キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】
1 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/12(月) 23:24:34 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。
☆前スレ☆
【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1440515816/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html
☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠、八意永琳に並ぶ選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
永遠亭ルナティックスがついに迎えた、全幻想郷選抜大会決勝戦・博麗連合との大一番!
友人との距離に悩みつつも依然幻想郷一のプレーヤーたる博麗霊夢、
コンプレックスに自身の力で打ち克ち、夢と共に散る覚悟を決めた霧雨魔理沙、
そしてあらゆる逆境をも笑い飛ばし、自身こそが最強と信じて疑わぬ狂王・森崎有三…
彼らを中心に、技術でも精神面でも優れた博麗連合メンバーに対し、しかしルナティックスも負けておらず、
鈴仙や永琳やカグヤファンなどの力により優位に攻め切り、前半20分で3−0と圧倒的なリードを得た。
一方、そんな中でも新たな計画は着々と進んでいる。
霊夢を倒し、幻想郷の秩序の変革を狙う『プロジェクト・カウンターハクレイ』。
八雲紫が企む『リアル・幻想・セブン』計画に、それを利用した内部改革を意図する紫の式・八雲藍。
そして鈴仙の親友・妖夢をも利用し覇権を握るべく暗躍する、豊聡耳神子を中心とした『アナザーカンピオーネ』計画……。
鈴仙はいずれ、その何れかに与し、あるいは敵対しなくてはならないだろう。
果たして試合の行方は。鈴仙の選ぶ道は。そして幻想郷と外の世界の未来は。
もう昨日には戻れないにも拘わらず、彼女達は何の為に、何を夢見て戦うのだろうか。
201 :
森崎名無しさん
:2015/10/21(水) 00:58:21 ID:???
最大ガッツが330www
202 :
森崎名無しさん
:2015/10/21(水) 01:27:10 ID:???
紫「最大ガッツとガッツの境をいじったわ!これで次の判定で
全能力+30のアイテムを霊夢たちに渡せば後半から大逆転の
カッコいい主人公チームの大活躍で正しい世界になるはずよ!」
203 :
森崎名無しさん
:2015/10/21(水) 10:11:34 ID:TWHZj15A
A 慧音
204 :
森崎名無しさん
:2015/10/21(水) 22:17:57 ID:???
>>202
霊夢「紫、もう冬眠(ね)ましょう」
205 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/22(木) 00:22:34 ID:???
こんばんは、帰りが遅かったので、ほんの少しだけ更新します。
>>200
乙ありがとうございます。
中山さんの発言の趣旨的にはミーティングよりも誰でも仲の良い人と雑談したら?
的な感じで、特に誰でも大丈夫でした。ですが何もアテが無いと選びづらかったかもしれませんね。
ガッツの数値すみません、次出た時は直します(汗)
>>202
鈴仙じゃなくて紫のせいでしたね(違)
206 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/22(木) 00:29:58 ID:wsjoc/y2
A 慧音
鈴仙「(そうだ……慧音さんとお喋りしてみようかしら。
やっぱりというか何というか。この中では師匠の次位に落ち着いているような気がするし。
私の気分もちょっとは冷静になれるかも)――あの、慧音さん」
慧音「……何かね、鈴仙。こうした場で、君から私に話しかけてくれるのも、何だか久しい気がするな」
鈴仙「――言われてみれば、そんな気もしますねぇ」
慧音「もしかして、何か相談でもあるのかな? だったら、何でも気軽に話してくれると良い。
どのみち私には、その位の事しか出来ないのだけど」
謙虚にそう笑う慧音の横顔は、今の鈴仙にとって頼り甲斐があった。
恐らくは彼女本人も、この試合にかけて思う所はある筈だ。
しかし、慧音はそれに押しつぶされる事も気を取られる事も無く、
どこまでも生真面目に、しかし目立たずに、周囲を支えていこうとする強い意志が読み取れた。
鈴仙「(慧音さんって大人だなぁ……。中山さんとか師匠みたいな達観しきった感じとは違うけど、
影ながら皆の事を慮り、周りを立てて行くのが上手いっていうか。
――どうしようかな。折角だから、色々と話を聞いてみたいところだけど……)」
A:「いやあ。なんだか緊張しちゃって。だからちょっとおしゃべりでも…」雑談する。
B:「後半戦。博麗連合はどう攻めて来ると思いますか?」後半戦の戦術について聞く。
C:「オフサイドトラップみたいな戦術とか、詳しくないですか?」戦術の知識を聞く。
D:「そう言う慧音さんこそ。何か悩みとか無いんですか?」逆に慧音の悩みを聞いてみる。
E:「姫様が出したパワーボールで、ハクタクの力を出せたりしませんか!?」ハクタク化を狙う。
F:その他 自由選択枠
鈴仙のガッツ:430/980
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
207 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/22(木) 00:32:22 ID:???
……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
最近仕事が忙しかったり、出張があったりして中々更新できませんが、
その間に色々話の構想をブラッシュアップしたいとか思ってます(汗)
皆さま、本日もお疲れ様でした。
208 :
森崎名無しさん
:2015/10/22(木) 00:32:52 ID:8ILiPyJk
E
209 :
森崎名無しさん
:2015/10/22(木) 00:34:40 ID:yQX4Woec
A
210 :
森崎名無しさん
:2015/10/22(木) 00:51:32 ID:aaPlEAgc
D
211 :
森崎名無しさん
:2015/10/22(木) 05:58:01 ID:qEu2rL5s
D
212 :
森崎名無しさん
:2015/10/22(木) 20:12:14 ID:???
D:「そう言う慧音さんこそ。何か悩みとか無いんですか?」逆に慧音の悩みを聞いてみる。
慧音「新しい生徒が問題児揃いでな…」鈴仙「どんな人物なんですか?」
カグヤファン「申し上げます!ぼくたちーー!!」姫様「やっぱりあんたらかーーー!!」
213 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/23(金) 00:06:48 ID:CPh2fsLE
D:「そう言う慧音さんこそ。何か悩みとか無いんですか?」逆に慧音の悩みを聞いてみる。
慧音「そうだな。そうやって鈴仙が自分の悩みを打ち明けてくれない事が、私の悩みだな」
鈴仙「えっ。そ、そんなつもりで言ったわけじゃ……」
慧音「――なんてね。勿論、それは分かっているよ」
鈴仙の投げかけた質問に対してそう言って冗談っぽく笑う慧音。
しかしその言葉はあながち冗談では無いように思えた。
慧音「寺子屋でも、たまに生徒に聞かれるんだ。
『先生は私に悩みが無いか聞いて来るけど、先生は何にも悩まないんですか?』……ってな」
鈴仙「それって皆、慧音さんの事を慕ってるからですよ。
私だってそうですもん……別に授業とか受けた訳じゃないけど」
慧音「成程、だったら嬉しいよ。だが、それなら尚更私はこう言わなくてはならんな。
私の悩みは、鈴仙が一人で悩んでて、その想いを打ち明けてくれない事だって。
……結局、職業病か。私は自分の悩み以上に、人の悩みの方が気になるんだ」
そう笑顔で言い放つ慧音の言葉に嘘は無かった。
慧音とて全く何も悩みが無い訳では無い。
ただ単純に、その悩みの比重が自分よりも他者に向いている事の方が多いのだ。
鈴仙「(そういや慧音さんって、いつも『子どもたちのため』って言ってたものね。
悩みが無いか、って聞いちゃう方が却って慧音さんにとってはナンセンスだったのかも)」
本来ならば、それで会話が終わっても良かった。
しかし、鈴仙と慧音の関係もこの半年程度のチームでの繋がりにより変わって来ていた。
214 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/23(金) 00:08:02 ID:CPh2fsLE
慧音「……だが、敢えて言うなら」
――自分の悩みよりも、他人の悩みの方が大事。
そう言った慧音だったが、最後に少しだけ、正直な自分の悩みを鈴仙に打ち明けようと口を開く。
そして、彼女が話した内容とは……。
先着1名様で、
★慧音の悩み?→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→慧音「……私はいつ、本気を出すべきか。そのタイミングを悩んでいたんだ」ガチャッ
ウサギC「うわっ! この弁当箱みたいな帽子重さ1000トンもある!!」
ダイヤ→慧音「――強いて言うなら……」
ハート・スペード→慧音「……いや。今の場で、それは言えない。また今度、聞いて欲しいな」
クラブ→慧音「DFとしての実力不足は常に実感している……が、それを今言っても仕方あるまい」
215 :
森崎名無しさん
:2015/10/23(金) 00:09:12 ID:???
