キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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屁理屈推理合戦withキャプ森2

1 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/03(日) 23:15:38 ID:???





――この物語はどうせ幻想に決まってます。
      キャプ森本編・外伝及び「うみねこのなく頃に」本編と関係有る筈もありません――。











※このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、「うみねこのなく頃に」とのクロスオーバー作品です。
※内容は、「うみねこのなく頃に」本編中の赤字&青字による屁理屈合戦(推理)ゲームを、独自の謎を使って行うものです。
 「うみねこ」本編ストーリーの直接的なネタバレはありませんが、「うみねこ」本編の登場人物がスレに登場します。
※現在>>1が考えたストーリーを軸に展開していますが、他の人でも出題したければこのスレを使ってください。

☆前スレ☆
屁理屈推理合戦withキャプ森
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1483036233/

☆出典☆
【うみねこのなく頃に】屁理屈推理合戦スレ@wiki
http://www19.atwiki.jp/herikutu/

100 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/29(金) 00:49:18 ID:A+65+RgM
>>98
「ソリマチ卿はシュートの前にDFやGKの注意を逸らしたり油断させるような行動をしておらず、シュート力のみでゴールを決めた」

ソリマチ卿「一部について復唱する。
       【ソリマチ卿はシュートの前にDFやGKの注意を逸らしたり油断させるような行動をしていない】。
       シュート力のみでゴールを決めた、も復唱可能だが、シュート力というのが曖昧故、赤は出さぬが……。
       そうだな、この表現ならば言っても良かろう。>>83の時は復唱を拒否したが、これならば間違いない筈だからな。
       【森崎板の通常の判定ルールに即せば、ソリマチ卿は純粋なシュート力のみで(ほぼ)確実に11人抜きゴールを決められる。
       なお、(ほぼ)とは、ポスト・枠外のみを指す】ぞ。これは大ヒントを与え過ぎたかな? クワックワックワッ!!」


ソリマチ卿「さて。今宵のサバトはここまでにしておこうか。
       『ソリマチ卿は黄金の回転を利用してゴールを決めた』『ソリマチ卿はTASを利用してゴールを決めた』
       『ソリマチ卿は自己強化魔法を利用してゴールを決めた』……こうした青なら、いつでも認めてやろうぞ。
       まあ、これはつまり、通常の常識には収まらぬ我の偉大さを認めて屈服したと同義であるがなァッ!!
       ククククク、フワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ、ハッハッハッハァ!!」

☆ソリマチ卿に対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
 ※随時回答ができないので、>>1が気付いた時にレスする形式となるため、
  速度は遅くなると思いますがご了承ください。

101 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/29(金) 00:54:32 ID:A+65+RgM
〜本日の赤字〜(既出の赤も含む)※過去の赤字は>>66、>>89を参照
【直接フリーキックとPK、ペナルティキックとは別物】
【ソリマチ卿は、直接フリーキックで選手11人を抜き、ゴールを決めた】
【シュートの軌道がブロッカー達の頭上を通っていたか否かは、重要ではない】
【太陽の明かり、ブロッカーの影等は、シュートの成否に関係ない】
【そのサッカーはブラインドサッカーではない】
【サッカーコートは、暗闇や霧など視覚的な障害になるもので覆われていない】
【”反町”の呼称は今回、”ソリマチ卿”で統一するが、これは事件の真相とは無関係】
【サッカーボールは1つだけである】
【GKとソリマチ卿だけでもソリマチ卿は(ほぼ)確実にゴールできる】
【試合外の人間(観客、一般通過モブなど)はシュートの成否には関係ない】
【ブロッカーはシュートがちゃんと終始目に入っていた】
【ゴールしたのは試合中(シュートした試合と同じ試合)のことである】
【ロスタイム、前半、後半、延長、ハーフタイムは関係ない】
【ケガは関係ない】
【自分のcardが必ずJOKERになるイカサマを使用できるのは、ソリマチ卿の主張に同意した(=屈服した)とみなす】
【選手達の着るユニフォームには全て、特別な小細工・仕様は存在しない】
【ソリマチ卿はシュートの際、特別な道具の使用やドーピングを一切行っていない】
【GKはソリマチ卿のシュートに反応することはできた】
【GKはソリマチ卿のシュートに対しゴールを守る行動を行った】
【ソリマチ卿が蹴ったのはサッカーボールだけである】
【ソリマチ卿はシュートの際、特別な道具の使用やドーピングを一切行っていない】
【ボールは一般的にサッカーの試合で使われているサッカーボールであり、小細工もされていない】
【TASさんが使用する技術によるシュートを認める事は、ソリマチ卿の主張に同意した(=屈服した)とみなす】
【ソリマチ卿は直接フリーキック後から得点までにドリブルやパス、ワンツー等のシュート以外の行動をしていない】
【ソリマチ卿はシュートの前にDFやGKの注意を逸らしたり油断させるような行動をしていない】
【森崎板の通常の判定ルールに即せば、ソリマチ卿は純粋なシュート力のみで(ほぼ)確実に11人抜きゴールを決められる。
なお、(ほぼ)とは、ポスト・枠外のみを指す】

102 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/29(金) 00:59:46 ID:A+65+RgM
今日はここまでにします。
過去の内容では、真相に肉薄した復唱要求等がありましたが、
ソリマチ卿の効いてない演技が上手すぎたせいか、少しピントが外れてしまったかもしれませんね…。
もしちょっとした言葉の定義で詰まっているようでしたら、復唱要求でなくとも赤を出したりできますので、
コメントを頂ければ幸いです。(核心に近い内容の場合は、青き真実『』で出す事をお願いするかもしれませんが)

次回更新開始時(多分明日の深夜だと思います)までの推理の状況を見て、
ヒント描写を入れようかなと思っています。(ヒント要らない場合は、その旨コメント下さい)
それでは、本日もゲームに参加頂きありがとうございました。

103 :森崎名無しさん:2017/09/29(金) 01:00:37 ID:???
『この試合はドームなどの建築物の中で行われており、ゴールの後ろのドアは外とつながっており
 気圧の差でそこから恐ろしい勢いで空気が放出された。その勢いでボールはゴールに飛んで行った』
「この試合は地球で行われたものである」
「守備の能力は全員本編終了後の公開スレに乗っていたWY時の能力で問題ない(乗ってるやつらだけ)」



104 :森崎名無しさん:2017/09/29(金) 01:57:01 ID:???
「ゴールの成否に、惑星の自転は関係ない」
「サッカーコートが設置された惑星は、地球又は地球と同一と呼べる惑星である。
ドーナツ型であったり、サッカーコート程度の広さの惑星ではない」
「サッカーコートやその周辺に視覚を惑わすような、鏡やサッカーボール柄のシートのような類のものはない」
「そのサッカーコートは傾かない」

105 :森崎名無しさん:2017/09/29(金) 21:41:31 ID:???
「サトリーヌは心が読めるわけではない」
「ソリマチ卿はユニフォーム、およびスパイクなどはきちんと身に着けていた」
「ソリマチ卿のシュート後の動作は一切(関係)ない」
「スカイダイブシュートのような自分とボールが一緒にゴールに飛んでいくシュート(笑)はFKで使用不能である」
『ソリマチ卿はスパイクをめっちゃとがらせてシュートの動作でボールに突き刺して南斗獄屠拳みたいにゴールにすっ飛んでいった』
「サトリーヌは見た目が小学生である(重要)」


106 :森崎名無しさん:2017/09/29(金) 21:46:12 ID:???
ソリマチせんせー質問です
サトリーヌは自軍PA内にいた、とは敵チームにとっての自軍ですか?

107 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/30(土) 11:33:46 ID:ikY4Rf/o
おはようございます。今回はヒントを投下します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜黄金郷・魔女のテラス〜

ベアト「おや? 何やら面白い余興が行われているではないか」

ワルギリア「反町くん、もといソリマチ卿による新たなゲーム盤ですか……ふむ、これは面白い。
       私達の領域には無い、サッカーに纏わるニネー卿の領域ならではの謎ですね」

ベアトリーチェ達は魔女の魔法の目を通して、ウィッチハンターとソリマチ卿との戦い
――もっとも、両者には明確な敵意や殺意というものは無いため、
ちょっとした練習試合と言うのが正確か――を観劇していた。

ベアト「しかし、ソリマチ卿も腕を上げたなァ。連中、中々に苦戦しておるぞ」

ワルギリア「――そうですね。『反町くんはフリーキックによる11人抜きを、如何にして達成したのか?』
        という、適度に不可能な謎を設定し、それを煙に巻く為の赤も上手く練られている。
        サッカーのフリーキックという、細工やトリックの余地が大きい場面も、真相の隠蔽に役立っています。
        ……ベアトは、真相が分かりましたか?」

ベアト「うむ。お師匠様の言う事も分かるが、真相はいたってシンプルだからな」

ベアトはふう、と煙管から吸い込んだ煙を吐き出し、目の前に幾つかの赤を捏ね上げる。

108 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/30(土) 11:34:55 ID:ikY4Rf/o

ベアト「【ソリマチ卿は、直接フリーキックで選手11人を抜き、ゴールを決めた】。
     しかし、前提条件として、
     【ストラット等世界トップクラスのストライカーでも、ジェンティーレ、ロブソン、肖、オワイラン、
     ブンナーク、次藤、中山、ディウセウ、ピエール、クスタの10名の壁を破りゴールを決める事は不可能】。
     今回の不可能犯罪――いや、不可能ゴールの根拠はこの赤字となっている。
     そして、この不可能を可能とする方法としては、おおよそ3つのルートが考えられる。

     @『ソリマチ卿はトリックや周囲の環境Xを利用する事で、自分にとって有利な状況を作り、ゴールを決めた』
     A『選手11人に特殊な事情Xがあったため、ソリマチ卿が何をせずとも、ゴールを決める事は容易かった』。
     B『ゲーム盤の前提条件に大きな瑕疵Xがあったため、ソリマチ卿はそもそも中山達と勝負する必要すらなかった』。

     @の例としては、『ソリマチ卿はサッカーボールに小細工をしていた』『周囲の味方を利用した』等が考えられる。
     Aの例としては、『選手11人は負傷していた』『選手11人はやる気が無かった』等があるな。
     Bの例は少々特殊だが、既存の推理では、『ソリマチ卿は味方選手10人+敵FW1人を抜き、オウンゴールを決めた』
     ……という青が該当するし、他にも、
     『ストラット等世界トップクラスのストライカーとは、
     ストラットナ=ド=セカイトッ=プクラスノ=ストライ=カーという名前の人物の事を指す。
     ストラットナはサッカーがドヘタクソだったので、ゴールを破る事は不可能だったが、
     我らの良く知るストラットなら高い確率でゴールを破る事ができ、ソリマチ卿もゴールできる可能性が充分にある』
     ……などという屁理屈も想定できるな。
     
     これらの@〜Bは、推理によって互いに重複する可能性を多分に含んでおるが、そこについては敢えて捨象する。
     要は、今回の魔法のハラワタが、ソリマチ卿自身、選手11人、これらを包含する世界のルールそのもの。
     この三つのうちのどこに潜んでいるのか? ……それを考える必要がある、という事だな」

109 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/30(土) 11:36:27 ID:ikY4Rf/o
ワルギリア「三択問題ですか。……なるほど確かに、いたってシンプルですね。
        ですが私には、@もAもBも、どのルートにも等しく真相が存在する可能性があるように思えます。
        また、三択と言いながら、@とAとB全てに真相が潜む可能性もあるのでは?
        こうなってくると、真相は@、A、B、@とA、@とB、AとB、@とAとB。
        これらの7パターンを検討しないといけませんね」

ワルギリアは目を伏せながら穏やかに笑い、紅茶を啜る。
……彼女もまた、当の昔に真相に辿り着いているのだ。
そしてその上で、少しでも論理的なアプローチが出来るか否かを模索している。
いや、千年以上を生きた魔女である彼女にとってはその過程すらも使い古されている筈だ。
……つまりは、彼女は思考を通して愛弟子との会話を楽しんでいるにしか過ぎなかった。

ベアト「お師匠様も人が、いや魔女が悪いなァ。妾がそんな7通りなだけに七面倒な総当たり、する訳ないじゃんか。
    それに妾だったら、お師匠様の言った7パターンからでも、一気に4パターンまで削り落とす事が出来るぞ?」

ベアトはそう言って、手元にある紅茶をぐいっと一気飲みする。ディンブラの爽やかな香りと苦みを楽しみつつ、
「パティスがあれば良かったのになァ」と独り言ちてから、人差し指をびしっと突き立て、断言する。

ベアト「チェス盤をひっくり返すぜェ? 妾がゲームマスターならば、細々としたトリック当てゲームなどせず、
    ゲーム盤そもそもをひっくり返すような、ドデカイ真相を仕込んでやりたい。つまりは、
    B『ゲーム盤の前提条件に大きな瑕疵Xがあったため、ソリマチ卿はそもそも選手11人と勝負する必要すらなかった』。
    これを含む、B、@とB、AとB、@とAとB。これらのどれかが、今回の事件の真相よ!」

ワルギリア「……これまで割と論理的だったのに、一気に推理が雑になりましたね。
       大体なんですか、人を指さすだなんて。そんなはしたない事してると無能になりますよ?」

ベアト「そこはまあ、アレだ。お約束かと思って。でもお師匠様、今回に限ってはチェス盤思考
     ――自分と相手の立場を逆転させて考えてみる――ってのは、割と良いと思うんだけどなァ」

ワルギリア「私もチェス盤思考は嫌いではありませんよ。しかし、そう決め打ちするのは良いにしても、
        根拠がありません。前回のミアータのゲーム盤にしても、真相はBではありませんでした。
        魔女がBを使ってくる。今回の謎の真相がBであると推理出来る証拠は?」

110 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/30(土) 11:37:43 ID:ikY4Rf/o
ベアト「証拠ぉ? くっくっく。お師匠様もまたまたトボけちゃってぇ。……そんなモン、妾が準備してるワケねーだろ!」

男らしくガチャン、とティーカップをテーブルに叩き付けながら、ベアトは更に断言する。
傍から見ると、思考にだんたんと論理性が薄れているようにしか見えないが、
……ワルギリアは呆れる事も無く、むしろくすくすと笑って、ベアトに同調してみせた。

