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【テーマソング】TSUBASA DUNK 8【作りました】
[806]森崎名無しさん:2009/02/19(木) 18:39:38 ID:6TGU24lM A
[807]森崎名無しさん:2009/02/19(木) 18:45:46 ID:eFbp6/rk A
[808]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 19:56:31 ID:QBjoe/DE >A やっぱり翔陽には挨拶しておきたい 翼(やっぱり翔陽には挨拶しておきたい。いや、しなくちゃいけないよな) 高校進学の直前までお世話になった花形たち翔陽のメンバーに挨拶をするため、中山の申し出を 断り、ひとり翔陽の輪に入っていく。 翼「こんちわっす。その節はお世話になりました」 翼に気付き、花形が真っ先に言葉を返す。 花形「おう、翼じゃないか。久しぶりだな。ここにいるってことは……」 翼「はい、なんとか海南のレギュラーになれました」 その言葉に翔陽の部員たちが驚愕の声を上げる。 高野「マジかよ!お前、この間まで本当に素人同然だったじゃないかよ」 伊藤「そっか、努力したんだねえ」 長谷川「だが、努力だけで初心者が海南のレギュラーを勝ち取れるとは思えん。やはり、何か 光る物があったんだろう(花形もそれに気付いていたからあんなにこだわったのか?)」 藤真「まあ、何にしてもよくここまで上がってきたね」 花形「覚えているな。お前も海南もこの大会で徹底的に叩くと言ったことを」 翼「はい。……望むところです。だけど、俺も決して負けませんよ」 花形「ああ、それも聞いたさ」
[809]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 19:57:54 ID:QBjoe/DE 花形がいつになく好戦的な視線を送る。翼も負けじと睨み返す。 花形「ふっ。覚悟は出来ているって顔だな。安心したぜ。これで俺たちに気を使って本気を 出せないなんて、つまらないことにはならなそうだな」 急に柔らかくなる花形の顔に、翼は拍子抜けする。 翼「え?」 花形「前にも言ったが、お前がどこの高校に行こうが、俺たちには関係ないさ。ただ、お前が 海南のレギュラーだというなら、お互いに全力でいいゲームがしたい。そして、勝ちたい。 それだけさ」 翼「花形さん……」 藤真(よく言うよ。本当は誰よりも翼の翔陽入りを望んでいたくせに) 花形「決勝リーグでお前に会うのを、翔陽レギュラー全員で楽しみにしてるぜ」 そう言うと、昨日の御子柴と同じように右手を差し出す。翼もその手を握り返す。 翼「俺も皆さんと試合できるのを楽しみにしています。ところで、レギュラー全員って言うけど 永野さんは?」 姿の見えない永野のことが気になった翼は思い切ってきいてみる。 花形「ああ。永野は自主練している。スタメンを落とされた今、開会式に出ている暇などないと」 翼「えっ!?永野さんがスタメン落ち……」
[810]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 19:58:47 ID:QBjoe/DE 花形「そういうことだ。あそこで武里の奴と話しているのが新しいフォワードのスタメンの 塔矢だ。2年だが、実力は確かだぜ」 翼「塔矢さんですか」 そんな翼を海南の1年生部員たちは驚きながら見ていた。 馬場「(ヒソヒソ)今度は翔陽の選手たちと話してるよ!」 舘嶋「(ヒソヒソ)あれって、藤真さんと花形さんだろ!?なんで、翼と話してんの!?」 横島「(ヒソヒソ)なんで、あんなに顔が広いんだよ!?バスケやってたお前らよりすごいぞ」 馬場「(ヒソヒソ)分からないよ。分からないけど……」 舘嶋「(ヒソヒソ)翼がスタメンを奪ったのはマグレじゃないってことだろう」 馬場「(ヒソヒソ)たぶん、バスケを始めてから色々なことをやってきたんだろうね」 一同(俺たちなんて雰囲気に呑まれて肩身の狭い思いをしているのに……) そして、間もなく開会式が始まるというアナウンスが流れる。 牧「よし、行くか」 海南一同「おう!」
[811]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:00:02 ID:QBjoe/DE 退屈な開会式が終わると、陵南の部員たちは急いで会場を後にした。事前に中山に聞いていた 話によると、同じグループの瑞穂の試合が別の会場で行われるのを見に行くらしい。 翼(瑞穂か……もう一度戦いたいけど、陵南とも戦いたいんだよなぁ) しばらく頭を抱えていたが、いくら悩んでもどうしようもないと気付く。 翼(そうだ。当たったチームと全力で戦うことが今の俺に出来るたったひとつのことだ) 開き直って、観戦席からコートを見つめる。コートでは先ほどトラブルを起こしそうになった 三浦台と九頭龍が試合前のアップを行っていた。これが大会のオープニングゲームになるらしい。 村雨(海南が見てやがる……今日は『秘密兵器』は使わないようにしておきたいな) 翼はコート上の異常に気付く。 翼「三浦台は選手の数が足りないですね。10人しかいない……でも、補欠もいるし部員が 足りないって訳でもなさそうですね」 小菅「俺の聞いた話だと、なにやら『秘密兵器』って呼ばれてる選手がいるらしい。それを 隠してるんじゃないか?」 武藤「あっちの九頭龍の方は本当に部員が足りないみたいだけどな。8人か……」 田辺「でも、あの選手は背が高いですね。2m近くありそう」 馬場「あれは僕と同じ学年の茂吉くんです。ウチの学年ではトップレベルの選手でした」
