっ」

森崎の言葉を受けてようやく、陽子は自分の表情と感情に意識が向く。
それと同時に、告白とはいえあれ程の事を想い人につげてしまった気恥ずかしさ、
その相手からのキスによるときめきが鮮烈に心へ働きはじめ、たちまちにして
陽子の顔を上気させてしまった。

陽子「何よ、いきなり人前でこんな事してくるせいじゃない」

それでも何とか声が上ずらず、変に甘えの色も見せずに言い返す陽子に
森崎は内心感心しながら、自らの言葉をこう締めた。

226 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:17:18 ID:KIadJXgo
森崎「これから一日百戦、さすがの俺もくたばりはしないが、クタクタになる事はあるだろうな
そんな時にそばにいて、たまにはそんな顔をしてくれると、ピンチも面白くなりそうだ」

陽子「えっ!?」

ドキン!心臓が金槌で叩かれたように強く打ち鳴らされる。

陽子「そ、それって……」

森崎「ああ、そうだ、陽子。はっきり言う。俺と結婚してくれ。俺はお前が大好きだ」

陽子「だ、だいす……」

陽子の目頭が熱くなる。まぶたがゆるみそうになったが、ピッと目に力を入れて
引き締めた後、ニコリと悪戯っ子のような笑みを浮かべた。

陽子「不束者ですが、よろしくお願いしますね、旦那様」

ニヤニヤと小馬鹿にしているようにも見える顔を作る。その顔が段々震えはじめ、
目元が崩れはじめそうになっていくのを見た森崎は、何も言わず陽子を抱き締める。
陽子もまた、ほとんど同時に森崎を力の限り抱き締め、体を森崎に託していった。

227 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:20:36 ID:KIadJXgo
数週間後、東京都内のとある病院にて。

岬「……見事なまでに書かれていないな」

病室内個室ベッド右脇の机には何十部ものスポーツ紙や雑誌、書籍がこぼれ落ちんばかりに満載している。
そのどれもが、先の全日本VSきれぼしJAPAN戦を扱ったものであり、ようやくにして容体が
安定した岬は、どのように自身の将来が破綻した試合についての記事を読み続けている。

あずみ「片桐グループって、凄いのねえ」

岬の左脇ではあずみがまるで他人事のようにつぶやく。

岬「そうだな。どの記事も極力、普通の親善試合の様に扱おうとしている。
  試合結果だけ簡潔に触れたり、大勝やきれぼしメンバーの奇抜さを大きく紹介して誤魔化そうとしたり、
  ひどいのになると僕が裏切った事、途中で退場した事さえ書いてないものさえある。
  そう言えばあの試合はTV局からの中継も無かった。
  映像を無くしメディアを嘘で埋め尽くせば、見てない人間や後世の人達を騙せると思ったんだろうな」

あずみ「騙せるって、あんなに多くの人が見ていたのに?」
岬「そうさ、観客だって、メディアの講評に何十度何百度も浴びせられ、
  無関心な人間の無責任な印象論を受け続ければ、
  自分の記憶も知らず知らずのうちに彼らよりになっていくさ。森崎だって」

岬は手に取っていた雑誌や新聞の束をあずみに見せる。

岬「これからの集中砲火で外野の敵が増えていくだろうな。大変だ」

228 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:24:17 ID:KIadJXgo
あずみ「なになに、『前半交代のキーパーに守護神の資格はあるか』
   『敵攻撃陣に対し有効な防止法を見いだせず、無策でシュートを受け続けた』
   『対して森崎指揮中の攻撃はほとんど振るわず、いたずらに体力を浪費するのみで終わった』
   『DFの消耗を著しく早めた失策は、後半までの全日本不利につながった』
    ……言ってくれるじゃない、あいつらを止め続けるのがどれ程難しいと思ってるのよ」
岬「テレビのコメンテーターもそんな調子だったね。全く、あいつらは嘘つきだ。
  翼くんや三杉くん、あずみちゃんが賞賛されていたのも、森崎の功績隠しの面があるかもね。
  そういえば、こんなのもあったな」

山積みにされた雑誌類の中から一部を取り出し、再びあずみに渡す。

あずみ「これは……えっ、『森崎有三、試合直後に白昼の密会』!?あたし位の女の人と抱き合ってる!」

岬「その人は陽子さんだよ。あの片桐さんの妹さん。そして片桐総合グループの御令嬢さ」
あずみ「れ、令嬢!?令嬢って、お嬢様の事だよね?」
岬「そう。間違いなくお嬢様、それも片桐さんについで、後継者候補に入って居るほどの人さ。
  アジア予選で一度顔を合わせた事があるけど、
  利発そうでしっかりとした、それでいて茶目っ気たっぷりの人だった」