ワルギリア「……ええ、ええ。そうですね。分かっていますとも。
        このゲーム盤は、一度切りの推理しか赦されない探偵小説ではありませんもの」

ベアト「自らが屈服するまで、仮説を撃ち続ける事のできる『面による推理』。ニンゲン側に許された特権があれば、
     妾の推理が正しい事は、自ずと分かってくるであろう? ほうら、見てみよ。これまでの推理を。
     これまでに出された赤き真実を! 証拠は妾では無い、そなた達ニンゲンが作るものであるぞ!」

ベアトに呼応して、これまでに出された赤や青が花火のように入り乱れる。
彼女の、彼女達の視線は自然と黄金郷を離れ、世界と世界の境界――そこで魔女と戦う者達へと向けられる。

ベアト「そうら。……こうして見ていると、@『ソリマチ卿がトリックXを使った/周囲は特殊な状態Xだった』
     に類する赤は容赦なく切られ、A『選手11人は状態Xにより不調だった』も無数に切られているな?
     しかし、B『ソリマチ卿はそもそも選手11人と勝負していない』については、そこまで多くの赤が無い。

     ……更にヒントを言うぞ。ある一点において、不要に赤を出し渋ったり、復唱要求に応じていない部分がある事に、
     そなたたちは気付いておったか? 余裕綽綽の演技で誤魔化してはおるが、妾の目は誤魔化せんぞ。
     あやつは嘘をついておる。それも、とてつもなく惨めな嘘をな。それに気付けば、答えは見えて来るだろう」

ワルギリア「そうですね。心配なのは、ベアトの発言が不要なミスリードとなってしまう事ですが……とはいえ、
        この場でこれ以上の発言をする事は、興を削いでしまう事に繋がりかねません。
        ここは、彼らを信じる他ないでしょう。森崎くんの力となり、魔女を倒す力を蓄えつつある彼らを……」 

ベアト「魔女を……いや、今回は魔王か。魔王を倒す為の推理は、もう既に出ている。
    後はそれに気づき、その推理を青き真実に昇華して、ヤツにぶつけてやるだけだ。
    妾達も草葉の陰で、ひっそりと応援しておるぞ。くっくっく…………」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

111 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/30(土) 12:04:41 ID:ikY4Rf/o
ソリマチ卿「……何やら小賢しい声が聞こえたな。まあ、良い。遊戯を再開するぞ。
       そろそろ我も貴様等を屈服させたいのでな。今回は一気に切らせて貰うぞ!」

>>103
『この試合はドームなどの建築物の中で行われており、ゴールの後ろのドアは外とつながっており
 気圧の差でそこから恐ろしい勢いで空気が放出された。その勢いでボールはゴールに飛んで行った』
「この試合は地球で行われたものである」
「守備の能力は全員本編終了後の公開スレに乗っていたWY時の能力で問題ない(乗ってるやつらだけ)」

ソリマチ卿「――青について、断言しよう。
       【今回のゲーム盤において、気圧・気候・気温・光・重力・その他あらゆる自然環境Xは、影響しない】!
       復唱要求の一つ目は、前述の赤で充分だと思うが復唱してやろう。【この試合は地球で行われたものである】!
       復唱要求の二つ目は……こうしよう。【ジェンティーレ、ロブソン、肖、オワイラン、ブンナーク、次藤、中山、
       ディウセウ、ピエールの能力は、全員本編終了後の公開スレに乗っていたWY時の能力で問題ない】。
       クスタ、サトリーヌの能力はスレに掲載されていないが故、省いたぞ? ククク……。
       なお、同スレにおいて我(反町)のシュート力は新田如きよりも低い、70ぽっちとなっているが、
       あれは我の存在によるゲームバランスの崩壊を恐れたニネー卿による工作だ。私のシュート力は67億です」


>>104
@「ゴールの成否に、惑星の自転は関係ない」
A「サッカーコートが設置された惑星は、地球又は地球と同一と呼べる惑星である。
 ドーナツ型であったり、サッカーコート程度の広さの惑星ではない」
B「サッカーコートやその周辺に視覚を惑わすような、鏡やサッカーボール柄のシートのような類のものはない」
C「そのサッカーコートは傾かない」

ソリマチ卿「@、Aについては既出の赤がある故復唱しない。
        【今回のゲーム盤において、気圧・気候・気温・光・重力・その他あらゆる自然環境Xは、影響しない】。
        【この試合は地球で行われたものである】
        
        BとCは、この包括的な赤で一気に切る。【サッカーコートには一切の細工・トリックXは存在しない】!」

112 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/30(土) 12:08:32 ID:ikY4Rf/o
>>105
@「サトリーヌは心が読めるわけではない」
A「ソリマチ卿はユニフォーム、およびスパイクなどはきちんと身に着けていた」
B「ソリマチ卿のシュート後の動作は一切(関係)ない」
C「スカイダイブシュートのような自分とボールが一緒にゴールに飛んでいくシュート(笑)はFKで使用不能である」
D『ソリマチ卿はスパイクをめっちゃとがらせてシュートの動作でボールに突き刺して
  南斗獄屠拳みたいにゴールにすっ飛んでいった』
E「サトリーヌは見た目が小学生である(重要)」

ソリマチ卿「@について、【サトリーヌの読心能力の有無は、シュートの成否に影響しない】
       別に復唱も可能であるが……こうしたファンタジーの余地を残す事も、文学的であろう?
       AとBについて、【ソリマチ卿はユニフォーム、およびスパイクなどはきちんと身に着けていた】
       ……このままでは埒があかないので、そろそろ良いだろう。
       ――【ソリマチ卿はシュートに際し、一切のトリックXを使用していない。
       純粋に単身でシュートのみを行い、そのシュートで、11人抜きゴールを決めた】!
       Cについて、【ソリマチ卿はスカイダイブシュートを使用していない】。
       【単身による通常のシュートでゴールを決めた】。……復唱要求は可能だが、表現を簡略化させて貰った。
       Dについて、これらもそろそろ一括して切らせて貰おうか。
       【(画面の前の皆さんが住む)現実世界の人間が使用不可能な技能Xでシュートを決めた、とする推理は全て、
        ソリマチ卿の主張を認めた(=屈服した)とみなす】!
       Eについて、【サトリーヌの外見は、シュートの成否に影響しない】……これで良いだろう?」

>>106
ソリマチ卿「うむ。赤を補強する事で質問に応じよう、
       【直接フリーキックの際、サトリーヌは自軍PA内にいた。この時”自軍”とは、サトリーヌにとっての自軍である。
        つまり、サトリーヌは直接フリーキックの際、ソリマチ卿と正面から対峙していた】。
        これで漏れが無いと思うが、どうだろうか」


☆ソリマチ卿に対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
 ※随時回答ができないので、>>1が気付いた時にレスする形式となるため、
  速度は遅くなると思いますがご了承ください。

113 :森崎名無しさん:2017/09/30(土) 13:57:50 ID:???
「フィールド上には反町のチームメイトが10人きちんと存在する」
「審判を除き、サッカーの試合に参加してフィールドにいた選手は22人である。その22人の中に反町はもちろん含まれる」


114 :森崎名無しさん:2017/09/30(土) 16:17:48 ID:???
「ソリマチ卿がゴールを決めたフリーキックは相手チームの反則で得たものである」

115 :森崎名無しさん:2017/09/30(土) 20:40:32 ID:???
「中山達DF10人を、同クラスの実力を持つ別のDFに変えても、ソリマチ卿はほぼ確実にゴールを決めることができる」

116 :森崎名無しさん:2017/09/30(土) 21:14:15 ID:???
「ソリマチ卿のシュートは特にどこかを狙わなくてもできる(ミューラーの股下を狙うようなシュートのようなコントロール制度は必要ない」
「ソリマチ卿には協力者(このFKを決めるためのアシスト、手伝い?)をする人がいた」
「FKの時、味方の選手が何をしていたかは関係ない」
『ソリマチ卿のシュートの時、味方たちは全員相手選手を取り押さえることで
 相手のブロック、およびセービングを封じた。一人余るがそれが混乱しているすきを狙ってソリマチ卿は
 ゴールを決めて超!エキサイティン!した』

117 :森崎名無しさん:2017/09/30(土) 21:20:06 ID:???
「味方選手と相手選手の間に諍いは起こっていない、また起こっていたとしてもこのシュートには関係ない」

118 :森崎名無しさん:2017/10/01(日) 00:18:37 ID:???
「カウンターシュートの発動の有無は、得点に関係ない」
「ブロッカー達は全力でブロックの向かったのは、直接フリーキックからゴールまでの間
ソリマチ卿のシュート対してだけである」
「ブロッカー達はシュートの成否に影響を与えるような、ミスをしていない」
「ブロッカー達は、自ら失点を生み出すような行動をしていない」
「【森崎板の通常の判定ルールに即せば、ソリマチ卿は純粋なシュート力のみで(ほぼ)確実に11人抜きゴールを決められる。
なお、(ほぼ)とは、ポスト・枠外のみを指す】
とは、ソリマチ卿にシュート力とフリー補正のみ
ブロッカー達は10人分のブロック力と距離・人数補正のみ
GKにはセーブ力と距離補正であり、通常のシュートに関する判定である。その他備考はない、又はゴールの成否に関係ない。
また、ソリマチ卿はこの一回の判定でシュートを決めたとする」

119 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/01(日) 18:57:47 ID:Y4tQblAA
>>113
「フィールド上にはソリマチ卿のチームメイトが10人きちんと存在する」
「審判を除き、サッカーの試合に参加してフィールドにいた選手は22人である。その22人の中にソリマチ卿はもちろん含まれる」

ソリマチ卿「応じる。【フィールド上にはソリマチ卿のチームメイトが10人きちんと存在する」
       【審判を除き、サッカーの試合に参加してフィールドにいた選手は22人である。
       その22人の中にソリマチ卿はもちろん含まれる】」

>>114
「ソリマチ卿がゴールを決めたフリーキックは相手チームの反則で得たものである」

ソリマチ卿「応じる、【ソリマチ卿がゴールを決めたフリーキックは相手チームの反則で得たものである】。
       もっとも、【ソリマチ卿がフリーキックに至るまでの経緯は、シュートの成否に関係しない】のだがな」

>>115
「中山達DF10人を、同クラスの実力を持つ別のDFに変えても、ソリマチ卿はほぼ確実にゴールを決めることができる」

ソリマチ卿「……【ソリマチ卿のシュートをブロックした中山達DF10人を、彼らと同クラスの実力を持つ
        別のDFに変えても、ソリマチ卿はほぼ確実にゴールを決めることができる】。
        ――むん? 復唱要求に言葉を足して、きちんと応じているな? 問題はあるまい」

120 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/01(日) 18:59:57 ID:Y4tQblAA
>>116(誤字と思われるところはこちらで修正させて頂きました)
@「ソリマチ卿のシュートは特にどこかを狙わなくてもできる(ミューラーの股下を狙うシュートのようなコントロール精度は必要ない」
A「ソリマチ卿には協力者(このFKを決めるためのアシスト、手伝い?)をする人がいた」
B「FKの時、味方の選手が何をしていたかは関係ない」
『ソリマチ卿のシュートの時、味方たちは全員相手選手を取り押さえることで
 相手のブロック、およびセービングを封じた。一人余るがそれが混乱している隙を狙ってソリマチ卿は
 ゴールを決めて超!エキサイティン!した』

ソリマチ卿「@について、【ソリマチ卿のシュートは特にどこかを狙わなくてもできる。
        ミューラーの股下を狙うようなシュートのようなコントロール精度は必要ない】。
       Aについて、【ソリマチ卿には協力者はいない】
       B及び青き真実にについては既存の赤、【(反町のチームの)味方選手は反町のシュートの成否に関係ない】
       があるのだが……良いだろう、これを強化して切る。
       【味方の選手、監督、審判、観客、サトリーヌ、その他ブロックした中山達DF10名以外の存在Xは、
        ソリマチ卿による11人抜きゴールの成否に影響しない】。
       これはつまり、
       【ブロックした中山達DF10名の存在のみが、ソリマチ卿による11人抜きゴールの成否に影響している】
       ……と、言い換えてやってもいい。おっと、これは言いすぎたかな? まあ、この程度はハンデだ……ククッ」

>>117
「味方選手と相手選手の間に諍いは起こっていない、また起こっていたとしてもこのシュートには関係ない」

ソリマチ卿「【ブロックした中山達DF10名の存在のみが、ソリマチ卿による11人抜きゴールの成否に影響している】。
       この赤がある故、味方選手の存在はシュートの成否に影響していないと言えるが、念押しの為復唱してやろう。
       【味方選手と相手選手の間に諍いは起こっていない、また起こっていたとしてもこのシュートには関係ない】」

121 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/01(日) 19:02:56 ID:Y4tQblAA
>>118
@「カウンターシュートの発動の有無は、得点に関係ない」
A「ブロッカー達は全力でブロックの向かったのは、直接フリーキックからゴールまでの間
 ソリマチ卿のシュート対してだけである」
B「ブロッカー達はシュートの成否に影響を与えるような、ミスをしていない」
C「ブロッカー達は、自ら失点を生み出すような行動をしていない」
D「【森崎板の通常の判定ルールに即せば、ソリマチ卿は純粋なシュート力のみで(ほぼ)確実に11人抜きゴールを決められる。
  なお、(ほぼ)とは、ポスト・枠外のみを指す】とは、ソリマチ卿にシュート力とフリー補正のみ
  ブロッカー達は10人分のブロック力と距離・人数補正のみ、GKにはセーブ力と距離補正であり、
  通常のシュートに関する判定である。その他備考はない、又はゴールの成否に関係ない。
  また、ソリマチ卿はこの一回の判定でシュートを決めたとする」

ソリマチ卿「@について、【カウンターシュートの発動の有無は、得点に関係ない】のだが……。
        これも赤を拡張してやろう。
        【このゲーム盤において為されたシュートは、ソリマチ卿の11人抜きフリーキックのみ】
        であり、
        【ソリマチ卿の11人抜きフリーキックで放たれたのは、通常のシュートである】。
        また、
        【ソリマチ卿のシュートの具体的な内容(カウンターシュートか否か等、その他細かい軌道等含む)
         は、今回の11人抜きゴールの成否に関係しない】!

