キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【レイセン】鈴仙奮闘記33【アレアレオー】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/03(木) 23:28:16 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで師匠を超えるために努力する物語です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1444659859/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
挫折や失敗を繰り返しながらも彼女は仲間と共に着実に成長を続け
とうとう大会で強豪・博麗連合を4−2で破って優勝。更にはMVP選手の称号を勝ち取った!

ところがその夜、これまでの物語の発端は鈴仙の師・八意永琳によるものだと明かされる。
その永琳の計画は今や、月に眠る大いなる厄災に魅せられた八雲紫によって狂いつつある事と合わせて。
永琳はこれまでの自身の行為を謝罪した上で、「純狐」とも呼ばれる大いなる厄災から、この世界を守る事を鈴仙に託した。

鈴仙は最初は戸惑いつつも、中山により自身の成長と覚悟を悟り、最後には永琳の願いを受け入れる。
そして鈴仙は、幻想郷の秩序の変革を狙う『プロジェクト・カウンターハクレイ』の一員となり、
この次のサッカー大会で劇的な優勝を遂げてみせると誓ってみせた。

『プロジェクト・カウンターハクレイ』としての出立の日まで、鈴仙には僅かな猶予を残されていた。
結界が綻び壊れ、急速にその形を変えようとしている幻想郷。
朽ち行く楽園の中で、鈴仙は、幻想郷の住人は、外界の人間達は。
最後に残された偏安を、どのように過ごすのだろうか。


……とか言いつつ、暫くはアレアレオーなノリになっちゃうと思います(爆)

480 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/23(水) 02:24:25 ID:xHLG6oYQ
鈴仙「でもさ。目指すべき選手って一言で言われても、サッカーの選手の種類なんて沢山よ。
もう少し絞ってほしいんだけど……」

お燐「あ。それならさ、実はもうキチンと考えてあるよ。ええっと……そう。
あたいはやっぱり、サイド際のプレーが得意だからさ。
ウインガーやらサイドバックやら、そんな感じの方向性を目指したいっていうか」

更には、お燐自身も単なる他力本願だった訳では無く。
きちんと自分なりのビジョンを描いた上での相談であるようだった。
……そのビジョンには、幾らか適当な所もあるようだったが。

鈴仙「(――お燐は確か、先の地霊殿サブタレイニアンローゼス戦では、
サイド際でのドリブルとパスに優れたサイドアタッカーだったわね。
その反面、ドリブルとパス以外はハッキリ言って微妙だったけれど……。
彼女もまた、秋姉妹と同じく『先行投資』の価値はある……かもしれない。
だから、真面目に成長方針を考えてあげるのは、決して損にはならない筈)」

鈴仙はお燐が言っていたビジョンに付けたす形で、
具体的にこうした選手を目指すべきではないかという案を出す事にした。
それは……

A:ドリブルとセンタリングに特化したウインガー。
B:ボールキープやパスを中心に、守備も出来るサイドハーフ。
C:突破に加えて、タックルやブロックも出来るサイドバック
D:個人プレーはそこそこに、相棒のお空との絆を活かしたコンビプレイヤー
E:というか、それよりも一緒に特訓しようぜ!(通常の特訓イベントに移ります)
F:その他 お燐の目指すべき選手像が他にもあればこちらで

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*投票後、お燐の一人の成長判定に移ります。
 このとき、普段の特訓での上昇分に加えて、今回選択した分野の能力値について追加で上昇判定を行います。

481 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/23(水) 02:29:47 ID:xHLG6oYQ
……と、言った所で今日の更新はここまでです。
鈴仙の能力値が既に充分高い点、お燐は比較的PCHへの加入難易度が低い(=先行投資になり得る)ことから、
先にコーチングの方向で選択肢を作りました。どの選択肢を選んでも、損が無いようにしたいと思っています。
普通にいつもの特訓がやりたい場合はEを選んでくだされば全然問題ありません。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

482 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 02:56:21 ID:???
乙です
たしかここだとサイド補正が守備にも掛かるんだっけか

483 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 02:57:34 ID:???
これA選んだら52超えたりします?だったら1芸のみしか使えなくてもJOKERになりうるから選んでみたいけど

484 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 03:02:01 ID:???
選手名    ド  パ  シ  タ  カ  ブ  せ   総 高/低 ガッツ 才
Fお燐   .50  49  46  44  46  43  43  321 1 / 2  700  5

元の守備能力が低すぎるけどサイド限定なら常に+2なら絶望的じゃないかも
それでも最低でタックル+2はされないときつそう。BやC選ぶ場合

485 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 09:52:01 ID:s6qV6Jos
A

486 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 09:59:20 ID:6iB9jHQg
B

487 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 10:52:36 ID:IlZeEVnU
E

488 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 12:07:02 ID:Q8a671jA
B

489 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/23(水) 14:33:11 ID:xHLG6oYQ
こんにちは、今日は夜に少し外出するので、今の内に特訓判定だけでも更新します。
>>482
乙ありがとうございます。
サイドアタック○の補正については、前の試合で私が勘違いしていましたが、
第三章以降は本スレ準拠で『ボール保有時』にしようと思います。
その代わり、今回の特訓や今後のイベント等で、『サイド際では常時全能力+2』的なスキルを習得する可能性があります。
>>483
上昇に制限は付ける予定でした。でないと、A以外の選択肢のうまみが薄くなりますので…
>>484
仲間として選ばれたメンバーは、第三章に入っても練習&イベントによる能力アップがあるので、
今成長してくれれば嬉しいに越した事はないですが、そこまで心配しなくても大丈夫です。

490 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/23(水) 14:35:55 ID:???
B:ボールキープやパスを中心に、守備も出来るサイドハーフ。


鈴仙「……それなら、今でもウインガーとしてはそこそこ行けるんだし。
タックルとかパスカットとか、中盤の守備面を鍛えたサイドハーフを目指したら良いんじゃない?
守備が上手くなれば、きっと前以上に幅広く活躍できるようになるわよ!」

お燐「あー。サイドハーフねぇ。確かに最近、ドリブルしてパスを出すのにも飽きて来たし。
それはそれで案外悪くないかも!」

鈴仙「んじゃ、決まりね。早速練習しましょうか」

そう言って、鈴仙はお燐を永遠亭の特設サッカーコートに案内して、
ボールやらカラーコーンやらを集めて特訓の準備を整える。

鈴仙「よし。準備出来た。それじゃ、まずはドリブルから練習して……」

お燐「え!? ドリブルって練習するモンだったの!
あたい今まで、全てにおいて我流か人真似でやって来たから、なんか新鮮だなぁ。
ねぇねぇ、やっぱり特訓だったら鉄ゲタを履いたり、重いこんだらを試練の道で引いたりするの?
死ぬまでに一回位はやっときたかったんだよね〜」

鈴仙「(――だ。大丈夫なのかしら、こいつ……)」

……が。肝心の特訓に至って、お燐の緊張感はゼロというか、むしろマイナスだった。
これまでの仲間とは全く違うタイプのお燐に対し、
鈴仙は一抹の不安を覚えながらも、粛々と特訓を開始することにした。

