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【勝利の風は】幻想のポイズン22【誰が為に】
[686]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/26(土) 00:08:31 ID:??? >咲夜さんも女の子→ ハートJ =???「何をしているの咲夜……」 お、お嬢様が降臨なさった! ====================================================================================== 咲夜「お……お嬢様……?」 レミリア「ふん、殺風景な部屋だ……咲夜、お茶を」 咲夜「はっ……た、ただいま!」 豪快に控え室の扉を開け、入ってきたのは幼い童女。 しかし、その威風堂々とした態度からは一種の気品と威圧が見て取れ。 その童女が咲夜の仕える主人にして、幻想郷最強クラスのFW――。 レミリア=スカーレットなのだと判断するのに、そう難しくはない。 パイプ椅子によじ登り腰掛けるレミリアに指示され、咲夜は慌ててお茶を汲み取り差し出す。 その様子には先ほどまで今まで泣き出しそうだった雰囲気はまるで無く。 完全で瀟洒な従者という異名そのままの、パーフェクト・メイドの咲夜があるのみである。 レミリア「……緑茶か」 咲夜「申し訳ありません、この控え室には紅茶は無いようで……」 レミリア「まあいい、霊夢のところで飲みなれている……」 貧乏臭い湯のみを掴み、熱々の緑茶を一口含むレミリア。 そのまましばらくレミリアが茶を飲む音だけが控え室に響き渡る。 レミリア「……泣き喚かないのか、咲夜? 私の胸なら貸してやるぞ?」 咲夜「……間に合ってますわ、お嬢様」 従者として、主人に迷惑、そして弱い部分を見せてはならないと咲夜は首を振る。 それを見てレミリアは露骨に面白くない、というような表情を浮かべるが……。 それでも、どこか安堵をした様子で更に茶を啜る。
[687]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/26(土) 00:09:40 ID:??? 言葉にはしないが、レミリアがこの控え室へとやってきた理由はただ一つ。 まず間違いなく、咲夜を心配してやってきたのであろう。 でなければ、わざわざ試合に出場をしないレミリアがこの会場に来る訳も……。 そして、この控え室に来る訳も無いのである。 咲夜としてはそのレミリアの優しみが嬉しく、そしてありがたい。 一介の従者の精神が弱っているのを知り、そこに駆けつけてくれたのだ。 暖かい言葉もいらない、その主人の心が暖かいのでそれだけで十分である。 咲夜「ありがとうございます、お嬢様……」 レミリア「何の事だ? ……それにしても、茶菓子も無いのかここは」 咲夜「申し訳ありません、ペロペロキャンディーならばここに……」 レミリア「いや、それは茶菓子というには……まあ、いいか」 感謝の言葉はあっさりとかわされ、苦笑しながらも咲夜はペロキャンをレミリアへと差し出す。 緑茶にペロキャン、なんともミスマッチな取り合わせであるが一応レミリアも満足したらしく。 ペロペロと美味しそうにキャンディーを舐めている。 レミリア「それで咲夜……お前、まさかこのまま終わるつもりじゃないだろうね?」 咲夜「勿論ですわお嬢様……お嬢様の従者として、おめおめと敗北を認める訳にはいきませんもの」 レミリア「ふん、当然だ。 それで、どうするつもりだ?」 咲夜「はい、それは……」
[688]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/26(土) 00:11:09 ID:??? 先着1様で、 咲夜さんの決意→!card !とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。 数字によって下記の表に従い分岐します。 JOKER→???「才能の無い奴は努力するしかないんだ!」 無闇に説得力のあるゴーグル少年が現れた! ダイヤ→咲夜「この大会が終わったら、特訓をするつもりです」 パワーアップには特訓しかない! ハート・スペード→咲夜「しばらくお暇を頂き、武者修行に行きたいと思います」 伝家の宝刀、武者修行だ! クラブ→咲夜「チームメイトを補強し、更にチーム力を高める事が先決かと」 チーム力で劣ってはやはり拙い! クラブA→咲夜「とりあえずウサギを狩ろうかと」 レミリア「手伝うわ」
[689]森崎名無しさん:2009/12/26(土) 00:12:46 ID:??? 咲夜さんの決意→ ダイヤA
[690]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/26(土) 00:32:31 ID:??? >咲夜さんの決意→ ダイヤA =咲夜「この大会が終わったら、特訓をするつもりです」 パワーアップには特訓しかない! ============================================================================================ 十六夜咲夜は、決して才能に恵まれた選手ではない。 天性のセンスを持つパチュリーや永琳、種族として圧倒的な能力を持つレミリアや萃香とは違い。 彼女は特殊な能力を持っているとはいえ、ただの人間である。 そんな彼女が八意永琳、そしてうどんげに対してあっと言わせるには、練習を積むしかない。 才能の無い者は、努力するしかないのだ。 レミリア「だが……普通に練習をするのだと大して違いは生まれないだろうが……」 咲夜「そこは色々と考えております、ご安心を……」 レミリア「ふん、いいだろう。 まあ、任せるとしようか」 咲夜の考えを聞いたレミリアは、最後に残ったキャンディをバリバリと噛み砕き。 それを茶で流し込むと、パイプ椅子を降り控え室を出てゆく。 咲夜「お帰りになるのですか、お嬢様?」 レミリア「ああ、こんな狭苦しい部屋にいるのは好かないからね。 咲夜は残っていろ、キャプテンだろう?」 咲夜「はっ……かしこまりました」 本音は単に咲夜が心配になってきたところをパチュリーあたりに見つかるのが恥ずかしいので。 見つかる前にさっさと逃げたいという所だろう。 レミリアの意図を察知して咲夜は思わずくすくすと笑みを浮かべつつ……レミリアを見送るのだった。 彼女の顔に、既に先ほどまでの憂いの表情は無い。 咲夜(お嬢様の為にも……次こそは、必ずや勝利を……) ※咲夜のうどんげに対する感情が 咲夜→(次は狩る)→うどんげ になりました。 ※咲夜の永琳に対する感情が 咲夜→(次は負けない)→永琳 になりました。