★慧音の悩み?→
ダイヤQ
★
216 :
森崎名無しさん
:2015/10/23(金) 00:09:18 ID:???
★慧音の悩み?→
ハート7
★
217 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/23(金) 00:45:43 ID:CPh2fsLE
★慧音の悩み?→ ダイヤQ ★
ダイヤ→慧音「――強いて言うなら……」
慧音「――敢えて。というか、強いて言うならだが……」
鈴仙「えっ」
慧音は言いよどみながらも、更に言葉を続ける。
鈴仙は思わず声を上げて慧音の方を見ると、少し照れくさそうにしていた。
それは普段あまり見られない彼女の顔だった。
慧音「……まあ、やっぱりと思うかもしれないが。妹紅の事だよ」
鈴仙「妹紅と……? まさか、ケンカしちゃったとか?」
慧音「いやいや。喧嘩はしないさ。いつも通り、仲良しだよ。
だけど……まあ、色々とあってね。大人の世界は複雑なんだ」
ただし、慧音はそう語った以上に深くを語ろうとはしない。
もしかしたら、語る事ができなかったのかもしれない。
218 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/23(金) 00:46:55 ID:CPh2fsLE
慧音「――さ。もうすぐ試合が始まるぞ? そろそろ身体をほぐしておいた方が良い。
なんせ鈴仙は今や、我々ルナティックスのエース。スーパーシューティングプレイヤーなんだからな」
慧音は話を切り上げると鈴仙の背中をポンと叩いて、朗らかにそう言ってくれた。
鈴仙は慧音のそんな態度に違和感を覚えながらも、
しかし内心ではこれから始まる後半戦へのプレッシャーが膨れ上がって来ていたため、
言葉に出す事までは出来なかった。
鈴仙「(――はぁ。スーパーシューティングプレイヤー……か。
私も霊夢や中山さんみたいな風格があれば、もっと良いんだけどねぇ)」
幻想郷サッカーを統べる、真のスーパーシューティングプレイヤー。
博麗霊夢とその仲間達が率いる夢の軍団・博麗連合。
前半戦こそは3−1と大差で折り返す事が出来たが、
それでもなお、彼女達の存在感の大きさは全く変わりはしなかった。
*慧音と妹紅のコンビプレイフラグが進行しました。次に妹紅と会話する事でフラグが進行します。
*慧音の評価値がやや上がりました。
219 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/23(金) 00:49:30 ID:CPh2fsLE
【敵チームハーフタイムイベント】
――鈴仙達が迎えた、今大会最後のハーフタイム。
その時間と視点を前半終了直後の博麗連合サイドに移すと、
彼女達もまた同様に、最後の戦いを前にした独特の緊張感に包まれている――と、思いきや。
紫「――皆、前半戦お疲れ様。後半戦も頑張ってね」
霊夢「……なんでアンタがここに居んのよ」
掴みどころが無いにも関わらず印象的な少女の声と、
凛としつつも空気のように透き通った少女の声とが、同時に博麗連合の控室に響き渡る。
がらんとしたロッカールームの中央で一人、幻想郷の賢者がちょこんとパイプイスに座っていた事で、
試合による緊張感は吹き飛び、それとは別な道理が支配する空間となり果てていた。
森崎「八雲紫さん……だっけか。久しぶり。結局最初に俺を幻想郷に連れて来て以来、
ほぼ全く会って無かったよな。――この期に及んで何の用だ?」
森崎は警戒感丸出しで紫を睨む。
危険察知能力の高さに定評のある森崎にとって、この紫という少女は決して触れてはいけない類のものだった。
この局面を乗り切るには、危険を承知で紫と話をせざるを得なかったことが、森崎の苛立ちを際立てていた。
220 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/23(金) 00:52:31 ID:CPh2fsLE
紫「そんな怖い顔なさらないで、結構よ」
――しかし、そんな森崎の疑いの目線など全く気に留める素振りすら見せず、
彼女は虚空からスキマを呼び出し、その中から一つの箱を出した。
材質は幻想郷では見かけない茶色の厚紙製であり、そこそこの大きさがあった。
紫「……だって。私がこれからやる事は恐ろしい事でも何でも無いもの」
スッ……。
誰もが呆けて紫を見つめる中、彼女はおもむろにその箱を空けた。
そして――。
先着1名様で、
★博麗連合のハーフタイム→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER・クラブA→霊夢「……紫。ちょっと言いたい事があるんだけど」紫「……何かしら?」
ダイヤ・ハート→紫「皆の為にお弁当を用意したわ!」霊夢「(……うさんくさ)」
スペード・クラブ→ダイヤ・ハート+紫「霊夢。私の妖力でもう少し回復してあげるわ。だから、この試合……勝つのよ」
221 :
森崎名無しさん
:2015/10/23(金) 00:53:13 ID:???
★博麗連合のハーフタイム→
クラブ8
★
222 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/23(金) 00:55:50 ID:???
――と、紫が大体庶民的(?)に頑張ったところで今日の更新はここまでです。
博麗連合にとってプラスのイベントですが、そこまで露骨なプラスにはならないです。
(全員のガッツ50回復、クラブなので霊夢だけ更にガッツ50回復(計100回復)を考えてます)
明日は出張があるので、恐らくたぶん更新できないと思います。
皆さま、本日もお疲れ様でした。
223 :
森崎名無しさん
:2015/10/23(金) 19:32:15 ID:???
アリス「弁当より友達をちょうだい!」紫「アリスに友達ができないのも鈴仙って奴の仕業なんだ」
224 :
森崎名無しさん
:2015/10/23(金) 20:46:40 ID:???
弁当の中身→
豚汁コーヒー
225 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 01:06:07 ID:???
こんばんは、出張疲れのため今日は少しだけの更新にします。
>>223
アリスさんは割と自業自得っぽいですが、紫にそれ言われると信じちゃいそうですねw
>>224
エネルギーとかカフェインで元気が出そうではありますね…
226 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 01:07:16 ID:???
★博麗連合のハーフタイム→ クラブ8 ★
スペード・クラブ→ダイヤ・ハート+紫「霊夢。私の妖力でもう少し回復してあげるわ。だから、この試合……勝つのよ」
紫「今日はー、頑張ってる博麗連合の皆にお弁当を用意しました〜!」
この場において最も場違いな人物が、最も場違いな口調と声色で明るく告げる。
果たしてその通り、紫が開けた箱には人数分の弁当箱が用意されていた。
針妙丸「やったー! 私もうお腹ペコペコだよ〜」
萃香「……紫。あんた、スキマ妖怪辞めて、マネージャー妖怪にでも転職したのかい?」
小町「マネージャー妖怪って口うるさそうで嫌だねぇ。でもま、弁当ってなら頂きたいけどさ」
天子「意外に気が利くのね。今度桃のジュースを奢ってやるわ」
衣玖「この代金、経費で落ちますかね?」
そして、毒気の抜けたその発言を受け、チームメンバーの数人は既に紫が出した弁当へと群がっている。
純粋にお腹が空いた者、紫が弁当を出すというシュールなこの状況を楽しんでいる者、
流されるまま長いものに巻かれたい者、謙虚な者、経費を最大限活用したい者などを中心に、
霊夢そっちのけで一つの輪ができかけていた。
227 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 01:09:06 ID:???