       Aについては、既存の赤、【選手11人は全員がベストコンディションであり、全力でブロックに臨んでいた】、
       今しがたの赤、【このゲーム盤において為されたシュートは、ソリマチ卿の11人抜きフリーキックのみ】
       で切れていると思うが、もう少し補強してやるか。
       【選手11人は全員がベストコンディションであり、常に全力かつ、彼らの持つ最高の力でブロックに臨んでいた】。

       B、Cについても、この赤、
       【選手11人は全員がベストコンディションであり、常に全力かつ、彼らの持つ最高の力でブロックに臨んでいた】
       ……で切れている筈だ」

122 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/01(日) 19:11:19 ID:Y4tQblAA
ソリマチ卿「Dについては長いが、、復唱にそのまま応じてやろう。
       【【森崎板の通常の判定ルールに即せば、ソリマチ卿は純粋なシュート力のみで
       (ほぼ)確実に11人抜きゴールを決められる。なお、(ほぼ)とは、ポスト・枠外のみを指す】
       とは、
       ソリマチ卿にシュート力とフリー補正のみ。
       ブロッカー達は10人分のブロック力と距離・人数補正のみ。
       GKにはセーブ力と距離補正であり、通常のシュートに関する判定である。
       その他備考はない、又はゴールの成否に関係ない。
       また、ソリマチ卿はこの一回の判定でシュートを決めたとする】。
       『”森崎板の通常の判定ルール”とは我々の住む世界線とは別の世界線の通常の判定ルールであり、
        そのルールではソリマチ卿を超優遇するルールが存在していた』……と、いう推理もあり得るが、今回は違うぞ?

       ククク……遠い遠い。まだ我のハラワタは遠いぞォ?
       ――もっとも、惜しい復唱要求をしているヤツも以前は居たのだがな。
       我が少しはぐらかしてやるとアッサリと引いてくれたものだから、凄く助かっているぞ。
       もしもアレが、『青き真実』で語られていたら、今頃状況は劣勢だったかもしれぬがな……!
       おっと、これも言いすぎたかな? ……まぁ、この程度は問題無いだろう。

       ――良いか? 貴様等を屈服させた次の標的はニネー卿だ。あやつを我の支配下に置き、
       反町もといこの我ソリマチ卿が、日向をボコボコにして全日本ユースのキャプテンとなる新スレ、
       『キャプテンソリマチ卿』を新たに執筆して貰う。
       その時、今まで我を馬鹿にして来たヤツは全員、この我のシュートの前に吹き飛ばされるモブとなるのだ。
       ……ククク、クハーーーーーーーーハッハァ!! ハヒーーーーヒッヒィ! フヒッ、ブヒブヒッ!!」

☆ソリマチ卿に対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
 ※随時回答ができないので、>>1が気付いた時にレスする形式となるため、
  速度は遅くなると思いますがご了承ください。

123 :森崎名無しさん:2017/10/01(日) 20:00:12 ID:???
『中山達DFはブロックに跳ぶ瞬間になんらかの要因Xにより記憶を失い、ブロックの技術を著しく落としていた』

124 :森崎名無しさん:2017/10/01(日) 20:00:39 ID:???
「ソリマチ卿は一人しか存在しない」
「ソリマチ卿はかつて、東邦学園サッカー部にいた反町一樹と同一存在である」

125 :森崎名無しさん:2017/10/01(日) 20:10:35 ID:???
キャプテン反町か・・・普通にありじゃね?

126 :森崎名無しさん:2017/10/01(日) 20:29:11 ID:???
『ソリマチ卿はシュートを決められた十一人と同年代ではない』

127 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/01(日) 20:31:24 ID:Y4tQblAA
>>123
『中山達DFはブロックに跳ぶ瞬間になんらかの要因Xにより記憶を失い、ブロックの技術を著しく落としていた』

ソリマチ卿「」

>>124
「ソリマチ卿は一人しか存在しない」
「ソリマチ卿はかつて、東邦学園サッカー部にいた反町一樹と同一存在である」

ソリマチ卿「応じよう。
        【ソリマチ卿は一人しか存在しない】
        【ソリマチ卿はかつて、東邦学園サッカー部にいた反町一樹と同一存在である】。
        我は真にして一なる存在。同性同名の他者や双子の存在は認めんぞ!
        後者の赤は拒否しても良かったのだがな、まあ良いだろう。
        昔は惨めで弱弱しく、言いたい事も言えなかった我だったが、謎の異世界Gで魔王の力を得て、覚醒したのだよ」

>>125

128 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/01(日) 20:47:52 ID:Y4tQblAA
>>125
ソリマチ卿「ククク……そうであろう? ニネーに限らず、誰でも構わぬ。
       この我の新たなる伝説を描くべき執筆の巫女は、いつでも募集しているぞ!
       ストーリーについては、そうだな。
       まず我が日向をケンカで圧倒して奴隷とする事で、若島津とタケシが我の信者となり、
       その過程でクラスメートの秋系少女や奇跡系少女と恋仲になるという展開にしよう。
       そしてゆくゆくは1試合で67ゴール76アシストを決める最強選手となり――」

その時だった。

>>126
『ソリマチ卿はシュートを決められた十一人と同年代ではない』

ドオオオオオオオオンッ! カッ、バシュウウッ!

ソリマチ卿「ぐ、ぐおおおっ……!」

上機嫌でゲロカス妄想ストーリーを撒き散らすソリマチ卿に対し、
突如放たれた青き真実は――彼の象徴である魔王の右脚を貫いた!
これまでの傲慢な態度とは消え失せ、ここにして初めて苦悶の表情を浮かばせる。
しかし、彼もまた誇り高き無限の魔術師の一派。リザインはせず、更なる謎を問いかける。

ソリマチ卿「……ならば……以前敢えて却下した、この大駒を切らせて貰おう。
       【ソリマチ卿はストラット等世界トップクラスのストライカー及び、
        ジェンティーレ、ロブソン、肖、オワイラン、ブンナーク、次藤、
        中山、ディウセウ、ピエール、クスタの10名と同年代である】。
        ……この赤と、その青き真実は矛盾しているのではないかな?
        言っておくが、
       【11人抜きゴールは決めた相手はジェンティーレ、ロブソン、肖、オワイラン、
       ブンナーク、次藤、中山、ディウセウ、ピエール、クスタ、サトリーヌの11名】であり、
       【このゲーム盤には同性同名の人物は存在しない】のだぞ?
       この謎に対し、ある程度納得のいく説明が無ければ、我はリザインを行わぬぞ……ッ!?」

129 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/01(日) 20:53:37 ID:Y4tQblAA
額に脂汗を浮かべながら、ソリマチ卿はしぶとく粘り続ける。
……しかし、その抵抗が儚いものである事は、疑いようがなかった。

・【ソリマチ卿はストラット等世界トップクラスのストライカー及び、
 ジェンティーレ、ロブソン、肖、オワイラン、ブンナーク、次藤、
 中山、ディウセウ、ピエール、クスタの10名と同年代】

・【11人抜きゴールは決めた相手はジェンティーレ、ロブソン、肖、オワイラン、
 ブンナーク、次藤、中山、ディウセウ、ピエール、クスタ、サトリーヌの11名】

・【このゲーム盤には同性同名の人物は存在しない】

これらの赤に矛盾せず、『ソリマチ卿はシュートを決められた十一人と同年代ではない』
という青を突き通せる屁理屈はいくらでも存在する。
後は、その無数の屁理屈の中からもっともらしい一説を一つだけ、ソリマチ卿にぶつけてやるだけだ。
そう、例えば――

☆ソリマチ卿が掲げた赤に矛盾しない形で、
 『ソリマチ卿はシュートを決められた十一人と同年代ではない』の青き真実を補足してください☆

130 :森崎名無しさん:2017/10/01(日) 20:59:42 ID:???
 『ソリマチ卿はサトリーヌと同年代である』

131 :森崎名無しさん:2017/10/01(日) 21:01:20 ID:???
『ソリマチ卿はコールドスリープにより、中山達DFが老人になるまで眠っていた。
老人になった中山達に対して、コールドスリープによって若いままのソリマチ卿がフリーキックでシュートを決めた』

132 :森崎名無しさん:2017/10/01(日) 21:01:46 ID:???
 『ソリマチ卿はサトリーヌと同年代でない』
訂正します

133 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/01(日) 21:34:37 ID:Y4tQblAA
>>131
ソリマチ卿「く、クハハ……! これが真相であっても大筋としては抵触しないが、
       もう少しだけ粘らせて貰おうぞ!
       【ソリマチ卿、ストラット等世界トップクラスのストライカー、
       ジェンティーレ、ロブソン、肖、オワイラン、ブンナーク、次藤、
       中山、ディウセウ、ピエール、クスタの10名。これらは全員選手として全盛期の若者であるッ!】!」

>>132
ソリマチ卿「……その青は事実だ、認める! 【ソリマチ卿はサトリーヌと同年代でない】!
       しかし、その補足では我に勝った事にはならぬぞ。
       何故ならば、 【味方の選手、監督、審判、観客、サトリーヌ、
       その他ブロックした中山達DF10名以外の存在Xは、ソリマチ卿による11人抜きゴールの成否に影響しない】
       という赤がある故、サトリーヌが我と同年代でなかったとしても、それはゴールの成否には影響せんのだ!」


――ソリマチ卿にはまだわずかに抵抗の余地があるようだ。
年代トリックはソリマチ卿の魔王幻想の心臓ではあったが、
それを守る最後にして最強の砦は、まだ破られていない。

ソリマチ卿「我と中山達10名は全盛期の若者ッ! そして我がゴールを決めたのは、中山達とサトリーヌの11名!
        であれば何故、中山達が同年代ではない、と言えるのか!?
        まるっきり矛盾しているではないか! この矛盾をどう説明するのだ!
        説明してみろォォォォォオオオォォォオイィィィッッッ!?!!?!?!?!!!」


☆ソリマチ卿が掲げた赤に矛盾しない形で、
 『ソリマチ卿はシュートを決められた十一人と同年代ではない』の青き真実を補足してください☆

134 :森崎名無しさん:2017/10/01(日) 21:59:44 ID:???
「ソリマチ卿と同年代の中山達DF10人と、ソリマチ卿がフリーキックで抜いたDF10人は全員同一人物である。
姓が同じで名が違う、または姓が違って同じ名の、原作中山達の親、祖父母、兄弟、子供などではない」

135 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/01(日) 22:02:09 ID:Y4tQblAA
>>134
ソリマチ卿「ふ、復唱要求……?! ええい、そんなモン復唱拒否に決まっておる!
       理由……!? 理由は、……特にない! 俺様は……俺は……魔王で……あるぞッ……!?」


☆ソリマチ卿が掲げた赤に矛盾しない形で、
 『ソリマチ卿はシュートを決められた十一人と同年代ではない』の青き真実を補足してください☆

136 :森崎名無しさん:2017/10/01(日) 22:05:03 ID:???
『ソリマチ卿は10進法で10だが中山たちは2進法で10、つまりは2歳と10歳の戦いだったから』

137 :森崎名無しさん:2017/10/01(日) 22:13:25 ID:???
『同年代とは同じ年齢という意味ではない、同じ年代に戦っただけで年齢は違う』

138 :森崎名無しさん:2017/10/01(日) 22:15:32 ID:???
『ソリマチ卿がフリーキックで抜いた中山達DF10人は、ソリマチ卿と同年代の中山達とは
同姓・別名、または別姓・同名の親・祖父・兄弟・子供などの別人。
ソリマチ卿は子供もしくは老人、はたまたサッカー初心者に対してフリーキックを決めた。
その根拠は>>119にて「ソリマチ卿のシュートをブロックした」という一文を付け加えたこと。
そうしないと、「原作の中山達」に「同クラスの実力を持つ別のDF」という言葉がかかってしまうから』

139 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/01(日) 22:31:27 ID:Y4tQblAA
>>136,>>137
ソリマチ卿「フーッ、フーーーッ……、【このゲーム盤において、2進法は使われていない】!
       そして……【同年代とは、同じ年齢という意味である】」

ここまでは辛うじて耐えたソリマチ卿であったが。

>>138
『ソリマチ卿がフリーキックで抜いた中山達DF10人は、ソリマチ卿と同年代の中山達とは
同姓・別名、または別姓・同名の親・祖父・兄弟・子供などの別人。
ソリマチ卿は子供もしくは老人、はたまたサッカー初心者に対してフリーキックを決めた。
その根拠は>>119にて「ソリマチ卿のシュートをブロックした」という一文を付け加えたこと。
そうしないと、「原作の中山達」に「同クラスの実力を持つ別のDF」という言葉がかかってしまうから』

カッ! ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……ズバゴオオオッンッ!