素っ頓狂に驚くあずみをたしなめるかのように、穏やかに説明をする。
説明を聞いて落ち着きを取り戻したあずみは、手にする雑誌の気になる箇所に指を当てながら、岬に向けた。

229 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:27:50 ID:KIadJXgo
あずみ「そうなんだ。いやーそれにしても片桐家のお嬢様なんかこんな記事に載せちゃって、ライター大丈夫かしら」
岬「それについては心配ないはずだ。聞いた話では彼女もこれからサッカー一筋、
  勘当されるかもしれないっていうらしいから、制裁として大目に見られているんだろう。
  だけどあの森崎のパートナーになるんだ。それ位の事は乗り越えるだろうし、そうでなければ森崎も選ばないさ」
あずみ「岬くん」

あずみは雑誌を山の上に戻した後、岬に向き直して問い質した。
他人事のような口吻はいつの間にか無くなっている。

あずみ「どうして岬くんは片桐総合グループと手を結んだの?どうして全日本からあんな形で裏切ったの?
    前の説明が本当とは、あたしには思えないの。
    もっと堅実で確実な方法があっただろうし、岬くんなら必ずそうしたはずなのに」

岬「なぜ、か……」

試合の遠因でありかつ裏切りの際たる理由である岬の反逆。
今回の事件の核心について問われた岬は、あずみから視線を逸らし、独り言のようにつぶやきはじめた。

230 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:32:50 ID:KIadJXgo
岬「そうだなあ……一応の理由としては、小学校の時の翼くんの一言がきっかけかな。
  僕が小さかった頃に翼くんと一緒のチームで全国大会に出場した事があったんだ。
  その大会の決勝戦の休憩時に、翼くんはこう言ったんだよ。
  『得点王なんかより、もっと欲しいものがあるんだ。それは・・石崎くんのハートさ・・』って」
あずみ「えっ!い、いや、ちょっとそれって……それに、石崎くんって……」
岬「そう、控えとはいえ、彼も全日本のメンバー、当時も僕や翼くんと同じチームメンバーだったね。
  それで、高校に入ってから南葛中時代の翼くんに関する資料を探した時には、
  その石崎くんと翼くんが抱き合ってる姿を映した写真も見つかった」
あずみ「じゃあ本当に……中沢さんとは……」
岬「いやいや違う、あれはただの勘違いさ。
  昔の翼くんは人の目線を気にしない人だったから誤解されただけで、至ってノーマルさ。後で僕もちゃんと気づいたよ。
  ただ、その時の印象がどこかこびりついていたのかな……
  いや、やっぱり後悔や劣等感の方が強かったんだ。
  フランスから日本に戻ってからの埋めがたい実力差、知恵を使っても埋めきれない格差……
  そんな鬱屈が積りに積もり、イライラしていたところで、
  悩みを一気に解決する魔法のアイテムが目の前にちらついたから、ダメだったんだろうな」
あずみ「アイテムって、もしかしてあれ?紐緒さんが使ってたああいった機械」
岬「そう、バグマシーンさ。何かの雑誌で彼女の研究成果を知った。その時に魔が差したんだろう、
  父さんから『仲間』を貸してもらって、マシーンを盗み出させた後、
  バグ特性、つまりパワーアップしやすい人間を探し出し、それを実現させる資金を提供するスポンサーを見つけ……
  そして今の有様だ。馬鹿な事をしたもんだ」

アハハ……乾いた声を吐くようにして笑う。笑った後は胸がつぶれそうになるほどの
沈痛な顔になった後、あずみから背を向けた。

231 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:37:59 ID:KIadJXgo
あずみ「それで……岬くんはこれからどうするの?」

岬は答えない。答えそうに見えない岬の後姿に、あずみもじっと黙っていた。

カチリ、カチリ。

時計の長針が何回転したか分からない程回った後、意を決したあずみが、岬を誘った。

あずみ「岬くんも来ない?」
岬「……ん?」
あずみ「岬くんも、フランスに来てほしいの」
岬「……フランスに来て、どうしようっていうんだ」

口調は変わらないまま岬は答える、表情が見えないまま抑揚の無い調子の声であるためか、
どことなくなげやりのように聞こえていた。

232 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:40:55 ID:KIadJXgo
あずみ「フランスに来てフランスのクラブでプレーするの。
   岬くんがフランスに帰化してくれればもっと嬉しいわ。
   プロになってピピンさんやトラムさんといったベテランが入ってくるとはいえ、
   まだまだフランスのチーム力って寂しいから、って岬くん、笑ってるわね」