491 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/23(水) 14:37:38 ID:xHLG6oYQ

先着2名様で、

★鈴仙の本気→! card★
★お燐のやる気→! card★

と書き込んでください。数値の合計で分岐します。

35→彼女らに一体何が…? ガッツ+100、全能力+3、更に更に…?
31〜34→超進化!!     ガッツ+50、全能力+2、更に…?
26〜30→進化!        ガッツ+30、全能力+1、攻撃系or防御系各+1
16〜25→特訓は成功だ!    ガッツ+30、全能力+1
10〜15→そこそこの成果だった。ガッツ+30、攻撃系各+1
2〜9  →残念な感じだった…。 ガッツ+10、防御系各+1

*攻撃系=ドリブル・パス・シュート・せりあい で、防御系=タックル・パスカット・ブロック・せりあい です。
*マークか数値が一致した場合、判定に+5されます。これらの効果は重複しません。
*合計値が21以上の時、フラグ習得!(既にあれば回収。無い時は、鈴仙は選択可で、相手は判定)
*合計値が26以上の時、必殺技習得!(分野は鈴仙は選択可で、相手は判定)
*攻撃系の合計と防御系の合計を比較して、低い方=2〜9 高い方=10〜15 で表示しております。
*JOKERが出た場合は『ダイヤの15』として扱います。オールマイティにはなりません。

492 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 14:38:09 ID:???
★鈴仙の本気→ クラブ6

493 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 14:38:46 ID:???
★お燐のやる気→ ハート6

494 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 14:41:38 ID:???
サイドでの守備が+2排除なら素の守備力にそのまま+2?
そのくらいでないと弱すぎて悲しすぎる気がするの

495 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 14:42:41 ID:???
数値一致でなんとか成功か、よかった

496 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 14:43:49 ID:???
16以上出れば上出来上出来

497 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/23(水) 15:12:37 ID:xHLG6oYQ
>>494
第三章で仲間になった場合は、これプラスで更に成長ターンを設ける予定なので、
お燐に限らずどのキャラでも言える事ですが、この時点で能力が高くなくても大丈夫です。
(無論、投票での選ばれやすさや傾向には影響を与えると思いますが)

描写に先立って、お燐のサイドハーフとしての成長判定も行います。

先着2名様で、

★お燐のサイドハーフ練習@→! card★
★お燐のサイドハーフ練習A→! card★

と書き込んでください。数値の合計で分岐します。

35→彼女に一体何が…?  全能力+2、スキル・サイドプレイヤーを習得
31〜34→超進化!!     ドリブル・パス+2、タックル・パスカット+3、スキル・サイドプレイヤーを習得
26〜30→進化!          ドリブル・パス+2、タックル・パスカット+3、スキル・サイドプレイヤーのフラグ習得
16〜25→特訓は成功だ!    ドリブル・パス+1、タックル・パスカット+2
10〜15→そこそこの成果だった。パス+1、タックル+1、パスカット+2
2〜9  →残念な感じだった…。 パス+1、パスカット+1

*攻撃系=ドリブル・パス・シュート・せりあい で、防御系=タックル・パスカット・ブロック・せりあい です。
*マークか数値が一致した場合、判定に+5されます。これらの効果は重複しません。
*攻撃系の合計と防御系の合計を比較して、低い方=2〜9 高い方=10〜15 で表示しております。
*JOKERが出た場合は『ダイヤの15』として扱います。オールマイティにはなりません。

498 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 15:17:57 ID:???
★お燐のサイドハーフ練習@→ スペード6

499 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 15:18:12 ID:???
★お燐のサイドハーフ練習@→ ダイヤ2

500 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 15:18:19 ID:???
★お燐のサイドハーフ練習A→ クラブ9

501 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 15:31:19 ID:???
それで、お燐入れます?自分的には今回ので合格点にはなったけど
まだ伸び白も残っていそうだし

502 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 15:56:22 ID:???
秋姉妹入れてお燐も入れると、あっ、ちょうど(自分の構想では)枠が埋まっちゃった

岡ちゃん(現在今治FC)「外れるのはカズ、反町カズ」
反町「置いてかないでええええええ!」

今治FC、夏に見たら攻撃は面白かったが守備に課題ありだった

503 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/23(水) 17:44:17 ID:xHLG6oYQ
>>501-502
メンバー勧誘時も全員スルっと一発加入するとは限らないので、
実際に加入するかは置いといて、加入してくれそうな選手と広く交友するのは吉です。

★鈴仙の本気→ クラブ6 ★
★お燐のやる気→ ハート6 ★
16〜25→特訓は成功だ! ガッツ+30、全能力+1
★お燐のサイドハーフ練習@→ スペード6 ★
★お燐のサイドハーフ練習A→ クラブ9 ★
10〜15→そこそこの成果だった。パス+1、タックル+1、パスカット+2

鈴仙「違うってば。ドリブルってのは、もっとこう全身を使って……」

お燐「え、こう?」

――シュッ、スタタタタッ……

鈴仙「そ、そうよ。やれば出来るじゃない」

胡散臭い程人懐っこい笑顔を浮かべるお燐が、果たして真面目に練習を受けてくれるのか?
真面目に受けてくれたとして、きちんと成長してくれるのか?
鈴仙が当初思い描いていた二点ほどの不安は、拍子抜けなまでにあっさりと解消した。
野生の勘によるものか、世渡りの上手さによるものかは不明だが、
お燐はサッカーにおいてもそこそこ非凡な才能を見せ、鈴仙が指示をすると打てば響くように上達した。

お燐「……よし。ね、ね。お姉さん。もう一回やっても良いかな?」

鈴仙「良いけど……疲れてない?」

お燐「そりゃ疲れたけどさ。でも、折角時間取って見てくれてるし。
今の内に大会MVPさんのプレーを吸収しとかないとね〜」

504 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/23(水) 17:46:01 ID:???
そして驚くべきことに、お燐は練習においてすこぶる真面目であった。
日頃のちゃらちゃらとした態度が嘘のように、お燐は鈴仙の指示に素直に従った。
その上で、量をこなす必要がある、きつい特訓メニューにも耐え忍んだ。

鈴仙「(ひょっとしたら、お燐のふざけた態度って実は演技で。
実はこういう真面目で素直な性格が、彼女の素だったりするのかな……)」

今や懐かしい博麗神社での宴会で、お燐がお空やさとりと共に初めて顔を出した時の事を思い出した。

鈴仙「(地上での間欠泉騒ぎの時。お燐は親友のお空を止める為に怨霊を解き放って、地上に助けを求めたとか。
その時ははた迷惑な、とかいう感想しか無かったけれど。こいつもこいつで、一生懸命だったのかもね……)」


*****


お燐「いやー。今日はありがとね、お姉さん!」

鈴仙「礼には及ばないわ。……だって、あんたったら何も言わなくても勝手に上手くなってくれたし。
サイドハーフとしても、……今はまだ微妙だけど。少なくとも今後の成長のきっかけにはなった筈よ」