[691]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/26(土) 00:33:51 ID:??? ピッピッピィィィィー!! ジョン「試合終了〜! 紅魔ルナダイヤルズ、やはり咲夜選手が抜けたのが痛かったか!? 2−0で永遠亭ルナティックスが勝利! 決勝に駒を進めたァァァ〜!」 咲夜が新たに決意をしていた頃、試合もまた丁度終わっていた。 結局、咲夜が抜けた穴をどうする事も出来ず紅魔ルナダイヤルズは防戦一方。 途中でパチュリーが抜けてからもう1点取られてしまい、2−0で完敗をしてしまう。 そして、その駄目押し点を決めたのもやはり八意永琳。 永遠亭の誇る天才が、やはり今日の試合でも勝負を決めた。 椛「いやぁ〜……やっぱ強かったッスねぇ、永遠亭は」 静葉(天才・八意永琳……まず私では太刀打ち出来ない相手ね……) にとり「明日の試合は、やっぱりあいつをどう食い止めるかが鍵だ……。 オフェンス、ディフェンス、両方こなし……スタミナがあるから体力切れも期待出来ない。 どうしたもんかね……」 穣子「ま……具体的な案は家帰ってから考えましょうよ」 最後まで試合を観戦したオータムスカイズの一同の感想も、やはり永琳の類稀なるセンスについて。 一体どうやって明日の試合で止めるべきか、それぞれは頭を悩ませながらも帰り支度を整え。 反町もまた、それに習って準備を始めるが……。 反町(さて、どうしよう……このまま帰るか? それとも、三杉達の顔を見に行くか……) A.このまま帰る B.永遠亭ルナティックスに挨拶に行く C.紅魔ルナダイヤルズに挨拶に行く D.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[692]森崎名無しさん:2009/12/26(土) 00:34:41 ID:87C0mVnY A
[693]森崎名無しさん:2009/12/26(土) 00:35:26 ID:xUhV4+3c A
[694]森崎名無しさん:2009/12/26(土) 00:35:44 ID:ine9wZTw A
[695]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/26(土) 01:01:24 ID:??? >A.このまま帰る ====================================================================== 反町(三杉の顔を見たいけど……あいつは、今は俺に会いたくないかもしれない……。 ここは、素直に帰った方がいいかもな……) 敗北した今、決勝に上がった反町の顔は三杉も見たくは無いだろうと判断。 このまま帰ろうと判断し、反町は一同と揃って帰路につく。 道中、やはり幽香が一緒にいる為かポケモンも妖怪も襲ってくるという事は無く。 無事に家に帰り着き、反町はひとまず部屋に戻って荷物を片付けようとするのだが……。 反町「うっ……!」 不意に部屋に入った瞬間、意識が途切れ朦朧とし始める。 この感覚は、例の試合が終わった後に現れる白昼夢と同じ時のもの。 反町(どうして? 試合のまとめは終わった筈なのに……) まさかうっかり凡ミスで誰かの経験値の計算を間違えていたのかと思う中。 反町は意識を失い、まどろんでいくのだった……。 ……… …… …
[696]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/12/26(土) 01:02:25 ID:??? 反町「ハッ! ここは……」 ゆかりん「はぁ〜い♪ いらっしゃーい、反町君」 反町「だ、誰なんだあんた一体……!?」 次に気がついた瞬間、反町がいた世界は辺り一面が雪景色の世界。 空からは粉雪が舞い降りており、地面に雪が降り積もり、しかし、まるで寒さは感じない。 そして、反町の目の前に立っているのはミニスカサンタ服の金髪の女性である。 反町の知っている誰かに似ているような気もしないでもないが、何故かその誰かを思い出せない。 反町「一体どういうつもりだ! 俺は明日大会があるんだぞ、返してくれ!」 ゆかりん「何だか一番最初に会った時を思い出すわねぇ……また自己嫌悪補正ついちゃうかもよ?」 反町「何言ってんだ!」 ゆかりん「まあまあ慌てない反町君、今日は私はあなたにプレゼントをしに来たのよ」 反町「何言ってんだ! って……プレゼント?」 反町の言葉に目の前の女性――ゆかりんは「そうでーす♪」と猫なで声を上げつつ。 背負っていた白い袋から3つの箱を取り出す。 ゆかりん「クリスマスだから、基本的に常識的で面白みの無いよい子な反町君にプレゼントなのよ」 反町「何だか棘がある言い方だな……っていうか、クリスマスって今日はもう26日だぞ?」 ゆかりん「こまけぇこたぁいいのよ。 本当は25日中に書くつもりだったけど……。 予想以上に試合描写が長くなったのよ! もっとえーりんが圧勝ですぐに試合終わると思ってたのよ!」 なんだかよくわからない事を喚きつつ、いいからいいからと反町に3つの箱を差し出すゆかりん。 貰えるものならまあ貰っておこうかと思いつつ……反町はその箱に手を出そうとするが。 その寸前、ゆかりんはその口を開く。
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0ch BBS 2007-01-24