岬「そりゃそうさ、あまりにも突飛だったから。言いたい事も一杯あるよ。
  まず、フランス人はどう思うかな。祖国のサッカーを裏切った男が来るなんて」

あずみ「大丈夫よ、今時点だって岬くんの事はどこもメディアで触れていない。
岬くんとの関わりを無かったことにしたいからだろうけど、日本で悪評を流してないのに外国ならなおさらよ」

岬「帰化なんて、フランス人チームメイトはどう思うかな」
あずみ「ピエールくんは岬くんの事を凄く気に入ってたじゃない。
彼は人格者でユースチームのキャプテンだから、仮に周りが何かしてもきっと助けてくれるわ」

岬「何よりも僕自身が問題だ。元気になったらまた悪巧みを働くかもしれないぞ」
あずみ「だから」

あずみは岬の横たわるベッドの隅に座り込み、彼の右手を自身の両手で包みこんだ。

あずみ「岬くんも、あたしと一緒のチームに来ればいい。四十六時あたしが岬くんのそばにいて、
    ずうっと見張ってさえいれば、そんな気が起きても何もできないわ」

233 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:44:22 ID:KIadJXgo
岬「言ってくれるね。その言葉は、フランスであずみちゃんと同棲しろって言っているんだから」
あずみ「違うわ、それ以上よ。もし岬くんが一緒に来てフランス国籍を取ったら、
    あたしは自分が女だって、世間にカミングアウトするんだから」
岬「……そこまでするのか?」
あずみ「そうよ。そうしないと、岬くんを合法的に一生監視するための方法がとれないわ」
岬「……どうしてそんな事を?僕はあずみちゃんの進路を塞いだんだぞ」
あずみ「そんなの、体が無事ならいくらでも機会があるわよ。ま、帰化したらその分働いてもらうけど」
岬「あずみちゃんが愛したフランスのサッカーの邪魔立てをしたんだぞ。どうして許せるって言うんだ」
あずみ「だから、岬くんがそこに入って貢献すれば許すって言ってるでしょ。あの時はああまで怒ったけど……
    方法や目的がアレだったとはいえ、自分の夢の為にそこまでして
    あたしを求めてくれているって事でもあるって気づいて、
    少し嬉しくなったのもあるかな。
    協会の腐った上層部の妥協が無ければ、岬くんが呼びかけても聞こえないフリをしてくれただろうしね」

そこまで言ってあずみは両手でより強く岬の手を握りしめた。

あずみ「フランスに来て。フランスとあたしは、岬くんを歓迎するわ」

相変わらず岬はあずみに背を向けたまま、何も語らない。
チラリと時計を眺めた後、まるで何も聞こえてなかったかのように、退出を促した。

岬「ほら、時間だよ。急げば翼くんと森崎くんの結婚式に間に合う」
あずみ「いいの。日本サッカーなんて義理で付き合っただけなんだから。それより監視の方が大事よ」
岬「そうか」

そう言ってあずみは岬の手を握り続ける。岬は手を払いのける事もなく、
ずっと握られるままにまかせたまま、一日を過ごし続ける事となった。

234 :森崎名無しさん:2015/11/03(火) 21:47:32 ID:???
なんで救われようとしているのか

235 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/03(火) 21:51:41 ID:KIadJXgo
そういうわけでカップルが2組できたところで、本日はこれまでにいたします。
むず痒い展開になりましたが、ラストという事でどうか大目に見てください。

おまけ、翼と森崎の結婚式について(余談、話とは関係ありません)
翼にはご祝儀合計 322 万円、祝電は 見上選手(お前ら若造モード)初音 から
森崎にはご祝儀合計 1004 万円、祝電は 佐野吉倉 から

早苗のお色直し後のウェディングドレスの色: さくら色 、模様は 無地
陽子のお色直し後のウェディングドレスの色: 、模様は しまうま柄

236 :森崎名無しさん:2015/11/03(火) 23:32:29 ID:???
翼と森崎の祝電と嫁のウェディングドレスの格差がひどいww。
これもきっと片桐財閥が裏から手を回したに違いない。

237 :森崎名無しさん:2015/11/07(土) 00:22:11 ID:???
これ片桐父の援助金が入ってますなぁ

238 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/07(土) 17:29:27 ID:cGRhPHQ2
今晩は、本日も投稿を行わせていただきます。