お燐「そうかなぁ。また宜しくねっ、サッカーも、アッチの方も」

――練習が終わったのは、日も暮れて暫く経っての事だった。
お燐も今回の練習に手ごたえをつかんだようで、満足気に頷いていた。
鈴仙もそれに倣って、笑顔でお燐を送り出そうとするが……。

505 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/23(水) 17:48:49 ID:???
鈴仙「――ん。アッチの方……」

鈴仙はふと、盛り上がったお燐の猫車に目を突ける。練習前は、こんなに盛り上がっていただろうか。

鈴仙「あんた……。もしかして、永遠亭にある剖検用の遺体を拝借したんじゃ……!」

お燐「う、うぐっ!? ま、まあいいじゃん良いじゃん! 減るもんじゃ無いんだし!」

鈴仙「減るし、遺体を漁るのはシャレにならないってば! もう、待ちなさーい! ……って、行っちゃった」

……鈴仙はこの夜、生命の尊厳について、永琳から懇々とお説教を食らい。
改めて、幾ら良い奴そうに見えたとしても、地底の妖怪には完全に気を許せない事を学ぶのだった。


*お燐の能力値が上昇しました。

―――――――――――――――――――――――――――――――
と、言ったところで一旦ここまで。
折角能力値を載せてくれた方が居たので、今回の成長後のお燐の能力値を掲載しました。

選手名    ド  パ  シ  タ  カ  ブ  せ   総 高/低 ガッツ 才
Fお燐   .51  51  47  45  49  44  44  332 1 / 2  700  5

506 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 17:50:07 ID:???
お燐のタックル46では?乙

507 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 22:50:36 ID:???
鈴仙「――ん。アッチの方……」

鈴仙はふと、盛り上がったお燐の猫車に目を突ける。練習前は、こんなに盛り上がっていただろうか。

アーバックル「Feed me」鈴仙「猫車に猫が乗ってるー!」ウサギC「かんとくになってもらおう」

508 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/23(水) 23:29:09 ID:???
更新再開します。
>>506
乙ありがとうございます。
すみません、そうですね。後ガッツも30増加しているので730でした。
正しくはこうなります。
選手名    ド  パ  シ  タ  カ  ブ  せ   総 高/低 ガッツ 才
Fお燐   .51  51  47  46  49  44  44  332 1 / 2  730  5
>>507
それだとほのぼのと終わって良かったかもですねw



509 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/23(水) 23:30:12 ID:xHLG6oYQ
〜大会20日目・午前〜

鈴仙「(――師匠の言う事が本当なら、今日がこれまでの幻想郷で、私が暮らせる最後の日。
明日には、全幻想郷選抜メンバーが発表され、私は……プロジェクト・カウンターハクレイの
メンバーとして、この幻想郷を離れ、新チームに合流する。
時間が無いから出来る事は限られるけど。後悔しないように行動しなくちゃね……)」

A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)
B:練習をする(一人か仲間で練習したり、コーチングをします。更に分岐)
C:狂気度を使用する(更に分岐。一部を除き、この行動では時間を消費しません)鈴仙の狂気度:33
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)
×:アイテムを使用する(この行動では時間を消費しません)
  ※「ボロボロのボール」など、練習用アイテムはCの練習の選択時に使用してください。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

(参考:大会20日目〜第二章終了までのスケジュール)
        午   前      午   後
20日目   休   み     休   み
21日目   第三章へ……

※狂気度を使った成長イベントについては、20日目後に発生するので、
 今ここで「狂気度を使う」を選ぶ必要はありません。
※また、先のアナウンス通り、ドイツとの脳内試合は選択不可とさせていただきます。ご了承ください。

510 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 23:31:21 ID:ru8FvnNU
A

511 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 23:33:52 ID:???
B 分裂してから鈴仙と分裂体とで激しい練習

負担も大きいけど能力も結構伸びるよ。強襲サイヤ人的に

512 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 23:44:46 ID:utaimTMg
A

513 :森崎名無しさん:2015/12/23(水) 23:59:06 ID:???
ちなみに狂気度廃止と合わせてお金も廃止になるんですか?

514 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/24(木) 00:00:00 ID:Ve6E5zCY
A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)

鈴仙「……折角だから、自由に行動したいわね。具体的にどうするかは……あまり思いつかないけれど。
これまでにやり残した事をやるか、それとも思い切って日ごろ行かなかった場所にトライしてみるか。
――いっそのこと、感性で行く場所を考えるってのも、案外アリかも」

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)

<ショートカットキー>
E:永遠亭で、霞から全幻想郷選抜メンバー候補についての情報を聞き取る。
F:迷いの竹林で、妹紅と交流してみる。
G:紅魔館で、レミリアにシュートの練習を見てもらう。
H:是非曲直庁に行き、映姫に会って話を聞く。
I:その他 作者は失念しているがこうしたイベントがあった筈だ! ……などありましたら、一発で繋ぐよう配慮します(汗)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

515 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 00:00:39 ID:g52yspPw


516 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 00:01:28 ID:bn5T983w


517 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/24(木) 00:04:22 ID:???
>>513
各種数値は、第二章で全部廃止となります。
その他廃止となる数値については>>17をご参照ください。

518 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 00:05:44 ID:Ncrjzuzo


519 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 00:07:09 ID:???
つまりヒント神バンバン使っていい上に、ようやく不渡り手形から解放される!

520 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/24(木) 00:21:59 ID:Ve6E5zCY
>>519
ヒントシステムについては、第三章以降では廃止しようと思います。
その代わり、ヒントが無くても問題無いようなゲーム設計にしたいと思います。
第三章以降での変更点については、既出の点も含め纏める予定です。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
鈴仙「――最近出ずっぱりだったし、今日はおうちに居ましょうかね……。
でもせっかくだから、誰かの部屋にでもお邪魔しようかな?」

A:永琳に会いに行く。
B:輝夜に会いに行く。
C:てゐに会いに行く。
D:佳歩に会いに行く。
E:ウサギBに会いに行く。
F:ウサギCに会いに行く。
G:ウサギDに会いに行く。
H:つかさに会いに行く。
I:ウサギKに会いに行く。
×:中山に会いに行く。
K:パスカルに会いに行く。
L:自室でゆっくりする(ランダムイベントを起こせます)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

521 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 00:22:34 ID:g52yspPw


522 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/24(木) 00:23:54 ID:Ve6E5zCY
すみません、間違えて中山が不在時の過去の選択肢をそのままコピペしてしまいました。
正確にはこちらの選択肢が正しいです。

A:永琳に会いに行く。
B:輝夜に会いに行く。
C:てゐに会いに行く。
D:佳歩に会いに行く。
E:霞に会いに行く。
F:ウサギCに会いに行く。
G:ウサギDに会いに行く。
H:つかさに会いに行く。
I:ウサギKに会いに行く。
J:中山に会いに行く。
K:パスカルに会いに行く。
L:自室でゆっくりする(ランダムイベントを起こせます)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


523 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 00:24:34 ID:Ncrjzuzo


524 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 00:24:50 ID:bn5T983w
E

525 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/24(木) 00:28:17 ID:???
Bが選ばれたところで、今日の更新はここまでにしようと思います。
皆さま、本日もお疲れ様でした。

