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【目指せ】キャプテン松山15【SSP】
[960]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/26(月) 23:07:38 ID:??? 紫「隠匿してる結界もそろそろ綻びそうなのね? 彼が……レミリア達の網にかかる前に、全て終わらせなければ」 空間の裂け目を開き、紫も身を投じると、裂け目は跡形もなく消えた。 唐突にやってきて、唐突にいなくなった紫と萃香の行動。 彼女達がどうして、ポブルセンの件で動いてるのか……真意が分からずに、松山は首を捻るだけだった。 松山「……ま、いいか。ここでこうしてても仕方ないし家に入ろう」 ドアを開けると、家の中も暗く見通しが利かず、玄関の段差や居間のテーブルの角に体をぶつけたりしながら 松山は自分の部屋へ帰ってくると、そのまますぐに畳の上に寝転がった。 シャンハイも待機すると、光の放出もなくなって、視界が闇一色に覆われる。 松山「寝る前に作業はできる時間だけど……何するにも今日は無理かな」 窓から部屋よりは明るい夜空の星明りを見上げながら、松山は目を閉じた。 明日にも、行灯や布団を買いに出たり、博麗神社に立ち寄ったりと、やることは幾らでもある。 それらを考えてる内に、いつしか眠気がどんどん増して……いつしかポブルセンの事も頭の中から消えた。
[961]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/26(月) 23:08:02 ID:??? 29日目終了。 *守矢イーグルスから正式に脱退しました。 *今後の活動圏が、人里周辺になりました。 *松山のガッツ (900/900)→(900/900) *シャンハイのガッツが回復しました。(790/890)→(890/890) 今日はここまで。 人気投票はこちらです。 http://capmori.net/vote/vote2a/bbs.cgi ポブルセンどうなるかは……後はカードのお導き次第ですね。残留の線はほぼ消えてしまいましたが。 スレタイもまだ募集していますー。
[962]森崎名無しさん:2009/10/26(月) 23:15:48 ID:??? 乙でした
[963]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/27(火) 16:12:42 ID:??? 【幻想郷・29日目・深夜】 手遅れになる前に。彼が知ったのは、僥倖だった。 敗戦の……試合終了のホイッスルを聞いた後、不貞腐れるまま彼は誰とも顔を合わせずスタジアムから離れた。 全くと言っていい程、自然に無警戒に、紅い館に足が向く。 幻想郷で彼が知る場所は、その館を除けば、繁盛してない珍品道具店が関の山なのだから、当然ではあるのだが。 僥倖だった。彼がそれを知ることができたのは、今日から門前に彼女が復帰してたからだ。 毛嫌いしてるジャパニーズに敗れた彼……ポブルセンは、すぐ彼女の姿を認めた。 もう東洋人なら、相手がチャイニーズであっても区別せず当り散らそうと近付いていく。 そこへ。 美鈴「あ、貴方!? こんなところで何やってんですか!?」
[964]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/27(火) 16:13:39 ID:??? 思ってもみない反応。 既に全て聞き及んでる美鈴には当然の反応。 徒歩のポブルセンと違い、紅魔館の人員は飛行が可能だ。情報の伝達も早い。 故に、歩いてきたポブルセンの帰還よりずっと前に、美鈴は主人のレミリアが下した非情の決定を耳にしていた。 ポブルセン「何やってるもねえだろ寝てばかりでボケたか? 試合が終わったから休みに戻って来たんだよ」 その言葉に致命的な認識欠如を察して、美鈴は絶句してしまう。 幻想郷、吸血鬼の館に住まいながら、皆目危機意識を持たずにいた外来人の少年。 今の彼が、この門の前に立ってるということは、絞首台の前に立つのと同然というのを彼だけが理解できてない。 美鈴は悩んだ。この人間の命と、お嬢様の命令。紅魔館一、いや幻想郷一の門番として優先すべきは勿論後者だが…… 青い空と紅い館を背にする門番の高らかな宣言が響き渡った。 美鈴「……今すぐ去れ! 私の役目はこの門を守ること。貴様がこの門を潜るなら全力で排除するぞ!」 ポブルセンが何かを言う前に、美鈴は動いた。熟達した歩法で間合いを詰めた。 