キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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【熱戦烈戦】鈴仙奮闘記37【超激戦】

1 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/06/28(火) 23:47:15 ID:???
このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、東方Project(東方サッカー)とのクロスオーバー作品です。
内容は、東方永夜抄の5ボス、鈴仙・優曇華院・イナバがサッカーで世界を救う為に努力する話です。
他の森崎板でのスレと被っている要素や、それぞれの原作無視・原作崩壊を起こしている表現。
その他にも誤字脱字や稚拙な状況描写等が多数あるかと思いますが、お目こぼし頂ければ幸いです。

☆前スレ☆
【秋空模様の】鈴仙奮闘記36【仏蘭西人形】
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1458962627/
☆過去ログ・攻略ページ(キャプテン森崎まとめ@Wiki内)☆
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/104.html

☆あらすじ☆
ある日突然幻想郷にやって来た外来人、アラン・パスカルと中山政男との出会いにより、
師匠に並ぶ名選手になると決心した鈴仙・優曇華院・イナバ。
彼女は永琳の庇護下で実力を大きく伸ばし、幻想郷中の勢力が集まった大会でMVPを勝ち取った!

しかしその夜鈴仙は、自身の成長は永琳の計画であった事、その計画の副作用で
月に眠る大いなる厄災――「純狐」が八雲紫の身体を乗っ取り目覚めつつある事を明かされる。
そして、鈴仙は永琳に懇願される。「純狐」の純粋なる狂気を止めるべく、
次に紫が計画した大会――『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、世界を救って欲しい……と。

鈴仙は戸惑いつつも、永琳の願いを受け入れ、
幻想郷の秩序の変革を狙う新チーム・リトルウイングズの一員として、大会に優勝することを誓った。
その後、修行のため鈴仙は単身ブラジルに渡り、様々な困難や出会いを経験しつつも、
ブラジルサッカーの登竜門・リオカップにて初勝利を挙げた。

一方時を同じくして、反町、秋姉妹、そしてアリスさんの4人はフランスのサッカースクールに編入学。
彼らはピエールやナポレオン、同じく転校して来た早苗との学園生活を通して絆の大切さを学び、
鈴仙達コリンチャンスに合流すべくブラジルへと発った。
反町一行を新たに加えた鈴仙達コリンチャンスの次なる戦いは、因縁のライバル・サントスFC戦。
スウェーデン産の技術により超パワーアップしたザガロ達、そして伝説の超腹筋戦士を前に、
鈴仙達は果たして勝利できるのか。宇宙の平和と命運を掛けた超激戦が今、始まる。

701 :森崎名無しさん:2016/08/27(土) 10:53:12 ID:???
★ディウセウの運命→ ダイヤK

702 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/27(土) 11:13:37 ID:5poTv+bM
★ディウセウの運命→ ダイヤK ★
J〜K→お咎め無し

実況「おっと、ここは最低カードが出ると思われましたが……審判はお咎めなしのようです!
    ですがこれはPA内の反則です。つまり……!」

アリス「ペナルティキック。PKね……!」

ユラリ……。

鈴仙「あ、アリスさん! ひどい怪我じゃないの!」

アリス「……今のPKを蹴る事くらいなら、出来なくは無いわ。
    ただ、純粋にキック力の高い選手に蹴らせた方が良いかもね」

鈴仙「キック力が高い選手、か……(――純粋なシュート力で言えば私か反町君だけど、
    私はちょっと疲れてるし。でも反町君は『オータムスカイラブ』とかで体力を使うし、
    少しでも温存させてあげたい気もする。
    それに、アリスさんも何だかんだで点を決めたいような気がするし、
    ここで任せて成功したら、アリスさんも皆と馴染めるようになる……かもしれない。
    あまり深く考えすぎるような事じゃないと思うけど、どうしようかな?」

A:自分(鈴仙)が蹴る!(鈴仙のシュート:55-1)80消費
B:アリスさんに蹴ってもらう。(アリスさんのシュート:52-2)
C:反町に蹴ってもらう。(反町のシュート:55)
D:その他 蹴ってもらいたい人を書いてください。

鈴仙のガッツ:240/990

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。

*外出するので一旦ここまでです。再開は深夜か明日の朝になります。

703 :森崎名無しさん:2016/08/27(土) 11:27:27 ID:xQkfJ29g
B

704 :森崎名無しさん:2016/08/27(土) 11:50:30 ID:8cuaCvbo
B

705 :森崎名無しさん:2016/08/27(土) 15:50:53 ID:???
こんなのサッカーじゃないわ! ただのDBバトルよ!

706 :森崎名無しさん:2016/08/28(日) 07:44:27 ID:???
でもキャプ翼ってそんな感じじゃん?(感覚麻痺)

707 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/28(日) 11:38:55 ID:n+VvQgck
こんにちは、今日はゆっくり多めに更新したいです。
>>705-706
私的なキャプ翼サッカーは、
 ・パスやシュートの滞空時間は数十秒〜長い物は1分以上
 ・選手は競り合いやヘディングのため、数メートル上空にジャンプ可能
 ・シュートは当然人が吹っ飛ぶ、強いものは兵器にもなる
 ・ボール越しなら人を殺してもOK
というイメージですね。
(あくまで描写上のイメージなので、実際の作戦や戦略として、
 「ボール越しに○○を殺す(マジで殺す)」とか「超ロングパスで3分程度時間を稼ぐ」とかは出来ないし、敵もやりません)

708 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/28(日) 11:41:04 ID:n+VvQgck
B:アリスさんに蹴ってもらう。(アリスさんのシュート:52-2)

鈴仙「アリスさんが貰ったPKじゃない、蹴れば良いと思うわ。……もっとも、負傷の調子にもよると思うけど」

アリス「負傷は……そうね。きちんと枠に入れる程度なら出来そうだけど、
    キック力には期待しないでよ? 私は忠告したんだから」

アリスさんはそう冷淡に言いながらも、課せられた仕事をこなす為に静かにシュート位置まで歩いていった。
高まる観客の期待と不安をよそに、アリスさんは時折よろめきながらも集中力を高めている。

実況「コリンチャンス……キッカーは、PKを貰ったアリスさん選手のようです!
   鈴仙選手や反町選手と比べるとキック力には不安が残り、また、先ほどのディウセウ選手の猛攻で
   僅かに負傷した様子ですが、それを押してのPKとなります」

マズルカ「くそっ、舐めやがって。……絶対に止めてやるぞ!」

――ピイイイッ!

アリス「………!」

グワァァッ、バシュウウッ!

709 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/28(日) 11:42:38 ID:n+VvQgck
先着2名様で、

★アリスさん シュート 52 (! card)(! dice + ! dice)+(軽傷未治療-2)=★
★マズルカ セーブ力 55 (! card)(! dice + ! dice)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【キーパー】
≧1→アリスさんのシュートがサントスゴールに突き刺さる!
≦0→マズルカ、ゴールを守る!

【補足・補正・備考】
シューターとキーパーのマークが一致した時のみセーブチャンスが生まれます。
一致しなかった場合はポスト・枠外にならない限り自動的にゴールです。
ポスト・枠外判定については通常のシュートと同様となります。

710 :森崎名無しさん:2016/08/28(日) 11:44:23 ID:???
★アリスさん シュート 52 ( スペードQ )( 5 + 1 )+(軽傷未治療-2)=★

711 :森崎名無しさん:2016/08/28(日) 11:49:49 ID:???
★マズルカ セーブ力 55 ( ハート6 )( 1 + 3 )=★

712 :森崎名無しさん:2016/08/28(日) 12:49:10 ID:???
ディウセウ痛恨の極みだな
普通にタックルすれば勝てたのに

713 :森崎名無しさん:2016/08/28(日) 16:10:18 ID:???
いいや違うね!
きっと意識朦朧のアリスさんがそのブレインを駆使して攻撃があたるポイントをわずか数ミリずらして反則にしたのさ!
……あれ?これってマリーシア?

714 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/28(日) 19:35:33 ID:n+VvQgck
>>712
ごく普通のタックル時に起きた反則なので、ディウセウは不幸でしたね…
>>713
全力でのぶつかり合いの結果のため、特に不正はありませんね。

★アリスさん シュート 52 ( スペードQ )( 5 + 1 )+(軽傷未治療-2)=56★
★マズルカ セーブ力 55 ( ハート6 )( 1 + 3 )=59★
※マーク不一致のため、自動的にゴールになります。
≧1→アリスさんのシュートがサントスゴールに突き刺さる!

マズルカ「しまった! 逆方向に飛んでしまった……!」

マズルカは決死の覚悟でジャンプをし……そして、その後すぐに狼狽した。
彼はアリスさんが放ったシュートとは真逆の方向に飛んでいた。

ズバアッ! ……ピピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!