526 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 18:30:26 ID:???
人気投票で1位にしてつるし上げるからチームに残って〜(カグヤファン的発想)

527 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/24(木) 22:39:07 ID:Ve6E5zCY
こんばんは、更新再開します。
>>526
姫様は今回、ネタ的にも実力的にも大活躍でしたね…

528 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/24(木) 22:41:18 ID:???
B:輝夜に会いに行く。

鈴仙「(折角だから姫様にでも会いに来ましょうか。
何だかんだで前の大会では大活躍だったし、一応私の師匠の上司だし。
明日でこの幻想郷ともお別れとも考えると、やっぱり挨拶くらいはしないとね…)」

スッ……。

鈴仙「姫様、入りますね」

輝夜「んー? その声はイナバね? 良いわ、入りなさい」

そう思い立って鈴仙が輝夜の控える奥の間に入ると、彼女は何やら書き物をしていた。
最近の輝夜は、外界由来の機械に向かって良く分からない単語を叫んでいる事が多かったが、
今日に限っては、往時のカリスマ溢れて慎ましやかな輝夜が戻って来たようだった。

鈴仙「姫様、何書いてるんですか」

輝夜「ああ……うん。ちょっと小説をね」

鈴仙「へぇぇ……! 凄いですね、姫様。して、どんな風流なお話を?」

輝夜「それは……そうね。アレよ。アレアレ。あの……異世界転生ファンタジー。
冴えない女子中学生が中世ファンタジーの世界にトリップして、
実は五千年前に滅びた王朝のお姫様だったりするのが発覚するってヤツ。
ラストはモコーとかいう噛ませボスがわた…主人公に土下座してから爆死するの」

鈴仙「(往時の姫様は、一体いつになったら帰って来るのかしら……)」

輝夜「あ! 何よその「ケッ、ラノベか」的な軽蔑した目線!
大体落ち着いて考えてよ。竹取物語だってあの時代で言えばソートーなトンデモ小説だったでしょうが!!
例えば、ホラ! 月からの使者って何だよとか思わない!? 月にヒトなんて居る訳ないでしょ!!」

529 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/24(木) 22:42:30 ID:Ve6E5zCY
鈴仙「(――結局相変わらずな姫様は置いといて。どんな話題を振ってみようかな?
姫様はこう見えて割と活動的だし、外に出るってのも悪くは無い気がするけれど……)」

鈴仙は現実逃避をしながら、これから輝夜としたいことについて考えた。
そして――。

A:この前の大会の思い出について雑談したい。
B:練習をしないか誘いに来た。
C:輝夜と永琳の今後の予定について知りたい。
D:今から人里にでも遊びに行かないか聞く。
E:カグヤファンとの合コンを開いてほしい。
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

530 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 22:44:08 ID:HppuX3Pw
C

531 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 22:51:44 ID:R33pJPLs
E

532 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 22:52:24 ID:wOQ0yXPs
C

533 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 23:10:58 ID:???
E選んでみてえw

534 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/24(木) 23:13:56 ID:???
C:輝夜と永琳の今後の予定について知りたい。

鈴仙「あの……姫様」

輝夜「……一応アニメ化と映画化、それと実写映画化までは確定してるんだけどね?
後はハリウッドからオファーがあった時に、どう返事するかを迷ってるのよねー。
ホラ、やっぱり竹取物語の繊細な世界観を、外人がどう捉えるかって気になるしー……ん?
今何か言った、イナバ?」

まだ6ページしか書けていない自作小説の展望について語る輝夜に割って、鈴仙がおずおずと声を掛ける。
自分の話を遮られた輝夜は明らかに不機嫌そうだったが、気にせず鈴仙はこう聞いた。

鈴仙「姫様と。そして師匠は……これから先、どうするおつもりなんでしょうか」

輝夜「……」

鈴仙「ひ、姫様……?」

しかし、鈴仙の予想とは裏腹に、輝夜はすぐには答えなかった。
彼女は暫く頭を振って、言葉に言い淀むように押し黙って……



輝夜「あー、やっぱりソレ、聞いちゃう?」

535 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/24(木) 23:16:07 ID:Ve6E5zCY
不機嫌の仮面を外して、輝夜は照れくさそうに頭を掻きながら、屈託なく訊き返した。
その笑顔には普段の適当さや軽薄さは微塵も無く。
ただ、彼女自身の本質を表す無垢な透明さしか見えなかった。
――要するに輝夜は、着飾らない「本心」で、鈴仙と言葉を交わす事を決意したようだった。
輝夜のそうした決意を察した鈴仙は、改めて主君に対してこう質問した。

鈴仙「――お師匠様……永琳様は、やはり全幻想郷の一員として戦うのでしょうか。
そして、姫様はあくまでも。……そうした永琳様に従って、どこまでもついて行くおつもりなのでしょうか」

輝夜「……それは、ほんの少しだけ難しい質問ね」

輝夜は笑顔のまま無言で鈴仙の顔に視線を合わせる。
こうすると、まるで覚り妖怪と対峙した時のような恐怖感を覚える。
彼女はあまりに美しく。そして、全てを見透かしているように思えた。
寒気すらする沈黙が永遠に、もしくは須臾に流れた後――輝夜はこう言った。


先着1名様で、

★輝夜と永琳→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER→輝夜「フフフ…貴女は知らないようね。この私が、アンタ達の新チームの監督だという事を!!」
ダイヤ→輝夜「永琳は全幻想郷側につくけれど。私は……ぶっちゃけ、アンタらの方に興味があるのよね」
ハート・スペード→輝夜「永琳は全幻想郷側につくわ。私は……どうしようかな。考え中よ」
クラブ→輝夜「永琳は全幻想郷側につくわ。……私は、永琳の言う通りにしようかな」
クラブA→ブルノさん「俺はアンタらの側につくぜ」輝夜「私の貴重なシリアスシーンを潰してくるのやめろォ!?」

536 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 23:18:19 ID:???
★輝夜と永琳→ ハートQ

537 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 23:22:33 ID:???
クラブAでたら新チームのGKはカグヤさんとブルノさんのコンビか…w

538 :森崎名無しさん:2015/12/24(木) 23:29:33 ID:???
カグヤファン「カグヤ カグヤ カグヤ カグヤ」(行かないでコール)
輝夜選手兼監督だと妹紅干しそうw

539 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/25(金) 00:08:45 ID:???
★輝夜と永琳→ ハートQ ★
ハート・スペード→輝夜「永琳は全幻想郷側につくわ。私は……どうしようかな。考え中よ」

輝夜「永琳は全幻想郷側につくわ」

輝夜はまず、簡潔にそう告げた。

輝夜「私は……どうしようかな。考え中よ」

その次の一文は、前の一文と違って、熟慮の上にゆっくりと紡がれた。

鈴仙「……やっぱり。永琳様は全幻想郷に」

鈴仙はまず、最初の一文について聞き返した。
輝夜はゆっくりと頷いて、普段よりも落ち着きと気品のある声で詳しく説明を始める。

輝夜「誰か強力な力を持ってる奴が、八雲紫を監視しなくちゃいけないからね。
それに万が一、あんた達の計画が失敗した時。その尻拭いは永琳が当然に行うべきだもの。
彼女は私の為とはいえ、とんでも無いミスを犯してしまった。数千年もの封印を経てからの、「純狐」の復活……。
それは、絶対にあってはならない事だった」

