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【強襲!】キャプテン森崎35【ウルグアイ】
[419]創る名無しに見る名無し:2010/02/11(木) 21:59:16 ID:mPwQnbcC いや一回はポストになったけどパンサーストリームに実質二度とも負けてることね
[420]創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 02:17:49 ID:kvBl9yVW まだストラットが居る。
[421]創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 05:05:51 ID:vH91Zwla キャプ翼の若林だったら台詞はともかく実力は今のままで普通なのだが ここまで若林が確変するとなんか違和感がある 今後の展開が気になって仕方ない
[422]創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 09:04:30 ID:1uEEsTC/ わかった!サイボーグ化だ
[423]創る名無しに見る名無し:2010/02/12(金) 09:49:54 ID:J+gNkoCe 本気で真面目に取り組めば若林だってここまでできるって事なのかも 例の件で序盤で退場したけど永遠のライバルの一角なんだから
[424]2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:42:33 ID:B1N3p1Oo 放送「こ…これは…これはあっ!?し、失礼しました!どうやらポブルセンくんのシュートを 翼くんが撃ち返し、更にその撃ち返されたシュートを若林くんが利き腕を叩きつけて防いだ様です! あまりにもダイナミックな攻防があまりにも瞬時に行われた為私は言葉を失ってしまいました!」 ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 観客「なんだあれ!なんだあれ!?」「サ、サッカーってこんな事が起きるのか?」 「ボ、ボールが目で見えなかった…音だけ聞こえた…」「今のどうやって防いだんだよおい!?」 シュナイダー「(ワカバヤシ…そんな力があるのなら俺が居た内に発揮して欲しかった物だ。全く)」 片桐「な、なんたるシュートだ…!」 賀茂「そしてあれを防いだ若林…とんでもねえな」 三杉「…ハイレベル過ぎる。攻撃も、守備も…」 石崎「さ、流石は翼と若林ってか…?」 葵「凄い!凄いです、凄すぎます!日本が世界に誇る二大巨頭ですね!」 日向「(………畜生………)」 森崎「(なんで…なんで若林なんかがアレを防げるんだよ!クソッタレ!)」 想像を絶するプレイの応酬に観客席は素人選手問わず半ばパニックじみた熱狂に陥った。 だが彼らが騒ぐ事に集中出来た時間は長くなかった。 カルツ「良くやったァワカバヤシーーーーッ!!」 試合はまだ終わっていなかったからだ。
[425]2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:43:05 ID:B1N3p1Oo 放送「そして弾き返されたボールはカルツくんがフォロー!すぐさまストラットくんがチェックに行きます!」 ポブルセン「ぐ…ぐぉおおお…う、動け!動きやがれェ!」 翼「あ、足が…皆、なんとかしてくれ!守りきってくれ!」 体力が尽きた上に利き脚が痺れて立てないポブルセンと翼を他所に試合はクライマックスに向かう。 ストラット「まだだァ!そのボールを寄越せ!」 カルツ「そいつは…」 ドガアッ! ストラット「ぐあっ!?」 カルツ「虫が良すぎるお願いだっての!」 放送「ストラットくん止められない!カルツくんの独走を許してしまいます! あっと言う間にセンターサークルへ来ましたが…ここでドトールくんとバビントンくんがやってきた!」 ドトール「これ以上お前の独走は許さん!」 バビントン「ここで止める!」 カルツ「………」 ガコッ! ドトール「何!?」 バビントン「あっ!」
[426]2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:43:20 ID:B1N3p1Oo メッツァ「カペロマン、後は任せたよー」 バシュウウッ!! ギュルルルン! 放送「カルツくんここで勝負を避け、メッツァくんにパス!すかさずメッツァくんのサイドチェンジ! これが上手くカペロマンくんに渡ったーっ!サンパウロの陣形はズタズタだーっ!!」 カペロマン「よし、美味しい所を貰うぜ!ラストサイドワインダーだ!」 放送「カペロマンくん振りかぶる!出た〜、サイドワインダーだァ!今度こそサンパウロ絶対絶命ーーーっ!!」 グワアッ… バシュウウウウウウウウウウウウウウッ!! ギュンギュンギュンギュン…! 翼「く…うああっ!」 ポブルセン「あっ、てめえ!待て!」 アマラウ「(大丈夫だ…奴のシュートはブロッカーを避ける様に狙って撃たれる! リマ、マリーニ、マウリシオの立ち方をイメージして…後は山勘で!)ここだああっ!!」 バッ! バチッ! カペロマン「なにィ!?」 放送「おーーーっと、これはアマラウくんの大ファインプレイ!目一杯高く飛び サイドワインダーを頭頂部で受け流しました!ハンブルグ、3点目はならず…いや!?」
