※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【橙の】幻想のポイズン8【反抗期】
[117]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/30(木) 14:21:11 ID:??? >ご挨拶できるかな?→ クラブ4 =やはり迷ってしまった…。 ================================================================================ 今回こそは、と意気込んで西行寺快食の会のロッカールームを探しに向かった反町。 しかし、方向感覚が無いのか運が無いのか、はたまたその両方か。 反町はまるでロッカールームのある方向とは逆の方へと向かってしまい、時間を無駄に潰してしまう。 一方、反町が自分達を探しているとは露にも知らない当の西行寺快食の会メンバー達は。 既に着替えを終え、最終的な作戦の確認を取っていた。 取り付けられていたホワイトボードの前に立っているのは、キャプテン・西行寺幽々子――ではなく。 副キャプテン的位置にいる魂魄妖夢である。 何故キャプテンである幽々子自らが指揮を執らないのかと問われれば。 幽々子本人は、妖夢に誰かを指揮する能力を育む為――と答えている。 ただ、傍から見れば単に面倒な事を妖夢に押し付けているように見えなくも無いのが困りものである。 妖夢「……という事で、この試合。 私達が勝つには如何にして相手のFW二人を防ぐのかという事になります。 恐らくは相手チームのスターディングメンバーも以前見た時と然程変わりは無いでしょう。 ゴールマウスは霧の湖の妖精、ディフェンスラインは妖怪の山の河童。 中盤は秋の姉妹の姉がコントロールし、前線はあの蟲姫と外来人が務めるはず。 中盤より下は如何様にも出来ますが、ウチのGKではまず確実にあの二人を止められません」 そこまで言い切ると、妖夢は少しだけ間を置き……再び、口を開く。 妖夢「ならば、あの二人に一度としてボールを渡らせないようにすればいいだけです。 シュートなど、一度もさせません」
[118]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/30(木) 14:21:24 ID:??? 再び場面は変わり、こちらは反町。 いい加減さまよい続けた反町は、流石にそろそろ戻らないと試合開始時間に間に合わないという事で。 オータムスカイズのロッカールームへと舞い戻る。 どうにか静葉らが言っていた10分前には戻れたが、体力自体は消費していないものの。 色々と精神的に疲労をいてしまった。 反町(……もしかして方向音痴なのかな、俺?) そんな事を思いつつも、一同は揃ってフィールドへ向かった。 以前通った廊下を歩き、フィールドへと出ると反町達が出てきた事を確認した観客達が一斉に大きな歓声を上げる。 妖精1「う、うわっ……」 にとり「……ちぃと、気恥ずかしいねぇ」 あまりこういった状況には慣れていないのか、妖精1は思わず物怖じし。 にとりもまた、大勢の人間に見られているという事で照れを見せる。 一方で、調子に乗りやすいリグルやらチルノ、サンタナといった面々は笑顔で手を振って観客達の歓声に答えていた。 反町はその様子を苦笑しながら見やりつつ……不意に、視線を向かいの廊下側へと向ける。 すると、丁度その廊下から対戦チーム――西行寺快食の会のメンバー達がフィールドへと出てきていた。 先頭を歩くのは明るいピンクの髪をした、にこにこと笑顔を浮かべている温和そうな女性。 すぐその後ろには、やや小さめな身長をした銀髪の少女が付き従っている。 その後ろをバケバケ達が並んで行進をし……その列の最後方。 金色に輝く九尾の尻尾を持った妖狐――八雲藍が、静かにフィールドに立ち入った。
[119]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/30(木) 14:21:38 ID:??? フィールドに入ってきた西行寺快食の会のメンバー達。 ピンク色の髪をした女性は西行寺快食の会の応援団かと思われる一団に対し手を振って答え。 銀髪の少女はやはりその後ろで待機をしている。 そして、藍は服の袖を合わせて目を瞑り、何やら集中力を高めている様子だった。 反町(名のある選手は三名……か。 ただ、油断は出来ないな。 ……さて、どうしよう? さっきは出来なかった挨拶をここでしておこうか? でも、誰に声をかけるべきかな……。 西行寺快食の会っていうくらいだから、西行寺幽々子さん……っていう人がキャプテンなんだろうけど。 ……どっちがどっちかわからないぞ) A.ピンク色の髪をした女性 B.銀髪の女性 C.藍 D.あえてバケバケ E.挨拶はしない F.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[120]森崎名無しさん:2009/07/30(木) 14:40:34 ID:lPx+cQyM A