>>234
元々岬くんも、本来の予定では3部の構成の中において、最終的に救いを与える予定でありました。
それを途中で終わらせることになって話をまとめようとして、無理があるというか
ご都合主義的というか、甘い展開になった点は否めません。
特にメッセージがない限りはハッピーエンドで終わらせたいという、私の意思もありますが。

>>235
見上「お前達若造には任せておれん、ワシが早苗を嫁にする!」
……ひどいよお。

>>236
先着で
★宗義の思い ! card★(上下2つ以外は話と関係ありません)
と書き込んで下さい。マークで分岐します。!とcardの間のスペースは埋めてください。

JOKER:陽子「(あれ、封筒の中に手紙が……)」
ダイヤ・ハート:「(放蕩娘であろうと娘は娘、父として出来る最後の事だ)」
スペード・クラブ:「(手切れ金だ、もうお前を娘とは思わん)」
クラブA:「(この金の一部に偽札を紛れ込ませた。もうじき警察が駆けつけて現行犯逮捕されるわい)」

239 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/07(土) 17:31:22 ID:cGRhPHQ2
同時刻、東京都内のとある結婚式場。
全日本の皆のスケジュールの都合上、森崎と翼の結婚式は同時に行われる事になっている。
この共同結婚式の新郎たる2人は既に真新しいタキシードに着替え、会場へ向かおうとしているところだった。

森崎「馬子にも衣装って言うけど、本当だな。お前の姿が少しはマシに見えてくるぜ」
翼「それはありがとう。パートナーになってくれる相手が見つかってくれて、少しはこっちの負担が減るかな」

互いに軽口をたたくも、どことなくぎこちない。慣れぬ場、状況に慣れきる事ができず、固さが取れずにいた。

「「「「「「「「「「結婚おめでとーーーーーーーーーーっ!」」」」」」」」」」」

森崎・翼「うわっ!」

角を曲がったところで、待ち構えていた全日本のチームメイトから一斉に祝福を浴びせられた。
直後に彼らからこれまた一斉に話をかけられ、2人は一瞬後ずさりする。

240 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/07(土) 17:34:21 ID:cGRhPHQ2
山森「おめでとうございまーす森崎先輩!翼先輩!」
葵「翼さんとってもかっこいいです!もう一度見てみたいぐらい…あわっ!」
赤井「バカ、縁起でもないこと言うな」
石崎「翼ァ!ついに結婚するんだな、幸せになってくれよ!
   森崎は折角結婚するんだ、絶対、陽子さんを、泣かせるなあ!」
高杉「(石崎の奴、あんなに落ち込んでやがったのに…ま、ご愁傷さん)」
来生「おめでとさーん!ここにはいないけど、きっと岬も祝福してくれてると思うぜ!」
井沢「(ここでなんでそんな奴の事言うか……)」
滝「(あいつなりに2人の事気遣っているつもりなんだろうが……)」
次藤「せっかくのめでたか席じゃ、ここはひとつ胴上げでも……」
佐野「ちょっと次藤さん、ここじゃ狭くて危ないですよ」
次藤「そうか、じゃ、広場で胴上げじゃ!」
早田「森崎ちゃんなかなか似合っとるのー、格好良すぎて笑っちゃいそうじゃ!」
和夫「(羨ましいなあ、どうやったら彼女なんて見つかるんだ?)」
政夫「(とりあえず山には落ちてないだろうしなあ……)」
松山「翼、森崎、相手をよく思いやれよ、俺みたいにならないように気をつけるんだぞ!」

ワイワイガヤガヤ祝福の嵐を受け、もみくちゃになりながらなんとかその場を抜けると、
今度は第2陣のとなる祝福者達が現れた。

241 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/07(土) 17:36:08 ID:cGRhPHQ2
三杉「ご結婚おめでとう。見違えるほど素晴らしく見えるよ」
若林「翼…それに森崎、しっかりと面倒をみてやるんだぞ」
若島津「…おめでとう」

