キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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屁理屈推理合戦withキャプ森
489 :
吹飛の魔女モロサキーチェ
◆85KeWZMVkQ
:2017/08/26(土) 21:55:56 ID:???
支配人「さあ、急いでください!」
ストラット「ああ、感謝する!」
ダッ!
暫く前に、雪はもう止んでいた。ストラットは新雪の積もった中庭を一直線に走り、
中庭の中央に佇む『離れの祠』へと向かう。
黄金の蝶のうち、幾つかは閂の扉の抗魔力に阻まれているようだったが、
その一部は屋根を越えて空からストラットを追い続ける。
ストラット「……くそっ、間に合え。うおおおおおおおぉぉぉぉぉぁあぉぉぉぉぉっ!」
バァァァァァッ!
それから得意なオーバーヘッドキックの要領で、祠のドアに向かって飛び込んで。
蝶々がストラットに死の魔法をかけるよりも早く、ドアを開き、部屋に入り、
そして、……ドアを閉めて鍵を掛ける!
ガチャァァァァァァアッ!!
ストラット「はぁ、はぁ……よし。逃げられたァァァアアッ!」
――『離れの祠』は、中世時代の修道士の瞑想場所として用いられていたらしい。
狭い場所で精神を集中し、神への交信を深めるには、この場所は打ってつけだったとか。
だがしかし今となっては、使用する者も殆ど居らず、雪かき用の梯子やシャベル位しか置かれていない。
そしてストラットは視認する。密室には、誰もいないと。
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0ch BBS 2007-01-24