キャプテン森崎 Vol. II 〜Super Morisaki!〜
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屁理屈推理合戦withキャプ森2

1 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2017/09/03(日) 23:15:38 ID:???





――この物語はどうせ幻想に決まってます。
      キャプ森本編・外伝及び「うみねこのなく頃に」本編と関係有る筈もありません――。











※このスレは、キャプテン森崎のスピンアウト作品で、「うみねこのなく頃に」とのクロスオーバー作品です。
※内容は、「うみねこのなく頃に」本編中の赤字&青字による屁理屈合戦(推理)ゲームを、独自の謎を使って行うものです。
 「うみねこ」本編ストーリーの直接的なネタバレはありませんが、「うみねこ」本編の登場人物がスレに登場します。
※現在>>1が考えたストーリーを軸に展開していますが、他の人でも出題したければこのスレを使ってください。

☆前スレ☆
屁理屈推理合戦withキャプ森
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1483036233/

☆出典☆
【うみねこのなく頃に】屁理屈推理合戦スレ@wiki
http://www19.atwiki.jp/herikutu/

284 :森崎名無しさん:2018/03/20(火) 16:31:19 ID:???
「審判は健康且つ五体満足であり、何の障害も持っていない」

285 :◆85KeWZMVkQ :2018/03/20(火) 21:19:32 ID:???
出先ゆえ更新はもう少し後になりますが…
>>283さんの青で、魔女リザインです。

286 :森崎名無しさん:2018/03/20(火) 21:33:11 ID:???
>>282と書いた後の>>283さんに目から鱗でした

287 :森崎名無しさん:2018/03/20(火) 23:09:27 ID:???
若林「つまり俺が最強の世界か(ピンゾロ)」

288 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/21(水) 01:09:17 ID:???
>>282
乙ありがとうございます。青はやっぱり復唱要求よりは出しづらいですかね…。
この時点でヒントとして【サトリーヌはなんらかの手段Xを使わずとも、PA内で放たれたシュートを絶対に防ぐ】
という赤を出そうとか思ってました。
>>284
【審判は健康且つ五体満足であり、何の障害も持っていない】
>>286
サトリーヌは防ぐ…の言葉から、『サトリーヌが何等かの手段を使ったのではないか?』
『サトリーヌだけが、PA内のゴールを防げるに決まっている』
……などとミスリードさせるのが、今回のゲーム盤の肝だったと思います。
『実はサトリーヌじゃなくても、アモロでもジュストでもブルノさんでも誰でも防げるのでは…?』
と発想を逆転してもらえばいいな、と思ってました。
>>287
PA外補正スキルがあるバヤシさんは確かに最強ですね…

289 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/21(水) 01:10:42 ID:???
サトリーヌ「フフーン! やっぱりボクは最強GKなのですよね!!!!!!!
       皆もカワイイボクに見とれてイチコロなのです!!!!!!!!!!!!!
       なのです!!! あうあうwwww!! うっうーーwwwwwww!!!」

もはや敵は全て消えた。自分自身をカワイイアイドルだと主張しても、それを否定する者はどこにも居ない。
サトリーヌはその宣言通り、魔王を超え。……このゲーム盤世界における、神となった。
神に逆らう愚民はこの世界に存在しようがない。古代中国の愚王が馬を鹿と言えば鹿となったのと同じく、
サトリーヌが自分を輿水幸子と主張すれば、真実がいかであれ、彼女はカワイイ幸子なのだ。
ZUN絵の顔つきが珍妙でも、腕が短くても、幸子以外の要素が色々混じっていても、ウザくても。
……彼女は、”このゲーム盤世界においては”PA内のシュートを絶対に防ぐ、神なのだ。

ソリマチ卿「……そう。”このゲーム盤世界においては”、な」

ユラリ……。

サトリーヌ「!?!?!!?!? あ、貴方はソリマチ卿!!? 私が殺したハズなのに……?!!?」

――しかし、ここで三度奇跡が起きる。青き光がサトリーヌの前に閃いたかと思うと、
一度は赤き剣でズタズタに引き裂いた筈のソリマチ卿が、復活してその場所に立っていた。

