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【異性運○】小田Jr.の野望5【金運×】
[883]小田ジュニアの野望:2009/12/25(金) 21:32:49 ID:S66TeyR6 ジュニアの見た光景→スペード2 スペード 老獪そうなじーさんだった。 その光景はやはりジュニアの思ったものとはかけ離れていた。機械仕掛けの研究機器が殆どだと 思っていたが実際にそれっぽい機器は遠心分離機やドラフト、培養庫くらいしかなく、それ以外は 様々な薬品の入った戸棚に、その脇にはピペットや試験管、ランプなど意外なほどレトロだった。 ???「よくきたな、えりる。それに小田猛君。」 その部屋に釘付けだったジュニアはその部屋に主の声でようやく我にかえる。 小「あ、すいません。俺は小田猛…って知ってますね…」 ジュニアは出来るだけ平静にその声の主を探して驚く。その顔は片目にモノグラスをかけており、 天頂はつるっぱげ、両脇にはふさふさと白髪を生やしているが全体的に異形を思わせるそれだった。 ???「ふぉっふぉっふぉ、意外かね。このラボの中の機材が?」 声の主は面白そうに笑いながら話を続ける。 ???「わしの担当は有機スキン。つまりえりるの外装部分じゃからな。他にもハードウェアと ソフトウェアを担当する奴がいるんだが、あいにく留守でな。今日はわしがもてなしてやろう」 小(むふ…ということは今日わかりそうなのは外装のみか…)
[884]小田ジュニアの野望:2009/12/25(金) 21:33:58 ID:S66TeyR6 ジュニアはえりるの秘密に迫れるのではという高揚感がやや落ち着いていく。 えりる「博士!それじゃえりるちゃん早速オーバーホールに向かいますね。ご主人様、おじいちゃん博士は 一番お優しい方なので安心してください!」 そういうと、ジュニアの返事も待たずにえりるは部屋から出て行く。 小「おい!…いっちまった…。」 どうする? A.とりあえずママンから預かったお土産を渡す。 B.博士の名前を聞く。 C.どうして呼んだのか聞く。 E.その他 先に1票入ったものを選択します。
[885]森崎名無しさん:2009/12/25(金) 21:40:11 ID:GKL2RuTY A
[886]小田ジュニアの野望:2009/12/25(金) 22:33:54 ID:S66TeyR6 A.とりあえずママンから預かったお土産を渡す。 数秒の沈黙… 小(う、く、空気が重い…そ、そうだ!) ジュニアはとっさにお土産があった事を思い出し、話の取っ掛かりにと差し出す。 博士「おお、悪いの。これが南葛名物かまぼこと豆腐じゃな」 博士は袋の中身を見ずにそう答える。 小(え?なんでわかったんだ?) 袋は所謂何も書かれていない紙袋に包まれており、それをあけない限り決して中身などわかりようも ないはずだった。 博士「ん?…そうか、知らんのか?えりるには通信機能がついておってな。時折こうして情報を 流すんじゃ。といっても個人情報になるものはえりる自身が判断してカットしておるから安心するのじゃ。 ま、えりるの日記みたいなものと思ってくれればよい」 小「…だから俺の姿をみて一目でわかった…と?」 博士「まぁそれ以前に例のかふぇで猛君の姿は捉えておるし、何よりえりるがご主人様というのは 今のところ猛君だけじゃろう?」 小「…なるほど。だからセキュリティもなにもない…と」 博士「そのとおり」
[887]小田ジュニアの野望:2009/12/25(金) 22:35:01 ID:S66TeyR6 小(ふむ…えりるには通信機能があるのか…パソコン買ったらLANの代わりになるかもな…) えりるはまだ帰ってくる気配が全くないな…どうしよう? A.博士の名前を聞く。 B.どうしてえりるがうちに来ることになったのか聞く。 C.えりるの通信機能についてもう少し詳しく聞く。 D.えりるのパーツについて聞く。 E.えりるのメンテについて聞く。 F.その他 先に1票入ったものを選択します。