[121]森崎名無しさん:2009/07/30(木) 14:43:30 ID:gBrWbKrw A
[122]森崎名無しさん:2009/07/30(木) 15:01:27 ID:DCHnc4eo C
[123]森崎名無しさん:2009/07/30(木) 15:02:41 ID:W5ciPc3o C
[124]森崎名無しさん:2009/07/30(木) 15:04:54 ID:hf5u2lXw A
[125]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/30(木) 16:08:02 ID:??? >A.ピンク色の髪をした女性 ============================================================================= 迷っていた反町は、散々考えた結果ピンク色の髪をした女性の方に声をかける事にした。 どちらがどちらかはまだ名前も聞いていない以上わからないが。 先ほどから様子を見ている限りでは、銀髪の少女はピンク色の髪をした女性に付き従っている。 まさかキャプテンならそのような事はしないだろう、と反町は判断したのだ。 反町が近づいていくと先に後ろに立っていた銀髪の少女が反町に気づき、振り向きざまに会釈。 反町も頭を下げてそれに答え……それに気づいたピンク色の髪をした女性は、どこか気品を感じさせる微笑を見せつつ優雅に振り返った。 幽々子「あら……どうも、こんにちわ」 反町「ど、どうも。 オータムスカイズのキャプテン・反町一樹です」 幽々子「これはご丁寧にありがとう。 西行寺幽々子よ。 今日は、よろしく」 幽々子の笑みに反町は思わずドギマギしつつも、しっかりと挨拶を返す。 そして再度横へと視線を向けると銀髪の少女もまたもや会釈をしており。 幽々子はどこから取り出したか扇子で口元を隠しつつ更に続ける。 幽々子「そして、こっちは私の従者の魂魄妖夢。 妖夢、ご挨拶なさい」 妖夢「はじめまして、白玉楼の庭師をさせて頂いている、魂魄妖夢です。 今日の試合、よろしくお願いします」 反町「あ、ああ、よろしく」
[126]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/30(木) 16:08:16 ID:??? 一通りの挨拶が終わって反町が気になった事……。 それは幽々子の周り、そして妖夢の隣に浮かんでいるどこか半透明色をした不思議な物体の事。 幽々子の周りに浮かんでいるそれはやや小さいもののやたらと数多く浮遊しており。 逆に妖夢の隣にあるそれは幽々子のものとは違って大きめであるが、一つきりである。 何かはわからないがどこかそれを見ていると薄ら寒くなってくる。 そして、もう一つ反町が気になった事は妖夢の手にしている二振りの刃物。 やや小さめのそれは、反町が漫画の中などでしか見た事のない実物の真剣に見える。 反町(そ、そういや、前に誰かが言ってたっけな……幻想郷じゃ、サッカーで刃物を使う人もいるって。 ……あの時は聞き流したけど、実際に見ると……) 基本的に非常識が常識である幻想郷のサッカー。 その最たるものが、この手さえ直接触れなければ刃物でも使っていいというものだろう。 改めて外の世界とのギャップに戸惑いつつ……反町は、不意に幽々子から視線を向けられている事に気づく。 ちらりとそちらを見てみると、何やら幽々子は反町の事をまるで値踏みするかのように頭の先からつま先までじっくりと見ていた。 幽々子「……紫から、あなたの話は聞いてるわ」 反町(! そういえば、この人と紫さんは友人関係なんだっけ……) 幽々子「中々に面白そうな人だって聞いてるからね。 今日は、楽しませて頂戴」 それだけを言うと、幽々子は最後にまたもやにこりと反町に笑顔を向け、再び観客達に答えに行き。 妖夢もまた反町に会釈をしてから、幽々子についていく。 反町(……何だろう。 紫さんとはまた違った感じの、胡散臭さというか、捉えどころのなさがあるような気がするなぁ)
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24