ソリマチ卿「サトリーヌ。貴様はやり過ぎた。大人しくPA内の神を気取っているだけならばよかったが、
       貴様は驕り高ぶりすぎた。絶対の魔女は努力を怠り傲慢な者に対しては厳しい。
       ……貴様の魔法はもう、打ち止めだ」

サトリーヌ「は、はぁ〜〜〜!!!?????? 負け犬がキャンキャン言ってるんですけどォ〜〜〜!!?!??
       一度PA内で私に負けた癖に! 言葉遊びでしか私のゴールを奪えなかったクセに!!!!!
       一体全体どーして!! そんな口を利けるんですかねぇ……!?!?!?!!」

ソリマチ卿「ならば、勝負してみるか? ……ああ、勿論。貴様が守るPA内で、我はシュートを撃ってやるぞ?
        貴様の魔力がまだ残っているならば、間違いなく止められる筈だろう」

290 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/21(水) 01:11:44 ID:???
サトリーヌ「ええ!! 勿論止めますよ! 私、じゃなかったカワイイボクの魔法でねッ!!!
       言っときますが、これで私がシュートを止めたら、耳からスパゲッティを食べて下さいよねッ!!
       貴様は今神を侮辱した!! ならばその程度の神罰、甘んじて受け入れるべきであるぞッッ!!!!」

思い出したかのように幸子っぽく振る舞うサトリーヌだが、ソリマチ卿の挑発を受けて既に九割くらい地が出ている。
だが、勝負は勝負だ。サトリーヌは自分の守るPA内に立ち、ソリマチ卿に真正面から対峙する。
一方のソリマチ卿は……、もう魔法は使わない。きちんと、サトリーヌが今現在守っているPA内にボールを置いて、
丁度ペナルティキックのような形でシュートを放とうとしている。

ソリマチ卿「ククク……。そもそも、ペナルティキックの扱いについて、貴様は終始無言を貫いていた時点で怪しかったのだ。
       その上勝手に【自分はボールに触れずともゴールを防げる】とか【PA内に居らずともゴールを防げる】だとか、
       明らかな不可能情念を平気で提示してくれたではないか! 察しの良いニンゲンならば、これで勘付いただろうよ。
       『サトリーヌは自力によらない外部要因Xによって、シュートを防いでいるのだ』……とな」

サトリーヌ「は、早く……! 御託は良いから、早くシュートを撃ちなさいよォーーーー!!

サトリーヌの叫びを無視してソリマチ卿は続ける。

ソリマチ卿「だが。ここで推理は一旦暗礁に乗り上げる。なんせ、『外部要因X』とされそうな多くの要素
      ――たとえば協力者、トラップ、周辺の気候、サッカーコートやボールの規格……あらゆるものが既に、
      赤く包括して切られているのだ。ボールに触れずともシュートを防げる以上、自力には頼っていないのは確かそうだ。
      しかし、自力以外の何かの関与については、多くの赤字で切られ続けている。
      その中で、寸分の例外なくPA内のサトリーヌのゴールを防ぎ続ける存在とは何か?
      ……ここに至るには、少し発想の飛躍が必要となる。
      即ち、――”この世界そのもの”が、サトリーヌのゴールを防いでいるのではないか? ……と、至る事だ」


291 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/21(水) 01:12:59 ID:???

サトリーヌ「あ、あぁぁぁ……ッ! わ、私は………!?

ソリマチ卿「黙れ。努力を忘れ、世界が施してくれた益にしがみつく汚らわしい羽虫が!
      ……せめて見苦しくないよう、一瞬で消し去ってくれようぞ!!」

グワァァァァァァァッ……!