霊夢「ちょっと皆。……こんな怪しい弁当を食べるの?」
森崎「そうだそうだ! 弁当と言えば下剤入りが基本だろうが!」
中里「それは森崎だけでゴザるよ……」
アリス「(冷静に考えれば怪しい。
だけど、皆と囲ってお弁当なんて、これまで数千回も夢に見たシチュエーションじゃない……!
ど、どうすれば良いの。どうする、私……!?)」
魔理沙「急にどうしたんだよ、紫。これまで私達の試合には殆ど我関せずだったじゃないか。
負けそうだから、テコ入れでもしに来たんだったら、ハッキリ言って余計なお世話だぜ」
しかし勿論一方で、紫の急なとりなしに違和感を覚える者も多かった。
特に霊夢だけでなく、その相棒の魔理沙や、発言力のある森崎が意見を表明している事は、
紫にとっても遺憾だったのだろうか、彼女は言葉を付け加えていく。
紫「……テコ入れかどうか、と言われれば。これもテコ入れに入るのかもね。
私としては、この試合、貴女達に勝って貰いたい訳だし。
――あ、ちなみに中身は下剤はおろか食品添加物すら一切入ってない幕の内弁当だから、皆は気にせず食べてね」
とりあえず約半数は紫の最後の言葉に安心し、それから見事な手作り弁当の味と安全性に更に安心したため、
紫への興味と警戒は薄れていく。しかしもう半分は流石に厄介だった。
森崎「勝って貰いたいって、どういう意味だよ。霊夢が好きだから応援してるって意味か?」
紫「そうよ。……と、言って信じる貴方だとは思わないから、付け足すけれど。
私にとっては、異変時はサッカーにおいても霊夢が勝利し、異変を解決するのだ……という事を示したいのよ。
だから、そのためには博麗連合は常勝不敗であってほしい。それは幻想郷の秩序を守るのに資するのだから。
――どう? 『幻想郷の管理者としては、霊夢に勝利を重ねさせ、現状の秩序の強靭さを誇示したい』
……こんな理由は、実利主義の貴方にとっても、理解しやすい理由ではなくて?」
228 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 01:10:17 ID:???
森崎「自分の利権を守る為のサッカーか。ま、大人としては当然の事だがな」
紫「私は大人じゃなくて少女だけどね。
……とはいえ、勝利の為に例えば霊夢に全能力を+30させるアイテムを渡したりとか、
勝利と敗北の境界を弄って、負け試合を勝ち試合にしたりとか、そんな事はしないわ。
何故ならそれをしたって、霊夢の勝利にはならないんですもの」
霊夢「チートでルナティックをノーミスノーボムしたって、
それは凄いのは私じゃなくてツールになっちゃうからね。
……紫が目指しているのは、そんなイカサマじみた勝利じゃなくて、
100人中100人が見ても間違いない、どうにも反論できないような。そんな完璧な勝利……なんでしょ」
紫「そう。結果が物を言う外界とは違って、私達的にはそこに至る過程も大事だからね。
それに、だから私はこれまでも、『博麗連合の試合には』不要な介入を控えて来たし、
今回にしても、2点差という状況に憂きつつも、元気の出るお弁当を出す以上の事はしない。
――ね? 非常に公平でしょう、私?」
森崎「(――こいつ、まだ何か隠してそうだが……今は探る機ではないか)
――はいはい、公平だよ。フランスの審判並みに公平だ」
紫「分かれば宜しい。……さ、森崎君。お弁当、早く食べた方が冷えてなくて美味しいわよ?」
森崎は紫が自分に対し不都合な事を話していないと直感で気づきつつも、
紫が弁当を案内しだした所で諦めて話を切った。恐らく、彼女はこれ以上何も話す気は無いのだろうから。
そして森崎の憶測は当たっていた。
紫は霊夢に話した事を数点、森崎には話していない。
――例えば森崎の親友が現在異変を起こしており、この試合も異変解決の一幕である事など。
訝しむ森崎に確実に聞こえない事を確信し、紫は静かにこう呟いた。
紫「……森崎君。くれぐれも、自分の身体を大事にね」
229 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 01:12:21 ID:???
彼女は無意識にさり気なく自分の腰に手をやる森崎の姿を見て、満足気に頷いた。
そして秘密裡にもう一つの「テコ入れ」を行う。
紫「霊夢」
霊夢「……何。まだ忘れ物?」
紫はひっそりと霊夢に近づき、控室を離れる前に――ほのかに紫に色づく光球を霊夢に渡した。
紫「――私の妖力をほんの少し、貸してあげるわ。
巫女である貴女なら、これを上手く加工して、ワンプレー分の体力を補う道具にできる筈よ」
霊夢「……結局、イカサマじみた勝利に頼るの?」
紫「この程度だったら、きっと許されると思うわ。それにさっきの森崎君への説明とは違うけど、
この試合においては、勝利がどうしても必要だもの。幻想郷の為にも――」
霊夢「紫」
霊夢は弁当を取る名目で紫を振り離しながら、
木端妖怪や人間や妖精や大妖怪や神に向けるのと同じ――即ち中立な――目線で、彼女にこう告げた。
230 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 01:15:41 ID:???
霊夢「――紫。私達の勝利は本当に、これからの幻想郷のため……?」
紫「………………」
紫は霊夢の呼び掛けに応えなかった。
霊夢は紫から与えられたにしてはあまりに弱くか細い光を握りしめた。
紫は間違い無く、自身の持つ力を大きく失いつつある。
先程は普段通りの飄々とした態度を見せてくれたが、あれはきっと彼女なりの必死の演技だった。
霊夢「(――魔理沙がその脚を犠牲にしてまで、私の相棒で居たいと思い続けるように。
紫もまた、自身を犠牲にしてまで、幻想郷の秩序を維持したいと思っているに違いない。
その考えは、暢気な私にとってはどっちも尊いものだけど。……だけど、それが本当に正しいのかな)」
呪文やら聖水やらを塗り込んだ包帯を脚に巻き付ける、今試合までの相棒の姿と、
最後は言葉少なく去って行った紫の姿とを重ね合わせながら、霊夢ははあ、と溜息を吐いた。
*博麗連合のメンバーのガッツが追加で50回復しました。
*更に、霊夢のガッツがもう50追加で回復しました。
231 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 01:19:50 ID:???
…と、言ったところで今日の更新はここまでです。
明日からまた試合に入っていけると思います。
232 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 17:39:30 ID:VrUI9D6s
紫のくれた弁当を食べながら、博麗連合も博麗連合で次のキックオフの準備を立て。
その一方で永遠亭ルナティックスは改めて試合に向けて士気を高揚させ。
そして時間は流れ――。
***
――ピィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
実況「――さあ! 後半戦がいよいよキックオフ!!
後半戦は永遠亭ルナティックスのボールで試合再開ですが、
ルナティックスは前半戦を3−1と大差で折り返しております!
