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【勝利の風は】幻想のポイズン22【誰が為に】
[506]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/22(火) 21:36:35 ID:??? >A.「サッカーはチーム力のスポーツ、永遠亭が有利かな」 永遠亭の勝利を予想する =================================================================================== 反町「幾らパチュリーさん、咲夜さんがいても数的優位は永遠亭ルナティックスにある。 パチュリーさんは後半からしか出れないんだし……美鈴さん、それに小悪魔じゃ前線までボールを運べないだろ?」 椛「つまりまともな攻撃が出来ないって事ッスか?」 反町「後半にならないと厳しいと思う。 そして、咲夜さんがいつまでも永琳さんを止められるとも思えない。 やっぱり永遠亭の有利は変わらないんじゃないかな……。 ベジータさんもいるし、いざとなれば永琳さん以外の選手が点を取るだろうしな」 試合が始ってみなければ結局はわからないけど……と言いつつ。 自分なりに試合の展望を予想してみせる反町。 一同は納得したような顔をしつつも、そのまま観客席へと戻り。 待っていた者達に弁当などを配りつつ、自分達も試合が始まる前の昼食を取るのだった。 反町(……永遠亭が有利なのは変わりない。 三杉はここに来てからまだ時間も経ってない筈だしな……。 あいつが……もしも心臓病を治して、パチュリーさんにコーチされてたら……。 試合がどうなるかはわからなかったけど) 牛丼弁当を頬張りながら、自身と同じ日本出身の助っ人を思い出す反町。 ネオ妬ましパルパルズのシェスター、守矢フルーツズの西尾?。 果たして三杉は今日の試合でシェスターのように活躍をする事が出来るのか。 それとも、西尾?のように不調で終わってしまうのか……。 幻想郷に来る前では決して抱かなかった三杉への心配のような感情を持ちつつ、反町は試合開始を待つのだった。 なお、佐野は反町の脳内から既に消えうせていた。 ※ボリューム満点の牛丼弁当を食べて反町のガッツが回復しました。 70/750→220/750
[507]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/22(火) 21:38:42 ID:??? 反町がすきっ腹に牛肉と白米を押し込んでいた頃。 永遠亭ルナティックスの控え室では、試合に向けてのミーティングが行われていた。 ホワイトボードの前に立つは、実質的永遠亭ルナティックスのキャプテンである八意永琳。 その横には輝夜、慧音が並び立ち改めて試合相手の紅魔ルナダイヤルズの戦力の確認をしている。 永琳「まず、気をつけるべきはFWの紅美鈴。 以前まではGKだったから……と、甘く見てはいけない。 まだまだ荒削りだけど、シュートの威力はかなり高い。 ただ、やはり素人FWだからまだ弱点はある。 それはボールキープが弱いという点ね。 彼女がボールを持ったらすぐにプレスをかけるようにしていけば、問題は無いわ」 ナッパ「ふんっ、要するに吹き飛ばせばいいんだな?」 永琳「…………まあ吹き飛ばそうがどうしようが好きになさい。反則にならない程度にね。 そして、次は小悪魔。 彼女はパスが得意なタイプのMFね」 てゐ「んー……あー、それじゃあ私の出番かな?」 永琳「そうね、上手くパスを封じて頂戴。 そして、要注意なのは十六夜咲夜、パチュリー=ノーレッジの2人。 ……彼女達の相手は私がするわ。 あなた達は、まともに勝負に行かない方がいい」 慧音「うむ……永琳以外では、勝負にすらならんだろう。 みすみす相手にボールを渡すようなものだ」 うどんげ(うう……嘘でも咲夜は鈴仙に任せた!くらいは言って欲しかったなぁ……) 紅魔ルナダイヤルズの名選手、パチュリーと咲夜のレベルは幻想郷でもトップクラス。 その2人にまともに戦いを挑めるのは事実、永琳くらいなものである。 それがわかっているからこそ、他の者達も傲慢とも言える永琳の話を素直に聞く。 その後も永琳からより具体的な各選手への対策などが話されるが……。 終ぞ、紅魔ルナダイヤルズに所属する外界からの助っ人――三杉淳の話は出てくる事は無かった。 資料も少なく、また、この大会でも然程活躍をしているという訳ではない為に省かれたのかもしれないが……。 或いはこれが、永遠亭ルナティックスのアキレス腱となるのかもしれない。