ソリマチ卿「う、ウグ……うげ……うげごぼわーーーーーッ!!!!!!!」

最後に放たれた青き真実を前に、猛毒を食らった犬のように泡を吹きながら、
もんどり打ってぶっ倒れてしまう。これこそが、ソリマチ卿が用意した謎に対する、完璧な回答であった。

ソリマチ卿「う、うう〜ん……。おれは、俺のシュート力は67で、シュート魔王で、
       アメリカのザルGKのノーウッドどころか、その手前のDF陣相手にすら決まらないなんて。
       そんな事は、ある筈ない。あってはならないんだぁぁ……ぐふっ」

魔王幻想を否定されたソリマチ卿は――少しずつ本来の自分を取り戻していく。
幻想によるベールをはがされた先にあるのは、この事件の真実。
ソリマチ卿、いや反町一樹にとって、無情ながらも厳然たる現実だった……。

140 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/01(日) 23:42:47 ID:???
…と、言ったところで真相描写を書きあがらないため、今日はここまでにします。

今回の真相自体は、『反町がゴールを決めた相手は、苗字が同じなだけの保育園児だった』
というシンプルなものでしたが、赤字や立ち回りで状況を複雑にしようとしてみましたが、
どうでしたでしょうか。(不要なミスリードを招きすぎたかもしれません…)

サトリーヌの存在は、謎のとっかかりとして配置し、
年代・名称トリックの存在を推理する為のヒントとする予定でした。
(【ソリマチ卿と中山達は同年代である】【中山達とサトリーヌは同年代である】という赤を出させた上で、
 ソリマチ卿とサトリーヌは同年代である、という復唱を拒否する等)
ですが実際は、早々に【サトリーヌのの存在はシュートの成否に関係しない】と切ってしまったせいで、
サトリーヌの正体探しへの焦点が外れてしまったのはGM側のミスだった気がします。

今回についても、また感想等言って頂ければ幸いです。
ゲームにご参加いただき、誠にありがとうございました。

141 :森崎名無しさん:2017/10/01(日) 23:57:40 ID:???
>>105さんの「サトリーヌは見た目が小学生である(重要)」が実はヒントに掠めていたわけですね……
やはり真実はスモックにありですね(錯乱)
乙でしたー

142 :森崎名無しさん:2017/10/02(月) 22:41:52 ID:???
やべぇ、ネタのつもりだったのにまさかヒントにかすめていたとは・・・
案外こういうのってネタ的なもの突っ込むとものすごい推理が前進するから困る

143 :森崎名無しさん:2017/10/02(月) 23:51:51 ID:???
乙なのです
変に複雑に考えすぎました、シンプルな真相に比べて自分の>>138の分かりにくさに反省
ピエールやジェンティーレを苗字でなく名前と思い込んでいたことで余計にややこしいことに……

144 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/03(火) 00:33:44 ID:???
すみません、まだ書きあがらないので、お休みします。
>>141
乙ありがとうございます。>>105の復唱要求は実は切るのに物凄く苦労しました。
ここで「サトリーヌの外見は本当に小学生程度? じゃあ他の選手は?」
……と発想されたら負けだと観念してましたねw
>>142
そうですね、ネタ系は議論された内容とは全く別の角度からの切り込みがなされる事が多いのですが、
それは得てして真相に近い事が多いので、中々侮れませんw
>>143
乙ありがとうございます。>>119で出したヒントに言及して頂けたのがGM的には凄くうれしかったですw
苗字、と言うとちょっとざっくりし過ぎでしたが、要は、『同姓同名は居ない≠同じ名を持つ者は存在しない』
という事実に気付くか否かがポイントとしていました。苗字じゃなくても、同姓同名じゃなければ良いので。

145 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:17:36 ID:???
************************************
【反町一樹の現実 〜東邦学園保育部 国際なかよしサッカー大会編〜】

保母さん「みんなー! 今日はわたしたち東邦学園の大学部で活躍している、
      反町選手にゲストとして来て貰いましたー!」

園児たち「わーい! あたらしいせんせいだー!」「そりまちってだれー!?」「せんせーもりさきこないのー!?」
      「わたしつばさせんしゅのファンなのにー!」「あれそりまちじゃなくて、みさきだよ! ワールドユースにでてた!」
      「ちがうよ、まつやまだよ! ねえまつやませんしゅ、いつものはちまきはー?」「いや、みすぎかも……」
      「ハッハァ! だれだろうとエースであるわたしのてきじゃないね!」「ママー! おなかいたい!!」
 
反町「みんなー! 今日はよろしくなー!(はぁ……俺、何やってんだろ)」

反町は爽やかな笑顔の裏で、大きく溜息をついていた。

反町「(日向や若島津は今頃世界を舞台に戦ってるし、タケシは高等部のキャプテンとして皆を率いてる。
    だけど俺は……いつまでも大学サッカーをズルズルと続けてて、今日も上層部の意向で、
    こんなイベントのゲストとして招かれて。勿論、未来を担う子ども達にサッカーの面白さを伝えるのも、
    大事な仕事だとは思うんだけど。――でも本当に、このままで良いのか……?)」

大学サッカーではかなりの名声を得ている反町だったが、海外はおろかJSLにも挑戦せず、
現状に甘んじていると言われても反論できない状況が長引いていた。
それでも、他の黄金世代には無い謙虚で従順な性格や、国内ではそこそこ高い実力、
何より女性受けする甘いマスクを理由として、東邦学園側からは客寄せパンダとしてある程度の評価は得ていたが、
それによる多数のイベント参加は逆に、彼が選手としてじっくりと成長する時間を奪う事にも繋がっていた。

ピピーーーッ!

反町「(世界中の富裕層を日本に招き入れ、サッカーの試合による交流を促す……。
     これ自体は有意義な事だと思うけど、流石に保育園児には早すぎるような気もするしなァ)」

146 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:18:39 ID:???
今日反町が呼ばれたイベントは、東邦学園の保育部の園児と、
世界各国から集まって来た同世代の園児たちとのサッカー交流会。
ただし、単なるお遊戯だけにとどまらず、ラストには通常のサッカーコートで、通常通り試合を行うという
3〜4歳児相手には若干無理があるようなイベントが組まれていた。

保母さん「はーい、じゃあ試合ですが……なんと! 今日はあの反町選手も、一緒に試合に出てくれまーす!
      反町選手のプレーを見て、皆も上手いサッカー選手になろうね!!」

園児たち「「「「「はーーーい!」」」」」「そりまちよりもわたしのほうが、エースだからすごいのに……」

反町「ハハ。皆、今日はよろしくな!(園児たちは皆素直だな。言いたい事もハッキリ言えるし。
    俺にも、こんな時代があったのかなぁ……?)」

くじを引いて分けられた、21人の日本、各国からの園児たちに反町も大人として混じる。
選手としてのお手本、という意味も勿論だが、試合中の子供たちを監督する役割も暗に求められているのだろう。
保母さんが名前を呼ぶのと同時に、周囲の親御さんやら先生たちが勢ぞろいで、子供たちをチーム分けしていく中、
反町はある面白い事実に気付く。

反町「(相手チームの子の名前……ザルバトゥーレ・ジェンティーレ、ベッツジンダー・ロブソン、
     肖峻光、コンサラプート・ブンナーク、マイケル・オワイラン、次藤博史、中山正人、ディウセウ・ホンミョウダ、
     アール・ドシ・ピエール、タニンノソラーニ・クスタ……なんか、俺の世代の有名DFと似てるな)」

それは全くの偶然だったが、全員の名前が黄金世代の列強DF陣と同姓だった。
後で保母から話を聞いたところでは、特に列強DF陣との血縁的つながりはないらしいが、
反町はこの奇妙な偶然を面白く思った。

147 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:20:44 ID:???
反町「(で、11人目がサトリーヌ・コメージ。……この子だけはそっくりさんじゃなくて。しかも女の子なのかぁ……)」

サトリーヌ「…………」

その中では唯一同姓に有名選手を持たないのが、11人目の選手。サトリーヌ・コメージというフランス人の少女だった。
子ども達の中でも、とりわけ人形のように細い手足と白い肌が目立っていたが、
反町はむっつりとゴールへと向かった彼女を観察して思わず、「あっ」と声を上げてしまった。

反町「腕が、短い……」

メイド「ムッシュー・ソリマチ。あの子は……サトリーヌお嬢様は、生まれつき腕が短いのですよ」

燃えるような赤毛をお下げにし、深い緑色のドレスを着こんだ若い女性
――サトリーヌのメイドが近くに居たため、反町にそう耳打ちしてくれる。

メイド「それだけじゃあない。お嬢様は病弱で結石持ちな上、精神にちょっとした疾患があって、
    お館様からも忌み子として嫌われています。ですが、それでもお嬢様は意固地で諦めないのです。
    今日の来日にしたって、『自分も皆と一緒に、普通にサッカーがしたいんだ』って。
    そう言って、仲の良いメイドを二人――そのうち一人があたいです――をお連れして、ここまで来たのですよ」

反町「そうなんですか……」

月並みな対応しかできない自分をもどかしく思いながらも、
反町は無言でゴールマウスに立つ、年端も行かぬ少女に想いを馳せる。

反町「(まだ3歳か4歳くらいなのに。そんなにしっかりとした子も居るんだな……)」

意固地で諦めない保育園児が居る一方で、煮え切らずに諦め癖のついた大学生が居るんだな。
そう自嘲するのは内心だけに留めておくことにした。

148 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:22:02 ID:???

――幼児同士の試合ながらも、世界からわざわざ集まって来ただけあって、
子ども達は全員、サッカーに対して強い情熱を持っていた。

園児R「はっはぁ! くらえ、りぐるきーっく!」

サトリーヌ「……とめます!」

バァァァッ、ドンッ!

園児R「うわぁぁぁああんっ、サトリーヌちゃん、押さないでよぉ!」

保母さん「うわ〜〜っ! サトリーヌちゃん、Rちゃんのジャンプキックに向かって、
     オーバーラップしてペナルティエリアを飛び出した! 凄い気力だねー! んー、でも!
     これはサトリーヌちゃんの反則かな! ペナルティエリアの外だから、
     反町お兄さんチームのフリーキックだね!」

園児R「うえぇええええんっ! これは、ほうめいのわざだよーーっ!」

サトリーヌ「ごめん、なさい……」

……とはいえ、所詮は幼児同士のお遊戯だ。皆、サッカーに関する深い造形がある訳もない。
ペナルティエリアを飛び出してまで突進し、反則を取られたサトリーヌも子どもらしいが、
反町の味方側の園児Rも、危険なドロップキックをしようとしていたのだから、完全には庇えない。

保母さん「ほらほらRちゃん。直接フリーキックなんだから泣いちゃだめよ?
     それとさっきは、孔明の罠って言おうとしたのかな?」

園児R「うわぁぁぁん! これはエースにたいするぼうとくだよぉおおっ!」

149 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:23:24 ID:???
その上、反則を取った筈の園児は、ゴールを決められなかった悔しさや押された時の痛さで、
所かまわずわんわんと泣きだしてしまう。保母さんは必死にあやし付けるが、言う事を聞いてくれない。

保母さん「困ったわねぇ……。反町さん、次のフリーキック、貴方にお願いできるかしら?
     この子、いつも泣き出したら中々止まらないのよ」

反町「え、俺がですか!? 別にまあ、良いですけど……」

――そこで、反町に白羽の矢が立ったのである。
形式的には試合に参加していた反町だったが、大分手を抜いていた上に、
怪我の恐れがあるシュートは封印して来たが故に、腰が引けてしまう。

保母さん「良かった。この子も他の皆も、日本代表のサッカー選手のシュートが見れたら、
     きっと凄い凄いって喜んでくれると思うから。よろしくお願いしますね?」

反町「は、はぁ……(日本代表って……俺、ワールドユースにすら出れてないんだけど……)」

サッカーについてどこまで詳しく分かっているのかすら怪しい保母さんに従って、
反町はペナルティエリアの少し手前にボールを置き、フリーキックに備える。
ライバルの子ども達は11人全員で壁を作ろうとしているが、背の低い子どもが作る壁など、たかが知れている。

反町「(どうしよう。軽〜いループシュートを撃つにして、わざとポストか枠外にしといた方が良いのか……)」

保母さんはああ言ったものの、何かが起きた場合に責任を取るのは自分だし、
そもそも保育園児相手に全力になるのもばかげている。そう考えて緩く右脚を振り上げようとした反町だったが――。


150 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:25:57 ID:???
サトリーヌ「……………」

ギンッ!

ゴールマウスでシュートに備えている小柄な幼女は、そんな反町の考えを見透かしたかのように、彼を強く睨んでいた。

反町「(……あの子。さっきメイドさんが言っていた子だったな……小さいのに、凄い眼力だ……)」

そう意識を向けると、サトリーヌは反町に対して幼い敵意をますます強く発信する。
私を侮らないで下さい。彼女は反町の心を読んだ上で、そう言っているように思えた。
――お嬢様は意固地で諦めないのです。
彼女のメイドが、幼き主をそう評している理由が、今はよく理解できる。
そして同時に、かつて敵として対峙し、肩を並べ、今や遥か彼方の高みに居る男の名を、反町は思い出す。

反町「(……諦めない、か。まるで森崎みたいだな。あいつも保育園児だか幼稚園児の時から、そうだったのかな)」

そいつは、自分とまるで正反対だと思った。
サッカーの名門・東邦学園のホープとして温室育ちだった自分と、当時は無名の南葛SCから這いあがった森崎。
日向に対して屈服し、その舎弟と成り下がった自分と、その牙を力づくで引っこ抜き、自らの天下取りの礎とした森崎。
全日本のナンバーFWとして一定の位置に居た筈が凋落し、ワールドユースでは選抜すらされなかった自分と、
若島津・若林というライバルに蹴落とされる危機を乗り越え、不動の正GKとして輝き続けた森崎。
――その大きな違いは何だったのか?
反町はこの違いが分からずにずっと苦しんで来たが、今、自分よりもずっと幼い少女の眼差しを見て、はっきりと分かった。
……試合前にちくりと抱いたあの自嘲こそが、自分の停滞の正体だったのだ。

151 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:27:04 ID:???
反町「(そう。俺はいつでも諦めていた。……自分ではクレバーな紳士を気取っていたが、
    全日本や世界という戦場の中では、俺は単なる臆病なチキン野郎だった。
    こんな小さな子すら出来る覚悟を、俺はずっとずっと、諦めて、保留して、後回しにし続けていたんだ……!)」

そして、自分は今も、世界の舞台で活躍する事を諦めて、JSLからのスカウトの声を保留し、
自分はどう在りたいか、という問いについて後回し続けている。

反町「(――三杉のような天才ですら、手術とリハビリに費やした3年の壁は分厚いと嘆いていた。
     だとしたら、俺が諦め始めた、全国サッカー大会からの5年以上の壁はもっと分厚いだろうな。
     ……だけど、だからと言って嘆いてちゃいられない、か)」

サトリーヌ「………………」

彼の逡巡を知ってか知らずか、ゴール前に立つサトリーヌは不敵な笑みすら漏らした。
反町もいつの間にか、笑っていた。他者に合わせる為の愛想笑いでは無い、こんな爽やかな笑い方をしたのは、
果たして何年ぶりだっただろうか。
――彼は、自分の眼前に立つ小さくて大きく分厚い壁に、挑戦を始める事にした。

反町「……さあ、これからが本番だ!」

グワァァァァァァァァァァ……ッ!