前半終了間際にこそ霊夢選手の個人技により1点を奪われましたが、
今大会得点王がほぼ確定している鈴仙選手を中心に、
ここからの攻めをどう組み立てていき、どう点差を守り、そして伸ばしていくかが楽しみです!」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア……!!」
鈴仙「(観客席は大盛り上がり。そしてキックオフからボールを持ったこっちは戦局的に有利。
だけど――)……博麗連合。また陣形を変えて来てるわね」
佳歩「……そうですね。概ね試合開始時と同じような陣形ですが、
魔理沙さんをトップ下にしたり、霊夢さんをハクレイタイプのウインガーにしたり。
これまでの試合展開の反省を踏まえてか、色々と微修正がなされています」
試合再開後の数分のパスワークから、
博麗連合はまたフォーメーションに若干の修正を加えて来た事に鈴仙達は気付いた。
その変化は先程のそれと比べて穏やかだったため、観客席はさしたる反応も示していないが、
しかしそれは、永遠亭ルナティックスのメンバーに対して、攻め方を再考させるには充分だった。
233 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 17:40:40 ID:VrUI9D6s
鈴仙「(博麗連合の後半戦からの陣形。布陣を図に起こすと、こんな感じかしらね……)」
(現在のフォーメーション)
−−@−− @森崎
−ADB− A玄爺 D萃香 B天子
−−−−−
−−E−− E衣玖
G−−−C Gアリス C中里
−−H−− H魔理沙
−−−I− I霊夢
J−F−− J針妙丸 F小町
博麗連合2014:4−3−3
永遠亭ルナティックス:4−4−2
−H−F− H鈴仙 430/980 F佳歩 580/800
−−−−−
−−J−− Jパスカル 840/840
G−−−E Gてゐ 570/680 E永琳 900/900
−−I−− I中山 820/820
−CDB− C霞 640/640 D慧音 700/750 C妹紅910/910
−−A−− Aつかさ 590/690
−−@−− @輝夜 560/730
234 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 17:43:53 ID:VrUI9D6s
パスカル「(どうする、レイセン。ここは一旦相手の出方を伺うか……?)」スッ
鈴仙「(あれは――今ボールを持っている、パスカル君からのサインね。
確かにパスカル君の言う通り、ここは無理に攻めるよりも、
パスワークで時間を稼いだり、相手を釣り出した方が良いのかもしれないけど……。
ここは、折角の攻撃権を活かしたい思いもある。霊夢やら魔理沙が死ぬほど怖いけど。
どうしようかな。パスカル君に、なんて言って返答しようかしら……?)」
鈴仙は自分の隣の佳歩と、少しだけ後ろのパスカル。
そして左右のサイドやや後方に位置――試合前の鈴仙の指示により、てゐは永琳よりも少し上がり目だ――
しているてゐと永琳。最後に中盤かなり後方の位置にいる中山の姿を見比べて。こうパスカルに指示を出した。
A:「パスカル君。このままボールキープをお願い! 敵を釣り出しつつ、時間を稼ぐのよ!」
B:「パスカル君。このまま一気に中央を突破するのよ!」
C:「FWの佳歩に、ドリブルで正面突破させましょう!」
D:「左サイドのてゐに渡して、ドリブル突破させましょう!」
E:「右サイドの師匠に渡して、ドリブル突破して頂きましょう!」
F:「ボランチの中山さんにドリブル突破して貰いましょう!」
G:その他 自由選択枠 鈴仙が自分でドリブル突破したい場合もこちらで
鈴仙のガッツ:430/980
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
235 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 17:56:40 ID:VzLkrwWI
C
236 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 17:57:20 ID:rtmXs9PA
A
237 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 18:01:15 ID:IHAyUClk
A
238 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 18:01:36 ID:f7QB12is
E
239 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 19:30:06 ID:???
G カグヤファンを総動員してのパスワークで時間を稼ぐ
パスコースが多すぎてとらえられまい
240 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 19:40:40 ID:???
なるほど、11人を超える人数で鳥かごすれば必ず数的優位を作れる!完璧な作戦だ!
241 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 19:46:08 ID:VrUI9D6s
A:「パスカル君。このままボールキープをお願い! 敵を釣り出しつつ、時間を稼ぐのよ!」
鈴仙「パスカル君っ! このままボールキープをお願い!」
パスカル「よし、了解した!」
スッ…。
実況「2点差を追う博麗連合に対し、永遠亭ルナティックスはトップ下がすっかり定着して来た、
パスカル選手によるボールキープでゆっくりと時間を稼ぐ!
1秒でも時間が惜しい博麗連合としては、この展開はかなり苦しいぞ〜!」
魔理沙「こ、ここは私がタックルに……!」
霊夢「それであんたが突破されちゃあ、それこそ相手の思う壺じゃない。
ここは仕事してない小町とか針妙丸とかをぶつけて、暫くは相手のミスを待ちましょ」
魔理沙「……それもそうか。いやぁ、トップ下も大変なんだな」
アリス「次の大会までは、魔理沙もFWだけじゃなく、MFの練習をした方が良いかもね。
そ、その練習の時は私も仲間に……」
魔理沙「――アリス、話は後だ。私は霊夢と一緒に様子を見ながらフォローに回るぜ!」
タッ……。
アリス「あっ……(ま、魔理沙が去って行く……! ど、どうして……!?)」
242 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 19:48:26 ID:VrUI9D6s
実況「――ルナティックスの遅攻に対し、博麗連合は焦らない!
FWの小町選手と針妙丸選手を上がらせつつも、霊夢選手、魔理沙選手は様子見に回る!
そして後半3分、針妙丸選手と小町選手がパスカル選手にプレスを掛けて行きます!」
針妙丸「どっせーい! 私のタックルだって、意外と馬鹿にならないんだから!」
小町「いやー。やっと仕事かぁ。やはり微妙な労働があってこそ、日常のサボリが輝くもんさね、うんうん」
タッ、タタッ……! ――ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
パスカル「――漸く来たか、待ちくたびれたぜ。二人纏めて抜いてやる!」
バッ! ……スタタタッ!
先着2名様で、
★パスカル→ドリブル 52 (! card)(! dice + ! dice)=★
★針妙丸→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
小町→タックル 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→パスカル、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(鈴仙がフォロー)(魔理沙がフォロー)(霊夢がフォロー)
≦−2→博麗連合ボールに。
【補足・補正・備考】
パスカルのマークがダイヤの時、「クリップジャンプ「(+5)」が発動します。
パスカルのマークがハートの時、「華麗なドリブル「(+3)」が発動します。
243 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 19:50:06 ID:???
★パスカル→ドリブル 52 (
スペード9
)(
2
+
1
)=★
244 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 19:50:19 ID:???
★パスカル→ドリブル 52 (
スペード6
)(
5
+
5
)=★
245 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 19:50:33 ID:???
★パスカル→ドリブル 52 (
クラブ6
)(
3
+
1
)=★
246 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 19:50:59 ID:???
★パスカル→ドリブル 52 (
JOKER
)(
5
+
1
)=★
大口の法則は発動しないでください!お願いします!スキマが何でも(
247 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 19:51:41 ID:???
★針妙丸→タックル 49 (
ダイヤ9
)(
2
+
1
)+(人数補正+1)=
小町→タックル 47 (
スペードJ
)(
5
+
3
)+(人数補正+1)=★
248 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 19:53:50 ID:???
永琳&中山、至急迎撃せよ
249 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 20:01:23 ID:???
ながれはもうかわってるのか
250 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 20:03:56 ID:???
そもそも前半でも決定機での6ゾロは敵の方が多かったしな
251 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 20:43:49 ID:VrUI9D6s
★パスカル→ドリブル 52 ( スペード9 )( 2 + 1 )=55★
★針妙丸→タックル 49 ( ダイヤ9 )( 2 + 1 )+(人数補正+1)=53
小町→タックル 47 ( スペードJ )( 5 + 3 )+(人数補正+1)=56★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして霊夢がフォロー
パスカルはこの時、針妙丸の実力を疑ってはいなかった。
針妙丸「でりゃーーーっ!」
パスカル「(――彼女。一見すると考え無しに突っ込んでいるように見えるが。
案外に足元の実力はしっかりしている! ここは油断してはいけない!)――はっ!」
シュッ、シュパッ!