弾幕ごっこや、サッカーを離れれば、純粋な体術で彼女に叶う人間など、稀にしか居ない。 反応さえさせずに足を払う。転ばせた次の瞬間には、気を練り、纏った拳でポブルセンの顔近くの地面を陥没させる。 その際の打突音は、隕石が落下したかと思う程。実際に穿たれた地面を見れば、巨岩の落下も同然の痕跡があった。 罵声とも悲鳴とも取れる叫び声が少年の口から轟いたが、美鈴は構わず「今度は外しません」と右拳を振り上げ…… 必死の形相になって少年は逃走。その背中に向けて、紅魔館の意向を知らしめた。背中がビクリと震えたのを視た。 美鈴「ふぅ……これでいいですよね。私は門番なんだから」 憐憫と、僅かな間であっても、同じ釜の飯を食った者として、美鈴は筋を通した。 些細な仏心だ。それにここで逃がしても、レミリアが本気なら、少年の末路はほぼ決まっている。 幻想郷を紅霧で覆いつくせる吸血鬼。時間操作を可能にするメイド長。彼女の指揮する大勢の妖精メイド達。 その網から、単独の外来人の少年が逃げ果せる可能性など、0コンマ以下だ。 どう転ぼうと最早会うことはないだろう少年の、おそらく冥福、そのために目を瞑り美鈴は祈った。そして寝た。
[965]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/27(火) 16:14:56 ID:??? それからの逃避行は、ポブルセンにとって未知にして恐怖の体験だった。 いつも寝てばかりで、門番を解雇されたりしていた華人娘が見せた妖怪の力……心底震えが走った。 あと少しで、顔面を砕かれるところだったのだ。豪気な彼でも、紅魔館には戻ろうとする考えは到底持てなかった。 ここに至って、ようやく彼も気付いた。今の自分には、幻想郷で安全な場所など何処にもないという現実を。 幻想郷の妖怪は、一目では人間と判別など付けられない。人間の里だって、どこに妖怪が潜んでるか解らない。 間を置けば冷静な判断も下せただろうが。 恐慌状態のポブルセンは、誰も住まわなくなった家屋を見つけるや駆け込み、荒くなっていた息を整えた。 駆け込んだ場所は廃墟だ。人気もなし臭気がきつく、昼だというのに殆ど真っ暗だ。 暗くて躓きかける。悪態をつき、何かはわからないが、転がってる家具を自慢のキック力で乱暴に蹴り飛ばした。 途端に、闇中から何かが襲ってきた。悲鳴を上げて両腕で振り払うと、蝙蝠が欠けた窓から逃げていった。 羽音を耳にして、レミリアの顔が浮かぶ。 過去相手にしてきた喧嘩相手など比較にならない。恐怖の妖怪のイメージで再現される。 ポブルセン「ち、ちっきしょう……! 何で? オ、オレがこっこんな目に? ……くそおお!!」 精一杯吼えて、悪態をつくことで。僅かに恐怖を和らげたが、外をうろつく気にはなれずに…… 彼はそのまま、比較的汚れが少ない部屋へ移動して……太陽が沈み、夜が訪れても、廃墟で動かずにいた。 そして……彼の耳にキシキシ床を軋ませる誰かの足音が聴こえた。 顔だけでなく全身が蒼褪めるのを止められない。一定のリズムで足音を立てて近づいてくるのは何者か? 呼吸を潜めて待っていると、半壊した部屋の朽ちたドアノブがガチャガチャと回される。そして……!
[966]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/27(火) 16:15:41 ID:??? 先着で ポブルセンの運命 → !card と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。 ダイヤ・ハート・スペード→「間に合ったみたいね?」 クラブ→「貴方の運命はここで終着よ」 JOKER→ 謎のマスクマン「誰だ誰だお前は誰だ!?」 出かけてきます。ポブルセンの運命と続きは後ほど。新スレにて。 この後からは埋めネタ開始しますね。 引き続いてスレタイ募集中ですー。
[967]森崎名無しさん:2009/10/27(火) 16:16:04 ID:??? ポブルセンの運命 → クラブQ
[968]森崎名無しさん:2009/10/27(火) 16:16:27 ID:??? さよなら…
[969]森崎名無しさん:2009/10/27(火) 16:20:27 ID:??? 【さらば】キャプテン松山16【ポブルセン】
[970]森崎名無しさん:2009/10/27(火) 20:17:25 ID:??? 根はいいポブルセンが見たかったが・・・無念・・
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0ch BBS 2007-01-24