鈴仙「姫様は、やっぱり全部を知ってるんですね……」

輝夜「私はただの姫よ。永琳みたく、全部は知っていないわ。強いて言うなら、貴女達が知らなすぎるだけかしら。
ただ――これだけは知っておいた方が良い」

まるで謎かけのように、輝夜はそう言葉を濁す。
しかしそれでは足りないと思ったのか、彼女は同時にこう付け加えた。

540 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/25(金) 00:10:20 ID:???
輝夜「――「純狐」は単なる自然現象だとか、そんな簡単な存在じゃない。
息子を殺した夫を恨み、その愛人の女すらも恨み。いつしか、その記憶すら喪って。
……そうやって生まれただけの、単なる神霊。
だけど、月の民はその単なる神霊に、数万年以上に渡って苦しめられて来た。
大地は枯れ、水は腐り、炎は消え、風は止まり――それでも尚、彼女は死なず恨み続ける。
――イナバ。あんたは……そして永琳は、そんなバケモノと戦おうとしているのよ」

鈴仙「……はい」

輝夜は鈴仙に、「純狐」という存在について詳しく語ってくれた。
その内容には永琳から聞いていない事すらも含まれており、輝夜もまた月の民として、
今、八雲紫を媒体に発現しつつある大いなる厄災に対し、興味を寄せている事が分かった。

輝夜「――でも。あんたが聞きたいのはそんな事じゃないんでしょ?
永琳は分かった。じゃあ私がどうするのか。……あんたが聞きたい事、知りたい事はきっとそれ。
きっとあんたは、「考え中よ」だなんて答えじゃ納得してくれないのよね?」

鈴仙「……………はい」

鈴仙は正直にもう一度頷いた。
永琳の動向にはついては何となく察しがついていたし、何より諦めがついていた。
プロジェクト・カウンターハクレイの一員になる。
そう決心した時点で、自分が永琳と肩を並べて戦う事は――当分無いと、何となく鈴仙は分かっていた。
そしてその一方で、輝夜の動向は全く読めなかった。

鈴仙「……姫様はこれまでも、表向きは明るく楽しく。
だけど裏ではこうやって穏やかに、私を助けてくれていました。
もし出来る事なら、プロジェクト・カウンターハクレイに行っても、私は貴女とサッカーがしたい」

鈴仙は本心からそう言った。輝夜は眼を細めて「そう」と微笑みながらも、凛とした表情は崩さない。

541 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/25(金) 00:11:36 ID:???
輝夜「ありがとね、イナバ。……でも、私はやっぱり……「考え中」なのよ。
何故なら――私は、アンタ達が起こす新しい風とやらにも興味があるけれど。
永琳と離れて。しかも敵対する事なんて、とても考えられないもの。
新しい物が好きなのに、古い縁を捨てられない。矛盾してるわよね?」

最後の方では、輝夜はからからと笑ってはいたが、目は笑えていなかった。
思えばこの方が心の底から笑う場面を、鈴仙は視た事があっただろうか。

輝夜「――ごめんね。やっぱりこうやって喋ってる間にも色々思いを馳せてたけど。
私はまだ、どうしようも無く判断が出来ない。ただ……こうも思うのよね」

鈴仙「………?」

鈴仙が返す言葉を見つけられないでいると、輝夜は――最後に小さく、こう独り言ちた。

輝夜「これまでの私だったら、何の迷いも無く、ただ永琳と一緒に居れる方法を選んでいたと思う。
だけど、今の私は迷っている。……これって、私が変わったからかもしんないわね」

*輝夜の評価値がやや上がりました。
*輝夜の思考が、少しだけ全幻想郷側から離れました。

542 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/25(金) 00:14:10 ID:1MrogxLo
〜大会20日目・午後〜

鈴仙「(――さあ! 泣いても笑っても、ここが最後の自由行動よ。
ここまで行ったらもういっそ練習でも良いかもしれないけど、なんか勿体ないような気もするし……。
正直コメントすべき事もあんまし無いんだけど、兎に角選ぶのよ、私!!)」

A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)
B:練習をする(一人か仲間で練習したり、コーチングをします。更に分岐)
C:狂気度を使用する(更に分岐。一部を除き、この行動では時間を消費しません)鈴仙の狂気度:33
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)
×:アイテムを使用する(この行動では時間を消費しません)
  ※「ボロボロのボール」など、練習用アイテムはCの練習の選択時に使用してください。

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

(参考:大会20日目〜第二章終了までのスケジュール)
        午   前      午   後
20日目   休   み     休   み←今ココ
21日目   第三章へ……

※狂気度を使った成長イベントについては、20日目後に発生するので、
 今ここで「狂気度を使う」を選ぶ必要はありません。
※また、先のアナウンス通り、ドイツとの脳内試合は選択不可とさせていただきます。ご了承ください。

543 :森崎名無しさん:2015/12/25(金) 00:15:07 ID:V218jTgA


544 :森崎名無しさん:2015/12/25(金) 00:15:13 ID:qKtlOQts
A

545 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/25(金) 00:17:49 ID:1MrogxLo
A:自由行動をする(自由行動フェイズに移ります。更に分岐)

鈴仙「……勿論自由行動よ! 練習なんてやってらんないわ。
それに――何だか嫌な予感がする。明日になると私の知ってる光景が全部、変わってしまうような……。
だから、後悔の無い一日を過ごし切ってやるんだから!」

A:永遠亭に居る(さらに分岐)
  主に永遠亭に居るチームメイトと交流をします。
  評価値を上げたり特別なイベントを起こしたりできます。
B:外出する(さらに分岐)
  買い物をしたり、永遠亭に居ないチームメイトや、
  その他の幻想郷の住人と交流できるチャンスがあります。
C:気晴らしに玉兎通信でもしてみる。(さらに判定)
  ランダムで、色々な情報が入ります。運が良ければ必殺技フラグも入手できるかも…
D:現在の能力値を確認する(この行動では時間を消費しません)(※1票決)

<ショートカットキー>
E:永遠亭で、霞から全幻想郷選抜メンバー候補についての情報を聞き取る。
F:迷いの竹林で、妹紅と交流してみる。
G:紅魔館で、レミリアにシュートの練習を見てもらう。
H:是非曲直庁に行き、映姫に会って話を聞く。
I:その他 作者は失念しているがこうしたイベントがあった筈だ! ……などありましたら、一発で繋ぐよう配慮します(汗)


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

546 :森崎名無しさん:2015/12/25(金) 00:18:32 ID:V218jTgA


547 :森崎名無しさん:2015/12/25(金) 00:21:56 ID:8Xs8VKQ2


548 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/25(金) 00:26:31 ID:1MrogxLo
B:外出する(さらに分岐)