――針妙丸の鋭いタックルを加速して振り切るパスカルはしかし、ここでひとつの誤算を犯していた。
ここまでほぼ何一つ仕事をしていなかった博麗連合のFW・小野塚小町。
彼女は単なる怠け者では無い事を、彼は迂闊にも失念していた。
小町「さ〜て。やりますかねぇ」
スッ……トコトコトコ……。
パスカル「(よし、あと一人。だが……)やる気があるのか? そんな緩慢なタックルでボールが取れる訳……」
ゆったりとした歩行でパスカルに近寄った小町を、パスカルは単なる怠け心の表れだと思っていた。
いや、実際そうした要素は多分にあったのかもしれない。兎に角パスカルは彼女を油断していた。
――しかし、それこそが小町の狙いだった……かどうかは分からないが。
252 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 20:45:23 ID:VrUI9D6s
ギュンッ!
小町「――え? 何か言ったかい?」
パスカル「(……い、一瞬で俺の近くに! しまった。彼女もまた普通の人間では無かったんだ!)」
小町は距離を操る程度の能力を駆使してパスカルに一瞬に肉薄し、
あと僅かでボールを完全に奪いきるところまで来ていた。
パスカル「……くっ!」
シュッ、バシュウッ……!
パスカルは咄嗟の判断でボールを後ろに蹴り出していた。
このまま彼女にボールを奪われるよりは、一旦ラインを下げて、
後続の永琳や中山が動く為の準備時間を作りたい。
裏方に徹する事の多い彼らしい判断だったが、しかし小町はその判断を嘲笑った。
小町「あーらら。失敗しちゃったか。……でも、その場所で大丈夫だったかい?」
パスカル「なんだと……!?」
フワリ……パシッ。
霊夢「――はい。ボール献上ありがとうね」
253 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 20:46:47 ID:VrUI9D6s
パスカルが振り向いたそこには、中山よりも永琳よりも先に、
中盤から飛び出した霊夢がボールを奪い、ロングパスの構えに入ろうとしていた。
霊夢「小町、お喋りはその辺にしてゴール前に走る!
前半あれだけサボってたんだから、後半くらいはきちんと動けるでしょ?」
小町「ちぇー。お前さん達がボールくれないからじゃないか、あたいがサボってたのは。
――ま。いいか。そんじゃ、期待して待ってるよ〜」
タタタタッ……!
実況「小町選手、ファインプレーに満足しつつ、
体勢を整えた針妙丸選手と一緒に、ゴール前へと向かっていきます。そして……!!」
霊夢「(魔理沙に上がって貰うのはリスキーだけど、2点差の今、悠長に遅攻に向かってる暇は無い。
そもそも永琳や中山がこっちに向かっている以上、それすら許してくれない。だったら――)
……しょうが無いわね。こうなったら、ここは突破させて貰うわ」
フワッ。スーーーーッ……!
中山「――来たか。だが、次は止めてみせる!」
永琳「霧雨魔理沙はまだそこまで上がっていない。自分の失敗すらも織り込み済みという事かしら。
それとも――自分と、前線のFWさえいれば、1点くらいは取れるという自信の表れかしら?
まぁ、いずれにせよ……ここで、止めてしまえば意味の無い事なんだけど」
タッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
実況「中盤では再び、幻想郷最強選手同士のぶつかり合いが勃発です!!
霊夢選手が中山選手と永琳選手、二名のタックルを掻い潜り、バイタルエリアまでの突撃を開始しました!!
前半終了間際は、霊夢選手は中山選手すらも圧倒しましたが。果たして今回はどうなるでしょうか〜〜!?」
254 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 20:48:43 ID:VrUI9D6s
霊夢「(少し厳しい条件だけど……)抜くわ。――何の起伏も、何の感情すら齎さずに」
ヒュンッ、シュパァァァッ……!
先着2名様で、
★霊夢→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)=★
★中山→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
永琳→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→霊夢、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(中里がフォロー)(魔理沙と鈴仙で競り合い)(佳歩がフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
霊夢のマークがダイヤで「博麗幻影(+5)」が発動します。
霊夢のマークがハートで「ヒールリフト(+4)」が発動します。
霊夢のマークがスペードで「華麗なドリブル(+3)」が発動します。
霊夢はスキル・博麗の巫女により、ダイスで2が出た場合数値を12、3が出た場合数値を11とします。
霊夢のスキル・博麗の巫女は中山相手には通用せず、正規のダイス目を適用します。
永琳のマークがダイヤで「天文密葬法(+3、吹飛5)」が発動します。
永琳はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
永琳はスキル・月のファンタジスタによりダイスで2が出た場合、数値を12にします。
中山のマークがダイヤで「アッシュタックル(+4)」が発動します。
中山のマークがハートで「バーニングタックル(+3、吹飛2)」が発動します。
中山はスキル・後天性ファンタジスタにより、ダイスが2の時数値を10、3の時9とします。
255 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 20:53:21 ID:???
★霊夢→ドリブル 54 (
ダイヤ8
)(
4
+
6
)=★
256 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 20:53:43 ID:???
★中山→タックル 54 (
ダイヤ4
)(
5
+
2
)+(人数補正+1)=
永琳→タックル 52 (
クラブK
)(
4
+
2
)+(人数補正+1)=★
257 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 20:55:09 ID:???
★中山→タックル 54 (
ダイヤ9
)(
1
+
3
)+(人数補正+1)=
永琳→タックル 52 (
ハート3
)(
6
+
5
)+(人数補正+1)=★
258 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 21:02:57 ID:???
中山とパスカルが駄目だったら終わり、やっぱり戦力差きつかった
259 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 21:19:53 ID:VrUI9D6s
★霊夢→ドリブル 54 ( ダイヤ8 )( 4 + 6 )+(博麗幻影+5)=69★
★中山→タックル 54 ( ダイヤ4 )( 5 + 2 )+(人数補正+1)+(アッシュタックル+4)=66
永琳→タックル 52 ( クラブK )( 4 + 2 )+(人数補正+1)=59★
≧2→霊夢、ドリブル突破。
霊夢は宣言通り、何の起伏も、何の感情すら齎さずに二人を抜き去った。
神の言葉を聴き、自然を治めるのが巫女というならば、
霊夢のプレーまさしく神より賜りし自然そのものと表すべきだった。
霊夢「――行くわよ、『博麗幻影』!」
シュンッ。 ――フッ。シュパァァァッ!
中山「なっ……!」
永琳「……!(まずいわね。試合開始時と違って彼女、完璧に『モード』に入ってる。
このままだと、また前半終了の時のように……!)」
中山と永琳というルナティックスきっての実力者すらもが、
霊夢の放った超高速分身ドリブルとも言うべき大技・『博麗幻影』に為す術も無く突破されていく。
それは傍目から見れば滑稽にすら見えたが、中山達にとっては悪夢のような出来事だった。
実況「来た〜〜! 来た来た来た〜〜! 後半4分で博麗連合の攻撃チャンス!
今しがた右サイドを突破した霊夢選手と、小町選手と針妙丸選手がバイタルエリアに入りました!
このまま霊夢選手が一対一で突破するのか? それとも小町選手や針妙丸選手を使うのか?
はたまた魔理沙選手の上がりを待ち、『ファイナルスパーク』を狙うのか〜〜!?
ここからの数十秒は、間違いなく目が離せません!!」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」「霊夢! 霊夢! 霊夢! 霊夢!」「小町働けー!」
260 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 21:21:19 ID:VrUI9D6s
霊夢「(――さて、どうしようかな。
多分一番確実なのは、このままドリブルでDFをぶち抜く事なんだろうけど……。
小町とか全然働いてないし。あいつにも仕事をさせようかしら? その方が、失敗時のリスクも少ないし)」
実況「霊夢選手はゴール前まで上がりつつ、次の行動を考えているようです。
このまま一対一か、小町選手へのアシストを狙うか、はたまた……!?」
霊夢「(――よし。ここは……!)」
先着1名様で、
★霊夢の判断→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→霊夢「これだ!」霊夢は突然その場でヒールリフトを始め…!?
