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【新章】キャプテン森崎30【新天地】
[307]マロン名無しさん:2009/01/16(金) 18:32:59 ID:??? 2009-01-16-16-45-34 パルメイラス修行編:3年目2月その8 KAKUMEIせよ!KAKUMEIせよ!→ ダイヤ6 ダイヤ→ネイとチームメイトの大半が加勢してきた!多勢に無勢!? 3〜13→森崎達、勝利!エベルトンをタコ殴りだ! ----------------------------------------------------------------------------- 拳を振り上げながらダッシュで距離を詰めようとする森崎と、それを身構えて 迎え撃とうとするエベルトン。この構図にパルメイラスのエース二人は対照的な対応を示した。 トニーニョ「こ、こらモリサキ!やめ…」 ネイ「よっしゃーっ!モリサキに続けーっ!!」 ダダダッ! トニーニョ「ネイーッ!?」 パルメイラスメンバー「え、マジか?」「よっしゃ、やったるぜ!」「うぉおおおおっ!!」 ドドドドドドッ!! トニーニョ「…何だこれは」 ネイが駆け出し、更に彼の叫びに呼応した選手達数人がエベルトン目掛けて殺到する。 あまりの事態についていけなくなったトニーニョは呆然と立ち尽くしてしまった。 ちなみに後日トニーニョにモリサキに加勢した理由を聞かれたネイはあっけらかんと答えた。 だって、あの監督に女遊びを禁止されたら俺移籍しないといけなくなるし〜?と。 エベルトン「な、なんだとっ!?」
[308]マロン名無しさん:2009/01/16(金) 18:33:53 ID:??? そして、ただの傍観者であるトニーニョだけでなく当事者のエベルトンも慌てたのは当然だった。 それでも彼は次々とパンチを繰り出してくる森崎をあしらいつつ、殺到してきた選手達を 長い手足を振り回して弾き飛ばすと言う離れ業をこなしてみせたが… ガシッ!ギュッ! エベルトン「うっ!き、貴様ァ!!」 ネイ「おらあ、サンパウロ州一の美男子ネイ様の抱擁だ!たっぷりと味わいな!」 ネイに死角を取られた事に気がついた時は既に手遅れで、羽交い絞めにされてしまった。 森崎「でかしたネイ!一人一本で手足を取り押さえろーっ!」 ガシッ!ガシッ!ガシッ!ガシッ! すかさず森崎が号令をかけ、選手達がエベルトンに群がって手足の自由を奪う。こうなっては 最早どうする事も出来ず、エベルトンはその後数分間に渡って森崎にひたすら腹を殴られ続けた。 ドガッドガッドガッドガッドガッドガッドガッドガッドガッドガッドガッ!! エベルトン「ぐ…ふ…」 森崎「ふ〜う…いい加減手が痛いぜ。そろそろ勘弁してやるか」 森崎の拳が規則正しい音を立てる事百回余り、遂にエベルトンがうめき声と共に項垂れる。 ドサッ… そして選手達に解放されたエベルトンはようやく地面に倒れる事が許された。
[309]マロン名無しさん:2009/01/16(金) 18:34:47 ID:??? 一方赤くなったり青くなったりを繰り返していたトニーニョは、やっと震えた声で喋りだす事が出来た。 トニーニョ「お、お前ら…な、なんて事を…!」 森崎「なんだよ、こんな酷い監督の言う事なんか聞くつもりだったのかよ?」 森崎が口を尖らせて反論した瞬間。 ぷちん。 トニーニョ「…この大馬鹿野郎!!」 森崎「うぉっ!?」 トニーニョは切れた。 トニーニョ「どんなに酷い暴言を吐く監督でもちゃんとパルメイラスの経営陣に 正式に任命された監督なんだぞ!それを集団リンチだなんて…俺達全員が ブラジルサッカー界から追放されてもおかしくないんだぞ!?分かっているのか、おい!」 ネイ「う………」 森崎「それは…」 トニーニョ「理不尽な監督に反抗したいなら何故もっとローリスクハイリターンな方法を考えない!? 上層部に直訴するなりボイコットを働くなり別の方法がいくらでもあるだろうが! それをお前らは、お前らは…!よりにもよってジュニオール昇格の日に…」 トニーニョの語った正論にネイも森崎も一瞬で黙らされ、それがますます彼の怒りを悪化させる。 そのまま真っ赤な顔で唾を飛ばしながら森崎達を糾弾するトニーニョだったが…