コリンチャンス 3 − 1 サントス


715 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/28(日) 19:37:02 ID:n+VvQgck
実況「決まった〜〜! ゴ〜ル! コリンチャンス、試合終了直前に決定的な3点目!!
   これで試合は3−1となり、サントスがここからロスタイムを含め5分足らずで逆転するのはかなり厳しくなりました!
   サントス、今のPKは痛かった。痛かったぞーーーーーーーー!!」

――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

アリス「決まったわね……あいたた」

フラリ……バタッ。

鈴仙「アリスさん、大丈夫!? 選手交代して休んだ方が……!?」

アリス「大丈夫よ、安心したら痛みがやって来ただけ。……それに、ここから応急処置をしても、
    終わる頃にはもう試合が終わってしまうわ。だったら、私が立ち続けた方が良い」

静かながらにもガッツを湛えてそう言い切るアリスさんの横顔は、とても頼りがいがあるように思えた。
彼女もまた、孤独との(一方的な)戦いを経て、人知れず逞しく成長していた。

鈴仙「アリスさん……。私、アリスさんって良くキャラが掴めないし、
   普段何考えてるか分かんないし、突然怒り出すかと思えばなんか重いし……。
   だから、正直言って苦手だなぁ……って思ってたけど。というか、今もそうだけど……。
   ――でも、アリスさんが色々と凄いんだってのは、今日の試合で良く分かったわ」

アリス「鈴仙……」

その成長が今まで理解されず、周囲との孤立を進めていたアリスさんだったが、
これまでのプレー、そして今のゴールで少なくとも鈴仙は分かった。彼女の中に秘められた熱さを。

鈴仙「――ほら、後ろを見て。私だけじゃない、皆もあんたの凄さを分かって褒めてくれてるわ」

鈴仙はそう言ってアリスさんを起き上がらせ、そのまま後ろを見るよう促した。
するとそこには……。

716 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/28(日) 19:40:08 ID:n+VvQgck
先着1名様で、

★アリスさんはここに居ても良いんだ→! card★

と書き込んでください。マークで分岐します。

JOKER→穣子「おめでとう」静葉「おめでとう」反町「……おめでとう」アヤソフィア「おめでとさんです」
       コーチ「めでたいのう」鈴仙「おめでとう」アリスさん「ありがとう」
       陽一に、ありがとう、神主に、さようなら、そして、全てのアリスさんに、おめでとう(※BADENDです)       
ダイヤ→穣子「アリスさ〜ん、ナイスシュート!!」アヤソフィア「まさしくフィールドのアーティストですね」
      アリス「み、みんな……」ウルウル アリスさん、仲間達の称賛に囲まれ充実したリアルを過ごす!
ハート・スペード・クラブ→ザガロ「頑張れディウセウ……! お前がナンバーワンだ……!」反町「(あいつ…異様な雰囲気だ!)」
                チームメイトはアリスさんよりもサントス勢の動向に気を取られている!

717 :森崎名無しさん:2016/08/28(日) 19:46:26 ID:???
★アリスさんはここに居ても良いんだ→ ダイヤ2

718 :森崎名無しさん:2016/08/28(日) 20:32:12 ID:???
カードもアリスさんの友達だ!

719 :森崎名無しさん:2016/08/28(日) 20:40:44 ID:???
幸運の女神はひたむきに努力する者に微笑むっていうからな

その一方で、幸運の女神は己の強さに奢る者を嫌うとか

720 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/28(日) 21:40:34 ID:n+VvQgck
★アリスさんはここに居ても良いんだ→ ダイヤ2 ★
ダイヤ→穣子「アリスさ〜ん、ナイスシュート!!」アヤソフィア「まさしくフィールドのアーティストですね」
      アリス「み、みんな……」ウルウル アリスさん、仲間達の称賛に囲まれ充実したリアルを過ごす!

穣子「アリスさ〜ん、ナイスゴール! カッコ良かったよ〜!!」

静葉「……貴女のプレーに賭ける姿勢。ある程度は見習いたいわ」

反町「(アリスさんってやっぱり、熱い人なんだな……。
    皆から慕われたいが為にキャラを作ってたんじゃないか、と疑ってた自分が恥ずかしいよ)」

アヤソフィア「まさしくフィールドのアーティストですな。観客全員が貴女の美技に酔ってますよ」

鈴仙「――ほらね。皆だって、貴女の事を歓迎しているでしょ?(サントス勢に気を取られて皆無視、とかじゃなくて良かった……)」

内心でホッとしながら、鈴仙はそうアリスさんを元気づける。
鈴仙はアリスさんの心の闇をそこまで理解してはいなかったが、
自分もどちらかと言えば気難しい方である(特に昔は)ことは認識していたため、
多少の共感や同情心は持っているつもりだった。

アリス「…………」

鈴仙「アリスさん?」

アリス「……称賛……自身に対する評価……懐かしい……何もかもが懐かしい……」

鈴仙「(晴れやかな顔で泣いてる……)」

……あくまで多少であって、未だ鈴仙はアリスさんの心が分かる気はしなかったが。
それでも、今のPKは鈴仙がアリスさんをもっと知りたいと思えるきっかけとなった。……たぶん。

*鈴仙のスキル・アリスさん操作のフラグが進行しました。

721 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/28(日) 21:42:13 ID:???

ザガロ「も、もうだめだぁ……おしまいだぁ……!!」

ガタ、ガタガタ……!!

そしてその頃、ザガロは生まれて初めて心の底から震えあがっていた。
敗北への恐怖と決定的な挫折に、恐ろしさと絶望に涙すら流していた。
これまではチームの副キャプテンとして、そして大企業の社長として絶対の自信を持っていた彼も、
実力面、戦術面から敗北を繰り返したことで揺らぎ。
そして今、試合終了直前での覆しがたい点差を突きつけられ、そのプライドは粉々に打ち砕かれていた。

ザガロ「逃げるんだぁ……あいつらは伝説のコリンチャンス人なんだ……勝てるはずがないょ」

観客「ブウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!」「なんなんだぁザガロー!」「あれだけ威勢を張ってこれかー!」
   「死ねー! 今すぐ宇宙のゴミとなってしまえー!」「グミでも食って生きてろ!」「ザガーロ社長バイバーイ!!」

当然そんな弱腰な態度が観客に歓迎される訳が無い。
これまでザガロの剛腕に期待していた観客達も騙されたと手の平返しで彼を糾弾し始める。
比較的穏健派だったディウセウとは違い、ザガロは力をもって敵を押し込んで来た。
そのため、一度その力に疑問を持たれると――彼には、何も残されていなかった。

ディウセウ「ザガロ……すまねえ、オラのせいで」

ザガロ「ディウセウ……!」

ディウセウとて、決して褒められた立場では無かった。
今の失点の原因を創ったのは勿論として、自身やブローリンを軸としたオーバーラップは奏功せず、
間接的にではあるが、何度もピンチを招いて来た。現にザガロ程当たりは強く無いにせよ、
キャプテンとしてディウセウの責任を問う声は客席からも充分聞こえてくる。
そんなディウセウに対し、ザガロは息も絶え絶えに、泣きながらこう言った。

722 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/28(日) 21:44:15 ID:???
ザガロ「た……たのむ。コリンチャンスを……コリンチャンスを倒してくれ。頼む。サントスの手で……倒して……!」

フラリ……ドサッ。

サラレギ「しゃ、社長ーー!」

ディウセウ「でぇじょうぶだ。ちょっとめまいがして倒れただけだ。体力には問題ねぇ。ザガロはこのまま戦わせる」

周囲のサントスメンバーがザガロを救護室へと運ぼうと駆け寄るのをディウセウは制する。
ザガロの意志を汲み取ったディウセウは……誰に対するのでも無く、こう決意した。

ディウセウ「おめぇは正直厄介だと思ってたけど……サントス人の誇りは持っていた。
       オラにも少し分けてもらうぞ、その誇りを」

ガレリ(ベンチ)「フフ。地獄に行ってもこんなお涙頂戴の茶番のショーは見られんぞ」

ブローリン「ガレリィ……」

ガレリ(ベンチ)「俺達がリオカップで優勝し、ブラジルに王国を創るのはきっともう終わりだ。
          だが、もう一つの目的は叶えさせて貰うぞ、ザガーロ社長……」

――そして、その光景を後ろから嘲笑と共に見守る影がいた。
この地球の命運は、もう間もなく始まるであろう最終決戦を前に、いよいよ誰にも分からぬものとなりつつあった。

723 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/28(日) 21:45:40 ID:???
――ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!

実況「さあ! 恐らくはこの試合最後となるであろうキックオフです!
    後半27分に辛うじて意識を取り戻したザガロ選手がボールをフォローします!」

ザガロ「ディウセウ……たのむ!」

バシュウッ!

実況「そしてザガロ選手はボールを後方に……いや! 違う! これは……!」

ディウセウ(2倍)「うおおおおおおおーーーーーっ!!」

ダダダダダダッ!


鈴仙「……え!?」

アヤソフィア「これはこれは……最後にドデカイ花火を打ち上げてくれますねぇ」

実況「これは……オーバーラップ! ですがこれは、先陣を切ってボールをフォローしたディウセウ選手だけではありません!」

ブローリン「この俺が2点差くらいで死ぬと思っていたのかぁ!!」

ダダダダッ!

静葉「(サントスの攻撃手段はCFザガロによる単独突破と、CBのディウセウ、もしくはブローリンによるオーバーラップ。
    これまではその三者のいずれかが一人で攻撃していたけれど……今は違う!)」

724 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/28(日) 21:47:43 ID:???

ディウセウ(2倍)「オラ達のパワーを食らえっ!」

鈴仙「あ……あんただって今にやっつけてあげるわ! さっきぶっ倒れてたあの副キャプテンみたいにね!」

ディウセウ(2倍)「あの副キャプテンみたいにだと? ……ザガロのことか?
           ザガロのことかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

ギュンッ!