ダイヤ・ハート→霊夢「……小町に働かせて、私は後方支援に回ろうかしらね」小町にパス!
スペード・クラブ→霊夢「……小町はどうでも良いか。今は点差を埋める事が大事ね」ドリブルで一対一!
261 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 21:21:52 ID:???
★霊夢の判断→
ハート3
★
262 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 21:59:40 ID:VrUI9D6s
★霊夢の判断→ ハート3 ★
ダイヤ・ハート→霊夢「……小町に働かせて、私は後方支援に回ろうかしらね」小町にパス!
霊夢「(妹紅に弾かれる可能性がかなり高いけど……でも、逆にここが決まればかなり大きい。
私や魔理沙の消耗を避けた分、得点可能性がかなり広がる。だったら、今はこの『流れ』に賭けようかしら)
――小町! さっきも言った通り。少しはあんたの実力、見せてやんなさい!」
バシュウッ!
実況「あっと霊夢選手、ここは深入りせずにセンタリング!
フォローや失敗時のカウンターに備えて、自身はやや後ろで魔理沙選手と共にゴールをFWに託します!
そしてボールを託された小町選手、高いボールに動きを合わせて……!!」
小町「――さてと。そんじゃああたいもここいらで、一仕事しますかね」
タッ、バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!
実況「小町選手、鮮やかに飛んだ〜! 恵まれた長身と跳躍力を活かし、
更に最小限の無駄が無い動きで、ポストプレイへと向かいます!
最近の死神は舟漕ぎだけでは務まらない!
西洋風に空から舞い降り冥府へ連れ去る死神による『宵越しポストプレイ』で、
針妙丸選手に有利な体勢でボールを献上すべく狙いを定めました!!」
妹紅「ポストプレイヤーの死神とは、中々趣があるじゃないか!
だったら死神。この私も冥府に送れるか試してみると良いよ! ……『フェニックス再誕』!」
ゴオッ! バギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ……!!
小町「あたいよりも高いね。流石不死鳥さんは格が違うってか。
だけどあたいだって仕事へのやる気は無いけど、プライドなら割とある。空の戦いでは負けないよ!」
バアアアッ……ガシイイイイイイッ!!
263 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 22:02:04 ID:VrUI9D6s
つかさ「凄いです。あの死神――妹紅さんのクリアに追いついています!」
霞「妹紅さん一人だと勝率は60%程度。だけど、私達が加わると勝率はもっと跳ね上がります!
どうせポストプレイが成功したら、私達の存在など関係なく、
針妙丸ちゃんは姫様との一対一に向かえます。それも有利な補正を付けた状態で! ここは飛びましょう!」
慧音「だが、万一全員で飛び失敗……いや、失敗で無く零れ球になったとしてもだ。
その際は全員で飛び出すクリアではゴール前がガラ空きになる。
魔理沙や霊夢がバイタルエリアに詰め寄り、フリーでシュートを撃ててしまう危険が残るぞ……!」
鈴仙「(DF陣が少し迷っているみたいね。全員でクリアに向かうか、何人か人員を残しておくべきか……。
たぶん霞が言う通り、全員掛かりで飛んで小町のポストプレイさえ抑えておくのが正解なんだろうけど。
慧音さんが指摘する通り、それは失敗した時に多大すぎるリスクを払う必要が出る。
――ここは、私がある程度指示を出すべきでしょうね。例えば……!)」
A:「クリアに行くのは妹紅で充分! 後の3人はフォローやブロックに備えて!」
B:「慧音さん! 妹紅と二人でクリアに向かって!」
C:「霞! 妹紅と二人でクリアに向かって!」
D:「小町のポストプレイは危険よ。DF四人全員でクリアに向かって!」
E:「(その場の成り行きに任せましょうか……)」
G:その他 自由選択枠
鈴仙のガッツ:430/980
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
264 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 22:09:18 ID:7kHVVh0c
D
265 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 22:09:30 ID:dldnVzr+
D
266 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 22:15:16 ID:VrUI9D6s
D:「小町のポストプレイは危険よ。DF四人全員でクリアに向かって!」
鈴仙「(ここで小町を撃退出来れば、とりあえず時間は稼げる!
霊夢と魔理沙は守備にも行ける位置に居るから、カウンターは難しいでしょうけど……。
それでも、ここで敵の得点チャンスを潰せるのは大きい筈!)
――小町のポストプレイは危険よ! DF四人全員でクリアに向かって!」
慧音「――あれは鈴仙の……。 そうだな、確かに霞の言う通りか。悪かった、一緒にクリアに行かせて貰おう!」
霞「はい。宜しくお願いします!」
つかさ「私も精一杯尽力します。……でりゃあああああああっ!!」
バッ! バババッ!
実況「小町選手と妹紅選手の高さには及びませんが……。
それでも、小町選手のパスを邪魔するように慧音選手を始めとする、ルナティックスの残りのDF陣も飛びました!
これで博麗連合は4対1! 少し厳しくなったように思えますが、小町選手、ここで得点チャンスを作れるでしょうか!?」
267 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 22:18:10 ID:VrUI9D6s
小町「ちぇっ。面倒な事をするねえ。――まあ良いさ。不死鳥諸共、纏めて掛かって来な!」
先着3名様で、
★小町→宵越しポストプレイ 59 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★妹紅→フェニックス再誕 60 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
霞→高いクリア 47 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
★つかさ→高いクリア 48 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=
慧音→幻想天皇 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+2)=★
と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→針妙丸、パスキャッチ。そして輝夜と一対一に!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(霊夢がフォロー)(魔理沙がフォロー)(てゐがフォロー)
≦−2→ルナティックスボールに。
【補足・補正・備考】
妹紅の「フェニックス再誕」には吹飛係数3があります。
妹紅はスキル・蓬莱人により絶対に負傷しません。
268 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 22:19:13 ID:???
★小町→宵越しポストプレイ 59 (
クラブ10
)(
1
+
1
)=★
269 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 22:19:26 ID:???
★小町→宵越しポストプレイ 59 (
スペードJ
)(
3
+
1
)=★
270 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 22:19:34 ID:???
★小町→宵越しポストプレイ 59 (
クラブ5
)(
2
+
1
)=★
271 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 22:20:18 ID:???
★妹紅→フェニックス再誕 60 (
ハート9
)(
4
+
6
)+(人数補正+2)=
霞→高いクリア 47 (
ダイヤ8
)(
3
+
1
)+(人数補正+2)=★
272 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 22:21:02 ID:???
★妹紅→フェニックス再誕 60 (
スペードA
)(
4
+
4
)+(人数補正+2)=
霞→高いクリア 47 (
スペード8
)(
2
+
5
)+(人数補正+2)=★
273 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 22:21:10 ID:???
★つかさ→高いクリア 48 (
ハート3
)(
5
+
2
)+(人数補正+2)=
慧音→幻想天皇 53 (
ハート5
)(
4
+
6
)+(人数補正+2)=★
274 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 22:21:24 ID:???
働かないうちに負傷、給料ドロボー
275 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 22:23:43 ID:???
判定のズレが良い感じになったな、ラッキー
276 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 22:43:26 ID:???
死神と蓬莱人の相性が出た
277 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 23:00:20 ID:???
しかし相手からしたら本編のサンパウロ戦の再現みたいな流れの悪さだな
278 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 23:02:58 ID:???