彼は思いっきりその右脚を振り上げる。普段夢想しているような、魔王の如きキレは無い。
破壊的な威力も速度も技術も無い。しかしそれは、彼にとって乾坤一擲の一撃だった。

反町「(これは、恐怖の記憶(トラウマ)から目覚めて起き上がった俺の、初めてのシュート……!)」

反町が放とうとしていたシュートは、これまで公式試合でも一度も見せた事は無い。
自分では到底成功しないと思っていたし、無理に使わずとも大学サッカー程度では充分に活躍出来たからだ。
また、これは反町にとって、森崎と同じ位に畏敬の念を抱く選手の代名詞たる技だった故に、
自分如きが使いこなせる筈はない、という諦観が残り続けていたシュートでもあった。
――しかし、今の自分ならば問題ない。むしろ、誰も注目されない中での新たな一歩を踏み出すに相応しい。

152 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:28:34 ID:???

反町「――いくぞ。これが俺の……『ドライブシュート』だぁぁぁッ!」

バッ……ドゴオオオオオオオオオオオンッ! ――ギュウウウウウウウウウウウンッ……!

サトリーヌ「…………!」

保母さん「えっ、ええっ……! まさかミスキック?! なんかすごーい高い場所にボールが飛んでるんだけど……!?」

……反町が満を持して放ったシュートは、今の世界トップクラスのサッカーを知る者にとっては取るに足らない。
何のひねりもない、ただの『ドライブシュート』。
黄金世代の活躍はあっても、未だその中身への理解が乏しい今の日本では珍しがられるかもしれないが、それだけ。
世界では下位クラスのストライカーである新田よりも更に下位のキック力しか持たない反町が放ったところで、
脅威になるのは精々国内と、アジアでも下位クラスの一部チーム位だろう。しかし。

ギュウウウウウウウンッ、ゴオオオオオオオオオッ……!

園児たち「えー!? うそーっ!?」「ボールが急に落ちて来る!!」「とりさんみたい!」「まおうだ! これまおうだよ!」
      「これしってる! りょうじょくせいさんきっていうんだよ! まえテレビでみすぎがいってた!」

――生まれて初めてドライブシュートを間近で見る3、4歳児相手には、
これはまるで御伽噺の魔王が使った、魔法のシュートのように見えているようだった。
子ども達はまるでシュートをUFOか何かのようだと思って、ブロックしようとする発想すら浮かばない。
高空からドライブ回転と共に急降下するシュートは、11人もの壁を易々と飛び越えて。

サトリーヌ「……止めますっ!」

サトリーヌも短い腕を懸命に伸ばすが、当然の如くにシュートには届かない。
反町と近い年代の少女であったならばともかく、彼女はあまりにも幼過ぎた。


スカッ! ……バスッ。 ――ピピイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

153 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:30:45 ID:???

反町「……決まったか(蹴り損じだったけど、まあ保育園児が相手なら、俺でも決まるのも当然か……)」

前人未踏の11人抜きゴールを決めた反町は、苦笑いでホイッスルの音を聞く。
幾ら自分の実力が世界では取るに足らないものであっても、
幼児達の世界では、多少の蹴り損じをしても、確実にゴールを挙げられる。
そんなごく当たり前かつ滑稽な事実を前にして笑える程、反町は子供では無かった。

園児R「え、えぇ……そりまちがゴールをきめてる?」

とはいえ、当の子どもにはそうした反町の微妙な気持ちは理解できない。
11人を抜いた奇跡的なゴールを前に、始めは茫然としていた味方や敵、
そして観客だった子ども達は揃って湧き始める。

園児M「すっごーい! わたしワイルドなおとこのひとががタイプなの! そりまち、だいて!」

園児S「みのりこちゃんずるい! じょうしきてきにかんがえて、そりまちさんのかれしはわたしですっ! だいて!」

園児F「いやー、あついシュートだったねぇー! だいて!(←よくわかってない)」

園児R「ふ、ふんっ……! そりまちはエースのつぎにすごいね。 だいて!(←よくわかってない)」

園児?Y「生ぬるいわね。この試合50点差を目指しましょう。抱いて!(←園児サッカー界を凌辱したい)」

反町「は、ハハ……抱いて、って。今どきの子はマセてるんだな……」


154 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:31:59 ID:???

――キャッキャッと、反町の回りで園児がはしゃいでいる。
一部は対抗心を燃やす子も居たが、彼の熱いシュートは間違いなく、園児たちの心を掴んだのだ。
始めは「誰?」と言った風の園児達も、今は全員が疑いなく、反町を「すごい人」だと信じて疑っていない。

保母さん「いやー、やっぱり日本代表は凄いんですねぇ。私、次のワールドカップも期待してますよ!
      やっぱり日向社長とのツートップの相方は、反町選手なんですもんね?
      だってこんなに凄いシュートが打てて、大学サッカーでも得点王の常連らしいですし!」

反町「い、いや、それは……(ワールドカップだって? ベンチ入りはおろか、出場だって怪しいってのに……)」

そしてそれは、反町にとっては本来あり得ない、過剰すぎる評価である事を自分自身が良く知っていた。
だからこそ、目を輝かせて本気で的外れなエールを送ってくれる保母さんの言葉にも素直に頷けない。
頷けないが故に、反町は淡々と正論を口にする。

反町「……いや。世界の壁は厚いです。今俺が子ども達に見せたドライブシュートだって、
    強豪国では小学生や遅くても中学生になると、もう使えて当たり前。
    そして大学生にもなってようやくこれを習得した俺は、世界の場では、それこそ幼稚園児レベルだ。
    日向――それに森崎、翼、三杉、若林、岬、松山、葵……。
    日本代表をしょって立つ奴らは、それに早々に気付いていたから世界で戦えたけれど、
    いつまでも大学サッカーという、井の中の蛙でノンビリしていた今の俺は……奴らと、世界と戦う資格は無い」

保母さん「反町……さん?」

愛想笑いでお茶を濁す事が上手い好青年は居ない。
彼女の前に立っているのは、温厚で気弱な、頼りない一人の男だった。
――だが、今の彼を支配するものは、そうした弱さだけではない。


155 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:37:59 ID:???
園児R「つぎはエースのばんだよ! そりまち、つぎはわたしにボールまわしてよね! ねぇ、きいてるのそりまち!」

反町「……ああ、聞いてるよ」

周囲でも一番威勢の良い女の子――保護者席で父親が申し訳なさそうにしている――の頭をくしゃりと撫でながら、
反町は意を決したように、子ども達に向かってこう宣言した。

反町「分かったか。これが魔王の実力だぞ! 皆悔しかったら11人でも22人でも壁を作って止めてみせろよ?
    でないと10−0で惨敗して、国辱扱いされて酷〜い目に遭うんだからな!
    ――さあ、これからJSLに挑戦して、そこから世界を目指すこの俺、反町……いや。大魔王、ソリマチ卿のエサとなるが良い!」

園児たち「…………うわーーーっ!」「きゃははは! まおうだってー!」「わーい、まおうだまおうだー!」「にげろー!」

今は、子ども達の間だけの魔王かもしれない。だけど、いつかは俺だって――。
彼は内心で決意しながら、懐き始めた子ども達と共にピッチを駆けまわる。
その目標はあまりにも遠く困難である事は勿論分かっている。それでも、反町は……少なくとも、諦めない事にした。

サトリーヌ「……ふふ」

子ども達とじゃれあいながら魔王を演じる反町を前に、ゴールキーパーの少女は大人っぽく微笑む。
まるで、それが彼女の目的であったかのように。心すら読み取りそうな深い彼女の眼差しは、
既に反町を離れ、秋空の眩しいサッカーコートへと向いていた。

反町「(明日、大学に休学届を出そう。そして……漕ぎ出そう。甘ったるい幻想の世界から、辛く、厳しい現実へ。
    正直嫌だし辛いし怖いけど……だけど。諦めないでいよう。あの子のように。森崎のように。……世界で戦う奴らのように。
    それから、また新しい幻想を作るんだ。俺だけじゃない、現実の皆を沸かせるような、新たな魔王の幻想を……!)」

現実の反町一樹は、ソリマチ卿のような完全無欠の魔王ではない。
しかしだからこそ、傷つきながらも成長し、新たな幻想を創る事が出来る。
今日は彼の、新しい旅立ちの日となった。
********************************

156 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:52:13 ID:???
……と、言ったところでソリマチ卿のエピソードはこれで終了です。
真相描写はちょっとしたネタにするつもりが、力が入って17.5kbまで膨らんでしまいましたw
本スレエンディング後の反町くんに明るい未来があれば良いなぁ、というifのつもりです。
次の更新は未定ですが、流石にそろそろ鈴仙スレの続きをやりたいなぁと思っていますので、
また気長に参加等して頂ければ幸いです。ゲームに御付き合いいただき、ありがとうございました。

157 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/05(木) 00:54:22 ID:???
読み返して気付きましたが、>>154で反町が選手名挙げてるシーン、
我らが中山さんの名前が無いのはおかしいですね(滝汗)
申し訳ないですが脳内保管をお願いします…

158 :森崎名無しさん:2017/10/05(木) 00:56:56 ID:???
乙でした!
どん底の反町を救ったのは彼の憧れを救ったのと同じ次世代の笑顔だった……いやはや感慨深い
虚構の魔術師、ソリマチ卿がますます好きになりました

159 :森崎名無しさん:2017/10/05(木) 01:06:50 ID:???
乙なのです

シュート魔王ではなかろうと、我らのソリマチ卿を讃えるのだ乙

160 :森崎名無しさん:2017/10/05(木) 10:34:15 ID:???
ソリマチ卿の信徒になってよかった
やはりソリマチ卿は偉大過ぎる!
我らが偉大なる毒々しいソリマチ卿を崇めるのだ乙

161 :森崎名無しさん:2017/10/05(木) 21:43:02 ID:???
反町「(…言えない。実は相手チームは十二人いたなんて言えない…)」

162 :森崎名無しさん:2017/10/05(木) 22:36:50 ID:???
謎の手羽先仮面「園児Rのシュートはやっぱり反則じゃないと止められないか」

163 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/10/15(日) 21:38:37 ID:???
遅くなってすみませんが、皆さん、沢山の感想をいただきありがとうございます!
>>158
乙ありがとうございます!
そう言えば翼も子ども達がスランプ脱出のカギになっていましたね。
ただ、そこで見せる大技が前代未聞なサイクロンじゃなくて、
今やありふれているドライブシュートなのが、反町くんらしさだと思います。
>>159
乙ありがとうございます。
そう言って貰えるソリマチ卿はシュート魔王ではなくとも立派な魔術師ですね。
>>160
乙ありがとうございます。
最初のソリマチ卿は自己満足の為にアリを踏みつぶすだけの魔術師でしたが、
今回は魔法を使いながらも前向きに進もうとしている所が立派だと思います。
>>161
>>152で11人もの壁を飛び越えた上でサトリーヌが止めてますね。
リグルパパか謎の手羽先仮面が乱入したのかな?(適当)
>>162
リグルエース幻想を語る謎の魔術師トゥバーサが出て来てもおかしくないですね…

次回の屁理屈推理ゲームについては、前回更新時のとおり未定ですが、
また面白い謎が思いついたら、別スレの更新の合間にでもやっていきたいと思います。
なので、それまでに『もしも自分もGM(魔女役)をやってみたい』!
と言う方が居りましたら、是非このスレを使って頂ければ幸いです。

164 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 19:49:37 ID:???
こんばんは、突然ですがネタが一つ思い浮かんだので投下させて頂きます。

※随時回答方式ではなく、>>1が気付いた時にレスする形式とします。
 速度は遅くなると思いますがご了承ください。
※懲りずに某スレの某展開(前回とは別展開)をパロディしています。不快に思われたら申し訳ございません。

165 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 19:51:00 ID:???
++++++++++++++++++++++++++++++++
【サトリーヌとソリマチ卿の伝説 〜絶対のGKと奇跡のストライカー編〜】

借金取り「おんどぅらぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁあぁぁっ!!!!」「なんばしよってん、こんのだらずぅぅぅううう!!」
      「借りたモン返せへんさかいな、身体で払ってもろうでぇぇぇぇええぇぇっ!」「どぅあぁぁぁぁぁぁあおおおおっ!」

ドンドンガンガン。深夜を過ぎても彼らの戸を叩く音は無くならない。
築50年、風呂無しトイレ共同四畳半のボロアパートに住むサトリーヌ・コメージにとって、
彼らの訪問はもはや慣れ切った日常だった。

サトリーヌ「(ソリマチ卿に敗れ、私は全てを失った……。
        暖かい邸宅も、可愛いペットも、最愛の妹すらも、今は私の手に無い……)」

かつてはアモロ、ジュストに並ぶフランス三大GKの一人として名を馳せたサトリーヌだったが、
私財の全てを投げ打って臨んだソリマチ卿との戦いに敗れて以来は没落の一途だった。
先祖代々から引き継いだ資産の全ては借金のカタに売り払われ、一家は離散。
残ったのはサラ金・闇金の法外な利息と多重債務。そして、今こうして押し寄せる無数の借金取りのみだった。
どうして、こんな事になってしまったのだろうか。もう、這い上がる事は出来ないのだろうか。
やはりシュートの魔王であるソリマチ卿には、どうあがいても勝てないのだろうか……。

サトリーヌ「サッカーボールも買うお金もないのに、ソリマチ卿への逆襲なんてできっこない。
      私はこのまま一生、ソリマチ卿に敗れた屈辱を背負って死んでいくんだわ……。
      だったら。――だったら、もういっその事、ここで終わりに……」

棚の上にあるロープを手に取り、このまま首を吊ってしまおうか。最近では、そんな欲求すら自然ともたげてくる。
それ程に、今のサトリーヌは追い詰められており、彼女はそう一人ごちた。

166 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 19:52:13 ID:???
ザアアアッ……。

煤けたガラスを雨が叩いた。遠くで雷の音がする。近くでは今も、ヤクザ達がドアを叩き怒鳴りつけている事を忘れるために、
サトリーヌは真っ暗なガラスを覗き込んで、雷の音に想いを馳せる事にした。
……大昔、彼女がまだ小さい頃に読み聞かせられた童話に、雷とは神様の意思を示すのだとあった。
ある時は怒りの天罰として。ある時は導きの啓示として。
限られた人間が、雷を通して天上の神々の声を聴く事が出来たのだという。

サトリーヌ「だとすれば。私も神様の声が聞きたくなるわね。
      今のこの状況が、金に驕り努力を忘れた私への天罰なのか。
      それとも……これもまた、神々による私への試練であり、導きなのか」

サトリーヌは特別信心深い訳でもない。しかし、今にも扉を破った借金取りに内臓を売られ、
ドラム缶に詰められてセーヌ川の川底に沈められそうな状況にあれば、
奇跡的な『何か』に頼りたくなる想いは理解できるものだった。
――だとすれば。

ピカッ!