鈴仙「(し、しまったわ! ペースに乗せられないよう虚勢を張ってみせたけど……!
    なんか絶妙にディウセウ君の琴線に触れる台詞を言っちゃったみたい。これは……避けられない!!)」

アヤソフィア「鈴仙さん、お助けしますよ。……もっとも、命が危なくなったら逃げますけどね」

鈴仙「サッカーで命のやり取りをするっていう状況が、既に色々とおかしいけどね……。でも、頼りにしてるわ」

実況「ディウセウ選手が鈴仙選手とアヤソフィア選手を相手にします! ディウセウ選手の攻撃だ〜!!」

725 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/28(日) 21:49:30 ID:n+VvQgck

先着2名様で、

★ディウセウ→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(ブラジル拳+1)=★
★鈴仙→タックル 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 アヤソフィア→タックル 53 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)+(軽傷治療済-2)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→ディウセウ、ドリブル突破。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ザガロがフォロー)(ブローリンがフォロー)(反町がフォロー)
≦−2→コリンチャンスボールに。
【補足・補正・備考】
ディウセウのマークがダイヤで「瞬間移動フェイント(+4)」が発動します。
ディウセウのマークがハート・スペードで「強引なドリブル(+2、吹飛2)」が発動します。
ディウセウはスキル・ブラジル拳により、吹き飛び・負傷しませんが、ガッツ消費が1.5倍になります。
鈴仙のマークがダイヤで「マインドストッパー(+3)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで「アイドリングウェーブ(+2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。
アヤソフィアのマークがダイヤ・ハートで「ハイスピードタックル(+3)」が発動します。

726 :森崎名無しさん:2016/08/28(日) 21:50:20 ID:???
★ディウセウ→ドリブル 54 ( スペード3 )( 1 + 2 )+(ブラジル拳+1)=★

727 :森崎名無しさん:2016/08/28(日) 21:55:19 ID:???
★鈴仙→タックル 52 ( ハート3 )( 6 + 3 )+(人数補正+1)=
 アヤソフィア→タックル 53 ( ハート2 )( 4 + 4 )+(人数補正+1)+(軽傷治療済-2)=★

728 :森崎名無しさん:2016/08/28(日) 21:56:03 ID:???
★鈴仙→タックル 52 ( クラブ4 )( 4 + 1 )+(人数補正+1)=
 アヤソフィア→タックル 53 ( ハートQ )( 6 + 5 )+(人数補正+1)+(軽傷治療済-2)=★

729 :森崎名無しさん:2016/08/28(日) 23:03:02 ID:???
やっぱガレリィがいなくなったおかげもあるからか結構楽な試合になったな
最初はどうなることかと思ったが

730 :森崎名無しさん:2016/08/28(日) 23:10:57 ID:???
サントスは要所要所でツキに見放されていたからね

731 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/29(月) 00:26:38 ID:Fncuvy1E
>>729-730
もうちょっとだけ続くんじゃよ(延長フラグ)
★ディウセウ→ドリブル 54 ( スペード3 )( 1 + 2 )+(ブラジル拳+1)+(強引なドリブル+2)=60★
★鈴仙→タックル 52 ( ハート3 )( 6 + 3 )+(人数補正+1)+(ガッツ300未満ペナ-1)+(アイドリングウェーブ+2)=63
≦−2→コリンチャンスボールに。

ディウセウ(2倍)「はーーーーっ!」

ドガッ! バギドガグシャッ! ドゴオオッ!

実況「ディウセウ選手猛烈なラッシュ! ボール越しで鈴仙選手の心臓目がけて強烈な一撃が飛び交います!」

鈴仙「……分かったわよ」

もはやサッカーである意味が分からないディウセウの武術を見て、鈴仙は吹っ切れた。

鈴仙「――これまでは私だって、良識人の立場から突っ込ませて貰ってた。
   だけど、この期に及んでそう来るなら――真正面から、受けてやろうじゃないの!!」

バッ!

アヤソフィア「れ、鈴仙さん!? あなた、一体何を!?」

鈴仙「アヤソフィア、止めないで! 私はもう、なんか、こう……!
    この試合全体に漂う雰囲気全体に対して一発当ててやりたい気分なの!」

反町「(普段は温厚(?)な鈴仙さんがとうとうキレた……)」

周囲の戸惑いをよそに、鈴仙はディウセウの蹴りに対し――。

732 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/29(月) 00:28:18 ID:???
鈴仙「ハッ!」

ガシィィィィィッ!

ディウセウ(2倍)「おっ?」

身体全体を使った見事な回し蹴りをもって、受け止めてみせた。

鈴仙「……サッカーのルールは3つ。
   ボールはGK以外、手で掴まない、
   ボールがラインから出たらスローイン、
   ボールはトモダチ、――つまり、ボール越しなら相手を殺したって構わないのよね!?
   そっちがそう言う理論なら、こっちだって歯には歯を、よ!」

ドガッ! バギッ! ドガガガガガッ!

実況「こ、これは……なんという事でしょう! これまで良いようにやられていた鈴仙選手が反撃!
    ディウセウ選手のパワーあふれる蹴りに対し、的確かつ正確に急所を狙った一撃を食らわせていきます!
    元軍人という経歴は伊達では無かった〜〜〜〜!」

ディウセウ(2倍)「くそーっ! おめえ、中々やるじゃねぇか! どうして今まで隠してたんだよー」

鈴仙「普通サッカーではマーシャルアーツだとか古武術だとかシステマだとかクラヴマガを使う機会が無いからよっ!」

ディウセウ(2倍)「え? そうかぁ? ……ま、いいか。それじゃこれでも食らえーーっ!」

バギュウウウウン!

鈴仙「エネルギー波位で今頃私が驚くと思って? 飛び道具がアリのルールなら、こっちだって使わせて貰うわ!
    怠惰に停まってなさい、『アイドリングウェーブ』!!」

ギュウウウウウウウウウンッ! ピタッ!

733 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/29(月) 00:32:08 ID:???
ディウセウ(2倍)「んなっ、身体が動かねぇ! これって超能力か!?」

鈴仙「『師匠、私の超能力が効かない!』……とかいうシーンに出くわした事はこれまで無いけどね。
    人間だろうと妖怪だろうと、波長を発している限りは皆私の掌中だもの。さあ、これでトドメよ!」

グワァッ、バギイイイイイイイイイイイイイイッ!! ……ポムッ。

ディウセウ(2倍)「あ、あっちゃー。オラ、まだまだ強くならねぇと……な……」

ドサッ……。

実況「決まった〜〜! 鈴仙選手、アリスさん選手のうらみを返す鮮やかな空中飛び膝蹴り!!
   ディウセウ選手の巨体を地面に沈めます! そしてその隙にボールを奪取しました!
   なお今の一連のプレー、ビデオ判定によると全てボール越しであったため、反則ではありません!!」

穣子「や、やったぁ! 決まった! 鈴仙のパワーが勝ったーーっ!」

アヤソフィア「まさかあの巨魁をやっつけてしまうとは。
        やはり兎の騎士である父親の血を濃く受け継いでいるという事でしょうか……」

鈴仙「そこ、ここぞとばかりにしれっと嘘設定を盛らない! ――はぁ、でも漸く終わったわね……」

静葉「試合は残り5分足らず。後は出来る限りパスワークで時間を潰しましょう。
    そうすれば、逆転される可能性はほぼ無い筈……」

反町「――いや。待って下さい……! まだだ、まだ来ます! あいつらはまだ死んでいなかった!!」

鈴仙「どうしたのよ反町君、ここぞとばかり饒舌になって……って、あっ!」

ザガロ「まだだ……! まだ終わりじゃない!!」

ブローリン「カグロットォーーーーーー!!」

734 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/29(月) 00:36:46 ID:Fncuvy1E
実況「鈴仙選手、ボールを奪って一安心でしたが……まだ決着はついていない!
    ザガロ選手とブローリン選手が二人そろってボールを奪いに来た〜〜!!
    サントスはここで即ボールを奪いゴールを決め、ロスタイムで追いつく事を諦めていなかった!
    がんばれ鈴仙選手、これが本当のラストバトルだ〜〜〜〜!!」

鈴仙「……自分の為にも、チームの為にも私は負けない。それはサッカーであっても異次元格闘バトルであっても同じ。
    さあ行くわよサントス! サントスにも負けないコリンチャンスの誇り、見せてあげる!」

先着2名様で、

★鈴仙→ドリブル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(ガッツ300未満ペナ-1)=★
★ザガロ→タックル 54 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=
 ブローリン→タックル 55 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+1)=★

と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。

MAX【攻撃側】−MAX【守備側】
≧2→鈴仙、ボールキープ成功。そして試合終了!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(反町がフォローし試合終了)(静葉とリベリオで競り合い)(パエスがフォロー)
≦−2→サントスボールに。
【補足・補正・備考】
鈴仙のマークがダイヤで、「ルナティックブラスト(+4)」が発動します。
鈴仙のマークがハートで、「ラビットスターター(+2、吹飛2)」が発動します。
鈴仙のマークと敵スートが一致時、スキル・狂気の瞳により敵の数値が−2されます。
ザガロのマークがダイヤで「イールタックル(+3)」が発動します。
ブローリンのマークがダイヤ・ハートで「ムシケラタックル(+2、吹飛3)」が発動します。

735 :森崎名無しさん:2016/08/29(月) 00:42:18 ID:???
★鈴仙→ドリブル 54 ( スペードQ )( 3 + 6 )+(ガッツ300未満ペナ-1)=★

736 :森崎名無しさん:2016/08/29(月) 00:45:53 ID:???
★ザガロ→タックル 54 ( ダイヤ3 )( 4 + 5 )+(人数補正+1)=
 ブローリン→タックル 55 ( ハート4 )( 4 + 1 )+(人数補正+1)=★

737 :森崎名無しさん:2016/08/29(月) 00:46:08 ID:???
★ザガロ→タックル 54 ( クラブA )( 2 + 3 )+(人数補正+1)=
 ブローリン→タックル 55 ( ダイヤ5 )( 2 + 1 )+(人数補正+1)=★

738 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/29(月) 00:53:22 ID:???
ザガロにボールを奪われたところで、今日の更新はここまでにします。
奪われはしましたが、ここから先は半イベント的な感じで消化し、明日には試合終了になると思います。
>>718
アリスさん結構ダイヤ引いてる気がします。
>>719
大口叩くとダイスということですね、わかります。

それでは本日もお疲れ様でした。

739 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/29(月) 23:59:18 ID:Fncuvy1E
★鈴仙→ドリブル 54 ( スペードQ )( 3 + 6 )+(ガッツ300未満ペナ-1)=62★
★ザガロ→タックル 54 ( ダイヤ3 )( 4 + 5 )+(人数補正+1)+(イールタックル+3)=66
≦−2→サントスボールに。

ザガロ「……俺は、俺達はサントスだ! 俺達は全世界で一番強いんだぞーーーーーっ!!」

ダダダッ、ズザアアアアアアアアアアアアアアッ!!

鈴仙「くっ……!」

実況「ザガロ選手、ディウセウ選手の激戦を見て戦意を復活させました!
    地を這うロングタックル・イールタックルで鈴仙選手から鮮やかにボールを奪います! そして……!」

ザガロ「(ディウセウ……お前は最後まで良く戦った……ブローリンも……。
     ならば……社長であるこの俺が逃げ隠れていてどうする……!
     他の雑魚共と同じようにヒーローに頼り切りでどうする……!!
     そうだ。俺が……俺が……)――この俺が、全てを支配する! 王となるのはこのザガロ様だーーーーっ!!」

ギュインギュインギュイン! ゴオオオオオオオオオオオオッ!!

