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【それなり男と】幻想のポイズン2【秋の空】
[106]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:12:39 ID:??? そして、ふと気づく。 静葉はプリズムリバー三姉妹と言っていた……という事は。 静葉「ええ、その通り。 あの赤い服を着ている少女……彼女がプリズムリバー三姉妹の三女、リリカ=プリズムリバーよ。 少しお腹が黒い面もあるみたいだけど、そこまで悪い子じゃない。 サッカーでは抉るような鋭いタックルが得意よ」 反町「リリカ、か」 反町は目を細めて、騒霊楽団のベンチを睨みつける。 他の面々は昨日と同じく、バケバケを少し丸めて毛を生やしたような奴らしかいない。 だとすれば、騒霊楽団を取り仕切っているのは彼女達三姉妹なのだろう。 一見して見た目だけみれば普通の仲のいい姉妹にしか見えないが……。 彼女達も例に違わず、きっと恐ろしい力を持っているに違いない。 穣子「ふんっ、まあ見てるといいわ! どこの姉妹が一番強いのか、今日ではっきりさせてやるんだから!! ねぇ、姉さん?」 静葉「……その発言、紅魔館の吸血鬼が聞いていなくてよかったわね」 鼻息荒く宣言する穣子と、それを聞いてため息を吐く静葉。 ただ、静葉もため息をしながら、どこか闘志を燃やしている様子だった。 反町(姉妹対決、か……。 プラスの方向に働いてくれるといいんだけどな) ※秋姉妹のプリズムリバー三姉妹に対する感情が 秋姉妹→(絶対負けない!)→プリズムリバー三姉妹 になりました。
[107]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:12:51 ID:??? 一方、騒霊楽団チームのベンチ。 こちらでは試合開始を前にして作戦会議を開いていた。 ルナサ「……集まってくれたファン達に聞いてみたところ、昨日の試合では3-1で宵闇ダークフライトを破ったらしい。 決して油断は出来ないぞ」 リリカ「宵闇ダークフライト? あそこ相手に2点差程度じゃ、たかが知れてるんじゃないの? 私達なら6点差くらいで圧勝出来るところよ?」 ルナサの言葉に対し、三女のリリカが面倒臭そうに返答する。 しかし、ルナサは少しだけ眉間に皺を寄せながら尚も続ける。 ルナサ「……相手チームには、小粒だがいい選手達が揃っている。 特にDFの河城にとりは要警戒だ。 彼女のブロックは私達のシュートを軽く弾く」 メルラン「あはは~、姉さんったら心配性ね! そんなブロックなんて、私のシュートで簡単に跳ね飛ばしてあげるわ!!」 ルナサ「メルラン……頼むから、ボールを持った瞬間に撃つのだけはやめてくれ……」 メルラン「あはははははは!!」 ルナサ(頭が……痛い……) とてつもなく陽気で人の話を聞かないメルランと、人を小馬鹿にしていて慢心しがちなリリカ。 優等生的なルナサとしては、彼女達に話を言い聞かせるのはとても辛かった。 しかし、姉として。 そして騒霊楽団のキャプテンとして、逃げ出す訳にはいかない。
[108]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:13:02 ID:??? ルナサ「他にもいい選手はいる。 サイドアタックが得意な橙、浮き球を得意とするリグル。 それに、あの秋の神様達も要所要所でいい動きをしていたと聞く」 リリカ「ふーん、でもキャプテンマークは付けていないのね。 チーム名からして、あの二柱のどちらかがキャプテンだと思ったんだけど」 ルナサ「ああ、オータムスカイズのキャプテンは人間の男の子らしい。 名前は反町一樹、あの子だ」 言いながら、ルナサは手に持っていたバイオリンの弓で向かいのベンチに座る反町を指す。 と、その時、不意に反町の顔を見た瞬間何かが気になった。 ルナサ(むぅ……どこかで見た記憶があるな……) ルナサ「なぁメルラン、リリカ」 メルラン「はいは~い」 リリカ「何よ姉さん」 ルナサ「あの男の子……どこかで見た覚えが無いか?」 先着1名様で、 三姉妹の記憶力→!card !とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。 マークと数字によって分岐します。 JOKER→何故かリリカが見覚えがあると言い出した! ダイヤ→ルナサ、メルラン共に思い出す。 ハート→ルナサだけが思い出す スペード→メルランだけが思い出す クラブ→やっぱり気のせいだ…会った事なんて無い
[109]森崎名無しさん:2009/04/30(木) 17:23:02 ID:??? 三姉妹の記憶力→ クラブ2