サトリーヌ「(……急に、雷が近くなった!)」

ドオオオオオ…………ンッ!!


167 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 19:53:13 ID:???



    「残念ながら、奇跡は得意分野じゃないのよね。だけど……ふふん、気に入ったわ。
     あんたには特別にこの私が、【絶対】の魔法を教えてあげるっ!」



サトリーヌ「あ、あなたは……!」

雷光が閃き消えたその瞬間。サトリーヌの眼前に、絶対の名を冠する魔女が現れた事は、
如何に魔女本人が奇跡を否定しようとも、これは間違いなくあり得ない奇跡だった。


168 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 19:54:14 ID:???


*****


ソリマチ卿「クククゥ……誰かと思えば、世界トップクラスのDFを大勢雇っておきながら、
      無様にも敗北したサトリーヌでは無いかァ! クハハハハ!!!!!!
      これは次のフランスJr.ユース戦は勝ったも同然であるなァ……!?」

サトリーヌ「……ソリマチ卿! 私はこれまで、貴方への復讐を胸に努力を重ねて来た。
      そしてようやく得た今日という復讐のチャンス。絶対に、負けません……!!」

……あれから1年。魔女の魔法によって変貌したサトリーヌは再び努力を重ねて大きく成長。
アモロやジュスト等を押しのけ、フランスJr.ユースの正GKとして真っ先に推薦される程の名GKとなった。
そして今日。世界から有望な若者が集う世界Jr.ユース大会の予選リーグ最終戦。
スタジアム中に響き渡るフランス代表への声援を聞きながら、サトリーヌはソリマチ卿と対峙し。こう宣言した。

サトリーヌ「……私はこれまでのサトリーヌ・コメージではありません。
      今の私は絶対と読心の魔女・サトリーヌ!! PA内のシュートは全て防いで見せますよ」

「ゴールを奪えないゴールキーパーなどこの世に存在しない」。ある選手はこう言った。
もしその言葉が真実であるならば、サトリーヌがPA内のシュートを絶対に防いだ場合、
それは逆説として、彼女がこの世ならざる存在である事の証左となるだろうか。
……魔女であるサトリーヌがそう考えるのに反して、周囲の反応は冷ややかだった。


169 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 19:57:43 ID:???

ストラット「魔女ぉ……? ペナルティエリア内のシュートを絶対に防ぐぅ……? そんなの信じるかよ!」

カルロス「彼女も辛い生活が祟って、居もしない魔女が自分の友人であるという妄想に取り付かれたんだろうな。
     俺達も気を付けないと。なぁ、アーサー?」

コインブラ「(ボールに話しかけてるカルロスは無視するとして……)完成されたスーパーストライカーを舐めて貰っては困る!」

アルシオン「ククク……ならばこの俺が貴様のその魔法を否定し、凌辱し尽くしてみせよう」

シュナイダー「今の発言はサッカーに対する侮辱だ! よってこの試合俺は常時スキル・皇帝の怒りを発動しているぞ!
       コインブラ越えの総合力524に震えるが良い!」

日向「524ォ……? ザコが。俺など今の発言によりスキル・隠れMLv3を発動してしまったぞ。
   今の俺の総合力は532。ライトニングタイガーの威力はオムニゾーン越えの89だ」

翼「(悔しいけど、俺はこのチームの中では格下だ。『ミラクルサイクロン』は覚えたけれどまだ足りない。
   森崎の『ブーストサイクロン』が無ければ……)」

火野「(俺の『倍速二回転トルネード』でも、このチームでは最弱クラスのシュートか……。チッ、嫌になるぜ)」

ミハエル「そんな事よりワタシのソックスをボロボロにした奴では誰ですか!1!!???
      これじゃあ余りの怒りによって、試合中永続的にスキル・ザ・ハーパートが発動してしまいます!!」

森崎「(チェッ。こんな面子じゃあ俺が目立たねーじゃねーかよ……)」


170 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 19:58:46 ID:???
ソリマチ卿を取り巻く彼らは全員、ソリマチ卿が率いるチーム、『全ソリマチ卿選抜代表』の選手である。
如何にして敵チームを凌辱するか? に重点を置いたこのチームは、
シュート魔王であるソリマチ卿を中心に、世界最高峰の攻撃力を持った選手のみで構成されており、
その破壊力はまさに核兵器クラス。フランスJr.ユースやサトリーヌ如きでは勝負にすらならない事が必定だった。
(なお、ピエールとナポレオンは謎の風土病により喉を掻きむしる症状が見えたため措置入院中)

ソリマチ卿「良かろう。貴様が我を含むこの面々を相手に、PA内のゴールを防ぎ切った暁には、
      我は目でピーナッツを噛んでやろうではないか! クォッコッコッコッ!! コケーッ!」

慢心ゆえに高らかに嘲笑するソリマチ卿。
しかし、そんな彼の――いや、サトリーヌを除く全ての者の認識が誤りである事は、試合が開始して早々に判明することとなる。

***

アルシオン「どけっ、雑魚が!」

ルスト「うわっ!?」

ベルジェル「つ、強すぎる……!」

実況「前半1分! ルストくんベルジェルくんの守るバイタルエリアをアッサリと突破した
   アルシオンくん、PA内に侵入! そして〜〜〜!」

アルシオン「くだけちれぇっ! 『スターバースト』!」

グワァァァァァッ……ドゴオオオオオオオオオオンッ!

実況「で、でた〜〜〜! アルシオン選手の『スターバースト』!
   シュート威力87と、全ソリマチ卿選抜代表選手が放つシュートの中では貧弱な威力ではありますが、
   通常のGKが相手では一たまりも無い戦略級シュートである事は間違いない!
   サトリーヌ選手、ご冥福をお祈り申し上げます〜〜〜〜〜っ!」

171 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:00:00 ID:???
キックオフ直後、高いドリブル力を活かして真っ直ぐにフランスJr.ユースの守りを切り崩したアルシオンは、
ペナルティエリア内まで潜りこみ、最大威力のシュートを放つ。
PA内でこのシュートを真正面から止められるのは森崎位であり、ミューラーやゲルティスであっても苦戦は必至。
観客や選手の誰もが、シュート後には砕け散ったサトリーヌのバラバラ死体が発見される事を想定していた。のだが……。

サトリーヌ「赤き真実……!!」

キーーーーーーーーンッ!


  【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】


ガキンッ! ……ググググッ……。ポトッ。

――ボールがサトリーヌの手に触れる瞬間、魔法が起きた。
サトリーヌが守るゴール前に赤い刻印の為された障壁が生まれ、アルシオンのシュートの威力を……完全に、封殺する。

サトリーヌ「止めましたよ、アルシオンーーーッ!!」

アルシオン「…サトリーヌゥウウウウウ!」

サトリーヌの咆哮にアルシオンは目を剥き激昂する。
しかしこれは、ここから始まるサトリーヌの伝説。その幕開けにしか過ぎなかった。

172 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:01:05 ID:???
ストラット「くそったれ……これならどうだ、『オムニゾーンシュート』ォ!」

サトリーヌ「無駄です!【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】!」

ガキイーンッ! ポトッ。

ストラット「そ、そんな……俺の超至近距離『オムニゾーンシュート』が決まらないなんて……!」


カルロス「 い く ぞ ! コ イ ン ブ ラ ! ! 」

コインブラ「 き め る ぞ ! カ ル ロ ス ! ! 」

グワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!       グワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

放送「つ…ツインシュート! カルロスくんとコインブラくんの『リーサルツイン』だぁぁぁッ!?」

ブワッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!

サトリーヌ「【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】!」

ガキイーンッ! ……ポンッ。

カルロス・コインブラ「「なにィ?!」」

サトリーヌ「獲りましたよ……全てを!!!!!!!!!1111!!!!」

173 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:02:30 ID:???

森崎「サトリーヌの野郎、一体どんなイカサマを使ってやがる!?」

翼「……こうなったら仕方ない、森崎、協力してくれ!」

森崎「ちいっ、分かったよ!」

バシュッ! ギュルルルルル……

翼「 ブ ー ス ト … 」

バッ! グルッ!
グワァアアアアアアアアアアアッ!!!

翼「 サ イ ク ロ ン ! ! ! 」

ブギュギュギュグワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

サトリーヌ「【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】」

ガキーーンッ! ポンッ、コロコロコロ……。

森崎「つ、翼のバカヤロー! 何こんなトコでミスキックしてるんだー!?」

翼「ち、違う。ミスキックなんかじゃない。むしろ会心の出来だった筈なんだ。なのに、なぜ……!?」

サトリーヌ「これこそが、絶対の魔法の力です。仮に貴方のサイコロの目が6を示そうとも、
      私にはそのサイコロをつまみ上げ、1にして置き直す事ができる。
      ……絶対の意思とは、そうしたものなのですよ。くすくすくす……ッ!!!!」

174 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:04:25 ID:???
『スターバースト』『オムニゾーンシュート』『リーサルツイン』『ブーストサイクロン』。
世界最高峰のシュート群を、サトリーヌは例外なく、絶対に、カンペキに防ぎ切ってみせた。
それも体力を浪費する事もなく、ごく最小限の力――本人が言うには、魔法によって。

ソリマチ卿「クッ……! 雑魚共が、何をしておる! もっと弾幕を集めろ!
      サトリーヌ如きに敗北をした暁には、この我の『オータ○ドライブ』にて吹き飛ばしてくれようぞ!」

全ソリマチ卿選抜代表メンバー「「「「「ひ、ヒイイッ!?!?! 了解しましたァ!?!?!?!」」」」」

僅かに焦りを見せたソリマチ卿の檄によって、一度はたじろいだ全ソリマチ卿選抜代表の面々は再度奮起し、
ペナルティエリア内から幾十にも渡り、超必殺シュートを撃ちまくる。

シュナイダー「俺たちはこの大会に備えて腕を磨いてきた!
       ソリマチ卿はそのシュート力を! ストラットもそのシュート力を!
       アルシオンもコインブラもカルロスも日向もみんなみんなそのシュート力を!!!!
       ゲルマン民族の誇りにかけてこのシュート決めて見せる!
       N E O   F I R E ! ! ! 」

ズワッグォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!

サトリーヌ「【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】」

ガキンッ!

火野「俺がウルグアイの火野だぁ! 喰らえ『倍速二回転トルネード』!」

サトリーヌ「それは良かったですね。シュート力いくつですか。
      …【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】」

ガキンッ!

175 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:07:56 ID:???

日向「ククク……俺のMLvはもはや天元突破のレベル100だァ!!
   喰らいやがれ、『ライトニングタイガー』ーーーッ!!」

サトリーヌ「【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】」

ガキンッ!


超モリサキ「分かったぞ! シュートがダメなら一対一なら!防げねぇんじゃねーのか!?
      うりゃりゃーーっ! ドリブル突破を食らえーーっ!」

サトリーヌ「少しは考えましたね。ですがここに定義を示します!
      【”全てのシュートを絶対に防ぐ”には、一対一によるドリブル突破や、
       ゴールへのパスという言葉遊びをも含めた、得点に結びつく全ての行為に対して失点しない事を指す】!
      一対一によるドリブル突破はこの赤き真実により無効化されます!」

ガキンッ!


ミハエル「許さないユルサナイユルサナイ! 『ホーリークロス』ッ!!」

サトリーヌ「何がホーリークロスですか!
       【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】」

ガシイッ……バシッ。

ミハエル「オーマイゴーッド! ワタシのシュートまで決まらないとかこの世 イズ エンド デース!?」

――『ネオファイヤーショット』『ライトニングタイガー』『倍速二回転トルネード』『ホーリークロス』。
それに加えて超モリサキのドリブル突破も、全てサトリーヌには通用しない。
全てのシュートが等しく、あの魔法の壁に阻まれ威力を削がれ、そして防がれてしまうのだ。

176 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:09:54 ID:???

サトリーヌ「フフフ……さっきまでの威勢はどうしましたかァ、ソリマチ卿!?
      そろそろ謎の青き河童Nさんにでも頼んで、
      目でピーナッツを噛む機械を作って貰うようお願いしに行けば良いんじゃないですかァァァア????」

ソリマチ卿「グッ……! お、俺様は……まだ、負けておれぬ!!
      良かろう!! この我が、直々に手を下してやろうではないか!!」

ダッ! ダダダダッ!
 バァッ、グワァァァァァァァ……ッ!!

ここに至ってようやく、ソリマチ卿も焦りを見せて自ら敵陣へと飛び込んでいく。
アルシオンから正確なセンタリングを貰ったソリマチ卿は、
サトリーヌの居るPA内で、得意の低空オーバーヘッドキックの構えを見せた。

実況「で、出た〜〜! これはソリマチ卿が得意とするダイレクトシュート!
   『ポイゾナスオーバー』の構えです!! 今までこのシュートを受けて立ち上がったゴールキーパーはおらず、
   サトリーヌさんも以前、このシュートをダイレクトに受けて精神崩壊をきたしております!」

ソリマチ卿「ククク……こうなってしまったからには、前のように優しくはないぞ……?
      シュート力100億をゆうに超える、この我の必殺技を前に消し飛ぶが良い」

サトリーヌ「む、無駄です……! 私には絶対の魔女から教えて貰った最強の魔法がある!!
      この魔法がある限り、ソリマチ卿なんてゴミです! カスです!!!!!!!!
      そう……! 私は神になる。この私がシュート魔王の伝説を打ち滅ぼして、永久に崇め奉られるのです!!
      私はもはや人として試される側ではない。神として試す側となるのですよ!!!!!!!!!!!!!1」

177 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:11:44 ID:???
ソリマチ卿「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! うおおおおおおおおおおおおおお!!」

サトリーヌ「だらああああああああああああ! うがああああああああああああああああああ!!」

グルンッ……バギイイイイイイイイイイイイイッ!  バッ、ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!