ザガロ「この地球もろともこなごなに打ち砕いてくれるぞーーーーー!!」

グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!!


740 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/30(火) 00:00:23 ID:zZwAxU+k
鈴仙「しゅ、シュートォ!? こんなセンターサークル付近で!?」

アヤソフィア「いや……でもこれは案外……決まっちゃうかも……!?」

静葉「そうはさせないわ……。――穣子、私の脚に乗って!」

穣子「そっか。もう温存する必要も無いもんね! いくよ、『オータムスカイラブブロック』!」

アリス「これが最後の戦いね……!」

反町「(本当に地球が砕けそうなパワーを感じるぞ……!? 本当に大丈夫なのか……コレ!?)」

鈴仙「み、皆……! 守って! 動ける全員でゴールを防いで……!
    (私は……行けない! 後は皆が止めてくれる事を祈るだけね……!)」

実況「ザガロ選手、ボールを奪ったや否やその右脚を大きく振り上げた〜〜!
    周囲の気が昂り草木が焼け落ちる! そう、これはザガロ選手の必殺技〜〜!!」

ザガロ「これが最後だ……『ビッグバンイール』!!」

バッ、………ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!


ザガロ「ちゃあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」



741 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/30(火) 00:02:21 ID:zZwAxU+k
先着5名様で、

★ザガロ→ビッグバンイール 65 ( ! card )( ! dice + ! dice )=★
★反町→ブロック 49 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+3)=
 アリスさん→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+3)+(軽傷未治療-2)=
 ライア→ブロック 50 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+3)=★
★穣子→オータムスカイラブブロック 62 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+3)+(30m補正+2)=
 デ・ラーダ→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+3)+(30m補正+2)=★
★ニータ→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+3)+(30m補正+2)=
 ミャージ→ブロック 52 (! card)(! dice + ! dice)+(人数補正+3)+(30m補正+2)=★
★ピュジェ→パンチング 58 (! card)(! dice + ! dice)+(40m補正+3)=★

と書き込んでください。カードやダイスの結果で分岐します。

【シューター】−【ブロッカー】
≧5→シュートは邪魔される事無く放たれた!GKとの勝負へ。
=4〜2→シュートは放たれた。しかしこの数値差の人数分威力が落ちてGKとの勝負へ。
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ディウセウがねじ込み)(ブローリンがねじ込み)(アヤソフィアがフォローし試合終了)
≦−2→コリンチャンスボールに。試合終了。
【シューター】−【キーパー】
≧2→ザガロの『ビッグバンイール』がコリンチャンスゴールを破壊する!
=1、0、−1→ボールはこぼれ球に。そして左から順に
(ディウセウがねじ込み)(ブローリンがねじ込み)(サントスのコーナーキック)
≦−2→コリンチャンスボールに。試合終了。

【補足・補正・備考】
ザガロの「ビッグバンイール」には吹飛係数1があります。
ニータのマークがダイヤで「ダイビングブロック(+4、100消費)」が発動します。

742 :森崎名無しさん:2016/08/30(火) 00:13:33 ID:???
★ザガロ→ビッグバンイール 65 ( ハートJ )( 6 + 1 )=★

743 :森崎名無しさん:2016/08/30(火) 00:17:00 ID:???
★反町→ブロック 49 ( クラブ5 )( 1 + 2 )+(人数補正+3)=
 アリスさん→ブロック 52 ( クラブ8 )( 1 + 5 )+(人数補正+3)+(軽傷未治療-2)=
 ライア→ブロック 50 ( ダイヤ6 )( 5 + 5 )+(人数補正+3)=★

744 :森崎名無しさん:2016/08/30(火) 00:17:57 ID:???
★反町→ブロック 49 ( クラブ10 )( 3 + 4 )+(人数補正+3)=
 アリスさん→ブロック 52 ( クラブK )( 3 + 3 )+(人数補正+3)+(軽傷未治療-2)=
 ライア→ブロック 50 ( ハート9 )( 4 + 3 )+(人数補正+3)=★

745 :森崎名無しさん:2016/08/30(火) 00:19:54 ID:???
★穣子→オータムスカイラブブロック 62 ( スペード10 )( 6 + 5 )+(人数補正+3)+(30m補正+2)=
 デ・ラーダ→ブロック 52 ( クラブ6 )( 5 + 2 )+(人数補正+3)+(30m補正+2)=★

746 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/30(火) 00:26:18 ID:???
穣子達のオータムスカイラブブロックがザガロの最後の一発を止めた!
…と、言った所で今日の更新はここまでにします。
これでサントス戦は試合終了にして、明日は残りの試合描写+試合後イベントに入っていきます。
また、試合後イベントの後は、そろそろ全幻想郷サイドの描写も入れていこうかな、と思っています。
本日も遅くまでお疲れ様でした。

747 :森崎名無しさん:2016/08/30(火) 00:50:56 ID:???
乙でしたー

748 :森崎名無しさん:2016/08/30(火) 07:00:43 ID:???
ところでアリスさんが重傷負ってしまったんですが
次の試合に間に合うんですかね?
彼女がいないと攻守両面で厳しくなりますが…

749 :森崎名無しさん:2016/08/30(火) 07:04:06 ID:???
★ニータ→ブロック 52 ( JOKER )( 6 + 3 )+(人数補正+3)+(30m補正+2)=
 ミャージ→ブロック 52 ( ハート9 )( 5 + 5 )+(人数補正+3)+(30m補正+2)=★

750 :森崎名無しさん:2016/08/30(火) 07:06:34 ID:???
★ピュジェ→パンチング 58 ( ハートQ )( 1 + 5 )+(40m補正+3)=★

751 :森崎名無しさん:2016/08/30(火) 07:06:34 ID:???
★ピュジェ→パンチング 58 ( クラブA )( 5 + 1 )+(40m補正+3)=★

752 :森崎名無しさん:2016/08/30(火) 15:29:34 ID:???
あくまで個人的な意見なのですが
区切りもいいしそろそろ人気投票の結果発表の続きをした方がいいんじゃないですか?

753 :森崎名無しさん:2016/08/30(火) 21:25:58 ID:???
752の意見にはどちかというと大賛成だな
せめて1日1りでもいいから紹介すべきそうすべき

754 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/31(水) 00:21:56 ID:???
>>747
乙ありがとうございます。
>>748
重傷から次の試合無傷で出るのは本来難しいですが、
少なくともリオカップ編では負傷の持ち越しはナシという事にします。
理由は…サントスからスウェーデン製メディカルマシーンを押収したとか、そんな感じでいきますw
>>752-753
そうですね、ここ最近は少しでも話を進める事を優先していましたが、区切りも良いので、
そろそろ休止していた人気投票結果発表もやっていこうと思います。
ただ、最近は更新時間が中々多く取れていないのも現状ですので、毎日どちらも更新…とは言えないです。
その際は、気分で好きな方を更新させて頂きます。ご了承ください。

755 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/31(水) 00:23:36 ID:???
★ザガロ→ビッグバンイール 65 ( ハートJ )( 6 + 1 )=72★
★反町→ブロック 49 ( クラブ5 )( 1 + 2 )+(人数補正+3)=55*吹き飛び!
 アリスさん→ブロック 52 ( クラブ8 )( 1 + 5 )+(人数補正+3)+(軽傷未治療-2)=59*吹き飛び&負傷悪化!
 ライア→ブロック 50 ( ダイヤ6 )( 5 + 5 )+(人数補正+3)=63★*吹き飛び!
★穣子→オータムスカイラブブロック 62 ( スペード10 )( 6 + 5 )+(人数補正+3)+(30m補正+2)=78
≦−2→コリンチャンスボールに。試合終了。

カッ! ゴゴゴゴゴゴッ……!!

反町「(な、なんて熱量だ! まるで太陽が地球に落ちて来たみたいだ……!!)」

アリス「ダメね。私じゃあ単なる壁にもならないわ……!」

ライア「う、うわあああああーーーっ!?」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!

第一陣として切り込んだ反町達は、何も出来ずにザガロの右腕から放たれた閃光に飲み込まれるしかなかった。
シュートの威力のあまりの大きさに、周囲の磁場は大きく乱れ、数千Gの重力波が辺りを支配していたため、
彼らはまずその場から動くことすらままならなかった。

ディウセウ「へへっ……やるときゃやるじゃねぇか、ザガロ」

ザガロ「当たり前だ。俺様を何だと思っている……!(――だが、これでもディウセウの全力には敵わないがな。
     あいつめ……後少しで『ブラジル拳4倍・キャノンヘッド』をぶちかませていたというのに、小娘に負けやがって)」

シュートを撃ったザガロも、それを脇で見ていたディウセウも、せめて今のゴールは決まったと思っていた。
仮に負けるとしても、1点差で負けると思っていた。それだけに、ザガロのシュートの威力は凄まじかったのだ。
40メートルの距離をも諸共せずに、必ずやコリンチャンスのゴールを粉々に出来るだろう。

……そんな彼らの最後の期待を奪ったのは、重力をも気にせず空を飛ぶ、一人の少女だった。


756 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/31(水) 00:25:02 ID:???
穣子「てーーーーーい!」

バァァァッ! ガキイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!