[310]マロン名無しさん:2009/01/16(金) 18:36:55 ID:??? エベルトン「…ガッハッハハッハハハハ!!!」 トニーニョ「………へ?」 彼の憤怒の嵐は突如響き渡ったエベルトンの馬鹿笑いによって吹き飛ばされてしまった。 スクッ。 エベルトン「最高だ…貴様ら最高のクソバカどもだぜ…!」 トニーニョ「か、監督…?」 腹を押さえながら起き上がったエベルトンは、トニーニョを無視して森崎の方を向いた。 森崎「な、なんだよ…?」 エベルトン「…貴様らならこのパルメイラスを変える事が出来るッ!!」 森崎「は…?」 ネイ「(このオッサン、壊れたか?)」 そして彼の顔には満面の笑みが浮かんでいた。ネイが彼の正気を疑う程の会心の笑みが。 エベルトン「何がブラジルきっての名門だ、何がサンパウロで一、二を争う強豪だ…」 森崎「(今度は何を言っているんだ?ウチの事か?)」 エベルトン「ブラジルNo.1も!サンパウロ州No.1も!10年以上ご無沙汰じゃねえか! 今のパルメイラスはちっとも強くねえんだよッ!それをあのボケ爺どもはわかっちゃいねえッ!! 自分達の経営の不味さはタナに上げて選手達と指導者のせいにしてやがるんだッ!!!」
[311]マロン名無しさん:2009/01/16(金) 18:37:49 ID:??? パルメイラスメンバー『………』 突如パルメイラスの現状を大声で嘆きだすエベルトン。選手達は誰もついていけなくなり ただひたすら黙るばかりだったが、エベルトンは構わずに続けた。 エベルトン「だが貴様らは違う様だ…それでいい。現状に満足せずどんな手段を使ってでも上を上を 目指すハングリースピリットが溢れてやがる。貴様らならブラジルを制する事が出来る筈だ!」 森崎「………」 エベルトン「おい、日本人GK。モリサキって言うんだったな?」 森崎「そ、そうだけど…」 エベルトン「このチームのキャプテンは貴様だ。しっかりやれよ」 エベルトンがこれまでで最大級の爆弾発言をかました。 森崎「………なんだって?」 森崎は理解不能な事態に固まり。 ネイ「…ええええーっ!?」 ネイは想像の範囲外の出来事にただただ驚愕し。 トニーニョ「…待って下さい!キャプテンは俺の筈です!」
[312]マロン名無しさん:2009/01/16(金) 18:41:10 ID:??? トニーニョは驚きすぎて逆に冷静さを取り戻して抗議する。 だがエベルトンは面倒くさそうにかぶりを振るだけだった。 エベルトン「さっきは俺に逆らう気が無かった癖に、安全になった今は歯向かうのか? そんな漁夫の利を得る事しか考えてねえ腰抜けに俺のチームのキャプテンはやらせてやらねーよ」 トニーニョ「冗談じゃない!いきなり暴力事件を起こした責任感の無い者にキャプテンなど…!」 エベルトン「暴力事件?何時何処でそんな事が起きた?ジュニオール監督の俺は知らねえな〜」 トニーニョ「………本気ですか…?」 エベルトン「ルールその1だ!それによお…」 ここでエベルトンはとてつもなく嫌味な笑顔になった。その顔の醜さは トニーニョが思わず吐き気を催さずには居られない程だった。 エベルトン「貴様の責任感とやらは、自分と自分のチームメイト達のサッカー人生が 頓挫しそうなアクシデントの最中にただぼけっと突っ立ってる程度の物だろ?」 トニーニョ「!!!」 エベルトン「まあ俺も鬼じゃねえ。どうしてもキャプテンを続けたいんなら…ジュベニールに戻りな」 ネイ「ちょっ…え、何この展開?」 森崎「俺が…キャプテン?」
[313]マロン名無しさん:2009/01/16(金) 18:42:25 ID:??? ネイがおろおろと首を振り、森崎が衝撃に立ち尽くす中。 トニーニョは不意に無表情になり、静かにキャプテンマークを外して森崎の手に押し付けた。 森崎「あ…トニーニョ…」 トニーニョ「………」 トニーニョの瞳は厳重に閉じ込められた怒りが渦を巻いていた。 森崎「(…キャプテンになれたのは嬉しいが…こりゃ後々面倒な事になりそうだな…)」 トニーニョ「(こんなバカをするキャプテンに従わなくてはならないのか…納得いかん…!)」 *森崎がキャプテンに任命されました!監督とチームメイト数人の感心を買い、 支持率が10上がりました。 *森崎に真っ先に加勢したネイの支持率が3上がりました。 *監督に恥をかかされたトニーニョの支持率が3下がりました。 森崎チーム内支持率:32→42 ネイチーム内支持率:30→33 トニーニョチーム内支持率:40→37 *トニーニョの森崎に対する感情が(不信)になりました。 ・ ・ ・
[314]マロン名無しさん:2009/01/16(金) 19:18:00 ID:??? 久々に熱い展開でした。GJです!
[315]マロン名無しさん:2009/01/16(金) 19:25:56 ID:??? この男が後のエベルトン・テイシェイラである。
[316]マロン名無しさん:2009/01/16(金) 21:52:30 ID:??? 久々にゲームが動き始めた感じがしてwktkした!
[317]マロン名無しさん:2009/01/17(土) 03:31:09 ID:??? いいね〜森崎はこうでないとなw
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0ch BBS 2007-01-24