サンパウロはもっと森崎目線ひどかった
有利な勝負に全部負けるし味方の引きは散々だったし
ブースターという有利なシュートがことごとく不発だったし
279 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 23:27:26 ID:VrUI9D6s
★小町→宵越しポストプレイ 59 ( クラブ10 )( 1 + 1 )=61★
★妹紅→フェニックス再誕 60 ( ハート9 )( 4 + 6 )+(人数補正+2)=72
霞→高いクリア 47 ( ダイヤ8 )( 3 + 1 )+(人数補正+2)=53★
★つかさ→高いクリア 48 ( ハート3 )( 5 + 2 )+(人数補正+2)=57
慧音→幻想天皇 53 ( ハート5 )( 4 + 6 )+(人数補正+2)=65★
≦−2→ルナティックスボールに。
ガシイイッ! ドゴオオオオオオオオオオオッ!! ――バギイイイッ!!
小町「ぐっ、し、しまったぁっ! サボり過ぎで身体が鈍って……!」
小町と妹紅の空中対決は、当初の多くの期待を裏切り早々に終結した。
距離すら操って最善のポジショニングを維持した筈の小町だったが、
肝心の実戦感覚が僅かに抜け落ちており、
そして幻想郷でも一、二を争うクリアラーである妹紅を相手に、そうした落ち度は許されなかった。
妹紅「――どうしたの? 威勢が良いのは口先だけかい!?」
ゴオオオオッ! バギュウウウッ!! ――バシイイインッ!
高温の炎を纏った妹紅の体当たりを小町は受けきれず、
そのまま高度数メートルの地点から地面へと急降下。
果たしてボールは妹紅の思惑通り前方へと弾き返された。
小町「――あ、脚を捻った……! ちっくしょー、あたいったら、カッコ悪りい……。
(あれ? でもこれ言い訳にして四季様に休暇申請したら、無断で一、二週間位はサボれるんじゃね?
むしろこれってラッキー? で、でも脚が痛てえ……)」
280 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 23:36:12 ID:VrUI9D6s
霊夢「(小町……肝心な所でしくじるなんて、あんたらしくも無いわね。
しかもケガしたっぽいし。――次にプレーが止まった時は、治療させてあげないといけないかぁ)」
魔理沙「それよりもボールだ! ヘタな位置に飛ばしてみろ、この私が一発で奪い返してやるぜ!」
鈴仙「流石妹紅。妹紅が居れば空中プレイは本当に安心よね……。
――さ、私もボールを取りに行かなきゃ!」
中山「(最終的には負けたとはいえ、小町さんもかなり奮戦していた。
クリアの勢いが削がれている可能性も考慮した方が良さそうだな……!)」
タッ、タタタタッ……!
実況「小町選手はポストプレイに失敗。そして妹紅選手がクリアしたボールに対して、
博麗連合と永遠亭ルナティックスの選手が駆け寄っていきます!
果たしてボールは誰の手に渡るのでしょうか〜〜〜!!」
先着1名様で、
★ボールの行方→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→輝夜「次は私の番よ! 新技・
バク宙オーバーヘッド
を食らいなさい!!」敵陣ゴール前で姫様がフリーでシュート!
ダイヤ→中盤上がり目で鈴仙がフォロー。
ハート→中盤右サイドで永琳がフォロー。
スペード→中盤左サイドでてゐがフォロー。
クラブ→中盤やや下がり目で中山がフォロー。
281 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 23:39:00 ID:???
★ボールの行方→
スペード5
★
282 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 23:39:12 ID:???
★ボールの行方→
クラブ6
★
283 :
森崎名無しさん
:2015/10/25(日) 23:40:27 ID:???
>中山「(最終的には負けたとはいえ、小町さんもかなり奮戦していた。
クリアの勢いが削がれている可能性も考慮した方が良さそうだな……!)」
>★小町→宵越しポストプレイ 59 ( クラブ10 )( 1 + 1 )=★
奮・・・戦・・・?
284 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/26(月) 00:01:41 ID:JzKJMZZs
★ボールの行方→ スペード5 ★
スペード→中盤左サイドでてゐがフォロー。
ヒュルルル……パシッ。
てゐ「いよっし、フォローしたよ」
実況「ボールをフォローしたのは……ルナティックスの左サイドハーフ、因幡てゐ選手です!
鈴仙選手やパスカル選手、永琳選手や中山選手のような華々しさはありませんが、
ここ一番で働く影の仕事人であり、ルナティックスの主砲・『インビジブルデューパー』の大事な起動役でもあります!」
アリス「――私と似たような立ち回りの選手みたいね。気が合いそうだわ」
てゐ「は? 私はあんたと友達になりたくなんて無いけど」
アリス「(な、なぜ……なぜなの……なぜなのよぉ……!? どうして皆こんな事言うのぉ……?)
――ふ、ふん。私だって、こっちから願い下げよ!
頭脳を蔑み幸運を貴ぶ思考停止の素兎が、一撃で撃ち落としてあげるわ!」
タッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアアッ!
285 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/26(月) 00:03:24 ID:JzKJMZZs
先着2名様で、
★てゐ→ドリブル 51 (! card)(! dice + ! dice)=★
★アリス→タックル 49 (! card)(! dice + ! dice)=★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→てゐ、ボールキープ成功。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(パスカルがフォロー)(ルナティックスのスローイン)(博麗のスローイン)
≦−2→博麗連合ボールに。
【補足・補正・備考】
てゐのマークがダイヤ・ハートの時、「シロウサギドリブル「(+3、吹飛2)」が発動します。
286 :
森崎名無しさん
:2015/10/26(月) 00:06:08 ID:???
★てゐ→ドリブル 51 (
スペード6
)(
4
+
5
)=★
287 :
森崎名無しさん
:2015/10/26(月) 00:06:37 ID:???
★アリス→タックル 49 (
スペード5
)(
5
+
6
)=★
ぼっちディフェンス!
288 :
森崎名無しさん
:2015/10/26(月) 00:07:08 ID:???
???「アリスサン・・・トモダチ・・・アリスサンアリスサンアリスサンアリスサンアリスサン・・・
アーアー・・・」
★アリス→タックル 49 (
ダイヤK
)(
1
+
1
)=★
289 :
森崎名無しさん
:2015/10/26(月) 00:08:32 ID:???
明らかに流れ変わってるようで変わってないような両極端なひきだな相手
290 :
森崎名無しさん
:2015/10/26(月) 00:09:37 ID:???
>アリス「(な、なぜ……なぜなの……なぜなのよぉ……!? どうして皆こんな事言うのぉ……?)
矢車「この女、瞳の奥に闇が見える」
291 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/26(月) 00:18:56 ID:???
ルナティックスのスローインで、小町が一時退場しつつも試合は一旦振りだしに戻るか?
…と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
>>239-240
その発想は無かったですw
>>258
中山さんと霊夢は総合力的に互角ですし、
実は博麗連合よりルナティックスの方がフィールダー総合力の合計が高かったりします。
>>277-278
小町のポストプレイの分が悪いのは承知でしたが、ピンゾロで負傷はちょっときついですね。
霊夢とか魔理沙とかの引きは悪くない(相手の引きはもっと良いけど)のが救いでしょうか。
>>283
>つかさ「凄いです。あの死神――妹紅さんのクリアに追いついています!」
とか言ってるので、少なくとも一瞬は奮戦していたのでしょう(汗)
>>288
今のアリスさんだったら友達になっちゃいそうですね…w
>>290
アリスさんだったら、矢車兄貴に手を差し伸べられてもプライドの高さ故振り払いそうですね。
それでその後若干後悔して一人で泣いてそうです。
それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。
292 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/27(火) 00:46:49 ID:???
★てゐ→ドリブル 51 ( スペード6 )( 4 + 5 )=60★
★アリス→タックル 49 ( スペード5 )( 5 + 6 )=60★
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そしてルナティックスのスローイン
アリス「う、うわーーん!? あんたなんか友達でも何でもないんだからーーーっ!?」
てゐ「な、なんかこのヒト怖いっ!? しかもちょっと泣いてるし……って、あっ!」
――バチイッ! ポーン、コロコロコロ……。
――ピィイイイッ!