[888]森崎名無しさん:2009/12/25(金) 22:39:36 ID:CA1WMxv+ B
[889]小田ジュニアの野望:2009/12/25(金) 23:07:50 ID:S66TeyR6 B.どうしてえりるがうちに来ることになったのか聞く。 小(……今までの最大の疑問でもぶつけてみるか…ムダだろうけど) そんな事を思いながら博士にだめもとで聞いてみる。 小「そういえばえりる…ELR-00…でしたっけ?何故うちに来ることになったんですか?」 一瞬の沈黙…そして博士は重々しく口を開く… 博士「実はな…じゃんけんに勝ったからじゃ。」 小「は?」 博士「だからじゃんけんに勝ったじゃろ?だからじゃ」 確かにえりるとの本当の出会いは秋葉原のメイド喫茶で、じゃんけん勝負に4連勝という軽い奇跡を 起こした結果だった。 小「でも、4連勝できる可能性は1/100以上の確率です。その程度の確率で決まるものですか?」 流石にそんな戯言を真に受けるほどお人よしではないジュニアは正論で看破する。
[890]小田ジュニアの野望:2009/12/25(金) 23:08:52 ID:S66TeyR6 博士「…近頃の子供は小賢しいの…」 本当は確率論までは理解していないジュニアにとって、この考えにたどり着くにはある程度の時間が 必要だったのだが、逆にそれに気がついてしまえばこれほど不可解なことはない。 博士「本当の答えはわしにも分からん。ただ一ついえることは最近テレビで必ずじゃんけんに勝つ ロボット、というものを見たことがないか?…それが今答えられる最大限のものじゃ」 小(つまり、えりるはその気になればいつでも全勝も全敗も可能だった…と) ジュニアにとって、それだけでも大収穫だった。つまり一番初めに出会った時の相性判断…というのは 真っ赤な嘘だったのだ……? 小(いや…そうでもないぞ。実際俺とえりるは間違いなく相性がいい。俺の勘違いじゃなければ…だが) 実際、えりるはジュニアによくしてくれる。その全てがプログラム…全てが作られた嘘だとは… 正直そう思いたくないというのが、本音だった。
[891]小田ジュニアの野望:2009/12/25(金) 23:10:22 ID:S66TeyR6 小(…いや…答えない、ではなく答えられない、だった。つまりもう少しパズルのパーツが噛み合えば 何か分かるかもしれないな…) 一応聞いたことに成果があったことに満足し、これ以上の詮索はやめ話題を変えるのだった。 小(ふむ…意外と時間がたったな…それでも会話は1.2回は出来るかな) どうする? A.博士の名前を聞く。 B.どうして俺を呼んだのか聞く。 C.えりるの通信機能についてもう少し詳しく聞く。 D.えりるのパーツについて聞く。 E.えりるのメンテについて聞く。 F.その他 先に1票入ったものを選択します。
[892]森崎名無しさん:2009/12/25(金) 23:20:05 ID:GKL2RuTY B
[893]小田ジュニアの野望:2009/12/25(金) 23:57:26 ID:S66TeyR6 B.どうして俺を呼んだのか聞く。 小(っとっとっと、一番基本的な事を忘れていたぜ) ジュニアは本来の目的…というより、相手の目的を聞くことにする。 小「なんで俺を呼んだんです?メンテナンスだけならえりるだけで十分でしょう?」 率直にそうたずねる。 博士「せっかちじゃのう。もうちっと会話を楽しんでも良かろうに…その目的はえりるが来てから…」 そういっていると、まるでその言葉を待っていたようにえりるが普段とは異なる作務衣のような 格好で戻ってくる。 えりる「お待ちどうさまです、えりるちゃんの自己診断と結果が変わらないなら消耗部品意外は 大丈夫だと思いますよ!」 おそらくついてこなかった博士に報告しているのであろう、そう話しかける。
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0ch BBS 2007-01-24