ザガロ「……ダニィ?」

実況「穣子選手〜〜〜! シュート前に静葉選手を土台にして高く飛んでいたため、重力波の影響を受けていなかった!
    彼女は一人大ジャンプして右脚を突きだし、シュートに向かって突っ込んでいきます! そして……そして!!」

ガシイイイッ…ポーンッ!! ……パシッ。

穣子「えへへ……取ったよ!!」

――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

実況「し、信じられません! 穣子選手、あのシュートを完全に止めた〜〜!! ザガロ選手、ここで万策尽きる!
    ザガロ選手が必死の修行で編み出した『ビッグバンイール』が通じなければ、もはや彼らに勝ちはありません……!!」

757 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/31(水) 00:26:10 ID:???
ザガロ「な、何故だ……! 何故……! 聞いているぞ、貴様等は確か、落ちこぼれの下級神だった筈じゃないのか……!!
     俺の……俺のシュートが駄目だったというのか……!?」

穣子「違うよ。貴女のシュートは凄かった。私達が焼き芋屋さんの経営すらままならない、落ちこぼれのダメ神様なのは本当だけどね」

ザガロ「ならば……何故……!?」

穣子「……」

鈴仙「……!」

穣子はここで鈴仙の方をチラリと見て。そして、鈴仙の考えを代弁するかのように、穣子は確かな自信を秘めてこう言った。

穣子「――落ちこぼれだって。必死に努力すれば、エリートを超える事があるかもよ?」


*穣子がブロックフラグを回収。スキル・丈夫な身体(必殺ブロック発動時、吹き飛び・負傷無効)を習得しました。
*穣子のブロックが第二部の成長限界に達しました。

758 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/31(水) 00:28:05 ID:???
*****


ピッ、ピッ。……ピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!


コリンチャンス 3 − 1 サントス  試合終了!!


……それから程なくして試合は終わった。これ以上、サントスは攻めきれなかった。
アリスさんがザガロのシュートで重傷を負うというハンデこそあったが、
反町や静葉のパスが、アヤソフィアのドリブルが、そしてそれをサポートする鈴仙の動きが、その穴を数分間の間防ぎ切った。

実況「――試合終了〜〜! 試合は3−1で、コリンチャンスの勝利です!!
    リオカップが始まる前は大会優勝候補と目されていたサントス、まさかの敗北〜〜!!
    そして大会が始まる前までは存在すら認知されていなかったコリンチャンスが、
    ここに来て2連勝! これは、もしかしたらの大番狂わせがあるかもしれません!!」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
   「いやー、今日の試合も凄かったな」「俺、コリンチャンスのファンになろうかな」
   「サントスは引っ込め―、金返せー!」「何が伝説の超スウェーデン人だーー!」

――そして、兵どもが夢の跡。スタジアムにはいつも通り実況の針小棒大な煽り文句と、
観客席からの歓声と罵声が残されるのみだった。

鈴仙「(試合が終わった……。私は大きく活躍出来たとは言えなかったけれど、
    それでも皆の頑張りやサポートもあってゴールを2度決める事が出来て……。
    ――そして、今回もなんとか勝てた)」

759 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/31(水) 00:29:56 ID:???
試合が終わり、疲労がどっと出た鈴仙はぼうと空を見上げる。……今回も、自分は生き残れた。
大袈裟では無く、そんな感想しか思い浮かばなかった。

鈴仙「(グレミオ戦の時も感じたけれど。ブラジルの……プロのサッカーは、幻想郷のサッカーとはやっぱり違う。
    それぞれがそれぞれのプライドと未来を賭けた、命がけの戦い……)」

ザガロは確かに傲慢で嫌な奴だったし、ディウセウは温厚ながらも狂っている。ブローリンは殺意を剥きだしにした悪魔だった。
しかし、彼らもまた、彼らなりの信念に基づき、それを限界まで燃焼させて最後まで戦っていた。
それだけはどうしても認めざるを得ない。

ザガロ「この俺が……まさか……敗退する事になるとはな……!」

精神的なショックからか、ザガロはボロボロになり倒れていた。
鈴仙は無意識に、そんなザガロの足元に歩み寄っていた。
その時、自分が彼を哀れに思ったのか、それとも無様だと思ったのか……それすらも分からない。

760 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/08/31(水) 00:32:33 ID:fL7Dn6aU
鈴仙「……………」

混濁とした考えが頭を渦巻く中で、鈴仙は思わずこう呟いた。

A:「あんた達の誇り。この私達が受け継いで勝ってあげるわ」
B:「……あんた達は強かった。それだけは保障するわ」
C:「私も、昔はエリート戦士のつもりだったんだけどね」
D:「怖いのよ。私も……いつかこうなるんだ、って思うと」
E:「ギャルのパンティおくれーーーーーーーっ!!」
F:その他 自由選択枠

先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。


*今日の更新はここまでにします。

761 :森崎名無しさん:2016/08/31(水) 00:43:23 ID:LCVJs/bs
F「辛い時も苦しい時も、どんな時でも光陰矢のごとし、よ」

762 :森崎名無しさん:2016/08/31(水) 00:46:47 ID:Jr7lFRig
C

763 :森崎名無しさん:2016/08/31(水) 00:54:17 ID:DKcz1TOU
C

乙なのです

764 :森崎名無しさん:2016/08/31(水) 00:55:42 ID:/WQMIGGc

「そうだ! アリスさん大丈夫なの!?」
ザガーロ社長、バイバーイ!!

765 :森崎名無しさん:2016/08/31(水) 01:14:46 ID:21TEfbJ6
Fそんなことよりブローリンがザガロに近づいたぞ・・・?

766 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/01(木) 00:36:52 ID:???
すみません、今日は更新をお休みします(汗)
予定では明日か明後日には鈴仙の章サントス編を終え、
その後に、幕間(全幻想郷チームの描写)か人気投票の結果発表をしたいと思っています。
>>763
乙ありがとうございます。
>>764
ザガーロ社長はカグーヤ王女のようにはなれませんでしたね…






767 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/02(金) 01:20:00 ID:nDfqGhJk
C:「私も、昔はエリート戦士のつもりだったんだけどね」

鈴仙「………私も、昔はエリート戦士のつもりだったんだけどね」

鈴仙は、ザガロの事を笑う気にはなれなかった。
地面に這い蹲って涙を流す彼は、どこか昔の自分と似ている気がしたからだ。

鈴仙「小さい頃は勉強もスポーツもいつも一番。軍事学校でも首席。
    そのまま玉兎の中でも最たる名誉の一つとされる、綿月家の従者となって――。
    あの頃の私ほど、痛々しかったヤツはいないと思うわ」

ザガロ「……」

鈴仙「だからこそ。そこから逃げ出してしまった後――私には何も無いように思えた。
    周囲から評価される自分こそが全てだと、信じて疑わなかったから」

そう思っていたのは決して大昔の事ではない。
僅か1年ほど前――中山やパスカルと出会う少し前までは、
卑屈さで外面は取り繕っていても、鈴仙の内面は空虚さで溢れていた。

鈴仙「だけど……人は。いや、私を人って言うべきなのかは置いといて。
    いやいや、でもエネルギー波を出したり瞬間移動する奴らと比べると大分人間よね……私。
    まあ、それは置いといて。――人は、環境によって変わるもの。
    だから、自分はエリートだとか、凡人だとか、下級戦士だとか。そんな風に区切っても意味が無いと思うわ」

768 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/02(金) 01:21:32 ID:???
ザガロ「貴様……この俺に説教を垂れる気か?」

鈴仙「そんな偉そうなモンじゃないってば。ただの感想よ」

ザガロ「……フン。だとしたら、随分とお節介な感想だな。
     ならば俺からもお節介な感想をくれてやろうか。貴様のような奴は異質だ。
     少なくともここ、ブラジルのサッカー界においてはな。
     今は良い顔をしていられるが、――今に必ず、その足を掬われるぞ」

ザガロの眼から涙はもう止まっており、確かな意思の光が戻っていた。
鈴仙は、彼のその忠告は決して単なる負け惜しみでは無いとハッキリと分かった。
だが、その上でこう呟いた。

鈴仙「……だったら、良いよ。私は異質でも」

ザガロ「………」

ザガロは、もう一言何かを言おうと口を開いていた。――が、それが紡がれる事は無かった。何故なら。

ガレリ「――楽しいお遊びはそこまでですぞ、ザガーロ社長」

スウェーデン人の軍団「「「「「「――――!!」」」」」

ザッ! ザッザッザッザッザッ……! チャキッ!

鈴仙「(け、拳銃……本物だ!)」

――鈴仙の周囲は、既に数千もの軍隊により包囲されていたのだから。

実況「あ〜〜〜っと! これはどうした事か!!
    いつの間にやら、これまで試合をしていたフィールド上に、多数のスウェーデン人が現れた!
    そして中央に居るザガロ選手に向かって、揃って拳銃を突きつけています!! これはクーデターでしょうか!?」

769 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/02(金) 01:23:01 ID:???
ザガロ「――どういうつもりだ、ガレリ」

ガレリ「どうも何も、こういう事でございます」

ブローリン「…………」

神聖なるサッカーフィールドを埋め尽くす軍人の中から、一人の男が現れた。
目に瑕を負った壮年の男性――のような雰囲気を持つ少年。スウェーデンの助っ人GK・ガレリだった。
後ろに相棒であるブローリン(今はもう大人しい)を侍らせながら、
彼はその反応を楽しむように、慇懃無礼な笑みを浮かべて続けた。

ガレリ「クズ揃いの貧乏チームにすら負ける、こーんな最低のチームには何の未練もない。
    俺はこれまで、貴様のやってきた違法な独占商業行為を記録して来た。
    それをこの場で――数万人もの民衆が集うここで暴露して、貴様を会社から追放させる。
    そして貴様という悪を追放した俺様が、新社長として会社を、そしてチームを引き継ぐのだ。
    サントスの副キャプテンなどとその気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ」

ザガロ「ダニィ!? 貴様……はじめからその心算で、俺達に手を貸していたのか……!」

ガレリ「当たり前だぁ。だからこそ俺は金を持っているお前達のチームに目を付けた。
    だが……もう貴様は用無しだ、ザガーロ社長。スウェーデン製のプラズマガンで焼かれるが良い!」

スッ…ダダダダダダダダダダダダッ!!

ガレリが腕を上げると、数千もの兵隊は一斉に銃口から光弾を打ち出された。

鈴仙「ひ、ひえぇぇーーっ!? なんでブラジルに来てまで弾幕ごっこやらなくちゃいけないのー!?」

その性能と威力は戦い慣れた鈴仙でも軽くビビる程度であり、辛うじて避けるのが精いっぱい。
地面に伏せているザガロが避けられる筈が無かった。しかし――。

シュンッ! ガシイッ!