鈴仙「――外出しよう。特に行く当ては考え付かないけれど、それは今から考えれば良いんだもの!
さて、今日はこれからどこへ行こうかしら……?」

A:人里(貸本屋や道具屋、慧音の住居等があります)
B:霧の湖(妖精大連合メンバーが居ます。プリズムリバー三姉妹の居る廃洋館もあります)
C:紅魔館(レミリアやパチュリーが居ます)
D:冥界(中西や幽々子が居ます)
E:迷いの竹林付近(妹紅やミスティアが居ます)
F:太陽の畑(幽香やメディスン、レティ等雑魚妖怪チームのメンバーが居ます)
G:妖怪の山(河童のバザーやスタジアム、守矢神社等があります)
H:地底(危険もありますが、旧都には様々な店があります、温泉もあります)
I:命蓮寺(星や白蓮が居ます)
J:香霖堂(霖之助がおり、アイテムが購入できます)
K:魔法の森(魔理沙やアリスが居ます)
L:博麗神社(霊夢や森崎が居ます)
M:無縁塚(危険もありますが、掘り出し物も発掘できます)
N:是非曲直庁(閻魔や死神等が仕事をしています)

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


549 :森崎名無しさん:2015/12/25(金) 00:27:04 ID:V218jTgA


550 :森崎名無しさん:2015/12/25(金) 00:32:48 ID:qKtlOQts
N

551 :森崎名無しさん:2015/12/25(金) 00:32:51 ID:8Xs8VKQ2


552 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/25(金) 00:33:31 ID:???
Cが選ばれた!……と、言ったところで今日の更新はここまでにします。
>>537
その時は多分姫様に逆相互補正(−5)とかついてて、使いモノにならなくなってましたね…
>>538
某ポイズンスレの輝夜監督が結構好きだったので、そんなノリになれば良いなとか思ってましたw

それでは、皆さま、本日もお疲れ様でした。

553 :森崎名無しさん:2015/12/25(金) 14:05:18 ID:???
レティ、カグヤさん、パチュリーと順当なところを突いてきたね

アリス「そろそろ鈴仙が私をスカウトしに訪ねてくるころね。お茶会の準備は完璧よ!
……………鈴仙、まだかなぁ」

矢車兄貴「アリス、お前まぁだそんなこと言ってんのか」松山「ぼっちは最高なんだよ」

554 :森崎名無しさん:2015/12/25(金) 17:17:08 ID:???
反則芸人、ダイス芸人、ぼっち芸人、変態芸人
アリスって名前は呪われてるのかな

555 :森崎名無しさん:2015/12/25(金) 22:59:45 ID:???
しゃべるボール「カグヤ ダイヒョウハマチガッテイルヨ シンチームガ タダシイヨ」

人気90超えボーナスはメンバー集めに役に立つとか?まさか、ここまで上がるとは

556 :森崎名無しさん:2015/12/25(金) 23:25:52 ID:???
乙なのです。

たしか人気70に届かないとゲームオーバーだったっけ。
一章の頃は多少心配してたけど、いつの間にか余裕になってたなあ。

557 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/26(土) 00:18:32 ID:???
こんばんは、更新再開します。
>>553
アリスさんも地味に名選手なのですが、本編の岬君よろしく地味に名選手過ぎて選ばれない感じですかね…
>>554
二次創作において、色々な属性を付けやすいキャラなんですね(前向き)
>>555
人気90越えボーナスは勧誘じゃなく、鈴仙の能力とかスキルに関わるもので考えています。
>>556
乙ありがとうございます。
実は普通に投票して下さっていれば、ほぼ必ず人気度70位には行くように想定していました。

558 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/26(土) 00:22:20 ID:6HiAluJI
C:紅魔館(レミリアやパチュリーが居ます)

鈴仙「(――そういや、レミリアさんと前シュートの練習をするとか何とか話してたっけ。
他にも、パチュリーさんとのオフサイドトラップの勉強もまだ途中になってるし……。
明日から暫く、そんなコトやってる暇も無い生活になるでしょうから、今の内に行ってみようかな、紅魔館。
他の人達にも、会ってみたら意外と得るものがあったりして)」

A:レミリアに会いに行く。
B:パチュリーと小悪魔に会いに行く。
C:咲夜に会いに行く。
D:美鈴と陸に会いに行く。
E:フランドールに会いに行く。
F:その他 チュパカブラやホフゴブリンに会いたい方はこちらで

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

559 :森崎名無しさん:2015/12/26(土) 00:25:01 ID:OgOyztAM


560 :森崎名無しさん:2015/12/26(土) 00:25:30 ID:DVnxVTIQ
B

Fでホフゴブリンを選べば……本当に会わせてくれるのか?

561 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/26(土) 01:09:05 ID:6HiAluJI
B:パチュリーと小悪魔に会いに行く。

鈴仙「――やっぱり、マスター……パチュリーさんに会いに行こうかしら。
賢者賢者ってめんどくさいトコもあったけれど、お世話になった事も多かったし。
最後に挨拶するっていう意味でも、顔を見せときたいしね」

鈴仙はそう思って空を飛んで竹林を越えて――やがて、湖の畔にある真っ赤な洋館に辿り着く。
午睡を楽しむ門番を通り抜け、慣れた様子で紅魔館の門を潜り、地下に広がる大図書館へと足を踏み入れた。

小悪魔「鈴仙さん。お久しぶりです! パチュリー様の所までご案内しますね」

鈴仙「あ、うん……悪いわね」

相変わらずだたっぴろい図書館の中は、司書の小悪魔の案内を受けて快適に。

パチュリー「……あら。また来たの」

そうして図書館のまさに最奥にて出会った彼女は、無表情かつ本に目を落としながらも、
どこか嬉しそうにしている風に思えた。

鈴仙「またって程は、頻繁に来てないですけれど。……ご無沙汰です、マスター・パチュリーさん」

パチュリー「……。お久しぶり、弟子の鈴仙」

無論人一倍面倒な彼女は、嬉しいなんて感情を表面に出したりはしない。
こっちの方から理解してくれるのを待っているのである。

562 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/26(土) 01:10:08 ID:6HiAluJI
鈴仙「(パチュリーさんったら、相変わらずね。……とは言え、機嫌はどうやら悪くないみたいだし。
今なら大体何を言っても聞いてくれそうなオーラを醸し出してるわね。
――さて、どんな感じの話題を振ってみようかな?)」


A:先の大会について振り返る。
B:オフサイドトラップの勉強をする。(現在:17/20)
C:プロジェクト・カウンターハクレイについて話す。
D:鈴仙が今後目指すべき選手像について聞く。
E:幻想郷を取り巻く異変について見解を伺う。
F:たまには小悪魔とも話をしてみる。(更に分岐)
G:その他 自由選択枠


先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

563 :森崎名無しさん:2015/12/26(土) 01:13:34 ID:OgOyztAM


564 :森崎名無しさん:2015/12/26(土) 01:15:00 ID:DVnxVTIQ
C

565 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/26(土) 01:55:27 ID:6HiAluJI
C:プロジェクト・カウンターハクレイについて話す。