[508]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/22(火) 21:39:51 ID:??? 一方その頃、同じく紅魔ルナダイヤルズの控え室でもルナティックスに対する対抗策が練られていた。 指揮を執るのはキャプテンである咲夜、そしてその横で椅子に座りながらも助言を呈するのがパチュリーである。 咲夜「まずこの試合……パチュリー様は、前半からフルタイムで出場をしてもらいます」 美鈴「喘息のお薬をいただいたんですよね。 いやぁ、永琳さんはいい人だなぁ」 名前に「りん」がつく人に悪い人はいないんですよ、としきりに頷く美鈴。 なんとも能天気な彼女を見て咲夜とパチュリー、そして三杉は溜息を吐くが……。 それでもお構いなしに、と更に先を続ける。 咲夜「皆が知る通り、永遠亭ルナティックスは今大会でも優勝候補の筆頭。 特にその中盤は厚く……だからこそ、パチュリー様には前半から出場して貰わないといけない」 パチュリー「……八意永琳は、私と咲夜で止めてみるわ」 三杉「……やはり二人がかりでないと無理か」 パチュリー「それだけの価値がある……あの八意永琳にはね」 三杉(幻想郷サッカー界の天才だから……か) パチュリー曰く、やはり永琳を相手に咲夜一人で当たるのは分が悪いとは言わないまでも。 そう何度も止められるような相手ではないという。 パチュリー「……それにパスで攻められる可能性もある。 だからこそ、私と咲夜が組む。 ただ、そうすれば当然他の箇所は空いてしまうけど……」 咲夜「そこはあなた達の活躍にかかっているわよ、メイド部隊」
[509]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/22(火) 21:41:05 ID:??? タックルを得意とする紅魔ルナダイヤルズのメイド隊。 タックルだけならば、並の名のある選手以上の実力を発揮する事も多々ある程である。 咲夜の指揮下にいる事で、その能力はさらに上がり。 うどんげ、ベジータ達の攻撃ならば何とか止められるだろうというレベルとなる。 咲夜「まあ所詮はうどんげだからあまり警戒しなくてもいいけど……一応、気は抜かないように」 雑魚メイド「はい!」 咲夜「そしてこの作戦の肝となるのが……」 パチュリー「美鈴……あなたよ」 美鈴「は……はい!」 突然名指しをされた美鈴はやや緊張した面持ちで上擦った声で返答。 その様子を見て不安に思うものの……咲夜はぽんと美鈴の肩を叩きつつ声をかける。 咲夜「いい、前半は特にあなたの動きが重要になってくるわ。 ……下手な失敗はしないように。 上手く出来たら……今度から昼食にマーガリンをつける事を約束するわ」 美鈴「ほ、本当ですか!?」 三杉(マーガリンで喜ぶのか……哀れとしか言いようが無い……) 基本的に昼食はかぴかぴのコッペパン一個というさもしい状況にある美鈴。 自身が活躍をすればマーガリンをつけてくれると聞き、俄然張り切るが……。 その光景は何とも直視しがたく、三杉を含めた一同は思わず視線をそらす。 と、そんな三杉によろよろと歩み寄ってきたは……三杉を呼び出した張本人である、パチュリー・ノーレッジ。 パチュリー「……あなたの役目はわかっているわね、三杉?」 三杉「ああ……とにかく、僕は僕がやれることをやろう。 ……その為にも、なるべくいい試合展開にしてくれるかな? 前半終わって3−0で負け越しとかだと流石に僕が出てからどうしようもないからね」 パチュリー「善処しましょう」 三杉「頼んだよ」
[510]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/22(火) 21:42:07 ID:??? ジョン「昼休憩を挟みいよいよ竹林カップ準決勝第二試合の時間が近づいてまいりました! さぁ、両チーム入場です!」 反町「おっ……出てきた!」 綺麗に牛丼弁当を食べ終え、容器などをゴミ箱に捨ててから戻ってくると同時。 実況席からアナウンスが聞こえ始め、反町はフィールドに出てくる選手達に視線を向ける。 観客達も熱狂的な声援を選手達へと浴びせ、午前の試合同様ヒートアップ。 そんな中で、フィールドの選手達は整列をしキャプテン同士の挨拶となる。 輝夜「ふっふっふ……私のカリスマの力、とくと知らしめてやるわ!」 咲夜(点を取るのは然程難しくない……どれだけあの八意永琳を止めれるかが勝負ね) 勝手に盛り上がる輝夜を華麗に瀟洒にスルーしつつ、両者は握手。 その背後ではチームの者達がそれぞれのポジションに付き始めるのだが……。 ざわっ…… 椛「パ、パチュリーが前半から出場……ッスか!?」 にとり「そ、それにあれは……」 リグル「どうして美鈴がDFの位置にいるの!?」 そう、紅魔ルナダイヤルズのフォーメーションは驚くべき5−4−1の鉄壁の守りの陣形。 しかも、喘息のせいでスタミナに不安の残るパチュリーが前半から出場。 更にはここまでFWとして出場し続けていた美鈴が、なんとDFの位置まで下がっているのである。
[511]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/22(火) 21:43:26 ID:??? −−@−− @輝夜 −−D−− D慧音 A−C−B Aウサギ Cナッパ Bウサギ −−E−− Eてゐ G−−−F G悟空 Fラディッツ J−I−− Jうどんげ I永琳 −−H−− Hベジータ −−−−− −−H−− Hメイド −−−−− −−I−− Iパチュリー F−G−J Fメイド I咲夜 J小悪魔 D−B−E Dメイド B美鈴 Eメイド −A−C− Aメイド Cメイド −−@−− @メイド ※永遠亭ルナティックス、紅魔ルナダイヤルズのフォーメーションが判明しました。 ジョン「な、なんだぁぁぁぁぁ〜!? 紅魔ルナダイヤルズ、こ、これは思い切った作戦! 美鈴選手はFWでもなく、GKでもなく、DFとして出場だああああああ!!」 輝夜「え、えーりん……」 永琳「落ち着いて、輝夜……。 大丈夫、焦らなくても問題ないわ」 一体何が狙いなのかわからないといった様子でうろたえる輝夜を制し。 落ち着くように言い含めながら、パチュリーへと視線を向ける永琳。 ここで美鈴をGKとして起用するのならば、話はまだわかる。 しかし、どうしてここでDFなのか……何故FWでなくDFなのか。 恐らくはこの作戦を発案したのであろうパチュリーへと視線を向けながら、一体何が狙いなのか判断しようとする永琳だが……。