実況「アリス選手、普段のテクニックを捨て、鬼気迫るタックルを見せますが……!
ここでボールはサイドラインを越えました。ルナティックスのスローインです!」
てゐ「ホッ……後ちょっとで完全に取られてたよ。全くもう、怖いなぁ」
アリス「(また、友達が出来なかった……)」
妹紅によって弾かれ、てゐがフォローしたボールはアリスによって突破を阻まれ、スローインとなる。
結果的にはルナティックスの手元にボールが戻ったものの、
スローインの僅かな隙を縫って上がり目の針妙丸と霊夢が戻り、陣形を立て直されたため、
試合は再び振りだし。後半開始直後の様相に戻りつつあった。
小町「おーい。折角だからちょっと担架呼んどくれ〜」
しかし、一点だけ先程と違う点があった。
小町が地面に寝っ転がって暢気な表情で助けを呼んでいる。
どうやら、先程のポストプレイ時に負傷したらしい。
293 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/27(火) 00:51:16 ID:LM+HDGw2
魔理沙「本当かよ。試合サボリの口実を見つけただけじゃないのか?」
萃香「仮に本当にケガだとしても、普段の言動を顧みると助けは来ないだろうねぇ〜」
中里「まさしくオオカミ少年……いや、オオカミ死神でゴザるな」
小町「あ、あんた達さぁ、どんだけ薄情なんだよ〜! 今日はホントにケガだってば〜!?」
実況「おっと、試合再開にも関わらず、小町選手が相変わらず立ち上がろうとしません。
これはどうやらサボリ……では無く。小町選手はどうやら負傷した模様です!
サボリと思って一向に助けに来ない仲間達をよそに、駆けつけた医務班により捻挫と診断された小町選手、
只今応急処置の為にベンチへと入っていきました!!」
森崎「(あいつ。前半はさんざゴール前で休んでおいて、いざ出番が来たと思ったらボロ負けの上負傷退場だと?
答えを知った上で敢えて訊きたいが。……やる気あんのか?)」
日頃の怠惰が祟ってか、誰も小町の負傷を信じず、負傷が真実と知っても同情はほぼ全くない。
そんな少しだけ悲しい茶番を横目に、小町は医務班の担架に乗って優雅にベンチへと舞い戻る。
仲間の反応も気にせずに、治療を受けつつノンビリ
リポビタンD
を啜っているあたり、幸か不幸か傷はそこまで浅くないようだ。
鈴仙「(小町が負傷で搬送されたみたいだけど……あの様子なら、きっと5分程度で戻って来るわよね。
――さて。次のスローインでボールは恐らくパスカル君あたりに移ると思うけど。
これから私達は、どうやって攻めに入っていこうかしら?
さっきも危うく霊夢にゴールを奪われかけたように、二点差だけだとやっぱり安心出来ない。
だから出来れば、安全に攻勢に回れるチャンスを伺いたいところだけど……?)」
294 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/27(火) 00:52:23 ID:LM+HDGw2
試合は後半の6分、得点は3−1でルナティックスが依然として有利。
そんな中で、鈴仙が選んだ次なる作戦は……。
A:パスカルにドリブルでボールキープして貰い、時間を稼ぐ。
B:パスカルの『バナナパス』で、鈴仙まで長距離のスルーパスを通し、前線にボールを運ぶ。
C:FWの佳歩に渡して、ドリブルで正面突破を狙う。
D:左サイドのてゐに戻し、再びドリブルでサイド突破を狙う。
E:てゐの『バックスピン兎玉』で、鈴仙まで長距離のスルーパスを通し、前線にボールを運ぶ。
E:右サイドの永琳に渡して、ドリブルでサイド突破を狙う。
F:ボランチの中山に渡して、ドリブルで正面突破を狙う。
G:その他 自由選択枠
鈴仙のガッツ:450/980
先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
――――――――――――――――――――――――――
と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
皆さま、本日もお疲れ様でした。
295 :
森崎名無しさん
:2015/10/27(火) 00:54:33 ID:7Chno4vA
C
296 :
森崎名無しさん
:2015/10/27(火) 00:54:34 ID:8c78+wJA
A
297 :
森崎名無しさん
:2015/10/27(火) 00:55:40 ID:BbRqLus6
D
298 :
森崎名無しさん
:2015/10/27(火) 00:57:53 ID:3dY0mV82
A
299 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/28(水) 01:10:44 ID:gyulW3+M
A:パスカルにドリブルでボールキープして貰い、時間を稼ぐ。
鈴仙「(……いや。ここで焦って攻めに出ちゃうと相手の思う壺。
ここはやっぱり、初志を貫徹して――)パスカル君、ここはもう一度ボールキープよ!」
パスカル「――分かった。相手も恐らく攻めたがらない今の状況だ。きっと問題無くボールキープは出来ると思う」
……ピィイイッ!
てゐ「お二人さん、笛が鳴ったよ!」
鈴仙「それじゃ、パスカル君。宜しく頼むわね!」
そう言って鈴仙は前線へと上がり、てゐはサイドラインから手筈通りパスカルへとボールを渡す。
そこから、永遠亭ルナティックスは後半開始時と同じようにパスワークを続けた。
魔理沙「くっそー。イライラするなぁ。もっと攻めに来いよ!」
霊夢「そんな風に熱くなりやすい誰かさんを釣り出す意図に決まってるでしょうに。
……でも、どうしようかしらね。針妙丸だけでもぶつけてみるか、様子見するか。それとも……」
先着1名様で、
★博麗連合の反応→! card★
と書き込んでください。マークで分岐します。
JOKER→アリス「うぉぉぉおおおおおおお〜〜!」アリスが突然、アルゼンチン戦の翼っぽく暴走してきた!
ダイヤ→霊夢「(やっぱり今、無暗に攻めるのは危険ね)」博麗連合も様子見!
ハート・スペード→針妙丸「一人じゃ不安だけど……私がいく!」針妙丸がタックルに向かう!
クラブ→ハート・スペード+魔理沙「ええーい! いつまでも調子に乗ってるんじゃないぜ!」
痺れを切らした魔理沙がタックルに向かう!
300 :
森崎名無しさん
:2015/10/28(水) 01:11:33 ID:???
★博麗連合の反応→
ハートJ
★
301 :
鈴仙奮闘記
◆85KeWZMVkQ
:2015/10/28(水) 01:29:26 ID:gyulW3+M
★博麗連合の反応→ ハートJ ★
ハート・スペード→針妙丸「一人じゃ不安だけど……私がいく!」針妙丸がタックルに向かう!
一刻も早く点が欲しいが、しかし無暗に攻め入る訳にはいかない。
霊夢が柄にも無く考えあぐねている中で声を掛けたのは、
最近半ば霊夢のペット的な存在と化しつつある小人の針妙丸だった。
針妙丸「――一人じゃ不安だけど、私が行く! あのサボリ死神でも弾けたんだし、余裕だよ!」
霊夢「そういうあんたはさっき、その小町よりも動けてなかったじゃないの。
……ま、確かにあんた一人だったら突破されても問題無いからね。行ってみなさいな」
針妙丸「へへっ、さっすが霊夢。話が分かるねぇ〜」
半分面倒くさそうに、しかしその半分では僅かな期待を籠めながら、霊夢は針妙丸に突撃を指示する。
そして霊夢の指令を受けてウキウキになった針妙丸によって、試合は再び動いた。
パスカルにボールが渡ってから少しだけ時間が経った後半8分。
永琳からのソツのないパスを受け取ったパスカルに対し、針妙丸は大きくプレスを掛けて行く。
タタタタタタッ……!
パスカル「……む。やはり来たか!」
実況「パスカル選手が本職MF顔負けの器用なパスワークとボールキープで時間を稼ごうとする中!
博麗連合の切り込み隊長、針妙丸選手がタックルに向かう〜〜!!」
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