三杉たちをはじめとした沈着派とでもいうべき全日本の面々と、

紐緒「なるほどねえ……なかなか面白い感情の動きね」

怪しげな機械を左手に持ちながら画面と2人を見比べる若き天才科学者と、

「「「「「「「「「「パーフェグレイト!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」

スーツに身をまとったきれぼしJAPANの選手達だった。

森崎・翼「!!」

2人は驚き、立ち止まる。少し前に自分達の未来をかけて戦った相手、
正体不明の選手達が、まるで昔からの付き合いであったかのように語り出してきたのだ。

242 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/07(土) 17:37:44 ID:cGRhPHQ2
門門「はは、驚きましたか?」
とこん「すっかりカチカチじゃの、ドッスンの方がまだ緩いわい」
ホホッモモ「でもあんた達は、やさしい目をしてるから、きっといい亭主になるわよ」
王家ノノン「今日の為に特製ワックスで頭を磨いてきたんじゃ、どうだ、天からの祝福の光が輝いているじゃろう!」
伯疲レイ「まことに持って慶祝のいたり、このような場に参列できる事を誇りにいたす」
フハハジーチャ「おいおいサンタさん固すぎるぜ、こんな時はよろしり!で十分だろ」
よしと「フハハさんはちょっと挨拶が粗雑すぎですよ……」
ソッカットトノシン「いやー残念、その女は唾つけようと狙って…イテッ、小指!」
ココススモンメン「やめてね。それ以上いけない」
岩見「結婚おめでとう、そしてこれからはよろしく!」

尾崎000000000「良い姿だ。そうであってこそ、次が楽しみになる」
日向「驚いたか?ま、この程度で慌てはしないがな」

日向が最後に現れ、締めを行う。森崎は閉口した。

森崎「(何なんだ急に現れやがって、しかも岩見までシレッと来てやがるし……)」


A 「結婚式なのに、その顔と髪で来たのか」 錦顔振りを問いただす
B 「何で岩見がここにいるんだ?」 岩見の意図を確かめる
C 「次って、また何か企んでいるのか?」 尾崎000000000に発言の意図を尋ねる
D 「日向、こいつらはお前が呼んだのか?」
E 「(特に話す事は無い、無視だ)」
F 「(変顔集団より他の奴と話そう)」 (会話したい相手を併記してください)
G その他、自由回答(要3票)
2票選ばれた選択肢で続行します。メール欄は空白にしてください。

243 :森崎名無しさん:2015/11/07(土) 17:52:05 ID:IWZXdajQ
C

244 :森崎名無しさん:2015/11/07(土) 18:35:45 ID:zFpQgWVI
B

245 :森崎名無しさん:2015/11/07(土) 18:38:29 ID:i8hNnHo+
B

246 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/07(土) 19:53:49 ID:cGRhPHQ2
B 「何で岩見がここにいるんだ?」 岩見の意図を確かめる
----------------------------------------------------------------------------
岩見「何でって、きれぼしJAPANに所属していたんだから、一緒にいて当然だろ」
森崎「そういう意味じゃない。あんな事しておいてなんで平然と顔が出せるかって事だ」
岩見「まあそう言うなよ、これから先また一緒になるんだろうからさ」
森崎「一緒にぃ?またって全日本に来るって……」
日向「そこから先は俺が話す」

森崎の質問を遮って、日向が割込み話し出す。皆の視線が日向に集まったところで、
爆弾発言を撃ちだした。

日向「もうすぐ結成されるJリーグにこいつらきれぼしJAPANは全員、東邦タイガースとして参戦する事が決まった」

森崎「え、な、なんじゃそりゃあ!?」

この奇面組がJリーグに加わる。森崎はおろか周囲の全日本メンバーも寝耳に水の発表に驚愕した。

全日本メンバー「あ、あいつらがJリーグ?」「確かに強かったけどよ……」「ちょっと目立ちすぎるんじゃないか?」
「彼ら相手だと国内組ではきついはず、試合が詰まらなくなるのでは……」「って事は、まさかあいつら将来……」

日向「落ち着け。強くて面白い顔つきで謎の集団。俺が作ったサッカーチームだ、
普通の凡百チームとは器が違って当然。それにタイガースにはこいつらだけじゃない、
反町や沢田をはじめとした『普通の』日本人選手も数多く存在する。
っと、そうだ。他人事みたいに聞いてるんじゃないだろうな?次の大会から
こいつら全員、日本代表候補になるんだからな」

247 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/07(土) 19:55:34 ID:cGRhPHQ2
森崎「に、日本代表!?こいつら日本人なのか?」
日向「そうだ。少なくとも提出した書類上はそうだ。俺としても日本サッカーが強化される事に
意義がある筈がない。
ま、海外組も国内組もメンバーの座は安泰と思わない事だな」

森崎「……そうか。ま、なかなか骨のある奴もいたし、ますます面白くなりそうだな」

日向の差し金によってきれぼしJAPANの日本加入が決まった事を知り、
苦笑を浮かべるもすぐにニヤリ笑いとなり、これからの戦いを想像し戦意を高揚させたのであった。


森崎がと話していた頃、翼は少し離れた紐緒にお礼の言葉を述べていた。

翼「紐緒さん、本当にありがとうございました。早苗ちゃ……早苗にあそこまでしていただいて」
紐緒「経過は順調みたいね。これで彼女の能力は格段にアップした。それこそ他の球蹴りメンバーが目を剥くぐらいに」
翼「確かに妻は成長しました。あの後俺が少し練習を手伝ったのもありますが、これならフィールダーとしても活躍できます。
大体、これぐらいにまでになりました」