[812]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:01:25 ID:QBjoe/DE 神「あのアフロは俺と同じ学年で、PGとしてはやはりトップレベルだと思います。金髪の奴が 双子の弟だったと思うんですが、試合にはほとんど出てなかったですね」 武藤「じゃあ、それなりにいい選手はいるってことか」 牧「だが、このコートで一番いい動きをしているのは九頭龍のあのコーンロウの奴だな」 蛭川「あれは夏目くん、1年生ですね」 いつの間にか合流していたマネージャー蛭川が牧に応える。 翼「あれ、蛭川!?(存在をしばらく忘れていたよ)あいつのこと、知ってるの?」 蛭川「へへ、みんなが部内戦に夢中の間に、僕なりに各学校のデータを集めていたんだよ」 牧「その夏目って奴が九頭龍のエースだな」 蛭川「はい。中でも外でも活躍できるユーティリティー・プレーヤーです。鋭いドライブと 幅広いシュートレンジは守る方に大きな負担となりますね」 牧「翼、舘嶋。お前たちのライバルになるかもな。よく見ておけよ」 翼・舘嶋「はい」
[813]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:02:20 ID:QBjoe/DE 舘嶋「蛭川、あの小さい奴も選手なのか?誰かの弟とかじゃなくて……」 蛭川「うん。彼は車谷くん。背は低いけど、それを武器にしたドリブルと、驚異的な確率を 誇る3Pシュートの持ち主だよ。ナメてかかったら痛い目見るかもね」 舘嶋「へえ。150cmくらいしかないんじゃないか」 なんとなく九頭龍を応援するような雰囲気で海南がまとまったところで試合が始まる。九頭龍の ジャンパーは先ほど百春と呼ばれていた金髪のリーゼントだった。 蛭川「彼は花園百春。キャプテンですね。ジャンプ力がすごいです」 蛭川のデータどおり、まるで重力を無視するようにジャンプすると、三浦台のセンターを全く 寄せ付けずボールを弾く。そして、そのボールはアフロの千秋がキープする。 蛭川「PGの花園千秋。神さんの話にあったとおり、百春とは双子の兄弟です」 千秋がドリブルで数歩進んだところで三浦台のディフェンスがつく。 千秋「夏目!」 前方を走っていたSFの夏目の方を向きながら、しかし、ボールを持つ手は体の後ろをとおり 真横にいた車谷へのパスが出される。 蛭川「千秋さんはああ言ったトリッキーなパスが持ち味ですね」 パスを受けた車谷が落ち着いて3Pシュートを決める。
[814]森崎名無しさん:2009/02/19(木) 20:04:08 ID:??? >>813 宮益が舘嶋にカンカンなようです
[815]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:22:32 ID:QBjoe/DE >>813 宮益は試合が始まる前にとトイレに行っていたようです。だからこそ、言えた発言でしょうね。 体育会系の上下関係は厳しいから…… *** これで勢いに乗った九頭龍は効果的に得点を重ねる。前半9分で24−8とトリプルスコアを つけていた。ここで堪らず三浦台のベンチが動く。1分後、頭をタオルで隠した背の高い選手が 2人、どこからかベンチにやってくる。そして、前半10分、CとSGの交代が告げられる。 ??「ケッ、28−8だってヨ」 ??「まあ、そう言うな。彼らもクズなりに頑張ったんだ」 ??「チームメイトを『クズ』呼ばわりとは、ヒデェ奴だぜ。ケケケ」 ??「どうせ彼らには分からんよ、我々の『英語』はな」 頭のタオルを取った2人の姿に会場がざわめく。 武藤「外人!?」 そう、2人は白人だった。スキンヘッドで長身の男と、やや癖のある髪をした男。 村雨「頼むぞ、スペック、ドリアン!」 スペック「アイアイサー。任せろよ、キャプテン村雨」 ドリアン「まあ、これくらいの相手なら楽勝だろう」 今度は日本語で答える。
[816]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:26:06 ID:QBjoe/DE 試合が再開すると、すぐにドリアンにパスが出される。 千秋「フォローするぞ、空坊!」 車谷「よろしくお願いします、千秋くん!」 得体の知れない外国人選手に、まずはダブルチームをかけて様子を見ようとする九頭龍メンバー。 ドリアン(君たちは私に敗北を教えてくれるかい?いや、望むまい……) 先着2名で (攻撃側) ドリアンのドリブル→ !card+(ドリブル)52−(囲まれたペナ)4 (守備側) 車谷のディフェンス→ !card+(ディフェンス)45 千秋のディフェンス→ !card+(ディフェンス)48 と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。 (攻撃側の数値)−(守備側の数値)が ≧2→攻撃側が守備側を抜く! 1、0、−1→左から(村雨がフォロー)(せりあい)(夏目がフォロー) ≦−2→守備側がボールを奪う! 【補足・補正】 接触プレーで両方のマークがクラブだった場合、守備側の反則になります。 接触プレーで両方のマークがスペードだった場合、攻撃側の反則になります。 *** ちなみにスペックとドリアンはもしも高校生だったらくらいのイメージで書いているので基本的に ツッコミはなしでお願いします。しゃべり方とかもかなり適当なので。
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0ch BBS 2007-01-24