ソリマチ卿は当然、手加減する事なく全力でサトリーヌに向かって低空オーバーヘッドを放つ。
サトリーヌはそれ以上の全力で雄叫びを挙げながら、赤い障壁を張りながら、そのシュートを阻止しようとする。
それはまさしく野生の獣同士の争い。互いの生命と生命を賭けた殺し合い。
勝負は一見互角に見えたが、……サトリーヌが若干押している。
ソリマチ卿の破壊的な威力のシュートはサトリーヌの絶対の障壁を破ろうとするも、
しかし実際には傷一つ付けられていなかった。それだけに、サトリーヌの魔法の威力は絶対的なのだ。

ソリマチ卿「我が、押されているだと……!?」

サトリーヌ「どうですか!!!! これが宇宙最強の、絶対の魔女の魔法……!!!!!
      僻地の無限の魔女如きから力を分け与えられた、あんたのような下級魔術師と私とでは、
      実力が違いすぎるのですよ!!! そぉら! 降参しなさい! 降参しろ!
      降参しろっつってんだろうがこんのクソダラぁああああああああああああ!!!!!!」

ソリマチ卿「ぐ、ぐぐぐぐ……!!??」

サトリーヌの紫っぽい癖っ毛が金色に輝き、更に魔力は爆発的に増大する。
ソリマチ卿はことここに至って完全に劣勢。今にも他の選手達と同じように敗北しようとしていた。


178 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:13:12 ID:???

――しかし。今度はサトリーヌではなく、ソリマチ卿に奇跡が起きた。



「私は奇跡の魔女。どうやらあいつが――絶対の魔女が、また変な事を企ててたみたいね。
 ……別に義理は無いんだけど。あんたに『奇跡』を与えて、助けてあげるわ」





179 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:14:13 ID:???

パァ……!

ぶっきらぼうな少女の声が聞こえたと思うと、ソリマチ卿の周囲が青い光に満ちる。
するとこれまで劣勢だったソリマチ卿は再び魔力を取り戻し……!

ビッ! ビキビキッ!

サトリーヌ「わ、私の絶対の魔法障壁に、ヒビが……!?」

ソリマチ卿「……貴様が如何に絶対の意思を持とうとも、
      この我が、奇跡的にゴールを挙げる事はまでは否定できまい?
      例え貴様が我のサイコロの目を1にし続けようとも、
      その後目が書き換わり7や10になる可能性も、ゼロではないのと同じようにな」

サトリーヌ「は、ハァ……? 無理よそんなの! 無理無理無理のかたつむりっ!
      意味不明無知蒙昧理解不能曖昧模糊ッ!!!!
      そんなの、メモ帳を百回畳めば月まで届くとか。机上の空論レベルの話ですッ!!!!!」

サトリーヌが狼狽するのをよそに、ソリマチ卿の魔力は着実に高まっていく。
そしてそれに比例し、シュート力も上がり続けた。670億、5800兆、
67亥、6700那由多。……そして――58無量大数に。いや、まだ上がるッ……!
ソリマチ卿の、魔王のシュート力はこんなもんじゃないッ!

ソリマチ卿「ならば、我は百回畳もう。括目せよ! これが魔王の奇跡というヤツだ………!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴ……!! ドゴオオッ!!


180 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:16:23 ID:???
大地が震え、風が荒れ、鳥や虫たちは恐れ慄き逃げ出す。
地球全体――否、宇宙全体が、ソリマチ卿のシュート力に怯えているのだ。
なにせ彼のシュート力は、無量大数を数えても尚、上がっているのだから……!!

ソリマチ卿「……これが貴様の死に場所だ。食らえ、真・『ポイゾナスオーバー』……ッ!」

――瞬間的なシュート力は、67不可説不可説転。
1無量大数が10の僅か68乗、1グーゴルが10の100乗ぽっちに過ぎぬ中で、ソリマチ卿のシュート力は……。


10の372183838819776444413065976878496481295乗。


これに67を掛けた数値。間違いようのない数の暴力!
サイコロの目が1だろうが6だろうが関係ない、10の37澗乗の67倍の数値が、
濁流のようにサトリーヌを呑み込み喰らい尽くす……ッ!

181 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:17:54 ID:???

サトリーヌ「あ、赤き……真実!【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、
      全てのシュートを絶対に防ぐ】……!?」

サトリーヌはそれでもあきらめず、必死に抗った。これまで様々なシュートを防いで来た赤き真実を展開し、
少しでもその威力を減衰させようとするのだが――。

ソリマチ卿「無駄だ。青き真実……!!
      『ソリマチ卿は奇跡の魔法により、サトリーヌの作りし絶対の魔法を、奇跡的に打ち破った』!」

奇跡の魔女が得意とする青き魔法。これをサトリーヌに対して放つと――。

サトリーヌ「そ、そんな……きゃ、きゃああああああああ〜〜〜っ!?」

バキンッ! バリバリバリッ! グワシャァァァァァァァッ!
 ――ズバァッ! ピピイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!

ソリマチ卿「ク……クワアアアアアアアアアアアアアアーーーーーッ! ハッハッハァ!
      これが! これこそが!! 魔王の力なるぞーーーーーー!!
      うおおおおおおおおおおおおおおっ! お、おおおおおおおおおおおおっ!?
      あおおおおおおおおおおおおおおっ! おわああああああああっ!?! フッハァ!!!」


182 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:20:10 ID:???
かくして……戦いは終わり。
赤の障壁はコナゴナに打ち砕かれ、ゴール前に遺されたのは、ネットに突き刺さったサッカーボールと、
ヤム○ャさんのような体勢で死んでいるサトリーヌ。そして傲然と高笑いするソリマチ卿のみとなった。
彼の舎弟である全ソリマチ卿選抜代表の選手達は、勝利を確信すると一斉にソリマチ卿の偉業を褒め称える。

ストラット「ソリマチ卿さんと比べたら俺のシュートなんて新田レベルだな……。やっぱソリマチ卿さんはすげーぜ!」

アルシオン「ソリマチ卿、お前がナンバーワンだ……!」

シュナイダー「ソリマチ卿。やはり貴方こそが、俺達が目指すべき目標だ。弟子にしてくれ!」

カルロス「おい待て! ソリマチ卿の弟子になるのは俺とアーサーが先だろう!」

コインブラ「もしや! 貴方はわが父にして伝説のスーパーストライカー・ジャイロの生まれ変わりでは……!?
      パパーーーッ!! おむつ!! おっぱい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

日向「ソリマチ卿様ァーーー! 貴方様の素晴らしいシュートには恐れ入りました!
   是非このワタクシめを弟子に……いえ! 奴隷にしてくださいませ!! あ! 靴舐めます! ペロペロ!!」

金髪の子(全ソリマチ卿代表の控えFW)
「クヤシインダゼ! インチキナンダゼ!! ビエエエーーン、ミマサマーーー!」

妖精の子(全ソリマチ卿代表のボランチ)
「ソリマチ卿の弟子になろうとしないベンチ確定の負け妖精おりゅ?wwwwwwwwwwwwwwwwwww」


ソリマチ卿「クワーーーーーーーーーーーーーーーハッハッハッハァ!!
      敵が絶対の魔法を使ってこようとも、それを上回る奇跡の魔法をもって撃退する。
      これが、これこそが我の、魔王の実力なるぞ!!!!!111!!!
      ウワアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッハッハッハッハ!!
      クウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜コォコォコォ!! キィキィキィ!!」」


183 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:22:44 ID:???
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


ベアト「……さて。思う所は多々あるだろうが。
    ここから先は不肖ながらもこの妾、黄金の魔女・ベアトリーチェが解説兼進行役を務めさせて貰おうぞ。
    まず、今回解くべき謎についてだが……上記のただただ長いゲロカスな幻想描写中、二つ存在した事に、
    そなた達は気付いただろうか? 即ち――

     謎1:サトリーヌはどうやって、自身が守るPA内からのシュートを絶対に防いでみせたのか?
     謎2:ソリマチ卿はどうやって、謎1を破って、サトリーヌからゴールを挙げてみせたのか?

    この二点が、今回のゲーム盤における、”解くべき謎”である。
    サトリーヌは謎1について、『絶対の魔女から貰った魔法の力でシュートを防いだ』と主張しており、
    ソリマチ卿は謎2について、『奇跡の魔女から貰った魔法の力でシュートを決めた』と主張している。
    これを、『魔法の力』ではなく、『人間とトリック』で説明する事が、人間側の勝利条件となる訳だな。

    この二つの謎は互いに関係しつつも並立している故、一つの謎を解こうとすれば、もう一つの謎に阻まれる事もあれば。
    一つの謎が解けた事により、もう一つの謎も連鎖して解き易くなる事もあるであろう。
    よって、ここは複雑となるが、謎1と謎2は、同時に解いて貰う事としたい。
     ※青き真実については、同時に二つの謎についての解を示さず、一つずつ示して貰う事も可とする。

    また、ゲーム盤を始める前に、これまでの整理を兼ねて、基礎的な赤字をいくつか置かせて貰う。次のレスの通りだ」

184 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:27:27 ID:???
−ゲーム盤全体について−
【この試合は、小説やゲーム世界での出来事ではない。(このゲーム盤世界における)現実世界での出来事である】
【このゲーム盤において、登場人物の名称を用いたトリック(※1)は存在しない】
【サトリーヌ、ソリマチ卿、全ソリマチ卿選抜代表の選手、フランスJr.ユースの選手は、
 全員が人間(※2)であり、選手として全盛期の若者である】
【サトリーヌ、ソリマチ卿、全ソリマチ卿選抜代表の選手、フランスJr.ユースの選手は、
 全員がベストコンディションの下、全力で試合に望んでいた。体調不良や八百長等は存在しない】
【この試合で供されたサッカーコート・サッカーゴール・サッカーボール等の用具一式は、
 それぞれ一般的なものと同一であり、特別な仕掛けや細工等はなされていない】
【この試合は、(このゲーム盤世界における)公式のサッカールールに基づいて行われた。
 この試合限定の特別ルール等は課されていない】
【この試合中のいかなる天候・重力・風等の外部の自然環境Xは、今回の謎に関係しない】

 ※1:同姓同名の別人(動物)、同姓異名の別人、二重人格で一人が二つの名称を持つ など
 ※2:サトリーヌ及びソリマチ卿は、魔女から魔法の力を貰った人間として扱う

ベアト「それぞれが、物語の舞台全体のトリック、名称トリック、年齢トリック等、頻出のトリックを否定したものとなっている。
    ただし魔女は概して意地悪な生き物。これらが赤で示されているからと言って、
    真相がこれらの赤と全く無関係であるという保証はどこにもない。
    定義の穴については、しっかりと検討しておく事をお勧めするぞ」

185 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:30:04 ID:???
−謎1:サトリーヌのPA内絶対防御について−
【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】」
【”全てのシュートを絶対に防ぐ”とは、一対一によるドリブル突破や、ゴールへのパスという言葉遊びをも含めた、
 得点に結びつく全ての行為に対して失点しない事を指す】

ベアト「これは幻想描写中にも出て来た赤であるな。
    妾はサトリーヌに魔法を与えた絶対の魔女とは知り合いであるのだが。あの方らしい豪快で力強い赤字である。
    しかし一方で、あまりに強力過ぎる赤は、可能性を狭めすぎてしまう。
    少しの発想の転換によってすぐに解かれ得る脆さも内包しているとも言えよう」


−謎2:ソリマチ卿のサトリーヌ撃破法について−
【ソリマチ卿はサトリーヌと同じPA内に居る状態で、低空オーバーヘッドキックを放ち、得点を挙げた】
(再掲)【サトリーヌ・コメージは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】
【サトリーヌはソリマチ卿の低空オーバーヘッドキックが、自軍のゴールに入らないよう動いていた】

ベアト「この赤については、今回初めて設定させて貰った。
    不可能とされる状況が何であるか、あの幻想描写ではイマイチよく分からんかったからな。

    大きいのは、ソリマチ卿とサトリーヌが、同じPA内に居る事が名言された事か。
    これが無ければ、『ソリマチ卿は自分のPA内から敵陣のPAに向かって超ロングシュートを撃った』
    とか言う、魔法レベルな赤字がまかり通ってしまうからなァ。
    ……無論、真相がこのレベルのトンデモではない事を保証するものではないぞ、念の為。

    それと、サトリーヌはきちんと自軍のゴールに入らないよう、守勢に動いていた事も明言されたな。
    サトリーヌは決して、手を抜いていた訳ではない、という事だ。
    この謎については、発想力よりも、緻密に理屈を積み立てる方が良いかもしれんな。
    奇跡の魔女が起こす奇跡とは、無数のトライ&エラーに基づく。様々な可能性を精査する事が大事だ」

186 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/10(土) 20:33:51 ID:tXHzT1DA

ベアト「……さてと。それでは一旦ここで妾は中座させて貰う。
    戦うべき相手は妾ではなく、サトリーヌとソリマチ卿の二人だからなァ。
    妾はテラスで旨いディンブラでも啜りながら、観戦させて貰うとするぞ。それではっ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

サトリーヌ「……ふふ。説明ありがとうございます、ベアトリーチェ卿。
       お蔭でますます、この私の魔法の絶対性が証明されましたわね?」

ソリマチ卿「何を言っておる、この我に負けておいて何が絶対か。
        ……まあ。いずれにせよ、我の魔法が貴様の魔法よりも強かったというだけ。
       我らの所作が、人間とトリックで説明できる事などあり得まい。コココ……」

☆サトリーヌとソリマチ卿に対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
 ※随時回答方式とせず、>>1が気付いた時にレスする形式となるため、
  速度は遅くなると思いますがご了承ください。
 ※久しぶりのゲームなので、ルールを失念した、教えて欲しいなどありましたら気軽にコメントください。

187 :森崎名無しさん:2018/03/10(土) 20:42:16 ID:???
全体
「用具一式とはスパイクやユニフォーム、あとあればだがコンタクトレンズ、指輪といったアクセサリーも含めている」