770 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/02(金) 01:24:24 ID:???
ディウセウ「ザガロォ! おめえ、しっかりしろ!」

ザガロ「ディウセウ……助けてくれたのか」

そこは彼の腐れ縁の相棒、ディウセウが黙っていなかった。
得意の瞬間移動でベンチ際からフィールドまで移動すると、そのままザガロを抱えて空を飛び銃弾を回避させた。

ディウセウ「……なんとなーく、怪しい気はしてたけどな。でも、そうやって馬脚を現したなら別だぁ!
       悪い奴らは皆、オラがやっつけてやる!! ザガロ、おめえも手伝え!!」

ザガロ「……フン! 貴様に言われるまでも無い! 俺は超ザガロ様だぞ!!」

バッ! ギュインギュインギュイン!

ディウセウ(3倍)「キャ! ノ! ン! ヘーッ!……ドォーーーーーッ!!」

ザガロ「これが超ザガロのビッグバンイールだーー! ちゃあーーーーっ!」

そこから先は、戦意を取り戻したザガロとディウセウが一転を攻勢させた。
二人は気を高めるとそれぞれ全力の必殺シュートを放つ。
それだけで数千いたスウェーデン兵の大半は吹き飛ばされてしまい、
残された残党も所詮は金でガレリに雇われた傭兵のため、すぐに退散してしまう。

ガレリ「あのデカブツは戦闘力24000……。そしてザガロの方は18000……予想通りだ。
     それと近くに戦闘力1200ぽっちの兎が居るが……まあ奴は関係ないし放っておこう」

鈴仙「(今なんか、意味不明な尺度から馬鹿にされた気がする……)」

――ディウセウとザガロの力により、後僅かに鈴仙の体術によりスウェーデン兵があらかた片付いてもなお、
ガレリはその笑みを絶やさなかった。

771 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/02(金) 01:25:48 ID:???
ディウセウ(3倍)「さあ、後はおめえだけだ! 神聖なサッカースタジアムで暴力だなんて、オラゆるさねえぞ!!」

ザガロ「貴様は見る限り、戦士タイプのスウェーデン人とは思えん。
     ブローリンに頼るのは明白だろうが、俺とディウセウが力を合わせれば、奴とて無事ではいられまい」

ガレリ「フフフ……果たしてそうかな? ――ブローリン、気を高めろぉ!」ピロリロリロ

ブローリン「ぬ、ぬうううん……! カグロッ……トォーーーーーー!!」

ゴオオオオオオオオオオオオオオッ!

ザガロ「ダニィ……! こ、この気は……! ――貴様、試合中はまだ手加減していたというのか!?」

ディウセウ(3倍)「な、なんだとぉ……!」

ガレリ「奴が本気を出すと地球が壊れてしまうからな。無傷でサッカーをさせる為にこの俺が制御装置を仕込ませているのだよ。
    さて……本気を出した奴のパワー。戦闘力に換算すると……そうだな、1575億と言ったところかぁ」

ザガロ「そ、そんなぁ……! もうだめだぁ、おしまいだぁ……!? 勝てる訳がないょ」

ディウセウ(3倍)「へ、へへ……!(おかしいな。もうちょっとで死んじまいそうなのに……。
           地球だって壊れちまいそうなのに……。オラなんだか、ワクワクがとまんねえぞ!!)」

鈴仙「(……あ、頭が痛い。地球よりも先に、この非常識なバトルに私の頭が割れそう)」

幻想郷とかとはまた別次元な意味で常識に囚われない状況下に置かれて……。
鈴仙はいよいよ頭痛が酷くなっていた。

772 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/02(金) 01:27:02 ID:???
実況「み、みなさん! ブローリン選手の気が高まっています! このままではこの地球が破壊され尽くしてしまう!
    危ないので一刻も早く避難してくださーい!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!? キャーーーッ!

静葉「逃げましょう、皆! ここに居ると気の高ぶりで蒸発してしまうわ!」

穣子「そ、そんなぁ……鈴仙がまだ、あのスタジアムに残ってるんだよ!? 一樹君、離してよぉ!?」

反町「(駄目だ。俺だって鈴仙さんが心配だけど……。それ以上に、穣子さんが居なくなって欲しくない……!)」

アリス「(鈴仙……貴女の事は忘れない。私の……始めての……トモダチ)」

アヤソフィア「いやはや、ただのサッカー大会だった筈なのに。大変な事になっちゃいましたねぇ」

鈴仙よりも先に控室に戻っていた他のコリンチャンスメンバーは何とか難を逃れ、
観客達と一緒にこの最終決戦会場から脱出出来ていた。
無論、仲間の一人を置き去りにしてしまった事への罪悪感はぬぐえない。
だが――その中でもコーチだけは穏やかにスケベな笑みのまま、確信を持ってこう言った。


コーチ「なーに。ワシは心配しとらんよ。あやつの心が、あの悪魔にも、間違い無く届いとる筈じゃ。
     だったら、みーんな上手くいく。鈴仙の人参柄パンティを賭けてもええゾイ」

773 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/02(金) 01:33:48 ID:???
***


ガレリ「さあいけブローリン! この生意気なブラジル人共を消し去ってしまえ〜!!」

ブローリン「ど……どぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

――カッ! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!

ザガロ「終わりだ……!」

ディウセウ(3倍)「へへ……! すげえな、こんなにつええ奴がいるなんてよ……!」

鈴仙「(だ、駄目……! あまりにも爆発の衝撃がデカすぎる! これじゃ、コンマ数秒後には私達、ミンチよ……!!)」


しかし、コーチの確信とは裏腹に、スタジアムではたった今、無慈悲にもブローリンの爆発波が放たれていた。
スタジアムの中にあるあらゆる物が吹き飛ぶ中で、鈴仙の命の灯もまた掻き消されそうでいて――。

………オオオオオオッ。

鈴仙「あ、アレ? 死んでない!?」

――それはいつまで経っても訪れなかった。
何故なら、ブローリンは鈴仙達に対して害意を持っていなかったからだ。

ガレリ「な、何故だ……ブローリン!?」

ブローリン「ガレリィ……勘違いするなぁ。俺はカグロットをこの手で地獄に叩き落したいだけだ。
       決して貴様の言いなりになどにはならぬぅ!」

かつて悪魔と呼ばれていた少年は、……今、鈴仙達の前に、一時的な味方として立ってくれていた。

774 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/02(金) 01:35:16 ID:???
……と、言った所で今日の更新はここまでです。

775 :森崎名無しさん:2016/09/02(金) 01:38:23 ID:???
乙なのです

カグロット「おいこらちょっと待てやぁ!? 私がなにをしたって言うのよ!?」

776 :森崎名無しさん:2016/09/02(金) 16:58:01 ID:???
鈴仙=栽培マンかぁ……

あのウサ耳植えれば鈴仙もどきが生えてくるのかも
欲しい(直球)

777 :森崎名無しさん:2016/09/02(金) 22:23:30 ID:???
鈴仙ちゃん欲しい(ド直球)

778 :森崎名無しさん:2016/09/02(金) 23:39:40 ID:???
でもウサ耳から下は栽培マンやで

779 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/04(日) 00:41:34 ID:???
すみません、昨日今日と仕事やつきあいで多忙だったので、
更新をお休みしています。明日は夕方から更新したいと思っています。
>>775
乙ありがとうございます。
>>776
パワーだけならリベリオにも匹敵します。
>>777
深秘録特典サントラの鈴仙欲しいです(真顔)
>>778
実は今の鈴仙も、永琳が地球に来た際に植えた栽培ウドンの一匹です。(うそ)


780 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/05(月) 01:27:08 ID:???
すみません、更新したかったのですができませんでした(泣)
時間が取れ次第また更新再開したいので、お待ちください。


781 :sage:2016/09/05(月) 23:51:58 ID:u1UrNEww
乙です。リアル優先で無理なさらず!

782 :森崎名無しさん:2016/09/06(火) 00:26:37 ID:???
のんびり待ってるのでお気になさらず〜

783 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/06(火) 22:50:26 ID:???
更新再開します。
>>781
乙ありがとうございます。お言葉に甘えて無理せず休ませて頂きました。
>>782
ありがとうございます。最近は仕事が忙しいので、のんびり更新させていただきます。

784 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/06(火) 22:52:54 ID:???
ガレリ「馬鹿な……制御装置が作動しないだと……。くそっ!」

ダッ!

ブローリン「どこへ行くんだぁ?」

ギュピッ、ギュン……ガシイッ!
グググ……バギバギバギ……ドガアアアアアアアアアンッ!