青きオーラに包まれたソリマチ卿が、思いっきりその右脚を振り上げる。
これは間違いなく、ソリマチ卿が放ち得る最強のシュートの構えであった。
シュート力は67不可説不可説転を軽く超え、76グーゴルプレックスまで至る。
――即ち、撃たれれば死ぬ。魔法でも、使わなければ。

ソリマチ卿「さぁ魔法を使えィサトリーヌゥ! 貴様の魔法があれば、この程度のシュート等カスにも満たんぞ!
      もっともその魔法は、貴様に限らずアモロもジュストもワチャラポンも習得済みだったろうがなァァァァッ!」

サトリーヌ「ぐ、ぐぐ……うおおおおおおっ!」

ソリマチ卿「無駄よ、『オー○ムドライブ』ーーーー………ッ!!!!!!」

バギョンッ! ズゴオオオオオオオオオオオオオッ……バリバリバリッ!

青きシュートは、宇宙の次元をも超越し破壊しながらサトリーヌの心臓目がけて飛んでいく。
サトリーヌは僅かに残っていたGKとしての矜持を奮い立たせ、

サトリーヌ「【サトリーヌは、自分が守るPA内で放たれたシュートを絶対にふせ――ギャワンッ!?」

カッ! ……キィィィィィィ……ンンンッ!

……そのまま、シュートが持つ、あまりにも高い熱量により融かされ砕かれ、
肉体ごと、素粒子へと分解されていった。

292 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/21(水) 01:13:59 ID:???
サトリーヌ「な、なぜ……!? 絶対の魔法の力を、手に入れたと思ったのに……!」

消滅の寸前、サトリーヌは驚愕していた。ソリマチ卿が言ったように、……魔法が、使えなくなっていた。
狼狽する彼女に追い打ちをかけるように、脳内に声が響く。

絶対の魔女「はぁーぁ。あんたはもうちょいは楽しめると思ったのに、勝手に赤をポンポン出しちゃうし……。
      もう、良い! 絶対の魔法は、努力しない者には与えらんないの!
      それなのに努力もしないで、なーにが幸子よ!
      【あんたが輿水幸子に似てるってのは、周囲があんたのために最大限に配慮したお世辞!
       実際のあんたはまあ愛嬌のある顔とは言えるけど、美少女アイドルとは到底言えない顔面偏差値】!!」

サトリーヌ「あ、主様……!? そ、そんなご無体な……ァ!?」

サトリーヌは自身から力が消えていくのを感じていた。
全能感や万能感は失われて、美少女魔女から、元のみじめな少女に戻りつつある。
そしてそこで――シュートの熱量に巻き込まれて、サトリーヌ・コメージは――消滅する。
誰も居なくなったゲーム盤の中。ソリマチ卿一枚の新聞記事を何処かから取り出して放り投げた。
その記事には、こう書いてあった。


――『サッカールール改訂。大不評の“PA内は全てノーゴール”ルールは削除へ』



293 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/21(水) 01:20:29 ID:???
…と、言ったところでここまでです。
サトリーヌの外見に関する扱いがひどい気もしますが、私はZUN絵の謎紫天パおねえちゃん好きです。
真相描写はまた後日ノンビリ描写したいと思います。

294 :森崎名無しさん:2018/03/21(水) 01:36:50 ID:???
乙でした
アイドルに似てるって身内に言われて舞い上がっちゃうとか可愛いなぁ
ノリノリで踊ってるところをホームビデオに収めて後々悶絶させてあげたい(暗黒微笑)

295 :森崎名無しさん:2018/03/21(水) 02:42:19 ID:???
乙でした
広末かと思ったら鈴木智恵子だったでござる

296 :吹飛の魔女モロサキーチェ ◆85KeWZMVkQ :2018/03/22(木) 00:06:51 ID:???
>>294
乙ありがとうございます。
読心能力で身内のお世辞に気付きつつも喜んでたら、適度に闇を感じて素敵だと思います。
>>295
乙ありがとうございます。
私的な理想としては、アイドル的な可愛さじゃなくて、「俺だけがサトリーヌが結構可愛いって事知ってるんだ…」的な、
クラスの地味だけど気になる女子的な可愛さがあるといいですね。

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