[110]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:40:33 ID:??? 三姉妹の記憶力→ クラブ2 =やっぱり気のせいだ…会った事なんて無い ========================================================================================== ルナサの言葉を聞いて、珍しく腕を組んで真剣に考えていた様子だったメルランとリリカだが。 しばらくすると、首を振って否定した。 リリカ「駄目、全然心当たりが無いわ」 メルラン「私もね~。 あんな地味な人には覚えが無いわ~」 ルナサ「むぅ、そうか……」 そう言われてしまえば、ルナサとしても返しようが無い。 そもそもルナサ自身も彼をどこかで見たような気がするだけで、これといって思い当たる事は無いのだ。 ただの気のせいかな、と結論付け。 ルナサはため息を吐くと重い腰を上げて傍らに立てかけておいたバイオリンを手に取った。 ルナサ「さて、そろそろ試合開始だ。 小さな大会とはいえ決勝戦、手を抜いた演奏をするんじゃないぞ?」 メルラン「あったり前でしょ~? 私はいつだって全力で演奏をするわ~! あははははは~!!」 リリカ「ま、お客さん達を退屈させない程度には頑張りましょうか」 ルナサ「ん、毛玉達も頼んだぞ。 さぁ、それじゃあ行こう」 そう言うとルナサはバイオリンを己の周囲に飛び交わせながらコートの中央部へと進み。 メルランがトランペット、リリカがキーボードを周囲に浮かせながら後を追う。
[111]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:40:43 ID:??? それを見て、オータムスカイズ陣営も動き出した。 反町「さぁ、今日勝てば優勝だ! この試合に勝って、今日は祝勝会をしよう!!」 妖精2「オー!! 絶対に勝つわよ!!」 穣子「今こそ私達姉妹の真の実力を見せてやるわ! 人気投票が何よ……ぶつぶつ……そっちだっていらない子だとかいわれてる癖に……」 静葉「向こうは42位、こちらは50位……ふふふ、同じ姉キャラなのに……」 椛「ッス……にとり、静葉達がなんだか怖いッス!?」 にとり「触れるんじゃないよ……私達が言える事は何も無いんだ」 反町の言葉を聞いて奮い立つ者の影で、何やらぶつぶつと恨み言のようなものを言う秋姉妹。 一瞬、反町はたじろいたものの……それでも二度三度声をかけると。 ようやく気がついたようで、慌ててコートの中へと進み出てきた。 --①-- ①毛玉 --⑤-- ⑤リリカ ②-④-③ ②毛玉 ④毛玉 ③毛玉 ----- ⑧-⑥-⑦ ⑧毛玉 ⑥毛玉 ⑦毛玉 --⑩-- ⑩ルナサ -⑨-⑪- ⑨毛玉 ⑪メルラン ----- -⑪-⑨- ⑪反町360/700 ⑨リグル470/550 ----- ⑧-⑩-⑦ ⑧妖精2500/500 ⑩静葉550/550 ⑦橙550/550 ----- ⑥---③ ⑥椛550/550 ③穣子550/550 -⑤②④- ⑤妖精3500/500 ②にとり600/600 ④妖精1500/500 --①-- ①大妖精500/500
[112]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:40:58 ID:??? 反町がセンターサークル付近まで近づくと、そこには既にメルランとルナサが立っていた。 ルナサ「やぁ……騒霊楽団のキャプテン、ルナサだ。 今日はよろしく。 お互い、いい演奏にしよう」 反町(え、演奏?) ルナサの挨拶に対し、思わず首を傾げてしまいそうになる反町。 だが、なんとなくいい試合にしたいのだろうなという真意は伝わってきた。 反町(さて……どう挨拶を返そうかな) A.「ああ、こちらこそよろしく」 微笑みながら、握手を求める。 B.「勝つのは、俺達だ!」 強い口調で宣言する C.「よろしく。 そういえば、以前の約束覚えてます?」 演奏を聞かせてくれるという約束についって聞いてみる D.その他 自由投票枠 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[113]森崎名無しさん:2009/04/30(木) 17:45:04 ID:wqifnX9I A
[114]キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/04/30(木) 17:45:28 ID:9G6LlWSk A
[115]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:51:36 ID:??? 決定したところで出かけてきます。 帰ってきた頃は多分、いい感じに酔っていると思うので今日の更新は少なめですがここまで。 それでは。
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0ch BBS 2007-01-24