ガレリ「(実のチームメイトに殺される……これがスウェーデン人の定めか……)」

ブローリンは逃げるガレリを容易く捉え、ゴールネットを網代わりにしてその中に閉じ込めた。
そしてその状態から気を高め、ガレリが入った網を腕力で握りつぶし――暫くしたらもう、ガレリは粉々に粉砕されていた。

ザガロ「……何故助けた」

ブローリン「貴様等も勘違いするなぁ。別に貴様等の事を守ろうと思った訳じゃない。
       感謝なら、あそこで震えてるガキにするんだなぁ……」

ディウセウ「あのガキって……レイセンのことか?」

鈴仙「(ひいっ! そこで私に話を振らないで!?)」

一秒でも早くこの場から逃げ出したい鈴仙にとっては不幸な事に、ブローリンは鈴仙を指差し頷いた。
彼の瞳は相変わらず狂気に包まれていたが、それでも試合中よりは落ち着いているようだった。

ブローリン「俺は小さい頃カグロットに泣かされた恨みを返すべく生きてきた。
       それはこの高すぎる戦闘力からガレリィ共々故郷を追放されて以来、ずっとだ……」

腹筋パワーにより増幅した全身は変わらない。だが、その瞳の向こうには僅かの郷愁があった。
それを悟られぬためか、ブローリンはそれ以上を言わず、代わりにこう続けた。


785 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/06(火) 22:55:29 ID:???
ブローリン「だからこそ、カグロットには最悪の絶望を見せてやる必要がある。
       そのためにはカグロットの手下、貴様をここで殺す訳にはいかない……。
       ヤツはカグロットの目の前で、無残に殺されなくてはならぬのだぁ」

ザガロ「だから助けた、か……。フン、改心したと思えばとんだクソッタレ野郎だ」

ディウセウ「でも気になるなー。そのカグロットって奴。あのブローリンがここまで言う位だから、
       きっと化け物みてえにデカくてつええ奴なんだろうなー。くーっ、オラも戦ってみてー!
       ブローリン、良かったらもうちょっとここに居て、一緒に修行しようぜ!」

ザガロは相変わらずこの殺戮に飢えた悪魔を軽蔑の眼差しで見ていた。しかしディウセウは別だった。
持ち前の明るさと能天気さ、そしてひたすらに力を求めたがる彼にとって、ブローリンはもはや戦友の一人だった。
その尊い友情の前に、カグロットもとい輝夜及び鈴仙の人権(兎権?)はあってないようなものだった。

ブローリン「この俺と修行とは命知らずめ。俺が本気を出せば、貴様等など一瞬で宇宙のチリに出来るんだぞ?」

ディウセウ「そうなったら、オラが全力で修行して止めてやる! な、おめえもそうだろ、ザガロ!」

ザガロ「ケッ……勝手にしろ」

鈴仙「(しれっと殺害予告されるのはもう慣れてるから良いとしても。姫様ファンクラブがまた増えたわね……)」

物騒な事を口々に申し立てながらも、サントスのメンバーとブローリンは打ち解けている。
これも友情の一種か…と鈴仙はいよいよ一歩引いた目線で彼らを微笑ましく見守っていたが――。

786 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/06(火) 22:59:31 ID:???
ブローリン「カグロットの手下ァ」

鈴仙「え!? まだあるの!?」

ブローリンは確かな敬意を籠めて向き直り。彼はカグロットでは無く鈴仙に向けて、最後にこう言った。

ブローリン「貴様の戦いはクズそのものだったが……貴様は諦めず最後まで戦い抜いた。
       その姿勢が俺の中の狂気を振り払い、ガレリィの洗脳を防ぐきっかけとなった。
       ……伝えておけ。この礼は、カグロットをより無残な方法で殺す事で返させて貰うとな。
       ではさらばだ、勇気あるクズ、レイセンよ! うははははははは! はははははははっ!!」

バッ! ギュウウウン!

ディウセウ「おっ、早速舞空術の修行かァ。オラ負けねえぞ!」

ザガロ「待て二人とも! 俺様を置いてけぼりにするなーーーっ!!」

バッ、ババッ! ギュウウウウウウウウウウウウウン!

鈴仙「(私は騙されないわよ。この何となくいい話っぽい雰囲気に……。だって、ガレリ君とかしれっと殺されてるし)」

こうしてブローリンと、それを追うディウセウとザガロは――サントスの戦士達は空へと消えていった。
彼らが地球上のどこに――いや、もしかしたらあの世かも――修行をしに行ったかは、誰にも分からない。
というか分かりたくない。鈴仙にできる事といえば、この狂気的な空間に必死にあらがう事だけだ。

鈴仙「でも、まあ。何はともあれ、これで一件落着……なのかな」

観客も避難のため退場しており、完全に無人となったスタジアムで鈴仙はふう、と溜息をついた。
ただ、溜息を吐きながらも。試合直後の時と比べると、自身の心は満たされているように思えた。
自分を認めてくれたような、そんなブローリンの言葉に何だかんだ救われたのかもしれない。

787 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/06(火) 23:03:35 ID:???

鈴仙「さてと……行かなくちゃ。皆今頃、ホテルに帰っちゃってるかなぁ」

これ以上、細かい事を考える気もしなかった。鈴仙は慌てて控室に残されていた自分のカバンを手にとり、
そのままスタジアムを去る事にした。

タッタッタッ……ドシン!

鈴仙「あいたっ、ごめんなさーい」

少年「……………」

タッタッタッ……。

――スタジアムの入り口で人とぶつかった気もしたが、鈴仙は気にも留めずにそそくさと立ち去る。
人口の多いブラジルでは人との接触(あるいはそれに伴うひったくりも)など日常茶飯事だ。
サイフの所在だけ確認して安心した鈴仙は、仲間と合流する為に再び走り出した。

少年「…………」

そして、その少年は鈴仙とぶつかった事にも気をとめず、案山子のようにスタジアムの外を見ていた。
正確には、鈴仙が彼とぶつかる前にすれ違った、「とある人物」の影に夢中となっていた。
オレンジに近い茶髪を靡かせて、彼は白昼夢に浮かれたように、繰り返しその名を呟いた。



少年「やっと見つけた。……アーサー」




                                        〜鈴仙の章 その2 終わり〜 

788 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/06(火) 23:25:37 ID:???
鈴仙の章その2終了時の能力値
選手     ド パ  シ タ  カ ブ せ  総  高/低 ガッツ フラグ
鈴仙    54 ..54 55 52 52 47 53 ..367 3 / 4  990  ―――
反町    53  55 55 53 51 49 54  370 4 / 4  870  ドリブル、パス、スカイラブ
静葉    54  53 51 55 53 50 50  366 3 / 2  830  (特殊スキル)
穣子    50  49 48 55 53 56 51  362 3 / 3  880  タックル、競り合い
アリス   57  54 .52 54 56 52 50 .375 3 / 3  800  タックル、ブロック、特殊スキル

  鈴仙
※所持中のフラグ:ドリブル(15/20)、低シュート(10/20)、タックル(10/20)、アリスさん操作(特殊)
ルナティックブラスト(1/4でドリブル+4)
ラビットスターター(1/4でドリブル+2、吹飛2)
マインドシェイカー(シュート+5、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))160消費 
マインドブローイング(シュート+7、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛5)200消費
マインドエクスプロージョン(シュート+9、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2)、吹飛2、常時使用不可)250消費
マインドスターマイン(空シュート+4、1/4で敵GKにバランス崩しペナ(−2))200消費
マインドベンディング(近シュート+5)120消費
インビジブルデューパー(シュート+12、要てゐ(※)、1/4で失敗)250×2消費
真実の友情(シュート+14、要佳歩、てゐ(※)、ポスト・枠外無効)250×3消費、1試合1回限り
 ※発動の起点はてゐ。発動には(佳歩と)てゐと鈴仙がゴール前まで上がっている事が必要。
リフレクトバレット(低シュート+6、要パスカル、200×2消費)
玉兎スルー(スルー+3)150消費
月人師弟コンビ(パス+2の連続ワンツー、要永琳)60消費
タイガーバニーシンフォニア(パス+2の連続ワンツー、要星)80消費
マインドストッパー(1/4でタックル+3)
アイドリングウェーブ(1/4でタックル+2)
アキュラースペクトル(1/2でパスカット+2)
スキル・狂気の瞳(全判定につき、スート一致時で敵能力−2)
スキル・心象操作(自分が反則時の判定1段階緩和)
スキル・足が速い(細かい判定で有利になるかも?)
スキル・オフサイドトラップ(前線へのスルーパスを1/2でオフサイドにできる)
スキル・フェアプレイ精神(鈴仙は反則を犯さず、代わりに鈴仙が反則の条件を満たした場合−3のペナを負う)

789 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/06(火) 23:27:38 ID:???
     反町
毒々しいドリブル(1/4でドリブル+2)
トリカブトパス(パス+2)60消費
オオゼリパス(パス+3)80消費
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
強烈なシュート/ヘディング/ボレー(1/2でシュート+2)
アキュラシーシュート(シュート+4、ポスト無効)120消費
スコーピオンドライブ(シュート+8、ポスト無効)250消費
ポイズンヘッド(高シュート+4)
トクシックインパクト(低シュート+4)200消費
ポイゾナスオーバー(低シュート+6、吹飛5)250消費
ネオポイゾナスタックル(1/4でタックル力+3)
ポイゾナスタックル(1/4でタックル力+2)
スキル・秋ジスタ(9月〜11月限定でスキル・ファンタジスタを得る)
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)
スキル・ポイゾナスセンス(反町のパス時(ワンツーは含まない)、敵の人数補正に−1)
     静葉
落葉ターン(1/4でドリブル+4)
ダスクフォーリンパス(パス+3)80消費
フォーリンパス(パス+2)60消費
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
落葉シュート(シュート+5)160消費
無回転落葉シュート(シュート+7)200消費
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
秋の大三角(空シュート+8、要穣子or静葉&ゴールバー)300×2消費
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
ロストウインドロウ(1/2でタックル+2)
フォールカット(1/2でパスカット+2)
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)

790 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/06(火) 23:28:57 ID:???
     穣子
※ブロック成長限界
山神キープ(1/4でドリブル+3)
毒の空と乙女の心(パス+2の連続ワンツー、要静葉、穣子)100×3消費
オータムスカイラブハリケーン(空シュート+5、要土台)200×2消費
秋の大三角(空シュート+8、要穣子or静葉&ゴールバー)300×2消費
ウォームカラーハーベスト(1/2でタックル+2)
オヲトシハーベスター(1/4でパスカット+2)
オータムスカイラブタックル(任意でタックル+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブパスカット(任意でパスカット+5、要土台)150×2消費
オータムスカイラブブロック(任意でブロック+6、要土台)150×2消費
ロイヤルスイートポテトルーム(1/4でブロック+8)250消費
スイートポテトルーム(1/4でブロック+6)150消費
ポテトルーム(1/4でブロック+4)100消費
オータムスカイラブクリアー(任意で空クリア+3、要土台)150×2消費
スキル・オータムスカイラブ(オータムスカイラブの土台になれる)
スキル・丈夫な身体(必殺ブロック発動時、吹き飛び・負傷無効)