鈴仙「(――今となっては、話しちゃっても良いわよね)……あの。
パチュリーさんは知っていますか? この次の大会に向けて、一つの計画があるという事を……」

パチュリー「……? 初耳ね。話して頂戴」

あくまで視線を本から変えずに、しかし内心は恐らく興味津々に耳を傾けるパチュリー。
鈴仙はそんなパチュリーの期待に応えるように、鈴仙が巻き込まれた計画
――プロジェクト・カウンターハクレイについて大まかに説明した。
元々この計画については口外しないよう、永琳から強く言われていたものの、
「純狐」に纏わる騒ぎもあって、もはや自身の胸だけに留めておくこともできず。
また、マスター――永琳に次ぐ第二の師であるパチュリーにはこの事を伝えておきたいという、鈴仙自身の想いもあった。

パチュリー「……ふーん。で、貴女はその新チームのキャプテン候補なのね」

鈴仙「そうです。……正直、私だって具体的な事は、サッパリ分かりませんけれど」

パチュリー「…………」

そして鈴仙の想いを無視するかのように、パチュリーは一言、二言質問をした以外は無言だった。
……いや。ここで雄弁に色々語りだしたらそれはそれで胡散臭いため、無言なのはある意味彼女らしいと言えるが。
ともかく、鈴仙とパチュリーの間には暫くの間の沈黙が流れるも――。

パチュリー「……あんたは、この私に新チームの一員になって欲しいって思ってる。
……そう思ってるからこそ、あんたは私に対してこの話題を挙げた」

薄紫色の少女は、虚ろな目で鈴仙を見据え、今回の訪問の真意について断言した。

566 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/26(土) 01:56:36 ID:???

鈴仙「……はい」

それは鈴仙にとって誤りでは無かった。
鈴仙は意識下であれ無意識下であれ、パチュリーのような選手がチームに居て欲しいと思っていた。

パチュリー「別に恥じる事じゃないわ。新チームでも新事業でも、何か新しい事を始めるには、
賢者の存在が不可欠なんですもの。……貴女はむしろ、正しい事を考えていたと言うべきね」

鈴仙「(ホントに正しいのかなぁ……)」

比較的上機嫌に滔々と語りだすパチュリーを尻目に、鈴仙は若干失礼な事を考えるも。
パチュリー・ノーレッジという規格外の選手を自陣に引き入れた暁には、計り知れぬメリットが発生する事は確実だ。

鈴仙「……パチュリーさん。貴女のおっしゃる事は正しいです。
私は、貴女が新チームの一員になってくれればとても嬉しいと思っています。
――だから。後はパチュリーさん次第だと思います。新チームについて、どう思っているか……!」

パチュリー「…………………」

ひとしきり話をして貰った後に、鈴仙は最後に念を押すように、パチュリーに対して強めの口調でそう投げかけると。
パチュリーは再びその顔を本に落として、鈴仙が辛うじて聞こえない位の小音量で、こう呟いた。
彼女は――恐らく、こう言っていた。

567 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/26(土) 01:57:47 ID:6HiAluJI
パチュリー「……新チーム。私としては――」

先着1名様で、

★パチュリーの想い→! card★

と書き込んでください。数値で分岐します。

JOKER→パチュリー「あら。知らなかった? 私、その新チームのコーチ兼選手だから。よろしく」
ダイヤ→パチュリー「……興味無いわね。全然誘って欲しいとか思ってないわ」チラッチラッ
ハート・スペード→パチュリー「興味ないわね。……今のところは」
クラブ→パチュリー「私は紅魔の一員よ。誘うなら、レミィを口説き落としてからにしなさいな」
クラブA→レミリア「残念だったな鈴仙。私達は独立新チーム・ネオ紅魔スカーレットムーンズを立ち上げるのさ!」

568 :森崎名無しさん:2015/12/26(土) 02:00:02 ID:???
★パチュリーの想い→ クラブ4

569 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/26(土) 02:01:41 ID:???
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
クラブであっても、事前交渉に失敗した(プラマイゼロ)というだけで、
正式な勧誘時に誘えなくなる訳ではありませんので、ご安心ください。
>>560
ホフコブリンをわざわざ選ぶ程のホフゴブリン愛がある方々なら、
きっと会っても上手くして下さるに違いので大丈夫です(他力本願)。

皆さま、本日もお疲れ様でした。

570 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/27(日) 01:09:29 ID:???
★パチュリーの想い→ クラブ4 ★
クラブ→パチュリー「私は紅魔の一員よ。誘うなら、レミィを口説き落としてからにしなさいな」

パチュリー「……私は紅魔の一員よ。そんなのに、ホイホイついて行く程落ちぶれちゃいないわ」

パチュリーが放った言葉は、鈴仙が想像するよりもつれないものだった。
しかし、ある意味では至極尤もである回答でもあった。

パチュリー「誘うなら、レミィを口説き落としてからにしなさいな。
私は賢者だし、貴女は私の弟子であるのは確かだけど……あのお嬢様とも、それなりの付き合いになるからね」

鈴仙「パチュリーさん……すみません」

パチュリー「――別に、気にしてないから。
……それよりも、そのシフォンケーキ。食べてしまいなさい。美味しいでしょう?」

パチュリーはそこから、再び視線を本に落として何も語ろうとしなかった。
しかしそこに居心地の悪さは無く。彼女は純粋に、鈴仙にその心情を語ってくれた事が分かる。
何時しか前にも食べた事のある、紅魔館の司書が焼いたシフォンケーキの味は、
その外見に似合わず、穏やかで安心できる甘さがあった。

*パチュリーの気持ちは変化しませんでした。

571 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/27(日) 01:11:16 ID:???
この1レスだけ更新して、今日の更新はここまでにします。
明日から第二章のラストにかけて、また文章が多くなりそうですが……読んで頂ければ嬉しいです(汗)

572 :森崎名無しさん:2015/12/27(日) 13:29:16 ID:???
〜事前交渉続き〜

鈴仙「新チームに入るとリグルと一緒に戦えるわよ!(話の流れからして固定枠よね?)」
翼「リ!グ!ル!」次藤「ワシもいくタイ」
三杉「次藤、君もリグルか」次藤「翼ほど狂ってはおらんタイ」

鈴仙「チャンコ用意しておきました」レティ「どすこい!」

ヒドラ(笑)「仕方ない、力を貸してやるか」鈴仙「いや、あんたはいらないから」

573 :森崎名無しさん:2015/12/27(日) 14:29:28 ID:???
エドモンド本田はやっぱGKかな

574 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/27(日) 22:15:02 ID:???
すみません。今日は付き合いがあって更新できません。

575 :森崎名無しさん:2015/12/28(月) 19:37:21 ID:???
年末ですからね、ごゆっくりー

576 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/29(火) 00:53:16 ID:???
すみません、文章がまだ書きあがらないので今日の更新もお休みします。
コメントだけ返信します。
>>572
交渉については、鈴仙とは別視点のキャラになる予定ですね。
基本的にはどのキャラも鈴仙との仲の良さ、そのキャラの選手としての格が難易度に絡んできます。
>>573
エドモンドは分かりませんが、レティさんはDF枠ですね。
JOKER引いたらSGGKになるかもしれません。
>>575
ありがとうございます。
年末年始は31日以外は割と休めそうなので、ゆっくり書かせて頂こうと思います。