謎1
「サトリーヌがシュートを防いだ魔法はサトリーヌがいなくてもできるものである
 (なんとなく彼岸島が読みたくなって試合中本屋に行ってしまい、その間にシュートが飛んできても防げる
  要は自身がいなくても自身が守るもの、守るべきものならそれはできる)」

「サトリーヌの守るゴールはPA外からのシュートは普通に通る」

「PA内部のシュートはPKも含める」

「シュートはサトリーヌが触れて、間違いなくサトリーヌ自身の肉体で防いでいた」

『サトリーヌのゴールにシュートが飛んでくるたびに謎のスナイパーがボールを狙撃して割ることでゴールを無効化していた』



188 :森崎名無しさん:2018/03/10(土) 21:11:12 ID:???
「サトリーヌとサトリーヌ・コメージは同一人物である」

189 :幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/10(土) 21:37:42 ID:???
「ペナルティエリアは通常のサッカーコートと同様の大きさでありそれより大きかったり小さかったりする訳ではない」

「シュートにはサトリーヌ以外が触れる事が無かった」

「サトリーヌの中身は別に若林ではない」

190 :森崎名無しさん:2018/03/10(土) 23:00:16 ID:???
日向の182での台詞って声優ネタかな?
キャプテン翼J版の声優だとこんな台詞吐くやつが1人いるし

191 :森崎名無しさん:2018/03/11(日) 02:07:58 ID:???
「サトリーヌは味方のシュートであっても、味方に当たってゴールに向かうボールであっても絶対に防ぐことができる」
「ソリマチ卿は低空オーバーヘッドでなく、ヘディングや地上シュートでもサトリーヌからゴールを決めることができた」
「ソリマチ卿がサトリーヌからゴールを奪った後も、サトリーヌは自身が守るペナルティエリア内で
放たれた、ソリマチ卿以外からの全てのシュートを絶対に防ぐ」
「ソリマチ卿は真・がんばりセービングを使う森崎からも確実にゴールを決めることができる」

『サトリーヌは世界最高峰のDFをゴール前に配置し、自分の正面にしかシュートを撃たせないようにした』
『ソリマチ卿は低空オーバーヘッドからの股抜きシュートでサトリーヌからゴールを奪った』

192 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/11(日) 02:16:38 ID:???
>>187
@「用具一式とはスパイクやユニフォーム、あとあればだがコンタクトレンズ、指輪といったアクセサリーも含めている」
A「サトリーヌがシュートを防いだ魔法はサトリーヌがいなくてもできるものである
 (なんとなく彼岸島が読みたくなって試合中本屋に行ってしまい、その間にシュートが飛んできても防げる
  要は自身がいなくても自身が守るもの、守るべきものならそれはできる)」
B「サトリーヌの守るゴールはPA外からのシュートは普通に通る」
C「PA内部のシュートはPKも含める」
D「シュートはサトリーヌが触れて、間違いなくサトリーヌ自身の肉体で防いでいた」

ソリマチ卿「復唱要求について。
        @は復唱してやろう。
        【用具一式にはスパイクやユニフォームの他、コンタクトレンズ、指輪等の装飾品一切を含めても良い】
        書き方を少し変えたが、後々の分かりやすさを意識しただけであり、特に意味は無い。
        Aについては復唱を拒否する。理由は特に無い。
        Bについては復唱してやろう。
        【サトリーヌの守るゴールはPA外からのシュートは普通に通る】
        Cについては復唱を拒否する。理由は特に無い。
        Dについては表現を変えて復唱する。
        【サトリーヌはゴールを防ぐ為、ソリマチ卿の放った低空オーバーヘッドキックに触れた】
        【”触れた”という表現は、肉体的な接触を意味する】
        表現を変えた理由は特に無い。何かあれば青で掛かってくるが良い」

『サトリーヌのゴールにシュートが飛んでくるたびに謎のスナイパーがボールを狙撃して割ることでゴールを無効化していた』

サトリーヌ「青き真実についてですが、残念ながら通しませんよ!
       【サトリーヌがPA内のゴールを防ぐにあたり、協力者Xの存在は関係しない】のですから。
       これは謎のスナイパーだけでなく、フランスJr.ユースの皆さんの関与等も否定していますね。
       彼らは居ても居なくても、何の意味もありませんから。くすくすくす……!」


193 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/11(日) 02:18:38 ID:???
>>188
「サトリーヌとサトリーヌ・コメージは同一人物である」

ソリマチ卿「復唱しよう、【サトリーヌとサトリーヌ・コメージは同一人物である】。
        ……確かに、この点については表記がぶれているな。後々のまとめの際は統一しておこう」

>>189
参加ありがとうございます。以前頂いたお言葉に甘えてまた勝手にパロディさせて頂きました…(爆)
なんというか、参加して頂いて本当に感無量です。

@「ペナルティエリアは通常のサッカーコートと同様の大きさでありそれより大きかったり小さかったりする訳ではない」
A「シュートにはサトリーヌ以外が触れる事が無かった」
B「サトリーヌの中身は別に若林ではない」

ソリマチ卿「復唱要求だな。@については復唱可能だ、
        【ペナルティエリアは通常のサッカーコートと同様の大きさでありそれより大きかったり小さかったりする訳ではない】。
        Aについては……どうであろうか、サトリーヌ?」

サトリーヌ「そうですね。……では、こうしましょうか。
        【ソリマチ卿の放った低空オーバーヘッドキックには、サトリーヌ以外が触れる事は無かった】
       正直な話、私以外の選手の接触については考えていなかったのですが。
       シンプルにする為、私以外が触れる事は無かった、と定義します。
       同時に、Bについても復唱しましょう。【サトリーヌの中身は別に若林ではない】。
       このゲーム盤世界では、私は若林君やこいし達などでは無く、絶対の魔女様によって救われたのですよ……ウフフ!」

194 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/11(日) 02:23:26 ID:???
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ベアト「ふむ。短いが第一の晩はここまでであろうか。では、妾の方でこれまでの赤字を纏めてやろう。
    ほいほいのちょい、っとな!」

−ゲーム盤全体について−
【この試合は、小説やゲーム世界での出来事ではない。(このゲーム盤世界における)現実世界での出来事である】
【このゲーム盤において、登場人物の名称を用いたトリック(※1)は存在しない】
【サトリーヌ、ソリマチ卿、全ソリマチ卿選抜代表の選手、フランスJr.ユースの選手は、
 全員が人間(※2)であり、選手として全盛期の若者である】
【サトリーヌ、ソリマチ卿、全ソリマチ卿選抜代表の選手、フランスJr.ユースの選手は、
 全員がベストコンディションの下、全力で試合に望んでいた。体調不良や八百長等は存在しない】
【この試合で供されたサッカーコート・サッカーゴール・サッカーボール等の用具一式は、
 それぞれ一般的なものと同一であり、特別な仕掛けや細工等はなされていない】
【用具一式にはスパイクやユニフォームの他、コンタクトレンズ、指輪等の装飾品一切を含めても良い】
【ペナルティエリアは通常のサッカーコートと同様の大きさでありそれより大きかったり小さかったりする訳ではない】
【この試合は、(このゲーム盤世界における)公式のサッカールールに基づいて行われた。
 この試合限定の特別ルール等は課されていない】
【この試合中のいかなる天候・重力・風等の外部の自然環境Xは、今回の謎に関係しない】
【サトリーヌの中身は別に若林ではない】

 ※1:同姓同名の別人(動物)、同姓異名の別人、二重人格で一人が二つの名称を持つ など
 ※2:サトリーヌ及びソリマチ卿は、魔女から魔法の力を貰った人間として扱う

195 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/11(日) 02:29:06 ID:???
−謎1:サトリーヌのPA内絶対防御について−
【サトリーヌは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】」
【”全てのシュートを絶対に防ぐ”とは、一対一によるドリブル突破や、ゴールへのパスという言葉遊びをも含めた、
 得点に結びつく全ての行為に対して失点しない事を指す】

−謎2:ソリマチ卿のサトリーヌ撃破法について−
【ソリマチ卿はサトリーヌと同じPA内に居る状態で、低空オーバーヘッドキックを放ち、得点を挙げた】
【サトリーヌは、自身が守るペナルティエリア内で放たれた、全てのシュートを絶対に防ぐ】(再掲)
【サトリーヌはソリマチ卿の低空オーバーヘッドキックが、自軍のゴールに入らないよう動いていた】
【サトリーヌはゴールを防ぐ為、ソリマチ卿の放った低空オーバーヘッドキックに触れた】
【ソリマチ卿の放った低空オーバーヘッドキックには、サトリーヌ以外が触れる事は無かった】
【”触れた”という表現は、肉体的な接触を意味する】
【サトリーヌがPA内のゴールを防ぐにあたり、協力者Xの存在は関係しない】



ベアト「……と、こんなモンで良いだろ。あ、【サトリーヌとサトリーヌ・コメージは同一人物である】を入れ忘れちまった。
    これは単なる妾のミスであるから、気にせずともいいぞ。どのみち、今の赤字纏めでは表記ぶれを統一してあるしな。
    妾からのヒントとしては……まあ、まだまだゲームは始まったばかりだから別に良いだろう。
    ただ、僅かにとはいえ、このゲーム盤の核心を掠める復唱要求も出ている。
    拒否された内容も含めて色々と推理を出しておけば、そのうちの一つが意外と的中するかもしれんぞォ……くっくっく!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

196 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/11(日) 02:30:45 ID:???
☆サトリーヌとソリマチ卿に対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
 ※随時回答方式とせず、>>1が気付いた時にレスする形式となるため、
  速度は遅くなると思いますがご了承ください。
 ※久しぶりのゲームなので、ルールを失念した、教えて欲しいなどありましたら気軽にコメントください。


……と、言ったところで一旦ここまでにします。
>>190
特にネタはありません。ただの反町君のゲロカス妄想です。

197 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/11(日) 03:43:23 ID:???
すみません、>>191を見落としていたのでこれだけ対応します。
>>191
@「サトリーヌは味方のシュートであっても、味方に当たってゴールに向かうボールであっても絶対に防ぐことができる」
A「ソリマチ卿は低空オーバーヘッドでなく、ヘディングや地上シュートでもサトリーヌからゴールを決めることができた」
B「ソリマチ卿がサトリーヌからゴールを奪った後も、サトリーヌは自身が守るペナルティエリア内で
  放たれた、ソリマチ卿以外からの全てのシュートを絶対に防ぐ」
C「ソリマチ卿は真・がんばりセービングを使う森崎からも確実にゴールを決めることができる」

サトリーヌ「復唱要求ですね。@については言葉を足して要求に応じましょう。
       【サトリーヌは味方のシュートであっても、味方に当たってゴールに向かうボールであっても、
        自身が守るペナルティエリア内で放たれたものである限り、絶対に防ぐことができる】。
       そのまま応じては、PA外の味方のシュートを防ぐかのように受け止められてしまいますからね。
       Aについては……そうですね。
       【ソリマチ卿は低空オーバーヘッドでなく、ヘディングや地上シュートでも得点を挙げる事が出来た】
       と、復唱しておきましょうか。
       Bについて。これはこんな赤なんてどうですか?
       【ソリマチ卿がサトリーヌからゴールを奪った後も、サトリーヌは自身が守るペナルティエリア内で
        放たれた、ソリマチ卿を含む全てのシュートを絶対に防ぐ】
        ――そう。あの奇跡の魔女が邪魔さえしなければ、私はソリマチ卿にも勝てていたのですよ……フフフ!
       Cについて。復唱要求を認めても差し支えないのですが、真・がんばりセービングを使う森崎君から
       確実にゴールを決められるとなれば、それは魔法を赤で認めるに等しくなります。なので、
       【ソリマチ卿は間違いなく世界最高峰のストライカーである】。これだけを言うに留めておきましょう」

198 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/11(日) 03:44:25 ID:???

@『サトリーヌは世界最高峰のDFをゴール前に配置し、自分の正面にしかシュートを撃たせないようにした』
A『ソリマチ卿は低空オーバーヘッドからの股抜きシュートでサトリーヌからゴールを奪った』

サトリーヌ「青き真実ですね。まず@についてですが、……これは既存の赤で切ります。
        【サトリーヌがPA内のゴールを防ぐにあたり、協力者Xの存在は関係しない】!
        よって、世界最高峰のDFが存在していようといまいと、シュートは防がれます。
        私の魔法によってね……くすくすっ!」

ソリマチ卿「Aの青き真実については我が切ろう。
        【ソリマチ卿は、低空オーバーヘッドを除いた一切の行動をしていない】!
        ……厳密に言えば試合中に走ったりパスを受けたりはしていようが、
        事象をより単純化する為に、こう赤を切らせて貰った」

☆サトリーヌとソリマチ卿に対する復唱要求「」あるいは青き真実『』をコメントしてください☆
 ※随時回答方式とせず、>>1が気付いた時にレスする形式となるため、
  速度は遅くなると思いますがご了承ください。
 ※久しぶりのゲームなので、ルールを失念した、教えて欲しいなどありましたら気軽にコメントください。

199 :森崎名無しさん:2018/03/11(日) 03:58:36 ID:???
「サッカーコートの地下に細工がしてある」

「サトリーヌ、およびソリマチ卿は常識的な人間の外見である(バルカンみたいにやたらでかかったりしない)」

「ゴールはちゃんとサッカーコートの定位置に設置してあるものである」

「サトリーヌが防ぐにはボールを認識していなければならない」

「一般的な用具一式でつかわれたゴールやボールなどは
 おもちゃや子供用ではなくしっかりとした公式でサッカーのプロの試合で扱われるものである」

200 :森崎名無しさん:2018/03/11(日) 04:27:41 ID:???
『サトリーヌがぷくぷくに太ってゴール内へみっちり隙間なく収まり、シュートを防いだ』
『ソリマチ卿はボール一個分を頑張って押し込んだ』

「巨人や小人は存在しない、仮にいても今回の件と関係しない」

冗談はこれぐらいにしておいて

『ソリマチ卿がシュート撃った瞬間、サトリーヌも同じPA内にいたが、
ゴールの瞬間はPA内いなかった。又はシュートからゴールまでの間、PA内にいない時があった』

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