[512]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/22(火) 21:44:28 ID:??? 先着1様で、 天才・八意永琳→!card !とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。 マークによって下記の表に従い分岐します。 JOKER→パチュリー「ふふふ、この作戦の狙いとは……」 勝手にパチュリーが語りだした! ダイヤ→すぐにパチュリーの狙いに気づく。流石は天才! ハート・スペード→まだ狙いはわからない。しかし、警戒だけはしておこう……。 クラブ→ただの奇策。ならば下策。警戒する事は無い。
[513]森崎名無しさん:2009/12/22(火) 21:44:45 ID:??? 天才・八意永琳→ スペード4
[514]森崎名無しさん:2009/12/22(火) 21:53:41 ID:??? パチュリーと咲夜さんが合体してワントップだと・・・
[515]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/22(火) 22:17:40 ID:??? >天才・八意永琳→ スペード4 =まだ狙いはわからない。しかし、警戒だけはしておこう……。 ======================================================================================= 永琳(FWとして十分な実力を持つ美鈴をDFに下げる意味はまるで無い。 しかし……あのパチュリー・ノーレッジに何も考えが無い筈もまた無い) 狙いこそわからないものの、警戒するに越した事は無いと判断をする永琳。 一方でパチュリーは無表情のままではあるが、困惑をする永琳を見てまずは一つ目の策が成功と薄く笑みを浮かべる。 パチュリー(天才とは得てして自身の予想を超えるものに弱い。 でも、まだまだこんなものではないわよ……私の知識、あなたの頭脳に敵うかどうか試させて貰うわ) 今日の試合、永琳にとってはライバルである咲夜との戦いであると同時。 喘息さえなければ永琳にも匹敵とすると言われているパチュリーとの戦いでもある。 果たして永琳は2人を相手に勝ちあがる事が出来るのか……。 疑問を残したまま、コイントスで先制権を得た永遠亭ルナティックスのボールで試合が開始される。 ピィーッ!! ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! ジョン「さぁ〜、試合が開始されました! 果たして決勝でオータムスカイズと当たるチームはどちらか!? 永遠亭ルナティックス、まずはFWのうどんげ選手から中央の永琳選手へとボールが渡る! 永琳選手、どうやって試合を組み立てるか……あ、ああああ〜!?」 反町「な……なんだぁ!?」
[516]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/22(火) 22:18:42 ID:??? 試合が開始されると同時、早速永琳へと渡るボール。 果たしてこれからどうやってゲームが動いていくのかと観客達が息を飲む中……。 なんと、永琳はその場でリフティングを開始。 ぽん、ぽん、とボールを跳ねつけながら薄い笑みを浮かべつつゆっくりとルナダイヤルズ陣営へと切り込んで行く。 慌ててそれを見たメイドHがタックルに向かうも……。 メイドH「あ、ああ!?」 永琳「…………」 しかし、まるでボールは意思を持ったかのように動き回りメイドHのタックルをものともせず。 永琳は何事も無かったかのようにゆっくりゆっくりと進撃。 そして、そんな中でパチュリーへと視線を向け……右手でくいくい、と自身に向かってくるよう挑発をする。 観客「お、おおおおお! そうだ、いけー、パチュリー!!」「永琳とパチュリーの正面対決だと!?これだけでご飯3杯いける!」 永琳「お手合わせ願えるかしらね……」 パチュリー「……本当、天才ってのは厄介ね。 ここでボールを奪われたらどうするつもりかしら。 自己の欲求の為にチームに迷惑をかける……考えられない事だわ」 永琳「私が勝てば何の問題も無いのよ」 パチュリー(多少揺さぶれたとは思ったけど、メンタルが強いわね……。 まあ、こちらも純粋に勝負をしたいといえばそうではあるし……行きましょうか!) 永琳のマイペースぶりに辟易しつつも、パチュリーはやや早足で永琳の元へ。 多少激しい運動ではあるが、薬が効いているのかまだ発作は起こっていない。
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0ch BBS 2007-01-24