248 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/07(土) 19:58:05 ID:cGRhPHQ2
1人1項目ずつ投稿をお願いいたします。
★本当は第2部で使うつもりでした・ドリブル 70+! dice★ 
★これはあくまで「私の話」です・パス 70+! dice★ 
★もし自分で続編・結末改変版が書きたいという人は・シュート 70+! dice★ 
★これら結果は無視してください・タックル 70+! dice★
★森崎とオーバーラップキーパーとしての・パスカット 70+! dice★ 
★ライバルとして活躍させるつもりでした・ブロック 70+! dice★ 
★つくづく続けられないのが残念です・競り合い 70+! dice★ 
★これらの投稿結果から・高い浮き球 ! dice★ 
★大空早苗の活躍を想像し、楽しんでください・低い浮き球 ! dice★

★シェスターやピエール関連のネタが動画では多かったような気がします ! card ★
JOKER:ダイヤ+サイクロンのフラグを習得!
ダイヤ:ハート+ドライブシュート+オーバーヘッドツインを習得!
ハート:スペード+ゴールデンコンビ+ジャンピングボレー+スパイラルパスカットを習得!
スペード:クラブ+フラミンゴクリップ+マルセイユルーレットを習得!
クラブ:ヒールリフト+ドライブパス+オーバーヘッドキック+スキル・センタリングレディを習得!
*なお、ダイヤ・JOKERを除き、一つ上のカード種類の技がフラグとして立ちます!

249 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/07(土) 19:59:48 ID:cGRhPHQ2
本日はこれまでにいたします。次回こそこの物語が完結いたします。
もう少々お待ちください。

250 :森崎名無しさん:2015/11/07(土) 20:20:58 ID:???
★宗義の思い  ハート4

251 :森崎名無しさん:2015/11/07(土) 20:51:13 ID:???
★本当は第2部で使うつもりでした・ドリブル 70+ 6 ★ 

252 :森崎名無しさん:2015/11/07(土) 21:23:20 ID:???
★これはあくまで「私の話」です・パス 70+ 4 ★ 

253 :森崎名無しさん:2015/11/07(土) 22:02:44 ID:???
★もし自分で続編・結末改変版が書きたいという人は・シュート 70+ 6 ★ 

254 :森崎名無しさん:2015/11/07(土) 22:46:17 ID:???
★これら結果は無視してください・タックル 70+ 1

255 :森崎名無しさん:2015/11/07(土) 22:54:31 ID:???
★森崎とオーバーラップキーパーとしての・パスカット 70+ 5 ★ 


256 :森崎名無しさん:2015/11/07(土) 23:16:04 ID:???
★ライバルとして活躍させるつもりでした・ブロック 70+ 2 ★ 

257 :森崎名無しさん:2015/11/07(土) 23:54:11 ID:???
★つくづく続けられないのが残念です・競り合い 70+ 5 ★ 

258 :森崎名無しさん:2015/11/08(日) 00:32:21 ID:???
★これらの投稿結果から・高い浮き球  3 ★ 

259 :森崎名無しさん:2015/11/08(日) 00:55:16 ID:???
★大空早苗の活躍を想像し、楽しんでください・低い浮き球  6

260 :森崎名無しさん:2015/11/08(日) 11:13:56 ID:???
★シェスターやピエール関連のネタが動画では多かったような気がします  クラブQ

261 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/08(日) 12:03:54 ID:???
★宗義の思い  ハート4 ★ 「(放蕩娘であろうと娘は娘、父として出来る最後の事だ)」