[427]2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:43:38 ID:B1N3p1Oo 両チームの死力の絞りあいは最終的にボールをカルツに託した。 そして彼の前には震える脚を叱咤しながら走る翼が立ちはだかっていた。 放送「カルツくんだ!カルツくんがつめている!そして翼くんが側に居る! 試合終了間際、両チームのキャプテンの激突だーーーっ!!」 翼「ハァ…ハァ…最後の勝負だカルツ!」 カルツ「…ツバサーーーーーッ!!」 ダダッ! ダダッ! サンパウロメンバー『ツバサ!』 ハンブルグメンバー『カルツ!』 翼「(俺は…負けない!負けたくないんだァ!)」 カルツ「(俺は…勝つ!勝つんじゃあ!)」 森崎・シュナイダー『………!』 ガチィイイイッ!! 翼「!?………〜〜〜〜っ!!」 ドガアッ! ドサッ… そして軍配はカルツに上がった。皮肉にも今まで思う様に活躍できていなかった事で、彼の体力は有り余っていたのだ。 放送「つ、翼くん吹っ飛ばされたーーーっ!!カルツくん誰も止められないままPAに侵入ーーーっ!」
[428]2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:44:00 ID:B1N3p1Oo サンパウロメンバー「そ、そんな!ツバサが!?」「レナートなんとかしろー!」 レナート「分かっている!うぉおおおおおおお〜っ!!」 カルツ「………」 ニヤア。 そしてレナートと一対一になった時カルツは笑った。ハリネズミドリブルに負けまいと全力で突進する姿に笑った。 ブンッ… ガスッ。 レナート「え…?」 サンパウロメンバー『あ…』 ハンブルグメンバー『おお…』 ポーン… ヒュゥウウウン… ポン…コロコロ…ピタ。 全力と見せかけた大きな振り足から放たれたとは思えない緩く大人しいシュートがまるで夜空の満月の様に 儚げにゆっくりと宙を舞い、ゴールバーの下を名残惜しむ様に潜り抜けてからゴールラインを割った。 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! ピッ!ピッ!ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!! カルツ「…よっしゃぁああああああああああああああああああああああ!!!」 ハンブルガーSV 3−2 サンパウロFC
[429]2 ◆vD5srW.8hU :2010/02/12(金) 15:44:19 ID:B1N3p1Oo 翼「え…?」 立て続けに鳴った二つの笛が二つの事実を告げる。 カルツのゴール。 試合終了。 そしてそれらが意味する事も二つ。 ハンブルガーSVの勝利。即ち、サンパウロFCの敗北である。 放送「…ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオルゥウウウウウ!!!? そ、そしてなんとここで試合終了!何時の間にか試合時間は後半ロスタイムに突入していたのです! 3−2!サンパウロFCが、大空翼くんが破れました!彼らを打ち破ったのは西ドイツのハンブルガーSV! そして決勝点を決めたのが今諸手を天に突き上げ喜びに叫んでいるキャプテンのヘルマン・カルツくんです!!」 観客「な…なんだってーっ!?」「な、何がどうなったんだよ!」「訳が分からない程凄いプレイばっかりでもう何がなんだか…」 「決まったんだ!あのカルツって奴がゴールしたんだ!」「マジかよ…あんなに強い翼が、サンパウロが負けたのか…」 カルツ「(やった…俺はやったんだ!やったんだぜ、シュナイダーちゃん!)」 カペロマン「くそーっ、美味しい所持って行きやがって!」 ヤラ「珍しくキャプテンらしい仕事をしやがったな!」 クラウス「何時もこうしておけよ全く!」 ポブルセン「チッ…つまんねー勝ち方だ…」 若林「…やった。俺はやったぞ」 サンパウロメンバー「そ、そんなあ…」「後ちょっとだったのに…」「なんでだよ、くそっ!」 実況と観客の狂った様な叫びも、勝利の美酒の蓋を開けるカルツ達の歓喜も、崩れ落ちる仲間達の悲哀も 翼には何処か非現実的な物にしか映らなかった。それらに向ける意識等残っていなかった。 翼「負けた…?俺が、負けた…?」 大空翼18歳。2度目の公式戦での敗北だった。
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0ch BBS 2007-01-24