     アリス
プリズムターン(1/4でドリブル+4)
都会派なドリブル(1/4でドリブル+3)
頭脳的なドリブル(1/4でドリブル+3)
アーティクルサクリファイス(パス+2)60消費
ドールミラセティ(パス+2の連続ワンツー、要上海or蓬莱)80×2消費
ひとりドールミラセティ(パス+2の連続ひとりワンツー)160消費
アーティフルドライブ(シュート+8)250消費
ドールズ・ウォー(低シュート+5)250消費
トリップワイヤー(1/4でタックル+2)
ムーンサルト上海(1/4でパスカット+4)
上海人形カット(1/4でパスカット+3)

791 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/06(火) 23:32:35 ID:???
――と、言った所で文章だけで短いですが、今日の更新はここまでです。
次回は全幻想郷サイドの描写を軽く行い、次の仲間の章選択に入りたいと思います。
(ちなみに、次回の鈴仙の対戦相手はフラメンゴです。このチームもサントス同様本編より強化されています。)
また、余裕があれば人気投票の結果発表にも入っていきたいです。
本日もお疲れ様でした。

792 :森崎名無しさん:2016/09/07(水) 00:03:11 ID:???
乙なのです

鈴仙「頑張れアリス。お前がナンバーワンだ」

793 :森崎名無しさん:2016/09/07(水) 00:09:26 ID:???
乙でしたー
サントス戦が濃すぎてもう狂気成分はお腹いっぱいだぜ

794 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/08(木) 00:50:33 ID:???
すみません、今日は無判定パートを書いていましたが、終わらなかったので更新をお休みします。
明日くらいには纏めて幕間パートを終わらせる予定です。
>>792
乙ありがとうございます。実際総合力的にはアリスさんがナンバーワンなんですよね…。
序盤の練習や特訓の引きの悪さが効いていますね。
>>793
乙ありがとうございます。リオカップ編はこれ以降シリアス目になる予定です。






795 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/10(土) 18:05:39 ID:???




   **********




【Interlude】


場面は一旦移り、ブラジルからは地球の裏側となる幻想郷にて。

紫「…………」

八雲紫は――今もなお彼女をこう呼称して良いのならば――、私室に籠り、
静かな表情で自らが選出した全幻想郷代表メンバーの一覧を眺めていた。

796 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/10(土) 18:06:43 ID:???

全幻想郷選抜代表 メンバー
(このメンバーは、今後の必要に応じて、適宜追加変更がなされる場合がある。)

FW:
 ・レミリア・スカーレット
 ・星熊 勇儀
 ・洩矢 諏訪子
 ・フランドール・スカーレット

MF:
 ・博麗 霊夢、
 ・八意 永琳
 ・風見 幽香
 ・聖 白蓮
 ・十六夜 咲夜
 ・東風谷 早苗

DF:
 ・西行寺 幽々子
 ・八坂 神奈子
 ・比那名居 天子
 ・レティ・ホワイトロック
 ・藤原 妹紅

GK:
 ・八雲 紫
 ・蓬莱山 輝夜
 ・伊吹 萃香

797 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/10(土) 18:09:27 ID:???

それは数か月ほど前、彼女が幻想郷中に発表した代表選手リストと全く一致しており、真新しい情報ではない。
しかしそれでも、紫は一人一人を愛おしむように、この名前の羅列を眺めている。

紫「(……このリストは、決して完璧という訳ではない)」

月の狂気を一身に纏った妖怪の賢者は、思念を統合させる手段として、
今一度全幻想郷のユニフォームを纏うべき選手について思いを馳せているようだった。

紫「(……本来このリストに最優先で載るべきだった、パチュリー・ノーレッジにアリス・マーガトロイド。
   それに、レギュラー陣の穴を埋める補欠として検討していた、寅丸星に古明地さとり。
   加えて、三下政治家の豊聡耳神子が引き抜いた魂魄妖夢に、勝手に行方をくらました射命丸文。
   ――彼女達が私の下に降りてくれれば、このチームは間違い無く完璧だったでしょうけれど。
   ……それでも、私には勝算がある)」

窓を閉ざした暗い部屋にはろうそくの明かりだけが灯り、
彼女の孤独を妨げる者はもうこの世界のどこにも居ない。そんな錯覚すら抱かせる。

ガラリ……。

ラズリー「入るわよん」

……八雲紫の新たな友人である、彼女を除いては。
ラズリーはその名前に沿った青いセミロングを揺らしながら、
全く遠慮する気配を見せずに紫の傍へと歩み寄った。


798 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/10(土) 18:11:00 ID:???
ラズリー「んもー、またリストを眺めてるのね? 心配性なんだから」

紫「心配などしていないわ。あらゆる可能性を想定して、計算を重ねていただけよ」

ラズリー「それを世間一般では、心配してるって言うのよ」

かつての忠臣である八雲藍は追放された。
今頃は地獄の大神殿の奴隷として石運びに夢中…とはラズリーの弁で、
実際に彼女が今、何を感じ何をしているかは紫には知り得ない。
が、すでに紫にとって古い式は興味の埒外。
今の彼女の関心の全ては全幻想郷代表と、その勝利のみに向けられていた。

ラズリー「まあいいけど。で、計算の結果はどうだったのー?」

そんな紫とは対照的なのはラズリーだった。格式も何も無いおちゃらけたシャツに、
意味も無く派手なスカートを身に着ける彼女は、頭上の球体じみたオブジェも込みで、
笑いによって女帝を諌め操る道化師と呼ぶに相応しい。
道化師の間の抜けた問いかけに、紫は楽しそうに応じた。

紫「――勝てるわ。だけど、それには三つ程条件がある」

ラズリー「ふーん。で、その三つって?」

紫「第一。八意永琳が反旗を翻さないこと」

紫は病的に細い指を一本だけ立てながら答える。

紫「――と、言っても。これは殆ど可能性が無いと考えているわ。
  全幻想郷代表として召集したメンバーのうち、私を倒し得るのは彼女だけだけど……」

ラズリー「ああ、なるほどね。貴女と私という二対一の不利な状況下でクーデターは起きえないから、問題にならないと。
      ま、仮に起きたらその時は、少なくとも惑星の一つ二つが吹っ飛ぶ事は覚悟しないといけないしね」

799 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/10(土) 18:12:24 ID:???
紫「彼女はとても計算高い。この星を丸ごと犠牲にしてまで、勝ち目の薄い戦いはしないわ。
  だから少なくとも大会終了までは、この均衡した状況が続くと考えられる。これが一つ。
  そして二つ目だけど……それはラズリー。貴女の方が詳しい筈よ」

ラズリー「えっと、私の方が詳しいっていうと……ああ」

ラズリーはぽんと拳を叩いてわざとらしく承知してみせる。

ラズリー「世界各地にバラ撒いた、代表選手の育成『とか』の事ねー。
      確かにこれが上手く行かなかったら、大会優勝はかなりおぼつかないものね。
      地味だけど、確かに気になる要素だわ、これ」

くすくすと笑って、彼女は『とか』に変なアクセントを加えつつ、紫に代わって二本目の指を立てた。

ラズリー「その辺はそいつら次第……ってワケだけど。
     でもとりあえず、一足先にフランスでのサッカー留学を終えた東風谷早苗は、
     技術的にも精神的にも、一回り成長した感があるわね。
     イタリア、メキシコ、イギリス……他の地域に派遣した子も同じ位成長してると仮定すれば、
     その辺りは心配ないかな、って思うわよん」

だけどあの小娘嫌なのよねー、ファッションセンス皆無だし……と愚痴りながらも、ラズリーは自信を持って紫に応えた。
全幻想郷の代表選手達のうち、数名を海外へと派遣するというのはラズリーの提案だった。
だが、その理由は前述に述べた選手の強化だけでは無い。

ラズリー「あと……あんたが心配していた、『紅魔派閥』に力を持たせないようにも配慮しといたわ。
      私の部下のピースを使って、サッカースクールの編入試験時に睡眠薬を盛らせたのが効いたみたいね。
      独学で鍛えたFWとしての個人技は中々だけど、あれだけじゃ、代表にねじ込むのは難しいもの」

紫「私としては、そっちの方が喜ばしい報告ね」

ラズリーが先程『とか』と、敢えて強調して答えた理由こそが、紫の憂慮の2番目だった。
つまり、レミリア・スカーレットを中心とした『紅魔派閥』の台頭である。

800 :鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2016/09/10(土) 18:13:56 ID:???

紫「レミリア・スカーレットとその一派は明らかに私達を敵視している。
  加えて、一匹狼である事を好む風見幽香や比那名居天子、藤原妹紅と違い、
  彼女の下には十六夜咲夜やフランドール・スカーレットなど、強力な派閥構成員が居る。
  隙あらば彼女は全幻想郷を離反し、新たなチームを立ち上げようと画策しているように見えるわ。
  ……だから、八意永琳の次に優先して、彼女達に目を配る必要があった」

ラズリー「そんな意味でも良かったでしょ? あいつら以外の全幻想郷代表選手も、海外に派遣するってアイデア。
      私達を出し抜いてドイツに渡ったチスイコウモリの妖怪も、今頃悔しがってる筈よ」

八雲紫は、『大きな舞台で全幻想郷代表を勝たせ、幻想郷の秩序の絶対性を証明する』という当初の目的を貫くつもりだ。
八意永琳との最終戦争を開始し、幻想郷を含めた全宇宙を焦土にするつもりは毛頭無いし、
反抗的な下級吸血鬼を暴力で従える事も、無論可能ではあるが敢えてはしない。
あくまで、正々堂々としたサッカーの世界で勝つからこそ、その正当性を広く証明できると考えている。
彼女の目的は、サッカーによる世界の支配だ。紫は続けた。

紫「……そして。第三の条件だけど」

ラズリー「昔の貴女の事だったら、ここまで勿体ぶる事なく、素直に狼狽えてたと思うのに。
      それが一番大きな理由なんでしょ? チーム的にも、『八雲紫という名の妖怪』的にも」

そこで紫は後ろにある闇に眼を交わし――ラズリーはようやく初めて、
この場所に居るのが自分と紫の二人だけでは無い事が分かった。
蝋燭の明かりが見えない奥に、彼女は確かに『いた』。

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