ドリブル:76 パス:74 シュート:76 タックル:71 パスカット:75
ブロック:72 せりあい:75 高い浮き球:3 低い浮き球:6
★シェスターやピエール関連のネタが動画では多かったような気がします  クラブQ ★
ヒールリフト+ドライブパス+オーバーヘッドキック+スキル・センタリングレディを習得!
*スキル・センタリングレディ(敵PAへのパス時にパス力+1/
味方PA時のセンタリングからの敵ダイレクトシュートに対しせりあい・セーブ力+1)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
紐緒「あなたの話から推測するに、奥さんの実力を数値換算すると519位にはなる。
   サッカーの事は分からないけど、これは凄いのかしら」
翼「凄いですよ。これならすぐとまではいきませんが、もう少し技を増やせばどこのプロクラブでも活躍できます。
 (まさか俺より強くなるとは思わなかった。でもまあ、これで素晴らしいライバルがまた1人できた事になるんだ)」
紐緒「そう、さすがは私、また1人の人生を劇的に変転させる事が出来た訳ね。
   あいつにもやっておけば私も……いや、なんでもないわ。
   ともかく、あなたにもできていればさぞ面白くなったでしょうけど、
   あなたにはそうした特性が無かったから、劇的な成長と発展をもたらせそうにはないわ」
翼「いいんです。俺は自分で強くなります。妻がここまで強くなれたのは、
  今になって思えば神様のおかげのような気がします。
  これからはどこまでも俺と一緒に人生を戦えるように」
紐緒「……そうかもね」

262 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/08(日) 12:06:02 ID:FPrU1eW6
非常に稀な事に、自信に少女の皮をかぶせたようなこの人間にしては珍しく、この成り行きを
自らの手柄と考える事を避けた。

紐緒「先の事は分からないものね、少し前までは何の変哲のない少女が世界有数のサッカー選手になり、そして」

目を細め、事態の変わりぶりを楽しんでいるのか、クスリと笑った。

紐緒「なんの気紛れか、この私がヒューガーのところへ出向く事になるなんてね」
翼「えっ、紐緒さんが、ヒューガーに?」
紐緒「正確には東邦タイガースにね。あそこでスポーツドクターとしての名目で、
   選手達にバグマシーンの影響と効果の計測及び改良を行う事になったのよ。
   考えてみればバグマシーンの人間に及ぼす影響なんてまだそんなにしてなかったから、ちょうどいい機会かもね。
   それが上手くいけば、今度は日本代表の方へコーチとして行く事になった」
翼「日本代表?それってもしかして……」
紐緒「そういう事。あなたたち全員私の研究成果の象徴となる訳よ。
   安心しなさい、私が手を掛ければ、あなたのシュート力は倍になるわ」
翼「(そうは言ってもなあ……早苗ちゃんが被験した時は頭があちこちに分裂したり、皮膚の色がまだらになったり、
   岩見くんみたいに全身が激しく上下移動したりしたんだ。大丈夫かな……)

263 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/08(日) 12:07:36 ID:FPrU1eW6
そうして主だった人々との対面を済ませた後は誰とも遭遇することなく、最愛の女性2人が
着付けをしている衣装室へたどり着いた。
森崎も翼も、ドアの前で立ち止まったまま、ドアノブをひねり中に入ろうとはしなかった。

森崎・翼「あ」

やや待って、手を伸ばしてドアノブに触れようとすると、相手も同じ事を考えていたらしく、
ドアノブ越しに手を触れ合う形となってしまった。
すぐ振り払おうとするも、なぜか肩が強張っている事に気づき、手が動かない。

森崎「(なんだこれは?緊張のせいか?ワールドユースでもこんなにはならなかったんだぞ)」
翼「(怖い訳じゃない、嫌なわけじゃない。なのに早苗ちゃんと会うのに勇気がいるなんて……初めてだ)」

またさらにたっぷり時間をかけ、2人は観念する。このまま2人でドアを開けるしかないと。
互いに目を合わせた後、ゆっくりとドアを開けた。

264 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/08(日) 12:09:29 ID:FPrU1eW6
ドアを開け、衝立を押しのけ、鏡台にたたずむ陽子と早苗の姿が目に入った時、森崎と翼はまたも硬直した。
陽子と早苗も同じく、ハッとした表情で何も言えなくなり、
時がたつと共に輝きを増すように見える瞳をじっと向けながら、良人を見つめ続けていた。

森崎・翼「(可愛い……)」

マーメイドラインのウエディングドレスを身にまとい、そっと手を前に重ねる陽子を見て、
魂が掻き消えてしまったかのように見惚れていた。そして、
清楚な純白の衣裳でありながら陽子の蠱惑的な腰や胸のくびれが艶めいて映り、
マスカラを通してキラキラとまたたく視線を目に取った森崎は、
危うく陽子に襲いかかってしまいかねない程に衝動が体中を駆けめぐるようになっていた。

対する早苗は、不安げにブーケをこそりと指でいじくりながら、おずおずと翼を見上げている。
ふんわりとしたスカートの上にちょこんと上半身を立てて見つめる姿は、人間というより妖精であった。