577 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/29(火) 21:16:25 ID:???
〜大会20日目・午後・固定イベント〜
【新しい青】

――幻想郷の結界が崩壊して早2日が過ぎ、八雲藍は今も尚結界の修復に奔走していた。

幻想郷と外界を分ける「概念」による結界は、科学が進展し妖怪を畏れぬ外界の人間達から、
幻想郷に生きる妖怪や神々、妖精その他種族を守る為にも欠かせない。
紫はそう思ってこの結界を、この場所を。この幻想郷を数百年もの間守り続けていた。
そして彼女が実質的に不在の今、自分こそがその代役を務めなくてはならない。
そんな強い想いで、疲労を推して作業を続けてはいたが――。

藍「――こちらも駄目か。やはり、こうも根本から概念を崩されると……」

彼女の努力も虚しく、強烈な悪意によってこじ開けられた結界は、
既に取り返しの付かないまでに破壊されていた。
無論、途方も無い妖力を持つ上、紫によって「式」を設定された藍の演算速度は、
外界最先端のスーパーコンピューターにも劣りはしない。だが、それでも作業が追い付かないのだ。
藍の見立てでは、自分一人で結界を全く元の形に修復するまでに掛かる時間は――。

藍「ざっと見て、百年以上はかかるだろうか……」

苦々しげにそう呟く。彼女はあくまでも式であり、概念を統制し、抽出し、創造する力は少ない。
博麗の巫女の才能が、八雲の大妖の妖力がなくては、幻想郷の維持は不可能。
しかし、今はその両者は……もう、居ない。

578 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/29(火) 21:17:47 ID:???
藍「(私は分かっていなかった。これまでの平和が、如何に薄氷の上に立つ、儚いものだったかを。
そして、それを取り戻すには、私の力など取るに足らないものという事実を……!)」

鈴仙がプロジェクト・カウンターハクレイにつく事を決めて以降も、
藍は結界の修復の傍ら、当初の計画――リアル・幻想・セブンを利用した、チームの内部改革を進めていた。
しかし、その結果は今の結界修復作業以上に、実の成らないものに終わった。

藍「(……リアル・幻想・セブンに入りそうな有力選手候補にはおおよそ目星がつく。
しかし、その全員が私の計画にまで賛同してくれる保障は無い。
……中には、鈴仙と同じくプロジェクト・カウンターハクレイへの参加を表明した者すら居る。
私の方から別の選手をプッシュするにしても――ハッキリ言って、代表やその下部組織にも入らない者で、
鈴仙に準ずる程の人望、あるいはカリスマを持つ者はいない)」

藍は大きく溜息を吐く。そして、弱弱しくこう漏らした。

藍「(万事休す、か……)」

鈴仙がリアル・幻想・セブンの一員とならなかった時点で、藍の計画は破綻する。
純粋なる狂気に支配された八雲紫を変えるには、鈴仙の狂気の瞳が必要と言うならば、それは必定だった。
それを知りつつも彼女はあがいていたが――。奇跡は、当然にして起こらない。

スッ……。

紫「――八雲藍。……だったわね」

藍「紫、様……」

そして。与えられた範疇を越えた越権行為を繰り返す、無能な部下が罰せられるのは必然。
藍が自らの身を砕いてまで尽くした主に裁かれる時が、遂に訪れたのである。

579 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/29(火) 21:20:42 ID:???
紫「貴女が余計な事を繰り返しているのは、知っていますわ」

夜の闇に紛れて現れた彼女は、そのまま闇に紛れたままに藍を見つめる。
虚ろにして深淵を眺め渡すその眼は、藍が昔から知る主のそれに似ているようで大きく違った。
藍が押し黙るのを良い事に、八雲紫によく似た少女は歌うように続けた。

紫「……境界を操る能力なんて、下らない。そんなのが無くてもね、藍。
最近の私は全てを知る事ができるんだから。そう、私は未来すら見えるのよ。
私の可愛い霊夢が勝って、私達の幻想郷が再び帰って来るという明るい未来がね」

そんな未来はどこにも見えない。
嬉々として明るい未来を話す紫の瞳の底には、純粋なる狂気と破壊のビジョン以外は見えなかった。
……が、藍のそうした感想は今や問題では無い。

紫「――でもね。今日はそんな事を言いに来た訳じゃない。
今日は、いつも頑張ってる貴女に、ちょっとしたご褒美を与えようと思って来たのだから」

紫がそれを「ご褒美」と表現した事について、藍は面喰らった。
しかし結論としては、先ほど紫を見た時に覚悟していた内容と全く同じだった。

紫「……藍。貴女はこれより八雲の姓を名乗る事を禁じます。加えて、この私がかつて貴女に与えた式。これを解かせて貰います。
――要するに、貴女はクビよ。藍」

藍「……何故、とは聞きません。私は「今の」貴女の意に反する事を行い続けて来た」

だからこそ、藍は主より与えられた暇に対し、冷静に受け応える事が出来た。
ここまでは藍の予想の範囲内だったし、今や完全に豹変した主から離れる事に悔いはない。
リアル・幻想・セブンに関する計画は破綻したが、フリーランスとして、自分がやれる事はまだある筈だ。
また、紫はこれまで多くの業務を藍に任せていた。この中には雑務に加え、紫自身の行動にかかる部分もある。
つまり、自分が暇を出された事で、紫の行動はある程度制限される筈だ。

――藍は俯きながらも、そんな現実的な計算を働かせていた。……しかし、ここには二つの誤算があった。

580 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/29(火) 21:21:44 ID:???
紫「――そ。もの分かりの良い部下で助かったわ。……それじゃ、ちょっと失礼するわね」

ブウン……バシュウッ!

藍「――!?」

第一の誤算。八雲紫は豹変してはいても賢く狡猾な妖怪である事には変わりない。
そんな彼女が、そこそこ強力な力を持ち八雲の秘密を知る藍を、みすみす野放しにする筈が無かった。
紫が放った小さな気弾が藍の懐を貫き、彼女はよろめき地面にへばりつく。

藍「あ、ぐ……!」

紫「言ったでしょう。私は全てを知っているのだと。……ああ。そうだ。
折角だから今の内に紹介してあげましょうか。貴女の後任者を。……ラズリー、来なさい」

そうして藍が身動きできないでいるうちに、紫は優雅に微笑みながら小さく溜息をつき。
それから彼女は、第二の誤算――藍に代わって紫を補佐する、優秀な後任者の名を呼んだ。

カツ、カツ、カツ……。

??「……はいはーい。じゃ、今から地獄に持ってくわねー。
――大丈夫よ。魔術的なブーストを施すだけだから、死にはしないし後遺症も残んないわ。
……ちょっと、意識やら感情やらがブッ飛んじゃうだろうけど」

紫「お願いするわね、ラズリー」

今まで紫に呼ばれるタイミングを見計らっていたかのように、彼女は闇の奥から現れた。

ラズリー「貴女が私の前任者ね? 私の名前はラズリー、紫様の秘書を務めるしがない一般妖怪です。
以後お見知りおきを。……フフフッ」

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