陽子と早苗もまた、良人の姿に見とれていた。ピシリとしたタキシードに身を包み、
颯爽とした様子で現れた想い人を見て、ほとんど直感的に決心していた。

陽子・早苗「(私のパートナーはこの人しかいない……)」

かあっと体が熱くなり、心臓が嬉しそうにトクトクと震える。
慎みをかろうじて乱さないようにグッと顔を前に向けながらも、
胸が一杯になり、何も話す事が出来ないまま、ただただ見つめあうばかりであった。

265 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/08(日) 12:12:50 ID:FPrU1eW6
それからの結婚式の様子については不思議な事に、森崎も、翼も、陽子も、早苗も、
ほとんどの場面でおぼろげにしか覚えていないと、口をそろえて語っていた。

祝電の読み上げも、関係者からのお祝いのスピーチも、それぞれのエピソードの紹介も、
それら諸々に対する出席者からの反応も、どういった訳か明確に思い出せず、
後日に他人がビデオ撮影した映像を見て、ああそう言えばそうだったと思い返す程であった。

本人の立場になって考えれば、さもありなんと納得するかもしれない。
彼ら彼女らはもう既に胸が一杯になっていた。互いの間に強い絆ができていた。
ドラマはこの結婚式までに十分すぎる程に味わった。そうである以上、
今さら結婚式を執り行ったとしても、感動を入れる余地がほとんどなくても当然かもしれない。

266 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/08(日) 12:20:27 ID:FPrU1eW6
唯一の例外があるとすれば、結婚式で恒例であり一大イベントであると言える、誓いのキスの場面であっただろう。
見知った人達の視線が集まる事もあるが、これをもって夫婦になる、
以前とは決定的に異なる関係になる以上、平常心で迎えられるはずもない。

森崎「(いつまでもカチコチしてられない。俺は陽子が欲しいんだ。
    だから、この程度の覚悟は笑って引き受けるんだ)」
陽子「(これからはもう弱音は吐かない、諦めない、
    そして、1人で抱え込み過ぎない。あなたといつまでも居続けるために)」
翼「(これまでの僕と早苗ちゃんの関係は終わり、新しい時代がくる。
   その時代を素晴らしいものにしなければ、早苗ちゃんを迎え入れる資格は無い)」
早苗「(苦しい時も、悲しい時も、怒りで身悶えそうになる時も、私はそばにいて共に立ち向かいます)」

それでも覚悟を改めて固めて、司会者の指示を受けた後に、森崎と陽子、翼と早苗は唇を合わせた。

267 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/08(日) 12:23:01 ID:FPrU1eW6
チュッ。

森崎「(ブラジルや新宿御苑の時とは違う。これが、結婚した妻とのキスってやつか?)」
陽子「(あなたがいる限り、怖いものなんてない。これで私はあなたのもの……)」

翼「(これが早苗ちゃんの唇……間違いなく、結婚したんだ)」
早苗「(翼くんの唇!こんなに素敵なんて……いつまでもこのままでいたい)」

この瞬間に、陽子は森崎陽子、早苗は大空早苗となった。
そして森崎と翼は守るべき相手、共に人生を歩む相手を得て、新たに人生を進むことになったのであった。





きれぼしサッカー 第1部 完

268 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/08(日) 12:24:20 ID:FPrU1eW6
……という訳で、きれぼしサッカー本編はこれをもって終了いたしました。
3年以上にも及ぶ長い間、駄文につきあい、トラブルにおいても丁寧にご指摘を下さり、
誠にありがとうございました。

今後についてですが、埋めネタとして挙げましたハンブルガーSV対シャンゼリゼFC戦に
ついての描写を再開した後、完全終了いたします。
この物語の感想や本来の物語の構想などにつきましては、スレが余った場合に記述いたします。

それでは、本日はこれにて失礼いたします。

269 :きれぼしサッカー ◆5qvYBJdbJQ :2015/11/09(月) 23:03:38 ID:ENE+/l4g
失礼いたします。昨日埋めネタの続きを書くと述べておきながら、
たったの1日で反故にしてしまうのはよろしくありませんが、
ただ今執筆のモチベーションが大幅に低下してしまっています。
申し訳ありませんがこれ以上の執筆は少なくとも数か月、最悪の場合、
これ以上の執筆ははできないと思われます。
もしきれぼしJAPANを使った外伝を使いたい人がいらっしゃるならば
このスレの残りを練習台としてもかまいません。
大変申し訳ありませんが、ここで終わりにいたします。

最後に、もしこれまでの物語できれぼしJAPAN、ひいてはバグ動画について関心を持って
もらえた方がいるならば、幸甚これに勝ることはありません。

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0ch BBS 2007-01-24